全裸の勇者とタンスで世界救った話をする【シル幻】 (12)




エシュター、ちょっと聞いてくれないか?壮大な夢を見たんだ。



一日一レスくらい、ゆっくり投稿できたらいいなと思ってます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489489882

語り部…アルバート

根暗片目のむっつり




聞き人…エシュター

発言があるかは未定。主人公補正のある見聞録主人公


勇者…アアアア

超人。魔王20体相手に善戦する。
尚トーテムはスケイル(水龍♀)



アルバート「そう、とても壮大な夢だったんだ。」

エシュター「こんなおお事になってるのに何をいっているんだ」

おお事…?


………あれ、なんでこここんな白いんだ?

アルバート「おい貴様、ここはどこだ?」

エシュター「病院だよっ!」

エシュター「何も覚えていないのか!?」

アルバート「……すまない、夢の内容は鮮明に覚えているのだが…」

エシュター「……」

エシュター「……//」

アルバート「待てっ、待て貴様っ!俺が寝ている間に何があった!?」

エシュター「な、なにもなかったよ…」

アルバート「なんだ?そうなのか?」

アルバート「まるで恋した乙女のような赤面っぷりだったが…」

エシュター「なんでもないったら何でもないんだっ!」

アルバート「そうか…ならいいのだが……」

アルバート「………」

アルバート「そういや、どうして俺はここにいるんだ?」

エシュター「(僕の反撃で)けがをして気絶していたんだよ」

アルバート「気絶程度で病院に運んだのか?」

アルバート「家も病院も変わらないだろう。貴様は本当に医者を目指しているのか?」

エシュター「始めはそうしたさ」

アルバート「始め……?」

エシュター「アルバート、君は5日間も気絶していたんだよ」


アルバート「そうそう、俺は5日間の冒険の夢を…」

アルバート「なんだってっ!?」

エシュター「5日間だよ」

エシュター「…冒険?」

アルバート「五日間も意識が戻らないとは…」



鷲「アルバートよ」

鷲「記憶は残っているか?」

アルバート「我がトーテムよ、夢のことか?」

鷲「夢じゃないぞ」

アルバート「……」

鷲「夢じゃないぞ」




アルバート「ガビーーーーン」

エシュター「ど、どうしたのアルバートっ?」



※注意事項
このssには豊富な見聞録要素、見聞録ギャグが含まれております。
ssを読む際は見聞録の画面を意識しながら見てください。
あとまだ夢の内容には入れません。

アルバート「………」

エシュター「まあ、昏睡状態の患者がどんな夢を見るかはよくわかってないからねー」



梟「おいエシュター」

エシュター「どうしたアホフクロウ」

梟「ちょっとあっちはトーテムとはしゃいでいるぞ」

エシュター「そんなこと言われても」

エシュター「頭ん中覗けるわけじゃないんだから」



エシュター「アルバート」

エシュター「アルバーートーー」


アルバート「ッは!」

アルバート「大事件だっ!」

エシュター「五日間気絶してることがね」

アルバート「エシュター、聞いてくれっ」

アルバート「俺、冒険してたっ」


エシュター「なにいってだこいつ」

アルバート「聞いてくれ、俺、気絶してる間」

アルバート「異世界に行っていたようなんだ…」

エシュター「………」(憐れむ目)

鷲「……」

アルバート「いや…その…」

アルバート「なんでもない………」

鷲「ビ――ガ―――――」
(参考画像:  http://tn-skr1.smilevideo.jp/smile?i=23736832.M


エシュター「ドゥブッハァッ!」

アルバート「……!?」

エシュター「なるほどそんなことが…」

アルバート「!?!?」

エシュター「アルバート、君に起きたことはよくわかったよ!」




鷲「落ち着けアルバート」

鷲「単にテレパシーを送っただけじゃ」

アルバート「テレパシーって何だっ!」

鷲「トーテム持ちに許された特権じゃ」



エシュター「とりあえず、家に帰ろうじゃないか」

アルバート「……そうだな」

アルバート「よく知った場所とは言え、病室とは居心地の悪いものだ」

エシュター「僕の患者さんの前ではそんなこと言わないでね」

アルバート「……ああ」

>>7の前の1レスが抜けました。でも放置します。

―――――――――――――――エシュター診療所  →  本屋・居間

エシュター「つまり意識が抜けたわけか」

エシュター「精霊族の降霊術に近いとは思うけど」

エシュター「どんなにフォースがあってもできることとは思えないな……」

アルバート「しかし、実際に起きてかつトーテム共々に影響を与えたのは事実であろう」

エシュター「まあ、そうだね」

エシュター「それと、夢の内容が気になるな」

アルバート「夢―――、か」

アルバート「始まりはどうだったかわからない」

アルバート「でも、気づいたら白い光に自分が包まれていたのを覚えている――――」

アルバート「ちょっと長くなるかもな」

アルバート「エシュター、茶を頼む」

アルバート「セトの餌もな」

一人称は消えた模様




気が付いたら光の中にいたんだ

前も後ろも右も左も全て真っ白だった

光という光が俺を包んでいて――

とても綺麗だと、ひとり思った

目の前に、我が鷲が見えた気がした




俺ははっと目を覚ました

鷲が俺の名を呼んでいた

鷲「アルバートよ、アルバートよ」

アルバート「ん、………っは!?」

アルバート「我がトーテムよ、ここはどこだっ!?」

鷲「知らん」

アルバート「これはどうなっているっ!?」

鷲「知らん」

アルバート「さっきまでエシュターと話していたはずだっ!?」

鷲「知らんっ!」

鷲「落ち着けアルバート」

鷲「周りを見て状況を確認するのだっ」

アルバート「あ、あぁ……」

アルバート「と、いっても全面真っし……ろ…」

アルバート「なんだ…?」

鷲「ようやく気付いたか」

アルバート「これは…柱?」

アルバート「光が…」

鷲「消えていく………」

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