μ'sVSAqours!? (174)

2作目です。バトルもの
グロイのは苦手なのでないと思います


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489074563

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ

??「仕方ないじゃない、いくら起こしても起きないんだから。それに今は非常事態なのよ、海未」

海未「非常事態、というと?」

??「説明が難しいんだけど、どうやらわたし達、気絶させられてどこかに運ばれたようね…」

海未「知らない間に連れ去られる、もしかして誘拐ですか!?」

??「その可能性もあるわね」

海未「いやそんなまさか!?でも、わたしとあなたなら、ありえます…」

真姫「家柄としてね。でも縛られているわけでもないし、わたし達以外、誰もいないわ」

海未「そのようですね、それにしてもここはどこなのでしょう…おや、あんなところにやたら大きな箱が置いてありますね、何でしょうか」

真姫「わたし達宛みたいね、開けてみましょ」ペリペリ

園田海未と書かれたその箱の中には、薙刀が入っていた。非日常的なことに思考が追いつかない中やけに光る銀色が、わたしの思考をさらにかき乱していた。

真姫「ドリーム…トリガー?って書いてあるわ、拳銃かしら?おもちゃにしてはしっかりしてるわね。あ、海未は薙刀なのね、似合ってるじゃない」

ジリリリリリ!

突然、サイレンのような音が聞こえてきたかと思うと、大きなモニターのようなものが映し出された。

『「あれ!海未ちゃんと真姫ちゃんがいる!」「ほんとやね」』
『「あなたたちもなの!?」「怖いよ、うみちゃん…」』
『「やっぱり、あんた達もなのね…」「うう…」』

え?画面のどこにも…そんなっまさか…

「穂乃果はっ、穂乃果もそこにいるんですよね!?」

『「え!?私たちのところにはいないから、そっちにいるのかと思ってたのよ!?」』

??『ふふふ。君たちが探している人の居場所が知りたい?』

とても嫌な予感がした。そしてそれは的中することになる。

-----------------------------


痛った。寝心地悪いなあ。そう思いゆるゆると体を起こすと、視界に入ったのはかわいい後輩。それから学校のような建物。

??「ほら、起きて」ユサユサ

??「んー。まだ眠いよぉ…」

??「ほらほら風邪ひくよ」ペチペチ

??「よく寝たなあ…って外で寝てたの!?」

??「みたいだね、花丸」

花丸「わっ、果南さん」

果南「おはよ。ちょっと変なこと聞くけどさあ、ここって浦の星…じゃないよね?」

花丸「そう…ですよね」

果南「ここ、どこなんだろ…」

その時、不自然に置いてある箱が目に入った。

果南「あれ、なんだろうね」

花丸「見に行くずら」

箱を開けて息を呑んだ。そこに入っていたのはおそらく日本刀。そしてもう一つには…弓矢。

果南「なんか…すごいリアルだね」

花丸「たぶん、本物じゃないですかね…供養とかで少し見たことあるんです」

果南「へえ…」

鈍い輝きを放つそれを振り抜くと、さわさわと風が通り抜ける。それが妙に心地よかった。

花丸「やっぱり絵になるずら…あの撮影も果南さんにして正解だったし」

果南「そんなことないよ」

ジリリリリリ!

どこからか警報のような音が聞こえると、目の前に大きな画面が現れた。

『「果南さんに花丸!」「ちゃんと無事みたいね!」』
『「あれ、千歌ちゃんは…」「果南さんがいるなら安心ですわ」』
『「花丸ちゃあ!」「無事ヨーソロー!って、千歌ちゃんは!?いないの!?」』

『「えっ!?千歌がいないの!?じゃあ、今ひとりで…」』

あの子がひとり…?いくら見知った土地とはいえ、周りに誰もいないんじゃ…え?そう言えば私達以外の人がいない…

??『ふふふ。君たちが探している人の居場所が知りたい?』

不意に、一際大きな画面が出てくると、真っ暗な中からくぐもった声が聞こえてきた。

『「誰なんですの!よくも千歌さんを!」』

??『教えてあげないけどね。今から説明をするから、しっかり聞いておいてね、1度しか言わないよ?』

果南「花丸、メモ」ボソッ

花丸「は、はい」ボソッ

??『まずこっちは、そっちのリーダーを監禁させてもらった。ここは比較的新しい廃校。それから、届いてる箱は見たかな?君たちにはここで1つのチームとして相手チームと戦ってもらうよ』

『「何でそんなことしなきゃなんないのよ!」』

??『え、嫌だって?嫌ならいいよ、こっちには人質がいるから。ほら、そんな怖い顔しないで。あと、腕時計送っとくね。各武器の説明、見取り図…ああ、めんどくさい!他にも色々見れるから』

これは素で話しているのだろうか。それても油断させるため?

??『最後に!面白い戦いを見せてほしいな!あ、監視してるし、逃げるとかも考えない方がいいよ。しばらくしたらまた来るから、作戦会議でもしといてね。それじゃ。』プツン

果南「…どう思う?」

『「ひとまず状況を整理しましょう。花丸がメモを取ってくれてたから、とりあえず物騒な話は後回しね」』

『「ですが…こんな状況を整理、と言われましてもどうしたらいいのか…」』

果南「廃校って言ってたけど、遠くの方は霧がかかってるね…それこそ逃がさないようにしてるみたいだ、それから、まだ日があるのに満月が見える…」


『「え?どういうことなの?」』

果南「太陽や地球の位置的に、有り得ないことなんだよ」

『「さすが果南ね。でもこれってどういうことなのかしら?」』

果南「作り物ってことだよね…演出、とか?考えてもよく分かんないや」

『「誰か、他にはある?」』

花丸「例の腕時計が届いたみたいずら」

『「あ、本当ですね、今は10時半ごろ…」』

『「場所に時間、これくらいかしら?それでは千歌さんのことですが、どうしたらいいのでしょう…」』


果南「千歌の安全が最優先。下手に手出しはできないね。こっちは、って言ってたから単独犯ではないだろうし、相手チームもいるみたいだしね」

『「監視もありますし…うゆ…」』

『「わたし達全員を攫ったのよね、思ったより敵は多いのかも…」』

『「みなさんやけに冴えてますわね…」』

果南「普段使わない分をフル回転してるからね」

花丸「えっと、みんな持ち物はどうなってますか?」

『「携帯に財布、他も色々なくなってるよ」』

花丸「おらは、内ポケットにメモとペンがあったずら、そう言えば果南さん何で知ってたの?」

果南「花丸はいつも持ち歩いてたからね、持ってるものだと思って」

『「なら内ポケットには何か入っているかもしれないわね…」』


『「っ!えっと、百円玉…」「ハンカチとティッシュです」』
『「ガムね」「ブレスレットよ」』
『「ヘアゴムとピン留めですわ」「防犯ブザーがありました」』
果南「絆創膏があったよ、結構使えそうな物が多いね」

何に、とは言わないが察したのか、しん、とした空気が流れる。それもそうだ、誰だってこの話題には触れたくないだろう。

『「やはり、戦うしかないのですかね…」』

『「だったらっ!千歌ちゃんが死んでもい…」「曜さんやめてっ!おねぇちゃんだって…、」』

『「…まだ殺しあえなんて言われてないじゃない、競技の可能性だって、」』

『「ないわよ…あの武器で戦うってそういうことでしょ…」』

重苦しい雰囲気。沈黙に耐えかねて口を開きかけたその時。


??『はーい。おや、作戦立ててないじゃーん。それどころかなんか険悪だし。真面目にやってよねー。全く、こんなんで大丈夫?あっちはやる気まんまんで練習してるのになあ。』

-----------------------------

海未「ふっ、はっ!たあっ!」ビュビュッ!ビュッ!

真姫「さすが、負けてられないわね。…くっ」パンッ

海未の素振りはやはり習っているだけあって、気迫が凄まじい。もちろん、穂乃果の危機だということもあるだろうが。
なのに自分はどうだろうか…1発撃つだけでもこの様だ。




もっと強く。正確に。
狙いを定める。こんな反動なんかに、

真姫「負けないんだからっ!」パンッ

弾は的、正確には、ダンボールの上端を撃ち抜いた。幸い、弾切れなどは起こらないらしい。

…都合の良い仕様だと思うけど、考えないでおいてあげる。こうでもしなきゃ、戦えないもの。

また書き溜めたらきます
-----------------------------
武器の紹介

・薙刀
海未の武器。長さ90cmほど。遠距離のイメージなかったので、ラブアローは消え去った。

・拳銃
真姫の武器。結構重め。ドリームトリガー持たせたくて鎌や鞭は没。

・レーザーガン
ことりの武器。夜空を切りとらない。

・メリケンサック
絵里の武器。生徒会長なのに。

・狙撃銃
花陽の武器。鋭い目つきのコラ。

・斧
にこの武器。意外と軽い。

・ダイナマイト
希の武器。コンパクトだが、威力抜群。スピリチュアルやね。

・双剣
凛の武器。盗賊凛ちゃんいいよね。

・日本刀
果南の武器。スクフェス。

・弓矢
花丸の武器。自分は小さい子にでかいのを持たせたいようだ。

・ナイフ
鞠莉の武器。持ち手に穴が空いている。安易な外国イメージ。

・トンファー
善子の武器。扱いにくいのを選んでそう。

・鉄扇
ダイヤの武器。高貴。

・鉈
梨子の武器。コラなかったっけ。

・クロスボウ
ルビィの武器。ぷるぷるしてほしい。

・グローブ
曜の武器。砂入り。シンプルに武闘派感。

-----------------------------

ことり「穂乃果ちゃんが…うっ、ぐすっ…」

絵里「ことり…大丈夫よ。穂乃果は生きてる。それにね、」ナデナデ

絵里「戦って、勝てばいいのよ。穂乃果のために。それで穂乃果が戻ってくるなら、見ず知らずの人達なんて…ことりも落ち着いたら作戦を立てましょう?それまでこれらを使ってみるから」

自分の武器を手に取り、握る。
以外とぴったりね…不思議だわ。

絵里「ふっ!」

力任せに振り下ろすと重ねたダンボールが大破。見た目より結構な威力がありそうね。あ、そっちも試してみましょう。

もう一つの武器を取り出し、撃ってみる。ダンボールは黒焦げと化し、煙が上がる。

何よこれ、1発で終わりじゃないの…

呆気ない、そんなことを考えてしまう自分とこの状況を変に思えないほど、泣いている仲間を放っておけるほど、実際は落ち着いてはいなかったのだった。

-----------------------------


凛「なんでことになっちゃったんだろう…凛もっ!みんなもっ!何も悪くないのに!」

希「うん…みんな悪くないよ…でもね、凛ちゃん、だからこそ戦わなくちゃいけないの。ご飯と同じよ。命を、頂きます、って」ギュッ

凛「分かってるよ…分かってる、けど!」グスッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------


にこ「えらいことになったわね…」

花陽「うん…穂乃果ちゃんが…」ポロッ

にこ「こっち来なさい」

花陽「うん…」

にこ「いい?そうならないために、私たちが戦うから。辛いなら隠れてなさい」ポンポン


花陽「…でもそんなの、花陽だけ待ってるなんて…」ポロポロ

にこ「いいのよ、凛だってきっと今頃、希に抱きついてるわよ」ナデナデ

穂乃果を、みんなの笑顔を、楽しかった日常を…私が取り戻してみせる。

-----------------------------


??「うんうん。いいね~みんな、ゾクゾクしちゃう!」

??「ふふ、趣味が悪いですね~こんなの知られたら、普通幻滅どころじゃないですよ?」

??「2人とも人のこと言えないですよ?」

??「あ、おっかえり~。こんなこと出来てるのも、あなたのおかげだけどね」


??「まあお金は貰ってますから」

??「じゃあ、お金があれば何でもしてくれるの?次はどうしよっかな~」

??「まだ終わってもないじゃないですか」

??「まあまあ、この人飽きっぽいですから、っと…こっちはどうなってるかな?」

-----------------------------


花丸「やっぱり覚悟を、決めないといけないんですね」

果南「そうみたいね…」

??『はいはーい、やる気ある練習中のみなさん、ぐだぐだ言ってるみなさん、言っとくけどもうすぐバトル開始だからね?あと、消耗品はないから安心してね~』

??『あ、サービスでまた繋いどいてあげるね、じゃっ』プツン


『「みんな、聞いて!第一に、固まって1人にならないようにしましょう。もしそうなったら逃げて合流を目指しなさい。まずは昼休憩まで、必ず生き延びるのよ」』

『「複数ある持ち物は分けてあげてください。では、ご武運を」』プツン


??『それじゃ、1時間頑張ってね。スタート!』

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------

-----------------------------

ことり「穂乃果ちゃんが…うっ、ぐすっ…」

絵里「ことり…大丈夫よ。穂乃果は生きてる。それにね、」ナデナデ

絵里「戦って、勝てばいいのよ。穂乃果のために。それで穂乃果が戻ってくるなら、見ず知らずの人達なんて…ことりも落ち着いたら作戦を立てましょう?それまでこれらを使ってみるから」

自分の武器を手に取り、握る。
以外とぴったりね…不思議だわ。

マップ情報
1階~3階廊下
・上から見ると長方形、東西に長い
・それぞれの角に階段がある

玄関
・東廊下に面している
・下駄箱がある

体育館
・1階にあり、とても広い
・出入口は南西階段横のみで、直接外には出られない

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------

-----------------------------

ことり「穂乃果ちゃんが…うっ、ぐすっ…」

絵里「ことり…大丈夫よ。穂乃果は生きてる。それにね、」ナデナデ

絵里「戦って、勝てばいいのよ。穂乃果のために。それで穂乃果が戻ってくるなら、見ず知らずの人達なんて…ことりも落ち着いたら作戦を立てましょう?それまでこれらを使ってみるから」

自分の武器を手に取り、握る。
以外とぴったりね…不思議だわ。

各教室
・机や椅子、教卓などがそのままである
・南廊下、北廊下に面している

特別教室(1階 保健室、職員室、2階 休憩室、美術室、被服室、3階 実験室、会議室、図書室)
・広め、南廊下、北廊下に面している
・アイテムが見つかることもある
・美、被、実、会には机が並べられている
・保健室には薬や道具がある
・職員室にはデスクが沢山あり、通路が狭い
・休憩室には自販機、大きなソファがある
・図書室には書架がある

屋上
・とても広い
・出入口は南西階段のみ

校庭
・とても広い
・南廊下側にある
・玄関からしか行けない

裏庭
・西廊下外側にある
・少し暗い
・玄関から校庭を迂回しなければならない
・北側には囲いがあり、霧で中も見えなくなっている

今日はここまで

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------

-----------------------------

ことり「穂乃果ちゃんが…うっ、ぐすっ…」

絵里「ことり…大丈夫よ。穂乃果は生きてる。それにね、」ナデナデ

絵里「戦って、勝てばいいのよ。穂乃果のために。それで穂乃果が戻ってくるなら、見ず知らずの人達なんて…ことりも落ち着いたら作戦を立てましょう?それまでこれらを使ってみるから」

自分の武器を手に取り、握る。
以外とぴったりね…不思議だわ。

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------


『「みんな、聞いて!第一に、固まって1人にならないようにしましょう。もしそうなったら逃げて合流を目指しなさい。まずは昼休憩まで、必ず生き延びるのよ」』

『「複数ある持ち物は分けてあげてください。では、ご武運を」』プツン


??『それじゃ、1時間頑張ってね。スタート!』

うう…頭がズキズキします…

??「…!は…くお…てっ…」

誰かが呼んでるのでしょうか…?
声が響くのでやめて欲しいのですが。

??「…起きなさーいっ!」

??「ひゃっ」

耳元で怒鳴るなど、覚悟はできているのでしょうね…どうせまた枕投げでもしているのでしょう…

??「何をするのですか!うるさすぎです、まだ耳に残っていますよ…」キッ


希「…凛ちゃんが苦しかったら、どこかに隠れてて。できる人だけでやるから。……かわいい後輩を守るのは先輩の役目やん?」ニコッ

凛「希ちゃん…」

大丈夫。弱い自分なんか、自慢の関西弁と肝っ玉で、隠し通して見せるやん?

-----------------------------

基本週末頃に書きます
荒らしはスルーで


校庭にて。

果南「まずは、鞠莉が言ってたとおり、仲間と合流しよっか。たしか、裏庭は行き止まりだったよね。もし誰かが攻められてたら逃げ場がないし、先に行ってみよう」

突然、激しい風に見舞われ、砂煙があがる。何者かが近づいてくる気配を感じ、目を凝らすと、たなびく黒髪が見えた。

なんだ、ダイヤか。強ばった体を緩める。


果南「もう、脅かさな…」

いや違う。ダイヤはヘアゴムで髪をまとめているはずだ。

果南「花丸、下がって!」

後ろを庇うように構えると、風が止んだ。
意思の強そうな目にたじろぎながらも叫ぶ。

果南「あなた、誰なのっ!?」


??「相手に名を聞くときは、先に自分から名乗るのが礼儀だと教わりませんでしたか?…まあ、いいでしょう。






…園田海未と申します。以後お見知り置きを」

-----------------------------


目の前で起きていることは、現実には思えなかった。果南さんと女の子が武器を振り回し、戦ってる。
しかも、勘違いじゃなければあの人はμ'sの…。まるに、できるのかな。憧れの人達を…なんて。

なんで2人ともあんなに落ち着いてるの?人を、傷つけるんだよ?おらは…怖いよ。

-----------------------------


海未「やあっ!」
果南「っ!」

襲いかかる刃を避け、受け止め、押し返される。攻勢一方であるはずの海未は、簡単に倒せると思った相手に手間取っていた。

…少々認識を改めないといけませんね。


後ろの方を庇いつつ、わたしに立ち向かう、その心意気はもちろんの事。
最初は太刀筋、間合い、構え、どれもなっていませんでしたが、良くなってきています。

本来なら、鍛えて成長を楽しみたいところですが、後々のことを考えると、そうも言ってられられないでしょうね。不本意ではありますが圧をかけさせてもらいます。

-----------------------------

一層力を入れた振りを受け止め、鎬を削ると、後ろに飛んで距離をとられた。

海未「これがあなたとわたしとの差です。圧倒的不利なこの状況でどうするつもりですか?」

果南「…そうだね、このままじゃ全然勝てそうもないや、でもそれなら、有利を作ればいいだけだよ!」

言うと同時に面食らった相手の懐に飛び込む。
いける。攻めてる。

果南「たあっ!」
海未「う…くっ!」
果南「っ!」

しかし、攻められたのは数秒だけで、また防戦に戻ってしまった。


果南「いけるとっ、思ったんだけどっ、なっ!」
海未「経験とっ、鍛錬の差ですっ!」

距離を詰めた分避けることは困難になる。が、薙刀の勢いは弱まって見えた。

持久戦なら…いけるかもしれない。耐えてみせる。

-----------------------------


彼女らを校舎の陰から見つめる者がいた。

??「助けに行った方がいいかしらね…」

彼女は足音を忍ばせ、近づいていった。

-----------------------------


後ろに下がり、息を整えていると、声が響いた。

??「苦戦してるわね」

仲間の乱入であった。

-----------------------------

今日はここまで
バトルシーン難しい。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

すみません今週は無理でした。ので、来週は多めに書くつもりです。


開始の合図がなった頃、2階南側にある教室に希と凛がいた。

希「それじゃ、凛ちゃん。うちは様子見てくるから、隠れといてな」

凛「…ごめんね。希ちゃん」

希「気にすることないんよ」

そう言って希が出ていくのを確認すると、凛はそっと部屋をでて南東階段を上っていった。


ごめん希ちゃん、嘘ついちゃって。いつも通りにして隠してたけど、少し震えてたから。凛だけじゃない。希ちゃんだって怖いんだ。

階段を上がるとすぐの会議室に入ると、誰もいない。作戦を思い出す。


『「私達は練習してた。けど多分あっちは状況を受け入れられなかったんでしょうね。
海未もいるし、こっちの方が有利。基本はバラけて、勝てそうなら叩く、負けそうなら逃げる、手が空いてたら助ける、ね。
音も響くはずだし、人数も多いから合流しやすいでしょ?」

「…今日の真姫はやる気ですね」

「当然。絶対勝って、みんなで帰るんだから」』


うん、大丈夫。頑張ろう、私。

-----------------------------


希は同じ南廊下にある美術室に向かっていた。

さっき聞こえた声…もしかして。

そっと窓から覗くと、やはり、髪色が特徴的な彼女達が何やら話していた。



気がつくと、震えは止まっていた。いつもと同じ彼女を見て、少し安心したのかもしれない。

ありがとう、心の中で呟く。

…私も、凛ちゃんを安心させてあげないと。

-----------------------------


希「あれ、凛ちゃん、上手く隠れたなあ。出てきてくれん?」

しん、と静まり返った教室。応じる声はない。

希「凛ちゃん?返事して?」

またもや返事はない。

嫌な想像が浮かんでくる。相手に見つかった?追いかけられてる?それとも既に…?

そんな思考を追い出すかのように頭を振る。

いやいや、冷静に。こんな短時間で大きな音もせず、というのは無理があるし、走る音もしなかったはず。…だったら何で…?

駄目だ。このまま考えてるより、探した方がいい。別の場所に隠れた可能性もあるし。

希は南東階段をかけ降りていった。

-----------------------------


海未と別れた真姫は、玄関の前の大きな木に体を預けていた。

…どうしようかしら。海未は校庭に行ったし、私は中に入るのがいいんだろうけど。

先程から何度も、立ち上がって数秒して俯いては座る、を繰り返している。

何してるのよ、私。早く行かなきゃ。

それでも、足は進まない。

いざとなると怖いんじゃない。あんな事、言わなきゃ良かった。

……駄目ね。後悔してても始まらない。もっとポジティブに考えるのよ。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」


…こんな時、にこちゃんがいたらなんて言うかしらね。しょうがないわねー、とか?

真姫「……ふふ」

悩むより、焦るより、のんびりと、か。ほんといい歌よね。

また練習でもして待ってましょ。

-----------------------------

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。


……やっぱり慣れないわね、慣れたくもないけど。

ん?誰か走ってきた…

希「真姫ちゃん!凛ちゃん来なかった?」

真姫「え、凛?見てないわ」

希「そっか、ありがとう」

そう言うと希は足早に校舎へ戻っていった。


…何だか分からないけどついて行った方が良かったわね。追いつけるかしら。

-----------------------------


希が去った後、美術室では絵里とことりがいた。

さて、どうしたものかしら…?ことりのことを考えると、別行動はあまり良くないかしらね。でも、庇いながらは難しいし…

絵里「っ!ことり、誰か来るわ。後ろに」ボソボソ

ことり「うん…」コソッ

ドアの陰に隠れ、息を潜める。

視界に入ってきた人物を確認すると、思い切り殴りかかった。

-----------------------------


2人の声が体育館に響く。

曜「ごめん、ルビィちゃん。どこか…えっと、職員室とかに隠れててくれないかな?」

ルビィ「え?でも鞠莉さんが固まってって」

曜「…うん、言ってた。でも私、ルビィちゃんを守りきれるか分からないし、巻き込んじゃうといけないからさ…本当にごめん」

ルビィ「いえ…」ニコッ

やっぱり曜さん、千歌ちゃんの方が…ううん、当たり前だよね。

-----------------------------


曜「……誰もいないみたいだね」

ルビィ「どこに隠れよう…」

曜「ねえ、ここなんかいいんじゃないかな」

ルビィ「引き出しの中は無理ですよぉ…」

曜「違うって。ほら」

デスクの下、縦に並んだ3つの引き出しは中が繋がっており、おあつらえ向きのスペースになっていた。

ルビィ「ここならきっと見つからない…」

曜「だよね。お、ちゃんと入ったね」

ルビィ「…曜さん。行ってらっしゃい」ニコッ

曜「うん、行ってきます」

…本当は、行ってほしくなんかないし、そばにいて欲しい。でもルビィも、大事な人を送り出して待ってられるように強くなりたいんだ。おねぇちゃんみたいに。

-----------------------------


はあ。私、慕ってくれる後輩一人も守れないんだ。あんな事言って、邪魔だって言ってるようなもんだよ。

でも…集中しないと。その分頑張らないとね。

そんなことを考えながら、いつの間にか2階の西廊下に来ていた。

角を曲がり、南廊下を渡る。そこまで警戒していなかった曜がそれを避けられたのは、勘であった。


曜「っ!」

目の前を通った拳を後ろに飛んで避けると、金髪の女の子が姿を現した。

拳を構え、相手を見据える。動いたのはほぼ同時。

絵里「ふっ!」

迫る拳を避け、腕を掴む。

このまま…投げる!

ダンッ!

…っ!

しかし逆に投げ返されてしまった。すぐさま迫る拳を転がって
避け、蹴るとすんでのところで躱された。


絵里「…」

曜「はっ…はあっ…」

同い年くらいの女の子に互角以上。けっこう自信あったんだけどな。やっぱり庇いながらは無理だ。

-----------------------------


こんなかわいい女の子を殴るなんて。だからといって手加減なんて出来ないけれど。

あの子、思ったより強い。もし教室に入られたら?私はことりを守れるの?
………ごめんなさい、ことり。すぐ戻るから。

絵里「…場所を移さない?ここだと私達には狭くないかしら?」

曜「…いいよ」

絵里「着いてきて」

2人は被服室へ向かった。

-----------------------------


どうしよう。絵里ちゃんどこかに行っちゃったし、ここにいるべきかな…?

ふと窓の外を見る。すると、見知った顔がいた。

海未ちゃん。それから3人いる…誰かはあんまり見えないけど、きっと戦ってるんだろうな。私と違って。

頬を両手で叩く。

だめだめ。しっかりしなきゃ。

-----------------------------

コメントをくれた方、目を通してくれた方ありがとうございます。

メンバー間で個人的に好きな呼び方をさせてるので、たぶん時空が混ざってます。

基本的にメンバー視点なので転換が多いまどろっこしい書き方をしていますが、別の子視点が合流、補足になっているので、読み進めれば繋がります。

今日はここまで

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

追加設定
WC
・戦闘中は入れない
中庭
・霧がかかって向こうが見えない
・入れない

ガタガタだけどマップ作りました
空白は教室

1F
西
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
| |
| |
| 体育館 |
| | 裏庭
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄| |
|  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|  ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄
| 保 | | | | |
校庭 | | | | ̄ ̄ ̄| |
|  ̄ ̄ ̄| | | 職 | |
南 | | | | | |
|  ̄ ̄ ̄| | WC → | ̄ ̄ ̄ | |
| | | 中庭 | ̄ ̄ ̄| | 北
WC→|  ̄ ̄ ̄| | | | |
|  ̄ ̄ ̄| | | ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |

  |  ̄ ̄ ̄ | | | ̄ ̄ ̄| |
  | | | | | |
    | ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄

| 玄関 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





さっきの通信、背景がちらっと見えたのよね。近い方にしましょう、行き止まりだし…

…あら?これ何かしら…










鞠莉「…」

善子「…鞠莉さん」

鞠莉「…行きましょう」

-----------------------------

屋上のドアを開ける。

鞠莉「ダイヤ。梨子。」ガチャ

ダイヤ「鞠莉さんに善子さん、貴女方でしたか…焦りました」

鞠莉「ごめんなさいね、って梨子は?」

ダイヤ「そちらですわ」

善子「リリー!」ギュッ

梨子「よっちゃん!?よしよし、鞠莉さんが呼んでるから」

鞠莉「…提案なんだけど、挟み撃ちってどう?私達が引きつけて、2人が後ろから合流するの」

梨子「それなら、最初から4人でいた方が…」

善子「不意打ちに意味があるのよ、だから…お願い」

梨子「…」

ダイヤ「同意しかねます」

鞠莉「っ…何故?」

ダイヤ「鞠莉さん、善子さん。貴女方を囮などに使いたくないのです、やるなら私が致します」

鞠莉「……すぐにget tiredな硬度10にそれは無理ね~」

ダイヤ「…ならやはり4人の方が…」

鞠莉「とにかく!お願い、ね。バイバイ」

善子「…じゃあね」

ガチャ。


………これでいいのよ。


カチャリ。

-----------------------------


ありがとう鞠莉さん、協力してくれて。おかげで上手くいったわ。

善子「とりあえず会議室に戻りません?」

鞠莉「そうね」




会議室に入ると目があってしまった。

凛「っ!」

善子「っ!」

鞠莉「え?……っ!」

2対1。有利なはず。



ダン!

鞠莉「今の音!下で戦ってる!?」

善子「助けに行ってあげて!」

鞠莉「それだと善子が!」


横目で鞠莉を見つつ、じりじりと近寄ってくる相手に目を向ける。


善子「あっちは2人相手かもしれないでしょ!早く!」

鞠莉「っすぐ戻るから!」


鞠莉は南西階段を降りていった。

-----------------------------


わざとらしくはぐらかして、そそくさと…いつもの事ながら、貴女が何を考えているのか分かりません。

梨子「あの…ダイヤさん…?」

ダイヤ「すみません、少しぼうっとしてしまいましたわ」サラサラ

梨子「くすぐったい…」

ダイヤ「動かないで下さい。はい、出来ましたよ」キュッ

ポニテ梨子「ありがとうございます。じゃあダイヤさんは私が」

たまにはしてもらうのも良いものですね。確かに少しくすぐったいですが。

梨子「できました。」キュッ

ポニテダイヤ「ありがとうございました。これで動きやすいでしょう。それと、武器の扱いに慣れておかなければ」

-----------------------------


にこ「落ちついた?」

花陽「うん、もう大丈夫だよ」

にこ「ここは裏庭だから行き止まりだし、少し様子見てくるわ。花陽は隠れてて、時間が経って大丈夫そうなら出てくればいいから。…こんな時ぐらい先輩に頼りなさい」

花陽「…ありがとう、にこちゃん」

-----------------------------


やっぱりかっこいいなあ、にこちゃんは。でもね、μ'sは先輩禁止なんですよ?

武器は狙撃銃。遠距離戦で当たらないといけない。せめて使えるようにしておかないと。

銃を構え、スコープを覗く。

パシュッ

弾は空を切った。

…惜しい。でも、思ったよりは当たりそうかな。

-----------------------------


??「職員室の引き出し細工したでしょ?」

??「バレちゃいました?ごめんなさ~い」

??「Aqoursを贔屓するのはいいけど、これからは平等にお願いしますね?」

??「……は~い。そういえば、お礼言ってなかったなあ。ありがとう、私達が会えたのはあなたのおかげです!」

??「急に改まってなんですか…別にいいですよ、こっちも儲か…ゴホン」ボソボソ

??「…もしかして照れてるの?いい年して?かわいい~」バシバシ

??「違いますから、ちょ、やめてくだ、あっ」

カシャン

??「ほら、落ちたじゃないですか…」スチャ

??「ごめんごめん」

??「もう、今いい所なのに…静かにしてて下さいよ~」

-----------------------------

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

SSというのは自分の好きなこと、妄想を垂れ流したものだ、好き嫌いで叩かれて止めるくらいなら書かない方がいい、みたいなことをどっかで見たので

覚悟してるんだな
とてもいいと思う、応援させてくれ

>>140
1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」

9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

ありがとうございます。見てくれる人がいると励みになります。


海未「っ!…にこでしたか…」ホッ


やっぱり気づいてなかったみたいね。


にこ「気をつけなさい。いくらあんたでも、私が敵だったら危なかったのよ?」キッ

海未「すみません…」

にこ「…ま、とりあえずは目の前の敵ね、あんたほどじゃないけど、私が入れば少しはマシになるでしょ」

海未「…別々で戦いませんか?あと、体格的に私が剣の方、にこが弓の方がいいと思うのですが」

にこ「じゃあ、そうしましょ。まずは距離を詰めなきゃ…ねっ!」


声と同時に地面を蹴る。ついてくる足音を聞きつつ、走ってくる相手に斧を振るう。
予想通りに避けられると、もう一人へと走る。


任せるわよ、海未。


果南「行かせな…」

海未「貴女の相手は私です」ザッ








…大人しくしてなさいよ。






すぐに終わらせてあげるから。



にこは、動けないでいるそれ目掛け、斧を振り下ろした。

-----------------------------


まずい状況になった。
足止めをくらっている場合ではないのに。


海未「ふっ!はあっ!」ビュッ

果南「はっ…うっ」ピッ

海未「さっきまでの勢いはどうしたのです!?集中しなければすぐに終わってしまいますよ!?」


集中?…出来るわけない。

分断されてから一度も後ろを向いていないのだ。この人のせいで。

だいぶ離れたのか音も聞こえない。

花丸はどうなってるの?早く助けにいきたいのに。


海未の攻撃は更に速度を増す。

先程ついた切り傷がズキズキと痛む。



…足止めや時間稼ぎなんかじゃない。

この人は本気でとりにきてる。


迂闊に背中を見せれば、やられる。



果南「…」スッ

海未「!…ようやくですか」




…先にこの人をどうにかするしかない。

それまで無事でいて、花丸。

-----------------------------


花丸の本能的な回避により、にこの一撃は空を切った。その間に花丸は走り出す。



にこ「待ちなさい!はあっ!」ブンッ

花丸「っ!」タタッ

にこ「このっ…避けるんじゃないわよっ!」ザクッ

花丸「はあっ…はあっ…」


地面に刺さった隙に走る。

どうしよう。果南さんとだんだん離れてく。
きっと逃げ続けることは出来ない。

戦う?おらだけで?

目の前に頼もしい背中はない。





誰か、助けて。





不意に服を掴まれ、つんのめる。






振り返ると目が合った。

助けなんて来ない、とでも言いたげな眼差しと。


ああ、もう駄目だ。


目をぎゅっと閉じる。


みんな今までありがとう。
千歌さん、ごめんなさい。

じーちゃん、まるは祖父不幸者です。








あれ、痛くない…?


戸惑いながら目を開けると、先程と変わらない視線を浴びていた。



にこ「……ねえあんた、やる気ある?」

花丸「え?」

にこ「戦う気はあるのかって聞いてんのよ。ずっと逃げ回って、追いつかれてもろくに反撃もしない。潔いって言ったら聞こえはいいけど。」


花丸「…」


にこ「少し前から見てたけど、ずっとあの子の後ろにいたわよね。あの子は守りながら戦ってるの、必死で。…あんたはそれでいいの?」


にこ「…ほら、射ってみなさいよ。どこでも狙えるわよ、ほら」

花丸「……っ」ギギギ



花丸「……」ギッ




花丸「…っ……ううっ」ガシャン コロコロ


にこ「……出来ないのね。やっぱりあんたは、後ろで守られてるだけ。それが嫌ならせいぜい隠れるなりしてなさいよ。」ザッ


足音が遠のいていく。その行く先が分かっていても、花丸は動くことができなかった。


-----------------------------




何であんなこと言ったのかしらね。
そのまま楽に倒せたはずなのに。

なんだかんだ言って、私も怖かったってこと?それとも…




-----------------------------



果南「はあっ!」ブンッ

海未「おっと」スッ



やっと攻めてきたと思えば、動きが単純になっています。恐怖、いや焦りでしょうか。


果南「はっ!」ブンッ

海未「…」スッ

果南「ふっ!」ヒュッ

海未「…」サッ



何なのでしょう、この気持ちは。

まるで鉄の塊にでもなったような。



海未「………らない」ボソッ

果南「え?」

海未「もういいです。どうぞ逃げて下さい。追いませんから」

果南「……」

果南「…」クルッ



背を向けこちらを一瞥した彼女は、仲間の元へと走った。





ふと気づけば、巻き込まれたらしい歪な形の花びらが、髪に張り付いていた。

その鮮やかなオレンジが海未の目を見開かせた。


……何故私はあんなことを?





《鍛えて成長を楽しみたいところです》


ドクン


《別々で戦いませんか?あと、体格的に私が剣の方、にこが弓の方がいいと思うのですが》

《集中しなければすぐに終わってしまいますよ!?》


ドクン


《どうぞ逃げて下さい。追いませんから》


《つまらない》


ドクン




穂乃果を取り戻すのではなかったのですか!?


もう、自分が何をしたいのか分かりません…



海未は薙刀を放り、地に倒れ込んだ。

-----------------------------



被服室にて。睨み合う二人がいた。



曜「…はっ…はあ…」

絵里「……は…っ…」


柔道の授業、真面目に受けておいて良かったわ。案外役に立つものね。

それにしても、こんなに削ったのにまだ動けるのね…海未や凛といい勝負じゃない。
これほど強いのなら、多分向こうの主力のはず。潰せるうちに潰しておきたいわね。



曜「…」ダッ

曜「はあっ!」ブンッ

絵里「…」スッ

曜「っ!」ブンッ

絵里「…」スッ



もったいないわ。体力も運動神経も良いのに、動きが大きいのよ。だから早く消耗する。そのことに気づけなかったのが貴女の敗因よ。


絵里「ふっ!」ヒュッ

曜「…」ササッ

絵里「はっ!」ドゴッ

曜「うっ…」フラッ


今のは深かった。ごめんなさい、よく頑張ったわね。


絵里「……」ガシッ

絵里は曜を壁際に押さえつけ空いている片手で殴った。


殴る。


曜「がっ!」


殴る。殴る。


曜「うっ!…げほっ…」


殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。


曜「かはっ…」


絵里「………これで、終わりよ」ヒュッ



「離れなさいっ!」ヒュン


横から銀色の物体が飛んでくる。絵里はバックステップでそれを躱すと、乱入者の方をみた。






??「ナイフ投げ…私、昔やってたのよね」


曜「…まり…さ…」


絵里「……」ジッ


鞠莉「…私、数分待って戻って来なかったら助けに来るよう仲間に言ってあるの」

鞠莉「アナタも負傷してる、三人相手は難しいんじゃないかしら。それでもいいなら戦いましょ?」


絵里「……止めておくわ、貴女の言ってることが嘘だとしても」クルッスタスタ

鞠莉「…」


-----------------------------



鞠莉「バレてたけど、追い返せて良かった。曜、怪我は!?動ける?」

曜「……多分休めば大丈夫だと思うよ、それより…」

鞠莉「善子のことね、私に助けに行けって言って、戦ってるわ」

曜「じゃあ早く戻って!善子ちゃんがっ!」

鞠莉「落ち着いて!今曜を一人にするわけにはいかないのよ。動けるようになったら言って。それに私も聞きたいことがあるの」

鞠莉「ルビィはどうしたの?」

曜「最初に、巻き込まれないように隠れてもらったよ。絶対見つからない所に」

鞠莉「そう…」


襲われたら戦えないし、善子も十分強いけど戦力的に曜を失うのは大きいもの。



曜「…鞠莉さん?」

鞠莉「ああ、ごめんなさい。アイツ何か言ってなかった?」

曜「何も。いきなり殴りかかってきて、ずっと戦ってたよ」

鞠莉「…好戦的、というのかしら。危険ね。あんなのが、他に何人もいたら…」ゾワッ

曜「やっぱり、善子ちゃんの所に行って」

鞠莉「…なら、アナタもついて来なさい。少し負担がかかるでしょうけど」

曜「そのくらい平気だよ!行こう、早く!」グイッ



そう言って、曜は鞠莉の手を引き走り出す。



なんで怪我してる曜が引っ張ってるのよ、もう少し自分の身体を大事にしなさい。


それに比べ、損得で考えてた私は…



…なんて冷たいのかしら。


-----------------------------



ガラガラッ


希「凛ちゃん、いる!?」



職員室はしん、と静まり返っていた。


さっき降りてきたとき、向こう側の廊下も静かだったし…


希「…上だったのかな」タッタッタ


3階…ううん、その前にえりち達に聞いてみようかな。


-----------------------------



な、なんで希ちゃんがいるの…!?もしかして戦わなきゃいけないのって、μ'sなの…?



ルビィ「そんなの……でも」ボソッ



μ'sとAqoursのみんな。憧れの存在と大切な仲間。選びたくないよ…


ルビィ「やだ…」ググッ

ルビィ「やだよ…」ギリギリ


あ…強く握りすぎたのかな、血が出ちゃった。とりあえずティッシュで…


-----------------------------



真姫「見失ったわ…」キョロ


こっち側には保健室、向こうに職員室がある。希を見失った今、真姫の目的は敵との遭遇ではなく、アイテム探しであった。


真姫「…こっちにしましょ」



ガラガラ


良かったわ。誰もいないみたい。


真姫「救急箱は…これね」ガサゴソ


絆創膏に消毒液、ガーゼ、綿棒などのお馴染みのセットの中に見慣れぬ瓶があった。取り出してラベルを見る。


真姫「何よこれ、痺れ薬…?」


ガラッ


突然開いたドアに驚いた真姫は咄嗟に手にあった瓶をポケットにしまった。


??「やっぱりμ'sなんだ…」ボソッ


彼女は目が合った途端、入り口で止まっていた。真姫は彼女にゆっくりと近づいていった。

-----------------------------



うーん。たぶん、絵里ちゃんが戻ってくるまでここにいた方がいいよね?


ことり「大丈夫かなぁ…?それとも、探しに行った方がいいのかも…?」


あれ、こんなところにタロットカード…希ちゃんのかな?


ことり「痛いっ…ちょっと指切れちゃったなぁ…」プツッ


希ちゃんのがこんな刃物みたいなのじゃないと思うし、アイテムってことかなぁ?

ことり「うーん…」

とりあえず、貰っておこうかな。



絵里「ことりっ」

ことり「絵里ちゃんっ。大丈夫…って、希ちゃんも一緒だったの?」クルッ

希「ううん。うちはさっき会ったばっかり。ことりちゃんは、凛ちゃん見てない?」

ことり「見てないよ」

希「そっか…」

絵里「ねえ、希は凛を探してるのよね?その時丁度トイレに行ってたんじゃないかしら?」

希「えりち…トイレは行けないって説明に」

絵里「え?ごめんなさい。そういえばそうだったわね…」

ことり「もしかして、休憩室じゃないかな…?」

希「そういえば、そこは見てなかったなあ…」

絵里「なら、行ってみましょう。」

ことり「ちょっと待って。これ、希ちゃんのじゃないよね?」

希「んー、うちのとちゃうよ。どうしたん?」

ことり「さっき落ちてたのを見つけて…その後二人が来たの。見た目はタロットだけど刃物みたいになってて、希ちゃんのためのアイテムじゃないかなって」

希「でも、ことりちゃんが拾ったものやし…」

絵里「希、武器は何なの?」

希「ダイナマイトやね」

ことり「接近戦だと、使えないよね?やっぱり希ちゃんに持っててほしいな」

希「…なら、貰っておくね、ありがとう」


-----------------------------

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom