【ミリオンライブ!】第2話 自然体の笑顔 (50)

(1)
(朝、765プロシアター事務所)
p「おはようございます。」

小鳥「おはようございます。少しずつ仕事には慣れてはきましたか?」

p「まぁ、何とか。仕事もそうですが久しぶりの日本なんで生活も一苦労ですよ。」

小鳥「まぁー、そんなこと言っているとみんなに年寄りだ、とバカにされちゃいますよ。
ウ、自分で言って自分にダメージが…。」

環「おやぶーん、おはよう!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491742966

p「おー環、おはよう!」ナデナデ

環「くふふ、おやぶんが頭をなでなでしてくれるの気持ちいい。」

茜「おーっと、ナデナデと言ったらナデナデマイスターの茜ちゃんが黙ってらんないよ!さぁプロちゃん!茜ちゃんのことを思う存分ナデナデするんだ!」

p「小鳥さん、今日の予定教えてもらっていいですか?」

茜「無視!?こんなカワイイ茜ちゃんのことを無視するの!?プロちゃんそれはひどくない!?早くナデナデを!ナデナデをするのだ!」

のり子「じゃああたしがしてあげるよ。」ガシッ

茜「ちょっとのり子ちゃん?何で茜ちゃんの首に腕を回しているの?」

のり子「そら」グリグリ

茜「のり子ちゃん、それナデナデじゃないよ、グリグリだよ!いくら茜ちゃんでも朝からこんなことをされたら体力が消耗しちゃうよ!」

美奈子「体力が消耗…。つまりカロリーが不足しているということですね!」

茜「げ、美奈子ちゃん。」

美奈子「1名様ご案内~!」

茜「ぎゃー誰か、誰か茜ちゃんを助けて!」

麗花「呼んだ?」

茜「何でよりにもよって!」

ギャー、ワー、ワッホーイ、ギャー

p「いやー本当に朝早くから賑やかですね~。」

小鳥「プロデューサーさん、早くもメンバーの扱い方に慣れてきていますね。」

p「当然ですよ、プロデューサーですから。」キリッ

小鳥「お、おう。」

p「と言ってもまだ全員のことを把握は出来ていないですよ。」

小鳥「さすがに37人もいるとそうですよね。」

p「もっとメンバーたちと信頼関係を作っていかないと、ですね・・・。うん?」

・・・
(応接室隅っこ)
アロマ~
可憐「はぁー・・・。」pソロー

可憐「あ、プ、プロデューサーさん、お、おはようございます・・・。す、すいません、もっと距離を取ってもらってもいいですか?」

p「や、やぁ可憐、おはよう!すまなかった。それにしても後ろからゆっくり近づいたんだけど、よく気付いたな。」

可憐「は、鼻はいい方なんです。だから・・・。」

p「そ、そうなのか。でも何で僕って・・・。」

可憐「プ、プロデューサーさんにはプロデューサーさんの匂いがあるので・・・。そ、それで判断を・・・。プ、プロデューサーさんは違うんですか?」

p「う、うん僕は違うかな・・・。(いや、人を匂いで判断するって普通は出来ないぞ!?)」

p「ところで一体何をしているんだい?」

可憐「こ、これですか? リラックス用に持ってきたアロマディフューザーです…お、落ち着きますよ?」

p「確かにな、なんか疲れが取れそうだよー。」

可憐「き、気にいってもらえてよかったです・・・。」

p「そうだ!部屋の真ん中で焚いてみたらどうだい?みんな喜ぶんじゃないか?」

可憐「へ、部屋の真ん中ですか?そ、そんなみんなに注目されるような場所ではちょっと…。」

p「うん?可憐はみんなのことは嫌いなのかい?」

可憐「き、嫌いなわけありません。ただ悪目立ちしないか不安で・・・。」

p「そんなことないだろう。後から来た僕でさえみんながいい子であることがわかるよ。僕より彼女たちと長くいる君ならばそのことはわかるだろう?」

可憐「も、もちろんです。ただ私がアロマを焚くことで皆さんにご迷惑をおかけするんじゃないかと思うと…。」

p「うーん。そういうものなのか。」

可憐「わ、私、派手に見えるかもしれませんが、騙されないで下さい…。あ、だ、騙してるわけではないです、すみません…。」

p「いや、別にそんな・・・。」
バーン!

歩「おっはようございまーす!」

可憐「ヒィ―‼‼‼‼‼‼」

歩「うわぁー!」

p「おい、可憐!大丈夫か?」

可憐「す、すいません歩さんの声の大きさにビックリしちゃって・・・。」

p「歩の匂いで来ることはわからなかったのか?」

可憐「も、もうすぐ来るなとは思っていたんですけど、まさかあんな大きな声だとは・・・。」

歩「なんか、ごめんな可憐。驚かせちゃって。」

可憐「い、いえ、私が悪いんです。私がもっとちゃんとしていれば・・・。こ、こんな私なんてやっぱり端っこのほうがお似合いですよね・・・。」

歩「そんなことないって。何で可憐が悪いみたいになっているんだよ。アタシが悪いんだから。」

可憐「ウ、ウゥー・・・」

オープニング
Dreaming! (~1:35)
https://www.youtube.com/watch?v=mv1UDSZI6kM

本作品はアニメ版『THE IDOLM@STER』の世界を想定しています。
時系列では、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』へ以降(一部重複)となっております。
よければご覧下さい。

(2)
p「今日は僕がダンスレッスンを見る日だな。よろしく頼む。」

全員「はい!」

可憐「が、頑張らないと…。」

歩「うわ、シューズのヒモが切れてる! 予備、よびっと・・・って、オーマイ…ガ~ッ!!昨日予備の靴持って帰っちゃった!」

p「ほい、歩」ポイ

歩「え?これは?」

p「そんなこともあろうと僕もみんなの予備の靴を用意しておいたんだ。」

歩「さすがプロデューサー! グッジョブ!!」

桃子「歩さん、そんなことくらいちゃんと準備しておきなよ。」

可憐「も、桃子ちゃん、そんな怒らなくても・・・。」

歩「いやーゴメンって、桃子!アタシもうっかりしていて。次からは気を付けるよ。」

桃子「全く・・・。」

可憐「う―、またちゃんと言えなかった。」

p「よしっ、レッスン場に移動するぞ!」

(3)
(レッスン場)
p「それでは始めようか!」

歩「よーし、気合い入れていくぞ! ほら、プロデューサーも一緒に気合い入れて!」

p「ハハハ、そうだな!」

桃子「…バッカじゃないの。」(小声)

歩「可憐も、よろしくな!」
バン

可憐「ヒィッ!」

歩「ご、ごめん。また驚かせちゃったか?」

可憐「ま、まさか叩かれるとは思っていないかったんで…。す、すいません。」

歩「いや、こっちも悪かったよ!」

p「じゃあ流すぞ。」ピッ

♪~
p「1.2.3.4、1.2.3.4、…」パンパン

歩「よっ、それっ。」ピッ

p「可憐、遅れているぞ、もっとキビキビと動け!」

可憐「は、はい!」クル

p「歩はもっと周りを注意しろ!」

歩「了解!」タン

桃子「・・・・・・」タタッ

可憐「・・・、あっ!」

歩「わっ!」
バタン

p「おっと、一回ストップ!」
ピッ

p「可憐大丈夫か?」

可憐「す、すいません・・・。」

p「今移動が遅れていたぞ。半テンポくらい速く動こう!」

可憐「は、はい・・・。歩さん、すいません・・・。」

歩「いいって、気にするなよ!」

p「よしもう一回最初から行くぞ!」

全員「はーい!」

桃子「・・・」

・・・

P「よし、一回休憩しようか。」

全員「ハイ!」
ザワザワ,ナカナカムズカシイネ,ホ?ヒメハラクショウナノデス,サスガハマツリヒメサンダネ

可憐「はー、また失敗しちゃった…。」

歩「…もっとメリハリつけたほうが、格好よく見えるんだな。プロデューサー、チェックしといて!」

p「わかった、次は注意してみておくよ。」

可憐「歩さんはすごいな…。あんなに上手く踊れているのにそれ以上のものを目指すなんて…・」

歩「じゃあ、よろしくなー。」オウ!
テクテク

歩「おーい可憐、お疲れ!」

可憐「あ、歩さん…。」

歩「ほら、水分はしっかり取れよ。」

可憐「あ、ありがとうございます。」
チュー

可憐「あ、あの…。」

歩「うん?」

可憐「さっきはす、すいませんでした…。」

歩「あー気にするなって!誰でも失敗はあるからさ!」

可憐「で、でも…。」

歩「何か聞きたいことはないか?アタシでよければ教えるけど…。」

可憐「そ、そんな…、大丈夫です。これ以上歩さんに迷惑はかけられません。」

歩「そんな迷惑なんて…。」

可憐「す、すいません!そんなつもりじゃ…。」

歩「いや、大丈夫ならばいいけど…。」

オーイアユム、チョットキテー!
歩「オッケー、今行くよ!」

歩「じゃぁっ!」

可憐「は、はい」

タタタタ、マタセテゴメン、コノフリツケナンダケド

可憐「はー」

p「可憐、調子はどうだい?」

可憐「ぷ、プロデューサーさん・・・」

p「まだ動きが硬いな、もっと力を抜きながらやってみたらどうだい?」

可憐「は、はい。ありがとうございます。」

「…」(間)

p「なー可憐、君の動きは合っているんだ。もっと自信をもって動いたらどうだい?」
可憐「そ、そうでしょうか?」

p「ああ!振りをここまでちゃんと覚えてきていることにびっくりしたよ。」

可憐「あ、ありがとうございます。わ、私頑張りたい気持ちは、常にあるんです…でも、失敗するのが、怖くて…。」

p「大丈夫だ、まだ君のアイドル活動は始まったばかりだろう?これから一生懸命やっていけば大丈夫だよ!」

可憐「プロデューサーさん…。」

p「これから一緒に頑張っていこう!可憐ならばできるよ!」

可憐「は、はい!」

?「ねぇ、本当にそんなんでいいと思っているの?」

可憐「え?」

p「桃子!」

可憐「も、桃子ちゃん・・・。」

桃子「可憐さん、そんなんじゃ、芸能界やっていけないよ?」

可憐「う・・・。」

桃子「さっきの練習もそう。テンポは遅れている、周りが見えていない。そのせいで、今日やる場所の半分もまだ終わってないよ。」

可憐「う、うう、ごめんなさい。」

p「おい、桃子‼いくらなんでもいいすぎだぞ。可憐はまだアイドルとしてデビューして一か月くらいだぞ。今だって一生懸命やっているだ。」

桃子「はぁー…、ねぇ、お兄ちゃんが思ってるほど芸能界は甘くないよ?」

p「何?」

桃子「一生懸命やるなんて、当たり前だよ。だって全員が一生懸命やっているんだから。ただ練習するだけじゃダメなの。」

p「そ、その通りだが・・・。」

桃子「お兄ちゃん、桃子の振りはどうだった?間違いあった?」

p「いや、桃子も間違いがなかったよ。」

桃子「それがプロなんだよ。でもそれだけじゃない。振りがテンポにしっかり合っている、そしてその状態で曲がある程度歌える。ここまできてやっとプロだよ。」

可憐「うぅ…。」

桃子「桃子に意見するなんて…お兄ちゃんにはまだ早くない?」

p「た、確かに桃子の言う通りだがな、でも可憐は…。」

桃子「可憐さん、可憐さんって言うけど、可憐さんだってもう一応プロなんだよ?それができないならアイドルやめた方がいいんじゃない?」

可憐「ッ!」バッ

p「お、おい可憐!」
ガチャ、バタン、タタタ…

桃子「全くこれくらいで出ていくなんて、可憐さんもまだまだだね。」

p「おい桃子、いくらなんでも最後のは言いすぎだ。」

桃子「な、何?文句あるの?」

p「桃子の言うことに間違いはないよ。でもな、アイドル活動はソロではないんだ、いや最低でもうちはそうだ。それならば仲間を支え合うことも大事じゃないのか?」

桃子「そんなことわかっているよ、だから芸能界の先輩として可憐さんに…。」

p「桃子のプロ意識は素晴らしいよ。でもな、それで仲間を傷つけるのもプロなのか?」

桃子「そ、それは…。」

p「とにかく可憐の所に…。」

プロデューサーチョットイイ?

p「あ、ああ。でも可憐が・・・。」

歩「プロデューサー、アタシが行くよ。」

p「歩!」

(前半終了)

後半は水曜日10:00頃投稿予定
次こそは…。

(歩と可憐なのに( *°ω°⊂彡☆))Д´) パーンできる雰囲気じゃない…)乙。

(後半開始)


(4)
(レッスン場の外)
可憐「う、う~。」グスグス

可憐「や、やっぱり、私なんてアイドルになっちゃいけなかったのかな…。」グスグス

タタタ・・・

歩「可憐!」

可憐「あ、歩さん!何でこんな所に・・・。」グス

歩「可憐が心配だからに決まっているだろう!」

可憐「わ、私なんかのために・・・。」

歩「当たり前だろう!可憐は大事な仲間だ!」

可憐「歩さん・・・。」ダキ、グスグス

歩「よしよし・・・。」ポンポン

・・・
可憐「す、すいませんでした・・・。また歩さんに迷惑をかけてしまって・・・。」

歩「ハハハ、本当に気にしなくてするなって。」

歩「・・・だいぶ、桃子に言われたみたいだね。」

可憐「いえ、私が悪いんです・・・。私がもっと上手く出来ていれば…。」

歩「可憐、もっと上手くなるにはどうしたらいいと思う?」

可憐「え、え、え?と、とにかく練習をすること、でしょうか?」

歩「そうだな、でも可憐はちゃんと練習しているんだ。振りだって誰よりもしっかりと覚えている。」

可憐「そ、そうでしょうか?だ、だったらどうすれば…。」

歩「もっと仲間を頼ることだよ!」

可憐「え?」

歩「可憐はいつも一人で抱え込みすぎなんだよ。困ってることがあったら、言ってくれよな。協力は惜しまないからさ!」

可憐「あ、歩さん・・・、い、いいんでしょうか?私なんかのために・・・。」

歩「もちろん、ダンスのことだったら何でもアタシに聞いてくれよ!

可憐「は、はい!」

歩「ボーカルとかはジュリアとかの方がいいけどさ・・・(弱気)。」

可憐「そ、そんなこと言わないでください…。」

可憐「・・・私、歩さんを尊敬します・・・。あんなにダンスが完璧なのに更に上を目指そうとするなんて・・・。」

歩「へへ、サンキュー。」

歩「アタシさ、もっとアタシのダンスを見てほしいんだ!アタシを見て、ダンスをやってみようかなって思う人がいたら、すっごいうれしいんだと思う!」

可憐「わー…。」

歩「それにファンのみんなのために、ダンスのレッスンはかかさないよ。アタシはそれが誠意だと思うからさ!」

可憐「歩さん・・・、とても輝いています。」



・・・

歩「そろそろ戻ろうか、もうすぐ練習が再開する。プロデューサーも可憐のこと待っているよ!」

可憐「はい・・・!」

歩「可憐、毎日続けるトレーニングこそが、スーパーアイドルへの一番の近道だからな。努力は自分を裏切らない!!可憐は誰よりも頑張り屋なんだよ。だから可憐ももっと自分を信じるんだ!」

可憐「歩さん・・・、はい、ありがとうございます。わ、私とにかく頑張ります。」

歩「よしっ、それでこそ可憐だよ!行くぜ!」

(5)
(レッスン場)
ガチャ
p「可憐!もう大丈夫か?」

可憐「は、はい!ご迷惑をおかけしました。」

p「いや、僕こそすまなかった。そばに行ってやれなくて。」

可憐「い、いえ・・・。」

p「歩も本当にありがとう。助かったよ!」

歩「いいって。これで靴の件はチャラだね!」

p「コイツ・・・。ああ、わかった!」

歩「ヘヘっ」

(レッスン終盤)
p「よしじゃあ最後に通しでやる・・・。」

可憐「わ、私は出来る、私は出来る…。」

歩「・・・」(pを見つめる)

p「・・・と思ったけど、念のためあと二分だけ休憩だ!」

エ、ナニソレ?アタシモウカラダガカッテニウゴキダシチャウヨー、ウミハノウキンサンダネー!

可憐「え?」

p「可憐いいのか?」

可憐「あっ・・・!は、はい!」
タタタ

可憐「あ、歩さん、あのちょっといいですか?」

歩「どうした?」

可憐「わ、私どうしても動きが遅れていっちゃうんです・・・。何かテンポ通りに動けるコツがないでしょうか?」

歩「オッケー。じゃあちょっと見せてもらえるか?」

可憐「わ、わかりました。」

パンパン、 タッタン (歩が叩き、可憐が躍る。)

歩「よしストップ!可憐。」

可憐「え?これだけで何かわかったんですか?」

歩「あー、可憐はな・・・。」

・・・
p「じゃあ今度こそ通すぞ!」ピッ
♪~




可憐「・・・」タッ、タン

可憐「・・・」パン
(回想)
歩「可憐はな、全体的に振りが小さいんだよ。その分動きも縮こまってしまって次第にテンポがずれてくるんだ。」

歩「だからもっと振りを大きくするんだ。手はしっかりと伸ばす、ステップの幅をもうすぐ広くするとかさ!」
(回想終了)

可憐(す、すごい・・・。歩さんの言った通り、振りを大きくしたらずれなくなった・・・。さっきよりもみんなに合わせられている・・・!)

可憐(こ、このままいけば・・・。あ、)

可憐(ば、バランスが崩れてこのままだと倒れ・・・)

桃子 クイ

可憐(も、桃子ちゃん!)

p「・・・」

♪~

(6)
・・・
p「よし、今日はこれで終わりにしよう、しっかりと疲れを取ってまた明日からも頑張ろう!」

全員「お疲れさまでした!」

ワイワイ

歩「可憐、ちゃんとテンポに合わせて動けていたじゃん!最高のダンスだったな!」

可憐「あ、ありがとうございます…。あの時歩さんがアドバイスをくれたから。」

歩「いや、可憐がそれまでしっかりと練習していたからさ!アタシはちょっとしたおせっかいをしただけ。」

可憐「そ、そんなおせっかいだなんて・・・。」

歩「ははは!おっとアタシはもう帰んなきゃ、じゃあな!」

可憐「はい!また明日・・・。」

・・・

可憐「も、桃子ちゃん。」

桃子「何?」

可憐「さ、さっきは転びそうになったところ助けてくれてあ、ありがとう・・・。」

桃子「いいよ、そんなことでわざわざお礼なんて。」

可憐「そ、そっか…」

(間)

桃子「可憐さん。」

可憐「は、はい!」

♪ちいさな恋の足音(1:34~)   ※(6)終わりまで

https://www.youtube.com/watch?v=rSw9ihvCynA#t=94

動画選択ミス!
こちらでお願いします。

https://www.youtube.com/watch?v=vjIMbyomYGk#t=206

5:40まで。

桃子「今度はテンポに合わせることばかり集中していて、バランス感覚を失っていたでしょう?」

可憐「わ、わかっちゃた・・・?」

桃子「やっっぱり可憐さんはまだまだだね。」

可憐「は、はい・・・。」

桃子「でもね・・・。」

可憐「で、でも?」

桃子「可憐さんのダンスには高い表現力があると思うよ。最後のダンスは動きも大きくてなっていたからなんか圧倒されちゃった。」

可憐「あ、ありがとう」

桃子「可憐さんの魅力は、可憐さんしか持っていないんだから、もっとそれを磨かないと」

可憐「わ、私だけの・・・」

桃子「そっ、じゃまた明日ね。」

可憐「あ、お、お疲れさま・・・」

桃子「あと・・・」

桃子「昼間は言い過ぎだよ、ゴメン」

ガチャ、バタン

可憐「桃子ちゃん・・・、ありがとう。」

p「やっ。」

可憐「プロデューサーさん…。」

p「ダンス大分よくなっていたよ。」

可憐「歩さんや桃子ちゃんのおかげです。」

p「そうか。歩には僕も感謝しないとな。」

p「桃子もあんな厳しいことを言っていたけど、心の中では可憐のことを大事に思ってくれていたんだな。」

可憐「そ、そうだと嬉しいな・・・。」

可憐「・・・私、今までこんなダメな自分に全く自信が持てませんでした。」

可憐「ですが、こんな私を支えてくれるみんなとプロデューサーさんがいるんだってわかったから…少しずつ変わっていこうと思います。」

可憐「…すぐには無理ですけど。」

p「焦らなくていいさ。人にはそれぞれのペースがある。早い子もいれば遅い子もいる。でも遅い子もすぐには無理でも、少しずつ、前に向かって進んでいけばいいんだ。それが僕たちのやり方だ。」

可憐「私たちの・・・、はい、ありがとうございます。」

可憐「私、これからも劇場にいて、いいんでしょうか。アイドルとして、いろいろ足りないところがあるってわかっているんですが…。」

p「当たり前だよ、可憐だって、大事な劇場の一員だよ。人にそれぞれの匂いがあるように、可憐にも可憐にしかない魅力があるんだ。その魅力を必ず僕が引き出していくよ!」

可憐「プ、プロデューサーさんからもらった言葉、絶対忘れません...。だ、だから!あの、こ、これからも...よろしくお願いします…!」
ニコッ

(7)
(翌朝、シアター前の道)

プルルル
p「あ、琴葉か、おはよう、今日のボーカルレッスンだが、顔出せないかもしれない。すまないがみんなのことよろしく頼む。・・・、あー、本当に悪いな、先生によろしく頼むよ、じゃあ。」
ピッ

p「ふーっ、今日も一日頑張るか!」

(シアター内応接室)

ガチャ

p「おはようございます!お、いい匂いがするな。」

可憐「お、おはようございます…。」

エミリー「おはようございます仕掛け人さま。今日、可憐さんがお香を焚いて下さっているんです!」

朋花「とてもリラックスできる香りですね~、私もまるで天国に帰ったようです~♪」

エミリー「朋花さんは天国からいらしているんですか?」

朋花「うふふ~、ご想像にお任せします~♪」

ワイワイ

p「なっ可憐、みんなに気にいってもらえただろう?」

可憐「はい・・・。いい香りで、注目を集める作戦、成功です・・・!こ、声が小さくても・・・、自分にできる、精一杯でアピールすれば、いいんですね…!」

p「ああ、それが可憐らしいやり方だよ」

ガチャ
歩「おはよう!」

p「おー、おはよう歩。今日は静かだな。」

歩「いやー昨日可憐を驚かせちゃったからさ。気を付けたよ。」

可憐「い、今思い出したらあんな大きな声出して恥ずかしかったな…。」

歩「そんなことより、アタシさ、今日クッキー焼いてきたんだ、食べてくれよ!」バッ

p「おー、よく出来ているじゃないか!」

可憐「わーおいしそう・・・。」

歩「サンキュー可憐、じゃあ可憐から食べてくれよ。」

可憐「あ、ありがとうございます・・・。じゃあ1枚・・・。」ガサ

可憐(あれ、な、なんか変なにおいがするな、焦げ目かな・・・?)パク

可憐「・・・・・・。」

歩「どう?あたしのクッキー?」

可憐「・・・・・・・・・。」プルプル

p「ど、どうした可憐?」

可憐「・・・・・・ッ」ダッ

朋花「可憐さん、どうしたんですか~?」

バタン、タタタタ、キュー、ゴクゴク、タタタタ、バタン

可憐「・・・」プルプル(涙目)

p「涙目…。」

エミリー「あのー、歩さん、その焼き菓子に何を入れられたのですか?」

歩「よく聞いてくれた!実はワサビを入れたんだ!」

エミリー「What?ワ、ワサビとはあのからい薬味のことで間違いないでしょうか??」

歩「そう!いや天才的な発想だと思わないか?ハハハハ・・・!」

可憐「歩さん・・・。」スッ

歩「うん?」


( *°ω°⊂彡☆))Д´) パーン

歩「」キュー

エミリー「Oh…」

朋花「まぁ~♪」

p「可憐、君の嗅覚じゃあ気付かなかったのか?」

可憐「き、今日はいつもより強めの新しいアロマを買っていたんです。だからかぎ分けが難しくて・・・。」

p「そ、そうなのか…。」

朋花「歩さん、完全にのびちゃってますね~♪聖母たる私が天国に導いてあげましょう~♪」

p「天空橋様!?」

エミリー「・・・プッ!」

p・可憐・朋花「?」

エミリー「フフフフ!」

p「・・・ハハハハハ!」

朋花「うふふふ・・・♪」

可憐「クスッ、」

p「(…可憐は笑顔が一番だよ。)」

可憐「ははははは…!」

エンディング::ちいさな恋の足音(1:34~)

https://www.youtube.com/watch?v=IBzsbMyh4vI#t=94

『次回のミリオンライブは!』

「宮尾美也です~。
なんと~、今回は私が予告なんですか~。
むむ~、全く考えていませんでした~。
でも慌てても仕方ありませんね~。
とりあえずみなさ~ん、次回も~」

【目指せガーリー!】

『お楽しみに!』

(第2話終了)

>>18
これをやりたくてこの組み合わせにしたのだ。
やらぬわけがなかろう!(カッ)

第3話は
土曜か日曜の10:00投稿予定

20さん、ありがとうございました!

仲良くなったようで何より.....
乙です

>>34
エミリー(13) Da
http://i.imgur.com/nKPpZLv.jpg
http://i.imgur.com/GSwZRCK.jpg

天空橋朋花(15) Vo
http://i.imgur.com/zDxZrxG.jpg
http://i.imgur.com/Zoo2awy.jpg

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