※ホテルの一室、寝間着姿で隣り合ってゴロゴロしながら雑誌を読んでいる二人を想像してください


ほたる「"着物をちょっと今風に見せる小物特集"かぁ……こういうヘアピンかわいいよね」

由愛「うん……ほたるさんに似合うよ、きっと……私は、このカチューシャが好きかな……」

ほたる「ふふ、お花の模様だね。とってもかわいい……何のお花だろう……？ 由愛ちゃんにぴったりだね」

由愛「そう、かな……そうだといいなぁ。あっ、こっちのリボン……」

ほたる「ん、どれ？」

由愛「えっとね、そこの……」※指差すために身を乗り出して頬をほたるの頬に押し付ける

ほたる「ぷぇ？」※空気の抜ける音の混ざった感嘆詞

由愛「………………ふふっ」※深夜テンションでツボに入った音

ほたる「……由愛ちゃん……？」

由愛「ふっ、くく……ぷぇ、って……うふっ、ふふふふ……」ぷるぷる

ほたる「……？」

由愛「あはっ、ふっふ……えっとね、ふっ」

ほたる「………」

由愛「そこのそれ、うっふふ……そ、それね」

ほたる「…………ねぇ由愛ちゃん、そんなに面白い……？」

由愛「ふふふ、ご、ごめんね……すごくじわじわ来る……うふ」

ほたる「……もうっ、なんでそんなに笑うのっ」ぷく

由愛「ぷっ……う、くっふふ……」ぷに※指でほたるの頬を押す音

ほたる「ぽぇ」

由愛「あっはっはっは！！！」

ほたる「由愛ちゃん？」

由愛「はははは……ふーっ、くくっ……ごめん、面白くって……つい」

ほたる「……むー。えいっ」※由愛の両頬を掴む

由愛「わっ？」

ほたる「そ、それっ……！」※ぐにぐに頬を弄ぶ

由愛「あうっ、ほ、ほえんえほはうはん……ほうはらわはい、はらわひゃいはら」

ほたる「……ぷっ。由愛ちゃん、今すごく変な顔してるよ……」むにむに

由愛「ふぇ？ は、ははみ見へへ……」

ほたる「ダメだよ、お返し……！」むにむに

由愛「むー……」

ほたる「…………………」むにむに

ほたる「………うーん……由愛ちゃんの頬っぺたって、すっごくもちもちしてるね……？」むにむに

由愛「ほぇ？ ほぉ？ はな？」

ほたる「ぷにぷにしてて……柔らかくって、ちょっと暖かい……」むにむに

由愛「…………」

ほたる「…………」むにむに

由愛「…………はのしい？」

ほたる「うん……ずっとむにむにしてたい、かな……」むにむに

由愛「はう……」

数十分後

由愛「……頬っぺた、赤くなっちゃった……」すりすり

ほたる「ご、ごめんなさい……つい……」

由愛「……そんなにいい頬っぺたかな……？」すりすり

ほたる「あ、うん……由愛ちゃんさえよければ、また触らせて欲しいかな……」

由愛「自分では、よくわかんないけどなぁ…………えい」ぷに※ほたるの頬を突っつく音

ほたる「わぷっ」

由愛「えへへ、隙あり……でもほたるさんの頬っぺたのほうが、すべすべしてて……」むにむに

ほたる「ふへふへいへへ……？」

由愛「女優さんみたいに、しっとりしてて……シミひとつなくって。羨ましいな……」むにむに

ほたる「ほお……？」

由愛「やっぱり、お手入れとかしてるの……？」

ほたる「あ、うん。笑顔の練習とか……」

由愛「えっ、ほたるさんの趣味、実益兼ねてたんだ……？」

ほたる「表情筋を動かすのは大事だよ。ペットボトルにお水を入れて、くわえて持ち上げて１０秒キープ……とか」

由愛「へぇー……そういうやり方なんだ。私もやってみようかな……」

ほたる「他にもいろんな方法があるから、調べてみるといいと思う」

由愛「お家に帰ったら……あっ、それでリボンの話なんだけどね」

ほたる「あ、さっき言ってた……？」

由愛「これなんだけど……」



おしまい

女の子の日常って感じで、よろしい(恍惚

お前が流行らせオラぁ！（素晴らしい作品でした！　今後も引き続きお願いします！）