最原「え? 四次元ポケット?」キーボ「はい!」【安価】 (36)

※ダンガンロンパV3のネタバレがあるかもしれない。最原クンは全員のパンツを獲得しています。



最原「それって……何?」

キーボ「なんでも『ひみつ道具』という不思議な道具を取り出せるポケットだそうです」

最原「また入間さんの発明……?」

キーボ「いえ、これはモノクマから貰いました」

キーボ「ボクがこれを持つのはちょっと……って言っていましたが……」

最原(なんでだろ……)

キーボ「ボクも何が入っているかは分からないので、少々怖くて……」

最原「ポケット使うのは前提なんだ」

キーボ「使わないと話が進みませんからね」

キーボ「では、行きます……!!」

↓2 原作からひみつ道具一つ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490067430

キーボ「テッテレー! 『催眠グラス』ー!!」

キーボ「このメガネを掛けると、誰でも簡単に催眠術をかける事ができるんだ!」

最原「……きゅ、急にどうしたの?」

キーボ「……いえ、どうやら『ひみつ道具』の説明をするように改造されていたようです」

最原(なんじゃそりゃ)

最原「でも……こんなメガネが、本当にそんな道具なのかな?」メガネ装着

催眠グラス原「…………“まわれ”」

キーボ「うわぁ!?」グルン!

催眠グラス原「“ジャンプ”」

キーボ「うおお!?」ピョーン!

催眠グラス原「ははっ、“ちんちんかいかい”!」

キーボ「や、やめてください! セクハラですよ!」カイカイカイカイ

催眠グラス原「はははっ! 本物なんだ! 面白いや! はははははははっ!!」

催眠グラス原「色んな人に試してみよーっと!」タッタッタッ……

キーボ「…………」

キーボ「……ボクは彼のとんでもない部分を目覚めさせてしまったのかもしれません…………」

天海「あれ? こんなところで何してるっすか?」

キーボ「実は……モノモノクマクマ……っていう事が……」

天海「へぇ……最原君が……」

天海「でも面白そうっすね。俺にもなんか出してくださいよ」

キーボ「えっ」

キーボ「はぁ……分かりました……」

↓2 原作からひみつ道具一つ

キーボ「テッテレー! 『通り抜けフープ』ー!!」

キーボ「これを通り抜けたいところに当てると、扉でも壁でもフープをくぐって反対側に出られるんだ!」

キーボ「ただ、才囚学園からは出られないように調整してあるよ! 残念だったね! うぷぷ!」

天海「…………」

キーボ「…………」

天海「……まぁ、便利な道具なのは分かったっす」

キーボ「なんかすいません……」

天海「でも、折角なんでイタズラしたいっすね。女子にやると茶柱さんが怖いんで……」

キーボ「イタズラやるのが前提なんですか」

天海「……百田君あたりが手頃っすね。行くっすよ!」

キーボ「……えっ、ボクも?」

ーーー百田の個室

百田「………zzzzz」

天海「よっと」つ通り抜けフープ

キーボ「ホントに通れましたね……」

天海「さて……ただ驚かすのもアレなんで、なんか道具使いますか」

天海「よろしくっす」

キーボ「…………分かりました」

↓2 原作からひみつ道具一つ

キーボ「テッテレー! 『悪魔のパスポート』ー!」

キーボ「これをかざせば、文字通り何をしたって許されるんだ! カンニング、スカートめくり、コロシアイ……どんな事だってね!」

キーボ「……って、なんか物騒な物が出てきましたよ!?」

天海「寝起きドッキリには向かないっすね……」

王馬「へー! つまらなくなさそうだね!」

天海「!?」

キーボ「お、王馬クン!?」

王馬「ちょっと貸してよ」つ悪魔のパスポート

キーボ「あっ、ちょ、ちょっと!」

悪魔の王馬「許してくれるよね?」

キーボ「う……」

悪魔の王馬「んじゃ、しばらく借りるねー!」タッタッタッ……

天海「…………非常にマズイっす」

キーボ「は、早くなんとかしないと……!」

天海「なんとかできる道具とかあるっすか?」

キーボ「えぇっと…………」

↓2 原作からひみつ道具一つ

キーボ「テッテレー! 『キューピッドの矢』ー!」

キーボ「これを使った人は、矢が当たった人に好かれるんだ!もちろん恋愛的な意味でね!」

天海「よしっ、それで何とかするっす!」

キーボ「王馬クンは……!」

ンギャアアアアアアアアアアアア!!!

キーボ「! 茶柱さんの叫び声です!」

天海「急いで向かうっす!」

ーーー超高校級の合気道家の研究教室

茶柱「やめてください! やめてくださいよぉ!」

悪魔の王馬「はははははははははははははははははははははははは!!!」

キーボ「お、王馬クンが狂ったようにスカートめくりしてますよ!?」

天海「思ったより平和っすね。でも、パスポートが無くなった後の茶柱さんが恐ろしすぎるっす」

キーボ「ど、どうするんですか!?」

天海「この矢で……王馬君を射抜くっす! そして、王馬君に俺の言う事を聞くようにさせて、パスポートを取り返す!」

キーボ「なるほど………?」

天海(俺が超高校級の弓道家である事を祈るっす……!)バシュン!!

↓2 誰に当たる? 王馬? 茶柱? それとも……?

この時の事を、キーボは一生忘れないだろう。

天海はプロも顔負けの素晴らしいフォームで、矢を放った。それは、間違いなく王馬に当たる、はずだった。

催眠グラス原「はははははははははははははははははははははははっ!! 催眠術は最高だなああああああああああ!!!」

そこに現れたのは、催眠グラスを掛け、催眠術に取り憑かれた、最原だった。

天海「あっ」

キーボ「あっ」

王馬「あっ」

茶柱「あっ」

最原「あ?」

プシュン

最原「…………」メガネ外し

天海「…………」

最原「天海……いや、蘭太郎君」

天海「」

最原「…………好きだッッッ!!」ダダッ!

天海「うわあああああああああ!?!」ダダダダダッ!!

王馬「おっ? なんとかつまらなくなさそうだね! ついていこーっと!」タッタッタッ…

茶柱「…………コロス。オウマ、コロス……」タッタッタッ…

キーボ「…………」

キーボ「さて! 他にどんな道具があるのか確かめましょうか!(現実逃避)」

↓2 原作からひみつ道具一つ

キーボ「テッテレー! 『時限バカ弾』ー!」

キーボ「これが爆発すると、これを付けられた人はバカな言動を取ってしまうんだ!」

キーボ「…………」

キーボ「……誰もいないんじゃ、空しいだけですね」

東条「あら? キーボ君、どうしたの?」

キーボ「あっ、東条さん」

キーボ「…………」

東条「…………?」

キーボ「えいっ」タイマーセット

東条「えっ?」

ボゥン!!

東条「あばりらららららら!?!」ヨイサヨイサ ヨイサヨイサ

東条「……はっ! わ、私は何を……!?」カァ……//

キーボ(王馬クンや最原クンがイタズラする気持ちが今なら分かります……! 内なる声も『もっとやれ』と言っていますね……!)

キーボ「そうと決まれば……!!」

↓2 原作からひみつ道具一つ

キーボ「テッテレー! 『けんか手ぶくろ』ー!」

キーボ「これをはめると、自分で自分を殴るんだ! つまり、一人で喧嘩ができるって事だね!」カポッ

キーボ「…………あ」

キーボ「痛い!! 痛い痛い!!! や、やめてください!! やめてください、自分!!」ガンガン!!

キーボ「もうイタズラしませんから!! た、助けて!! 助けてください!!」

東条「…………何が何やら」

東条「あら? キーボ君から何か落ちたわ。これは……ポケット?」

東条「…………何か出てくるかしら?」

↓2 原作からひみつ道具一つ

東条「これは……?」

キーボ「て、テッテレー! 『桃太郎印のきびだんご』ー!」ガンガン!!

キーボ「そ、それを食べた動物は、与えた人間に懐くんだ!効果は一日! あ、ロボットは物を食べられないから効かないよ!」ガンガン!!

キーボ「……ってロボット差別です! 訴えますよ!」ガンガン!!

キーボ「……じゃなくて!」

キーボ「東条さん! それを使って、最原クンと天海クンと王馬クンと茶柱さんを落ち着かせてください!!」ガンガン!!

東条「分かったわ」タッタッタッ……

ーーー食堂

キーボ「ふぅ……なんとか取れました……」

キーボ「東条さん、どうしてるかな……」

東条「キーボ君……」

桃太郎印の最原「」

桃太郎印の天海「」

桃太郎印の王馬「」

桃太郎印の茶柱「」

キーボ「」

キーボ「な、何がどうなったんですか……!?」

東条「………最近、私だけじゃ全員のお世話をできない事が多いの」

キーボ「まぁ……東条さんを除いて十五人もいますからね」

東条「そこで…………この四人をメイドとして教育するわ」

キーボ「?」

東条「私を含めて五人、それだけいれば十一をお世話する事なんて容易いわ……!」

東条「さぁ…………最原君、天海君、王馬君、茶柱さん……貴方達も、今日から超高校級のメイドよ……!!」

キーボ「????????」

それから毎日毎日、東条さんは四人に桃太郎印のきびだんごを与え続けました。メイドとしての教育から逃げないようにするためです。

東条さんのスパルタ教育のおかけで、四人はすぐに超高校級のメイドへと変貌しました。

最原クンのメイド姿が意外と似合っていたり、天海クンが本当にメイドとして優秀だったり、王馬クンがお世話と称してイタズラしたり、茶柱さんが男子……もとい男死のお世話をしようとして気絶したり…………色々ありましたが……


キーボ「ボクはもう、このポケットは絶対使いません…………!!」

終里

勢いでやった。反省はしている。天海クンを図書室に連れていかなかったのが心残り。

安価ありがとうございました。

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