モバP「糖分過多の槙原志保語録」 (60)


――――真夜中の事務所


カタカタカタ…


カタカタカタ…


カタカタカタカ…


カタン……



P「……はぁ」


P「すっげぇムラムラする」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492098042

P「もう理由ハッキリしてんだよなぁ…」

P「アイツのせい以外考えらんねえもんなあ…」

P「志保の奴……無防備なのか何なのか随分積極的になあ…」

P「もうこっちも堪えきれねえんだよなあ……」

P「出会った頃からあんなんだったかなぁ…。アイツあんなだったかなあ…」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/4oT3jeC.jpg

「いらっしゃいませ!オススメはフルーツパフェです!個人的にはチョコパフェもいいけどチーズケーキも美味しいですね、あ、でも初めてのお客さんならショートケーキも!…え?アイドルは取り扱ってないですよぉ!?」

「声は通る方なんです!」

「いらっし…おはようございます」

「いらっしゃ…コ、コホン」

P「――まあ元はと言えば俺が突発的にスカウトしたんだよな。なんかもう反射的に行ってたなアレは」

P「そんなんだからアイドル増えまくって、結果この激務かあ…」

P「よくまあ受けてくれたもんだよ。急な話だったせいでウェイトレスのクセが全然抜けないんだもんなあ」

P「……でもまあ、そんなに積極的ってほどでもないか? いや、どうだったかな……」


――――――――――


「プロデューサーさんは甘いものはお好きですか?」

「なんか…くんくん、甘い匂い?」

『お仕事楽しくなってきました!Pさんにも伝わる?』

『なんだか…Pさんから甘い匂いがしますね!』


――――――――――

P「……距離感近かったわ。甘い匂いがどうとかで顔グイって近づけてきた」

P「そんで割とすぐに名前呼びに切り替わったな。なんていうか…親愛度が上がったらすぐ、って感じで」

P「ああ、そういや…いざデビューしてから、一気に加速したって感じだったか」

P「いやあもう凄かった……」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/avd48oh.jpg

「お待たせしました、アイドルしほの登場でぇす♪これからもアイドルとしてどんどん成長して、甘い甘いアイドルになりますので、よろしくお願いしますねぇ♪」

「プロデューサーさん、たまには休憩も必要ですよ?」

「Pさんから私に…注文、何かありますか?」

「Pさん、一緒にパフェ食べに行きませんか♪」

「Pさん、一緒にパフェ食べて休憩しましょ♪」


「あの、Pさん…私、とっても甘い甘いパフェみたいに美味しいと思うんですけど、味見…いかがですか?」

P「――味見って何!?!?!?」ガッシャアアアァァァァァン

P「していいの!?味見していいの!?」

P「『私、美味しいと思うんですけど…』って!? そういうことなの!?」

P「86-57-91を味見してほしいとでも!? 91をクリームつけていただけとでも!?」

P「一緒にパフェ食べてご休憩ですか!?!?!?」ガッタアアアァァァァァン





P「……はぁ、はぁ……落ち着け…落ち着けよ……」

P「あー、一気に目覚めた……」

P「思った以上に誘いまくってんな…おかげで死ぬほどパフェ食わされたが…」

P「え、アレかな…。デブ専…?」

P「噂はかねがね聞いてるぞ……765プロに最近入った新人が爆盛メニュー食わせまくって担当プロデューサーを自分好みに改造しようとしてるとか……」

P「…………」

P「どちらにせよロックオンされてんのかな…」

P「……考えるのはよしておくか。そんでどうもウェイトレス癖が抜けないからすぐにそういう仕事持って行ったんだよな」

P「アレは……『メイドコレクション』だったか」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/kIWIPKd.jpg

「昔鍛えた私の特技が活かされる日が来るとはね!お皿なら6枚まで運べますよ~!はぁい♪Pさん、今日は私のオススメ食べてみて下さいねっ!味は保証しますから♪」

「お給仕はお任せくださいっ!」

「もと本職ですからっ!」

「私より甘い甘~いアイドルはいませんよ、Pさんっ♪」

「ファンの前だもの、Pさんだけをひいきはしませんよ!」

「Pさんへの日頃の感謝をたっぷり込めた特製パフェ、お味はいかがでしたか?えへへ、お気に召してくれたかなっ♪」

P「――ああそうそう、案の定すっごい張り切ってたわ」

P「力の入れ方が違ったもんな。表情は割といつも通りだったろうに」

P「でも何か引っかかるんだよなぁ」

P「…………」


――――――――――


「ファンの前だもの、Pさんだけをひいきはしませんよ!」


――――――――――


P「……わざわざファンの前だからって言うかねえ」

P「…………」

P「で、その後ミニライブもやったんだよな」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/KMGYMLJ.jpg

「ファンの歓声が、すごく近くに聞こえるんです♪なんだかこの衣装で、お客さんとの心の距離がぐっと近づいた気がします!もちろんPさんと、仲間のみんなとの距離もねっ♪」

「Pさんがご主人様ならメイドも良いかも知れません♪」

「甘い声でとかしてあげるね♪」

「みんなと最高のステージを作れたから、私もパフェを食べたときと同じくらい満足できました♪Pさんも一緒ですよね!」

「打ち上げはぱーっとしましょ♪」


P「――効くわぁ…」

P「だって甘い声で溶かすっつってんだもん…耳溶かすっつってんだもん…」

P「溶かすっつってるもん……」

P「…………」

P「……しかしアレか。満足の最上級がパフェか」

P「仲間意識が凄いんだもんな、本当に。前職の情熱がなせる技ってところか」

P「そういうのって、海外ツアーだと助かるんだよなあ……」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/TmIe97u.jpg

「あはは、冷たぁい♪これ、屋台で売ってたバリ島のかき氷、エスチャンプルですよ!私、一度食べてみたかったんです。ハァ…頭がキーンとしますね!もっと美味しいスイーツ、いろいろあるかもしれませんね♪」

「えーと…スラマッパギ!おはよう!」

「アヤちゃんも伊吹ちゃんも、休憩時間にはかき氷をどうぞ♪」

「ナマサヤー、まきはらしほ、です♪」

P「――そうそう、挨拶とか覚えて嬉しそうに使ってみたりな」

P「疲れには糖分効くからな。ハードな時はホント助かるんだが…」

P「いや、でも結局あの時の志保って…」


――――――――――


「はい、あーん…なんて、パクッ!」

「Pさんの分も混ぜてあげますね。混ぜ混ぜ混ぜっ♪」

「もち米団子に揚げ菓子。バリ島にはかき氷以外のスイーツもたくさんあるんですね♪Pさん、私もう迷っちゃいます~」

「あ、口についてました?食べちゃいますか?あははっ!」


――――――――――

P「…終始こんな感じだったわな。すっげぇ楽しかった」

P「LIVE後もなんか凄かったな……」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/IYboVMr.jpg

「日本からバリに直輸入!甘~いスイーツアイドル、志保です♪バリのみなさんにあまーい時間をお届けしますね!Pさんといっしょならきっと最高のLIVEになると思います♪」

「暑くてバテました。スマイルひとつくださいっ、Pさん!」

「南の島は暑いですから、スイーツで栄養補給!もし物足りなかったら私のあまーい歌で元気になってくださいね、Pさん♪」

「Pさんと、お忍びでバリのカフェに…みんなには秘密♪」

「バリの思い出に、耳元へ甘い声をお届け♪…Pさん♪」

P「……ふぅ」

P「耳元は駄目だろ……耳元は駄目だわぁ……」

P「耳元で名前呼ぶのはちょっと駄目だわぁ……」

P「アレだろうな。南国の熱に浮かされてたわな、完全に」

P「なんで俺のスマイルと引き替えにそんなエグいもん返ってくるんだろうな」

P「甘いわぁ…ハンバーグ師匠に転生しそうだわぁ…」

P「…………」

P「ふぅ……。で、またメイドの仕事持って行ったんだよな。楽しそうだったから」



ホワンホワンホワンホワン…

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「えへへ、お茶ですよぉ。入れたてのの抹茶はいかがですかぁ?もちろん美味しい抹茶スイーツ付き♪私としてはこっち推しです~。日本の和スイーツ、アイドルとしてもっと広めなくちゃ♪」

「こういう衣装も慣れてます。和食のお店にいたこともあって!」

「あっ、お皿取ってくれますか、Pさん♪ありがとう♪」

「くんくん、抹茶のいい匂い~」

「Pさんには、甘~い和風スマイルもつけちゃいます♪」

「このあとは抹茶あんみつに、抹茶パフェ…まだまだ出ますよ~」


P「匂い嗅ぐの好きなんだよな、そもそも」

P「つまみ食いとか…結構してそうだな、あの調子だと」

P「そのカロリー全部都合の良いところに行ってんのかなぁ…」

P「…………」

P「いっつも腰に何か巻き付けて上から乗っけてんな…」

P「いやまあ偶然とはいえ、もう一つの衣装もそういう方向にするべきだったか…」



ホワンホワンホワンホワン…

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「富士山は見てるだけで感動できますよね!私もそんなアイドルになりたいって思ったんですっ。これまでは考えが甘かったかも!もっと大きな私になります。そう…山盛りパフェみたいな私に♪」

「大盛りサービス中です♪」

「Pさんと私は、いつでもセットメニューってことで♪」

「ひゃっ、スカート押さえてくれて、ありがとうございます~♪」

「仕事後のデザート?じゃあPさんの甘~い言葉で♪」

P「――ああ、そうだわ…あの時俺、思いっきり触ってしまったわ…」

P「いやマジ…何してんだ俺…」

P「で、あの反応だもんなぁ…」

P「俺この先も抑えこんで生きていけるかなぁ…」

P「もういっそセットメニュー注文してしまおうか…」

P「…………」

P「いや、いかんいかん。俺はプロデューサーだぞ。アイドルさせてやらにゃ…」

P「そうだ、あの時もそう思ったからSRの仕事持って行ったんだ――」



ホワンホワンホワンホワン…

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「ありがとうございます、Pさん。朝は忙しいのに迎えにきてくれて…あ、まだちょっと時間ありますよね?それならコーヒーでもいかがですか?私、美味しいの淹れちゃいますから♪」

「コーヒーも紅茶も勉強してたんですよ。甘いスイーツに合う淹れ方を♪」

「私、ちょっと凝り性みたいで、道具も自分で揃えちゃいました!」

「Pさんには初めて出すから、ちょっと緊張しますね」

「これからPさんの、好みの味も覚えますからね♪」

「Pさんが私の淹れたコーヒーを飲んでくれるなんて、嬉しいです。気に入ってくれたなら、毎朝だって淹れちゃいます♪」

P「あれ、もういいんじゃないか?」

P「これもうセット注文していいんじゃないか?」

P「飲みたいもんなあ。毎朝飲みたいもんなあ」

P「もう完全にそんな空気出てたもんなあ」

P「だって結局、その日の仕事も――」



ホワンホワンホワンホワン…

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「志保の甘い甘い世界へようこそ!みなさんへお届けするのは、どれもハートを甘く優しい気持ちにしてくれる、至高の逸品!Pさんには、特別に私の甘~いスマイルもお届けですよ♪」

「甘さは控えられません♪」

「おかわりですか、Pさん♪もちろん喜んで!はい♪」

「撮影には写さない、Pさんにだけのサービスです♪」

「たっぷりと甘いサービスで、Pさんの疲れも癒やせましたか?ちょっぴり足りない…そんな時は、テイクアウトもありますよ♪」

P「――テイクアウトあったもんな」

P「写さない特別サービスまであるもんな。そらおかわりするわな」

P「よく考えたら前回モロに触っちゃってからのコレだからな」

P「ははあ。俺覚えてないだけでセットメニュー注文してんな。とっくに」

P「で、クリスマスかぁ…アレは流石にキツかった…」



ホワンホワンホワンホワン…

一旦ここまでにしてお休み
五年分なので一息に終わらせるのは流石にムリですね

ID変わりましたが再開します

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「じゃじゃーん♪志保特製、クリスマスツリーでーす!私からみなさんへのプレゼントは、これですよ。つくるのに2時間もかかっちゃいました♪中身はもちろん本格素材ですから、上品な甘さですー!」

「アイドルとしてのセンスをぜーんぶ詰め込んだ、最高傑作です、これ♪

「もちろん、ひとり1個です!」

「今年はスウィートクリスマスっ♪」

P「――おぉう……思い出しただけでエっグい……」

P「いやでもアレ仕方ねえわぁ…。アレは仕方ない」


――――――――――


「おかわり自由です、Pさん♪志保の気持ちですから」

「キレイな食べ方ですねぇ、Pさん。はぁい、もう一口♪」


――――――――――

P「断れねえわぁ……。気持ちの量えげつねえわぁ…」

P「アレかなぁ…富士山連れてったのがいけなかったのかなぁ…」



――――――――――


「ひとりじゃ食べきれませんか?じゃあ私とふたりで食べましょう、Pさん。スプーンがぶつかったら…メリークリスマース♪」


――――――――――


P「この後めちゃくちゃメリークリスマスしたってか。やかましいわ」

P「もうアレは俺がアホだったなあ…。スプーンがぶつかるまで食ってやろうって躍起になってさあ…」

P「結局それって食い尽くすってことだからなあ」

P「そんでまた、あの衣装もなんかエグかったわぁ…」



ホワンホワンホワンホワン…

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「サンタさんはどこの国の生まれか、知ってますかぁ?正解は…お菓子の国、なーんて♪というわけで、スイーツをアレンジしたサンタさんですよ!髪飾りはケーキで、ボタンはクッキー。さあ、召し上がれ♪」

「Pさんの差し入れ、味見していいですか?ペロッ♪」

「幻想的な夜には、アイスケーキもいいですね♪あ、でも今夜はやめておきましょうか。Pさんといると…溶けちゃうかも♪」

「とろけるほど甘いクリスマス、いかがですか、Pさん?」

P「――そのクッキー召し上がったらさぁ……そのクッキー召し上がったらさぁ……!」

P「溶けるわぁ…ウカツな僕のせつなさが中に出るわぁ…」

P「今夜は溶けるわぁ……」

P「…………」

P「そういやアレでウエストのこと気にしてるっぽいんだよな。全然そんなこた無いとは思うが、今思えばダンス系のアイドルとユニット組むようにしたのはそれ聞いたからだったか」

P「あの時は結構嬉しいこと言ってくれたな……」



ホワンホワンホワンホワン…

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「いたいた、Pさん、お疲れさまです!これからレッスンなので、その報告に♪何のレッスンかって?ふふ、ナイショです!次のLIVEで、美味しいひとときを届けますから♪」

「スイーツはおあずけ…。今はPさんの期待に応えます!」

「LIVEが成功したら…ご褒美にパフェ、ごちそうしてくださいね♪」

「普通のウェイトレスだった私がアイドルなんて…夢みたいです!Pさんのオーダーした甘い夢、これからも見続けたいな♪」

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「志保のLIVEタイムにようこそっ!私の歌声で、みんなの心を甘ーく、とろけさせちゃいますからっ♪準備はいいですかーっ?はいっ、みんなの元気なご注文、承りましたっ!」

「昔のバイト仲間、来てくれてて♪」

「まだまだバテるには早いですよ!レッスンの成果、見せちゃいます♪」

「ウェイトレスもアイドルも、とびきりの笑顔が一番のサービスです!」

P「わざわざ探してまで報告しに来てくれるし、甘い物我慢することもできたし

P「これまでとは少し違ってた。ホント一生懸命って感じだ」

P「前職の仲間が来てくれたって言ってたな…」

P「だからだろうな、気合いが段違いだったのは」

P「やっぱり転職なんだろうなあ…お客さんを喜ばすってのが…」

P「……まあ、次の仕事はあんな感じだったワケだが」



ホワンホワンホワンホワン…

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「『見習い小悪魔のシホです!お仕えするルミ女王様に、キラキラでステキなモノを献上します♪』こんな演技でいかがでしょう、Pさん。小悪魔だから、もっと悪戯っぽい感じにしようかな…?」

「侍女役なら上手にできそう♪」

「小悪魔スマイルで、夢中にさせます」

「Pさんの魂と引き替えに、このシホがお仕えします♪」

「侍女として、Pさんのお世話もしちゃいましょうか?」

P「されてぇ~…お世話されてぇ~…」

P「魂くれてやるわぁ…」

P「だって完全に搾り取る体勢だもの…アレ完全に搾り取る体勢だもの…」

P「っていうか、あのツアー全体的にやり過ぎたかなあ」

P「他瑛梨華、櫂、礼子さん…だからなぁ…」

P「留美さんいじめてんのかとか言われたなぁ…」

P「…………」

P「まあ実際搾り取ろうとしてきたのはこの次だったか…」



ホワンホワンホワンホワン…

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「『いらっしゃいませ、魔界へようこそ!ハロウィン・スペシャルディナーをご用意させていただきました♪』小悪魔シホの本領発揮ですっ!精一杯のおもてなしで、魔界をキラキラ気分に満たしますからね♪」

「この頭の翼、可愛く羽ばたくんですよぉ!ほら、ぱたぱた~♪」

「悪魔だし、衣装も大胆に…♪」

「わっ、Pさん、マントのブローチを留め直してくださ~い!」

P「いいんですか」

P「そのブローチ、触っちゃっていいんですか」

P「――ハッ、いや待てよ」


――――――――――


「小悪魔の誘惑、Pさんに通じるか…試してイイですか?」

「ちょっぴりイタズラしちゃってもいいですか、Pさん♪」


――――――――――


P「ははあ、成る程成る程。これは孔明の罠だな」

P「触ったらイタズラされるやつだなこれは」

P「…………」

P「触るしかねえな」

P「あー…で、だ。結局悪魔というかなんというか…って所だったんだがこの次がなあ…」



ホワンホワンホワンホワン…

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「お待たせしました、志保のトラッドコーデです♪今日はいつもとは違う私を見せたいなって。Pさんのお好みだといいんですけど、いかがですか?けっこう、自信あるんですよ♪」

「服は大人っぽいから、髪型はかわいくしようかなってっ♪」

「はい、Pさんからのオーダーなら、お好みコーデも♪」

「次はどんなコーデにしよう♪また、新しいコーデにチャレンジしますね!Pさんには、私の色々な面を知ってほしいから♪」

P「ハハッ天使が悪魔の格好してらあ。蘭子が喜ぶ案件だ」

P「こういうことだよな、魔界の住人って」

P「しかしまあ…え、あの髪型が俺の好みだと認識されてんのか…?」

P「見習うのはタイトスカートだけでいいんだぞぉ…分かってくれえ…」

P「…………」

P「そうか、俺のお好みコーデをオーダーしていいのかぁ」

P「そのオーダーの結果があの衣装かあ…」

P「メンバーもダンス型かつ…って感じで固めたもんなあ……」



ホワンホワンホワンホワン…

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「フランメ・ルージュのLIVEにようこそ!元気をご注文のみなさーん!今日は私たちと、アツアツのダンスで盛り上がって、ホットな自分を見つけましょうねー!それでは、アヤちゃん、伊吹ちゃん、行きますよっ♪」

「私のハートも、真っ赤に燃えてます♪アツアツなのでお気をつけて!」

「Pさんの熱意で、私も火照ってきたみたいです♪」

「はぁ、気持ちイイ~!会場と一体になると、こんなにアツくなれるんですね!ホットなLIVEのあとは、Pさんとクールダウンで♪」

P「ちょくちょく髪型のマイナーチェンジはしてたが、こんなに派手に変えることは珍しいか」

P「フランメ・ルージュ…紅い炎なあ…」

P「いやまあ…そういうオーダーを出したのは俺だが…白い部分が暴れ回りますわぁ」

P「大体、伊吹もアヤもだな…あいつら踊ってる間そういうのまったく気にしないんだもんなあ…」

P「そら火照るわぁ…クールダウン出来ないわぁ…」

P「そんで、体力使う仕事が増えてたからって…ご褒美に食レポの仕事持って行ったワケだが…」



ホワンホワンホワンホワン…

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「今までのお仕事の資料が、この棚にあったはず…。食レポ、食レポ…この辺かなぁ~…って、あれっ?Pさんっ!ちょうどよかったぁ~!資料探し、一緒に手伝ってくれませんか?」

「あうっ!棚に頭ぶつけました…」

「えっと…私の背中に、何かついてます?…Pさん?」

「奥のほうかな…?Pさん、そっち見てもらえますか?」


P「よりによってそんなタイミングで、未だかつて無い無防備さ発揮するかね」

P「その武器に対する自覚は無いんだろうなあ…まあそういうアピールさせてこなかったこっちにも責任はあるか」

P「それともアレか……分かっててやってんのか……?」

P「視線には気付ける筈なんだよなぁ…」

P「あの調子だとさぞ混んでたろうなぁ…前に働いてた店とか」

P「…まあいいや。ご褒美自体は上手くいったしな」



ホワンホワンホワンホワン…

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「はむっ!こ、これはっ!!クリームはこってり甘く、でも、フルーツの酸味との絶妙なハーモニー♪高級パフェって、おいひぃ~っ!…あ、つい夢中になっちゃいました。収録は…オッケーですか!?やったーっ!」

「いくらでも食べられますっ!」

「次のカットは違う味のパフェも食べられるんですか?はわぁ~♪」

「…クリームがついてる?し、失礼しました…あれ、まだついてます?」

P「志保、はしゃぐ。撮影、完璧。俺、興奮。うむ、パーフェクト」

P「パフェだけに……いや、今のは無いな」


――――――――――


「私がPさんに幸せをもらって、その笑顔を見てみんなも幸せになる…アイドルのお仕事は、幸せがいっぱいですねっ♪」


――――――――――


P「うーん正論。反論の余地なし」

P「そんでもって調子こいてまたお菓子絡みの仕事入れたなあ…」



ホワンホワンホワンホワン…


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「濃厚とろ~り、手作りパフェをどうぞっ♪なーんて!本物みたいに美味しそうですよねっ。スイーツデコです!Pさんには大人なチョコを…私はイチゴのパフェを♪えへへっ、お揃いですね!」

「オススメ絶品パフェ、食べに行きませんか?ねっ、Pさん!」

「Pさんのパフェ…もっと大きく作ればよかったかも?」

「作るの楽しかったなぁ~。Pさんっ、次はご一緒に♪」

「美味しいパフェを作るコツは、心を込めて丁寧に作ること!Pさんにあげたチョコパフェは…美味しさ100点満点ですよっ♪」

P「――うーむ、思えばここまでグイグイくる感じは若干懐かしささえ感じる」

P「思いっきしパフェの仕事入れたからだろうか…糖分補給で復活したか?」

P「とりあえずデコ体験会は行ってみるかねえ…問題はその休みがいつになったら取れるかだが…」

P「休み…取れるのか…?」

P「……いや、考えるのはよしておこう」

P「はぁ…グミでも食うかぁ…サンプルいっぱいあるしな」

P「このグミ…チェリー&ピーチ味かぁ……」



ホワンホワンホワンホワン…

http://i.imgur.com/a5YelqV.jpg

「口いっぱいに広がる春の味♪春限定のグミが新発売ですっ!フレッシュなアイドル志保が、もぎたての味をみなさんにお届けしますよっ♪ふふっ、幸せの味…たくさんの人に食べてもらいたいなーっ」

「ぎゅっと詰まったチェリー&ピーチ!」

「桃とさくらんぼのアクセサリー、可愛いですよね!ほらっ、クルンッ♪」

「もぐ!はぁ~、ホントに美味しーっ♪この美味しさ、みんなにもっと伝えたいから…Pさんのオーダー、お伺いしますね♪」

P「…………」

P「…………」

P「…………」

P「ピーチがチェリーを食ってますわぁ…」

P「食ってますわぁ…俺チェリーじゃないけど。俺チェリーじゃないけど」

P「いやよそう…誰に言い訳してんだ俺は…」

P「美味そうに食いおってからに…腹減ってきたな」

P「さてと、冷蔵庫冷蔵庫……この事務所やたら食い物充実してるからな……」

P「…………」ガサゴソ

P「…………」ガサゴソ

P「甘い物と生魚しかねえ……」

P「はぁ、コーヒーでも淹れるか」



コポコポ・・・



ゴク・・・



P「口の中甘ェ……」

P「明日の朝志保にはキツめのエスプレッソにするよう言っておくか」


おしまい

先日比奈で同じようなことやりました
まとめてみたら思った以上にイチャコラベタコラしてました。甘ェ

これで何故ボイス付かないのかはなんとなく察してくれたと思います
公式耳トロボイス持ちだわ食べるわ舐めるわ耳元で囁くわでそんなことしたらモバマスがR指定になるからです
アップルストアに喧嘩売りたい人は票入れまくっといてください

以上
担当アイドルまだいるからまた来るね

それと、前回もそうだったんですがデレステは明らかにパラレルの別人と取れる点が多々あるので「モバマスの台詞集」という趣旨からは外れるとして除外しています

というワケで依頼出してきます

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