ズァーク(くっ、急に便意が……!)ギュルルルルルル (32)

ズァーク「我とデュエルしろおおおおおおおおおおお!!!」ゴォォォォォォ!!!


ワー キャー


ズァーク「どうした人間たちよ!今すぐ我と戦え!」ゴォォォォォォ!!!


エド「待てズァーク!お前はこの僕たちが相手だ!」


ズァーク「ほう、ようやく骨のあるやつらが現れたようだな」


素良「ズァーク!遊矢はどうした!遊矢を返せ!」


ズァーク「榊遊矢は我を復活させるための分身。もはや存在しない」


エド素良「何!?」


ズァーク「ふっ、誇りに思うがいい。お前らは最初に絶滅する人類の二人だ。我の手によって消え…」ギュルルルルルル


ズァーク(なっ!?)ゾクッ!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488698349

ズァーク(くっ…なぜ急に便意を感じるようになったんだ…!)


ズァーク(はっ…!まさか我らの分身がそれぞれ便意を感じており、それが一つになった瞬間全ての便意を我がまとめて我が受け持ったというのか…!)


ズァーク(おのれ分身…おのれ榊遊矢どもめ…一つになる前にトイレに行かんとは…!)ギュルルルルルル


ズァーク「はぅ…!」ギュルルルルルル


エド「どうした!お前のターンだぞ!デュエルしないのか!?」


ズァーク(くぅ…!まあこの雑魚どもを片付ける時間はある、便意など我慢すればいいだけだ!)


ズァーク「我のターン!我はスケール0の覇王門零とスケール13の覇王門無限でペンデュラムスケールをセッティング!」


ズァーク「現れよ!覇王眷竜ダークヴルム!」


ズァーク「我はこれでターンエンド!」


ズァーク(さあ早くモンスターを出せ!一瞬で終わらせてやる!)ギュルルル…


エド「僕のターン!ドロー!」


エド「僕はディストピアガイを融合召喚!ダークヴルムを攻撃!」


ズァーク「ダークヴルムで攻撃を無効!」


エド「くっ…遊矢!僕の声が聞こえてるなら答えてくれ!」


ズァーク「………」


エド「答えてくれないのか…僕はカードを一枚伏せてターンエンド」

素良「僕のターン!デストーイマッドキマイラを融合召喚!」


素良「遊矢!思い出せ!僕とのデュエルを!ダークヴルムを攻撃!」


ズァーク「二枚の覇王門の効果を発動、我のダメージをライフの回復に変える」


ズァーク(バトルフェイズはこれで終わった、さあ早くターンエンドを…)


素良「遊矢、これを見て!」つペンデュラムのネックレス


エド「それは…」


素良「思い出して!僕とのデュエルを!遊矢ァ!」


ズァーク「知るか!今はデュエル中だぞ!デュエルに集中しろ!」


素良「っ…」


素良「……僕はカードを一枚伏せてターンエンド」


ズァーク(あいつめ…我をここで壮大に脱糞させたいのか!くだらん話をしよって!)


ズァーク(だがこの苦しみも次で終わりだ!)

ズァーク「我のターン!ドロー!」


エド素良「ダブルトラップ発動!ズァークのカードをすべて破壊する!」


ズァーク「……」


エド「よし!ズァークのカードは全て破壊できた!」


素良「これで遊矢を元に戻せる!」


ズァーク「ふっ、愚か者どもめ!現れよ!アストログラフマジシャン!」


エド「何!?あのモンスターは…」


素良「遊矢がズァークになったときに現れたやつだ!」


ズァーク「アストログラフマジシャンの効果発動!破壊されたすべてのカードをすべて元に戻す!」


エド「そんな!せっかく破壊したのに!」

ズァーク「さらにアストログラフマジシャンをリリースし、四天の竜をゲームから除外する!」


ズァーク「オッドアイズペンデュラム…」ギュルルルルル…


ズァーク「ぐぅ…以下略!」


ズァーク「統合召喚!いでよ、覇王龍ズァークゥ!!!」


エド「あれはさっきの…!」


素良「モンスターと融合している!?」


ズァーク「我の効果発動!我が降臨した時、貴様ら全てのモンスターを破壊し、その破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」


ズァーク「よって合計4200!」


<フィールド魔法、クロスオーバー


ズァーク「何!?」


<乱入ペナルティ 2000ポイント


黒咲「あれが遊矢なのか!?」


カイト「いや、あれはもう遊矢ではない。先生が言っていたズァーク…」


ズァーク(おのれぇ…!あと少しの所だというのに乱入しおって!)

ズァーク「まあいい、貴様らだけでも吹き飛べ!」


エド素良「うわああああああああっ!」


エド「うっ…俺たちじゃ…遊矢を取り戻せなかった…」


素良「お願い…遊矢を……取り戻して…」


黒咲「お前たちの努力はむだにしない!」


カイト「後は俺たちに任せろ!」


ズァーク「今度は貴様らか!まだ我慢できるうちに片付けさせてもらうぞ!」


黒咲「何のことかは知らないがこれ以上好きにはさせない!俺のターン!」


黒咲「現れろRR-ライズファルコン!ライズファルコンの効果発…」


ズァーク「エクシーズ召喚!ランク4!覇王眷竜ダークリベリオン!」


カイト「何!?俺たちのターンにエクシーズ召喚!?」


黒咲「ダークリベリオン。間違いない…まだズァークの中にユートがいる」


ギュルルルルルル…


ズァーク(うおおおおおおおおおおおおっ!)

黒咲「ライズファルコンの効果発動!特殊召喚されたすべてのモンスターの攻撃力をライズファルコンに加える!」


黒咲「思い出せ!遊矢!ユート!ブレイブクロ―レボリューション!」


ズァーク「ダークリベリオンの効果発動!相手の攻撃力をゼロにし、その攻撃力をダークリベリオンに加える!」


黒咲「何!?」


黒咲「ぐわあああああああああああっ!」ドーン!


カイト「黒咲!?」


ズァーク「次は貴様だエクシーズ使い!」


カイト「くっ…」

カイト「現れろ!ギャラクシーアイズサイファードラゴン!」


カイト「サイファードラゴンの効果発動!相手のモンスターを一体選びそのコントロールを得る!」


ズァーク「我の効果で無効!」


カイト「くっ…俺はこれでターンエンド」


ズァーク(よし、今度こそ解放される!)


ズァーク「我のターン!我は我自身で貴様に攻撃…」


ジャック「遊矢!」


権現坂「遊矢!」


<乱入ペナルティ 2000ポイント


ズァーク(またかああああああああああああああ!!!)ギュルルルルル


ズァーク「はうっ…!」

ズァーク「くっ、我はサイファードラゴンを攻撃だ!」


カイト「うわああああああああっ!」


権現坂「大丈夫か!?」


カイト「くっ、すまない。俺たちは何の役にも立たなかった」


権現坂「そんなことはない!お前たちのデュエルのおかげでズァークが苦しんでるぞ!」


ズァーク「はぁ…はぁ…」


黒咲「俺たちの努力は無駄じゃなかったか…頼む、遊矢を…取り戻してくれ…」


権現坂「任せておけ!」


ズァーク(腹が痛い…痛すぎる…!誰だ、乱入デュエルなど下らんものを考えた輩は…!)

ズァーク(こっちは二つの意味で早く済ませたいというのに、次から次へとわらわらと!)


ズァーク(まさか我がデュエルをしたくないと思いたくなる日があろうとは…!)


ズァーク(だがサレンダーしたら我の敗北を意味することになる、それだけはどうしても避けたい)


ズァーク「おい貴様ら!乱入したなら早く我とデュエルしろ!」


権現坂「言われなくてもやってやる!」


ジャック「ズァーク!いや遊矢!貴様の心を俺が取り戻してやる!」

権現坂「俺のターン!ドロー!ペンデュラム召喚!現れろ!フドウミョウ-O」


ジャック「俺のターン!現れろ!レッドデーモンズドラゴンタイラント!」


ズァーク「シンクロ召喚!覇王眷竜クリアウィング!全てを破壊しろ!」


権現坂「フドウミョウ-Oの効果で破壊を防ぐ!」


ズァーク「何!?」


ジャック「レッドデーモンズドラゴンタイラントの効果発動!相手のカード全てを破壊する!」


ズァーク「だが我とクリアウィングは破壊されない!」


ジャック「ふん、だがこれで回復する手段がなくなった」


ジャック「思い出せ遊矢!俺とのエンタメデュエルを!あの時の歓声を!」


遊矢「やめろ…デュエル中に話をするなぁ!ぐおおおおおおおっ!」ギュルルルルルル


権現坂「効いてる、効いてるぞ!」

赤馬「あのズァークの表情…そしてあの反応、まさか…あいつは心の中にいる遊矢と戦っているのではなく…苦しんでいるのか」


ズァーク「我は我自信でレッドデーモンズドラゴンタイラントを攻撃!」


ジャック「ぐわあああああああああああ!」


権現坂「ジャック!」


ズァーク「これで終わりだァ!」


クロウ「まだ終わりじゃないぜ!」


ズァーク「何!?」


沢渡「俺様がいることも忘れるなよ!」


ズァーク「次から次へと…そんなに我の邪魔をしたいのか!」


沢渡「当たり前だ!貴様の好き勝手にさせてたまるか!」


ズァーク「お~の~れ~~~~~~~~~!!!」スゥゥゥゥ…プー……

ズァーク「クリアウィングで攻撃だ!」


権現坂「ぐわあああああああああ!!!」


権現坂「すまん…後は任せた…」


クロウ「おう!お前たちのデュエル、無駄にはしないぜ!」


ズァーク「我は我自信の効果で覇王眷竜オッドアイズと覇王眷竜スターヴヴェノムを特殊召喚!」


沢渡「おいなんだよこれ話が違うじゃないか!」


ズァーク「もう回りくどいことはなしだ!貴様らの全力を我にぶつけろ!」


ズァーク「もう容赦はしないぞ!我を怒らせたことを後悔させてやる!我はカードを三枚伏せてターンエンド!」


沢渡「デュエルに優勢なのはあいつなのに何でキレているんだ?」


クロウ「さあ、だが今なら遊矢を取り戻せるかもしれねぇぜ!」

クロウ「オニマルでクリアウィングを攻撃!」


ズァーク「クリアウィングの効果発動!エクストラデッキに戻すことで貴様のモンスターの攻撃力を0にし、ダークヴルムを二体特殊召喚する!」


クロウ「ちっ…俺はこれでターンエンド!」


沢渡「今度は俺のターンだな!ドロー!」


ズァーク「トラップカードオープン!覇王無礼!フィールド上の覇王モンスターの数だけ貴様の手札のカードを捨て、その枚数分×300ダメージを相手に与える!」


沢渡「はぁ!?なんだそりゃ!?それじゃあ何にもできねぇじゃねぇか!」


ズァーク「我のターン!ドロー!」


ズァーク「これで、今度こそ…!」


乱入ペナルティ 2000ポイント


ズァーク「がぁあああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!」

ズァーク「次から次へと何なんだ!乱入しすぎだぞ!まともなデュエルにすらなってないではないか!」


ズァーク「一体今度はどこのどいつだ!」


赤馬「私だ」


沢渡「赤馬零児!!!」


赤馬「ズァーク、お前の苦しみ方は榊遊矢とは全く関係ない」


クロウ「何!?」


沢渡「関係ないって…!?」


赤馬「あの異常な苦しみ方、私の推測が正しければ、間違いなく便意!」


沢渡「便意!?」


クロウ「それじゃあズァークは最初から便意で苦しんでたと言うのか?」


赤馬「そうだろ、ズァーク」


ズァーク「ぐぅ…!」


沢渡「…プッ!なんだそりゃ!」

沢渡「神に等しい力を持ったズァークが便意に苦しんでるってw」


クロウ「最高のギャグじゃねぇか!」


ズァーク「黙れェ!」ゴォォォォォ!


沢渡クロウ「うわああああああああああああ!!!」


ズァーク「次は貴様の番だ!貴様を倒し、俺は便意から解放されるのだ!」


赤馬「いいだろう、これですべてを終わらせる」


零王「零児!作戦がある」


赤馬「何だ?」


零王「ああしてこうして三体墓地に送ってだな…」


赤馬「わかった。やってみよう」


ズァーク「速くしろ!もしお前がデュエルをしないというのなら、開き直ってこの状態のまま壮大に脱糞してやる!」


沢渡「な、何…!?」


ズァーク「全次元が我のうんこまみれになることを阻止したければ、今すぐサレンダーをするんだな!」


クロウ「そんな…もしそんなことをしたら…あいつらがうんこまみれに…!」


赤馬「…わかった」


ズァーク「よし!」


赤馬(モンスターの召喚をわざと遅くして集中力を切らし脱糞させようと考えたが、やめたほうがよさそうだ)

赤馬「私のターン、ドロー!」


赤馬「私はテムジン、アレクサンダー、シーザーを連続召喚」


赤馬「さらに私は魔神王の契約書でアレクサンダー、シーザーを融合、カエサルラグナロクを特殊召喚」


零王「そして私が乱入、精霊結界を発動!」


零王「ライフを1000払い、ペンデュラムルーラーを墓地に送る」


零王「これでこの4枚のカードを使用する条件が整った!」


ズァーク「させるかァ!もう一枚の覇王無礼を発動!」


霊王「何!?」


ズァーク「我の前から消えろ!」ゴォォォォ!!!


霊王「うわあああああああああああ!」


赤馬「父さん!」


霊王「くっ、私の計画が…」


ズァーク「これで頼みの綱が無くなったな!俺の勝ちだ!」


赤馬「くっ…」


ズァーク(やっと…やっとこの地獄から解放される…もう苦しまなくていいのか…)


ズァーク「親子もろとも目の前から消えるがいい!」


赤馬「!!」



<乱入ペナルティ 2000ポイント



ズァーク「だあああああああああ!まだあるのかァ!」


ズァーク「はぅ!」ブリュ…ブー……

零羅「ズァーク、これ以上あなたの好きにはさせない!」


赤馬「零羅!」


零羅「あなたはこの私…レイが止める!」


零王「レイだと!?」


ズァーク「小娘が我のトイレの邪魔をするなぁ!」


零羅「私は流転する生命力を発動!4枚の魔法カードをセットする!」


零羅「そして、エンフラワーズ、エンムーン、エンバーズ、エンウィンドを発動!」


ズァーク「やめろ…やめろォ!今ここで破壊されたら…我は…我はァ!」


零羅「戻ってきて!遊矢!」


零羅「エンフラワーズの効果を発動!相手のモンスターの効果を無効にして、破壊する!」


ズァーク「うわああああああああああああっ!!!」ドォォォォォォォォォォン!!!

シュウウウウウウウウウ…


黒咲「や、やったのか…?」


エド「わからない、ただ」


権現坂「ズァークは破壊されているということは」


沢渡「やったみたいだな」


ズァーク「……」


沢渡「!!ズァーク!あいつまだ!」


ズァーク「あっ…」ブリュ…

ズァーク「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!


権現坂「うぉ!これは…!」


クロウ「あいつ…マジで壮大にやりやがった、ってくっさ!」


沢渡「うわっ!くっせぇ!うっぷ…」


カイト「あいつの腹の中にこんなにため込んでいたとは」


ズァーク「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!


ズァーク「おのれぇええええええええええ!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!


スウウウウウウウウウウウウウウゥ…


素良「あ!ねぇ、あのウンコと一緒にお尻から出てきたあの黒いもやみたいなのって…!」


ジャック「ズァークか!ということは…」


遊矢「あぁ…」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!


黒咲「あれは遊矢!戻ったのか!」


零王「だがズァークは再び4つの次元に分けて逃げようとしている!」


零羅「そんなこと、私がさせない!もう一度あなたを封印する!」

ズァーク「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!」


ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!


零羅「きゃあああああああああああああああ!!!」


赤馬「零羅ァァァァァァァ!!!」


―――――――――――

月日は経ち


遊矢「権現坂!沢渡!お前たちも出るのか?」


権現坂「当然だ!遊矢が出るのに俺が出ないわけないだろ!」


沢渡「俺様がいるのを忘れるなよ。こういう大事なことは俺がいないと始まらないだろ?」


遊矢「2人とも…!」


権現坂「よし!三人揃ったところで、行くぞ!」


沢渡・遊矢「ああ!」





権現坂・沢渡・遊矢「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

赤馬「ズァークが封印され、次元統合が阻止されました」


赤馬「だがその反動はとても大きい、変わったことはたくさんあります」


赤馬「一つは4つの次元をつなげるゲートができたこと」


赤馬「二つ目はこのスタンダード次元が新しく脱糞次元に改変されたこと」


赤馬「そして三つめは…」


れいら「……」


日美香「零羅…なんでこんな姿に……」

赤馬「ズァークは封じられた。だがこれですべて終わったわけではない」


遊勝「そう、すべてが解決したわけではない」


遊勝「全てを終わらせるには遊矢が零羅を笑顔にすること、これしかない」


遊勝「でないとまたズァークが復活する危険性がある」


赤馬「ええ、わかってます」


赤馬(ズァークを倒しても、まだズァークとの戦いが終わったわけではないということか)


れいら「……」


赤馬(だが今度こそ、この戦いに決着をつける)


赤馬(だから遊矢、それまで力を貸してもらうぞ)


赤馬(零羅に笑顔を…)


終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom