モバP「神谷奈緒と結婚するには」 (24)

寝る前に少し、書き終えているので連投して寝ます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493561431

P「今回のイベント…、そう『LiveGrooveDanceburst』において奈緒がリーダー的役割を務めている…」

P「まぁMVパーティーではリーダーではなかったわけだが…」

P「奈緒はいつもCoアイドルなのにCuだと言われ続けて来た、しかし!今回は違う!」

P「今回の奈緒はまさしくCoアイドルの名にふさわしい、とてもカリスマ的でイケメン!」

P「また奈緒の新たな一面が見れて本当に嬉しい…、自分のプロデュース力が恐ろしいぜ…」

P「何と言っても新曲「Nothing but you」で奈緒が「愛してる」って言ってくれるんだぜ…?」

P「ああああああああ奈緒可愛いいいいいいいいい!!!!!!」

P「…っと、いかんいかん…、取り乱してしまった」

P「まぁそんなこんなで奈緒魅力について軽く語って見たわけだが…」

P「もう我慢できない」

P「限界だ…」

P「奈緒を嫁に迎えようと思う」

P「という訳で今回はどの様にして奈緒に婚姻届にサインさせるか、という問題があるわけなのだが…」

P「とりあえず、まずは資料と間違えてサインを求める形で行ってみよう」

P「奈緒、ちょっといいか?」

奈緒「あ、プロデューサーさん。お疲れ様。あたしに何か用か?」

P「お疲れ、いや何、ちょっと書類に不備があってな…ここにサインしてくれないか?」ピラッ

奈緒「はぁ?まったく、しょうがないなぁプロデューサーさんは…、どれどれ…なん、のしりょ…」ピシッ

P(あ、固まった)

奈緒「…プロデューサーさん、誰かと結婚するのか?」

P「…え?急にどうした?」

奈緒「これ、婚姻届だぞ」スッ

P「あ、あぁ、ごめんごめん!渡す資料を間違えたみたいだ…」

P(あちゃー、そっちの方向で捉えられたか…)

奈緒「……」ムスッ

P「ごめん、こっちの資料にサインを--って、奈緒?どうした?」

奈緒「別に…、プロデューサーさんが誰と結婚しようがあたしには…関係、ないから…」プイッ

P(ぐっ…、結構くるなぁ、その言葉は)

奈緒「はい、名前、書いといたよ。もう間違えないでよ…」タッタッタ

P「あっ、奈緒…」

P(これは少し面倒なことになってしまったなぁ…)

ちひろ(アイツまた奈緒ちゃんにちょっかい出してやがる…)

それからしばらく、奈緒は俺のことを避け、まともに取り合ってもくれない…。
このままでは俺の中の奈緒成分が不足して暴走してしまう…、その前に何とか誤解を解かなければならない、が、話しかけようとしても奈緒は逃げてしまうので打つ手がないのが現状だ。

P「はぁ…」

加蓮「どうしたの?プロデューサー。そんな深いため息ついて」

P「あぁ、すまん加蓮…。最近、奈緒が俺のこと避けてるだろ?何とか話をしたいんだが、どうにも上手くいかなくて…」

加蓮「そういえば最近奈緒とプロデューサーが話してるとこ見てないと思ったら…、何かあったの?」

P「え゛っ…、い、いや…何もないけど…?」

P(記入済みの婚姻届を差し出したとは言えんしなぁ…)

加蓮「ふぅん…怪しい…」ジトー

P「うっ…」

加蓮「まぁ別に詮索するつもりはないけど、あの子は素直じゃないから…」

P「あぁ…、でもそこが可愛いんだけどな」

加蓮「それは分かる。でも、今回みたいに素直になれなくて避けちゃう事もあるって事」

P「それってつまり…?」

加蓮「きっと奈緒もどうしていいか分からないだけだと思う、だからプロデューサーから切っ掛けを作ってあげて?そうしたらきっと奈緒も向き合ってくれるから」

P「加蓮…」

加蓮「お膳立ては、してあげないよ?」

P「あぁ、大丈夫だ。ありがとう、俺、やってみるよ!」

加蓮「うん、頑張って」

加蓮(何の悩みかは知らないけど、これで大丈夫そうかな?)

P(よしっ、今度こそ奈緒に婚姻届にサインさせるぞっ!!!)

ちひろ(絶対加蓮ちゃんこいつの事分かってないわー…)

~レッスン後~

奈緒「…お疲れ様でした」スッ

P「待ってくれ、奈緒」ガシッ

奈緒「なんだよ…、あたしに何か用かよ…」

P「そうだ、奈緒。お前に用がある。ちょっと事務所まで来てくれるか?」

奈緒「あたしは…」

P「頼む、これは(俺にとって)重要な話なんだ…」

奈緒「…分かった」

~事務所~

P「率直に聞くけど、なんで奈緒は俺のこと避けてるんだ?」

奈緒「…」

P「黙り、か。…あの婚姻届が理由か?」

奈緒「…!」ビクッ

P「ははっ、相変わらず奈緒は分かりやすいな…」

奈緒「…っ、うる、さい」

P「…どうしてそんなに辛そうなんだ?教えてくれないか、奈緒」

奈緒「…言いたくない」

P「そうか…、じゃあ俺から話をしよう。あの婚姻届はだな…」

奈緒「やめてっ!!」

P「!!」

奈緒「お願い…、やめて…聞きたくない…」

P「…」

奈緒「プロデューサーさんが…、誰かと結婚して…あたしの前から居なくなる話なんて…、聞きたく、ないよ…」

P「……え?」

奈緒「……え?」

P「俺が、結婚して奈緒の前から居なくなる?」

奈緒「そう、だよ。プロデューサーさんが引退して、あたしを置いて幸せを手に入れるんだって思ってあたしは…怖くて…」

P「…」

奈緒「止める事なんて、あたしには出来ない、そんな資格なんてあたしにはない…。でも、辛いんだ。プロデューサーさんが居なくなるなんてあたし考えた事なかった、ううん、考えないようにしてた。でも、急にそれが現実になって襲いかかって来て…あたし、どうしていいか分からなくなって、プロデューサーさんの顔を見るのも辛くて…」

P「奈緒…」

奈緒「こんな事、言ってもどうしようもない事は分かってる!でも、でも…っ!!あたしを、置いて行かないでよ、プロデューサーさん…っ」グズッ

P「…ッ!!!誰が置いていくか馬鹿野郎!!」ギュッ

奈緒「…へっ?ちょ、えっ?プロデューサーさん!?///」アワアワ

P「すまん、奈緒。どうやら相当悩ませたみたいだけど、俺はどこにも行かないしプロデューサーを辞める気もない。奈緒の担当を降りるだなんて誰かに命令されても断る」

奈緒「だったら…じゃあ、あの婚姻届は…!」

P「あれはお前の名前を書くもんだ」

奈緒「…………なっ!!!???/////」ボッ

P「あの時は冗談半分で渡してうっかり奈緒がサインしてくれないかなぁとか思って渡してみた」

奈緒「ふ、ふざけんなっ!あたしがうっかりでそんな事するかっ!!」

P「いやでも奈緒って意外とおっちょこちょいでちょろいし…」

奈緒「おっちょこ…!?ちょろっ…!!?」

P「あ、でも今回のイベントではしっかりしてたよな。すごいカッコよかったぞ、奈緒」

奈緒「えっ、あっ、ありがとう…」エヘヘ

P(ちょろ…)

ちひろ(ちょろい…)

奈緒「じゃなくって!!!あ、あたし用って、どういう事だよ!?ま、まさかあたしとけ、けけ結婚…したいってか!?」

P「そうだけど?」

奈緒「んなぁ!!!??//////」ボンッ

P(あ、羞恥に耐えきれず爆発した)

奈緒「…////」プシュ~

P(俺の腕の中で奈緒が俺の胸に顔を埋めてぐりぐりしてる…、やばい、俺死ぬかも…)

奈緒「ほ…」

P「ほ?」

奈緒「本気…、なのか?」

P「もちろん」

奈緒「ッ…、即答、かよ…」

P「俺はいつだって本気だ」

奈緒「…プロデューサーさんの、そういう所、ずるい」ボソッ

P「ん?なんか言ったか?」

奈緒「な、なんでもないっ!」

P「奈緒がそう言う時は大抵何かあるんだがなぁ」

奈緒「そ、そんな事より!ど、どうするつもりなんだよ!」

P「どう、とは?」

奈緒「あ、あたしと…その…」ゴニョゴニョ

P「よく聞こえん」

奈緒「プロデューサーさんは!あたしと…結婚、するの?」(上目遣い)

P「する」ズキューン

奈緒「あたしなんかで…いいのか?」

P「いい、というか奈緒以外ありえない。むしろ奈緒は俺なんかでいいのか?」

奈緒「あたしだって!プロデューサーさんとじゃなきゃ…こんな事…///」

P「そうか…」

P(あかん奈緒可愛すぎる、俺のネオアームストロング方が仰角上がっちゃう…)

奈緒「な、なぁ」

P「ん?」

奈緒「ちょっと、目、瞑って」

P「なんで?」

奈緒「いいからっ!///」

P「?奈緒、これでいい…」

奈緒「んっ…」チュッ

P「!!!!!?????」

奈緒「へへっ…、驚いただろ。…お返しだ」

P「…」プッツーン

奈緒「ひょわぁっ!ちょ!プロデューサーさん!?ダメだってこんな所じゃ!!////」ドサッ

P「うるせぇ、奈緒が可愛いのが悪い。責任取らせろ」グイッ

奈緒「あっ、ちょっ…、ほんとにダメっ…」

この後めちゃくちゃっくすした。

~後日~

P「おはようございます」

ちひろ「あ…、おはようございます…」

P「どうしたんですか?元気ないですね…」

ちひろ「いえ、少しショックな事があったもので…」

P「そうですか…、何があったかは知りませんが、元気出してくださいね」

ちひろ「はい…、ありがとうございます…」

ちひろ(てめぇが事務所で奈緒ちゃんとセッ○スし始めるからじゃボケェェェ!!!!)

以上です。

まぁ何が言いたいかって、奈緒ちゃん可愛い最高って事だよ。

稚拙な内容ですが、楽しんでもらえたら幸いです。

あと以前にもSSを書いた事があるので、よければそちらの方も見てくれたら嬉しいです。

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