モリスン「天光満つるところ、我は在り……」(76)

モリスン「黄泉の門、開くところに汝あり」

クレス「モ、モリスンさん!?」

モリスン「出でよ、神の雷…」ボロン

クレス「ひいっ!?」

モリスン「インディグネイション!!!」ズン

クレス「かはぁ!?」

モリスン「おぉっ!良い閉まりだ。クレスくん!」ズンズン

クレス「あっ、あぁぁ!?」

クレス「も、モリスンさん……どうして…?」

モリスン「どうしてって……こんな良い男がいたら、我慢なんて出来ないだろ?」

クレス「そ、んな……」

モリスン「それにしても、君の黄泉の門。すごくいいぞ!」ズン

クレス「あぁぁ!!!」

モリスン「私の神の雷はどうだい?」

クレス「す、すごく……大きいです…」

モリスン「そうか、それは良かった!」ズン

クレス「う、うぅぅぅ…」

モリスン「ところで、さっきからこちらを見ているそこの二人は
     参加しなくて良いのかい?」

クレス「!?」

チェスター「……」

クラース「気付いていたのか」

モリスン「そりゃあ、そんなにビンビンな気配じゃね」ズンズン

クラース「参ったな…」

クレス「クラースさん、チェスター……どうして?」

チェスター「…………だからだよ」

クレス「え?」

チェスター「親友だからだよ!!!」

クレス「!?」

チェスター「おまえのはじめては……俺が奪うはずだったのに…」

クレス「チェスター…」

チェスター「チクショウ!!!」バッ

クレス「う、うわっ!?」

チェスター「しゃぶれよ、クレス…!!!」

クレス「……」

クレス「……ごめん。チェスター……」カポッ

チェスター「うっ!?」




アーチェ「……って夢を見たんだけどさ」

チェスター「おい」

アーチェ「やってないよね?そんな事……」

クラース「勘弁してくれ、なんでそんな恐ろしい事を私たちが……」

すず「いえ、分かりませんよ?忍術でもそのような幻覚を使う者もいますし、もしかしたら…」

ミント「えぇっ!?」

アーチェ「やっぱり!?」

クレス「ち、違うって!!!誤解だよ、誤解!」

アーチェ「ホントに~~~?」

クレス「な、なに?その疑り深い目は…」

アーチェ「あたし、前から思ってたんだけどさ、クレスってホモじゃないの?」

クレス「なっ、なななななに言いだすんだよ、アーチェ!」

アーチェ「だ~~~って、こ~んな可愛い女の子が二人もいるのに
     手ぇだそうとしないし…」

クレス「それは……」

アーチェ「だったらやっぱり、そっちの気があるんじゃないかな~って」

クレス「ぼ、僕は……」

アーチェ「だからさ、ほら!」ピト

クレス「!?」

ミント「あ、アーチェさん!?」

アーチェ「女の子の良さ、教えたげる!」フフッ

クレス「えぇぇぇぇ!?」

ミント「だ、ダメですぅ!」バッ

アーチェ「え~~~、どうして~?」

ミント「ダメなものはダメです!」

アーチェ「なんでよぉ~良いじゃん~」

ミント「そ、それは…」チラッ

クレス「?」

アーチェ「も~~~」プンプン

アーチェ「良いもん、良いもん!今晩、クレスの部屋に行っちゃうんだから!」

クレス「え?」

ミント「!?」

クラース「おいおい、随分ハッキリ言うなぁ」

アーチェ「だって~、しょうがないじゃん」

アーチェ「昼間はミントがダメって言うんだもん」

ミント「よ、夜もダメです!というより、どっちかと言うと、夜の方が…!!!」

アーチェ「あれぇ?」ニヤニヤ

ミント「?」

アーチェ「なんで夜の方がダメなのかなぁ?」ニヤニヤ

ミント「そ、それは…」

アーチェ「そりゃあ昼間は旅してるから、仕方ないとは思うけどさ」

アーチェ「宿に泊ってる間は何したって構わないわけじゃん?」

ミント「その、宿では疲れを取らなければいけませんし…」

アーチェ「あたしはクレスと一緒に居たいだけだから、問題なしっ!」

アーチェ「クレスもあたしと一緒の方が、疲れもとれるよ!」

ミント「い、いけません!」

ミント「アーチェさんと一緒のだなんて……そんな、それじゃあ余計に疲れが……」

アーチェ「ひっど~~~い!なんであたしと一緒にいたら疲れちゃうの?」ニマニマ

ミント「だ、だって……その……」

アーチェ「うんうん☆」

クラース「こら」ボカッ

アーチェ「いった~~~!?」

クラース「そこまでにしておけ。ミントも困っているだろう」

アーチェ「むぅ~~~」

クラース「こんなんじゃ、ダオスに辿り着く前にやられてしまうぞ」

クラース「もっと気を引き締めろ」

アーチェ「ちぇ~~~~、自分は毎晩毎晩ウンディーネとやっちゃってるくせに…」ボソ

クラース「!?」

クラース「し、知ってたのか!?」

アーチェ「え?」

クラース「え?」

クレス「え?」

アーチェ「うそ……冗談のつもりだったのに…」

ミント「……クラースさん」

チェスター「最低だな」

すず「まさか獣姦とは…」

クレス「言葉も、出ないです」

アーチェ「あ~~~あ、これミラルドさんに言っちゃったらどうなるのかなぁ?」

クラース「くぅっ!?」

クラース「み、ミラルドは関係ないだろう?」

クラース「あれは私のただの助手だ!そういう関係ではない!」

アーチェ「そ~~~んな事言って!オリジンにミラルドさんがどうしてるか
     こっそり確認してたじゃん」

クラース「ぐふっ!?」

アーチェ「あら?これも冗談のつもりだったんだけど…」

チェスター「最低だな……やっぱ」

クラース「ち、違うぞ!私は、私は……」

         ボンッ!!!

ルナ「……」

クレス「ルナ!?」

ミント「どうして外に?」

ルナ「クラース……」

クラース「ど、どうしたんだ。ルナ?私はお前を呼んだつもりは…」

ルナ「私とは、遊びだったのですね?」

ミント「えぇぇ!?」

チェスター「おいおい…」

クレス「クラースさん…」

すず「汚らわしい…」

クラース「や、やめろ!やめてくれ!!!そんな目で私を見ないでくれ!!!」

アーチェ「そう言われてもねぇ…」

ミント「これは酷すぎます…」

ルナ「許しませんよ?クラース…」

クラース「ひぃぃぃぃ!?」

???「待つのです!」

  ボンッ

クラース「こ、今度はなんだ!?」

ウンディーネ「……」シュゥゥゥ

クレス「ウンディーネ……」

ミント「……さん」

ルナ「あら、なにか用かしら。ウンディーネ?私はいま、忙しいの」

ウンディーネ「この者は我が主、傷つける事は許さぬ」

ルナ「そう……しかし、あなたの主人は何人もの女性と交わっているのですよ?」

ルナ「それなのに許せるんですか?」

クラース「うっ…」タジッ

ウンディーネ「かまわぬ…」

ルナ「え?」

ウンディーネ「主人が私一人を見ていなくとも、構わぬと申したのだ」

ルナ「ウンディーネ、あなた……」

ウンディーネ「我の操は主人にささげた。ゆえに、この者は我が生涯をかけて守る。
       たとえ、主人がどのような者と交わったとしても、な」

ミント「ウンディーネさん…」

アーチェ「健気だねよぇ…」

チェスター「ああ、どっかのスケベにはもったいないぜ」

すず「同感です」

クラース「うっ…」

クレス「クラースさん…」

ルナ「ウンディーネ……そうですか……なら……」ヴン

クラース「おうふっ!?」ビクン

ウンディーネ「しまっ…」

ルナ「主人が私と交わっても、あなたは良いんですね?」スッ

クラース「!?」

ウンディーネ「なっ?」

ミント「えぇぇ!?」

アーチェ「こ、これは予想外かも?」

クラース「る、ルナ?」

ルナ「気易く私の名前を呼ばないでください。まだ怒ってるんですから」グリグリ

クラース「おうふっ?」

ウンディーネ「や、やめなさい!」

ウンディーネ「それ以上の狼藉はいくらあなたでも許しませんよ?」

ルナ「あら、勘違いしないでください。この人はこういうプレイが好きなんですから…」グリグリ

ウンディーネ「えっ?」

クラース「う、うそ、だっ!?」

ルナ「ほらほら、我慢はいけませんよ、クラース?」グリグリ

クラース「うっ…」

ルナ「初めて私と夜を過ごしたとき、どういったプレイをしたのか、ウンディーネに
   教えてあげなさい」グリグリ

ウンディーネ「……あなた」

クラース「くふ…うぅ……」

ルナ「言わないと、このまま握りつぶしますよ?」ボソッ

クラース「う、うわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!?」ブンブン

ルナ「クスクス」

チェスター「こ、こええ…」

クレス「ルナに手を出さなくて、本当に良かった…」ボソッ

すず「え?」

アーチェ「クレス、今なんか言わなかった?」

クレス「い、言ってない言ってない!ただの空耳だよ、あ、あははははははは…」

アーチェ「まぁいいけど~~~…」チラッ

ミント「!!!」

アーチェ「今晩はあたしの番だかんね♪」

ミント「あ、アーチェさん。あなたやっぱり、まだ……」

アーチェ「あっ、見て!3人が!!!」

クラース「う、や、やめろ。ルナ…」

ルナ「どうしてですか?気持ち良くはありませんか?」ヌチュヌチュ

クラース「こ、こんな所で。皆もみているというのに…」

ルナ「だから良いんじゃないですか。いつもより興奮するでしょう?」ヌチュヌチュ

ウンディーネ「くぅ…」ジリジリ

ルナ「あら、ウンディーネ。どうしたんですか、そんなもの欲しそうな顔して?」

ウンディーネ「ち、ちがう!物欲しそうな顔なんて…」

ルナ「ウソはいけません」

ルナ「それに、さっきから私にとびかかりそうな勢いじゃないですか」

ルナ「あなたはクラースが誰と交わっても良かったんじゃありません?」

ウンディーネ「あ、当り前だ!!!」

ルナ「だったら、大人しく私たちの交尾を見ていてください」

ルナ「終わりしだい、あなたにお返ししますから…」

ウンディーネ「くっ!」

クラース「ル、ナ……」

ルナ「ふふっ♪もう限界ですか?」グチュグチュ

クラース「うっ、うぅぅぅぅううう!!!」

ルナ「ふふっ、派手に逝きなさい!」シコシコシコシコシコ

クラース「ああああああああああああああああああああ!?」ドピュドピュドピュ

     ボタッ ボタボタ

ウンディーネ「あ、あぁ…」

クラース「ふう!ふうっ!!!…」

ルナ「ふふっ、私の手はそんなに気持ち良かったですか?」

クラース「はあっ、はぁっ…」

ルナ「では……」ギュ

クラース「!?」

ウンディーネ「ちょ、ちょっと待ちなさい!もう終わったハズよ!次はあたしの番でしょ!?」

ルナ「馬鹿ね、まだ一回抜いただけ。本番はこれから…」サワッ

ウンディーネ「だ、だめ!」

ルナ「ふふふ、言葉使いが乱れてますよ、ウンディーネ?」

ウンディーネ「!?」

ルナ「やっぱりあなたも只の女だったわね」

ルナ「どんなに着飾ってみても所詮好きな男を寝取られそうになると…」

ウンディーネ「う、うるさい、うるさい、うるさ~~~~い!!!」ザシュザシュ

ルナ「ふふふ…」ヒョイヒョイヒョイ

ウンディーネ「かわされた!?」

ルナ「私は月の精霊……そんな攻撃、私には届きません」

ウンディーネ「だったら……これなら」シュルルルルル

ルナ「水を?」

ウンディーネ「喰らいなさい!!!」パシュン

ルナ「っち」ヴン




クレス「な、なんか凄い事になってる」

チェスター「女って奴は恐ろしいな…」

クラース「まったくだ…」

アーチェ「クラースが原因でしょ?」

クラース「おいおい、このケンカの原因になったのはアーチェの発言だろ。
     私は悪くない」

アーチェ「責任転嫁しないでよ!自分の股間がそもそもの原因じゃん」

ミント「そうですよ、クラースさん」

チェスター「最低なおっさんだな」

すず「下劣です」

クラース「お、おまえら…」

クラース「く、クレスは私の味方だよな?」

クレス「えっ?」

クラース「…………」

クレス「……」

クラース「よし、今日は少し早いが宿に戻ろう。旅はまた明日だ」

クレス「クラースさん…」

クラース「何も言うな、クレス。心の傷は時間でしか癒せない」

クレス「はぁ……けど、どうするんです。彼女達?」


ルナ「でやあああああああ!!!」

ウンディーネ「たああああああああああああ!!!」

クラース「契約の指輪はあるし、好きにさせとこう……戦い疲れたら戻ってくるだろ」

クレス「分かりました。じゃあ、さっきの街まで戻ろうか、みんな」

ミント「気は進みませんが、仕方ありませんね」

チェスター「色ボケおやじのズボンも洗濯する必要あるしな」

アーチェ「ルナにもみくちゃにされてたもんねぇ☆」

すず「変態…」

クラース「くぅっ!」


こうして、一行は街に引き返すことにした!!!

そしてその夜……

モリスン「天光満つるところ、我は在り。黄泉の門、開くところに汝あり……」

クレス「モ、モリスンさん!?」

モリスン「出でよ、神の雷…」ボロン

クレス「ひいっ!?」

モリスン「インディグネイション!!!」ズン

クレス「かはぁ!?」

モリスン「おぉっ!良い閉まりだ。クレスくん!」ズンズン

クレス「あっ、あぁぁ!?」

クレス「も、モリスンさん……どうして…?」

モリスン「どうしてって……こんな良い男がいたら、我慢なんて出来ないだろ?」

クレス「そ、んな……」

モリスン「それにしても、君の黄泉の門。すごくいいぞ!」ズン

クレス「あぁぁ!!!」

モリスン「私の神の雷はどうだい?」

クレス「す、すごく……大きいです…」



クレス「!?」ガバッ

クレス「はぁっ、はあっ、…ゆ、夢か」

アーチェ「あれ~、クレスもう起きちゃったの?」

クレス「あ、アーチェ?どうして僕の部屋に?」

アーチェ「昼間言ったじゃん!今晩はあたしがクレスの部屋に行くって」

クレス「まさか本気だったとは…」

アーチェ「あたしはいつも本気なんだから♪」

クレス「じゃ、じゃあさっきの夢ももしかして…」

アーチェ「うん♪今日の晩御飯にちょっとね♪」スッ

クレス「それは……」

アーチェ「うん、すずに貰ったんだ~♪」

クレス「忍者め、なんておそろしい薬を…」

アーチェ「えへへ~~~♪」ガバッ

クレス「うわっ!?」

クレス「アーチェ?」

アーチェ「この薬、すごい効き目があるらしいんだけど、どう?」

クレス「え?」

アーチェ「だからぁ、この薬を飲んだ人は自分の欲望い素直になっちゃうんだって♪」

アーチェ「夢の中で、あたしのこといっぱい愛してくれた?」

クレス「……」サァッ

アーチェ「どしたの、クレス?青い顔しちゃって」

クレス「な、ななななんでもないさ…」



クレス「あれが僕の望んだ夢だなんて、そんなわけがない…」ブツブツブツ


アーチェ「?」

アーチェ「ま♪夢はただの前菜~~~、本番は~こ・れ・か・ら♪」ヌギヌギ

クレス「なっ!?」

アーチェ「ほら、クレスも脱いだ脱いだ~~~♪」バッバッバッ

クレス「わわわわっ?」


ビン!!!


アーチェ「お、おぉぉぉぉ…」

クレス「……」シクシクシクシク

アーチェ「まさか、こんなに立派だったなんて…」ドキドキドキ

クレス「うぅ…」シクシクシク

アーチェ「えいっ」ツン

クレス「うっ!?」


ビクンビクンビクン


アーチェ「ま、まだ大きくなるの?」

クレス「死にたい…」シクシクシク

アーチェ「え~~~なんで~?こんな大きいのはじめてみたよ、あたし!」

クレス「大きすぎるから問題なんだよ。アーチェも気持ち悪いと思うだろ?」

アーチェ「そ、そんなことないよ!大好きなクレスのだもん!気持ち悪いなんて…」

クレス「あ、アーチェ……」


ムクムクムクムク


アーチェ「いぃっ?」

アーチェ「こ、これは流石に想定外かも…」

ギンギン!!!

クレス「良いんだね、アーチェ?」スッ

アーチェ「あっ、ちょ、ちょっと待って!」

クレス「ダメだ、さっきから身体がうずいて…」ギンギン

アーチェ「げっ、薬のせい?」

クレス「アーチェ……」クチュ

アーチェ「ん!?」

クレス「いただきます…」ズン

アーチェ「ひぎいぃぃっ!?」


クレスは、アーチェの身体を貫くように、重く硬いソレをねじ込んだ。
あまりにも突然入れられたアーチェの身体は反動からか、ビクンと宙で跳ねる。

「あ、あぁぁぁぁぁ」

アーチェの顔は苦痛とも喜びとも驚きとも、なんともつかぬ表情になっていた。

「アーチェ、アーチェぇぇえええ!!!!」

クレスはそんな彼女を気にも止めず、腰を振る。
まるで、理性を捨てた獣のように。

「だ、だめ…こここ、こわれるぅぅぅぅぅぅ。こわれちゃうよおぉぉぉぉぉぉ!!!」

アーチェの必至の懇願も今のクレスには届かない。
すずの薬のせいなのか、はたまた元々クレスの性欲が強すぎたのかは分からない。

だが、そんなことは所詮瑣末な問題にすぎないだろう。

そう思わせる程に、いまのクレスは野獣そのものだった。

「ふぅっ、ふぅっ!!!」

呼吸をする度にアーチェが上下に揺れる。

ピンクのポニーテールはクレスの激しい行為により、無残にも解かれてしまっており、
長い髪も腰の振動でゆらゆらと揺らめく。

「あ、あぁぁぁぁ…」

そんな淫らなアーチェを、腰を休めないまま、クレスは嬉しそうに眺めていた。

「しゅ、しゅごしゅぎぃ…」

アーチェはクレスのはちきれんばかりの肉棒をねじ込まれ、まだ入れられた
ばかりだというのに既に意識を失いかけていた。

口からは、はぁはぁと、甘く切ない喘ぎを漏らす。

「ふんっ!」

そんな甘ったるいピンク色の空間の中で、クレスは自分が何をしなければ
ならないのか、酷く自覚的だった。

――――こんなトコで、終わってたまるか。

意思と身体が、噛み合った瞬間だった。

「アーチェ、動くよ?」

そうクレスが呟いた次の瞬間、アーチェはこれまで味わったことのない
快感に包まれる。

「ひ、ひぎいぃっ!?」

気絶しそうだったハズなのに、強制的に快感によって引き戻される。

ふつう脳は、快感が過度に掛けられた場合、それ以上負担がかからないよう気絶させるよう
働くのだが、なぜかその気絶すら通り越す快感によって、無理矢理引き戻されたのだった。

「あぁぁ、な、んで……?」

逝っているのに、気を失わない。
それは最早、ひたすら逝き続けているのと同義だ。

「あぁぁぁぁぁ、ぁぁぁぁぁああぁぁぁあああ……」

アーチェの肢体がピクピク震えている。
痙攣しているのだ。

にも拘らず、意識ははっきりとしている。
まさに天にも昇る感覚。

「あははは、はははは」

そんなアーチェを見て、クレスは笑う。
自らのエクスカリバーで、一人の女を堕とすという現実を目の当たりにして。

「よい……しょっと!!!」

「かはっ!?」

クレスが一層、深く突いた。

アーチェの小さい性器が奥の奥まで、みっちりとクレスの肉棒によって
埋め尽くされる。

「お、お腹んなか、クレスで……いっぱい」

「ああ!」

クレスのエクスカリバーはアーチェの狭い壁をゴリゴリと擦るような音を
立てながら押し広げて行く。

さらに、彼女にとって大きすぎるクレスのエクスカリバーは、まだ半分以上の
長さを残して、子宮口にキスもしていた。

それは、かつて中途半端に終わった過去の記憶を持つアーチェにとって、
何よりも至福に思えた。

だが、アーチェの腰はガクガク震えて最早姿勢を保てないほど、くだけていた。

「あ、あぁぁっぁぁぁ…」

快感により、下半身の制御も出来ないのかアーチェは膀胱に残っていた小水
を漏らしてしまう。

チロチロと、春の川のせせらぎが聞こえる。

「アーチェ、アーチェ!!!」

そんな、少し鼻につくアンモニア臭を嗅ぎ、クレスはさらに暴走する。

アーチェを抱き起こし、立ちあがったまま性交を続けようと言うのだ。

しかし当然、腰のくだけたアーチェは立った姿を維持する事は出来ない。

そこでクレスは、アーチェの両の太ももに腕をまわし、抱きかかえたまま
しようとする。

言うなれば、駅弁に近い格好である。

「でいっ!」

しかし当然、そのような体位をすれば……

「ふぐっ!?」

今まで以上にクレスのエクスカリバーがアーチェの身体に突き刺さる事を
意味する。

半ば強引にねじ込まれたクレスの肉棒は、アーチェの子宮口まで犯そうとしていた。

「あっ!あぁぁぁぁん!!!」

そんな初めての感覚にアーチェ自身も戸惑っている。

確かに、いくら彼女の膣におさまりきらない大きさのペニスだからと言って、
さらに奥の穴まで入れられるなんて想定外すぎる。


――――そんなトコまで、犯されるつもりはない。


しかし……

「えいっ!とうっ!魔人剣!!!」

初めはコツコツと、しかしだんだんゴツゴツという、壁を叩くにも
似たような音に変わり、ついには……。


       ズリュン!!!


「え…………?」

クレスの次元突破能力によって、何ともいえない音と共に、突き抜け
られたのだった。

「う、そ……」

現状を認識できないアーチェ。
痛くはない。むしろ気持ち良い。

けど、だからと言って……。

慌ててクレスの顔を確認する。

「…………」

なんとも言えない顔をしていた。

「ねえ、クレ、ス……?」

クレスに訊ねようとするアーチェ。だがしかし……。

「あぐぅっ!?」

ズン、と地震にも似た響きと振動で再び我を失う。

クレスがアーチェの子宮口の内部に自らのエクスカリバーが侵入した事を
確かめるために、深く腰を落としたのだった。

結果は……

「あぐ、ああがあぁぁぁ……」

確かめるまでもないだろう。
クレスの一物は、さらなる洞穴を掘り進んでいた。

「あぁぁぁぁぁ…」

アーチェは最早、自分の下半身がどうなっているのか等、まるで分らなかった。
膣はクレスのエクスカリバーにより埋め尽くされ、その上、子宮への侵入も許している。

さらに、クレスのペニスがそこまで侵入した事により、内臓が圧迫されて、膀胱に
小水を留めておく事はもう不可能に近い。

そして、小水を垂れ流しながら、同時に腸に溜まっていたモノも今か今かと
出番を待ちかまえているこの状況を、彼女はまるで分かっていなかった。

それほどまでに、下半身の感覚が快感以外マヒしていたのだ。

おそらく、アーチェの今の腹筋では、一旦排泄し始めたら、止める事は
もう出来ないだろう。

「も、だめ……お腹の下、感覚ないよぅ」

そして、やっとのこさ絞り出したその声も、今のクレスには聞かせるべきではなかった。

「ホント?」

「う、ん……だから……」

だから一旦抜いてほしいとアーチェはクレスに懇願する。

しかし、今のクレスにそんな言葉など、届く筈もなく……

「虎牙破斬!!!」

「!?」

クレスはアーチェの膣に納まっていたエクスカリバーを抜き放ち、そのまま
尻穴へ侵入させた。

「ひぐうっ!?」

いくら尻穴も濡れていたからとはいえ、何の愛撫もなしに突然挿入される
クレスの一物。

ミチミチと、裂けるような音とともに、ポタリと紅い血が床に落ちる。

「い、たい……」

「ご、ごめんよ」

初めて見せたアーチェの痛そうな顔に、思わず驚き、慌てて尻穴から
エクスカリバーを引き抜く。

これがいけなかった。

「あっ……」

抜かれた拍子に、ジュルン!と別のものまで落下する。

「え?」

排泄物だった。

「あ、あぁぁぁぁぁ……」

アーチェは恥ずかしさのあまり声にならない。

「な、なんで?ちゃんと来る前に出したのに!?」

別に言わなくても良い台詞まで口走るアーチェ。
まるで両親に、自分の悪い所を指摘されたバツの悪い子供のようだ。

そして、そんなうろたえるアーチェを見ながら、


クレスはより一層興奮していた。


クレスはアーチェの肩に優しく手を掛け、

「……え?」

そのまま振り向いたアーチェの口の中に、先程尻の穴に入れていたエクスカリバー
をねじ込んだ。

「んんんんんんんっ!?」

急な出来事にアーチェの頭はパニックだ。
上手く喋れないでいた。

まあ、仮にパニックになっていなかったとしても、口に巨大なモノが
入っているこの状況ではどっちにしろ、喋れはしなかっただろうが……。

とにもかくにも。

アーチェはクレスのモノを口いっぱい頬張らなければならない状況に陥っていた。
ゆるくなった尻穴から、ボトボトと排泄物をまきちらしながら。

「んんんんんんぅっ!?」

「アーチェ!アーチェ!!!」

ズンズンと、アーチェの口を犯すクレス。
クレスの顔は、支配欲で満ちていた。

目の前の女を、余すところなく味わっているのは自分だけだと。
そう言わんばかりに。

アーチェの口の中を存分に楽しんだ後、クレスは再び彼女を抱きかかえ、
駅弁の格好をとる。

ヒクヒクと、クレスの一物をモノ欲しそうにアーチェの性器が口を開ける。

「分かってるよ」

そう呟くと同時に、クレスは再びアーチェの中にねじりこんだ。
そこに容赦はない。

「ふぐっ!?」

挿入の衝撃と同時に、尿道からも肛門からも盛大にぶちまける。
もう止める事は出来ない。

果たして、ここまできてしまったアーチェの身体は、明日になれば
元に戻るのだろうか?

そんな疑問符が誰もの頭を駆け巡るさなか、ようやく、クレスの飲んだ薬が
効力を失いつつあった。

「あ、れ……?」

急激に熱を失っていく身体。
先程までとは打って変わって、冴えわたる頭。

……自分はいったい、なにをしているんだ?

クレスは、目の前の状況を必死に理解しようとしていた。

「僕は、確か変な夢を見て……それから……」

「…………」

冷静になればなるほど、自我を保てなくなりそうだった。

それ程までに、悲惨な状況。

部屋は愛液と精液、大便と小便をまきちらし、自分の抱えている少女
の穴は、最早治せるのかという域まで達しているほどゆるくなっている。

「僕は……僕は!!!」

「ク、レス……」

「アーチェ!?ごめん、僕は……!!!」

アーチェの呼びかけに対して、謝るクレス。
その目は、今までのどんな彼の眼よりも、真剣を帯びていた。

「い、いの。元は、あたしが……」

「喋っちゃダメだ!今、医者を!!!」

「だい、じょうぶ…だか、ら……」

そう言って、気を失いそうになるアーチェを、クレスは力いっぱい抱きしめる。
彼のエクスカリバーはまだアーチェの膣中で脈打っていることも忘れて。

「アーーーーーーチェ~~~~~~!!!!!!」

クレスが叫びながら、アーチェを抱きしめようと、身をかがめたその瞬間


――――グリュン!!!



「!?」


クレスのエクスカリバーが、彼女の奥の奥のそのまた奥に突き刺さる音がした。

そして、アーチェはそのまま眠るように気を失った。

翌日。


クラース「おいおい、どうしたんだ二人とも。そんな恰好で…」

クレス「クラースさんに言われたくはないですよ。そっちこそどうしたんですか?」

クラース「いや、ほら。私のは、あれだ!」

チェスター「このおっさん、ウンディーネとルナの二人がかりで搾り取られてやんの」ヒヒヒ

クラース「チェ、チェスター!?」

チェスター「事実だろ?それより、おまえらはどうしたんだよ?」

チェスター「まるで戦争から帰って来たみたいな顔してるぜ?」

クレス「あ、あはははははははっ、な、なんでもないよ!」

クレス「ねえ、アーチェ?」 クルッ

アーチェ「ひぃっ!?」ジョー

チェスター「いぃ!?」

クレス「あ、あはははははははは。き、気にしないで…」

チェスター「……」

ミント「ま、まあ、余計な詮索はやめましょう!ねっ?ねっ?」

チェスター「まあ、そう言うならそれでも良いけど……」

クレス「……ほっ」

アーチェ「あぁ~~~、空ってこんなに青かったのね」ボケー

すず「クレスさん、クレスさん…」ボソボソ

クレス「?」

すず「あの薬、どうでした?」ボソボソ

クレス「!!!」

すず「お望みとあらば、また調合しますよ?今度はクレスさん専用に…」

クレス「……」

すず「そして今度は、私も参加させてくださいね?」ボソボソ

クレス「まさかすずちゃん……」

すず「全部拝見させていただきました」

クレス「……」

すず「殿方を喜ばせる身体を造るのもまたくの一の役目」

すず「それを是非クレスさんに手伝って頂きたいのです」

クレス「そうか、だからあんな薬が…」

すず「はい、これもダオスを倒すため……ご協力願えますか?」

クレス「ダオス……そうだ、あいつを倒さなくちゃ…」

すず「はい!ですから今度は是非私も……」

クレス「分かったよ、すずちゃん…」

すず「!」

すず「では……」

クレス「ああ、父さんと母さんを殺したあいつを僕は許しちゃおけない…」

クレス「たとえ、それがどんな困難な道だとしても、僕はあきらめない!!!」

クレス「僕は必ず……ダオスをだおす!!!!!」


その後、彼らの行方を知るものは誰もいなかった…



おわり

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