【ミリマス】ミリP「まさか風邪をひくなんて……」 (46)

初投稿になります……多少の不手際はお許しを

・ミリマスのssになります、内容はありきたりなネタ

・出てくるのはミリマスの信号機トリオ(未来・静香・翼)


じゃ、ちょっとずつ投下していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490882272

ミリP(以下、P)「まさか風邪をひくなんて……」ピピッ


P「熱は……うげっ!39度3分?」


P「くそぅ……こんな体調で出勤したら迷惑になるな……」ピッポッパ プルルルル


音無小鳥(以下、小鳥)「はい、765プロです」


P「あ、音無さん。俺です」


小鳥「Pさん、どうかしたんですか?」

P「ゴホッ……ちょっと風邪ひいて熱っぽいんで今日は欠勤します……」


P「持ち帰ってる仕事は家で進めてメールで送りますんで……」


小鳥「だ、ダメですよ!ゆっくり寝て下さい!」


小鳥「仕事の方は私と律子さんでなんとかしますから!」


P「アイドル達のプロデュースもありますしそういう訳には……」


小鳥「ですから!あ、いやちょっととらないでくださ」ザザッ

秋月律子(以下、律子)「プロデューサー殿?聞こえてますか?律子です」


P「あ、あぁ……聞こえてるけど」


律子「プロデュースの方は私が何とかします!」


律子「予定はホワイトボードの通りですよね?」


P「あ、あぁ、予定はそれで間違ってない」


律子「じゃ、私でも何とかできますね」


律子「大船に乗ったつもりで、ゆっくりと休んで下さい」

P「悪い、助かるよ律子」


律子「いつも助けてもらってるんです、この位当然ですよ」


律子「じゃ、失礼しまーす。病気の時くらいしっかり寝てくださいね!」プツッ


P「助かった……後で律子には飯でも奢っておこう」グラッ


P「――おっと、安心したら立ちくらみが……」


P「とりあえず、ベッドに……」


P「おやすみなさい……」zzz…


―――――――

ピンポーン

P「………」


P「……ん、誰だろう」ピッ


春日未来(以下、未来)「プロデューサーさーん?未来です!」


最上静香(以下、静香)「ちょっと!声大きいわよ未来!」


伊吹翼(以下、翼)「静香ちゃんが一番声大きいってばぁ」

P「あ、あいつら……!?」スタスタ……


ガチャ


P「未来……それに静香に翼も」


P「なんでうちに来たんだよ、うつったらどうするんだ!?」


翼「そんなの~お見舞いに来たに決まってるじゃないですか」


静香「いつも健康体そのものみたいなプロデューサーが倒れたと聞いたので、まぁ仕方なく」


P「お前はホントにドライだな……悲しくなってくるよ」


未来「え?でも静香ちゃん、倒れたって聞いてすっごい慌て」バサッ


静香「そこまでよ、未来」

P「と、とにかく!お前ら今すぐ帰れ!」


P「アイドルが体調崩しに来てどうするんだ!」


静香「プロデューサーより自己管理は出来るので大丈夫です!」


翼「プロデューサーさんにいつものお返しくらいしたいんですけど……ダメェ?」


P「だ、ダメだ!お前らにまでうつったら俺が休んだ意味がないだろ!」


P「未来、お前からも何か言ってやって……」


未来「プロデューサーさん……どうしても、ダメですか?」


P「未来?」


未来 ジーッ

P「……ハァ、分かったよ」


P「ただし!マスク位はしろよなお前ら」


未来「はい!」


翼「楽しみだねー!」


静香「こら、あんまり騒がないの」

―――――


静香「で、プロデューサー?ご飯はもう済ませたんですか?」


P「いや、今起きたところだったからな」


P「特に何食べるかは考えてないよ」


静香「そうですか……では」


P「待つんだ、静香」ガシッ


静香「なんですか?今から用意しに行くんですけど」


P「うん、昼飯の用意をしてくれるのは嬉しいんだがな?」


P「そのバッグに入ってるのはなんだ?異様な胸騒ぎがするんだが」

静香「ええ、妥協策です」


静香「本来なら麺から作りたいところですけど、プロデューサーの家で騒ぐわけにはいきませんから」


P「おう、つまりその中身は?」


静香「うどんです」


P「なんで止めなかった未来!?翼!?」


未来「だって、静香ちゃんがどうしてもって言うから……」


翼「それにーうどんって実はよく茹でると吸収がいいらしいですよー?」


P「えっ、そうなのか?」


静香「そうですよ、私だってきちんと考えてます」

静香「全く……私をなんだと思ってるんですか」


P「765プロきってのうどんキチ」


静香「未来、ベッドにプロデューサーを縛り付けておいてね」スタスタ


P「普段の行いが悪いんじゃないか……」


未来「と、とりあえずプロデューサーさん!ベッドに寝っ転がってて下さい!」


P「あぁ、わかった」


P「まったく……静香の奴、どんなうどんを完成させてくる気だ……」


翼「だーいじょうぶですよ!さ、プロデューサーさん、早く寝っ転がって!」

P「翼はなんでそんなに寝させたがる……」ゴロン


翼「ふっふっふー、こうする為でーす!」ムギュッ


未来「!?」


P「!?つ、翼!?」


翼「私の体でープロデューサーさんを、縛り付けちゃいまーす!」


P「み、密着しすぎだ!それにいつの間にマスク外したんだお前は!うつったらダメって言っただろ!」


翼「だってぇープロデューサーさんにこーんなに近づけるのなんて、今くらいしかないじゃないですかー!」

ギュゥウウウウ

未来「つ、翼!?」


翼「未来も折角なら抱きついちゃおうよー」


P「や、止めるんだ捕まっちゃう」ガクブル


翼「そんな固いこと言わないで下さいよー」ギュゥウウウウ


P「あうああああうあ」ムニュゥウ


翼「どーですか?」ギュゥウウウウ


P「さ、さいこ……ハッ!言わん、言わんぞ、俺は!」


翼「えぇー!つまんなーい!」

P「つまんなくない!俺は今人生最大のスリルを味わってるんだよ!」


P「未来からも何か言ってくれ!」


未来「……」


P「……み、未来さん?」


未来 スッ(Pの逆サイドに滑り込み)


P「み、未来!?」


未来「だ、だって!翼だけずるいもん!」

翼「ほーら!未来も一緒にぎゅーって!」


未来「もう!プロデューサーさん、抱き着きますね!」


P「抱き着いていいわけが」


未来「………」ギュッ


翼「どーお?」


未来「大きい。やっぱ大人の人なんですよね……」


未来「ほっとするなぁ……」ギュゥウ

翼「女子中学生二人にハグされるなんてぇープロデューサーさんの、幸せ者ー!」ギュゥウウウウ


P「そ、そうかな……現在進行形でパトカー向かってても不思議じゃないから差し引き不幸になるんじゃないかな??」ガクブル


P「(あ、あちこち柔らけえ……翼は勿論だけど、未来も予想外に柔らかい……やっぱり女の子という事か!?)」モンモン


P「(いやいや、俺はプロデューサーだぞ!?未成年相手にやましい事を考えるなんて社会人としてやっちゃいかん!)」


P「は、離れろ翼!未来も乗っかるな!こんなところ静香に見られたら……!」


静香「見られたら、どうなるんですか?」

P「社会的に抹殺され……はっ!」


静香「さぁて1、1、0っと……」ピッポッパッ


P「待ってくれ、誤解だ!」


静香「どこからどう見ても状況証拠でアウトでしょう!」


P「セーフだセーフ!な、未来!?翼!?」


未来 zzz


翼「ぷろでゅーさーさぁーん……」

P「……」


静香「……」


P「……な?」


静香「はい、電話しておきますね」


P「やめよう!?」

―――――


P「それで静香?台所から出てきたということは……」


静香「はい、出来たので持ってきました」


静香「刻み生姜を加えてみたので少しは体が温まると思います」


P「わざわざゴメンな」


静香「後はダシにも……って、病気の時に長話なんて聞きたくないですよね」

静香「では、召し上がーーー」


未来「むにゃむにゃ……(左腕を巻き込んで眠っている)」


翼「スースー(右腕を巻き込んで眠っている)」


P「ゴメン、無理だ」


静香「……これが狙いですか」


P「冤罪だろそれ!」

静香「もう、仕方ないですね」サッ


P「はい?」


静香「うどんを人に食べさせるのってやりにくいんですけど」


静香「はい、あーん」


P「い、良いのか?」


静香「は、早くして下さい!私だって恥ずかしいんです!」


P「じゃあ……あむ」チュルルー

静香「ど、どうですか?」


P「モグモグ……良いな、生姜が程よく効いてる」


P「美味いよ、柔らかいから風邪気味でもモリモリいけそうだ」


静香「そ、そうですか!まだまだありますからね!」


P「おう、いただきます……うん、美味い!」


静香「もう、美味い美味いって……他の感想はないんですか?」


P「ホントに美味いんだからそうとしか言えないだろう!」

P「いやぁ、静香はいい嫁さんになるな!」


静香「よよよよ嫁さん!?」ガタッ


P「うわっち!……くない、ちゃんと冷ましてるのか」


静香「もう!余計なこと言うからですよ!」


静香「さ、早く食べちゃって下さい!」


静香「未来たちが起きたらなんて言われるか……」


未来「………」ジーッ


翼「………」ジーッ

P「……遅かったみたいだぞ、静香」


翼「静香ちゃんだけずるーい!私もプロデューサーさんにあーんってしたいよー!」


未来「私だってしたいよ!」


P「とりあえずお前ら離れて……」


静香「わ、私が食べさせてあげてるんだから未来と翼は離れて!」


未来「交代してよー!」


静香「あー、もう!さっきまで抱きついてたんだからこれ位私にやらせてよ!」

翼「そんなに抱きつきたいなら抱きつけばいいじゃーん」


静香「えっ……?」


P「(黙ってハグの姿勢)」


静香「で、出来るわけないでしょ!プロデューサーも変なことしないで口開けて下さい!」


P「(文句言いつつも食べさせてくれるんだ……)」


翼「良いなー私もあーんしたかったなぁー」


未来「静香ちゃんいいなー」


静香「………」


P「(言われ続けて顔赤くなってる……)」


P「(その後は二人に言われつつも顔を真っ赤にした静香に食べさせてもらいましたとさ」

―――――


小鳥「クソゥ……羨ましいぞこの野郎!」


静香「あー!もう、話さないで下さいよ!」


P「すまんすまん……音無さんがどうしてもうるさくてな」


小鳥「静香ちゃん!私も看病してくれないかしら!?」


静香「お断りします!」


小鳥「ピヨォ……」

律子「でも本当に心配したんですからねー?」


律子「体調管理くらいしっかりして下さいよ?」


P「わかってるよ、すまなかった」


P「静香達もありがとな」


静香「べ、別に私は普段お世話になってる借りを返したかっただけですから!」


P「借りなんてない。俺がやってるのなんて、お前達が頑張ってるのをちょっと後押しするだけだからな」

P「そうだな……よし!看病頑張ってくれた静香には、俺になでなでされる権利をやろう!」グッ


静香「要りませんよ!」


P「そうか……」ショボン


未来「じゃあ私が代わりに撫でられまーす!」バッ


P「未来!?」


静香「いつ来たのよ!?」


未来「さっきです!」

未来「それよりプロデューサーさん!ナデナデですよ、ナデナデ!」


P「春香が怒るから止めような?」


P「まぁいいや、おいで未来」


静香「えっ」


未来「はーい!……でへへ?」ダキッ


P「未来は可愛いなぁ!よしよし」ナデナデ


律子「なんか子供をあやしてるのを見せつけられてる気がするんですけど」


P「未来は俺の娘みたいなもんだからな!」ナデナデ


未来「むー……」スッ


P「あ、あれ?未来?」オロオロ


未来「もう!プロデューサーさんなんて嫌いです!」

未来「行こ、静香ちゃん!」


静香「わ、私まだ撫でて貰ってな」


パタン


P 唖然


小鳥「固まってますよ」


律子「朴念仁なのが悪いんでしょう」


P「み、未来に嫌われた……」ウルッ


小鳥「結構やばそうですよ?」


P「俺はどうすれば良いんだりっちゃん!」


律子「りっちゃん言うな!とりあえず仕事真面目にやって下さい!」


P「お、おう!まずは仕事だな!」

P「よし!信頼を取り戻すために仕事頑張るぞおおおお!」


小鳥「……」


律子「……」


小鳥「たまに思いますけど馬鹿ですよね」


律子「ドライですね……」

―――――


未来「もう……プロデューサーさんったら」


静香「未来?どうしたのよさっきから」


未来「んー、よく分かんないや」


未来「分かんないけどなんか胸の中がもやもやーってするんだ……」


未来「撫でられたら嬉しいのは前と同じなんだけどねー」


静香「ふーん……?」


―――――

P「ところで翼の姿が見えませんね?」


小鳥「翼ちゃんなら風邪ひいて休むって連絡来ました」


P「あのバカ……」


おしまい

初めて投下したけど、投下しただけなのに異様に疲れた……
最後に画像試しに投下して終わります

ここまで読んでくださった方、感謝です!

あれま、画像あげてくださった方がおられる……ありがとうございます!

>>40
画像先輩はミリオンライブのSSを回ってはシチュエーションに相応しい?カード画像を貼ってくれる良い人なのだ!

やっちまった感
饂飩食べさせて貰うシチュ好き
改めて乙です

>>42
画像のチョイス素晴らしいっす……>>40さん、ありがとうございました!

こうコメント貰えるとなんかすごい嬉しいですね……とりあえず、HTML依頼?とやらを出してきます

>>44
>>40じゃなくて>>37の人でした……画像先輩ごめんなさい、そしてありがとう

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