モバP「芳乃と過ごすGW」 (97)

モバP(以降P表記です。脱いでもいいですか?)「ただいまー」ガチャッ

芳乃「ただいまですー」トテトテ

芳乃「そなた、そなた」

P「ん?」

芳乃「おかえりなさいませー」

P「はいただいま。芳乃もおかえり」

芳乃「ただいまですー」

P「なに?この茶番」

芳乃「お荷物お持ちましょうー」

P「大丈夫。それより電気つけてきて」

芳乃「はいなー」

P「よいしょ、っと…。やれやれ、今日もよく働いたよ…」

芳乃「お疲れ様ですー」

P「明日から世間はGWだな。芳乃知ってるか?ゴールデンウィークって」

芳乃「それぐらいの知識は持ち得ておりますー」プンスカ

P「そりゃそうだよな」

芳乃「数日、めっちゃダラダラごろごろする期間だとー」

P「杏に聞いたな?」

芳乃「紗枝殿からー」

P「意外な人物!」

芳乃「ですがー、そなたはいつものようにお仕事の日々なのでしょうー」

P「え?俺今年のGW休みだけど」

芳乃「そうでしょう、そうでしょうー」

芳乃「…」

芳乃「……ほー?」

P「だから、俺休みだってば。明日からしばらく。家にいるよ」

芳乃「……」



芳乃「ほーーーーっ!!」

P「うわぁ芳乃のそんな大声初めて聞いたぞぉ」

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芳乃「お休みなのです?お休みなのです?」クイクイッ

P「うん、だから休みだってば。ズボン引っ張らないで」

芳乃「明日はお家にいるのでして?いるのでして?」クイクイッ

P「いるよ。ずっと居るからズボンから一旦手を離して」

芳乃「明後日もお休みなのでして?お休みなのでして?」グイグイッ

P「明後日も休みだよ。ズボンずり落ちてるんですけど芳乃さん?」

芳乃「明々後日も?その次も?」

P「GW期間中は休みだよ。その為に前もってしこたま仕事片付けておいたんだし。あの、俺トランクス丸出しなんだけど…」

芳乃「来週も、再来週も居りましてー?来月も、再来月も、来年も?」グイグイッ

P「そこまで休めるかぁ。それ只のニートだよヒモだよ自宅警備だよ!頼むからトランクスまで引っ張らないで!」

芳乃「そなた、そなたっ。わたくしも、わたくしも明日からしばしお休みが続くのですー」グイグイッ

P「当然知ってるよ。ねぇお願いだから取りあえず手を離して!それずり降ろされるとアウトだから!絶望が俺のゴールだから!」




P「てな訳で2人揃って連休な訳だけど。どっか行きたいところあるか?」

芳乃「ごろごろしましょー」

P「うん、それもいいけどさ。流石に3日4日休みがあるからさ」

芳乃「ごろごろとー」

P「ずっとゴロゴロすんの?苔生えそう」

芳乃「ごろごろー」ゴロンッ

P「転がるな転がるな。凄ぇはしゃいでるね芳乃さんや」

芳乃「ほー?」

P「寝そべった状態で見上げてくるのやめて?埼玉県民じゃなかったら襲い掛かってるぞ」

芳乃「はいなー」ペラッ

P「パジャマ捲るな」

P「連休だからどこ行っても混んでるだろうけど、中々揃って休み取れないし…折角だしお出掛けしようか」

芳乃「でーと、でしてー?」

P「ハハッ、芳乃はませてるなぁ」

芳乃「逢瀬でしょうかー」

P「意味同じでごぜーますよ」

P「どこか行きたいところ無いか?動物園、水族館、映画でも海釣りでもハイキングでも森林公園でも後楽園遊園地でも」

芳乃「そなたとご一緒ならばー、どこへでもー」

P「うーん、そういう返答が一番困る」

芳乃「ではー、全部参りましょうー」

P「全部て。どんなハードスケジュールだよ」

芳乃「次元の門を通れば問題ありませんー」ズォッ

P「ワープゲートを開くな。もうちょい自重…て言うか芳乃さん最近開き直ってない?」

芳乃「ほー?」

P「まぁ、明日までにのんびり考えるとしようか。夕飯の支度するからテーブル片付けといて」

芳乃「畏まりましてー」

P「GWしっかり遊べるように精をつけないとな。子羊背肉のリンゴソースかけでいいか?」

芳乃「おなかの調子がよくなりそうですー」




P「さてご飯も食べた、お風呂も入った、スーパーヒーロータイムも観た。そろそろ寝るぞー」

芳乃「はいー」モゾモゾ

P「こらこらこら、お前さんの布団あっち。ここ俺の布団」

芳乃「すやぁ」

P「寝るの早っ!くっ、ビクともしねぇ…!」

P「…ま、いいけどね。いつものことだし…」

P「おやすみー」

芳乃「おやすみなさいですー」

P「起きてるじゃねぇか」



P「えーっと、芳乃は…」キョロキョロ

P「あれ?待ち合わせここで合ってるよな…芳乃の霊圧も感じるし」ウロウロ

芳乃「そなたー」

P「おーい芳乃ー。何処だ芳乃ー」

芳乃「そなたー?」

P「芳乃ー、芳乃さーん?よっちゃーん」

芳乃「そーなーたー」グイッ

P「うぉっ」

芳乃「先ほどからー、ここにおりましてー」プンプン

P「…」

芳乃「おりましてー」

P「…ああ、芳乃か!」

芳乃「依田の芳乃ですー」

P「すまん、普段と全然服装違うから分からなかったわ…」

芳乃「おめかししましたー」フンスッ

P「ワンピース姿の芳乃なんてレアすぎだろ…あ、髪も三つ編みになってる」

芳乃「おめかししましたのでー」

P「へぇ…うん、似合う似合う」ナデナデ

芳乃「むふー」

P「しかし綺麗に編んでるなぁ。誰にやってもらったん?」

芳乃「偶然アッキーに会いましてー」

P「肉球でこれやったん!?」

P「てか、何でわざわざ別々に出たんだ?一緒に家を出れば良かったのに」

芳乃「待ち合わせをー、してみたかったのですー」

P「乙女か」

芳乃「乙女ですー」

GW…何とか2連休取れたのでサイボクハムと子供動物自然公園行ってきたですよ。ベーコンめっちゃ美味ぇ
てな感じでポヤッと受信した一足遅いGWネタの始まり始まり。でも寝ますオヤスミー

P「んじゃ、行くか。まずは水族館だったよな」

芳乃「はいー」

P「ハハッ、洋服姿の芳乃と歩いてるの、すっげぇ違和感」

芳乃「そなたはー、いつもと同じですー」

P「いつもと同じじゃないよ。普段ユニクロなのに今日は奮発して無印だよ」

芳乃「なんとー」

P「大型連休だから物凄く混んでそうだよなぁ…まあ、GWの醍醐味と言えるかもしれないけど」

芳乃「お盆のお台場よりかは、少ないかとー」

P「待って。いつそれを体験してきたの?」

芳乃「以前に比奈殿に連れられてー」

P「よーし、次のイベントに重ねて仕事入れてやる」




チケットハイケンシマース イッテイーヨ アラウミノオウジャ!


P「意外に空いてて良かったな」

芳乃「日頃積み重ねた善行の賜物かとー」

P「お、見てみ芳乃。イワシの群れだぞ」

芳乃「壮観でしてー」

P(…唐揚げにして南蛮漬けかな)

芳乃「そなた、そなたー、あちらにマグロが回っておりますー」

P「お、マジか。うわっデッケェ!」

芳乃「ジンベイザメですー」

P「もっとデケぇ!」

芳乃「フレちゃん殿ですー」

フレデリカ(潜水服)「シュコー」フリフリ

P「何してんの!?」

芳乃「おおー、お魚にご飯をあげておりますー」

P「え?一日体験?あぁ番組のコーナーなのね。…普通にビックリしたわ」

芳乃「水槽越しに、お話できるのでしてー?」

P「読唇術と勘」

芳乃「なんとー」

P「まぁいいや。仕事頑張れよー」

芳乃「ご武運をー」

フレデリカ「シュココー」フリフリ




P「深海魚ってさ…人目につかないからって神様デザイン手抜きしすぎだと思わないか?」

芳乃「すみませんー」

P「うん?」

芳乃「そなたーカニですー、カニさんコーナーですー」

P「お、ほんとだ。でも初っ端からスベスベマンジュウガニはどうなんだろうな」

P「種類凄いあるなぁ…ズワイに毛ガニに…お、タカアシガニ。ボルキャンサーも」

芳乃「大きいですー」

P「カニミソたっぷり詰まってそうだな」

芳乃「ミソは苦手ですー」

P「芳乃はただの食わず嫌いだろ?あ、言っとくけどカニミソって言っても別にカニの脳味噌じゃないからな?」

七海「中腸線、または肝膵臓とも呼ばれてます~。人間でいうところの肝臓と膵臓れすね~」

七海「カニは臓器が分かれないのでこの中腸線で栄養の貯蓄や分解、吸収、消化酵素の分泌を行っているのれすよ~」

P「へー」

芳乃「へー」

七海「ではでは~ごゆっくりなのれす~」トテトテ

P「…エンカウント率高いなぁ」

芳乃「そなたの宿命なのでしょうー」

P「鮮魚コーナーはここまでか」

芳乃「おおー、ペンギンです、ペンギンですー」

P「ほんとだ。あ、寄ってきた」

ペンギン「まいど」

芳乃「懐っこいですー懐っこいのですー」

ペンギン「お連れさん可愛いね」

P「あんた達こそ」

芳乃「そなたーそなたー、アシカですーアシカもおりますー」

P「はいはい、あんまりはしゃぐと転ぶぞー?ついでにそれアザラシなー」

ペンギン「ジュゴンやでー」



芳乃「シロクマですー、そなた、そなた!シロクマですー」

P「シロクマカフェっていつになったら二期やるんだろうな」

シロクマ「それはボクも聞きたい」

芳乃「そなたーそなたー、イルカですーイルカショーがやってますー」

P「マジか。それは是非行かねば」

芳乃「もう始まってますーそなたーそなたー、お急ぎくださいー」

P「ちょ、そんな慌てなくても大丈夫だからって芳乃足早ぇな!」



七海「イルカさんのジャンプなのれす~」

イルカ「ガンバリマス!」ピョーンッ バッシャーン

芳乃「わぷぷっ、お水がー、お水がー」

P「だから一番前の席はやめとけって言ったのに」

七海「そーれ、もういっちょれす~」

イルカ「ガンバリマスッ!」ピョーーン バッシャァーン

芳乃「あにゃにゃにゃっ」

P「ガボゴボガボ!」

七海「もひとつおまけにいくのれす~」

櫂「どんとこーい!」

P「ガボゴボガボゴボ!!」

芳乃「へぷちっ」

P「うわぁ…ずぶ濡れでごぜーますよ…」グッショリ

芳乃「びしょびしょですー」ビッチョリ

P(芳乃、白ワンピだから色々透けてる…)

芳乃「そなたー、びしょびしょですー」

P「目の前でダイナミックなイルカのジャンプ見られて楽しかったけど、代償は高くついたな…」

芳乃「そいやっ」ピロリンッ

P「…」

芳乃「乾きましたー」フンス

P「未来から来た猫型ロボットより便利ですね芳乃さんや」

芳乃「そろそろお昼にしましょうかー」

P「ん、もうそんな時間か。何か食べたいものあるか?」

芳乃「むむー…」

芳乃「しいて言うのでしたらー、お魚でしょうかー」

P「うん、俺もそんな気分だわ」




アリガトウゴザイマシター ソコノショウユヲトッテクレ 


芳乃「ご馳走様でしたー」ケフッ

P「回るお寿司も最近レベル高いよなぁ。今度みく連れてきてやろう」

芳乃「程々にー」

P「さてと、次はどこ行くんだっけ?」

芳乃「昨日考えた予定ではー、動物園ですー」

P「ハハッ、今度はステーキ食べたくなりそう」

下記途中でウトウトしてた…危ね。大人しくそろそろ寝るでごぜーますよ…仕事だし
今更だけどウチのよしのんって若干幼い感じだなぁ………今更だけど。オヤスミー


芳乃「そなたーそなたー、触れ合いコーナーがありますー」

P「せやね」

芳乃「ウサギとー、モルモットとー、ピグミーマーモセットを抱っこできるそうですー」

P「3つ目やたらマニアックじゃね?」

芳乃「もこもこですー、もこもこですー」

P「ほんとだ。レノア使ってる?」

ウサギ「使うてへんよー」

モルモット「抱っこしてやー」

芳乃「可愛いのでしてー。そなたそなたー、可愛いのでしてー」ピコピコ

P「うん、めっちゃ可愛い」

ウサギ「ほんま可愛い」

モルモット「目指せ6代目シンデレラガール」



芳乃「沢山もふもふしましたー」

P「そりゃ何よりで。連休にしてはこっちも結構空いてて良かったな。人払いの結界でも張った?」

芳乃「まだしておりませんー」

P「まだ?」

芳乃「そなたーそなたー、次はどちらに参りますー?」

P「うーん、色々ありすぎて迷うところだな…何かおススメとか無いのかな」

カピバラ「この時間ならパンダが活発になってると思いますよ」

P「だとさ。パンダ行くか芳乃」

芳乃「まいりますー」

ワラビー「いってらっしゃーい」

芳乃「パンダですー」

P「おお…実物見るの久しぶりだな…うわ、意外と目つきが鋭い」

芳乃「もこもこですー」

P「大抵の動物はモコモコしてると思うけどね」

芳乃「ほー?」

芳乃「そなたーそなたー、大熊猫、と書いておりますー」

P「それでパンダと読むだよ。ちなみに小熊猫だとレッサーパンダな」

芳乃「なるほどー」

パンダ「なるほどー」

P「しかしパンダはやっぱり動物園の人気アイドルだよなぁ。ほら見てみ芳乃。あっちのパンダ笹齧りながらタイヤにぶら下がってるぞ」

芳乃「あちらのパンダがー、太極拳をしておりますー」

P「なんでだよ」



ガオーッ ウォォーン フフーン!


芳乃「見えませんー」ピョン、ピョンッ

P「猛獣コーナーは流石に大盛況だな…今のところ霊長類しか見えねぇわ」

芳乃「そなた、そなたっ」

P「ほら、混雑してるんだからちゃんとはぐれない様にな」ギュッ

芳乃「でしてー」

P(子供がいたらこんな感じかなぁ…嫁さんどころか彼女もいねぇけど)

P「芳乃、一旦ここは諦めて向こう行こう。キリンとかいるらしいぞ」

芳乃「ほほー、麒麟でしてー」

P「今絶対違うもの思い浮かべただろ」

ライオン「ガオーーッ!」

芳乃「あややー」

トラ「本能覚醒!」

P「おおーっ」

サーバル「すごーい!」

芳乃「フレンズなのでしてー」

仁奈「猛獣の気持ちになるですよ!」

P「何してんの!」

ゴリラ「私に良い考えがある」

芳乃「司令官のようなお声ですー」

幸子「フフーン!」

P「…」

幸子「ちょっ、何でボクだけノーリアクションなんですか!」



芳乃「大迫力でしたー」

P「そうだね。所々よく知った顔を見かけたけど」

芳乃「沢山歩きましてー、お腹がー」クキュルル

P「そろそろ夕方だし、どこかで晩御飯にしようか」

芳乃「いきなりステーキですー?」

P「あ、やっぱり肉系にしたいのね」

芳乃「爆弾ハンバーグでもー」

P「ハハッ、沢山お肉食べて体にお肉つけなさい」

芳乃「よしぱんちー」ペチッ

P「あたっ」


芳乃「おなかがー、おなかがー」

P「まさか焼肉になるとは…それにしても」ツンツン

芳乃「うあー、だめですー、破裂してしまいますー」

P「あはは、芳乃のお腹めっちゃぽんぽんになっちゃったな」

芳乃「蕩ける様なお肉でー、お箸が止まりませんでー」

P「及川牧場直営店だからなぁ」

芳乃「おなかが苦しいのですー…」

P「おんぶでもしてやろうか?」

芳乃「そこまで幼子扱いされるのは心外ですー」プンプン

P「それもそうだ。芳乃ももう16(?)歳だもんな」

芳乃「肩車でお願いしますー」

P「どういう基準なの?」




芳乃「朝なのですー」ポフッ

P「ぐぇっ」

芳乃「朝なのです朝なのですー」ボフボフッ

P「ぐへっ、ごふっ、お、起きたから…朝ってわかってるから…」

芳乃「今日もお出かけするのですー。ご一緒にお出かけするのですー」

P「ゲフッ…ボディプレスで起こされるのは勘弁してください…」

芳乃「良い天気なのですー。さぁさぁー」グイグイッ

P「…今日は1日ゴロゴロしてない?」

芳乃「お出かけするのでーしーてー」

P「…日曜日のお父さんってこんな気分なのかなぁ」

たまにはネタ控えめ、ダラダラまったりほのぼのバイオレンスに行ってもいいよね、答えは聞かないけど
ちなみにGW真っ只中のサイボクハムは…戦場でした オヤスミー

P「んで、今日はどこに行く?」

芳乃「どうしましょうー」

P「ノープランで起こしたんかい…映画でも行くか?」

芳乃「構いませんー」

P「って言っておきながら今どんな映画やってるっけ……チッ、特撮系ねぇや。ゴジラVS森久保ぐらいしか無いぞ」

芳乃「ラウンドワンはー、どうでしょうー」

P「やだよ、芳乃すぐ分身するから勝てないし」

芳乃「カラオケはー」

P「芳乃の歌声長時間聞いてると消滅しそうになるからなぁ」

芳乃「むぅぅー、そなたはわがままですー」

P「そう無理して出歩かなくても、家でゲームしてても良いんじゃないか?」

芳乃「折角なのですー、そなたとお出かけしたいのですー」

P「うーん…俺としては今日はゴロゴロしながらゲームしていたい気分なんだけど」

芳乃「仮面ライダークロニクルではー」

P「そんな折衷案嫌すぎるわ。俺コンティニュー出来ないぞ」



P「…という訳でまた待ち合わせですよ」

P「一緒に家を出て一緒に出掛ければいいのに…年頃の娘さんの気持ちはよくわからん。ヘレンの出身地ぐらいわからん」

芳乃「おまたせしましたー」

P「しかし芳乃遅いな。まさか道中事故か何かに…!って、絶対ありえないか」

芳乃「そなたー?」

P「卯月を肉弾戦で圧倒するぐらいだもんな…もしかして迷子?」

芳乃「そーなーたー」クイクイッ

P「うぉっ」

芳乃「先ほどからー、ここにおりましてー」プンプン

P「…」

芳乃「おりましてー」

P「…ああ、芳乃か!」

芳乃「そなたの芳乃ですー」

P「しかし芳乃遅いな。まさか道中事故か何かに…!って、絶対ありえないか」

P「卯月を肉弾戦で圧倒するぐらいだもんな…もしかして迷子?」

ん?…んん?なんかとてつもなく不思議発見!ヘレンさんは本当はウサミン星の出身だった!レベルの信じられない言葉あるのは気のせいだよな?
普通の美少女状態の卯月って意味だよな?それなら納得できるわ(現実逃避)

P「…これまた随分珍しい恰好だなぁ」

芳乃「どうでしょうー、似合いましてー?」クルンッ

P「似合う似合う。いやぁ、ショートパンツ姿の芳乃なんてもう永久に見れないんじゃないか?」

芳乃「大袈裟ですー」

P「残念なのは生足じゃない事か…いやでもニーソ芳乃もまた新境地か…うーむ…」

芳乃「少し落ち着かないのですー、足がすーすーとしますのでー」

P「そりゃ普段ずっと着物だもんな。…しかしレアだわ。撮っていい?」カシャッ

芳乃「聞きながらシャッターが切られてますー」ピース

P「よし、この画像永久保存しよ。まるで晴の私服みたいだな」

芳乃「お借りしましたのでー」

P「本当に晴のかよ」

芳乃「大きめのお召し物なのでー、わたくしでも丁度良かったのですー」

P「活動的なスタイルの芳乃か…これは売れ…いや待てこれを世間に晒して良いものか…」

芳乃「そなたー?」

P「取りあえず服装に合わせてポニテにしてやろう」

芳乃「あややー」



P「到着してから言うのも何だけど、こんなところで良かったのか?」

芳乃「はいー」

P「近場のショッピングモールで良いなんて安上がりな娘だね。トライドロンで10分の近場だぞ」

芳乃「良いのですー。そなたとならばー」

P「ま、いっか。GWだし何かイベントやってるかもしれないしな」

志希「んっふっふ~、お客さんお目が高いねぇ。今なら346アイドルの握手会開催中だよ~?」

P「あ、普段よく見かけるのでノーサンキューです」

志希「え、ひどくない?」

芳乃「志希にゃん殿ですー」

志希「お~芳にゃん。随分珍しい恰好だね~♪持って帰っていい?」ギュッ

芳乃「わぷぷ」

P「うちの娘はやらん!」ギュッ

芳乃「ほほぉー」

スンマセン、別作を並行して書いてたらソッチに熱中してた…今年中には完結できるようガンバリマス。酉もミスるし、これが老化か…
カジュアル芳乃実装してもいいんですよ公式さん。いいんですよ? オヤスミー

芳乃「ではー、早速参りましょー」

志希「まいりましょ~♪」

P「お前は握手会やってるんだろうが」ムンズ

志希「や~ん!遊びたい~」

P「それじゃこのハスハスよろしく」

アッキー「任せておけ」

志希「にゃ~ん!アタシもプロデューサーで遊びたい~!」

アッキー「ファンの為に働くのがアイドルの使命ではないのか」ズリズリ

芳乃「ご武運をー」

P「本当にエンカウント高ぇな…ファミコンのRPG並じゃね?」

芳乃「さてさてー、どこに参りましょうー?」

P「ノープランなの?」

芳乃「わたくしはー、ただそなたと一緒にお出かけがしたくてー」

芳乃「そなたは楽しくありませんかー?」

P「何をバカな事を。芳乃と一緒にいて楽しくない訳があるか」

芳乃「それは何よりですー」

P「あ、そうだ。折角芳乃が昨日今日と珍しい恰好してるんだし」

芳乃「ほー?」



芳乃「ここはー?」

P「見ての通りだよ」

芳乃「お召し物がいっぱいですー」

P「すいませーん、試着室借りますー」

愛海「宜しければお連れ様の着替えお手伝いしましょうか?うひひひ…」

P「すいませーん、折檻室借りますー」

清良「はいどうぞー」

愛海「!?!?」

芳乃「お洋服を買うのでー?」

P「そりゃ服屋だからな。ここで野菜は買えないだろ」

芳乃「ではではー、わたくしが見立てて差し上げますのでー」

P「ところがどっこい。着せ替えられるのはお前さんだよ芳乃さんや」ヒョイッ

芳乃「ほー?」

P「では、まず新鮮な芳乃を試着室に入れます」ポイッ

芳乃「ほほー?」

P「次に、着せてみたい服を適当にチョイスして渡します」

芳乃「あわわー」

P「カーテンを閉めます」シャーッ

P「そしてしばらく待ちます」ソナターッ

P「はい、カーテンオープン!」シャーッ!

芳乃(ブレザー)「如何でしょうー?」

P「…」パシャッ

P「うん、いいんじゃない?似合ってる似合ってる」

芳乃「何故ー、撮る前に拝んだのですー?」

P「ささ、次はこれいってみようか」

芳乃「あやー」

P「もういいかー?」

芳乃「まだ脱いでもいませんのでー」

P「まだかー?」

芳乃「お待ちくださいー」パサッ

P(カーテン式の試着室だから足元に脱いだ服が落ちるのが丸見えですわ…)

芳乃「できましたー」

P「開けるぞー」シャーッ

芳乃(スク水)「如何ですー?」

P「渡しておいて何だけどさ、なんでこんな服置いてあるんだよ」

芳乃「似合いましてー?」

P「似合っているというか似合ってしまっているというか」

P「よーし、どんどん行くぞ芳乃!心が躍るな!」

芳乃「参りましょうー、華麗にー、激しくー」

P「まずは定番、渋谷系!」

芳乃(制服)「ほー?そなたがわたくしのプロデューサー?まー、悪くはありませんのでー」

P「普通の代名詞、体操着!」

芳乃(ブルマ)「依田芳乃、がんばりますー」ブイッ

P「アイデンティティがクライシス、猫耳!」

芳乃(猫)「わたくしはー、自分を曲げにゃいのでしてー?」ニャン

P「続けてアニマルシリーズ、インベーターウサミン!」

芳乃(バニー)「よしのんぱわーで、メルヘンチェンジ、でしてー?」ピョンッ

P「何故かあったから着せてみた、某遊園地のマスコット!」

芳乃(着ぐるみ)「ふもっふ」

P「君の中の中学二年生が目覚めだす、ゴスロリ系!」

芳乃(ぶりゅんひるで)「闇にー、飲まれましてぇー」ペカーッ




P「いやぁ、凄ぇ楽しかった!」ホクホク

芳乃「それはそれはー、何よりですー」

P「ああ、でも芳乃は疲れちゃったか?悪かったな着せ替え人形にしちまって」

芳乃「わたくしも楽しかったのでー」

芳乃「お洋服はー、買わなくても良かったのでー?」

P「使い道が無いですわ。仕事ではちゃんと衣装があるし」

芳乃「お家でウサギさんはー、駄目なのでしてー?」

P「あのですね、埼玉県民が金剛石並みの理性があると言っても限度というものがだね」

芳乃「P殿ー?」

P「唐突に名前で呼ぶなぁ。入籍したくなるだろ」

オチ考えてたらもうこんな時間…夜更かししてると枕元にゲンムが出ますよ
オフなので気力があれば日中書くかもです。さて少し寝て行きつけの魚屋で今日こそマグロの尻尾をオヤスミー


P「結局映画も観ちゃったな」

芳乃「手に汗握る、素晴らしい作品でしたー」

P「確かに面白かったな…特にクライマックスのデーモン・クラリスとマジカルレイコのガチバトルは熱かったな」

芳乃「あの居飛車穴熊が勝敗の決め手になるとはー」クキュルー

芳乃「…ほー」

P「ん、ちょっとお腹すいたな。その辺で何か軽く食べようか。何食べたい?」

芳乃「歌舞伎揚げを所望いたしますー」

P「ねぇよ」

紗枝「1枚70円どすー」ジュゥー

P「あったよ」

芳乃「16枚くださいましー」ピコピコ

紗枝「毎度おおきにー」

P「…何してんの?」

紗枝「ご覧の通りどす」ジュゥゥゥ

P「分かんないから聞いたんだけど」

P「まぁいいや。俺も1枚貰おうかな」

紗枝「醤油と味噌とメキシカンチョリソー、どれにしましょ?」

P「って聞きながらやたらスパイシーなモノを差し出してるのは何で?」

紗枝「んふっ」

芳乃「はふはふ、サクサクですー」ボリボリ

P「ここでちょっとお茶していくか。しょっぱいもの食べて喉乾いたし」

芳乃「はいー」

芳乃「そなたーそなたー、かっぷる割引、というものが行われているようですー」

P「ああ、本当だ。流石に芳乃と俺じゃあ兄妹にしか見えないだろ」

芳乃「親子ではないのでー?」

P「流石に芳乃ぐらいの娘がいる年齢じゃないぞ!」

P「けど残念だったな。10%オフになるみたいだったけど」

芳乃(26)「そいやっ」ポンッ

P「おまっ」

芳乃(165cm)「これで如何でしょうー?」

P「いきなり等身伸ばすな!エグゼイドかお前は」

芳乃(85-60-85)「かっぷるに見えるでしょうかー?」

P「見えるかもしれないけど戻りなさいな。その和服美人にはもっとゆっくり成長していきなさい」

芳乃「むむー」ポンッ

芳乃「ならば、逆転の発想でしてー」ビーッ

P「あばばっ」ポンッ

芳乃「これならばー?」

P(16)「だからって俺を縮めるなぁ!」





未央「どったのしぶりん。いきなり立ち止まって」

凛「あ、ゴメン…向こうのほうで私が付き合っても合法的な若さのプロデューサーがいたような気がしてさ」

未央「あー、日差し強いもんねぇ。どっかで帽子でも買う?」

凛「ううん平気、それより早く卯月を見つけないと」

未央「それもそうだね。おーいしまむー!ビスコあげるから出ておいでー!」

オフだから1日SS書いてようと思ってたのに、どうしてこうなった…?ディノバルド狩りは関係ないし…不思議ですね
焼き枝豆の下拵えしておとなしく寝るですよオヤスミー

芳乃「ごちそうさまでしたー」

P「美味かったです。んで芳乃さんや、そろそろ元に戻してくれない?」

菜々「またのご来店をお待ちしてますねー♪まぁ、ナナは一日限りの店員ですけど」

菜々「…ところで芳乃ちゃん、ナナの事もプロデューサーさんみたいに若返らせるなんて事は…」コソッ

芳乃「その願いはわたくしの力を超えておりますのでー」

菜々「え?」

P(12)「芳乃ー戻してー?なんか段々縮んできてる気がするー」




晴「どうかしたのか橘。いきなり立ち止まって」

ありす「あ、すいません…向こうのほうで丁度私とお似合いぐらいの年齢になったプロデューサーがいたような気がして」

晴「あー、うん…今日って日差し強いもんなぁ。ジュースでも買ってくるか?」

ありす「いえ、大丈夫です。それより早く文香さんを見つけないと」

晴「そうだな。おーい文香ーっ!キュータマ買ってやるから出てこいよーっ!」





P(おっさん)「ふぅ、ようやく普段のダンディ紳士に戻れたわ」

芳乃「ダンディ…坂野でして?」

P「あんな目に痛い黄色スーツ着てねぇわい」

P「んで、次はどうする?」

芳乃「のんびりとー、歩きながら考えましょー」

P「…それもそうだな。折角の連休なんだし。おっ見てみ芳乃。もうすぐイベント広場でスプリングマンVSかな子の試合があるみたいだぞ」

芳乃「おおー」

芳乃「そなたー」

P「うん?」

芳乃「そなたは今、楽しいですかー?」

P「お陰様で」

芳乃「それは何よりですー」

芳乃「やはり、そなたには笑っていてほしいのでしてー」

P「何だよ藪から棒に。普段から笑ってるだろ?」ニタリ

芳乃「そのようなー、草加雅人のような笑みは嫌なのですー」

P「草加じゃないよジュウオウバードだよ」

芳乃「違いがわかりませんー」



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P「ふわぁぁ…」

P「うん、今日からまた出勤だ………事務所だけピンポイントで爆発しねぇかなぁ」

芳乃「むにゅぅう…」モゾモゾ

芳乃「あさでふふぇー…?」

P「おはよ。ほれ、顔洗っといで」

芳乃「今日はー、どこにあそびにまいりましょー…?」ゴシゴシ

P「目ぇ擦るなって。GWはもう終わったよ。今日からまた仕事だよ仕事」

芳乃「…ほー?」

P「あかん、めっちゃ寝ぼけてるわこの娘ったら。先に顔洗うからなー」トテトテ

芳乃「…」

芳乃「……」

芳乃「ほー…?」チラッ

カレンダー「平日やで」

芳乃「………」

芳乃「むむぅー」

P「ふぃ~、サッパリした。おーい、芳乃も洗ってきなさいー」

芳乃「はいー」トコトコ

芳乃「そなたーそなたー、今日はどこに参りましょうー?」

P「いや、だから今日からもうお仕事ですよ。もう散々遊びつくしただろ?」

芳乃「ほー?」

P「あちこち行ったじゃないか。スイーツバイキングに磯釣りにヘルヘイムの森に及川牧場に雀荘に千葉のネズミーランドに…。またガッツリ働かないとですよ」

芳乃「そなた、そなた」ペラッ

P「うん?そのカレンダーが一体どうし…」

カレンダー「GW初日やで」

P「」

芳乃「ですー」

P「…」ピッ


『今日からGWなんですけど…す、凄い人込みなんですけど……え?あ、はいもりくぼはもりくぼです…え、ちょっ、現地リポート中なんですけど…!』ピッ

『GW初日ね、わかるわ』ピッ

『フフーン!連休でもボクのカワイイ姿を見ら』ピッ

『ゲームオーバーすら超越する…この私こそが神だ!』


P「…」

芳乃「どこに行きましょうー?」

P「寝る」ズボッ

芳乃「あー、だめですーお布団に戻ってはだめですー」







アッキー「終わりだ」











こずえ「いんががくるうからー…だめだよぉ…」

茄子「気持ちはわかりますけど自重しないと駄目ですよ。めっ」

芳乃「ごめんなさいですー」

GWネタなのに凄まじく時期遅れになってしまいました。ほんと申し訳ない何でもしません。自分がロクに休み取れない鬱憤晴らしも兼ねているかもしれません。
今更ながらウチの芳乃はちょっと幼すぎる感じがするなと、本当に今更気づき始めました。アイドルというよりマスコットみたい…。でもこんな芳乃はおろか、島村さんとかアッキーとかブッ飛んだ連中も受け入れて貰える皆様の懐の深さにひたすら感謝です。
また1週間も持たずに変なの書き始めると思いますがあまり気にしないでください。埼玉の新条例なんです
多分次は別ジャンルのSSになると思います


オツカーレ ハタラキタクナイー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年05月12日 (金) 21:44:15   ID: 6CNmL0uS

この作者キモい

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