フレデリカ「テーマパークごっこ」 (20)

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フレデリカ「テーマパーク欲しいよねー?」


杏「いや、いらないよ」


肇「振り雑過ぎません?」


フレデリカ「えっとねー、さっきテーマパーク特集やっててね」


文香「とても楽しそうな場所でしたので…」


肇「見てると行きたくなりますよね」


フレデリカ「アタシ達も開設したいなーって」



杏「普通そうはならないよ」


フレデリカ「でもほらー、あったら楽しいと思わない?」


杏「費用」


文香「現実的な問題は、考えないものとする」


杏「いやそこ考えないとダメでしょ」


フレデリカ「物理法則も考えないものとする!」


杏「殆どのアトラクション消えるよ」


肇「取り敢えず、どういったテーマパークにするか決めましょう」


杏「なんで乗り気なのさ」



文香「全てフードコートのアトラクションパークと言うのは如何でしょうか…?」


肇「アトラクション要素あるんですか?」


フレデリカ「食券機の代わりにガチャ置いてみればいいんじゃないかなー?」


文香「食事すらもスリリングに楽しめる…悪くないですね」


杏「一等、焼肉食べ放題!」


フレデリカ「五等、フランスパン!」


肇「食事くらいは普通に食べさせて下さい」


文香「五等チケットを10枚集めると、焼肉食べ放題に…」


肇「なりませんから。と言うかやりませんから」


フレデリカ「今ならお得なセット販売も!」


肇「ありません」




杏「そもそもテーマパークって言ってたけど、何かテーマ統一するの?」


フレデリカ「んっとねー、Fの付くものにしよっかなーって」


文香「…クマのフーさん…?」


肇「パクリ臭凄くありません?」


フレデリカ「ファインディングニ


杏「それはアウト。ヤバイ所にケンカ売らないでね」


肇「ふ…ファリーポッターなんてどうでしょう?」


杏「一つ前の自分のセリフ思い出せ」




フレデリカ「後はいっぱいフルーツ食べたりしたいよねー」


肇「フルーツ狩りも、なかなか魅力的ですね」


文香「舟盛り…フリードリンク…」


杏「取り敢えずアトラクション考えない?」


フレデリカ「お化け屋敷!」


杏「お、割とまともな」


肇「茄子さんに協力して貰えれば、本格的なものが作れそうですね」


フレデリカ「参加者はみんなさっきの5等チケットが渡されててねー」


杏「落としたり失くしたらリタイア的なやつ?」


肇「そこに、空腹状態の文香さんを数体放流します」


杏「リアル鬼ごっこじゃん」


文香「私をなんだと思っているんですか…」





フレデリカ「あとはねー、フリーフォールとかかなー」


杏「アトラクションも全部Fで統一なんだね」


文香「そんなアトラクションに乗っていては…落ち着いて、食事ができませんが…」


杏「アトラクション中は飲食禁止しようよ」


肇「乗客の皆さんには、五等チケットを持って頂いて…」


フレデリカ「そこにお腹の空いた文香ちゃんを」


杏「逃げられない恐怖」


文香「ですから、私をなんだと…」




フレデリカ「フリーフォールって結構怖いよねー」


肇「安全だと分かっていても、やっぱり怖いものは怖いですからね」


文香「……?」


肇「文香さん。その、肇さんなら落ちたところで怪我しませんよね?みたいな表情やめて貰っていいですか?」


文香「失礼しました。陶器を落とすのは流石に怖いですか…」


肇「私の作った湯飲みがその程度で壊れるとでも?」


杏「いやまず持ったまま乗るなよ」



フレデリカ「あとはねー…うーん…」


杏「アトラクション二つのテーマパーク」


文香「落ち着いて、専念出来ますね」


肇「食事に、ですか?」


文香「読書に、です」


杏「テーマパーク来てるんだから遊べよ」



肇「そもそも、テーマになってるんですか?」


杏「じゃあ普通にアトラクションパークにしてある程度方向性決めればいいんじゃない?」


フレデリカ「SF系がいいなー」


杏「フレデリカちゃんのことだから少し不思議、とか?」


フレデリカ「サティスファクション!」


文香「最高のFをあなたに…」


フレデリカ「お前も笑顔にしてやろうか!」


杏「お化け屋敷とフリーフォールだけじゃ満足できないし笑顔になれないよ」



フレデリカ「あ、あと船とか欲しいねー」


杏「手漕ぎボートとかスワンボートみたいなやつ?」


肇「いいですね。カップルからファミリーまで楽しんで貰えそうです」


文香「船に揺られてのんびりと読書…悪くありません」


杏「文香ちゃん割と酔うじゃん」


フレデリカ「その船に文香ちゃんを」


杏「放流しないで」


肇「では、池の方に」


杏「サメ映画じゃないんだから」



フレデリカ「フリスビー、フラッグ、不思議の国の…」


杏「Fで統一って無理があると思うけどね」


肇「でしたら、係員は全て名前にFがある方だけにしてみたらどうでしょう?」


杏「それする意味ないしお客さんまったくたのしくないでしょ」


文香「では、入場可能なのは名前にFがある方のみにすれば…」


杏「なんで元から誰もこなさそうなのに余計客減らすのさ」


フレデリカ「そもそもテーマパーク作るお金ないもんねー」


文香「杏さんは、何を真面目に考えているんですか?」


肇「所詮空想なんですから、適当でいいんですよ?」


杏「殴っていい?」



肇「仕方ありませんね。私が陶芸体験教室を開きます」


杏「お、わりと実現できそう」


フレデリカ「じゃーフレちゃんはトークショーかなー」


文香「私は、本の読み聞かせを…」


杏「…全部さ、いつも普通にやってるじゃん」


肇「……!」


文香「……!」


フレデリカ「……!?!?!!?!!?」


杏「いや、気付けよ。あとフレデリカちゃんは何も考えてないでしょ」


フレデリカ「感嘆符で太鼓の名人ごっこしてた」



杏「そう言えばエンドリ来たね」


文香「杏さん、話を逸らすのは止めませんか?」


肇「いつもそうやって話が進まないんですから」


杏「…杏抜きで会話してみる?成り立たないよ?」


フレデリカ「おっと!それはアタシ達をバカにしてるのかなー?」


文香「余裕ですよ…ふふっ、杏さん抜きで完璧な遊園地計画を建ててみせます」


肇「あまり、私達をバカにしない事です」


杏「それじゃー決まったら呼んでね」



~2時間後~


杏「割と真面目に話してたみたいだけどどーなった?」


フレデリカ「夕飯は豆乳鍋!」


杏「2時間かけて何話してたのさ!」


爆死記念
カウントミスなければこれで80話目です
お付き合い、ありがとうございました

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