杏「ボードゲーム部活動記録」奈緒「その1」 (86)

・デレマスSSです
・初投下です
・杏/奈緒/紗南/ありすがボードゲームをやるだけの番組のSSです
・あなたの中のキャライメージと違う場合があります
・ゲームのプレイングはゆるゆるです

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奈緒「というわけで始まりました『ボードゲーム部活動記録』」

杏「この番組は杏たち4人がボードゲームで遊ぶだけの番組だよ」

紗南「ゲームで遊ぶ仕事なんて、まさにあたしたちのための仕事だね!」

ありす「でも、お仕事なのに遊ぶだけでいいんでしょうか?」

杏「いーのいーの、そーゆーお仕事なんだから」

紗南「そうそう、気楽にやろうよ!」

ありす「でも……」

奈緒「ありす、『あたしたちが楽しんでるのを観てもらって、視聴者の人達にボードゲームに興味を持ってもらう』のがこの番組の趣旨なんだ。だから素直に楽しもうぜ」

ありす「……わかりました、そういうことなら楽しませてもらいます」

奈緒「よし、それじゃあ今回遊ぶボードゲームの紹介するぞー。記念すべき第1回のボードゲームは『BLUFF(ブラフ)』だ!」


『BLUFF(ブラフ)』
作者:Richard Borg
プレイ人数:2~6人
1993年 Spiel des Jahres(※)大賞受賞
※ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞


紗南「人生ゲームみたいなすごろく系が出てくると思ってたけど、違うんだね」

ありす「ボードゲームというとすごろく系の印象が強いですからね」

杏「で、このゲームはどーゆーのなの?」

奈緒「『BLUFF(ブラフ)』は、簡単に言えば『ダイスを使った運とハッタリのゲーム』だな」

奈緒「まずは各プレイヤーにカップ1個とサイコロ5個を配る」

奈緒「このサイコロは1~5と☆の出目がある黄色のサイコロだな」

奈緒「ゲームが始まったら、全プレイヤーがカップにサイコロを全部入れて振るんだ。3人も振ってくれ」カラカラ

ありす「わかりました」カラカラ

紗南「はーい」カラカラ

杏「ほいさー」カラカラ

奈緒「それじゃ、各々自分の出目を他の人に見られないように確認してくれ」

奈緒「そうしたら、最初の手番のプレイヤーが全員のサイコロの出目の数の予想を宣言するんだ」

奈緒「出目の予想なんだけど、☆の出目は1~5のどの出目としても扱うから注意な」

奈緒「つまり、『3の出目が4個以上ある』って宣言した場合は、『3』と『☆』が合わせて4個以上あればセーフってわけだ」

奈緒「で、最初のプレイヤーが宣言したら、次の手番のプレイヤーは『宣言を上書きする』か『宣言がアウトだと指摘する』かのどちらかを選択するんだ」

奈緒「例えば、あたしが最初の手番で、杏が次の手番だとして、あたしが『3が4個以上』と宣言したとしよう」

奈緒「さて、次は杏の手番なわけだけど、『宣言を上書きする』か『宣言がアウトだと指摘する』か、どっちにする?」

杏「じゃあアウトだと指摘しようかなー」

奈緒紗南ありす「えっ」

杏「冗談だよ。流石に空気読んで宣言を上書きするよ」

奈緒「驚かせるなよなー、まったく……。で、上書きする宣言にはちょっとした制限があるんだ」

奈緒「あたしの宣言が『3が4個以上』って宣言だから、『4が4個以上』みたいに『個数が同じで出目の数がより大きい宣言』か、『2が5個以上』『☆が3個以上』みたいに『個数がより多い宣言』である必要があるんだ」

ありす「あれ、☆の宣言で個数減ってませんか?」

奈緒「それに関してなんだけど、ブラフの個数宣言はちょっと特殊でなー」

奈緒「『1~5が1個』→『☆が1個』→『1~5が2個』→『1~5が3個』→『☆が2個』→『1~5が4個』→……って感じに個数が増えていく扱いになるんだ」

奈緒「だから、『☆が3個以上』って宣言を『2が5個以上』って宣言で上書きすることもできないんだ」

奈緒「あと、『宣言を上書きした直後に出目を公開して、1個以上出目を変えずに場に残して、残りのサイコロを振り直す』こともできる。やらなくてもいいぞ」

奈緒「場に残したサイコロは、そのラウンドが終わるまで振り直すことができないから注意な」

奈緒「というわけで杏、今言った制限内で宣言を上書きしてくれ」

杏「んー?んじゃ適当に『2が10個以上』で。振り直しはしないよ」

奈緒「それじゃあ、次の手番は紗南で」

紗南「『宣言がアウトだと指摘する』場合を説明する流れだし、指摘するよ」

奈緒「助かるよ。というわけで、指摘するときの流れの説明だ」

奈緒「まず、指摘するときは『ブラフ』って宣言するんだ」

奈緒「で、ブラフ宣言が出たら全員がサイコロの出目を公開するんだ。というわけで全員サイコロを公開してくれ」

奈緒:[5][1][2][☆][☆]
杏:[2][☆][5][3][2]
紗南:[5][3][☆][3][4]
ありす:[☆][4][☆][4][5]

宣言:2が10個以上
合計:9個(2-3,☆-6)
差分:10-9=1


奈緒「杏の宣言より1個少なかったから、このラウンドはブラフを宣言した紗南の勝ちで、杏はペナルティとしてサイコロを足りなかった分失うぞ。今回は差分1だから1個だな」

奈緒「逆に、宣言した数より多ければ杏が勝ちで、紗南が差分の数だけペナルティでサイコロが減ることになるな」

奈緒「で、宣言の内容は『○○個以上』だから、ピッタリでも宣言したプレイヤーの勝ちだ」

奈緒「その場合、数を宣言したプレイヤー以外全員がサイコロを1個ずつ失うことになるぞ」

奈緒「これで1ラウンド目が終了だ。で、次のラウンドはそのラウンドの勝者から宣言して、同じように進めていくんだ」

奈緒「これを繰り返していって、サイコロがなくなったプレイヤーは脱落、最後まで残ったプレイヤーがゲームの勝者だ」

奈緒「さて、とりあえず一通り説明終わったな。ここまでで何か質問はあるか?」

杏「私は大丈夫だよー」

紗南「あたしも今のところは大丈夫かな」

ありす「私も問題ありません」

奈緒「よし、それじゃ早速始めるか。まぁわからないことがあったらその都度聞いてくれ」

奈緒「まずは順番決めからだなー。適当にジャンケンするか?」

紗南「あ、なんかカンペが出てるよ。『なんかそのゲームらしい決め方をしてください』だってさ」

ありす「凄くざっくりした指示ですね……」

杏「それじゃ適当にサイコロ5個振って、出目の合計が大きい順番でいいんじゃない?」

奈緒「それでいいかスタッフさん?……『それでいきましょう』か、よし、じゃあそれで」

杏「☆は6だと計算面倒だし0で計算すればいいよね」カラカラ


杏:[5][5][5][☆][2]
合計:17


杏「おっ、結構高めだ」

紗南「それじゃ次はあたしが振るね」カラカラ


紗南:[3][☆][2][5][☆]
合計:10


紗南「期待値よりちょっと低いね。3番手ぐらいかな?」

ありす「さっきから☆出過ぎじゃないですか?1/6ですよね?」カラカラ


ありす:[1][2][2][4][5]
合計:14


奈緒「まぁサイコロだし偏ることもあるだろ」カラカラ


奈緒:[5][1][2][1][5]
合計:14


ありす「私と奈緒さんが同数ですね」

奈緒「それじゃサイコロ1個ずつ振って決めるか」カラカラ

ありす「わかりました」カラカラ


奈緒:[5]
ありす:[2]


奈緒「杏→あたし→ありす→紗南→杏→……の順番だな」

杏「それじゃ始めようか」

ラウンド01
サイコロ合計20個(期待値6.7個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?][?][?][?]
奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?][?][?][?]
紗南:[?][?][?][?][?]

杏「まぁ、最初から冒険する必要もないよね。『3が7個以上』で」

奈緒「期待値以上だし充分冒険だと思うけどな……。」

奈緒[2][2][☆][5][5](さて、どうするかなこれ。杏が3個以上持ってるならありうる宣言なんだよなー)

奈緒「……よし決めた。『3が8個以上』に上書きして、☆を1個残して振り直す」カラカラ


奈緒:[2][2][☆][5][5]→[☆(固定)][?][?][?][?]


奈緒[☆(固定)][4][☆][3][4](おっ、悪くない結果だ)

ありす「えっと、どうしましょうか」

ありす「決めました。『ブラフ』を宣言します」

奈緒「おっ、ブラフか。それじゃ全員サイコロを公開してくれー」


杏:[2][3][1][3][3]
奈緒:[☆][4][☆][3][4]
ありす:[5][2][2][4][☆]
紗南:[2][☆][4][5][5]

宣言:3が8個以上
合計:8個(4-4,☆-4)
差分:8-8=0


奈緒「うわっ、ありすも紗南も1個ずつだったのか。振り直しで出てなかったらアウトじゃん」

杏(残り4個)「割と安全に行ったつもりだったけど、杏の宣言アウトだったのかー」

ありす(残り4個)「奈緒さんの運に負けた感じですね……」

紗南(残り4個)「このラウンドあたし何もしてないのにサイコロ減るの、なかなか理不尽な感じがするね」

奈緒「まぁ、そういうゲームだらかな。それじゃ次のラウンド行くぞ」

ラウンド02
サイコロ合計17個(期待値5.7個)

カラカラカラカラ

奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?][?][?]
紗南:[?][?][?][?]
杏:[?][?][?][?]

奈緒「安全に行くか、『4が7個以上』で」

ありす「期待値以上で安全とはいったい……」

ありす[3][☆][4][1](私以外のサイコロが13個なので、奈緒さんの宣言はほぼ期待値……。とはいえ8個以上に上書きするのも……)

ありす「……今回も『ブラフ』を宣言します」

奈緒「よーし、それじゃ全員サイコロを公開してくれ」


奈緒:[4][4][2][4][1]
ありす:[3][☆][4][1]
紗南:[5][3][2][4]
杏:[3][3][☆][3]

宣言:4が7個以上
合計:7個(4-5,☆-2)
差分:7-7=0


ありす(残り3個)「奈緒さんの宣言が的確過ぎて辛いです」

紗南(残り3個)「まだ何もやってないのにサイコロだけ減っていって辛い」

杏(残り3個)「なんか杏の出目さっきから3に偏りっぱなしなんだけどなにこれ」

奈緒「このまま勝たせてもらっちゃおうかなー。それじゃ次のラウンド行くぞー」

ラウンド03
サイコロ合計14個(期待値4.7個)

カラカラカラカラ

奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?][?]
紗南:[?][?][?]
杏:[?][?][?]

奈緒「今回も安全に行くかー。『1が5個以上』で」

ありす「安全にといいつつ期待値以上を宣言するの怖いのでやめてください」

ありす[3][2][1](うーん……。今回は振り直しで何とかなる範囲ですかね……?)

ありす「……今回は宣言を上書きします。『1が6個以上』です。そしてサイコロを1個残して振り直します」カラカラ


ありす:[3][2][1]→[1(固定)][?][?]


ありす[1(固定)][☆][4](これなら大丈夫そうですね)

紗南「やっと手番が回ってきたねー」

紗南「うーん……。ここは『ブラフ』かな!」

奈緒「それじゃサイコロ公開っと」


奈緒:[1][4][1][2][5]
ありす:[1][☆][4]
紗南:[4][5][2]
杏:[2][3][☆]

宣言:1が6個以上
合計:5個(4-3,☆-2)
差分:6-5=1


ありす(残り2個)「うーん、振り直しの結果は悪くなかったんですが……」

紗南「あたしが持ってなかったのが運の尽きだったねー」

ラウンド04
サイコロ合計13個(期待値4.3個)

カラカラカラカラ

紗南:[?][?][?]
杏:[?][?][?]
奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?]

紗南「ふむふむ……。そろそろ☆の数での宣言見たいよね。『☆が3個以上』にするよ!」

杏「合計13個しかないのに攻めるねー。2個持ってたりする?」

紗南「さーどうだろうねー」

杏[2][3][1](流石に1個以下でこの宣言はしないよね。奈緒のサイコロ減らしたいし、ちょっとハッタリを仕掛けようかな)

杏「やー、流石に1個以下じゃその宣言はできないでしょ。というわけで私は『☆が4個以上』に上書きするよ。あ、振り直しはなしね」

奈緒「うーん……。杏1個ぐらい持ってそうだけど『ブラフ』だな」

紗南:[5][☆][☆]
杏:[2][3][1]
奈緒:[5][5][3][5][5]
ありす:[1][5]

宣言:☆が4個以上
合計:2個(☆-2)
差分:4-2=2


杏(残り1個)「うーん、奈緒とありすどっちも1個も持ってないのは予想外だなー」

奈緒「☆持ってたら宣言上書きして振り直ししてたな……。あぶないあぶない」

ラウンド05
サイコロ合計11個(期待値3.7個)

カラカラカラカラ

奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?]
紗南:[?][?][?]
杏:[?]

奈緒「勝ってるし堅実に行くか。『3が4個以上』で」

ありす「期待値超えてますけど実際毎回当たってるんですよね……」

ありす[1][1](私以外のサイコロは9個なので期待値は3。私が宣言を上書きしたとしてもせいぜい期待値通りで、奈緒さんの宣言は期待値以下……)

ありす「……今度こそ『ブラフ』です!」

奈緒「む、じゃあ全員サイコロを公開してくれ」

奈緒:[3][3][4][1][2]
ありす:[1][1]
紗南:[☆][3][2]
杏:[5]

宣言:3が4個以上
合計:4個(3-3,☆-1)
差分:4-4=0


ありす(残り1個)「どうして裏切ったんですか紗南さん!」

紗南(残り2個)「無茶言わないでありすちゃん!」

杏(脱落)「巻き込まれ事故で脱落は何とも言えない悲しさがあるよね」

奈緒「このままあたしのストレート勝ちも見えてきたなー」

ラウンド06
サイコロ合計8個(期待値2.7個)

カラカラカラカラ

奈緒:[?][?][?][?][?]
ありす:[?]
紗南:[?][?]

奈緒「半分以上の出目わかってるし、数の暴力を押し付けるかー。『2が3個以上』で」

ありす[3](厳しいですね……。5個持ってる奈緒さんにブラフ宣言は怖いですけど、4個以上で通りそうな宣言が……)

ありす「……あっ、宣言を上書きします。『3が3個以上』です」

紗南「あーそう来ちゃう?どーしよーかなー。……ここは攻め時かな。『4が4個以上』で」

奈緒「ふむ……」

奈緒「まぁここは宣言上書きするか。『4が5個以上』に宣言を上書きして、☆と4を1個ずつ残して振り直すぞ」

奈緒:[5][☆][4][2][2]→[☆(固定)][4(固定)][?][?][?]

ありす(見えている範囲で4は2個で、見えないサイコロは5個。5個のうち3個が4かどうか……)

ありす「……確率的にそんなにあるわけないですね。『ブラフ』です」

奈緒「それじゃサイコロ公開するぞー」

奈緒:[☆][4][☆][3][1]
ありす:[3]
紗南:[4][4]

宣言:4が5個以上
合計:5個(3-3,☆-2)
差分:5-5=0


ありす(脱落)「上書きしてもアウトでしたし、どうしようもなかった状況ですねこれ」

紗南(残り1個)「あたしも奈緒さんも直接宣言で負けてないはずなのに、どうしてこんなに差が付いてるんだろう」

杏「奈緒とありすの致命的な相性の悪さが原因だと思うよ」

奈緒「よーし、次で紗南にとどめを刺してパーフェクトゲームにするぞ!」

紗南「やるからには最後まで諦めないよ!」

ラウンド07
サイコロ合計6個(期待値2個)

カラカラカラカラ

奈緒:[?][?][?][?][?]
紗南:[?]


奈緒「悩む必要もないな。『3が4個以上』で。紗南が3出してなければあたしの勝ちだ」

紗南「……ふっふっふ、女神はあたしを見捨ててなかったよ奈緒さん!『3が5個以上』で!」

奈緒「あちゃー、3出してたかー」

ありす「なんで皆さんそう都合のいい出目が出るんですか……」

杏「さー、どーしてだろーねー」

奈緒「うーん、あたしが勝つには振り直して3を出すしかないか。んじゃ、『3が6個以上』に上書きして、3を3個と☆1個を残して振り直すぞ」カラカラ


奈緒:[3][3][☆][3][4]→[3(固定)][3(固定)][☆(固定)][3(固定)][?]


紗南「もちろん『ブラフ』で!」

奈緒「それじゃサイコロ公開するぞ」

奈緒:[3][3][☆][3][☆]


奈緒「よしっ、あたしの勝ちだ!」

ありす「なんなんですかねお二人の出目は」

杏「やー、奈緒の出目がおかしいだけで、紗南は出てないんじゃない?」

奈緒ありす「えっ」

紗南「そりゃ都合よく出るわけないよ」


紗南:[2]

宣言:3が6個以上
合計:5個(3-3,☆-2)
差分:6-5=1

奈緒「出てなかったのかよー。上書き宣言したし、てっきり出てるもんだとばかり」

杏「いやいや奈緒さんや、紗南はさっきの状況だと上書き宣言するしかないよ」

奈緒「ん?そうなのか?」

杏「奈緒が今のラウンドの最初の宣言するときに、わざわざブラフ宣言されて負けるような宣言しないでしょ?」

奈緒「そりゃまぁそうだな」

紗南「あたしでもそうするね。だから、ブラフ宣言したら負けるのはわかってるんだから、出目がどうであれ上書き宣言するしかないんだよね」

奈緒「あー、よくよく考えてみればそうだなー」

杏「ちょっと慢心したんじゃないの?」

奈緒「かもしれないなー。気を付けよう」

ラウンド08
サイコロ合計5個(期待値1.7個)

カラカラカラカラ

紗南:[?]
奈緒:[?][?][?][?]

紗南「うーん、この状況で先手貰ってもおいしくないなぁ……。とりあえず『5が1個以上』にしておこうかな」

奈緒「ふむふむ……。この出目なら『3が2個以上』かな」

紗南「あー、3を2個持ってるってことかー……。うん、残りの2個に賭けるかな。『4が2個以上』で」

奈緒「……サイコロの女神はやっぱりあたしの味方らしい。『ブラフ』だ」

紗南:[4]
奈緒:[3][3][5][2]

宣言:4が2個以上
合計:1個(4-1,☆-0)
差分:2-1=1


紗南(脱落)「あちゃー、ダメだったかー」

奈緒(勝者)「流石に5対1だったのに負けるってわけにはいかないからなー。よかったよかった」

ありす「お二人ともお疲れ様でした」

杏「おつかれー。奈緒の圧勝だったねー」

奈緒「いやー、サイコロの女神に愛されたからなー」

紗南「悔しいなー。もう1戦やりたい!」

ありす「あ、カンペが出てますよ。『奈緒さんが圧勝して尺が余ってるのでもう1戦やってください』……だそうです」

奈緒「まるであたしが悪いみたいな書き方やめてくれよスタッフさん!」

杏「ま、紗南もやりたがってるし、スタッフさんからも許可でてるし、もう1戦やろうか」

ありす「それじゃあ順番を決めましょう」

カラカラカラカラ


奈緒:[3][1][5][2][☆] 合計 11
紗南:[5][1][1][5][5] 合計 17
ありす:[3][2][5][2][3] 合計 15
杏:[5][3][5][3][3] 合計 19

手番:杏→紗南→ありす→奈緒→杏→……

ラウンド01
サイコロ合計20個(期待値6.7個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?][?][?][?]
紗南:[?][?][?][?][?]
ありす:[?][?][?][?][?]
奈緒:[?][?][?][?][?]


杏「うーん、おとなしめでいこうか。『1が8個以上』で」

紗南「おとなしめとはいったい……」

紗南[1][5][2][5][5](うーん、嫌な宣言だなぁ……。後の2人次第で充分ありうるんだよねぇ……)

紗南「……よし、『1が9個以上』に宣言を上書きして、1を1個残して振り直すよ」カラカラ


紗南:[1][5][2][5][5]→[1(固定)][☆][5][5][1]


紗南[1(固定)][☆][5][5][1](よし、悪くない出目だね)

ありす「あー、なんというか、ものすごく嫌ですねこの状況。……『1が10個以上』で」

奈緒「えー……?お前らほんとにそんなに1出てるの?」

奈緒「……付き合いたくないけど、『1が11個以上』で、1を1個残して振り直す」カラカラ


奈緒:[2][2][4][1][3]→[1(固定)][?][?][?][?]


杏「あー、杏も後には引けないんだよねー。『1が12個以上』で、1を3個と☆1個を残して振り直すよ」カラカラ


杏:[1][1][1][☆][2]→[1(固定)][1(固定)][1(固定)][☆(固定)][?]


紗南「さっきのあたしの振り直しで出てなければブラフって言ったんだけどなー。『1が12個以上』で、1を1個と☆1個を追加で残して振り直すよ」カラカラ


紗南:[1(固定)][☆][5][5][1]→[1(固定)][☆(固定)][1(固定)][?][?]


紗南[1(固定)][☆(固定)][1(固定)][5][3](あー、これはちょっとまずいかも……?)

ありす「えっと、奈緒さんが1個、杏さんが4個、紗南さんが3個場に出してて、今の宣言が12個以上、と……」

ありす「『1が13個以上』で、1を2個と☆2個を残して振り直します」カラカラ


ありす:[☆][☆][1][2][1]→[☆(固定)][☆(固定)][1(固定)][1(固定)][?]


奈緒「20個中13個って見るとおかしいけど、12個見えてるんだよなぁ……。よし、『1が14個以上』で、1を1個追加で残して振り直すか」カラカラ


奈緒:[1(固定)][2][1][5][5]→[1(固定)][1(固定)][?][?][?]


杏「えー、3個も振り直したら1個は出るじゃん。まぁいいや、『1が15個以上』で」

紗南「えーっと、見えてるのが13個で、あたしが見えてないのが5個と」

紗南「……怖いけど、上書きするわけにもいかないから『ブラフ』で」


杏:[1][1][1][☆][☆]
紗南:[1][☆][1][5][3]
ありす:[☆][☆][1][1][3]
奈緒:[1][1][3][3][1]

宣言:1が15個以上
合計:15個(1-10,☆-5)
差分:0-0=0


紗南(残り4個)「駄目かー」

奈緒(残り4個)「振り直しで2個以上出るか0個だったらセーフだったんだけどなー」

ありす(残り4個)「色々と怖いラウンドでしたね……」

杏「こーゆー展開が続くのは嫌だねー」

ラウンド02
サイコロ合計17個(期待値5.7個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?][?][?][?]
紗南:[?][?][?][?]
ありす:[?][?][?][?]
奈緒:[?][?][?][?]

杏「1個分勝ってるし堅実に攻めていこうか。『3が6個以上』で」

紗南「まーたそーやって平均値より上を宣言してー」

紗南[☆][5][1][☆](3はないけど☆は2個ある。どーしよっかなー……)

紗南「うーん、まぁ多分あるでしょ。『☆が4個以上』で」

ありす「☆ですか?……うーん、『ブラフ』を宣言します」

杏:[5][2][3][3][3]
紗南:[☆][5][1][☆]
ありす:[1][1][2][4]
奈緒:[☆][4][☆][1]

宣言:☆が4個以上
合計:4個(☆-4)
差分:0-0=0


ありす(残り3個)「これは仕方ないですね。奈緒さんが持ってたのが悪いと割り切りましょう」

奈緒(残り3個)「なんかあたしに対してあたり強くないか?」

杏(残り4個)「さっきのであれだけぴったし当てられたらねぇ」

紗南「このまま流れがあたしに来てくれるといいんだけどなー」

ラウンド03
サイコロ合計14個(期待値4.7個)

カラカラカラカラ

紗南:[?][?][?][?]
ありす:[?][?][?]
奈緒:[?][?][?]
杏:[?][?][?][?]

紗南「どーしよっかなー。……うーん、まだ焦るような段階じゃないし、堅実に行こう。『5が4個以上』で」

ありす「期待値より下の宣言だと安心しますね」

ありす[1][5][2](5で宣言したということは、紗南さんは5を2個以上持っているでしょう。奈緒さんと杏さんが1個ずつ持ってるとすれば、振り直さなくても5個はありますね)

ありす「『5が5個以上』に宣言を上書きします。振り直しはしません」

奈緒「おー、5で乗ってくるのかー……。うーん、おとなしく宣言上書きするかー。『5が6個以上』で、☆1個を残して振り直しだ」カラカラ


奈緒:[1][4][☆]→[☆(固定)][?][?]


杏「やだなー、そんなに5があるわけないじゃん。『ブラフ』だよ『ブラフ』」

紗南:[5][2][5][3]
ありす:[1][5][2]
奈緒:[☆][2][☆]
杏:[3][4][1][4]

宣言:5が6個以上
合計:5個(5-3,☆-2)
差分:6-5=1


奈緒(残り2個)「うわー、杏持ってなかったかー」

杏「やー、5があったらすごく困る場面だから助かったよー。奈緒にダメージも与えられたしね」

紗南「とはいえ、振り直しで出してダメージ減らしてるし、やっぱり最初に倒しておかないとまずい気がするね」

奈緒「現状一番負けてるはずなのに要注意扱いされるのはなんか納得いかないけど、実力を評価されてるってことにしておくよ」

ラウンド04
サイコロ合計13個(期待値4.3個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?][?][?]
紗南:[?][?][?][?]
ありす:[?][?][?]
奈緒:[?][?]

杏「紗南もそこそこの割合のサイコロ持ってるし、あまり攻めたくないなー。うーん……。『5が4個以上』で」

紗南「杏さんが期待値以下を宣言するってことは、ほんとに攻めたくないんだね」

紗南[☆][2][2][3](攻めたくないってことは『あたしが持ってなくてもブラフ宣言で負けないであろう宣言』かな?となると2個ぐらいは持ってるのかな……)

紗南「うーん、『5が5個以上』で、☆1個を残して振り直すよ」カラカラ


紗南:[☆][2][2][3]→[☆(固定)][?][?][?]


紗南[☆(固定)][1][1][4](あっまずいかも)

ありす「うーん、この手持ちで宣言を上書きするわけにもいかないので、『ブラフ』を宣言します」

杏:[4][2][4][1]
紗南:[☆][1][1][4]
ありす:[1][4][1]
奈緒:[☆][1]

宣言:5が5個以上
合計:2個(5-0,☆-2)
差分:5-2=3


紗南(残り1個)「攻めたくないを信用したのはうかつだった……!」

杏「やー、流石に杏でも持ってない数字で期待値以上を宣言するなんて攻め方できないよねー」

ありす「杏さんの攻めない宣言は信用できませんね……」

奈緒「あたしが☆出してなければ紗南脱落してたんだな。惜しいことをした」

紗南「うーん、流れ来たかなーって思ったんだけどなー」

ラウンド05
サイコロ合計10個(期待値3.3個)

カラカラカラカラ

ありす:[?][?][?]
奈緒:[?][?]
杏:[?][?][?][?]
紗南:[?]

ありす「杏さんのサイコロを減らしたいですが、私にはどうしようもないので、奈緒さんにお任せします。『☆が2個以上』で」

奈緒「無茶をいうなよー」

奈緒[3][4](きつい宣言だな……。ありす☆1個は持ってるだろうってことぐらいしかわからないしなー……)

奈緒「うーん……。『4が4個以上』に上書きして、4を1個残して振り直す」カラカラ


奈緒:[3][4]→[4(固定)][?]


奈緒[4(固定)][3](そうそう運よく出たりはしないかー)

杏「あー、うーん、どうしようかなー。……よし、『2が5個以上』で」

紗南「ほんとそういう宣言やめてよ杏さん……。えー……。『2が6個以上』」

ありす「紗南さんあなたもですか」

ありす「……死なばもろともです。『ブラフ』です」


ありす:[3][☆][2]
奈緒:[4][3]
杏:[4][2][2][2]
紗南:[☆]

宣言:2が6個以上
合計:6個(2-4,☆-2)
差分:6-6=0


ありす(残り2個)「杏さんと奈緒さんを巻き込めたので上々です」

杏(残り3個)「ぐぬぬ」

奈緒(残り1個)「今回はみんな競ってるなー」

紗南「まだ流れを引き寄せられるかな?」

ラウンド06
サイコロ合計7個(期待値2.3個)

カラカラカラカラ

紗南:[?]
ありす:[?][?]
奈緒:[?]
杏:[?][?][?]

紗南「攻めるところじゃないしね。堅実に『☆が1個以上』で」

ありす「紗南さんの後はほんと安心できますね。厳しい宣言ですけど」

ありす[3][4](☆1は持っていなくても充分期待できる宣言ですし、紗南さんが☆を持っているとは限りませんね……)

ありす「……面倒な状況は奈緒さんに押し付けてしまいましょう。『4が2個以上』です」

奈緒「そういうのやめろよー。……うーん、『4が3個以上』にするしかないかー」

杏「やー、流石に『ブラフ』宣言だよねー」

紗南:[2]
ありす:[3][4]
奈緒:[2]
杏:[3][3][5]

宣言:4が3個以上
合計:1個(4-1,☆-0)
差分:3-1=2


奈緒(脱落)「ブラフっていうのが正解かー。流石にブラフっていう勇気はあたしにはなかったなー」

杏「どのタイミングでもブラフが成功してたのが怖いね今回」

ラウンド07
サイコロ合計6個(期待値2個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?][?]
紗南:[?]
ありす:[?][?]

杏「ふははははー、数の暴力を押し付けてやろう。『☆が2個以上』ー」

紗南「うわー容赦ないなー」

紗南[☆](優位な杏さんが劣勢なあたしにハッタリかけるとは思えないし、2個持ってるのかな)

紗南「……まぁ、上げるしかないんだけどね。『☆が3個以上』」

ありす「えぇ……?いえ、4個中3個が☆なんてありえないでしょう、『ブラフ』です」

杏:[2][☆][☆]
紗南:[☆]
ありす:[4][1]

宣言:☆が3個以上
合計:3個(☆-3)
差分:3-3=0


ありす(残り1個)「なんで2人ともそんなに☆出してるんですか」

杏(残り2個)「数の暴力を仕掛けたと思ったらカウンターを食らってしまった」

紗南「これは完全に流れがあたしに来てるね」

奈緒「もしかしたら紗南の大逆転勝利もあるかもなー」

ラウンド08
サイコロ合計4個(期待値1.3個)

カラカラカラカラ

紗南:[?]
ありす:[?]
杏:[?][?]

紗南「大事な場面だし手堅くいこう。『5が1個以上』で」

ありす[1](5での宣言なのが厳しいですね。適当に数字を変えて1個というごまかしができません。……杏さんが1を持っていることに賭けましょう)

ありす「……『1が2個以上』に上書きします」

杏「それは通らないかなー。『ブラフ』で」

紗南:[2]
ありす:[1]
杏:[4][5]

宣言:1が2個以上
合計:1個(1-1,☆-0)
差分:2-1=1


ありす(脱落)「ブラフも上書きもアウトな状況ですかこれ」

奈緒「サイコロに嫌われた感じだなー」

紗南「よーし、このまま逆転勝利しちゃうよ!」

杏「2対1だと油断できないから怖いなー」

ラウンド09
サイコロ合計3個(期待値1個)

カラカラカラカラ

杏:[?][?]
紗南:[?]

杏「うーん、まぁ紗南の出方を見てみようかな。『1が1個以上』」

紗南「あー、そーくるかー……。仕方ない、『1が2個以上』にするよ」

杏「おっと、そのパターン?数字を変えてくるかと思ったけど。……うーん、流石にハッタリはないかなー。『1が3個以上』にして、1を1個残して振り直すよ」カラカラ


杏:[1][4]→[1(固定)][?]


紗南「それじゃ、上書きできる宣言もないし、『ブラフ』で」

杏:[1][☆]
紗南:[1]

宣言:1が3個以上
合計:3個(1-2,☆-1)
差分:3-3=0


紗南(脱落)「うーん、ここで出されたなら仕方ないね」

杏(勝者)「おー、よかった勝てたー」

奈緒「おつかれー。いやー、すごい試合だったなー」

ありす「杏さんおめでとうございます。紗南さんもお疲れ様でした」

紗南「うーん、またしても2位なのは悔しいなー」

ありす「私も悔しいです。もう1戦やりましょう」

杏「あ、スタッフさんがカンペ出してる。『2戦目が予想以上に長くて収録が押してるのでダメです』だってさ」

ありす「そうですか……」

紗南「むぅ、残念」

奈緒「ゲームは変わるけど、次回以降もあるし、リベンジする機会はあるさ」

ありす「……わかりました、次はリベンジします」

紗南「あたしも負けないからね!」

杏「ところでスタッフさん、次回やるゲームって決まってるの?」

奈緒「『今のところ候補は2つまで絞ってます』ねぇ、どんなゲームなんだ?」

ありす「『詳しくは言えませんが、推理力が重要になるゲームです』。推理力ですか、それなら自信があります」

紗南「あー、確かにありすちゃんてごわそうだね」

奈緒「杏も結構怖いなー」

杏「やー、そんなことないってー。さて、それじゃそろそろ締めようか」

奈緒「おう。というわけで、ここまでご視聴いただき、ありがとうございました。それではまた次回!」

杏奈緒紗南ありす「ばいばーい」

終わり
ボードゲームを文章で表すの難しい……
このSSを読んで1人でもボードゲームに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいです
ではhtml化依頼してきます

ブラフはルールシンプルだし、時間もそんなにかからないので、とりあえず1戦って感じでやりやすいですよね

杏は1ゲーム目のラウンド4と2ゲーム目のラウンド4とでの2回ハッタリかけてますね
私がそこまでハッタリかけるタイプでないので、4人とも割と素直な感じになりました

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