【艦これ】高雄「私とあの人と愛宕」 (593)


< しかいない >







提督「わけでも

愛宕「ないのよねぇ」

高雄「これから増える予定なんて? 」

提督「予定は無いけど海風たちのときにそんなものあったか? 」

高雄「ありませんね」

愛宕「もういっそあなたを心底嫌う子でも来ないかしら。
平和過ぎてつまらないわ」

高雄「まぁ……女としての何かを失っているようには思えますね」

提督「そんな能力早く失……でも自分の女が弱いとか思われるのも嫌だなぁ」

愛宕「でしょ? 」

高雄「…………だからといって醜い部分を見せたいわけでもありませんけれど、ね」


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< どっかの重巡にも頼みますよ >







龍田「? イメチェン? 」

山城「まぁたビッチくさくなって」

鈴谷「や、昨日言ったじゃん鈴谷強くなるって。あとビッチとか言うな」

龍田「強くなるってどう? 」

鈴谷「特に何にも。できればこんな力使いたくないね」

山城「何故? 強くなればなるだけ前身がどうだのと言われなくなるのに」

鈴谷「鈴谷そんなこと言われなかったし」

山城「…………」

龍田「私はお婆ちゃんだから強くもないし欠陥とすら言われないけどねぇ~ 」


< 大体いつもこんな感じ >






鈴谷「ってもだよ? 龍田も山城もフツーに強いじゃん? 」

龍田「弱くないだけよ、ね? 」

山城「ええ、死んではいないだけなのと同じ」

鈴谷「そう? 」

あきつ丸「まったくであります。自分など強化どころの話ですらない」

龍田「そうねぇ……別に改二の名前だとかコンバートしたいわけでもないけど」

山城「……」

あきつ丸「……」

鈴谷「……」

金剛「何デース? 四人揃って変な顔して」

山城「はぁ……」

龍田「これだから頭お天気紅茶女は」

あきつ丸「今度紅茶にドブでも混ぜるでありますよ」

金剛「Why? 」

鈴谷「ははは……」

時雨「だから今僕たちがここ来るのは、って言ったのに」


< どんな理由でも場を明るく >







龍田「……ま、でもあなたが来てくれてよかったかもしれないわ」

金剛「だから何何故What’sWhy? 」

山城「あなたにもいいところが毛程はあるってことよ」

あきつ丸「食卓の爪楊枝程度でありますね」

龍田「あなたたちあれ使う? 」

あきつ丸「全く」

山城「私も。あなたは? 」

龍田「使わない。知ってるでしょ? 」

山城「そうね」

金剛「…………」

鈴谷「自分も変な顔してるじゃん……」

金剛「他にどんな顔すればいいデース? 」

鈴谷「笑えば? 」

金剛「はぁ」

鈴谷「いいけどさ。………………………ま、好かれてるからこそなんだけど」


予想外の出来事でした……
こちらでもよろしくお願いします

ありがとうございました

新スレ乙

>>2
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【艦これ】提督「俺と、高翌雄と愛宕」
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次いでに
年表1~3は提督「俺と、高翌雄と愛宕」(【艦これ】提督「俺と、高雄と愛宕」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/654-656))の>>654-656に


< ある要港部 >







提督……北海道出身のウイスキー教スコッチ会ニッカ派。好きな色は赤、白、黒、水色

高雄……指輪持ち。ワインは赤派。

愛宕……指輪持ち。鰹のたたきが好き。

明石……好きな酒はカルヴァドス

加賀……冷酒が一番好き。料理が理不尽に美味しい

雲龍……被虐主義者。割とワク気味

天城……ビール以外何でも飲む。ビールも割と飲む

Littorio……割と天然で部屋は混沌としている

瑞穂……最近周りに毒されてきたっぽい

叢雲……ウイスキーと日本酒が好き

漣……好きなものは自由とゲーム。洋酒派

海風……カシスよりピーチ派。悩めるお年頃

江風……スポーツ全般が好き。ビール派


< 横須賀鎮守府 >






金剛……紅茶党。酒より紅茶。涙より笑顔。

霧島……割と珈琲が好き。霧島なら赤派

龍田……酒は楽しむ為に飲む物。

時雨……自称運頼み女。

春雨……お酒はあまり飲まない。少食気味。

浜風……ウイスキー挑戦中。

鈴谷……あまりカシスやピーチは好きではない。

扶桑……妹が好き。本当に好き

山城……姉が好き。不幸は酒の肴

鹿島……割と天真爛漫気味

若葉……甘いものが好き。屋上同盟

Graf Zeppelin……酒と煙草と珈琲と甘いものが手放せない。屋上同盟

Warspite……淑女たらんとする淑女の鏡。ウイスキー教徒であり半煙草。

Aquila……面白いことの味方。影が薄い

赤城……酒より肴。周囲の好意に鈍感





あきつ丸……酒は酔う為に飲む物。喫煙者


>>7
ありがとうございます、本当


<迷い無く澄んだ瞳で >







提督「そーいやさ」

愛宕「うん? 」

提督「今年度中の配備を目指すとか言ってた指輪、特に聞かないな」

愛宕「ここ以外のどこかに配備されたんじゃないの? 」

提督「だとしても俺に噂すらこないのは……見限られたか? 」

愛宕「さぁ? 」

提督「さぁ? ってお前」

愛宕「どうせ遅かれ早かれすることでしょ」

提督「ん? 」

愛宕「反抗でも逃走でもお好きな方をどーぞ。
うぇるかむへーる、あいらゔへーる、って感じね」

提督「……………………」


< 割と最近忙しくてどうもね >








明石「タイヤの日ですよ、四月八日」

提督「はぁん? ……そういや値上げするな、タイヤ」

明石「来月と再来月からですね」

提督「まったくかったるいが……そこそこ用意はあるからなぁ」

明石「ていうか値上げしても普通に買えるでしょう」

提督「そうだね」

明石「……」

提督「……」

明石「……タイヤの日って何すればいいんでしょうか」

提督「……サーキットでも行く? っていうかお前いつ買うの? 」


< じゃあどうすれば >







明石「やー、何かゆっくりグダグダ考えてたらそれで満足することありません? 」

提督「あるけど……車のことであるか? 」

明石「車のことだからこそ」

提督「そっか……いや、そう言われると何も言えないが」

明石「まぁ、買おうと思えば買えるんですけど」

提督「そういうことじゃないよな」

明石「はい」

提督「…………」

明石「…………」

提督「…………買いに行かないの? 」

明石「や、今はいいかなーって……はい」



ありがとうございました


< 震える口の端と穏やかな笑みと >







雲龍「眠い……」

加賀「あなたが眠くないときなんてあるのかしら」

雲龍「ヤってるときと戦場ですね」

加賀「そ、海の上ですら眠気があればその性根、叩き直してあげたけれど」

雲龍「加賀さんが目標ですから」

加賀「そう……」

雲龍「はい」

加賀「…………」

雲龍「…………」

加賀「…………こういうときの顔は、目標にしないようにしなさい」


< one night love >







雲龍「どう? 」

提督「どう? って言われても……無いって言ったら信じてくれるの? 」

雲龍「表向きは」

提督「駄目じゃんそれ」

雲龍「あなた駄目な男でしょう? 」

提督「そうだけど……そうだけどさ」

雲龍「……」

提督「……」

雲龍「……で、無いの? 」

提督「無いですよ? 無いですけど……マジでこれ酷くない? 」


< あにまる >







天城「飲みません? まだお昼ですけれどたまには」

加賀「今は他に好きな子がいるから」

天城「天城は仔猫にすら負けるんですか……」

加賀「やっと、やっと抱かせてくれるようになってきたのよ、本当に最近」

天城「はぁ」

加賀「あなたたちはいいわよね、勝手に寄ってくるもの」

天城「そんなことを言われても」

加賀「雲龍なんて勝手に寄ってきてお腹を見せてゴロゴロ鳴いて……まったく」

天城「姉様が異常なだけでは……いや、加賀さんの警戒され具合も大分ですけれども」


< でも他の一般人は…… >







江風「テートクと姉貴がホテル入っていったら」

漣「通報? 」

叢雲「通報でしょ」

海風「本当に見ても通報しないでね? ね? 」


< だって、ねぇ? >







江風「まぁ、しないけどさ」

海風「うん」

江風「テートクそれくらい揉み消せるじゃン? 」

叢雲「そうね」

漣「下手したら強姦とかでもいけそうだよ」

江風「それ、テートクなら口説いた方が早いとか言いそうだけど」

叢雲「だって早いでしょ? 」

漣「早いよね」

海風「早いね」

江風「いや…………確かに姉貴とか叢雲はそうかもだけどさぁ」


< そこが許せるかどうかで >







叢雲「そんなものでしょ。拳使わないと女の股開かせられない男なんて」

漣「だよねー」

海風「頑張って口説くのと下心だけで口説くのの区別くらいつくよ、女の子」

江風「そうかい。…………テートクの場合それが同じになっちゃってるンだけど何がいいンだ? 」


< 本音というか何というか >







鹿島「はふ……お風呂はいいですね、疲れが取れていきます」

山城「好きでもない将校の話なんて適当に切り上げなさいよ」

鹿島「でもあの方だって必死に喋っていたわけですし」

龍田「誰彼となく優しさを振りまいても承認欲求は得られないのよ? 」

鹿島「別に優しさでお話ししていたわけでは」

山城「好み? 」

龍田「筋肉達磨とは言わないけど肥満気味なのはイヤ」

山城「そうよね」

鹿島「結構汗臭かったですしね」

龍田「そうなの? 」

鹿島「ええ。あと目線が不愉…………あなたたちといると自分でも気付かない本音が出ますね、何なんでしょう」


< イタリーのご婦人はどうなのかな >







明石「やってやれないことは無い、ですけど」

Littorio「はぁ」

明石「割と難しいですよ、ピザ用の窯つくるなんて」

Littorio「そうですよね……」

明石「まぁ、私に頼むよりあの人に頼んで業者入れれば簡単だと思いますよ」

Littorio「それでは駄目なのです。あの人に知られずにつくりたいから」

明石「乙女ですねぇ……乙女ってピザ窯欲しがるものでしたっけ? 」

Littorio「知りませんよそんなの……でもLittorioは、乙女です。あの人と共にあるうちは」


< そんな時間 >







提督「あぁ……あぁ」

雲龍「何? 」

提督「わかめ酒したい」

雲龍「……わかめ酒のわかめが無いわかめ酒は何酒? 」

提督「女体酒? 」

雲龍「わかめ酒もそうじゃないの? 」

提督「他にある? 」

雲龍「無いわね」

提督「うん」

雲龍「…………する? 」

提督「なんかどうでもよくなってきた」

雲龍「そう……」

漣「なんつー話してるんですかあんたらは……」


< 獣なフレンズ >







提督「ってもね……こういうとき無い? 」

漣「無いですよ……漣はご主人様でも雲龍さんでもないので」

雲龍「不思議ね」

漣「や、全然不思議じゃねーです」

提督「お前俺と雲龍同格とかやめろ。失礼だろうが」

雲龍「そうね」

漣「いやいやいや……だって閾値越えれば大して変わら……何ですその顔」

提督「ん……」

雲龍「……ふふ」

漣「…………聞きたくないこと聞かされそうなんで漣はおとなしく消えますね」


< 名前とか何でもいいよね >







愛宕「あすなろ抱きってこういうのだっだかしら」

提督「違った? 」

愛宕「違わない? 」

提督「そう? 」

愛宕「ええ」

提督「嫌? 」

愛宕「嫌じゃないけど」

提督「じゃあよくない? 」

愛宕「そうね。……そう? 」


< 般若の顔 >








雲龍「雌の顔って分かります? 」

加賀「……突拍子も無いのは兎も角自覚している顔は、あるわ」

雲龍「あれ分からないんですよね。
正直抱かれているときなんて最初から最後まで同じ顔なような」

加賀「……どうなの? 」

天城「はい? 」

加賀「あなた何度かこの子と抱かれているでしょう? 」

天城「それは……でも加賀さんも」

雲龍「あのときは私とあの人が責めだったから……あっ、加賀お姉様はあさましい雌でしたよ? 」

天城「…………へぇ」

加賀「…………天城はその察したような顔を今すぐやめなさい、襲うわよ」

雲龍「へぇ? 」

天城「はぁ」

加賀「…………激した女の顔でも見せてあげましょうか? 」


< いや、野球だってゲームとリアルはですね…… >







漣「ったぁー! ニーア、終わり、終わり! 」

叢雲「あなたにしては長引いたわね、一つのゲーム終わらせるの」

漣「まーねー、BFメインであとは適当だったし。
ストーリーものは速攻終わらせられないならゆっくりやりたいの」

叢雲「ふぅん? ……次は何? 」

漣「ん? 気になる? 」

叢雲「まぁ、大体目の前で見てるし。ストーリーがあるならそれなりに気になるわ」

漣「なるほど? 次はゴーストリコン」

叢雲「? ……また銃モノ? 」

漣「そだねー、正直すぐBFに戻る気もするけど」

叢雲「飽きないわねぇ……リアルでも戦ってるのに」

漣「それ言われるとそうだけど……割と違…………ん? 」

叢雲「ん? 」

漣「…………何か本当にそうかも。次ちゃんと楽しめるかな? 」

叢雲「知らないわよ……野球でもすれば? 一人は仲間できるわ」


< 今日は閉幕、あるいはアンコール >







提督「眠い? 」

愛宕「眠くない? 」

提督「眠いね」

愛宕「寝る? 」

提督「寝ない。寝たい? 」

愛宕「んーん、寝たくない」

提督「そっか」

愛宕「うん……んっ、ぁはっ…………~~~~! 」


昨日は申し訳ありませんでした……
酔って変なレスしてたり

ありがとうございました


ホライゾンゼロドーンなんかは?


< いや、どの鴎も急降下くらいは >







提督「ふぃー……つっかれたつっかれた」

叢雲「その割には楽しそうね」

提督「楽しかったからな」

叢雲「そ。……あの鴎」

提督「うん? 」

叢雲「あんたに似てるわ。物凄いアホ面」

提督「海軍上位のイケメン捕まえてなんてことを……アホ面だな」

叢雲「ええ」

提督「…………」

叢雲「…………急降下」

提督「…………あいつの名前はジョナサンだな、間違い無い」


< 訊いただけ、訊いただけ >







提督「いや、そんなことはどうでもいいんだがねお姉さん」

叢雲「何よジョナサン」

提督「引っ張るのかよ。……大湊って寒いと思う? 」

叢雲「は? 」

提督「青森県むつ市大湊」

叢雲「そういうことじゃないでしょ。……あんたの地元よりはマシなんじゃないの? 」

提督「そっかそっか。……寒いのは苦手じゃないが、はてさて」

叢雲「他にもっと重要なことあるでしょう? 」

提督「そうか? 」

叢雲「ええ。…………ま、私はいいと思うけど? 住めば都って言うし、ね」


< どーん! >







提督「何だ何だ何やらかした馬鹿女! 」

明石「やはー……? 」

提督「……お前それ艤装の調整マシンだろう。
どうやったら爆発して木っ端微塵になるんだ」

明石「いやー……ちょっと色々最適化できるかなー、とか。
……高雄さんこの鉄骨どけてくれません? 」

高雄「構いませんけれど……足? 」

明石「この左足はもう駄目ですね。直さないと」

高雄「っと……どうですか? 肩、貸します? 」

明石「お願いします。これ痛み遮断してるんですけど殆ど動けなくなるんですねー」

高雄「どうぞ」

明石「ありがとでーす」

提督「…………何か決定的に間違っているはずなのに効率的だと思えてきたぞ……何でだ? 」


< 探究心 >







雲龍「創作もの界隈でのヤンデレと料理の関係では」

加賀「は? 」

雲龍「血液だとか髪を入れるのが割とポピュラーらしいですよ」

加賀「……どこの情報? 」

雲龍「漣から幾つか借りたんです、暇だったので」

加賀「はぁ」

雲龍「はい」

加賀「……勿体無いでしょう? それを入れて美味しくなるのなら入れてもいいけれど」

雲龍「ですよね」

漣「や、そーいうことじゃねーと思いますけど……」


< そういうところが >







加賀「そもそもあなたや私はヤンデレ、というやつなの? 」

雲龍「大概重い女だとは思いますけど」

加賀「それならヤンデレ? 」

雲龍「違います? 」

加賀「私には分からないわ」

漣「まぁ、一人の男にあれだけ執着してれば創作界隈だと確実に病んでるんです、けど」

加賀「けど? 」

漣「その場合男の方は鈍感だったり拒絶しますからねー、
拒絶されないヤンデレなんてただのいい子か都合のいい女ですよ」

加賀「…………」

雲龍「…………つまりヤンデレではありませんね」

加賀「もっと酷いものだと突きつけられたような……構わないけれど」


< 少女には向かない職業 >







江風「でも不思議だよな、テートクなンて簡単に消されてそうなのに」

提督「俺の目の前でそういうこと言わないでくれない? 」

江風「や、テートクに訊いてるから、さ」

提督「はぁ……軍のやつらにとっても政治屋にとっても使える駒であることって結構簡単なんだよ」

江風「はーン? 」

提督「一番駄目なのはね、中立。そんなの無価値だから」

江風「でもこの前誰の敵にもならないとか言ってなかった? 」

提督「中立と蝙蝠は別物。完璧な蝙蝠、まぁ八方美人だな、あれはかなり有能じゃないとできない」

江風「自分のこと有能だと思ってる? 」

提督「昇進しなくていいなら俺程上手い手本もいないだろうよ」

江風「……ふーン? 」


< ちょっといいお酒でも嗜みながら >







天城「……江風さんいなくなりました? 」

提督「ん? 内緒話? 」

天城「と、いう程のことではありませんけれど、はい」

提督「そうか」

天城「例の国家転覆グループの少将閣下から」

提督「から? 」

天城「あなたへの働き掛けなんてあったのでしょうか」

提督「あったと思う? 」

天城「殿下の狗、とはいっても端から見れば野心的な人間だと思われるわけですから」

提督「確かに。……あったとしてどうする? 」

天城「何も。天城はあなたの意志に従……あのときはそういえば」

提督「むしろマイナス評価だったなぁ、ははっ」

天城「笑い事では……確かに今では笑い話かもしれないですけれどね」


< 強い卑怯と弱い正道のどちらが正義かなんて >







提督「ま、きてたぜ? 誘いは」

天城「どのようなものか訊いても? 」

提督「ありきたりなやつだよ。軍と帝都の批判から始まって国際関係がどうのってやつ」

天城「はぁ」

提督「俺に用意されてたポストは何だったかな……忘れた」

天城「割と覚えやすいところでは」

提督「だって興味無かったし。そのまま殿下におしえて差し上げたよ」

天城「あなたらし……それで加賀さんが派遣されたのでは? 」

提督「さぁ? 俺は単に一味の一人が俺の近くにいるかもですー、
部下も心酔しているようですー、って言ってみただけだよ」

天城「…………つまり天城たちの派遣は、踏み絵? 」

提督「かもね。……でもどうする? 俺に他の道があったと思うか? 」

天城「それは……」

提督「俺は汚い大人の男だからさ。
それもとびきり薄汚くて卑怯で狡猾で……誰であれ犠牲にするよ、自分の親と女以外は、ね」


< 刺さった棘は仮令ちいさくとも傷をつくり >







加賀「つまらない話してそうね」

愛宕「? ……よくお酒が不味くなるような話をあんな顔で」

加賀「いつでもそういう話に付き合ってくれるのはあの人のいいところだけれど……よりけりね」

愛宕「そうですか? 」

加賀「あの人のああいう顔、実のところ好きではないの」

愛宕「へぇ? 」

加賀「殊更に自分か悪い人間だと思い込もうとしてそうなってしまったと錯覚している顔」

愛宕「……」

加賀「できれば、彼には陽の下を歩いてほしいもの。
仮令その手が泥に塗れて影から瘴気が滲み出ていても」

愛宕「はぁ」

加賀「ま、これも私の自己満足でくだらない戯言だけれど……女って誰しもそうでしょう?
自分の価値観が普遍であるように押し付けるの」

愛宕「ッ……………………そ、うですね、ええ」


< 露悪的な夜には強い酒を >







天城「ははっ……悪徳の塊ですね」

提督「文字通り、そうだ」

天城「…………」

提督「…………」

天城「…………内臓の触り心地、知ってます? 」

提督「知らないね」

天城「血が固まって瞼が開かない不快感は? 」

提督「知らない」

天城「では腸が弾けると想像以上に糞尿が飛ぶのは? 僚艦のそれが降り注ぐのは? 」

提督「知らない」

天城「そうでしょうそうでしょう、そうでしょうとも」

提督「…………」

天城「…………それが、海です。天城は、あなたよりも汚い。酷いことをしている」

提督「俺がそれをさせている」

天城「違います」

提督「違わない」

天城「違いますよ。あなたが天城たちにそんなことをせよと命じて、
天城たちがそれに唯々諾々従っていると考えるなんて、
酷い、とても酷い、傲慢です。思い上がらないで」

提督「…………」

天城「あなたが天城たちを人間であると考えなければ正気を保てないのと同じ。
天城は、あなたが自分よりも綺麗で、正義で、素敵であると思わなければ、
生きていけないのです。分かりますよね? 言いたいこと」

提督「…………」

天城「…………」

提督「…………救われないな、俺もお前も」

天城「ふふ……そんなもの、最初から求めてなんていないでしょう? 」

提督「違いない。…………ショットグラスでも出すか」


< ある種素直ともいえる >







龍田『世の中を動かしているものを三つ挙げよ』

山城『欲望、憎悪、無関心』

龍田『ではここでは? 』

山城『酒、肉欲、嫉妬』

龍田『正解。……ここがどういうところか分かった? じゃ、一名様ご案内でーす』






春雨「っていうのが春雨がここ来たときの案内だよ」

浜風「……」

時雨「……」

鈴谷「フツーにサイテーっていうかなんていうか……あの二人案内役にするとかやっぱ軍って馬鹿なんじゃないの? 」


< いるとするならば男の子の頭くるいかな >







龍田「あぁら、でも間違ってはいないでしょう? ね? 」

春雨「まぁ……驚きはしましたけど」

鈴谷「穿ち過ぎって言ってんの。そもそも最初から現実突き付ける? フツー」

龍田「期待なんて無くて絶望だけ抱えていた方が普通の子は長生きするでしょう? こんなところだと」

鈴谷「じゃあ龍田は絶望抱えてるから沈まないわけ? 」

龍田「私は普通の女じゃないから」

鈴谷「ふーん? 」

龍田「あなたも普通じゃないでしょう? 」

鈴谷「そりゃね。可愛い女の子だし。春雨は? 」

春雨「普通じゃないよ」

鈴谷「…………普通の女の子って? 」

山城「そんなのいるわけないじゃない。馬鹿なの? 」


< こんにちは今、嗚呼! 行ってしまわないで今 >







提督「…………」

高雄「酷い顔」

提督「…………お前の仲間に虐められたんだ、癒せ」

高雄「女にしかできない慰め方? それとも妻にしかできない慰め方? 」

提督「高雄にしかできない慰め方」

高雄「まったく難しいことを……」

提督「あぁ、悪い」

高雄「やれやれ……自分に馬鹿め、と言いたいところです」

提督「言ってみるか? 」

高雄「意味の無いことはしないの。…………私の癒しは罰と紙一重、ですから。死なないでくださいね? 」

提督「うぇるかーむ、お前に殺されるんなら本望だよ、掛け値無しに、さ」


>>36
残念ながら積んでいるのです……

ありがとうございました


< あさがきた >







漣「おっはよー、相変わらず早いね」

叢雲「ボスが早起きだもの、こんなものでしょう」

漣「だって何かまだ寒い気がするしさー、布団ちゃんが離してくれないんだもん。寒いのイヤ」

叢雲「そ。……寒いのが嫌なら今の内に強くなっておきなさい」

漣「無理無理かたつむり。生き物はそんな短時間で進化できませーん」

叢雲「そう? ま、私は別にいい、けど」

漣「うん? 」

叢雲「そのうち寒くなるかもしれないってことよ、色々と」

漣「……はい? 」


< Between Free and Liberty >






あきつ丸「フ-……平和でありますね」

GZ「あぁ……世界がこの屋上と青空だけであれば、と思うよ」

あきつ丸「あの空に墜ちていければ……いや、栓無き戯言でありますが」

GZ「フ-…………自由、欲しいか? 」

あきつ丸「要らない。誰か、大切なヒトに縛ってもらえるなら、それが一番欲しい」

GZ「そう、か。……そうだな」

あきつ丸「自由、なんてものにはもう懲り懲りでありますよ。
唯一選べた自分の道を、自分は誤ってしまった」

GZ「フ-……だがもう一度選び直せたとして」

あきつ丸「同じ沼に嵌まるでしょうな……フ-…………ま、だからこそ、夢想するのであります」


< いや、それもかなり難問 >







若葉「地獄というものがあるのなら、あなただけでなく若葉たち全員がどの道特急乗車券を買わされているよ」

GZ「蓋し」

あきつ丸「そうでありますな」

若葉「だから、だからこの世くらいは何かに溺れてみたいと思うのかもしれない」

GZ「甘味か? 」

若葉「若葉はな。……ファッションでも、歌でも、男でも、姉妹でも、酒でも、煙草でも、あるいは戦闘そのものでも、同じだ」

あきつ丸「…………」

GZ「…………」

若葉「それを良しとしないのもまた良し。そう考えれば、結局は己の裁量なんだが」

赤城「難しい話をしてますね……そんな話をするくらいなら目玉焼きにかけるものでも話し合いません? 」


< 苦手なタイプ >







叢雲「ガキな男の下敷きになるのは嫌ね」

愛宕「上にでも乗っておきなさい。……品のあり過ぎる男? 」

高雄「欲と心のバランスが悪い方」

雲龍「淡白」

天城「お酒が飲めない」

加賀「舌が馬鹿」

提督「よし、俺は全部当て嵌まらないな! 」

Littorio「そうですけれど……そうですけれどそれでいいんですか? 」


< 本人も割と…… >







山城「これは兎も角私といて罵詈雑言吐くようにはならないわよ」

鹿島「いやいや……」

龍田「私といてもでしょう? 」

山城「そんなわけ」

龍田「そう? 」

鹿島「山城さんの方が割と陰湿なような」

山城「……陰湿ってあなたね」

鹿島「山城さんといるからこうなったんですよ? 」

山城「……」

龍田「あら珍しく上手い返し」

鹿島「それほどでも? 」

鈴谷「……お姉さん泣いちゃうよきっと。妹が順調にスれていっちゃって」


< 土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春をうたおう >







扶桑「もう遅いわ。ここに根を生やしてしまったら」

鈴谷「や、鈴谷こんなところに根生やしたつもり無いけど」

扶桑「つもりなんて無くても、同じよ」

鈴谷「……」

扶桑「それに捨てたものでもないでしょう? それなりにいい生活はしていると思うわ」

あきつ丸「ハンッ、カラオケもボウリングもビリヤードもダーツも……娯楽が一通りあったところで沼は沼であります」

山城「私には姉さまがいるわ。姉さまがいればそこはそれだけで良き処」

龍田「私も天龍ちゃんがいるし」

鹿島「私は今の自分も好きですから」

鈴谷「そう? 」

あきつ丸「全く同意はできないが…………ま、それもまた自由だとさっき言われた故、今はそれでいいであります」


< 話だけ聞いていたときの印象 >







提督「クールぶったバトルジャンキー? 」

加賀「酷いものね」

提督「じゃあ、お前は? 」

加賀「外面のいい腑抜け」

提督「酷い話だ」

加賀「事実だったもの問題無いわ」

提督「事実? 」

加賀「女こましてその女に溺れるでしょう? ついでに金のかかる趣味ばかりのクズ」

提督「」


< 全部ですよ、まったく >







愛宕「女六人でアンゲームって馬鹿なの? 」

高雄「この場合一人しかいない男はいない方が愉快でしょう? 」

明石「私これ苦手なんですよねー、大淀とか足柄さんとしたことありますけど」

天城「ポーカーの賭け金がアンゲームのカードって斬新過ぎるでしょう……」

雲龍「私としては殆ど怖い札が無いから楽ね」

愛宕「ま、お金賭けるより健全か」

Littorio「ええ。……あの人と加賀がいないと、忌憚無い言葉が聞けそうですね」

高雄「だからといって変なこと言わないでくださいね? 」

雲龍「それはあなたに? あの人に? 加賀さんに? 」

高雄「…………」


< 出し切ったそのときには? >







加賀「~~~~……っ」

提督「イった? 」

加賀「不っ、粋な、それに、気持ち悪い」

提督「悪い悪い。……何回目? 」

加賀「三回目。…………本当に気持ち悪いわ」

提督「そう? じゃあもっと毒を出さないと

加賀「なん、な、っ、ん……ぅっ…………っはぁ…………!


< この後の流れは保証しない >







愛宕「【一番の残念美人は誰か】……ねぇ、これ明らかに誰かのメモ帳にボールペンで書いてあるんだけど」

高雄「気の所為よ、ね? 」

Littorio「ええ、問題無いかと」

愛宕「はぁ……これ普通に考えると性格とかがあれな美人だけど」

雲龍「ただのブスって見方もできるわね」

明石「アンゲームってこんなのでしたっけ? 」

天城「天城は知りませんよ、初めてですから」

愛宕「ま、簡単なんだけどね。答えは私」

雲龍「ふぅん? 」

愛宕「皆ブスではないし性格は超残念だもの。つまり消去法で私」

高雄「ほう……」

Littorio「なるほどなるほど……明石」

明石「はいはーい、カード配りますよー」

天城「…………こんなゲームなのですか? 」

雲龍「さぁ? ま、楽しければいいじゃない、楽しければ」


< 平和な方のお話 >







瑞穂「何か……取り残されているような」

叢雲「うん? 」

漣「つまんないです? 」

瑞穂「そういうわけでは」

江風「楽しいっちゃ楽しいけどさ、この四人でゴールデンアイって馬鹿じゃね? 」

海風「……Zzz」


ちなみに胡椒派です

ありがとうございました


< 何もかも見られた後の朝に >






加賀「Zzz……………………………………? 」

提督「おはよう。緑茶、淹れてある」

加賀「ありがとう。…………おはようございます」

提督「ん」

加賀「…………まるで盛りのついた雌猫ね、しかも好き勝手啼かされて」

提督「問題でも? 」

加賀「今は無いわ、今は」

提督「そうかい。…………お前が淹れた方が美味い」

加賀「当然。…………啼かせた女にもそれくらいの矜持は保たせるものよ? 」


< 御尤も >






愛宕「ねーむーいー……」

高雄「早寝快眠だったでしょうあなた」

愛宕「どれだけ寝ても朝って眠くならない? 」

高雄「シャワー浴びてメイクすればあまり」

愛宕「えー? 」

高雄「それだから駄目なのよ」

愛宕「どこが? 」

高雄「髪、後ろのところハネてる」

愛宕「え、うっそどこどこ? 」

高雄「嘘。……そういうところに気付かないのが駄目なのよ? 」


< アンケなんていつ振り? >







「自分のルックスが少なくともここの半分より上だと思うか」

Yes……8
No……4






提督「なんだこれ……微妙っていうか分からな過ぎない? 」

雲龍「誰が誰だか分からないわね」

提督「お前は? 」

雲龍「勿論Yes」

提督「何で? 」

雲龍「何でって……美人でしょう? 好みは兎も角醜いなんて言える人間がいるとは思えないけれど」

提督「そうだけど……そうですけども」


< 誰が? >







提督「……明石か? 」

雲龍「セオリーというかあの通りなら」

提督「…………江風? 」

雲龍「かもしれないけれど……逆から考えてみたら? 」

提督「叢雲と高雄と愛宕と加賀とLittorio、まではたぶん合ってると思うんだが」

雲龍「あとは天城と瑞穂と漣と瑞穂ね」

提督「そこから二人がYesに回さなきゃいけないのか……」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………難しいわね」


< 姉妹で行ってみたいところ >






愛宕「学校? 」

高雄「アパレルとかブティック? 」

愛宕「それは行けるわね」

高雄「駄目人間の目付役は? 」

愛宕「叢雲&漣コンビで大丈夫でしょう? 」

高雄「ん……そうね」

愛宕「行く? 」

高雄「構わないけれど……似たような趣味よね」

愛宕「そうねぇ……だからあの人と行くの楽しい感じなのかしら」

高雄「そうかもしれないわ」

愛宕「ええ。…………行かないの? 」

高雄「…………あなたが行きたいだけじゃないの? 」


< しっかりエスコートしますよ? >







愛宕「だってたまには姉妹デートしたいし」

高雄「まぁ、頼めば割と簡単に出してくれるわよね、許可」

愛宕「ええ」

高雄「…………直近で一日空けてもいい日はいつ? 」

愛宕「一日? 」

高雄「デートでしょう? 」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「そ、そうね。ちょっと待って予定思い出すから」

高雄「ええ」

愛宕「……………………真顔? でも高雄の冗談は時々トんでるし……え? 」


< 触れ合えることが何よりも >






雲龍「……欲しいの」

提督「…………今ちょっと抑え効かないかも」

雲龍「その方が嬉しいわ。…………加賀さんと一晩ヤってたのに」

提督「昨日は俺が奉仕する方だったから」

雲龍「シてほしい? 」

提督「いい? 」

雲龍「私があなたを、断ったことがある? 」

提督「無いけど……断ってみたら? 」

雲龍「何故? 」

提督「無理矢理ヤるかもしれないし」

雲龍「莫迦ね」

提督「うん? 」

雲龍「だって、あなたに誘われて断れる程私、強くないもの」


ありがとうございました


< 死にたくないからこそ死へと向かう >








叢雲「はぁ、相変わらずここ……一本寄越しなさい」

提督「……ん」

叢雲「ありがと。…………フ-」

提督「…………何か用か? 」

叢雲「別に。早朝あんたと出くわすのには理由が必要なの? 」

提督「いーえ、そんなことは、フ-……」

叢雲「でしょ…………フ-……」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………お前の顔見ると安心する、まだ生きていていいんだって」

叢雲「ばーか」


< そういえば自分を動物に例えると、なんて >








提督「昔やったな」

叢雲「何度もしてるわよ。結構ポピュラーな暇潰しネタでしょ」

提督「俺的には小学校の文集だけどな。……やっただろ? 」

叢雲「あのときあんたは雄の獅子って答えたわね」

提督「お前は梟だったか」

叢雲「分かるでしょ? 」

提督「あぁ」

叢雲「ま、あんたはそれ程怠け者で女任せ、って程でもないと思うけど」

提督「そうか? 」

叢雲「ええ」

提督「…………本当? 」

叢雲「あんたに嘘なんて吐かないわよ。吐いたときはきっと

提督「やめてくれ。……笑って、別れたいからさ」


ありがとうございました


< 豪華絢爛桜花爛漫 >







提督「死ぬ……死ぬと思う」

高雄「何を馬鹿な」

提督「何か下半身に力入らない気がする」

高雄「介護でもします? 」

提督「そんな趣味は無ぇけど……んー」

高雄「趣味とかそんな問題でも」

提督「まぁ、元気なまま死にたいね」

高雄「私は不自由な身体というのも体験してみたいですけれど」

提督「贅沢な」

高雄「今でも贅沢な生活をしてますからね」

提督「性活? 」

高雄「? 贅沢でしょう? 」

提督「そうだね、うん、本当」

高雄「? ええ」


< 演習中 >






提督「つーか……見えない」

高雄「見えたらおかしいですから。私たちの動きを肉眼で捉えるなんて」

提督「そうだが。……瑞穂アウト? 」

高雄「そろそろ終わりですね」

提督「加賀アウトで雲龍と天城健在だしな……やっぱお前も出ればよかったんじゃねぇの? 」

高雄「愛宕で十分でしょう、これくらいなら」

提督「そう? 」

高雄「はい」

提督「そうか。…………これくらい? 」


< 興味の範囲 >







愛宕「はーい、おサボリsister? 」

高雄「サボっていたわけでは」

提督「俺の話し相手兼観測助手だな」

明石「殆ど話し相手でしたけど……私はちゃんとデータ取ってましたよ? 」

愛宕「ま、いいけど。……ゴホービは? 」

提督「何? 」

愛宕「一日頂戴? 」

提督「お安い御用で。平日? 休日? 」

愛宕「休日。あんまり人が多いところ行きたくないから」

提督「はいよ。……治してもらってこい」

愛宕「はーい」

提督「ん。……撤収するぞ」

明石「はい」

高雄「これだけ持てばいいんですね」






雲龍「……加賀さんに優勢取ってたのに」

天城「それを加味しても、ということでしょう」

雲龍「…………」

江風「や、それより江風助け……本当マジ、沈むから、ねぇ……? 」


< いやいや、あなたこそ >







瑞穂「い、ったっ」

明石「すみません。何分純粋な治療は不慣れなものでして」

瑞穂「明石さんで不慣れなら軍医でも不慣れでしょう? 」

明石「やー、医者は三人殺して一人前らしいので」

漣「それなら明石さんはもう百人力くらいですねー」

明石「いやいやいや……二、三人は整備ミスで殺してるかもしれないですけど三百人なんて」

瑞穂「……頼みますよ? 」

明石「そりゃあ瑞穂さんのは念入りにしてますよ。他とは格が違います」

瑞穂「は、はぁ」

明石「はい」

加賀「…………あなた、存外顔に出るわね」


< ある果実について >






雲龍「寝にくいのが嫌ね、やっぱり。これのお陰で好かれてる部分があるとしても」

提督「まぁ、別におっぱい多少ちいさくてもお前の身体好きだと思うよ」

雲龍「そう? 」

提督「なんつーかタッパある子好きだし……肉感っていうかハリっていうか……分かれよ」

雲龍「女に女の良さ求めさせるの? しかも自分の身体」

提督「普通自分の魅力把握してるものじゃない? 」

雲龍「それは男がどう見るかであって」

提督「そうか? 」

雲龍「よく知ってる女のことでしょう? 」

提督「んー……知ってるか? 」

雲龍「隠し事なんて無……暴いてくれる? 」

提督「それがお前を傷付けないなら」

雲龍「……む」

提督「そこで悩むなよ馬鹿」


< 割と焦るときある >







提督「いや、まぁ正直どうでもいいんだけどさ。実際にはおっぱい大きいし」

雲龍「そうね」

提督「……寝る? 」

雲龍「眠い? 」

提督「何故か全く眠くない」

雲龍「私も」

提督「つーか背中滅茶苦茶痛いんだけどどうなってる? 」

雲龍「? …………あぁ」

提督「うん? 」

雲龍「鏡で見てきた方が早いけれど……ごめんなさい」

提督「や、謝ることじゃあねぇよ。……見てくる」

雲龍「ええ」







提督「うわぁ……なんか、うわぁ…………」


< 君の縄 >







提督「oh.Your rope……」

雲龍「嫌い? ヤり返さない? 」

提督「正直微妙、っていうか女の子から持たされるのかこういうの」

雲龍「だってあなた持ってないでしょう? 」

提督「持ってないってことは興味無いってことだって気付いてくれませんかね、雲龍さんや」

雲龍「新しい扉? 」

提督「やーでーすー……」


ありがとうございました


< いや、ねぇ? >







高雄「性的に興奮していては執務に差し障りがありますから」

提督「だが」

高雄「上官のお世話も私の仕事の内です」

提督「……」

高雄「閣下は何もしなくていいのです。使うと思っていただければ」

提督「……」

高雄「……私が欲しいんです、あなたのこと、何よりも。
お嫌なら、躾けてください。はしたない、雌を」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………bravo! 」

高雄「…………何が楽しいんですか? この茶番」


< お祝いする気持ちは本物ですよ? >







赤城「こんなに戴いても食べきれませんよ。嬉しいですけれどね」







龍田「何人くらい? 」

山城「ここの面子ほぼ全員と多種多様な将兵とどこで会ったのかも分からない政治家と……」

鈴谷「他国の大使館からもお祝い来てるあたり人徳ところじゃないよねー」

龍田「ふーん……食べきれないと思う? 」

山城「今日中には、じゃないの? 」

鈴谷「一週間もつかは怪しいよね」

龍田「そうねぇ」

赤城「あなたたち幾らなんでもおかしいでしょう……」


< 本当どうだろうね >







提督「何にした? 」

加賀「あなたは? 」

提督「酒とメッセージカード」

加賀「私もお酒とお手紙を」

提督「食べ物はやたら貰ってるだろうしな」

加賀「ええ」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………赤城を最大限喜ばせるプレゼントって相当難しいよな」

加賀「…………全くもって」


< 人徳というかなんというか >







赤城「また手首が痛くなりますね」

鈴谷「うん? 」

赤城「メッセージには返信しなければなりませんから」

鈴谷「鈴谷そんなこと滅多にしないけど」

龍田「私はするわよ? 」

山城「あなたは贈られる相手が仲のいい相手だけだからでしょうが」

鈴谷「ふーん? 無駄に気に入られたりするのは嫌じゃない? 」

赤城「真心には真心を、政治的意図には政治的真心を。
この世に無駄なことなんてありません」

扶桑「こういうところよね。私も返信なんて全部しているのだけれど、でも…………


< アナルナメタイたってきた >







雲龍「パイズリってこの国だと紅葉合わせ、っていうのよ? 」

天城「知りませんよそんなこと……」

雲龍「ちなみにWikipediaのページはこれ」

天城「はぁ……基準は分かりませんけれどこんなものではないですか? 」

雲龍「よく見てみなさい」

天城「…………指輪? 」

雲龍「画像ではなくて前文のとこ」

天城「…………あぁ」

雲龍「Wikipediaってこういうのよかったかしら」

天城「駄目じゃないですか? 」

雲龍「そうよね」

天城「はい。……あの」

雲龍「? 」

天城「こんなページ何故検索し……いや、やっぱりいいです。どうせ姉様ですし」

雲龍「そうね、私だもの」

瑞穂「雲龍さんも天城さんもそれでいいんですか……」


< 袖引きて >






加賀「あなたと赤城さんの誕生日が連続するのはちょっとあれね」

提督「うん? 」

加賀「お金も使うし心も砕かなくてはならないわ」

提督「冗談を……冗談にされたら落ち込むけど」

加賀「メンタル弱いわね」

提督「弱いよ。だからこんなことになってる」

加賀「こんなこと? 」

提督「こんなこと」

加賀「ある意味強心臓なのではなくて? 」

提督「面の皮は厚いかもな。…………明日も俺幸せかな? 」

加賀「に、してあげる。しっかり寝てきなさい」

提督「ん。…………ん? 」

加賀「その代わり今、私を幸せにしてくださらない? 」


ありがとうございました


< すぐ近くにある白百合 >







雲龍「あの人があれな画像とか動画集めていれば」

天城「はぁ」

雲龍「さり気なく自分の自撮りとか忍ばせられたのに」

天城「そんなことをする必要は? 」

雲龍「面白いじゃない」

天城「面白いですか? 」

加賀「反応を見てみたいといえば見てみたいわ」

雲龍「ですよね」

天城「でもそれ他の方も見るんですよね? 」

雲龍「恥ずかしい身体なんてしてないもの」

加賀「そうね」

天城「そういう問題でしょうか」

雲龍「なんなら天城のスマホに入れてあげてもいいのよ? 」

加賀「雲龍のこと好きだものね」

天城「いやいやいや……そこを否定はしませんけれどね」


< 食虫植物を食べる蝶々なんてもの、いるのかな? >






山城「なんというか……どれだけ努力してもいつまでたっても万年十分咲きというか」

龍田「満開には決してならないのよね」

山城「ええ、輝きは足りているはずなのに何か美しくないの」

扶桑「それはそうよ。“ 満開 ”っていうのは一般的には八分咲きのことなの。
十分も咲いてしまったらもう散り始めているでしょう? 」

山城「なるほど。さすが姉さまです」

龍田「つまり腐り始めた状態を維持している? 」

山城「腐り始めが美味しい、なんて言うものね。私はそう思わないけれど」

扶桑「ええ。ところで何のお話? 」

龍田「今日開花した食虫植物のこと」

扶桑「食虫植物……? 」


< 大体恒例 >







鹿島「殿方に理想像を夢見るのは駄目なことですか? 一緒に目指すって幸せなことですよね? 」

鈴谷「いるよねー、そーいう子。恋に恋する乙女ってやつ? 」

龍田「そう言えば聞こえはいいけど実際ただの発情期でしょう? 」

山城「そうね、それか腐りかけ」

鹿島「…………」

若葉「いい加減懲り……最近そう返されるのが癖になってきていないか? 危ないんじゃないか? 」


< darlint >







龍田「その人を好きになったら変わってなんてほしくないことだってあるもの」

あきつ丸「全くもってその通り」

龍田「でも私と出会った頃のその人は私を好きになってしまうと変わってしまうのね」

あきつ丸「だから殺すのか」

龍田「そうそう」

赤城「あんまり適当なこと言わない方が……何人か本気だと思ってますよ? 」


< これからもゆるゆるいこう >







愛宕「はぴばー」

提督「はいはいありがとう」

高雄「また歳を取りましたね」

提督「本当それ、マジでそれ。衰えって怖いね」

高雄「老いる歳でもありませんが」

愛宕「老いて益々盛ん? 」

高雄「そうね」

提督「っても割と真面目に戦々恐々してるけどな。
……まぁ、できるうちはテンション上げていきますかーっと」


< 要らない正答 >







提督「ってもこんな食ったら……太る」

愛宕「痩せなくていいわよー、大好きなあなたが一グラムでも減ったらかなしー」

提督「ふーん? そんなこと言ってたら見るに耐えなくなるぞ? 」

愛宕「それはもう大好きなあなたじゃないから無問題。捨てるわ」

提督「なんて理不尽、でもないか。逆だとしてもそう思いそうだ」

愛宕「でしょう? 」

高雄「…………本当にそこで捨てることができるのなら肥えさせてもみるのですけれどね」


< 花束を君に贈ろう♪ >







雲龍「パンツ」

天城「靴下を」

加賀「シャツ」

Littorio「Littorioたちは

明石「ジャケットと

瑞穂「スラックスを」

高雄「時計にしましたよ」

愛宕「それなりに有名であまり知られてないやつよ? 」

漣「しゃーないので漣たちはネクタイとか小物揃えましたー」

海風「今から着てみません? 」

江風「ま、江風たちのチョイス着こなせないわけないよな? 」

提督「おお……ありがとうございます。大切にします。着てきます」







叢雲「で、何で私が花束渡さなきゃいけないわけ? 私しかいない? はぁ……? 」


< ばーか >







龍田「誕生日ねぇ」

山城「そうね」

龍田「何歳か知ってる? 」

山城「知ってるわよそれくらい」

龍田「あの歳の人間ってあんなもの? あれが普通? 」

山城「失礼な話」

龍田「一般人に? あの人に? 」

山城「どちらにも。……我らが提督閣下は自分以外の全てに逆らっているような間抜けでしょう? 」

龍田「そうね。…………何に乾杯しましょうか」

山城「あなたと私の友情にでもしてみる? 」

龍田「莫迦。…………今日もこの何事も無きくだらない世界と愛すべき馬鹿と、それからあなたに」

山城「……ん、あなたに」


< この後美味しく頂かれる可能性も極々僅かに無いことも無い >







提督「誕生日にはむしろヤれないってマジ? 」

江風「発言がサイテー過ぎる……」

加賀「皆牽制と遠慮で動けないのね」

提督「なーんでそんな……いや、でも

海風「さすがに全員一緒だと死にますよ、提督」

提督「言わねぇよ。……寝る? 」

海風「全く本気じゃない言葉に本気になられたらどうするんですか? 」

提督「本気にならないって知ってるから」

海風「……最低」

提督「まぁ、今の言葉自体が本気じゃな

江風「こーいうやつだよな、やっぱ」

加賀「何故慕ってしまうのかしら」

愛宕「本当そうよねぇ」

高雄「共感できます」

提督「だから本気じゃなくてさ、っつーか何で増えるんだよもう……」


ありがとうございました


< 友達と飲んでたんだ、頭沸いてたんだ >







提督「へーい、ただいま」

高雄「おかえりなさい」

愛宕「お土産は? 」

提督「ただの飲みにそんなもの無ぇよ、と言いたいところだが」

愛宕「だが? 」

提督「愛故に、はいこれ」

高雄「仕事たまってますからね」

提督「はいはい」

愛宕「がんばー…………カタヌキ? 」


< 圧力 >







提督「まぁ、それは兎も角今日はhideが亡くなった日なわけだが」

漣「それって自さ

提督「あぁん? 」

漣「……」

提督「カラオケでもしないかね? 漣さん」

漣「……お供致します」

提督「おうよ」


< Revenge is sweet >








雲龍「リベンジポルノって一時期流行ったじゃない」

提督「この流れで……流行ったっていうのか? あれ」

雲龍「地上波のメディアで連呼していたらそれは流行りなのよ」

提督「左様で」

雲龍「ええ」

提督「……」

雲龍「……」

提督「……で? 」

雲龍「? 」

提督「…………え、何、それで終わり? 」

雲龍「うん? 」


< あるからこそ >







雲龍「そう、これは復讐だったのよ。いつの間にか友達と飲みに出て朝帰りするような男への」

提督「や、朝から出るって言っておいただろう」

雲龍「私も連れていきなさいよ」

提督「プライベートだから冗談だと受け取ったとして……お前愛想どころか喋りもしねぇじゃん」

雲龍「あなたがプライベートで会えるような友人ならちゃんと話すわ」

提督「そうかい」

雲龍「それとも私を盗られるとか? 」

提督「既婚者だけどなぁ……ほら」

雲龍「…………カッコいいし、奥さん美人ね」

提督「な」

雲龍「まぁ、確かにそ

愛宕「既婚者が女に目を向けないとでも? 」

雲龍「……あぁ」

提督「…………お前こそ俺の女の自覚あるの? 」


< ダサTです、たぶん >







提督「まぁ、そんなことはどうでもいいが」

雲龍「そうね」

提督「お前なんなの? そのTシャツは新手の喧嘩売りなの? 」

雲龍「葛城に見せようと思って」

提督「いい度胸してんな本当」

雲龍「ありがとう」

提督「褒めてねぇよ馬鹿」






漣「……貧乳Tシャツとかまーじ……漢字歪んでやがるし」



やめはしませんが……
しばらく雑談所かもしれませんねぇ
リアルが少し

ありがとうございました


< どんなことにでも楽々着いていけるわけではね >







提督「star wars dayでございます」

漣「めーいざふぉーすびーうぃーずゆー」

明石「そうですね」

漣「だからって特に何かするわけでもないですけど」

提督「あぁ。……アンリーシュドでもやるか」

明石「はぁ? 」

提督「十年近く前のゲームでも割と楽しめるだろ、この面子なら」

明石「そりゃあ設定オタク三人みたいなものですけど」

漣「PS3版ですよね? 」

提督「当然北米版だぞ」

漣「いぇーい」

提督「いぇーい」

明石「はぁ…………いや、別に嫌じゃあありませんけど……けど」


< 匙はとうに投げ捨てたつもりなのだが >






雲龍「飛び降りだとか飛び込みだとかするときに」

天城「はぁ、また変なこと言い出しましたね」

雲龍「靴を綺麗に揃える人が多いっていうじゃない」

天城「そう聞きます」

雲龍「満足行く並び方にならなくてもたついたりはしないのかしら」

天城「知りませんよそんなこと……何故そんなことを? 」

雲龍「いつも同じ並びに揃えている酒瓶がいつも同じ並び方に矯正されているのよ」

天城「……お酒と靴になんの関係が? 」

雲龍「あの人が開放しているやつなのよ。皆自由に補充してるやつ」

天城「はぁ」

雲龍「丁度あの人に踏まれるならどんな靴がいいか考えていたの」

天城「…………」

雲龍「誰かわからないのよね……誰でもいいのではあるけれど…………うん? 」


< 重い言葉 >







龍田「眠いわぁ」

あきつ丸「知らん」

山城「そのまま寝ていつまでも起きなければいいのに」

龍田「昨日は久し振りに天龍ちゃんと一緒に寝たから中々寝付けなくてぇ~ 」

あきつ丸「相変わらず気色悪い女だな」

山城「はぁ? 姉妹で寝ることのどこにそんな要素があるのよ馬鹿なの? 」

あきつ丸「ハンッ、それが分からぬ方こそ馬鹿なのであります」

龍田「それでねー、今夜も天龍ちゃんがーーーー






GZ「会話、というものの意味、分かるか? 」

龍田「? 」

扶桑「分かっていて、あれ、なのよ」

GZ「…………」


< 感情としては理解できる、できてしまう >







加賀「あなた」

雲龍「はい? 」

加賀「今から私のことは呼び捨てにしなさい」

雲龍「……それは命令ですか? 」

加賀「そんなわけないじゃない。お願いよ」

雲龍「…………あの人のこと呼び捨てにできます? 」

加賀「それとこれとは…………む」

雲龍「ね? 」


北海道関連が出てきてちょっと嬉しい今日この頃です

ありがとうございました


< 子供の日 >








愛宕「といえば恒例のお話があるわね」

高雄「恒例? 」

提督「あー、子供の日は子供をつくるための日じゃねぇよって話を去年もしたなって話をな」

高雄「はぁ……馬鹿? 」

提督「馬鹿です」

愛宕「いつでもできるものねぇ」

高雄「ええ」

叢雲「…………高雄は本当にそれでいいの? 気付かないうちに自分も馬鹿になってるわよ? 」


< 今週のお悩み相談お便りー >








愛宕「いぇーいっ」

提督「え? え、えー、北海道からのお便り、ペンネームは

愛宕「相談はー? 」

提督「言わせろよ。……『私はそれなりに重い役職に就いていますが、
部下からのセクハラが収まらず執務に支障をきたしています。
どうすればまともにお仕事に向き合えるでしょうか? 』、だそうです」

愛宕「モテモテなのねぇ、その人」

提督「かもな」

愛宕「部下の女の子ハメてる糞上司なんでしょうね」

提督「し、知らん」

漣「これで批判だと思うご主人様が悪いですよねー、女的には」


< 誰も悪くない >







高雄「さっきのお話ですが」

叢雲「え? 」

高雄「あの二人と、それからぼんやり色呆けな雲龍さんや真顔で変なことを言う加賀さん、
時々龍田さんといて馬鹿になるなと? 」

叢雲「……無理だけど、喧嘩売り過ぎじゃない? 」







雲龍「……ぼんやり雲龍? 」

加賀「私なんて真顔加賀よ」

天城「何も文句なんて言えないと思いますが」


< >







天城「世の中だとゴールデンウィークなのですね」

明石「まぁ、ここだと普段からそんなものですけど」

天城「何故か大規模作戦に召集、どころか訓練すらありませんね」

加賀「考え方を変えると今日の夜から一般人は普通の土日休みね」

雲龍「……何故世の中に喧嘩を? 」

加賀「え? 」

漣「……真顔? 」


ありがとうございました


< じゃあ性欲の絡まないレベルで好きな女って >







愛宕「? 」

提督「また難しいことを……っていうか『じゃあ』、ってなんだ? 」

愛宕「じゃあはじゃあよ? 」

提督「……目力とか? 」

愛宕「強い女好きでしょう? 」

提督「…………うなじ? 」

愛宕「それこそ性的? でしょ、男としてもあなたとしても」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………足裏とか? 綺麗だからどうだって話だけど」

愛宕「つまり男の人は性的にしか女のこと見てないのね」

提督「いや、そんな、えー……いい匂いとかあ……性的っちゃ性的だけどさぁ……うーん」


< もういっそ性的でもないのに性的なものとか(錯乱) >







提督「表情がエロい女とかいいな! 」

愛宕「なになに開き直り? 」

提督「それでいいよもう……可愛い女の子が正義ってことで」

愛宕「本音ね」

提督「本音です、はい。…………それ以上男が必要とするとでも? 」


< 死ねよクズ、最大限苦しめ、とかどこからか聞こえた気がしたりして >







提督「救いが無ぇな、マジで」

加賀「女全部寝取られてゴミみたいに捨てられてから言いなさいよ」

提督「救いが無いというか暗闇しか無いというか」

加賀「それとも四肢欠損でそれを見せつけられるのがいい? 」

提督「ファンタジーかよ」

加賀「ファンタジーってそういうもの? 」

提督「違うか? 」

加賀「違うでしょう? 」

雲龍「違いませんよ」

提督「……違うみたいだな」

加賀「ええ」

雲龍「…………」


< どうしてもそんなイメージが >







江風「イメージ的にはその日の女が時報担当かな、みたいな」

海風「むしろ提督から時間言ってそうだよね」

瑞穂「自分の欲望を解放する時間、分かっていないと」

江風「……」

海風「……」

瑞穂「……」

江風「……どうなン? 」

叢雲「私に訊かないでよそんなこと……本当にやめて、そんな顔……本当やめなさいったら! 」


ありがとうございました


< さて、本日はあの偉大なるニャホニャホタマクローさんの >







提督「誕生日なわけですが」

江風「? 誰それ」

提督「え、何お前知らないの? 」

江風「知らないけど」

提督「あーれ……ジェネレーションギャップ? 」

叢雲「私は知ってるわよ? ガーナのそこそこ凄い人でしょ」

提督「そうそう」

江風「ガーナとか偉人でも現代人でも一人も知らねぇよ」

提督「うっそぉ……アナン事務総長とか知らない? えぇ……? 」


< 今日の茶番 >







江風「へーいそこの可愛いキミー、彼氏いるー? 」

明石「いませんが」

江風「マジ? 仲いい男は? 好きな男は? 」

明石「いますよ、一人だけ」

江風「ふーン? そいつってどンなやつ? 」

明石「クズで馬鹿で適当ですけど優しくて優しくて優しい人ですね」

江風「優しいだけ? そンなつまンないやつ捨ててオレと遊ぼ? 」

明石「いいですけど……あなた優しいですか? 」

江風「? 可愛い女の子にはいつだって」

明石「そうですか。……何します? 」

江風「え? えー……何すればいい? 」

提督「キャラ的にプールバー行くかそこら辺行くか、いっそもうベッドでよくない? 」

江風「……じゃ、そういうことで」

明石「はぁ」

提督「いってらー」

江風「……」

明石「……」

江風「……いい加減止めてくれない? 」

提督「? 」


< さらに悪ノリ >







明石「え? 連れて行ってくれないんですか? 」

江風「ンなこと言われても……明石さンはいいの? テートク以外でも」

明石「不本意ながらそうなったというか……皆女ですけどね」

提督「愛宕に雲龍に天城に加賀に……Littorioは? 」

明石「あります。高雄さんくらいですね、あなたとかぶってないの」

提督「ほーん? ……どう? 並よりは遥かにいいと思うぜ? 」

江風「知らないよ……江風は女同士でも純潔あると思うタイプだから」

明石「そんな私が汚れてるみたいな」

雲龍「汚れてるでしょう? レズが綺麗なんて妄言よ」

明石「……」

提督「引き摺り込んだやつに言われるってのは…………いや、藪蛇だとは思わないが? ん? 」


< 極々一般的な他愛無いお話 >







愛宕「ゴールデンウィークくらい連れ出してくれないの? 」

提督「やー……軍に連れ出されると思っていたのですがね」

高雄「そんなことはなかったような、この後も無いような」

提督「作戦海域北海道近くなのに」

愛宕「むしろ、だからだったりして」

提督「いや、別にそこから帰らなくなったりはしないぞ」

高雄「本当に? 」

提督「本当に」

愛宕「逃げるなら海外? 」

提督「そうだね。北海道からだとルートが少ない」

高雄「なるほど」

愛宕「覚えておくわね」

提督「あぁ。…………あぁ? 」


< ま、まぁそんな話は忘れてね >








愛宕「お金出せば楽しいなら女の子だっていくらでも出すわよ」

提督「いやぁ、どうっすかね」

愛宕「むしろ割り勘許せない男と遊ぶとか馬鹿なの? 」

Littorio「それは極端過ぎるような」

高雄「最高のパートナーなんて極端の極みでしょう? 」

Littorio「まぁ、そう言われると」

愛宕「でしょう? 単に出してあげたい男が少ないのが問題ね」

提督「ありがたいっちゃありがたい、か?
…………いや、女の子に出すって言われると男って断りたくなるものなんだけど……分からないだろうなぁ」


ありがとうございました


< 正直萎えたというか微妙な気分になったとき >







提督「あー、車デートって知ってるのに思いっきり和装で来られたときとか」

天城「天城はありませんよ? 」

提督「うん」

天城「……つまりここの面子ではない、と」

提督「…………そっすね」

天城「……」

提督「……」

天城「ちなみに天城は今ですね。…………地雷の無い会話って無いんですか? 」


< 待たせるよりも待つ方が >







提督「やー……せーれんせーれん、マジ潔白」

天城「別にとやかくは言いませんけれどね。……それで? 」

提督「うん? 」

天城「そろそろ高雄さん出てくると思いますけど心の準備は? 」

提督「とっくにできてるが」

天城「予想の範囲は越えないと? 」

提督「いや、あまりの綺麗さに言葉を失う準備がだよ」

天城「それはできているとは言わないのでは」

提督「覚悟ができているか、とは訊かなかっただろう? 」

天城「屁理屈を……でも」

提督「? 」

天城「そんな風に思われる高雄さんは幸せでしょうね」

提督「そう思うか? 本当に高雄は幸せだと思う? 」

天城「それを天城に、この状況で訊くんですか? 正気で? 」

提督「…………でも自信なんて無いんだよ、本気で」

天城「男性って馬鹿なんですね」

提督「そりゃあお前男なんてな。まぁ、一般論だが」

天城「それならこれも一般論ですけれど…………
女は幸せにしてくれないと思った男に寄り添う程馬鹿な生き物ではありませんよ」

提督「…………」

天城「高雄さんにはお金だって物だってありますからね。
あなたがただのクズならとうに見切られています」

提督「…………」

天城「あなたが高雄さんの幸せであり、自由であり、未来であり過去であり現在であり、
そして全てなんですからね。身に刻まれているでしょう? 」

提督「…………あぁ」

天城「勿論時々は天城のことも思い出して欲しいですけれどね、
でも天城はあなたに幸せにしてもらえる高雄さんに憧れたのです。
それだけ誰かを幸せにできるあなたにこそ憧れたのです。
それも、忘れないでくださいね? 」

提督「忘れないさ。…………もし忘れたらそのときは

天城「高雄さんか愛宕さんが終わらせてくれますよ、何もかも」

提督「うん。……………………キマってる? 」

天城「それはもう。惚れ直しましたよ」

提督「さーんきゅ」


< たとえ義理でもあるいは本当の親子以上に >







漣「腹立つ気も起きないくらい綺麗だしカッコいいね」

叢雲「元がいいんだから本気で正装なんてした日にはあんなものでしょう」

漣「そうだけどさ……そうじゃなくて」

叢雲「分からないわけでもないけど私は式でもないのに無駄にあんなことする意味の方が知りたいわ」

漣「そりゃあ他のしいからじゃないの?
幸せだから、好きだから、やるのが正解だと思った、他にも用意できるよ? 」

叢雲「…………」

漣「…………」

叢雲「…………別に父親だと本気で思っているわけでもないけど父親の結婚式出るのってこんな気分なのね、きっと」

漣「……うん? 」


< はっぴーばーすで! >







提督「ハッピー? 」

高雄「然程。所詮私は化物ですからね。誕生日を心から祝うというのは分かりません」

提督「じゃあ、今は幸せ? 」

高雄「この上無く。あなたが、あなたという人が私の幸せです」

提督「そ。…………明日も明後日も、来年もその次も、一緒にいられるといいな」

高雄「はい。…………あなた次第ですけれど? 」

提督「努力するよ。高雄がお婆ちゃんになるまでは生きていたい」

高雄「…………本当に」

提督「あぁ」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………毎日が誕生日だったらいいのに。
私はあなたに祝ってもらえるし、それだけ経れば歳を取るかも」

提督「…………と、君は哀しく美しく、そして楽しそうに微笑った」

高雄「ばか。……………………ばか」


< ドレスも仮面も脱ぎ去って >






提督「まぁ……いっか、そんなこと」

高雄「ええ、人も化物も生きているのはその日ですから」

提督「…………綺麗だね、相変わらず。姿も、生き方も。今すぐ女優にだってなれる」

高雄「あるいは仮面という意味ではあなた以外には常に女優かも……でも」

提督「うん? 」

高雄「私は、万雷の拍手喝采よりも、静かな夜の愛の囁きの方がずっと、好みです」

提督「…………実は俺も」

高雄「本当に? 」

提督「そりゃあ帝国劇場の舞台とかには立ってみたいけどな。そういうことじゃないだろう? 」

高雄「さぁ? 」

提督「さぁ? じゃねぇよ。…………寝台が舞台、ってことでいいと思う」

高雄「全くカッコよくなんてありませんが……ま、許しましょう」

提督「ん。…………喝采よりも愛を。児戯みたいな言葉遊びよりも大人の嗜みを? 」

高雄「拒めません、どんなときでも。…………ええ、この熱が、あるから、ぁーーーー


ありがとうございました


< 憧れとか羨望とかあと、何かな >







漣「ここの面子って誰一人女の子っぽい名前の人いないけど」

海風「そうだね」

漣「逆に女の子っぽい名前の人って? 」

海風「榛名さんとか五十鈴さんとか千歳さんとか? 」

漣「ほうほう」

江風「あとは皐月とか弥生とか摩耶さンとか」

漣「なるほど? 」

叢雲「由良に深雪に若葉ね。他にも沢山」

漣「確かに。……あのさ」

海風「うん? 」

江風「ン? 」

叢雲「? 」

漣「三人が出した人って割と分かる、っていうかなるほどその三人が言う人だね、って感じしない? え、違う? 」


< 返答 >







叢雲「海風が憧れで江風が羨望だとかだとして私の共通点って何よ」

漣「そんなの無いよ? 」

叢雲「はぁ? 」

漣「無いのが特徴っていうかさ。たぶん叢雲ちゃんって訊かれたときによって誰言うか変わると思う」

叢雲「ちょっと意味が分からないんだけど」

漣「だからさ、叢雲ちゃんって本当に大切なものしか、人しか大切じゃないんだなって。
自分が自分であることとかさ」

叢雲「……」

漣「ちょっと仲が良いとか、ちょっと仲が悪いとかなんて本当は持ってないの。
龍田さんとかと同じで好きなものと嫌いなもの、狭い世界に生きてる」

叢雲「なるほど? …………ここでそれ以外の生き方してる人なんている? 」

漣「…………いないけど」

叢雲「でしょう? 」

漣「うん。…………………自分がそうだって否定はしないんだね、叢雲ちゃん」


< 馬鹿女とクズ男 >







提督「五月十三日はカクテルデイであります」

愛宕「苦いわね」

提督「そりゃあまぁ……悪いな」

愛宕「別に? 姉と寝た男が飲むカクテルだって楽しめるようにはなってるもの」

提督「…………」

愛宕「ただ、私とも楽しんでくれたらなって」

提督「…………遊びじゃないぜ? 」

愛宕「それを素面で信じられる程私って馬鹿でもないの」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………やっぱ機嫌悪いだろう? 」

愛宕「むしろ良くなる理由あると思うの? 馬鹿でも許せない範囲ってあるのよ? 」


ありがとうございました



< つまりどれだけ? >








瑞穂「そういえば母の日、でしたね」

提督「ん? そうだな」

瑞穂「相変わらず? 」

提督「母親もそうそう好みの変わるような人間ではないんでね」

瑞穂「確かに。……母親というものはどんな気分なのでしょうか」

提督「さぁね。俺は母親になったこと無いから」

瑞穂「父親は? 」

提督「無いよ? ……でもいいものだとは思うかな。大して子供が好きなわけでもないけど」

瑞穂「そうでしょうか」

提督「うん? 」

瑞穂「子は鎹とは言いますけれど、鎹の必要な夫婦というのは」

提督「子供という生命に失礼? 」

瑞穂「そこまではいいませんが……」

提督「……いいだろう、別に。俺たちは聖人なんかじゃないんだから。答えなんて無い」

瑞穂「ふふ、あなたが言うと本当に説得力がありますね」

提督「だろう? 」

瑞穂「ええ。……あなたは子供に好かれそう」

提督「どうかな。…………一緒に試してみる? 」

瑞穂「いいえ。あなたを好きになるなんて不幸に自分から嵌るなんて馬鹿ではありませんから」

提督「高雄が聞いたら怒りそうだな」

瑞穂「あなただから言うんですよ」

提督「なのに好きになってくれないの? 」

瑞穂「ええ」

提督「残念だね」

瑞穂「毛程も思ってないくせに」

提督「いいえ? 」

瑞穂「まったく……ま、忠義くらいは捧げておりますよ。瑞穂がそれを信じている分だけ、は」


< 背中に落ちる、声 >








提督「ま、おめでとう。その忠義に俺は友情しかあげられないけど、許してくれよ」

瑞穂「こちらこそ。友情しか受け取る気が無くて申し訳ありません」

提督「言うね。……いい、奥さんになると思うよ」

瑞穂「高雄さんたちよりも? 」

提督「俺以外の人にとってはね」

瑞穂「あなたこそ言いますね」

提督「俺の女だからな。……いい母親かは分からないが」

瑞穂「少なくともあなたに似た子にはさせません」

提督「その方がいい。……ハーレム講座ならやってやるぜ? 」

瑞穂「結構です。…………ありがとう、あなたの部下で幸せです」

提督「はいよ。……さ、飯でも食いに行くか、お祝いだ」

瑞穂「ええ。……………………………………あなたの最初であれば、きっと幸せにしてほしかったでしょうに」


ありがとうございました


< いつも通りの風景 >







江風「面倒くさいなぁ、もういっそAIで地球統治しろよ」

提督「それは公平な判断ができるものなのか? 」

明石「無理でしょ。そのプログラムって英語で構築されて英語で整備補修されるんですよ? 」

江風「えー、ほら、統一的な人工言語でやるとか」

提督「エスペラントとかか? 」

江風「そうそう」

明石「そんなの誰が予算出すっていうんです。
旧列強が金出さないとそんなものつくれませんよ」

江風「酷いな」

明石「それが世界です」

提督「そうだな。…………なんでNPBの所属球団増やしてほしいって話からこんな話になるんだ? 」


< 開き直った方が人生楽しいからね >







提督「いや、お前地元の話なんて真っさら真っ白清廉潔白だぞ」

天城「つまらないのは除いても到底信じられませんが」

提督「いやいやいや……まだ幼き私ですよ? 」

天城「クズに年齢なんてあるんですか? 」

提督「あるある。歳を重ねてこうなったんだぜ? 」

天城「……あぁ」

明石「あなたはそれでいいんですか……」

提督「うん? 」

江風「いやいやいや、この話もおかしいから。
なンであれからテートクの幼少期トークになるンだよ……しかも内容が終わってるし」


< クーボジョークでございます >







提督「ローライズのミニデニムが見たい」

天城「何故それを天城に言うのです」

提督「気分? 」

天城「はぁ? 」

提督「なんか愛宕とか雲龍が履いてるのとは違うのが見たい」

天城「意味は分かりますけれどね……最低ですよ、それ」

提督「知ってる」

天城「まぁ、天城もその二人と違う自覚はありますが」

提督「男目線で、だけどな」

天城「女側でもありますよ。……聞きたいですか? 」

提督「結構です。結局それ女の子に向かって言ってても男への文句だから。遠回りでもさ」

天城「よく分かっていらっしゃる。…………よかったですね、顔だけはよくて」

提督「別にストレートな罵倒も望んじゃいないんですけどぉ……」


< 耳を澄まし尾を立てて >







雲龍「はいお手」

明石「おおうっ」

雲龍「おかわり」

明石「かーわぅぃーっ」

雲龍「今のところこれだけね。いつでもできるのは」

江風「や、猫にそれ仕込むって割とすげーと思うンだけど」

雲龍「そう? ちいさい頃から覚えさせればなんとかなるものよ」

明石「雲龍さんには本当にちいさい頃から懐いてますからねぇ」

江風「加賀さンにはつンけンしっぱなしなのに」

明石「ははは……」

江風「猫ってこンな安らいだ顔で人に懐くものなンだな」

雲龍「人外だもの。…………加賀さんが来るわね」

明石「はい? 」

江風「うン? 」






加賀「雲龍? 高雄が呼ん……何? 」


< 情報源とかなんとか >








山城「ねぇ、あなた」

龍田「なぁに? 」

山城「煙草、持ってない? 」

龍田「一応持ってるけど……吸うの? 」

山城「吸わないわよ。……最近私に色目使う男がいるじゃない」

龍田「あぁ、あの頭切れそうな人。提督の一つ上だったかしらね」

山城「知らないわ。……あれ、極度な煙草嫌いらしいのよ。だから時々チラ見せでもしようかな、と」

龍田「その程度で諦めるかしらね、はい」

山城「ありがとう。……借り一ね」

龍田「はいはーい、何を頼もうかしらぁ~ 」

山城「なんならあなたなんかに懸想する間抜けの前でレズの空気でもつくってあげましょうか? 」

龍田「してくれるの? 」

山城「あなたが本当にしてほしいなら」

龍田「……」

山城「……」

龍田「……必要なときまで、貸しておくわ」


< 望まぬことと得られぬものと >







扶桑「お互いが相手を落とそうと思った男女はきっと結ばれない」

鈴谷「? 」

扶桑「龍田が言っていたの。自分がまだ一人な理由を訊かれて」

鈴谷「……珍しいね、龍田が自分のこと言うなんて」

扶桑「彼女でも酔って自制が効かないこと、あるのよ」

鈴谷「…………」

扶桑「…………」

鈴谷「…………なんか無駄にカッコよくて並の男ならそれで落ちそうだよね」

扶桑「そうね……そんなこと露も望んでないでしょうけれど」


< 妙に納得するお方 >







龍田「ねぇ、勝手に負けた女扱いしないでくれない? 」

あきつ丸「ハンッ……」

龍田「勝ててはいないけど戦い続けている限り負けてもいないの」

あきつ丸「まだ戦い続けているとでも? 」

龍田「そ、休戦中ね」

あきつ丸「講和など結べない立場のくせに」

龍田「戦っている相手は自分の欲と誘惑だもの。……あなたもそうじゃないの? 」

あきつ丸「自分は土俵にすら立っていないであります」

山城「女は土俵に立てないものね」

龍田「そういうことじゃないけ…………ま、常に男のターンだと思えば、そういう言い方もできるわねぇ」


< そう、実は屋上にいたのです >







龍田「全然関係無いけどあなた自分のこと美人だと思ってるでしょう? 」

あきつ丸「…………ま、並以上はあるでありますよ。それすら認識できない程馬鹿ではない」

龍田「その割に磨かないのね」

あきつ丸「素材がいいもので」

龍田「そうね」

あきつ丸「あぁ」

龍田「…………」

あきつ丸「…………」

龍田「…………フ-」

あきつ丸「…………話に詰まって煙草に逃げるのはやめるでありますよ」


< やって来た人とか戻ってきた人とか >







山城「ヤニ臭い……何の話してるのよ」

あきつ丸「自分を美人だと認識しているかどうか」

龍田「あなたも思ってるのよね? 」

山城「姉さまの妹が不美人なわけが、というのは置いておいても見れる容姿ではあるわね」

龍田「あなたもよね? 」

鹿島「……最後に私を指名した理由は? 」

龍田「そんなの、ねぇ? 偶然いたからよ? 」

あきつ丸「ぶりっ子、というやつは女に嫌われる要素が多いでありますからなぁ」

鹿島「ぶりっ子なんかしゃありませんっ! これは素です! 」

山城「余計嫌われるやつね」

龍田「正直友達の量と知り合いの量とか、知人の男の割合に違和感あるでしょう? 」

鹿島「…………」

鈴谷「やっほー、テーブルとお酒持って来たけど何の話して……分かった分かった、
鈴谷助かったんだね? そうだよね? 」


< 温情……? >








Littorio「振られた回数は? 」

提督「」

Littorio「? 」

提督「……ちょっとストレート過ぎない? そんな空気読めない子だっけ? 」

Littorio「ええ」

提督「…………付き合う前の告白? 付き合ってから別れるとき? 」

Littorio「合計で」

提督「合計ね……三回」

Littorio「なるほどなるほど……ふふ」

提督「はぁん? 」

Littorio「だそうですけれど? 」

加賀「どう考えても付き合ってからよね」

愛宕「異議なーし」

高雄「同じく」

提督「なんなのお前ら忍者なの? 」

加賀「違うけれど」

提督「知ってる。…………何で? 」

加賀「あなた好かれるか嫌われるかの世界でしか生きてないでしょう」

提督「…………」

Littorio「異議無し、と。…………振った回数を訊かないだけ温情なのですよ? 」


ありがとうございました


< 五月十八日 >








金剛「今年は何貰ったデース? 」

時雨「そっちが言うなら言うよ」

金剛「バスソルトと紅茶リキュール」

時雨「スカーフと何故かネクタイピン、はやぶさ使用と焼酎」

金剛「……お酒を送らないと死ぬ病気でも? 」

時雨「あるんじゃない? 僕は嬉しいけどさ」

金剛「もちろん嬉しいですケド……うーん? 」

時雨「それより僕はピンの為にネクタイを買わなきゃいけないのが悩みだよ」

金剛「一緒に選んでも? 」

時雨「むしろ頼むよ、僕そういうセンスはあまり無いから」

金剛「オーキードーキー! じゃ、早速パソコンの使用許可取ってくるデース! 」






龍田「時雨くらいよね、私たちとまともに話せてかつ金剛に優しいのって」

山城「そうね。そのうち比叡がまた機嫌悪くなるんじゃない? 」

霧島「そんなこと言うならもう少し手加減してあげてくださいよ……まったく」


< 確率なんて可か不可しか無いから…… >








海風「どうして誕生日って月一で来たりしないんでしょうね」

Littorio「さぁ……Littorioはそれでいいと思いますけど」

海風「まかり間違って歳を取れるかもしれないのに」

Littorio「あぁ……でもその分あの人も年齢を重ねてしまうということだから」

海風「うーん……」

Littorio「…………」

海風「…………」

Littorio「…………女の手練手管で済し崩すというのも中々面白いと思いますけれど」

海風「駄目なんですよそれじゃあ、というか」

Littorio「? 」

海風「そのベクトルで経験の無い海風が高雄さんとか愛宕さんとか雲龍さんに勝てる可能性は? 」

Littorio「万に一……垓に一つくらいは」

海風「そんなにありませんよ、絶対」

江風「ガイってなンだ? っていうか姉貴はそれ勝てそうなら試すのか? ……嫌だよ、江風は」


< 昨日は共産主義を嘲罵して今日は資本主義を罵倒して……それなら明日は? >








漣「ロリータと大人の関係は共産主義と資本主義の関係に似ているのですよ、江風くん」

江風「はーン? 」

漣「お互いがお互いの良さ悪さを露骨に見せつつも所詮評価者という両方を見ることのできる者に決定権があるの」

江風「そうなの? 」

漣「そんなわけないじゃん。ご主人様はクズだけど何とか主義と比べる程腐っちゃいないもん」

江風「あぁン? 」

漣「ようはね、新しい魅力を魅せつけないと駄目ってこと。恋愛も世界も」

江風「なる、ほど? 」

漣「うんうん、これにて閉幕! 終わり! 」

瑞穂「……叢雲さんが不在だと妙に薄っぺらいまま適当な話が続きますが……彼女がある種システムなのですね、ここの世界の」


< それだけは、そこだけは >







提督「どうしてか……いつの間にか今回の作戦も終わってたな」

高雄「また呼ばれませんでしたね」

愛宕「横須賀の君はあなたより優秀な狗でも見つけたの? 」

提督「や、そんなこと無い気がするんだが……そうだとヤバい? 」

愛宕「ヤバいんじゃない? 」

高雄「選択肢としては逃げるか死ぬかですね」

提督「oh……ヤバいぞヤバいヤバ過ぎる」

高雄「ええ」

愛宕「いつでもどーぞ」

提督「いっそこの国でも取るか? 」

愛宕「要らなーい」

高雄「そんなこと始めようとしたら次に気付いたときは海の上ですよ」

提督「はいはい。……………………酒飲んでにこやかに笑ってたのに話題変わった途端真顔だもんなぁ、参るね本当」


< 一体何があった >







雲龍「千歳と千代田の二股をかけたとして」

提督「何でそんなことしなきゃならないんだよ馬鹿なの? 」

雲龍「とりあえずどっちもちーちゃんって呼べばいいんだから寝言で暴露たりはしないわね」

提督「もう意味分かんねぇんだけど……」

雲龍「天城に付き合ってドラマ見てたらそんなシーンがあったから」

提督「そんなこと言ったらお前もうーちゃんになるが」

雲龍「大人の兎になりましょうか? ……なるぴょん? 」

提督「バニーは兎も角大分キツいぞそれ、やめろ」

雲龍「あら残念ね。……卯月は? 」

提督「あれが守備範囲になってたら卯月が真顔になるレベルだろうが」







漣「まぁ、うーちゃんさんもご主人様のこと苦手そうだしね、仕方無いね」

江風「うーちゃんさん? 」

漣「……」

叢雲「……色々あるのよ、人には事情ってものが、ね」


ありがとうございました


< 恐怖! 忍び寄る陰と殺意? >








雲龍「甥って生の男って書くのね」

提督「姪なんて女に至るだぞ」

雲龍「至った? 」

提督「深淵にはとてもとても」

雲龍「一緒に墜ち続けているのに? 」

提督「そろそろ底に落ち着きたい? 」

雲龍「だって止まってしまえばあなたも止まるでしょう? 」

提督「止まってほしい? 」

雲龍「一緒に死んでくれる? 」

提督「殺してくれる? 」

雲龍「いいわよ。…………これは当然冗談だけれど、一瞬高雄の気配しなかった? 」

提督「え、いや、うーん……いやぁ、偶然じゃねぇの? ここ猫の部屋だぜ? この建物の割と端だぜ? 」


< あると言いたいのだが >







天城「今年も暑くなってきましたね」

Littorio「何故この国にはバカンスが無いのです……」

叢雲「あったって私たちにまでくれるわけないでしょうが」

明石「それは言わないお約束、というやつですよ」

天城「姉様は暑い暑いと言う割にはいつも通りなのですよね」

叢雲「あれは普段が普段だから違いが分からないだけでしょう」

明石「露出度平均は桁が変わりますけどね」

Littorio「Littorioもあれくらいできますけれど……しかし」

天城「そういう問題でもないのですよね」

明石「まぁ……はい」

叢雲「そうなったら本気で外からも痴女集団扱いされるわね」

Littorio「ええ、本当にそれだけは避け…………叢雲さんは既に思っているのですね」

叢雲「文句あるなら聞くわよ? うん? まさかあるっていうの? 」


< 感覚麻痺という世界 >







海風「何回か話を聞いている限り」

瑞穂「はい? 」

海風「瑞穂さんって提督が高雄さんか愛宕さんのどちらか一人を本命に選んでいたら素直に抱かれていたんですよね? 」

瑞穂「」

江風「あ、姉貴? 」

海風「違いますか? 」

瑞穂「……ノーコメント、という回答で構いませんね? 」

海風「十分ですよ」

江風「まーじあのクズは……女誑かせ過ぎだろ」






愛宕「私と高雄がいなくて一途だとしても

高雄「龍田さん」

加賀「龍田ね」

雲龍「私、と言いたいところだけれど、そうね」

Littorio「……本当に紙一重だったのね、何もかも」


< たまたま偶然似たような話を >







山城「くだらない仮定だけれど」

龍田「うん? 」

山城「高雄と愛宕が存在しなくてあの男が一途な人物だったら」

龍田「Bismarck」

山城「本当にそう思う? 」

龍田「あなたは私って言わせたいんでしょうけど……男が性欲抜きであそこまで繋がり続ける女なんて普通いないわよ」

山城「…………」

龍田「まぁ、当然? 私という可能性も少しは上がるかもしれないけれど? 無理でしょう」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………確かにあの金髪ポテト、無駄に慕われるし猫被れば完璧なのよね」

龍田「ええ。……男ってそういう女、好きでしょう? 自分の前でだけ崩れてくれるところも含めて」

山城「……………………あの男がいなければ本当によかっ

龍田「その場合。……私とあなたはこんな関係でこんなこと喋ってはいなかったと思うけど? 」

山城「これは幸せ? 」

龍田「私は楽しいもの。違うの? 」

山城「違わない。違わない、けれど……違わないことに苛立ちを覚える幸せに腹が立つというか……ーーーー


< こひぶみ >







愛宕「手紙? 」

提督「母上はメールよりも御手紙の方がお好きでしてね」

愛宕「恋文の日だから? 」

提督「別に。ラヴレターが悪いとは言わないけど俺は愛なら直接伝えたい」

愛宕「ふーん? 」

提督「まぁ、でも。欲しいなら書こうか? 」

愛宕「くれるなら喜んで」

提督「そうかい。……お前もくれるんだろう? 」

愛宕「欲しいの? 」

提督「ラヴレター手渡しとか最高じゃない? 」

愛宕「その場で伝えられるのに? 」

提督「分かってて訊くの? 」

愛宕「それも分かってて訊くの? 」

提督「ばーか」

愛宕「ばーか」

提督「莫迦。…………出てけよ、見られながら書くのはさすがに恥ずかしいから」

愛宕「はいはーい。もう最高に恥ずかしくて最高にラヴな御手紙、期待していますよ? 」


< 貧乏揺すりだとかをしないだけ、まだ >







高雄「それであなたも書いてるの? 」

愛宕「ええ」

高雄「そんな交換日記みたいね」

愛宕「これはこれで面白いと思わない? 」

高雄「……」

愛宕「嫉妬? 」

高雄「何を馬鹿な……とは言えないわね」

愛宕「言っていたら、馬鹿めと言って差し上げていたわ」

高雄「そ。……………………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………目付き酷いけど、高雄も書いたら? 」


< ずっと一緒だよ、と言う代わりに一つのキスを >







提督「ん」

愛宕「はい」

提督「……今更だけど中学生の恋か何か? 」

愛宕「いいじゃない。大人にだってこんなことする権利くらいあるわ」

提督「まぁな。……さて」

愛宕「うん? 」

提督「手紙を交換した後は愛でも交換しましょうか? 」

愛宕「もう? 」

提督「あすなろ抱きで読んでやろうか? 」

愛宕「してくれるの? 」

提督「…………」

愛宕「うん? 」

提督「…………いや、そんな期待の目で見られてもね……女の子って時々羞恥心おかしくならない? 」


< 想いの丈は便箋一枚でなんて足りない >







高雄「はぁ…………これではまるで片想いをしているような」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………ま、ある意味ではこんな状況になっても嫌いになれないことを思い出せるのだけれど」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「同じ理由で絶望もできてしまうのよね……………………本当に、救われない」


ありがとうございました


< 惹かぬ、媚びぬ、帰りぬ……帰らぬ? >







雲龍「ん……我儘ね」

提督「猫ってこんな……実家の猫も大概懐いてる方なんだけどなぁ」

雲龍「滅多に帰らないのに覚えられてたんだから十分でしょう? ……ん、駄目、噛んだら」

提督「まぁ、そうだが」

雲龍「この子だっていつか気まぐれな女になるわ」

提督「それでもお前にだけは懐き続けそうだけどな」

雲龍「それもまた気まぐれ、ってやつなのよ。好悪でしか世界を見ない子たち」

提督「そんな生活したいね」

雲龍「? 」

提督「うん? 」

雲龍「十分してるでしょう? 」

提督「…………してると思うか? 」

雲龍「好悪の感情を足し引きしてみなさい」

提督「そりゃあ圧倒的プラスだけど……そういうことじゃなくて、なぁ? 」

雲龍「んー……興味、無いみたいねこの子」

提督「だろうよ。…………それより本当にこいつお前のこと大好きだなおい。寝床解体して一緒に寝れば? 」


< 冷たさを通り越して笑顔で >







雲龍「透明人間ってつまり透明じゃない」

天城「はぁ? 」

雲龍「それでこう、表現的にはパンツだけだったり眼鏡だけが浮いたりするわけだけれど」

天城「……」

雲龍「あれにゴムを被せても同じこ

天城「__さーん、この姉壊れましたー! 」

提督「あぁん? いつも通りだろうが! 、っつーかランニング、してるんだから、窓から話しかけるんじゃねぇよ! 」

愛宕「粗大ゴミは来週よー! 」

高雄「捨てるなら火曜までには言ってくださーい! 」

天城「はーい! 」

雲龍「同じことが……分かりましたから、やめますから、ね? 」


< 愉快な鎮守府ファミリーズ >







龍田「っちゅっ」

山城「悪口ね」

龍田「ん……今のは愛宕たち、たぶん」

鈴谷「そんなこと分かるの? 」

あきつ丸「これの悪い噂をする蛮勇を持つなど彼女ら以外おるまい」

鈴谷「なーる」

山城「まぁ、下世話な話ならそこら中でされているでしょうけれど」

龍田「かもね~ 、私可愛いから」

あきつ丸「ハンッ」

若葉「……この空気に慣れてしまったのはなんとも言えないな」

鹿島「今更……いえ、これでいいのだとはまだ言いたくありませんけどね、私は」


< だるい、というより気怠い >







提督「だるいなぁ、本当だるい」

Littorio「女といてつまらないなんて失礼な」

提督「つまらないなんて……ん」

Littorio「ん……つまりLittorioはキスとチョコレートで誤魔化せるつまらない女だと思われているのですね」

提督「まさか。いつでも会話の間で触れたいだけだよ」

Littorio「また冗だ、んんっ……ぅっん……

提督「ん……ワイン味のキスで誤魔化されるのはどう? 」

Littorio「垂れたじゃないですか…………ん、ワインの方が、好み」

提督「そ、じゃあこれからはそうするかな」

Littorio「やっぱりセックスで誤魔化す程つまらなんんっ~~~~……っ! 」


< 今のあなただけで満足できるのならどれだけ >







提督「や、まぁつまらない女の子のこと好きにはならないし」

Littorio「身体だけとか」

提督「それなら幾らでも手に入るんだよ、俺の社会的地位なら」

Littorio「クズも極まれり、ね」

提督「知ってるだろうが。……ピロートークでアルバムとか見てて面白い? 」

Littorio「ええ、Littorioが出会う前のあなたを知れますから」

提督「ふーん? ……まぁ、でもさ、俺もつまらなくはないよ、それこそ」

Littorio「? 」

提督「アルバム見てると卒業式のこととか思い出すんだ。
後ろの方に寄せ書き書けるスペースがあったりしてね」

Littorio「それは……あなたのやつ、見れそうもありませんね」

提督「見られて困ることなんて書かれてないよ」

Littorio「そうではなくて。Littorioの絶対に知らない、
手に入れることのできないあなたを目に入れてしまうから」

提督「Littorioこそ。知らない過去は癒せない」

Littorio「いいえ? 知らずとも既に」

提督「そう? 」

Littorio「まだまだ足りませんけれどね。……今の状態、撮りましょうか」

提督「いいけど……アルバムには無理だぜ? 絶対に」


< パタンと閉じて、心を開けて >







Littorio「Littorioのスマホはあなたばかりですよ」

提督「他にも増えるといいな、アルバムくらいに」

Littorio「思ったよりアルバムに想い出なんて無いのかと思っていました」

提督「いや? 本当色んな人がいたなって時々見るタイプだし、だから軍人になっても自分でつくってるんだ」

Littorio「なるほど」

提督「……沢山の写真があってさ、あぁ、こんなに真面目な女の子でもいつか恋をして大人になるんだ、なんて思ったりして」

Littorio「こんなやつが今では起業して成り上がっているなんて、とか? 」

提督「うん。……俺がつくったアルバムをさ、死ぬ前に誰かに託すのがちいさい頃からの夢だったの」

Littorio「素敵な夢ですね」

提督「ありがとう」

Littorio「本音ですよ? ……ま、惜しむらくは

提督「継いでもらうさ、誰かにはね」

Littorio「…………」

提督「必ず、な」

Littorio「…………でも、Littorioはこの国で死ぬなんて、きっと……あなたの死を看取るなんて、絶対……

提督「それは分からないさ。……………………誤魔化し、いるかい? 」


ありがとうございました


< あぁ、これはなんて…… >







あきつ丸「Graf ZeppelinとWarspiteとAquilaとCommandant Testeの仲が良いのは、良きことでありますね」

龍田「素晴らしいことね」

山城「まったくいい時代ね」

あきつ丸「本当に」

扶桑「」

鹿島「……ワルイユメ? 」


< 勿論本音も含まれていますよ? >







龍田「失礼しちゃうわぁ、仲が良くて悪いことなんてないじゃない」

山城「それがかつて啀み合った仲ならばなお」

あきつ丸「今でさえ国家間の軋轢があるというのに、であります」

鹿島「全く本音に聞こえないんですけど」

扶桑「ノーコメント」

鈴谷「……ぞっとする程感情込めないなんて可能なんだね、いっそ清々しいってやつ? 」


< 真 >








龍田「まぁ、実際そこまでの興味も無いものね」

山城「扶桑姉さまと私が幸せなら有象無象の毛唐なんて知ったことではないわ」

あきつ丸「壊せる仲があるというのは、いいものでありますなぁ」

若葉「……むしろこれ聞いて安心するというか……なんというか」


< 巨大苦虫を噛み締めて汁を啜っているような顔を >








鹿島「あれ、あの人たちの仲が良いとして」

扶桑「? 」

鹿島「Bismarckさんはどうなんですか? 」

龍田「……」

山城「……」

あきつ丸「……」

鹿島「……もしかして、訊いてはいけない仲だっ

鈴谷「誰の心にも勝手に住み着く人っているんだよねぇ~ 。
馬鹿にはしていても本心からは貶せない相手って」


< つくろうと思えばつくれるけれど >







愛宕「お昼何食べたい? 」

提督「麻婆ラーメンとライス」

愛宕「……パス」

高雄「同じく」

雲龍「同じく」

天城「同じく」

加賀「同じく」

Littorio「ラーメンに麻婆豆腐……? 」

叢雲「パ……何で全員が私ならつくれるだろうみたいな顔するのよ……つくれるけど」


< 分かりきった結末 >







提督「まぁ、人数分とかクッソだるいだろうしパスタがいいな。カルボナーラかペペロンチーノ」

愛宕「ペペロンチーノにするわ」

高雄「サラダは私が」

雲龍「スープ」

天城「天城は……何も残っていませんね」

Littorio「ワインでも用意しますか? 」

天城「そうしましょうか。アペリティフですね」

加賀「私が持ってくるわ。グラスでも用意しておいて」







江風「へへへー、パスタって穴無いンですねー? 」

明石「や、それパスタじゃなくてグラスですけど……」

叢雲「…………アペリティフ? 」


< 冗談のつもり >







提督「そーいやあれだな、考えてみると中華が得意なのって誰もいないな」

明石「並以上にはつくれるでしょう、あなたも」

提督「麻婆は好きなものだからな。あとは青椒肉絲とかエビチリとかメジャーなのだけだぞ」

明石「嫌味ですか? 」

提督「まさか」

明石「本当に? 」

提督「女の子に言う嫌味は無いよ。それ以上は悪口しかない」

明石「じゃあ、悪口だった? 」

提督「悪口に聞こえた? 」

明石「いーえ、全く」

提督「だろう? 」







瑞穂「明石さんって提督とああいう話をするためにお料理始めないんじゃないですか? 」

海風「知らないですけど……それに何の問題が? 」


ありがとうございました


< まぁ、大体そんなもの >







金剛「そーいや母の日と敬老の日だけ妙に優しくするのやめろデース! 」

龍田「えー? 」

あきつ丸「はて、なんのことやら」

霧島「今更ですよ」

山城「大体今更? 母の日何日も前なんだけど痴呆なの? 」

金剛「ちげーデースっていうか霧島は可愛い姉のこと馬鹿にするのやめて、やめてください助けてください」

霧島「キャラ、キャラ」

龍田「崩壊までキャラなのよ? 」

山城「流行に乗れるなんてさすがお姉さんね、あなた」

あきつ丸「これは失礼お姉さん」

霧島「なるほど」

金剛「~~~~~~~~……! 」

鈴谷「そういう反応を満更でも無いような顔でするから…………いや、割とこれ本音だよ?
絡まれたとき嬉しそうにしてるからね? 」


< ぎょふ >







提督「あー……漣くん

漣「嫌です」

提督「まだ何も言ってねぇが」

漣「この時間でお酒飲んでないとかあれでしょ、
ラーメン行こうとかほざき始めるんでしょ」

提督「……ホテルのバーでも行く? 」

漣「見た目年齢誤魔化せるならいいですよ」

提督「…………行かない? 」

漣「しゃーねーですねぇ……」

提督「お? 」

漣「加賀さーん! ご主人様が呼んでますよー! 」

加賀「? 」

提督「いや、俺今日そんなに飲みたいわけじゃ……分かった分かった、行く行きますから、拗ねるなよ」


< ラドラーとかシャンディガフ好きなら……うーん >







叢雲「不味い」

Littorio「ドブか何かでも掬ってきたんですか? 」

天城「余計酷いです」

明石「んぁ……吐きそう」

海風「……擁護できないよ」

江風「えー……? ビールに砂糖よくない? 割とハマりそうなンだけど……えぇ? 」


< 砂一粒程も思わない >







提督「で、何でラーメンが中華に変わっているのだね」

加賀「さぁ……ラーメンもメニューにありますよ、ここに」

提督「そんな食えない。食ったら

加賀「ヤれない? 」

提督「…………食うか。コースでいい? 」

加賀「お好きにどうぞ」

提督「ん」






愛宕「もうこれは帰ってこないわねぇ……今頃ホテル? 」

高雄「案外と車内とか。加賀さんもあれで

雲龍「欲しがりだから」

Littorio「兎に角、妬けますね……こうもロマンティックな星空の夜だと」


ありがとうございました


< なんとはなしに所帯染みた >







提督「ん、欲しいものはあと十分くらい以内にLINEなりメールなりしてくれ」

加賀「…………」

提督「うん? あぁ、そんな遠くない。お前も行ったことあるスーパーだよ。ん、はいはーい、じゃあまた後で」

加賀「……何? 」

提督「食材が足りないから買い足してこいだってさ」

加賀「そう。……あの基地の備蓄で足りなくなるって、何? 」

提督「一番考えられるのは消費量的に酒、だが」

加賀「逆にあれは絶対に切らさないでしょう。
どうしても飲みたい銘柄があるとすればスーパー程度にあるとも思えないし」

提督「帰ったらまた料理イベントでも開かれてるのかな……ん、メール」

加賀「食材的に何イベント? 」

提督「これは、あー……あん? 」

加賀「? …………は? 」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………あいつらエスパーか何かなの? 」

加賀「だとして嫌がらせなんてするような…………また、中華」


< rrrrrrrrrrrrrrrrr……! >







提督「んあー? 」

加賀「メニューに変更? 」

提督「知らねぇ番号なんだけど……はい、__」

龍田『はぁい、あなたの龍田でぇす』

提督「は? おかけになった電話番号は現在

龍田『名乗ってるじゃない。そうじゃなくて』

提督「ん」

龍田『私昨日誕生日だったんだけど? 』

提督「知ってる。プレゼントも手紙も送ったぞ」

龍田『知ってる、ありがとう。でも、なーんか想いが足りない気がして』

提督「その程度で電話なんてかけ……待てどうやってかけた。
通信室とかなら兎も角俺の携帯に」

龍田『いくらでも方法なんてあるじゃない? 』

提督「そりゃそうだが」

龍田「私の声聞けて嬉しいでしょう? 』

提督「目の前にいたら抱き締めてたね」

龍田『あらあら……誰かといないの? 』

提督「加賀。代わろうか? 」

龍田『加賀さん……? ……いいわ、遠慮しておく。また今度会ったら世界に連れ出してね? 』

提督「無……いや、バーでも星空でも喜んで」

龍田『無理なわけ、ね? 聞かなかったことにしておく。……ばーい』

提督「ん……また、な」


< そんな集団 >







鈴谷「でも、よく携帯なんてかけられたね」

龍田「十分くらいなら携帯貸してくれる人なんていくらでもいるのよ、ここには」

鈴谷「はぁ」

山城「適当な士官に適当な情報を売ってしまえばいいだけだものね」

龍田「そゆことー」

鈴谷「うわぁ……」

あきつ丸「一応の特務を前によくも…………まぁ、今更といえば今更でありますが」


< 何よりも大切なこと >







加賀「あなた、今更龍田を抱けるの? 」

提督「あんな佳い女そうはいねぇよ」

加賀「私より? 」

提督「今はお前が一番だよ。誰よりも」

加賀「ナンセンスな質問だったわね。あなたはそういう人」

提督「あぁ。……そろそろ帰ろうか? 」

加賀「買い物後に連れ出してくれるの? 」

提督「どこまでも」

加賀「酷い、酷くて、でも魅力的な嘘。……要港部に帰ったら、一番じゃなくなるのに」


ありがとうございます
でければまだまだ出したいのですが……

ありがとうございました


< 思い出した! >







漣「行者大蒜だ! そうだそうだ思い出した、これでなんとかーーーー






江風「えぇ……」

海風「いきなり廊下の真ん中で叫ぶのもそうだけど内容が意味不明過ぎない? 」

叢雲「……クロスワードでもしてたのかしら」


< 母親にしてくれるの? とか >







雲龍「この人があなたのパパよ? 」

提督「仔猫を子供と認めるか馬鹿」

雲龍「認知……してくれないの? 」

提督「そういうことじゃねぇよ、意味が分からないんだが」

雲龍「あなたは要らない子なんですって、可哀想に」

提督「あのさ……なら母親はお前か? 」

雲龍「? その辺で土に還っていた子でしょう? 」

提督「は? 」

雲龍「うん? 」

提督「冗談だろう? って言おうと思ったけど何か藪蛇になりそうだからやめておく」

雲龍「…………チッ」


< 呆れにも似た感情と嫉妬と >







山城「あぁ、そうだ、そういえばあなた何貰ったのよ。わざわざ電話のために貸し一つ使うなんて」

龍田「んー? 別にいつも通りよ? 単にお話したかっただけ」

山城「なら何故? 」

龍田「ちょっと心が弱ってたのよ。それだけ」

山城「……そ」







扶桑「あれで相談されないこと気にして落ち込むあたり……まったく可愛いものね、私の妹は」


< 絶望したあなたの顔に心を刺されそうでもあり >







愛宕「時々あの人の絶望しきった顔なんてみたくならない? 」

高雄「はぁ? ……どんなときに? 」

愛宕「私が一人で編み物をしているのにあの人が外で他の女と遊んでいるときとか」

高雄「あぁ、それなら、ええ、分かるわね」

愛宕「他の男つくってみるとか、影であの人の悪口言うとか」

高雄「……」

愛宕「そういうことで傷付けてあげたくなっちゃうのよ、嫉妬と諦念と苛立ちで」

高雄「……できる? 」

愛宕「んーん、結局それってもっと惨めになるだけだもの」

高雄「そうね。…………本当に、酷い男ですこと」


ありがとうございました


< そんな日 >







提督「おはよう」

漣「おっはよーです」

提督「……お前は早起きしても料理なんてつくらないんだな」

漣「そもそもその日のメインが率先してやることじゃないでしょ」

提督「メインとか自分で言うか? 」

漣「問題でも? 」

提督「ま、いいけど。……お誕生日? 」

漣「おっめでとーいぇーい! 」

提督「いぇーい! 」

漣「はーい! 」

提督「ターッチ! 」

漣「…………」

提督「…………」

漣「…………ご主人様は何か違いますね」

提督「おいてめぇ」


< 一人寝の夜に濡らすもの >







明石「枕? 」

Littorio「枕では? 」

加賀「枕ね、大体」

高雄「……はぁ」

愛宕「高雄? 」

天城「それは一人では……枕? 」

雲龍「ショーツとパジャマとシーツと……うん? 」

瑞穂「雲龍さん……」

提督「……何なの嫌がらせなの? 」

漣「いやいや全然全くそんなことないですよー、あはっ」


< いつまでもいつまでも >







提督「ふぅ……疲れた疲れた」

漣「そりゃまぁ漣の誕生日くらい疲れてもらわないと」

提督「くらいってなんだ、くらいって」

漣「まぁまぁ。……ねぇ、ご主人様」

提督「うん? 」

漣「漣たち、初めて会ってからどれくらい経ったと思います? 」

提督「そりゃあ……お前も正確に覚えてるだろう? 」

漣「まぁ……“ も ”? 」

提督「俺は覚えてるよ、たぶん呆けても」

漣「ご主人様の場合呆ける可能性より刺される可能性の方が高いですしそこは安心してますよ」

提督「あっそ。…………去年も訊いてみた気がするけど

漣「ケッコーですよ? 別に漣は恋したくてご主人様とつるんでるわけでもありませんし」

提督「知ってる。…………こんないい男振って後悔するなよ? 」

漣「本気で告ってないし本気で振ってもいないのにそれ通用するんです? 」

提督「さぁね。…………寝るか」

漣「きゃー! 少女誘拐して手籠めにする宣言だー! 」

提督「夜に騒ぐな馬鹿。…………………………………………ずっとそのノリで、いてくれよな、本当」


ありがとうございました


< うるさい唇 >







提督「はぁ、ねむ」

高雄「夜更かしするからですよ。体調管理も仕事なんですから」

提督「はいはい。……高雄」

高雄「はい? 」

提督「唇、乾燥してるね」

高雄「は? 先程リップを塗っんっんっ、ぁ……~~~~…………っ! 」


< カッコよくない? 本当マジで >







提督「加賀にはなんとはなしに言いにくいけどさ」

天城「ええ」

提督「瑞鶴ってカッコいいよな。立ち振る舞いとか性格とか」

天城「そうですか? 」

提督「イケメンじゃない? 」

雲龍「私は加賀さんの方が抱かれたいけれど」

提督「そういう意味じゃなくてな……うーん、分からない? 」

雲龍「分からないわね。何で加賀さんには生えてないのかしら」

天城「姉様……生えてるとか生えてない以前に加賀さんとなら喜んで同衾しそうなのはどうなんです」


< 通すか通さないかとかかな >







海風「そもそも加賀さんとヤってしまったら浮気なのでは? 」

雲龍「ぁ……」

江風「そもそもって何だ、とか。浮気って何だ、とか。
色々言いたいことはあるけど姉貴もサラッと会話に加わらないでくれない? 」


< いや、どう思ってるかを訊いたのであってね >








Littorio「先日は、Romaの誕生日でしたね」

提督「そうだったな」

Littorio「何か贈りましたか? 」

提督「まぁ……焼酎とあれこれ」

Littorio「焼酎? 」

提督「ワイン人にワイン贈るのもなんか違うだろう? 」

Littorio「ワイン人? 」

提督「パスタリアンは駄目なんだろ? 」

Littorio「そういう問題じゃ……Romaのこと、好きですか? 」

提督「友人としてこの上無く」

Littorio「そう……あの子はあの子で幸せですね」

提督「Littorioは? 」

Littorio「ちょっとした不幸も幸福として楽しめるようになりましたね」

提督「…………」


< 乖離する自己認識と自己と誰か >







龍田「前にも言ったし知ってると思うけど」

あきつ丸「? 」

龍田「私って、横須賀鎮守府所属人型艦船軽巡洋艦クラス天龍型二番艦龍田改なわけ」

あきつ丸「そうでありますね」

龍田「いい? 所属、なのよ、所属」

あきつ丸「……一応は人格があるということか」

龍田「そこが卑怯なところよね。その割に私の名前は天龍“ 型 ”の二番“ 艦 ”だけど」

あきつ丸「……ダブスタだと? 」

龍田「だってそうでしょう? あの人程柔軟でも寛容でもないにせよ、
頭使えて人語解して殆ど同じ生態の存在を兵器扱いしてるのよ? 」

あきつ丸「不満でも? 」

龍田「実は大して。私だって人間のこと好きではないもの」

あきつ丸「そう、か」






鈴谷「……兵器扱いには怒るんだね。化け物扱いには薄ら笑いと皮肉なのに」


< 誰のもの? >







提督「えー、皆さん朗報です」

高雄「ハンカチでも用意した方が? 」

提督「何で? 」

高雄「あなたがそんなにやけ顏で朗報、なんて」

愛宕「ハンカチ一枚で足りる? 」

Littorio「いっそ胸でも借りましょうか? 」

明石「いいですね、皆さんで一緒に借りましょうか? 」

Littorio「Littorioと明石は普段も借りているようなものですしね」

高雄「はぁ」

愛宕「うーん……? 」

提督「…………」

明石「ははは……」


< 殺す程でもないはず、はず >







提督「ま、まぁ、いいや。で、お知らせだけど」

明石「どうせ例のテストでしょう? 江風さんとが苦しめられてた」

提督「やっぱ分かる? 」

明石「そりゃあこの面子だけですしね、やってないの」

提督「ようやっと完成致しました。全員にとって手に届く範囲の問題がありなおかつ難易度を高めに」

叢雲「こんなのつくるなら一人一人つくった方が簡単だったわね」

提督「そりゃあ俺たち二人の渾身だしな」







愛宕「できると思う? 」

高雄「できるできないではないわ、やります」

Littorio「報酬は確かに高めですけれどね……さてさて」

明石「もう当たって砕けろってやつですね。あの二人の本気とか確実な殺しにきてますし」


< 今夜でも明日でもその次だっていつだって >







明石「まったく……吉備団子一個で働かされるみたいなものですよこれ」

提督「うん? 」

明石「犬猿雉もびっくりの低賃金労働。手当てなんて付かない道楽でしょう? 」

提督「あぁ……意味深? 」

明石「はい? 」

提督「吉備団子なんてのは越後屋みたいなやつがもってくるお饅頭とかみたいなものだろう」

明石「それならもう私たちだけですね。技能手当とかボーナスとか出ないんですか? 」

提督「出そうか? 」

明石「出せるんですか? 」

提督「今手元になら八万くらいあるな、小銭はさすがに要らないだろ? 」

明石「ポケット……あぁ、じゃあそれは要らないですけど」

提督「うん」

明石「__さんのお時間なら、欲しいです」


< 雰囲気がクールという意味ですよ? >







Littorio「雲龍>天城>Littorio>高雄≧愛宕≧加賀>瑞穂>明石>海風≧江風>叢雲>漣? 」

加賀「そんな感じね。高雄姉妹と私と瑞穂はあまり変わらないと思うけれど」

Littorio「雲龍が圧倒的に高いのはいいとして……加賀はそんなものでしたっけ? 」

加賀「は? 」

Littorio「印象的にはもっと高かったような」

加賀「……貶されてる? 」

Littorio「滅相も」


< あなたが私だけを見てくれなくても >







雲龍「いいのよ、それで」

提督「うーん……」

雲龍「……私、あなたの女なのよ? 」

提督「いやらしい響き」

雲龍「そういう関係でしょう? 」

提督「ん…………なぁ」

雲龍「何? 」

提督「お前も自分から俺に連れて逃げてほしい、なんて言わないよな」

雲龍「当たり前じゃない」

提督「うん? 」

雲龍「苦しめば苦しむ程、困れば困る程、惑えば惑う程、愛してるってことなんだから」

提督「…………」

雲龍「勿論、あなたが連れて飛び出してくれるならあの世でも喜んで行くけれど? 」


ありがとうございました


< 愛と信頼とそれから驚くべき >







提督「えー、制限時間は四時間です。二時間後に途中休憩は用意していますが質問があったら俺か叢雲にどうぞ。……開始」

高雄「…………」

愛宕「…………」

明石「…………」

Littorio「…………」

叢雲「……読書なんてするには分不相応なくらこの椅子、物凄く快適ね」







江風「四時間ってちょっ……」

天城「……問題文なんて見たくもありませんね」

瑞穂「……これで報酬が瑞穂たちと同じというのは」

加賀「あなた、同じだと思うの? 」

瑞穂「提督に何でもお願いできる権利、でしょう? 」

加賀「あの人はね、高雄か愛宕が勝つとしか思ってないのよ」

瑞穂「はぁ」

加賀「それかあの二人に勝つのよ? それは物凄いことだとあの人も思うと思わない? 」


< なんなら、ね? 私は >







龍田「召使いだって婢女だって玩具だっていいの。心から慕える殿方の為なら」

山城「それが本当に心から、なら同意してあげる」

扶桑「今の時流とかどうでもいいものね、私もそう思うわ」

鈴谷「えー? 鈴谷は嫌だけどね。そう思える恋なんてしたこと無いから分かんないけど」

赤城「え? 」

鈴谷「うん? 」

赤城「だって、飯使い、でしょう? 」

鈴谷「うん。……うん? 」


< いっそネタにしていく >







赤城「と、いうのは冗談だとして」

鈴谷「本当なの? 本当に冗談? 」

赤城「もう食事に関することは諦めました。他人より少し違うだけなのですけれどね」

若葉「少し……? 」

赤城「少なくとも私は知性においてそれ程皆さんに劣っているとは思いません」

鈴谷「そりゃあまぁ……赤城さん程才能と努力積んでる人なんていないと思うけど」

赤城「いえ、それはそれで言い過ぎなのですが」

鈴谷「はぁ? 」

赤城「はい? 」

鈴谷「や、別にいいけど」

赤城「はぁ」

鈴谷「…………まったくもう、何なの本当」

若葉「…………………………………………これで嫌われないところがこの人の凄いところ、ってやつだな」


< 仕事だと思うと眠い、そうだと思わなくても眠い >







高雄「…………」

愛宕「…………」

明石「…………」

Littorio「…………」

提督「…………Zzz」

叢雲「…………四人死んでるのは兎も角、あんたここで寝るなんて刺されても知らないわよ? 」


< 屋上同盟ですから >







時雨「あの人、卑怯だよね」

春雨「Bismarckさん? 」

時雨「うん。……普段は滅多に喫煙なんてしないのにさ、本国から士官が来た時だけ、あんな」

WS「高価な葉巻をあぁも美味しそうに、さも普段から嗜んでいるように」

時雨「そ、あれはもう嫉妬も湧かないね」

若葉「伯爵も中々のものだと思うが」

GZ「そんなものではないよ、私は。Bismarck程怠惰ではないがあれのように優美でもない」

若葉「そうか? 」

GZ「ま、若葉にそう見られていて悪い気はしないが」






Aquila「あの子と伯爵、いつの間にあんな仲になってるんでしょう……」


< 皮肉の意味を説明するという自らへの皮肉を嗤うという皮肉に対する憐れみを嘲笑う皮肉を…… >







WS「気が合うんでしょうね、私たちとは違って」

Aquila「Aquilaたちって、合わない? 」

WS「合わないでしょう。仲が悪いわけでもないしむしろいい方だと思うけれど」

Aquila「ふーん? 」

WS「例えば親や兄弟姉妹なんてそうじゃなくて?
長い年月で培われた絆でもきっと初対面で今会った、
と考えると性格が合うとは言えないものよ」

Aquila「あぁ……譬え話、上手いですね~」

WS「ほら、合わないじゃない」

Aquila「うん? 」

WS「私、今皮肉を言ったのよ。私たちに親なんていないじゃない、っていう」


< 深夜どころか朝まで続いても譲らない >







提督「んー……」

叢雲「ここはあれでしょ、論拠がこの国の流通経路程度なんだから減点しなさい」

提督「いやぁ……ほぼ正確に輸出の黒字と概算でも転換後の赤字幅出してるし」

叢雲「だからあんたは甘いのよ。
そこに点あげるならこっちの仮説検定の秀逸さに加点しなさい。
なんなら設問の満点なんて忘れなさい」

提督「それは駄目だ。過小評価はよくないが過大評価もよくない」

叢雲「あぁん? あんた頭おかしいんじゃないの?
これが過大なんて言うならこっちのファジィなやつに何で満点与えてんのよ! 」

提督「それは叢雲も同意しただろうが。不確定性が不確定であるが故の蓋然性の高さを後から説明できてる」

叢雲「はぁ? 」

提督「あぁん? 」






高雄「…………何故バーカウンタースペースでお酒を片手に採点なんてするのかしら」

愛宕「さぁ……そんなことどうでもいいから私はもう寝たいんだけど」

明石「疲れましたしねぇ……疲れた上に妬くなんて本当に嫌ですし」

Littorio「…………Zzz」


ありがとうございました


< テスト結果発表のお時間ですが >







提督「あー……知りたい? 」

明石「そりゃあもう」

Littorio「報酬もそうですが自分の能力を知れる機会ですし」

高雄「あなたに従います」

愛宕「総得点はどうでもいいけど最後の設問の得点は知りたいわぁ」

明石「…………愛宕さんが一位でいいんじゃないです? 」

Littorio「ですね」

高雄「…………私はあなたに従いますが? 」

愛宕「? 」

提督「…………叢雲」

叢雲「仕ッ方無いわね……一位は……一位は……

明石「? 」

Littorio「一位は? 」

叢雲「…………あんた」

提督「…………愛宕と明石、同率。以上」

高雄「え……」

明石「えっ」

愛宕「ふーん……で、最後の設問は? 」

高雄「」

Littorio「…………Littorioだけ何の意味も……いえ、落ち込みたいわけでもない、ですけれど? 」


< 仮令其れが仮初で束の間だとしても >







高雄「」

提督「さすがに落ち込み過ぎではないですか高雄さん」

高雄「…………違うの」

提督「うん? 」

高雄「点数で負けたことなんかよりも」

提督「あぁ」

高雄「無意識で愛宕や明石さんには負けない、と思っていた自分に気付いたの」

提督「なるほど? 自己嫌悪? 」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………忘れさせてあげようか? 全部、何もかも」


< あなたと世界ならば、そもそもあなたが私の世界だから >







愛宕「で、最後の設問の得点は? 」

叢雲「やけに食い下がるわね……そんなに知りたい? 」

愛宕「そりゃあね? だって四時間の内三十分はあれに費やしたし」

叢雲「…………二人とも一致で十五点にしたわよ。理由とかならあいつに訊いて」

愛宕「十点の問題なのに十五点なの? 」

叢雲「だから理由はあいつに訊きなさいってば」






天城「問題文を貰ってきましたよ」

雲龍「まぁ、問題を見るだけならいいわ」

加賀「どうせ時間がかかるだろうし私は最後の問題から見……

天城「? 」

雲龍「? 」

加賀「…………『作戦責任者と艦隊が双方別地点において危機に陥った場合の自らの対応を書け

雲龍「ふーん……あの人なら出しそうな問題」

加賀「『尚、状況については下記の表を参照のこと。回答は別紙に。字数は問わない』」

天城「はぁ。状況って言われ……あぁ」

雲龍「? ……あぁ」

瑞穂「表については全く分かりませんけれど……皆さんの顔でもう、何となく心が冷えそうな気分ですね」


< この愛を錯覚だと笑わないで >






雲龍「あれ、でも……状況は複雑ですけど、要はあの人と僚友を天秤にかけるだけですよね? 」

加賀「ええ。しかもこの状況ならば反転して指揮官を助けることも十分に可能よ。その逆も」

天城「順番を間違えるな、という極々簡単な方の問題では? 」

叢雲「まぁ、論拠が軽いなら減点してたけど……そういうことね」

雲龍「でもそれなら何故愛宕はあんなにも点を気にしていたの? 」

天城「ですよね」

叢雲「あの人だけなのよ。そもそもあんな状態になる前に副官の自分が策を出すって答えてたの。
情報自体は表に書いてあるでしょう? そこから類推してA4四枚にびっしりと」

天城「なるほど」

雲龍「それは確かに気になるわね」

加賀「採点者に喧嘩でも売っているのかしら」

叢雲「反乱教唆しかけた人はそんなこと言っちゃいけないでしょうが」






江風「そもそもテートクと江風たち天秤にかけるのは“ だけ ”なのか? 」

海風「なんなら問題は指揮官と艦隊、であって海風たちですらないしね」

漣「病んでるとか病んでないとかそういう問題ですらありませんねー……」


< ヒトと人の狭間、あるいは化け物と兵器との訣別 >






明石「いやー……まさかね、まさかですね」

Littorio「誇っていいでしょう。高雄に勝って愛宕と同率なのだから」

明石「そういうことじゃなくて……高雄さん大丈夫でしょうか」

Littorio「あの人がなんとかしてくれるわ。……何を頼むの? 」

明石「結果を知る前なら左でサーキットでも行こうと思ってましたけど」

Littorio「けど? 」

明石「あの人とLittorioさんと愛宕さんと高雄さんと五人で、一日遊びたいかなって」

Littorio「Littorioたちがいてもいいの? 」

明石「そりゃああの人は独占できませんけど……気付いたんですよ」

Littorio「うん? 」

明石「私、友人も独占したい女だったんです。
想い出積み重ねて縛って閉じ込めて、最後の問題なんてもう泣きそうでした」

Littorio「そう……」

明石「…………」

Littorio「…………」

明石「…………本当に、この想い出をいつか、懐かしむときがきてしまうんでしょうね」

Littorio「ええ。……それが、神様というお節介の、余計な贈り物だから」


< 真面目なピロートークなんて、心が冷えるだけだから >







高雄「……………………」

提督「誤魔化されない? 」

高雄「…………明日からどんな顔で愛宕や明石さんに会えばいいの? 」

提督「そのままでいいだろう。むしろそれ以外あるのか? 」

高雄「ありませんけど……でも、私は」

提督「…………俺は、お前のこと知ってるから」

高雄「そんな月並な慰め、要りません」

提督「…………採点者として間違ってるかもしれないけどさ」

高雄「ええ」

提督「先に艦隊を救援するって書いたの、お前だけだよ」

高雄「…………」

提督「他三人は……まぁ、例外はいたけど先に指揮官を助けて後方を安定させる、って回答だったから」

高雄「…………あれで悩んだのは本当ですけれど、ね。
でも、あれで仲間を、友を、選んだ自分に満足していたのです。
その心が深いところで自分への陶酔を生んでいるなんて気付きもせずに」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………シャワーでも浴びてさ、あいつらと酒でも飲もうぜ。
まだこの時間なら、きっといるから。それでたぶん満足できる」

高雄「…………」

提督「心って難しいけど……割と現金で簡単なものなんだからなんとかなるに決まってるんだーーーー


< 少しだけ静かな此方で >







江風「珍しくない? テートクがしけ込ンだ後また飲みに来るなンて」

海風「……なんで高雄さん泣いてるんだろう」

漣「さぁ? でもいいんじゃない? 周りなんて皆笑ってるし」

叢雲「……そんなことよりこれなんとかしなさいよ」

瑞穂「あぅえ? ほぇ? 」

叢雲「あなた一人で飲むと寂しがって悪酔いするんだから」

瑞穂「えへぇ……むーらくーもさぁん」

漣「誰これ? 」

叢雲「……明石とLittorioと一緒に飲めばよかったのよ。同部屋の明石があっちで盛り上がってるんだから誰も助けてくれないのよ? まったく」


ありがとうございました


< それなら、一思いに殺せたのに >







高雄「……私、普通の女じゃないですから。化け物はどこまでいっても、化け物のままです」

提督「あのさ……化け物かどうかは兎も角普通の女の子なわけないじゃん」

高雄「……」

提督「男っていうのは普通の女の子なんて好きにならない。
好きになった女の子は皆特別な存在なんだ」

高雄「…………一般論? 」

提督「一般論。愛した女が特別じゃない男なんて生きてる価値も愛する価値も無いね」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………あなたが、あなたが普通の男ならよかったのに」


< 神々しいまでの朝陽を受けて >







叢雲「ふぁ……眠い」

雲龍「私が珍しく起きてきてみれば……本当に珍しいものが見れたわね」

叢雲「私の欠伸なんて何の価値も無いわよ」

雲龍「価値とか意味とか忘れましょう? こんなにも清々しい朝に」

叢雲「…………」

雲龍「…………」

叢雲「…………」

雲龍「…………」

叢雲「…………」

雲龍「…………Zzz」

叢雲「おいこら馬鹿、私の感傷を返せ、寝るな馬鹿女! 」


< 別れた後窓辺で独り言ちたときのこと >







高雄「また…………朝」

愛宕「朝よぉ、朝。また昨日が終わって今日が始まるの」

高雄「愛宕? …………おはよう」

愛宕「おはよ、高雄。…………元気になった? 」

高雄「もとより体調は万全よ」

愛宕「体調はね。…………あんなに泣いてたから」

高雄「…………」

愛宕「あんなこと誰にでもある気持ちでしょう? 」

高雄「…………誰にでもあるレベルの気持ちをここの皆さんに持っていたと気付いたのが嫌だったのよ」

愛宕「自分の友達は皆特別だとでも? 」

高雄「そうらしいですよ。だから友人であったり恋人であったりするんだとか」

愛宕「ふーん……高雄」

高雄「何? 」

愛宕「結局あなた、誰かに嫌われるのが怖いだけでしょう? 」

高雄「…………悪い? 」

愛宕「悪くなんてないわ。ないけど、悪くないだけ。良くもないわ」

高雄「どうしろと」

愛宕「別に。高雄はそのままでいいの。時々落ち込んだら慰めてあげるし調子に乗ってたら笑ってあげる」

高雄「…………ありがとう? 」

愛宕「どういたしまし、て。……何食べたい? 今日だけお姉ちゃんやってあげるから、何でもいいわよ? 」


< 何とは無しに物足りない >







雲龍「ポリネシアンセックスというものを試してみたいと思ったのだけど」

天城「はぁ」

海風「決めた日まで愛撫だけにしてピークを持っていくあれですよね? 」

雲龍「そう。そうなんだけど……

加賀「ここだともう色々な意味で無理ね」

雲龍「一番近いのはあの人を含めて全員が海の上にいるとき、ですけれど」

天城「あの人無駄に真面目ですからね……作戦中なんて絶対シませんよ。できてキス止まり」

雲龍「あれじゃあ私だけ中途半端に昂ぶらされ……同意した顔ばかりされるのってこんな気分なんですね」


< 分かる人と分からない人 >







雲龍「純愛系? な感じのデート系AVで」

天城「はぁ」

雲龍「青姦した後なんて服はどうしているのかしらね。割と悲惨だと思うけれど」

天城「知りませんよ……というかまだ見てたんですか? 」

雲龍「暇過ぎて頭が沸いていたのね、たぶん」

天城「……そもそも天城は外でシたことが無いので」

雲龍「私も出掛けた先では無いわね」

天城「……」

雲龍「工廠とプールとここの裏は軽度よ? 服だとか臭いの処理も簡単だし」

天城「誰かに見られるとは思わなかったんですか? 」

雲龍「それがいいのでしょう? あの人以外の男に身体見られるなんて死んでもイヤ」

天城「はぁ……? 」


< 分からないけど楽しい人たち >







江風「っても……AVって割と楽しいよな」

海風「えっ……」

瑞穂「江風さん……」

江風「や、変な意味、というか全うな意味の楽しいじゃなくてさ」

海風「……」

瑞穂「……」

江風「あンなの絶対リアルならしないだろってことをさも当然のように三次元でやってることと……うン? 」

海風「か、江風が、そんなもの見、見て……ありえない」

江風「はい? 」

瑞穂「……本当、愉快な姉妹ですね」


< やってきましたアンケートのコーナー! >







提督「物凄く久々だよな。今回は無記名のまま変則で」






Q.ここの面子なら誰に抱かれたいですか?

A.
加賀……三人
叢雲……二人
自分……一人
いない……六人





提督「……自分? 」

高雄「そもそも性倒錯者の数が尋常ではないと思いますが」


< むしろ負けが大勝ちで勝ちも勝ちというか >







叢雲「……なんで二人もいるの? 」

提督「やー……好かれてるじゃん? 」

叢雲「直球の友情なら兎も角これは割と複雑なのよ」

提督「だろうね」

叢雲「……あなたはどうなの? 」

加賀「別に。この人が隣にいるなら誰にだって勝ってみせるわ」

叢雲「はぁ」

提督「勝ち負けなんてどうでもいいと思うけど……むしろ負けたいやつもいるし」

雲龍「うん? 」


< なんと今回は二本立て! >







提督「実はこっちの方が楽しみだったりしないでもない」







Q.ここの面子なら誰を抱きたいですか?

A.
叢雲……四人
天城……一人
江風……一人
高雄……一人
いない……五人






叢雲「」

高雄「……だから性倒錯者の数がですね」

愛宕「天城と江風は合ってると思うし……まぁ、高雄は私だからいいとして」

叢雲「…………純粋に怖いんだけど、どうして増えるの? 」


< 想像するだけならまぁ割りと面白い >







提督「正直誰だと思う? 今丁度誰もいないし」

叢雲「……一問目は漣と海風じゃない? 」

提督「まぁ、俺もそんな気はする」

叢雲「…………雲龍だとも思ったけどあの人嗜好的に違わない? 」

提督「あいつが見てるのは見た目より性格だと思うぞ。それならお前のことそう見ててもまぁ」

叢雲「…………じゃあ愛宕と高雄? 」

提督「その心は? 」

叢雲「あんた」

提督「うん? 」

叢雲「自分で言うのって気持ち悪いけどあんたとこれだけ近いのにヤらない女に興味あるんじゃないの? 」

提督「なるほどな。……実際どうなんだろう、本当」


< さらに増える可能性という恐怖 >






提督「もしかしてお前? 」

加賀「今回は違うわ」

叢雲「は? 今回? 」

加賀「気分によるわね」

提督「なるほど」

叢雲「…………気分? 」


ありがとうございました


< 六月十六日 >







愛宕「ねぇ、知ってる? 」

提督「うん? 」

愛宕「今日は私が生まれたとあなたが思ってる日だって」

提督「……知ってる。お前が誰よりも一番その考え方に馴染まないことも」

愛宕「知ってた? 」

提督「そりゃね。……どれだけ愛してると思ってるんだ」

愛宕「私の半分くらい? 」

提督「お前が半分くらいだろう? 」

愛宕「私の愛情疑うの? 」

提督「お前なんで俺のこと好きなの? 」

愛宕「好きだから、愛しちゃったから」

提督「そっか…………誕生日、要らない? 」

愛宕「まさか。……あなたが私のことしか考えない日よ? 毎日が誕生日でもいいくらい」


< こんな季節に、また。そして言われる前に >







漣「スイカバー美味ぇ、マジ美味ぇ」

雲龍「雪見だいふくが好き」

天城「スーパーカップの方が」

明石「……爽」

加賀「私、ダッツのラムレーズンあまり好みじゃないのよね」

Littorio「加賀にも好みじゃないものが……と思いましたけれど加賀だからこそ、なのですね」

高雄「ここの人が上手いだけですし。……私だって入っていますよ? 矜持がありますからね」


< 贈り物身に付けてくれるって、嬉しいよね >







提督「プレゼント渡して外連れ出してから言うのもなんだけど」

愛宕「うん」

提督「正直最近はお前に何あげればいいか分からなくなってきた」

愛宕「甲斐性無し? 」

提督「だってお前何あげても嬉しそうだし、何あげても似合うんだもん」

愛宕「本当に嬉しいんだから仕方無いでしょう? 」

提督「それでもね……何か一個くらいお前に似合わないプレゼントしてみたい」

愛宕「臍ピアスとか? 」

提督「それすら似合いそうだし。……最初に頼むのは? 」

愛宕「ウイスキーロック」

提督「最後に頼むのは? 」

愛宕「あなた」

提督「OK。…………なんなら、最初からクライマックスでも、いいんだぜ? 」


< 愛される哀しみは哀される虚しさよりも >







高雄「…………」

叢雲「私、あなたがお酒に弱いって聞いてたわ」

高雄「強くは、ありませんよ」

叢雲「ハイボール二十杯も飲んだら寝落ちするものだと」

高雄「それは弱くはないかと。……今日はそんなに飲んでないでしょう? 」

叢雲「? そうね」

高雄「…………あの人の前でだけは、自分を失いたくないの」

叢雲「ふーん? 時々あると思うけど」

高雄「それはそれ。あの人の前だから。……だって、あの人に知ってもらえるでしょう?
高雄は、こんな姿だって見せるんだって」

叢雲「…………哀しいわね」

高雄「そんなわけ。愛した男に愛される、理想の女ですよ、私は」

叢雲「そ。……………………本当、哀しい女ね。愛されるなんて」


< あなたの温もりを感じながら想うこと >







愛には深愛を。

刃には愛を。

贈り物には笑顔を。

あなたに貰ったものなら、なんだって嬉しいの。

あなたのことを考えない日なんて無いし、
あなたのことを愛さない日なんて無い。

「…………嬉しくないプレゼント、贈れるものなら贈ってみなさい?
むしろ、笑ってあげるわ。私の愛情、見縊らないで? 」

あなたに貰ったものを返せる気なんてしないけれど。

それでも、常にあなたに返したい。

生命でも操でも心でも。

好きなだけ、貰って頂戴。







仮令この生命が仮初で、化け物だとしても、あなたの隣で死ねるなら、なんだって捧げてみせる。

だから、だから、だから……

私が壊れるか死ぬかするまで、愛してくださいね?

あ・な・たっ


ありがとうございました


< 朝陽が眩しい >







提督「眠い……」

愛宕「そうねぇ……寝れた? 」

提督「一時間くらいな。この後コーヒー飲んで適当にぶらついて……運転大丈夫かな」

愛宕「私が運転する? 」

提督「免許無いだろう……おはようのキス欲しい」

愛宕「したわよ? 」

提督「もう一回欲しいの。ディープなやつ……ん」


< まだかなまだかな >







提督「たーだいま」

愛宕「ただいまー」

高雄「おかえりなさい」






雲龍「今か今かと……三十分は待ってたわよね」

天城「ええ。…………帰ってくる前に電話でもしたらどうです」

提督「やー……本当そうだな、ガチで申し訳ねぇよ」


< 闇 >






提督「え? 免許取りたい? 」

高雄「ええ、そうすれば何人かで遊びに行ったりできるでしょう? 」

提督「そうだな。……運転はまぁ、俺と明石がおしえるとして、明石? 」

明石「学科はここで受けられると思いますよ。私も横須賀鎮守府で受けましたし」

提督「有事の際の為、とか適当に言っておけば帝都もなんとかなるか。……いいぞ、いつ受ける? 」

高雄「所定のカリキュラムがあるのでは? 」

提督「学科二日、運転二日でもうなんとでもなるよな? 」

明石「ですね。高雄さんなら余裕ですよ」

高雄「はぁ。……こういうところ、軍って怖いですよね」


< そーいや >







提督「免許の話してて思い出したけどお前いつ車買うの? ランボルギーニ買うとか言ってなかった? 」

明石「やー……何か今更迷いだしまして」

提督「マジかー……何と迷ってるの? 」

明石「アルファロメオ」

提督「どっちにしろ外車か。……買ったら俺にも回させろよ? 」

明石「えー、あなたはそんなに運転させてくれないじゃないですか」

提督「そこを何とか」

明石「まぁ、いいですけど。……なんならコルベットとFTOでサーキット行きません? 」


ありがとうございました


< ヒモ? >







海風「思ったんだけど提督って高学歴? 」

江風「海兵出て甲種行けてて低学歴なわけないだろ」

海風「でも提督なら帝大の方が高学歴とか言いそうじゃない? 」

江風「言いそうかもだけど海兵が低学歴なわけはない」

海風「……高身長高学歴高収入かぁ」

江風「そりゃモテるよな」

海風「いっそ低学歴ならよかったのに。卑屈な提督に貪られたい」

江風「江風姉貴が言ってること分かンないよ……」


< イヤ? >







江風「つーかさ、姉貴さっきのは本格的に雲龍さン化してるぜ? 危なくない? 」

海風「雲龍さんのこと好きだしいいもん」

江風「好きとかそういう問題じゃな……テートクと周り見てるとそういう問題なのかもしれないけどさぁ」


< 今夜? >







提督「食った後のカップラーメンにさ」

愛宕「ええ」

提督「ご飯と卵入れて混ぜるの好き。ものによったらチーズとか鰹節もいいし」

愛宕「それ物凄く太りそう」

提督「とか言いつつお前大概太らないだろう」

愛宕「トレーニングは嫌いだけど自分が醜くなるのはもっと嫌だし」

提督「なるほど。……そもそも今日の昼ふっつーにパエリアだったしな」


< もう既に適応している気もしないでもないけれど >







雲龍「DSの型番、NTRなんですって」

提督「知らないよそんなの……どこでそんなこと知ったの? 」

雲龍「NTRについて調べてたら偶然」

提督「NTRについて調べることとかあるの? 」

雲龍「どういう考え方なら適応できるのかとか……あなたの所為なのよ? 」

提督「いや、それは、ん……その、俺か? えぇ……? 」


< 幾らでも御座いますよ? >







提督「つーか関係無い話だけど」

雲龍「ええ」

提督「公魚釣りたい。刺身にしたい」

雲龍「本当に関係無いわね。しかもやっと夏になる頃よ? 」

提督「うん。……行くって言ったら来てくれる? 」

雲龍「私があなたの誘い断るわけないじゃない」

提督「でもあれだぜ? 寒いし寒いし寒いぜ? 精々喋るかラジオくらいしかすること無いし」

雲龍「最高じゃない。寒いのは防寒具、最悪身体励起でなんとかなるし氷の上であなたと二人きりなのよ? 」

提督「そうだけど……行くか、今年は」

雲龍「どこまで? 」

提督「そりゃ我が北海道だよ。三日くらい観光しよ? 」

雲龍「いいの? 」

提督「どういう意味で? 」

雲龍「色んな意味で」

提督「色んなものをね、すっ飛ばせるのが高級将校ってやつなんだよ雲龍くん」

雲龍「そ。…………寒冷地仕様のアウターなんて可愛いのあるのかしら」


< 結局集束しそうではある >







加賀「お風呂? ご飯? それともあ・な・た? 」

提督「無表情であなたとか言われても……何? 今日は責めたいの? 」

加賀「いえ、次の私の行動を決めてほしくて」

提督「斬新か」


< 絶対的 >







愛宕「結構前に」

雲龍「ええ」

愛宕「あの人が寝た切りになったらそれでも愛せる? みたいな話したじゃない」

雲龍「あぁ、喧嘩売られてるのかと思ったわ」

愛宕「本当に仮に、もし仮にあの人がそうなったとしたらね? 」

雲龍「ん」

愛宕「あの人絶対殺してくれって言ってくると思うの」

雲龍「私でも言うと思うわ」

愛宕「そのとき、殺せる? 」

雲龍「殺せる、と思うわ。その後自分も死ぬだろうけど」

愛宕「そう……そうよね。あなたはこっち側」

雲龍「高雄や天城は殺せないでしょうね。きっとLittorioや明石も殺せない」

愛宕「叢雲は……叢雲ならそんなことにさせない気がするわ。なんとなく」

雲龍「彼女の特権みたいなものよね。……私たちだって彼の身体、気遣ってるはずなのに」


< 平蜘蛛と同列というのは如何なものか >






叢雲「私は殺すわよ? 」

愛宕「うん? ……まぁ、実際そうなってしまったらそうね、躊躇いもしなさそう」

叢雲「それはそれでどうなのかと思うけど……そうね」

愛宕「ちなみにどう殺すの? 」

叢雲「今の私なら一撃で頭潰せるはずね」

愛宕「そんな適当な。毒とかの方が苦しまないんじゃない? 」

叢雲「毒は大概苦しむわよ。酷いものは何時間も」

愛宕「うーん……じゃあ、寝てる間に頭潰すのがいいのかしら」

叢雲「まぁ、したいわけでもないけど」







天城「いっそ二人で抱き合いながら家ごと自爆なんてしてみるとか? 」

雲龍「…………弾正? 」


ありがとうございました


< 単に逆だとつまらないだけ >








雲龍「男性が極端に減って子作りしないといけない、みたいな設定あるじゃない」

提督「そんなのあるの? 」

雲龍「あるらしいのよ、私も漣に聞いたの」

提督「お前ら二人割と話してるけど話題おかしくない? 」

雲龍「逆に女が極端に減少してそれでも子供をつくらないと人類が滅亡する、ってなったらどうなるのかしら」

提督「そういう設定のは無いの? 」

雲龍「さぁ? あるかもしれないけれど私も漣も知らないわ」

提督「…………一部の金持ちが研究の為、とか言って実際研究しつつ囲うんじゃないの? 」

雲龍「それか行政がディストピア化して管理するとか? 」

提督「それもあるな」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………これってエロい目線じゃないと面白くないわね」

提督「お前は漣とエロトークしてたつもりだったのか? 」


< 退役か昇進か >







愛宕「本日も当要港部は平和です、っと」

高雄「天気がいいと本当にそう感じるわね」

愛宕「一生こういう生活ならいいのに」

高雄「……あの人が老いない前提ね」

愛宕「そう? 」

高雄「自分の愛を疑うわけではなくて……年功序列って軍だと特に強い思想でしょう? 」

愛宕「あぁ……」


< いいんじゃない? 愛が、愛さえ有るならね >







愛宕「まぁ、ここじゃなくても一緒にいられるなら贅沢は言わないわ」

高雄「ええ。……夫に対するあなた、の反対って」

愛宕「うん」

高雄「お前、でいいのよね」

愛宕「そうじゃない? 他に何があるのよ」

高雄「君、とか」

愛宕「あぁ……実際リアルにあるの? それ」

高雄「そんなことを言うならそもそもあなた、呼びも割と珍しいような」

愛宕「まぁ、私たちも夫婦的なあなた、じゃなくて単に素面で名前呼びできないチキンだものね」

高雄「だって恥ずかしいじゃない? 」

愛宕「分かる、非常によく分かるけど……いいのかしら、これで」


< ねぇ、いいから言ってみて? 言うだけだから >







提督「俺浮気なんてしてないよ。遊んでるだけ」

天城「うわぁ……」

加賀「介錯ならするわよ」

明石「もう死ねばいいのに」

漣「ないわー、マジ無いですご主人様」

提督「…………」

雲龍「遊びだと言われたらクると思ったけど……普通に苛っとしただけだったわね」


ありがとうございました


< 珍しく早起きしてシャワー浴びて出てきてみれば >






天城「あの人ならこっちの淡い方とこっちの朱が映える方、どっちが……」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………まぁ、どうせどっちもいいとか言うでしょうけれど? 一応は選んでみせて」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………」

天城「…………はぁ」






雲龍「まったく我が妹は乙女だこと。…………確かに、彼ならそんなことを言うと思うけれど、ね」


< 狂気乱舞 >






あきつ丸「ここの士官が一人クスリに溺れて退役させられた、というより廃人になったと聞いたのだが」

龍田「あははっ、あんなゴミ消えたって誰も悲しまないわよぉ」

あきつ丸「ゴミならばゴミ箱に捨てるでありますよ。退役と同時に軍の隔離施設送りなど」

龍田「ゴミって大体捨てたら焼却されるでしょう?
その順番が反対になっちゃっただけよ」

あきつ丸「…………クスリなんぞ一体どこから流してきたのでありますか」

龍田「欲しい? 」

あきつ丸「絶対に御免蒙る」

龍田「それなら訊かない方がいいと思うわぁ。私もあんまり使いたいルートじゃないし」

あきつ丸「はぁ。…………そもそも自分たちに効くのでありますか、あれは」

龍田「試してみる? 」

あきつ丸「だから絶対に御免蒙る」


< 狂喜乱舞 >







雲龍「あはっ、そ、れぇ、んっ……ンンッ……っ! 」

提督「んっ……おま、えっ、……」

雲龍「? んぅっ」

提督「んなっ、ぁさからっ、盛んなっ」

雲龍「連れ、っ、こんだの、あなたっ、じゃないっ~~~~っ……! 」






漣「どこでヤっても問題は起きないんでしょうけどねぇ……」

叢雲「……私、食堂にいるから」

漣「漣も行くって。……適当な空き部屋整備するのは兎も角漣たちの部屋の隣とかやめてほしいなぁ」


< 私の常識と外の常識と >







天城「姉様は……まったく」

明石「朝食食べた後によくあの人の前で裸になれますね」

天城「腹筋ちゃんと鍛えてますし……そもそも姉様はあまり食べません」

江風「空母の燃費はー、とかいう理論を真っ向から崩す存在だよな」

加賀「それはもしかして私に言っているの? 」

江風「べっつにー? 誰にも言ってない」

加賀「そう……」

高雄「…………常識的に考えれば雲龍さんもお昼は一人前では済まないような」


< 悲しいけれどね、これ現実なの >







漣「ヴァンパイアってふっつーに血吸うじゃん? 」

叢雲「むしろそれがアイデンティティなんだから普通も何も」

漣「でもさ、血液って栄養価異様に高そうじゃない? しかも液体だし」

叢雲「太るしお手洗いが近くなるしってこと? 」

漣「うん。この国だとヴァンパイアって大体イケメンか美人だけど割と実際そんなものなのかもね」

叢雲「伝承系だと結構老いた女性とか中年男性とかあるけど」

漣「…………」

叢雲「…………」

漣「…………まだ、イケメンと美人の方がいいね」


< 凶器、乱舞 >







雲龍「……だらだらしたい」

提督「どろっどろはしてるだろうが……まだ昼まで二時間くらいあるんだけど」

雲龍「? 昼なんて過ぎるわよ? 」

提督「まだヤっ、ちょっ触るなっ、おい! 」


< 豪華……豪華? 間違ってはいないけれど >







叢雲「あいつを選んだら大変ね」

漣「うん? そりゃクズだしそんな分かりきった

叢雲「そういう意味じゃなくて。仮に自分が選ばれてもほら、豪華なおまけがつくでしょう? 」

漣「……あぁ」


< 遅い昼食を食べながら、ふと >







提督「…………なーんで季節外れのタイトミニのニットワンピになんてつられたのかなぁ」

雲龍「…………Zzz」

天城「あぁ、姉様っ、お食事中に寝落ちなんてしないでくださいっ」


< 姉>神 >






天城「ちなみに救えなさ、ですけれどね」

雲龍「何? 馬鹿にしてるの? 」

天城「今はしていませんよ」

雲龍「そんな普段はしているみたいな」

天城「神様と姉様を比べるなんてそんなことできません。失礼ですから」

雲龍「神に? 」

天城「いいえ? ……あと可哀想なのも理由ですね」

雲龍「私が? 」

天城「いいえ? 神様が」

雲龍「…………」


< 今、目の前にいてくれるあなたにこそ >







瑞穂「サラッと流しましたけれど神の救えなさ、というのは」

漣「勿論両方でしょー。存在の救えなさも救済力の無さも」

瑞穂「はぁ……別に瑞穂だって然程信心があるわけでもありませんが」

叢雲「神より信じられるもの見つけたんでしょ? 盲信する程には」


< その鏡、正しく映っていますか? >






海風「ん……可愛いかな、これ」

江風「いいンじゃない? 姉貴は大概何でも似合うよ」

海風「…………提督はさっきの方が好みだと思わない? 」

江風「さぁ……江風はそういう理由でコーデ決めてないから」

海風「…………」

江風「…………ん、三巻、三巻はっと」

海風「…………んー、やっぱりこれ可愛くないよ、江風」

江風「左様で」


< 自分が認められたとして変わる心だとは思えないが >






雲龍「あぁ、天城も時々やってるわね、それ」

江風「ふーン? 」

雲龍「私もやらないとは言わないし」

江風「そっか。……そンなもン? 」

雲龍「さぁ? だって私、大体何着ても様になるもの」

江風「そうだけど。……その気持ちを姉貴にもおしえてあげてくれない? 姉貴だってそうだよ」

雲龍「…………つまりあの人を嗾けろということね? 」

江風「はぁ? 」


< 仮のお話ですよ? >







時雨「僕たちって仮に戦争が終わったら兵学校の卒業扱いされるらしいけど」

春雨「そう聞いたよね」

浜風「ええ」

時雨「資格なんて免許すら無いけどその辺りはいいのかな」

春雨「男でも見つけろってことかな? 」

浜風「軍人にそのまま囲われていろ、ということかも」

時雨「それは

春雨「絶対イヤ。そんなことになるくらいなら春雨は深海にでも行くよ」

浜風「ええ。……もしかしたら今深海から来る彼女たちもそんな存在だったりして」

時雨「そんなわけ。…………無いと思いたいなぁ、本当に」


< ボーダー >






若葉「まぁ、そもそも見た目だけはこんななりの若葉たちを使役して心も痛まない連中のことだからな」

時雨「そうだね。……本当に、そうだ」

GZ「……戦うことを宿命付けられた私たちに、他のことをしろと言われても、な」






龍田「はい、ここで楽になれるおクス

あきつ丸「だから何度も……本当にあの辺にそんなものを売ったら本気で見損なうでありますよ? 」


ありがとうございました


< まぁ、面倒が無いといえば無い >






漣「思ったんだけど漣たちのお金ってさ」

叢雲「ええ」

漣「完全非課税、っていうか確定申告なんてもの存在しないけどいいのかな? 」

叢雲「……確かにそう考えると私たちってほぼ完全に税金の塊みたいなものなのね」

漣「まぁ、生命賭博と侮蔑と好奇の対価には少な過ぎるけど」

叢雲「生命賭博ってあなたね……間違ってはいないけど」


< あなたがそれ程言うのなら、さぞ >







雲龍「マニアって怖いのね」

瑞穂「? 鉄道とかファッション? 」

雲龍「いえ、私別にその辺りには含むところ無いし。……SM」

瑞穂「……あぁ、むしろ何故雲龍さん相手にそれが出てこなかったのか」

雲龍「そうね。……怖いのよ。ネットの海は怖い、でもいいわ」

瑞穂「…………」

雲龍「…………? 」

瑞穂「…………それは、さぞ怖いのでしょうね、ええ」

雲龍「うん? 」


< 当たりが出たら >







提督「ふぁ……疲れた」

高雄「殆どお仕事進んでませんからね」

提督「へーい。……黒の紐パン」

高雄「違いますね」

提督「マジかよ……仕事かぁ」

高雄「はい? 」


< 猫の手も借りたい >







雲龍「ってあの人が言うと少し卑猥ね」

江風「もう雲龍さンがいればどンな言葉でも卑猥になるじゃねぇか」

雲龍「猫の手を借りてまで……私に言ってくれればいいのに」

江風「聞いてねーし……ってーかさ」

雲龍「? ええ」

江風「その話だけど雲龍さンって全面的にネコなンしゃないの? 」

雲龍「そうしてくれないのよ、あの人。困ったものね」

江風「ふーン? テートクとの夜に不満があるンだ? 」

雲龍「そんなわけないじゃない。あなた、馬鹿なの? 」

江風「え、えぇ……」


< 女の子の憧れ >







江風「ここで江風だけできないこと思いついた」

海風「料理じゃなくて? 」

江風「ひっでぇ……少しはできるようになったじゃン? 」

海風「本当に少しだけどね」

江風「……ネクタイ正面から結べるかどうか」

海風「なるほど」






瑞穂「瑞穂も結べると思われているのですね……ま、結べますけれど? 何か? 」


< カレー女が告ぐ >







鈴谷「あのさ、醤油かけようが福神漬けドバ載せしようが、
ルゥとご飯の向きがどっちだろうがかき混ぜようが、
目玉焼き載せようがカツてんこ盛りだろうが、
野菜カレーだろうがポークだろうがチキンだろうが牛すじだろうが、
ミニカレーだろうが大盛だろうが鍋ごとだろうが、
一人で食べようが仲間だけで食べようが皆で食べようがカレーはカレーなの!
そんなくだらないことで言い争うなら四杯や五杯食べなよ。
龍田も山城もそれくらい簡単に食べられんだか……はぁ? 飽きる?
カレーに飽きる? 馬ッ鹿じゃないのカレーは全てを包み込む優しさを持ってるの! 分かった? 」


< 何か思い出した >







加賀『奇跡なんて簡単なもの、鼻唄交じりで演出してみせましょう』

赤城『加賀さん? 奇跡なんかではありませんよ。私たちなら可能、たったそれだけのことです』

加賀『ふっ……申し訳ありません。確かにそうでした』

赤城『そもそも加賀さんって歌、得意でした? 』

加賀『舐めないでください。私にできないのは赤城さんに勝つことくらいですから』

雲龍『……………………来ましたよ』






雲龍「…………あなたの隣、いつか立って、みせますから」


< できるのなら是非 >







龍田「龍田揚げつくったわよぉ、これ得意なのよねぇ」

時雨「牛肉の時雨煮、結構いい味してると思う」

春雨「春雨スープつくりました、自信作ですっ」

霧島「……き、霧島、持って、来ました、はい」






金剛「おつまみと〆が名前合わせだからって……明日の朝迎え酒でもする気デース? 」


< 一方此方。料理名、料理名かぁ…… >







愛宕「愛宕梨があればデザートなんてつくってもいいんだけどぉ、旬じゃないのよねぇ」

加賀「それなら加賀太胡瓜も加賀蓮根も加賀つるまめもあるわね。そもそも加賀揚があるけれど」

天城「一応愛媛の八幡浜辺りではイボダイをアマギ、とは言いますけれど」

海風「ち、地中海風なんとか、の語尾なら」

江風「姉貴……」






雲龍「明石焼き、なんてシンプルだけどスープに浸してみたり梅おろしにしてみたりできるのよ? 」

明石「はぁ……いや、つくれと言うならつくってみますけどね、雲龍さんの方が上手いじゃないですかぁ」


ありがとうございました


< 傷を受けるのは嫌だけれど >








天城「ほんの出来心だったのですけれど」

瑞穂「ええ」

天城「寝起きの姉様を、こう、叩いてみたのです」

瑞穂「それはまた……どうなりました? 」

天城「瞬時に躱して受け身を取ったと思ったら床で寝落ちしました」

瑞穂「はぁ、らしいといえばこれ以上無いですけれど……本当に何か、おかしいですね」


< 私にも……キス、ください? >







Littorio「まるで人外のような? 」

天城「ええ。……まぁ、人外で合ってますけれど」

Littorio「雲龍は、あれであの人以外に触れられるのを極端に嫌いますから」

天城「ええ。……ベッドでもそれは徹底していますもの。天城だって、触れたいのに」

Littorio「え? 」

天城「いえ。…………本当に、あの人が、好きなんだな、と」


< 剣どー >







提督「一本! ……いいな? 」

加賀「異存はありません。今ので、死んでいました」







加賀「…………何度も何度もこれで死んだな、という目を向けられるのも、新鮮ね」


< 本音はそうでもまた別の本音では >







愛宕「何で加賀さんが剣道してるの? したくないんじゃなかった? 」

高雄「あの人が弓を一緒にやるかわりに始めたとか」

愛宕「ふーん……私が剣道始めたら」

高雄「ええ」

愛宕「煙草、やめてくれるかしら」

高雄「そんなことしなくても一言言えばやめてくれると思うけれど……言う? 」

愛宕「言わない。……長く生きてはほしいけど、楽しみ奪うなんてもっと嫌だもの」


< 押して小突いて倒して戻って >








愛宕「弥次郎兵衛? 」

明石「みたいだなー、って」

高雄「まぁ、ちょっとやそっとのことでは致命的に倒れたりはしませんね」

愛宕「すぐ元通りになるし」

明石「しかも左右の重さが全然違うのに上手くバランス取ってるんですよ? 」

高雄「あぁ」






叢雲「その割に本体が貧弱で……ってのはまぁ、言わないでおいてあげる。盛り上がってるし」


< 六月二十四日はドレミの日、でした >







漣「ドーはドースーケベのドー」

提督「あん? 」

漣「レーはレーイパーのレー」

提督「違ぇよ馬鹿」

漣「ミーは巫女服のミー」

提督「好きだけどさ」

漣「ファーはファイトのファー」

提督「ん? 同じなの? そこ」

漣「ソーは……だって」

提督「あぁ」

漣「ご主人様割と頑張り続けないと刺されますよ? マジで」

提督「…………」


< 反論できない >








江風「つーか“ ド ”がそれでいいならさ」

漣「うん」

提督「何もよくないが……何? 」

江風「ド畜生でもド外道でもドブラックでもいいことになるじゃン? 」

漣「全部含めればド畜生だね。……ねぇ、ド畜生様? 」

提督「…………」


< 『ちいさくなったブラは着けられないの』 『あぁン? 』>







海風「服がちいさくなって着られなくなった、っていうでしょう? 」

Littorio「言いますね」

海風「あれおかしくないですか? 洗濯で縮んだなら兎も角自分が大きくなっただけですよ? 」

Littorio「それは……イディオムや表現の類でしょう? 」

海風「その所為で江風に「嫌味か? 」とか言われたんですよ、もうっ」

Littorio「……江風さんも苦労しているのですね」


< 嫌味などではなく純粋に >







漣「いやいやいやいや……そんなLittorioさんにしみじみ言われたら立つ瀬無いですよもう」

Littorio「? 単純に思っただけですよ。含みなどありません」

漣「だからですよ……」


< カップ >







江風「こう、箪笥が二つ並んでるじゃンか」

瑞穂「ええ」

江風「で、まぁ、特に意図したわけでもないけど江風と姉貴、下着の段同じなンだ」

瑞穂「はい」

江風「大体数も同じくらいなわけ」

瑞穂「なるほど? 」

江風「なのにさ、なーンか江風の方だけ隙間があるンだよ。こう、分かるかな」

瑞穂「……体積というか容積というか? 」

江風「ン。……本当ふざけンなって感じだよ、まったく」


< ばいーん >







天城「いっそさらしにしてみては如何でしょう」

江風「さらしィ? ……余計潰れない? 」

天城「別に無いわけでもないのですしスレンダーの方に寄せても」

江風「天城さンに言われても……さらしのときとかあるの? ここに来てから」

天城「ありますよ? これはこれで悪くないものです」

江風「そっか。……………………さらしでそれなのかぁ、くっそ」


< 暑気払いにはまだ早いか >







加賀「ん……暑くなり始めの時期に鍋とは、いいものね」

漣「……何も言いませんよー」

叢雲「あなた」

加賀「何? お鍋はどの季節も美味しいものよ」

叢雲「知ってる。……そうじゃなくて」

加賀「? 」

叢雲「あなたって量を食べたいの? それとも長時間食べ続けていたいの? 」

加賀「む…………」

漣「そんな悩むことかな? 」

叢雲「さぁ……悩む内も黙々と食べている辺り病気にも見えるけど」


< オホーツクよりも宗谷よりも >







提督「列車で好きなの? 俺詳しくないよ」

明石「私だって車みたいにはいきませんよ。見てる専です」

提督「……おおぞら」

明石「スーパーおおぞら? 石勝線? 」

提督「そう。あの山奥をエンジン音、っつーかエキゾーストノート響かせて進むのカッコいい」

明石「いいですねー、私列車なんて乗ったことありませんけど」

提督「乗りたい? 」

明石「まぁ、そりゃ……あんまり人がいない列車がいいです」

提督「北海道来いよ。大概乗ってないぞ」

明石「そんな自虐的な……とかちは? 」

提督「とかちでもいいけど停車駅多いもん。できれば山越えとかで長時間響かせてほしい」

明石「なるほど……これ本気で勉強したら楽しそうですね、会話」


ありがとうございました


< 着付け >







提督「できる人」

天城「できますよ」

瑞穂「当然」

雲龍「まぁ……できるわ」

提督「そうか。……何でお前できるの? 着てなくない? 」

雲龍「乙女の嗜みよ。必須スキルね」






愛宕「つまり私は乙女ではないと? ふぅん? 」

叢雲「乙女らしくなさいな。乙女に見られたいのなら、ね」


< しかし翻ってそう思われたいのかというと >








愛宕「別にいいのよね。あの人にとって愛するのに値するのなら」

叢雲「乙女であれ、あいつにとってだけの娼婦であっても構わない、か」

愛宕「だってそうでしょう? 私が着付けできなかったとしてあの人が嫌ってくれるとでも思うの? 」

叢雲「思わない。……嫌われたいの? 」

愛宕「あるいはね。……だって全部終わらせるいい機会じゃない? あの人も、私も」

叢雲「…………そのときは、きっと」

愛宕「あなたを殺すか私が殺されるか。どっちかよね」

叢雲「……………………」






瑞穂「あんな、お話でしたっけ? 」

天城「そういうお話なんですよ……一度あの人に目を向けてしまったのなら、ね」


< もし世界が…… >







漣「百人のご主人様だったら! 」

雲龍「一晩中どころの話ではないわね」

愛宕「じゃあ、百人の雲龍とあの人だったら」

雲龍「年に何回当たるかしら。……百人の叢雲だったら? 」

漣「うーん……」

愛宕「物凄く健康的になるのか凄まじく怠惰になるのか」

雲龍「面白そうだけど割と普通に収まる気もするわね」

高雄「…………案外と享楽に耽るような……いえ、あの人が叢雲さんをどのように見ているかなんて分かりませんけれど」


< 破って越える >







雲龍「よく考えてみると叢雲や漣って適齢? 」

天城「はい? 何の適齢ですか? 」

雲龍「膜破るの」

天城「」

雲龍「違う? 」

提督「まぁ、恋して綺麗になったあいつらも見てみたいけどな……なんか嫌だ」

雲龍「男を知ったあの子たちなんて、すぐに見られるのよ? 」

天城「…………__さん」

提督「……俺がヤるってことでもなくてね……信じられないかもしれないけど、俺以外に恋してほしいよ、お前たちも含めて」







漣「でも、ご主人様以外いないよね、ライン越えるなら」

叢雲「…………随分と微妙な話ね、割と誰にとっても」


< あるいは跨ぐのか >






愛宕「でもあの人叢雲と漣ならいつでも拒めないって言ってたわよ? 」

漣「うーん……そうでしょうけどね」

叢雲「どうもタイミングを逃しているのよね。私的にも、あいつ的にも」

天城「それでいいと思いますけれど……天城はお二人や瑞穂さんが少し羨ましいですよ」

雲龍「私は御免だけれど……そうね、理解はできる」

高雄「…………十分お二人とも大人だと思いますけれど」

加賀「知らないことを知ろうとして、ってことなのじゃなくて? 」

Littorio「…………これ以上増えても誰も何も思わないと思いますけれど……でも、違うのですよね、あの人や叢雲たちにとっては」


ありがとうございました


< 六月二十九日 >







明石「誕生日、誕生日か……忘れてた」

瑞穂「相変わらずですね。興味の薄いものには注意が向かないというか」

明石「や、興味は物凄くあるというか敢えて考えないように楽しみにしているというか……あのね」

瑞穂「うん? 」

明石「瑞穂さんやここの人たちの誕生日なら、覚えてますから」

瑞穂「そうですか。…………明石さん」

明石「はい? 」

瑞穂「自分の身体、大切にしてくださいね。瑞穂が壊れない為でも構いませんから」

明石「……………………ええ、きっと」


< おーるすたー? >







鈴谷「山城がどう思うかは別としてさ」

あきつ丸「あぁ」

鈴谷「所謂初期メン、って提督、高雄さん、愛宕さん、龍田、山城、扶桑、あきつちゃんだよね」

あきつ丸「さて……まぁ、言いたいことは理解できる」

鈴谷「それから加賀さんとか明石とか金剛とか鈴谷とか赤城さんとか時雨とか浜風とか春雨とかあと何人かが増えて」

あきつ丸「……中心がふいといなくなったのでありますな」

鈴谷「そうそう。……ずるいよね、そんなの」

あきつ丸「まったくもって」

鈴谷「…………」

あきつ丸「…………」

鈴谷「…………その最初期にいたとしてさ、鈴谷にも可能性、あった? 」

あきつ丸「億に一つ程度ならば。
……………………しかし、自分はその黄金期、とさえ言えるときにいられただけで満足でありますよ」


< 殊更に冗談めかして >







龍田「山城もそれくらいは認めると思うけど? 」

鈴谷「あきつちゃんの言うところの黄金メンバー? 」

龍田「そ。……あれ、寂しがり屋だもの」

鈴谷「龍田みたいに? 」

龍田「そ、私みたいに」

あきつ丸「……扶桑が沈んだとき、どうなるでありますかね」

龍田「死ぬでしょ。物理か精神かは兎も角」

あきつ丸「狂っても狂っても修復される自分にあるいは絶望するのか」

龍田「ま、そんなこと、私がさせないけど? 」

あきつ丸「ハンッ」






鈴谷「…………龍田が目の前で自分の犠牲になったって同じことだと思うけど、ね」


< 緊張とハイの狭間、あるいは自棄 >







提督「さてさて……お手並み拝見」

明石「シートベルトはOKですかー? 」

提督「あぁ」

明石「それではそれでは出発と参りましょー、一名様ご案なーい」

提督「…………」

明石「…………」

提督「…………何か乗ってるだけって、変だな。しかも誕生日の相手にその日のコース決められてるなんて」

明石「でしょうね。しかもそれが、私ですから」

提督「うん。…………そういう変化好きだけどさ」

明石「はい」

提督「あの妙なテンションはやめてくれ。普通のお前がいい」

明石「…………」


< スポーツとかだとまた違うのかもしれないけど >







愛宕「うーん……これあんまり好みじゃなかったわね」

高雄「冷製パスタ? 」

愛宕「折角明石の誕生日だし新しいもの出したんだけど……味、濃いわ」

高雄「別に私は嫌いじゃないけれど」

愛宕「そ。……どうも洋食は苦手ねぇ」

江風「こンなンで苦手とか言われてもね……加賀さン」

加賀「何かしら」

江風「加賀さンって何で和食も洋食もできンの? そりゃ高雄さンたちも大概だけど」

加賀「才能」

江風「は? 」

加賀「だから才能。私、努力は惜しまないけれど必要以上に努力するのは嫌いなの。
そのパスタ、要らないなら頂戴」

Littorio「そんなものですよね。……自分の得意分野、なら」


< 一応愛について何とか言おうと >







提督「大体ね、酒なんて値段じゃないんだよ」

明石「それあなたが言っていい台詞ではないんじゃあ」

提督「ってもね。……俺大概ニッカ好きだけどさ」

明石「ええ」

提督「ニッカより高くて美味いウイスキーなんてそれなりにあるだろう? アイラのなら特に」

明石「はぁ」

提督「でもさ、思い入れが違うから。補正で舌誤魔化してるとか言われたら反論できないけど」

明石「なるほど。……で? それが私への気持ちにどう関わるんで? 」

提督「…………」


< 一面しか持たない存在など >







天城「そんな愛されている実感イコール生の実感だなんて、まるで

加賀「依存? 」

天城「……ええ」

加賀「その認識で合ってるわよ。私は罵倒も嘲笑も受け入れます」

天城「…………度し難いですけれど、きっと天城も同じ、なのですよね」






江風「だとして加賀さンが罵倒とか嘲笑許すとは思えないけど? 」

叢雲「それはまた別の話でしょ」

漣「愛についてか、誇りについてかだもんねー」


< 走り出す心にブレーキは無粋だから >







明石「明日は早いですよ? サーキットの予約してるんですから」

提督「オレのコルベットだけだけどいいの? 」

明石「いいんです。あなたと行くだけで」

提督「そうかい。……走行なんて久々だなぁ」

明石「私は初めてですよ。……なので」

提督「うん? 」

明石「…………今の熱、冷ましてください。このままだと私、ハンドル握れません」

提督「ん…………」

明石「ンン……ぁむ……ャ…………はぅ! 」

提督「そのまま溶けるかもしれないけど……ん……そのときは、許せよ? 」

明石「は、ぃっ、ぁ…………


ありがとうございました


< 心地良い疲れではあるけれど >







提督「ぐっもーにんあかーし」

明石「おはよう……眠いんですね」

提督「あぁ……もう何か異様に眠い」

明石「飲み過ぎじゃないです? 」

提督「抑えたつもりだけどなぁ」

明石「……まだ寝れますけど」

提督「朝食抜けばな。……サーキット行く途中に適当に買うわ」

明石「ええ」

提督「お前は食べてきていいぞ」

明石「行きませんよ一人でなんて。一緒に寝ましょう? 」

提督「……ん」


< 女は二度死ぬ >






龍田「運命の男に惚れたときと、最期のとき」

時雨「男は? 」

龍田「一度、あるいは二度三度」

時雨「? 」

龍田「文字通りの最期か、女に捨てられて運命だと気付いたときと、背中に女を背負うとき」

時雨「…………」

龍田「って例の大佐殿が言ってたの。お酒の席で」

時雨「提督みたいなこと言う人だね」

龍田「そうね。…………だから嫌いなのかしら」


< あなたに私を疑われるなんて耐えられないから >






山城「ちょっと待ちなさい。お酒の席? 」

龍田「ええ、知らない? あの大佐殿最近は時々取り巻きと立食会みたいなことしてるのよ」

山城「それは知ってるわ。……行ったの? 」

龍田「誰だったかは忘れたけど駆逐の子が呼ばれて天龍ちゃんがその子に断れなくて助けてくれ龍田ー、って流れ」

山城「そ。…………本気であれの取り巻きになったら」

龍田「うん? 」

山城「きっといつまでも軽蔑するわ、私。目も合わせないし声もかけない」

龍田「まぁ、私もあなたと立場が逆だったら……ねぇ」

山城「何よ」

龍田「……見縊らないで。仮令一般的には馬鹿な判断でも私、自分の心に嘘は吐かないの」

山城「…………」

龍田「…………」

時雨「…………そんな怖い顔するような話、してたっけ? 」


< 茶でもしばきつつのんびりと >







愛宕「今頃何してるかしら」

高雄「走らせてくるとか何とか明石さんは言ってたわ」

愛宕「じゃあ、サーキットか峠か……あの人いるしサーキットね」

高雄「あぁいう所って素人でも走らせてくれるの? 」

愛宕「さぁ? でもあの人たちが言うんだから行けるんでしょう」

高雄「そうね。…………事故らないといいけれど」

愛宕「本当、そうねぇ。やっと最近あの車にも愛着湧いてきたのに」


< 金×趣味×愛 >






高雄「愛着? 」

愛宕「湧かない? 何度も自分とあの人を遠くに連れて行ってくれてるって考えると」

高雄「なるほど……確かにそう言われてみると」

愛宕「あれでもう少し乗れると家族っぽくなるんだけど」

高雄「それは……次の誕生日にはワゴン車でも贈る? 」

愛宕「いいけどあの人それすら好み五月蝿いわよ? 今のは何回も何回も聞いてたから買えたけど」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………普通悩み的には、逆よね」

愛宕「…………そうね」


< どこまでもどこまでも >







提督「やだなー、あれ。ドリ車の近く走りたくない」

明石「いいじゃないですか。そんな下手な走りにも見えませんよ」

提督「つーか個人的にあれやだ。スープラとか誰が乗ってもカッコいいもん頭おかしい」

明石「2JZ-GTEに文句でも言うんですね。……そーいえば」

提督「うん? 」

明石「このコルベットって大したチューンしてませんよね」

提督「まぁ、普通乗りだし。…………したい? 」

明石「そりゃあもう」

提督「いいけど」

明石「え、いいんです? 訊いといてなんですが」

提督「お前が買えば、いいよ? 一緒にここまた来てくれるなら」

明石「そんなのむしろこちらからお願……うーん、そう言われると悩みますねぇ」

提督「早く買えよなー、っと近付くのは嫌だけど抜かれるのも嫌なんだよなっ、と」


ありがとうございました


< キミの胸に 激しくオーバーラン♪ >







雲龍「ん…………おはよう、あなたまた来ていたのね」

天城「おはようございます。……その子、どこから入ってきたんでしょう」

雲龍「窓でしょう。そこしか開いてないもの」

天城「それはそうですが…………ここ四階ですよ? ベランダ擬があるとはいえ」


< んでっ! んでっ! んでっ!♪ >






天城「いや、そもそも鍵が開いているとはいえその窓網戸になってましたけれど」

雲龍「それで? 」

天城「はぁ? 」

雲龍「逢いたい相手がいてその程度が障害になるの? 」

天城「……はぁ? 」


< シッポのある女の子には♪ >






雲龍「そもそも仔猫とはいえもう成猫に近いのよ? 」

天城「そんな成猫なら楽勝、みたいなことないでしょう」

雲龍「大人の女になるってこと、あなたもう一度思い出してみなさい」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………なるほど」

雲龍「ええ」


< まぁるい世界を巡り巡って >






天城「、ということがありまして」

Littorio「女の話は分かるとしてそれに同意した天城も大概おかしいのでは」

天城「え? 」

Littorio「…………はぁ」


< 気にする人は気にするんですよ? >







加賀「あなたって初めは海風や江風からちゃん付けで呼ばれていたわよね」

叢雲「ええ」

加賀「でも最近割と呼び捨てだったりするわよね」

叢雲「そうね、それで? 」

加賀「…………コツとか、無いのかしら」

叢雲「…………は? 」


< 人徳というと多少納と……くできないか >






叢雲「いやそんな……雲龍姉妹にさん付けされたくないとか言われても」

加賀「割と切実なのよ。ここだと呼び捨てで私を呼ぶのはあの人とあなただけだし」

叢雲「ここだと、というか他は? 」

加賀「龍驤と五航戦の片割れと……………………あとは……

叢雲「もうあなたそれキャラみたいなものじゃない、諦めなさいよ」

加賀「でもあなたもそういうところあるでしょう? 」

叢雲「私はいいのよ。別に何て呼ばれようと私は私だし」

加賀「それはそうなのだけれど…………あっ、あとLittorioだとか海外勢も呼び捨

叢雲「あなたそれたぶんあっちだと普通だって分かってるでしょ? 」

加賀「…………」


< それこそ滲み出るキャラクターかな >







叢雲「あ、でもあなた、キャラかどうかは兎も角として鳳翔さんだって呼び捨てなんて士官くらいじゃない? 」

加賀「あのね、誤解しないでほしいけれど、彼女と同じ扱いってどうなの? 」

叢雲「…………あぁ」


< 金大堅みたいな人かな? >







漣「二重人格の人がいたとして」

叢雲「ええ」

漣「筆跡って二人分あるのかな? 」

叢雲「難しい疑問ね……身体的な限界は別として能力的なものが違うわけなんだから、二人分なんじゃないの? 」

漣「でもそれって脳が耐えられるのかな? 本当に二重人格だったとして」

叢雲「あなたは二重人格に懐疑的なわけ? ……あきつ丸が」

漣「あきつさんが? 」

叢雲「『筆跡なんてものはようは絵が上手ければいい。できる人間ならばどうとでもなる』、って言ってたわ」

漣「ただの馬鹿っぽいけど…………茶化したら聞きたくないことまで聞かされそうだなぁ、ヤダヤダ」


< それはそれは深い頷きを >







龍田「いつだったかにあなたと扶桑じゃあ子供は見込めない、みたいな話したわよね」

山城「ええ」

龍田「それからあなた、扶桑の娘が扶桑に似て健気で嫋やかな、それでいて芯の強い子になるだろう、って言ったら」

時雨「葛藤を始めて殻に籠ったのかい? 」

龍田「そんな生易しいものではなかったわ。……それでね? 」

山城「……まだ何か? 」

龍田「あなたと扶桑って割に似てるし、あなたの子供も十分扶桑に似るかもしれないと思わない? 」

山城「……………………………………なるほど」

時雨「……やめてよね、山城に変なこと言うの」


ありがとうございました


< 救いなど有りはしないという無間救済 >






雲龍「七夕に私なんかと外に出ていいの? 」

提督「何が? 」

雲龍「分かるでしょう? 」

提督「…………俺、こう言うの嫌いだけどさ」

雲龍「ええ」

提督「それに俺は女の子に酷いこと言いたくないけど」

雲龍「知ってる。……言い訳はもういいわ、言いなさい」

提督「…………お前らはお前らだろう? 楽しんで何が悪いんだ? 人外っていうんならその分楽しんでいいだろう、法になんか縛られずにさ」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………天の河になんか祈らない、あなたに縋れるもの」

提督「ばーか……………………本当に、莫迦だよ、お前は」


虚覚えで適当に言うからこうなるんですねぇ……
水滸伝なんて前にはいつ読んだのか

ありがとうございました


< クロサイとかオサガメはどうにかしてほしいね >








加賀「絶滅動物といえば、と訊かれたときに」

雲龍「私はステラーカイギュウと答えた記憶がありますけれど」

加賀「ええ。……美味しかったのかしら」

雲龍「それで乱獲されたのでは? 」

加賀「まったく誰も得をしない話よね。
もう少し何とかしていれば今頃水族館にもいたかもしれないのに」

雲龍「そうですね。……加賀さんはどんな? 」

加賀「ドードーね。イラスト、可愛らしいでしょう? 」

雲龍「はい? 」

加賀「? 」

雲龍「…………冗談ですよね? 」

加賀「え? 」


< 今度は本当に冗談 >







雲龍「……まぁ、どうせ絶滅させるなら蚊だとか蝿を絶滅させるべきですよね」

加賀「ええ、本当に」

雲龍「やっぱり製薬会社だとかが裏で動いたりしているんでしょうか」

加賀「さぁ……でも」

雲龍「? 」

加賀「蝿、というか蛆虫ってタンパクがあって栄養価的にはいいのよ? 繁殖用キットも販売されているし」

雲龍「…………」

加賀「…………」

雲龍「…………」

加賀「…………割と冗談の類なのだけれど……あなたにそんな顔をされると、少し、辛いわ」


< ある種ボケの回帰 >







天城「納豆の日、ですね。そういえば」

加賀「だからといって食べるでもないけれど」

天城「今日は朝も昼も洋食でしたから」

提督「納豆の日なんてやるならノーブラの日にしろよ。昨日だけど」

天城「……今、サラシですよ? 」

加賀「私も。時々弓を引くときはそうしているの」

提督「へぇ……いや、別にだからどうだというわけでもな

雲龍「あ、私も今ノーパンね」

提督「…………」

瑞穂「そんな今思い出した、みたいな……」


ありがとうございました


< さぁ? >







提督「たーだいま。行ってきたのそこのコンビニだけど」

高雄「おかえりなさい。わざわざ何を? 」

提督「これ」

高雄「うん? 」

提督「煙草。まぁ、ちょっと違うらしいけど電子たばこってやつ、IQOS」

高雄「名前は知ってますけど……ふーん? 」

提督「ん」

高雄「それで満足できるの? 」

提督「たぶんできない」

高雄「そう…………なのに何でそういうの、買うんですか? 」


< 価値という矛盾点 >







雲龍「いい? 私にとって心の深いところまで愛されるのと、
身体の隅々まで痛みつけられるのは等価値なの、それだけであとは普通」

明石「普通の人に謝った方がいいと思いますけど」

江風「純愛と凌辱が等価値ねぇ」

雲龍「大体純愛なんて片方がそう思っていればそれで完成なのよ」

加賀「それは偏愛だとか一方通行と呼ぶべきだと思うけれど」

雲龍「だって私と彼の関係は普通じゃないですし」

加賀「それもそうね」

江風「普通……? 」

明石「まぁ、それが矛盾に聞こえるうちは…………幸せなんじゃないでしょうか……ははっ」


< 堕ちるという幸福に是非など >







時雨「あのさ、考えてみれば山城や龍田もこの姿に生まれ落ちたときはもう少し純粋だったんだよね」

若葉「うん? 」

時雨「こんな生活を何年も続けて、どんどん擦れていったんだ」

若葉「それは……そうだろう。若葉や時雨も、そうだ」

時雨「うん、勿論僕だって自分を除くつもりはないよ」

若葉「……それで? 」

時雨「あるいはそのときなら提督のことも純粋に、拒めたのかなって」

若葉「あぁ……」

時雨「ね? 」

若葉「そうだな。……それで? 」

時雨「意味なんて無いよ。それだけ」


< 大体いつもこんな感じ >






雲龍「…………青い」

天城「空ですからね。晴れていれば大概は青く見えます」

雲龍「…………腕や脚を修復する為に虚数空間から何がしかのエネルギーを取り込んでいるのなら」

天城「え、ええ」

雲龍「逆に腕に集中させれば破裂でもするのかしら」

天城「知りませんけれど……試してみては? 」

雲龍「何故? 」

天城「何故、って……」

雲龍「あの人が哀しむことは、しない」

天城「はぁ」

雲龍「…………シシカバブで美味しいのかしら」

天城「さ、さぁ……ーーーー


< どの口が >







愛宕「んー……無い」

高雄「はい? 」

愛宕「あるはずなんだけどー……無いの」

高雄「リップか何かのこと? 」

愛宕「んーん、裏帳簿」

高雄「は? 」

愛宕「金庫の裏の金庫に入れてたでしょう? あなた出した? 」

高雄「いいえ。……無い? 」

愛宕「あの人が持ってるといいんだけど……何処? 」

高雄「工廠。まぁ、持って行っていてもおかしくはない場所だけれど……」

愛宕「そうね。…………忍者さん? 」

高雄「私も気配は感じませんよ。…………でも、私のこと忍者って言うの、やめない? 」


< 聞きたくない >







提督「分かったか? 大した額じゃねぇの。お前が心配することは無い」

明石「はぁ、これ大した額だと思いますけど」

提督「たかが魚雷が二つ三つ買えるくらいの値段だぞ」

明石「だからそれ明らかに……いや、まぁもういいんですがね」

提督「あぁん? 」

明石「それ、持ち出すこと自体危険でしょう? 戻してきてください」

提督「そうか」

明石「ええ。……………………まさか殿下とかは兎も角として露骨に陸軍内の協力者の名前聞かされるとは思わなかったなぁ」


< きっと続かない >







漣「さーて、今夜から始まりました! 漣ちゃんのーみっどないとれぃでぃお」

提督「何だ馬鹿。いい気分で酔ってるのに変なことするんじゃねぇよ」

叢雲「ラジオ形式だけどあなたそれカラオケ用のマイクに喋ってるだけじゃない」

漣「まずはテンプレが無いのでお便りから始めていきます、どうぞ」

提督「は? 無視か? ってーかお便りとかどうすりゃいいんだよ」

漣「諭吉くらい持ってるでしょ? ささっと書いて、渡して」

提督「それ法律違反だから。……しゃーねーな、名刺に書いてやる」

愛宕「名刺にコメントとかホストか何か? 」

漣「はーいどーもぉ! …………えー、ラジオネーム女衒さんからのお便り」

加賀「自虐? 」

提督「んなこと書くかよ……」


< いや、耳年増なんてことは絶対に無いがね? >







明石「雲龍さんって確かに性獣ですけど」

天城「ここまで同意したくない言葉も中々……ええ」

明石「ここで一番その、テクニック的なのが凄い人って誰なんでしょう」

天城「愛宕さんでは? それか高雄さん」

明石「単純な経験ですか? 」

天城「言い方は悪いですがその分あの人もおしえるでしょう? あれこれと」

明石「ですねー。ってことは雲龍さんの普段の言動って割と滑稽? 」

天城「……」

明石「……」

天城「……言って差し上げてみては? 」

明石「まさか」


< 振れ幅 >







山城「閨怨を背にして喫むのが一番だ、とかいう男が信用できるものですか」

扶桑「別に捨ててはいないと思うけれど」

山城「ある種一晩一晩更新されているようなものでしょう、女からすれば」

扶桑「……」

龍田「ヤった後にしか殆ど吸わないものねぇ」

時雨「あとは付き合いか、よっぽどのことがあったか」

山城「どっちも嫌ね。良いことにしても悪いことにしても」

扶桑「? 」

山城「上機嫌なあの男も、あの男が苛つきを隠せないときも、私は見たくありませんから」

時雨「なるほど」






春雨「お酒飲むとさ、山城さんって司令官のことばっか言うよね」

浜風「まぁ……本人に言ったらうんざりするほど飲まされるて意識を落とされるくらいには無自覚でしょうけど」


< 素面じゃあ、中々ね >







明石「海風さんってあの人のどこを好きになったんでしょうね、割と分かりません」

江風「さぁ……明石さンは? 」

明石「私はまぁ、付き合いもそれなりですから」

江風「知ってる。どこ好きになったの? 」

明石「長い時間で、というかなんというか」

江風「うン、それで? 」

明石「…………」

江風「…………」

明石「…………何故、頑なに訊いてくるんです」


< どっちなのかともになのか >







江風「や、江風も知らないからさ。姉貴の気持ちなンて」

明石「だからといって私の……まぁ、いいですけど」

江風「ン」

明石「……ずっと、優しく見つめてくれるところです。私がまごついても、待ってくれて。……月並でしょう? 」

江風「いいじゃン。愛には特別なものが必要なの? 愛自体が特別だろ? 」

明石「そう、ですね、ええ、そうですとも」






瑞穂「江風さんがもう少し年嵩に見えたら……いやいや」

Littorio「あなたが? それともあの人が? 」

瑞穂「それは勿論ーーーー



< 誰だと思う? >






若葉「あんな愛想笑いだけで済ませてしまうなんて、赤城さんらしくない」

赤城「さぁ……でも私は何も言いませんよ。陰口なんて、流儀じゃないですから」

若葉「それは、一面では正しい認識だろうが」

赤城「はい? 」

若葉「赤城さんが嫌いなのはそうなってしまった自分ではないのか? 」

赤城「ーーーー」







龍田「で、何? 赤城さんがあんな顔するって」

時雨「……とある子が料理をしてさ、単純に不味かったんだ」

龍田「それだけ? 」

時雨「うん。……むしろそれだけだからあんな顔できるとも言えるけど」


< ガチで犯罪だから、本当マジで >







雲龍「女子高生は女子校生でよくなるけれど」

加賀「あなたはまた何を言い出すのよ」

雲龍「中学生や小学生はどうすればいいのでしょうか」

加賀「……そもそもどんな言い訳をしても犯罪ではなくて? 」

雲龍「! はっ」

天城「そんな気付かなかったみたいな顔……姉様、女でよかったですね」


< 夜半遅くに >







提督「それはさすがに指揮権の拡大解釈ではないでしょうか」

加賀「知らないわ、そんなこと」

提督「……艤装落としてぶち抜いた床の修理なんて命じられるのか? 陸軍に、俺が」

明石「私やあなたでも直せますけど……とりあえず丁度いい板は用意しないと」

加賀「業者でもいいけれどここは一つ怠惰で無能な陸軍に仕事でも与えてやるべきかと」

提督「……まぁ、やってくれはするし下がる評価も無い、無いが」

明石「……陸軍の方と何かあったんですか? 加賀さん」


< こんな八つ当たり >






加賀「ひとが自販機で飲み物を買うのをまるで幽霊のように」

提督「そりゃお前……あっちのイメージは新年の会場したときのだろうよ」

明石「あぁ……和服にして髪もアップで留めて愛想笑いと気持ちよくさせる会話のできる麗人」

加賀「そんなのただのレッテルじゃない」

提督「正論だけどさ……お前はもっと自分のイメージが固定されやすいこと、思い出した方がいいと思うよ」


< 重複 >







Littorio「彼女はいますか? 」

提督「いる」

Littorio「奥様はいますか? 」

提督「ん、いる」

Littorio「それでは彼氏は? 」

提督「いません。いたことも無い」

Littorio「愛人は? 」

提督「どう取るかによるけど、まぁ、いる」

Littorio「それなら最後、その中でどれが一番大切? 」

提督「奥さん、だけど、うーん……うん? 」


< そうではないと思いたいけれど >







龍田「どうせ化け物なら性別なんて無ければよかったのに」

山城「は? 」

龍田「女しかいない、なんてのがおかしいのよ。性別が一つならそもそも全く姿形が違えばよかったのよ」

山城「それか両方の特質を備えているか? 」

龍田「そうそう」

山城「まぁ、私はそれでも構わな……筋肉達磨な姉さまなんて嫌よ」

龍田「それでもあなたは慕うと思うのよねぇ……」


< 滅茶苦茶萎えてヤりたくなくなる >







漣「ような会話をしまくればいいんじゃないでしょうか! 」

提督「や、別に雲龍とヤりたくないわけじゃないんだけど」

漣「いちいち俺の魚雷舐めてよぉ、とか燃料が漏れてるぞぐへへへ、とか言えばいいんです」

提督「キモ過ぎるだろうが……そもそも」

漣「はい? 」

提督「愛に、言葉は、要らない」







愛宕「の割に嬲られるわよねぇ、言葉で」


< 遅過ぎたのか早過ぎたのか >







愛宕「海風が一番抱かれる可能性高かったのって絶対ここにきたばかりのときよね」

高雄「……そんなこと海風さんには言えないわ」

愛宕「言うつもりなんてないけど……でもまだ遊びで抱ける、みたいな軽口が出てたのよね」

高雄「あぁ、軽口を冗談から真実に変換できる人間で

愛宕「後から嘘に気付く、みたいな人間」

高雄「……」

愛宕「……」

高雄「……言えないわね」

愛宕「だからそう言ってるじゃない」


< 『風と共に去りぬ』 >







龍田「また趣味悪いもの観てるわね」

WS「好きなのよ。好きなものを楽しんで何か悪いの? 」

龍田「悪いなんて。……アメリカのものなんて観ても楽しめるの? って」

WS「当然でしょう? 娯楽に差別は要らない」

龍田「その映画思いっきり差別の塊だけど? 」

WS「もう一度言うわ。娯楽に、差別は、要らない」

龍田「? ……あぁ」

WS「全ての人が楽しめる娯楽なんて存在しないのだから、
些細な配慮で一人一人の楽しみを貶めるなんてナンセンス」

龍田「そう……そうね、今のは私が間違ってた」

WS「ええ。……スコーンとブランデーはいかが? 」


< まぁ、問題が無いというわけでは全然無いけど >







山城「……さらっと些細とか宣ったけどあれはいいの? 」

GZ「他意など無いだろうさすがに」

山城「白人様の言うことよね? 」

GZ「その中では私たちも人外の差べ……世の中には逆差別だとかもあるのだが」

山城「知ったことではないわ。私たちが人間を差別したところでどうにもならないもの」

GZ「数の少なさ故に、という感じだな」

山城「インディアンと黒人の数の差、みたいなものよ。減らしておいてよかったわね」

GZ「」

山城「あなたの邦じゃあ絶句しても仕方無いか。
でもSaratogaが言ってたんだから私が責められる謂れは無いわよ? 」


< 同族嫌悪って割とできないし自覚できないもの >






GZ「そ、そもそも私はこういう話を賢しらに語りたくはないんだ、あぁ」

山城「あら、私もよ? 」

GZ「…………」

山城「ただ単に私があれ嫌いなだけ」

GZ「『風と共に去りぬ』、か。私は内容を知らないな」

山城「知らなくてもいいわよ。クズしか出ないわ」

GZ「山城はそちらの方が好みそうだが」

山城「クズにもベクトルがあるのよ……忌々しいことに」


< こういうところのそういう人と >







漣「人殺しの……うん、他者殺しの漣はきっと地獄に行くでしょうけど」

提督「うん? 」

漣「仮に地獄の存在が証明されたら自殺者って減ると思いません? 」

提督「それは現世よりも地獄的なのか? 」

漣「そりゃあまぁ、地獄という意味での文字通り地獄ということで」

提督「減るんじゃねぇの? かといって善行や努力が増えるとは思えねぇけど」

漣「無気力人間でも増えますかね? 」

提督「さぁ? 反出生主義でも流行るんじゃないのか? 」

漣「知りませんけどね。……地獄、あってほしいですか? 」

提督「お前にまた会えるならあってもいいかな。単に苦しいのは嫌だ」

漣「そうですか。…………お酒、たぶんありませんよ? 」

提督「それで? 」

漣「…………」

提督「…………うん? 」

漣「はぁ…………なんで、なんで全く動揺しないで真顔なんですか? 」

提督「そりゃあお前本音だからだろうが。……文句でも? 」


ありがとうございました


< 下半身の感覚が薄くなるのはまだまだマシな >







愛宕「あ、そうそう! ギブなら言ってねー」

提督「ギブ、もう無理ギブ」

愛宕「そ」

提督「おいっ、やめねぇのかよ」

愛宕「ギブって言えばやめてあげるなんて言ってないし」

提督「オレみたいなことを言うな」

愛宕「あなたに躾けられたから」

提督「そうか。…………そうかもだけど、無理。もう無理だから。
何で早く寝室入ったら入った分だけ搾り取るの? 馬鹿なの? 」


< 天下三分の計は結局破綻するのだが >







天城「二分された天下と朝貢というか」

海風「むしろ三分されるだけの方が楽だったんじゃないですか? 」

提督「……ノーコメント」


< 虚を突かれる>







明石「もし自分がメイドや女中だったとして主の呼び名は? 」

愛宕「ご主人様? 」

漣「ご主人様、ってーかまぁ普段も大体そうですけど」

天城「旦那様? 」

高雄「ファーストネームに様付けでは」

雲龍「寝所でだけ名前呼びなのね? 」

叢雲「無駄に雲龍だけ可愛らしい、のは置いておいて何?
あなたあれを仕える相手だと思っ……何か琴線に触れられた顔ね」


< そんな存在を対等に扱うというそのギャップがまた >







愛宕「あなた、貧乏性って設定あったじゃない」

雲龍「設定とか言わないでくれる? 」

愛宕「その割にそんなスタイルなのよね」

雲龍「設定だとかを認めるわけじゃないけれど……」

愛宕「ええ」

雲龍「虐げられる貧乏娘としてはこの上無くそそられるでしょう? 」

愛宕「そうなの? 」

提督「そりゃあ…………男の子、ですから」


< 大切にされる道具か蔑ろにされるペットか >







鈴谷「鈴谷たちって一応商品なわけじゃん? 」

龍田「商品じゃなくて道具でしょう。商売道具」

山城「随分と下世話で卑猥な、と思ったけれど、そうね。正しく道具」

龍田「人形よ、人形。洗脳されて同じことしか考えられない生きた人形」

鈴谷「そんな難しい皮肉とかじゃなくて備品っていうか調度っていうか……鈴谷も上手い言葉見つからないけどさ」


< おのれ己! >







龍田「ま、もっと量産して、本当に兵器っぽくなったら商品価値も出てくるでしょうけど? 」

山城「そうね。今は高過ぎて使いにくい政治的カードってところ? 」

龍田「龍田其ノ壱、龍田其ノ弐、なんてなれば他国に売ることもできるわねぇ」

あきつ丸「自分や山城にとっては想像するだに不愉快な光景だが……
むしろ龍田自身が殺し合いそうな気もするであります」


< 共感と疑いと確認と >







雲龍「痛みと快楽っていうのは殆ど紙一重なのよ? 」

海風「知ってますけど。……どしたの? 」

江風「いやいやいや、姉貴、待って、待ってマジ待って、頼むから」

雲龍「? 」

海風「? 」

江風「知ってますって何だよ。共感する程のことなンてまさか、やってないよな? な? なぁ? 」


< 傾向 >







漣「不人気キャラとか好きになって通ぶるなとか言われるヒトです」

明石「同志は多いけど拘りが強過ぎて結局は一人な世界にいるヒトです」

提督「人気でも不人気でもない微妙なラインのキャラを好きになる人です」

高雄「好き嫌いがはっきりする人を好きになったヒトです」

愛宕「なるほど……私はどれにもツッコまないわよ? 」


< 本来は真剣にやればできるものではないのだが >







鈴谷「射た矢にもう一度当てるのって継ぎ矢、っていうので合ってる? 」

あきつ丸「そうでありますよ」

鈴谷「さっき初めて見たんだけどさ。あれって超難しいんでしょ? 」

あきつ丸「難しいという言葉で括れない程度には。
そもそも意識してできるものではあるまい」

鈴谷「だよね。……三段もできるものなの? 」

あきつ丸「何を見てきたかは知らないが……赤城なら、できる。それだけであります」

鈴谷「そ。……たかがおやつ選ぶ権利であそこまで真剣にやる方がおかしいと思っただけなんだけどね」


< リスナー? ラジオネーム? >







漣「さーて今夜もぉ、漣ちゃんのみっどないとれいでぃお! 」

提督「たりぃなおい」

高雄「何ですこれは」

漣「本日は何とぉ! 二回目にしてリスナーさんからのお便りがきちゃってます! 」

叢雲「鬱陶しいくらいハイテンションね……眠いわ」

漣「ラジオネーム“ 恋する女の子 ”さんからのお便り」

雲龍「私じゃないわね、それなら」

天城「年齢ですか? 」

江風「いや、そもそも自分で出したかどうかくらい分かるだろうが! アホかよ」


< CMのお時間です >







雲龍「アホ? いいえ、色惚けです」

叢雲「馬ッ鹿じゃないの? そんなの言うまでもないわ」

瑞穂「……それはそれでどうなのです」


< 欲しいだけか、独占欲か >







漣「“ 振り向いてほしい人がどうしても振り向いてくれません。
何もかも捧げてもいいのに、相手もそれを分かっているのに。
どうしてかを理解はしているつもりですがそれでも実際は分からないです、分かりたくないです。
私はどうしたらいいと思いますか? ”」

提督「……」

加賀「あなた? 」

海風「さぁ? 」

Littorio「海風か他の誰かかで物凄く意味が変わりますね」

提督「……」

明石「高雄さんと愛宕さんか他の人か、でもですねぇ」

高雄「皆さん他人事のような…………いえ、あるいは探偵役が犯人、ということもありえますが、さて」


ありがとうございました


< 属性をお一つ >







漣「学生? ……そこ、生徒だろって顔しないで」

叢雲「ツンデレって言ってほしいの? 馬鹿? 」

天城「和装? 」

雲龍「ミステリアス? 」

加賀「……無口? 」

Littorio「この国であれば外国人というだけでキャラ、なのですよね」

高雄「えーっと……秘書? 」

愛宕「私は何にも……そもそも皆軍人でしょ? 十分キャラっていうか属性? じゃないの? 」


< 言われて嬉しい人に近寄りたくないことは確か >







雲龍「あなたには少なくとももう一つあるでしょ、ロリ」

漣「BBAとは言いませんけど漣自分のことロリっていうのそれはそれで嫌なんですよ」

雲龍「どうして? 」

漣「どうしてって……どうして? 」

海風「あの人が愛してくれない理由になっちゃうから」

江風「年確とかされそうだから」

叢雲「笑っちゃうからよ。こんなガキ、もしいたら願い下げだわ」

雲龍「そう……どうして? 」

漣「うーん…………どうしてでしょう? 」


< 懐に、堕ちる >







Littorio「……ね」

提督「うん? 」

Littorio「あなたの鼓動、まるで平常心ね。こんなに、強く抱き着いているのに」

提督「そりゃあね、Littorioが側にいるのは当たり前のことだから」

Littorio「ふふ……酷い、男ですね。隣とは、言ってくれない」

提督「……言えないから」

Littorio「ええ。…………ね、聞いてください」

提督「あぁ」

Littorio「Littorio、きっと、いえ、絶対にあなたのこと、忘れません」

提督「……」

Littorio「どんなことだって、そう、この鼓動の響すら、永遠に」

提督「……」

Littorio「約束します、Littorioは、あなたより先には、死にません」

提督「…………」

Littorio「Littorioはあなたの全てを忘れません、でもその代わり、あなたが死ぬ秋は

提督「言わせない。俺はお前より長生きするから」

Littorio「ん……」

提督「憎まれっ子世に憚るって言葉、知らない? 」


< 努力は裏切らない >







若葉「裏切られた、と感じたときはそもそも努力が味方ではなかっただけだ」

鈴谷「じゃあ、味方に付けるにはどうしたらいーの? 」

若葉「続けるか、諦めるか。どちらかしかない」

鈴谷「なるほど。つまりこの世はくそったれってことだね? 」

若葉「あぁ。……鈴谷さん」

鈴谷「うん? 」

若葉「鈴谷さんにはそんな言葉、使ってほしくないな」

鈴谷「え? 」

若葉「若葉の勝手だが……あなたにはいつも笑っていてほしい。言い換えれば皆の為に演じていてほしいんだ」

鈴谷「…………」

若葉「そういう努力は、きっと裏切らない。若葉の信頼と、鈴谷さんの気持ちの分だけ、な」

鈴谷「…………うん、分かった。気を付ける」






浜風「そもそも何の話がしたかったのか、というのは置いておいて」

春雨「あの目で真っ直ぐ……無理だね」

赤城「勝てないですよねぇ……」


< 泣きたい時ほど涙は出なくて♪ >







あきつ丸「……………………フ-」

龍田「久し振りね、そんなに憂鬱に喫んでるの」

あきつ丸「憂鬱? 自分は殆どの場合そうだと思うが」

龍田「それでも分かるのよ。何あったの? 」

あきつ丸「……………………特務の同僚を、殺した。いつも通りの顔、いつも通りの手順で」

龍田「…………そ、大切な人、だったのね」

あきつ丸「馬鹿な。稀に会ったときにこの煙を吐き出しながら不味いコーヒーを流し込んでいた程度の繋がりしか、無い」

龍田「…………」

あきつ丸「そんな相手、特務には幾らでもいる。それがたとえ一人だけ…………

龍田「一人だけ、何? 」

あきつ丸「……何も。お前とは、こういうときに会うべきではない、と再認識しただけだ」


< 空に溶ける煙に、あるいは手向けを >







龍田「……一本」

あきつ丸「ん……お前も持っているだろうが」

龍田「感情は共有できる、なんて程綺麗事宣うつもりは無いけど……ま、煙草くらい共有させなさい」

あきつ丸「むしろ自分が奪られているのだが」

龍田「まぁまぁ、フ-……………………ねぇ」

あきつ丸「何だ」

龍田「もしその人を殺した人、殺せるなら殺したい? 」

あきつ丸「いや、だから殺したのは自ぶ

龍田「殺したい? 」

あきつ丸「…………別に。それが誰であれな。あのときはあぁせねばならなかった」

龍田「そう……復讐は何も生まないとか講釈垂れようと思ったのに」

あきつ丸「ハンッ…………無論、生むまい」

龍田「へぇ? 意外ね」

あきつ丸「復讐は決意した時点で、終わっている。遂げた瞬間、ゼロ近似になるだけだ。
上がった沸点はもう下がらない」

龍田「なるほど……ね」

あきつ丸「……ん」

龍田「私が死んでも、そんなに饒舌になってくれる? 」

あきつ丸「さぁ? …………ま、そのときは、龍田が好きな銘柄でも、吸ってやるでありますよ」


< 赦しなど乞わず、先など見もせず >







愛宕「今日、っていうか今はLittorio、か」

高雄「意味は分かるけれどもう少し言葉を考えなさい」

愛宕「はいはい。…………私と高雄が、沈むの」

高雄「? え、ええ」

愛宕「それも、ここに来る前に」

高雄「ん」

愛宕「あの人の周り、大分変わるわね」

高雄「Littorioと海風さんと江風さんと瑞穂さんがいなくて……あきつ丸辺りが遠くて

愛宕「龍田とか山城が近いの。加賀さんとか明石さんはまだ近くにいるかもしれないけど」

高雄「でも……雲龍さんはどうでしょう。あれで今のあの人が一番好きな人だから」

愛宕「その場合天城は当然いないわね」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………Bismarckさんが、いたかもしれないわね、隣に」


< 愛が愛を捩じ曲げる >







Littorio「…………こんなにも、愛していますのに」

提督「…………」

Littorio「こんなにも、尽くしていますのに」

提督「…………」

Littorio「それでも、手に入らない男なんて、いるのですね」

提督「…………」

Littorio「…………何か、言って? 」

提督「……………………何、言ってほしい? 」

Littorio「愛の、囁きを。……仮令それが、仮初のものだとしても」


割とお久しぶりです

ありがとうございました


< レッテル >







海風「北京語だと“ 玩 ”って一文字で“ プレイ ”って意味なんだそうです」

雲龍「そう……それで? 」

海風「えっ」

瑞穂「え? 」

雲龍「うん? ……そんな反応するとは思わなかったなんて顔されると、少し嫌」


< 全て愛で誤魔化せるのだがね >







雲龍「ねぇ、天城。あなたってあの人への気持ちが閾値越える前、嫌ってた? 」

天城「はい? ……嫌っていた、というとそうかもしれませんけれど。
でもそれはどちらかというと天城が戦わずして怠惰に堕ちている状況の象徴があの人だったわけで」

雲龍「あの人そのものというよりは放埒な一面を強く見ていたのよね」

天城「それはそれで正しいのでしょうけれど、
まぁ、積極的に嫌っていたわけでもありません」

雲龍「そうよね……そうなると」

天城「ええ」

雲龍「あの人のことを根本的に嫌悪して彼にも疎まれていたのに、
それでも今があるって私、凄いと思わない? 」

天城「そうですけれど……一般的には駄目な凄さでは? 執着とかその辺り」


< 酒を止める以外のことならば死ぬ以外何だって >







雲龍「あの人が体重落ちて暫く節制してたときに」

加賀「ええ、私なら考えられないわね」

天城「加賀さんはそれでいいんですか? 」

雲龍「セックスはしない、早寝早起きもするって言って実際その通りだったじゃないですか」

加賀「それで? 」

雲龍「それでもナイトキャップだけは飲むって宣言していたあたり筋金入りですよね」

加賀「? 」

天城「? 」

雲龍「…………いつもの光景ね。正しいのは私の方の筈なのに」


< 質問で変わる回答 >







海風「海風のこと好きですか? 」

提督「どう思う? 」

海風「質問に質問で返すんですか? 」

提督「質問に質問で返しちゃ駄目? 」

海風「駄目じゃないと思うんですか? 」

提督「思っちゃ駄目? 」

海風「…………」

提督「…………」

海風「…………海風のこと、嫌いなんですか? そうなんでしょう? 」

提督「まさか。大好きだよ」

海風「そう、ですか。……………………はぁ」


ありがとうございました


< 三も二も無い。一だけでいい >







雲龍「今日も今日とて、眠いわね」

天城「はぁ、確かに何事もありませんけれど」

雲龍「……あの人は真面目に執務中だし明石と江風は訓練と計測中だから遊べないし」

瑞穂「それは“ と ”ですよね? “ で ”ではありませんよね? 」

天城「そんな自明な」

雲龍「ええ。だって一番楽しいのはあの人だけれど、
二番と三番はあの子たちでしょう? 」

瑞穂「雲龍さんは兎も角天城さんはこれでいいんですか? 」

天城「どうせ明石さんたちも嫌がってはいませんのでこれでいいかと。姉様はもうこれですし」

瑞穂「…………」

雲龍「…………それはそれで身も蓋も無いわね」


< 一番無茶をしそうな人 >







漣「ご主人様関連抜きでお願いします」

愛宕「叢雲でしょ」

加賀「叢雲ね」

雲龍「愚問ね」

天城「くだらない。叢雲さん以外ありえないでしょう」

明石「叢雲さん以外ありませんねぇ」

叢雲「…………」





海風「あれ、あの人がいても同じことだってのが凄いところだよね」

江風「そうだな。……………………テートクも叢雲のことそう思ってそうなあたりが一番凄いところだけど」


< それは誰も知らない >






江風「つーかさ」

海風「うん」

江風「姉貴、テートクのことあの人って呼ぶことにしたの? 」

海風「江風が叢雲のことを叢雲って呼ぶことにしたみたいなものだよ? 」

江風「それ姉貴もじゃン? 」

海風「そうだね、それで? 」

江風「それで? って……」

海風「……本当なら二人でいるときにあなた、って言いたいんだけど」







愛宕「……あの、顔と考えのギャップに落ちないあたり本当にロリコンじゃないのね」

高雄「……ええ、残念ながらと言うべきか喜ばしいと言うべきか」


<夢といえば >







雲龍「君主……は無いとして、元帥になる」

提督「無ぇわ」

雲龍「君主……やっぱり無いとして、元帥を跪かせる」

提督「無いって」

雲龍「世界一の美女をものにする」

提督「もうしてる」

雲龍「…………」

提督「世界一が二つあっちゃ、駄目か? 」


< 分かる人たちと分からない人 >







提督「つーかそもそも、今の質問チョイスは何だよ」

雲龍「分かるでしょう? 」

提督「海陵王だろう? 」

雲龍「ええ、似てない? 」

提督「……喧嘩売ってんの? 」

雲龍「偉丈夫ってところよ? 」

提督「ばーか、そんなやつ幾らでもいるだろうが。あそこまでクズじゃねぇよ」







江風「そンなパパっとカイリョーオウ?
とか出てくるあたりクズなのが実に惜しい人物だよな」

加賀「それか生まれる時代を間違えたか。それこそ海陵王の立場なら上手くやったでしょうに」


< そんなものでは済まない >







江風「で? 」

加賀「? 」

江風「カイリョーオウ、って誰? 」

加賀「大陸に昔いた人物よ。あの人より性欲が物凄く酷くて優しさが無い代わりにカリスマが高いの」

江風「……凄い人? 」

加賀「どちらかとあと悪人評価が多いけれど……偉人なのは確かよ」

江風「ふーン……テートクより性欲が酷いってことはさ」

加賀「ええ」

江風「幼女ヤったり犯し殺したり囲いまくったってこと? 」

瑞穂「幾らなんでも提督の評価が酷いのでは? 」

江風「そう? ……どンな感じ? 」

加賀「…………」

江風「うン? 」

加賀「…………あなた、本当に歴史に興味が無いのね」

江風「はい? 」


ありがとうございました


< 目測だけですよ? >







愛宕「知らないの? 谷間ってつくれるのよ? 」

提督「知ってる。知ってるけど……お前天然でつくれちゃうだろう」

愛宕「そうなのよねぇ。だからこう、調べた意味

提督「全く無いね。……なぁ」

愛宕「うん? 」

提督「誰か寄せてる女の子いた? 俺の知ってる子で」

愛宕「自明ね」

提督「やっぱそうか。あ、誰かは言わなくていいぞ」

愛宕「訊かれても言わないわよ」

天城「……………………やっぱり、なんて普通男性には言えないのでは? 」


< 鬩ぎ合い >








高雄「いや、そもそも目測でも駄目なものは駄目でしょう」

提督「そう? むしろ男の前で谷間見える格好してまで見栄張りたい子なんだからいいじゃん? 」

加賀「そんなわけ」

江風「あるから言えるンだよなぁ……無いと時々見栄も張りたくなるよな? 」

漣「気持ちは分からないでもないけど……同類扱いしないでくれない? 」


< 言ってはほしくないけど面白くなりそうな台詞 >








江風「不倫は文化だ? 」

天城「女は玩具? 」

加賀「孕んだらいい医者いるからな? 」

雲龍「死ねクズヤらせろ? 」

江風「」

天城「」

加賀「」

愛宕「……あなたがそんなこと言うのが一番つまらないのは、確かね」


< 背負った名と言えるのか >







扶桑「重いわ……扶桑なんて」

龍田「龍田、か。割と気に入っているけれどあなたも私も扶桑には勝てないわねぇ」

山城「姉さまは当然として山城と龍田にも開きがあると思うけれど? 」

龍田「そう? ……あなたってそこまで京都や歴史に思い入れあったかしら」

山城「そうでもないわ。ただ龍田なんかと同じにされたくないの」

龍田「ふぅん? ま、いいけど」







鈴谷「ふんっ、どーせ鈴谷はもうこの国に属していない仲間外れですよーだ」


< 知っているものだけ知っているだけですよ? >







あきつ丸「属す属さないの話は面倒だからパスするとして」

鈴谷「うん」

あきつ丸「赤城? 」

赤城「んん……Сусуяさん? 」

あきつ丸「……自分の大してよくもない耳だとスゥスゥヤに聞こえるが」

鈴谷「鈴谷もそれと変わんないよ。でも名前が残っているとは言えそう? 」

赤城「そうですねぇ……ま、私の発音がおかしいだけかもしれません。
正しい発音は今度Гангутさんにでも訊いてください」

鈴谷「はーい」

あきつ丸「あぁ」

GZ「…………いや、だとしても何故赤城がイワンどもの発音を? 」


ありがとうございました


< 何かしら >







提督「昨日はおっぱいの日だし今日はパンツの日だし明日はハミ乳の日だし明後日は……明後日は? 」

雲龍「私とヤる日」

提督「そうか」

雲龍「ええ」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………何か、違わないか? 」


< 悪女と悪人の違いとは >







明石「一番悪女な人って? 私は違うとして」

高雄「愛宕は私の頭上でキスなんてしたがる女よ」

愛宕「私も悪女って柄じゃあ」

雲龍「痴女くらいなら認めてもいいけれど」

天城「特に迷わせたわけでは」

加賀「むしろ私たちが転ばされているわよね」

Littorio「まったくです」

明石「基準があの人じゃあそりゃ…………いや、正しいことこの上無いですけどねぇ」


< その後 >







提督「誰かがそうだとは思わないけど悪女って響きよくない? 俺は好きだね」

愛宕「それなら私でもい

海風「海風で、構いませんね? 」

提督「……」

愛宕「……」

海風「何か? 」


< それはもう絶望色に >







龍田「あの人と扶桑が寝たとして」

山城「何も言わないわよ、姉さまには」

龍田「あの人には言うのね? 」

山城「当然でしょう? 馬鹿なの? 」

龍田「馬鹿よ? ……本当に言わないの? 」

山城「ええ、姉さまに吐く嫌みなんてこの世にもあの世にも無いし……祝福だって言わないわ」

龍田「そう……」

山城「きっと、本質的には何も変わらないけれど、反転するわ、何もかも」

鈴谷「…………ディープ過ぎない? 」

鹿島「私は……私は何か言えるでしょうか? 」

時雨「知らないよ、知らないけど…………答えに辿り着いたとして、
こんな無表情ではないと思うよ、能面より酷いじゃないか」


< ゆーきゃんせいぐばい? >







雲龍「あら……あなたも? 」

Littorio「はい? 」

雲龍「綺麗な月に誘われたの? 」

Littorio「いいえ、独り寝の夜が寂しくて」

雲龍「そ。……あなた、一人部屋ね」

Littorio「ええ、あの人が誘いやすいです」

雲龍「…………寂しくない? 」

Littorio「それもまた、あの人を誘う理由になりましょう」

雲龍「…………」

Littorio「…………」

雲龍「…………煙草でも、喫む? 」

Littorio「構いませんが……持っていませんよ、Littorioは」


< 試すような言葉を出したことさえ罪に思えない >







雲龍「上弦……と言える月? 」

Littorio「さて、Littorioも月になんて詳しくありませんから」

雲龍「そう……満月でも三日月でもなく、何の名前も持たないなんて」

Littorio「まるで自分たちのよう? 」

雲龍「いいえ、少し前までの愚かな自分のよう、よ」

Littorio「……今は愚かではないと? 」

雲龍「こんな気分で空を見上げて笑える絶世の美女が愚かなわけないでしょう? 隣には友だっている」

Littorio「あらあら……」

雲龍「違う? 」

Littorio「違わない、違いませんとも」

雲龍「ね? 」

Littorio「ええ。……………………本当に、美しいですね、あなたの心は」


< 切り捨てるなんて気持ち、本当だとは思わないけれど >







Littorio「…………ま、あなたに嘘なんて吐けませんか」

雲龍「そうね。馬鹿だから」

Littorio「ええ」

雲龍「そこは否定するところでしょう? 」

Littorio「……馬鹿ではないとして」

雲龍「何? 」

Littorio「ナイトウェアを着て、出歩くもの? 」

雲龍「いいじゃない。友と情を捧げた男以外、誰もいないわ」

Littorio「…………」

雲龍「…………」

Littorio「…………そんな世界が

雲龍「あったとして、意味なんて、無いわ。きっと、生きる限り望みは尽きないから。そのときはきっと私、あなたを

Littorio「やめて。今は聞きたくない。…………いい気分のまま、夢を見させて? 」


ありがとうございました


< 殺人部隊のようですらあり >







提督「そーいやこの前さ」

加賀「ええ」

提督「陸軍のやつらに変な目で見られたから嫌がらせでもしようとか言ってただろう」

明石「自販機使ってるの見られて陰口叩かれて苛ついて、床直させようとかいうやつですね」

加賀「冗談のつもりだったのだけれど」

提督「知ってる。……でもやろうと思うんなら」

加賀「? 」

提督「開き直ってここの全員で陸軍側の食堂でも行くか? それで限界までつくらせよう」

明石「メニューや量なんて大体決まって……いや、確かにこの人の権力あればできますけどぉ」


< これって純情? >







雲龍「咥えゴムなんて初めてでもできるかしら」

天城「」

明石「口でゴムねぇ……どう? 」

Littorio「知りませんよ……どうですか? 」

加賀「使わないもののことを言われても」

明石「ですよねぇ……ということは」

Littorio「? 」

明石「覚えたら、あの人にとっては初めてでは? 」

加賀「……なるほど」

雲龍「まぁ、風俗とかで経け……一気に天城より酷い顔になりますね」


< 様々な意味でね >







天城「そ、そもそも

明石「あ、復活した」

天城「あの人が経験済かどうかは兎も角として練習でもするんですか? 」

雲龍「? あの人ので試せばい

加賀「いわよね。別にそこまで暴力的でもないし興味はありそうだったから」

Littorio「試すというか試みるというか……相手が同じなのに試すと言うの? 」

海風「というか皆さんが一気に始めたら意味無いと思いますけど」

雲龍「! はっ」

江風「……馬鹿なの? 」


< 国家資格 >







明石「まぁ……そりゃあ並以上には沢山持ってますけど」

提督「俺もまぁ、自動車と単車は置いておいて無線とか色々あるな」

愛宕「私も無線は持ってるけど……そういえば船舶操縦の免許なんて持ってないわね」

高雄「要らないでしょう……要る? 」

提督「要らないと思うよ。こいつは持ってるけど」

明石「まぁ、私は一応修理で使うって名目と……かったるい仕事続いてて気分転換したかったので」

高雄「なるほど」

雲龍「……免許取得って気分転換になるものなの? 」

瑞穂「雲龍さんこそ誰に向かってものを言っているんですか? 」


ありがとうございました


< そもそも絶対的に阻止しますけれど? >







山城「これ、返すわ」

龍田「そう? 新しいのは買ってあるしずっと持っていてもいいけど」

あきつ丸「煙草? 吸っていたか? 」

山城「吸わないわよ。封も切ってないわ」

あきつ丸「はぁ? 」

龍田「山城に懸想してる相手がね、これ嫌いらしいのよ」

あきつ丸「あぁ、そういうことか」

山城「ええ。…………よくよく考えてみれば私も姉さまが吸い始めたとして嫌いになんてならないしね」


< 自分もまぁ同じ考え >






あきつ丸「自分の扶桑への愛とそんな切り捨てたい愛を同列に扱うのか? 」

山城「馬鹿なの? そんなわけないじゃない。穢らわしいわ」

龍田「愛に貴賎なんて無いと思うけど? 」

山城「優劣はあるじゃない」

龍田「確かに」

あきつ丸「そうだな。…………それはそれでどうかと思うが」


< 特に要らない >







龍田「でも……ふふ、やっぱり効かなかったわね」

山城「ええ、馬鹿馬鹿しい限りだけれど」

あきつ丸「見え透いた偽装が通じると思ったことが? 」

山城「私なんかに懸想する男が本当に存在したことが、よ」

あきつ丸「…………本気か? 」

龍田「顔を見る限りは」

山城「この上無く、正気よ。男って本当に顔だけで選ぶのね」

あきつ丸「…………」

龍田「顔と身体と陰と鬱屈と儚げな優しさと……。
少なくとも男とか私たち以外にはそうみえているんじゃないの? 」


< まぁ、割といつも通り >







雲龍「いやに暑いわね」

海風「まぁ、夏ですし」

雲龍「……脱ごうかしら」

海風「ブラウスだけならいいんじゃないですか? 」

雲龍「そうね」

天城「そうね、じゃないですよ、まったく。
本当に脱ごうとしないでください、はしたない」


< >







天城「大体、海風さんも毎回適当なことを言わないでくださいね? 」

海風「? 」

天城「放置しているとつけ上がりますから」

海風「はぁ」

江風「適当に言ってるならどれだけ……まともに返してるンだぜ? これでも」


< 何か問題が? >







愛宕「せいかくー」

高雄「性格で」

雲龍「性格ね」

天城「性格ですとも」

Littorio「同じく」

明石「…………性格で。回転とか技能とは別としてね」

加賀「性格でしょう」

提督「ん? 何俺の悪口? 」

愛宕「んーん、自分の性格と頭の良さ、どっちが高いか」

提督「あぁ、そ…………うーん……」


< 自信家に見えますか? それとも馬鹿な女? >







愛宕「ルックス」

高雄「ルックス」

雲龍「ルックス」

天城「性か……ルックスでいいです」

Littorio「ルックス」

明石「…………性格で。何を言われても変えませんよ」

加賀「容姿。愚問極まれりね」

提督「…………何も言うまい」


< まぁ、聞こえたら、入るよね >







提督「やぁ」

Littorio「! ッひっ! 」

提督「襲撃とかじゃねぇからその反応は……ノックも声掛けもしたぜ? 」

Littorio「で、っしょうね……何か急用? 」

提督「そうでもない。でも、何か俺の名前が聞こえたからさ。イタリア語に混ざって」

Littorio「…………」

提督「…………一人でスるとき、素になるんだね」

Littorio「」


< そもそもあんな声聞かされた時点で >






提督「…………さて」

Littorio「…………何故鍵をかけたのです」

提督「うん? 」

Littorio「おかえりはあちらですよ」

提督「帰る? 」

Littorio「…………何? やっぱり重要な話? 」

提督「重要といえばまぁ……まだ、イけてないだろう? 」

Littorio「…………」

提督「それともその気分で、やり直した方がいいの? 」


< 本当のことは言えないね >






明石「帰ってきませんねぇ」

叢雲「イタリア製の装備が届いたって話がどうして下半身の話になるのかしら」

漣「ノリ? 」

明石「ノリでしょうねぇ」

漣「やっぱりかー」

叢雲「そう。…………どんな誘い方したのか、ちょっと興味あるわね、流れとか」


ありがとうございました


< まぁ、好みかもしれませんがね >







漣「スケコマシといえばまぁ、凄まじくそうだけどさ」

叢雲「は? 」

漣「硬派っていってもまぁ、通るよね? 」

叢雲「それは……素で夢想主義者なんだからそういう風に見えることはあるでしょ」

漣「自分への理想も高いってこと? 」

叢雲「そ、あいつの場合周りのレベルが高いからそう見えにくいだけで」

漣「誰が一番高いかな、一般的に言って」

叢雲「加賀でしょ。一般的に言って」

漣「そう? 」

叢雲「私なら加賀がいいわ」

漣「なるほど…………雲龍さんに言ってくるね」

叢雲「は? 何故加賀じゃなくて雲りゅ……ちょ、待ちなさいったらっ」


< 興味の範囲 >








雲龍「そういえば水族館に行ったのよ」

叢雲「ふぅん? 楽しいの? あれ」

雲龍「予想外に。あの人がいなかったとしても楽しめたと思うわ」

叢雲「へぇ、よかったわね」

雲龍「ええ。……私たちの足下って、思ったより、平和なの」

叢雲「……」

雲龍「ゆらゆらと揺れて、すいすい流れて。それだけなの」

叢雲「弱肉強食はあると思うけど? 」

雲龍「それを越えるから綺麗なのよ? 」

叢雲「そ、うね」

雲龍「弱者に見えても、目に入るのならそれは強い者なの」

叢雲「ええ。…………でも、あなたの中の強者なんて、数える程でしょうよ」


< トドはアイヌ語のトントが由来なのですがね? >








雲龍「まぁ、調教結果発表会もそれなりに面白かったし」

加賀「海豚なのか胡獱なのか片吟なのかは知らないけれど……ショーと言いなさい」

雲龍「露出ショー? 」

加賀「犬や猫は兎も角海洋生物に服は元々」

雲龍「露出ショーと考えるとそれはそれで……提督閣下? 」

提督「うん? 」

雲龍「シロナガスクジラのアレは三百センチにもなるそうですよ」

提督「あ、そう…………お前は俺に何を望んでるんだ? 」


< へんないきもの >








鈴谷「龍田と山城って真顔で変なこと言うし笑いながら変なこと言うし常に変なこと言うけど」

時雨「あぁ」

鈴谷「『私たちは洗脳された生きる人形兵器なのよぉ。
戦うことを強いられていることに根本では抗えないの』」

時雨「う、ん」

鈴谷「とか宣うのはさすがにおかしくない?
あの二人洗脳するとか殺すより難しいでしょ」

時雨「そうだね。…………だからこそ二人がそういうことを言うのがつまり、ってことにも思えるけど」


< それが異常ではない世界にて >







加賀「彼と寝た後に」

雲龍「ええ」

加賀「一番撫でてほしいのは、どこ? 」

天城「頭では? まさか心、なんて乙女なのが答え? 」

雲龍「お腹でしょう? できれば少し強めに、後ろから」

明石「頰じゃないの? え、違う? 」

加賀「答えなんてないけれど……そうね、ありがとう。今度までに決めておくから」

明石「決めるってなん……無駄に情報あげちゃったって言うのかな? これって」


< まぁ、どちらでも同じかな? >







明石「愛宕さんとあの人は対等? 」

愛宕「いいえ」

明石「ではあの人が上? 」

愛宕「いいえ」

明石「愛宕さんが上? 」

愛宕「いいえ、ありえないわね」

明石「……本当に対等ではない? 」

愛宕「あの人が上で私が上だもの」

明石「う、ううん? 」

愛宕「本当に好きになって好きになられて求め合ったら、そんなことどうでもよくなるのよ」

明石「なるほど。……………………下ネタのつもりだったんですけど、
惚気で返されるとは思わなかったなぁ」


リアルが変化したので今後は変な時間でも適当に投げていくかもしれません

ありがとうございました


< まぁまぁ、とりあえずハグでもどうぞ >






漣「八月九日ってハグの日じゃん? つまり次の日である十日はハゲの日なんじゃあ」

叢雲「つまり十一日はハゴ……ハ号の日か何かなの? 」

漣「戦車とかつまんないしいいよ。……ちなみに八日はデブの日だね」

叢雲「ハギの日じゃないの? 」

漣「それは嵐くんにとってだけでしょ」

叢雲「毎日でしょそれ、ってのは置いておいて、くん? 」

漣「それからなんといっても七日はハガの日だね」

叢雲「芳賀? 誰? 」

漣「ヒョッヒョッヒョ……誰かなぁ? 」

叢雲「単純にキモいんだけど、誰? 」






海風「叢雲ってどんな会話でも大概繋げちゃうよね」

江風「あれはあれで楽しンでるっていうか……いや、
漣の言ってることが意味分からないだけではあるンだけどさ」


< 破格 >







提督「……………………Zzz」

愛宕「寝てるわね」

高雄「あなたたちが……わたしたちが酷使するから」

加賀「……唇」

愛宕「はい? 」

加賀「美味しそうね、と」

高雄「はぁ」

加賀「勝手にいただいても、いい? 」

高雄「私たちが許すものでは……愛宕? 」

愛宕「はいはーい、お酒でも飲みに行きますねー」

加賀「別にいてもいいけれど」

愛宕「他人が遊ぶところなんて見ても……加賀さんで遊ばせてくれるならいますけど? 」

加賀「結構よ」

高雄「消えましょうか。……勝手にボトル開けるかもしれませんが」

加賀「構わないわ。…………それよりも、楽しめるし」


< 何してやろうか、まったく >







提督「んあっ? はっ、えっ? 」

加賀「ご馳走様」

提督「は? …………ぴちゃぴちゃなんだけど」

加賀「そう見えるわ」

提督「これ、レイプじゃね? 」

加賀「そうかも……親告罪だけれど? 」

提督「そんな横暴な」

加賀「つまり…………仕返しした方が有益ってことよ? 」


< 単に口をついて出るくらいの意味だと思うけれどね >







WS「Iowaって」

GZ「うん? 」

WS「oh,my god! なんて言うでしょう」

GZ「私は聞いたことが無いが……そうか」

WS「あれ、神なんて不愉快なもの信じていると思う? 」

GZ「さてな、少なくとも私もお前もAquilaも……Saratogaも信じてはいまい」

WS「あれはあれで信心でも持っているのかしらね」






鈴谷「龍田が『これはあんまりよぉ、神様ぁ』とか宣うのと似たような感じじゃないの? 」

龍田「鈴谷様ぁ、それはあんまりよぉ」

若葉「なるほど分かりやすい。……Iowaさんがどうかは全く分からない実演だが」


< 暴走の果てに >







加賀「はぁ」

提督「いや、絶対可愛いから。加賀に似合うから」

加賀「……こんな仕返しを望んだわけではないのだけれど」

提督「仕返しを望むってなんだよ、はい、着る」

加賀「嫌ではないけれど……これは何? 」

提督「そりゃあ見たまんまスーツだよ、堅めの」

加賀「そういう意味ではなくて何故私のサイズにという……まぁ、
ここでは意味の無いことかもしれないけれど」


< 死角とはまた違うが >







加賀「んっ、折角着たのに……もう、脱がすの?」

提督「そのための……うん、綺麗だ」

加賀「私の身体なんて、隅々まで見ていると思うけれど」

提督「ん……まぁな」

加賀「私すら見たことが、無いっ、私を見るなんて、贅沢ね」

提督「一度脱がせて隠して脱がせて……あぁ、そう言われると、確かに贅沢かな」


< それはどんな意味で? >







明石「私、修理実は好きじゃないんですよ」

高雄「はい? 」

明石「私が修理するってことは誰かが傷付いてるってことじゃないですか」

高雄「……それが責務では? 」

明石「本気で言ってるんですか? 」

高雄「いえ……戯れです」

明石「代われるのなら、誰かに代わってほしいくらいです」

高雄「まさに、『あなたに代わりはいない』、というやつですから」

明石「本当うんざり…………ま、『お前は今日から高雄の代わりだ』、なんて言われても困りますけどね」



< だから、どちらの意味なんです? >







愛宕「そんなこと言ったら、ねぇ? 」

加賀「……何? 」

愛宕「高雄の代わりで私が満足できるかって話です」

加賀「私は赤城さんの代わりなら、代わり…………そうね、許せない」

愛宕「でしょう? 大切な存在だからこそ尊いが故に、認められない」

叢雲「あなたが私の代わりだとしたら、何もかも許せるけれどね」

漣「うん? 」

叢雲「許せるだけ、だけれど…………代わらない、変わらないから、私は」

漣「あ、ちょ、叢雲ちゃ…………あの辺りが、叢雲ちゃんの…………漣は嫌だよ。
叢雲ちゃんの代わりなんて、いないんだから」


< 一番いいけれど、それでも偶には前の呼び名も >







江風「提督」

提督「違う」

江風「てえとく」

提督「馬鹿っぽい」

江風「てーとく」

提督「あと少し」

江風「テートク」

提督「それそれ、それでいいのお前は」

江風「あっそ。…………__、じゃ、駄目なの? 」


< アルコール(チュー)毒>







提督「はだけさせるな……酔い過ぎだ」

加賀「…………」

提督「お前がフラつくレベルで飲んでるんだからよっぽどだぞ、それ」

加賀「…………」

提督「そんなの並のやつなら死んでるだろう」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………飲め」

提督「? んぁっ! む、りっ、口移し、すっ、きだけど、おまっ、んぉぉぉぉっ


< 見ていた人たち >







漣「真夜中のぉ、みっどなぁい」

瑞穂「何言ってるんですか」

漣「やー、ラジオ風味トーク大して続かなかったなーって」

瑞穂「はぁ」

漣「ご主人様は加賀さん引き摺ってお酒飲み始めたと思ったら引き摺っていかれるし、暇なんですよ」

瑞穂「瑞穂も漣さんを引き摺っていきましょうか? 海へ」

漣「え、遠慮しておきまーす」


ありがとうございました


< それでも何故か枯れそうもないのですがね? >







提督「…………出過ぎて死にそうなんだけど」

加賀「補充してあげたでしょう? 」

提督「アルコールをな。……死ぬぞおい、マジで」

加賀「アルコールは経口摂取するものよ? 」

提督「少なくとも喉に流し込まれて唇で蓋をされるものではないと思うが」

加賀「いいじゃない。…………寂しかったのよ」」

提督「ッ…………まぁ、いいけどさ」

加賀「ええ。……………………あなた、ちょろ過ぎではなくて? 」


< 残酷な嘘の優しさを意識し始めてしまっては、もう >







提督「や、ちょろいとか言われても……嘘なの? 」

加賀「いいえ」

提督「なら同じだろう」

加賀「そうだけれど……いいの? 」

提督「加賀みたいな女の子、拒めないから」

加賀「弱さから? 」

提督「優しさから、だと思いたいね」

加賀「優しいわよ? あなたは」

提督「そう? 」

加賀「ええ。……………………その優しさが、一番、心に刺さるのだけれど、ね」


< なんとはなしに身体にいいという行動は >







扶桑「眠いわ、今ならとても気持ちよさそう」

鹿島「扶桑さんはこの後? 」

扶桑「演習も座学も無し。……かと言って寝惚けられるかというと」

鹿島「寝ぼうける、というか……適度なお昼寝は身体にもいいんですよ? 」

扶桑「あぁ……」

鹿島「はい? 」

扶桑「だから無理なのね、きっと」

鹿島「……え? 」


< おひたしに生卵、それから醤油なんていいんですよ? >







提督「煮物とおひたしと味噌汁、食べたいなぁ」

加賀「愛宕に頼みなさい」

提督「そうか、そうだな」

加賀「……」

提督「……」

加賀「……」

提督「……」

加賀「……大概、私も莫迦な女ね、はぁ」


< 男と女が揃えば >







提督「、という遣り取りがあったわけですが」

加賀「仕方無いでしょう? もう天城が全て用意していたんだから」

提督「そうだけど」

加賀「それとも何? 私とあなたに対して暗に感想を求めてくるあの子の隣で、
私に作り直せと? 」

提督「言えないが……そうじゃなくて」

加賀「何かしら」

提督「…………何故食後すぐに風呂へ直行なのでしょう? 」


< 事故といえば自己的な事故 >







加賀「もうなんだか開き直ってきたわ」

提督「勘弁してくれ……仕事」

加賀「放っておきなさい。んっ、今この場で私よりも大切なもの、ぁ、があっへ? 」

提督「…………無いな」

加賀「ふぇひょう? 」

提督「風呂用にアップにしたうなじとか最高にエロいしこれ手で掴みやす

漣「おっふろーおっふろーひっさびさっのあっさぶー……お邪魔しましたー」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………死にたい」


< 自分のだとヴァリエイションが少ないからかな? >







愛宕「シニヨンねぇ、私あんまり得意じゃないんだけど」

瑞穂「時々とても綺麗なシニヨンですけれど、ね」

愛宕「それはまぁ……そういうことだから」

瑞穂「はぁ。……しかし、そこまで難しくしなくても簡単なまとめ方、あるでしょう」

愛宕「簡単なのだと不機嫌になるか直させようとしてくるから」

瑞穂「……」

愛宕「ちなみに高雄のことよ? あの人はヘアで不機嫌にはならないもの」

瑞穂「なるほ……高雄さんも中々度し難いですね」


< 女の子とは自分の特別が普通だと思うものだと思いますけどね >







愛宕「そうよねー、私には全然触らせてくれないのに」

江風「それは単に愛宕さンの“ 触る ”って意味が違うからじゃ」

愛宕「私だって女の子だから他の子のセットくらいしたいわよぉ」

江風「そうか? 」

雲龍「? 」

天城「? 」

瑞穂「? 」

Littorio「? 」

海風「江風が女の子じゃないとは言わないけど……そういうものなんだよ、普通って」


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