善子「股間に生えたリトルデーモン」 (1000)

ラブライブ!板で書いてたやつ
最初はコピペ
荒らされたのでまったりこっちでやらせてください

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

善子「なんか生えてる怖い怖い!」

善子「なんでこんなことに――」チラッ

善子「そういえば昨日やってた儀式ってリトルデーモン召喚の――」バッ

善子「なになに、リトルデーモンはいわゆる男性器ですぅ!?」

善子「なんでこんな重要なことが隅っこに小さく書いてあるのよ!」

善子「なくすためには、8人の女性と性行為をする必要があるぅ!?」

善子「……詰んだわ、私は一生このリトルデーモンと過ごしていかなきゃならないのね」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

海未「がっ、あっ、あっ、」


 打撃による痛覚以上に、脳が揺れ平衡感覚が狂ったことが問題でした。
 歪む視界に屈しそうになりながら、足を止めてはならないとステップを踏み続けます。
 追撃を防ごうと足を振り回して蹴りを繰り出しますが、既に凛は距離を取っていました。


海未(追撃する絶好の機会に身を退いている、ということは……!)


 勘だけを頼りに脇へと飛び込み地面を転がりました。
 同時に鳴り響く銃声。
 予測も何もありませんでしたが、被弾していないことから狙撃を躱せたことを察しました。

 床を一回転してから立ち上がり、銃声が鳴った八時方向へと顔を向けると、私を狙う銃口が大型フォークリフトの陰から覗いていました。


花陽「これでも当たらない……!」

海未「避けたのは完全に運です。っつう……狙撃の方角を予測したわけではありません」

凛「初めて海未ちゃん騙せたのにぃ」

海未「視線のフェイントは見事でした。ちなみに脳を揺らすなら、厚手のグローブで顎を狙うと尚良いですよ」

凛「次はそうするよっ!」


 決定打を回避したことに安堵する一方、完璧に設計された一連の攻撃に思わず舌を巻きました。

 窮屈な通路を縫って進んだ先には、数十メートル四方の開けたスペースがぽっかりと空いていました。
 密集した大型機器類が壁の様になって周囲を取り囲む、視界の悪いリングです。

 スペースに出て、物陰や死角を探っていると、いつの間にか花陽の姿が消えていました。
 高台にでも通じているのでしょうか、金属製の階段を上るカンカンという足音だけが物陰となったタンクの裏側から聞こえてきます。


凛「戦いはもう始まっているのだあ!」

海未「なるほど。花陽が身を隠せる物陰の多い戦場を選んだわけですか」

凛「自分たちに有利な戦場を選びなさいっていつも言われてたからね!」

海未「教えを素直に取り入れるのが二人の長所です。その辺り、にこも素直なら良いのですが」

凛「にこちゃんは居ないけど……二人でも、勝つから」


 一秒前の談笑モードはどこへやら。
 マフィア界で並ぶ者無しと称されていた私相手にたった一人で相対する凛からは、微塵も気後れする様子どころか、妥当する気満々の気概を感じます。


海未「……良い意気込みです。三人同時に相手する以上の圧力を覚えますよ」


 教え子たちの成長は嬉しいものですね。
 弟子に負かされることが師匠の夢と言う方もいますけど、私もその口かもしれません。

――

梨子「はあ、はあ……。やっと追い詰めた」

善子「うぅ……」

梨子「なんで逃げたの?」

善子「……。言えない」スカートギュッ

梨子「……スカートの中に何かあるの?」

善子「っ!?」ギクッ

梨子「見せて」ズイッ

善子「ひっ……」

 ところで私の秘蔵の武器である弓についてですが。

 秘蔵と言えど、誰にも披露したことがないというわけではありませんし、試しに射てみたいとの申し出に応じて貸したことだってあります。
 しかしながら「弦が硬すぎて数ミリも引けない」「そもそも重すぎて持てない」「こんなの扱える人間はいない」等、散々文句を言われる始末。
 これまでまともに射れた方は一人もいませんでした。

 確かに少々頑丈な作りとはいえ、そんな言うほどでもないと、毎回お手本を見せる羽目になるのですが……。


 ギチ ギチ ギチッ
 ギヂッ  ギヂッッッ
 ギ  ヂ  ッ


 今もまたお手本の場面さながらに、弦を限界いっぱいまで引き絞りました。
 耳元からは、両端に繋がれた弦に引っ張られて弧をしならせる弓のギヂギヂギヂという苦し気な呻き声が鳴り続けます。

 狙いを定め、体勢を整え、呼吸を止めて。
 何時からか、射る時に口にするようになっていたお決まりの台詞が、今回も自然と出てきました。


海未「ラブアロー……」


 ギ


 シュート、と呟くと同時に右手を離し、弦に添えていたバレットを射出しました。

梨子「その中に、スカートの中に何隠してるの?」ジリジリ

善子「何も隠してない!」タジタジ

梨子「……そっか」シュン

善子「え」

梨子「よっちゃんは私を信用してくれてないんだね……」

善子「そ、そういうわけじゃなくて――」

梨子「じゃあ、見せて。何を持ってきてようと誰にも言わないから」

梨子「あ、でも危険なものだったらちょっと怒るかも」

善子「持ってきたとかじゃないんだけど……」

梨子「ね? よっちゃん? お願い」ウルウル

善子「……後悔するわよ?」

梨子「よっちゃんのこともっと知りたいの!」

善子「もう、どうにでもなれ……!」ピラッ

梨子「いったいなにが――え?」

梨子「な、なにその膨らみ」

善子「り、リトルデーモンよ!」カアアアアアアア

梨子「リトルデーモン!?」ビクッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

リトルデーモン「」ムクッ

梨子「下着の中で動いた……!?」ビクッ

善子「昨日リトルデーモン召喚の儀式しててこうなっちゃって」グスン

梨子「それ生きてるの……?」

善子「生きてないというか、ヨハネに取り付いてるというか――」

梨子「取り付いてる!? それってすっごく危ない状態なんじゃない!?」

リトルデーモン「」ムクムクッ

梨子「で、出てくるっ……?」ビクビク

海未「がっ、あっ、あっ、」


 打撃による痛覚以上に、脳が揺れ平衡感覚が狂ったことが問題でした。
 歪む視界に屈しそうになりながら、足を止めてはならないとステップを踏み続けます。
 追撃を防ごうと足を振り回して蹴りを繰り出しますが、既に凛は距離を取っていました。


海未(追撃する絶好の機会に身を退いている、ということは……!)


 勘だけを頼りに脇へと飛び込み地面を転がりました。
 同時に鳴り響く銃声。
 予測も何もありませんでしたが、被弾していないことから狙撃を躱せたことを察しました。

 床を一回転してから立ち上がり、銃声が鳴った八時方向へと顔を向けると、私を狙う銃口が大型フォークリフトの陰から覗いていました。


花陽「これでも当たらない……!」

海未「避けたのは完全に運です。っつう……狙撃の方角を予測したわけではありません」

凛「初めて海未ちゃん騙せたのにぃ」

海未「視線のフェイントは見事でした。ちなみに脳を揺らすなら、厚手のグローブで顎を狙うと尚良いですよ」

凛「次はそうするよっ!」


 決定打を回避したことに安堵する一方、完璧に設計された一連の攻撃に思わず舌を巻きました。

 窮屈な通路を縫って進んだ先には、数十メートル四方の開けたスペースがぽっかりと空いていました。
 密集した大型機器類が壁の様になって周囲を取り囲む、視界の悪いリングです。

 スペースに出て、物陰や死角を探っていると、いつの間にか花陽の姿が消えていました。
 高台にでも通じているのでしょうか、金属製の階段を上るカンカンという足音だけが物陰となったタンクの裏側から聞こえてきます。


凛「戦いはもう始まっているのだあ!」

海未「なるほど。花陽が身を隠せる物陰の多い戦場を選んだわけですか」

凛「自分たちに有利な戦場を選びなさいっていつも言われてたからね!」

海未「教えを素直に取り入れるのが二人の長所です。その辺り、にこも素直なら良いのですが」

凛「にこちゃんは居ないけど……二人でも、勝つから」


 一秒前の談笑モードはどこへやら。
 マフィア界で並ぶ者無しと称されていた私相手にたった一人で相対する凛からは、微塵も気後れする様子どころか、妥当する気満々の気概を感じます。


海未「……良い意気込みです。三人同時に相手する以上の圧力を覚えますよ」


 教え子たちの成長は嬉しいものですね。
 弟子に負かされることが師匠の夢と言う方もいますけど、私もその口かもしれません。

リトルデーモン「」ボロン

梨子「きゃあああああああああああ!」

梨子「ま、待ってなにそのグロテスクなの!? 全然リトルじゃないし!」

善子「魔術書によるといわゆる男性器らしいけど」

梨子「そんなの知らないこわいこわいこわいいいいいいい」ウワアアアアアアン

善子「だから見ない方がよかったのに……」

梨子「そ、それはどうやったら消えるの……?」

善子「えっと――」アセアセ

梨子「……なくならないの?」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「方法はあるけど、なんというか……」

梨子「あるなら教えて! そんなのついてて、一番苦しいのはよっちゃんだもん!」

梨子「私にできることならいくらでも手伝うから!」ギュッ

善子「っ!」

リトルデーモン「」ビクンッ

梨子「ひゃっ!?」

善子「ご、ごめんなさい。急に手を握られたから……」

梨子「びっくりすると動いちゃうんだ、不便ね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「いきなり8人は無理でも、その1歩を踏み出すことはできるよ!」

梨子「0を1にしよう!」

善子「だから無理だって――」

梨子「私がいるじゃない!」

善子「っ!?」

善子「だ、ダメよ! リリー初めてなんでしょ!?」

梨子「初めてだけど、いいよ」

善子「ダメだって! そんな好きでもない人と初めてするなんて――」

梨子「好きだよ?」

善子「は?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「私、よっちゃんのこと好きだよ?」

善子「う、嬉しいけど、ほら好きの意味が違うし」

梨子「……よっちゃん」カベドンッ

善子「……え?」ビクッ

梨子「私は、そういう意味でよっちゃんが好きだよ?」アゴクイッ

善子「あ、え、ええっと――」ドキドキ

梨子「よっちゃんは私のこと好きじゃない?」

善子「っ!」キュンッ

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「よしこ」ボソッ

善子「す、好きです」ボンッ

梨子「くすっ、じゃあ両想いだよね」ニコッ

善子「ん、そ、そうね」ドキドキ

梨子「好き同士ならしても問題ないでしょ?」

善子「それはそうだけど、いいの……?」

梨子「? なにが?」キョトン

善子「だ、だって、ヨハネのがリリーに入るのよ……?」

梨子「それが?」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「そ、その、膜が破れちゃうのよ……?」

梨子「よっちゃんがもらってくれるなら本望だよ?」

善子「それに初めては痛いって――」

梨子「大丈夫」

梨子「好きな人と一つになって、それが幸せじゃないわけないでしょ?」

善子「……うん」

善子「あ、で、でも!」

梨子「まだ何かあるの?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「両想いのリリーとしたら、それ以降できなくなっちゃう……」

梨子「へ?」

善子「リリーとは、す、好き同士だからいいけど、それ以外の人とするのはヨハネ的にもリリー的にもダメって言うか――」

梨子「……許可します!」

善子「え?」

梨子「私以外の7人とそういうことをすることを許可します!」

善子「ええっ!?」ビクッ

梨子「ただし1回ずつだけね?」ニコッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「いやいや、リリーが許可してもヨハネが嫌だもん!」

梨子「よっちゃん、よく考えて」

善子「よく、って何を?」

梨子「よっちゃんは海で溺れています」

善子「はあっ!? 人を勝手に溺れさせないでよ!」

梨子「例え話だから」

善子「うーん……。わかった」

梨子「助け出されたよっちゃん、しかし息をしていません」

善子「……不幸ね」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「私以外の人がよっちゃんに人工呼吸してよっちゃんは助かりました」

善子「助かったのね、よかった……」ホッ

梨子「ここで質問です!」

善子「!?」

梨子「よっちゃんは他の人とキスしました、これはいけないことでしょうか?」

善子「キスって、人工呼吸でしょ?」

梨子「それがなきゃよっちゃんは死んでました」

善子「じゃあ何も悪いことはないじゃない」

梨子「それと同じだよ?」

善子「……え?」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

梨子「よっちゃんにはリトルデーモンがついてて、それを取るためには8人とする必要がある」

梨子「浮気をするためにするんじゃなくて、リトルデーモンをなくすためにしてるんだから人工呼吸と一緒」

善子「うーん……?」

善子「で、でもほら。他に7人相手してくれる人なんていないし」

梨子「いるじゃない」

善子「どこに」

梨子「Aqours」

善子「Aqours!?」

善子「いやいやいや、みんな絶対初めてでしょ!? ヨハネが全員のはじめてをもらうわけ!?」

梨子「うん」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

善子「そ、そんなの悪戯にメンバーを傷つけるだけじゃない!」

梨子「うーん、じゃあそうだ!」

善子「何よ、初めてじゃない人を見つけてしてこいって?」

梨子「ううん、Aqoursみんなと両想いになればいいんだよ」

善子「……はあ?」

梨子「そうすればみんな幸せ!」

善子「それヨハネがただの8股かけてるクズよ?」

梨子「8股とかじゃなくてよっちゃんハーレム」

善子「いや無理だから」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「ふーん、堕天使なのにできないの?」

善子「っ!」ムッ

梨子「堕天使ヨハネの魅力ってたった8人の女の子を魅了することもできないんだ」クスクス

善子「……やってやるわ」

善子「Aqoursをヨハネハーレムにしてやるんだから!」

梨子「うんうん、その意気だよよっちゃん」ニコニコ

梨子「まあ、よっちゃんの初めては私がもらうけど」

善子「とはいってもどこでしようかしら……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「ここでいいんじゃない?」

善子「はあ!? ま、待ってここ外!」

梨子「でも人気もないし」

善子「誰か来るかも!」

梨子「こんなところ誰も来ないよ」

梨子「それに、よっちゃんのリトルデーモンも苦しそうだよ?」

善子「……。あ、あとでちゃんとしたところでしましょう?」

梨子「うん。あ、よっちゃん、あっちむいてて」

善子「? うん」クルッ

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「いいよ。こっち向いて」

善子「ん……」クルッ

善子「っ!? な、なんでスカートとパンツ脱いでるの!?」

梨子「こうすればしたくなるかなって」

梨子「ほら、私はもうこんなに準備できてるんだよ?」クチュックパァ

善子「……」プツッ

善子「もうどうなっても知らないから!」ガバァッ

梨子「きゃっ♪」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

善子「リリーのここ、もう大洪水じゃない」クチュッ

梨子「よっちゃんとできるって思ったら嬉しくて」フフ

梨子「よっちゃんは――」

リトルデーモン「」ギンギン

梨子「聞くまでもないか」ギュッ

善子「んっ……!」ビクンッ

梨子「どっちも準備はできてるんだから、ね?」

善子「う、うん……!」ドキドキ

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

善子「い、入れるわよ……?」グッ

梨子「うん」ドキドキ

善子「ふっ……!」ツプッ

梨子「んぅ……」

善子「っ!」ズンッ

梨子「っつ」

善子「っ! だ、大丈夫?」

梨子「う、うん。大丈夫、よっちゃんが優しくしてくれたから」

梨子「もう全然痛くないよ?」ニコッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

善子「ほんとに……?」ドキドキ

梨子「疑り深いなぁ……」

梨子「よっちゃんが動かないんだったら私が動くから」グイグイ

善子「んぅっ……!」

善子「わ、私が動くから! リリーはじっとしてて!」

梨子「うん、じゃあお願い」ニコッ

善子「こ、こうかな……?」カクカク

梨子「ん、ふっ……。もっと激しくて大丈夫だよ?」

善子「う、うん……」ズチュッ

善子「リリーのなかすっごく熱くて、とろとろ」ジュプッグチュッ

梨子「あっ、よっちゃんのも、私のなかですっごく大きくなって硬くなってるよ……?」グチュッヌプッ

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

善子「はあ、はあ、リリー……♡」ジュプッパンパンパン

梨子「ひぁんっ……♡ よっちゃん激しいよ……ぉ♡」パンパンパンパン

善子「だって! リリーのなかきもちよくてぇ♡」パンパンパンパンパンパン

梨子「あんっ♡ 私で気持ちよくなってくれて嬉しい♡」クスッ

善子「リリー! リリー!」パンパンパンパンパンパン

梨子「あっ♡ あっ♡ あっ……♡ よっちゃん、リリーじゃなくて、んっ、梨子って呼んで……?」パンパンパンパンパンパン

善子「っ! 梨子っ♡ 梨子梨子ぉっ♡」パンパンパンパンパンパンパンパン

梨子「よっちゃん、よしこちゃんぅっ♡」パンパンパンパンパンパンパンパン

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「なんか出ちゃう! 出ちゃうぅ……♡」パンパンパンパンパンパンパン

梨子「いいよ、いっぱい出して♡」パンパンパンパンパンパンパン

善子「梨子――っ!」ドピュゥッビュルビュゥッ

梨子「んんぅ――っ♡」

善子「はっ、はっ……!」ヌポッ

梨子「ん……♡」トロッ

善子(白いのが垂れて――あれヨハネから出てきたのよね……?)

善子「そ、その、ごめんなさい」

梨子「はあ、はあ……。なんで?」

善子「だ、だってなかに出しちゃって、妊娠とか」

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「よっちゃんのだったら、私はほしいな」

梨子「むしろこぼれちゃってるのがもったいないくらい」クスッ

梨子「このお腹の中の熱さがよっちゃんの愛だと思うとすごく幸せ」ニコッ

善子「……っ!」ガバッ

梨子「ひゃっ!? もう一回するの?」

善子「り、リリーが悪いんだからね」ギラギラ

梨子「……。うん、いいよ」ニコッ

善子「リリーっ!」ジュプッ

梨子「あんっ♡」

なしこおわり

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

海未「ラブアロー」

凛「もうさせないにゃあああ!」


 花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
 ですが想定内です。
 弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。


凛「がっ! はっ……」

海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」


 凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
 が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。


海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」


 辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
 近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
 やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「それで、方法は?」

善子「……ること」

梨子「へ?」

善子「は、8人の女性と性行為することっ!」カアアアアアアアアア

梨子「せ、性行為!?」カアアアアアアアア

善子「無理に決まってるじゃないそんなこと!」

善子「ヨハネの不幸もここに極まれりって感じよ……」グスン

梨子「……やろう」

善子「え……?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

もういい、このSSの存在が忘れられた頃、どこかで書く

もしもう荒らされないようだったら書こうかな

見てるからがんばって!

>>150
ありがとう
19時くらいから続き書いてみる
昨日みたいに荒らされたら今度こそしばらく潜伏する

善子「はあ、結局遅刻しちゃったし……」

善子「このまま進級できないなんてことないわよね……?」

善子「そんなことになったらずら丸とルビィが先輩に――」ドンッ

善子「きゃっ、ご、ごめんなさい考え事してて」

ダイヤ「こちらこそ少し不注意で、ってなんだ善子さんですの」

善子「なーんだダイヤか、謝って損したー」

ダイヤ「むっ、謝って損したとはなんですか。大体今朝遅刻をしたと聞いていますわよ、出席日数もギリギリなんですから――」クドクド

善子「……」コソコソ

ダイヤ「なに逃げようとしてますの?」ガシッ

善子「ひっ……」

ダイヤ「大体あなたのそういう不真面目な所が――」

善子(ダイヤめんどくさいなあ……)

ダイヤ「聞いてます?」

善子「聞いてる聞いてるー」

ダイヤ「ならいいですわ、なんの話でしたっけ? あぁ、そうそう――」

善子(……こうしてみるとダイヤってやっぱり綺麗ね)

善子(脚だってすらりと長いし、太ももの肉付きも健康的で……)

リトルデーモン「」ムクッ

善子「っ!」ビクッ

ダイヤ「ですから、って善子さん?」

善子「な、何よ」

ダイヤ「なぜ前かがみですの?」

善子「あ、ちょ、ちょっとね」アセアセ

ダイヤ「もしかして体調が……?」オロオロ

善子「そういうわけじゃないんだけど……」アセアセ

ダイヤ「……ならなぜ前かがみですの?」

善子「なぜって聞かれると困ると言うか……」

ダイヤ「何もないなら背筋をピンとなさい!」

善子「無理!」

ダイヤ「なぜですの!?」

善子「言えない!」

ダイヤ「あ、もしや持ち込み禁止のものをお腹に隠しているとか?」

善子「何も隠してない!」

ダイヤ「なら背筋を伸ばしなさいな」

善子「……」ダラダラ

ダイヤ「………」ムッ

ダイヤ「こうですわ、こう伸ばせと言っているのです!」グイッ

善子「あぁっ!」

ダイヤ「そのスカートの膨らみ、やはり何かを隠していましたわね」

善子「これは違くて――」アセアセ

ダイヤ「何が違うんですの?」

ダイヤ「出しなさい」

善子「無理だってば!」

ダイヤ「聞けないというなら無理矢理にでも……!」ムニュッ

善子「――っ!」

ダイヤ「ん? 柔らかいような固いような……」ムニュムニュ

善子「ん……」

ダイヤ「これは一体何を隠していますの!?」バッ

善子「あぁっ!」

リトルデーモン「」ビンビン

ダイヤ「………は?」

善子「え、えっと……」オロオロ

ダイヤ「来なさい」グイッ

善子「ちょ、ちょっと!」

――

生徒会室

ダイヤ「……なんですの、それ」

善子「は、話せば長くなるというか」

ダイヤ「こんなおもちゃを持ち込んで!」ギュッ

善子「あっ……!」ビクン

ダイヤ「う、動きますのね、それに温かくて身体の一部みたい――」

善子「……ヨハネに本当についてるのよ」

ダイヤ「そんなわけっ……!」

リトルデーモン「」ピクピク

ダイヤ「っ!」ビクッ

ダイヤ「よくお見せなさい……!」ガバッ

善子「ちょ、ちょっと!」カアアアアアアアア

ダイヤ「本当についてるみたいに見えますわ……。よくもまあこんなに手の込んだことを――」ジーッ

善子「あ、あんまり見ないで……!」カアアアアアアアア

ダイヤ「それで、どうやって動かしてますの?」ツンツン

善子「あっ……。だめっ……!」ビクビク

ダイヤ「……変な声を出さないでくださいます?」ツンツン

善子「それ、だめっ……!」ブルブル

ダイヤ「ですから変な声を――」ギュッ

善子「――っ!」ドピュゥッ

ダイヤ「ぴぎぃっ!?」ビクッ

善子「あ、ご、ごめんなさい!」

ダイヤ「おもちゃの先から白いどろどろとした液体が……?」

ダイヤ「温かくて、くんくん」

善子「っ!」ドキッ

ダイヤ「なんの匂いでしょう、粟の花……?」

ダイヤ「塩素の匂いにも近いような――」クンクン

善子(ダイヤがヨハネの嗅いでる……)ムラッ

ダイヤ「それにしても、どろどろで気持ち悪いですわね……」

ダイヤ「顔にも少しついてしまいましたわ」

ダイヤ「善子さん、悪戯もほどほどにそろそろ種明かしをしては?」

善子「だ、だから本物なのよ!」

ダイヤ「本物とは?」

善子「本物の男性器!」

ダイヤ「へ? 小さな頃に見たお父様の男性器はこのような形では――」

リトルデーモン「」ビンビン

ダイヤ「……っ! そういえば性的興奮を覚えると大きくなると聞いたことがありますわ……」

ダイヤ「善子さん、あなた男性だったんですの!?」

善子「違うわよ! 大体一緒に着替えたこともあるでしょ!?」

ダイヤ「確かにそのようなものを見た記憶はないですわね……。ということは」

善子「そうよ、急にはえt」

ダイヤ「あなた、善子さんの双子の弟とかそんな感じですわね!?」

善子「ヨハネは一人っ子よ!」

ダイヤ「ですが、だとするとその男性器はなんですの?」

善子「今朝起きたらはえてたの!」

ダイヤ「そんな非現実的なことがあるわけ……」

善子「あるからこうなってるんじゃない!」

ダイヤ「では、あなたは正真正銘の善子さんで、それが急に生えてきたと」

善子「そうよ!」

ダイヤ「そんなわけないでしょう!?」グイッ

善子「ひゃうっ!」ビクッ

ダイヤ「どうやったら取れますの!?」グイグイッ

善子「いたい! 痛いからやめて!」

ダイヤ「……取れませんわ」サーッ

善子「だから本物なのよ!」

ダイヤ「………一から説明してください」

善子「説明しようとしてるのにダイヤがさせなかったんじゃない……」

――――

ダイヤ「魔術書とやらに書いてあった通りに儀式をしたら生えたと」

善子「えぇ」

ダイヤ「俄かには信じがたい話ですが、それを見てしまうと……」

リトルデーモン「」

ダイヤ「……で、なくす方法は? 当然あるんでしょう?」

善子「あるにはあるんだけど」

ダイヤ「一緒に活動する仲間にそんなおぞましいものがついていると思うとぞっとしますわ」

ダイヤ「わたくしに協力できることがあれば協力しますので、教えてくれます?」

善子「気持ちはうれしいんだけど、協力してもらうにもらえないっていうか……」

ダイヤ「? では話だけでも」

善子「せ、性行為をすること」ボソッ

ダイヤ「え? 今なんと?」

善子「性行為するの! 女の子8人と!」カアアアアアアアアアアア

ダイヤ「せ、性行為!? 破廉恥ですわ!」カアアアアアアアアアアアア

善子「仕方ないじゃない! そういう条件なんだから!」

ダイヤ「しかも8人だなんて! 不潔ですわ!」

善子「私だって8人とするなんて嫌なんだから! 本当は好きな人としかしたくないの!」

ダイヤ「……あなた好きな人がいますの?」

善子「い、いるけど?」

ダイヤ「っ!」

>>151
まず荒らされると思うから荒らされたら潜伏よりもしたらばで書いてほしい
続き気になるし潜伏した人って大抵復活しないし埋め立て相当長くいるから落ち着いて書けるのいつになるかわからんし

善子(そういえばリリーには売り言葉に買い言葉でAqoursをヨハネのハーレムにするとか言っちゃったのよね)

善子(でも、そんなこと絶対ダイヤが許してくれないし)チラッ

ダイヤ「そ、そうですのね……」テレテレ

善子「ん?」

ダイヤ「そ、その、わたくしもその……」

ダイヤ「あなたが好き、ですわ」モジモジ

善子「ちょ、ちょっと待って」アセアセ

ダイヤ「なんですの?」

善子「なんでヨハネがダイヤのことを好きな前提なの?」

ダイヤ「だって! それは性的興奮を覚えると大きくなるのでしょう?」

善子「まあ、そうみたいだけど」

ダイヤ「性的興奮というのは、そういう対象に覚えるもので」

ダイヤ「わ、わたくしを見て大きくしたということはそういうことですわよね……?」モジモジ

善子「あっ……」

ダイヤ「ですから、わたくしも善子さんが好きですわ」

ダイヤ「痛々しい発言も多いですが、仲間想いで、根はとても良い人で」

ダイヤ「自分に素直で、真っ直ぐなあなたのことが――」

善子「すとっぷ! すとーっぷ!」アセアセ

ダイヤ「……なんですの? 人が折角想いを伝えているというのに」

善子「えっと、言い辛いんだけどね」

ダイヤ「?」キョトン

善子「ヨハネの好きな人ってダイヤじゃないの」

ダイヤ「は?」

善子「そりゃあダイヤも好きなんだけど、そういう好きじゃなくて」

ダイヤ「……っ!」カアアアアアアアア

善子「その、ごめんなさい」ペコッ

ダイヤ「ではなぜ大きく……?」ワナワナ

善子「ダイヤのふとももが健康的だから……?」

ダイヤ「はあ!? なんですのそれ!?」

善子「ヨハネだって知らないけど反応しちゃったの!」

>>167
ありがとう、次埋め立てがきたらしたらばいく

ダイヤ「……誰ですの?」

善子「え?」

ダイヤ「その好きな相手って誰ですの!?」ズイッ

善子「り、リリーだけど」ビクッ

ダイヤ「梨子さんですのね……」

ダイヤ「スクールアイドルとして、恋愛はご法度」

ダイヤ「でも女の子同士なら別に大丈夫! と、かの穂乃果さんもおっしゃっていました!」

善子「えっと……?」

ダイヤ「普通であれば、想い人の幸せを願って、背中を押すもの……」

ダイヤ「しかし、わたくしはそこまで人ができていません!」

ダイヤ「ですから、梨子さんには悪いですが、善子さんをわたくしの魅力で落とし、略奪します!」

善子「はあ!?」

善子「いや、だからヨハネはリリーが好きで」アセアセ

ダイヤ「関係ありませんわ。わたくしのことを好きにしてみせます」

ダイヤ「それくらい、あなたのことが好きなんです」ボソッ

善子「……」

善子「ねえ、ダイヤ。最低なこといってもいい?」

ダイヤ「はい?」

善子「私はリリーが好き」

善子「リリーの好きとは少し違うけど、ダイヤが好き、Aqoursのみんなが好き」

善子「クラスメイトとか、他の知り合いとかとは比べ物にならないくらい好き」

善子「だからね、ヨハネはAqoursのみんなと性行為をして、これをなくしたいって思うの」

ダイヤ「……」

善子「もちろん、そんなの許されることじゃないし、リリーは人工呼吸みたいなものだって言ってるけどヨハネはそうは割り切れない」

善子「だから、責任を取るわ」

善子「リリーがハーレムを提案して、売り言葉に買い言葉でやるなんて言っちゃったけど、ダイヤの気持ちを聞いてそんな覚悟じゃいけないってわかった」

善子「ヨハネは、本気でダイヤを、みんなを好きになる!」

善子「みんなと本気で両想いになる!」

ダイヤ「…………」

ダイヤ「さいってーですわ!」

ダイヤ「みんなを好きになるって、8股をするってことでしょう?」

善子「ま、まあそういうことね」

ダイヤ「でも、一番は梨子さんなんでしょう?」

善子「今のところは」

ダイヤ「そんなことを言われて『はいそうですか』と言うとでも?」

善子「嫌いになりたいならなればいいわ。ヨハネはそれくらい最低なこと言ってるんだから」

ダイヤ「……なれるわけないでしょう!?」

善子「っ!」

ダイヤ「善子さんがどんな想いでその決断をしたのかは、痛いほど伝わってきます」

ダイヤ「本気でわたくしたちを好きになってくれようとしてるって、わかりますわ」

ダイヤ「ですが、わたくしはあなたの一番になりたい」

ダイヤ「わたくしは、こう見えてわがままなんですのよ?」

善子「……いいわ」

善子「そんなダイヤでも、私は好き」

善子「だから、こんなヨハネでもよければ、ヨハネとしてください!」ペコッ

ダイヤ「……絶対後悔させてあげますわ」

善子「へ?」

ダイヤ「なんでわたくし一人にしなかったんだろうと後悔させてあげますわ!」

善子「……うん」

ダイヤ「それで、どうすればいいんですの」

善子「えっと……。性行為っていうのはこれをダイヤに入れて――」

ダイヤ「そんなことはわかってますわ!」

ダイヤ「その前に前戯というものがあるでしょう!?」

善子「あ、あぁ! そうね!」

ダイヤ「で? これを触ればいいんですの?」サワッ

善子「っ!」ビクッ

善子「じゃあ、ヨハネも――」クチュッ

ダイヤ「あっ♡」ビクッ

善子「っ!」

ダイヤ「善子さんの、なんだかすごく大きく……? どうしてですの?」サワサワ

善子「だ、ダイヤがかわいい声出すからっ!」クチュクチュッ

ダイヤ「んぅっ♡ か、かわいいだなんてそんな――はぁんっ♡」

リトルデーモン「」ビクンビクン

善子「ね、ねえダイヤ。早いけど、その、もう――」

ダイヤ「……いいですわよ」

ダイヤ「わたくしの純潔、あなたに捧げますわ」

善子「じゃ、じゃあ、その……。壁に手をついて」

ダイヤ「? こうですの?」

善子「それで、お尻を突き出して――」

ダイヤ「こ、こうですの? なんだか恥ずかしいですわ……」カアアアアアアアアアア

善子(あのダイヤがヨハネにお尻を突き出して……!)ムラッ

善子「い、入れるわよ!」ガシッ

善子(ついでに太もも揉んでおきましょう)モミッ

ダイヤ「っ! きなさい!」

善子「っ!」ズプッ

ダイヤ「っつぅ……!」

善子「だ、大丈夫?」オロオロ

ダイヤ「痛いけど、相手があなただからか、幸せな痛みですわ」ニコッ

善子「ダイヤの痛みがマシになるまで、こうしていてもいい?」

ダイヤ「善子さん……。はい」

――

善子「どう?」

ダイヤ「痛みは大分マシになりましたわ、動いてください」

善子「う、うん」ジュプッ

ダイヤ「んっ……♡」

善子「痛くない? 大丈夫?」グチュッズチュッ

ダイヤ「んっ、ふっ……♡ 心配には及びませんわ」

ダイヤ「きちんと気持ち良いです♡」ニコッ

善子「ダイヤっ……!」ガシッ

ダイヤ「? よ、善子さん……?」

善子「なんで、ヨハネは最低なのに、そんなに尽くしてくれるのよ!」パンパンッ

ダイヤ「ぴぎっ♡ だって、善子さんが好きだから、ぁっ♡」パンパンパンッ

善子「好きっ! ダイヤのこと好きっ!」パンパンパンパンパン

善子「リリーも好きだけど、ダイヤも本当の本当に好きになっちゃう!」パンパンパンパンパンパン

ダイヤ「んぅっ♡ そのうち、梨子さんよりも好きになりますわ♡」パンパンパンパン

善子「ダイヤ、ダイヤぁっ♡」パンパンパンパンパンパンパンパンパン

ダイヤ「あっ♡ あっ♡ うれしいですわ、これが善子さんの愛ですのね♡」パンパンパンパンパン

善子「出ちゃう、出ちゃうぅっ……!」パンパンパンパンパン

ダイヤ「出してくださいっ! 善子さんの愛を……♡」パンパンパンパンパンパン

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ダイヤぁっ♡」ドピュッビュルゥビュウッ

ダイヤ「あついですわぁ……♡」トロン

ダイヤ「お腹の中が、善子さんので満たされて……」

善子「あぁっ!」

ダイヤ「なんですの?」

善子「また中に出しちゃった……」ガクッ

ダイヤ「……責任、取ってくれるんでしょう?」

善子「それは、そうだけど」

ダイヤ「……。ふふっ、まだ大きいですわね」ギュッ

善子「あ、ちょ、ちょっと!」

ダイヤ「もっと、ほしいですわ……♡」

善子「っ! 本当にできても知らないんだからぁ!」ガバッ

ダイヤおわり

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

今日はここで終わり
明日以降また書く

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

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善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

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 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

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善子「…………はああああああああああ!?」

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善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

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 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」
―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

できればこっちで書きたかったけどやっぱりダメか、仕方ないからしたらばいくわ

梨子「なんだか顔も真っ青善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

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 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 ――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がっ梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」てるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

>>236
まあこっちはラ板みたく容量埋めじゃないし読む分にはidやトリで抽出できるからあんま問題ないよ

>>253
マジか、じゃあこっちで書こうかな
埋まったら立て直す程度に考えててもいいのかな

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

>>254
出来れば二度手間になってしまうけど平行でやってもらえるとありがたい
抽出すれば良いとはいえ読みにくいことに変わりはないし

>>259
わかった、したらばってラブライブ!ss総合ってところでいいの?

>>260
そだね
ラブライブ!ss総合【転載禁止】
http://jbbs.shitaraba.net/anime/10627/

>>261
ありがとう
あとでそっちにも立てる

そうか…こうなってしまったか
こっちでやりたかったかもしれんけど頑張ってくれ見に行く

>>263-266
ありがとう

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「でもね、一つだけわがままが言いたいな」

善子「わがまま……?」

梨子「少しだけでも、よっちゃんの愛が他のみんなより私に対して傾いてくれたら、すっごく嬉しい、かな」ニコッ

善子「っ!」

梨子「じゃあ、移動教室だから行くね。また練習で!」

善子「う、うん、また」

善子「……いいのかな、本当に」

鞠莉「何か悩み事?」ヒョコッ

善子「ひやっ!?」ビクッ

善子「なんだマリーじゃない」

鞠莉「シャイニー、ヨハネ☆」

善子「悩み事っていうか――まあ悩み事なんだけど」

鞠莉「その顔は、恋の悩みかな?」

善子「なっ……!」

鞠莉「図星? そっか、本当にラブトラブルなんだ」クスクス

善子「っ! カマかけたの!?」

鞠莉「リリーと何かあった?」

善子「っ!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「今は時間あんまりないから相談に乗れないけど、昼休みにでも相談に乗るよ?」

鞠莉「昼休み理事長室で待ってるから! チャオ!」フリフリ

善子「誰も行くなんて言ってないし!」

鞠莉「いいからいいからー。理事長命令!」

善子「職権濫用じゃない!」

善子「……それにこんなの相談なんてできないし」ボソッ

花丸「善子ちゃん?」

善子「ひゃっ!?」ビクッ

花丸「授業始まるよ? 教室入らないの?」

善子「え、トイレ行けてない……」

花丸「行ってる時間ないずら」グイグイ

善子「不幸だわ……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子(なんて、教室を飛び出したのはいいんだけど――)

善子(別にヨハネは行くなんて言ってないし行く義理もないのよね)ウロウロ

鞠莉「……」

善子(でも、マリーは絶対待ってるだろうし)ウロウロ

鞠莉「じーっ」

善子「って、マリー!?」ビクッ

鞠莉「うろうろしてないでどうぞ入って?」

善子「で、でもヨハネマリーに相談するなんて一言も――」

鞠莉「いいからいいから!」グイグイッ

善子「ちょっと押さないでよ!」

鞠莉「で、リリーと何があったの?」

善子「だから相談するなんて一言も言ってないってば!」

鞠莉「Umm...ヨハネにとって私ってそんなに頼りない?」

善子「頼りないとかそんなんじゃなくて、相談しにくいことなの」

善子「マリーはヨハネのことヨハネって呼んでくれるし、一緒にふざけてくれるし、それにすっごく頼りがいもあると思うの」

善子「でも、今回のは相談しにくいことだから、ごめんなさい……」

鞠莉「……そっか」ナデナデ

善子「なんでなでるのよ!」カアアアアアアア

鞠莉「Sorry,ヨハネの気持ちも知らずに強引に連れてきちゃってごめんね?」

鞠莉「もし気が変わって相談したいってなったら、いつでも相談してね?」

善子「…………」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「両想いの人は、事情をわかってくれて、背中を押してくれるの」

善子「その人は、どうすればいいと思う?」

鞠莉「……よh、その人はどうしても他の人を好きにならなくちゃいけないの?」

善子「どうしてもってわけじゃないの。ただ、少し生活に支障が出る程度」

鞠莉「リl……両想いの人はいいって言ってくれてるんでしょ?」

善子「うん、でもヨハネはやっぱり悩んでるの」

善子「もう一人のことを本気で好きになっちゃって、それでいいんだよって言われて」

善子「本当にこれでいいのかなってなっちゃってるの」

鞠莉「事情があって、リリーもそれでいいって言ってるんだったらいいんじゃない?」

善子「な、なな、なんでそこでリリーが出てくるのよ!?」

鞠莉「Oh,Sorry.間違えちゃった☆」

鞠莉(さっき自分でヨハネって言ってたのに)クスクス

鞠莉「第一、その人はもう一人好きになったって言ってたけど、最初に好きになった人のことも好きなんでしょ?」

善子「それは、そうよ」

善子「リリーも、ダイヤもおんなじくらい、本気で好きになっちゃって」

善子「だから余計悩んじゃって――」

鞠莉(ダイヤなんだ)

鞠莉「どっちかを疎かにしちゃうのはまずいかもしれないけど、同じくらい好きだったらいいんじゃない?」

鞠莉「8人を同時に好きになるなんて、So hardなことだと思うよ? でも、ヨハネにだったらできる!」

鞠莉「マリーも協力するから!」

善子「マリー……」ウルウル

善子「って、だからヨハネのことじゃ――」

鞠莉「事情、話して?」

鞠莉「ヨハネが8人を好きにならなきゃいけない理由」

善子「……」

鞠莉「………」ジッ

善子「マリーにはなんでもお見通しなのね、いいわ、話す」

善子「突拍子もない話だけど、信じてね」

鞠莉「? うん、信じるけど」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――

鞠莉「……アンビリーバボー」

善子「ね? 信じられるような話じゃないでしょ?」

鞠莉「っていうことは、何? ヨハネのそこには何かがついてるの……?」ジーッ

善子「あ、あんまり見ないで」カアアアアアアアアア

鞠莉「えいっ」メクリッ

善子「な、なな……っ! ちょっとマリー!?」カアアアアアアアアア

リトルデーモン「」

鞠莉「おー本当についてる」

善子「か、確認は済んだ? 済んだらスカートめくるのやめてほしいんだけど――」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「どれどれー?」ツンツン

善子「ま、マリー!!」ビクッ

リトルデーモン「」ムクムク

鞠莉「おー! ビッグになったよ、ヨハネ!」

善子「うぅ……」カアアアアアアアアアアア

リトルデーモン「」ビンビン

鞠莉「そっか、これがマリーに中に入るんだねー」

善子「へ?」

鞠莉「What?」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッm

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ふわぁ、また儀式の途中で寝ちゃったみたいね……」

善子「うーん……?」チラッ

善子「……んん???」

善子「ヨハネのズボンがまるでテントのように膨れ上がってるわ」

善子「一体なぜ……?」

善子「こ、怖いけど中を見てみましょう」ゴクリ

リトルデーモン「」ビンビン

善子「…………はああああああああああ!?」

――

善子「とはいえ最初の方休んでたから出席日数危ないし学校には行かないと……」

善子「こんなことなら不登校になんてなるんじゃなかったわ」ハア

梨子「あ、よっちゃんおはよう」

善子「っ!」ビクッ

梨子「……? よっちゃん?」

善子「お、おはようリリー」

梨子「前かがみだけど体調悪いの?」

善子「べ、べべ、別にそんなことないけど!?」

梨子「うーん……?」ジーッ

善子「」サーッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

お、茸お疲れ
今日もよろしくな^^

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「え、待って、なんでそういう話になるの?」

鞠莉「だってAqoursのみんなとしなきゃなんでしょ?」

善子「それはそうなんだけど」

鞠莉「マリーはいつでもOKだよ?」

善子「っ! マリーってもしかして初めてじゃ――」

鞠莉「どう思う?」ニヤニヤ

善子「ど、どう思うって言われても……」

鞠莉「じゃあ、確かめてみる?」メクリッ

善子「っ! あ、ちょ、ちょっと待って!」

鞠莉「んー?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「ヨハネはね、マリーのこと、その。まだそういう好きじゃないの」

善子「さっきも言ったけど、一緒に遊んでくれたり、相談に乗ってくれたり」

善子「マリーのことは大好き」

善子「だ、だから、その、8股をかけようとしてる最低なアクマで、そういった意味で好きじゃない相手としちゃうようなヨハネだけど」

善子「マリーのこと好きになる!」

善子「だからヨハネとしてください!」ペコッ

鞠莉「……」

善子「マリー……?」

鞠莉「だ、ダメ! 見ないで!」プイッ

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

善子「どうしたっていうのよ」ズイッ

鞠莉「……っ!」カアアアアアアアアアア

善子「っ!」

鞠莉「そんなこと言われたら、顔がHotになっちゃうよ……」

鞠莉「私だって、ヨハネのこと好きなんだもん!」

鞠莉「最初は変な子だな、って思ってたけど同じユニットで活動したり、一緒にふざけたりしてるうちに、すごく善い子なんだなってわかって」

善子「……ヨハネは堕天使だから善い子ではないけど」

鞠莉「気付いたら好きになっちゃってたんだもん……!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「でも見てたらヨハネとリリーが両想いなことはわかったし、諦めるしかないって思ってて」

鞠莉「そんなヨハネが私を好きになるって言ってくれたんだよ!?」

鞠莉「そんなの嬉しくないわけないじゃない!」

善子「マリー……」ギュッ

善子「こんなヨハネでもいいの?」

鞠莉「……うん。1番でも2番でも、それ以下でも、ヨハネに愛されてれば」

善子「なんで、みんなそうなの?」

善子「ヨハネは最低なのに、ダイヤもマリーも――」

鞠莉「それはヨハネが魅力的だからだよ」

鞠莉「魅力的だから、みんなヨハネのこと好きになっちゃうんだよ」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「……」

鞠莉「ほら、して?」

鞠莉「ヨハネの、もうギンギンだよ?」

善子「ねえ、その前に聞いていい?」

鞠莉「What?」

善子「マリーは初めてじゃないの?」

鞠莉「……。確かめてからのお楽しみってことで☆」

鞠莉「ほら、入れていいよ?」

善子(妙に慣れてる感じだしやっぱり――)

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」(o^^o)

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

善子「入れるわよ?」グイッ

鞠莉「Come onヨハネ」

善子「んっ……!」ズプゥ

鞠莉「ん、ふぅ……っ!」

鞠莉「いきなり、奥まで……っ!」

善子「っ! マリー、血が出てるじゃない……」

鞠莉「だって、そりゃあ初めてだし」

善子「!?」

鞠莉「初めてじゃないのか、なんてビックリしたよ」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「いいよ、動いて?」

善子「で、でも初めてってことは痛いんでしょ?」アセアセ

鞠莉「ノープロブレム! 全然大丈夫だから!」

善子「……じゃあ」ズチュッ

鞠莉「つっ……」

善子「やっぱり痛いんじゃない」

鞠莉「大丈夫! だから動いて――」

善子「マリー」ギュッ

鞠莉「ヨハネ……?」

善子「マリーは痛くなくなるまでこうしてる」ギューッ

鞠莉「……っ!」キュンッ

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

鞠莉「ヨハネ」ポンポン

善子「もう大丈夫?」

鞠莉「結構楽になったよ」

善子「じゃあ動くわね」

鞠莉「んーん、ダーメ」

善子「へ? なんで?」

鞠莉「えいっ!」ドサッ

善子「え? ちょ、ちょっと!? なんで馬乗り!?」

鞠莉「マリーね、乗馬が好きなの☆」

善子「だからって……?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「マリーがヨハネに乗るの!」

鞠莉「だからヨハネは動いちゃ、めっ!」

善子「ちょ、ちょっとマリー……!」

鞠莉「んっ、ふぅっ……♡」グチュッズチュッ

善子「あっ、ま、マリー……!」ズチュッヌチュッ

鞠莉「マリー乗馬は得意なんだから……♡」ズンッズチュゥッ

善子「マリーの奥の方まで届いてる……!」ズプゥヌプッ

鞠莉「うんっ♡ マリーの赤ちゃんの部屋ノックしてるよ♡」ズチュッグチュッ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」(o^^o)

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「マリーが動くたびに胸が揺れて、んぅっ♡」グチュッグチュッ

鞠莉「もう、ヨハネったらえっちなんだから♡ あぁんっ♡」ヌチュッヌプッ

善子「えっちなのはぁ、どっちよ、んっ♡」ズチュッグチュッ

善子「こんなにうごいてぇ……♡」ニチュッグチュッ

鞠莉「くすっ、ヨハネったらキュートね♡ ちょっと激しくするね」ズチュッパンパンッ

善子「ふあぁっ……♡ ヨハネのリトルデーモン、マリーのに搾り取られちゃうぅ……♡」パンパンパンッ

鞠莉「一滴残らず搾り取ってあげる♡」パンパンパン

善子「まりぃ……♡」パンパンパンパンッ

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「も、もうむりっ! ごめんなさいマリー!」ズンッ

鞠莉「っ!? んっ、し、たから突き上げないで……ぇ♡」パンパンパンパンッ

善子「だって、がまんできなくて……!」パンパンパンパンッ

鞠莉「か、はっ……♡ ヨハネ、激しい、ぃっ♡」パンパンパンパンパンッ

善子「マリーがえっちなのがいけないんだからぁ♡」パンパンパンパンッ

鞠莉「なにかくるっ……! いっちゃうぅ♡」パンパンパンパンパンッ

善子「ヨハネも、でちゃう……っ!」パンパンパンパンパン

鞠莉「一緒にいこ? ヨハネ♡」パンパンパンパンパンパン

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「マリー、マリーっ!」ドピュビュッビュルゥッ

鞠莉「しゃあああああああああいにいいいいいいいいいいいいいいいいいっ♡」ビクンビクン

善子「はあ、はあ……」

鞠莉「はぁ……。ヨハネ……」

善子「なに?」

鞠莉「んっ……♡」チュッ

善子「っ!」ドキッ

鞠莉「あっ、マリーの中でちょっと動いた」クスクス

善子「あ、あの、マリー?」

鞠莉「どうしたのヨハネ?」

善子「えっと、思ったらヨハネ今のはじめて……」

鞠莉「へ?」

善子「だ、だから、キス……はじめて」

鞠莉「First kiss!? Really!?」

善子「うん、リリーともダイヤともしてない……」

鞠莉「……ふぅん」ニヤニヤ

鞠莉「じゃあマリーがヨハネのはじめてなんだ……♡」

鞠莉「じゃあ、もう一回しちゃおうかな」チュッ

善子「……っ!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「んちゅっ、ちゅうっ♡」

善子「んむぅ……!」

鞠莉「ちゅぷっ♡ ヨハネのまたおっきくなってきた♡」

鞠莉「このままもう一回、ね♡」

善子「マリーっ!」ドサッ

鞠莉「あうちっ」

善子「こ、今度はヨハネが上なんだから……」ギラギラ

鞠莉「Wao! Wildだね、ヨハネ♡」

善子「まりぃっ……!」ズプゥッ

鞠莉「あんっ♡」

マリーおわり

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。(o^^o)

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

今日はここまで
続きは明日以降

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」つ

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ
鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」
善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子(まずい……)

曜「それでさー、その時果南ちゃんったらねー」

善子(無事練習が終わって、曜さんと同じバスで帰ってたら、曜さんの仄かな汗の香りがふわぁって漂ってきて――)

リトルデーモン「」ムクムクッ

善子(こんなところで大きくならないでよ……!)ダラダラ

曜「……ん?」

曜「善子ちゃんすごい汗だよ!?」

善子「べ、別に大丈夫だから……」

善子(曜さんの汗の香りが強くなって……!)

リトルデーモン「」ギンギン

善子(ばれないように……)マエカガミ

曜「っ! お腹痛いの!?」

善子「そういうわけじゃなくて――」

曜「でも冷や汗すっごくかいてるし前屈みだし――」チラッ

曜「……ん?」ジーッ

善子(思いっきりスカートのふくらみ見られてる……!)

曜「……これって?」

善子「は、話せば長くなるんだけど――」

曜「次のバス停で降りよう。そこで話して」

善子「……はい」

――

曜「これは?」ジッ

善子「リトルデーモンです……」

曜「そういうの今はいいから」

善子「冗談とかじゃなくて召還の儀式をしてたら生えてきました……」

曜「生えてきた!?」

曜「え、何? 何かはえてるの!?」

善子「……うん」

曜「ちょ、ちょっとこっちきて!」グイッ

善子「あ、ちょ、ちょっと!」

――

曜「トイレの個室に2人で入るなんて、なんだかいけないことしてるみたいだよね」クスッ

善子「も、もしかしてここで見るの……?」

曜「そのつもりだけど」

曜「だって生えてきたなんて俄かに信じがたいし」

曜「だから見せて?」

善子「ちょ、ちょっと心の準備を――」

曜「えいっ」ピラッ

善子「っ!」

リトルデーモン「」ギンギン

曜「う、うわぁ……」

善子「い、いきなりめくらないでよ!」

曜「……触ってみてもいい?」

善子「いいけど乱暴に扱わないでね、一応ヨハネの一部なんだから」

曜「うわぁ……。本当に善子ちゃんに生えてる……」

曜「これがリトルデーモン?」

善子「えぇ、まあ俗に言う男性器みたいなんだけど」

曜「っ!」ビクッ

曜「え? これおちんちん?」

善子「っ! 女子高生がそんなこと平然と言わないで!」カアアアアアアアアア

曜「それが女子高生についてるのも問題だと思うけどね」アハハ...

曜「そっか、これがおちんちんなんだ……」ジッ

善子(曜さんがヨハネのをじっと見て、おちんちんって――)

リトルデーモン「」ギンギンギン

曜「くんくん、なんだか生臭いような……」

善子「っ! なんで匂い嗅ぐのよ!?」

曜「だってこんな機会なかなかないだろうし」

曜「善子ちゃんのだからいいかな、って」エヘヘ

善子(やばい、曜さんやばい)ムラムラ

曜「そういえば、これって興奮すると大きくなっちゃうんだよね?」

善子「まあ、そうみたいだけど」

曜「バスの中でなんで大きくなっちゃったの?」

善子「っ!」ビクゥッ

曜「変なこと考えてたの?」

善子「べ、別に変なことは考えてないけど――」

曜「私が原因?」

善子「っ!」

曜「そうなんだ」

曜「善子ちゃんは私のことを考えてこんなにしちゃったんだ」ツンツン

善子「べ、別にそんなこと一言も……」

曜「じゃあどうして大きくなっちゃったの?」

善子「……」

曜「善子ちゃん?」ジトッ

善子「よ、曜さんの汗の匂い嗅いだらこうなっちゃった……」カアアアアアアアア

曜「へ?」

曜「ま、待って、汗の臭い……!?」カアアアアアアア

善子「ごめんなさい……」

曜「私そんなに臭う……?」クンクン

善子「臭うってわけじゃなくて、その……。いい匂いっていうか――」

善子「興奮、した」モジモジ

曜「っ!」カアアアアアアアアアア

曜「よ、善子ちゃんの変態っ!」

善子「仕方ないじゃない! ヨハネだって大きくしたくてしたわけじゃないんだから!」

曜「……へえ」ジトーッ

善子(曜さんの目が冷たい……)

曜「まあ、善子ちゃんが変なのは今に越したことじゃないか」

善子「変ってどういうことよ!?」

曜「それで、儀式で生えたってことは戻す方法とかあるの?」

善子「まあ、あるにはあるんだけど……」

曜「ほんと? 手伝えることなら手伝うよ?」

善子「……そのね、教えるけど嫌なら断っていいから」

曜「? うん、私にできることなら断らないけど」

善子「ヨハネのリトルデーモンをなくす方法はね」

善子「8人の女の子と性行為をすること」

曜「……。は?」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「ね? 無理でしょ?」

善子「だから断ってくれて――」

曜「もう、何人かとしたの?」

善子「……まあ」

曜「っ! しよう、善子ちゃん!」

善子「え?」

曜「そもそも! 私のせいで大きくなったんだから私が処理してあげないと!」

曜「そのままじゃバス乗れないだろうし!」

善子「ちょ、ちょっと待って!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

善子「性行為ってどういうことかわかってる!?」

曜「うん、わかってるよ」

善子「好きな人としかしちゃいけないの!」

曜「……善子ちゃんは8人とするのに?」

善子「うっ……。よ、ヨハネはみんなのこと好きになるからいいの!」

曜「……8股?」

善子「だってそれしかないし……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

曜「やっぱり善子ちゃんは善い子だね」

善子「ヨハネはアクマなんだから善い子じゃない!」

曜「それをなくすために8人とする、でもただするだけじゃした人たちを傷つけるだけ」

曜「だから8人を好きになろうとしてるんでしょ?」

善子「……」

曜「じゃあ、私のことも好きになって?」

善子「で、でもそれじゃ曜さんの気持ちが――」

曜「……ここまで言ってもわからないんだ」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

曜「私は前から善子ちゃんのことが好きだよ?」

善子「っ!?」

曜「そりゃあ最初は変な子だなーって思ったけど」

善子「みんなそれ言うのね……」

曜「でも、一緒に活動してみて善い子だなーっていうのがわかったし」

曜「何より、帰るときも結構一緒だったりして、話しててさ、好きになっちゃったんだよね」

曜「私とは全然違う考え方で、仲間想いで、それにかわいいし」

善子「でも、だったら千歌さんとかの方が――」

曜「むぅ……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

曜「善子ちゃんは私に好かれて迷惑?」

善子「そんなことない! 曜さんみたいな人に好きって言ってもらえてすごくうれしい」

善子「けど、ヨハネってそんな大層な人間じゃないし」

曜「人間じゃなくて堕天使でしょ?」クスクス

善子「あっ。そ、そうよ、ヨハネは堕天使でアクマなんだから!」

善子「でも、そんな大層なものじゃなくて――」

曜「人を好きになるってさ、理由とかじゃないんだよ」

曜「私の場合はね、もしかして好きかな? ってなって、やっぱり好きなんだなってなったの」

曜「それに、千歌ちゃんは好きとかじゃなくて、なんていうか近すぎてそういう対象じゃないんだ」アハハ

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ
善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス
善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

曜「だから、後は善子ちゃんが好きになってくれればいいんだけど」

善子「……うん、曜さんが私を好きって言ってくれるなら、ヨハネも曜さんのこと好きになる」

善子「好きになるって言って好きになれるものでもないかもしれないけど、曜さんなら、Aqoursのみんななら絶対好きになれるから!」

善子「少し時間はかかっちゃうかもしれないけど、絶対好きになるから!」

曜「……うん。善子ちゃんがそう言ってくれるだけでうれしい」

曜「まだ、両想いではないけどさ……しよ?」

曜「善子ちゃんはしなきゃいけないんだよね?」

善子「うん……。無理強いはしないけど」

曜「……善子ちゃんさいてー」

善子「へ?」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

曜「私は、善子ちゃんが好きなんだからしたいに決まってるじゃん」

曜「それを女の子の口から言わせようとするなんて――」

善子「べ、別にそんなつもりじゃなかったんだけど――」オロオロ

曜「なーんて、冗談」クスクス

曜「善子ちゃんは優しいから無理してないか心配してくれたんだよね?」

善子「……曜さん?」ジッ

曜「ごめんね、善子ちゃんが困るところが見たくて」テヘッ

善子(曜さんお茶目だなぁ……)

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「……それで曜さんは」

曜「むっ」

善子「ん?」

曜「善子ちゃんってさ、上級生でも呼び捨てが多いよね?」

善子「そう?」

曜「ほら、ダイヤさんとか、鞠莉ちゃんとか、梨子ちゃんとか」

善子「リリーとマリーは正確には呼び捨てじゃないけど」

曜「でもダイヤさんがそうじゃん!」

善子「ダイヤは、なんていうかダイヤなのよ」

善子「かっこいい名前だからあだ名みたいな感じで呼んじゃうのかも」

曜「かっこいいんだ……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

善子「で、それが何?」

曜「だから、善子ちゃんって私にさん付けでしょ?」

善子「うん」

曜「私は善子ちゃんと仲良くなれたつもりだし、これからそういう仲になるわけでしょ?」

善子「ま、まあね」ボッ

曜「だから、曜って呼んで?」

善子「呼び捨てでってこと?」

曜「うん。ダメ、かな……?」ウワメ

善子「っ! べ、別にダメってことはないけど――」

曜「ほんと!?」パアアアアアアアアア

善子「別にそんな喜ぶことでもないと思うけど」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

曜「じゃあ早速呼んでみて!」

善子「ん。よ、曜――さん」

曜「……。善子ちゃん?」ジトーッ

善子「いざ改めて呼ぶってなると恥ずかしいのよ!」

善子「あ、じゃあヨハネのこともヨハネって」

曜「却下」

善子「なんでよ!?」

曜「私はヨハネも含めて善子ちゃんが好きだけど、呼ぶのはちょっと違うかなって」エヘヘ

善子「むー……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

曜「ほら、呼んで?」

善子「よ、曜……?」

善子「やっぱり改めて呼ぶと恥ずかしい……!」カアアアアアアアアアア

曜「ふふ、ありがとう。善子ちゃん」ニコッ

曜「じゃあ、わがままも聞いてもらったし、しよっか?」

善子「ここで!?」

曜「うん」

善子「ヨハネは別に構わないけど、いいの!? はじめてでしょ!?」

善子「初めてがこんなところでいいの!?」

曜「場所なんて関係ないんじゃない? 好きな人とできるってことが大切だと思うな」

善子(まあ、確かにヨハネもリリーと初めては人気のない路地裏だったけど……)

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

曜「全速前進! ヨーソロー!」ギュッ

善子「ぴぎゃっ!?」

善子「な、なな、なんでいきなりリトルデーモンつかむのよ!?」

曜「善子ちゃんがうじうじしてるからその気にさせようかなって」

曜「リトルデーモンはこんなにやる気満々なのに」グニグニ

善子「よ、曜がいじるからでしょ!?」

曜「あーむ」パクッ

善子「食べられた!?」

曜「ちゅぷっ、男の人はこうすると喜ぶってどこかで見たことあるんだ、あむっ」

曜「ろう? よひこひゃんひもひい?」モゴモゴ

善子「咥えながらしゃべらないで……!」ビクビク

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

曜「じゅるっじゅぷっ」

善子「んっ……♡」

曜「善子ちゃん? あんまり声出すと他の人が来たときに変に思われるよ?」ペロペロ

善子「そ、そんなこといわれてもぉ……♡」

曜「そんなに気持ちいいんだ?」ペロペロ

善子「だって、曜がヨハネの咥えたり舐めたりぃ……♡」

曜「じゅぷっ、じゅるるっ、じゅぷっ」

善子「よ、曜♡ もう、ヨハネ♡」ガシッ

曜「むぐっ!?」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「曜、よぉ♡ よおぉっ♡」カクカクカクカク

曜「ごぷっ! よひほひゃん……!」ジュプジュプッ

善子「でるっ、でるうぅっ――♡」ドピュッビュルゥッ

曜「――っ!」

善子「はぁ、はぁ……♡」

曜「けほっ、善子ちゃん、苦しかった……」ケホケホッ

善子「あ、ご、ごめんなさい……!」

曜「ううん、苦しかったけど、善子ちゃんが私を求めてくれたってことだし」タラッ

善子(曜が口から出た精液を手にためてる……)

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

曜「んっ……。んくっ」

善子「飲むの!?」

曜「だって善子ちゃんのだもん、飲まなきゃもったいないよ!」

善子(そう言いながら口の端からちょっと精液が垂れてる……)ムラッ

善子「曜っ!」ガバッ

曜「ひゃっ!?」

曜「な、なんで壁に押し付けるの……?」

善子「もうヨハネ我慢できない」ギラギラ

曜「……ん、どうぞ」グイッ

善子(曜がパンツを横にずらして……)ムラムラッ

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「曜っ……♡」ズプゥ

曜「んぅっ♡」

善子「……あれ? 血が出てない……?」

曜「え?」

善子「もしかして、初めてじゃないの……?」

善子「そういえば妙に積極的だったし慣れてるようにも見えたし――」

曜「待って! 私初めてだから!」

善子「じゃあなんで血が出ないの!?」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

曜「そういえば運動とかしてると血が出ないって聞いたことがあるような」

善子「ふーん……。そうなのね」

曜「本当だから! 善子ちゃん以外にしたいって思った人いないから!」

善子「別に疑ってないけど……」

善子「血が出ないって言うことは痛くないの?」

曜「入れる時はちょっと。でも今はあんまり、かな」

善子「じゃあ動いても大丈夫?」

曜「うん、いいよ」

善子「じゃあ……っ!」ジュプッ

曜「んぅっ……♡」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「本当に痛くない? 大丈夫?」グチュッズチュッ

曜「あっ……♡ 気持ちよくて、声でちゃうぅ♡」

善子「……っ!」ニヤッ

曜「ふぅっ♡ ど、どうしたの善子ちゃん……?」ズチュッヌチュッ

善子「曜、声出すと変に思われるわよ?」ボソッ

曜「っ!!」

善子「ふふ♡」グチュッパンパンッ

曜「ん、はぁっ♡ 仕返しのつもり……?」パンパンパンッ

善子「べっつにー」パンパンパンパンッ

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

曜「そっちがその気なら……♡」チュッ

善子「っ!?」

曜「ちゅっ、ちゅうっ。善子ちゃん、腰止まってるよ……?」

善子「だ、だって急にキスしてくるから!」

曜「ちゅぷっ。声を抑えるためにキスしてるの♡」

善子(ここまで近いと汗の匂いが余計強くて……♡)ムラッ

善子「こっちだって、もう容赦しないんだから……!」パンパンパンパンパンッ

曜「ひぐぅっ♡」

曜「んちゅっ、ちゅぅっ♡ んぅっ♡」パンパンパンパンパンパンッ

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

善子「ちゅっ、ぴちゅっ。曜、ようっ♡」パンパンパンパンパンパンッ

曜「んむぅ♡ 善子ちゃん、なんかきちゃうぅ♡」パンパンパンパンパンパンッ

善子「ヨハネも、出ちゃう……♡」パンパンパンパンパンパンッ

曜「なかに、出して♡」パンパンパン

曜「今日は大丈夫だから……♡」パンパンパンパンッ

善子「出ちゃう、でちゃうぅっ――♡」ドッピュウゥゥ

曜「んんぅ―――♡」

曜「はぁ、はぁ……。善子ちゃん、気持ちよかった……?」コテン

善子「はぁ、はぁ。うん、曜は?」

曜「女の子にそれ聞く?」

善子「ヨハネも女の子だけど?」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

次スレ立てるか
茸埋めといて、埋めるの好きだろ?

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

善子「な、なな、なんでリリーが出てくるのよ」アセアセ

鞠莉「だって、ヨハネってリリーが好きでしょ?」

善子「べっつにー」ヒューヒュー

鞠莉「ヨハネってわかりやすいから見てればわかるよ?」

鞠莉「まあ、同じユニットだからわかることなんだろうけど」

善子「え? カマとかじゃなくて本当に?」

鞠莉「YES。見てればわかるもん」

善子「……そっか、マリーにはお見通しなのね」

鞠莉「ギルキスでは一番のお姉さんだからね、それに理事長だし!」

善子「理事長は関係ないと思うけど」クスクス

鞠莉「それじゃ、チャオ☆」

善子「待って、マリー」グイッ

鞠莉「んー?」

善子「知り合いの話、なんだけど、聞いてもらえる?」

鞠莉「……うん、いいよ」

善子「ありがと」

善子「えっと、ある人がいてね、その人は好きな人と両想いになったの」

鞠莉「Oh,それはとってもハッピーだね!」

善子「でもね、その人は事情があって他に7人を好きにならなくちゃいけないの」

鞠莉「Hmm...8人を好きにならなきゃいけないってこと?」

善子「そう、両想いの人を含めて8人」

鞠莉「なんていうか、それはHeavyだね……」

――

花丸「善子ちゃん、お昼食べよ?」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

善子「あ、えっと。ごめんなさい。ちょっと用事があるから2人で食べてて!」

花丸「そっかぁ……」

ルビィ「そうなんだ、残念……」

善子「じゃあ、ヨハネいくわね」ダッ

花丸「むー……。仕方ないから2人で食べようか」

ルビィ「うん、ちょっと寂しいけど……」

――

梨子「よっちゃん」ヒョコッ

善子「り、リリー!」ビクッ

梨子「どう? 他の人とは」

善子「っ! ごめんなさい!」ペコッ

梨子「? 何で謝るの?」キョトン

善子「その、ダイヤのこと本当に好きになっちゃった……」シュン

梨子「私のことは?」

善子「もちろん好きだけど……」

梨子「じゃあそれでいいんだよ」

善子「で、でも――」

梨子「だって、よっちゃんとみんなが両想いになって、初めてハーレムは成立するんだから」

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。

梨子「なんだか顔も真っ青だけど」ジッ

善子「そ、そんなことないと思うけど」ダラダラ

梨子「汗もすごいし」ズイッ

善子「……ピーンチ!」ダッ

梨子「あっ! 待ってよっちゃん!」ダッ

善子「なんで追いかけてくるのよ!?」

梨子「よっちゃんが逃げるからでしょ!?」

善子「リリーが追いかけてくるから逃げてるの!」

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