桃華「ふたりは」ありす「ももあり!」 (45)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

短め、書き溜めあり。

前作

桃華「魔法少女マジカルモモ!」
桃華「魔法少女マジカルモモ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488986290/)

梨沙「魔法少女マジカルペアー!」
梨沙「魔法少女マジカルペアー!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489146818/)

桃華「ふたりは」梨沙「ももぺあ!」
桃華「ふたりは」梨沙「ももぺあ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489408737/)

の続きとなりますが単体で読んでも特に問題は無いと思います。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490196951

(桃華ルーム)

桃華「今週も、わたくし達主演の『魔法少女マジカルモモ』が放映される時間ですわ!」

(ガチャッ)

梨沙「桃華、おは~」

ありす「桃華さん、おはようございます」

桃華「お二人とも、ごきげんようですわ!」

梨沙「確か今回からありすが本格参戦だっけ?」

ありす「そうですね、久しぶりにクールで格好いい私をお茶の間にお届けできると思います!」フンス

桃華「うふふ、楽しみですわね」

梨沙「アタシは1クール目の最後の戦闘で魔力を失ってるからしばらくは普通の女の子ね」

ありす「あの戦闘は凄かったですね」

桃華「わたくしも不覚にも涙腺が緩んでしまいましたわ」

ありす「まさか全ての魔力と髪の毛を使って放った攻撃を目くらましにするだなんて…」

桃華「そして髪の毛の合間から現れる燦然と輝く梨沙さんの頭皮」

ありす「リサさんの渾身の頭突きでフラワーマスター・ユミはついに沈黙」

桃華「魔法少女達は辛くも勝利を掴んだのですわね…」

ありす・桃華「「禿頭のリサさんがあんなに格好良いだなんて…」」

梨沙「ああもう!禿げ禿げ言わないでよ!」

梨沙「そのシーンの印象が強すぎるのか最近じゃ『今日はなんで禿げてないの?』とか言われるアタシの気持ちがわかる!?」

ありす「それだけの名シーンでしたからね…しばらくは語り継がれると思いますよ」

桃華「…人の噂も七十五日、ですわ!」

梨沙「結構長いじゃないの!」

梨沙「ったく…あ、そろそろ始まるみたいね」

(OP中)

桃華「あら」

ありす「2クール目に入ったのでオープニングが変わっていますね」

梨沙「アタシと桃華だけじゃなくてありすも映っているのね」

ありす「あっ!今敵の幹部たちと思しき影がチラッと!」

梨沙「ユミが居ないっぽかったし、あれはあそこで倒せてたのかしら」

桃華「リサさんが頑張った甲斐がありましたわね」

リサ「…そーね」

モモカ『皆様ごきげんよう!モモカですわ!』

ありす「始まりました!」

モモカ『遂に私たちの前に姿をあらわした「イーヴル・カルテット」の一人』

モモカ『フラワーマスター・ユミを辛くも倒したわたくし達でしたけれど、その代償は大きいものとなってしまいましたわ』

モモカ『この先戦いはどうなってしまうのでしょう?』

『第13話、新しい仲間?二人はももあり!』

(朝の教室)

モモカ『リサさん、ごきげんようですわ』

リサ『…モモカさん、おはようございます』

モモカ(リサさん、調子の方はいかがですか?)

リサ(…)フルフル

モモカ(…リサさん?)

ハルチン(無駄だぜ)

モモカ(…何が無駄ですの?)

ハルチン(リサは魔力を失っちまってるんだぜ?念話を聞くことくらいは出来ても発信することは出来ないぜ)

モモカ(そ…そんな…)

リサ『モモカさん…その…魔力はやっぱり回復しませんでした…』

リサ『ヒョウ…さんの声も聞こえませんし…』

モモカ『ハルチンさんとヒョウさんの姿は見えますの?』

ハルチン(オレ達の姿が見えるかは魔法少女の素質次第だからな、魔力がカラッポでも見るだけなら出来るだろうよ)

リサ『モモカさん…最初会った時にあんなに大口叩いたのに…またモモカさん一人に戦いを押し付けるようなことになってしまって…』

モモカ『…構いませんわ』

リサ『モモカさん…』

モモカ『わたくしこそ最初に言いましたわよ?「お友達のためには戦う」と』

リサ『…戦えなくなった私をまだ友達と呼んでくれるの?』

モモカ『…むしろどうしてその程度でお友達でなくなるんですの?』キョトン

リサ『ふふっ、そうね、そうよね…うん、ありがと!モモカ!』

モモカ『うふふ、それにしてもリサさん』

リサ『…あによ?』

モモカ『素が出ておりましてよ?』

リサ『…あっ』

(キーンコーンカーンコーン…)

ティーチャー・ヘレン『ヘーイ!グッモーニンエブリワァン!今日も世界レベルな天気ね!』

生徒達『ティーチャーヘレン!ヘーイ!!!』

ティーチャー・ヘレン『早速だけど、今日は皆に新しい仲間を紹介するわ!』

生徒1『ちょっと前にリサさんが来たと思ったらまた転校生ですか!』

生徒2『こんな短期間に二人も転入生が来るだなんて…』

生徒3『流石ティーチャー・ヘレン!世界が教えを請いに来る!』

モモカ『リサさん、このパターン…わたくしどこかで覚えがありますわ』

リサ『奇遇ね…アタシも身に覚えがあるわ』

ティーチャー・ヘレン『さあ!入ってきなさい!アリス!』

生徒A『名前からして外人さん…?』

生徒B『ブロンドのお人形さんみたいな子かしら』

生徒C『お友達になりた~い!』

アリス『失礼します』ツカツカツカ

生徒D『髪黒いな』

生徒E『可愛い系というよりクール系かな』

アリス『…///』フンス

生徒F『あっ、今ちょっとしたドヤ顔可愛い!』

生徒G『やっぱり可愛い子じゃないか!』

ティーチャー・ヘレン『アッテンション!!!』

生徒達『サー!イエッサー!』

ティーチャー・ヘレン『…さあアリス、自己紹介をなさい』

ティーチャー・ヘレン『そしてアナタの存在を世界に示すのよ!』

アリス『…』

生徒達(ゴクリ…)

アリス『アリスです、今日からこちらでお世話になります』

アリス『同じクラスではありますが忙しい身の上なので皆さんと馴れ合うつもりはありません』

アリス『以上です』

生徒達『』

モモカ『』

リサ『』

ありす「くぅ~!決まりました!これはクールでしょう!ミステリアスな謎の美少女転校生…!完璧な掴みです!」

梨沙「ここまでやるとちょっといけ好かない感じだと思うけど…」

桃華「うふふ、普段のありすさんを知っていると微笑ましい限りですけどね」

ありす「なっ…桃華さん!?」

生徒1『ツンだああああああああ!!!』

アリス『…えっ?』

生徒2『あのゴミを見るような目…たまらない!』

アリス『いえ、そこまでは思っていませんけど…』

生徒3『すみません!ちょっと罵ってもらっていいですか!?』

アリス『は、はぁ!?何言っているんですか!?おかしいんじゃないですか!?』

生徒1・2・3『ありがとうございます!!!』

アリス『な…何なんですかこの人たち…!』

リサ『もう皆この程度じゃ全く動揺しないのは流石よね』

モモカ『…ノーコメントですわ』

ティーチャー・ヘレン『早速仲良くやっているようで何よりね』

アリス『どこをどう見たらそう思えるんですか!?』

ティーチャー・ヘレン『アリスの席は…モモカの隣にしましょうか』

アリス『聞いてください!!!』

梨沙「クール・タチバナ、秒殺だったわね」

桃華「こればっかりは相手が悪かったですわね…」

ありす「こんなのどうしようもないじゃないですか…大丈夫です!この後はまだクールです!」

梨沙「自分でまだとか言わないの」

(カッカッカッ…)

モモカ『アリスさん、お席はこちらですわ』

アリス『…ありがとうございます』

アリス(モモカさん、後ほど屋上まで来て下さい)

モモカ・リサ(!?)

モモカ(念話…!?アリスさん、あなたは一体…!?)

アリス(それは後ほどお話しします)

モモカ(…ハルチンさん!?これは一体…?)

ハルチン(あ~…こりゃぁ大人しくついていくしかないと思うぞ)

モモカ(せめて事情を説明してくださいまし!)

ハルチン(まあほら、後でまとめて話した方が早いと思うぜ)

ハルチン(とりあえず今は授業に集中しとけ)

モモカ(くっ…!ハルチンさんにそう言われるとなぜか腹が立ちますわ!)

ハルチン(なんでだ!!!)

(キーンコーンカーンコーン…)

アリス(では、行きましょうか)

モモカ(わかりましたわ)

リサ『はい、行きましょうか』

アリス『…何ですかあなた?着いて来ないで下さい』

リサ『はぁ?モモカさんに用があるなら私にも関係ある話でしょ?』

アリス『無能な一般人には関係ありません、お引き取りを』

リサ『はあ!?…何ですかそれ、腹が立ちますね!』

アリス『おっと失礼しました、事実を言ってしまいましたか?』

リサ『きいいい~~~!!!』

生徒1『リサさんとアリスちゃんがモモカさんを取り合ってるぞ…』

生徒2『修羅場ってヤツか…』

生徒3『さすモモ』

生徒4『尊い』

モモカ『と、とりあえず目立ちますし、一旦場所を移しましょう?ね?ね?』

アリス『…わかりました』

リサ『…はい』

(屋上)

リサ『…で?アンタ一体なんなのよ?』

アリス『いきなり豹変…この人も変人ですか…』

リサ『「も」って何よ!アタシは普段ちょっと猫かぶってるだけよ!』

モモカ『…ちょっと?』

リサ『うっさい!』

アリス『なんでもいいですけど、一般人はさっさと帰って…』

ハルチン『あ~…とりあえずこっちの話を聞いてくれ』

アリス『あらダメ妖精さん、あなたも居たんですか』

ハルチン『ちっ…この二人がここまでこっちで戦ってくれてた魔法少女なんだよ』

アリス『…モモカさんはわかりますけど、もう片方からは魔力を全く感じませんが?』

ハルチン『前の戦いで魔力を全部使い切っちまったんだよ』

アリス『ふむ…魔力を全て使い切るだなんて状況がよくわかりませんが、少なくとも妖精の姿が見えているのは確かなようですね』

アリス『では本題に入ります、私は魔法界から来た魔法使いです』

モモカ『魔法少女とは違うのですか?』

アリス『こちらの世界の人間は普通に魔法が使えますから、魔法少女は現地人を戦えるようにするためのシステムです』

モモカ『はぁ…』

アリス『今回「月夜の遠吠え」がこちらの世界にあることが確認されたということで私が派遣されることになったんです』

リサ『アンタ達の不始末なんだからもっと早くからそういうのやって欲しいわね』

モモカ『というより何か物証が見つかるまでは野放しというのも良い根性していらっしゃいますわね』

アリス『…ですので、ここからは私がこの件を解決します!あなた達はもう戦わないで結構です』

モモカ『…あらあらまぁまぁ!』

リサ『あっ…このパターン見たことあるわ…』

アリス『えっ…な、何ですか?』

モモカ『アリスさん!最初は少々気難しそうな方だと思っておりましたけど、実は良い方でしたのね!』ガシッ

アリス『えっ!?えっ!?』

モモカ『この際あのおバカ妖精に無理やり巻き込まれたことは水に流して差し上げますわ!』

モモカ『人の世界に災いの種を持ち込んでおいて尊大な態度なのも些細な事ですわ!』

リサ『しれっと言うことは言うわね…』

アリス『と、とりあえず近いです!というかなんでそんなに嬉しそうなんですか!?』

モモカ『…アリスさんがわたくし達の代わりに戦って下さるのでしょう?』

アリス『ええまぁ…そうなります』

モモカ『素晴らしいですわ!魔法界から単身派遣されるくらいですもの、きっと優秀な方なのですわよね?』

アリス『…ええ、そうですね』

モモカ『きゃー♪それではすぐにこの件を解決していただきたいですわ!』

アリス『すぐとは確約出来ませんが…可能な限り早く解決することをお約束します』

モモカ『頼もしいですわ!こんな素晴らしい魔法使いさんを派遣してくださるだなんて、魔法界を見直しましたわ!』

アリス『うう…///』カオマッカ

リサ『ほらモモカ、おだてられ過ぎてアリスがゆでだこ寸前よ?』

モモカ『…あら失礼?』

アリス『いえ…それでは私は…』

モモカ『本日は親睦を深めるためにわたくしのお家でお茶にしましょう!』

アリス『…へっ?』

モモカ『そうと決まればれっつご~ですわ!』ガシッ

リサ『はいはい…』

アリス『えっちょ、待ってくださいって!というか力強っ!』ズルズル

リサ『こうなったモモカは止まらないから、あきらめた方が良いわよ~』

アリス『あわわ…転ぶ!転んでしまいますって!』

モモカ『お茶会、楽しみですわ♪』

梨沙「あれね、この世界観だと真面目にやっているとすぐに崩されるわね」

ありす「ですね…常識人のアリスの胃袋に常時継続ダメージが入ると思います」

桃華「そんなアリスさんも少しすればきっと世界レベルに染まりますわ…」

ありす「やめてください縁起でもない!」

梨沙「…バグってヘレンに進化?」

ありす「いやああああああああああ!!!」

(モモカ邸)

モモカ『ただいま戻りましたわ!』

リサ『お邪魔しま~す』

アリス『お、お邪魔します…』

キョウコ『あっお嬢様、お帰りなさい!』

モモカ『これからお友達とお茶にいたしますわ、準備をしていただけます?』

キョウコ『わかりました!でも今お掃除中なので…少しだけ待っていていただけますか?』

モモカ『構いませんわよ』

キョウコ『ありがとうございます!それじゃあ掃除をしちゃいますね…そこの魔法界から紛れ込んだ小汚いゴミを…!!!』

モモカ・リサ・アリス『!?』

(ズオオオォォォ…)

アリス『これは…「月夜の遠吠え」の効果だけじゃない!?』

モモカ『なんですって!?』

リサ『そんなの後でいいから!外に逃げるわよ!』

アリス『そうですね…!』

モモカ『変身しながら窓から飛び出しますわ!』

アリス『わかりました!』

モモカ『リサさん手を!』

リサ『わかったわ!』ガシッ

(バリン!)

ありす「えっ?」

桃華「あら」

梨沙「光りながら窓突き破るだけで変身完了したわね」

ありす「変身シーン省略だなんて…」

梨沙「まああれだけでも結構尺取るしね」

桃華「今回は他に入れたかったシーンがあったのでしょうね」

ありす「ううっ…残念です…」

梨沙「そんなに落ち込むモン…?」

モモカ『リサさんは安全な所まで離れていてくださいまし!』

リサ『わかったわ!』

リサ『モモカ!それと一応アリス!怪我しないようにね!』

アリス『一応ってなんですか!』

スピードワゴン『ハンバアアアアアアアアアアアアアアグ!!!』ドゴォッ!

モモカ『きゃあっ!』

アリス『凄い威力のパンチですね』

モモカ『アリスさん、大丈夫ですの?』

アリス『問題ありません…本当の魔法というものを見せてあげます!』フンス

アリス『行けっ!ベリー・ビット!』シュバッ

モモカ『あれは…イチゴ?』

アリス『魔力の弾を射出する浮遊砲台です!形状はその…趣味です』

モモカ『あらやだかわいい』

アリス『と、とにかく!これを大量に放出して飽和攻撃を仕掛けます…やれっ!ビットたち!』

(ドドドドドドド!!!)

スピードワゴン『ハンバァァァァァァァァァ!?』

モモカ『…やりましたの!?』

アリス『当然で…』

スピードワゴン『アマアアアアアアアアアイ!!!』バッ

アリス『なっ!?あの弾幕を突っ切って…!?』

(ドゴッ!)

アリス『きゃあああああっ!』

モモカ『アリスさん!?』

アリス『ううっ…!ビットたち…!』

スピードワゴン『アダチユミッ!』ブンッ!

(ズドドドドド!)

アリス『ビットたちが…!』

モモカ『ピーチ…ハンマアアアァァァ!!!』ドゴッ!

スピードワゴン『ハンバッ!?』

アリス『モモカさん!?…手出しは無用です!』

モモカ『わたくしは今までもこれからも、お友達のために戦っておりますの!』

モモカ『大切なお友達であるアリスさんを傷つけた怪物は…わたくしがおしおきして差し上げます!』

アリス『モモカさん…』


リサ『落ちたわね…』

ハルチン『ああ、落ちたな…』

ヒョウ君『…』


梨沙『ちょろ…』

ありす『リサさんの時だって同じ流れだったじゃないですか!!!』

モモカ『アリスさん!生半可な攻撃では突っ切ってしまわれます!』

モモカ『狙うは弱点に強力な一撃を、ですわ!』

アリス『わかりました!』

モモカ『わたくしがしばらく囮になりますわ!』

アリス『私の全魔力をこの一つのベリー・ビットに集中…!!!』

モモカ『さあ鬼さん、手の鳴る方へですわ!』

スピードワゴン『ハンバアアアアアアアアアアアグ!!!』ドゴッ!

モモカ『きゃっ!あぶないですわね!』

スピードワゴン『ミートボオオオオオオオオオオ!!!』ゴガッ!

モモカ『くうっ…!』

アリス『チャージ完了…モモカさん、離れて!』

モモカ『はいですわ!』バッ!

アリス『ベリー…キャノン!』

(バァァァァァ…!)

スピードワゴン『ハンバ……アマアアアアアアアアアアイ!!!』ズン・・・ズン・・・

アリス『そんな!攻撃が直撃しているのに!どうしてそのまま歩いてくるんですか!』

モモカ『…わたくしの魔力もそちらに回しますわ!』

モモカ『お食らいなさい!わたくしとアリスさんの合体技…ももあり・フラーッシュ!!!』

(カッ!!!)

アリス(威力が飛躍的に向上した…!?)

スピードワゴン『オ・・・オザーサアアアアアアアアアン!!!』

(ドゴオオオオオン…)

モモカ『ふう…キョウコさんは元に戻りましたし、壊れたものも全部治せましたわね』

リサ『モモカお疲れ!』

アリス(モモカさんの戦闘能力自体も私より格段に上でした…)

アリス(魔法少女は単に魔法の使えない人間が魔法を使えるようにするためのものではなかった…?)

アリス(モモカさん達が何か隠しているということは無さそうですし…)

モモカ『…ということで良いですわね、アリスさん?』

アリス『は、はい!』

モモカ『うふふ、すんなりと決まって良かったですわ!』

アリス『…えっ?な、何がですか?』

リサ『聞いてなかったの?アンタ達二人のコンビは「ももあり」で良いかって』

アリス『い、異議ありです!ここはやはり私の名前の方が前…というか、私は別にコンビなんて』

モモカ『でも…「はい」っておっしゃいましたわよね?』

アリス『それは聞いていなかったから…』

モモカ『アリスさんは立派な方だと思っておりましたのに…ご自身でおっしゃったことに責任も持てないようなお方だったんですの?』

アリス『なっ…うぐぐ…!』

モモカ『では、わたくし達は「ももあり」で…良いですわよね?』ニッコリ

アリス『……はい』ガクッ

リサ『まあしょうがないわよ、こういう時のモモカには絶対に勝てないから』

モモカ『うふふ、新しい魔法少女コンビの結成ですわ!』

梨沙「…アリス弱くない?」

ありす「ま、魔法少女じゃないからです!それに非力な分は頭でカバー出来る子ですから!きっと!!」

桃華「頭で…アリスさんもは…こほん、薄毛になってしまいますの?」

梨沙「変なトコで気を使わないでいいわよ!」

ありす「大丈夫です…もうしばらくすると魔法少女になるのでそうなれば大活躍ですから…」

梨沙「それ、一緒に撮影してるアタシ達相手だから良いけど、事務所で楽しみにしてる子達には言っちゃダメよ?」

桃華「ネタバレは万死に値するらしいですからね」

ありす「わ、わかってます…そのくらい!」

桃華「あら、予告が始まりますわ」

モモカ『リサさんが戦えなくなってしまったのは辛いですけど、頼もしいお仲間が増えたのは嬉しいですわね』

『魔法少女との力の差を見せつけられたアリスは人間界に来ているはずのもう一人の妖精の探索を提案する』

『その妖精から魔法少女についての知識を与えられ、リサの魔力を戻す手段も判明する』

リサ『えっ…コレを舐めるの!?…いや!やめて!近づけないで!』

『次回、小春日和』

モモカ『次回も、わたくしが癒してさしあげますわ!』

ありす「予告が完全に事案なんですけど…」

桃華「あの時は本当に大変でしたわね」

梨沙「…」

桃華「…梨沙さん?」

梨沙「エ?ベツニフツージャナイ、イグアナノヒフッテイガイトオイシイノヨ?」

ありす「あっ…」

梨沙「ヒョウクンカワイイ…ペロペロ…ペロペロ…」

ありす「完全にトラウマになっていますね」

桃華「り、梨沙さん!お外の空気を吸いに行きましょう!」

ありす「そ、そうですよ!気分転換は大事です!」

梨沙「アハハハハハ…シロイフウトウがツイタリキエタリシテル…」

梨沙「SSRカナ…チガウナ、アレハモットシシュウガバーットシテルモンナ…」

梨沙「オーイ、シシュウフウトウダシテクダサイヨ…」

桃華「ありすさんはそちらを持ってくださいまし!」

ありす「は、はい!」

桃華「さあ梨沙さん!行きますわよ!」

(ズルズルズルズル…)

おわりです。

お付き合いありがとうございました。

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