ヴァルバトーゼ「まずはイワシを喰え。話はそれからだ」エリザベート「絶対に嫌ッ!」 (16)


マシュ「先輩。お疲れ様でした」

ぐだ子「マシュもお疲れ。怪我とかない?」

マシュ「はい。問題ありません」

ぐだ子「そっか。まだ時間もあるし、ゆっくり休憩でもしよ……ん?」

ダダダダダダダダ

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エリザベート「子イヌぅ!」

ぐだ子「……さようなら短い平穏な時間」

マシュ「先輩。頑張りましょう。私も精一杯手伝います」

ぐだ子「ありがとうマシュ」

ぐだ子「で、どうしたの?」

エリザベート「なんとかしてよ! あのイワシ狂。無理矢理食べさせようとするのっ」


マシュ「イワシ狂……。ああ、ヴァルバトーゼさんですか」

ぐだ子「別にイワシぐらいいいじゃん。好き嫌いは良くないよ」

エリザベート「イヤよっ。あんな生臭いモノっ。しかも生で食べさせようとするのよ。信じられないわッ」

ぐだ子「……生は流石にキツいかなぁ」


ヴァルバトーゼ「ここにいたか小娘。さぁ、イワシを食べろ!」


エリザベート「ああ、もう! しつこいっ!」

チャキ

ぐだ子「あー、落ち着いて落ち着いて。カルデア内でバトルは禁止。英霊同士がバトったら持たないから」

エリザベート「じゃあ、アイツをどうにかしてよ!」

マシュ「ヴァルバトーゼさんはなぜエリザベートさんに?」



ヴァルバトーゼ「俺は吸血鬼族の王、誇り高き悪魔だ」

ヴァルバトーゼ「本来であればプリニー教育係として、プリニー達を教育している立場だが……」

ヴァルバトーゼ「召喚された際に言ったとおり、召喚された以上は、人理修復までは力は貸す」

ぐだ子「知ってる悪魔(メフィストフェレス)に見習って欲しい」

ヴァルバトーゼ「が。カルデアに来て吸血鬼が何体かいるので見ていたが……。ヴラド三世はまだ良い。問題はお前だ。エリザベート・バートリー」

ヴァルバトーゼ「吸血鬼族の王として、お前を再教育してやろう!」


ぐだ子「――教育受けたら? きっと為になるよ。たぶん」

エリザベート「イヤって言ってるじゃない!」

マシュ「あの、ヴァルバトーゼさん。質問が」

ヴァルバトーゼ「なんだ」

マシュ「ヴァルバトーゼさんがイワシを食べているのは見た事がありますが、血は吸われないんですか? 血を吸われている所を見たことがありません」


ヴァルバトーゼ「――ある人間の女と約束をした。その約束を果たすまでは、人間の血は吸わない決めている」

マシュ「吸血鬼なのに、血を吸わない、ですか?」

ヴァルバトーゼ「ああ。もう数百年と吸ってないな。だが、その代わりにイワシと言う最高のモノと出会えたのだ」

エリザベート「……」

エリザベート「…………(ニヤッ」


エリザベート「勝負よ、ヴァルバトーゼ」

エリザベート「アタシが勝ったらもうイワシの強要はやめてよね。もしアタシが負けたらイワシでもなんでも食べて教育でもなんでも受けてやろうじゃない!」

ヴァルバトーゼ「いいだろう。小娘。お前から言った以上、何があっても受けてもらうぞ!」

エリザベート「全力で来なさいっ。絶対にぶっ倒してあげるんだからっ」


ぐだ子「えーと、大丈夫?」

エリザベート「問題ないわ。吸血鬼の魔翌力の源は血よ。それを数百年も吸ってないと言うなら……。十二分に勝ち目はあるもの」

ぐだ子(んー。確かに魔翌力はほぼ無いに等しいんだけどね。うん。でも、マスターだから分かることだけど、底がしれないと言うか)

エリザベート「~~♪」

ぐだ子(後、調子に乗ってるエリちゃんの場合、悉くフラグ建設になる事が多いのが悩みだね……)

※saga未入力だったので>>9を再投稿します

ぐだ子「えーと、大丈夫?」

エリザベート「問題ないわ。吸血鬼の魔力の源は血よ。それを数百年も吸ってないと言うなら……。十二分に勝ち目はあるもの」

ぐだ子(んー。確かに魔翌力はほぼ無いに等しいんだけどね。うん。でも、マスターだから分かることだけど、底がしれないと言うか)

エリザベート「~~♪」

ぐだ子(後、調子に乗ってるエリちゃんの場合、悉くフラグ建設になる事が多いのが悩みだね……)


ヴァルバトーゼ「遅いっ。10分以上、遅刻しているぞっ!」

エリザベート「ふん。なんとでも言いなさい。この戦いに勝って、もう再教育とか、イワシとかとおさらばよ!」

ヴァルバトーゼ「ほう。もう勝った気か小娘」

エリザベート「当然よ。血を吸ってなくて魔力のない吸血鬼なんて、アタシの敵じゃないわ」

ヴァルバトーゼ「では、見てやろう!! イワシの底力を!!」


――魔奥義・ 悪夢のツェペシュ

エリザベート「……………………え」

暴君ヴァルバトーゼ「どうした。もう戦いは始まっているぞ!」

暴君ヴァルバトーゼ「試合前に言ったとおり、全力で行かせてもらおう」

――魔帝・フルークフーデ

エリザベート「………………………………………………………………え」

暴君ヴァルバトーゼ『俺に抗おうとするその根性――却下だ!!』


マシュ「せ、先輩。私の後ろへ!」

ぐだ子「――っ」


後日談。というかぐだ子の感想

ぐだ子「あの戦いの後、エリザベートはそれまでに比べたらヴァルバトーゼ閣下の言う事を訊くようになった」

ぐだ子「魔帝・フルークフーデの一撃が、少しトラウマになっている様子。たまに手を狩りに行くときに、フルークフーデになるのだけど、その度に震えている」

ぐだ子「気持ちは分からなくも無い。所見であれを見て、攻撃を受けたらそうなる。うん」

ぐだ子「それは兎も角として、ヴァルバトーゼ閣下と約束をした人間の女性にあってみたい気がした」

マシュ「先輩。召喚の準備が出来ました」

ぐだ子「うん、今行く――」


この召喚で、シスター服のピンク髪の女性が呼ばれるのだが、それは少し別の話。

fin


ここまでになります。

魔奥義・悪夢のツェペシュは3つ目のスキル。
魔帝・フルークフーデが宝具。
みたいな感じで書きました。

ディスガイア側は異世界とか別世界の設定が緩いのでいつかFGOとコラボしないかなぁ

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