モバA「くっ…今月のカードが上限に達して内臓
もほとんど売りつくしたのに担当が出ない…！」

モバA「せめてこの悲劇を他人に…」ｶﾀｶﾀ

『内臓まで売りつくしたのに担当来ませんでした。みくにゃんのファンやめm』

みく「許されないにゃ」ｺﾞｷｯ

モバA「え…」ﾁｰﾝ

みく「せめて…ファンとして死んでいくがいいにゃ…」

みく「…」ｶﾀｶﾀ

『内臓まで売りつくしたのに担当来ませんでした。それでもみくにゃんのファンはやめません』

みく「こんなものかにゃ」ｶﾁ

みく「とってもあっけないものだにゃ…」

みく「ファンのみんなの命は失われてもみくのファンが減ることはないにゃ！」

みく「みくのファンをやめようとしなければみくも無駄な殺生をしなくていいんだけど…」

みく「まぁ仕方ないにゃ！レッツにゃー！」

モバB「うわまじかよ…電車止まったのか…」

モバC「なんでもガチャで大爆死したから身投げしたらしいぜ」

モバD「ほんとですか失望しました。みくにゃんのファンy」ﾌﾞﾁﾝ

モバB「は…？わけわかんないんだが…おいモバD、しっかりし」ｸﾞﾁｬｧ

モバC「おいおい…勘弁してくれよ…何が起こって」ﾒｷｮ

みく「一人がファンをやめようとするとみんなにも感染しちゃうにゃ」

みく「危険因子は取り除く必要があるんだにゃ」

みく「…」

モバE「あ…あわわわわわ…け、警察に…」

みく「見られちゃったら仕方ないにゃあ…ごめんね？」

モバE「なんで…なんで…！」ﾁｰﾝ

『日曜日の午前八時ごろ、xx駅のホームで会社員の男性4人の死体が発見されました。』

『駅の防犯カメラは死亡が推定される時間帯のみ動画が途切れており、警察は何者かの犯行によるものとして調査を進めています』

みく「なんとも物騒な世間だにゃあ…とづまりストⅣだにゃ…」

みく「あ、これはみくがやった人たちだにゃ…」ﾋﾟｷｰﾝ

みく「ん…また誰かがみくのファンをやめようとしているにゃ」

モバJ「みくにゃん…みくにゃん…」

モバJ「みくにゃん……ｳｯ」

モバJ「ふぅ…」

モバJ「…虚しいからみくにゃんのファンや」ﾍﾞﾁｬ

みく「なんともひどい理由だにゃ」

みく「好きになった女一人自由にできないとは…」

みく「アイドルに恋するなんてとても悲しく空っぽなことだにゃ」

みく「みくは自分を曲げないよ」

みく「曲がってないよ」

『最近みくにゃんについて語るやつが減ってる気がする』

『まさかほんとにファンやめたとか』

『やめるやめる詐欺だけして実際はもとから興味なんてないやつか痴話喧嘩みたいなもんだったからな』

『そんなみんなにはもっと前川みくについて語る権利をあげるにゃ』

『前川さん自演乙です』

モバL「そういやたしかに最近みくにゃんのファンやめますって聞いてないな」ｶﾀｶﾀ

モバL「まぁあんなにかわいいみくにゃんのファンなんてそう簡単にはやめられないか」ｶﾀｶﾀ

『自演するなんて失望しました。みくにゃんのファンやめm』

モバL「……！殺気…！」ｶﾀｶﾀ

『自演してまで自分を売り出そうとするたくましさに感動しました！みくにゃんのファンになります！』

モバL「………大丈夫か？」ｶﾁ

みく「広報活動お疲れさまだにゃ」ﾍﾞｷ

モバL「」ﾁｰﾝ

みく「少しでもやめようと思った自分を悔いるがいいにゃ」

みく「あっそうか…死んじゃったら悔いることもできないよね」

みく「みくは利用できるものをとことん利用してくよ！」

『連続殺人事件の続報です。被害者の共通点として、アイドル前川みく氏のファンだということが先日明らかとされました』

みく「今日も元気だハンバーグが美味しいにゃ」

みく「むむむ…語呂がよくないにゃあ」

みく「みくのファンが減っているかもしれないけどかなしくないよ」

みく「みくは元気だよ」

モバM「みくにゃんのファンやめよ」

みく「じゃあ死ぬといいにゃ」ﾒｷｮ

モバM「気持ちいい…！」

みく「…にゃ？」

モバM「私はマゾだぁ！」

みく「じゃあもっとしてあげるにゃ。ファンサービスだにゃ」ｸﾞｻｸﾞｻ

モバM「ぬぉぉぉぉぉぉ！！！！私は不死身なのだよ！」

みく「困ったにゃ…」

みく「…」

モバM「もっとちょうだい！」ﾊｧﾊｧ

みく「そんなハゲで恥ずかしくないのにゃ？」

モバM「」ﾁｰﾝ

みく「不死身じゃないのかにゃ」

みく「精神攻撃も身に付けたみくは無敵だよ！」

みく「今日はライブだにゃ」

みく「みんなー！今日はありがとうだにゃー！」

モバ「「「「うおおおおおお！！！！！！みくにゃん愛してるうううううううう！！！！」」」」

モバR「みくにゃんさいこーう！みくにゃんのライブ最高すぎるのでみくにゃんのファンやめま」

みく「にゃにゃ」

モバR「え…あが…」ｸﾞﾁｮ

モバ「な…なんだ…？」

みく「うーん、こうも人が多いと少し面倒だにゃ…でも仕方ないにゃ」

みく「Pチャンが来てなくて良かったにゃ」

みく「ごめんね？」

みく「ライブに来ていたファンのみんなも居なくなってしまったにゃ…」

みく「かなりの人数だったにゃ…これもまたロック…かにゃ？」

みく「一体だれがこんなことを…許されることではないにゃ…！」

みく「みくだったにゃ」

みく「PチャンPチャン」

モバP「んー？どうした前川」

みく「Pチャンだけは最後までみくのファンでいてくれるよね？」

モバP「あぁ、なんてったってみくのファンだからな」

みく「例えこの連続殺人事件の犯人がみくだとしても？」

モバP「…少し話を聞かせてもらおうか」

みく「簡単な話だにゃ。みくがみんなを殺して回ってるんだにゃ」

モバP「そんなことが許されるとでも思っているのか…？」

みく「Pチャン…みくのこと、嫌いになった？」

モバP「そんなことで済むような話じゃない！人の命をなんだと」ｺﾞｷｯ

みく「ごめんねPチャン」

みく「Pチャンでもだめだったにゃ…」

みく「一番の理解者だと思ってたPチャンにもファンをやめられたにゃ」

みく「あはは」

みく「…」

みく「もう…なにも要らないにゃ」

みく「みくは人類を滅ぼすよ！」

「おい！大丈夫か！」

「俺の子とはもういい…！お前だけでも逃げるんだ…！」

「そんなの誰も得しねぇよ！一緒に逃げるんだ！」

「あ…あぁぁ…」

「おい！どうし」ﾍﾞｷ

みく「美しい友情だにゃ」

みく「でもみくは容赦しないよ」ｸﾞﾁｬｧ

「お…お助けください…！せめてこの子だけでも…」

みく「残念だけどみくは自分を悔いるが曲げないよ」ﾄﾞｻﾄﾞｻ


みく「…」

みく「皆いなくなっちゃったにゃ」

みく「ハンバーグは今日も変わらず美味しいにゃ」

ねこ「ﾆｬｰ」

みく「うーん、ねこチャンは今日もかわいいにゃあ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ねこ「ﾆｬｰｺﾞﾛﾆｬｰｺﾞﾛ」

みく「ふふ、そうかにゃそうかにゃ」

ねこ「ﾆｬﾝﾆｬﾝ」

みく「ねこチャンは素直でいいにゃあ」

みく「ハンバーグでも食べるかにゃ？」

ねこ「ﾆｬｱ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

みく「ふふふ、この世界でいつまでもみくのファンでいてくれるのはねこチャンたちだけだにゃ」ﾆｺ

ねこ「さすがにやりすぎだと思います。失望しました。みくにゃんのファンやめます」

みく「」ﾁｰﾝ

おしり

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