【艦これ】提督「俺の妹がこんなにゴリラなわけがない」 ゴリラ「ウッホ、ウホホ!」 (32)

ラジオ「本日未明……ザザッ…げ出し………く中との……近隣住………さい…ザザッ」



……………………………


卯月「司令官! 司令官!! ちょっとこっちに来るぴょん!! 面白いことがあるよ!!」ドア ドンドン!!


提督「……なんだよこんな朝っぱらから……今日は遠征も含めて午後まで出撃は…」

卯月「長門さんがゴリラになったぴょん!!」



提督「は?」

卯月「長門さんがゴリラになったぴょん!!」

提督「はぁ?」

卯月「長門さんがゴリラになったんだぴょん!!」


提督「………………」




……………………………………



長門のヘッドギアをつけたゴリラ「ウッホ、ウホホ!!」


卯月「くっそ笑えるぴょんwwwwwwww」ゲラゲラ


提督「…………」


提督「俺の妹の長門がこんなにゴリラなわけがない……」

………………………
鎮守府正面玄関



ゴリ長門(仮称)「ウホ?」



卯月「ほいほい! バナナ食べるぴょん? 長門さん…?」つバナナ


ゴリ長門「ウホホ!! ウッホ、ウホッホイ!!」歓喜の舞


フェニックス響「どうやらゴリ長門さんも喜んでいるみたいだね。」



提督「気安く人の妹をゴリラにするな。」

卯月「だって…どこからどうみても長門さんぴょん?」

フェニックス響「長門さんのヘッドギアしてるし…それにどこを探しても長門さんはいないし…」

卯月「これはもう…長門さんに間違いないぴょん!! うーちゃんの探偵としての勘がそう囁くぴょん…!」

ゴリ長門「ウッホホ!! ウホホホ! ウッホホホホホ!!!!!」ドラミング

提督「俺は絶対に信じないぞ!! てか信じたくない!!」


卯月「よく考えてみるんだぴょん……まずこういう時は、原因に遡ってみるぴょん……」

卯月「まず、司令官と長門さんの家族関係から……」


提督「ええっと……そもそも俺と長門は、生き別れの関係で……最近まで血が繋がってるって知らなかったんだ…」

フェニックス響「ほう…それで…??」


提督「俺の親父は…結構名のある海軍軍人でな。俺はそんな親父の元で鍛えられ、そして同じく軍人になった。」


提督「一方、母方は…とある秘宝を守り伝える一族で……長門は母方で育ったわけだ。」

卯月「詳しいことは『VS艦隊旅団編』が詳しいぴょん…!」


提督「ていうか…それ以外に変わったところはないぞ……少し特殊な家庭なだけで、正直ゴリラは一切関係ない。」


卯月「母方の祖父母がゴリラだったりしないぴょん…?」

フェニックス響「なるほど…先祖還りという奴か。実にハラショーな推理だ。」


提督「祖父母がゴリラなら俺の母ちゃんもゴリラじゃねぇか。それなら俺、ゴリラのハーフじゃねえかよ…」

卯月「司令官はちょっぴり人外なところ…あるぴょん…?」

フェニックス響「正直に言ってみなよ。ほら。このバナナ…実は食べたくて食べたくて仕方ないんだろう? ほれほーれw」つバナナ揺らし


提督「ねぇよ(怒) ボケカス……!」

ゴリ長門「ウホ」テクテク


卯月「あっ 長門さんが司令官に近づいてくるぴょん!」

フェニックス響「流石は兄妹だね。血の繋がった者同士…惹かれあう何かがあるんだろう。」


提督「おいやめろ こっちくんな!!」シッシッ

ゴリ長門「ウホ……ウホホ…」ショボーン


卯月「長門さんが悲しがってるぴょん…」

フェニックス響「なんて酷いお兄ちゃんなんだ!! これは少し…同情するよ…」


提督「いやいや、これが普通の反応だろっ!! ゴリラの腕力舐めんな!! 俺の身体なんか軽く引きちぎられるんだぞ!!」

卯月「司令官なら大丈夫ぴょんww」

フェニックス響「うんww だって不死身だしww」


提督「」

ゴリ長門「ウッホ!!」

卯月「とりあえず、コンタクトを図ってみるぴょん!!」

提督「はぁ? どうやって?? ゴリラ語でも喋れ、とでもww」鼻で笑い

卯月「なせばなる!! ぴょん!!」

提督「マジかよ……」


フェニックス響「なぜベストをつくさないのか…」指さし

卯月「やる前から諦めてちゃ…何も始まらないんだぴょん!! ぷっぷくぷぅ!!」

提督「……どう考えても無駄だが…一応やってみるか…それじゃ行くぞ!」






提督「ウホホ!! ウホホッホッホイイイイ!!!!!(こんにちは。私は提督です。)」

提督「ウッホホホホイ? ウーホホホホーーーホホー!?(あなたの名前はなんですか? もしかして本物の長門さんですか!?)」


ゴリ長門「…………………………………」


提督「ウホホホホ、ウホホホホーーッホイ? ウホ。ウッホホホイウホホホ……(よかったら、お友達になりませんか? はい。これが親愛の証の握手……)」つ右手








ゴリ長門「ウッホホホホイッ!!!!!!!!!!!!」ゴリラパンチ


提督「うぎゃああああああああああああああ!!!!!!! やっぱりじゃねぇかああああああああああああああ!!!!??????」ぶっ飛び




卯月・フェニックス響「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」大笑い

……………


ボロボロの提督「俺じゃなきゃ死んでたね。」ビキビキ#

卯月「やっぱり不死身ぴょん……」

フェニックス響「ゴリラ兄妹……ハラショーだね。」

提督「だから…こいつが長門だって勝手に決めつけんな。アホ。」

ゴリ長門「ウッホ♪ ウホホイ♪」テクテク



提督「このままじゃラチがあかねぇ……どうにかしてコイツをここから退かすぞ。ぶっちゃけ超邪魔。」


卯月「いやだぴょん! それじゃ長門さんが可哀想だぴょん!!」

フェニックス響「そうだそうだ! 同じ艦隊の仲間を邪魔扱いだなんて…見損なったよ。司令官!」

提督「うるせぇ!! その艦隊の仲間の姿を見て爆笑するお前らには言われたくねぇよ!!!!!!!!!」

卯月「ぷっぷくぷぅ……それじゃ、どうするぴょん…?」


提督「とりあえず……警察に通報だな……お巡りさんが来たところで…何かできるわけでもないだろうけど…」

フェニックス響「あっ、いいこと思いついたよ。ちょっと待って司令官!」タタタッ


卯月「ぴょん?」

提督「悪い予感しかしねぇ……」


ゴリ長門「ウッホホ♪」テクテク

フェニックス響「司令官、お待たせ。スゴいアイテムを持ってきたよ。」

つゴリラの着ぐるみ

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira134853.jpg




提督「なんで都合よくこんなもん持ってんだよ!!!!!!!!!!!!!!」

フェニックス響「ハラショー。」

卯月「流石はフェニックス響だぴょん……用意周到とはまさにこのこと……かもしれんぴょん。」

提督「お願いだから質問に応えて……」

卯月「……そうか。わかったぴょん!」

提督「なにがだよ」


卯月「司令官!いいからこの着ぐるみをきてみるぴょん!!」

提督「あ"ぁ"っ"!?」半ギレ


フェニックス響「ゴッドフェニックス!!」ボォォ


提督「うぎゃああああああああああ!!!????」服破け

フェニックス響「さぁ! 早く着るんだ!! 駆逐艦の目の前で全裸になった罪でしょっぴかれる前に…早く!!」


提督「許さんぞ……この虫けら共め……!!」しぶしぶ

ゴリ長門「ウホ…??」

………………

ゴリ提督「…………」


卯月・フェニックス響「wwwwwwwwwwwww」


フェニックス響「実にハラショーだねwwww」

卯月「司w令w官w よく似合ってるぴょんwwww」


ゴリ提督「お前らあとで覚えてろよ。」



ゴリ長門「!?」

卯月「あっ、ゴリ長門さんが反応したぴょん!!」

フェニックス響「さぁ…鬼が出るか蛇がでるか……」

ゴリ提督「ゴリラしかでねぇよ」

ゴリ長門「ウホホ……」提督じーーーー

ゴリ提督「な、なんだよ……こっちみんな…」


ゴリ長門「ウッホ…ウホホ………」提督じーーーー









ゴリ長門「ウホッ///」ポッ

ゴリ提督「げっ……なんだ……こいつ。」



ゴリ長門「ウホッウホホ///」


糞投げ


ゴリ提督「うわああああああああ!!!???? アブねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」ヒョイ

ゴリ長門「ウッホ! ウッホホイ!!」糞投げ


ゴリ提督「汚ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!! やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」逃げ


フェニックス響「聞いたことがある。ゴリラにとって、糞を投げるのは求愛行動の1つなのだと。」

卯月「つまり、ゴリ長門さんは司令官に対して発情してるぴょん??」

フェニックス響「そうなるね。大変だ 
…これだと近親相○になってしまう!!」

卯月「それはマズイぴょん!!」


ゴリ長門「ウッホ///」ヒョイヒョイ


ゴリ提督「んなことあとでいいだろぉぉぉぉぉ!!! 早く助けて!!!!!」

ゴリ提督「ぜぇぜぇ……ようやく弾切れか…」


ゴリ長門「ウッホ……」ショボーン


卯月「ゴリ長門さんをゴリ司令官になつかせて言うことを聞かせる作戦は上手く行かなかったぴょん……」

フェニックス響「というかむしろ上手く行きすぎて困ったことになったね。」


ゴリ提督「どうすんだよ……余計にここから離れられなくなるぞ。」

卯月「ふぅむ……どうすればいいぴょん??」


???「お困りでしょうか??」


ゴリ提督・卯月・フェニックス響「お、お前は!!????」



エリートブリーダー鹿島「ふふっ…可愛いゴリラさんね。私に任せてください!!」

卯月「お、お前は…エリートブリーダー鹿島!!」

フェニックス響「数々の動物に関する知識を備え…動物を扱うことに関しては右に出るものはないという『エリートブリーダー』の肩書きを持つ艦娘…別名『動物博士の鹿島』……実在したなんて…」

ゴリ提督「鹿島……お前いつからそんな大層な地位に就いたんだ……ってかゴリラって、ブリーダーの仕事の範囲なの……??」

エリートブリーダー鹿島「あなたが噂の、ゴリラになった長門さんね…うふふ。安心して…怖くない。怖くないわ…」ゴリ提督ナデナデ


ゴリ提督「俺じゃねえよ。いい加減眼鏡かけろって何度言えばわかるんだ!」


卯月「うちの鹿島は目が悪い癖に眼鏡をかけないことで有名だぴょん。」

エリートブリーダー鹿島「だってぇ…それじゃ香取姉と被るし…」

ゴリ提督「コンタクトとか、色々あるだろ……」

エリートブリーダー鹿島「ふふっ…けど。私の実力は本物です! どんな動物だろうと私の魅力の前ではその心を開き……すぐの仲良くなることが出来るんですよ!!」

ゴリ提督「ほう……例えば…?」


……………………

多摩「ごろにゃーん」

エリートブリーダー鹿島「ほら、猫ちゃん! 猫じゃらしですよ~ ほらほら~」ホイヒョイ

多摩「多摩は猫じゃないにゃ。」猫じゃらしツンツン



球磨「がおーだクマ!!」

阿武隈「ヒッ……なんか球磨ちゃんが因縁吹っ掛けてきたんですけどーーーー!!!?????」

球磨「『くま』の王の座は球磨のものだクマー!!!!」

阿武隈「ヒィィィィィ!!!?????」

エリートブリーダー鹿島「危ない!!」

ガブリ!


球磨「おっ…鹿島の頭。おいしいクマ~」ガブガブ

エリートブリーダー鹿島「お怪我はありませんか? 阿武隈ちゃん?」頭から流血

阿武隈「ヒッ、ヒィィィィィぃぃぃ!!! 人喰いだあああ!!!!!!!」ダッ

エリートブリーダー鹿島「どうして逃げるんでしょう……おとなしくなったらこんなにも可愛らしい熊さんなのに……」

球磨「クマ~♪」ガブガブ



エリートブリーダー鹿島「はい。わたあめですよ!!」

時雨「やった♪」犬耳髪ピョコピョコ

時雨「はふはふ! はふはふ!!」わたあめペロペロ

エリートブリーダー鹿島「ふふっ…可愛いワンちゃん……♪」


………………

エリートブリーダー鹿島「どうです?? これこそ私がエリートブリーダーたる由縁ですよ。 ふふん♪」

ゴリ提督「そいつら全員動物じゃねぇし……」

鹿島「とにかく任せてください、提督さん!!」

提督「……わかった。頼んだぞ。」

鹿島「はい♪」


フェニックス響「これ、どう考えても失敗す……モガモガ」

卯月「しっ…それを言っちゃかわいそうだぴょん……!」

………………


鹿島「はーい、ゴリ長門さん!? 元気!?」

ゴリ長門「ウホッ…?」


鹿島「私は、鹿島! 覚えてる!?」

ゴリ長門「ウホ、ウホホ…」

鹿島「うふふ……私はね…今日はあなたとお友だちになるために会いに来たの!!」

ゴリ長門「ウホッ? ウッホウホホ!!」

鹿島「そうよ。私とあなたはもうお友だち。これから仲良くしましょ♪」

ゴリ長門「ウホホ♪」



提督「なんだと……どうやら上手くいっているようだ!」

卯月「ひょえぇぇ……これは予想外だぴょん。」

フェニックス響「ハラショー」

鹿島「ゴリラは本来とっても臆病で、優しい動物なんです。」

鹿島「だから…きちんと敵意がないことをアピールして、こちらも優しく接していけば……」



ゴリ長門「ウホホ♪ ウホッホイ!!」気まぐれラリアット


鹿島「ゴフゥゥゥゥゥゥゥゥ!!?????」ぶっ飛び


提督「鹿島ああああああああああああああああああ!!!???????????」絶叫


卯月「やっぱこうなるぴょん?」

フェニックス響「わかってた」

鹿島「うげぇ……げほっ、げほっ…」

提督「鹿島! 大丈夫か!?」

鹿島「もう……提督さん…いきなりラリアットとかやめてくださいよぉ…そんなにこの鹿島のことが好きなんですか……//」

提督「お前は今、ゴリラからラリアット喰らったんだぞ……俺じゃない…」

鹿島「へ……どうして…そんなバカな!? 完全にお友達になったはずなのに!?」ガーン


卯月「ゴリラだから突然ラリアットしてもしょうがないぴょん!」 

フェニックス「そうそう。ゴリラだし仕方ないさ。」

提督「お前ら…ゴリラのなにを知ってそんな偉そうなこと言えるんだ?」  

鹿島「ぐぬぬ……このゴリラさんは中々に手強いようですね……」

提督「ってか、ゴリラの渾身のラリアットを喰らった割には元気だな、お前。」

卯月「司令官がそれを言うぴょん……??」


鹿島「なんとかしないと……このままじゃ『エリートブリーダー』としての名誉が……」


???「うふふ……ほらみなさい。やっぱりあなたは甘ッちょろいのよ。鹿島……」


鹿島「あっ…あなたは!?」


エリート調教師・香取「どうやらそのゴリラは躾がなってないようね。少し厳しめに指導してあげなきゃ……ふふっ♪」つ鞭


卯月「また変なのが出てきたぴょん。」

フェニックス響「やっぱこの鎮守府は魔窟だ。」

提督「おまえがいうな。」

鹿島「お、お姉ちゃん!? これまで数々の凶暴な動物をその華麗な調教術で手懐け多くの人々から評価を受けている上、一部の界隈からは絶大な人気を誇り、調教を希望する者があとを絶たないと噂される香取姉がどうしてここに!?」

卯月「『エリート調教師・香取』…別名『だて眼鏡』の香取。実在したのかぴょん……」

フェニックス響「ハラショー。」


提督「いや……お前ただのうちの香取だろ。だからいつお前らはそんな大層な二つ名をもらうようなことしたんだよ……」

エリート調教師・香取「うふふ……疑うんですか、提督。そんな悪い子にはお仕置きしちゃいますよ??」ニタァ

提督「ていっ!!」でこぴん

エリート調教師・香取「いたっ……うぅ…」

香取「いぢめられました……ぐすん。」ヒリヒリ

フェニックス「弱いね。」


提督「お前らバカなことやってねぇでさっさと逃げろ。このゴリラは俺が食い止める!」

ゴリ長門「ウホホ?」


香取「安心してください、提督。私の実力は、そこのエセアニマリストの鹿島とは段違いです!!」

提督「アニマリストってなに!? 初耳なんだが!?」

卯月「新手のケモナーか何かぴょん?」

鹿島「!? もうっ…バカにして!! 私だってお姉ちゃんなんかに……」

香取「うふふ…その様でよくそんなことが言えるわね。いい加減、眼鏡かけたら…??」ニヤリ

鹿島「うぐぐ……私がそれを気にしてるの知っててわざとだて眼鏡かけてるくせに……」ボロボロ

香取「おほほほ!! 何のことでしょうか!! うふふふふふ♪」

鹿島「ぐぬぬ……」


提督「お前ら仲良くしろよ。ていうかしてください……」

香取「そうですね。そんなに私の実力が知りたいと言うのなら試しに……あそこで若葉ちゃんに『アルゼンチン・バックブリーカー』をキメているネズミの子日ちゃんを調教してみせましょう……」


若葉「うぎぎ……ぐががががががが!!!!」白目

子日「今日は何の日~~~??」ニコニコ












子日「お前が沈むには丁度いい日だ……そうだろ? 若葉ぁぁぁ~~??」グググググ…

若葉「うがが……背骨…折れっ……むっちゃくちゃ痛いぞ!!!!」





若葉「だが悪くない。」キリッ


卯月・フェニックス響・鹿島「おおっ…!!」拍手





提督「なにしてんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!????????? 早く止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


香取「はい。了解です♪」

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