ヴィーネ「ご飯出来たわよー」サターニャ「はーい」 (20)

下記が特徴のSSです。
・ヴィーネとサターニャが幼馴染設定
・ガヴでなはなくサターニャの世話してるヴィーネ
・人間界に修行くるタイミングが異なる(ガヴよりヴィーネが先)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491139431


サターニャ「ふふふ」

サターニャ「今日はどうやって人間達を恐怖に陥れようかしら」

サターニャ「悪魔的計画(デビルズプラン)を考えなければっ!」

ヴィーネ「こらーー!ご飯冷めちゃうでしょ! 早く食べなさい」

サターニャ「待ちなさいよー、今いーとこなんだから」

ヴィーネ「何言ってるの!遅刻するわよ!」

サターニャ「クックックッ…大悪魔であることの私が、なぜ人間界の掟にしたg……」

ヴィーネ「馬鹿なこといっているお口はこれかしら?」

サターニャ「い、いたっ…なにふんのほ、ひぃねっと…!」

ヴィーネ「いいからご飯食べる! 冷めないうちに! わかった?」

サターニャ「ふぁ、ふぁい」


ヴィーネ「もうっ、ほら遅刻しそう」

サターニャ「クックックッ、この大悪魔翌様が時間に囚われる?」

サターニャ「いえ、むしろ時間を超越してこその大悪魔!」

ヴィーネ「先生に怒られるわよ?」

サターニャ「クッ…」

ヴィーネ「行くわよ」

サターニャ「ちょ、ちょっとひっぱないでよ! 一人で走れるから」

ヴィーネ「そんな事言って変なポーズとって動かないじゃない!」

サターニャ「変っ!? 悪魔的威厳(デビルズポーズ)なのにっ」

ヴィーネ「帰ったらちゃんと見てあげるから、ほら急ぐ!」

サターニャ「クックッ、そんなに見たいと頼むならしょうがないわね!」

ヴィーネ「はいはい、見たい見たい。帰ったらね」

サターニャ「楽しみにしてるが良いわ!」


ヴィーネ「そういえば天界から天使がくるみたいよ」

サターニャ「ほぉ、我がライバルにふさわしいか、見極めてあげようじゃない」

ヴィーネ「初めての人間界だし困ってたら助けてあげなきゃね」

サターニャ「ま、天使なんだから大丈夫なんじゃないの」

ヴィーネ「だと良いけど」

ヴィーネ「私はサターニャと一緒だったから心細くなかったし」

サターニャ「なっ、なっ…! いきなり何言いだすのよアンタっ」

ヴィーネ「ふふ、これからもよろしくね」

サターニャ「はっ! やっと大悪魔翌様のありがたみが分かったのね!」

サターニャ「これからも大悪魔翌様についてくると良いわ!」

ヴィーネ「はいはい」

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キーンコーンカーンコーン

ヴィーネ(うーん!)

ヴィーネ(今日も一日たくさん勉強したわね)

ヴィーネ「サターニャ、帰りましょ」

サターニャ「うっ…」

ヴィーネ「どうしたの?」

サターニャ「補修…」

ヴィーネ「あー…そういえば今日の小テスト」


サターニャ「クックッ」

サターニャ「心配ご無用よ! 悪魔的戦略撤退(デビルズエスケープ)をもってすれば」

ヴィーネ「またそんな事言って」

サターニャ「それじゃ、帰r」

グラサン「おい、胡桃沢」

サターニャ「はひっ」

グラサン「今日の補修忘れてないよな?」

サターニャ「はひっ」

グラサン「もしサボったらどうなるか、分かっているな?」

サターニャ「ご、ごめんなさいーーー」


サターニャ「おのれ…グラサンめ」

ヴィーネ「逃げようとするから悪いんじゃない」

ヴィーネ「待ってるから早く済ませてきなさいよ」

サターニャ「先帰ってていいわよ」

ヴィーネ「待ってるわよ?」

サターニャ「今日は買いたいものがあるんじゃないの?」

ヴィーネ「あ、忘れてたわ」

サターニャ「ヴィネットが忘れてるなんて珍しいわね」

ヴィーネ「うー、ごめん、ありがとう」


サターニャ「ちなみに何を買う予定なの?」

ヴィーネ「ふふ」

ヴィーネ「買いたいというより特典なんだけどね」

ヴィーネ「なんと!」

サターニャ「なんと?」

ヴィーネ「今日スーパーで買い物すると鯉のぼりが貰えるのよ!」

サターニャ「こ、鯉のぼり?」

ヴィーネ「そう! 一緒に飾りましょ!」

サターニャ「良いけど…相変わらずイベント好きね、ヴィネットは」

ヴィーネ「だって楽しまないと損だもの!」


ヴィーネ「数量限定なの、早く行かなくちゃ」

サターニャ「付合えなくてごめん」

ヴィーネ「いいわよ、忘れるところだったし、ありがとう」

ヴィーネ「それじゃ先に帰ってるわね」

サターニャ「うん」


サターニャ(ふぅ…)

サターニャ(あっ)

サターニャ(晩御飯のリクエストするの忘れてた…)

サターニャ(ま、LINEすればいっか)

サターニャ(め、ろ、ん、ぱ、)ポチポチ

サターニャ(………)

サターニャ(昨日メロンパンばっか食べるなって怒られたっけ…)

サターニャ(………)

サターニャ(か、れ、-、っと…)ポチポチ



サターニャ「よしっ!」

グラサン「遅いぞ胡桃沢ーーー!!!」

サターニャ「はひっ!!」


---------------


ガヴリール「ここが下界ですね」

ガヴリール「なんという素敵な所なんでしょう!」

ガヴリール「私が迷える人達を救って見せます!」

ガヴリール「まずはお借りているアパートに行かないと」

ガヴリール「……」

ガヴリール「えっと」

ガヴリール「……」

ガヴリール(道に迷ってしまいました…)


ヴィーネ「~♪」

ヴィーネ(ふふっ、鯉のぼり貰っちゃった~♪)

ヴィーネ(早く帰ってサターニャと一緒に飾ろう♪)


ガヴリール「うーん…」

ヴィーネ(ん? あの子…)

ヴィーネ(すっごいかわいい! お人形さんみたい)

ヴィーネ(でも、何か様子がおかしいわね)

ヴィーネ(地図…?を見てるみたいね、道に迷ったのかしら?)

ヴィーネ「こんにちは、何かお困りですか?」

ガヴリール「あっ、はい。すいません」

ガヴリール「道に迷っちゃって…」

ヴィーネ「良ければ案内しますよ」


ガヴリール「ありがとうございます!」

ガヴリール「この場所に行きたいんですけど…」

ヴィーネ「あ、ここなら知っています」

ヴィーネ「案内しますよ」

ガヴリール「本当ですか! ありがとうございます」

ガヴリール「お優しい方に巡り合えてよかったです」

ヴィーネ「そんな大げさな、困ったときはお互い様ですよ」

ガヴリール(なんてお優しい、下界は良いところですね)

ガヴリール「ありがとうございます」

ガヴリール「あ、お荷物お持ちしますよ」

ガヴリール「道案内してもらっているのに悪いです」

ヴィーネ「そう? じゃあ少しだけ持ってもらっても良いかしら」

ガヴリール「はい」

ヴィーネ「ありがとう、じゃあこれ」

ガヴリール「はい!」


ガヴリール「…? 鯉?」

ヴィーネ「鯉のぼりの鯉なんです」

ガヴリール「鯉登り…?」

ヴィーネ(あっ、綺麗な金髪だし外国の方よね)

ヴィーネ(きっと日本のイベントをよく知らないんだわ)

ヴィーネ「ふふっ、鯉のぼりっていうのはね」

ガヴリール(あ、凄い目がキラキラします)


ヴィーネ「というイベントなの」

ガヴリール「なるほど、素晴らしいイベントですね」

ヴィーネ「でしょう!! サターニャももっとイベント好きになってくれないかしら」

ガヴリール「サターニャ?」

ヴィーネ「あ、ごめんなさい。一緒に暮らしている人なの」

ガヴリール「ご兄弟ですか?」

ヴィーネ「いえ、家族とは今離れて暮らしていて」

ヴィーネ「今は二人で暮らしなの」

ガヴリール「へ、へ~」


ガヴリール(恋人と同居でしょうか? 私と同じ年ぐらいに見えますが…)

ガヴリール(それとも下界は進んでいるんでしょうか…?)

ガヴリール(す、すごい///)


ヴィーネ「そういえば、なぜ引っ越してこられたんですか?」

ガヴリール「転入する高校がこの近くなので」

ヴィーネ「そうなんですね! どこの高校なんですか?」

ヴィーネ「ちなみに私は舞天高校ですね」

ガヴリール「!?」

ガヴリール(こ、高校生でしたか)

ガヴリール(やっぱり同じ年ぐらいだと思ってましたが)

ガヴリール(す、進んでますね…///)


ガヴリール「って、舞天高校ですか?」

ヴィーネ「はい」

ガヴリール「私もそこに転入するんです!」

ヴィーネ「え!? ほんと?」

ガヴリール「はい、すごいです! 今日出会えたのはきっと運命です!」

ガヴリール「神様が私たちを引き合わせてくれたに違いありませんね」

ヴィーネ「そうね、すごい偶然! なんだか楽しくなってきちゃった」



ヴィーネ「ちなみに私の同居人も同じ高校なの!」

ガヴリール(うわーーーー、そっちも同じ高校だったのかーーーーー)

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