魔界通販「本日紹介しますのは、なぁんと安価でヤンデレ化する装置です」 (26)



ガヴリールドロップアウトのキャラで誰がヤンデレ化して欲しいか安価を取ります。
そんな訳で>>3のキャラがヤンデレ化してしまいます。





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サターニャ




サターニャ「ふんふふーん、今日こそガヴリールをギャフンと言わせてうっ……」

ラフィ「おや、サターニャさん?どうかしたんですか?」

サターニャ「ガヴリールに会いたいガヴリールに会いたいガヴリールに会いたいガヴリールに会いたいっ」

ラフィ「えぇー」ヒキ

サターニャ「待っててねガヴリール、今会いに行くわ!!っとその前に買い物買い物、食材にお泊まりセットと」

ラフィ「手錠や目隠し、睡眠薬もお忘れなく~」

サターニャ「そうね、ナイスラフィ!!」

ラフィ「いえいぇ~」








サターニャ「それじゃ買うものも買ったし早速愛しのガヴリールの元へ」

ラフィ「えぇ、では私はこれで」

振り返るとラフィは慌ててポケットに何かを押し込んでいてた。別に気にする事では無いし無視をした。がっラフィが急に帰ると言い出した事に少し疑問を抱いた。

サターニャ「ねぇ、あんたもガウリールの家に来ないの?あんたなら来るなって言っても来そうなのに」


ラフィ「お二人の愛の巣へお邪魔するのはどうかと思いましてぇ」


なんだ、案外分かってるのね
ラフィの事少し見直した瞬間だったそのまま足をガヴリールの家へと向けて歩いていった。






直ぐにガヴリールの家に辿り着いた、インターホンを何時も通り連打すると中から声が聞こえる。


ガヴ「誰だよたくっ、今出まーす」


サターニャ「ナーハッハッハッ、このサタキニア様が来てあげたのよんっ?」

ドア越しから聞こえていた声は小さくなっていた。通常では聞き取れない位に…しかし

サターニャ「『やばっ、ヴィーネ隠れて?』」



サターニャ「なんで、ヴィネットがそこに居るのガヴリール!!」

固められた拳はそのまま扉をぶち破り、中へと侵入していく。しかしヴィネットとガヴリールを探すも何処にも居なかった。


サターニャ「んっ、このテレビ見覚えのある…これは?」

一度テレビへと視線を移すと下の方に何かを見付ける、それが何か分からないまま持ち上げると幾つかのスイッチがあった。その1つを押してみると

「誰だよたくっ、今出まーす」




サターニャ「…………逃げたのか!!やばっ追わなきゃ」

ここでふと気付く、この部屋に充満していた匂いがまだそう遠くに行っていない事

サターニャ「まだ、近くに居るのね…ガヴリールぅ」

悪魔的笑顔を浮かべるが、外が騒がしい野次馬やら何やらが集まっていたのだ。
成る程目的はこれか、野次馬を集めて退散させる其が狙い…だが下等な存在を無視しガヴリール達の匂いを辿っていく。


サターニャ「近くなってる、もうすぐもうすぐ会えるわガヴリール」



一方その頃、近くの公園ではヴィーネに引っ張られながらも走っているガヴリール達の姿があった。


ガヴ「はぁはぁ、ちょっヴィーネ待った休憩しないか?」


ヴィーネ「そーね、此処まで来れば流石に見付けるのは難しいはず…」


二人は近くのベンチで休憩を取る事にした。
ずっと走りぱっなしで渇いてしまった喉を潤しながら乱れた呼吸は段々と静かになっていく。


ヴィーネ「でも、サターニャに何が……」


ガヴリール「本当だよな、そこまで私と勝負したいのかぁ?」





ヴィーネ「えっ、今何てっ!?」

ヴィーネにはガヴリールの声は届いていなかった、ガヴリールが声を発した時、既にガヴリールは空中に引き寄せられていたのだから


ガヴ「んぐっ!?」


サターニャ「やっと会えたね、私のガヴリール大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好きよ」

ガヴ「んー」ビク

ガヴリールを脇に抱え、持ち前の握力で口を塞がれては体力0のガヴリールに為す術など無かった。そしてそのまま何処かへ消えていったのだ。


ヴィーネ「ガヴ!!ガヴ!!」

同じく空中を彷徨うが手掛かりも無い。
ヴィーネは可能な限りガヴリールを探した精神はとうに壊れている。次第に殺意にも似た感情を抱き始めたその時


ラフィ「ヴィーネさん探しましたよ?」


ヴィーネ「ガヴ、ガヴガヴガヴガヴガヴガヴガヴガヴガヴガヴどこ返事して何処なのねぇガヴガヴガヴガヴガヴ」

ラフィ「ガヴちゃんの居場所が分かりそうです、元に戻ってくださいヴィーネさん!!」


ヴィーネ「うるさぃ、早くガヴを見つけなきゃ震えてるかも泣いてるかもだから少しでも早く見つけなきゃガヴガヴガヴガヴガヴ」

まともな判断が出来ない程までに壊れていた。ラフィエルはその空を掻くヴィネットの手をそっと握り締めた。
勿論抵抗するヴィーネは攻撃にラフィエルを傷つけていく、傷付くラフィを見て様子が変わっていくどうやら徐々に声が届いている


ヴィーネ「あれっ、ラフィ…ごめん!!私、自分でも良く分かんなくなってて」

慌てた悪魔を無言で抱き締めていた天使、がっ悪魔は嫌悪感を持った顔をしていた。

ヴィーネ「ガウ以外の温もりなんて……」ギリリ


ラフィ「えっとぉ~、まぁ聞いてくださいねヴィーネさん?」



ー?ー


サターニャ「ガヴリールぅ!!最近元気無いけど大丈夫?辛い事や嫌な事は全部私にぶつけていいんだから…ねっ」

ガヴリールは反応もせず、動かない
まるで生への執着の無く終わりを待っているそんな姿に思えた。
なんでだろう、これが一番正しいのにガヴリールは何が不満なのだろうか?ガヴリールが望んでいた生活、何もせず料理は出てきて風呂や身の回りの事もしなくていいし趣味やしたい事に没頭出来るそんな理想の環境なのになんで?

ガヴ「………ヴィーネ…ラフィ…」

此処に隠れてから初めて発せられた言葉、私では無い他の人の名前
なんで?分からない、理解できない私以外を何で見ているの何で何で何で!!

TV<イマナラナントテンシゲキタイグッツアワセテ

サターニャ「あっ、テレビ消そうか五月蝿いよね………」

TVに手を伸ばした瞬間、空間が割れる音がした其処には見覚えのある格好の二人が立っていた憎らしくも私の元友人達


ヴィーネ「ふぅ、やっと見つけたガヴ帰るわよ!!」


ガヴ「………ヴぃっヴィーネぇ!!」





時間は巻き戻り~


ヴィーネ「ラフィ、サターニャの家ならもう調べ尽くしてるわガヴの家だって考えられる所は全部……」


ラフィ「いいえ、まだ全部とは言えません」


ヴィーネ「どういう事なの?」

ラフィ「それは中に入れば分かります、さてどうやって入りましょうか?」

ヴィーネ「以前より警備が強くなっているみたいね、ベランダも見てきたけどセンサーとかで入るのは難しいかも」


ラフィ「あっ、普通に玄関から入れましたよぉー鍵閉め忘れてるみたいなので」

ヴィーネ「がばがばかっ!!」

こうして、サタキニア城へと侵入した二人だがヴィーネは辺りを見渡した後


ヴィーネ「やはり前に来たときと同じ手掛かりも無さそうね」


ラフィ「いいえ、手掛かりも何もサターニャさん達は此処に居るんですよ」

空中を軽くノックするラフィ勿論、反響する音も無く空振りなのだがヴィーネは感じていたその意味を

ヴィーネ「空間の擬態…」


ラフィ「はい、ここに写っているのは実際に存在する空間とは異なる本物そっくりの空間なんです」


ヴィーネ「じゃぁここにガヴ達がでも空間として成立してるなら私達では介入出来ない……」

ラフィ「そうでも無いですよ?」

ヴィーネ「えっ?ラフィ何をしてるの」

一定の空間に対して人差し指を向ける、そのまま空に魔法円を描いていく。
ラフィの周りには可視レベルの濃い魔翌力が漂う、そしてその魔翌力はラフィの指先へと集中していった。

ラフィ「悪魔の創造物なら……破壊可能です。」

ラフィ「天に召します我らの、父なる神に 感謝を、今日も正しく生きてます欲に溺れて生きてます……かしこ!!」

どうやら詠唱の言葉の様だ詠唱を終えると指先に集められた魔翌力は不可視の空間へ目掛けて放たれた…瞬間空間がまるで硝子が壊れるような勢い割れていった。

ヴィーネ「やっと見つけたガヴ帰るわよ!!」





ヴィーネの元へと駆け寄ろうとするガヴの動きを抑止したのは勿論、サターニャの腕だった。
暫くの沈黙が募るが、ヴィーネより先に

ラフィ「ヴィーネさん、ここは私に任せてガヴちゃんを」

ラフィが口を開いた瞬間、ヴィーネはガヴリールの腕を掴んで外へと逃げた。

ラフィ「追わなくて宜しいのですか?」


サターニャ「どうせ、逃がしてくれないんでしょ ?」

再び、沈黙が部屋の中を支配する。


ラフィ「私を倒してガヴちゃんを追いますか?」

サターニャ「………それも良いかもね…」




冗談めいた言い方でサターニャはドアを越えて外へと向かうがラフィは一歩も動かず、サターニャを見逃した。
そして、ポケットに入っていた物が震える

ラフィ「………もしもし、ラフィエルですはいっ……分かりました。」

スマホをポケットに仕舞い込めば遅れて外へと向かっていた。そしてある場所へと足を運んで行くのであった。

一方その頃

ヴィーネ「ガヴ、恐かったでしょ?もう大丈夫だからね?」

ガヴ「ぐすっ、ぐすっ」

ヴィーネ「泣かないのほらぁ、泣き止んでぇ」ギュー

ガヴ「…ヴィーネ…あの」

ヴィーネ「なーにガヴ?」

ガヴ「あっありがとな?…後、もっと強く抱き締めて…なんて//」

ヴィーネ「……あぁ、可愛いんだからいくらでも抱き締めてあげるわよぉ」


ーーーー

ラフィ「…………情報が正しければここに居るのね…」

ラフィエルは一軒の店の前に立っていた。
ドアを開けると口髭を蓄えたマスターが出迎えてくれた。








休日の昼間にも関わらずがらんとした店内を見渡すと、まだ湯気が立っているコーヒーをテーブルに置いている一人の女性の元へ足を運んでいく。


ラフィ「……まさか、貴女が事件に関わっているなんて…」


声を掛けると女性は振り返ら、ラフィ…否白羽先輩を見つめていた。

ラフィ「千咲=タプリス=シュガーベル…タプちゃん」


タプ「……お久しぶりです、白羽先輩。ところで事件とは何の事でしょうか?」


ラフィ「惚けても無駄なんですよ…」


タプ「……すみませんでした。」

ラフィ「何でこんな事をしたんですか?」

タプ「以前、あの悪魔が天真先輩を堕天させたと聞きました。ですからどうにかあの悪魔から天真先輩から離そうと……」

ラフィ「ですから、あの商品に?」

ラフィがタプリスに問い詰めると罰が悪そうに目を伏せながらゆっくりと口を開いた

タプ「はいっ、そうです。たとえ、悪魔と言っても恋心は抱いているはず、ですからあの装置で恋の相手に意識が向けば天真先輩から離れると思いまして」



ラフィ「成る程、分かりました。でも結局その相手が……」


タプ「運悪く…悪かったんでしょかね、どちらにしろ私がした事は間違ってました。」




タプ「自分勝手に暴走して、他の方にとても迷惑を掛けてしまいました…私は天使失格です…」


ラフィ「そうですね、でもそれだとガヴちゃんは天使失格以下になってしまいますねぇ~」


タプ「………」

ラフィ「許されない事ですけども、今回の事件は平和に終わらせます。ですので反省して同じ過ちを繰り返さない様にしてくださいね…」

タプ「はい、すみませんでした白羽先輩…あと天真先輩にもすみませんでしたと伝えて下さい。暫く会えないと思いますので…」


ラフィ「待ってタプちゃん、まだ半分よ」

タプ「えっ?」

ラフィ「事の原因は分かりました、ですがどうやって悪魔通販を利用したんですか?天界にバレル事も無く…」


タプ「あぁ、それは天真先輩の家で見かけて電話をしたんです。宛名だけを私に変えてあの悪魔の家に送って頂き、あの悪魔より先に受け取ったんです。」


ラフィ「なるほど、ですから宅配の際にはバレてもサターニャさんが名前を偽って注文したと言い張れますし、悪魔通販の購入履歴に貴方の名前を発見出来たのも頷けます。」

タプ「………あの悪魔を利用したのも少し良心が痛むんですけど、悪魔だからとそんな甘えが私にはありました。あの悪魔にもすみませんでしたと伝えて下さい。」

ラフィ「分かりました、けどタプちゃん貴方は一つ勘違いしてます。」


タプ「えっ?」

ラフィ「本当にサターニャさんが好きなのがガヴちゃんなのか……」




ーー 一方その頃 ーー


ヴィーネ「わかったは、ラフィじゃぁガヴにもってどうしたのガヴ?」

電話でラフィと連絡を取っているのか少し真剣な表情で受け答えをしている。するとガヴリールが急に抱きつき小声でヴィーネが驚く


ガヴ「ヴィーネ、他の子とずっと喋ってる」ムス

ヴィーネ「もう少しで終わるから待っててね」ヒソヒソ
ラフィ「では、そう言う事ですのでぇ~」ツーツー

ヴィーネ「はぁ、ガヴ大事な話をしてたんだからね?」

ガヴ「私より大事な事?」

ヴィーネ「うっ、答え辛い所を……ガヴのが大事よ勿論」

ガヴ「…へへっ//」

ヴィーネ「恥ずかしいなら言わすな!!んっ!?」

恥ずかしそうに俯くガヴリールに突っ込みを入れると、不意に自分を抱き締め顔を近付ける動作に驚くも、そっと目を瞑ったその唇に優しく自分の唇を重ねた。

ガヴ「……もっとして?」

ヴィーネ「もう、ガヴは甘えん坊なんだから」

ガヴ「んっ、もっとぉ」







そして、所変わってショッピングモール

ラフィ「てことで、作戦をおさらいです。
まず、ガヴちゃんとサターニャさんはデートしてもらいます」


ガヴ「ヴィーネと以外は本当は嫌」

ヴィーネ「ちゃんと出来たらご褒美あげるから、私もガヴが他の人とデートなんて嫌だけども」


ラフィ「オブラートに包むって知ってます?」

ガヴィーネ「「えっ?」」


ラフィ「………まぁ、良いです。そしてサターニャさんの気持ちを聞き出す作戦です、私の推測を確かめる為にもこれは必要なんですお願いします!!


ガヴ「んっ、ヴィーネ…なにっ、何か言ってた?」

ヴィーネ「ぷはっ、今回は大事な事らしいわよ」


ラフィ「はぁぁ、上手く行きますかねぇ」

ヴィーネ「それよりサターニャが来るかが問題じゃないの?」

ラフィ「大丈夫です、サターニャさんならっほらお見えになりました。」


サターニャ「ガヴリール!!」



ガヴ「…………」

サターニャ「この間はごめんなさいね、感情が暴走してて今日は大丈夫だからデート楽しみましょう?」

ガヴ「あぁ、楽しみだよ(棒」

サターニャ「良かった、ガヴリールに嫌われたら私生きていられないもの…本当に嬉しいわ」

ガヴ「っで、何処から行く?」


サターニャ「ガヴちゃんの好きな所なら何処だって!!」

ガヴ「普通はお前がエスコートするもんじゃね?まぁ、いいやゲーセンとか行こうか」

サターニャ「えぇ、行きましょう!!」


ヴィーネ「…………」ギリギリ

ラフィ「…………)v」


ガヴ「お前下手だな、こうやるんだってあれくそっ」

サターニャ「ぷっ、あっごめんなさい」

ガヴ「笑ったなぁ!!」

ヴィーネ「」ガンガンガン

ラフィ「………T)vT」


ガヴ「お前の上手そうじゃん…」

サターニャ「えっ、一口食べる?」

パクッ

ガヴ「うまっ」モキュモキュ

サターニャ「じゃっじゃぁ、私も一口…」

ガヴ「良いぜ」




ピンポーン今から屋上でイベントが開催します。

サターニャ「へぇー、イベントねぇガヴリール私達も行ってみない?」

ガヴ「いや、その前に注文した品来ちゃったからその後な」


サターニャ「あっ、うっうん」

その後、二人は何も喋らず沈黙が続いた。

サターニャ「ねぇ、ガヴリールぅ私の事どう思ってるの?ほらこの間は酷い事を一杯したから…」

ガヴ「正直言うと、今のサターニャは好きじゃない…むしろ嫌いだ…」

サターニャ「」ドクン

ガヴ「私は前みたいに馬鹿やって、他人に迷惑掛けるけど素直なお前の方が好きだった!!」

ガヴ「お願いだから、前のサターニャに戻ってくれよ!!」

サターニャ「あぁぁぁっ!!」

壊れたー私を支えていた何かが脆くも崩れ落ちてしまった。必死で抑えていた感情は暴走してエネルギーの様に周りへ放出していく。結果、地面は揺れ割れていくテラス席に居た私達は足場を失ない落ちそうになるが間一髪建物の出っ張りに手が届き建物にぶら下がる形になってしまった。映画とかで定番でガヴリールが出っ張りに捕まっていて私の手を掴んでいる…

ガヴ「くっそ、ギリだな…」

天使の羽を生やして空中に浮かんで負荷を軽くしている様だが元の非力さの為か、直ぐに限界が来そうな様子だった。簡単な事だ、私が手を離せば良いそれだけなのだから





ラフィ「ふぅ、ガヴちゃん達速いです…ね」

ヴィーネ「ガヴが楽しそうガヴが楽しそうガヴが楽しそうガヴが楽しそうガヴが楽しそう私以外のデートなのに」シクシク

ラフィ「……はぁあら?彼処やけに騒がしくないですか?」

ヴィーネ「さっき、地震があったしそれで何かあったのかもぐすっ」

ラフィ「誰かが落ちそう見たいです!!」

ヴィーネ「!!」

急いで下に視線を向けると、ぶら下がっている二人を見つけ直ぐに横のガラスへ移動する。

ヴィーネ「ラフィ、ここのガラス壊せる?」

ラフィ「落ちてるのはガヴちゃん達ですか?」

ヴィーネ「えぇ」

ラフィ「厚さは?」

ヴィーネ「10m」

ラフィ「大きさは?」

ヴィーネ「私が出る位!!」


ラフィ「2発ですね!!」




以前空間を壊す為に行われた、術式を再び展開し指先に魔力を込めていく。

ラフィ「天に召します我らの…呪文以下省略!!」

少し顔を歪めた後に指先から2発の魔力がほぼ同時にガラスに穴を開けていき、その穴を中心に周りにヒビが入っていく。そしてその穴に向かい

ヴィーネ「ぅぉぉぉぉ!!」

拳をぶつけながら翼を広げればガラスを叩き割り外へとその体を持っていった。

ヴィーネ「ガヴ!!」

ガヴ「ヴィーネ!!」

この時ガヴリールの意識は助かると言った気持ちで緩んでしまった、その刹那するりと大事な物が落ちていく感覚に駆られていた

ガヴ「サターニャ!!」

サターニャ(ごめんなさい、ガヴリール理解出来たの貴方を思う気持ちの理由や全てに……だから)


ガヴ「くっ、私が気付いて慌てないように、気負わせない為に声を殺して黙って落ちていった…」


ヴィーネ「ガヴ大丈夫?」

ガヴ「あぁ、私は大丈夫だ…私は…」


ヴィーネ「目真っ赤じゃない、恐かったのねよしよし」

ガヴ「(サターニャ)」




ヴィーネ「そぅ、サターニャが……」

ガヴ「私のせいで……」

ヴィーネ「………あれ?ラフィは?」


ーー
ーーー

サターニャ「はぁっ…はぁ…っ」


ラフィ「お疲れ様ですサターニャさん」

サターニャ「ふぅ、何しに来たの?今は貴方の相手をしてる余裕は……」


ラフィ「気付いてしまったのでしょう?自分のお気持ちを…」

サターニャ「…………」

サターニャ「何時から知っていたの?」

ラフィ「2日前程、とある商品の説明を聞いた時にですがそれだけでは証拠としては不十分でした…ですが本日の事で確信出来ました。」

ーー2日前~喫茶店

タプ「えっと、意味が分かりません」

ラフィ「つまり、あの装置はヤンデレを作る為に感情の暴走させる力を持っていました。しかし後日恋愛感情以外も暴走する事が判明しました。」

タプ「ー!!」

ラフィ「つまり、発動した時には好きな人の事では無くガヴちゃんと遊ぶ事が一番強かった。そして恋愛を知らないサターニャさんはその気持ちを恋と勘違いしたまま暴走した。」

タプ「つまり、あの悪魔は天真先輩を好きでは無いと?」

ラフィ「恋愛的な観点から言えばですけども…」

ーーー
ーー





ラフィ(タプちゃんは、推測を話してしましたが正解を教えていたので結果オーライにしましょう。)

サターニャ「………私、ガヴリールに嫌いって言われたの」

ラフィ「知っています。」

サターニャ「でも、拒絶されても絶望しなかった憎悪が湧いてくる訳でも無かった…」

サターニャ「だから、気付いたのガヴリールへの感情は偽りなのだと…」


ラフィ「……やっぱり、大丈(ry」

サターニャ「…私は最低な悪魔よ、あれほど振り回していながら実は好きじゃなかった…狂おしくも愛した感情は偽りだった!!そんな感情に溺れていた自分が…私…情けなくて…」

サターニャ「そんな感情が渦巻いて訳分かんなくなっちゃって、感情が行き場を失って…又、ガヴリールを怖がらせて傷付けた…最低以下…」

ラフィ「………それでも、ガヴちゃんは許してくれますよ…(多分)」

サターニャ「……許される筈が無いわ」

ラフィ「ガヴちゃん言ってたじゃないですか、昔のサターニャさんが好きだって、素直に謝って罪を償ったらまた戻れますよ…あの日から続いた関係が」

サターニャ「…ふふっ、無理よ元の関係に戻るなんて…」


ラフィ「無理じゃありまっ」

サターニャ「だって、気付いたのもう一つ大切な事」


ラフィ「えっ?」

サターニャ「」スーハー

サターニャ「私はっ、そのラフィエルが好きなんだって気付いたの//」








ラフィ(対象が私に変わった?確かに唯一の理解者が現れたのは現在のサターニャさんから見ればかなり特別な存在……)

サターニャ「まっ、前からラフィエルの事はさ…ずっと傍に居て少しうっと惜しかったりしたんだけど、それを含めて嬉しかったの」

サターニャ「ずっと続けばと思ったし続くと思ってた…けど違う続かない別れが来るってあの時は分からなかったけど今は分かるラフィが好きなの!!」


ラフィ(感情に駆られた声じゃない、邪も無く透き通った少女の音色…本心、あの装置も関係無く生まれた感情…)

ラフィ「……はいっ、私もサターニャさんの事が大好きです。付き合ってくれますか?」

サターニャ「駄目よ…」

ラフィ「!?」

サターニャ「付き合う位じゃ駄目、ずっと一緒に居るのよ//」

ラフィ「えっとぉそれって//」


サターニャ「っさい、良いでしょ…ってあんた泣いてんの!?」


ラフィ「あっごめんなさい、何か凄く安心して急に…」

サターニャ「はぁ、とりあえず…御免なさいね
私が馬鹿で鈍感だからこんなに遠回りになって迷惑も一杯掛けちゃって」ギュー

ラフィ「さっサターニャさんくるしっ」ジタバタ


サターニャ「少し我慢して、ラフィエルの温もりを少しでも感じていたいの…」


ーーー


ラフィ「とまぁ、こんな感じで私の馴れ初め話は御仕舞いです。って独り言増えましたねはぁ、サターニャさん早く帰って来ないかなぁ…」

テーブルに置かれた原稿用紙に、そっとペンを置き呟く言葉は静かな部屋に良く響いていた。
嬉しそうに恋人の帰りを待つラフィエルは幸せそうに棚に置いてあるペアのマグカップを見つめていた…

ラフィ「それにしても、手錠しながら書くのって難しいですね」ニコ



ーーー

ヴィーネ「ガヴ~、晩御飯何が食べたい?」

ガヴ「ヴィーネ!!」

ヴィーネ「ご飯食べてからにしてね?もぅ//」

ガヴ「おやおゃぁ?ヴィーネも満更で無い感じ?」

ヴィーネ「なっ//」

ガヴ「いやぁ、私の恋人も随分エッチになりましたなぁ」


ヴィーネ「うっさいわね//ガヴだって声我慢してる時、すっごく可愛いわよ/」

ガヴ「//」

ヴィーネ「にしても、今回は大変だったわね…ねぇ、ガヴこれを機にかっ監禁OKに……しない?」


ガヴ「………」

ヴィーネ「(引かれたかも!!)ほら、ガヴ可愛いし今回みたいな事件がまた起こるとも限らないしさぁ、ちゃんと面倒見るし、出きるだけ希望には答えるから!!」


ガヴ「(今回は外出してなくても起こったけどな……まぁどうせ変わんないし)」

ガヴ(私の恋人は、面倒臭く頑張り屋で悪魔らしくない寂しがり屋…だけど)

ガヴ「いいよ、私はヴィーネだけのものだしな」

ガヴ(可愛い私の嫁である…未来のが付くけどな)


以上駄文終わりです。
ガヴィーネ流行れ







糞ssに纏められそうだけど、自己満なので気にしません


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