青葉「司令官、お茶が入りましたよ」

提督「お、ありがとな」

青葉「いえいえ、青葉は司令官の…お、奥さんなんで…///」

提督（初々しいなぁ…）ﾎｯｺﾘ

青葉「そ、そう言えば、グアムに旅行に行くのっていつでしたっけ？」

提督「三日後だ、だからまだ準備は必要ないぞ」

ｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬ

龍田「失礼するわ～」

龍田「昼間っから人目もはばからずイチャついて…恥ずかしくないのかしら」

青葉「た、龍田さん…」

提督「め、珍しいな執務室に来るなんて…」

龍田「ちょっと私じゃ解決できない問題が発生しちゃってね」

青葉「龍田さんに解決できないこと何てないんｊ…ﾓｺﾞｯ」

提督（シーッ、余計なこと言うなよ！）

提督「で、どんな問題なんだ？」

龍田「実は天龍ちゃんが…急にU-Tuberになるって言いだして…」

提督「U-Tuber(ユーチューバー)？」

青葉「司令官、U-Tuberというのは動画投稿サイト『U-Tube』に動画を投稿して生計を立てる人のことですよ」

提督「おいおい、そんなんで生活していけるわけないだろ…」

青葉「大半の人はそうですけど、何人かは億単位で稼いでるみたいですよ」

提督「人生をかけた博打みたいじゃないか」

龍田「そうなのよ…天龍ちゃんがそうならないか心配で…」

龍田「私が何度言っても、『オレはU-Tuberになるんだ！』って聞かなくて…」

龍田「だから、提督も一緒にお願いしてくれないかしら」

提督「んー…俺は別にやらせてもいいと思うけどな」

龍田「…どうしてかしら？」

提督「実際にやってみて無理そうだったら止めればいいし、上手くいけばそれでいいだろ？」

提督「それに天龍も無理だと分かれば、すぐにやめるさ」

龍田「じゃあ、最初は天龍ちゃんの好きにさせるわ」

提督「しかし、天龍の奴どうして急にそんなこと言い出したんだ？」

青葉「他のU－Tuberの動画を見て、『これならオレもできる！』とか思ったんじゃないですか？」

提督「多分そうだな…あいつ結構ミーハーだし」

青葉「天龍さんが失敗しようが成功しようが、青葉的には記事のネタになって嬉しいですけどね」

提督「ハハッ、相変わらずだな」

【　二　日　後　】

青葉「司令官、旅行の準備終わりました」

提督こっちも終わったぞ」

青葉「そうだ！時間が出来たんで、天龍さんが投稿した動画を見てみましょうよ」

提督「そうだな」


安価↓2

天龍が投稿した動画の内容

コンマ↓2＋秒数の一の位
再生数の上二けた＋続く0の数

『噂の激辛カレーを秒で食ってみた！？』　4600回再生

青葉「うわあ…体張ってますねぇ」

提督「ネタが思いつかなかったからって、リアクション芸人みたいなことしなくても…」

青葉「でも再生数はそこそことれてますね」

提督「これでそこそこなのか？」

青葉「はい、無名の新人がいきなり4桁はなかなか難しいかと」

提督「へぇ…天龍の奴意外とやるな」

日刊青葉新聞

『天龍さん、U－Tuberデビュー！？』

『明日から一週間、休刊します』


青葉「これで良しと…」

提督「旅行前にも書くなんてマメだな」

青葉「休まないのがウチの売りなんで」

提督「それじゃあ行くか」

青葉「はいっ！」


この時は青葉たちはまだ知りませんでした…

この記事をきっかけに鎮守府にU-Tuberが乱立することになるなんて…

【　一　週　間　後　】

青葉「久しぶりの鎮守府ですね！」

提督「ああ、何も起きてなければいいが…」

青葉「ここ一週間はみなさんも休暇にしましたから大丈夫ですよ」

提督「まあ、そうだよな」

青葉「さ、早くお土産配りに行きましょうか」

提督「ふぅ…みんなに配るとなると結構時間かかるな」

青葉「うーん…」

提督「どうかしたか？」

青葉「いや、さっきお土産を配ってるときにカメラを向けられていた気がして…」

提督「まさか、気のせいだろ」

提督「そんなことより、天龍の動画の再生数がどれだけ伸びたか見てみようぜ」

提督「えっと…どうやって検索したっけ？」ｶﾁｶﾁ

青葉「あ！司令官、コレ！」

提督「ん？これは…俺たちがお土産配ってた時の動画じゃないか！？」

青葉「やっぱり気のせいじゃなかった…」

提督「それに、次の動画の背景…ウチの鎮守府じゃないか！」

青葉「もしかして青葉たちがいない間に、みなさんがU-Tuberに…？」

提督「それはまずい…！鎮守府は機密の宝庫なんだぞ！もし漏洩でもしたら…」

青葉「したら…？」

提督「憲兵にしょっぴかれる」

青葉「い、今すぐ調べてそういった動画は削除させましょう！」

提督「またこれ(ネット監視装置)を使うことになるとはな…」

青葉「仕方ないですよ…今度は司令官のクビが掛かってますから」

提督「ああ…っと、この動画の投稿者は…？」

安価↓1
艦娘を一人

コンマ↓1
高いほどたくさん投稿してる（動画内容安価が最大3まで増えます）

提督「これは赤城か…」

提督「こんなことはやらないイメージがあったんだが…」

青葉「食事してるだけの動画とかもありますから、そういったものかと」

提督「そんなんで再生数とれるのか？」

青葉「人によりますね」


安価↓1、2
動画の内容

コンマ↓1
再生数

動画数は
01から33で1つ
34から66で2つ
67から00で3つ
でコンマを三等分でいいのかな

よく考えたら、二桁＋0が9個って有り得ない…

?の数で6～10は1～5扱いにしたほうがいいですかね？

いきなりぐだってすいません

そうさせてもらいます

>>33　そんな感じです

『ピエロになって駆逐艦脅かしてみたｗｗｗ』　再生数240,000回

提督「赤城…何やってるんだ…」

青葉「アメリカのドッキリ番組みたいな企画ですね」

提督「駆逐艦をターゲットに選ぶなよ…」


『上司がケッコンしたのに諦めきれない奴ｗｗｗ』　再生数120,000回


提督「この上司って…」

青葉「司令官のことですよね…」

提督「ていうかこれ…アウトだろ」

青葉「声から判断するに阿武隈さんのを盗聴したみたいですね」

提督「これは削除だな」ﾎﾟﾁｯ

提督『空母赤城！直ちに執務室に来い！』

赤城「提督、お久しぶりです」

赤城「あ、お土産ありがとうございました」

提督「そんなことはどうでもいい」

提督「お前、なぜこんな動画を投稿した？」

赤城「………」

提督「黙ってないで何とか言ったらどうだ！？」


安価↓1～3で最高コンマ
赤城の言い訳

赤城「これにはちゃんとしたわけがあるんです」

提督「ほう？聞かせてもらおうか」

赤城「阿武隈さん、提督がケッコンしてからずっと落ち込んでいたんです」

赤城「それで発破をかけようと…」

提督「それにしたってこんなやり方は…」

赤城「いえ、ちゃんと効果はありましたよ」

青葉「司令官、コメント欄みてください！」

提督「なになに…？『阿武隈さん、元気出して！』、『鈍感な司ｒ…上司が悪い』…」

赤城「励ましや応援のコメントがたくさん来て立ち直ったみたいです」

提督「なるほどな…」

提督「だが、盗聴は盗聴だし、結果オーライだ」

提督「次やったら食事一週間抜きだからな」

赤城「この赤城！一航戦の誇りにかけて二度とやらないと誓います！」

青葉（赤城さん…そんなことに誇りをかけていいんですか…）

提督「いきなりとんでもないものに遭遇したかと思ったよ」

青葉「ぶっちゃけ犯罪に近いですけどね」

提督「阿武隈も許しているみたいだし、これ以上とやかく言うのはな」


安価↓1
次の艦娘


今日はここまで！

こんばんは

更新します

提督「この動画は…イクが投稿したやつか」

青葉「泳ぐ18禁と名高い(?)イクさんですから、ちょっとエッチな動画をあげてそうですね」

提督「いや、流石にそれは…ないよな？」

青葉「まあ、見ればわかりますよ」

安価↓1、2
19が投稿した動画の内容

コンマ↓1、2
再生数

『私服から水着に早着替えチャレンジ！なの！』　93,000再生

提督「おいっ！！」

青葉「さっそくありましたねぇ…」

青葉「青葉が内容を確認しますから、向こう見ててください」

提督「お、おう…」

青葉「………」ｼﾞｰ

青葉(提督指定のスク水の上に私服を着て脱いでるだけの動画ですね…)

青葉（いわゆる釣り動画…？いや、これはこれで需要が…？）

提督「ど、どうだ？」

青葉「うーん…ギリセーフですね」

『ストーカーまがいのジャーナリスト（笑）を海に突き落としてみたの！』 500再生


提督「これは普通に犯罪じゃ…」

青葉「でも落とされた相手の方、取材という名のしつこいナンパをしてくる輩ですよ」

提督「相手がどうだろうと関係ないよ…」

提督「やべえ…訴えられたらどうしよう…」

コンマ↓1
70以上で憲兵が来る

青葉「そんな心配しなくても大丈夫ですよ」

青葉「この動画が挙げられてから数日たつのに何の音沙汰もないのがその証拠です！」

提督「確かにな…」

提督「でも、怖いから早めに動画は消させよう」

提督「イクは快く動画を消してくれたよ」

青葉「青葉は残しても良かったと思うんですけどね」

青葉「注意喚起的な意味で」

提督「そういうのを晒し上げっていうんじゃないのか？」


安価↓1
次の艦娘

コンマ↓1
大きいほど次の安価が増える
ゾロ目でトラブル発生

青葉「あ、この動画怪しくないですか？」

提督「どれ…？鹿島のPCからの投稿だな」

青葉「鹿島さん…真面目に見えますけどね」

提督「『見えます』？珍しいな、青葉がそんな言い方するなんて」

青葉「何て言うか…底が見えないんですよね」

提督「ふーん…？」

安価↓1
投稿した動画の内容

コンマ↓1
再生数

『鹿島の料理講座【ローアングル】』　430再生


提督「何がしたいんだ…？」

青葉「動画のコメントにも『料理かパンツに集中させろ！』とか書いてありますね」

提督「肝心の料理が良く見えない料理動画って意味ないだろ」

青葉「鹿島さん、意外と天然なんですかね？」

鹿島「提督さん、お呼びですか？」

提督「ああ、実はこの動画のことを聞きたくてな」

鹿島「あっ…それは出来れば見てほしくなかったやつです…」

鹿島「実は普通に料理実況をしようと思ったらカメラ落としたのに気づかなくて…」

青葉「なるほど、それであのよくわからないコンセプトの動画が誕生したと」

鹿島「はい…それで動画の消し方も分からないので、そのままに…」

提督「青葉…手伝ってやってくれ」

青葉「了解です！」

鹿島「二人ともありがとうございます…」