【安価SS】サーバル「張り切って旅に出よう。かばんちゃん!」 (89)

あまりにも無茶すぎる安価内容はやり直します
ただ出来るだけ捌けるように努力します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491758310

サーバル「やっぱり、もうちょっと付いて行こうかなって!」

かばん「もう~」

かばん「来るなら始めから一緒に行こうよ」

かばん「サーバルちゃん…それに>>3

どれか選んでください
①アライさん&フェネック
②ハカセ&助手

※12話のラストで言ってたサーバル以外の「みんな」です

2

ハカセ「我々はあの島の長ですが、同時に知識の探求者なのです」

助手「まだ見ぬ世界をこの目で見るのです」

ハカセ&助手「我々もしばらく一緒についていきます」

かばん「二人とも…」

ハカセ「本当は他のフレンズたちも行きたがってましたが、何人もこのジャパリバスには乗れませんので」

助手「特にアライグマとフェネックは心底残念そうでした。仕方がありません。サーバル以外は、くじ引きで決めたので」

サーバル「二人はとっても残念がってたね」

かばん「そっか…折角仲良くなれたのに、寂しいな」

?「なになに?どこいくのー」

かばん「あ!あなたは何のフレンズさんですか?」

サーバル「お友達になろうよ!」

?「どこに行きたいの~?」

かばん「ヒトがいるところかな。ラッキーさんの言う『ゴコク地方』に行こうかと思いますが」

?「うーん…ま、とりあえず一緒に行こう!」

ハカセ「けっきょく、無計画な旅なのです」

助手「前途多難なのです」

かばん「そういえば、皆はどうやってジャパリバス動かしてたの?」

サーバル「これはね、車輪にペダル?っていうのがついてるの」

助手「がんばって作ったのです」

ハカセ「改造したのです。我々は賢いので」

サーバル「二人ともすごいよね!」

助手「でもとても疲れるのです」

ハカセ「二人も手伝うのです」

かばん「うん。わかったよ」

?「それじゃ、一先ずゴコクへ向かおう!」

行く場所
①一先ずゴコク地方のどこかに行って、電池を充電する
②ペダルを漕ぎながら、ゴコク地方以外に流れ着いてしまう


安価先は>>6

1

~ゴコク地方~

ボス「充電が完了したよ」

ボス「もう暗いから、今日はここまでの方が良いよ」

サーバル「はぁはぁはぁ、まだ疲れが取れないよぅ」

ハカセ「もう今日はなにもしたくないのです」

助手「このままここで寝るのです」

かばん「ちょうどゴコクのジャパリパークにたどり着けて良かったよね」

サーバル「うん、今日はここのロッジでお休みだね!」

?「みんな、ばいばーい」

全員「さよならー!」



サーバル「んー!良く寝た!」

サーバル「さあかばんちゃん!今日はどうしようか!」

かばん「うーん。そうだな…」

ハカセ「迷わず行くのです」

助手「いけばわかるのです。きっと」

サーバル「そうだね!迷わずいこー!」

かばん「ラッキーさん、お願いします」

ボス「出発するよ」

安価(好きな場所を書いてください)
>>9

総武高校

サーバル「長い長い旅だったね」

かばん「うん」

ハカセ「ゴコク地方で予備の電池を貰っておいて良かったのです」

助手「さて、ここはいったいドコなのでしょうか」

かばん「ラッキーさん!ここはどこなのですか」

ボス「千葉県千葉市の、海浜公園前の浜辺だよ」

ザワザワ、ガヤガヤ

サーバル「わー!変わったフレンズがいーっぱい!」

サーバル「みんなこっち見てるよ!」

かばん「……フ、フレンズ?」

助手「フレンズとしての特徴が少ないのが多すぎます。これはまさか」

ハカセ「……そうですね。これは、たぶん」

かばん「どうしたんですか?」

ハカセ「あの群衆は、たぶんヒトです」

かばん「!?」

サーバル「え、えーー!」

かばん「あの集まってる方々が…ヒト…」

サーバル「わー!すっごーい!」

かばん「……」

ボス「かばん、これからどうするの」

かばん「ど、どうしよう…同じ動物と会えたのはいいけど…」

サーバル「……」

サーバル「もうちょっと、ついてっても良い?」

かばん「うん。ボクもサーバルちゃんがいないと困るし、寂しい」

サーバル「えへへ」

ハカセ「我々も忘れないで欲しいのです」

かばん「もちろん、ハカセたちもだよ」

助手「それで、かばんはどうするのですか?」

かばん「……」

サーバル「かばんちゃん!せっかくだから冒険しよう!」

かばん「冒険…」

かばん「うん!みんなとなら…寂しくないし、どんな困難も乗り越えられる!」

かばん「それにしてもバスが多いね」

ボス「バスだけじゃないよ。車もバイクもあるよ」

かばん「車とバイク?」

ボス「車はバスの小さくしたもの、バイクは1人乗りの乗り物」

サーバル「かばんちゃん!あれ赤く光ったり、青く光ったりしてるよ!すっごーい!」

かばん「うん、不思議だよね」

ボス「あれは信号機。交通安全を守るためにあるよ」

かばん「そうなんですか」

サーバル「あ、かばんちゃん」

かばん「?」

サーバル「あの大きな建物の中に!いっぱいヒトがいるよ。行ってみよ!」

かばん「うん、いいよ。ラッキーさん止まって」

ボス「わかったよ。気をつけてね」

ハカセ「似たような服を着たヒトがウジャウジャいるのです」

助手「あそこはなんなのでしょうか」

かばん「わぁぁ…なんだろここ」

サーバル「わー!よくわからないけど、すっごーい!」

ネエナニアレ

コスプレ?

カワイイ!

かばん(なんか見られてる…)

ハカセ「もしやここは学校なのかもしれません」

かばん「え、学校!?」

サーバル「学校?」

助手「学校とは、知識を学ぶ場所です。ヒトは生涯を歩むために、学校は必要不可欠なのです」

かばん「そっかぁ…僕も学校に通えないかな」


目付きの悪い男子「」

目付きの悪い男子(なんだアレは)

ピンク髪「ねえ!あれってもしかしてコスプレ!?」

目付きの悪い男子「……」

黒髪「……」ウズウズ

黒髪(あの耳に触れてみたいわ)

サーバル「かばんちゃんも学校に通いたいの?」

かばん「うん」

サーバル「ハカセ、どうすれば学校に通えるの?」

ハカセ「え?えーと…誰かに頼めば通えると思うのです……多分」

助手「……」

かばん「頼む…そっか…」

ボス「学校に通うには手続きが必要だよ」

かばん「ラッキーさんもうこう言ってるし、やっぱり誰かに頼まないとダメなんだね」

かばん(でも誰に頼めばいいんだろう)


目付きの悪い男子(文化祭はとっくの昔に終わってるし…何者なんだこいつら)


サーバル「ねえはかせ。あれヒトじゃないよね?」

ハカセ「そうですね。フレンズですね。メスにしては少々ごついですが」

助手「あまりかわいくないフレンズなのです。まるでオスのヒトみたいなのです」

サーバル「ねえ!そこのあなた!」

目付きの悪い男子「!?」ビクッ

サーバル「あなたは、ハシビロコウのフレンズかな?」

目付きの悪い男子「……は?」

助手「この目付きの悪さ…まちがいないのです」

ハカセ「ジロジロと相手の機をうかがう仕草、間違いなくハシビロコウなのです」

目付きの悪い男子「」

目付きの悪い男子(何言ってんだコイツら)

ピンク髪「ヒッキー。そうやって無意識にガン見するクセ、よくないよ!」

黒髪「ハシビロコウ…たしか、鳥の名前ね」

目付きの悪い男子(え、なに?おれいつの間にか鳥類になってたの?)

かばん「あのハシビロコウさん。ぼく、学校に通いたいんですけど」

かばん「どうすれば良いのでしょうか?」

目付きの悪い男子(さっきからコイツらは何を言っているんだ)

ピンク髪「あれ?ウチの学校の子じゃないの?」

かばん「はい。ぼくは学校に通った事なくて」

ピンク髪「え、えーー!」

サーバル「かばんちゃんはね、ついこの間までヒトのフレンズだったんだよ」

ピンク髪「え?」

目付きの悪い男子(フレンズ…ま、まさか)

黒髪「……アナタ達、まさか」

黒髪「閉演したジャパリパークから来たフレンズさん達かしら」

ボス「そうだよ」

黒髪・ピンク髪・目付きの悪い男子「!?」







かばん「ハシビロコウさん、僕も学校に通いたいのですが」

かばん「まずはどうすればいいですか?」

目付きの悪い男子「まずオレはハシビロコウじゃねぇ」

ハカセ・助手「え」

黒髪「彼はゾンビよ」

サーバル「へー、あなたはゾンビ?のフレンズなんだね!」

目付きの悪い男子「おれはヒトだ」

目付きの悪い男子「それとオレに聞かないでくれ」

目付きの悪い男子(なんだか面倒なことになりそうだ。正直おれたちの手に負えない)

黒髪「そもそもあなたは、いま年齢はいくつなの?見た目は私達と変わらなさそうだけれど」

かばん「えと…まだ0歳です」

黒髪「」

ピンク髪「」

目付きの悪い男子「」

サーバル「かばんちゃんはね、ちょっと前までヒトのフレンズだったんだよ!」

サーバル「セルリアンに飲み込まれたのにフレンズだった時の記憶が残ってるんだよ!すっごーいよね!」

黒髪「頭が痛くなってきたわ…」

かばん「え?えと…ぼく、変な事言いましたか?」

目付きの悪い男子(変な事しか言ってねぇよ)

目付きの悪い男子(これじゃ受験する以前の問題だ)

サーバル「大丈夫?頭をナデナデする?」

黒髪(……カワイイ)

教師「お前達どうした…って、何なんだ君達!?」

黒髪「平塚先生、じつは…」

~~~

教師「なるほど。よくわからん」

目付きの悪い男子「同意」

教師「だが特殊な経緯でここに来てしまったのは理解した」

教師「さて比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜……君達ならどうする」

目付きの悪い男子「どう考えても、ウチの部で手に負える問題ではないじゃないですか」

教師「あくまでも意見を聞いてるだけだ。相談を聞いたりアドバイスをするのも、充分に立派な活動だと思うがね」

目付きの悪い男子「……」

かばん「ぼくは学校に通うにはどうすれば」

目付きの悪い男子「とりあえず>>18

今日はここまで

すいません。安価は>>19でお願いします

体験入学

更新しようとしたら、えらい事になってる(驚愕

注意書きにはクロス禁止とは書かなかったし、一瞬、躊躇こそしたけど酷い安価内容でもなかったから採用はしました
俺ガイル自体も内容は知ってたし

それでも言い知れぬ不安はあったので、台詞前の名前欄だけ意図的にモブっぽくしたけど、それすらアカンかったかな…

今後、他作品安価が出てきた時の対応はまだ未定だけど、多分、前向きには対応しないと思うので
出しても本当に一瞬とかかと

とりあえず更新します

>>45
1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

>>45
―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

>>45
9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

かばん「体験入学?是非したいです!」

教師「……待ちたまえ。この時期はそういうのはやっていない」

教師「君なら分かるはずだぞ比企谷」

目付きの悪い男子「……それもそうっすね」

目付きの悪い男子(まあ、適当に言っただけだし)

目付きの悪い男子「つーか、保護されたほうが良いんじゃ無いんですか」

かばん「ほ、保護?」

黒髪「それについては同意かもね」

ピンク髪「どういう意味?」

黒髪「セルリアンの大量発生で、あらゆる地方のジャパリパークが閉鎖。その職員達も止むなく退去」

黒髪「フレンズたちは取り残されてしまい、生存のあり方は完全に本人たちの責任になってしまったわ」

全員「……」

黒髪「然るべき処置をとって、保護されべきかと」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

教師「ひとまず、君たちは帰っていい。後は私に任せろ」

目付きの悪い男子「最初からそうして下さい」

教師「文句を言うな」

かばん(ぼく、どうなっちゃうんだろ)

黒髪「あ…」

目付きの悪い男子「?」

黒髪「あ、あの…その」モジモジ

黒髪「別れる前に…一度でいいから、その」

黒髪「一緒に写真を…」

目付きの悪い男子「……」

ピンク髪「いいね!撮ろう撮ろう!」

黒髪「一度で良いからフレンズを見てみたかったの」

サーバル「写真ってなーに?」

かばん「え?えーと…思い出を収める…みたいな」

かばん(あれ、なんでぼく、写真の意味を知ってるんだろ)

その後、携帯で撮影をし別れる

教師「さて、この空き教室で待機をしていてくれ」

ガララッ

かばん「……」

かばん「あ、あの!」

教師「ん?」

かばん「ぼくは…これからどうなるのでしょうか」

かばん「学校にも通えるのですか?」

教師「……私はただの教師だ。この先の事について確信もった発言はできない」

教師「ただ、キミは特殊な存在であり、ここにきた経緯もかなり特殊だ」

教師「普通の生活は送れないかもしれない」

かばん「……」

教師「一時、落ち着かない生活が待っている。だが恐らく、キミが望むなら教育は受けられるだろう」

教師「もちろん、時間はかかると思うがね」

かばん「そうですか…」

かばん(じっと耐えてれば、いずれ学校に通えるようになるのかな…)

教師「では私は失礼する。待機しててくれ」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

かばん(ぼくも早く学校に通いたいな)

かばん(色んなこと勉強して、学んで…それで…)

かばん「……」

かばん(あれ、結局のところ何をしたいんだろう)

サーバル「かばんちゃん?難しい顔してどうしたの?」キョトン

かばん「あ…えと…」

かばん(そうだ。ぼくは元々1人で旅にでるハズだった)

かばん(それで、ヒトの事をもっと知って…)

かばん(いつかまたジャパリパークに戻って、みんなの為に便利な事いっぱい教えたいって思ってたんだ)

かばん(でも…)

ハカセ「かばん、迷っているのですね」

かばん「え」

ハカセ「前にも言いましたが、人間には人間に適した環境で生きるべきなのです」

助手「環境に不向きな場所で生きるのは、寿命に影響を及ぼすのです」

かばん「……」

サーバル「」

サーバル「そ、そうだよね。私も本当はサバンナ地方にいなきゃいけないのに」

サーバル「かばんちゃんとは、もうすぐ本当に、お別れなのかも、ね」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

かばん「……」チラッ

かばん(あれから30分か)

サーバル「連絡まだかなー」

助手「遅いですのです」

ハカセ「お腹が減りましたのです」

かばん「ははは、保護してくれる人が来たら、じゃぱりまんいっぱい食べよう」

かばん「……」

かばん(どうしよう)

かばん(なんだか、上手く言えないけど)

かばん(保護してくれるヒトが来たら、本当にそのままお別れになっちゃう気がする)

かばん「わ、私ね」

サーバル「ん?」

かばん「学校にも通いたい。そしていつか、きょうしゅう地方のジャパリパークにもどりたい」

かばん「でも」

かばん「みんなとも別れたくない」

助手「我々はいずれ、かばんとは離れる運命なのです」

ハカセ「そうです。あの島の長なので」

かばん「……」

助手「でもかばんが望むなら、我々と運命をともにすることも可能です」

ハカセ「もっとも、かばんの寿命にどう影響を及ぼすのか、我々ですら想像が難しいですが」

かばん「えと…」

サーバル「……」

サーバル(かばんちゃんどうするんだろう)

サーバル(それに私も、このままかばんちゃんと、ずっと一緒にいられるのかな)

かばん「……」

かばん(保護するヒトが来る前に皆と逃げちゃうか、それとも素直に保護されるべき…?)

かばん(私は…)

かばんの決断
安価下1

※安価とは明らかに関係のない物は採用しません

かばん「ぼくは…みんなと一緒にいたい!これからも!ずっと!」

サーバル「かばんちゃん!」

助手・ハカセ「……」

ボス「……」

教師「はぁぁ…疲れた」

教師「このあと来るであろう警察にマスコミ…対応に負われそうだ」

ガララッ

教師「あ、あれ」

教師「これは手紙…」ペラッ

教師「…………」

教師「なるほど、そういうことか」

教師「さて、また違う意味で面倒な事になりそうだ」

教師「また報告しにいかないと…はぁぁ、今日は何時に帰れるんだ」

ジャパリバスを運転しながら、放浪を続けるかばんたち

かばん「……」

助手「いいのですか、かばん」

ハカセ「我々と本当に運命を共にするのですか」

かばん「はい」

はかせ「ですが、ヒトにはヒトの適した環境というものが」

かばん「ぼくはジャパリパークでも精一杯いきていけます。その…絶対的な根拠とかはないですけど」

かばん「例え本当に寿命が縮んでしまう事があったとしても」

かばん「ぼくはみんなと一緒にいたい」

助手・ハカセ「……」

サーバル「かばんちゃん!私も!ずっと一緒にいたい!」ダキッ

かばん「えへへ」ギュッ

かばん「本当は料理のお勉強もしたかったけど、それは独学でやっていくよ」

かばん「ハカセと助手さんは、おかわりほしいんだよね?」

かばん「もう少し待っててね。もっと色んな料理が作れるようになってみせるから」

助手「そういえばそんな約束もしたのです」

ハカセ「かばんの料理、楽しみに待っているのです」

ボス「あ」

かばん「ラッキーさん?」

ボス「」ピーピーピーピー

全員「!?」

ボス「現在、大量の車が接近中、接近中」


かばん「車が、なんで…」

ボス「マスコミや警察といった機関の車が近づいてくるよ」

かばん「あ、もしかしたらぼくを保護しようとしてる…」

ボス「近くに浜辺があるよ。そこから逃げよう」

~太平洋のどこか~

かばん「大丈夫かな…追いかけられてないかな」

ボス「かばん」

かばん「はい?」

ボス「本当に、よかったの?」

かばん「はい。あのまま保護されてたら…ぼく」

かばん「いつ、またみんなと会えるか分からなくなる…そんな気がして」

かばん「ごめんね…みんなを巻き込んじゃって」

サーバル「気にしないでよ!かばんちゃんとずっと一緒にいられるから私、幸せだよ!」

サーバル「でも折角、冒険に出た訳だし」

サーバル「きょうしゅうに帰る前に、どこかへよらない?」

かばん「それじゃ…ごこく地方のジャパリパークへ、というのは?」

助手「異論はありません」

ハカセ「ゴコク地方はほんの少ししか滞在してません。冒険にはもってこいです」

かばん「それじゃラッキーさん。ごこく地方まで」

ボス「わかったよ。で、でで」

全員「?」

ボス「バスの電池が」

サーバル・かばん「えーーー!」

助手「またこんな時に、タイミングがわるいのです」

ハカセ「ですが、追っ手が来る気配がないのは幸いなのです」

かばん「じゃあ、ここからはペダルを漕いでいくしかないね」

サーバル「もう!仕方ないから、ごこくまで交代でね!」

~~~~

キコキコキコキコ

助手「ぜぇぜぇ、ごこくはまだですか」

ハカセ「ぜぇぜぇ、かばん。ごこくのジャパリパークについたら、たくさんカレーを作るのです」

かばん「うん!まかせて」

かばん(結局、ぼくはヒトと生きる事をやめた)

かばん(それはヒトの目線から見て、正しい事なのか、間違っているのか、ぼくにはわからない)

かばん(それでも)

サーバル「あ、見て見て!小さく島が見えてきたよ」

かばん「本当だ!」

かばん(この選択が誰かに間違いだと言われても、ぼくに悔いはない)

かばん(サーバルちゃんや、みんなといっしょにいられるから)


おわり

以上です。本音を言うとまだ書きたかったです

言い知れぬ不安から、ヒトから逃避行しつつも、人間社会へ溶け込みたいという葛藤
結論を見出せないまま、日本や世界を見て回る、かばんちゃん旅を安価で続けたかった

しかし荒れてしまったのは、自分の安価の捌きかたも原因だと思ってます

もう1回、綺麗サッパリ1からやり直そうと思ってます
スレを立て直すので、また良かったら来てください

では

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