【安価】まほ「みほは可愛いなぁ」 (40)

まほ「みほは可愛いなぁ」

まほ「どうしてみほはあんなに可愛いのだろうか」

まほ「あわあわしている所、戦車に乗るとキリっとする所、優しいあまり人に強く出られないいじらしさ……」

まほ「数え上げればキリがないな」

まほ「……思ってみれば、今までみほには姉らしいことをしてやれなかったかもしれない」

まほ「ここはひとつ、>>3でみほを可愛がろう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489147656

ボコの着ぐるみ

まほ「みほはボコられ熊とやらが好きだったわね」

まほ「よし、ここは密かに入手しておいたボコ衣装で……」イソイソ



まほ「みほ!」

みほ「お姉ちゃん?って、あーーーーっ!!」ズズイッ

まほ「うおっ」

みほ「なにこれ!?ボコ!?お姉ちゃんのボコだぁ!うわぁーーー可愛いーーーーー!!!」ギュッ

まほ(ふふ、思った以上の喰いつきの良さ)

みほ「ふあぁ~ボコ、柔らか~い……そうだ!包帯も巻きつけたらっ」イソイソ

まほ「えっ」マキマキ

みほ「出来た!わぁ、腕を吊ってるお姉ちゃんボコも可愛いなぁ~!」

まほ「そ、そうか」ヒキィ

※参考:ボコまほ http://or2.mobi/data/img/149104.jpg



まほ「みほが喜んでくれたのはいいが、あれで喜ぶウチの妹は大丈夫だろうか……やっぱりお母さまも私も厳しくしすぎたのか……」

まほ「ま、まぁ良しとしよう。次は>>8作戦だ。Panzer vor!」

手作りマカロン

まほ「よし、ここはスイーツを作ってプレゼントするのもまた一興」

まほ「となればここは、やはりみほの好物であるマカロンを作るべきね」

まほ「では行くぞ、手作りマカロン作戦!」

まほ「…………」

まほ「……マカロンはどうやって作るものなんだ……?」ワナワナ

まほ「エ、エリカぁ」ピポパ

TRRRR...TRRRR.....

エリカ「はい、こちら逸見です」

まほ「エリカか。実は、マカロンを作ってみようと思ったのだけど、作り方が分からないの。助けてもらえないだろうか」

エリカ「えっ(マ、マカロン!?そんなもの作ったことないわよ!)」

まほ「どうした。もしかして作り方が分からないのか?」

エリカ「い、いや!その」

まほ「そうか……エリカならひょっとして、と思ったのだが。済まない、時間を取らせ」

エリカ「出来ますッ!!」

まほ「そうか!助かったよエリカ、それではエリカの部屋へ行くよ、また後で」ガチャッ

エリカ「あっちょ、わ、私の部屋に来るってあの、隊長!?」ツーツー

エリカ「ま、まずい」

エリカ「……みほぉ」ピポパ

TRRRR...TRRRR.....

みほ「はい、西住です」

エリカ「みほ?悪いんだけど、マカロンの作り方を教えてくれないかしら」

みほ「マカロン?いいけど、急にどうしたんですか?」

エリカ「べっ、別に何だっていいでしょ!?食べたくなったのよ、マカロン」

みほ「はぁ……分かりました。じゃあ作り方を伝えますから、メモ、取って下さいね」

エリカ「……恩に着るわ」






みほ「とまぁ、そんな所です」

エリカ「メレンゲって、素人でもそんな簡単に出来るもんなの?」

みほ「うーん……戦車を動かすよりは楽、かなぁ」

エリカ「ふーん。まぁいいわ、それじゃあね。助かったわ」

みほ「は~い」

エリカ「……よしっ。いつでも来てください、隊長!」

まほ「急に押しかけてしまって済まない。今日は世話になる、エリカ」

エリカ「世話だなんてとんでもない!頼って頂けて嬉しいです、隊長」

まほ「そう言ってもらえると気が楽ね。じゃあ、早速作りましょう」

エリカ「はい!まずはこのレシピを見てください。この通りに作っていきますから」

まほ「流石はエリカ。用意がいいな」

エリカ「いえっ!」カアァ

エリカ「そっ、それじゃあまず、卵を割っていきます。それから……」








まほ「よ、よし。最後にマカロン同士でクリームを挟んで……」

エリカ「で、出来たッ……!!」

まほ「やっとか……何だこのお菓子、まさかこんなに複雑だったとは……」

エリカ「メレンゲってあんなに泡立たないものなんですね……」

まほ「ん?エリカはマカロンを作ったことがあるんじゃないのか?」

エリカ「え”っ?あ、ああぁあのいやじじ実家で!実家にはハンドミキサーがあったので、勝手が違くて!」

まほ「そうか、苦労をかけてしまって済まなかったな。ほら、これはそのお礼」ヒョイ

エリカ「!!!!!!!!!」

エリカ(あーん!あーん!隊長のあーんですってぇぇぇぇぇぇ!?)

まほ「ほら、口を開けないか」

エリカ「あーーーー……んむ」

まほ「どう?」

エリカ「お、おいしいです……本当に、おいしい……隊長の手作りマカロン……」グスッ

まほ(泣くほどか)

まほ「よし!これで味は保証された。ありがとうエリカ!それではまた!」ダッ

エリカ「え”。た、隊長!?」

エリカ「…………」ポツーン





まほ「みほ!」

みほ「お、お姉ちゃん?また来たの」

まほ「ふふ、みほに渡すものがあるの」スッ

みほ「これは……?」

まほ「開けてごらん」

みほ「うん……あっ!」ガサガサ

みほ「マカロンだぁ、しかもこんなに!!」

まほ「作ってみたんだ。食べてみて」

みほ「うん!もふっ……」

みほ(……ん?この味は)

まほ「……ど、どう?美味しい?」

みほ「すっごく美味しいよ!驚いたぁ、お姉ちゃん、料理上手だったんだね!」

まほ「はは、照れるなぁ///」

まほ「よしよし、今回のは中々良かったな」



TRRRR...TRRRR.....

まほ「ん?この電話は……エリカからか。どうしたエリカ?」

エリカ「あの……何でまた急に、私にマカロンの作り方を聞いてきたんですか」

まほ「あぁ。ほら、エリカはアイアシェッケが好きらしいじゃないか」

エリカ「はぁ」

まほ「そんな良く分からないデザートが好きなら、たぶんマカロンにも詳しいんじゃないかと思ってな」

エリカ「ぶっ飛ばしますよ!」ガチャンッ

まほ「え、何で急に怒り出したんだ。こわっ」ツーツー



まほ「まぁいい、とにかくみほを沢山可愛がろう。次は>>19だ!」

デート

まほ「何かを与えるというのもいいが、こう、2人で同じ時間を共有するのもいいな。うん」

まほ「となれば当然2人でお出かけだ。……フフ、何だか昔を思い出す」


TRRRR...TRRRR.....

みほ「はい。西住です」

まほ「みほか」

みほ「お姉ちゃん!?どうしたの、電話するなんて珍しいね」

まほ「大した事ではないのだけど。どう、これからボコミュージアムに行かない?」

みほ「ぼっ…………!!」

まほ「み、みほ?(しまった、もしかしてイヤだったか)」

みほ「ボコ・ミュー・ジアーーーーーーム!!!」

まほ「ひぇっ」ビクッ

みほ「本当ーーーっ!?私、一度お姉ちゃんと一緒にボコミュージアムに行きたかったの!うわぁ~、嬉しいなぁ!」キャッキャ

まほ「そう。それは良かったわ」ホッ

みほ「すぐに支度するから待っててね!」

まほ「えぇ。それじゃあ」ピッ

みほ「ご、ごめんね?ヘリまで出してもらっちゃって」

まほ「気にしないで。肝心のボコミュージアム陸の上にあるのだから、仕方のないことよ」

みほ「よぉし、飛ばすね!今日は私の運転で、お姉ちゃんを連れていくから!」

まほ「無理はするなよ。それにしてこのⅣ号……うん、いい乗り手に使われていることが良く分かる」

みほ「うん、皆、凄く頑張ってくれてるから」

まほ「お前もだよ、みほ」

みほ「えへへぇ///」フニャ

まほ(かわいい)

みほ「到着!つ、疲れたぁ」

まほ「操縦は得意じゃないのに無理をするからだ。それにしても、こう……思った以上だな、ボコミュージアムは」

みほ「そうなの!あのね、大学選抜戦の後に島田流の家元さんがスポンサーになったらしくて、凄く豪華になったんだよ!!」

まほ「なるほど(それで外観の割に客足がまばらなのね)」

みほ「さ、行こ行こ!!」グイグイ

まほ「はは、こらこらケガをする……ってお前こんなに力強かったのか」

みほ「や~ってやーるーや~ってやーるー♪」

まほ(フフ、まるで小さい頃に戻った様ね。手を引く方は逆だけれど)

ボコ『おう!よく来やがったなお前達!ん?うわ!何をする、やァめェろォ~~!お、覚えてろよォ!』

ボコ『……いつまでも見てんなよなァ!おら、さっさと中に入っちまえよ!』

みほ「凄ぉい、台詞のパターンが増えてる!!」キラキラ

まほ(一旦全入場者からボコボコにされるのか……)




みほ「あ、見てみてお姉ちゃん!ほら、あそこに新しいボコが増えてる!」

まほ(何が新しいんだろう……)



みほ「きゃあぁ!ほらお姉ちゃん、『ボコーテッドマンション』にいるボコオバケのパターンも増えてるよ!」

まほ(もともと化け物みたいなものなのでは……)



みほ「スペース!スペースボコが凄い!凄いよボコがあんな、あーーーーーっ!!!!」

まほ(大丈夫かこの子)ハラハラ



みほ「楽しかったぁ~~~~っ!!」

まほ「そうか、うん。みほが喜んでくれればそれが一番だ、うん……」

みほ「さて、最後は売店に寄って行かなくちゃ!行こうお姉ちゃん!!」

まほ「売店……いや、まぁテーマパークならば当然か。よし、行こう」

まほ(ん?あそこにいるのは>>27

ケイ

まほ「ケイ!」

みほ「ケイさん!?」

ケイ「Oh?アラ、マホにミホじゃない!奇遇ね、こんな所で!」

みほ「それはこっちの台詞です!まさか、ケイさんもボコが好きだったんですか!?」

ケイ「ンー、残念だけれどNoね。これは、反省会用の資料よ」

まほ「反省会?」

ケイ「そ。私達、例の選抜戦では副隊長達に一瞬でやられちゃったじゃない?しかも手も足も出ず。で、その反省会ってわけ」

みほ「そんな!ケイさんもアリサさんもナオミさんも、皆さん凄く頑張ってくれました!皆さんがいなかったら、私……」

ケイ「そこまで!ミホがそう思ってくれるのは嬉しいけど、それは気持ちの問題だから。サンダース戦車道としての問題とは、また別よ!」

みほ「そう、ですか……」シュン

ケイ「落ち込まないで、ミホ。アナタが悪い事したわけじゃないんだから」

みほ「…………」

まほ「……み」

ケイ「そうだミホ!ね、良かったら私にボコの事、色々と教えてくれない?」

みほ「へぇっ?」

ケイ「何でボコを反省会に使うかって、何度ボコボコにしても立ち上がってくるその精神を見習う為でもあるのよ。だからね、それを好きだっていうミホの話も是非聞きたいわ!」

みほ「は、はい!そういう事でしたら喜んで!!」パァッ



まほ「ふふ……ケイのやつ、気が利くじゃないか」

まほ(ん?でもこれ、私だけ除け者じゃないのか?)

ケイ「…………」クルッ

まほ「?」

ケイ「にひひ!」ニカーッ

まほ(あのアマ分かってて……!!)

ケイ(王者のあんな顔、見られるうちに見とかないと損だしね~♪)

ケイ「なるほどね~。じゃ、この着ぐるみっぽいパーカーと、後はボコハンマーってのを買って行こうかしら。ありがと、ミホ!」

みほ「これくらいならお安い御用です!」

ケイ「それじゃ、See you~♪」スタスタ

まほ「帰ったか……嵐の様な女だった」

みほ「あ、ご、ごめんねお姉ちゃん。お姉ちゃんを置いて、2人で盛り上がっちゃって」ショボン

まほ「いいんだよみほ、お前が喜んでくれればそれで」ナデナデ

みほ「あ……もう、くすぐったいってば///」

まほ(天使か)

まほ「さて、それじゃあ私達もそろそろ帰るか」

みほ「あ、うん……」チラッ

まほ(ん?今、みほが何か見たな)

まほ(……ふふ、みほらしい)

まほ「ちょっと待ってろ」

みほ「ふぇ」

まほ「そら、プレゼントだ」

みほ「え!?こ、これ、なん」

まほ「何でも何も、分かるさ。お前の欲しいものくらい」

みほ「でも、これ、高かったでしょ?」

まほ「高かろうが何だろうが、欲しいものなんだろう。なに、偶には姉からの贈り物ってのがしたくなったのさ」

みほ「あう……でも……」

まほ「貰っておいてくれ」

みほ「…………うん!」ニパーッ

まほ「だから天使かて」

みほ「え?」

まほ「何でもない」

まほ「結局物を贈ってしまったが、今回は2人で同じ時間を過ごしただけでなく、その証まで贈れたとなると満点に近いわね」

まほ「このままの調子でみほを可愛がろう……ん?」

>ピロリーン

まほ「メール?誰から……って何でサンダースのアリサが私のメアド知ってるんだ?こわっ」

まほ「添付ファイル?どれどれ……ンフッ」


※参考:ボコケイ  http://or2.mobi/data/img/149146.jpg


まほ「おま……楽しんだら反省会の意味ないじゃないか……」フルフル

まほ「仕方ない、みほとのお出かけ中に割り込んできた事についてはこれで許してやろう」

まほ「……よし、次は>>33で可愛がるぞ」

海水浴

まほ「海水浴だ!!」

まほ「……え、寒くないか。いくら熊本でもさすがに海は開いてないのだけど」

まほ「ま、まぁどうにかなるだろう。行くぞ!!」



まほ「もしもし」

みほ「お姉ちゃん?ふふ、今度はどうしたの?」

まほ「海へ行きましょう」

みほ「海ね、分かっ……うみ?え、お姉ちゃん!?」

まほ「今行くから待っていて!」ガチャッ

みほ「お姉ちゃん!?お姉ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

みほ「本当に海に来ちゃったよぉ……」ブルブル

まほ「寒いか、みほ」

みほ「だ、だってまだ3月だよ?いくら何でも早すぎるよぉ……」

まほ「そうか。ではこれを着て、ここで待っているといい」ファサッ

みほ「あ、ありがとう」

まほ「さて、行くか」ザブザブ

みほ「お、お姉ちゃん!?危ないよ、風邪ひいたりしたら大変だよ!」

まほ「心頭滅却すれば火もまた涼し、その逆も然り……これも戦車道よ」

みほ「お姉ちゃん……」

まほ「…………」

みほ「…………」

まほ「……ぶぇっくしゅ!!」

みほ「…………」

まほ「…………さぶい。おうちかえる……」

みほ「うん……」

まほ「…………」テクテク

みほ「…………」テクテク

みほ「……大丈夫?私の部屋でお風呂入って行った方がいいんじゃない?」

まほ「大丈夫。帰ってから……えぇっきし!!」

みほ「あ、ハナが。はいティッシュ」

まほ「ひゅまない」ズビーッ

まほ(あああああああああああああああああああああ私は何をやっているんだみほを喜ばせようと思っていたのに何故私はみほにハナをかんでもらっているんだ何故海水浴に行こうなどと言ってしまったのだうわああああああああああああああ)

みほ「……ねぇ、お姉ちゃん」

まほ「」ビクッ

みほ「どうして急に海水浴に行こう、なんて言い出したの?」

まほ「わ、わたしは……」

みほ「…………」

まほ「み、みほを喜ばせたかったんだ。なのに、す、済まない、済まないみほ……」グスッ

みほ「お姉ちゃん!」ギューッ

まほ「!!」

みほ「ありがとう。私、その言葉だけで十分嬉しいよ」

まほ「うっぐ」

みほ「大好きだよ、お姉ちゃん」

まほ「ぶえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

みほ「あぁっ、な、泣かないでお姉ちゃん」アタフタ

みほ「えぇっと……そうだ!これ、あげる」

まほ「ぐしゅっ。こ、これは?」

みほ「激レアのボコなの。この前ボコミュージアムでボコグッズ買ってもらったから、そのお返し!」

まほ「い、いいのか。大事なものだろう」

みほ「いいの!ほら、持って行って持って行って」

まほ「……ありがとう、みほ」ニコッ

まほ「…………」

まほ「うわああああああ恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい」

まほ「妹に泣き顔を見られたばかりか泣き止むまで世話をしてもらうだなんて……死にたい……穴があったら入りたい……」

まほ「だが」ゴソッ

まほ「ふふ。ボコ、か。やっぱり何がいいのか分からないが……大事にするよ、みほ」

しほ「まほ」

まほ「! はい、お母さま」

しほ「どうしたの、先ほどから呼んでいたでしょう」

まほ「いえ、何でもありません。今参ります」スタスタ

まほ「失礼します」スッ

しほ「そこへ掛けなさい。次年度の黒森峰についてですが……」スンッ

しほ(……!これは、僅かにみほの匂い)

まほ「お母さま?」

しほ「……何でもありません。話を続けます」

しほ(クッ……私だって、私だってみほを可愛がりたい……!)ギリッ

丸く収まったのでこの辺りで終了
ありがとうございました!

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