ゴモラちゃん「大地、朝だよ!」 大地「・・・え?」 【ウルトラマンX】 (28)


 「起きてー!大地ー!」ユサユサ

 大地「んんっ・・・えっ?」ボヤー

 大地「(女の子・・・?ボヤケてよく見えない・・・)」ゴシゴシ

 「やっと起きた。もう、また研究に没頭してたんだね」

 大地「え、えっと・・・君は?どこから入って来た・・・ってな、なぁっ!?」

 「どこからって・・・私だよ!」

 大地「わ、私って・・・それより何で水着なんだ!?ダメじゃないか女の子がそんな格好でいちゃ!」バサッ

 「わっ!?だ、だって目覚めた時にはこの格好だったから・・・」

 大地「目覚めた時・・・?・・・君、名前は?」

 ゴモラちゃん「ゴモラだよ。普段はサイバーゴモラだけど」
 
 大地「・・・!?」

 大地「ちょ、ちょっと待って!き、君、何を言ってるんだ!?」

 ゴモラちゃん「何をってありのままのことを話してるよ?私はゴモラだって」

 大地「だ、だから、本当に君はっ」


 アスナ「大地!」コンコンッ、ガチャッ

 
 大地「!。ア、アスナ?」

 アスナ「起きてるの?なら早く集合して・・・」

 ゴモラちゃん「あ、アスナ。おはよう」パサッ

 アスナ「」

 大地「・・・あっ。アスナッ!これは違っ!」

 アスナ「大地のバカァァアアッ!!」バチーンッ!


 
 デデンッ!デデデデデデデデデデ!テレレレテン テンッ♪


   ウルトラマンX



 1話 来たぞ我らのゴモラちゃん!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492429735


不定期更新です。
とりあえずリクエストは受け付けられません。申し訳ないm(_)m


 神木「大地、本当のことを話せ。怒ったりはしない、ただお前は謹慎にする」

 大地「た、隊長!本当に俺は何もしてないんですよ!」

 ワタル「大地!見苦しいぞ!」

 ハヤト「全くだ。あんな可愛い女の子を水着着させた挙げ句にはゴモラの格好させるなんて・・・」

 アスナ「ゴモラ好きにも程があるわよ!」

 大地「だ、だからっ!」

 さゆり「大地・・・本当に何であの女の子に、あんな格好をさせたの?」

 大地「ふ、副隊長まで・・・(ダメだ、誰一人として味方がいない)」

 
 グルマン「待ちたまえ諸君!大地を攻めるのは止すんだ」


 大地「は、博士」

 グルマン「先程、彼女の付けているゴモラの尻尾を詳しく調べたところ・・・どうやら、本当に彼女はゴモラのようだ」

 神木「!?。ゴモラ、ですか・・・?」

 グルマン「うむ。これを見たまえ」ピッピッ

 大地「これは・・・」

 グルマン「以前調べたゴモラの遺伝子構造だ。これに彼女の尻尾から得たデータを合わせると・・・」

 大地「!」

 さゆり「一致している・・・!」

 グルマン「つまりこのことから、彼女は正真正銘古代怪獣ゴモラが何らかの理由であの姿になったと考えられる」

 ゴモラちゃん「大地ーっ!」ビエーン!ダキッ

 大地「わっ!?ど、どうしたの?」

 ゴモラちゃん「尻尾にプスッて注射されたー!」ビエーン

 大地「あぁ、えっと・・・よ、よしよーし、痛かったんだね~」ナデナデ

 ゴモラちゃん「うぅぅ・・・」グスグス

 大地「・・・君は、本当にゴモラ・・・なんだね?」

 ゴモラちゃん「そうだって何度も言ってるじゃん・・・」プクー


 神木「博士、原因はわかりますか?」

 グルマン「こればかりは調べて見ないと何とも言えんなぁ・・・」

 神木「そうですか・・・」

 橘「しかし、まさか怪獣が人間になるなんて・・・あり得るのでしょうか?」

 神木「ふむ・・・」

 

 アスナ「ねぇ・・・貴女、本当にゴモラ、なの?」

 ゴモラちゃん「うん、そうだよ。アスナ・・・」

 アスナ「私の名前、わかるの?」

 ゴモラちゃん「ずっと大地と一緒に戦ってきたんだから、わかるに決まってるじゃん」 

 ゴモラちゃん「でも・・・一番よく知ってるのは大地なんだよ?大地とは小さい頃から、ずっと一緒だったもん」

 大地「じゃあ・・・やっぱり君は・・・ゴモラ、なんだ・・・」  


 タケル「!。電話か・・・はい、こちらオペレーションベースX・・・はい・・・はいっ!?」

 チアキ「わっ!?ど、どうしたの?変な声出して」

 タケル「エ、エリアT-7から民間の方からの電話で、変な格好をした女の子が・・・車を食べてるって」

 チアキ「えぇ!?イ、イタズラ電話でしょ?」

 タケル「だ、だと思うんだけど・・・どうも後ろの方も騒がしくて」

 神木「どうした?」

 タケル「た、隊長。エリアT-7で・・・へ、変質者が車を異常な方法で破壊しているので、宇宙人じゃないかと言う電話が・・・」

 チアキ「(すごい、上手く誤魔化してる)」

 神木「そうか、わかった。ワタル、アスナ。至急エリアT-7へ向かってくれ」

 ワタル・アスナ「了解っ!」



 ゴモラちゃん「うぅ、尻尾がジンジンするぅ・・・」

 大地「大丈夫?ゴモラ」

 ゴモラちゃん「あ、ハヤトさん。診てくれない?」
 
 ハヤト「え?い、いや、俺に言われても」


 ワタル「通報場所はこの辺りか」

 アスナ「あ、見て!人だかりが出来てる」

 ワタル「行ってみるぞ!」



 民間人「あっ!Xioの隊員ですか!」

 ワタル「車を破壊してる変質者は!?」

 民間人「あ、あれです!あれ!」

 「」バキッ!メキャッ!!

 「」バリッ!バギッ!

 ワタル・アスナ「「」」

 「ンマンマ・・・」ベキッ!ギギギィッ!

 民間人「何とかしてくださいよ!俺の車を見てきて、どうかしたのか聞いてみたらあれですよ!」

 アスナ「・・・ね、ねぇ、あれ・・・食べてる、の?」

 ワタル「あ、ああ・・・間違いなく、食べてるな」

 「ンッ・・・。・・・マダタリナイ」トコトコ

 ワタル「あっ、お、おいこらぁっ!どこに行くつもりだぁっ!」

 「・・・ダレ?ドイテ、オナカスイテルカラゴハンタベナイト」トコトコ

 ワタル「は、はぁ?ご、ご飯って・・・お前、車がご飯って言ってるのか!?」

 「クルマハテツ。ダカラ、ゴハン。テツハワタシノエイヨウ」

 ワタル「て、鉄分は確かに栄養だけど・・・だからって車食ってんじゃねぇよ!?」

 アスナ「貴女、宇宙人なの?」

 「ウチュウジンハワタシヲツクッタバンダセイジン。ワタシハロボット怪獣」

 クレージーゴン「クレージーゴン」

 
 http://new.picfit.jp/fitter/m78/material/ts_image/ts3f50508a71b8138-001.jpg?size=50pw©right=yes
 http://images.plurk.com/RFuILBU7hmNocFd6KSyLe.jpg

 アスナ「ロ、ロボット怪獣?」

 ワタル「怪獣の割には随分と小さい・・・と言うか人間みたいだな?片方の腕と両足意外は」
 
 クレージーゴンさん「デハコレデ」トコトコ

 ワタル「っておい!お前、また人様の車食う気だろ!?」

 クレージーゴンさん「アサヒルバンサンショククルマヲタベナケレバナラナイ」

 アスナ「ど、どうして?」

 クレージーゴンさん「タベナケレバチカラガデズ、ウゴケナクナル」

 ワタル「だからってなぁ・・・いいか?車を食べたら、その持ち主が困ることになるんだぞ?高いし、買い直すにしてもローンが残ってたらやってられなくなるぞ」

 アスナ「す、すごいリアルな説得ね・・・」

 クレージーゴンさん「・・・デモ、オナカスイタ」キュィーーン

 ワタル「お、おい?どうした?」

 アスナ「目が赤く・・・!?」

 クレージーゴンさん「くっ・・・我の左目が暴走する!!」

 ワタル「だ、大丈夫か!?」

 クレージーゴンさん「グォオオオオオ・・・!」ゴゴゴゴゴ!

 ワタル「ヤ、ヤバイッ!アスナ!その人避難させろっ!」

 アスナ「了解!こっちに!」

 民間人「は、は、はいぃ!」



 タケル「エリアTー7にタイプ・・・な、何だ!?これっ!?」

 チアキ「お、女の子・・・?」

 神木「あれが通報にあった宇宙人なのか・・・?」

 
 クレージーゴンさん「・・・」

 ワタル「くそぉっ、何でいきなりバカデカくなったんだ・・・!?」

 クレージーゴンさん「・・・」キョロキョロ・・・オッ?

 クレージーゴンさん「」ウィィィン、ガシッ

 クレージーゴンさん「」パクッ、バリゴリバキバキ

 ワタル「こらぁあ~~~~っ!さっき話し聞いてなかったのかーーっ!?車を食うなぁ~~~っ!」

 クレージーゴンさん「」ゴックン

 
 ゴモラちゃん「いやだいやだいやだいやだぁーーーっ!」
 
 大地「だから、危ないからここで待っててくれよ!ゴモラ!」

 ゴモラちゃん「だって大地と一緒じゃないと寂しいもんっ」エグエグ

 大地「そう言われても・・・」
 
 X『大地!早くしないと車がどんどん食べられてしまうぞ!』

 大地「わかってるよ!でも、ゴモラが・・・」

 X『・・・それなら、私と話をさせてくれないか?』

 大地「え?あ、ああ」スッ

 X「ゴモラ。君は私の事はわかるかな?』

 ゴモラちゃん「ふぇ?う、うん、Xでしょ?ウルトラマンX・・・」

 X『そうだ。ゴモラ。君は大地の事が大好きなようだね?』

 ゴモラちゃん「だって・・・だって、ずっと大事にしてくれて一緒にいたんだもん・・・大地は唯一無二の友達だから・・・」グスンッ

 大地「ゴモラ・・・」

 X『そうか・・・それならずっと居たいという思う気持ちはわかる。だが、あれを見てごらん」

 ゴモラちゃん「?」

 
 クレージーゴンさん「」ベキィッ!メキョッ!

 クレージーゴンさん「」バキボキゴリゴリ!


 X『あの車を食べ続けている彼女を止めなければ、どんどん被害が及んで人々が悲しむことになる』

 X『そうなったら・・・大地も同じように悲しむ事になるだろう?』

 ゴモラちゃん「・・・」

 X『だからお願いだ。少しの間、待っててもらえないか?』

 ゴモラちゃん「・・・。・・・わかった。絶対・・・帰ってきてね?」

 大地「ああ。大丈夫、すぐに戻ってくるよ」ナデナデ

 ゴモラちゃん「ん・・・えへへ・・・」

 X『よしっ、行くぞ大地!ユナイトだ!』
 
 大地「ああっ!」


 大地「ユナイト!」


 キュルルルル・・・!


 大地「」ガシッ!

 『ウルトラマンXと ユナイトします』
 
 大地「エックスウウウウウウーーーーー!!」


 X「イィィーー、サァーーーッ!!」


 『X ユナイテッド』


 
 X「シェアッ!」

 クレージーゴンさん「」ベキャッ!ベギッ!ゴギッ!

 大地「X、どうするんだ?あの子も恐らくゴモラと同じように、元は怪獣だったのがあの姿になったと考えられるけど・・・」

 X「ここは一度・・・話をしてみよう。大地、それでいいか?」
 
 大地「わかった。Xに任せるよ」


 X「君!ダメじゃないか車を食べては!今すぐに食べるのをやめるんだっ!」

 クレージーゴンさん「」ゴギャバキバキィベギョッ

 X「聞いているのか?やめるんだ!」

 クレージーゴンさん「」ウィィィン、ガシッ

 X「こらっ!やめなさい!」パシッ

 クレージーゴンさん「あ・・・」

 X「ちゃんと人の話を・・・」

 クレージーゴンさん「」ポロポロ

 X「え」

 クレージーゴンさん「」ブワッ、グスンッ、ポロポロ

 大地「え、X。泣いちゃったぞ?」

 X「い、いや私はただ注意しようとしただけで」オドオド

 

 ワタル「エックスーッ!それはアウトだぞー!」


 X「マ、マズイ。このままでは無愛想な宇宙人よりも更に悪くなって、いじめっ子宇宙人と思われてしまう・・・!」オドオド
 
 大地「ど、どうするんだ?X!?」

 X「え・・・えっと、とりあえずこの車を・・・い、いやダメだ!返したら食べてしまう!」

 大地「じゃあ、どうすれば!?」

 クレージーゴンさん「テツ・・・オナカイッパイ・・・」ポロポロ

 X「ん・・・?てつ・・・?・・・もしかして鉄の事を言ってるのか?」

 大地「そう言えば・・・この子は建物とかは食べずに、車しか食べていない・・・」
 
 クレージーゴンさん「テツハワタシノ・・・ゴハン・・・」ポロポロ

 大地「・・・そうか、わかったぞ!この女の子は鉄分を主食にしているんだ。だから、鉄で出来ている車しか食べないんだ」

 X「しかし、そうだとしてもこのままにしておくわけには・・・」

 クレージーゴンさん「」ソー

 X「ダメだ」スッ

 クレージーゴンさん「」ブワッ

 X「大地!何か良い考えはないか!?」

 大地「・・・!。そうだ!X、この子をあそこへ連れて行こう」

 X「あそこ・・・?」


 
 X「ほら、ここの車なら食べていいぞ」

 クレージーゴンさん「オォ・・・!」キラキラ

 大地「さぁ、満足するくらい沢山食べなよ」

 クレージーゴンさん「」ウィィィン、ガシャン、ガシャン

 クレージーゴンさん「」バギバギッ!メギャッ!

 X「だが、大地。本当にいいのか?いくら廃車置き場の車でも、バラしてくず鉄として輸出したり、国内で修理して再販したりすると聞いたことがあるが・・・」

 大地「大丈夫。ここの車は廃棄で預かったものだから、再販や輸出はしないんだよ。必ず解体されてリサイクルされるけど・・・」

 X「わかってるよ。この子のため、と言うんだろう?」

 大地「ああ・・・」

 クレージーゴンさん「」ベギベギィッ!バギャッ!ベギョッ!


 タケル「え、えっと、現在・・・か、彼女は廃車置き場の車を食べています」

 チアキ「ウルトラマンXはそれを見守っているようですが・・・」


 ハヤト「こちらハヤト。隊長、上空で待機しています。・・・どうしますか?」ギュォォオッ!
 

 神木「・・・ハヤト、そのまま待機だ。・・・どのみち攻撃はしなくていいだろう」


 ハヤト「え?」


 神木「今のXを見てみるんだ。・・・あれが、答えなのだろう・・・」

 さゆり「あの姿では・・・攻撃はできない、と?」

 神木「それもあるが・・・何か理由があっての行動だろう」



 カァー、カァー・・・

 クレージーゴンさん「」ゲフッ・・・カラン、カラカラ・・・ッ

 X「あれだけあった車が・・・ほとんど無くなるとは・・・」

 大地「でも、これで満足してくれると思うけど・・・」

 クレージーゴンさん「・・・ゴチソウサマ」ペコリ

 X「満足したか?」

 クレージーゴンさん「ウン・・・」パァァァァ

 X「なっ!?」

 大地「体が光ってる・・・!?」

 クレージーゴンさん「モシ、ワタシノチカラガヒツヨウニナッタライツデモヨンデ」シュルルル・・・

 X「うぉっ!?」
 
 大地「これって・・・」

 ≪CRAZY GON≫

 大地「サイバーカード・・・?」

 X「び、びっくりした・・・」

 大地「何回も体の中に入れたことあるだろ、X。・・・じゃあ、帰ろう」

 X「ああ。・・・シュワッチッ!」

――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――

 ゴモラちゃん「大地ー♪」ギュウッ

 大地「あ、あはは、あのゴモラ?そろそろ服を着たらどうかな?」タラー

 ゴモラちゃん「私の服はこれだよ?」キョン

 大地「それは水着だから・・・」

 X「大地、それなら買ってあげたらどうだ?」

 ゴモラちゃん「ふふふ~♪」

 大地「・・・そうするか」

 X「それにしても・・・一体、何が起きているんだ・・・」

 大地「それは、まだわからないけど・・・またこの子みたいに怪獣が女の子になったのだとしたら、助けてあげないといけないと思うんだ」

 X「そうか。それが君の思う答えなのだと思うなら、私はいつでも君の力になるよ」

 大地「ありがとう、X」ニコリ

 ゴモラちゃん「zzz・・・」

 大地「あっ。・・・風邪引くぞ、ゴモラ」パサッ

 ゴモラちゃん「んん・・・」スヤスヤ 

 大地「おやすみ、ゴモラ・・・」ナデナデ


 
 1話 来たぞ我らのゴモラちゃん! 終

 
 ゴモラちゃん「起きてー!大地ー!」

 大地「(女の子・・・?)君、名前は?」

 ゴモラちゃん「ゴモラだよ。普段はサイバーゴモラだけど」


 
 グルマン「先程、彼女の付けているゴモラの尻尾を詳しく調べたところ・・・どうやら、本当に彼女はゴモラのようだ」

 神木「ゴモラ、ですか・・・?」

 グルマン「以前調べたゴモラの遺伝子構造だ。これに彼女の尻尾から得たデータを合わせると・・・」

 橘「一致している・・・!」

 グルマン「つまりこのことから、彼女は正真正銘古代怪獣ゴモラが何らかの理由であの姿になったと考えられる」



 橘「しかし、まさか怪獣が人間になるなんて・・・あり得るのでしょうか?」
 
 グルマン「こればかりは調べて見ないと何とも言えんなぁ・・・」
 

 
 クレージーゴンさん「」パクッ、バリゴリバキバキ

 ワタル「こらぁあ~~~~っ!さっき話し聞いてなかったのかーーっ!?車を食うなぁ~~~っ!」




 
 ゴモラちゃん「いやだいやだいやだいやだぁーーーっ!」
 
 大地「だから、危ないからここで待っててくれよ!ゴモラ!」

 ゴモラちゃん「だって大地と一緒じゃないと寂しいもんっ」エグエグ

 ゴモラちゃん「ずっと大事にしてくれて一緒にいたんだもん・・・大地は唯一無二の友達だから・・・」グスンッ

 大地「ゴモラ・・・」

 X『彼女を止めなければ、どんどん被害が及んで人々が悲しむことになる』

 X『そうなったら・・・大地も同じように悲しむ事になるだろう?』

 X『だからお願いだ。少しの間、待っててもらえないか?』

 ゴモラちゃん「・・・。・・・わかった。絶対・・・帰ってきてね?」

 大地「ああ。大丈夫、すぐに戻ってくるよ」ナデナデ

 ゴモラちゃん「ん・・・えへへ・・・」




 クレージーゴンさん「モシ、ワタシノチカラガヒツヨウニナッタライツデモヨンデ」シュルルル・・・

 X「うぉっ!?」
 
 大地「これって・・・」

 ≪CRAZY GON≫

 大地「サイバーカード・・・?」



 デデンッ!デデデデデデデデデデ!テレレレテン テンッ♪


   ウルトラマンX



 2話 隊長!空から女の子が!


 神木「大地はゴモラと一緒に買い物へ行ったか」

 橘「はい。朝早くから出て行ってました。ゴモラが早く行きたいって聞かなかったそうです」クスッ

 神木「そうか・・・」
  
 神木「・・・(裕美にも、そんな時期があったな・・・)」クスリ

 橘「・・・隊長?」

 神木「・・・あ、いや。大地もたまには休息を取らせてやらないといけなかったからな。丁度いい機会だ、ゆっくりしてもらおう」

 橘「そうですね」



 ゴモラちゃん「ん~~?大地、どっちが似合うと思う?」ヒラッ

 大地「お、俺に聞かれてもちょっと困るな・・・こう言うの選ぶってあんまり特じゃないって言うか・・・」

 ゴモラちゃん「む~・・・」

 大地「・・・こうして見てるとゴモラとは思えないな」

 X『確かに、年相応の女の子にしか見えないな。怪獣から人間の女の子のなったせいかもしれない』

 大地「そうかもしれないな」

 ゴモラちゃん「大地!これにする!」

 大地「この水色のワンピースだな。わかった」


  
 ゴモラちゃん「わぁ~・・・」ヒラヒラ、クルッ

 ゴモラちゃん「どうかな?大地」

 大地「とっても似合ってるよ、ゴモラ」ニコリ

 ゴモラちゃん「ホント!?えへへ・・・嬉しいなぁ~」ニッコリ

 大地「あはは・・・(可愛いな・・・)」クスッ

 ゴモラちゃん「ん・・・?ねぇねぇ、大地。あれって何してるの?」

 大地「え?」

 ゴモラちゃん「あれあれ!上!」

 大地「・・・上?」チラッ


 ヒュウウゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!


 ズドォォオオオオーーーーンンッ!!


 タケル「エリアT-34に不審物が落下!」

 グラッ グラッ

 ワタル「うぉ!?ゆ、揺れた・・・」

 神木「エリアT-34からこの基地までかなりの距離がある。なのにここまで揺れるとは・・・」

 橘「宇宙人からの攻撃でしょうか?」

 神木「・・・チアキ、落下地点の映像を出せ」

 チアキ「了解」カタカタッ
 
 チアキ「落下地点の映像出ます」

 ハヤト「・・・土煙で見えないが、クレーターが出来てるな。それも規模が凄まじくデカイ」

 アスナ「何が落ちてきたのかしら・・・」
 
 チアキ「もうじき周囲が見えるはずです」


 『・・・ぐー・・・ぐー・・・』

 
 神木「・・・私の目が狂っていなければ、あれは・・・」

 橘「は、はい・・・女の子、ですね」

 
 スカイドンちゃん『ぐー・・・ぐー・・・』
 http://gigaplus.makeshop.jp/fondemand003/remodal/skydon.jpg
 http://gs.dengeki.com/ss/gs/uploads/2016/12/skydon.png

 
 
 大地「ゴモラ!大丈夫か!?」

 
 ゴモラちゃん「う、うん。私は大丈夫だよ・・・」

 大地「よかった・・・Xも無事か?」

 X『ああ。それより大地!避難誘導をしないとマズイ!人々が混乱しているぞ!』

 大地「わかった!」

 神木『こちら神木。大地、聞こえるか?』

 大地「!。隊長!一体何があったんですか!?』

 神木『・・・今は素早く詳しい説明ができない。そちらの状況はどうだ?』

 大地「皆パニックになってます!早く避難誘導をしないと・・・!」

 神木『そうか。アスナとワタルを向かわせたが時間が掛かると思う。それまで一人で避難誘導を頼めるか?』

 大地「わかりました!やってみます!」

 神木『頼んだぞ』

確かに不定期更新ですね(白目)
それはそうと一ヶ月間誰の書き込みも無いとスレ落ちちゃいますよ

>>23 ご安心無く。承知しております
 

 アスナ「大地!ゴモラ!」

 ゴモラちゃん「アスナ!」

 ワタル「おっと、ごめんなさいよっ。・・・大地!避難誘導はどうだ!?」

 大地「どれくらいの人が居るかわからないですけど、ホールに居た人達は避難できました!」

 ワタル「おしっ!このまま避難誘導を続けるぞっ」

 大地「はいっ!」
 
 ゴモラちゃん「ねぇねぇ、何があったの?」

 アスナ「え、えっと・・・その何て言うか・・・女の子が空から降ってきたって言ったら良いのかな?」

 ワタル「良いのかなじゃなくて良いんだよ」

 大地「女の子が・・・?」

 X『(ゴモラとクレージーゴン同様に、人間の女の子のなった怪獣か)』

 大地「・・・俺、あっちの方に居る人達の誘導をしてきます!」

 アスナ「わかった」

 ワタル「頼んだ!」
 
 ゴモラちゃん「大地!私も行く!」

 大地「ゴモラ・・・わかった。でも危なくなったらすぐに避難するんだぞ?いい?」

 ゴモラちゃん「うん!」コクリ


 大地「よし、皆を避難したな・・・」

 X『・・・大地!あれを見ろ!』

 大地「え?・・・!。なんだあれ・・・」
 
 ゴモラちゃん「わぁ、大きい山が出来てるよ」

 X『クレーターだ。その落下してきた少女の衝撃で出来たものだろうな』

 大地「・・・ゴモラはここに居て?後、これも持ってて」スッ

 ゴモラちゃん「これって・・・」カチャッ

 X『大地、ジオブラスターを持たずに行くのか?流石に危険じゃ・・・』

 大地「大丈夫だよ、X。こっちが危害を加えようとする意志がないことを伝えれば、きっと話し合えると思うから」

 X『・・・君らしいな』

 ゴモラちゃん「大地・・・」

 大地「ゴモラ、大丈夫・・・心配しなくても」ナデナデ

 ゴモラちゃん「・・・」コクリ

 
 
 大地「よっと・・・」


 X『かなり深くまで衝撃が走ったようだな。コンクリートも粉々になっている』
 
 大地「怪我をしてないといいけど・・・」

 X『怪獣娘がか?』

 大地「そう・・・怪獣娘?」

 X『そうだ。怪獣から人間の女の子になったから、怪獣娘だ』

 大地「あ、そういう事・・・。・・・!。居た」

 スカイドンちゃん「ぐー・・・ぐー・・・」

 大地「・・・」

 X『心配無用みたいだな。気持ちよさそうに寝ている・・・』

 大地「あ、ああ・・・」
 
 スカイドンちゃん「・・・んー?」パチ、ムクリ、チラッ

 大地「っ!」ドキッ

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