ダクネス「もしかして...」アリーシャ「私達...」ダク&アリ「入れ替わってる~!?」 (30)

というのを誰か、書いてくれませんかね~

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488644308

仕方ない、書いてあげましょう。
ただし両作品ともアニメ組なもんで、物凄く適当で本編ストーリー無視です。

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アクセルの街

めぐみん「カズマ、カズマ」

カズマ「なんだよめぐみん、また爆裂魔法の特訓に付き合ってくれって?」

めぐみん「そうじゃありませんよカズマ、何だか今日のダクネスさんが変だと思いませんか?」

カズマ「へ?何言ってんだ、ダクネスはいつも変だろうが」

めぐみん「だからそうじゃありませんカズマ!いやそういっちゃあそうなんですけど
 今日のダクネスさんはいつもと違うというか......」

カズマ「?」

めぐみん「すごくまともなんです」

カズマ「いや意味が分からん。ダクネスがまともって何がまともなんだ?」

めぐみん「それがですね、朝早く起きたかと思ったら、いきなり誰かを探すみたいに屋敷中をかけずりまわって、
 それから私に向かって『お前は誰だ?』とか、えーとま、まるとらん?様はどこにいらっしゃるとか
 あとシレル?イアン?はどこだとか......何だかダクネスさん、今までとは違う方向に錯乱しちゃったのかと思いましたよ」

カズマ「はーん、それで」ハナホジホジ

めぐみん「ちょっとカズマ、ちゃんと聞いて下さいよ!!
 それからダクネスさん、洗面所に行ったと思ったら何かすごい悲鳴が聞こえてきて、それから居間のソファに座って
 ちょっと泣いてたみたいなんです」

カズマ「......なんか端から聞くぶんには、いつものダクネスにしか思えないんだが」

めぐみん「じゃあ今日の朝食、誰が用意したと思ってるんですか?ダクネスさんですよ??」

カズマ「......っ!!まさか!」

めぐみん「そうです!あんな真っ当で美味しい朝食を、夕べにアクアさんが呑んで食い散らかしたあとの残飯を使って作り出すなんて
 今までのダクネスさんには出来ない芸当の筈です!!」

カズマ「ふむぅ......じゃーちょっくらダクネスの様子を見に行くか」

めぐみん「そういえばさっき、庭に居たはずですよ。行ってみましょう」

屋敷の庭

??「フン!!はぁ!!」ヴォン!!ヴォン!!

カズマ「......おいおい、なんか凄い勢いで剣をぶん回してるぞ」

めぐみん「ダクネスさん、朝食の片付けが終わってからずっとあんな調子なんです。
 私が話しかけるのもちょっと恐いんで、カズマが話しかけてみて下さい」

カズマ「ふ、ふざけんな......俺だってちょっと話しかけるの恐いんですけど。
 よ......よぉダクネス、げ、元気か??」

アリーシャ「ハァ、ハァ、ハァ......む?私に話しかけたのか?
 私の名はアリーシャだと、そこのちんちくりんにも言った筈だが」

めぐみん「ち、ちんちく......」

カズマ「は?お前何言ってんだ?お前はダクネスだろーが。
 いや、ダスティネスと呼んでやろーか?」

アリーシャ「何を言っているんだお前は.....
 というか、この屋敷に住んでいる者だったな。朝食の時にちらっと見ただけだったが
 名は何と言うのだ?」

カズマ「はいカズマです。いやそーじゃなくて!
 お前一体どうしちゃったの?まさか昨日の夜にアクアと一緒に飲んだくれてた時に頭でもぶつけた?
 それとも変なものでも食って中毒にでもなったんじゃねーの?」

アリーシャ「いや、お前こそ何を言っているのかよく分からないんだが。
 昨日は、バルトロ卿の奇襲を迎撃してから隠れ家に戻って、あれ、それからどうしたんだろう......思い......出せない」

めぐみん「ダクネスさん、ちょっと横になっていた方が良いんじゃ無いでしょうか。
 朝食だって作ってくれたのはいいですが、結局食べに来なかったじゃないですか」

アリーシャ「ああ、食欲が無くてな......朝食を運ぶのをそこのちんちく、いやめぐみんさんだったな
 めぐみんさんに手伝ってもらったのに、申し訳ない事をしたな......」

めぐみん「ダクネスさん......」

カズマ「あれ、ダクネスがマジでおかしい。いやおかしいのはいつもの事だが
 今日はそれとはベクトルが真逆の方向でおかしい」

カズマ「そういえば、ダクネスの髪型もいつもの無造作ポニーテールではなく、サイドテールにして綺麗にまとめている。
 それだけでなく、顔も普段より心持ち凛々しくなったような......」

アクア「カズマカズマー!!私達にちょうど良さそうなクエスト見つけてきたわよー!!
 ってか、雁首そろえて、庭で何してるのよ?」

カズマ「おぅアクア。お前の能天気な顔を見たらある意味安心したわ」

めぐみん「あっアクアさん。ちょっと聞いて下さいよ、なんかダクネスさんがおかしくなったみたいで」

アクア「へー?ダクネスはいつもおかしいでしょ」

アリーシャ「一応聞いておくが、それは私の事なのだろうか?
 だから私は至って普通だ。ただダクネスとか言う人物ではない。アリーシャだ」

カズマ「ほらな」

アクア「へ?......うーん」クンクン

アリーシャ「ふぇ!?な、何だ?私が何か臭うのか?
 確かに今朝起きてからは、水浴びもせず剣の練習ばかりをしていたが......おい!あまり嗅ぐな!」

アクア「うーん......魔物の匂いとかは特になさそうね。
 ......セイクリッド・サイコアナリシス!!」ピカーーー!!

アリーシャ「っきゃっ!!」

アクア「......え?どういうこと?」

カズマ「どしたーアクア?」

アクア「いや、今ダクネスの精神状態を分析する魔法を掛けてみたんだけど......
 ダクネスが、ダクネスの中に居ないみたい」

カズマ・めぐみん「「へ?」」



めぐみん「そ、そんな......」

カズマ「つまりあれか?ココにいるのは、ダクネスであってダクネスではない、と」

アクア「そうよ、多分本当のダクネスの魂は今頃どこか違う所に行ってるわね」

アリーシャ「だからさっきから言ってるだろう、私はダクネスではなくアリーシャだ」

めぐみん「いえダクネスさんです」ずいっ

アリーシャ「いやだから」

めぐみん「貴方はダクネスです」ずずいっ

アリーシャ「うぉっ!!」

めぐみん「ここにいるのはダクネスであってダクネス以上でも以下でもありません。
 だから貴方はダクネスです」ずずずいっ

アリーシャ「そ、そんなに間近で言わなくても......」

めぐみん「とにかく貴方はダクネスですダクネスですダクネスですダクネスですダクネスですダクネスですダクネスですダクネスですダクネスです」

アリーシャ「」

カズマ「あー......めぐみんはダクネスの事、意外に慕ってたもんなぁ」

アリーシャ「ふぅ、わかったよ......
 まあ多分これは私の夢の中だ、この時くらいは別人になって振る舞ってもいいかもな」

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レディレイク近傍

ダクネス「はぁ、はぁ、あの竜巻に巻き込まれたら......すごく気持ちよkいいや大変な事になっちゃうぅうう!!」

シレル「ア、アリーシャ様ぁーー!!お待ち下さいぃい!!そっちは竜巻ですからぁ!!」ガシッ

イアン「今日は一体どうなされたのかアリーシャ様が錯乱なされてしまった......」



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アクセルの街近くの草原

アリーシャ「それで、あの巨大トードを討伐すればいいのか?」

カズマ「......おいアクア」

アクア「だ、だってしょうがないでしょ!?酒場でのツケが溜まりまくってるんだから!!
 それに弱み握ってる酒場の主人から、実入りのいい仕事だからって紹介されたら断れないじゃない!!
 って!!なんかトード達がまた私の方ににじり寄ってきてるんですけどちょっとちょっとヤバいって助けてカズマ!!」

カズマ「さてと、帰るかめぐみん」

めぐみん「そうですねカズマ」

アクア「ぎゃーーーまた飲み込まれちゃうってなんか蛙の中が生暖かくて服が溶けてきてるんですけど助けてカズマしゃーんカズマしゃーん!!」

アリーシャ「待て。なぜお前達は仲間を見捨てようとするんだ?
 それに、この程度なら私にも討伐出来そうだ」スチャッ

カズマ「おい、ほっておけってまたアクアの自業自得だからって......え!?」

アリーシャ「はぁあっっ!!!」ザシッ!!ドサッ!!

めぐみん「す、凄いです......今までダクネスさんの剣が的に当たったためしが無かったのに!!」

カズマ「おいおい......これってマジでダクネスじゃないのか。スゲー強えじゃねーか!!こりゃ魔王討伐も夢じゃないかも」

アリーシャ「あっ」ザシッ

カズマ「あっ。アクアまで輪切りになった」

書き込む端末を時々変えてしまうかもです。

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レディレイク近傍

ダクネス「しゅみましぇん......」シュン

シレル「とにかく一旦、隠れ家に戻りましょう」

イアン「一体どうしたと言うのですか、今日のアリーシャ様は......」

ダクネス「え、えと......だから、私はダクネスと言って」

シレル「そんな事、どうやって信じろと言うのですか!!
 どこからどう見てもアリーシャ様じゃないですか!」

イアン「もしかして......これは導師様がいつか言っておられた
 ”憑魔”というやつではないでしょうか?」

シレル「!!」

ダクネス「ひ、ひょーま?」

イアン「もしそうなのであれば、あの竜巻との関連が疑われますね......
 そういえば、こうなる前のアリーシャ様の所にマルトラン様が囚われたとの報を届けたとき
 アリーシャ様は大層お悲しみになられたから、その時の心の隙をついて憑魔が取り付いたのでは」

シレル「な、なんて事に......」

ダクネス「え?ちょ、ちょっと待って」

イアン「こうなったら、何としても導師様をここに御呼びしなくては!!」

シレル「え、ええ!!」

ダクネス「」

イアン「こうしてはいられません!!シレル、貴方はアリーシャ様を廃屋の奥へ連れて行って
 暴れてアリーシャ様自身のお体を傷つけられないように縛り付けてくれませんか?
 私は伝令を導師様の所にまで送って危機を伝えてきます」

シレル「分かったわ!!
 さぁアリーシャ様いや憑魔め!!抵抗は無駄ですからね!!」

ダクネス「え?え?えええええーーーーー!?」ズルズルズルズル

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アクセル近くの平原

アクア「はあっ、はあっ、ふぅーーー」

カズマ「おっ、生き返った。
 しかしよくカエルごと輪切りにされたのに元に戻れるもんだなー」

アクア「当たり前よっ!!私は女神様なのよ!?
 っていうか久しぶりにセルフでヒール掛けるハメになったわよ!!
 ダクネスも調子乗り過ぎ!!」

アリーシャ「す、済まぬ......
 しかしやはり私の身体では無いからなのか、何かしっくりこないものだな。
 というよりも、なぜかわざと狙った所を外したくなったり体当たりしたくなったりするのだが
 一体何故なんだろう......」

カズマ「おい、まじか」

めぐみん「ひょっとしたらダクネスさんの剣術が身体に染み込んでいるからですかね」

アクア「まぁいいわ!!
 これで討伐出来たトードが規定以上の数に達したからクエストクリア!!
 酒場へのツケもこれでクリア!!やったーーー!!」

カズマ「いいやこれはダクネ......じゃないアリーシャさんのものだ」

アクア「ハァっ!?何でよカズマ!!」

カズマ「当たり前だろ。これは彼女一人が奮闘したが故の功績だ。
 アクアは全く貢献していないどころか自らトードに食われて足引っ張ったろうが」

アクア「ちょっとひっどいんですけど!!私だってこの傷一つ無い美しい女神ボディを穢されて
 一張羅も溶かされたのよーー!?ちょっと私の話を聞いてよカズマカズマーーー!」

アリーシャ「いいのか?何だか申し訳ないのだが」

カズマ「いいよいいよ。とりあえず元に戻る方法を見つけるまで
 トード征伐報償はお前に預けるよ」

めぐみん「じゃあこの報酬でどこか美味しいものを食べに行きましょう!!」

アクア「カズマのバカーーーーー!!」

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レディレイク近傍の廃墟アジト

イアン「導師様へは伝令を送った所だけど......アリーシャ様の容態はどうなの?」

シレル「ええ、とりあえず奥の部屋の隅で縛っておいたのですが......」

ダクネス「ぐぇふぇふぇふぇふぇ......き、緊縛されてりゅ~身動きが取れないぃい~
 私、これから屈強な男に替わるがわる回されちゃう~、あぁもう駄目、くっ、殺せぇ~ぐぇへへへ」じゅるり

シレル「あの通り、すっかり錯乱なされてしまって......」シクシク

イアン「なんともおいわたしい事でしょう」シクシク

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翌日朝
アクセルのカズマ邸

ダクネス「ふぁああぁ......あれ、ここは......」

めぐみん「あっ、アリーシャさん、起きられましたか?
 またあの美味しい朝食、作ってもらえますかー?」

アクア「アリーシャさんアリーシャさん!!
 ちょっと今日も絶好のクエストがあるんだけどさーーー!!」

カズマ「おいおい、アリーシャさんを休ませてやれよ......
 アリーシャさん、今日は郊外の狩り場で一緒に、ンソゲェキ、でもしませんか」(男前顔

ダクネス「......は?」

めぐみん「え?」

アクア「へ?」

カズマ「ん?」

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同時刻
レディレイク近傍の廃墟アジト

イアン「朗報よ!!導師様が今、首都ハイランドまであと少しの距離までやってきているわ!!」

シレル「よ、よかった......アリーシャ様に取り憑いた憑魔をようやく祓えるのですね......」

イアン「よし、アリーシャ様の容態を見に行こう」

シレル「あの奥にいるはずが......あれ?目が覚めたようですね」

イアン「何と言う不適な笑みを浮かべているのか......
 おい!!アリーシャ様に取り憑いた憑魔ダクネス!!あと少しで導師様にお前を祓ってもらうわよ!!
 覚悟しなさい!!」

アリーシャ「なるほど、シレル、イアン。
 事情は何となく分かった。しかし、まずはこの緊縛をほどいてもらおうか。
 それに私はダクネスではない!アリーシャだ!!」

シレル「へ?」

イアン「あ?」

久しぶりに投稿

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アクセルのカズマ邸

ダクネス「......何なのだ皆、そんな残念そうな顔をして!!
 あぁ、でもそんな白い目もまた気持ちイイいや酷いじゃないか!!」

カズマ「いや至極残念の極み」

めぐみん「本来のダクネスさんが戻ってきて、嬉しいはずなのですが
 何でしょう、このとても残念な気持ちは......」

アクア「っていうかダクネス!!どこかで頭をぶつけて来てよ!!
 またアリーシャさんと入れ替われるかも知れないじゃん!!」

ダクネス「わ、分かったぞ!!し、仕方ないな......
 ちょっとお外行ってくりゅーーーーー!!」ダダダッ

カズマ「あーー待て待て!!流石に近所迷惑だ!!」ガシッ

めぐみん「しかしそれにしても、どうしてダクネスさんとアリーシャさんは入れ替わったのでしょうね」

アクア「そうね......ここらの魂の管理はエリスがやってるから、エリスに聞いてみるわね!!」

めぐみん「え?どういう事ですか?」

ダクネス「またアクアの妄想なのだろうか」

カズマ「......」

アクア『ちょっとエリスエリス~!!今、そっちに居る~!?』

エリス『ふぇ!?せ、先輩!?一体どうしたんですか??』アワワ

アクア『それがさー、ダクネスとアリーシャって人の魂が一度入れ替わってるみたいなんだけどさー』

エリス『え?そ、そうなんですか??ちょっと待って下さい先輩、今調べますから』アセアセ



ダクネス「アクアはなぜ独り言を言っているのだろうか......」

めぐみん「ダクネスさんに続いてアクアさんまで頭がオカシイとか、
 もうパーティーを引っぱって行ける正常者は私だけじゃないですか!!」

カズマ「オイ」

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レディレイク近傍の廃墟アジト

アリーシャ「ふぅ......やれやれ」ガチャリ

シレル「ほ、本当に憑魔ダクネスなどではなく、アリーシャ様なのですか?」

アリーシャ「くどいぞシレル
 しかし、スレイ達がここにやって来るというのは本当か?」

イアン「は、はい本当ですが
 まだあと半日は掛かる見込みかと思われます」

アリーシャ「そうか......スレイ達に念を送ってみよう」



アリーシャ『スレイ......スレイ......聞こえるだろうか?』

スレイ『アリーシャ!?アリーシャ!!無事なのか!?今は大丈夫なのか!?
 伝令では憑魔に取り付かれたと聞いたけど』

アリーシャ『ああ、私は無事だ
 それに私は憑魔に取り付かれたのではない、多分、異世界の誰かと魂が一時だけ入れ替わったのだと思う』

スレイ『へ?何だって!?
 そんな事が起こり得るもんなのか!?』

アリーシャ『それは分からない......ともかく、とりあえず私は無事だから安心して欲しい』

スレイ『そうか、良かった』

アリーシャ『それよりもスレイ、今こちらでは大変な問題が起こっている、レディレイクにまた竜巻が現れた
 スレイの力が必要なんだ』



シレル「アリーシャ様......?」

アリーシャ「うむ、スレイには引き続きこちらに来てもらうよう要請した
 我々も、レディレイクと首都ハイランドの民を救助する為に今から出発するぞ」

イアン「アリーシャ様!!それでこそアリーシャ様です!!」

シレル「やはり昨日の一件は、いっときの気の迷いだったのですね」

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アクセルのカズマ邸

アクア「あっエリスから返信だ!
 『エリスエリスーーー!!何か分かったぁーー??』

カズマ「なんかケータイみたいな通話の仕方してるな......」

エリス『それがですね先輩......
 どうやら、とある異世界では魂を管理する天族の皆さんが全員下界に下りて
 しかも何割かが憑魔化してしまったために数が少なくなってしまっているようですね
 そのせいで世界が不安定化し、今では魂を管理する天族が居ないとか』

アクア『はー、なんか大変な世界みたいねー』

エリス『で、魂の管理者が居ないと、まれに異世界に居る人々、それも資質が近似した魂同士が共鳴し合って
 魂の入れ替わりが発生するみたいですね』

アクア『じゃー、何か防ぐ手だてとかはあるの?』

エリス『今のところは、無いみたいです
 その異世界が安定するようにならないことには......』

カズマ「うむ、なんかエリス様の声がアクアを通してわずかに聞こえてくるな......」

アクア『まーだいたい分かったわ!!とりあえずこっちでも何か考えるから
 エリスは引き続き調査お願いねー!!』

エリス『はい、分かりました』

カズマ『エリス様ーーー!!パット入りでも問題ないですからーーー!!』

エリス『きゃあぁーーーカズマさん!!そ、それは言わない約束ですっ!!』ブツッ

アクア「あ、通話切れた」

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1日後
レディレイク・宮殿

アリーシャ「お父様......」

バルトロ卿「まだ終わりではないぞ、さぁ武器を取れ」

アリーシャ「私はお前を殺さない、王を殺した者として一生独房で過ごせ」

バルトロ卿「!?」

アリーシャ「お前の部下達も寝返ったぞ」

兵士達「バルトロ閣下、これはどういう事ですか!?私達は国の為と信じてここまでやって来たというのに!!」

バルトロ卿「だ、騙されるな......!!これは、これは......!!」

アリーシャ「終わりだ、バルトロ卿」

バルトロ卿「アリーシャ姫、お前は私を殺さないと言ったな!!ならば、こうだ!!」ブゥン!!

アリーシャ「な!?」ガツン!!

シレル「ア、アリーシャ様!!」

イアン「バルトロ卿!!剣を姫に向かって投げつけるとは!!なんたる卑怯な奴!!」

アリーシャ「う、うっ......」ガクッ

バルトロ卿「フハハ!!これで私の勝ちだぁ!!」ヒラリ

イアン「何て奴だ......自らテラスから落ちて自殺とは」

シレル「アリーシャ様!!頭から血が!!お気を確かに!!アリーシャさまぁー!!」

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同時刻
アクセルの街近くの草原

カズマ「またあの鳥の始末かよ......」

アクア「し、仕方ないでしょ!?
 あの居酒屋でのツケが云々かんぬん」

カズマ「あーはいはい、時間ももったいねーからとっとと終わらせるぞ
 ダクネスは例によって牽制役、俺がリーダーをンソゲェキ、で射止めてからめぐみんでトドメをさしてくれ」

めぐみん「わかったカズマ!!」

ダクネス「はぁ、はぁ、あぁ~~こっちに大群が、私に向かって襲ってくりゅぅ......
 あの鳥達は私をボロボロに陵辱してくるつもりだぁ......は、早くぅ、いやこれは焦らしプレイなのか......!」

カズマ「......アイツの頭をまずンソゲェキ、してやりたい」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドッドドドッド

カズマ「やってきたぞっ!!作戦開始だっ!!」

ダクネス「うぁあぁ、はぁあぁあああ~~~♡襲われちゃうぅうう~~~♡」

カズマ「......牽制と言ったハズだが」

めぐみん「自ら完全に鳥にまみれてますね」

ダクネス「グブヴゥフ!!」ガツッ

カズマ「っっ!!おいダクネスの頭が蹴られたぞ!!流石にやべぇ!!」

ダクネス「」

めぐみん「だ、ダクネスさぁぁん!!」

アクア「ちっ、非常措置よ!!
 セイクリッド・クリエイトウォーター!!!」ドバッッッシャアアアアアアア!!!

カズマ「おいおいダクネスまで流されてるじゃねーか!!
 このロープでダクネスを引っ掛けるぞ!!」

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ダクネス「......うっ」

めぐみん「ダクネスさん!!ダクネスさん!!大丈夫ですか!?」

カズマ「おっ、気がついたみてーだな」ホッ

アクア「全く、ダクネスも相変わらず無茶し過ぎなのよ」

カズマ「って、お前もこの辺りビッチャビチャにしやがって!!
 近くの畑まで全部流されちまったじゃねーかよ!!どーすんだよまた借金地獄だよ!!」

「......」

めぐみん「ダクネスさん、もう起き上がって大丈夫ですか?
 何しろあの駝鳥に頭を思い切り蹴られたから、まだ頭が痛むと思うんですが......」

「......また君達か」

カズマ「......もしかして、まさかアリーシャ、さん?」

アリーシャ「ああ、どうやら戻って来てしまったみたいだ」

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同時刻
レディレイク・宮殿

ダクネス「ううっ......あれ、ここは......?」

シレル「あ、アリーシャ様ぁ!!ようやくお目覚めに!!」

ダクネス「あれっ?......あっ!!君達は!?」

イアン「え?」

シレル「ま......まさか」

ダクネス「え、えと......また入れ替わってしまったのか?」

イアン「」

シレル「」

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