P「765プロの変な話」 (72)

ホラーとかホラーじゃないのとかを書いていく予定です

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小鳥「はい、はい……ええ、伝えておきます。それでは失礼します」

春香「何の電話だったんですか?」

小鳥「千早ちゃん、今日のレコーディングは長引いたけどその分大成功だったみたい。レコード会社の方もべた褒めだったわ」

春香「へえ、やっぱり千早ちゃんはすごいなあ」

P「ただいま戻りましたー。おっと、階段登れるか? ……ふぅ、改めてお疲れ様だったな千早。大丈夫か?」

千早「すみません、ありがとうございます。丸一日は中々疲れましたけれど、ドラマ撮影も勉強になる部分は多いですから」

おわり

伊織「これは心霊写真だわ!」

真「うわあ!? や、やめてよ伊織ぃ! そうやって怖がらせるのよくないよ!」

伊織「だって見てみなさいよ、ほらここ」

真「ええ? ……普通、だと思うけど。この間旅行に行った時の写真でしょ?」

伊織「ほら、あんたの肩に乗ってる手! 真っ白でとても人間の物とは……!」

真「ひい!? って、ん? ……あははは! 違うよ伊織、これ人の手じゃなくて軍手だってば」

伊織「え? ……確かに、そう言われてみればそんな風にも見えるわね」

真「でしょ? そうそうお化けなんて写らないよ、分かったらもう怖がらせようとするのはやめてよね」

伊織「はいはい、悪かった悪かった、
悪かったわよ」

真「ま、分かればいいんだよ。じゃあそろそろレッスン行こっか」

伊織「あ、ハンカチ落としたわよ。ん? これ軍手じゃない。はい」

真「え? ボク、軍手なんて持ってきてないよ?」

伊織「そんなわけないじゃない、今あんたのバッグから落ちたんだから」

おわり

亜美「ゆきぴょん、そんなにいっぱいヘアピン買うの?」

雪歩「うん……最近部屋の掃除してないからか、よくなくしちゃって」

亜美「へー、確かに最近休める時間もないもんねー。お? 警報?」

雪歩「強盗!? それともかかか火事!? に、逃げなきゃ!」

亜美「あー待ちたまえ、ゆきぴょん君……ふんふん、ほら。誤報だってアナウンスの人も言ってるよ。警報鳴ったらまず聞かなきゃ」

雪歩「う、うん。ごめんね、最近うちでもこういうの、あったから……」

亜美「うちって、ゆきぴょん家?」

雪歩「うん……泥棒が入ろうとしたみたいで、お庭の塀から警報がジリリリ、って」

亜美「うひゃー、ゆきぴょん家に忍びこもうなんて、命知らずな泥棒さんだねぃ」

雪歩「それでね、まだ遠くには行ってないだろうってお弟子さん達が街中探し回ったんだけど」

亜美「捕まえらんなかったんだ」

雪歩「うん、それでまだ何だか不安で……」

亜美「だいじょびだいじょび、その内すぐ捕まるって! だから今は今を楽しもうぜぃ! ほら涙拭いて拭いて!」

雪歩「う、うん……あれ?」

亜美「どったの?」

雪歩「昨日の夜、この鞄にお気に入りのハンカチ入れておいたんだけど……落としたのかな?」

おわり

貴音「このようなポーズでよいですか?」

響「うん、撮るぞー……オッケ! 次はこっちに座って!」

貴音「はい。どうでしょう?」

響「うーん、もうちょっと脚曲げてみて」

貴音「こうでしょうか?」

響「手、左手もうちょっと下にしてー」

貴音「こうですね」

響「うーん、顎あげてみてくれる?」

……

響「って風に撮りあいっこしたさー! 出版社に持って行ったら写真集になるレベルだぞ!」

美希「へー、見てみたいの! 貴音、いいよね?」

貴音「ふふ、ええどうぞ」

美希「どれどれー……あれ。響ー、これ写真取れてないよ? 動画になってる」

響「うぎゃー!? じゃあ自分、ずっと気付かないでビデオ回してたのか!? 恥ずかしすぎるー!」

美希「あ、でも結構よく撮れてるって感じ。椅子に座ってる貴音、美人さんな、の……? うーん、あれ?」

貴音「美希……どうしかしましたか?」

響「貴音ー! 写真撮れてなかったのは謝るからそんな怖い顔しないでよー!!」

美希「……うん、うん? あのこれ……えーっと……なんで? 貴音、五分ぐらいずっと瞬きしてないの」

おわり

真美「あずさお姉ちゃんの9:02pmはいつ聞いても惚れ惚れするねぃ……」

あずさ「ありがとう真美ちゃん、でも私は真美ちゃんの演歌調9:02pmも好きよ?」

真美「んえ? 真美、そんなの歌ったことないよ?」

あずさ「あら?」

P「こんな所にいたのか真美。この前言ってたアレンジカバーCDの詳細、少し決まったぞ。つっても曲は9:02pmってだけなんだけど」

おわり

ひとまずこれくらいで
思いついたらまた書いていきます

律子「またやな夢見ちゃったわね……」

やよい「どうしたんですか?」

律子「最近同じような夢ばかり見るのよ……刃物を持った男の人に追いかけられる夢。それも毎日近づいてくるの」

やよい「うわー……」

律子「必死で走ってるんだけど、振り切れなくて。その内本当に捕まるんじゃないかって思うと……ね」

やよい「私もそういう夢何度か見たことあります! 手が届きそうな位の距離まで来ると、低い声で『お前の家に行く』って言われるんです」

律子「うわ、気持ち悪……それで、それでどうなったの?」

やよい「毎回解体して冷凍保存ですね。今朝も新しい人が来るって言ってたので、またしばらくはお肉に困らないです!」

おわり

春香「そういえば昨日のファンの人、しつこかったなあ。ずっとついて来るんだもん、困っちゃったよ」

真「うえぇ、それは警察呼んだ方がいいよ。流石にファン行為でもやり過ぎ」

春香「だって私のこととってもキレイだって言ってくれたんだよ? 中々そんな風には出来ないよ……」

真「分かった、じゃあその人の特徴教えて。それでまた追いかけられたら、すぐにボクに連絡して。絶対助けに行くから」

春香「う、うん! ありがとう真、心強いよ。えっとね、まず髪は真っ黒でー、背は私よりちょっと高いくらいかな」

真「ふんふん、黒髪で背は170弱……と」

春香「それで赤い服だったかな、うん、多分赤いワンピースだったと思う。大きなマスクもしてた」

真「赤いワンピースね、マスクは風邪だったのかな。それともやましいことがあって顔を隠そうと……? その人とはどんなこと話したの?」

春香「話しかけられた時の第一声は『私キレイ?』だった。私もびっくりしちゃって、キレイですよーって言ったら」

真「春香」

春香「『貴方の方がずっとキレイじゃない……これでも私はキレイィ!?』ってマスクをガバって外して」

真「春香」

春香「ちょっと変な人だなーって感じもあったから、そこでお別れしようとしたらさっきも言ったみたいについて来ようとして」

真「春香」

春香「そこで天海春香さんは『はっ、甘い物足りてないから怒りっぽいんだな』って気付いたんですよ」

真「春香」

春香「鞄に入れてた手作りのべっこう飴渡したらすっごく喜んでくれて、それでどうにか撒いたって所かな」

真「春香」

春香「あ、でも口元怪我してる人に食べ物渡すのはまずかったか……失敗失敗!」

おわり

亜美「シャンプー、シャンプーどこだー? ……あった。うへへ、あわあわ~」

真美「亜美ー、お風呂入ってんのー?」

亜美「んー……ぶるぶるぶるっ、ふいー。入ってるよー!」

真美「開けるねー、はいシャンプー」

亜美「え? まだ結構残ってる感じだったよ、今も頭洗ったとこだし」

真美「へ? そんなわけないっしょー、さっき真美が入った時に使い切ったもん」

亜美「いやいやいやいや、その理屈はおかしいぞ真美君。確かに今そこに置いてあるシャンプーで……あり?」

真美「シャンプーなんてないじゃん。もしかして石鹸かリンスで頭洗っちゃったの? 恥ずかちーんだー、んっふっふ~!」

亜美「だって、だってさっきポンプでシャンプー出したし、ちゃんと泡立ったし……」

真美「ふーん。ん? ……すんすん。亜美ぃー、なんか髪の毛から変なニオイしてるよ? 魚が腐ったみたいな……」

亜美「すんすん……うへえ!? ななな、なんじゃこりゃー!? おえー!!」

真美「はいジャンブー。こででしっかでぃあだばあだえば、だぶんでぃおいぼどでどぅんじゃだい?」

亜美「鼻摘まむとかひどいっしょー! いいよ、真美のバカ! しっかり洗って見返してやるかんね、ふんだ! 覗いちゃやーよ!!」

真美「はいはい、ついでに換気扇回しといてー……そいで結局、亜美は何で頭洗ったんだろ?」

おわり

小鳥「書類整理してるとアイドルの名前を沢山見ることになるじゃないですか。書類作成する時も、名前に誤字がないかチェックするじゃないですか」

P「しますね」

小鳥「そうすると段々、『この子の名前、こんな字だったっけ? あら? そもそもちゃんと名前呼べるかしら?』ってなりますよね? ね?」

P「あー……ゲシュタルト崩壊ですか。俺も覚えがあります」

小鳥「良かった、私だけじゃないんですね! 一度深く考え出すともう正解が分からなくって……」

P「意識しちゃうとダメなんですよね、ふわっと見ないとどんどん迷っちゃって」

小鳥「そうなんです、その内あの子たちの顔も思い出せなくなっ……プロデューサーさん、今日はなんだか優しくないですか?」

P「え、どうしたんですか急に。俺はいつもこんなですよ、小鳥さんこそなんだか疑心暗鬼になってません?」

小鳥「そんなこと……あの、貴方はプロデューサーさん、で良いんですよね? アイドルを、売り出して行く、仕事をする人、で」

P「ちょっと、やめてくださいよ。改めて聞かれると自信が……」

小鳥「なんで声、震えてるんですか? あれ? いつもそんな声でしたっけ……ううん、違います、よね? 違うはず……」

P「あの、音無さん? 大丈夫ですか?」

小鳥「ほら! ほら、やっぱりいつもより優しい! 変ですよ、大体、大体そんなメガネしてませんでしたよね!?」

P「いえ、ここ数年はずっとこれで……」

小鳥「それに、髪はもうちょっと長かった気がするし、鼻もそんな感じじゃ……ううん、男の人じゃなかった! 貴方、誰なんですか!?」

おわり

ひとまずここらで

春香「ふあぁ……まだ2時か、もう少し寝よ……おやすみ私……」

春香「……」

春香「……眠れないなぁ。シャワー浴びよっと」

春香「ふんふんふふんふんふーん、ふふんふんふふーん……ふぅ、さっぱりした。さ、寝直し寝直し……」

春香「……」

春香「……眠れないよぅ。今何時……あれ? まだ2時って……嘘、シャワー浴びたし、寝付けなくてゴロゴロしてた時間だって……」

春香「……見間違えた、んだよね? 今度こそ本当におやすみっ」

春香「……」

春香「全然眠れない……軽くランニングでもしようかな」

春香「……はぁ、はぁ……ふぅー。シャワー浴びたのに無駄になっちゃった、あはは。でも、本当にそろそろ寝ないと……おやすみー」

春香「……」

春香「……」

春香「寝付けないなー……はぁ、ニュースでもチェックし、っ!?」

春香「2時、って。だって、嘘……? さっき見た時も、だって、おかしい!」

春香「……携帯、壊れた?」

春香「ってわけじゃないよね、目覚まし時計も2時……止まってるわけじゃないのに、なんで?」

春香「……リビングの時計も2時。もしかして、他の部屋も全部?」

春香「……」

春香「誰もいない、って……え? お母さんも、お、お父さん、どこに、え? え?」

春香「どうしよう、なんなんだろうこれ……プ、プロデューサーさんに、メール、してもいいのかな……」

春香「夜中、だけど……プロデューサーさん、ごめんなさいっ」

春香「えっと、えっと、返信、待ってる間に……く、車! ううん、靴っ。ランニングしてる間に出かけた、のかも」

春香「……ある。二人ともどこにも行ってないはず、なのに。なんで……プロデューサー、さん……!」

春香「ごめんなさい、電話、かけます……! プロデューサーさん、早く、早く出てください、早く!」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「っ……あ、け、警察! 非常事態だから、だって、こんなの」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「なんで? なんで!? 出てよ、誰でもいいから、なんで、出てよぉ!!」

トゥルルル プツッ

春香「! もし、もしもし! もしもし!? あの、2時が、お父さんもお母さんもいなくなってて、それで……!」

プツッ ツー ツー ツー ツー

春香「時計が、だから、あ……ああ、う、うぅ……他の家の、人、人に、ぐす、助けてもら、わなきゃ」

春香「なんで、誰も……う、うう……!」

春香「……ぐす、ひっく、うぅ」

春香「もう、やだぁ……」

春香「ワケ、分かんないよ……なんで、こんな……!」

春香「……うぅ、ひっく、帰ろう」

春香「……」

春香「寝たら、きっと、これは夢で、いつも通りの朝で、だから、きっと大丈夫」

春香「……だよね」

春香「……」

春香「おやすみ、私」

春香「……」

春香「……ぐす」

春香「ふあぁ……お腹空いたなぁ、今何時……」

春香「……2時。まだ寝ておかなきゃ……もう少しおやすみ、私……」

春香「……」

春香「……っ、う、くう、ああ」

春香「やだ……なんなのこれ、意味分かんないよ……! 夢のはずなのに、なんでまだ、もうやだよぉ……!」

春香「ぐす、うう、っ、ひっく……けほ、ごほっ」

春香「ぐす……プロデューサーさん……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……プロデューサーさん、プロデューサー、さん……!」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「ううっ……う、ぐす……ひっく、うぁあ……!」

春香「……ぁ、私……そっか、泣き疲れて……」

春香「……時間」

春香「やっぱり2時のまま、か。お腹空いたな」

春香「……ご飯にしよっ」

春香「もぐもぐ……みんな、どこに行ったんだろう」

春香「ドッキリじゃない、よね。全然朝にならないし。警察までは抑えられないと思うし」

春香「……もぐもぐ」

春香「秒針はちゃんと動いてるのに、分針はずっと2時のまま……偶然、家の時計全部が壊れてるだけ、とか」

春香「……はぁ、もぐもぐ」

春香「ごちそうさまでした」

春香「……夜、明けないなあ」

春香「もしかして、みんながどこかに行ったんじゃなくて私が……ううん、怖いこと考えるのはやめよ」

春香「時間は止まってる、電気は通ってる、ガスも水道も大丈夫……テレビは!?」

春香「これは映らない、のか。本当になんなんだろう」

春香「……ぐす、ずっとこのまま、なのかなぁ? そ、そんなのいやだなぁ……うう、ぐすん」

春香「……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「……はぁ。寝よ」

春香「本当なら、そろそろ事務所で取材受けてる時間……かな? 分かんないなぁ、全部2時だもん」

春香「……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「はぁ」

春香「……振付の練習、歌詞の暗記、数学のプリント。やらなきゃいけないこと、いっぱいあるのにな」

春香「……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「はぁ」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「分かってるのに、なんでかけちゃうんだろう……今日はどうしようかな」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「やっぱり振付の確認はやっておいた方がいいよね、真たちよりかなり遅れ気味だし」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「音程は自分でやるよりちゃんと教えてもらった方がいいから、後回しっと……あ、ご飯」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「またコンビニからカップラーメン持ってくるのは……うーん、高いし体にも悪いよね。でもスーパー開いてないし」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「……気晴らしにクッキーでも作ろうかなあ」

春香「多分、そろそろ一週間経つよね」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「もしもーし、プロデューサーさーん。天海春香は今日も元気ですよー」

プツッ 現在電話に出ることが――――

春香「……はあ」

春香「……」

春香「あーあ……」

春香「……」

春香「ぐす……う、うぁあああ! わぁああああん!! あああああ!!」

春香「もうこんなのやだよぉ!! なんでこんなことになってるの!? プロデューサーさぁん! 千早ちゃぁん!!」

春香「お父さん、お母さん!!美希ぃ! 律子さんもあずささんも貴音さんも!!亜美も真美も真も雪歩もぉ!!」

春香「響ちゃぁん! やよいぃ、伊織ぃ!! 小鳥さぁん!! みんなどこ行ったの!?」

春香「うぁあああ!! あああああ!」

春香「ぐす、ひっく……うう、もうやだ……やだよ、会いたいよぉ……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「すぅ、すぅ……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「くぅ、くぅ……」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「……ふぁ?」

トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル トゥルルル

春香「うぁ!? ……は、はひ!」

『もしもし、春香か!? 何かあったのか!?』

春香「プロ、プ、デューサ、さ……」

『春香!? もしもし、もしもし!? 』

春香「う、ううぅ……プロデューサーさん、私、ぐす、私ぃ……」

『大丈夫、大丈夫だ! ゆっくり、落ち着いてからでいい、大丈夫だ、ちゃんと聞こえてるぞ!』

春香「ふぁい、すびばせん……ぐす、プロデューサーさん、うう、うぁあ……!」

『うん、うん……!』

春香「おはようございます、プロデューサーさん!」

P「おはよう、今日はオフにしておいたから。もう一回、何があったかゆっくり話してくれるか?」

春香「はい、分かりました」

――――

P「うーん。普通なら怖い夢見たんだなあ元気出せ、って言いたい所だけど……夢じゃなかったんだもんなあ」

春香「はい、私、もう一生あのまんまなんだって思ったら、怖くて……!」

P「ああ、辛いこと思い出させてごめんな。もう大丈夫だから、な」

春香「ぐす……はぃ」

P「えーと……何がきっかけでそうなったのかも、何がきっかけでこうなったのかも分からないんだな?」

春香「はい……直前まで寝てたってくらいなんですけど、でもあれは夢じゃありませんでした! 絶対、絶対現実で……!」

P「うん、分かってる。同じ時間に何百回も着信があったし、夢じゃないんだろう……それはそうと、春香」

春香「はい」

P「なーんか……太った?」

春香「……はい?」

P「明らかに丸くなってるんだよ、長い間食っちゃ寝食っちゃ寝の生活してたみたいに」

おわり

真「あそこのドア、直さないのかな」

雪歩「お手洗いの? 具合悪いよね」

真「だよね。ボク、この間もうっかり漏らしかけてさ」

雪歩「え? 閉めるのに手間取ったってこと?」

真「え? 逆だよ逆、中々開かなくてそれで」

雪歩「へえ。最近は鍵周りだけじゃなくて建て付けも悪くなってるのかな?」

真「う、ん?」

雪歩「あのドア、鍵を閉めててもちょっと力入れると外からでも簡単に鍵が開くんだよ。だから中から抑えてないとダメで」

真「そうなんだ、知らなかったな……んー?」

雪歩「真ちゃんが漏らしかけるなんて言うから、てっきり私、そっちの話かと思っちゃった」

真「ちょ、ちょっと待ってよ。あれから一週間くらい経つけど、建て付けの悪い感じなんてないよ? 雪歩も使ってるから分かるでしょ?」

雪歩「あ、言われてみれば……じゃあなんでだろう? え、え? な、なんでだろう!?」

真「建て付けは悪くない、鍵は簡単に開く、うーん。つまり……つまり、どういうことなんだろう?」

雪歩「……わ、私、お父さんにあのドア直してもらえないか今夜言ってみるね!? 多分、建て付けと鍵の両方悪くなってるだけだから!」

真「う、うん……何かが倒れてつっかえ棒みたいなことになってた、とかかな。じゃなきゃおかしいもんね、うん」

おわり

今夜か今朝かはこの辺で

亜美「帰り道の途中でショートカットになる裏路地があるわけなのだよ。ちょっち狭くて二人ぐらいの幅しかないんだけど」

やよい「うんうん」

亜美「薄暗くて不気味なんだけど、その日は遅くなってたし、そこ通って帰ろってなったわけ」

やよい「うわーうわー」

亜美「したらなんか後ろからコツ、コツ、コツって足音がずーっとついてくんの! 立ち止まったら向こうも止まるし!」

やよい「へ、ヘンシツシャ!?」

亜美「亜美もそう思って、怖くなっちゃってパニクっちゃってでもうどうしていいか分かんなくなっちゃって!」

やよい「おおお落ち着いて警察おー!」

亜美「そんな考え浮かばなくて、もう後ろとか絶対振り向けないじゃん? それにこのままじゃ歩くとか無理だしって思って」

やよい「うんうん」

亜美「目瞑って下向いて『お先どうぞ!』って言っちゃったのさ!」

やよい「ヘンシツシャに追いつかれちゃう!」

亜美「コツコツが近づいてくるんだけど少しも動けなくて、早く行って早く行ってってもう神様に祈ったよね!」

やよい「うんうん!」

亜美「したらそのままずーっとコツコツ言わせながら追い越したんだよね。ヘンシツシャじゃなくてただ路地が狭かっただけっていう」

やよい「なんだ、よかったー……」

亜美「亜美も安心したらなんか力抜けちゃってさー。ま、足音聞こえなくなるまで目開けられなかったけど」

やよい「私だったらもうそんな路地通れないな、通る度に怖いの思い出しちゃいそう」

亜美「結局その後も寝るまで真美とはずっと手を繋いだままだったんだ。真美ったら亜美よりずっと怖がってたんだよ? 情けないよねー」

やよい「怖いものは怖いもん、しかたないよー」

亜美「そかー、ちかたないかー」

おわり

真「最近お風呂の排水口が詰まり気味なんだよ」

千早「ちゃんと掃除してないからじゃないの? 私も以前はよく詰まらせたわ」

真「へえ、一人暮らしでも詰まるんだ」

千早「髪が長いとどうしても絡まりやすいから。真の家も母親が髪が長いとかじゃないの?」

真「ううん、母さんはボクぐらいのショートカットだけど」

千早「ふうん、じゃあ別の原因で詰まってるのかも知れないわね」

真「ありがとう千早、参考になったよ。あ、参考ついでに……へへ、昨日買ったばかりなんだ。どう? 似合ってる?」

千早「あら、新しい帽子? ええ、良く似合って……あら?」

真「え、何か変だった?」

千早「糸くず、いえ、抜け毛が帽子に付いてるわ」

真「あ、本当だ。うわ、無茶苦茶長い髪だなー。帽子の内側にまで続いてるし」

おわり

ここいらにて

真美「事務所前の道路でいおりん死んでたよー」

P「またか、今月何人目だっけ?」

真美「8人かな。あ、毒殺されたのもあったから9人だ」

P「とりあえず新堂さんに連絡しなきゃな……あ、もしもし。いつもお世話になってます、765プロのPで、あ、はい、そうです」

真美「いおりんも大変だねぃ、お嬢様ってそんなに命狙われるもんなのかな?」

P「……はい、失礼しますー。今日の晩には新しいクローン来るってさ」

真美「ねえねえ兄ちゃん、死んだいおりんとこれから来るいおりんって同じ人間なの? それとも別人なの?」

P「難しいことを聞くなあ。んー、別個の本人ってのが近いかも」

真美「んー?」

P「ナノマシンで常に通信してるから、リアルタイムでクローンにも記憶は蓄積されてくんだよ」

真美「分かったような分からないような」

P「同じ記憶を持ってても、今の伊織が死んだことには変わりない。だから別個の本人」

真美「……ふーん、やっぱよく分かんないや。あ、それとそれと!」

P「ん?」

真美「真美たち、いおりんが何度も死ぬのに慣れちゃったじゃん? これで本当にいいのかなって、時々変な感じになるんだけど」

P「最近仕事詰まり気味だったからマイナス思考になってるだけだよ。一段落したら皆で海とか行こう、たまには息抜きしないとな」

真美「わーいわーい海海ー!」

おわり

今宵これにて

小鳥「もひもひぷろりゅーひゃーひゃーん? あははははは!」

P『……もしもし? あの、小鳥さん?』

小鳥「あははははは! もう一皿、そう、同じの! やだもうお酒もー!」

P『もしもし? 小鳥さん、酔ってるんですか?』

小鳥「はーあー? わらひが酔ってる~? しょんな風に聞こえるんですか~? ぷろりゅーひゃーひゃんのみーみーわー」

P『……はい、ぐでんぐでんに酔ってるように聞こえます』

小鳥「せーえかーい! あっはははは! ごきゅ、ごきゅ……くっはー! あ、事務所の最寄駅で待っててくださいーひっひひひ」

P『え? あの、小鳥さん? もしもし? もしもー』

小鳥「られ? ……切れちっち。まあいいや、飲もう飲もう~!」

P「……小鳥さん、小鳥さん!」

小鳥「うーい、ひっく」

P「飲みすぎですよ、こんなにお酒の匂いさせて……大丈夫ですか? 立てますか?」

小鳥「あー? あ、ぷろりゅーひゃーひゃん。んふふふ~、お迎えでふか~?」

P「迎えに来いって言ったのは小鳥さんじゃないですか。家まで送ります、立ってください」

小鳥「ふぁ~い。よっ、あり? んー、よっと……おっおっお? あいたっ」

P「歩けそうもないですね。待っててください、タクシー呼びますから」

小鳥「なんの! 不肖音無小鳥にじゅーうん歳、この程度、この、このてい……おrrrrrrrr」

P「あーあーもう……飲み過ぎですよ、一回全部出しちゃってください」

小鳥「うう、こんなとこ見られたら小鳥、
もうお嫁行けないぃ……うっ」

P「はいはい、分かりました分かりまし……ん」

小鳥「ふぇ? や、やっぱり私みたいなおばさんは嫌ですかぁ……?」

P「あの、小鳥さん。さっきまでどんな店で、一体何を食べていたんですか?」

小鳥「あ~? 何って、最初にお酒頼んでー、お通しもらってー、それでー、えっとー……あー?」

P「一体……何を食べたらこんな綺麗な青色、戻せるんですか!? 小鳥さん、今すぐ病院行きますよ!」

小鳥「だーいじょうぶ大丈夫ー! あ、吐いたらすっきりしましたし今から飲みましょー! 飲み直し飲み直しー、えっへっへっへ」

おわり

美希「……あふぅ。電車ってどうしてこんなに眠くなるんだろ」

美希「ちょっと遠くに遠征するからって、こんなに朝早くじゃなくてもいいって思うなー……あふぅ」

美希「ん……」

――――

美希「うわ!? こ、ここどこ!? ……えっと、終点で乗り換えだから、大丈夫……なんだよね?」

美希「ふぅ、焦って損したの。まだもうちょっとゆっくり出来そうって感じ?」

美希「ふぁ、すごい海! 最近の電車って海の中も走るんだね、写メ撮っとこーっと」

美希「どうせなら皆と一緒に見たかったな、ちょっともったいないの」

美希「う、安心したら眠く……ぐぅ」

――――

美希「……ん、ん? あ、ここってもしかして終点? んー、結構ぐっすり寝ちゃったの」

美希「あ、みんなー! お待たせなのー!」

春香「時間通りだよ、美希。じゃ、行こっか」

美希「ね、ね! これ見て見て! ここに来る途中でキレーな写真いっぱい撮れたの!


春香「……? 美希、これどこで撮ったの? 」

美希「え? 電車に乗ってる時だけど」

春香「ウソー、だってこれ海中の写真だし……それにほら、これ恐竜でしょ? とっくに絶滅しちゃってるよ?」

おわり

今晩はこのぐらいで

P「話は変わりますけど、このビルの二階って何が入って」

高木「ない」

P「え?」

高木「二階には、何も、ない。アイドルの女の子たちに聞かれてもそう答えるんだ……いいね?」

P「え、あの、一体」

高木「いいね?」

P「……何か、訳ありなんですか? その、自殺があったとか」

高木「元は墓地があったとか? それならそれで納得も行くんだがね」

P「違うんですか」

高木「うむ、その、なんだ……出るんだよ」

P「お、お化けが、ですか?」

高木「いいや、赤ん坊だ」

P「赤ん坊のお化け……」

高木「いいや、お化けじゃあない。赤ん坊だよ」

P「え? それって……それに、出るっていってもどこに」

高木「体の内から、外にだ。あそこに居ると急な腹痛に襲われる。トイレに駆け込んで用を足し終わると、便器には赤ん坊がいるそうだ」

P「な……はぁ? ちょ、意味が分かりませんっ」

高木「おぎゃあおぎゃあと泣くその赤ん坊は、見ている間にどんどん腐っていき、あっという間に大便と見分けがつかなくなる」

P「ちょっと、社長!」

高木「ああ、混乱するのは無理もない、私だって意味が分からない! だが事実なんだ!」

P「……」

高木「何か謂われがあるなんて話もない、ただあそこに居るとそうなる! 居なければそうならない! それだけだ!」

P「……ここは、大丈夫なんですか?」

高木「どういうわけだか、そうらしい。が、こんな話はアイドルの女の子たちには聞かせられない。だから」

P「だから二階には、何もない」

高木「そうだ。そう答えればいい。鍵も管理人以外には開けられないようになっている、入りさえしなければ何もないんだ」

P「もしかして、社長は、社長、も。いえ、了解です」

高木「……見てみたい、なんて考えるんじゃないぞ? きっと後悔する」

おわり

真美「うへえ、髪の毛だあ!」

雪歩「ひっ……そ、それ、ファンの人から?」

真美「うん……こういうのって素直に喜べないよね」

雪歩「正直、怖いかも……」

真美「うわー、こっちの手紙血文字だし。キツイなあ、雪ぴょんのとこは大丈夫?」

雪歩「う、うん。たまにファン辞めるとか、アイドル辞めろとかそういうのは来るけど」

真美「そかそか。それも結構キツイと思うけど、頑張るんだよ雪ぴょん!」

雪歩「えへへ、そんなに心配しなくても大丈夫だよぅ。大体そういう人は一週間位でまたファンになります、頑張ってくださいってお手紙くれるから」

真美「……んん?」

雪歩「あ、でもそういう人は皆一通目より字が汚くなってるんだよね。ペンをしっかり持ってないような、ふにゃふにゃの……なんでだろ?」

真美「雪ぴょん、握手握手」

雪歩「え? はい」

真美「はい小指だけ伸ばしてー。絶対真美の手を離さないように、思いっきり力入れてね」

雪歩「う、うん! えいー!」

真美「ほいっと。雪ぴょんは握力ないなー、簡単に抜け出せるよん」

雪歩「? ……?」

おわり

今日はこれぐらいで

千早「誰かー! い、今事務所の前で!」

雪歩「もしかして車の下で血みどろ傘しゃぶりお姉さん? 千早ちゃんは今日初めて見るんだっけ、驚きすぎだよぉ」

千早「どうしてそんなに落ち着いてるの萩原さん!? だって、だってあんな……」

雪歩「この辺じゃ名物だよ? 何日かおきにああやって一日中、車の下で血みどろの傘しゃぶってるだけで特に危険もないし」

千早「そ、そうなの? 私はてっきりお化けか何かかと」

雪歩「ひぃん!? おお、お、お化けなんて怖いこと言わないでよぅ……!」

千早「っ、ごめんなさい萩原さん! 私、そんなつもりじゃなくて……あの、じゃあもしかして電柱にいた、あの」

雪歩「電柱逆さ吊り青色LEDおばさん? うん、あの人も有名だよ。私、今朝もキャンディと青色LEDもらったし」

千早「そう、なの。なんだか私の知らない間にこの辺りも物騒になってた気がしたけれど、気のせいだったのね」

雪歩「そうだよぅ、ニュースや新聞に出るような不審者なんてそうそういないよ」

千早「そういえば駅前で体を白く塗ったおじさんがいたのだけれど、あれも無害かしら?」

雪歩「!? な、なんなのそれ、千早ちゃん絶対近寄っちゃダメだよ!?そんなの頭おかしい人かお、お化けに決まってるよ!!」

千早「え? けれどそのおじさんもただ白塗りなだけでボーッと立っているようだったけれど」

雪歩「油断させる為に決まってる!! きっとその内、顔や名前を覚えられて変な物渡されたりするんだよ! 毒入りのお菓子とか!!」

おわり

真「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……ふぅー。見慣れた道のランニングも、夜中だとやっぱり少し怖いな……早く済ませちゃおう」

響「あれ? 真、真じゃないかー! こんなとこで何してるんだ?」

真「響? 何してるって、体力作りだけど……響こそこんな時間にこんな場所で。家、この近くだっけ?」

響「犬の散歩してたら逃げられちゃって。一緒に探してくれないか? まだそんなに遠くに行ってないと思うんだ」

真(……犬? なんでいつもみたいにいぬ美って呼ばないんだろう。なんか、なんか変な感じが)

響「自分はこっちの道路探すから、真は川沿いの方頼むな。おーい、出ておいでー!」

真「あの、響。今日はボクちょっと用事があって……早目に帰らないと」

響「あはは、そんなこと言うなよー! ね、川沿い探してよ。ここから上流の方に向かって、ね?」

真「いや、用事が」

響「あはは、いいからいいから。あはは、川沿い、ね? 真、向かって上流?」

真「ひ、響?」

響「犬、犬の出ておいで!真、上流は逃げちゃってあはは一緒に!? こっちの道路、こんなとこで真!」

真「っ……バイバイ響!」

響「真!! 犬、川沿川沿いいい真!! 上流、じよじょおおりゅいいいいいぬううううう!!」

真「ひっ……!!」

真「おはよう、ございま……うわあ!?」

響「ハム蔵ー! どこ行っちゃったんだ、ハム蔵ー! 自分が悪かったから出て来てよー!!」

真「あの、お……おは、おはよう。ひび、き」

響「あ、はいさい真! ハム蔵見なかったか!? 自分がヒマワリの種食べたから怒ってどっか行っちゃったんだ、一緒に探してよ!」

真「え!? ちょ、ま」

響「ハム蔵ー! 出て来てよハム蔵ー! ちゃんとお詫びのおやつも用意したさー、もう許してよー!」

真「あの、響……? 昨日……いや、今日の夜明け前のこと、なんだけど」

響「んぇ? 何、今日の夜明け前って? 急ぎの話じゃないなら後にしてよね! おーい、ハームー蔵ー!」

真「あ、いや、えと……響!」

響「だから、何の用!?」

真「もしもの話、だけど! もしも、もしボクが、ハム蔵を探すの手伝わなかったら……その、どうする?」

響「? どうもしないぞ、自分は一人でも探すし元々自分の失敗で……真? ねえ、真! 顔、真っ青だぞ!? 大丈夫か!?」

真「……うん、大丈夫、だから。何でもない、ホントに大丈夫だよ、うん。ホントに」

おわり

今朝はこんなもんで

千早「なるほど、確かによく見えるわね。良い買い物をしたわ」

春香「うんうん、眼鏡姿も可愛いよ千早ちゃん!」

千早「そ、そんなに褒められると恥ずかしいわ……あっ、転ぶわよ春香」

春香「え? きゃあ!?」

千早「春香! ……大丈夫? 怪我は、あ、膝が。ええと絆創膏、は春香の鞄ね」

春香「え? う、うん……千早ちゃん、何で分かったの?」

千早「それは、あら? そんなことよりもうすぐ雨が降るみたい、早く帰りましょ」

春香「ちょ、待ってよ千早ちゃーん!」

千早「ん? この辺りで時間を潰した方がいいわ、12時48分に向こうの牛丼屋にプロデューサーも来るし、車に乗せてもらって帰りましょう」

春香「じゅうにじよんじゅう……?どういうこと? まだ1時間も先のことなのにどうして」

千早「あら、これからあそこのカラオケ屋に行けば、丁度一万人目の記念としてタダになるみたい。行きましょう、春香」

春香「千早ちゃん、待って! 待ってったらー!」

おわり

夏も終わったのでこのスレも一巻の終わりです
おわり

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