男「勤務先が異世界?」 (12)

神「はい。エルフ獣人ドワーフなど様々な種族が共存する中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界です」

神「今流行りのテンプレって奴ですね」

男「はぁ…」

神「ただし、反社会的な魔王がいて人類と戦争している。というようなお約束事はありません」

神「ハロワに求人だすくらいなんで能無しニートでも勤まる仕事ですよ」

男「今さらっと暴言吐きましたよね?」

神「まぁ、死なれては困るので保険に全ステータスを限界まで上昇させましょう」

男「無視か!」

神「仕事が終われば元の世界に帰るもいいしそのまま定住してもいいですよ」

男「おお!」

神「ではいってらっしゃい」バシュン!

~~~~~~

神「あれ?なんか忘れてる気がする」

男「あんな軽いノリで本当に異世界きちゃったよ……」

男「ここはどこの森だろう……」

男「この仕事が終わったら、もふもふ獣娘に絶壁滑走路エルフたんにロリドラゴンに囲まれてハーレムするんだ」

男「それにしても空気がうまい」

男「大気が排気ガスで汚染された東京とは違うなぁ」すーはーすーはー

男「……」

男「ぐああああ!!胸が苦しい!!」

実はこの世界は地球よりも酸素濃度がちょっとばかし高かったのだ。
スキューバダイビングでときどきある事故だが、呼吸する気体に含まれる酸素が2気圧を超えると、全身の激しい痙攣などを発症し最悪の場合は死亡する。
また、急性の酸素中毒を発症するほど高くなくても、ある程度濃度の高い酸素を長時間にわたって呼吸すると、肺の障害などさまざまな症状が発生する。

男「」

神「逝ったか…」

神「最速記録だな」

神「求人だして来よう…」


END

無駄にステータスあるから苦しんで亡くなったよ

ステータスカンストしてるなら酸素の薄い濃いくらいなんとかしそうな気もする

>>6
人体の構造からして死ぬよ
どんなマッチョでも少なすぎたり極端に高かったりすると一呼吸で意識なくなるし

その世界で火使えないね

>>9
魔素と呼ばれる不思議エネルギーが酸素の燃焼を抑制してるから大丈夫……

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