小林「まずうちさぁ、ドラゴンあるんだけど焼いてかない?」 (12)

トール「私は小林さんに尻尾を食べてもらいたいんです!」

トール「どうすればいいですか!?何かアドバイスをお願いします!ルコアさん!」

ルコア「そうだね~手っ取り早いのは、トールちゃんの尻尾無しでは生きられない体にする、かな?」

ルコア「僕の魔法なら簡単に構造を組み替えられるよ」

トール「そんなの駄目ですっ!最低限の意思は尊重したいですっ!」

ルコア「なら、まずはトールちゃんの料理に病みつきにさせてから、尻尾を混ぜてみよう」

トール「ふむ……でも病みつきにさせるって言っても難しいですよ?」

ルコア「……覚せい剤って知ってる?」

トール「覚せい剤?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490552870

翌日

トール「(商店街で仕入れた覚せい剤を料理に混ぜてみました!)」

トール「小林さん!晩御飯できましたよ!どうぞ召し上がれ」

小林「今日は豪勢だねー何かお祝い事でもあったっけ?」

トール「ちょっと腕によりをかけたら作りすぎちゃっただけです♪」

小林「あれ?なんだか良い匂いがするね」クンクン

小林「なんだか頭がクラクラしてくるよ……」

トール「ささっ!冷めないうちに食べてください!」

小林「う、うん……」パクパク

小林「やっぱりトールの作る料理は美味しいね!」

トール「ありがとうございます♪」

数十分後

小林「あー食べた食べた、ご馳走様でした」

小林「なんだか、体が火照って仕方がないよ」ヌギヌギ

トール「ちょっ!?なんで脱いでるんですか!!」

小林「トールー!水、水ぶっかけてー」

トール「水!?水ですか!?あ、あとで怒らないでくださいよ?」ビシャッ

小林「あー冷えるー最高ー!!」ガンギマリ

トール「こ、これが覚せい剤の力……!」ゴクリ

翌日

ルコア「トールちゃん~覚せい剤どうだった?」

トール「凄かったですよ!あの小林さんが一日中私とイチャイチャしてくれました!」

トール「覚せい剤凄すぎます!こんな事になるならもっと早くに教えてくれたら良かったのに!」

ルコア「ごめんごめん、僕も翔太君で最近実験していたところだったからね」

トール「翔太君にも覚せい剤を使ったんですか?」

ルコア「うんっ♪今では僕のことをお姉ちゃんって慕ってくれているよ♪」

トール「それは良かったですね!そうだ!ファフニールさんにも教えてあげましょう!」

一週間後

小林「はぁ……はぁ……トール、晩御飯まだ?」トントントン

トール「もうちょっと待ってください!もう少しで出来上がりますから」

小林「待てないよ…早くしてよトール」ダラァ

小林「ずっとよだれが止まらないんだよ」レイプ目

トール「できましたよー!今日は私の尻尾入りです!」

小林「前から言ってるけどトールの尻尾は食べないよ」ダラァ

小林「なんだこれ?トールの尻尾、すごく良い匂いだ」クンクン

小林「頂きます」レイプ目

トール「ぁ///」キュン

トール「(ついに小林さんが私の尻尾を食べてくれました///嬉しいです!)」キュンキュン

小林「うまい!うますぎる!」ガツガツ

小林「トールの尻尾うまい!尻尾尻尾尻尾尻尾!!」ガツガツ

小林「もっとだ!もっとトールの尻尾を寄越せ!」ガツガツ

トール「ぁん///私の尻尾はそのままじゃ食べれませんよ///」

小林「おいしい・・・トールの尻尾おいしい・・・」ガツガツ

トール「くすぐったいですって///」

トール「(覚せい剤ってすごすぎる!私の尻尾を頑なに食べようとしなかった小林さんが)」

トール「(今では尻尾に噛み付くまでになってしまうなんて!)」キュン

小林「もう私トールの尻尾なしじゃ生きていけないよ」レイプ目

トール「それって///」

小林「ずっと、私と一緒にいてくれ!トール!」

トール「はい!喜んで♪」キュン

翌日

トール「ということになったんですよルコアさん!」

ルコア「だから小林さんはトールちゃんの尻尾にずっと噛み付いてるんだね」

小林「……」ガブガブ

トール「恥ずかしながら昨日からずっと離れてくれないんです///」

トール「翔太君の方はどうなったんですか?」

ルコア「あぁ、僕の方はね」

~回想~

ルコア「(どうすれば翔太君に信用してもらえるかな……)」

ルコア「(そうだ、最近手に入れた覚せい剤を使ってみようかな)」

ルコア「翔太君~お菓子持ってきたよ~」

翔太「僕の使い魔のくせに仕事が遅いじゃないか!」

ルコア「ごめんごめん~まだ人間界に慣れてないからさ~手間取ったよ」

ルコア「今日は僕特性のクッキーだよ♪」

ルコア「(覚せい剤はクッキーに混ぜるのが一番いいらしい)」

ルコア「(胃の中で徐々に消化されていくから、長く覚せい剤の効力が続く)」

ルコア「(あと、あんまりキマリすぎない)」

ルコア「(直接鼻で吸ったり、血液注射だとまだ子供の翔太君じゃ危険すぎるからね)」

翔太「い、頂きます」

ルコア「美味しく味わってね」

翔太「……うまいじゃないか!」

翔太「でもちょっと変な味がするぞ?」

翔太「僕に黙って何か入れてやしないだろうな!」

ルコア「ちょっと分量間違えたりしちゃったからかな?」

ルコア「あと間違って塩入れちゃったり」テヘッ

翔太「このポンコツ使い魔め!」

ルコア「(この調子でどんどん食べさせよう)」

寝るわ

翔太「なんだか、体がふわふわしてきた」トロン

ルコア「翔太君、おいで~」

翔太「お姉ちゃん……」スリスリ

ルコア「んっ///」ドキン

ルコア「(翔太君が僕のことを初めてお姉ちゃんって言ってくれた…!)」ドキドキ

翔太「もっとクッキーほしい…食べさせて…」スリスリ

ルコア「翔太くんは甘えん坊さんだね♪はい、あ~ん」

翔太「おいひいょぉ」モグモグ

数日後

ルコア「はい、あ~ん」

翔太「あ~ん」レイプ目

ルコア「と見せかけてあ~げない」

翔太「あ……あ……!!」

ルコア「舌を伸ばしてまでクッキー食べようとするなんて、だらしないなぁ」

~回想終わり~

ルコア「って感じになってるよ」

トール「私も、小林さんにあ~んってしたいです!」

ルコア「いつかできるさ」

ルコア「ところで、ファフニール君にも覚せい剤渡したんでしょ?」

ルコア「どうなったの?」

ファフニール「そこからは俺が話そう」

トール「ファフニールさん、いつの間に……!」

ファフニール「俺は覚せい剤を身近の人間に使わなかったぞ」

ファフニール「代わりに、滝谷と行ったネトゲのオフ会?とやらでメンバーに覚せい剤を配ってきた」

ルコア「えっ!?そ、それはちょっとまずいんじゃないかな…」

トール「で、どうなったんですか?」

ファフニール「オフ会に来たメンバー全員が廃人になったな」

ファフニール「今では定期的に俺が覚せい剤を配っている」

ファフニール「その代わりにレベル上げやモンスター狩りに協力してもらっている状態だ」

ルコア「なるほど、Win-Winな関係って奴だね」

ルコア「でも、あんまり乱用はしないでね?」

ファフニール「アメとムチの心得くらいある」

トール「いざとなれば魔法でどうにかなりますよ!」

ルコア「それもそうだね」

数日後、覚せい剤を取り扱っていた商店街が摘発され、芋づる式にルコアやトールの行いが露呈。
小林と翔太は更生施設送りとなった。
トールはショックのあまり死亡、ルコアは逮捕された。

終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom