高垣楓「ゼロが二つでダブル……」ウルトラマンゼロ「それ以上言うな!」 (68)


アイドルマスターシンデレラガールズ × ウルトラマン


島村卯月「アイドルも、ウルトラマンも頑張ります!」 ウルトラマンゼロ「二期だ!」
島村卯月「アイドルも、ウルトラマンも頑張ります!」 ウルトラマンゼロ「二期だ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492091362/)

上記スレの続編となります。


・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。


・このスレにはオリジナルの設定がふんだんに取り込まれています。
 例・ウルトラ兄弟は元人間の、第一世代のウルトラマン。


・書いたのが随分と前なので、現在のオーブの設定と矛盾している点もあると思いますが
 生暖かい目で見守ってください。


・スレ内のウルトラマンゼロは本編以上にはっちゃけています。


・今更続編? ぷぷw とか書いたらダメなんだにぃ☆

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492696911


 前回のあらすじ

再びシャイニング・アースの守護についたウルトラマンゼロ!

謎の力で不完全ながらも復活したヤプールだったが、未央・杏・美波の活躍により、逆にヤプールを罠に!

エースの協力もあって難なくヤプールを追い返したシンデレラガールズだったが、

ヤプールはシンデレラガールズと『黒い雷』の力で、『幻影帝王』を復活させようとしていた……。



キャラクター紹介

ウルトラマンゼロ
ウルトラセブンの息子で、レオ兄弟の弟子。また、ウルトラマンノアに認められた勇者でもある。
『中の人』の影響もあり、光の国のウルトラマンにしてはかなりはっちゃけている。

島村卯月
キュート属性、17歳の高校二年生。「頑張ります!」が口癖。第5回CG総選挙、堂々の第一位!
個性の強いシンデレラガールズの中では、王道的な可愛さ・性格。超可愛い。スレ内だと、既に普通じゃない。

ウルトラマンティガ(ティガダーク)
超古代の光の巨人。スレ内では別次元の地球に存在していたらしく、元々闇の巨人だったらしい。
本編と同じくティガ自身は既に抜け殻(?)であり、現在は蘭子の支配下にある。

神崎蘭子
クール属性、14歳の中学二年生。「闇に呑まれよ!」等、独自の言い回しが特徴。
言動を除けば非常に可愛く、いい子である。彼女のキュートっぷりに、闇に飲まれたPは数知れず。

高垣楓
クール属性、神秘的な雰囲気漂う大人の女性だが、見た目に騙されてはいけない。楓さん、マジ25歳児。
お酒大好き、ダジャレ大好き、温泉大好き。意外と長身。スレ内では、ゾフィーを酔い潰した。


島村卯月「うんめ~いや~、しゅくめいに~♪ 向かい~合う~時がきた~♪」

本田未央「おっ、しまむー! ゼロの歌、第二弾?」

卯月「はいっ! やっぱり、ゼロさんくらい活躍しているなら、歌がいっぱいあってもいいと思うから!」

渋谷凛「ま、ゼロは強いからね」

ウルトラマンゼロ「やれやれ、強くて格好いいっていうのは罪なもんだぜ!」

未央「むむ、ゼロめ! 調子に乗ってるな~!」

ゼロ「だって、強いし?」


卯月「ね~」

ゼロ「ね~」


凛「ふふ、息ピッタリだね」

未央「ゼロ、そんなんじゃらんらんに頬を膨らませられちゃうぞ~?」

ゼロ「どうしてだ? 蘭子とは、昨日も一緒に歌っていたが」

未央「ま~、そういうことにしてあげよう!」

ゼロ「???」

凛(にぶちん)


凛「そういえば、ゼロは最近、卯月がメインだね」

ゼロ「蘭子にはティガがついているからな。あのティガは力だけで、ティガの精神はないようだ」

卯月「ティガさんともお話しできたらよかったんですけどね」

未央「一応、らんらんのティガは『ダーク』だから、気をつけなきゃね」

ゼロ「今は完全に、蘭子の支配下にあるようだから大丈夫だと思うが」

凛「ティガダークを完全に支配下って……蘭子、何者なの?」

卯月「ふふっ。本当に、ブリュンヒルデなのかもしれませんね」

ゼロ「色々と予想はできるが、今は蘭子が凄い! てことでいいだろ」

凛「だね。ところで、これ……」


 ガヤガヤ ザワザワ


卯月「お引越し、ですか? どこかの部署が」



グレンファイヤー「やめろっつってんだろっ!!」



未央「グレン?」

ゼロ「何事だ?」


引っ越し業者「そう言われましても」

グレンファイヤー(人間態)「だから、そっちの間違いに決まってんだろ!!」

ミラーナイト(人間態)「落ち着いてください! 確かに、連絡・報告・相談もできていませんが」

未央「グレ……岬さん(グレンの偽名)、鏡さん(ミラちゃんの偽名)! どうしたの?」

凛「二人とも! これ!」


『シンデレラプロジェクト 解体のおしらせ』


ゼロ「これは、どういうことだ!?」

卯月「な、何かの間違いじゃ! だって、まだ、お仕事ありますし」

引っ越し業者「悪いけど、間違いじゃないよ。こちらの常務さんに、依頼されてるよ」

グレンファイヤー「だから、それが……」 イラ

ミラーナイト「落ち着いてください! 彼らを責めても、何にもなりません」 ガシッ

未央「う、うそでしょ……? なんで、どうして……」

凛「未央……」

ゼロ「納得はいかないが……今は、この集合場所に行くしかないな」




――

―――

 346 会議室

武内P「……」

美城常務「忙しい中、皆に時間をとらせて申し訳ない。手短に統括重役としての私の方針を先に言っておく」


常務「現アイドル事業部門の全てのプロジェクトを解体し、白紙に戻す」


部長(これは……)


常務「その後、私の厳選した企画に適合したアイドルのみ選出、強化する。
         対外的な美城のブランドイメージを確立するのが狙いだ」


武内P「待ってください!」


部長(やはり、彼には我慢できなかったか)

武内P「プロジェクトにはそれぞれ方針があり、その中でアイドルが個性を伸ばしていると思うのですが」

常務「今の非効率的なやり方では、成果が出るのが遅すぎる」

武内P「現在、私の担当しているCP、特に島村卯月さんと神崎蘭子さんは、多くの仕事が」

常務「それは全て、ウルトラマンゼロの力によるところが大きい」

武内P「ですが! ゼロさん……ウルトラマンゼロは、島村さんたちの心に」

常務「それは認めよう。友を庇う。素晴らしいことだ」


武内P「なら!」


常務「だがそれは、我が社の『アイドル部門』の今後の利益につながるのか?」

常務「他の、作品に出演した役者たちが変身したこの状況下で?」


武内P「そ……れは……」


部長(悲しいが、関係ない。侵略者も消え、ゼロくんが帰ってしばらくは、話題が持ちきりだろう。
   だが、それ以降は? 所謂『一発屋』。最悪、島村君たちのアイドル活動の足を引っ張る可能性もある)


常務「私は何も、今の仕事を強制的に止めるようなことは言っていない。先方にも迷惑がかかる」

部長「現在の仕事は、現状維持。そういうことですかな?」

常務「その通りだ」

武内P「一人一人の歩み方を無視して、笑顔を失ってしまうかもしれないやり方は出来ません」

常務「では、君の案を聞こう。これ以上の案があるのか?」

武内P「っ! 少し、時間をいただければ……」

常務「早急に提出しなさい。私はあまり気が長い方ではない」

―――

――





 346プロ 仮CP待機室


 ガチャ

ゼロ「ひどい埃だ。倉庫だったようだな」

アナスタシア「ここが、私達の部屋……ですか?」

諸星きらり「そうみたい……」


ジャンボット(SD)「彼女たちは駆け出しとはいえ、アイドルだ」

ジャンナイン(SD)「この待遇は、憤りを覚える」


城ヶ崎莉嘉「解体って、どういうこと!?」

赤城みりあ「お仕事、どうなるの!?」


武内P「……っ。現在進行中のお仕事は、続けてお願いします」


多田李衣菜「てことは、この先はわからないってこと?」

前川みく「ユニットはどうなるの!?」


武内P「それは……」


未央「本当にプロジェクト解散なの!?」

緒方智絵里「……うぅ、そんな」

三村かな子「智絵里ちゃん!」


武内P「なんとかします! 絶対に! 対抗する案を提出して! 私を信じて、待っていてください!!」


ゼロ「そこまで言うんだ! みんな、信じて待とうぜ!」

卯月「はいっ! 私、お仕事のことは、ゼロさんと同じくらい、プロデューサーさんを信じてます!」

ミラーナイト「待っている間に、我々で部屋の掃除でもしましょうか」

ジャンナイン「人が過ごすには、快適な空間とはいいがたい」

グレンファイヤー「ミラちゃん、ナイスアイディアだぜ! そうだ、焼き鳥。お前、掃除機になれよ」 

ジャンボット「私は焼き鳥ではないと何度言わせれば……! そして、掃除機にもなれない!」

ジャンナイン「では、ジャンフラッシャーで一気に吹き飛ばそう」

新田美波「それやっちゃダメな奴です!!」


みんな『あははは~』


未央「……うん! 掃除しよっか!」

卯月「ですねっ! 私、お掃除道具探してきます!」

赤城みりあ「みりあも手伝う~!」


武内P(みなさん……ありがとうございます……!)



グレンファイヤー「ようし、CPメンバー雑用係のグレン様が! いっちょやってやるぜ!」

諸星きらり「グレンちゃん、凄いやる気だにぃ☆」

グレンファイヤー「あったりめぇよ! みんなの為に、頑張っちゃうぜ!!」

双葉杏「はぁ、宇宙人のグレンにこんなやる気出されたら、サボれないよ……」 シブシブ

かな子「ふふ、後でお菓子を食べて休憩しようね」


ミラーナイト「……グレン」

ジャンナイン「おそらく、この部屋への移動を止められなかったと、責任を感じている」

卯月「グレンさんのせいじゃないのに……」

ゼロ「あいつは、そういう奴だ。……腹の中は煮えたぎってる癖に、怒りを抑えている」


ゼロ(……これは、人間同士の問題。言ってみれば、この地球の問題だ)


グレンファイヤー「俺様がここをやるから、だりーなとみくにゃん、オレと勝負しようぜ!」

李衣菜「よおし、受けて立つよ!」  みく「またそうやって乗せられて……」


ミラーナイト「では、私はあちらを。智絵里さん、かな子さん、お手伝をお願いします」

智絵里・かな子「はいっ!」


ジャンボット「みんな、マスクはつけるんだ。健康を害する」

みりあ・莉嘉「は~い!」


ゼロ(俺も……我慢しなければ。……『信じて待つ』、そう言ったというのに) ギリ



 346プロ ロビー

高森藍子「じゃあ、茜ちゃんのとこも?」

日野茜「そうなんです! この空気、ムズムズします! ストロングコロナ茜です!!」

ゼロ「茜の奴も、モヤモヤしてるみたいだな」

凛「自力で変身できる気でいるあたり、大丈夫だと思うけど」

藍子「あ、みんな」

茜「う~! ちょっと、お外走ってきます!! ゼロさんもいかがですか!?」

ゼロ「すまない。卯月のレッスンを見る予定なんだ」

茜「残念です!! では、一人で行ってきます!!!」 ダダダダダ!

未央「おおぅ……。さすが、茜ちん」

ゼロ「茜……。できれば、彼女の熱い想いを、汲んでやりたいんだが」

藍子「とっても強いゼロさんでも、こればかりはどうにもならないですよね……」

ゼロ「……すまん」

藍子「ご、ごめんなさい! そんなつもりじゃ、あの、なくて……」

卯月(ゼロさん……)



 346廊下

佐々木千枝「やっぱり、そうなんですか。次のお仕事、どうなるんでしょう?」 トコトコ

上条春菜「とりあえず、決まっているものは大丈夫みたいなんですけど」 カツカツ

ゼロ「……何故、懸命に輝こうとする少女の邪魔をする」 ギリ

卯月「ゼロさん……ごめんなさい」

ゼロ「わ、悪い! 卯月に気を使わせちゃ、しょうがないな!」

未央・凛(ゼロ……)


 346プロ レッスン室付近


北条加蓮・神谷奈緒「……」

凛「加蓮、奈緒」


加蓮・奈緒「っ! おはようございます」 ペコ

卯月・未央「う、えぇぇ? お、おはようございます!」


加蓮「アイドルフェス見てました! 凄かったです」

ゼロ(ああ、前に凜が言っていた美嘉の後輩か)  

卯月(ああっ!)


凛「この前、話してた子達」

未央「美嘉ねぇが褒めてた子達だ!」

加蓮「嬉しいね」  奈緒「べ、別にまだ、そんなに仕事もしてないし……///」

未央「いやいや! 歌もダンスもセンスいいって褒めてたよ♪」

加蓮・奈緒「……///」


加蓮「私たち、まだまだ新人だけど、よろしくお願いします!」  奈緒「よろしくお願いします!」

未央「え、えへへ。よろしく」  卯月「よろしくお願いします」 ペコ


凛「ふふ。レッスン待ち?」

加蓮・奈緒「……実は」


未央「CDデビューが延期!?」  凛「そんな……」  卯月「……っ!」


奈緒「色々、準備してきたんだけどさ……」

加蓮「まだ未熟だし、しょうがないって思う部分もあるんだけど」

奈緒「何をすればいいか……わかんないよ」

未央「……っ!!!」


ゼロ「……」 ブチッ




凛「未央、まさか」

未央「ちょっといってく」


卯月(ゼロ)「ふざけてんのかぁぁぁ!!!???」


未央・凛・加蓮・奈緒「っ!?」 ビクゥ


卯月(ぜ、ゼロさん! お、落ち着いて!)

卯月(ゼロ)「確かに俺は人間の会社のことはわからねぇが……!」


卯月(ゼロ)「約束を破るとは、どういうことだぁぁぁ!!!」


加蓮「え? え? え!?」

奈緒「卯月ちゃんってこんなキャラだっけ???」


卯月(ゼロ)「上等だ! そっちがその気なら、俺にだって考えがあるぜ……!!」 ダッ

卯月「あわわわ! ふ、二人とも、助けてくださ~い!」


未央「あ、ヤバい!」

凛「取り押さえるよ!」 ガシッ


卯月(ゼロ)「二人とも放せ! 二人だってムカついてただろ!」

凛「確かに納得してないけど!」  未央「ゼロを見てたら頭冷えたよ!」


加蓮「ゼロ? ……あっ!」  奈緒「もしかして、ウルトラマンゼロ!」


卯月「未央ちゃん!」

未央「言っちゃった!!」

凛「あ~、もう! 加蓮と奈緒も、手伝って!」







ゼロ「すまなかった」

未央「つ、疲れたぁ~」  凛「もう、気を付けてよ」

ゼロ「すまん」

卯月「ゼロさん、本当は凄く気に病んでくれてて……」

未央「グレンがあそこまで怒ってたんだから、ゼロも怒ってないわけないよね……」

加蓮「ウルトラマンゼロ……。まだ、卯月ちゃんと一緒にいたんだ……」

奈緒「ビックリした……」


ゼロ「一応、自己紹介しておこうか。俺はゼロ、ウルトラマンゼロだ。よろしくな」

加蓮「あ、よろしくお願いします」

奈緒(す、すごい。本物のウルトラマンだ……! わかっちゃいたけど、宇宙は広いんだな~!)


卯月「ゼロさん! モヤモヤした分は、レッスンで消費しましょう!」

ゼロ「そうだな! いっちょ、ハードにいくか!」

凛「うん、動いてないと考えちゃう。加蓮と奈緒も、一緒にレッスンする?」

奈緒「い、いいのか?(う、ウルトラマンとレッスン!? すごい!)」


未央「まずは、ギンガとビクトリーもやらされた、手錠をつけて崖のぼりから行こうか!」

奈緒「っ!?」


ゼロ「女の子にそんなことはしねぇよ! どうしてもって言うなら、未央のパートナーは杏で崖のぼりを」

未央「すみませんでしたっ!!」


凛「謝るの、早いって……」

加蓮・奈緒「ふふ、あははは!」


 346プロ ロビー


 ワイワイ ガヤガヤ

みく「……移動の準備、色々してるね」

武内P「……そうですね」

ジャンナイン(SD)「これでは、輝きは得られない。あの時の、僕にも見えたティガの光」

李衣菜「……大丈夫! そうならないように、頑張るからさ!」

みく「ネコミミロックにお任せにゃ!」

ジャンナイン「期待している」



 346 とある廊下


アーニャ「小梅、輝子。その、荷物は?」

白坂小梅「実は……」

美波「りょ、寮を追い出された!?」

ジャンボット(SD)「なんという行いを……!!」

星輝子「し、しばらくは、会社の部屋を貸してくれるって……うちの、Pが……」

小梅「近くに、銭湯もあるから……」

アーニャ「ジャンボット」

ジャンボット「ああ。私の体内を使うといい。姫からも、友人たちの力になるように言われている」

小梅「え、でも」

ジャンボット「君たちも、私の友人だ。いつでも、力になる」

輝子「ふひ!? ろ、ロボットがマイフレンドか……。わ、悪くないな」


 346 カフェ


小日向美穂「小梅ちゃんと輝子ちゃん、他にも何人か寮を追い出されちゃって……」

莉嘉「ひどいよ! ひどすぎる!」

ミラーナイト「同感です。情けない話、あなたたちの前でなければ私も怒りのあまり何をしていたか」


城ヶ崎美嘉「……なんか、ごめんね」

ミラーナイト「美嘉さん?」  莉嘉「お姉ちゃん?」


美嘉「ミラーナイトやゼロ達が、この地球の為に必死に戦ってくれたのに、こんなことになって」

ミラーナイト「美嘉さんのせいではありません」

美穂「そうだよ。美嘉ちゃんのせいじゃ」

美嘉「こんなんじゃさ、あの『赤い靴の女の子』にも顔向けできないし……。メビウスにだって」


 コトッ


安部奈々「そんな時は! ウサミン特製リンゴでも食べて、元気出しましょう!」」

美嘉「奈々ちゃん……。ありがと」

美穂(けど、美嘉ちゃんの言う通り……。私じゃ、ゼロさんの力になれない……) ドヨーン



346 ロビー


 バサッ


みりあ「楓さんの垂れ幕……」

きらり「……次は、誰になるんだろうね~?」


高垣楓「きっと、ゼロさんね」 ニコニコ


きらり「か、楓さん!」

みりあ「えっ! ホント? ゼロさん、すご~い!」


楓「ふふ。この建物だって何回も守ってもらったし、ゼロさんが飾られてもおかしくないと思うな~」


きらり「そうかも! きっと、ウルティメイトフォースゼロが飾られるんだにぃ☆」

みりあ「わぁ~! 見てみた~い!」


楓「……うん。がんばらなきゃ」 ボソ



 仮CPルーム P仕事部屋


武内P「……ふぅ」

グレンファイヤー「お~う、おつかれちゃ~ん。お茶でも飲んで、一息つこうや」

武内P「グレンさん。ありがとうございます」

グレンファイヤー「どうよ? いい企画、出そうか?」

武内P「はい。任せてください。必ず、皆さんとの約束を果たします」

グレンファイヤー「気張るねぇ……! なんかあったら、言えよ! 俺らも手伝うぜ!
         ゼロの親父さんが聞いたら怒るかもしれねぇけど、ド派手なことでもやってやるぜ!」

武内P「もう、十分していただいています。部屋のお掃除に、お茶まで」

グレンファイヤー「んなもん、気にするなよ! 俺らが、好きでやってることだ」

武内P「これは、人間同士の争い……いえ、競い合いです。私が、戦います……!」 カチャ

グレンファイヤー「それは、夏のフェスの写真か。俺ら、撮る前に帰っちまったからな~」

武内P「リゾート惑星プラムで撮った写真がありますよ」

グレンファイヤー「それもいいんだけどよぉ~、ほら? みんなの衣装写真が欲しいんだよ!」

武内P「なるほど。では、今度、皆さんにお願いしてみましょうか」

グレンファイヤー「へへ、サンキュっ!」


 都内 帰路

 ザー


卯月「運命や~、宿命に~♪ 向かい合う~、時が来た~♪」

蘭子「ここか~らは~光を~背負って~♪」

ゼロ「雨なんか吹っ飛ぶくらいの、いい歌声だぜ!」

卯月・蘭子「えへへ~///」


卯月「ただ待つだけじゃ、ダメですから! いっぱい、お仕事して、いっぱい頑張ります!」

蘭子「こんな時こそ、我らが、人間が戦わねば!」

ゼロ「頼もしいな。ま、今回の件は俺達もムカついてるからな。いざとなったら……」

卯月・蘭子「いざとなったら?」


ゼロ「俺達、ウルティメイトフォースゼロから346にクレームを入れる」

卯月・蘭子「っ!!!」


ゼロ「それでダメなら、ウルトラ兄弟全ての署名入り抗議文を持ってきてやる」

卯月・蘭子「っ!!!」


ゼロ「こうなっちまえば、あの常務もどうにもできねぇだろう……!」

卯月・蘭子「な、なんという最終手段……!!」 ゴクリ


未央・凛(ゼロなら、やりかねない)



ゼロ「ま、冗談はさておき」

卯月「はい。私たちが頑張って、常務さんに認めてもらえればいいだけですね!」

蘭子「そう、これは試練。堕天使が光へ帰り咲く為の、避けては通れぬ道」

ゼロ「その為には、レッスンあるのみだぜ!」

卯月・蘭子「はいっ!」

未央「うん……! 頑張ろう!」  凛「そうだね」


ゼロ(しかし、いくら何でもやり方が強引だ。例えるなら、ゾフィー隊長からベリアルに代わったような)

ゼロ(人間の会社なら、珍しいことでもないのか?)

ゼロ(それとも、まさか、ヤプールが絡んでいるのか? 何れにせよ、警戒する必要はあるな)

ゼロ(……最悪、本当に俺がどうにかしてやるか。親父は、怒るだろうけどな)

ゼロ(俺は……卯月たちが好きになり過ぎたみたいだ……)


卯月(きっと、ゼロさんは冗談じゃなくて……)

蘭子(どうしようもなくなった時、本当にどうにかしてくれるつもりでいるから)

卯月(ウルトラマンのゼロさんに、そんなことさせたくありません!)

蘭子(頑張らないと……! けど)

卯月・蘭子(ゼロさんが、ティガが見せてくれた、輝きは、笑顔は忘れない)


 346プロ ロビー


楓「ゼロ、ウルトラマンゼロ……ゼロ、オー……ダブルオー、クアンタ?」 ブツブツ

楓(ゼロさんを題材にした駄洒落が思い浮かばない……)


346社員「高垣さん、ちょっとよろしいですか?」

楓「はい?」

346社員(なんでガンダム?)







常務「よく来てくれた。君の活躍は、我が346プロでもトップクラス」

楓「はぁ」

常務「君がメインの特番を組もうと思う。君は選ばれたんだ。君はもう灰かぶりではなく、お姫様なんだ」

楓「ふふ、私は選ばれてなんてないですよ?」

常務「……? 何の話だ? 少なくとも、こうして私は選んだが」


楓「私は、ウルトラマンに選ばれませんでしたから」


 346プロ 商談室


武内P「いくつか、考えたのですか」

部長「ふむ……。君の信念を感じるいい企画だと思うよ。ただ、美城常務が納得してくれるかどうか」

武内P「納得、させます。彼女たちの、未来がかかっています。それに……」


部長「わかっている。彼ら、ウルティメイトフォースゼロは……若く、そして優しすぎる」

武内P「はい。若き戦士、ウルトラマンゼロは今までのウルトラマンとは違います」


部長「彼がこの地球を好きになってくれたことは、地球人としてとてもうれしい。だが、それ故に」

武内P「彼女たちの為に……いざとなったら、行動を起こすでしょう」


部長「規模や方向性は違うが、ギエロン星問題と同じだ。地球人同士の問題で、彼らに迷惑が、彼らを傷つける」

武内P「私個人としても、ゼロさん達にそんなことをさせたくありません」


部長「私も同じ意見だよ。……高垣君も、同じ意見のようだね。聞いたのだろう?」

武内P「はい。常務の誘いを、断ったと」

部長「なんだか、君に少し似てると思ってね」


 仮CPルーム


杏「つ、つかれた~」

グレンファイヤー「なんだよ、杏ちゃんはだらしがねぇなぁ! しゃーねぇ、ちょいと休んでな!」

モロボシ・シン(ゼロ)「そうだな。俺たちに任せて、少し休んどけ」

杏「うっ……。そ、そう言われたら、休めないじゃん……」 シブシブ

卯月「そうですよ! ゼロさんもグレンさんも、みなさん働き過ぎです」

シン「俺はエネルギーが余ってるから、気にするな」

蘭子「でも……」

ジャンボット「我々にできることは、これくらいだ」

ジャンナイン「地球に留まる以上、これくらい手伝う」

アーニャ「頑張りすぎて、グレン達が」

美波「埃まみれですね」

みりあ「じゃあ、グレンさんもシンデレラだ!」

きらり「きらりのドレスだったら、グレンちゃんもドレス着れるにぃ」

グレンファイヤー「な、なんだって! 俺も、シンデレラだったのか……」


李衣菜「うわ、ドレス着てるグレン想像しちゃった」

みく「人間の姿じゃなくて、元の姿の方で思い浮かべちゃったにゃ……」

莉嘉「うわ……」


ミラーナイト「気色悪いですね~」

グレンファイヤー「はは、ホントに……ミラちゃん? なんか、ひどいこと言わなかった?」


ジャンボット「グレン、残念ながら事実だ」

ジャンナイン「女性用のドレスは、似合わない」

グレンファイヤー「わーってるよ! クソ、ちょいと納得いかねぇな……」


未央「こうして、オチをつけてくれるのがグレンらしいね!」

ゼロ「ふっ、そうだな」

卯月「もう、あんまりグレンさんをいじめちゃダメですよ」

グレンファイヤー「俺の味方はしまむーだけかよ~」

美波「ふふ。少し休憩にしましょうか」


莉嘉「そういえばさ! 楓さんが、噂になってるよね!」

ゼロ「常務の仕事を、蹴ったそうだな」

ミラーナイト「この状況で断るなんて、勇気いる決断ですね」

李衣菜「楓さんって、ロックな人なんだね」

みりあ「綺麗だし、格好いい!」

蘭子「神秘の月夜に守られし、天使の翼……」

未央「やっぱ、あこがれのアイドルって感じだよね~!」

かな子「でも、楓さん」


 ・・・ ・・・ ・・・

川島瑞樹「どうして仕事断っちゃったのよ? メインで特番だったんでしょう?」

楓「びっくりしちゃって~。こういう時は、ホットコーヒーでも飲んでほっとしたいわ」 ニコニコ

瑞樹「ダジャレで誤魔化さない!」

片桐早苗「強制連行で、取り調べよ!」

楓「連行なら、居酒屋までお願いしま~す。もしくは、光の国まで~」 ニコニコ

早苗「とおっ!」

楓「今日はおちょこにちょこっとにするから」 ニコニコ

 ・・・ ・・・ ・・・


莉嘉「え~! なんかイメージ違……けどそういえば、前からそんなこと言ってたような……」

李衣菜「ダジャレ&居酒屋好き……」

ゼロ「さすが、ゾフィー隊長を酔い潰しただけはあるな」


みく「楓さん、なんで仕事を断ったんだろう?」

美波「きっと、理由があるんじゃないかな」


みく「みくも美城常務にガツンと言いたい!! このまま言いなりはイやにゃ!」


ミラーナイト「我々も思うところはあります。みくさんと同意見ですが」

ジャンボット「実際、どうする?」

みく「う~ん、Pちゃんを手伝うとか、企画書を書くとか……」

ジャンナイン「子供のみくには、難しい案件だ」


ゼロ「それとも、またカフェでも占拠するか?」 ニヤ

みく「うっ、そ、そういえば、ゼロにゃんにも見られてたのにゃ……///」


莉嘉「そっかぁ。ゼロくん、その時から卯月ちゃんの中にいたんだよね」

卯月「はい。島村卯月、ずっと前からゼロさんと一心同体です!」

美波「プロデューサーさんのお手伝いなら、簡単よ」

アーニャ「ダー。わたしたちが、アイドルのお仕事、いっぱい、頑張るですね」

蘭子「それもまた、星の運命が示す答え……」

ゼロ「違いないな」

グレンファイヤー「そんなみんなの為に、掃除はぱーぺきにしておいてやるぜ!」

みく「うっ、グレンにゃん達にばかりやらせるわけにはいかないにゃ……。今は耐え忍ぶ時にゃ!」

きらり「よ~しっ! もっとも~っと! ピカピカにしちゃおうか~!」

みりあ・莉嘉「うんっ!」


 後日 ソフマップ的な建物


武内P「~♪」

未央「プロデューサー、なんだか調子よさそうだね!」

武内P「はい。実は、グレンさんとジャンボットさんがマッサージをしてくれまして」

凛「マッサージ? あ~、ジャンボットがスキャンして、グレンがほぐしてくれる感じ?」



グレンファイヤー「お客さん、こってますね~。よっと!」 ゴキゴキ!

武内P「ぐ、うっ、あ~! そ、そこです」

ジャンボット「スキャン完了。グレン、次は足の方だ」

グレンファイヤー「あいよ~」 ゴキゴキ!



武内P「はい。お陰で、スタドリを飲んだ以上に快適です」

卯月「わ~、いいですね~」

ゼロ「なら、今度俺がやってやろうか?」

卯月「ふふ、お願いします!」

凛「ホント、仲がいいんだから」

未央(絵面的にはアウトだけど)


 控室


ガチャ

NG「しつれいしま~す」

楓「サインをしなサイン。ふふ」 ニコニコ

未央(楓さんだ! ついに、一緒のお仕事ができるんだ……) ジーン

凛(ダジャレ言ってる……)

卯月(楓さんって、お茶目な人なんですよね~)


ゼロ(ゾフィー隊長も、『見た目と中身、別人じゃないのか?』って疑ってたからな。
   それも楓の、トップアイドルの魅力ってことか)

卯月(ですねっ!)


楓「あら? みんな、おはようございます」

武内P・NG「おはようございます。今日は、よろしくお願いします」


ゼロ(スタッフの目もあるからな。よろしく頼むぜ) チカチカ

楓(ブレスが光ってる。ゼロさんかしら?) ニコニコ


楓「~~~♪」 カキカキ


ゼロ「へぇ、本当に楓が一つ一つ、サインを書いていたのか。未央? 何をしてるんだ?」

未央「企画書、書いてみてるんだ。ゼロ達も色々してくれるしさ、何か……できないかなって」

ゼロ「厳しい言い方になるが、それが通るとは限らないぞ」

未央「わかってる! あの時は、アイドルが何か、見えてなかった。けど、今度は違う!」


ゼロ「そうか……。ようし、なら、俺も一緒に考えてやるぜ!」

凛「へぇ、ウルトラマンのゼロに、人間の会社のこと、わかるんだ?」 ニヤ

ゼロ「へっ、バカにするなよ? 俺だって卯月や蘭子と一緒にテレビを見たり、雑誌を読んでるんだ!」

卯月「はいっ! この間は、パパとママと一緒に、家族でお笑い番組を見てました!」


凛「島村家になじみ過ぎでしょ!?」


未央「ふふ~ん、採用されるのは私の企画だー!」 カキカキ

ゼロ「負けるか! 卯月、俺達も書くぞ!」  卯月「島村卯月、頑張ります!」


 ガチャ

武内P「みなさん、もう少しですので……何をされているのですか?」

未央「企画書。私たちも、CPを守りたいから」

凛「プロデューサーの役に立つかわからないけど」

卯月「参考程度に……と、思いまして」

ゼロ「武内、この子たちが自発的にやり始めたことだ」

卯月「ま、まだ、何も書いてないんですけどね!」

武内P「みなさん……! ありがとうございます」 ペコリ

楓「……ふふ♪」 ニコニコ


 ライブ会場


 ワァァァ!! キャー!! ワー!!

NG「ありがとうございました~!!」 タタタタタッ



NG「やった!」 ハイタッチ


ゼロ「3人とも、最高だったぜ!」

武内P「はい。いいライブでした」


スタッフ「すみません! 手を貸していただけませんか?」


卯月「はい?」







 ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ


ゼロ(これは、凄い人だな)

スタッフ「ファンの方が詰めかけてしまって」

卯月「楓さん、人気ですもんね」


ゼロ(まずいな。みんな、待たされたストレスと楓への期待で、喧嘩になりそうだ)

卯月「え、えぇ! 喧嘩は良くないですよ!」


未央「あ、楓さん……」

スタッフ「楓さん! まだ、列整理ができてないので」


楓「みなさーん! 押さない、かけない、しゃべらないの、お・か・しを守って並んでくださいね~」

ファン「それ避難訓練だよ~!」


楓「じゃあ、お喋りはおっけーでーす」 ニコニコ

ファンたち「あはははは」


ゼロ(あれだけの人間が、一瞬で笑顔に。これが、トップアイドルの力か)

凛「私も、手伝いたいんだけど」

卯月「わ、私も……」

武内P「みなさん……」


スタッフ「ありがとうございます! では、みなさんは配布をお願いします。その分のスタッフを、列整理に」

NG「はいっ!」


ゼロ(元々スタッフが配布予定のうちわだ。楓は大当たり過ぎるが、卯月達からもらっても嬉しいだろ)


卯月「はい、どうぞ~」

ファン1「卯月ちゃん! さっきのライブ、凄くよかったよ! それと、戦ってくれてありがとう」 ペコ

卯月「え、えへへ~♪ これからも、頑張りますね!」 ギュ


ファン2「俺、NGのデビューライブを偶然見てさ。好きなアイドルが一気に見れて、ラッキーだよ!」

未央「わぁ……! ありがとうございます!」


ファン3「渋谷凛ちゃん! 間近で見ると、やっぱり格好いいね~」

凛「あ、ありがとうございます///」 



ゼロ(挫けた時もあるかもしれない。だが、それでも前に進んできたからこそ、みんな、NGが好きなんだぜ)




 仮CPルーム


ジャンボット「なんだ、これは」

蘭子「鋼鉄の武人よ。汝の結界に何か?」


ジャンナイン「地球上の生物とはどれも該当しない、データにない生命体の反応がある」


美波「まさか、超獣?」

ジャンボット「いや、サイズが人間より少し大きい程度だ。それが複数いる」

蘭子「ふっ、よかろう! 闇の巨人の力、とくと見るがいい!」


美波「念の為に、私も」  アーニャ「私も、行きます」  杏「掃除も飽きたし、杏もいくよ」

グレンファイヤー「俺はアーニャンたちの護衛についてくぜ」

ミラーナイト「では、私は残りましょう」


智絵里「みんな……」

かな子「気を付けてね」


 ソフマップ的な建物


NG「ふぅ~、疲れた~!」

ゼロ「だが、心地いい疲れじゃないのか?」


卯月「えへへ」  未央「まぁね!」  凛「うん、悪くないね」


楓「さっきは、ありがとう」

未央「楓さん!」

楓「ここはライトが、くらいと思うわ」

卯月「え? はい」  凛・未央「ふふ」



楓「だから、私が輝かなきゃね」




 ・・・ ・・・ ・・・


常務「君は、アイドルだ。あんな、エイリアンになる必要は」

楓「あら、ウルトラマンティガは地球人と呼んでもいいと思いますよ?」

常務「そんなことは、どうでもいい」 イラ


楓「では……。そのお話し、お受けできません」


常務「何故だ? そんな小さな仕事より、大きな成果が出せる仕事だぞ?」

楓「お仕事に、大きいも小さいもありません」

常務「君は、更なる活躍の為の階段を上る気はないのか?」

楓「私は、ファンの人と一緒に階段を上りたいんです」


楓「あなたとは、目指す場所が違う」


常務「……(何故だ? 何故、彼も、彼女も、そのようなことを言う?)」


 ・・・ ・・・ ・・・


 会場


 ワーワー! 楓さ~ん! キャー!


楓「今日は、本当にありがとうございます。ここは、私がデビューして初めて立った場所です」

楓「心細く、不安でした。でも、そんな私を応援して、ともに笑ってくださる皆さんと出会いました」

楓「そんな大事な場所で、またライブできることが何より嬉しいんです」


 ワーワー!! キャー!!! 楓さ~ん!!!!


凛「楓さんが常務の誘いを断った、理由……」

ゼロ「すべては、ファンの為に……か」


楓『今の自分を支えてくれているあの時の笑顔……それを忘れずに、一緒に輝いていきたいの』


凛「楓さん……」

ゼロ「……むっ! 卯月、何か来るぞ!」

卯月「えっ、こんなタイミングで……」

未央「ヤプール? けど、どこに」 キョロキョロ


虫型怪獣「グルルル」


ファン1「ひっ!」  ファン2「か、怪獣!?」  ファン3「もしかして、あれって」


未央「す、スペースビースト!? あの見た目、きっとそうだよ!」

ゼロ「なんだと!? まずい、ファンを守らないと」

卯月「はい! 島村卯月、変身ですっ!」


 都内 外 


杏「す、スペースビースト!? あの見た目、間違いないよ!」

ジャンボット「データ照合。バグバズンというスペースビースト、その亜種と思われる」

アーニャ「スペースビースト、宇宙の、獣? なんだか、怖い、です」

蘭子「き、気味悪いよぉ~!」

グレンファイヤー「ヤプールの野郎が連れてきたのか?」


美波「も、もしかして、なんだけど」


杏「う、うん?」


美波「……あの時、エタルガーのダミーダークザギって……本物に近くなってたわよね?」 サー


杏「……あっ」

ジャンナイン「まさか」


杏「あのダミーダークザギ! 最後の力で……スペースビースト呼びやがった!?」


グレンファイヤー「げぇっ! なんつー厄介なことを!」

ジャンボット「とにかく、今は奴らを倒すことが先決だ!」



バグバズンブルード「グキュシュゥ」 ヨダレ ダラダラ

蘭子「ひぃっ! いにに、古の巨人よ! 汝が力、今が示す時!」 ピカーン

ティガダーク(蘭子)「デェヤッ!!」

美波「わ、私達もお手伝いを!」

アーニャ「ダー。ジャンファイト、です!」

杏「杏もジャンボットの中に避難させて!」


ティガダーク(蘭子)「うぅ、気色悪いけど、潰さなきゃ……」 ベチン ベチン

グレンファイヤー(巨大化中)「あ、こら、逃げるな!」 ベチン!

ジャンボット(美波搭乗中)「ちょこまかするな!」 ベチン!

ジャンナイン(アーニャ搭乗中)「虫退治だ」ベチン! ベチン!

杏(ジャンボットに相乗り中)「み、みんな、がんばれ~……(みんなが四つん這いになってスペースビースト潰してる……)」


 ライブ会場


ゼロ「いくぜ、卯月! 楓を、みんなを守るんだ!」

卯月「はいっ!」 ブゥン


楓「えい」 キャッチ


未央「楓さんがウルトラゼロアイを奪ったぁ!?」

卯月・ゼロ「うそ~ん」


楓「これで私もウルトラマン~♪ でゅ」


 キィィィン!


凛「え、楓さんの目の前に何かが……」

武内P「あれは、エボルトラスター!? ウルトラマンネクサス!」

未央「スペースビーストを追って来たんだ!」


楓「……ふふ、私が選ばれたんですね。じゃあ」 ポイー

未央「ウルトラゼロアイを捨てたー!?」

ゼロ「俺を粗末に扱うなー!?」


卯月「あわわわわ!」 キャッチ!


楓「では、いざっ! ネクサス!!」 バシュンッ



ウルトラマンネクサス アンファス(楓)「しゅわっち♪」


未央「楓さんがネクサスになったーーー!!???」

凛「しかもステージの上で堂々と!」

ファンたち「楓さんが変身したぁぁぁぁぁ!!?」


ゼロ(ウルトラゼロアイ)「負けてられるか! 卯月、俺達もいくぜ!」

卯月「今度こそ、変身です! 私たちは、物陰でですけど。デュワッ!」 ドゥゥゥン、シャキン、シャキン

ウルトラマンゼロ「いくぜ!!」


未央「楓さん! メタフィールドを展開です!」


ネクサス(楓)「……え、どうやって?」


未央「え、どうやってって言われても」

凛「頼りないなぁ……」

武内P「フォームチェンジすれば、出せるはずです!」


ネクサス(楓)「え? どうやって?」


武内P「え? どうやってと言われましても……」

ゼロ「ヤバい! スペースビーストが逃げるぞ!」

卯月「逃がしたら大変です!! エメリウムスラッシュ!」 ビー!


ネクサス(楓)「こらっ! ファンの人を襲っちゃダメ!」 ガシッ!

ゼロ「あー! こら、そっち行くな! ゼロスラッガー!!」 バシュバシュ!

卯月「そっちはダメです! ウルトラゼロランス!」 ドスン!


ゼロ「楓、まだか!? ここ、狭いし人が多いしで戦いづらい!」

ネクサス(楓)「ええっと……あぁ! こうするのね!」


 ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスエメラルド


凛「……緑? 私も見たけど、ネクサスって赤と青じゃなかったっけ?」

武内P「楓さんカラー、なのでしょうか?」


ネクサス(楓)「私の体内にご案内して、ご退場してもらいま~す♪ みなさん、待っててくださいね~」


未央「スペースビーストが消えていく! ついでに、ゼロも」


ゼロ「その言い方だと俺もスペースビースト扱いになるだろうがー!」 ナルダロウガー


凛「叫びがこだましながら、消えた」

武内P「ゼロさんなら大丈夫でしょう」


 外


ティガダーク(蘭子)「うわぁぁぁん! いっぱいいるよ~……」 ベチン! ベチン!

グレンファイヤー「こいつら、どんだけいるんだよ!?」

蘭子「うぅ、もう、潰しても何も感じなくなってきたよぉ……」 ベチン! ベチン!

美波「蘭子ちゃん! それ、ティガダークに心を奪われてるわ!」

アーニャ「蘭子、言葉が素になるくらい、心が死んでいます……」

杏「シビトゾイガーは平気で潰してたのに……」

ジャンナイン「今の蘭子は人間でいう、ゴキブリを素手で潰させられている感覚のようだ」

杏「ひぇっ! 蘭子ちゃん! 超がんばって!」


蘭子「うわぁぁぁぁん!! 助けて、ティガの先輩―!!」


ジャンボット「む、大きい個体が。いや、小型個体が集合して、合体しているのか?」

バグバズンブルード×3「ブシュウ」

杏「大きくなった! 蘭子ちゃん!」

蘭子「え? うぎゃっ!」 バタン

グレンファイヤー「らんらん! 野郎、不意打ちで蹴りを」


蘭子「虫はもう……いや……」 パタ  ピコン、ピコン、ピコン

杏「ティガダークのカラータイマーが鳴った!?」

ジャンボット「おそらく、蘭子の精神状況から戦闘ができなくなったのだろう」


 シュシュシュ……


ジャンナイン「む? スペースビーストが消えてゆく?」

杏「これは、まさか、ネクサスのメタフィールド?」


 メタフィールド内


ゼロ「ここが、噂に聞くメタフィールドか」 ジロジロ

ネクサス(楓)「いやん、エッチ」

ゼロ「え、エッチって……」

卯月「あははは……。あ、見てください。ジャンボットさん達も……」


ティガダーク(蘭子)「もぅ、ム~リィ~」 ピコンピコンピコン


卯月「蘭子ちゃん!? ティガダークのカラータイマーが鳴ってる!?」

ゼロ「森久保乃々みたいなこと言ってるですけど!?」


美波(ジャンボット搭乗中)「ゼロさん! 卯月ちゃん! 蘭子ちゃんが」

アーニャ(ジャンナイン搭乗中)「街中だったので、光線、使えません。素手で、ビースト、潰しました」

卯月「あ、あぁ……。うぅ、そういわれると、私も素手では戦いたくないです……」

グレンファイヤー「ここなら、暴れられるってわけだ! ネクサスとか言ったな。サンキュー!」

ネクサス(楓)「ふっ、礼には及ばないぜ」 キリッ

美波「……楓さん!? ネクサスに!?」

杏(ジャンボット相乗り中)「なんでゼロの真似したの?」


ネクサス(楓)「選ばれちゃった~。洗濯上手な私を、選択したのね~」 ニコニコ

アーニャ「そう、なんですか?」


美波「楓さん、メタフィールドって3分過ぎると、変身者の方は死にますからね?」

ネクサス(楓)「えっ!?」 ガーン


杏「ヤバい、楓さんが死ぬ!」

ジャンボット「早急に倒すとしよう」

ジャンナイン「ようやく、僕の武器が使える」


アーニャ「ジャンフラッシャーです!」 ババババ!!

美波「ビームエメラルド!!」 バババババ!!


バグバズンブルード達(小)「俺ら、テレビじゃ人間すら食ってないからな?」 ドゴーン


卯月「蘭子ちゃん、大丈夫ですか?」

蘭子「闇の巨人が言っている……。もっと、闇に染まれと……」

グレンファイヤー「何言ってんだ?」

卯月「要約すると、とても怒ったので、反撃するとのことです」


ティガダーク(蘭子)「このブリュンヒルデが受けた痛み、思いしれ!

           ダークゼペリオン光線! ダークランバルト! ダークデラシウム!!」

バグバズンブルードA(大)「後ろから蹴っただけじゃん……」 ドゴーン


ゼロ「うぉ、必殺技叩き込みまくったな」

卯月「蘭子ちゃん、お怒りですね」


ネクサス(楓)「やぁ、はぁ!」 ペチペチ

バグバズンブルードB(大)「……?」

ネクサス(楓)「……効いてない?」

ゼロ「今の攻撃じゃ、効かないだろ」

ジャンナイン「ルギエルのベチベチパンチみたいだったぞ」


蘭子「我は時空の勇者との融合を得て、戦いを学んだが」

美波「楓さん、喧嘩とかしたことないんじゃ……」

卯月「姫矢さんや千樹さんは男の人だし、狐門さんはナイトレイダーの隊員さんですもんね」


ジャンボット「つまり、楓は戦い方が全くわからない」

ジャンナイン「ネクサスが教えてくれても、技の使い方を知っているだけの素人というわけか」


ネクサス(楓)「ガーン!!」


グレンファイヤー「とにかく、俺らで倒してやろうぜ!」


ネクサス(楓)「今、説明書読みますから!」

卯月「説明書!?」

ネクサス(楓)「ええっと、あった」

蘭子「どこに!?」


ネクサス(楓)「格闘が苦手でも……これなら! オーバーレイ・シュトローム!!」

 ビィィィィィ!!!

バグバズンブルードB(大)「納得いかないんですけど?」

 ドゴーン!


美波「乃々ちゃんが伝染した……」

ウルトラマンゼロ「おぉ! なんだかんだで、やるじゃねぇか!」


ネクサス(楓)「も、もぅ、ダメ~……」 ゼェハァ プルプル


グレンファイヤー「ズコー!?」

ジャンボット「ネクサスの技は強力なものが多いせいか、体力の消耗が激しいようだな」


ウルトラマンゼロ「楓の体力が一気に持ってかれた! さっさと倒すぞ!」

卯月「はいっ! ワイドゼロショット、ですっ!!」 ビー!

バグバズンブルードC(大)「時間の関係とか、納得いかないんですけど?」 ドゴーン


アーニャ「ノノの真似、トレンド、ですか?」


ネクサス(楓)「さ、さぁ、会場に戻りましょう!」 ゼェハァ プルプル

ゼロ「だ、大丈夫か?」


楓「ファンが、私を待ってますから」 プルプル

卯月「楓さん……!」


杏(ネクサスの姿で凄くプルプルしてなきゃ格好いいんだけどなぁ)


ゼロ「俺のエネルギーを分けてやる。これで、少しは動けるだろ」

楓「わぁ、二日酔いが一瞬で治ったみたいに楽です♪」


美波(その例え、アイドルとしてダメなんじゃ……)


ジャンボット「後処理は我々がしておこう」

ジャンナイン「奴らの細胞は、焼き切らねばならないからな」

グレンファイヤー「うわ、ほんとに破片が動いてて気持ちわるっ!」

アーニャ「汚物は、消毒、だー。です?」 

美波「アーニャちゃん、そういう言葉どこで覚えてくるのかしら……」



 ライブ会場


楓「よいしょ~」  ゼロ「よっと」

未央・凛「戻ってきた」


ファン「あ、楓さんが戻ってきた!」 ファン「ビーストを倒したんだな」 ファン「ウルトラマンゼロも」


ゼロ「歌えるのか?」

楓「ええ。見ていてくださいね」 スチャ


未央「楓さん! それ、マイクじゃなくてエボルトラスター!」


楓「渇いた~、風~♪ 心通り抜ける~♪」


凛「そのまま歌った!?」


武内P「ネクサスもこんな扱いを受けるとは、思わなかったでしょうね……」


ゼロ「扱いはともかく……」

卯月(in ゼロ)「はい。すごく、輝いてます! キラキラしてます!」

ゼロ「この輝き……負けないように、見習わないとな!」

卯月「はいっ!! ゼロさん、見守っててくださいね! 私、頑張りますから!!」

ゼロ「当たり前だ! 卯月のファンの俺が、見守ってるぜ!!」


 ライブ 終了


楓「ありがとうございました~」


 ワーワー! キャーキャー!


エボルトラスター「……」 キィィィン フッ!


楓「あら?」

武内P「エボルトラスターが、消えた」

未央「次の、デュナミストの元へ行ったんだ」


楓「……そうですか。私は、一回だけだったんですね」 ションボリ

ファンA「……楓さん! ありがとー!!」


楓「え?」

ファンB「戦ってくれて、ありがとー! お陰で、助かったよー!」

ファンC「そうだよ! 楓さんが俺達のために戦ってくれた事実、忘れないから!」


 楓さん、ありがと~! 楓さ~ん! ありがと~!! 楓さん、ありがと~!


楓「みなさん……」

ゼロ「これが、楓の言う共に歩んできた結果だ」

ゼロ「ネクサスじゃない、ファンのために戦おうとしてくれた楓に感謝しているんだ」


楓「ふふ、私……助けられてばかり。みなさん、本当にありがとう~!」


 ワァァァァァァァァァァ!!!!


武内P(部長は私に似ているとおっしゃった。だとすれば……)

武内P(高垣さんは、大人の自分が力になれないことを、悔やんでいたのですね)


 ライブ終了後 楓の楽屋


楓「お疲れ様でした」

スタッフ「お疲れ様でした~」

 バタン

楓「……ふふ」 ス

ベータカプセル「―――――――――」


 ~~~ ~~~ ~~~

楓(酔っぱらい)「温泉~」

姫川友紀(酔っぱらい)「温泉~」

早苗(酔っぱらい)「温泉~」

ゾフィー(人間態)「わ、わかった。代わりに、これを」

瑞樹「あら、それは確か」

ハヤタ・シン「本来なら私に変身する道具だが」

ゾフィー「これは私を『召喚』するためのベータカプセルだ。一度だけ、君達の願いを聞きに来よう」

楓「わ~い♪」

ハヤタ(いいのか?)

ゾフィー(ヒカリの試作品だ。実験するには、丁度いいだろう。……万一のこともあるからな)

ハヤタ(使われる理由が温泉に連れていく程度なら、いいんだがな)

 ~~~ ~~~ ~~~


楓「……またの機会に、お願いしますね。できれば、温泉に連れていくお願いに使いたいなぁ」


 仮CPルーム


 ピカピカ~

ゼロ「凄いな。部屋がピカピカだ」


美波「きちんと、スペースビーストの方も処理してきましたよ?」

蘭子「悪は滅した!!」


ミラーナイト「蘭子さん達が大変だったようですので」

きらり「お掃除、い~っぱい! がんばったんだにぃ☆」


武内P「こんな、キレイに……」

未央「広さとか、元々の壁の色とかあるけど、前の部屋と同じくらい綺麗だよ!」

みく「今できることは全部やったにゃ!」

李衣菜「ここから這い上がるのって、ロックだよね?」


ゼロ「ふっ……! そうだな!」

卯月「はいっ! いつだって、始まりはゼロからだから……」

未央「ここから、また始めよう! 自分を、みんなを信じて、突き進もう!」

凛「すべての力を漲らせればきっと」

蘭子「新しい世界に、飛び出せるから!」


 ガチャ


千川ちひろ「プロデューサーさん、そろそろ、お時間ですよ」

武内P「では、今度は私が……。行ってきます!」

シンデレラガールズ「行ってらっしゃい! プロデューサーさん!」


 つ づ く 


この常務クローネどころか卯月切り捨て発言したらゼロ激おこさせんじゃね?


 オマケ


ゼロ「俺と!」 楓「私と~!」 


ゼロ&蘭子「ヒーロー! アイドル図鑑!」

卯月「タイトルがとられました……。今日のヒーローは!」


『ウルトラマンネクサス』


凛「デュナミストと呼ばれる適合者と一体化して戦う、絆の戦士ネクサス」

未央「その正体は伝説の超人、ウルトラマンノア! ネクサスは、ノアが弱体化した姿なんだ!」

美波「『ネクスト』から進化しているとはいえ、弱体化していても高い戦闘能力を持っているわ」

杏「さすが、ウルトラマンノア……」

楓「ネクサスさんは、攻撃と捕食しか思考にない凶悪な生物『スペースビースト』を倒すために戦ってるのね」

凛「スペースビーストは怪獣との共存を夢見る大空大地さんすら共存を断念する、恐ろしい怪獣なんだ……」


蘭子「適合者によってネクサスの色は変化する! 設定上は、橘副隊長のジュネッスも」

卯月「予算が……ですね……」

ゼロ「その話はやめ。はい、やめ!」


楓「このネクサスさんの正体は果たして。ふふ、なにはともあれ、絆を築なっていきたいな~♪」



ミラーナイト「そして、今回ご紹介するアイドルは森久保乃々さんです」


森久保乃々「なんでアニメ本編に出てない森久保の紹介なんですか!?」

ゼロ「最初の紹介で楓の事書いちゃったし……」

乃々「そんな……」


ジャンボット「14歳の蘭子と同い年のアイドルだ。非常にネガティブで、その性格は一貫している」

ジャンナイン「担当Pには騙されて仕事に連れていかれることが多いようだ。彼女の性格上、仕方がない……か」


乃々「仕方がなくないんですけど! けど、次はどうやって騙されるのかワクワクしてしまいます……」


グレンファイヤー「『むーりぃー』や『~なんですけど』が口癖だな。強烈な奴ばっかりだな~」

杏「列伝の司会に割り込む、グレンに言われたくないよ」


乃々「む~りぃ~……。ウルトラマンになって戦えとか言われたら、それだけで魂が消えます」

美波「メタフィールド、3秒くらいしか展開できそうにないわね……」


ゼロ「アイドルとして、ファンともプロデューサーとも目を合わせないのはどうかと思うが……」

きらり「それも~、ノノちゃんの個性なんだにぃ☆」


ミラーナイト「スターライトステージのお仕事もいっぱいで、もう逃げられませんね」 ニッコリ

森久保乃々「む~りぃ~……」


楓「次回も」

卯月&蘭子「お楽しみに!」

>>53
ご視聴あざっす!!!!!!!!!!!!!!
そのころには一応、常務も丸くなってる・・・はずです・・・!

ゼロさんが人間の事好きになり過ぎてる感はあると思いますが、よろしくお願いします!

終了報告出してきます。

TPとアーニャで色々とありそう
ミラーナイト、グレンファイヤーの偽名はリメイク前の苗字か

CI回は仕事で2人と別れた杏が結局心配になってウルトラマンに変身して2人のピンチを救いそう

>>58
ご視聴あざっす!!!
今回は色々なウルトラマンと客演コースになっています。

>>59
CI回は……すみません……。調子に乗り過ぎて、大変なことに……

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