安部菜々「ホワイトデーですか!」 (17)

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安部菜々「お正月ですか!」

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ライラ「菜々さんー。この間はありがとうございましたですよー」

菜々「あら、どうしましたか? ライラさん」

ライラ「バレンタインデーにお菓子を貰ったお返しでございますですよ」

菜々「ああ! みんなに配ってるんですからそんなに気にしなくても良いんですよ」

ライラ「いえいえー。あれがなければ飢えていたかもしれませんですよ」

菜々「えっ……そんなギリギリの生活を?」

ライラ「チョコレートはカロリーが高くて良いでございますねー」

菜々「そんな……世の中の女性が聞いたら怒り狂うようなことを……」

菜々「ライラさん! お腹が減ったらいつでもウサミン星に来てくださいね! ご馳走しますよ!」

ライラ「おー。やはり菜々さんは優しいでございますね」

菜々「当然ですっ! これでもナナはお姉さんですからもっと頼ってください!」

ライラ「ありがたやー。でございますね」

菜々「ちょっと違うような……まあ良いです! で、お返し開けても良いですか?」

ライラ「もちろんでございますよー。喜んでもらえると嬉しいですが……」

菜々「んー……あっ、ハンカチですか! ありがたく使わせて貰いますね!」

ライラ「それならよかったのですよ。ライラさんもお気に入りのやつです」

菜々「ライラさんのよく使うメーカーのなんですか? 結構高そうなんですけど……」

ライラ「ドバイのお店からお取り寄せでございますです」

菜々「え”っ……これ……いくらくらいですかね……?」

ライラ「お得意様だからサービス、らしいですからよくわからないですよ」

菜々「そうですかー……」

菜々(なんか……ナナの服より高そうなんですけど……)

ライラ「ぜひ使って欲しいです」

菜々「そ、そうしますねっ♪」

ライラ「イヴさんと相談して選んだのですよ。イヴさんも渡しに来ると思いますです」

菜々「でもまだ事務所にもいませんし……寝坊ですかね?」

ライラ「またでございますかねー?」

菜々「どうでしょう?」

ガラガラ!

イヴ「すみません~! 遅れました~!」

菜々「おはようございますっ。気をつけてくださいね♪」

ライラ「おはようでございますよー」

イヴ「うう……菜々さんへのプレゼントを考えてたらあまり眠れなくて……」

菜々「そ、そんなに気を使わなくて大丈夫ですからね? ね?」

イヴ「はい~……あっ、でもきちんと用意出来ましたよぉ~」

ライラ「結局何を買ったのでございますか?」

菜々「その後ろの荷物ですか?」

イヴ「そうです~! ブリッツェーン! 持ってきてー!」

ブリッツェン「ブモッ!」ズリズリ

イヴ「じゃーん♪ サンタらしくスノードーム持ってきましたぁ!」

菜々「おおっ! ……おおっ? ……大きくないですか?」

ライラ「展示するようなやつですねー」

イヴ「せっかくですから大きいものを~♪」

菜々「限度がありますよね!? 持って帰るのにもひと苦労なサイズじゃないですか!」

イヴ「そこは大丈夫ですぅ! ブリッツェンが運んでくれますよぉ~」

ブリッツェン「……ブフッ……」

菜々「ブリッツェン……大丈夫です。ナナが持ち帰ります!」

ライラ「このサイズなら部屋が豪華になりますねー」

イヴ「ですよねぇ! 綺麗ですよ~♪」

菜々(この二人の実家ならちょうどいい大きさなのかな……)

菜々「ま、まあ、ありがとうございます! 大切にしますね!」

イヴ「そうしてください~!」

ライラ「菜々さんー」

菜々「はい? どうかしましたか?」

ライラ「プロデューサー殿からは何か貰いましたですか?」

菜々「いえ、まだですけど……」

イヴ「あれ? あんなに張り切ってたのにどうしたんですかね~?」

ライラ「まだ迷ってるのでございますかね?」

菜々「ほ、ほら! プロデューサーさんはみんなからチョコ貰ってましたからね。きっとお返しにまわるにも一苦労なんですよ」

イヴ「事務所の前でプロデューサーさんがお菓子配ってましたよぉ?」

ライラ「ライラさんはもう貰いましたですよー」

イヴ「私もですぅ~♪」

菜々「え、ナナの分は……?」

ライラ「きっと特別なものをくれるのでございますねー」

菜々「プッ、プロデューサーさんから……特別なお返し……」

イヴ「おめでとうございますぅ~!」

ライラ「良かったでございますねー」

菜々「ま、まだ油断したらダメですよ! あの人のことですからまた私だけギャグみたいなものを……」

コンコン

P「菜々さんいるー?」

ライラ「おー。来ましたよー」

イヴ「今開けますね~!」ガチャッ

モバP「ありがとう、イヴ。菜々、はいこれ」

菜々「ありがとうございますっ」

モバP「いやいや、こちらこそありがとう」

菜々「二人に聞いたんですけど……ナナの分は特別……なんですか?」

モバP「……特別だな。そんな大層なものじゃないけど自分で作った」

菜々「えっ。いや、そんな……ありがとうございます」

モバP「その……この前の仕事で無理させちゃったみたいだからさ」

モバP「やっぱり体を大切にして欲しいと思ってな。大切に使ってくれ」

菜々「そうですか……その……」

菜々「いや女の子に腹巻きはないでしょう……」

P「えっ、ダメか? ウサミン・ザ・シークレットを見て必要かなって……」

菜々「いやヘソ出しは確かに辛かったですけど! もっとこう! 甘い何かを!」

P「スニッカーズならあるぞ?」

菜々「そうじゃなくて!!!」

イヴ「まあまあ、落ち着いて~」

ライラ「どうどう。でございますよ」

P「おう。じゃ、仕事に戻るなー」

菜々「あっ、まっ、待ってー!」

菜々「期待したナナが間違ってましたよ……」

イヴ「まあまあ……落ちこまないでください~」

ライラ「来年もあるのですよー」

菜々「ううっ、そうですね。頑張るぞー!」

イヴライラ「ウサミーン!」

菜々「ファイト、オー!」

3/15

菜々「やっぱりスノードームは部屋に入りませんでしたよ! 6畳には大きすぎましたね!」

イヴ「それでここに~?」

ライラ「おお~。綺麗ですねー」

菜々「エイリアンズの部屋もどんどんおしゃれにしちゃいましょうね!」

イヴ「半纏の掛けられた雀卓とポケモンの乗ったコタツと巨大スノードーム……」

ライラ「おしゃれではないですねー」

菜々「い、良いんですよ! これからどんどん可愛くするんですから!」

イヴ「ろくなことにならないと思いますけど~……」

終わりです
依頼出してきます

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