島村卯月「アイドルも、ウルトラマンも頑張ります!」 ウルトラマンゼロ「二期だ!」 (61)


・アニメ版アイドルマスターシンデレラガールズとウルトラマンシリーズのコラボとなります。


・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。


・このスレにはオリジナルの設定がふんだんに取り込まれています。
 例・ウルトラ兄弟は元人間の、第一世代のウルトラマン。


・書いたのが随分と前なので、現在のオーブの設定と矛盾している点もあると思いますが
 生暖かい目で見守ってください。


・スレ内のウルトラマンゼロは本編以上にはっちゃけています。


・今更続編? ぷぷw とか書いたらダメだぞ☆



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492091362

超昔だったので、前回のあらすじ

 

 一期のあらすじ
馬場さんじゃないババルウ星人を追ってシンデレラガールズの地球に訪れた、ウルトラマンゼロ!
友の為に命を投げ出す島村卯月の勇気を認め、彼女と一体化し、シンデレラ達と交流を重ね……
全ての元凶、超時空魔神エタルガーを倒した! 

そして……ゼロは地球を去った……。


島村卯月「島村卯月、アイドルも、ウルトラマンも頑張ります!」
島村卯月「島村卯月、アイドルも、ウルトラマンも頑張ります!」 - SSまとめ速報
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島村卯月「島村卯月っ! ウルトラマンゼロですっ!」ゼロ「それ俺のセリフ……」
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神崎蘭子「光に呑まれよ!」 ウルトラマンゼロ「闇を切り裂く光だ!」
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杏・智絵里・かな子「私達のビッグバンは!」ウルトラマンゼロ「止められないぜ!」
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みりあ・きらり・莉嘉「ブラックホールが!」ウルトラマンゼロ「吹き荒れるぜ!」 
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みく・李衣菜「本当の戦いは!」 ウルトラマンゼロ「ここからだ!」
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美波・アーニャ「守るべきものがある」 ゼロ「俺は、ウルトラマンだッ!!」
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島村卯月「未知なる戦士。その名は」 『エックス、ユナイテッド』
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未央・凛「誰も見たことのないウルトラマン」卯月「ウルトラマンサーガ!!」
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卯月「島村卯月、ウルトラマンゼロ……でした」ゼロ「さらばだ、素晴らしき少女達」
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劇場版のあらすじ
ゼロのいなくなった地球で本来の時間よりも早く、心の強さと輝きを手に入れた卯月達は
SAYいっぱい、輝いて暮らしていた。別世界の闇の巨人、この世界で生まれてしまった影法師が襲い掛かる!
卯月たちは蘭子のティガと、訪れたウルトラマンメビウス、この次元のマドカ・ダイゴたちと共に戦う!
猛攻に次ぐ猛攻も、諦めない卯月たちの心、ティガ達との共闘、帰ってきたゼロの活躍で地球の危機は去った!

新たなる侵略者の襲来を予感したゼロは、再びシャイニング・アースの守護につくのだった。

神崎蘭子「闇に飲まれよ!」ウルトラマンティガ「闇に飲まれた」
神崎蘭子「闇に飲まれよ!」ウルトラマンティガ「闇に飲まれた」 - SSまとめ速報
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 346プロ 玄関ホール

 ザワザワ ザワザワ

今西部長「やぁ、見違えたね」

美城常務「ご無沙汰しています。色々と、あったようで」

部長「いや~、ここ数ヶ月は生きた心地がしなかったよ」

常務「異星人がきていたのですから、ムリもありません。会社の修繕もほぼ、終了しているようで」

部長(仮にも地球を守ってくれた存在を『異星人』呼ばわりか。少々、まずいかな)

常務「それで」

部長「うん?」

常務「異星人、ウルトラマンゼロと融合していたというアイドルは何処に?」


 346プロ CPルーム


島村卯月「いつだって~♪ はじまりは~♪」

神崎蘭子「ゼロからの~♪ スタートで~♪」

新田美波「あら、その歌は?」

ウルトラマンゼロ(in卯月)「卯月達が考えてくれた、俺の歌なんだぜ!」

アナスタシア「ゼロの歌、ですか?」

卯月「私達……いつもゼロさんに助けられてばかりで。だから、何かないかなって」

蘭子「時空の勇者を継ぐ卯月ちゃんと、炎の勇者美嘉ちゃんと。光と闇を超越した我が!」

渋谷凛「考えたんだ。そういえば、三人は旅行先でも話し合ってたね」

卯月「はいっ! 前々から考えていたんですけど、昨日完成したので!」


☆CPのメンバーと都合のついた346アイドルは、リゾート惑星ブラムに旅行にいったんだにぃ☆

※楓さんは泣きながら留守番していました


ゼロ「この地球のウルトラマンの番組を見たら、みんな歌があるからな!」

多田李衣菜「ゼロは放映前に、本物が来ちゃったからね~。今年の冬に、映画でしょ?」

前川みく「ウルトラ銀河伝説! ゼロにゃん、やり過ぎて今年の映画に本人出演とかはしちゃダメだよ?」

ゼロ「お、俺だって、それくらいはわかってるさ!///」

双葉杏(これ、隠れて出る気だったね)

卯月「というわけで、せめて格好良いゼロさんの歌くらいと思いまして!」

緒方智絵里「せっかくだから、全部聞きたいです」

三村かな子「うん! 私も!」

卯月「ホントですか? じゃあ、いきます! い~き~をすうって~♪」

蘭子「全ての力を~♪ み~な~ぎら~せて~♪」

卯月「あ~たらしい♪」  蘭子「せ~かいに飛び出そ~♪」

ゼロ(いつも言ってるんだがな。卯月、蘭子、この場にいない美嘉。それに、みんなも)

卯月「本当の君がそこにいる~♪」

ゼロ(みんなが戦わなきゃ、この星は滅んでいた。サーガの奇跡は、卯月達だから起こせた)

蘭子「誰もそれをとめ~られ~ない♪」

ゼロ(影法師とカミーラの侵略。卯月達が戦わなきゃ、俺は間に合わなかった)

卯月・蘭子「新しい、ヒーロー♪」

ゼロ(本当に、ありがとう。皆に出会えて、良かった)

卯月・蘭子「君はウルトラマンゼロ~♪」

ゼロ(ふっ……。みんなへの感謝ばかり、考えちまうな)






卯月・蘭子「き~み~は! 光に~なる~♪ ご視聴、ありがとうございました~!」

諸星きらり「にょわ~! サイコーに! ハッピハッピな歌だったんだにぃ☆」

赤城みりあ「うんっ! すごくよかったよ~!」

ゼロ「へへ、俺の歌ってだけで最高なんだが、卯月と蘭子が歌ってくれるから、もっと最高だな!」

卯月・蘭子「えへへ~♪」

城ヶ崎莉嘉「次はお姉ちゃんと一緒のバージョンも聴かせてよね!」

本田未央「ちょっと、ちょっと! ゼロの曲も良いけどさ~、じゃん! きたぞ! 我らがニューアルバム!」

蘭子「魂の共鳴を封じ込めし箱か!」

ゼロ「みんなのアルバムか! 勿論、一番最初に聞かせてもらうのは」

卯月「はいっ! ゼロさんですね」

未央「いいけど、ゼロ、お金持ってるの~?」 ニヤニヤ

ゼロ「なっ、俺から金とるのか!?」

未央「親しき中にも礼儀あり、って言うしぃ~?」

ゼロ「仕方がない。リゾート惑星ブラムの宿泊チケットはまだあるんだが、未央だけ」

未央「どうぞ、お聞きください! ウルトラマンゼロ様!」 ジャンピング土下座

李衣菜「変わり身、はやっ!」

みく「ま、まぁ、みくだって連れてってもらえないなんて言われたら、そんな態度かもしれないにゃ」


 346プロ 別室


高垣楓「ハブ……られた……」 ズーン


城ヶ崎美嘉「どうしようっか」

小日向美穂「う、うん」 ← 調整ついたので、連れてってもらった

姫川友紀「あ、美穂ちゃん。別の星のお酒、ありがとね~!」

美穂「い、いえ」

友紀「ほらほら、楓さんも今晩は飲もうよ~! 仕事で行けなかったんだし、仕方がないじゃん!」

楓「ハブられた……」

佐久間まゆ「さすがの楓さんも、ダメージ大きいですね」

美嘉「ていうか、連れてってもらう気だったんだ」

美穂「楓さんが絡むの、二期でも少しだけだし……」

まゆ「登場回数はそこそこあるんですけどね」


 CPルーム


卯月「そうだ! 今度、私達のCDをゼロさんのパパさんに届けましょう!」

蘭子「おぉ、それは妙案!」

ゼロ「いいな! そうすると、親父達ウルトラ兄弟の分に、大隊長に、ウルトラの母。グレート先輩に」

きらり「エメラナちゃんにもお届けするにぃ☆」

杏「光の国のウルトラマン全員が買ってくれたら杏の印税は安泰なんだけどな~」

智絵里「大地さんのいる地球や」

かな子「ヒカルさんのいる地球の分も必要になっちゃうね」

凛「まずは、自費で買って届けないとね」

みりあ「えへへ、私達のお給料で足りるかな~?」

莉嘉「部長に相談したら、くれるかも!」

未央「部長もゼロ達大好きだからね~」

ゼロ「この地球には、俺達ウルトラマンを好きでいてくれる人が大勢いる。嬉しい限りだ」

卯月「勿論、私達が一番! ゼロさんのこと、好きですからね?」

ゼロ「ふっ、サンキューな!」


美波「春にゼロさんと知り合って、一度はお別れした夏のフェスから、もう一ヵ月も経ったんですね」

アーニャ「ダー。仕事、増えました」

李衣菜「ゼロ達の紹介がメインだけどね。それでも、私たち自身を見てくれるファンが」

みく「ついてきたにゃ!」

ゼロ「卯月は俺と合体していたことを言ったんだろ? 大丈夫だったのか?」

卯月「はい。最初は学校のお友達から聞かれたりもしましたけど。特には」

凛「それに『赤い靴の女の子』のお陰で、役者さんたちが全員、一時的に変身したし」

未央「意外と、私らへの関心は薄れてるんだよね~」

蘭子「時空の勇者よ! 汝らの正義が、この星の人々にも届き、人は更なる高みへ昇る!」

美波「ええっと、多分、人間の善性が上がったって言ってるのかしら?」

かな子「確かに、最近は良いニュースが多いですよね。凶悪犯罪も、減少の傾向にあるって」

杏「そりゃ、ジャンナインに潰されるかもしれないしね~」 チラ


ジャンナイン(SD)「……」 

※スレ内のジャン兄弟はSDサイズの小型ボディで活動している。


みりあ「ナインさん、まだ戻ってないんだね」

美波「少なくとも、太陽系には戻ってきてないみたいね」

アーニャ「エメラナを送り届けてます。遠い、です」

ゼロ「ミラーナイトのミラーネットワークも広がっているが、アナザー・スペースは遠いな」



 ガチャ

部長「おはよう」

美城常務「……」

シンデレラガールズ「おはようございま……す(誰?)」

部長「紹介しよう。来週からアイドル事業部の統括重役として赴任される、美城常務」

シンデレラガールズ「よろしくお願いします」

ゼロ(常務? うちでいう、ゾフィー隊長みたいなもんか)

常務「島村卯月さんと神崎蘭子さん」

卯月・蘭子「は、はい」

常務「地球に住む一人の人間として、あなた達には感謝します。ありがとう」 ペコ

部長(へぇ)

卯月「い、いえ、そんな! わ、私はゼロさんに身体をお貸ししただけですし」

蘭子「ゼロさんが強かったし……。私達は、何も」

ゼロ(二人は相変わらず、謙遜だな。ま、そういうところが可愛いんだが)

常務「来訪者、ウルトラマンゼロもあなた達のそうした心に、力を貸してくれたのでしょ」

ゼロ(この女の子、わかってんじゃんか)

 ☆ゼロは5900歳なんだにぃ☆


 ガチャ

武内P「おはようございます」

未央「あ、プロデューサー」

常務「君が、シンデレラプロジェクトのプロデューサーか」

部長「こちらは美城常務。今度、アイドル事業部の統括されることになったんだ」

常務「優秀な人材は大歓迎だ。期待している」 コツコツ  シュル

常務「最初に、クライアントが見るのは君だ。身嗜みには最新の注意を払うように」

武内P「申し訳、ありません」

部長「では、次の部署を」
 

 バタン


卯月「かっこういい方ですね」

未央「できる女って感じ」

ゼロ「人間の会社っていうのは、色々と厄介なもんだな」

美波「宇宙警備隊にはないんですか? ……て、なさそうですね」

杏「ある意味、ブラック企業だけど」

李衣菜「お給料とか、なさそうだしね~」

みく「完全な善意によって成り立ってるにゃ」

ゼロ「何回も言ってるだろ? 宇宙のワルをぶっ倒すのが、俺達の使命だ!」

卯月「はいっ! だから、その分、私達が」

蘭子「時空の勇者をもてなそうぞ!」

ゼロ「もう十分、良くしてもらってるさ」



 コツコツ


部長「意外だったね」

常務「何がです?」

部長「いや、君が彼女達に頭を下げたのが」

常務「偶然とはいえ、異星人ウルトラマンと共に戦ったのですから。最低限の敬意は払います」

部長「この建物も守ってもらったしね」


常務「それに、この状況下で制作プロダクションとコネクションができたのも大きいです。
   ウルトラマンといえば、アイドルを超えた大きな仕事になりますから。そう、『今は』……」


部長(やはり、そういう所か。当然と言えば、当然だが)


常務(……子供のヒーロー、ウルトラマン。宇宙の平和を守る存在、か……)



 後日 346プロ 撮影所

パシャ! パシャパシャ!! はい、オッケーで~す!

武内P「お疲れ様です」

蘭子「ぞうさもなきこと」

ゼロ(in蘭子)「蘭子も立派に仕事をこなしてるな!」

蘭子「えへへ~♪」

武内P「……ゼロさん、ティガダークの影響を受けたりしないのですか? 仮にも、闇の戦士ですし」

ゼロ「以前も確認してみたが、大丈夫みたいだ」

蘭子「恐らく、古の巨人の力は、この古の宝具に……ひっ!」 ビクッ

ゼロ「どうした?」

蘭子「い、いま、あそこに、怪しき人影が……」

武内P「誰もいないようですが」

ゼロ「俺も気配は感じなかったが……」


 346プロ ラジオスタジオ


高森藍子「高森藍子のゆるふわタイム~。本日のゲストは、ラブライカのお二人です」

美波・アーニャ「よろしくおねがいします」

ゼロ(inアーニャ)(ラジオ番組か。光の国には、ラジオなんてないからな~)

アーニャ(アー。娯楽、少ない、です?)


ゼロ(そうだな。お、そうだ! 今度、アーニャたちの番組を、光の国でやるか!)


アーニャ(ダー。宇宙進出、とても、楽しみです!) ニコニコ


藍子(アーニャちゃん、なんだか嬉しそう。きっと、ゼロさんとおしゃべりしてるのかな~) ニコニコ


美波(藍子ちゃん、楽しそう。きっと、アーニャちゃんとゼロさんの会話を、想像してるのかしら) ニコニコ


スタッフ1(天使しかいないぜ!)  スタッフ2(まったく! アイドルは最高だぜ!)


???「……」


武内P「……む?」

 サッ

武内P「気のせい、ですか?」


 346プロ 応接間 インタビュー中


かな子「沢山の人に曲を聴いてもらって、楽しんでほしいなって!」

杏「私は印税……印象に残るアイドルになりたいな」

ゼロ(in 智絵里)(相変わらずだな)

智絵里(あははは……)

ゼロ(しかし、智絵里の身体を借りるのも久々だな)

智絵里(たまには、私だってゼロさんと一緒にいたいから……///)

ゼロ(なんだ。言ってくれれば、もっと一緒にいるのに)

智絵里(卯月ちゃんや蘭子ちゃんに悪いし……)

ゼロ(蘭子にはティガがついているし、卯月は繋がりが深いから何かあったらすぐにわかるさ)

智絵里(もう、そういうことじゃないのに……)

記者「緒方さんは」


智絵里「あ、はい。私は……ひっ! 後ろに変な人影が!!」

武内P・ゼロ「っ!!」


 ガチャ


武内P「……」 キョロキョロ

千川ちひろ「どうしました?」

武内P「今、ここに誰かいましたか?」

ちひろ「いえ、誰も見てませんが……」 キョトン


 後日 346プロ


武内P「……」 キョロキョロ 

莉嘉「Pくん、何してるの?」

卯月「後ろに誰かいるんですか?」

ゼロ(in卯月)「武内、まさか」

武内P「ええ、実は……」 ポリポリ


未央「えぇ! 誰かにずっと、見られてる!?」

卯月「振り向くと、謎の影!?」

莉嘉「それって幽霊! 幽霊なの!?」

みりあ「私も幽霊みた~い!!」


ゼロ「お前ら、落ち着けって。もしかしたら、侵略者かもしれないだろ」


未央「昔、アイドルに挫折したアイドルが……この事務所で~!」 ズオーン

卯月・きらり「ひぃっ!! 怖いにぃ!」


ゼロ「人の話を聞けー!?」



ゼロ「大体、幽霊だろうが何だろうが、エメリウムスラッシュで追い払ってやるぜ!」

凛「確かに、ゼロの攻撃なら幽霊くらい倒せそうな気もするけど」

武内P「ゼロさん、威力のほうは大丈夫なのでしょうか? 壁に当たっただけで、建物が……」

ゼロ「調整するから大丈夫だ」

武内P「はぁ」 ポリポリ

みりあ「どうやったら幽霊さん見えるのかな?」

莉嘉「アタシ、お姉ちゃんと一緒に見たよ! 写真を撮ると、写るんだって!」





未央「はい、笑って~」

 パシャッ!

未央「どれどれ~?」

 ドヨ~ン


ゼロ「うぉ!?」  未央「うそー!?」

卯月・きらり・莉嘉「ひぃぃぃ!」  凛「キャ!」  みりあ「?」

 ササッ!


ゼロ「なんか、写ってたな……」

卯月「うつつつつつ、写ってました!!」

未央「ヤバイね。これ、本物だよ……」

きらり「ここ、怖いにぃ」

凛「ど、どうするの?」


 346プロ 別室


みく「幽霊といえば、専門家に見てもらうのが一番!」

ゼロ「怪獣・宇宙人ならいけるんだがな」

みく「ご存じ霊感少女の小梅ちゃんと、実家が神社で巫女さんの道明寺歌鈴ちゃんにゃ」

道明寺歌鈴「よ、よろしくおねがいします! と、とにかく、お祓いしてみますね!」

ゼロ(あの衣装、自前なのか? それとも、ここの衣装なのか?)

卯月(さぁ……)

歌鈴「かしこみ~、かしこみ~、みそぎ祓いたまえ~」

ゼロ(アイドルだけあってプラスエネルギーは強いが、特に特別な力は感じないが……)


小梅「……何してるの???」

みく「何って、お祓いにゃ」


小梅「なにも、憑いてないよ?」

みく「え?」


小梅「笑ってるお侍さんなら、そこに」

莉嘉・きらり「きゃぁ!」


卯月(ゼロ)「ウルトラ卯月キック!!」 ゴス!


笑ってた侍「拙者が何をしたと?」 シュゥー



小梅「あ、消えちゃった。莉嘉ちゃんの守護霊」

莉嘉「えっ!?」


卯月(ゼロ)「後でミラーナイトかグレンをつけとく」

凛「そんなんでいいの!?」


歌鈴「え、えぇぇぇ!? というか、もしかして、あなたは、ウルトラマンゼロ!?」

卯月(ゼロ)「いえ、島村卯月です」

歌鈴「なんだ、卯月ちゃんですか」 ホッ

みく「なんで偽ったの? いや、言いふらすものでもないけど」

ゼロ「なんとなく」

歌鈴「やっぱり本物じゃないですかー!」 ガビーン

未央「う~ん、幽霊じゃないとしたら……もしかして、ストーカー?」



きらり「ストーカーさんなら専門家にお願いするにー」

ゼロ「倒すだけなら余裕だが、潜んだりされると厄介だからな~」

凛「ゼロには向かないね」


きらり「というわけで、元婦警の片桐早苗さんとアイドル兼業探偵の安齋都ちゃん」

卯月「わぁ、346プロって人材豊富な事務所なんですね」

ゼロ「巫女の歌鈴に、婦警の早苗に、瑞樹は元アナウンサーだったか」


片桐早苗「ウルトラマンゼロと一緒にいる卯月ちゃんも相当だと思うけどね」

安齋都「……え、ウルトラマンゼロ!?」

ゼロ「よーす」

都「よ、よーっす?」

凛(ノリ、かるっ!)


ゼロ「事務所で見かけたことはあったが、話すのは初めてだな。ま、言いふらさないように頼むぜ」

都「わ、わかりました」


早苗「では、さっそく。被疑者、確保!」 カシャン!

武内P「……え?」

ゼロ「ま、まさか、自作自演……?」

都「この海のリハ……じゃなかった。安齋都の目をもってしても、見抜けなかった……!」

莉嘉「それ、ゼロくんに対して? Pくんに対して?」

凛「どっちにしても、都の目が節穴なのはわかったよ」

都「ひどい!」


早苗「あなたには黙秘権があるわ」

未央・みく「推理とかないの!?」


卯月「ま、待ってください! プロデューサーさんは確かに顔が怖いですし」

凛「メビウスにゃんが変身して笑顔でいても逆に不気味だけど」

武内P「ぐふっ!?」


早苗「あはは、ま~、お約束って奴よ。実際、情報が少なすぎて判断できないし」

武内P「おかげで、へこみました」


※ウルトラマンメビウス・光の国の、若き戦士。ウルトラ兄弟の末弟。天然である。


 『集結! ウルティメイトフォースゼロ』


 ピカーン!

ミラーナイト(人間態)「ゼロ、戻りましたよ」

グレンファイヤー(人間態)「ただいまちゃんです」

未央「お帰りちゃんです!」

グレンファイヤー「ちゃんみお、相変わらずいいノリだぜ!」

未央「へへ~♪」

ゼロ「帰ってきたか。エメラナは無事」

ジャンボット(SD)「当然、送り届けてきた」

ジャンナイン(SD)「途中まで、ウルトラマンメビウスも一緒に来てくれた」

ミラーナイト「光の国には、彼がきちんと報告してくれるようですよ」

グレンファイヤー「俺たちがまた地球にいることと、しまむー達の大活躍をな!」

卯月・蘭子「えへへ~♪」

ゼロ「早速で悪いが、新しい任務だぜ」

ジャンボット「任務、だと? まさか、もう侵略者が」

きらり「Pちゃんのストーカーさんを捕まえるんだにぃ」

ジャンナイン「ストーカー? 問題ない。ジャンレーザーで一撃だ」

美波「それはやっちゃダメです!」

ゼロ「あと、ミラーナイトは莉嘉に憑依しておいてくれ」

ミラーナイト「え?」

※スレ内のグレンとミラちゃんの人間態はオリジナル設定となります。
 グレンファイヤーはマッチョな兄ちゃん、ミラーナイトは美形な王子様といった容姿になります。


 後日 外出先


未央「不審者、見当たらず」  卯月「異常なしです」  凛「異常なし……」

ゼロ「とくに、異星人の気配や、闇の存在は感じないな」

凛(ゼロは一応、まじめに感知してくれてるんだ)

武内P「本日は、ミニライブイベントの顔合わせと、段取りの確認になります。顔合わせの後、
    申し訳ありませんが、私は別の現場へ向かいますので」

未央「次の現場って?」

武内P「凸レーションですが……」

ゼロ「そっちにはミラーナイトがいるから、大丈夫だろう」

未央「一応、電話しとこうか! もしもし、きらりん? 今からそっちに」 テクテク

卯月「ストーカーさんも侵略者も、見逃しません!」 テクテク

凛「……ねぇ」

武内P「渋谷さん?」

凛「……みんなの探偵ごっこのネタにされてるって、わかってる? いいの?」

武内P「みなさん、楽しそうですので。それに、本当に危ないときは、ゼロさんもいます」

凛「それは、そうだけど」

武内P「渋谷さんは楽しんでますか?」

凛「私は……///」

武内P「アイドルの活動についてです」

凛「あ……。楽しくなる、途中かな。その途中で、地球を救うとは思わなかったけど」

武内P「そうですね」 ニコ


ゼロ(凜も、その胸に秘めた想いは熱い)

卯月(ゼロさん、いけないんだ~。盗み聞きだなんて!)

ゼロ(なら、卯月も共犯ってことだな)

卯月(はわわ! 共犯にされちゃいました♪)


 後日 都内通学路


北条加蓮「渋谷凜ちゃん、だよね?」

凛「そうだけど……」

加蓮「北条加蓮、こっちは、神谷奈緒。私は、中学一緒だったんだ。クラスは、別だけど」

凛「え……ごめん」

加蓮「いいよ。よく休んでたし。一応346所属のアイドルなんだ。城ヶ崎美嘉ちゃんと同じ部署なんだ」

凛「え、そうなんだ」

加蓮「凜ちゃんのステージ、見たよ。すごかった! すっごいキラキラしてた!」

神谷奈緒「あんな、侵略者相手にも怯まないしさ」

加蓮「奈緒は恥ずかしがり屋だからね~。ライブ中、ずっと目をキラキラさせてた」

奈緒「なっ! あ、あれは、その……まぁ、よかったけど///」

加蓮「襲われた時は、どうしようと思ったけど、ミラーナイトって人が助けてくれたし」

奈緒「ガタノゾーアとかいう奴の闇からも、あいつが助けてくれたからな……///」

凛「ああ、ミラーナイト。いい人だよ」

奈緒「やっぱり、知ってるんだ」


 とある大学 学園祭ライブ会場 控室


NG『ありがとうございました~!』

 ワ~~~! キャーーー! ワ~~~!


ゼロ(in卯月)「お疲れ! よかったぜ」

卯月「はいっ! いっぱい頑張りました!」

凛「いつも言ってくれる人がいると、気持ちも違うね。あ、そういえば……」

未央「へぇ! あのライブ、見ててくれたんだ~! 目標か~!」

凛「みんながってことでしょ」

ゼロ「あのライブ、誰もが素晴らしい輝きを放っていた。謙遜することはないさ」

未央「私たちも先輩か~!」

卯月「先輩として、頑張らないといけませんね!」

未央「しまむー、そればっか!」

ゼロ「おいおい、それが卯月のいいところだろ? 頑張りすぎて、ヤメタランスに抗うとは思わなかったが」

卯月「えへへ。これからも、もっと頑張りますね!」


 撮影所

美波「今のとこかわったことはないわよ」

ジャンナイン(SD)「特に異常はない」



 移動中の車内

蘭子(通話中)「古の力に、邪悪なる爪痕は刻まれていない」

蘭子(……ティガがいてくれるけど、私だけ一人……) ショボーン

蘭子(いいもん! テレパシーで卯月ちゃんやゼロさんとお話しできるし) プクー



 スタジオ入口

智絵里「たぶん、大丈夫だと思う」

かな子「怪しい人はいないみたい」

ジャンボット(SD)「怪しい人影はないな」



 凸レーション現場

旧日本兵の幽霊「交代に参りました!」 ビシッ

ミラーナイト(憑依中)「よろしくお願いします」

旧日本軍の幽霊「任務了解」

ミラーナイト「それ、私の台詞……」

莉嘉「違うでしょ!?」


みく「Pちゃんは喫茶店で作業中。……本当にストーカーなんているのかな」

 ジャ~ン

みく「なにやってるにゃ?」

李衣菜「新しいコード覚えたから、練習してるんだ。難しくてさぁ。ショウさんに聞かせたかったんだけど」

みく「……李衣菜ちゃん、言いづらいんだけど」

李衣菜「わかってるって。ショウさんは、別の次元の人だし。……私にとって、いいお兄さんなんだ」

みく「そっか……」

みく(ゼロにゃん曰く、本来ならウルトラマンがこの地球に訪れること、なかったんだよね……)


木村夏樹「それ、あんたの? 渋いねぇ! ちょっと貸して」

李衣菜「え?」

 ギャオォォォォン! ジャァン!


夏樹「サンキュ! アンタの相棒、クールだな」

李衣菜「……わ、私、多田李衣菜! ロックなアイドル目指してるんだ!」


夏樹「私と一緒だな。私は、木村夏樹。ロックな話なら、いつでも付き合うぜ。
   その『ショウ』っていう、『ウルトラマン』にもよろしく」       コツコツコツ


李衣菜「うぇっ!? バレてる?」

みく「今のは、ロックアイドルの木村夏樹ちゃんにゃ。同じ事務所だし、噂とかで気づいたのかも」

李衣菜「そ、そっかぁ。ま~、ゼロは隠してないし、言いふらすような感じでもなさそうだし……」

みく「大丈夫だとは思うけど。……あれは」


 タタタタタ

みく「まゆちゃん? まさか、ストーカーって……」


 346プロ CPルーム


きらり「そういえば、昨日まゆちゃん見かけたよ」

ゼロ「仮にまゆが犯人だったとすれば、俺が気配を感じなかったのも納得はできるが」

卯月「まゆちゃんじゃ警戒しないですもんね」

凛「でも、なんでプロデューサーに付きまとうの?」

莉嘉「わかった! まゆちゃん、Pくんのこと好きなんだよ!」

ゼロ「なるほど。武内はちょいと不愛想なところはあるが、仕事はできるし、真面目な奴だ」

グレンファイヤー「ま、俺には劣るけどよ!」

凛「どうする? まゆを探してみる?」

グレンファイヤー「無視? ひどくない? しぶりん、俺にだけ厳しくない?」

ミラーナイト「探すのは構いませんが、私とグレンは部外者ですからね。この部屋以外は」

美波「バレると、ちょっと大変ですね」

ゼロ「誰かの身体か、姿でも借りるか」

杏「杏の姿なら使ってもいいけど~? ついでに、そのまま杏の仕事もお願いね~」

かな子「あははは……」


 ガチャ

ちひろ「あ、ミラーナイトさん、グレンファイヤーさん。いいところに」.

卯月「ちひろさん。そのネームプレートって……」

ゼロ「『鏡京太郎』に『岬大介』……。グレン達の人間時の顔が入ってるってことは」

ちひろ「部長さんからです。こちらを利用すれば、社内は自由に出入りできますので」

未央「お~! これで正式に、グレンとミラーもCPの一員だね!」

きらり「そうすると~、ジャンちゃん達はマスコット?」

李衣菜「もうちょっとかわいいマスコットにしようよ……」

ジャンボット「可愛いかどうかと問われれば、可愛くないのは認めるが」


ゼロ「ちひろ、俺のは」  

ちひろ「え? いります?」 

ゼロ「あ、はい」


凛「ゼロだと、モロボシ・シンだから、バレバレになっちゃうしね」

きらり「きらりのお兄さんってことにすれば、バレないにぃ☆」

卯月「それは他スレとダダ被りします」


765プロAS「私達にも出番を!」
315プロ「俺たちにも!」
876プロ「DSを忘れずに」
黒井「このナイスミドル貴公子たるこの私にも出番をよこしたまえ!」

子安武人て特撮の経験あったかな?


 346プロ 社内


グレンファイヤー「スタッフ証もらっても、ミラーハレーション使えねぇしな~」

ミラーナイト「誰かに見られたら、大変ですからね。地道に探すしかないですよ」

卯月「まゆちゃん、どこにいるんでしょう?」


美嘉「あれ、みんな。何してるの?」

莉嘉「お姉ちゃん!」


美嘉「グレンにミラーナイト、スタッフ証もらったんだ! 今度、アタシのとこの手伝いもよろしく~★」

グレンファイヤー「おぅ! 任せとけ! といっても、俺は力仕事くらいしか手伝えないけど……」

ミラーナイト「こちらにはトレーナーの方がいますからね。彼女たちを差し置いて、お教えするのも」


美嘉「ミラーナイトはともかく、グレンも意外と真面目ね~。要は、遊びにきてってこと」

グレンファイヤー「なんだ、そういうことかよ! 喜んでいくぜ!」


未央「美嘉ねぇ、まゆちゃん見てない?」

美嘉「まゆ? さっきまで一緒にいたけど。どうしたの?」

莉嘉「まゆちゃん、P君にラブなんだって! お姉ちゃん、恋のアドバイスしてあげたら?」

ゼロ「へぇ、美嘉はそういうアドバイスもできるのか。ま、人気アイドルならモテるだろうしな」

美嘉「え、あ、いや、け、けどさ、そそそ、そういうのは、ケースバイケース……だから……」 ゴニョゴニョ

ゼロ「そういうものなのか」

ミラーナイト(われらがリーダーは、鈍くていけませんね)



――
―――

卯月「まゆちゃん、いませんね」


まゆ「まゆをお探しですか?」 ヌゥ


グレンファイヤー「うぉ、わっ!!?」

卯月「うわぁ! まゆちゃん!」

ゼロ「びっくりしたぞ」

未央「どっちかというと、グレンの悲鳴に」

グレンファイヤー「だ、だって、メッチャビビったし!」

まゆ「ふふ、ごめんなさぁい」


李衣菜「ショウさんだったら、ビクトリーランサー構えてたね」

みく「むしろ、発射してそう」

まゆ「あ~、それは怖いですね。気を付けますね。それより、丁度よかったです」


凛「丁度よかったって?」

まゆ「実は、みなさんのプロデューサーさんに用事があって」

莉嘉「えっ! それって」

>>30
大怪獣ラッシュのメフィラス星人の声はやってた気が・・・


 CPルーム


『担当プロデューサーの誕生日を教えてほしい!?』

まゆ「はい。まゆのPさんが近々誕生日らしいので。ただ、正確な日は知らなくて……」

武内P「確かに、私と彼は同期ですが。しかし、何故」


まゆ「それはもちろん、好きだからですよぉ?」

莉嘉「えっ!」 ドキッ


まゆ「まゆ、この間の闇の巨人カミーラさんを見て……きちんと、自分の気持ちを伝えようって思ったんです」


きらり「にょわ~~~! そそそ、それって」

みりあ「誕生日に、愛の告白? すご~い!」


まゆ「今は無理でも、将来的には引退して、結婚……を、前提に、お付き合いしたいなって……///」 ポッ


ゼロ「結婚か。その時は、俺も呼んでくれよ! ド派手に決めてやるぜ!」

グレンファイヤー「おうよ! ウルティメイトフォースゼロ総出で祝ってやんよ!」

ジャンボット「我々の本体が呼べる、外の式場を用意してくれるとありがたい」

ジャンナイン「こちらの身体は窮屈とは言わないが、物足りないときもある」

まゆ「ふふ、気が早いですよ~。けど、お外の式場はいいですね~」


みく「それでここ最近、Pちゃんを見てたのにゃ?」


蘭子「我の時も!」  まゆ「たまたま通りかかっただけでしたけどね~」

智絵里「私の時も」  まゆ「お部屋からみなさんの声が聞こえたもので」

アーニャ「私の時も?」  まゆ「え?」


シンデレラガールズ「……え?」


美波「収録中にプロデューサーさんが感じた気配って、まゆちゃんじゃないの?」

まゆ「藍子ちゃんのラジオにお二人が出ていたのは知ってますけど……」

武内P「私が一人でいる時に度々感じた気配は」

まゆ「お一人でいらっしゃる時に差し入れと一緒に伺おうかとも思いましたけど」

ゼロ「聞かなかった……ということだよな」

まゆ「お仕事中みたいだったので、邪魔するのも悪いかなって。それに、お見かけしたのは一回だけですし」

蘭子「時空の勇者よ、未来の雲行きが」

ゼロ「ああ。どうにも、まゆだけが犯人じゃなさそうだな」



杏「あ~、杏、敵が分かったかも」

ゼロ「本当か?」

杏「いるじゃん。ストーカーみたいにしつこくて、まだ杏達が出会ってない敵が」



未央・美波・武内P「……ああっ!」 ポン



卯月「未央ちゃん、わかったんですか?」

凛「最近は勉強してるけど、未央たちには敵わないね」

未央「ふっふっふ~! 怪獣博士と呼びたまえ!」

美波「たぶん、敵は」


ジャンボット(SD)「ゼロ、月にいる私の本体が地球に接近する高エネルギー体を観測した」

ゼロ「なんだと?」

ジャンナイン(SD)「だが、君に似ているエネルギーだ」

アーニャ「ウルトラ戦士、ですか?」


杏「その戦士がもし『あの人』なら、杏の予想はほぼ当たりかな」


まゆ「とりあえず~、まゆもお手伝いできることがあればお手伝いしますよ」






 346プロ 人気のない通路


まゆ「……」 キョロキョロ タタタタタ


???「ようやく、一人になったか」 ガシッ


まゆ「きゃっ! あ、あなたは、ヤプール?」

異次元人ヤプール「ほぅ、このヤプールを知っているのか。お前には、働いてもらうぞ」


杏「ね? 杏の予想通りでしょ?」 ササ

ゼロ「へへ、やるじゃねぇか!」 ササ

ヤプール「ぬっ!?」


ミラーナイト「あなたはまゆさんが一人になったところを捕まえたつもりでしょうが」

グレンファイヤー「逆だぜ。お前が、おびき出されたんだよ」

ヤプール「ふはははは! だから、どうした? こうして、人質が手に入ったのだ。作戦の時間が早まっただけ」


まゆ?「それはどうかな? ヤプール!」 ガン!


ヤプール「ぐぅっ!?」

ジャンナイン(SD)「ひっかかったな」

ジャンボット(SD)「攪乱成功だ」



ヤプール「お前は……ウルトラマンエース!!!」


まゆ(ウルトラマンエース)「お前にしては、気づくのが遅かったな」


ヤプール「バカな! お前は、地球に降り立っていないはず!」


グレンファイヤー「お前、ウルトラマンには執着してる癖に、俺たちのことは全然知らないのな」

杏「杏達のエネルギーでろくでもないことを企んでるだろうと、エースが来てくれたんだよ」

ミラーナイト「そこを、杏さんのアイディアを採用し、私の力で地球に入っていただいたわけです」

美波「つまり、エースさんは地球には降りていないんです」


エース「月で呼び止められた時は、驚いたがな」

ゼロ「んで、まゆにも協力してもらったってわけだ」


エース「本当は君のような少女を巻き込みたくはないんだが……」

まゆ「お上手ですね~」


美波(エースさんが喋る時、まゆちゃんの顔が凄くキリっとして、似合わない……)


未央「へへ~んだ! 自分が罠にはめられた感想はどうよ!?」

ヤプール「こ、このヤプールが小娘ごときに……!!!」

杏「そうやって、人間侮るから負けるんじゃん。学習しないね~」

グレンファイヤー「どうせ、ろくでもないやつなんだし、袋叩きにしちまうか!」 ボキバキ

ミラーナイト「騎士道には反しますが、仕方がありませんね」スッ

美波「ちょっと卑怯かもしれないけど」

杏「ヤプール相手には気にしない」


ヤプール「っ! き、貴様らぁぁぁぁ!!!」

 バキンッ!!

「「「ゴァァァァァ!!」」」


未央「おっと! 超獣が3体!」

美波「バキシム、ルナチクス、ベロクロン……どれも有名で、強い超獣ね」

アーニャ「超獣? 怪獣じゃ、ないですか?」

未央「ヤプールが怪獣を改造して作った改造兵器って設定で」

杏「いわば、合成獣キメラだね」

アーニャ「なるほどー」


ヤプール「人間ごときが超獣を解説するとは、生意気な!」

杏「普通ならブルっちゃうような状況でも」

未央「こっちには!」

美波「頼もしい戦士たちが勢ぞろいしてるんだから!」

エース「ようし、いくぞ! エースリング!」

まゆ(エースは男女一組で変身していたのは、まゆも知ってます。……私のPさんと変身したかったなぁ)


ウルトラマンエース「シュアッ!!!」


グレンファイヤー「よっしゃ、いくぜ!」

ジャン兄弟「ジャンファイト!!」


ゼロ「超獣は任せたぜ! 俺は……」 キッ

卯月「あなたの相手は、私たちです! デュワ!」

蘭子「邪悪な姦計、我らが絆の前には無意味! 古の巨人よ、汝の力を示すとき!」


ウルトラマンゼロ「いくぜ!」  ティガダーク(蘭子)「はいっ!」


ヤプール「く、黒いウルトラマンだと!? ビクトリーと違って、闇の力を纏っている???」

ティガダーク(蘭子)「ふふ~ん!」 ドヤァ

美波(凄く得意げ)



「うわ、超獣!?」 「ついにこの地球にもヤプールが!」 「ウルトラマンエース! 本物だぁ!」


まゆ「ウルトラマンから見る景色って、すごいですね~。Pさんと一緒に見たいです」

グレンファイヤー「ミラちゃん、町は頼むぜ~」

ミラーナイト「お任せを。ディフェンスミラーで、バッチリです」

ジャンボット「数ではこちらが勝っているが」

ジャンナイン「油断はしない。杏曰く、悪魔のような奴らしい」


美波「巨大戦も、人間サイズも、数はこっちが有利ね」

未央「やいやい! 土下座で謝ったら、考えてあげるけど~?」

杏「考えるだけだけどね」


ヤプール「下等な人間どもが! 調子に……!!」

ゼロ「おいおい、下等かどうかは……お前が一番よく知ってるはずだ、ぜ!」


 ドゴンッ!

ヤプール「ぐぉ!?」


卯月「あれ? ゼロさんが強いのは知っていますけど」

凛「ウルトラ戦士を苦しめてきたはずのヤプールが……弱い?」


ヤプール「ぐ、うぅ。く、くそ、噂通りの力というわけか……」

ゼロ「やはりな。お前は、先の戦いでギンガビクトリーに敗北した。まゆを人質にしようとした当たり」


李衣菜「そういえば、ショウさんが幻影帝王を倒した時の話に!」

みく「こいつもいたにゃ! ギンガにゃんを罠にはめて倒すような奴でも」

ティガダーク(蘭子)「完全に、蘇っていない!」


ゼロ「そういうことだ! 一気にいくぜ!」


卯月「ストロングコロナ卯月です!」

ストロングコロナゼロ「いや、違うから」

凛(そこは譲らないんだ)


エース「ムゥンッ!!」 


 ドン! バン! ガシン!!


満月超獣ルナチクス「ゴアァァァァ!!」

エース「メタリウム光線!!」 バ、バッ! ビー!

ルナチクス「ゴグアァァァァ!??」


ミサイル超獣ベロクロン「グゥゥ」 ババババババ!!

ミラーナイト「大量のミサイルが!」

グレンファイヤー「番組間違えてんじゃねぇのか!? マクロスでやれ! ファイヤーフラッシュ!」

ジャンボット「ビームエメラルド!」 ババババ!

 ドドドドドーン!


一角超獣バキシム「ゴゥアァァァァァ!!」 ニョキ バシューン

ジャンナイン「角がミサイル? ジャンキャノン!」

   ドゴーン!


グレンファイヤー「へへ、んじゃそろそろ、いっちまうかぁ!」

エース「よし、トドメだ!」 



エース「ホリゾンタル・ギロチン!!」 バシュン!

ルナチクス「……」 ボトッ


女・子供「ひっ!!」 ビクゥッ!

市民「「「で、でたー! ギロチン王子!!!」」」


エース「え? ギロチン王子? ……えっ!? 何それ!? 俺のこと!?」

まゆ(そういえば、未央ちゃんがそんなこと言ってました……) ガクガクブルブル



バキシム「すみません。できれば普通の光線技で倒してください」

ベロクロン「切断技はちょっと、NGなんで。時代的に」

グレンファイヤー「あ、はい」

まゆ(普通にしゃべってきてる……)



ジャンボット「ジャンミサイル!」 ババババ!!

ジャンナイン「ジャンバスター!!」 ビィィィ!!


ベロクロン「さっきはNGなんて言ったんだけどさ」

バキシム「逆に、今の時代にはああいう表現が足りてないと思うんだよね?」

   チュドーン!


まゆ「最後、なんか語ってたんですけど……」

ミラーナイト「ま~、躊躇いなく人を殺すガンダムの主人公とか、どうかと思いますよ」

まゆ「本日のお前が言うな。ですか?」

エース「ギロチン王子……」 ズーン


ストロングコロナゼロ「ふっ、あっちはもう終わっちまったようだぜ?」

杏「図ったけど、1分30秒だね」

ヤプール「お、おのれ!」

卯月「こちらも終わらせます! ウルトラハリケーン! です!」 ビュゥン!

ヤプール「ぐぉぉぉ!?」


ティガダーク(蘭子)「汝の好む闇の力……とくと味わうがいい!」

蘭子「ただし! 滅びの闇である! ダークゼペリオン光線!!」 ビー!!


ヤプール「こ、このヤプールがぁぁぁ! おのれぇぇぇぇ!!!」

 ドゴーン!!


未央「やったぁ! さっすが、しまむーにらんらん!」

卯月「……いえ、逃げられました」

ゼロ「寸前で異次元に逃げ込まれたようだ」

未央「えっ! ウルトラハリケーンの中で?」

杏「腐ってもヤプールだったわけだね」

美波「勝てないと判断して、逃げの一手を狙ってたのね」

ゼロ「こいつは、長引きそうだぜ」


 CPルーム


エース(in まゆ)「そうか、ヤプールは取り逃がしたか」

ゼロ「ああ。だが、安心してくれ」

卯月「この地球には!」  蘭子「我らがいる!」

グレンファイヤー「もちろん、俺達もな!」

まゆ「頼もしいですね~」


エース「……わかった。今回の件は、ウルティメイトフォースゼロと……勇敢なる少女たちに任せよう」

卯月・蘭子「はいっ!」


エース「だが、気を付けてくれ。奴は、悪魔のような奴だ」

卯月「島村卯月、ゼロさんと一緒ならどんな敵にも負けません!」

蘭子「古の巨人と、時空の勇者が悪の野望を打ち砕く!」


エース「……勇敢な女性を見ていると、懐かしくなるな」

美波(そっか、エースさんは……二人で一人だったから)

杏「エースは地球に残らないの?」

エース「ああ。ゼロが見てくれるなら、俺は別の任務に就くとしよう」

みりあ「もう行っちゃうんだ……」  莉嘉「忙しいんだね……」

エース「また、会えるさ」

まゆ「また来た時は、身体くらいならお貸ししますよぉ? 1日中だと、困っちゃいますけど」

エース「はは、ありがとう」


 まゆ(in エース) → 分離 → 北斗星司


北斗「少女たちよ。優しさを、失わないでくれ。弱い者をいたわり、互いを助け合い、何処の国の人たちとも

   友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。例えその気持ちが、何百回裏切られようとも。

   それが私の、願い。宇宙の人たちに、持っていてほしい気持ちだ」


杏「エースの願い……」


北斗「……ふっ、君達には、無用の言葉だったな」

まゆ「そんなこと、ないです。とても素敵な、気持ち。願いです」

北斗「ありがとう。……好きな人と、上手くいくといいな」

まゆ「え、えぇ? なんで」

北斗「浅い憑依だったのに、君の強い想いが伝わってきたよ」

莉嘉「まゆちゃんのラブは本物なんだね!」


まゆ「う、ウルトラマンさんにまであらためて言われると、恥ずかしぃ……///」 カァー


ミラーナイト「これはこれは、はやくも勝負は決まりそうですね」

ジャンボット「可憐な少女の一途な想い。無下にする者もいるまい」

きらり「うん、きっとうまくいくんだにぃ☆」


北斗「では、俺は行く。ゼロ、この地球を頼むぞ」 シュワッチ! ビュー

ゼロ「またな! エース!!」

卯月「さよなら~! 今度、CD持っていきますね~!」


武内P「行ってしまいましたね……。島村さん、神崎さん。アイドル活動と共に大変だとは思いますが」

卯月「はいっ! 島村卯月、ウルトラマンとしても頑張ります!」

蘭子「うむ、古の巨人の務め!」


武内P「ゼロさんも、ウルティメイトフォースゼロも、よろしくお願いいたします」

ゼロ「当たり前だぜ!」

ジャンボット「我々の友の、ためだ」

ジャンナイン「当然のことだ」

グレンファイヤー「んじゃさっそく、俺らはスタッフとしてお仕事しちゃおうぜ!」

ミラーナイト「まったく、グレンは張り切ってますね~」



ゼロ「いこうぜ、シンデレラガールズ! 秋も、冬も! セカンドシーズン、ぶっちぎるぜ!」


卯月「はいっ! 新たなヒカリに会いに!」


蘭子「我らが選んだ夢! 歌声が届くように!」



シンデレラガールズ「ファンのみんなのもとへ、走ります!」



卯月「見ててくださいね、ゼロさん♪」

ゼロ「ああ、見守っている。みんなのファン第一号の俺がな」



ゼロ(しかし……不完全とはいえ、なんでヤプールは短期間に復活できたんだ?)



 別プロジェクト部屋


まゆ「Pさん……あの……」

まゆP(以下P)「まゆ、さっきの見たか! ウルトラマンエースだぞ、エース!」

まゆ「は、はぁ(ていうか、私でした)」


P「武内のとこの双葉杏ちゃんとか、サインもらったのかなぁ~?」

まゆ(……ふふ、男の人って、ヒーローが好きなんですね。可愛い♡)

P「俺もサインもらいたかったなぁ~!」


まゆ「Pさん」

P「ん?」

まゆ「少し早いですけど、誕生日おめでとうございます♪」

P「っ! お、おぅ、ありがとう(やべ、相変わらずかわいいな)」 ドキ

まゆ「それと、お話ししたいことが……」

―――

――





   異次元空間


ヤプール「おのれ、おのれぇぇぇ!!」


ヤプール「この、ヤプールが! あんな、あんな人間の小娘にぃぃぃ!!」


ヤプール「本田未央、新田美波、双葉杏……貴様らの名は、忘れんぞ……!!」


ヤプール「しかし、ウルトラマンゼロ……あのベリアルを倒した奴だ。一筋縄ではいかないな」


ヤプール「やはり、この時空の歪みから……『幻影帝王』を復活させるのが上策よ」


ヤプール「このヤプールを短期間の間に復活させた、あの『黒い雷』の力と小娘どもの力を利用してな!」


ヤプール「今に見ていろよ……! くくく、ははははは!!!」


   宇宙の彼方



『ケケケケケ』



『ククククク』



『キャッキャッキャッキャ』



・・・ ・・・

・・・



 つ づ く 




   オマケ


ゼロ「俺と!」 卯月「私の!」

ゼロ&卯月「ヒーロー&アイドル紹介コーナー!」

未央「>>1が他のスレ見てる時に、気に入ってパクろうと思って始めたコーナーだよ!」

凛「『エックスP』みたいに、画像は用意してない不親切さだけど」

美波「も、もうちょっと言い方を……。ええっと、今回のヒーローは、こちら!」


『ウルトラマンエース』


蘭子「ご存じ、ウルトラ兄弟ナンバー5! ウルトラマンエース! 変身するのは北斗星司と南夕子!」

みく「ウルトラシリーズでは初の共通の敵、異次元人ヤプールと戦った戦士なのにゃ!」

アーニャ「男女で変身してる、ウルトラマン、です。それは、私も知ってます」

杏「その後、色々と問題視されて北斗のみで変身を……。正直、そういう思考に至る方もどうかと思うけど」

美波「難しい問題ね。エースは兄弟の中でも光線技が得意で、必殺技はメタリウム光線」

未央「他にも切断技に定評があり過ぎて、ついたあだ名は『ギロチン王子』……」

凛「劇中では12体もの超獣を首チョンパしているんだね……」

李衣菜「こわっ!!」


ウルトラマンエース「そして、今回紹介するアイドルは、佐久間まゆちゃんだ!」


ミラーナイト「16歳の女の子。自分のプロデューサーを愛する『非常に一途』な、女の子ですね」


グレンファイヤー「いや~、これ、一途っつーか」

まゆ「グレンさん?」 ニヤァ

グレンファイヤー「あ、なんでもないです」

まゆ「ふふっ♪」 ニコ


ジャンボット「こんな彼女だが、自分の想い人のことを除けば、非常にいい子だ」

ジャンナイン「同僚のアイドルに優しく振る舞い、幽霊に怯えたりと、至って普通の女の子だ」


エース「夕子には劣るが」 ボソ

堀裕子「呼ばれた気がします!」 ニュッ

エース「君じゃない!」



ゼロ・卯月「次回もお楽しみに!」

といいつつ、続かなかったら申し訳ないっす

プレッシャー星人岡村「おれもだせよ」

レイモン「そろそろ思い出してほしいな」

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