アンジー「キーボの人形を作っちゃうよ!」 (98)

ダンガンロンパv3ネタバレがあるので気をつけてください。
キャラ崩壊が多少あります。
時間軸は第三章あたり。
作者はキーボが嫌いと言うわけではない。
作者の気がつかない矛盾があったらごめんなさい。
あなたの押しキャラが殺害されてしまう可能性があるのでそこはご理解ください。

明日には完成させる予定です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489674576

超高校級の美術部の研究教室

アンジー「あれれー、大変だよー」

アンジー「キーボの蝋人形を作るために本物のキーボを使って、石膏の型を作ったんだけど…」

アンジー「キーボそのまま動かなくなっちゃったよー触ってみると冷たいし…」

アンジー「にゃははははー、キーボ、ぐっばいならー!」

アンジー「何がいけなかったのかな?神様の言う通りにしたのに……」

アンジー「主は言いました………これは隠し通せと……」

アンジー「キーボには悪いけどこれはインペイしてみんなで幸せで平和な楽園作りを目指すよー」

アンジー「よーし、がんばっちゃうよー」


アンジー「とりあえずキーボの遺体から型を取り外してっと…」

アンジー「あれ?もしかしたらキーボって『屍者の本』で生き返るのかな?」

アンジー「予定より早いけど一度、『屍者の本』で『死者の蘇り』をやってみよー」

アンジー「ええと、ろうそくの火でこれを燃やしてっと…」

アンジー「あれれー?生き返らないよー」

アンジー「そういえば生き返るのは死んだ四人だってモノクマーズは言ってたっけー?」

アンジー「あーあ、キーボのせいで無駄になっちゃったよー」

アンジー「本当に使えないねー、でも神様が許してくれるって」

アンジー「にゃははははー」


アンジー「これはもう無理だからキーボを隠せと神様のお告げがきたよー」

アンジー「うーんどうやって隠そうかなー」

アンジー「フンフン、単純に蝋を塗りたくって」ぬりぬり

アンジー「そしてキーボそっくりにペイントすれば…」

アンジー「かんせ~神様ありがとう!それじゃあ楓達と一緒に並べておくか…」

アンジー「この状態ならただ蝋人形に見えるだけだし~遺体発見扱いにはならないよね~」

アンジー「しかも、キーボがここにくる事は誰も知らないしねー」

アンジー「しかもアンジーの作品を壊す人も生徒会にはいないだろうし~」

アンジー「これで安心だね~さすが神様だよ~」


その日の夜時間

コンコン

アンジー「あれれー?誰だろー?」

白銀「白銀つむぎだよ、アンジーさん」

ガチャ

アンジー「おお、つむぎ。何しに来たのー?」

白銀「いやー神様のおかげで学園が平和になったからね。お礼を言いたいなーって思って…」

アンジー「おお、そうなんだーでもアンジーにお礼は言う必要はないよー」

アンジー「だってアンジーは神様の代わりにお告げを言っているだけだからね」

アンジー「お礼を言いたい場合は自分で神様に祈ればちゃんと神様は聞いてくれるよー」

白銀「wwwwwwそうなんだwwわかったよ。ちゃんと自分で祈るねww」

白銀「そういえばキーボ君はどこにいるか知っている?」

アンジー「知らないよ。アンジーはねーずっとここにいたからわからないや」

白銀「wwwwそうなんだ。見回りの時間になってもいないからさ。何処にいるのかと思って」

白銀「ってあれwwキーボ君中にいるじゃん。と思ったら蝋人形かww」

アンジー「そうだよー神ってるでしょー神様がいきなり作り出したいって言うから作ちゃったよー」

白銀「wwそうなんだー神様はきまぐれなんだね。ちょっと中で見ていいかな?」

アンジー「それはダメだよーまだ、最終調整するからねー」

白銀「…そうなんだ。なら明日ならいいてことだよね?」

アンジー「…う~ん。いいよーそれじゃあ明日見せてあげるからねー」

白銀「ありがとう!それじゃあ、明日。楽しみに待っているからね!」

そう言うと白銀は去っていった。

アンジー「う~ん。変なつむぎ。でもウキウキだしまあいいかー」

次の日

最原(最近の生徒会は度が過ぎている気がする)

最原(学園の外に出るのを諦めろか…)

最原(いや…僕は絶対に諦めないぞ!)

最原(赤松さんが目指したように…みんなでここから出るんだ)

最原「とりあえず、コロシアイの動機になりそうな『死者の蘇り』を止めないと…」

そう決めた僕はその日の朝に来た百田君と春川さんと一緒にアンジーさんの研究教室へと向かった。



美術部の研究教室前の廊下



研究教室前の廊下にはアンジーさんと白銀さんがいた。

アンジー「なんじゃ、お主らまた来たのか…」

最原「うん、『死者の蘇り』をどうしても止めたくてね」

百田「そうだ!『死者の蘇り』なんてあるわけねぇんだ…」

最原「二人とも昨日から見張っていたの?」

夢野「いや、ウチも『死者の蘇り』のことが気になって聞きに来たんじゃ」

白銀「そしたら、偶然にも私と会ってねー」

白銀「ちなみに私は面白いものを見せてもらいにここに来たんだww」ウキウキ

最原(もしかしてそれって白銀さんが大きな荷物をもっていることと関係あるのかな?)

春川「まあ、いいや。ちょうどよかったし。あんたら生徒会のメンバーがいないとここを開けてもらえないし」

春川「早く開けてもらってよ」

白銀「はいはーいww」


コンコン

白銀「アンジーさん。白銀です。開けてください」

ガチャ

アンジー「おお良く来たねーあれ終一と解斗と魔姫もいるけど?生徒会に入りたそうってわけじゃなさそうだねー」

春川「そうだね。とりあえず中で話そうか。」

美術部の研究教室

アンジーさんの研究教室に入ると変わった事があった。なんと、夜時間に入ったときには

死んだ四人の蝋人形しかなかったが今は生徒会メンバーの分も増えている。

アンジー「それでー話って何かなー?」

最原「単刀直入に言うよ。昨日も行ったとおり『死者の蘇り』をやめて欲しいんだ。あれはコロシアイの動機に…」

アンジー「あーそれねー安心していいよーそれはもうやらないってことに決めたから」

最原「えっ!そうなの!」

春川「昨日までは絶対やるような感じだったのに…どういう風の吹き回し?」

夢野「そうじゃ。もしかして神様からやらないほうがいいとお告げがあったのか?」


アンジー「違うんだよー実はもうやってみたんだけどー生き返らなかったんだよねー」

最原「え?そうなの?」

そうだったのか。もうやっていたのか。

しかし何も起こらなかったとなると、コロシアイの動機とは関係なかったのか…

僕の考えすぎだったか。

百田「そうか!やっぱりオカルトなんて存在しなかったか!」

百田「いやー良かった良かった」

百田君も『死者の蘇り』についてだいぶ気にしていたし、それがなくなって元気が出たようだ。

白銀「いやー残念だったね!それじゃあ、私の用事も済ませていいかな?アンジーさん」

アンジー「人形を見る事だよねーもっちもっちー」

白銀「やったーww」


そういえば白銀さんは面白いものを見せてもらいにここに来たって言っていたけど

蝋人形のことだったのか。

白銀さんは笑顔でキーボくんの蝋人形に近づいた。

白銀「いやー本物そっくりだねww」

アンジー「もちろんだよー神様とアンジーで作ったからねー」

白銀「ふんふん、それじゃあ…」

そう言いながら白銀さんは自分の荷物からバットを取り出し

白銀「殴り具合はどうかなーwwww」

そう言いながらキーボ人形に向かってバットを振り下ろした。

その瞬間キーボ人形の頭は潰されてしまい、キーボ人形は倒れた。

白銀さんはキーボ君に何か恨みでもあったのだろうか。

白銀「はっはっはっはっはっはっはwwwwww」

白銀さんはどんどんキーボ人形を潰していった。

あまりの出来事にみんな唖然として、白銀さんを止める人はいなかった。

アンジー「にゃははははーつむぎは神ってるねー」

どちらかと言えば悪魔なんだけど…

キーボ人形とわからないほど叩き潰すとやっとその手は止まり

白銀「あれ…なにもない…」

と呟いた。何があると思ったのか。満足しなかったのか。

最原「白銀さん、何でいきなりキーボ君を叩き潰したの?」

百田「そうだぞ…いくら人形だからって仲間の格好したやつを殴るなんて趣味が悪いぞ…」

白銀「………え……だって…何で?」

最原「いや知らないよ」

夢野「白銀、お前ひどい奴じゃな…生徒会として恥ずかしくはないのか?」

アンジー「そうだねー悪いけど白銀は一度生徒会を抜けてもらおうかなー」

アンジー「この学園を平和な楽園にするのにふさわしくないからねー」

夢野「そうじゃ、ほら他の三人も用事は済んだじゃろ。早くここからでていくんじゃ」

夢野「アンジーの邪魔になるからの」

そう言われた僕たちは強引に研究教室から追い出された。

去り際、アンジーさんは白銀さんにこう言った。

アンジー「つむぎー………残念だったねー」

そう言われたあと扉は閉められ、鍵が閉められた。

白銀さんの顔を見ると悔しそうな顔をしていた。


白銀さんと百田君と春川さんは寄宿舎に行くと言いそのままわかれて僕は食堂へと向かった。

食堂


王馬「あれー?最原ちゃんじゃない?朝早くどこかへ出かけたようだけど何処行ってたの?」

食堂へ行くと王馬君と真宮寺君がいた。

最原「いや、実は『死者の蘇り』についてアンジーさんの研究教室に行っていたんだけど…」

そこであったことを二人に話した。

王馬「でも俺もキーボの人形があったらイタズラくらいはすると思うけど…」

王馬「ハンマーで現物がなくなるまで壊すなんてね。俺でもしないよ!」

王馬「嘘だけどね!」

王馬「うーん少し真面目に言うと、地味な女ほど宗教にハマりやすいしあきやすいから、新たな神に目覚めたんじゃないかなー」

最原「その神様は破壊することを推奨しないで欲しいよ…」

真宮寺「クックック、とても興味深い心変わりだね。信仰していた神をあっさり裏切るなんてネ」

真宮寺「そんな彼女が今後どんな行動をするかじっくり観察してもらうヨ」

最原「真宮寺君は実際に見ていないからそんな事言えるんだよ…」

最原(正直、外の世界で見かけたらかかわりたくないタイプの人だよ)

すると、扉からなるべくかかわりたくはない人が来た。

白銀「みんな!図書室に向かおうよ!」

そう言いながら。ドアを勢い良く開けた。

王馬「あれ?何で俺も行かないと行けないの?行くのなら最原ちゃんだけ連れて行けば?」

最原「やめてよ、王馬君!僕だって行かないよ」

真宮寺「ククク、それにしてもどうしていきなり図書室に行きたくなったんだい?」

白銀「それはね、図書室にキーボ君の蝋人形があるからだよ!」

最原「まさか…それを壊しに行くって言うんじゃないよね?」

白銀「そうだよ。私はバカにされるのが大嫌いだからね!一泡吹かせてやるんだよ!」

最原(だったらそこは本人に言おうよ…)

真宮寺「僕は白銀さんを観察したいからついていくけど…君達はついて行かないのかい?」

王馬「俺もついて行くよ!キー坊の人形があるなんて面白そうだしね!」

最原「僕は少し遠慮しておこうかな…」

バキッ!

そう言うと白銀さんは近くにあった椅子をバットで叩き潰した。

白銀「最原くんも来てよ。私あまり長く交渉するの嫌いなんだよね」

随分と過激派な神を信仰したんだね。

最原「わ…わかったよ」

このままごねると食堂の全ての椅子が破壊され、立ち食い食堂になりそうなのでついていく事にした。

白銀「最原君たちも壊したくなったらキーボ人形を常識の範囲内なら壊していいから」

最原「壊さないよ…」

最原(世間の常識だと人の人形を壊さないよ…)

真宮寺「クックックック、これから何が起こるんだろうね」

図書室

確かに蝋人形はあると聞いていた。しかし…

最原「これはいくつあるんだろう」

王馬「さあ?三十体ぐらいはあるんじゃないの?」

そこには量産型キーボ蝋人形がずらっと並んでいた。

白銀「とりあえず目についたものから片っ端から潰すよ!」

最原「正気!?白銀さん!?」

真宮寺「もう彼女には自分のやることに迷いはないみたいだネ」

白銀「うおおおおおおお!」

次々とバットで潰されていくキーボ人形。

僕はその光景を見ながらつい先日の白銀さんの言葉を思い出していた…

********************************

白銀「モノダムはさ」

白銀「仲良し仲良しって病的にこだわったり、実は一番ヤバイ子だったっぽいね」

白銀「あれは一歩間違うとヤンデレまっしぐらだよ…」

********************************

お前は人を評価できる人間じゃないだろ…



こうして、誇りまみれだった図書室は蝋まみれとなり、とてもじゃないが使えない部屋となっていった。

真宮寺「人間ってすばらしいネ!自分の信じるものの為ならこんなことも出来るなんてね!」

王馬「ははは!すごーい!そこかしこにキーボ人形の破片が散らばってるー」

王馬「うわーきたなーい。全く、白銀ちゃんはしょうがない奴だなー」

最原「…」

白銀「はあ…はあ…」

白銀さんは息を荒くしながら、蝋まみれでキーボ人形だったものを見下ろしていた。

白銀「どこにも何もねえじゃんか!」

そう言いながらキーボ人形の一部に蹴りを入れた。

僕はこれまでの学園生活でキーボ君はなにも悪い事はしてなかったと記憶している。

ここまでされるほどキーボ君には罪はなかったと思う。

これも全て白銀さんの信仰する神が悪いんだ。

するとそこに

アンジー「おやおやーここに置いといたキーボ人形が全部なくなってるー!なんでー?」

と言いながらアンジーさんはやってきた。

アンジー「あーなるほどーつむぎが全部壊しちゃったんだねー」

アンジー「にゃははははーつむぎは何がみえているのかなー?」

アンジー「黒髪で赤眼の神様?それは絶対神様なんかじゃないよー」

アンジー「主は言いました…つむぎは愚か者だと」

アンジー「でも神様は変装趣味で頭がおかしい奴でも許してあげるって。これでも更生の余地があるからだと」

アンジー「アンジーの作ったキーボ人形を壊した事は許してあげるから、ちゃんと掃除はしといてねー」

アンジー「偉大なる神様に感謝しなさーい」

そう一方的に言ったあと

アンジー「それじゃあ、ぐっばいならー」

と言って去っていった。と思ったら部屋に顔だけ出して

アンジー「つむぎー」

アンジー「残念だったねー」

と言って今度こそ本当に去っていった。


白銀「キェェェェェェェェ!!!」ダン!

そう言いながら白銀さんは潰されたキーボ人形をさらに叩きつぶした。

白銀「あのエセ宗教家がぁぁぁ!見てろよ!クソッがッ!」

真宮寺「やれやれ…一度信仰したものを偽者呼ばわりするなんてね」

真宮寺「いったい、どんなきっかけがあればそんなことできるんだろうネ」

真宮寺「ただ、そんな醜いところも人間って美しいよね」

王馬「ホントホント。でも、なんだか面白くなってきたね!」

王馬「白銀ちゃんもなんだかまだ満足してなさそうだしこれからも目についたキーボがいたら」

王馬「片っ端から破壊していくだろうね!」

最原(なんかアンジーさんは白銀さんを煽っているようにみえたんだけど…)

最原(実際、白銀さんめっちゃキレてるし…)

白銀「あいつ今に見てろョ…跪かせて泣いて詫びさせてやる…」ブツブツ

そしてなにかブツブツといいながら白銀さんもどこかへ行ってしまった。


真宮寺「ククク…さてとこれ以上やることはないし僕も帰るよ。」

真宮寺「最原くんはお掃除、がんばってね」

最原「え?」

王馬「そうだよー白銀ちゃんが掃除しないで帰っちゃったんだからその尻拭いは付き添いの最原ちゃんがやるべきだよ」

最原「なんで?君たちも付き添いじゃないか!」

王馬「違うよーオレたちは最原ちゃんの付き添いでただ白銀ちゃんの暴走を見たかっただけだから!」

王馬「ほら!オレ服汚れるの嫌いだし、頼んだよー」

最原「僕だっていやだよ!」

真宮寺「まあ、がんばってね。これ以上被害が起きないよう僕も祈ってるよ」

最原(これ以上どんな被害をこうむるってんだ…)


こうして僕はキーボ人形の後始末をする事になった。

そして僕は二度と白銀さんにかかわるまいと心に誓った。


学園のどっか

???「あのエセ宗教家め」

???「どこに隠しやがった…」

???「隠し方はわかっているんだ…あとは自然に破壊するだけ…」

???「黒髪で赤眼キャラを馬鹿にした恨みは絶対に忘れないからね」



次の日

この日僕は呼び鈴とともに起こされた。

ピンポーンピンポーンピンポーン

白銀「起きて起きて起きて起きて…」

ガンガンガンガン!

朝から白銀さんは僕を起こそうと必死になっているらしい。

最原「僕は何も聞こえない。何も聞こえない。何も聞こえない…」

枕で耳をふさぎ、僕は無視をする事に決めた。彼女が何に必死になっているのか知らないが、かかわりたくはない。

どうせ碌なことにならないんだ。

今の彼女は僕にとって災いをもたらす悪魔なんだ。

三十分ぐらいすぎるとようやく僕を呼び出す音はなくなった。

最原「少し時間をずらして食堂にいこう」



その後、しばらくたってから僕は辺りを見回しながら食堂へと向かった。

そこには僕とキーボ君以外は全員いた。

そういえばこの時間までみんな(食事をしないロボットを除く)が集まっているのは珍しいな。

白銀「あ…最原くんがやっときた」

最原「ああ…うん…」

あんまり目を合わせないようにしよう。

アンジー「しゅういちーつむぎと目を合わせない方が良いよー」

するとアンジーさんが話しかけてきた。

夢野「そうじゃ!アンジーから聞いたぞ。また、アンジーの作った人形を壊したらしいのぅ」

ゴン太「白銀さんがまさかこんな野蛮な人だったなんて…」

アンジー「まーまー誰がどんな神様を信じるかは勝手だから」

夢野「さすがアンジーじゃ、懐が深い」

アンジー「ただ、アンジーの神様と違って、どうせ奇声をあげながら弱いものを一方的にいじめる神様だから関わっちゃダメだよー」

ゴン太「うん、わかった。ゴン太は紳士だから弱いものいじめする人は許せないからね」

ゴン太「でも、やっぱりそんな白銀さんを止めたいよ…」

アンジー「アンジーの神様もそうしたいけど自分で足を踏み外したから自分で更生しなきゃダメだって」

ゴン太「なるほど…神様はよく考えてるね」

最原「と、とりあえず参考にしとくよ…」

アンジー「そうだよー終一だったら言ってくれればすぐに生徒会にいれるからねー」

最原「それより、こんなに食堂に集まっているなんて珍しいね」

最原(とりあえず、話を変えないとまた白銀さんが怒り出しちゃうよ…)



百田「それはな…いきなりモノクマが来てなにやら発表があるって…」

モノクマ「お!ちょうど今最原君を呼ぼうとしたところなんだよ!」

最原「あれ?モノクマーズはどうしたんだよ。ハゲも直っているし…」

モノクマ「あいつらはもうリストラだよ、そんな事よりこれからみんなにやってもらいたいことがあります!」

転子「きっとまた面倒なことを言うつもりなんですよね」

夢野「うーん、メンドイ」

ゴン太「学園の平和を脅かすようならゴン太ゆるさないから」

入間「能書きはいいからさっさと話やがれってんだ!オレ様の貴重な時間を無駄にするんじゃねー」

アンジー「そうだねー神様も早く教えろって言ってるよー」

ゴン太「神様の言うことなら従わないとね」

夢野「そうじゃ。モノクマ早く言うんじゃ」

モノクマ「全くー最近の子供はせっかちなんだからー」

モノクマ「それでは発表します!」

モノクマ「これから皆さんには学園に仕掛けられたキーボの蝋人形を破壊してもらいます!」

モノクマ「名づけて『キーボ破壊大会』!そのまんまだねー」


最原(なんでモノクマはこう都合よくこんな事言い始めるんだ?)

モノクマ「えーアンジーさんが作成したキーボ人形がこの学園内にあっちこっちに仕掛けてあります」

転子「ちょっと待ってください!せっかくアンジーさんが作ったものを勝手に破壊させるんですか!?」

モノクマ「えーだって置いてあるだけで邪魔なんだもん。ちょっとは数を減らさないとダメだよ」

モノクマ「一応モノクマーズも少しはキーボの蝋人形つくったから許してね」

アンジー「まあコロシアイに発展しないならいいかなー」

転子「いいんですか!?」

入間「へっ!どうせ断れやしねぇんだ」

アンジー「おっ!アンジーさんからの許可ももらったところで話を続けるね」

モノクマ「キーボ人形はみんな一体は破壊するように。ちゃんと僕はみているからね」

モノクマ「そしてたくさん壊した人には豪華商品があります!」

王馬「おお!豪華景品ってなんだろう?」

入間「オレ様が満足イクしろもんなんだろうな!?」

モノクマ「それは秘密だけど、期待していいよ!」

モノクマ「あと、キーボ君は参加させないから、自分と瓜二つなものが破壊させるのって気分悪いでしょ?」

モノクマ「僕はロボに気を使えるクマだからね。そこは配慮しとくよ」

最原「だったらこんな企画しなければいいのに…」


真宮寺「一応聞くけど…これは昨日あった出来事になにか関係はあるのかい?」

モノクマ「いや一切ありません!クマは嘘つかない!」

最原(うーん、絶対関係あると思うけど、どうやらモノクマは認めたくはない様だな)

真宮寺「ククク…まともに聞いても答えてくれるとは思ってなかったけどね」

王馬「まあ、ツマンナイけど今回はモノクマに踊らされてあげようかな?」

百田「ちょっと待て!どうしてやる流れになっているんだ!」

百田「キーボの蝋人形の破壊ってそんなことキーボに対して申し訳なくて出来ないだろ!」

モノクマ「ええ?やらない人はオキオキだよー別に本物をやれってわけじゃないのに…」

モノクマ「ちゃんと言う事聞いてよねっ!」

百田「だとしたって…終一はどう思う?」

最原「僕もキーボ君には申し訳なく思う…けどオキオキはされたくはないから参加するかな?」

最原「もちろん、本物のキーボくんだったら絶対にやらないけどさ。蝋人形だしね…」

最原「キーボ君はわかってくれると思う。それでも次にあったら謝るけどね」

百田「終一…」


王馬「そうだよ解斗ちゃん!そんなしらけること言っちゃダメだよ!」

王馬「オレだって本当はやりたくないけど心を鬼にしてやるんだからね…」

百田「フン…それもお前の嘘だろ」

王馬「それにやる気になっている人もいるし水を差しちゃダメだよ」

入間「よっしゃー!バンバン破壊して豪華景品をオレ様がゲットしてやる!ひゃーひゃっひゃっひゃ!」

白銀「コワスコワスコワス…」ブツブツ

最原(白銀さんはまだ良いとしても、入間さんは本当にどんな育ち方をしたんだろう)

王馬「あれ?暗殺者さんはこういうのはやる気でないの?やっぱり本物じゃないと満足できないかな?」

春川「……………」

百田「王馬!春川をちゃかすのはやめろ!」

王馬「はいはい、こんなんで恨まれて殺されちゃあかなわないからね」

モノクマ「みんな納得できたところで始めるよ」

モノクマ「それじゃあスタート!」

真宮寺「ククク…白銀さんがどんな行動をするのかじっくりと観察させてもらうヨ」


今回のキーボ破壊大会はオシオキを受けたくはないから参加した人がほとんどだった為、

優勝の行方は最初から白銀さんと入間さんに絞られた。

入間さんは即座に作った蝋だけ溶かす熱さの火炎放射器で次々と溶かしていき、

白銀さんは両の手に持った鉄球でキーボ人形の頭を叩き潰す

形にとらわれないやり方で次々と破壊をしていった。

それを見たみんなの感想が以下の通り

春川「人を殺した事がある私にはわかるよ。あれは一度鉄球で殺した事のある人間だね」

百田「ただ、今は暴走しているだけでいつかは戻ってくれると信じているぜ!」

転子「白銀さんがあんな女子だったとは…男死みたいな行動するなんてショックです!」

真宮寺「信じる神の為なら、なにをしてでもやってやろうとする気概を感じるネ。本当にうつくしいよ…!」

ゴン太「信じられないよ…入間さんはもう諦めたけど白銀さんは元にもどって欲しいよ」

夢野「んあーあれが神様に見捨てられた者の末路か…」

アンジー「にゃははははー神ってるー」

王馬「いやーオレも優勝狙おうとしたけどあの二人と一緒にされるのは御免だね!諦める事にするよ!」

こうして、ほとんどのキーボ人形が片付いた…


モノクマ「それでは現在の順位を発表します!」

モノクマ「って言っても二人しか戦っていないんだけどね!」

モノクマ「二位は入間さん!一位は白銀さんです!」

入間「くっそーオレ様が一位じゃないのかよ!」

白銀「ふざけやがってー」

最原「なんで白銀さんも悔しがっているんだろう?そこらへん民俗学的にどうですか?真宮寺君」

真宮寺「うーん、昨日から見ている限り白銀さんの目的は優勝ではないからネ」

真宮寺「何か別の…大事なものの為にやっているのかもね」

モノクマ「ここで重大発表です!なんと美術部の研究教室にあるキーボ人形を破壊すると1000キーボポイントがもらえます!」

夢野「んあーバラエティ番組によくある展開じゃのう」

王馬「うわー一番やっちゃいけない奴だよね。つまらなくなるから」

入間「よっしゃあ!優勝はオレ様のもんだぜっ!」

アンジー「あれれー?それは大事な奴だから壊されると困る奴だよーそれはやめてね」

白銀「!うおおおおおぉぉぉぉぉ!!」

王馬「よし、ここまできたら優勝は誰がなるか見届けよう!」

真宮寺「クックック、もちろんだヨ」

アンジー「神様も二人を追いかけろって言ってるよー」

ゴン太「そうなの?それじゃあ追いかけないと!」

二人はダッシュで美術部の研究教室へと向かい、僕たちも追いかけた。

美術部の研究教室


入間「よっしゃ!一番乗りだ!」

白銀「見つけてやるーー!」

研究教室へは二人が先にたどり着き

王馬「いやーみんな早いね!」

真宮寺「さあ!最後まで見届けるヨ」

転子「さあ!優勝はどちらになるんですか!」

アンジー「楽しみだねー」

春川「…」

ゴン太「夢野さん大丈夫?」

夢野「大丈夫じゃ、おぶってくれてありがとな、ゴン太」

最原(なんだかみんなもりあがってないか?)

他のみんなも続々と駆けつけた

入間「さーてどこにキーボの人形があるのかな?」

と入間さんが部屋を探していると…

白銀「フンッ!」ブン!

ガン!

入間「グエッ!」

突如、白銀さんは入間さんを後ろから鉄球で殴った。

この瞬間、みんなドン引きである。

白銀「邪魔しないでね」


白銀さんはゆっくりと探していく。

人形には一つ一つ白い布がかぶさっており、それを一枚ずつ剥いでいく。

そして…

白銀「ついに見つけた…」

ついにキーボ君の人形を見つけた。

まるで親の仇を見つけたかのような台詞をいいながら。

白銀「最後のは記念にこれで壊そうかなww」

そう言いながら取り出したのは民俗学者の研究教室にある日本刀だった。

真宮寺「あ、それは貴重なものだからやめ…」

白銀「てい!」

真宮寺君の制止もむなしく白銀さんはキーボ人形を切りつけた。


ボト!

キーボ人形の頭と胴は分離し、頭が床に落ちた。

真宮寺「貴重な刀が!神経を抜き取るヨ!あやま…」

百田「あれ?そんなことよりこの人形おかしくないか?」

真宮寺「そんなことってなんなのサ!あれは貴重な物で…」

白銀「あれれ~?これは何かな~wwwwww?」

最原「あれ?本当だ。中身が鉄っぽいけど?」

転子「本当ですね!なんででしょう?」

白銀「へへへwwこれって中身キーボ君じゃないですか~wwwwwwwwキーボinキーボじゃないですか~wwww?」

白銀さんはいきなり上機嫌になり、キーボ人形の頭を持ち上げた。

百田「嘘だろ…」

真宮寺「へえ…これは…」

ゴン太「?」

春川「…」

白銀「なんでこんなとこにいるんですかねーwwもしかしてアンジーさんがキーボ君を殺害したの?」


夢野「どういうことじゃ?アンジー」

転子「どうなんですか?」

ゴン太「?」

王馬「それは無理があるよね!」

白銀「いやいやwwだって、これらのキーボ人形を作ったのってアンジーさんとモノクマーズなんだよねww?」

白銀「モノクマ達は殺人に関与しないとなれば、残るのはエセ宗教家しかこれを作れた人はいないってことになっちゃうんだよww」

白銀「それにもし偶然にもアンジーさんがキーボ人形を作っている事を知って、犯人が罪を着せようとしても、このクオリティのキーボ人形を作れる人はいないんじゃないかなww?」

最原「でもそれは…」

夢野「なんじゃと!アンジーが殺人をしたというのか!?」

白銀「でもでもーwwこんな状況証拠じゃどうにもならないでしょww」

白銀「ほら!謝れよ!キーボ君を[ピーーー]なんてひどすぎでしょ!大切な生徒会の仲間だったんだろ!」

白銀「あと私を馬鹿にしたことと黒髪で赤眼キャラを馬鹿にしたことも謝ってもらおうかなーwwww」

白銀「跪いてさ!詫びろよ!さあ!」

白銀「はっはっはっはww」

アンジー「その前にさー何でつむぎはそれがキーボだと思うのかな?」

白銀「はあwwww?言い逃れですかwwww?ここにキーボ君がいないし蝋人形の中にキーボの体が入っているんじゃそう思うのは当たり前ですけどwwww?」

アンジー「いやいやー誰もそれは死体と思っていないはずなんだけど、何で死体と思ったのかなー?」

白銀「は?こんなんどう見たってキーボの死体じゃん!」

白銀「頭おかしくなったんですかww?」

最原「それは違うぞ!白銀さん!」

白銀「え?」

最原「なぜなら…」

アンジー「だって『死体発見アナウンス』が鳴っていないんだよ?誰もそれを死体と思う訳ないんだー」

白銀「あ…あれ…そういえば?」

最原(アンジーさんに先を越された…僕の探偵要素が…)

王馬「そうそう、アナウンスが鳴っていないのにいきなり死体だとかびっくりしちゃうよー」

王馬「ねーみんなー」

夢野「そうじゃ!なのにいきなりアンジーのことを殺人者扱いにするなんて失礼じゃぞ!」

転子「はい…キーボの死体がどうとか…訳がわかりません」

百田「そうだよな!いきなり死体とか言うんだもんな!」

真宮寺「ククク…口が滑ったようだね」

ゴン太「?」

最原「ゴン太くん、あとでじっくり説明してあげるね」


白銀「だ…だってキーボ君の首がここに…」

春川「それは切った表面しかないじゃない」

白銀「でも実際にここにキーボ君にすごく似たロボットがあるんだよ!」

アンジー「えー?そんなものはないよー」

アンジーさんは入間さんの使っていた火炎放射器でキーボ人形を溶かすと

現れたのは鉄の人形のようなものでキーボ君とはかけ離れていた。

真宮寺「おや…また口が滑ったみたいだね…」

アンジー「あれれーなんでつむぎは中に本物のキーボが入っていると思ったのかなー?」

アンジー「そんなの…神様に聞くか…」

アンジー「学園内を全て把握できる…」

アンジー「この学園の黒幕じゃないとわからないよね?」


百田「この事件の黒幕だとぉ!?」

転子「うええええええ?」

夢野「なんじゃ、そうだったのか?」

真宮寺「面白いことになってきたネ」

ゴン太「え?そうなの?」

最原「ちょっとそれは飛躍しすぎじゃ、アンジーさん?」

アンジー「そうとしか考えられないって神様も言ってるよー」

アンジー「だってキーボは実際にアンジーが殺しちゃったし…」

最原「ああ…そこは事実なんだ…」

真宮寺「衝撃の事実だネ」

白銀「ほら見ろ!やっぱりキーボは」

アンジー「なら、どうしてつむぎはそれを知っているのかなー?」

アンジー「だってアンジーが殺したのはこの部屋で、部屋には鍵がかかっていたから覗きもできないし…」

アンジー「実際、一度キーボを蝋人形に隠したけどそれを知っているのはおかしいんだよー」

アンジー「私が殺したと思ってもね…」


白銀「フフフ…」

王馬「どうしたの?何か反論はないの、白銀ちゃん?」

真宮寺「ククク…言い返して醜くも抗うところが見たい気もするけど…どうなの?」

白銀「あー失敗しちゃったwwはいはーい!私が黒幕でーすwwww」

最原「まさか本当に…」

最原(僕が何もせずにあっさり見つかるなんて!)

白銀「自然に振舞っていたし、逃げ切れると思ったんだけどなぁ」

最原(絶対に自然ではなかったよ。悪魔にとりつかれたかと…)

白銀「聞きたい事あるんだけどww?本物のキーボはどこなんww?」

アンジー「えーと…キーボをノミで細かく砕いた後、液体の蝋に入れて固めて…そこにある蝋の塊に混ぜてあるよ。濁っているからわからないよねー」


百田「ひ…ひでぇな…」

真宮寺「証拠を隠すために人…ロボットの仲間を砕くとは…さすがアンジーさんだネ」

白銀「ふーん…どうやって私に気がつかれないようにしたの?」

アンジー「そこに倒れている人にお願いした便利な発明品のおかげだよ」

アンジー「何かしらの方法で覗いている事は最初から予想してたからねー」

白銀「ああーなるほどーwwじゃあこのキーボもどきもそいつのおかげってわけねwwww」

アンジー「にゃははははーせいかーい」

白銀「ふふww次の参考にするねww」

春川「次?そんなものアンタにあるわけないじゃん」

春川「1対10…さっさと投降しなよ」

最原(倒れている入間さんをカウントするのはやめようよ…)

ゴン太「そうだよ!はやく謝ったほうがいいよ。そうしないと…」

ゴン太「みんなを守るためゴン太ががんばって白銀さんを捕まえるよ!」

夢野「そうじゃ。おとなしくせい!」

転子「そうです!いくら女子でも転子は手加減しませんよ!」

王馬「こんな形で学園生活が終わっちゃうなんてね!」

真宮寺「貴重な刀の恨みもあるし…僕も手加減しないヨ」

白銀「いや、次はあるよ…」

白銀「こんなこともあろうかと…………緊急で作った……」

そう言うと白銀さんは隠し持っていた思い出しライトのようなものを取り出した。

白銀「この『最近の記憶改変ライト』でね!」


最原「えっ?何そのライト?」

夢野「『思い出しライト』とはどうちがうんじゃ?」

転子「まさか!すごく思い出すとか?」

白銀「まー簡単に言うと最近の記憶がなくなってまた学園生活に元通りになるライトだよ!」

白銀「実を言うと、この学園生活を見ている人がいてね。その人たちのために仕切りなおすわけ!」

白銀「あと、その人たちが様子を見るためのカメラがキーボ君に内蔵されていたんだけど」

白銀「いなくなったその埋め合わせで、最原君は探偵からカメラマンにジョブチェンジします」

白銀「裁判ではせいぜい隅っこでみんなの邪魔をしないよう目立たず陰キャラでいてね」ニコ

白銀「探偵の癖に美術部に黒幕を暴かれる能無しはね!」

最原(なんでボロクソ言われないといけないんだ…)

白銀「そしてアンジーにはオシオキを受けてもらうためにクロになってもらおうかな!」

白銀「あとアンジーさんもキャラチェンジして私の下僕にするから!覚悟してね」

百田「んなことさせるかよ!春川!ゴン太!あいつにライトのボタンを押させるなっ!」

春川「もちろん!あいつにはライトをつけさせないっ!」

ゴン太「わかったよ!ゴン太がんばる!」

白銀「いいや!限界だ押すね!」

その瞬間、ライトの明かりに包まれた。


白銀「やった!成功したぞ!」

最原「……………………」

百田「……………………」

王馬「……………………」

春川「……………………」

夢野「……………………」

ゴン太「……………………」

真宮寺「……………………」

転子「……………………」

アンジー「……………………」

入間「」

白銀「えーっと、それじゃ超高校級のカメラマンの最原くん。このカメラを持ってもらえるかな?」

最原「いや…………僕は超高校級の探偵だけど…………」

白銀「えっ?」

百田「どういうことだ?記憶を失ってないぞ?」

春川「私も記憶を変えられたようには思えないけど」

転子「何がどうなったんですか?」

ゴン太「?」

王馬「原因はわからないけど記憶の改変に失敗しちゃったんだね」

入間「」

アンジー「これも神様のおかげだね!」

真宮寺「まあ、そういうことでもいいけどね」

白銀「どうして…………なんで記憶が改変されないの…………?」

モノクマ「お答えしましょう!」ヒョイ

白銀「モノクマ!」

そう言うとモノクマがキーボ君の髪の毛の一部っぽいものを装着した状態で出てきた。

モノクマ「うぷぷ。キーボ君のアンテナが壊れちゃったからボクが作って着けてみたの。似合うでしょ~」

最原「そうなんだ……」

最原(似合ってない)


白銀「そんなことよりどういうこと?どうして記憶改変されないの?」

モノクマ「それはね白銀さん。内なる声がそれを求めていないからなんだよ」

モノクマ「発表しまーす!これが内なる者達の声でーす!」

『白銀行動不自然すぎるだろ。鉄球で殴るなんて効率悪すぎだろ』

『これからどうなるか楽しみだったのに…白銀暴走でシラけた』

『別にキーボいらないからそのまま学園生活送ってもよかったわwwアンジーちゃんの方が大事』

『白銀の行動が常軌を逸している。怖い。入間ちゃん殴るな』

『お前首謀者だろ。ロンパせーや』

『俺たちのダンガンロンパ返せよ』

『黒幕バレバレ。逆に違うんじゃないかと思ったくらい。いや、アンジーがすごいのか?神ってるー』

『シリーズすべてやったけど三章で黒幕バレとは…おっちょこちょいめ!』

白銀「そ……そんな」

モノクマ「これ以上ゲームの黒歴史は作りたくないので勝手なことはやめさせてもらいます!」

モノクマ「やれやれ、途中まではいい出来だったのに……結末がクソなだけでゲームの評価はガラっと変わるもんだねー」

白銀「ううっ……」

モノクマ「はいはい!というわけでこの学園生活も終わりー」

モノクマ「みんなもこの学園を出てっていいよー僕たちはまた新たな学園生活を作るために忙しいしねー」

モノクマ「それじゃ、ばいば~い」

そういってモノクマはどこかへ行ってしまった。


その後、白銀さんはうずくまったまま動かなかった。入間さんは一応息してた。

また暴れる可能性もあるが害はないと思ったので放っておき、僕たちは学園をでた。

結局、なんでこの学園生活を始めたのか、これを見ている人は誰なのか、葬式ってなんだったのかなどいろいろ疑問は残るが

僕たちは夢にまで見た学園脱出を成功させたのだ。

ただ、これは全てアンジーの神様のおかげという事を忘れてはいけない。

キーボ君の遺体を隠そうとし、そこから黒幕をあぶり出したおかげで脱出できたのだ。

それら全てはアンジーの神様のお告げのおかげである。

僕は神のお告げにより、キーボ君を忘れないため、

真宮寺君に塩で清めてもらった後、キーボ粉を蝋から取り出し、ビンに詰めて(少量)

それをキーボ君の遺体として大切に持ち歩くことにした。他はリサイクルした。

ありがとう神様。さようならキーボ君。

僕はこれから一生アンジーさんについていき、神様を信じることにした。

アンジー「神様がちゃーんと終一を見守っててくれるからね」

アンジー「ピアノ大好きで胸囲90cmではなく…白い髪に黒い肌のアンジーに似た神様がさ」

最原「うん…僕はいつまでもアンジーさんと一緒にアンジーさんの島で暮らすからね!」


おわり

最後まで読んでくれてありがとうございました。
レスしてくれた方もありがとうございました。励みになりました。
読み返して思ったんですがネタ切れしてきたので2章の話はじっくり考えて作るか考えます。
HTML依頼してきます。ありがとうございました。

赤松は

赤松「キーボ君に自作の曲を聞かせたら動かなくなった・・・」

とかかな?(どんな曲だ)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom