【安価】勇者「国王を倒すしかないぞ」魔王「そうだ!」 (142)

勇者はそう言い放った

魔王もそれに賛成していた

側近「なーに言ってるんですか!?」

元はと言えば...

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490318686

魔王「ぐへっ!!」

勇者「勝った...ぞ」

魔王「だが...私が死す時には貴様が魔王になるのだ」

勇者「ほう」

魔王「残念だったな...ハハハ...ハッ」

勇者「残念だったな」

魔王「何...だと...」

勇者「何だか妙だと思っていたんだ」

勇者「魔物は言い伝えよりずっと弱いし」

勇者「神に選ばれし勇者が国の指揮を取ればこんな事はない」

勇者「まさかとは思ったが本当にこんな事とはな」

勇者「峰打ちだ...魔王は死なんよ」

魔王「..........」

それからというもの、勇者と魔王はこの憎しみの連鎖を打破する方法を考えた

そして勇者と魔王がたどり着いた答えは全面戦争で国王軍を負かす事であった

一見、余りに暴力的なその方法は側近を混乱させるに十分だった

側近「きっと考え過ぎで疲れてしまったんですよね!?そうですよね!?」

勇者&魔王「大マジだ」

側近「平和解決を図らないのですか!?」

勇者「国王は魔物を悪だと思い込んでいる」

勇者「ここまで国王もしたし、今更止める訳にもいかないのだろう」

勇者「それとも...」

側近「?」

勇者「いや、何でもないさ」

勇者(俺が魔王になったのかもな)

魔王「しかし...」

魔王「どうやって国王に伝える?」

勇者「ふーむ」

安価 直下>>勇者の国王への宣戦布告方法

勇者「国王城爆破しよう」

魔王「んん?」

側近「今...何と?」

勇者「国王城爆破します」

魔王「しかし、それでは死人が出る」

勇者「防護魔法で覆ったあとに爆破します。不必要な死人は出しません」

側近「とても...こう、何か溜まってますね、ストレス」

勇者「ほんじゃ、行ってくる」

勇者はルーラを唱えた!

ズゴォン!!

勇者は天井に頭をぶつけた!

勇者「もういい、徒歩で行くぞ」

~国王城~

勇者「国王!」

国王「何の用じゃ」

勇者「宣戦布告をと」

国王「!?」

国王「な...なにを」

勇者「本気だ」

勇者「我々は、国王軍と戦争をします」

国王「それに意味があるか!?」

勇者「我々の要求は人類と魔物の共存。国王はそんな事は認めない。」

勇者「いえ...正確には『認められない』。ですよね?」

国王「者ども!」

勇者「私を捕まえようとしても無駄です」

国王城全体が光を纏う!

勇者「爆破魔法!」

国王城は爆破された!!

~魔王城~

勇者「...という訳で」

勇者「間もなく国王軍が攻めて来るだろう」

魔王「勇者よ」

勇者「どうした?」

魔王「我々の戦力はどのように」

勇者「それなら私の部下の勇者を使えば良い」

勇者「まず国王軍は真っ直ぐ大平原を突っ切ってくると考えて良いだろう」

勇者「よし、ここはオードソックスに...」

安価で出陣させる者を選びます
1.戦士
2.武道家
3.魔法使い
4.勇者
5.魔王

この中から選択して下さい。武器も記入して下さい。記入がされていない時は素手とします

オーソドックスでしたすみません
安価は直下です。

勇者「折角だし俺が出るぞ」

魔王「ま、勇者なら...」

側近「大丈夫でしょうね」

勇者「行って来る」

勇者「おー、沢山いるね」

指揮官A「いきなり勇者とは...これは厳しいな」

敵兵士達「勇者とはいえ敵は一人!」「どうにかなる」

指揮官A 「行け!!兵士達よ!」

敵兵士達が一斉に突っ込んでくる!

勇者「阿呆がッ!!」

勇者のビッグバン!

勇者「ハッハッハ」

勇者「...ん?」

勇者の繰り出したビッグバンに耐えた者がいた。

勇者「お前...何だ?」

???「そうだなぁ...」

安価直下>>???の正体

勇者「ふーん?」

偽勇者「ふーん」

勇者「成る程」

勇者は鎌を偽勇者に向ける

それに呼応するように偽勇者は勇者に剣を向ける

勇者「さぁ、かかって来いよ」

偽勇者は雷を纏った突きを繰り出した!

勇者(低級技...?)

勇者は鎌で受け流す

が、しかし。

勇者「!?」

勇者は低級技と見て油断していたが、勇者の予測を上回る威力の突きで勇者は吹き飛ばされた

勇者「ぐっ...?」

勇者(受けた力は明らかに雷鳴突きの筈だ!)

勇者は立ち上がる

勇者(恐らく...腕力による力だが、何かがおかしい...)

偽勇者「腑に落ちないという表情だね」

勇者は鎌を持ち直すが、構えは先程のとは違う構えだった

勇者(一番気にかかるのが力の加え方。力の上がり方が急すぎる)

因みに勇者の部下の勇者ですが、戦士等の表記にしたのは戦士タイプの勇者だからです

偽勇者「火炎斬り!」

勇者は鎌で受け流す

勇者(仕掛けても問題はなさそうだが...?)

勇者はそのまま鎌で偽勇者の首を刈り取ろうとする

ゴッ!!

それは、鎌で鳴るような音ではない。

だが、現に鳴ったのだ。

勇者は、目を疑った

なぜなら勇者の鎌は偽勇者の首に食い込んでいたのだから

勇者は素早く鎌を引き抜き、離れた。

勇者(奴の体を破壊せねばならない)

偽勇者「オオォ...」

偽勇者の雷鳴突き!

勇者は叫んだ

勇者「アタックカンタ」

偽勇者は動かなくなり、その場に倒れ伏した

勇者「何だったんだこいつは」

勇者は帰還した

~魔王城~

勇者「...って事があってな」

魔王「ああ、そいつは多分...」

魔王「ロボットだろうな、不出来な」

側近「成る程」

勇者「何だそれ?」

魔王「え?」

魔王「ロボットをご存知でない?」

勇者「そのようだな」

魔王「まぁ、機械人形ですよ。これなら、知ってるでしょう?」

魔王「雷鳴突きは自分を動かす時の不要な電気」

魔王「火炎斬りはオーバーヒートを起こさぬよう、熱を逃がす為」

勇者「だから跳ね返したら停止したのか」

勇者「おー」

側近「...どうしたんですか」

魔王「攻めてきたぞ」

側近「どこにですか」

勇者「海と山」

勇者「海側の方が早く来そうなんで部下を送り付けよう」

安価(直下)>>向かわせる勇者の職業

~海上~

魔法使い「遠いけど...ああ、いるねこれ」

魔法使いは敵船の捕捉を始めた

魔法使い「というか勇者の野郎ふざけているのか!?」

魔法使い「大方ドラクエに出てくるようなデカイ船くれると思ってたのに!!」

魔法使い「何が『ボートでいいよな』だよ!」

魔法使い(とっとと撃沈させて帰ろう)

魔法使い「ん?」

敵船は水平線を隠すかのようにおびただしい数並んでいた

魔法使い「まじであれ何隻あんのよ...」

魔法使い(勇者は言っていた)

魔法使い(『長い長い戦争を終わらせる』と)

魔法使い「姿、目の色、髪の色。」

魔法使い「全て違っても我々は生き物だ...と」

敵船員「始めから分かりあうなんてできやしないさ」

敵船員「今も魔物で苦しむ人がいる」

敵船員「それは決して少なくない」

敵船員「鎮静化した戦争を掘り返して、大惨事になるかもしれない」

敵船員「世界や人はこれまでをゆうに超えて苦しむかもしれない」

敵船員「どちらかが悪人になるしかない...という事か」

魔法使い「撃ちまくるッ!!」

魔法使いの高速詠唱!

それはどれとも知れない攻撃魔法の連続攻撃であり規則性は無い

敵船員「敵の攻撃だ!」

敵船員B「攻撃反応...は魔法!」

敵船員C「攻撃を仕掛けて来た敵の位置を特定!」

敵船員は他の船に繋がっている無線機を取った

敵船員「敵の位置を特定!これよりデータを送る!データが送られ次第、総員砲撃開始だ!」

魔法使い「負ける訳にはいかない!これは...いや、この戦争は!」

魔法使い「この世界そのものの大事な局面だからだ!」

魔法使いの超高速詠唱!

敵船員「撃て!ひたすら撃ちまくるんだ!」

全体は不思議な一体感に包まれた

それは、魔法使いも例外では無かった

しかし、態度を軟化させる者はいない

勝敗:直下コンマ50以上で勝利

魔法使い「ぐあぅ!」

敵船員「しょうがないさ。」

敵船員「これはちょっとルール違反かも知れないけど...」

敵船員「同情するよ」

時間は少し遡る

~魔王城~

勇者「魔法使いも出陣したし、次は山岳地帯だな」

側近「あんな適当で良いんですか?」

勇者「どうにかなりますよ、ええ」

勇者「さて...」

安価(直下)>>山岳地帯に向かわせる勇者の職業

モンスター遣いだと少し長いのでモンスターマスターを略してマスターにします

マスター「しかし勇者もよく俺を使う気になったよなぁ」

マスター「俺が暴れてしまったらモンスターが悪いみたいになるのに」

マスター「まあ、勇者にも考えはあるでしょ」

マスター(登山で疲れたし)

マスター「だから俺はなんにも考えない。俺には時間がない。敵には...」

敵兵士「いたぞ!奴は魔翌力や筋力をもっていない!」

敵兵士「だが...妙な気配がするぞ?一人や二人ではないような...」

マスター「早々に地獄へ堕ちてもらうしかないな」

マスター「俺は遠い昔の昔、ここに来た事があってな」

マスター「その時、俺は約束事をした」

マスター「人間や生き物に危害を加えない...と」

マスターは野球のセーフのポーズをとった

マスター「この約束には例外がある」

マスター「それは、『悪』に対してだ」

マスター「『悪』を決めるのは国王だ、そういう事になってる」

マスター「だが、この戦争に勝てば勇者が国王だ」

マスター「約束を破ると取り返しのつかないことになるというが...」

マスター「そう考えるとお前らもそうだ、それは法律だから」

マスター「かかってこいよ、俺の大切な奴を虐げる、穢れた野郎どもよ」

敵兵士「ふざけるな!よくも我々を罵倒したな!」

敵兵士はマスターに斬りかかる

が、その剣は止められた。

敵兵士達の行く手には銀の体に四足歩行、だが腕は二本あり、赤と金で模様の刻まれたまさに、

『兵器』があった。

マスター「行け、ファイナルウェポン」

マスター「どうだ、お前ら。俺に攻撃をあててみろよ」

マスター「お前らが虐げる為に目を瞑った良心に気付かせてやるぜ」

マスター「最高の荒療治だろう!?ハーッハッハ!」

ファイナルウェポンの手により、敵兵士は次々と倒れていく。いや、殺されているのかもしれない

マスター「お前らは勝てないよ、それでも、戦いは長い目で見れば永遠に続くだろう」

マスター「お前らは破壊されても、代わりを用意して再生する事が出来る」

マスター「俺がいるのは戦う為だ。何時、俺がいようとも」

マスター「誰にだって感情はあるんだよ、人はそうやって出来ているし、モンスターだってそうだ」

マスター「まあ、何だかんだと長い事話したが」

マスター「ここがお前らの終わりであり、終点だ」

マスター「俺にあった事を後悔するなら、生まれ変わる事を推奨するぜ」

マスター「俺がお前らをどうしようとも人間は変わらないかもな」

マスター「人間は諦めないからな」

マスター「お前らがそれを好まない人間である事を願うぜ」

勝敗:直下コンマ>>20以上で勝利

マスター「よし、終わりっ!」

マスター「ファイナルウェポン君は後で修理してあげるからねー」

マスター「勇者の所に行くか」

~魔王城~

マスター「勇者、仕事終わったよ~」

勇者「残業でーす」

マスター「ブラックだね」

勇者「君程じゃないよ」

マスター「で、何処に?」

勇者「海の方に魔法使い送ったんだけど負けちゃったみたいでさぁ」

勇者「今、側近さんにぶん殴られそうだから早くしてね」

マスター「分かりましたよ...」

~海上~

マスター「あ、いた」

マスター(魔法使いをレジマリンで回収して)

マスター(俺が海上に浮く)

マスター「じゃ、魔王城まで行ってこいよ、レジマリン」

敵船員「ん?」

敵船員が先程まで魔法使いが浮いていた場所に目を向けるとマスターが居る

敵船員「次はお前か」

マスター「いいや、お前らだよ」

マスターの居る場所が明らかに盛り上がる

マスター「さあ行くぞ!海の神よ!」

マスター「蹴っ飛ばしてやれ!」

マスター「押し流してやれ!」

マスターが海の神と呼んだそれは、マスターの指示した通りの行動を取った

マスター「よくやったな!」

こうして、海戦は、あまりにも理不尽に幕を閉じた...

勇者「ご苦労であった。旅に戻るがよい」

マスター「当然だな」

勇者「さて、魔法使いよ」

魔法使い「何よ」

勇者「ごめんよ、あれは俺の判断ミスだ。後でプレゼントをやるから許してくれ」

魔法使い「分かったわよ」

勇者「とりあえず休んだ方がいいな」

魔法使い「...そうする」

勇者「世界は戦う...」

魔王「勇者よ」

勇者「ほい」

魔王「レジウイングとゴールドウイングが生死問わず敵を持って来たぞ」

魔王「マスターの犠牲になった奴だろう、みんな重症、重体、死亡済みだ」

魔王「側近よ」

側近「治療ですか」

魔王「ああ、みんな酷い傷だから気分を悪くしたら中断しろ」

側近「勇者」

勇者「何でしょ」

側近「マスターを使ったのは失敗では無いか?」

勇者「...死人のことか」

勇者「しょうがないだろ」

勇者からは諦めのオーラが強く感じられた

側近「それは...」

側近「それは勇者じゃないだろう!!」

側近「勇者が犠牲を出してどうするんだ!お前は只の...」

側近「只の...」

勇者「...どうされた?」

側近「何でもないさ」

勇者「...しまった」

魔王「え?」

勇者「敵襲だ!」

勇者「敵の位置は魔王城上空!」

勇者「直ちに迎撃を行うぞ」

安価(直下)>>魔王城上空に送り出す勇者

勇者「武道家、じゃあまず大砲を...」

武道家「あ、いいっす」

勇者「えっ、じゃあどうすんの?」

武道家「武空術」

勇者「なるほど...いやなるほどじゃねぇよ。何でそんなのが使えるんだよ」

武道家「細けぇこたぁ気にしない」

武道家は飛んで行った

武道家は気付いた

武道家(もう夕方か...)

夕日は揺らめき、それは真っ暗な夜の始まりなのだ

それだけに、敵の飛空挺は目立つ。光を纏っているからである。

武道家は飛空挺に降り立った

武道家は敵に囲まれた

敵兵士「諦めろ、その体はボロボロの筈だ」

武道家「体が...ボロボロ?なーにを仰りますかこのお馬鹿さん」

武道家は挑発して見せた

敵兵士「大方、大砲でも使って来たのだろう?」

武道家「いや違うよ。自分、飛べる系の勇者なんで」

武道家(何で大砲とか言うイカれたアイデアが常識扱いなんだよ!?)

武道家「そい」

敵は次々と吹き飛ばされていく

敵兵士「何故だ!?」

武道家「何が?」

敵兵士「お前は何で装備無しで動けるんだ、と」

武道家「装備...?何の事ですかい?」

敵兵士「こんな上空では酸素供給手段を持たねば、まともには動けまい」

武道家「ああ、そういえば...」

武道家「でもほら自分、前に僧侶やっててさ。でも力が足りないと思ってね」

武道家「だから闘うのを選んだのは僧侶としての最後の『祈り』と『覚悟』。」

武道家「でも自分には天武の才があった訳じゃない」

武道家「ダンスを元にして『舞って』いるんだよ」

敵兵士「だが、それにしてはアドリブが多いのでは無いか?」

敵兵士はその言葉を発すると同時に斬りかかった

しかし武道家は回避、反撃した。そして、その動きは華麗でしなやか、洗練されていた。

武道家「こんな綺麗な月を背にして舞っているのですから」

武道家「昂るのも当然ですよ♪」

敵兵士「まだだ...我々には秘策が残っている」

武道家「な、なんだってー」

安価(直下)>>敵の秘策

武道家「投網だと...?」

敵兵士「もう...諦めろ。そういうこった」

武道家「いやだね」

武道家はそう言い残し、走り去った

武道家「投網機を壊さねば!!」

武道家は投網機の前にたどり着いた

武道家「あった!」

武道家は投網機の破壊活動を開始した

武道家「思ったより硬いな...ちょっと時間かかるんじゃないのかこれ?」

ふと投網機のモニターに目を向ける

そこには大きく、『発射まであと五秒』とあった

武道家「まずいぞこれは...!」

武道家はとっさに網にしがみついた

しかし抵抗むなしく、網は発射された。

武道家は依然、網にしがみついている。

武道家「こうなったら...」

そう、この下は魔王城。何があろうと、この網を落とす訳にはいかないのだ。

武道家は全身に力を込め、気合い砲を打ち出した。

網は横方向に逸れた

~魔王城~

勇者「今宵は月が綺麗ですねぇ」

魔王「お前いくつだよ」

勇者「数えてみれば良い」

ズドドドドドドン

勇者「あっ...」

勇者「ちょっと見てくる」

~武道家落下地点~

勇者「大丈夫か!?おい!?」

武道家「お...おう...あ...やべ...死にそ...」

勇者「少し待ってろよ」

しばらくすると勇者は薬の様な物を取りだし武道家に飲ませた

勇者「後はもうそこで寝てりゃ治る」

武道家「勇者の...薄...情者...」

魔王「時に勇者よ」

勇者「何ぞや」

魔王「反撃の準備は出来ているか?」

勇者「...まぁ、一応」

魔王「少し訳ありの様だな」

魔王「何か...悩みでもあるのか?」

勇者「おう...」

魔王「話してみろよ」

勇者「何でだよ」

魔王「戦争の最中に指揮官で最高戦力のお前が悩みとあっては、支障が出るかもしれんだろう」

魔王「それに、一度吐き出してしまえば楽になるぞ?」

勇者「正直、というか実を言うと、もう支障は出てる」

魔王「なら尚更だ」

勇者「分かった分かった。言いますよ」

勇者「反撃についてだがな、何処まですれば良いのか分からないんだよ」

魔王「ふむ、勇者という者は全て全力ではないのか?」

勇者「これは俺一人の問題じゃないからな」

勇者「そう簡単に国を丸々一つ消して良いのか。消してしまえるのか?」

勇者「実際俺の部下にはまともに帰還出来た奴は居ない。何らかの怪我を負っている。」

魔王「.......」

勇者「ま、ありがとな。スッキリしたぜ、幾らか」

勇者「さて、そろそろ反撃に出ようと思う」

側近「やっとですか...」

勇者「まずは部下を送り込むぞ、二人で良いだろう」

勇者「イクゾー!」

二人の勇者の職業
直下>>一人目
下2>>二人目

勇者「まず裁定者さんだ」

魔王「誰?」

側近「誰?」

勇者「....知らん」

裁定者は飛び去った

魔王「あいつお前の部下じゃないのか」

勇者「知り合いみたいなモンさね、マスターもそうだし」

側近「なんて軽はずみなんだ」

勇者「次に妖術師」

妖術師「うぃーっす......」

魔王「暗くない?」

勇者「あいつはな、自然回復力を失い、代わりに強さを手に入れたんだ」

側近「それと何の関係があるっていうのさ」

勇者「心の自然回復力がないからすぐへこむし心の生傷がいっぱい」

魔王「もういい」

戦場

妖術師「こりゃあ酷いな...」

戦場はボコボコの穴だらけで『あるはずの物』がなかった

妖術師「さっき来た奴の仕業か」

妖術師「勇者の知り合いはロクなのがいないな」

ズゴォン

妖術師「何か聞こえたぞ今」

裁定者「...うっ...」バタッ

妖術師(なっ...!?何故だ!?何故奴がやられている!)

裁定者は遠くから見た限りでは怪我の内容は分からなかった

その近くには、青い肌に禍々しい雰囲気を纏ったモンスターがいた

妖術師(そんな馬鹿な...あの姿は!)

妖術師(あんなのは何万年も前の伝承の筈だ!居るわけがない!)

モンスターの後ろから出てきたのは...

マスター「よくやったな」

マスターだった

妖術師(これはまずい!急いで帰って勇者に報告を...)

妖術師(いや、待てよ。俺はまた逃げるのか?)

妖術師「いや、それじゃ駄目だよな」

妖術師「闇雲だし、勝てるかも分からないが、俺は行くしかない」

妖術師「おい、待てそこのマスター!」

マスター「何だその妙な呼び方は、ってお前は勇者のモンか」

妖術師「お前の目的は何だ」

マスター「あ、俺?ゾーマ君じゃなくて俺?」

妖術師「本当にゾーマだったのかそいつ...」

マスター「俺はねぇ、戦いたいから此処に居るんだよ」

マスター「このままじゃ勇者が戦争に勝っちゃうからね」

マスター「戦争を終わらせない為に此処に居座ってたんだよ」

マスター「で、俺と裁定者の運命的な出会いを経て、こうしてるって訳」

マスター「妖術師は俺と闘うの?」

妖術師「ああ、そうさせてもらうよ」

妖術師VSマスター

直下コンマ>>80以上で妖術師の勝利

マスター「なかなかやるね」

マスター「まだレベル上げ終わってないとはいえゾーマ君と打ち合えるとは」

マスター「ま、ゾーマ君は疲労してるし、そろそろ別の奴にでも...」

妖術師(これはまずいかもしれん!)

妖術師「じゃあな!」

その場に緑色の煙が立ち込める

マスター「あ、逃げられた。くそ」

~魔王城~

妖術師「勇者!」

勇者「大丈夫か?」

妖術師「この程度は問題ありません!が...」

勇者「が?」

妖術師「全線で...実はマスターが...」

勇者「実にマスターらしいな」

勇者「妖術師、あとは俺達でどうにかするから休んでてくれ」

魔王「じゃあ行きますか」

勇者「うーっす」

勇者「マスターと闘うのは得策ではない」

勇者「と、なるとだ」

魔王「どうやって国王を討ち取るか」

勇者「まぁそうなる」

勇者「元々国王は殺したく無かったんだが、不確定要素が多すぎる」

魔王「勝負を急ぐしかあるまい」

勇者「とはいえ、普通の行き方では駄目だろう」

勇者「下水道には工場排水をドバドバ流すだろうし」

勇者「その時に対空兵器も作るだろうし」

勇者「ルーラポイントにも待ち伏せている事だろう」

勇者「という訳で、俺なりに考えた相手の予想しない方法」

勇者「まずこんな形の長方形の箱を作る」        __________________
[__________________]
                           

すげーずれた。まあ、横向きの長方形です

勇者「で、さっきの図の縦の所を硬い物質で構成する」

勇者「この時、片方は少し硬くない物にする」

勇者「で、それを縦にする」

勇者「俺がその中に入り...」

魔王「待て」

勇者「何」

魔王「ふざけてない?」

勇者「真面目だよ?」

勇者「しばらくしたら硬くない面を国王城に向ける」

魔王「俺が?」

勇者「うん」

勇者「まあ、やってみようぜ」

魔王「聞きながら準備は終えた」

勇者「Nice!」

魔王「長方形を縦にしたぞ」

勇者「じゃあこれ持ってて。クソ強い磁石」

魔王「お、おう」

勇者「転移魔法...からの垂直ジャンプ!からの反発200%!」

ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン

魔王「凄い嫌な予感がする...」

魔王は長方形を横に向けた

勇者は長方形を突き破り、国王城に向けて飛んで行った

魔王はそれを眺める事は無かった

勇者が磁石を起動したからである

魔王「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

~国王城~

バゴオオオオン

国王「なっ...馬鹿な...」

勇者「先手必勝!国王討ち取ったり!」

勇者は剣を振りおろした!

が。止められたのだ。

しかし感じる明らかな肉の感触!勇者渾身の剣撃を体で止めたのは...

...魔王の側近だった

勇者「...え?」

側近「私の...話を聞い...て」

側近「魔王の伝承...それが真実なら」

側近「勇者...が...国王を...殺すと」

側近「国王に...なるの...は、あなたよ...勇者」

側近は絶命した!!

勇者「何!?」

勇者「魔王よ」

魔王「何だ」

勇者「城に...帰ろう...」

勇者「転移魔法」

勇者「最後の秘策を使います」

魔王「?」

勇者「この城の地下においてあるんですよ」

魔王「お前は何をしようと言うのだ」

勇者「神殺し」

安価(直下)>>神殺しの秘策のアイテム

勇者「先代の勇者はきっと俺より有能だ」

勇者「だからこそ全てを知っても、無駄に犠牲を出さない為に魔王を殺したんだ」

勇者「世界は不安定に陥ってしまった」

魔王「だが、世界で最も強い二人がいれば世界は安定する」

勇者「そうだな...神殺しを始めよう」

~神界~

勇者「お前を殺す」

神「ふざけた事を抜かすな!」

神「貴様らはバグだ...取り除いてくれるわ!」

勇者「ずえぇぃ!!」

魔王「破ッ!!」

勇者&魔王VS神

直下コンマ>>80以上で勝利

勇者「あべし」

魔王「ぐはああああああっ!!」

勇者「俺達はよ...バグらしいな」

魔王「だからと言って何になる」

勇者「バグならバグらしくやるぞ」

勇者「魔王!神を止めろ!少しで良い!」

魔王「分かった!!」

直下コンマ下一桁>>魔王が神を止めていられる秒数

神「何をする!!」

勇者「俺は賢くないからお前が元凶だと知らなかったが」

勇者はチェーンソーを取り出した

勇者「だからこそ、全てを乗り越えて来た!」

勇者「これで勇者のお話は終わりだ!」

かみは バラバラになった

その時、場は眩い光に包まれた

魔王「何!?」

~魔王城~

魔王「...帰って来た...?」

魔王は、玉座の間に横たわっていた

魔王「ふむ」

魔王「勇者~?どっかに居るか?」

魔王がいくら探しても勇者は居ない

魔王は悟った

魔王を倒したら魔王になり、国王を倒したら国王になる。

勇者は神になったのだ...と

魔王「勇者というバグは神によって消去されたのかも知れないな」

魔王「しかし、誰も居ないというのは暇だな」

魔王「何か事件が起きていないか、世界を回ってみよう」

魔王「しかし...魔王が出歩くとなれば事だな...」

魔王「変装するか」

直下>>魔王の変装

あれ?名前が出ない...酉も付かないぞ?
再安価

魔王「まずは最初の町...勇者の故郷へ行こう」

魔王「忍者なんてそこらへんにいるだろ」

~最初の町~

魔王「おっ、掲示板があるぞ」

魔王「何か事件が起こったかな?」

直下>>町で起こった事件

魔王「これは...」

魔王「まさか俺の事か!?」

街人A「あいつやっぱり...」

街人B「ああ、数日前の...」

魔王「一時退避じゃ!」

魔王「忍者が駄目だったとは...」

魔王「NINJAが駄目なら別のにしよう」

直下>>魔王の変装

~同日某時刻、最初の街~

魔王「やっぱ重装兵だよな」

魔王(それにしても気にかかるな...さっきの街人は数日前の、と言っていたし...)

魔王「俺、何かに勘違いされたんだな」

魔王「よし、聞き込みだ」

直下>>聞き込む街人

魔王「あっ、僧侶だ」

魔王(僧侶とかは街人(おばちゃん)に強制的井戸端会議出場させられてそうだ)

魔王「もしもし、僧侶さん」

僧侶「はい、何でしょう...!?」

魔王「待て!俺は悪い重装兵じゃないんだ」

僧侶「悪い重装兵って何ですか!?」

魔王「それで、近頃噂になってる変な奴ってどんな奴ですか?」

僧侶「毎晩墓地にいるらしいですけど...」

魔王「そうか、情報ありがとう」

僧侶「旅人さんですか?王国は戦争をやめましたし、そんな服装なのは旅人さんぐらいしか...」

魔王「まあ、そうだな」

僧侶「ふふふっ」

魔王「何かありましたか?」

僧侶「いえ、勇者様みたいな人だなって」

魔王「...そんな立派なモンじゃないですよ」

僧侶「何はともあれ、頑張って下さいね」

~夜・最初の街の墓地~

魔王「いたぞ」

直下>>噂の男の姿

魔王「やはり...忍者か」

忍者「お主は何者だ」

魔王「旅人ですよ」

忍者「ふむ、ならば死ね」

魔王「物騒な奴だな」

忍者「重装兵にだけは言われたくないな」

忍者では明らかに魔王に勝てないので戦闘判定はカット

忍者「ま...負けた」

魔王「何故、墓地に居た?」

忍者「ご主人様の要望により、話す事は出来ない」

魔王「流石忍者だな」

魔王「ここで眠っておれ」催眠魔法!

忍者「...」

魔王「奴が飛んで来た方角は...こっちか」

魔王「移動魔法で飛べる地点ではなさそうだし」

魔王「徒歩か...」

~数時間後~

魔王「見えてきたぞ」

直下>>忍者が来た先にあった建物

魔王「雰囲気出てるね」

魔王「お邪魔します」

魔王は城の中へと進んでいった

~城・最奥部~

魔王「貴様か、忍者のボスは」

???「そうだよ、多分ね」

直下>>ボスの正体(性別も)
また、コンマで強さを判定します
1~10=街人レベル 11~20=雑魚勇者レベル 21~70=それなりの猛者
71~80魔王レベル 81~99勇者レベル 00=神レベル

魔王「お前は...大臣!」

大臣「そうだ、この私こそが貴様が探し求めた奴だ」

魔王「大臣!何故このような事をした!」

大臣「戦争の為さ。貴様らの軍には勇者が居ないだろう」

大臣は自分の後ろにある大きな機械を指差した

魔王(話が全く見えてこない...)

魔王「何だその機械は」

大臣「これは、この世とあの世を繋ぐ機械だ」

魔王(そんな機械を作っていたとは...予想外だった)

大臣「この機械は、気付いたら存在していた」

大臣「しかもそれを誰も不審に思わない」

大臣「私には分かったがね」

大臣「そしてこの機械は神界へもアクセスできる」

魔王「何ッ!」

大臣「まあ、データを改竄できる程の力は無かった」

大臣「この機械を使ってこちら側の人間を蘇らせ再び戦争をしよう...という訳だ」

魔王「つまりあの忍者はデータ収集の最中だったのか」

大臣「違うね、データ収集はもう終えた。墓場に何かあっては困るので忍者は配置したままだっただけだ」

大臣「神が勇者である事も勿論知っている」

大臣「魔王と国王は強く繋がっているらしいな。分離、破壊には時間がまだまだかかる様だ」

大臣「それにこの機械、活用しない訳がない」

大臣「国王の心のデータで国王の望む者を蘇らせ、地位を確率するのだ!」

魔王「ならばその機械、壊さねばならぬようだ」

大臣「あの世の力を身に付けた私に敵うとでも!?」

魔王VS大臣
直下コンマ50以上>>魔王の勝利

魔王「...くそっ」

大臣「情けない物よのう。魔王ともあろう者がな...」

ヴィィィンヴィィィンヴィィィン

大臣「機械が起動したぞ!」

魔王「どうなるんだ...この世界」

ズバァン!!

魔王「何だ...?」

大臣の体は真っ二つになっていた

???「ふぅ」

魔王「まさか...」

???「大成功!!」

魔王「勇者!」

勇者「その通り」

魔王「何故お前がここにいる」

勇者「ラッキー...かな」

魔王「具体的に言え具体的に」

勇者「大臣も言っていた通り、国王の願う人も蘇りの対象だったんだ」

勇者「魂があの世からこの世へと移動するのだが...その中には、ある女がいた」

魔王「誰だ」

勇者「側近だよ」

勇者「一応彼女は国王の命の危機を救ったしね。国王の心の中のデータを入れたのか」

勇者「国王がそう言ったのか...?」

勇者「ソレガワカラナイ」

勇者「...」ガクッ

魔王「ん?」

魔王「おい!待て!」

勇者「安心しろよ、死ぬんじゃあない」

勇者「肉体がさ、神と闘った後すぐの奴だから疲れがたまってんのよ」

魔王「そう...か」

勇者「もう眠いから簡単に説明すっけど」

勇者「側近が神になってその代わりに俺召喚」

~翌日~

勇者「また戦争する事になるぜ?」

魔王「しょうがないさ、勇者と魔王は何かと闘かう運命なんだよ」

勇者「うっげぇ、面倒くせえ」

魔王「いつまでも多分こうだからさ」

勇者「...まぁしょうがねぇな」

勇者「行くぞ!!!」

終わりです。

安価、コンマに協力してくれた皆様、ありがとうございました

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