ガヴリール「そして伝説になるかもしれない勇者たち」 (42)

☆時系列的には
サターニャ「賭博黙示録/ハイパー魔界ゲーム」
サターニャ「賭博黙示録/ハイパー魔界ゲーム」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1490586975/)

後の話。本家同様の3部構成です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490665997



ガヴ「くっそー、サターニャの奴め……超魔界村をぶっ通しでクリアなんてできっこねーよ!」

ヴィ「途中でガヴの顔が完全に放送できない顔になってたものね」

ガヴ「そこで真の勇者になるべく、私は至高の大作ドラクエ3をプレイすることにした!伝説の勇者になる為にな!」

ヴィ「ラフィは家の用事で帰省中だから、私とサターニャで見てあげるね」

サタ「なになにー?ドラクエ3するの?ならやっぱり勇者1人旅よねー!」


ガヴ「却下だ。レベルを上げて物理で殴るワンパターンで尺が足りんしつまらん。ここは王道中の王道、正統派プレイだ」


サタ「尺ってなに尺ってー!?」


~~~~~~~~~~


ヴィ『起きて、起きなさいってばガヴ!今日はあなたの16才の誕生日、王様に旅のお許しを貰いにいくんでしょ?』

ガヴ『えー、やだよ面倒くさい。ネトゲの神イベントが始まるから今日からオールだよオール』

ヴィ『つべこべ言わずにさっさと起きなさーい!』

ガヴ『わっ!布団剥がすなよヴィーネ!寒いだろ!』


サタ「ーー待った待った!なんでアンタ達がロールプレイしてんのよ!」

ガヴ「うるさいなぁ…わーったよ、キャラメイクしてくるからサターニャはジュースでも持ってきてくれ」

サタ「はいはい、すぐ持ってくるから」

ヴィ「貴方達、いい加減お金取るわよ?」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「さて、肝心のパーティーだが……

☆ヴィーネ/そうりょ*タフガイ
☆ラフィエル/まほうつかい*きれもの

…と、ここまでは出来たな」

サタ「お待たせ!コーラ3つ持ってきたわよ!アタシは当然『ぶどうか*ごうけつ』よね!?」

ガヴ「ああ、攻撃の要が必要だからな。
『あそびにん*なまけもの』にしておいたぞ」

サタ「なんでよ!!どこをどうしたら間違えるのよ!」

ガヴ「悪い、手が滑った。名前は5文字入らないから『サタン』にしといた。良かったなサタン様」

サタ「どこも良くないし、なまけものてアンタの事でしょうが!」


ガヴ「ちなみに私は『セクシーギャル』な。勇者ギャルはよく器用貧乏と言われるが、パラメータ成長率が全性格中ナンバーワンだから、天使学校主席の私にふさわしいよな」

サタ「ぐぬぬぬ……」


ガヴ「心配するな。4人いればどうとでもなるからな。ゾーマを倒しに冒険の始まりだー!」


[ガゆ:3 ヴそ:3 サあ:3 ラま:3]

ガヴ「よし、とうぞくのカギも取ったしロマリア行くか」

ヴィ「それにしてはレベル低くない?」

ガヴ「気にするな。誰か一人でも生きていればいいんだ。全逃げロードの始まり始まりー!」

サタ「わー!速攻でアルミラージにボコられて死んだ!」

ガヴ「もともと計算済みだ。タフガイヴィーネに全てを託そう。フォーメーションBだ」


~~~~~~~~~~~


サタ「挑戦2回目であっさり着いたし!」

ヴィ「天使だからかやたら運がいいわね…次はすごろく場かしら?」


ガヴ「そうだな、次はイシスでお宝とほしふる腕輪を取りにいく。んでガチガチに装備固めてピラミッドでまほうのカギゲットだ」


ヴィ「いやいや、それは無理でしょ!」

ガヴ「無理じゃねーよ、出来るまでやるんだよ。はがねの剣なんていらねーよ」

ヴィ「ガヴは1度あばれざるにボコボコにされなさい!

ガヴ「上等だ。逃げミスした瞬間リセットしてやんよ」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「……ふぅ、なかなかスリル満点だったな」

サタ「結局レベル3でバハラタまで来たよこの天使」

ガヴ「ここらの装備さえ買えばカンダタなんぞ瞬殺だ。
ノアニールの住民?知らんな。そのまま永久に眠ってろ」

ヴィ「酷い!単純に酷い!」


ガヴ「ここまでは序の口に過ぎん。ガヴリール流正統派プレイはここからが本番だ……」


[ガゆ:7 ヴそ:7 サあ:7 ラま:7]

ガヴ「ねんがん の ふね を てにいれたぞ!」

ヴィ「いや、貴方ガラハドじゃないから!……ここからダーマに行って転職…なわけないよね?」


ガヴ「ヴィーネもだいぶわかってきたな。

[エジンベア経由でさいごのカギ→サマンオサでゾンビキラー購入→変化の杖取ってノアニールで眠りの杖4つ購入]

…ひとまずこんな所だな。オーブやアイテムも適宜回収してガンガンいくぞ。次の戦闘は『やまたのおろち』の予定だ。商人の街はタプリスバーグにでもしとくか」


サタ「アタシが思ってた冒険と違う!」


[ガゆ:15 ヴそ:15 サあ:15 ラま:15]

ガヴ「かーっ!サターニャ使えねーなマジで!」


サタ「当たり前じゃない!武器も防具も持たず裸でどうしろと!持ち物を全部やくそうで埋めるのやめてよ!」


ガヴ「それでもオロチには勝てたんだけどな。サターニャ、やくそうを馬鹿にしてはならんぞ。遊び人×3パーティーだった場合、命より大事なものだからな」

ヴィ「でも、次のボストロールは普通にしんどくない?」

ガヴ「そうなんだよ、本攻略最大の難関だ。こんな貧弱パーティーじゃフルボッコにされるのがオチだな」

サタ「早くアタシをけんじゃにしてよガヴリール!使えなさすぎて涙が出る!」

ガヴ「仕方ない。お前の望みを叶えてやろう。もともとボストロール前で転職させるつもりだったからな」


ヴィ「ガヴが素直にサターニャの言うことを聞く……なんだか嫌な予感しかしないわね」


[ガゆ:16 ヴせ:1 サけ:1 ラせ:1]

サタ「あのー、ガヴリールさん?アタシのレベルが1のままなんですが……」

ガヴ「贅沢言うなよ。きちんと転職させてあげただけましだろうが。私にホイミでも唱えて寝てろ」

ヴィ「サターニャはいいとして、残り戦士ふたりってバランス悪くない?」

ガヴ「これでいいんだよ。バラモス用の編成も兼ねてるからな」


サタ「うわーん!ガヴリールのバカー!ボストロールにやられろー!」


[ガゆ:17 ヴせ:1 サけ:1 ラせ:1]

ガヴ「んでもって、表世界のもうひとつの山場バラモス戦だな」

ヴィ「………この状態で挑むのよね?」

ガヴ「転職込みとは言え、私の裏テーマは総レベル20以内でバラモス撃破だ。本当はもっと縛れるが、私はサクサク行きたいんでな」

サタ「フバーハもザオラルも無しに勝つのは無理でしょ?」

ガヴ「通常プレイならな。ガチンコで戦ったらかなりの強敵だろうな。適正レベルは平均30位じゃないか?」

ヴィ「……ということは…」


ガヴ「このカバは如何せん、ルカニの他にラリホー*マホトーン*マヌーサが効くんだよ。中ボスなのにな」


ヴィ「えー!?知らなかった!ボスには効かないって先入観があったもの!」

ガヴ「縛りプレイを想定した制作者の配慮だろう。というわけで、サターニャ。お前にバラモスを倒す権利をやろう」

サタ「あ、アタシが戦うの!?」


ガヴ「せっかくだから活躍したいだろ?開幕ターンで眠りの杖で眠らせて、バイキルト等の補助マシマシでタコ殴りするだけの簡単なお仕事だ」


サタ「…バラモスまでの道中は?」

ガヴ「幸いエンカウント率は低いし全逃げだ。くれぐれも1匹足りとも敵を倒すなよ?どうせならせかいじゅのはを使っても構わん。どのみちバラモスは完封しないと勝てんからな」

サタ「……逆!普通逆でしょ!!」


ガヴ「さあ、真の死のロードの幕開けだ……!!」


[ガゆ:17 ヴせ:1 サけ:1 ラせ:1]

サタ「マラソン19回目 バラモス到達10回 開幕杖成功3回」

ヴィ「サターニャが数をカウントするだけの機械に!」

ガヴ「眠りの杖が効くのは約30%。まあこんなものだろう。尤も、体感的にはキツく感じるがな」

ヴィ「簡単にいくはずがないと思ってたけど、こういう事だったのね」

ガヴ「サターニャ、目をさませ。バラモスはしっかり眠っているぞ」

サタ「……ザメハ……はっ!アタシは一体何を!?」

ガヴ「補助が安定するまでの辛抱だ。自動回復100があるから勇者ガヴにバイキルトかけて攻撃を続けろ。眠りを維持できれば勝ち、できなければ負けの単純明快な勝負だ」

ヴィ「心臓に悪いわね、これ……」

ガヴ「ーーよし、補助は完璧だな。余裕があるときは全員で総攻撃だ。思いきりかましてやれ」

サタ「おらおらおらーー!ザックザク切ってやるー!
……あっ、バラモス起きちゃった!!」

ガヴ「あと少しだ!そのまま押しきってしまえサターニャ!!まだ間に合う!」


サタ「いけーーーっ!」


< バラモス を たおした!テレレテッテッテッテー



[ガ:25 ヴせ:25 サけ:25 ラせ:25]

ガヴ「サターニャ、ご苦労だった。お前のおかげで無事バラモスを倒すことが出来た」

サタ「やったーー!!すんごい達成感あるわ!」

ガヴ「裏世界はレベル25にしとくか。後は殆ど消化試合みたいなもんだ」

ヴィ「物語はここからクライマックスのはずなんだけどなぁ……」

ガヴ「強制戦闘はだいまじんとゾーマ手下×3だけだし、勇者装備+けんじゃのいしでちょこちょこやれば勝てるからな」

ヴィ「わー、ロマンのかけらもなーい」

ガヴ「極限プレイだとレベル1ケタやそこらでゾーマを倒してしまうやつらもいるんだぞ?何も驚きはしないさ。サターニャ、後は任せた」


[ガゆ:40 ヴけ:40 サけ:40 ラ:け40]

ガヴ「サターニャが無事にゾーマを倒してくれた事だし、お楽しみの『しんりゅう』戦だな」


ヴィ「戦闘描写が全カットされるラスボス…存在感抜群なはずなのに……」


サタ「ガヴリールにしては、珍しくパーティー仕上げて来たわね!」

ガヴ「ゼニスの城までフルマラソンしてもらったお礼だ。最後はきっちり倒してやろうじゃないか」

ヴィ「けんじゃ3人とはいえ、そのレベルで25ターン以内って大変じゃない?」

ガヴ「多少の祈り要素はあるが、やってやれないことはない。それに25ターンもいらん。15ターン以内にはK.O だ」

サタ「今度はどんな抜け穴があるってのよ?」


ガヴ「ふっ……その答えは『モシャス』ただひとつ。
通常戦闘だとターンとMPの無駄遣いでしかないこのゴミ呪文、しんりゅう戦だとチート魔法に早変わりさ」


ヴィ「モシャス…あまり使われるイメージないわね」


ガヴ「ところがだ。自分にバイキルトかけて、破壊の鉄球装備+力255の勇者をモシャスして『はやぶさの剣』で攻撃してみろサターニャ」


サタ「ぎゃーー!210+124= 334 ダメージ!?賢者のパワーじゃないでしょ!!」

ヴィ「あれ?はやぶさの剣って会心の一撃あったわよね…?」

ガヴ「ご名答。理論上だと会心の一撃×2で約600強ダメージが可能なわけだ…ほら早速出た」

サタ「凄い…凄すぎる…!!ものすごい快感だわ!」


ガヴ「いてつく波動やしんりゅうの猛攻でパーティーが崩れることは多々ある。そこは祈るしかない。回復とのバランスを取りながら攻撃していけばーー」


サタ「ーーじ、じゅ、10ターンで撃破……!?」


ガヴ「やはり悪運が強かったなサターニャ。これで完全クリア達成だ」

ヴィ「はー……まさか1発でクリアするなんて、信じられないわ!」


ガヴ「よし、しんりゅうに願いを叶えてもらおう」

新しい すごろく が したい
父オルテガ を 生き返らせたい
ニア エッチ な 本 が 読みたい


ヴィ「ガーヴー!そこはオルテガさんを復活させるところでしょ!!」

ガヴ「変態パンツ仮面の事など知るか」

ヴィ「あれはファミコン版の大人の事情だから!スーファミ版だと専用グラフィックあるでしょ!」


ガヴ「キングギドラにドヤ顔でバギクロス唱えた挙げ句、MP尽きて負けるなぞ勇者の風上にも置けん。どんだけプレイヤーのヘイトを買ったと思ってんだ。もはや大罪人だぞ。私は無駄が大嫌いなんだよ」


ヴィ「もう!ガヴったら意地悪なんだから!」


ガヴ「何がともあれ、勇者ガヴリールの冒険は幕を閉じましたとさ。おまけで闇ゾーマでも倒してもいいが、また気が向いたらやるか。はっはっは……」


ヴィ「お後がよろしいようで…って、よろしくなーーい!」




~~~~~~~~~~~

<第2部>


ヴィ「ガヴには物語を楽しむという気概がない!これは由々しき事態だわ!」

ガヴ「なんだよ。どうプレイしようが私の勝手だろうが」

ヴィ「ガヴには基本に立ち返って、ド〇クエ1をしてもらいます!」

ガヴ「えーっ…今さら1かよ。前に言ったろ、タイマン勝負は尺が足りなくなるって。しかもカセットに変な魔界印ついてるし……これパチモンじゃねーか?」

ヴィ「いいの!気にしない気にしない!ほら、さっさと始める!」


ガヴ「お、おう……」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「ーーと、いうわけで物理で殴りまくってりゅうおうの前に来たんだが……」


サタ『よく来たわね 勇者 がぶ! 私が悪魔の中の悪魔王、サタニキア様よ!私は待ってたわ!アンタのような勇者が現れることを!』

ガヴ「おい!何でサターニャが出てくるんだよ!りゅうおうどこいったよ!しかも律儀にドットまで作り込んでやがる!」


サタ『もしこのサタニキア様の忠実な下僕になるのなら、世界の半分をあげるわ!どう?悪い話じゃないでしょ!?』

< はい
< いいえ

ガヴ「悪い話もクソもねーよ馬鹿!」


サタ『うっさいわね!さっさと答えなさいよ!私の下僕になるかどうか聞いてんの!』

< はい
< いいえ

ガヴ「何で私の言葉に返事してんだよ!スーファミの技術じゃねーぞこれ!」

ヴィ「ツッコんだら負けよガヴ」

ガヴ「VRもびっくりだよ……んで?はいを選んだらバッドエンド直行なのか?」


サタ『はーい時間切れー!来ないならこちらから行くわよ!覚悟なさい 勇者 がぶ! 闇の炎に抱かれて消えよ!ベギラゴン!!』




ガヴ「どぅわっ!! お、お前、ベギラゴンとか反則だろ!第一『1』はベキラマまでしかねーっての!」

サタ『悪魔王様には常識なんて通用しないわ!んじゃ、もう一回ベギラゴン!』


< がぶ は 95 の ダメージ を うけた !
< あなた は しにました。


ガヴ「」


ヴィ「ドンマイガヴ!また次があるわ!」

ガヴ「………」コントローラー バシーッ

ヴィ「ああっ!データ消えるからやめてよ!!」


ガヴ「開幕先攻連続ベギラゴンとか無理ゲーじゃねーか!ざけんな!」



ヴィ「ああ!ゆうしゃ がぶ よ!しんでしまうとはなにごとなの!」

ガヴ「おい、今日の私はアウェーか」

ヴィ「攻略法はあるわ!ガヴは大事な事を見落としてるのよ」

ガヴ「あん?りゅうおう、つーかサターニャを叩きのめすだけだろ?」

ヴィ「違うわ。勇者には大切なパートナーがいるでしょう?」

ガヴ「ああ、ローラ姫のことか。そう言えばいたなそんなの」


ヴィ「王女の愛を受けてこそ、勇者は輝くの」


ガヴ「愛天使かお前は」

ヴィ「 勇者 がぶ よ!姫様を助けに向かいなさい!」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「姫を助けて『びーねのあい』とやらを手にいれたぞ。ロトのしるしはとっくの昔に持ってるが……
びーね?…ヴィーネ…『びーね姫』ってお前かよ!!」

ヴィ「ふふ、さあ!悪魔王のもとへ向かうのよガヴ!」

ガヴ「何なんだよこれ…もうなるようになれー!!」


サタ『はっはっは!勇者 がぶ!懲りずにまた来たの?今度こそ下僕になってくれる気になったのね!?』

< はい
< いいえ

ガヴ「んなわけねーだろが。お前を倒してやるんだよ」


サタ『あっそう!交渉決裂ね!というわけで早速ベギラゴンをドカーン!!』

ガヴ「ごはっ!やっぱり開幕ベギラゴンじゃねーか!!ベホマ位用意しとけ!」


ヴィ「ガヴ!『びーねのあい』を使うのよ!!」


ガヴ「はぁ?『おうじょのあい』はラダトーム城までの歩数とレベルアップに必要な経験値を教えてくれるだけだろーよ」

ヴィ「あんな代物とは比べてはいけないわ!ヴィーネ姫……いえ、びーね姫の愛は本物なのよ!」


ガヴ「………はぁ」

< どうぐ ニア びーねのあい


サタ『わぁー!これ、2時間並んでやっとこさ買える超有名店の高級メロンパンじゃん!勇者 がぶ 、いいもん持ってんじゃない!!』



< さたにきあ は めろんぱんを おいしそうに たべている!

ガヴ「あれ、コイツ急に攻撃しなくなったぞ……?」

ヴィ「今よガヴ!メロンパンに夢中なサタニキア様を倒す絶好のチャンスだわ!」

ガヴ「よし!全滅させられた鬱憤をここで晴らしてやるぜーー!!」


サタ『い、いたっ!痛い!メロンパン食べてる間くらい待ってよ!』


ガヴ「うるせー!こちとらヒーローの変身を待つ三流悪役じゃねーぞ!このっこのっ!!」

< がぶ の こうげき!
< さたにきあ に 50 の ダメージ!

< さたにきあ を たおした ! テレレレー



ヴィ「おめでとう、ガヴ。感動のフィナーレよ!」

ガヴ「ラスボスに一方的に斬りかかる勇者とはこれ如何に」

ヴィ「この壮大な音楽がいいのよねー!うんうん。オーケストラで聞きたいのよこれが」

ガヴ「おい、ストーリーはどうした。初めにタイトル伏せ字にしたのはそのせいか。これ怒られるやつだろ」

ヴィ「『この物語はフィクションです!』はい、お約束!」

ガヴ「ああ、これRPGツクールだよな、うん。よし。そうに違いない」


ヴィ「あのね……ガヴにはね、ゲームは効率だけじゃないってことをわかって欲しかったのよ」

ガヴ「ツッコミどころしかねーが、まぁいい。今後はもう少し中身も追求していくとするよ」



ヴィ「わかってくれればいいの……じゃあ、次はこのド○クエ2をーー」



ガヴ「ヴィーネのバカ!ちょっとは学習しろー !!」


-fin?-



~~~~~~~~~~~

<第3部>


タプ「天真先輩がなんと私にプレゼントをくれました!この『ド○ゴンクエスト2 -魔界版-』という、てれびげーむを早速遊んでみましょう!」

タプ「人間界の娯楽に触れることは滅多にないですが…先輩の趣味を理解し、お役に立てるようになるためには貴重な機会です!」

タプ「どうやら、人類の平和を脅かす悪魔を倒していくという内容のようですね!」


タプ「いいでしょう!伝説の勇者の子孫であるタプリスが世界を平定し、迷える人びとを導いてあげましょう!」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「よータプリス。調子はどうだ?」

タプ「はい、せんぱい!次はこの『ロンダルキア』という洞窟に向かいます!」

ガヴ「そうかそうか、よくそこまで来れたな。相当苦労したんじゃないか?」

タプ「そうなんです!何回も全滅するから困ったものです!この世界の魔物は一筋縄ではいきません!」


ガヴ「だろうな…ブリザードのザラキにやられ……あ、あれ?おいタプリス、王子と王女は…!?」


タプ「えっ?」


ガヴ「……お前、ここまで1人で来たのかよ!!しかもレベル50でカンストしてるし!」

タプ「ええっ!?天真先輩、どういうことですか?」

ガヴ「サマルトリアの王子とムーンブルクの王女がいるだろう?普通は3人パーティーで進むものなんだよ!」


タプ「えーー?!そうだったんですか!?」

ガヴ「お前、ドMかなにかかよ…」

タプ「なにぶん攻略のヒントが少ないもので、私は世界中をくまなく隅々まで探索したんですよ!」

ガヴ「だったら王子達には会っているはずだろ?そこで仲間に出来るんだが」


~~~~~~~~~~~


ガヴ「よータプリス。調子はどうだ?」

タプ「はい、せんぱい!次はこの『ロンダルキア』という洞窟に向かいます!」

ガヴ「そうかそうか、よくそこまで来れたな。相当苦労したんじゃないか?」

タプ「そうなんです!何回も全滅するから困ったものです!この世界の魔物は一筋縄ではいきません!」


ガヴ「だろうな…ブリザードのザラキにやられ……あ、あれ?おいタプリス、王子と王女は…!?」


タプ「えっ?」


ガヴ「……お前、ここまで1人で来たのかよ!!しかもレベル50でカンストしてるし!」

タプ「ええっ!?天真先輩、どういうことですか?」

ガヴ「サマルトリアの王子とムーンブルクの王女がいるだろう?普通は3人パーティーで進むものなんだよ!」


タプ「えーー?!そうだったんですか!?」

ガヴ「お前、ドMかなにかかよ…」

タプ「なにぶん攻略のヒントが少ないもので、私は世界中をくまなく隅々まで探索したんですよ!」

ガヴ「だったら王子達には会っているはずだろ?そこで仲間に出来るんだが」


タプ「ええ、実際にお会いしました。すると『悪魔大神官ヴィーゴンが怖いから嫌だ』とか、『今忙しい』などと仰って、断られたんです!」


ガヴ「………は?」

タプ「それ程までに、この世に魔の手が迫っているんですね!これはなんとしてもタプリスが成敗しなければなりません!」


ガヴ「待て待て待て全部がおかしい。設定もへったくれもねーぞ!制作者はどんだけクリアさせたくねーんだよ!」

タプ「ですが先輩!この主人公、呪文が使えるんです!回復も攻撃も出来ますし、案外苦労しないですよ?袋叩きにされる場合もままありますけど」

ガヴ「おーい脳筋主人公ー!アイデンティティ!」

タプ「この『ザオリク』という呪文の効能だけはわかりませんが、『ベホマ』は大活躍してます!」

ガヴ「そりゃ一人旅で復活できる仲間がいないから……ってそうじゃない。根本的に設定ガン無視だよもう」

タプ「いいんです!私が世界を救うんですから!言うなれば救世主になるんです!」


ガヴ「お、おう…もはや私には手がつけられん……」



~~~~~~~~~~~


ヴィ『待ってたわタプリスちゃん。数々の試練を乗り越え、このヴィーゴンの前に現れた事は評価するわ』

タプ「悪魔大神官ヴィーゴン!貴方はこのタプリスが成敗してあげます!人びとを恐怖に貶めたその罪を私が裁きます!」

ヴィ『そう……あくまで私と戦う気なのね?』

タプ「えっ!?何で私の言葉に反応してるんですかこの方!それにどことなく月野瀬先輩に似てるような……」

ガヴ「タプリス、そこは気にするな」


ヴィ『いいでしょう、私がタプリスちゃんの相手をしてあげる。痛い目にあっても泣かないことねーーいくわよっ!!』


< ヴィーゴン は ザキ を となえた !
< タプリス は しんで しまった !


タプ「…………へ??」

ガヴ「こっちは開幕ザキか。ラスボスが唱える呪文じゃねーよなー。それにこの後シドー……いや、サターニャが待ち構えてるんだろうな」


タプ「先輩!!なんといきなり全滅しました!」


ガヴ「気を落とすなタプリス。理不尽ゲーの極みだと思えばなんてことはない。しばらく挑戦してみろ…」


~~~~~~~~~~~


タプ「てんませんぱぁい!何回やってもヴィーゴンが開始早々『ザキ』を唱えてきて、どうしようもありませんよー!」

ガヴ「即死…即死呪文……『2』に即死耐性の防具なんてあったか?……せいなるまもりじゃあるまいし、ルビスのまもりは飾り物だしなあ…」


タプ「天真先輩、……『天使長のまもり』ならありますよ?」

ガヴ「それだ!そのおまもりを装備して戦え!」

タプ「はいっ!!」


< ヴィーゴン は ザキ を となえた!
< しかし タプリス には きかなかった!


ガヴ「よし、勝ったな。後はレベルMAXの勇者パワーを見せつけてやれタプリス!」

タプ「了解です!さあヴィーゴン、お祈りはすませましたか?私の本気をお見せしましょう!」


~~~~~~~~~~~


ヴィ『ぐぅ…!!タプリスちゃんの力、とくと見せてもらったわ……しかし、この大神官ヴィーゴンがやられようとも、第2第3の悪魔が世界を襲う……決して悪魔はこの世からはなくならないわ!……ふふふ……』


タプ「何ですって!?貴方を倒したら世界が救われるのではないのですか!?」

ヴィ『ふふ…それはどうかしらね?……ぐふっ!』

ガヴ「若干世界観がそれっぽくて逆に腹が立つな」


タプ「この感覚は一体?……悪の根源を絶ったはずなのに、安心感がありません!」


ガヴ「タプリス、今の内に回復しておけ。あと祈りの指輪も使うんだ」

タプ「は、はい!……あ、あれ?先輩!メニュー画面が開きません!!」

ガヴ「そんなはずはない!シドー戦は移動するまで準備ができたはずだぞ!まさかバグったか!?」




~~~~~~~~~~~


ヴィ『待ってたわタプリスちゃん。数々の試練を乗り越え、このヴィーゴンの前に現れた事は評価するわ』

タプ「悪魔大神官ヴィーゴン!貴方はこのタプリスが成敗してあげます!人びとを恐怖に貶めたその罪を私が裁きます!」

ヴィ『そう……あくまで私と戦う気なのね?』

タプ「えっ!?何で私の言葉に反応してるんですかこの方!それにどことなく月野瀬先輩に似てるような……」

ガヴ「タプリス、そこは気にするな」


ヴィ『いいでしょう、私がタプリスちゃんの相手をしてあげる。痛い目にあっても泣かないことねーーいくわよっ!!』


< ヴィーゴン は ザキ を となえた !
< タプリス は しんで しまった !


タプ「…………へ??」

ガヴ「こっちは開幕ザキか。ラスボスが唱える呪文じゃねーよなー。それにこの後シドー……いや、サターニャが待ち構えてるんだろうな」


タプ「先輩!!なんといきなり全滅しました!」


ガヴ「気を落とすなタプリス。理不尽ゲーの極みだと思えばなんてことはない。しばらく挑戦してみろ…」


>>24 >>28 コピペミスったー

重ね重ね訂正 >>24 >>29 コピペミス







ガヴ「そんなはずはない!シドー戦は移動するまで準備ができたはずだぞ!まさかバグったか!?」


サタ『だーーれが、そんなぬるい事をさせると思ってんの!?アンタはこのアタシの目の前にいるってのよ?』


タプ「だ、誰ですかそこの貴方は!!」


サタ『アタシはこの世の全ての悪を統べる者…全てを破壊し、世界を絶望で覆い尽くす存在!完全悪魔体のサター様よ!!』


タプ「さ、サターですって!?」

ガヴ「厨二要素盛りすぎだろお前、目がいてーよ。もう少し容量に優しくしろ」

サタ『ヴィーゴンは四天王の中でも最弱……彼女を倒したからっていい気になってたら困るわ!』

ガヴ「いやアトラス達よりかは断然強かっただろ」


サタ『と、とにかく!アンタひとりで挑もうなんて百万年早い事を教えてあげる!あの世で懺悔することね!』


<サター の こうげき !
<タプリス は 246 の ダメージを うけた!


タプ「きゃあああっ!!!」

ガヴ「コイツ!!ついに能力値まで厨二仕様にしやがった!バランス無視の禁じ手だぞ!」

タプ「べ、ベホマ……ひとまずこれで耐えましょう…」


サタ『あーら、タプリス?後手後手に回って残念ね!スカラでも唱えて守りを固めるといいわ!………それが出来たらの話だけどねっ!』


< サター の こうげき !
< タプリス は 215 の ダメージ を うけた!

< サター の こうげき!
< タプリス は 252 の ダメージ を うけた!

< タプリス は しんで しまった !



~~~~~~~~~~~


タプ「わーっ!この悪魔、2回攻撃しやがりました!」

ガヴ「レベルMAXの勇者が2落ち…?こんなのゲームにならねーよ!」


サタ『サター様に歯向かおうなんて、二度と思わないことね!なーっはっはっは!レッツ Go to 教会!』


タプ「せんぱい!いくら何でも酷くありませんか?!全く勝てる気がしません!」

ガヴ「雷神シドもたまげるわこりゃ…ひとまずそのまま教会からやり直しな」

タプ「……はぁい」


ガヴ「考えろ。考えるんだ…これは試行回数を重ねて勝てるレベルじゃない。ヴィーゴンとの連戦となると単なる負けイベントではないはず…」

タプ「何か強い武器などがあれば良いのですが……これ以上有用なものはなさそうですし…」

ガヴ「ぱっと見最強装備だし、やくそうが効くとも思えん。あれはファミコン版だけだ」

タプ「私ひとりだとどうしても手数が足りません!」


ガヴ「ひとり……手数……ん?アイツ、『ひとりで挑むのは百万年早い』とか言ってたよな…?」


タプ「……ここはもう一度、ダメ元で王子と王女に会ってみるのはどうでしょうか?」

ガヴ「なるほど!その手があったか!負けイベでフラグ解除は確かによくある話だ!」


タプ「はい!試してみましょう!」


~~~~~~~~~~~


タプ「ガブール王子!お願いします!!私と一緒に完全悪魔体サターと戦ってください!」


ガブール『嫌だ。ランク100位に入らないとイベント報酬でSSRカードが手に入らないんだよ。あと1ヶ月待ってくれ』


タプ「そんなぁ!王子が頼りなんですよ!」

ガブール『すまんが他を当たってくれ。悪いな』

タプ「えーっ!!」


ガヴ「…………タプリス。このどこかの誰かを連想させるコイツは…?」

タプ「はい、ガブルトリアのガブール王子です。初めに来たときも同じことを言われました…とほほ…」


ガヴ「…そうか。コントローラーを貸せ」イオナズン ドーン!


ガブール『おい!お前!なんて事するんだ!パソコンとスマホがぶっ壊れたじゃねーか!データバックアップしてねーぞこら!』

タプ「お、落ち着いて下さい王子!今のはほんの事故です!!」


ガブール『弁償だ弁償!!今すぐ99999ゴールド持ってこい!!』


タプ「えええええ!?そんな大金あり………あ、お金は銀行に満タンでありましたね。はい、どうぞ!」


ガブール『ちっ…仕方ないな。私も一応王子だしそろそろ本気だすか。仲間になってやろう。特技はイオナズンの私がいれば死角はないぞ』

タプ「本当ですか!?ありがとうございます!!」


< ガブール が なかま に くわわった!


タプ「凄いです天真先輩!よくわかりましたね!!」

ガヴ「ずっと疑問に思ってたんだ……本来使えないはずの攻撃呪文が、何故フィールド画面で使えるのかと」

タプ「この調子でエールブルグ王女も仲間にしちゃいましょう!」


ガヴ「謎のウルティマ仕様かと思ったらこの為だったのか……私って端から見たらこんなんなのか…?!」




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タプ「ラフィン王女!世界を救うために我々は力を合わせる必要があります!王女の力を貸して下さい!」


ラフィン『貴女の気持ちはわかるわタプちゃん…でも、怒ったヴィーネさ……じゃなかった、ヴィーゴンはとてもじゃないけれど私の手に負えないの』


タプ「そこをなんとか!お願いします!この通りです!」

ラフィン『ごめんなさい。力不足な私を許してね?』


タプ「うぅ…白羽先輩のような優しそうなお方なのですが、意志が固いようですぅ……」


ガヴ「……………」ポチポチポチ

<どうぐ ニア ヴィーネのカギ
<タプリス は ヴィーネのカギ を つかった!


ラフィン『………あらあら?これはヴィーネさんの部屋のカギじゃないですか!……どうしてタプちゃんがこれを持ってるんです?』

タプ「はい!ヴィーゴンを倒した時に服のポケットからカギが落ちてきたんです!何かの手がかりになるかもしれないと思って保管しておきました!」




ラフィン『…では本当にヴィーゴンを倒した、と?』

タプ「そうですよ!ただ、その後サターとかいう悪魔に完膚なきままに負けてしまいまして……」


ラフィン『そうでしたか、わかりました。私もタプちゃんに協力しますから、サターニャさん……いや、サターを倒しましょう?』

タプ「わあっ!いいんですか?!」

ラフィン『ええ、サターニャさんに負けるほど私も焼きが回ってませんから。どうやらお仕置きが必要みたいですね?』


< ラフィン が なかま に くわわった!


タプ「やったやった!やりましたよ先輩!これで十分戦えますよ!!」

ガヴ「ラフィン王女は加入時点でレベルMAXで呪文コンプしてんのに、何でガブール王子はレベル1なんだよ!イオナズン使えるとかほざいてなめてんのか!ベビーサタンかお前は!」


タプ「いいじゃないですか、私が王子をきちんと鍛えますから!先輩はご休憩なさって、しばしお待ち下さい!」





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サタ『んー?なんだ、またタプリスかー。もう飽きちゃったなー。だってアタシが強すぎて勝負にならないでしょ!?』

タプ「確かに私ひとりでは力が及ばないかもしれません。ですが、3人集まれば百人力なんです!文殊さんもそう仰ってました!」


サタ『3人?……げっ!何でガブール王子とラフィン王女がここにいるのよ!仲間に出来ないようにしてって頼んでおいたのに!!』


タプ「伝説の勇者の血を引きし子孫が今ここに集結したのです!サター、貴方は強い。だからこそ全力で倒します!!」

サタ『それらしい事を言っても無駄よ!!1対3なんて卑怯じゃないの!それでも勇者って言えんの!?』

ガヴ「どの口が言うんだこのアホサターニャ。散々チートじみたことしといてその言い草はないだろーよ」


サタ『うるさいうるさーい!!雑魚が群れた所でアタシの絶対的な強さには叶わないっての!……しゃくねつのほのお!かがやくいき!』


タプ「くっ!確かに強力ですね……しかし、今の私にはフバーハやベホマをしてくれる仲間がいます。そして2人の命を救う『ザオリク』を掛けられる仲間が!」

サタ『ああーー!アタシの攻撃があまり効かなくなってるーー!ズルいー!』


タプ「今度はこちらからいきますよ…『はかぶさの剣』!!」


サタ『ぎゃーーす!こんな事なら自動回復も付けとくべきだったー!しかもそれバグ技でしょー!』


ガヴ「慢心が仇となったなサターニャ。FC本家はちゃーんと自動回復ついてるのにな?こちとら使えるものはなんでも使うんだよ!」


サタ『それは間違ってるわガヴリール!本家シドーはHP256しかないからベホマをするのが御約束!!自動回復が登場するのは「3」から!!』

ガヴ「ああ、すまんすまん。色々ごっちゃになってた。そして解説乙。華々しく散るがよい」


サタ『はぁ…はぁ……くっそー!まだよ…ここで負けるわけにはいかない!!…完全悪魔体は永久に不滅だから……!』



タプ「勇者と王子と王女の力が極限に達した時……天に刻まれしこの究極呪文が浮かび上がるのです!!」


ーーー “ ミナデイン!!! “


サタ『ぶふぉぁっ!ミナデインは……『5』から…でしょ…ぐぐぅ……』

ガヴ「前回のベギラゴンでおあいこだからな。途中で整合性を無くしたお前の負けだ。諦めろ。そこはかとなく ロト紋っぽいよな」


タプ「完全悪魔体サター……貴方の強さは孤独の強さ。そしてそれは自分の弱さを知られたくない故の仮面に過ぎません…」


タプ「己の弱さを知り、そこから高みを目指す…そして仲間と手を取り合い、立ち向かう。その姿勢こそが真の強さだと、私はこの物語から感じました。さらばです、サター……」


< タプリス は サター を たおした !




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<エピローグ>


ヴィ「やっほーガヴ!私とサターニャが合同で作った魔界ド○クエ2はどうだった?」


ガヴ「どうもこうもねーよ。タプリスが全クリした」

タプ「とっても面白かったですぅ!ミナデインでとどめを刺すところが爽快でした!」


ガヴ「……あ、それで思い出した。ミナデインはドラクエ4の勇者が初出典だったな。クライマックスの大事なところでサターニャの奴も知識ガバガバじゃねーか」


ヴィ「いいの、サターニャは細かい事しないから。レベル上げ大変だったよね、ごめんねタプリスちゃん?」

タプ「いえ!私はああいう地道な作業嫌いじゃありませんから!しかし最後はクリアできるかヒヤヒヤしました!」


ガヴ「……ヴィーネ、ガブール王子の件についてご説明願おうか。危うく詰み寸前だったし、私の扱い悪すぎんだろ!」



ヴィ「いやー、あれはサター戦を想定してパーティー調整してたら自然と…局地的観点から分析した結果というか……あははは……」


ガヴ「ラスト前でレベル1、99999G要求、んで極めつけは最強装備が『てつのやり』!退化しすぎだ!!」


ヴィ「ガヴならそのまま挑むと思ったのよ!レベル50/1/35でギリギリ勝てるよう調整したからね?」

ガヴ「そんなにバラモスを勇者+レベル1三人で倒したのが気に入らなかったのか……」

ヴィ「誤解しないで!ほんの遊び心なの!カンストしたらミナデイン解放って造りにしたのも、ガヴに仲間を頼って戦ってほしかったの!」

ガヴ「……まあいいだろう。あとサターニャを強くしすぎだ。物にも限度があるぞ」


ヴィ「サターニャがどうしてもタイマンじゃ100%勝てないようにしろって聞かなくて…だから裏要素で仲間を増やすことにしたのよ」

ガヴ「それでヴィーゴンからの一連の流れが生まれたわけか……おかげでタプリスの激闘が見れたわけだが」


タプ「わたしは初めてのテレビゲームでしたが、とても痺れる展開でした!月野瀬先輩!ありがとうございました!」

ヴィ「喜んで貰えて何よりだわ。導かれし勇者により、熱き戦いに終止符が打たれたのね!」

ガヴ「ったく…いつになく調子がいいんだからヴィーネは……」



ヴィ「ところで……今度新しく魔界からファイナルフ○ンタジーが発売ーーー」



ガヴ「だからそのオチはやめろーーーー!!!」



--『そして伝説になるかもしれない勇者たち』 完 --





以上です。ドラクエ3あるある→1*2ガヴドロコラボ。

このssはポンコツサターニャが発案したので、
知識の細かい矛盾もろもろミスはご容赦を。

サタ「ガヴリール!あんただってキングヒドラをキングギドラとか書いてるじゃない!文章を書くときは推敲はきちんとしなさいよ!」

ガヴ「反省してまーす。どこの怪獣だよ全く…聡明な方なら脳内変換でよろしく。決して何もなかった。」
サタ「アッハイ」

早く終われ。

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