【まほいく】女騎士の淫靡な戦い【魔法少女育成計画】 (401)


一部魔法少女が生えてるのと真顔でバカなことを言っている
膣力が強すぎて人間じゃ魔法少女とは~というのを考えていない魔法少女x人間でもセックスできる世界
そうちゃん


・・・・・・

ラ・ピュセル「スノーホワイト、キャンディーはどんな感じ?」

スノーホワイト「今4万くらい。もっと集めないと……」

ラ・ピュセル「そうだね……他の連中がどれだけ集めてるかも分からない」

スノーホワイト「……私達、大丈夫かな…………ねむりんみたいに……」

ラ・ピュセル「言うな! ねむりんは……もう……」

スノーホワイト「っ」

ラ・ピュセル「あ、ごめん……」

スノーホワイト「ううん……そうだよね……魔法と記憶を消されて魔法の国専属娼婦にさせられたねむりんのことは忘れないと、やっていけないもんね……分かってるよ……でも……」


・・・・・・


それはスノーホワイトが魔法少女になってしばらく経ってからのことだった


ファヴ「この街の魔法少女が16人って多すぎるぽん。というわけで半分の8人に減らすぽん!」

ファヴ「困ってる人を助けて得られるマジカルキャンディーの数が一番少なかった者から週末の脱落者として発表されていくぽん」

スノーホワイト「そんな、せっかく魔法少女になれたのに……」

ミナエル「ざけんな!」

ユナエル「クソ運営!」


魔法少女達の抗議もむなしく、ファヴによって一方的に言い渡されたキャンディーレースが始まって1週間、魔法少女ねむりんは脱落した


ねむりん「あー……まぁ、仕方ないよね。現実でキャンディー集めてなかったし」

スノーホワイト「ねむりん……」

ねむりん「脱落しても、まとめサイトで皆の活躍見てるからね~」

【ねむりんが消去されました】


・・・・・・


合歓「あーあ、魔法少女生活も終わりかー……まぁ寝てばっかだったけど」

ファヴ「今日いっぱいはまだ魔法が使えるぽん」

合歓「じゃあせっかくだしやろうかな」


ねむりんは夢の中で自由に活動できる魔法少女である。これまで幾多もの夢を救い、夢の中でならキャンディーをカンストさせることも目前だった

だが夢のキャンディーは現実には持ち越せない。実質0個だ

最後に入る夢、誰の夢にしようか


ねむりん「じゃあこの夢!」


それはとある女の子の夢だった

幼い女の子はなにかを見ている。あれは、パレードだろうか

美しいお姫様が馬上で犯されている。恍惚とした表情を隠そうとせず、前後から出し入れされる男根に喘ぐ声が歓声に負けずこちらまで聞こえてくる


ねむりん「…………それじゃ、私はこれで」

「ねぇ」

ねむりん「なぁに? ごめんね、私来る夢間違えたみたいだから」

「私もなれるかな?」

ねむりん「何に?」

「お姫様……お父さんの絵本で読んだ」

ねむりん「もしかしてあれのこと?」

「……」コクッ

ねむりん「いや、それはやめた方が……」

「だめなの?」

ねむりん「どう見ても駄目だよ……もしあの中のどれかにならなきゃいけないって言われたら私は男の方になるね」

「男の…………」

ねむりん「挿れられるより挿れる方がいいでしょ。知らないけど」

「挿れる…………」

ねむりん「それにあんなのじゃなくても、もっと別なお姫様になれるよ。女の子は誰でもお姫様候補なのさ。あれは犯されてるけど」

「……犯す……お姫様……犯す……」

ねむりん「そ、それじゃね。ついてこないでね」


・・・・・・


トップスピード「まさかねむりんが……」

リップル「………………これって……」

トップスピード「えっ?」


その日、シスターナナが交流のある魔法少女達をチャットルームへと呼び出した


シスターナナ「いきなりお呼び立てしてしまい申し訳ありません……ですが、この事実を皆さんにも知ってもらいたくて」

ウィンタープリズン「これはチャットルームの過去ログだが……私の口からは言えないことが……」

スノーホワイト「えっ……」

トップスピード「な、なんだよ……」


クラムベリー『ひとつ、質問をいいですか?』

ファヴ『どうぞぽん』

クラムベリー『キャンディーが一番少なければ脱落……とありますが、脱落したらどうなるんですか? ただ魔法少女ではなくなるだけ?』

ファヴ『いいや、別に魔法少女じゃなくなるわけじゃないぽん。この土地の魔力の枯渇がそもそもの原因だから、ただ魔法が使えなくなるか見る影もないほど弱体化するだけぽん』

クラムベリー『なるほど……魔法少女活動はできると』

ファヴ『それは無理ぽん。脱落した魔法少女はすぐさま拘束して連行。記憶を消されて魔法少女専用の娼館で強制労働ぽん』

クラムベリー『それは恐ろしい……』

ファヴ『魔法の国は性欲でいっぱいぽん。穴はいくらあっても足りないぽん』


ラ・ピュセル「な、なんだって!?」

スノーホワイト「え、え、ええっ!?」

トップスピード「なんだよこれ!? マジで!」

シスターナナ「驚かれるのも無理はありません……私もこの話を見た瞬間、心の底から恐ろしいと……ううっ」

リップル「……じゃあこれ、やっぱりねむりんなんだ」


リップルがとあるニュース記事のリンクを貼ってきた。それはとある女性が突如行方不明になったとのニュースで……


リップル「三条合歓……ねむって名前、似てない?」

トップスピード「N市の家事手伝い……これ、俺達の街……」

スノーホワイト「そんな! じゃあねむりんは……」


その日のうちにファヴは魔法少女達に責め立てられた


トップスピード「どういうことだよ!」

ラ・ピュセル「脱落したら記憶と魔法を奪われてどこかに連れていかれるなんて……!」

ユナエル「これなら魔法少女じゃなくなった方がマシだよ!」

ファヴ「魔法少女じゃなくなったら死んじゃうけどいいぽん?」

ミナエル「ハァ!? どういうことよ!」

ファヴ「魔法少女じゃなくなるということは、生き物としての資格をはく奪されると同義ぽん。つまり死んじゃうぽん。これはファヴからのやさしさだと思ってほしいぽん」

ラ・ピュセル「ふざけるな!」

ファヴ「そもそもこのシステムは魔法の国的に非常に効率のいいシステムぽん。生えてる魔法少女は娼館に行って性欲解消ができて、生えてない魔法少女も生えてる娼婦に犯してもらって性欲解消……とってもいい世界ぽん」

スノーホワイト「っ……」

トップスピード「は、生えてるってなにがだ!」

ファヴ「チンコぽん」


ファヴ「実際にこの中にも生えてる魔法少女はいるぽん」

リップル「っ、チッ」

トップスピード「えっ」

ミナエル「……まぁ、なんとなく気付いてはいたけど」

ユナエル「スイムちゃんのルーラをジッと見てる時の股とかね……スク水だからはっきりくっきり分かっちゃうし」

スイムスイム「?」

たま「(よかった、バレてないにゃ)」


・・・・・・


翌日、魔法の端末に新たな機能が追加された。魔法少女同士でキャンディーのやり取りができるというものだ

用途は様々、その機能をどう使うかは魔法少女次第で……


ラ・ピュセル「今日もキャンディー集め……スノーホワイトはあれから少し元気がない。当たり前か……」


魔法少女には生えている者と生えていない者がいる。トップスピードやシスターナナ達がファヴに問い詰めたところ、何故生えるかは分からずに生える者には偶然生えるというが、全体的にその割合は50%くらいらしい

つまり、半分は生えているということだ


ラ・ピュセル「(スノーホワイトは……小雪はどうなんだろう)」

ラ・ピュセル「(って、何を考えてるんだ僕は! 小雪は女の子だぞ! こんな考えをする時点で失礼だ!)」ブンブン


鉄塔にはいつも通り、スノーホワイトがいた


スノーホワイト「……そうちゃん」

ラ・ピュセル「またそうちゃんって言っただろ。ちゃんとラ・ピュセルって言ってもらわないと……」

スノーホワイト「そうちゃぁん!」ダキッ

ラ・ピュセル「っっ!!? な、なにするんだ小雪!」


急にスノーホワイトが抱き着いてきた。何故だろう。この先が不安だとかいう理由なら理解できるが、健全な中学生男子の岸辺颯太に女の子が抱き着いてくるなどというイベントはこれまでの人生すべての記憶を塗り替えるに相当する。ラ・ピュセルはパクパクと口を開けた

とにかく離れるんだ。そう言おうとした時だった。腹の下あたりに何かを押し付けられる感触がある。服越しにも分かる、鉄のように固くマグマのように熱いこれは……


ラ・ピュセル「……ま、まさか…………小雪、君に……!」

スノーホワイト「今週始まって、徐々に……だけど大きくなってて……おかしいよこれ、今までは小さかったのに!」


スノーホワイトにはチンコが生えていた


ラ・ピュセルは生えてない魔法少女だった。だが生えている魔法少女はいる。それは知っていた

まだスノーホワイトが加わる前や加わった直後などはスノーホワイト以外との魔法少女と顔を合わせることもあった。シスターナナなどは一応教官であるから、お茶に呼ばれた記憶もある

1度ルーラにいちゃもんをつけられた時があった。あの時、ラ・ピュセルの目線はルーラではなくスイムスイムの胸に向いていたが、その内股間に集中せざるをえなくなる事態になった

なんと、白いスクール水着が、そのピチピチの水着が、なんか浮いていたのだ。腹のあたりまである、太い棒のような……

その時は逃げ出した。忘れようと思った

なのに今、幼馴染みが現実と男根を突き付けてきている。逃げられない


ラ・ピュセル「こ、小雪……」

スノーホワイト「そうちゃん……そうちゃん……」ハァハァ

ラ・ピュセル「(ま、まずい……小雪、完全に……!」

ファヴ「ああ、言い忘れてたぽん」

ラ・ピュセル「ファヴ!」

ファヴ「キャンディーが一番多かった魔法少女は特典として、生えてたら陰茎の巨大化、生えてなかったら膣の名器さが進行していくぽん」

ラ・ピュセル「先に言え! ってかそれ特典でもなんでもない罰ゲームだろう!!」

スノーホワイト「どうしようそうちゃん、私、私……!」


突如、スノーホワイトがラ・ピュセルを押し倒した。背中には鉄塔の冷たい感触、胸と腹には幼馴染みのぬくもり

おかしい、どうしてスノーホワイトがこんなことになっているのだ。チンコがデカくなったからって発情するなんて


ファヴ「あ、性欲もキャンディーの量と比例して――」

ラ・ピュセル「もうお前いい加減にしろよ!」

スノーホワイト「そうちゃぁん!」スリスリ

ラ・ピュセル「(っ……まてよ…………性欲がキャンディーに比例するのなら、小雪と一緒にたくさんキャンディーを集めた僕も……!)」ビクン


臍の下に疼きを感じた。自覚してしまった

その感覚はラ・ピュセルに認識されたことによって遠慮を無くしたかのように脳内を埋め尽くす


ラ・ピュセル「ぁ……っ、あ……!」

スノーホワイト「お願いそうちゃん……私、そうちゃんを傷つけたくない……これ、どうやって鎮めればいいの……!?」


スノーホワイトの顔は困惑そのものだ。困っている人の心の声が聞こえる彼女の魔法が皮肉に感じるくらいに

その魔法を持っていないラ・ピュセルにもその苦痛が痛いほど伝わってくる


ラ・ピュセル「…………それは……その……手で………………」

スノーホワイト「手……?」

ラ・ピュセル「その、野菜とか、洗うだろ。あの時、手で上下にしごいて、るじゃん……」


恥ずかしすぎる。羞恥プレイもいいところだ


スノーホワイト「しごく……」

ラ・ピュセル「そう……だよ。そうすればその内、収まるから」


スノーホワイトにはもう恥も外聞も無い。いきり立つモノを収めないことには、もうどうしようもないのだから

変わらぬ涙目のまま、スノーホワイトは不自然な突起のあるスカートをその白く細い指で脱がそうとし――


ラ・ピュセル「っっ! こ、小雪! そろそろ降りてよ! 見えちゃうから!」

スノーホワイト「はぁっ……はぁっ……」

ルーラ「あらあら、仲のいいことね」

ラ・ピュセル「ッ、誰だ!?」

スノーホワイト「ひっ!」

ルーラ「誰とはご挨拶ね。私が直々にお前達に会いに来てやったというのに」


ミナエル「うっわーこいつら盛ってたよ」

ユナエル「マジビッチ」

ルーラ「ミナエル、ユナエル、たま。あんた達はラ・ピュセルを引き剥がしなさい!」

ラ・ピュセル「(っ、敵対行動! まさかこいつら、キャンディーを奪うつもりか!?)」


新しく追加された機能、キャンディーのやり取り。魔法の端末さえあれば誰が誰とマジカルキャンディーを送り合ってもいいというシステム

その使い方を予想していないわけではなかった。だがこんなに早いなんて


ファヴ「ちょっと待つぽん!」

ルーラ「っ、ファヴ? なによ。人からキャンディーを奪うなって言いたいの?」

ファヴ「違うぽん。ラ・ピュセルの方に言うことがあるぽん」

ラ・ピュセル「私に……?」

ファヴ「まさかラ・ピュセルは今からその剣で戦おうとしていたぽん?」

ラ・ピュセル「当たり前だ! マジカルキャンディーを奪って自分達だけ脱落を避けようなんて奴らを、許せるわけがない!」

ファヴ「その心意気は別にいいぽん。つまりラ・ピュセルは誰かに危害を加えようとしているぽん。それはアウトぽん」

ラ・ピュセル「敵にアウトもクソもあるか!」

ファヴ「敵とはいえ魔法少女ぽん。魔法の国は暴力沙汰は全面的に禁止してるぽん。仮にラ・ピュセルがルーラを斬ろうとしても体が動かなくなるぽん」


ラ・ピュセル「そんなわけ――っ!?」


動かない。今自分はルーラを斬るつもりで剣を振りかぶった。だがそこからの動作ができない。どれだけ剣を振り下ろそうとしても、腕が動かないのだ

金縛りなどというものではない。そもそも腕を動かすための筋肉からして動かない。まるで体自身がその気が無いように


ファヴ「分かったぽん? 直接的な暴力は封じられてるぽん。無論破瓜以外の流血や殺しなんてもってのほかぽん。魔法少女というのはそもそもそういうものぽん」

ラ・ピュセル「そんな……!」

ルーラ「どうやら事前情報が足りなかったようね。あんた達、言った通りにやりなさい!」

ミナエル「とうー!」

ユナエル「てやー!」

ラ・ピュセル「うわっ!? く、くそ! 放せぇぇぇ!!」


ミナエルとユナエルに両肩を支えられ宙に浮く。ばかな、今暴力ができないと……


ファヴ「ルーラは分かってるぽん。情事が最終目的で直接的な暴力でないなら、拘束あたりまでは問題ないぽん」

ルーラ「ふんっ、知りたくもなかったことだけどね……」

スイムスイム「……?」

スノーホワイト「そうちゃん!」

ルーラ「たま、早く行きなさい」

たま「う、うんっ」


前かがみのままのスノーホワイトが声を絞り出す。当のラ・ピュセルはあっけなく鉄塔の下に連れられて行った


ルーラ「その姿勢……あんたは生えてる魔法少女のようね。どうせ大したこともない粗チンのくせに、いっちょ前に隠してんじゃないわよ」

スノーホワイト「ううっ……我慢が……」

ルーラ「ああさっき盛ってたものね。おあずけくらって焦らされてる状況なのかしら」

スノーホワイト「なんで……こんなこと……」

ルーラ「これが魔法少女を脱落させる唯一の手段だからよ」

スノーホワイト「ファヴ、どういう、こと……」

ファヴ「魔法少女の間に争いが無いわけではないぽん。でも魔法を駆使したドッカンバトルなんて時代遅れぽん。魔法の国はトップの判断で数百年前に魔法少女同士の争いはセックスバトルだと決めたぽん」

スノーホワイト「せっ……!」

ファヴ「勝ち負けの基準は簡単ぽん。どちらかがメス堕ちかもう射精できなくなることぽん。負けた場合、キャンディーでの脱落と同じ処置を受けてもらうぽん。ねむりんのようになるぽん」

ルーラ「そういうことよ」


・・・・・・


ユナエル「ここらへんでいっか」

ミナエル「うっへっへ、じゃあ早速」


ミナエルが魔法を使う。彼女の変身魔法は生き物以外に変身する魔法で、それは対魔法少女戦において強力なものだ


ミナエル「こんなかんじかな? 大きすぎ?」

ユナエル「いいんじゃね? ガバガバにしても誰も文句言わないし」


ディルドに変身したミナエルを持ち、ユナエルがラ・ピュセルの股を開こうとする。無論抵抗しているためにまだ開くには至っていない。というか開いてしまったら終わりだ。犯される


ラ・ピュセル「や、やめて……!」

ミナエル「やめると思ってんの? これでラ・ピュセルがメス堕ちしたら脱落者2人だね」

ラ・ピュセル「っ……!」

ミナエル「たま、後ろから羽交い絞めにして!」

たま「う、うん」

ラ・ピュセル「い、いやだ……!」

ユナエル「嫌でも挿れちゃうからね~」ビリッ


たまにより手足の自由を奪われ、あっけなく股を開くことになった

ユナエルがラ・ピュセルの股間の布を破き、ディルドをあてがう


ラ・ピュセル「僕は、僕は……こんなことをするために、魔法少女になったんじゃ……!」

ユナエル「僕ってなにそれウケる。ん? なーんだ濡れてんじゃん。案外変態だったりするのー?」

ラ・ピュセル「えっ、う、嘘だ!」


ユナエル「だって、ほら」

ラ・ピュセル「ッ、ひうぅっ!?」


なまじキャンディーを多く持っている影響で既にラ・ピュセルの股は濡れていた

電流が走ったかのようだった。なに、何をされた

触られたのか。ユナエルの指が入口付近をつんつんしている。あの小さく細い指に押されるたび、変な声が出てしまう

颯太はこんなことがしたくてラ・ピュセルになったわけじゃなかった。ただ魔法少女が好きで、まさか自分が本当になるとは思わなくて、けどなったからには自分なりの魔法少女を貫きたくて……

こんな、自分でもコントロールできない程のはしたない声を出すために魔法少女をやっているのではない


ユナエル「ほーらほら、これをちょっとでも力入れたら入っちゃうよ~怖い? でもどうせスノーホワイトと毎晩よろしくやってるんでしょ? 処女じゃないならいいよね」

ラ・ピュセル「嫌だ! スノーホワイトとそんなこと、やるわけないじゃないか! お願い、やめて……」

ユナエル「え、さっき盛ってたくせにまだシてなかったの? よかったねお姉ちゃん。ラ・ピュセルの処女だよ」ツンツン

ミナエル「ちょ、頭にめちゃくちゃつくんだけど!」


ディルドの先端がめり込もうとしている。このままでは挿れられる。ラ・ピュセルの処女が奪われる

嫌だ。颯太は早く童貞を捨てたい年頃の男子だが、魔法少女ラ・ピュセルはそんなことしない。魔法少女はセックスなんて――


ラ・ピュセル「い、いや……」

ユナエル「じゃあいよいよ、挿入~!」

ラ・ピュセル「いやああぁぁぁぁぁぁぁ!!」


無我夢中だった。後ろから拘束するたまを強引に力任せに引き剥がし、解放された手でディルドを掴む


たま「ふにゃ!? きゅー……」

ユナエル「なっ、たま! ちゃんと掴んでろって言ったじゃん!」

ミナエル「ちょ、いだだだだだ! そんな強く掴まないで! 暴力反対ー!」


ラ・ピュセル「お、お前達が、お前達がどうしても挿れたいなら、自分達でやってろ!」


ユナエルのかぼちゃパンツを先程の仕返しの如く、破り、逃がさないために羽根を掴む

変身させる時間も、ミナエルに変身を解かせる時間も与えない。ディルドを濡れていないユナエルの膣内へとブチ込んだ


ユナエル「いっ、ったぁぁぁぁぁ!!」

ミナエル「ユナ!?」

ユナエル「っ、ふえぇぇぇん! 処女、が、処女があぁぁ! お姉ちゃんに奪われたぁぁ!」

ラ・ピュセル「ッ……!」


破瓜の証がユナエルの股の間からツーと流れる

ラ・ピュセルは目を見開いてうわごとのように何かを呟くと、悲鳴をあげその場から全速力で逃げ出した


ラ・ピュセル「ぼ、僕は……僕は、最低だ……」ブツブツ

ラ・ピュセル「人の、ひとの処女を…………あんな、いい加減に……」ブツブツ

ラ・ピュセル「あいつ、らが……いけないんだ……僕に、挿れようとするから……」ブツブツ

ラ・ピュセル「そうだ、仕方なかったんだ……だって、そうしないと、僕が……」ブツブツ


誰だって処女くらい好きな人に捧げたいはずだ。なのにユナエルの処女は……いや、魔法少女だから、きっと元の体は大丈夫のはずだ。そう言い聞かせ歩く

股を確かめる。大丈夫、何もされていない。異常に濡れていること以外、なんの異変も無い


ラ・ピュセル「これは……っ、キャンディーのせい、だ……」

ラ・ピュセル「なんで、こんな……っ、そうだ。スノーホワイト……小雪、無事で……!」


股間を守る布が失われている状態で行くのはあまりにも恥ずかしいが、四の五の言っている暇は無い。今この瞬間にも小雪はルーラに何をされているか分からないのだ

恥を使命感で押し潰し、ラ・ピュセルは人目につかないよう駆けた


・・・・・・


ルーラ「なっ……!」

スノーホワイト「ううっ、グスッ……」


ルーラは魔法を使い、スノーホワイトに動くなと命じた。そしてキャンディーを奪うようスイムスイムに言い、ポーズを維持していた

だがスイムスイムが魔法の端末を探してまさぐっていたところ、スノーホワイトのスカートが不自然に盛り上がっていることに気付いた。ルーラが粗チンと侮ったその陰茎は、ルーラを驚かせるに値するものだった


ルーラ「(よかったわ……私の魔法、性行為に及ぶ前に決着が着くやつで)」

ルーラ「スイムスイム、まだなの!?」

スイムスイム「あと少し……」

スイムスイム「(これ……私と同じくらい……?)」ゴソ

スノーホワイト「ひあっ!?」

ルーラ「ちょ、なにを」

スイムスイム「気になって」


スイムスイムの手によってスノーホワイトのスカートが捲られる。白い衣装と同じ色の可愛らしいパンツを突き破らんとする陰茎が露わになった

その怒張のせいでパンツは既に伸びきっているだろうほど形を変えていた。横にいたスイムスイムの目には形状から血管までよく見える


ルーラ「ひっ!?」

スイムスイム「…………」

スノーホワイト「い、いや! やめて!」

ルーラ「(うううっ……伸びたパンツの隙間からちょっと見えるんだけど……! 集中が切れそう……)」

スイムスイム「……」ゴソ


パンツが脱げた


ルーラ「なにしてんのよぉ!」

スイムスイム「気になって」

ルーラ「無邪気か!」


くだらない。スイムスイムは何を思ってこんなことをしているのか。今すぐ目を逸らして網膜から消したい。なのに逸らせない。視線をスノーホワイトの股間に集中させてしまう

完全に解き放たれたソレは異質だった。スノーホワイトの可憐で清楚な見た目にあまりにもミスマッチすぎる。どんな悪行をすればこんなモノが股につくというのだ

だがスノーホワイトは悪行どころか善行しかしていない模範的な魔法少女だ。元々は彼女同様かわいらしいサイズのペニスがこうなってしまったのはキャンディー1位特典だというのは知っている。知っていてもルーラは動揺を隠せない


スイムスイム「…………」ツン

スノーホワイト「っ、あっ、ぁ……!」

スイムスイム「かたい……」


スイムスイムがスノーホワイトのペニスを触る。自分のすら触ったことのない手つきはたどたどしく、もどかしい刺激をスノーホワイトに与えるのみだ


スノーホワイト「っ、あ、くっ……なに、これぇ……」

スイムスイム「こっちはプニプニしてる……でも、こっちはすごくかたい……熱い」

スノーホワイト「だ、だめ、なんか、くるぅ……っ!」


あっけなかった。スイムスイムの好奇心による予期せぬ責めにスノーホワイトの射精は瞬く間に訪れる

精液が2度3度と飛んだ


スノーホワイト「なに、なにこれぇぇ!」

スイムスイム「すごい」

ルーラ「ちょ」


スノーホワイトの目の前にルーラも射精を目の当たりにする。いや、見るでは収まらない。ポーズをとって身動きができないルーラは射精のいい的だった

みるみるうちにルーラの髪、顔、服に精液がベチャッとつく


ルーラ「ぁ……ぁ、ぁ……! っ、うっ!」

スノーホワイト「あ……」


それは口にも入っていた。思わぬ口内への侵入者にペッペッする

そのせいでポーズが崩れ、スノーホワイトの拘束が解けた。腰から力を失い、へなへなと座り込む


ラ・ピュセル「スノーホワイト!!」


ラ・ピュセルの声。そして剣

魔法少女は魔法少女を攻撃できないが、建物はその限りではない。ラ・ピュセルは伸ばした剣で鉄塔を叩いた

ガンガンと揺さぶられ、立っていたルーラとスイムスイムの姿勢が揺らぎ、ラ・ピュセルがここにいるという事実がルーラに部下の敗北を教える


ルーラ「あ、あのバカ共クズ共能無し共……! レイプひとつ満足にできないの!?」

スイムスイム「終わった」

ルーラ「よし、撤収よ! はやくこれ洗いたいわ……」

スイムスイム「ルーラ、どうかした?」

ルーラ「あんたのせいよ!」


ルーラとスイムスイムがいなくなった鉄塔にスノーホワイトがいる。それはよかった。なにもされて――いるようだ

足もとまで下げられたパンツと射精したというのに勃起が収まらないペニスがスノーホワイトをみじめに見せている。まるで犯された後のように泣きじゃくるスノーホワイトにラ・ピュセルはどう声をかけてよいやら戸惑った


スノーホワイト「そう、ちゃん……」グスッ

ラ・ピュセル「なに……?」

スノーホワイト「私、変なの……嫌だったのに、これ、すごく気持ちよくて……白いおしっこみたいなの出ちゃって……触られた時の感触が忘れられなくて、興奮して、ううっ……!」

ラ・ピュセル「だ、大丈夫だよ……それは自然な反応だから……」

スノーホワイト「自然……? そうちゃんも、こうされたら……同じようになるの?」

ラ・ピュセル「っ、そ、そうだよ。だから落ち込まないで」

スノーホワイト「うう……」

ラ・ピュセル「さっき教えたでしょ。男はみんなこれをやって収めてるんだ」

スノーホワイト「……そうちゃんも?」

ラ・ピュセル「えっ、そ、それは……」

スノーホワイト「……ごめん、変な事聞いちゃったね(心の声聞こえちゃった)」

ラ・ピュセル「い、いいよ」

スノーホワイト「そうちゃん、怖いよ……その、教えてもらったやつ、やるから……しばらく一緒にいて?」

ラ・ピュセル「ええっ!?」


数分後、スノーホワイトが落ち着き、心に余裕ができる頃には鉄塔の網状床には白い液体が散乱しまくっていた


ラ・ピュセル「(す、すごい……)」

スノーホワイト「はぁっ、はぁっ……」


勃起が収まっている。途中からスノーホワイトはラ・ピュセルなどこの場にいないかのようにオナニーに夢中になっていたが、ラ・ピュセルは目を逸らしながらも逃げ出すことはなかった


ラ・ピュセル「(…………小雪のを見てたら……僕も……)」ウズウズ

スノーホワイト「あ、そうちゃん。今度は私が教えてあげるね」

ラ・ピュセル「ええっ!? いいよ別に!」

スノーホワイト「だって、そうちゃんもキャンディー多く持ってるし……私がこんなに我慢できないくらいだから、そうちゃんだって……」


キャンディーを集めすぎたせいで性欲が強くなっている自覚はある。だがスノーホワイトのそれほどではない。一応セーブできるが、スノーホワイトは自慰をするよう迫ってくる


ラ・ピュセル「だ、だめだって……僕、男で……」

スノーホワイト「私だって女だけど、男の子みたいなことしたし……」

ラ・ピュセル「あ、そうだキャンディー! スノーホワイトのキャンディー、奪われたんじゃないの!?」


魔法の端末を探す。奪われていたらまずいが、幸運にもルーラ達はスノーホワイトの魔法の端末を奪わずに急いで戻ったらしい

落ちていたそれには精液がかかっていた


ラ・ピュセル「…………あれだよ」

スノーホワイト「う、うん……うえぇ……………………あれっ?」


精液に触らないように端末をいじる。ラ・ピュセルにはある種の予感があった

ルーラはキャンディーを奪いに来た。だがスノーホワイトの性欲は減っていない。確かに先程より抑制ができているようだが、それでもスイッチが入れば抜かなければいけないくらいには性欲がある

案の定、といっても大きな被害だが、5万あったスノーホワイトのキャンディーは2万ほどしか減っていなかった


・・・・・・

~王結寺~


ルーラ「この馬鹿共アホ共クズ共腐れ能無し共! 3人でかかってラ・ピュセル1人犯せないなんて使えない!」

ミナエル「ユナ、大丈夫?」

ユナエル「うう……っ、グスッ。初めてだったのに……」

ルーラ「挙句処女を奪われました? お話にならないわ。この雑魚共!」

ミナエル「ユナの仇……ラ・ピュセル、絶対許さない……!」

ユナエル「お姉ちゃん……」

ルーラ「しかも妹の処女を奪ったのが姉が変身した模型? 笑わせないでよ!」


罵声が飛ぶ

罵声が飛ぶ

ラ・ピュセルの相手をした3人を戦犯と呼び、スイムスイムにも怒った


ルーラ「あんたも、余計な事しなければ……」ブツブツ

スイムスイム「ごめんなさい」

ルーラ「……まぁいいわ。こうしてキャンディーは奪えたんだし。にしても2000なんて……スノーホワイトは随分頑張ってたようね」

ルーラ「(逆に言えば1位のスノーホワイトが2000ってことは、他の奴らもそれ以下……)」


奪った2000個のキャンディーは既に分配した。これならどんなことがあっても自分のチームからは脱落者が出ないはずだ。なにが魔法の国で娼婦だ。そんなふざけたものになる気はないし、メンバーの誰かにならせる気もない


ファヴ「今週の脱落者発表の時間ぽん」

ルーラ「あら、タイミングいいわね。どうやら私の作戦でスノーホワイトが脱落するようだわ」

ルーラ「(……とはいえ、アイツに勝つにはこいつらじゃ無理ね。ラ・ピュセルに負けるようじゃ、アイツには……)」

ファヴ「今週の脱落者はルーラだぽん」

ルーラ「……………………へっ……?」


気が付くとルーラは犯されていた。相手は誰だ、白とピンク……見慣れた魔法少女だ


ルーラ「ぁ……な、ん、っ、でっ、ぁっ」

スイムスイム「…………す、ごい……ルーラ、すごい……スノーホワイトのアレで覚えた……こうすれば、ルーラと一緒に気持ちいい」


キャンディーは確かに持っていたはずだ。なのになぜ脱落した

そんな疑問はスイムスイムから与えられる刺激と快感に塗りつぶされた

ミナエルの変身した分娩台のような拘束具に自由を奪われ、脚を開かれ、スイムスイムの巨根に貫かれる。最初は規格外のサイズに痛みを覚えた。だがもう馴染んでしまった

魔法少女の精液と愛液には僅か媚薬としての効果がある。既に2回射精を済ませたスイムスイムの精液はルーラを強制的に発情させていた


ユナエル「やったーやったーやったったー!」

たま「うう……」グスッ

ユナエル「なにが能無しだよ……ルーラの作戦のせいでこっちは処女奪われたんだ!」


ルーラの目の前にルーラが現れる。ユナエルの変身と知らなければ混乱するだろう


ユナエル「特別に生やしてあげたよ。ルーラには生えてないもんねぇ!」

ルーラ「んぶっ、ぐうぅっ!?」

ユナエル「最初からラ・ピュセルにもこうしてれば作戦成功したかもねぇ! でももう後の祭りかぁ!」グイグイ


いきり立ったそれを口に突っ込まれ、呼吸が苦しくなる


ユナエル「っ、思ったより……っ!」

ルーラ「おごっ、ぶえっ、ぐぷっ!」

ユナエル「あ、やば」


ユナエルはルーラの口に根本まで挿れると、すぐさま射精した


ルーラ「んぶぅぅぅ!」

ユナエル「やば、これじゃ早漏みたいじゃん。でもそんくらいルーラの口気持ちいいわぁ」

スイムスイム「っ、また……っ、くる」


次に膣の奥で何かが爆ぜた。グイと限界を超えて押し込まれ、射精を無理やり感じさせられる

その射精にルーラはまた絶頂した


ルーラ「(ああ、また……また、こんな目に……)」


射精が収まってもスイムスイムは収まらなかった。再び正常位のまま犯される

何度もイカされ、失神する。薄れゆく意識の中、ルーラは初めて魔法少女になった日を思い出していた


あの日はカラミティ・メアリに犯された

カラミティ・メアリに逆らうな、カラミティ・メアリの挿入を拒むな、カラミティ・メアリ相手に避妊するな

酒を飲み、「情事を前提とした直接的でない暴力」によって押さえつけられ、細いながらも長いイチモツを入れられ、子宮へと子種を注がれる

様々な屈辱と種を植え付けられ、メス堕ちしない程度に痛めつけられた

ルーラは誓った。必ずカラミティ・メアリを娼館送りにしてやる。そのための仲間を集めると


ルーラ「(なのに……)」ガクッ

ユナエル「あ、失神しちゃった」

スイムスイム「ルーラ……っ、ルーラっ……」ズッチュズッチュ

ユナエル「…………あ。そうだスイムちゃん。スイムちゃんの魔法ってすり抜ける魔法だっけ?」

スイムスイム「そう。だからパンツ越しにしてる」

ユナエル「あ、マジだ……溢れた精液がタイツの外に逃げられずにシミになってるよ……」

スイムスイム「ルーラは汚したくないない。だけど、気持ちよくなりたい」

ユナエル「ならねぇ、面白い方法があるよ」


ルーラは突如もたらされた刺激に目を覚ました

膣ではない場所が犯されている。膣の奥よりもっと奥、魔法少女にも備えられたその器官、本来何物も入るはずのない神聖な場所が犯されていた


ルーラ「あっあぁぁぁぁあああぁぁ!! い、いや! いやぁぁぁぁ!!」

スイムスイム「これ、でっ、いいの?」

ユナエル「うんうん。ルーラも気持ちよさそうでしょ」

スイムスイム「うん」

ルーラ「や、やめてぇ! もうやめてぇぇぇ! わかった、分かったからぁ! もう気持ちよくしないでぇぇ!」

スイムスイム「ルーラ…………また、っ!」


魔法で狭い子宮口を透過し子宮に直接射精。痛みなのか快楽なのか分からない感覚と、子宮にズッシリとしたものが溜まっていく感覚と共にルーラは再び失神した


ファヴ「あーあ、せっかく普通に脱落したのに12時を待たずにメス堕ちしちゃったぽん」

ユナエル「なにそれ?」

ファヴ「魔法少女の敗北条件のひとつぽん。メス堕ちするとおへその下、子宮のあたりに淫紋が浮き出て、魔法が使えなくなるぽん。ちなみに生えてる魔法少女が敗北しても同じ淫紋が同じ場所に現れるぽん」

ユナエル「へー。スイムちゃん、ルーラもういいってさ」

スイムスイム「まだ……っ、まだ、足りない」

ユナエル「あーそう? じゃあお姉ちゃん、もう帰ろうか」

ミナエル「だねぇ」

スイムスイム「(私、なる……お姫様を犯す、竿役に)」


ミナエルが変身を解き、ルーラが床にドテッと落ちる。それでもかまわずスイムスイムは腰を振り続けた


ミナエル「スイムちゃん、私達もう帰るから、明日からニューリーダーよろしくね!」

ユナエル「なんてったってスイムちゃんの計画でこうしてルーラが犯されてるわけだしぃ」

スイムスイム「ルーラ……ああ、ルーラ」

ミナエル「……聞いちゃいないか。よっぽどルーラに鬱憤たまってたんだねぇ」

ユナエル「ほらたま、邪魔しちゃ悪いっしょ」

たま「う、うん……(私もしたかったにゃ……帰ったら自分でしよう)」


スイムスイムの行為は朝まで続いた


・・・・・・


スイムスイム「…………ん……?」ムクッ


朝の光と鳥の鳴き声で目が覚めた

魔法少女は眠らないはずだったのに


ファヴ「スイムスイム、ハッスルしすぎぽん。もう少しでスイムスイムも射精の限界になって敗北条件を自分で満たしちゃうところだったぽん。まぁその前に疲労から眠気が来ちゃったみたいだけど」

スイムスイム「……ルーラは?」

ファヴ「ルーラならもう連行したぽん」

スイムスイム「返して」

ファヴ「無理ぽん。ルールには従ってほしいぽん」


もっと犯したかったのに、残念だ

この感覚はなんなのだろうか。今まで生きてきて一番気持ちいい


スイムスイム「…………もっと」


もっと犯したい。お姫様を

夢の中で、誰かが言っていた

女の子は誰だってお姫様候補


スイムスイム「女の子…………魔法少女」


ルーラが一番お姫様だった。だがもういない

お姫様の魔法少女だった。いないなら他に誰か、お姫様

普通の女の子はお姫様になれない。だが魔法少女ならどうだろう

魔法少女はお姫様になれる。魔法少女を犯せばお姫様を犯せる

丁度いい。ルーラのやり方を受け継ぎつつ魔法少女を犯す。ピッタリだ


スイムスイム「……もっと、お姫様、犯す」


・・・・・・


今日もスノーホワイトとキャンディーを集める。半分を奪われたとはいえキャンディー所有数1位の座は揺るがず、スノーホワイトは再び特典を得た

もう何度目かも数える気がないくらい――まだ二桁であろうが――の回数目、鉄塔へとやってくる


スノーホワイト「そうちゃん……」ガタガタ

ラ・ピュセル「うん、分かってる。また大きくなったんでしょ?」

スノーホワイト「あの、ね…………測ってみたら……20cmくらいあって……」

ラ・ピュセル「…………」

スノーホワイト「お、男の人って、これが普通なの? そうちゃんもこれくらいあるの……?」

ラ・ピュセル「そ、そんなには、ない、かな……」


嘘を吐いた。颯太の息子はそんなに大きくない。せいぜい10cmくらいだ

スノーホワイトの巨根を自分のと比べることはしない。魔法による産物と一般人、比べても仕方がない

だが男の沽券的なものは颯太にもある。濁すのがここは一番だと考えた


ラ・ピュセル「(小雪にガッカリされるのは嫌だ……)」

スノーホワイト「(そうちゃん……10cm……?)」


鉄塔に気まずい空気が流れる。スノーホワイトの陰茎は現在は大人しいが、いつ火が点くかは分からない。キャンディーの副作用による性欲の増大はラ・ピュセル自身も自覚しているのだ

幸い、変身を解けばその性欲は消えるようで、学校などで醜態を晒す心配は無い

だが魔法少女になっているとムラムラする。助けた一般人のお尻や胸に目が行くことも多々あった。中でも小学生低学年くらいの女の子を家に送り届けてあげた時のラ・ピュセルに対するスノーホワイトの視線は嫌に冷めていた。その後「小さい女の子のお尻が好きなの?」などと聞かれ、しどろもどろになったのはしばらく忘れられない弱みだろう


ファヴ「魔法少女が一般人を強姦? まぁ稀にあるみたいぽん。魔法の国じゃ取り締まりの対象だけどね」

ファヴ「魔法少女の精は強すぎて卵子を殺すぽん。仮に生えてる魔法少女が膣内射精をしても妊娠する確率は低いぽん。ムラムラしたらバレないよう適当に食い散らかすのもいいぽん」

ファヴ「ちなみに人間に魔法少女が犯された場合も同様、魔法少女の膣から子宮にかけての殺精能力はかなりのもので妊娠する可能性は低いぽん。まぁそれでも妊娠したらその魔法少女が幸運だったか不幸だったってことぽん」

ファヴ「あ、魔法少女同士の場合は普通に孕んだりするから注意ぽん。魔法少女の胎児は成長が早くて、1ヶ月でボテ腹、3ヶ月もあれば生まれるぽん。その間沢山のエネルギーを胎児に吸われるから妊婦となった魔法少女は無理できないぽん」

ファヴ「だからもし魔法少女の子供を一般人が孕んだ場合……かなり衰弱しちゃって最悪死んじゃうから注意するぽん」


・・・・・・

~廃スーパー~


シスターナナ「この前は大変だったでしょう……私も、魔法少女の間でこんなことになってしまうのは残念です」

スノーホワイト「……」

シスターナナ「私とウィンタープリズンで運営に抗議してみようと思います。こんな人としての倫理観の壊れた争いはおかしいです。運営の方から魔法少女の強姦を止めてもらえれば、もしかしたら」

ラ・ピュセル「運営にツテがあるんですか?」

シスターナナ「そのために魔法少女を募りましょう。複数人で抗議すればあるいは……」

ウィンタープリズン「協力してくれるかな?」

スノーホワイト「はい! 私も、もう嫌です……」

シスターナナ「ありがとうございます! では私は他にも同じ志を持つ魔法少女を集めますので、これで」

スノーホワイト「どこかに行くんですか?」

シスターナナ「森の音楽家クラムベリーにもこの話をしてみようかと。彼女はN市最古参の魔法少女、彼女を味方に付ければ大きいと思います」

スノーホワイト「頑張ってくださいっ!」


スノーホワイト「よかったぁ……シスターナナ、いい人だね」

ラ・ピュセル「う、うん。そうだね」

スノーホワイト「どうかした?」

ラ・ピュセル「いや……なんでもない、よ! さぁ、困った人を探そう」


キャンディー集めと言わなかったのは、その言葉を口にしたらまた思い出してしまいそうだったからだった

困った人を助けキャンディーを得るのが魔法少女の使命だ。だがそれをすればするほど陰茎は大きくなり性欲が増す。なんという因果だろうか


・・・・・・

~岩場~


シスターナナ「お呼び立てしてしまい申し訳ありません。初めまして、シスターナナです」

クラムベリー「どうも。今日はどのようなご用でしょうか?」

シスターナナ「この前、スノーホワイトがルーラ達に襲われ、危うく強姦されるところでした。さらにはキャンディーも奪われて……こんなことは間違っていると、私達は思っています。私達は人の世を平和にするために選ばれた魔法少女……こんな醜い争いをして何が得られるというのでしょう」

クラムベリー「……それで?」

シスターナナ「クラムベリーも、この考えに賛同してはいただけないかと。私達以外にはスノーホワイトとラ・ピュセルが――」

クラムベリー「お断りします」

シスターナナ「えっ?」

クラムベリー「どうしてせっかく犯し合いになっても構わない状況になったというのに、わざわざそれを阻まねばならないのですか?」

ウィンタープリズン「貴様……」

クラムベリー「まぁ大方こんな用事だとは思っていましたが……私は、犯し合いを望んでいるのですよ」

シスターナナ「そんな……!」

クラムベリー「あなた達は邪魔ですね……今ここで射精できなくするか、メス堕ちさせてあげましょう」


ウィンタープリズン「ナナ、私の後ろに!」

クラムベリー「ウィンタープリズン……前々からあなたを犯したいと思っていました。これは願ったり叶ったりですね」


クラムベリーがウィンタープリズンの懐に飛び込む。昨日今日身に着けた動きではない。何年も戦いの中に身を投じてきたかのような熟練感を感じさせる動きだ


ウィンタープリズン「なっ……!」

クラムベリー「ふふ……」


右手が伸びる。コートの上から胸を揉まれた


クラムベリー「おや、厚着で分かりませんでしたが……なかなか立派なものをお持ちで」


ウィンタープリズン「ふざけるな!」


ウィンタープリズンが手刀で払おうとし、止まった


ウィンタープリズン「チッ……」

クラムベリー「魔法少女への直接的な暴力はできない……便利なシステムですよね」


更に左手が伸びる。ついに両方の乳房をまさぐられた

素早い手つきで5パイ揉みした後、クラムベリーは右手をウィンタープリズンの腹あたりに添える


クラムベリー「まず、1回イッてみますか?」

ウィンタープリズン「なに……っ、あっ!?」ビクンッ


ウィンタープリズンがその場に膝をついた。クラムベリーは手を放し、綺麗な髪を見下ろす


クラムベリー「どうしました? まるで子宮を揺さぶられたようなイキ方をして」

ウィンタープリズン「(何をされた…………っ)」

シスターナナ「ウィンタープリズン!」

ウィンタープリズン「(ナナ以外を、愛せるものか! どうする……)」

クラムベリー「おや、こんなに隙だらけなのに何もしてこないんですか?」

ウィンタープリズン「くっ!」


突如、クラムベリーの目の前に壁が発生した。ウィンタープリズンの魔法によるものだ

1枚、2枚、3枚と、クラムベリーを囲み、閉じ込めるように壁を作る。彼女が脱出に手間取っている間に対抗策を――


クラムベリー「こんなもので私を閉じ込められるとお思いで?」


駄目だった。クラムベリーは自分の身体能力のみで壁を破壊することができるくらいに強い。ケンカも強く性技も備えている。強敵だ

ウィンタープリズンは逃げの一手を取った

更に大量の壁を作り、再びクラムベリーを閉じ込める。何重にも作った防壁だ。逃げるくらいの時間は作ってくれる


ウィンタープリズン「ナナ、逃げよう!」

シスターナナ「っ……はい」


その判断は正しく、クラムベリーが壁を破壊しきった時にはもう2人の姿は消えていた


クラムベリー「おや……逃げられてしまいましたか」

クラムベリー「……にしても、あの胸……よかったですね。今度はコート越しではなく、生で触りたいものです」


クラムベリーはその感触を思い出すかのように、2、3度手をワキワキとさせた

臭いをかぐ。ウィンタープリズンのにおいがする気がする。どれ、味も見ておこう。手の味だった


・・・・・・


ウィンタープリズン「はぁっ、はぁっ……ここまでくれば……」

シスターナナ「大丈夫ですか?」

ウィンタープリズン「ああ……1度イカされたが、だい、じょうぶ……」

シスターナナ「っ……」

ウィンタープリズン「すまない……あんな奴に…………ナナ、汚れてしまった私を綺麗にしてくれるかい?」

シスターナナ「ウィンタープリズン……はいっ、分かりました」ボロン

ウィンタープリズン「ああっ……いつ見ても可愛らしい……」

シスターナナ「もう……そんなこと言うとしてあげません」


謝罪の意を込めてウィンタープリズンはシスターナナのソレを口に含んだ

静かな森の中、淫猥な水音が響く


ウィンタープリズンはシスターナナの短小包茎を愛している。元々彼女を愛していただけに、魔法少女になったらなんと生えてもいた

今まで女同士の営みしかできなかった2人にとって、プレイの幅が広がりしかも懐妊することが可能だとなればもう止めるものはない

魔法少女になってからほぼ毎日、2人は時間があればセックスをしていた


ウィンタープリズン「ナナ……そろそろ、挿れて……」

シスターナナ「はい。ん……」


シスターナナの陰茎がウィンタープリズンに入っていく。1度達し、トロトロになったそこはなんの抵抗も無く、すぐに根元まで受け入れた

ウィンタープリズンがその行為中に達することが多くてもシスターナナのペニスを用いた責めでイクことは少ない。そこにほんの少しの物足りなさがあっても、愛する者とのセックスはそれだけで心を満たしてくれるものだ


・・・・・・

~数日後~


ラ・ピュセル「ふぅ、今日も何もなく終われたね」

スノーホワイト「うん。よかった……ね……」


前にルーラ達から襲撃を受けてから、2人は毎日集合場所を変えていた。今のところ誰にも襲われていないのはその効果があるのかないのか

今日はスノーホワイトから話があるからと、キャンディーを一通り集め終わったらまたあの鉄塔に向かっている

着いてからスノーホワイトに話は何かと聞くと、真剣な顔を向けられた


スノーホワイト「……ラ・ピュセル、ひとつだけ……私から言わせて」

ラ・ピュセル「う、うん……なにかな?(まさか……僕が頼りないから、コンビ解散とか……)」」

スノーホワイト「あ、別にコンビ解散とか悪い話とかじゃないから……そうちゃんからしたら、悪い話かもしれないけど……」

ラ・ピュセル「なんだよ、言ってよ」


スノーホワイト「私、そうちゃんが好き」

ラ・ピュセル「……………………えっ」

スノーホワイト「そうちゃんが好き。ラ・ピュセルが大好き。それが言いたかったの」

ラ・ピュセル「ちょ、ちょっと待って! そ、それって……こ、こく、こく告白!?」

スノーホワイト「…………う、ん……」


スノーホワイトの目じりにジワリと涙が浮かぶ。あまりに緊張し、ラ・ピュセルに驚かれ手応えを得られなかったと思ったのだろう

事実ラ・ピュセルは困惑していた。女子からの告白なんて、今まで魔法少女とサッカー漬けだった人生で初めての体験だ

姫河小雪という女の子は面と向かって告白できる胆力のある人間だとは思っていなかったからこそ受けた衝撃もある


スノーホワイト「…………ごめん……」

ラ・ピュセル「な、なんで謝るんだよ! 僕、嬉しいよ……」

スノーホワイト「ううん……本当は、違うの…………私、そうちゃんが大好きなのは本当なんだけど、これが……これが、もう、我慢できないの!」


全てを察した。スノーホワイトの性欲が限界に達したのだ

初めて知った感覚にスノーホワイトは自慰では済まず、次の快感を得ようとしているのだろう。ラ・ピュセルはそれを責めたりしない。責めればわざわざ県外まで出向いてオナホを買った自分を否定することに繋がるからだ


スノーホワイト「私、そうちゃんと、その……シたくて……それで、恋人にしてもらえば、できるって、卑怯な子だから……!」

ラ・ピュセル「小雪……」

スノーホワイト「本当はこんな理由で告白したくなかった! もっとちゃんと、大好きだって伝えたい! でも、耐えられないの……私、挿れたいのっ!」


ラ・ピュセル――岸辺颯太はそれなりにロマンチックに憧れる男子だ。告白は自分から、学校かなんかでという定番シチュがいいと思っていた

それがここで、女の子に告白されている。しかもエグい理由で

普通なら何を考えていると一蹴して終わりだが、スノーホワイトの気持ちは痛いほど分かっている。それだけに何も言えなかった

告白するためにどれだけ心の準備を重ねたのだろう、断られたらどうするつもりなのだろう。それは今見せた涙が証明してくれている。まったく、女の武器という言葉が似合い過ぎている


ラ・ピュセル「……スノーホワイト」

スノーホワイト「…………」

ラ・ピュセル「いいよ。恋人になろう。スノーホワイトとラ・ピュセル……女同士だけど、魔法少女は女の子しかいないしね」

スノーホワイト「……それって……」


岸辺颯太は姫河小雪とは付き合ってくれないということか

心の声が聞こえる魔法なんて持っていないくてもそう考えていることが分かる


ラ・ピュセル「ううん、姫河小雪には、ちゃんと……岸辺颯太から告白したいんだ。僕たちはスノーホワイトとラ・ピュセル。あの2人じゃない」

スノーホワイト「っ、そうちゃん……」グスッ

ラ・ピュセル「また今度改めて、僕から告白させてほしい。僕も小雪とスノーホワイトが大好きだ。ちゃんと、男の僕から小雪にアタックする」

スノーホワイト「うんっ……うんっ!」ダキッ

ラ・ピュセル「おっと」

スノーホワイト「そうちゃぁん……」

ラ・ピュセル「今はラ・ピュセルだって」


スノーホワイトは泣いていた。嬉し泣きだとすぐに分かった

結論としてスノーホワイトとラ・ピュセルは晴れて恋人として結ばれた。不純な動機だとスノーホワイトは自分を戒めていたが、元々相思相愛だったのではと聞かれればそうだったと答えるかもしれない。恥ずかしいことだが、お互いに1歩踏み出せないでいただけだ。好きだという気持ちは最初から持っていた


ラ・ピュセル「だからここを選んだのか」

スノーホワイト「うん……『初めて』、貰いたいから……ここで……ラ・ピュセルと初めて出会ったここで」

ラ・ピュセル「分かった……怖いけど、スノーホワイトなら……いいよ」


その言葉が最後の砦だった。スノーホワイトはラ・ピュセルを鉄塔に押し倒し、ラ・ピュセルはそんな隙を見てキスしてやる


スノーホワイト「っ……!」

ラ・ピュセル「キスくらい……僕から、いいだろう?」

スノーホワイト「うん……っ、もっと……!」


そこからは互いが互いを貪り合う蜜の時間だ。拙く口を開け、舌を絡め、手を握り、胸を揉む

挿入の前準備はしばらく続き、30分ほどしてやっと唇が離れた


ラ・ピュセル「はぁっ……はぁっ……」

スノーホワイト「ラ・ピュセル、2回……」

ラ・ピュセル「だ、って……胸……ばっか……」

スノーホワイト「ラ・ピュセルって胸こんなに感じるんだね」

ラ・ピュセル「自分でも、っ……知らなかった……」

スノーホワイト「じゃ……じゃあ……」

ラ・ピュセル「……うん。ちょっと、脱ぐからあっち向いてて」


ブーツを脱ぎ、腰当てを取り、その他諸々も取り払い、全裸になる。寒空の下だったが魔法少女になっているお陰だろうか寒さは無い。むしろキャンディーとスノーホワイトからの責めによるダブルパンチで熱さすらある


ラ・ピュセル「いい、よ……」

スノーホワイト「うん………………キレイ」

ラ・ピュセル「あんまりジロジロ見るなよぉ……」

スノーホワイト「ラ・ピュセルのここ……すごく、濡れてるね……」

ラ・ピュセル「沢山、キスしたり胸揉まれたから、じゃないの……」

スノーホワイト「挿れていい?」


まじまじと見る。ギンギンだ。使い込まれていないペニスは綺麗な色で、余計に欠陥と亀頭に違和感を感じるほどだ。まずデカい。その長さの影に隠れてよく見ると太い。カリだって何cmあるのだろう。何故スノーホワイトにこんなものがと改めて思う。それほどに似合わない

本当は怖い。パンツとスカートを脱いだことによって先週よりも一回り大きくなっているソレを見ると裂けるのではないかという考えがよぎってしまう


ラ・ピュセル「……うん」


今更逃げる気は無いが、それでも怖いものは怖かった。ましてや男である自分が挿れられるとはと思う

だがそんなことを考えたところで状況は変わらない。スノーホワイトのため、スノーホワイトと結ばれる、そう考えて恐怖心を塗りつぶした


スノーホワイト「挿れる……よ……あれっ」

ラ・ピュセル「もっと下だよ。このあたり……」


手を使い、誘導してやる。亀頭を触っただけで指がカウパーでヌルヌルだ

ここだ。ここに挿れれば……入口に亀頭があてがわれるのにそう時間はかからなかった


スノーホワイト「ここ……ん……っ」

ラ・ピュセル「っ……!」

スノーホワイト「だ、大丈夫!?」

ラ・ピュセル「大丈夫……そこに、挿れるんだ」

スノーホワイト「うん……」


ズズズ、と亀頭が膣内に侵入する。少し入った時点でスノーホワイトが止まった。分かっている。狭いのだろう

そこが処女膜と呼ばれる部分だ。そこを広げられて初めて、ラ・ピュセルは処女を失いスノーホワイトは童貞を失う


スノーホワイトはゆっくり、ゆっくりと大事に、ガラス細工を扱うように優しく挿入することに努めた

入っていく。入っていく。止まる。最奥だった


ラ・ピュセル「っ、こ、れぇ……で……」

スノーホワイト「ラ・ピュセルの処女……貰っちゃった……」

ラ・ピュセル「う、ん……」

スノーホワイト「だ、大丈夫!?」

ラ・ピュセル「大丈夫…………スノーホワイトの……大きいから……」


全然大丈夫じゃない。苦しい。圧迫感しかない

破瓜の痛みは濡れていたお陰で軽減されたが、今まで何も入らなかったところに何かが侵入し、それが巨大なものであるという負荷はラ・ピュセルに苦しみとして襲い掛かった


ラ・ピュセル「(やっぱり、大きすぎる……一番奥まで入ったのに、余って……)」

スノーホワイト「うう……一旦抜いて……」

ラ・ピュセル「大丈夫、だって。動いて……いいよ」

スノーホワイト「本当?」

ラ・ピュセル「うん。大丈夫。気持ちよくなる……から……」


スノーホワイトが前後に腰を動かす。そのたびに痛みがはしった

巨大なソレはラ・ピュセルの膣内を容赦なく抉り、押し込めば子宮をはじめとした内臓が圧迫され、引き抜けばカリがズリズリとヒダを削る。ラ・ピュセルに逃げ道は無かった


ラ・ピュセル「ふ……ぐう……」

スノーホワイト「やっぱり苦しそう……」

ラ・ピュセル「大丈夫だって! 心配しないでいいから、思い切りやればいいじゃん!」


痛みと苦しさでちょっとイライラしていた。スノーホワイトのがデカいのが悪い。そう言いたかったが押しとどめた

スノーホワイトは心の声を聞きながらも、ラ・ピュセルの言葉と早く気持ちよくなりたいという強い欲求ですぐに激しく動き始めた


スノーホワイト「っ、すご、いっ! すごい!」

ラ・ピュセル「あ゛っ、あ……っ゛!」


手でするよりずっと気持ちいい。そんなスノーホワイトの言葉をどこか遠くで聞きながら、ラ・ピュセルは自分の言葉に後悔した

激しく動いたらもっと痛い。苦しい

やめてと言いそうになった。だけど言わなかったのは微かに違うものが見え隠れしていたからだ


スノーホワイト「気持ちいい……気持ちいいよっ!」

ラ・ピュセル「んあっ、わ、らひ……も……これ、これぇ!」

スノーホワイト「そうちゃんも気持ちいい!? よかったあっ、もっと動くよ!」


ぎこちなくも激しい童貞特有の腰使い。それでも快感がラ・ピュセルの中に発生する

魔法少女は強い。痛みや苦しみを乗り越えた先を見つけるのも早い存在である。都合がいいとファヴは言っていた覚えがある


ラ・ピュセル「だ、だめ、これ、だめ……!」

スノーホワイト「イッ、ちゃうんだよねっ! 分かる、よ!」

ラ・ピュセル「しょ、しょう……らからぁ!」

スノーホワイト「私も、出そう……! 我慢してるけど、もう、無理ぃっ!」


スノーホワイトは出し入れしている最中に射精した。ビューッ、ビュルッ、そんな音が聞こえてくる気がした

今日はオナ禁していたと告白してきた。つまりこれが一番搾りだ。あっという間に膣内が満たされ、子宮口が精液漬けになる

スノーホワイトは射精しながら腰を突き出し、ラ・ピュセルの腰を掴んで逃げ場を無くした。残弾をすべて子宮口に押し付けるつもりだ


スノーホワイト「ぁ…………す、ご……」

ラ・ピュセル「い、く、また、イクぅっ!」


亀頭が子宮口を離さない。最後の精液がビュルッと流し込まれ、ラ・ピュセルは達した

長い射精だった。1度の射精で2度イカされるという経験をさせられた

スノーホワイトがのしかかってくる。射精しきった陰茎が膣内で小さくなっていくのが分かった

射精しながら動いたからか白いのと赤いのが混じったのがラ・ピュセルから溢れ、臀部を通り、鉄塔の網目状の足場に達し、その隙間からポタポタと地面へと落ちていく

2人で荒い息を整え、最後にもう1度キスをした


スノーホワイト「ごめんね、無理させて……」

ラ・ピュセル「ううん……スノーホワイトこそ、1回だけでよかったの?」

スノーホワイト「実は……嬉しすぎて、すぐ満足しちゃった」

ラ・ピュセル「そう? 本当はそんなに気持ちよくなかったとか……」

スノーホワイト「そんなことないよ! すごくよかった!」

ラ・ピュセル「そ、そう」


風情の無いピロートークをした。冷たく固い鉄塔の上で、せめてと腕枕をしたらスノーホワイトは大人しく頭を乗せてくれた

話している間にもゴポッと膣内から精液が溢れ出し、その度に恥ずかしくなる


スノーホワイト「今更だけど、妊娠しちゃうかなぁ……」

ラ・ピュセル「どうだろう……スノーホワイトとの子供なら……」

スノーホワイト「もうっ……出したのは私だから強く言えないけど、妊娠しちゃったらそうちゃん学校通えないんだよ」

ラ・ピュセル「あはは……」


スノーホワイト「……ねぇ、明日、さ。魔法少女お休みしない?」

ラ・ピュセル「えっ、明日?」

スノーホワイト「うん……私の家……覚えてるよね」


それはお誘いだった。明日は岸辺颯太として、姫河小雪の家に来てほしいらしい

その意味が分からないほど颯太は鈍感ではない


ラ・ピュセル「いいの……?」

スノーホワイト「うん。ラ・ピュセルがくれたんだから……私も、そうちゃんに……あげたいな……」

ラ・ピュセル「っ、うん!」


スノーホワイトに抱き着く。背中に腕が回ると抱き返してくれた


スノーホワイト「そうちゃんも……そういうことするの初めて?」

ラ・ピュセル「う、うん……」

スノーホワイト「よかった……これで、お互いにあげっこできたね」

ラ・ピュセル「初めては小雪……かぁ。嬉しいなぁ」

スノーホワイト「そんなに言わないで……照れる」

ラ・ピュセル「よし、明日は部活休もう」

スノーホワイト「だーめ。部活終わってから来て」

ラ・ピュセル「うう……だめ?」


スノーホワイト「だめです」

その後10分ほど笑い話をして、ようやく服を着た


ラ・ピュセル「う、ちょっとグッショリする」

スノーホワイト「その、いいの? かき出すとかしないの?」

ラ・ピュセル「……スノーホワイトのだから」

スノーホワイト「ふふっ、ありがと」チュッ

ラ・ピュセル「えへへ」


まだ溢れる精液を膣内に残しながらパンツをはくと案の定シミができた。だがそれもスノーホワイトとの愛の証だと思うと少し嬉しかった

なんてことはない住宅街。いつもここで別れ、それぞれの家に帰る。それが少し名残惜しい


スノーホワイト「それじゃあ、また明日ね。部活終わったら連絡して」

ラ・ピュセル「うん。すぐ行くから! それじゃ、また」

スノーホワイト「おやすみ、ラ・ピュセル」

ラ・ピュセル「ああ。おやすみ、スノーホワイト」


スノーホワイトの背中を見送る。明日も会える。小雪に会って、告白して、それから……

それを想像しただけでムヒョッス最高だぜと叫びたくなる。約束されたセックス、それは男子中学生にとってこの上無い幸福だ

今日は寝れるだろうか、寝なくても魔法少女なら別に大丈夫かと思っていたところだった


「幼馴染みの愛……素敵ですね」

ラ・ピュセル「ッ!?」

「あなたほどの魔法少女なら気配を消さなければ気付くと思っていましたが……浮かれてこんなに近付かれちゃいましたね」


背後から声。誰の声だ

振り向こうとした瞬間、後ろから回された手が自分の臍の下あたりに触れるのが見え、ラ・ピュセルは絶頂した


ラ・ピュセル「ひっ、あ、あぁぁぁっ!」

「ふふふっ、良い声で鳴きますね」

ラ・ピュセル「こ、のぉ!」


当てようとしたら体が止まる。当たらないよう剣を振るった

それを読まれていたようで、後ろから抱き着かれ、耳を舐められた


ラ・ピュセル「ぁ……っ」

「次は胸……ローターというのはご存知ですか?」

ラ・ピュセル「い、あああああぁぁぁっ!!」

「指さえ触れれば、振動させてローターよりも気持ちよくさせることができるんですよ。私は」

ラ・ピュセル「お前、は……森の……!」


クラムベリー「はい、正解です♪」

ラ・ピュセル「なん、で……! シスターナナは……っ?」

クラムベリー「その話は丁重にお断りしました。私だと分かったラ・ピュセルにはプレゼントとして拘束をやめてあげましょう」


言葉通り、後ろから抱き着かれ胸や腹を責められるのが止まった。急いで飛び退いて間合いをとる


ラ・ピュセル「何故私を……」

クラムベリー「大した理由はありません。ただ欲求不満なのでお相手してほしくて」

ラ・ピュセル「(どこまで信じられる……)」


小雪の家の方角を見る。先ほどあげた嬌声は聞かれなかったようだ。もはやスノーホワイトの背中も見えない


クラムベリー「恋人がこちらへ来るのではないかと心配していますか?」

ラ・ピュセル「くっ!」バッ


その場から動いた。なるべく人目のつかないところへ、港付近の倉庫などはこの時間なら人はいないだろう

クラムベリーはしっかりとついてきた。罠である可能性などどこ吹く風である


クラムベリー「……ふむ、なるほど」

ラ・ピュセル「あんな人のいるところじゃ駄目だ」

クラムベリー「お気遣いありがとうございます。人気のない倉庫……王道ですね」

ラ・ピュセル「……その、クラムベリーも生えてるから私を?」

クラムベリー「私は生えていませんよ」

ラ・ピュセル「そう……なら何故私を狙う。私も生えていない。狙うなら生えている魔法少女じゃないのか」

クラムベリー「ふ、ふふふふ……ひとつ勘違いをなさっているようですね。私は別に生えてる生えてない関係なしに、ただ気持ちよくしてくれる相手を探しているだけですよ」

ラ・ピュセル「……私はお前になにもしてやれない」

クラムベリー「こんな場所まで誘っておいてそれですか?」


前触れは無かった。クラムベリーが静かに素早く距離を縮め、キスしてきたのだ


ラ・ピュセル「っ、んむー!」

クラムベリー「キスも初めてではないでしょう? さっきスノーホワイトと」

ラ・ピュセル「ぷはっ、見てたのか!」

クラムベリー「ええ。ちゃぁんと見ていましたよ。あなたのその膣内に臭い精液が注ぎ込まれ、それをかき出そうとしないのも」


秘所に指を添えられ、振動が来た

プシャッという音と共に愛液と精液がパンツにさらにシミを作る


クラムベリー「私はただ誰かと性行為をしたいわけではありません……飢えているのです。快楽に」

ラ・ピュセル「ひ、ああぁっ! や、やめっ!」

クラムベリー「肉体の快楽は刹那的なものにすぎない。私は精神の快楽が大好きなんですよ」

ラ・ピュセル「や、やめてぇ! もうオマンコいじらないでぇっ!」

クラムベリー「屈服、愉悦、NTR……どれも素晴らしい。あなたにはその3つを差し上げますよ」

ラ・ピュセル「し、しきゅ……揺れて……!」


いつのまにかラ・ピュセルは剥かれていた。秘所に指を入れられ、振動しバイブやローターで責められたような感覚が襲い、精液にまみれていた子宮が思い切り刺激される

ふたたびキスをされ、唾液を流し込まれた。まるでスノーホワイトとの行為を塗り替えるようにじっくりと責められる

だが下の方はじっくりではなかった。激しく指が動き、精液をかき出し、子宮口にあてがわれた中指の存在を強く感じた


クラムベリー「ヌルヌルですよ。ラ・ピュセルの中の精液がどんどん出てきます」

ラ・ピュセル「だ、だめっ! それはスノーホワイトのだからっ!」

クラムベリー「ふ、ふふふふふふ……」

ラ・ピュセル「(あっ、こ、ゆき……僕……僕、明日……)」

クラムベリー「では、5回目の絶頂といきましょうか」

ラ・ピュセル「っ、あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」プシャッ


クラムベリー「ふふ、また派手にイキましたね」

ラ・ピュセル「い、いやだ……いやだよぉ、小雪ぃ……」

クラムベリー「……この期に及んで彼女に助けを求めますか……ヘタレというやつですね、あなたは」

ラ・ピュセル「僕は、こんな……」

クラムベリー「情けない。そろそろメス堕ちしますか」


されるがままだった。クラムベリーの言う通り、これが続けば近いうちにメス堕ちしてしまう

だがラ・ピュセルは隙を見つけ、尻尾を使い起き上がるとクラムベリーを押し倒し、胸を揉んだ


クラムベリー「っ」

ラ・ピュセル「く、クラムベリー! お、お前の好きには、させにゃぁっ!?」


情けない声が出た。のしかかったクラムベリーの腹から接している自分の股にかけて振動が来たのだ。ばかな、手からだけではなかったのか


クラムベリー「どうしました?」ニヤニヤ

ラ・ピュセル「っ、あぁぁっ!」

クラムベリー「そんな乱雑な揉み方で気持ちよくなると? これだから童貞は」

ラ・ピュセル「お、お前ぇ!」

クラムベリー「あなたの正体くらい知っていますよ。童貞、童貞、童貞」

ラ・ピュセル「っ」グスッ


普通、中学生は童貞だろう

そう反論してやりたいが、クラムベリーの有無を言わさない物言いにラ・ピュセルの精神が削られていく


クラムベリー「なに泣いてるんですか? ほら、私のオマンコはここですよ。責められませんか?」


パンツ越しにクラムベリーのそこに手をかける。濡れていた


クラムベリー「私があなたにやったように指を入れないんですか? それとも舐めますか?」

ラ・ピュセル「っ……(小雪……)」

クラムベリー「ふふっ、これだから恋人持ちは楽しいですね。真面目な方はパートナー以外とはしたくないとか言って、拒むんですよ。それがいい」

クラムベリー「拒んで逃げて追いかけられて、グチャグチャに寝取って、恋人にビデオレターを送り付ける……最高じゃないですか」


肩を掴まれ、抱きしめられる。耳元でクラムベリーの甘い声が聞こえた


クラムベリー「あなたの性感帯はどこでしょうね。全身で探してあげますよ…………一晩じっくりとね」


・・・・・・


翌日、姫河小雪は夜を待ち、シャワーを浴びて身を清めてから部屋で来訪者を待っていた

あとどれくらいでインターホンが鳴るだろう。それとも窓からかな。あれで恥ずかしがり屋の颯太は人目をしのんで窓から来る可能性は大いにある


小雪「…………そうちゃん、遅いなぁ」


時刻は9時を過ぎている。連絡もない。もしかしたら今日来られなくなった理由があるのかもしれない

やっぱりこんな地味子嫌だとか思って来ないのかもしれない。などということが浮かんだには浮かんだが、何故だろうか、体を重ねた間だからか妙にポジティブになれた

焦らされれば焦らされるほどドキドキする。これから告白してくれるんだ。告白して、キスして、それから……昨日のスノーホワイトとラ・ピュセルのようになる

インターホンが鳴る。やっと来た! 連絡くらいしてくれてもいいのに

意気揚々とドアを開けると、岸辺は岸辺だが颯太ではない、彼の母親が来ていた


「あ、あの……颯太来てませんか!?」

小雪「えっ……?」


・・・・・・


優しい音色だった。だけど冷たい音色だった

ここはどこだろう。月明かりが差し込む窓が見える。視界の端には白いピアノが見える。このピアノが音を奏でているのだ

岸辺颯太は気だるさの中、目が覚めた


クラムベリー「起きましたか」

颯太「えっ…………ッッ、き、貴様!」

クラムベリー「初めまして、岸辺颯太さん」

颯太「っ!? な、なんで……」

クラムベリー「覚えていませんか? メス堕ちしたんですよ。あなたはこの試験に脱落したんです」


思い出す。昨日、港の倉庫でクラムベリーに抱き着かれ、弱点を狙われた振動の嵐で何度も絶頂し、最後は指で秘所とその後ろの穴を責められ、ついに屈服したのだ


クラムベリー「今朝あなたがメス堕ちし、限界が訪れ変身が解けたあなたをここに連れて来たんですよ。あれからたっぷり寝てましたね。もう夜の10時ですよ」

颯太「な、なんで僕をこんなところに……どこなんだここ、山小屋?」

クラムベリー「昨日のじゃ足りません。あなたをもっと凌辱したいのです」

颯太「っ!」ダッ


ドアに手をかける。ガチャガチャとノブを回したが、開かない

無駄ですよという声を無視して、今度は窓にタックルした。映画だとこれで窓が割れて外に飛び出せるはずだが、やはり無駄だった


クラムベリー「さて、目を覚ましたところで……続きといきましょうか。そこにベッドがあるでしょう」

颯太「誰が……!」

クラムベリー「人間が魔法少女に勝てるとお思いで? あなたの端末は預からせてもらってますから変身もできませんよ」


ピアノを壁にグルグルと逃げようとしたが、無駄だった。クラムベリーに首を絞められ、声にならない声を出す


クラムベリー「私に従った方がいいと思いますよ。魔法少女同士で暴力は振るえませんが、人間相手なら殺すことも可能なのですから」

颯太「っ!? ぁ……かっ」

クラムベリー「おや、失禁ですか。情けない……あなたは本当に情けない男ですね。いや、もうメス堕ちしたから男でもないのでしょうか」

颯太「う、ぐっ……ぅぅぅ……」グスッ

クラムベリー「また泣いてるんですか? 上から下から、大変ですね。泣いたら誰か助けてくれますか? 愛しのスノーホワイトは今頃あなたを待って処女を散らす準備をしているというのに」


ベッドに投げ捨てられた。クラムベリーの言う通り、クラムベリーと死への恐怖から失禁し、自分の情けなさに涙が出た


クラムベリー「今度は大泣きですか。私は涙に弱くありませんよ。あなたを犯します」


なにより、もう脱落してしまったという事実がどうしても受け入れられず、嘘だ嘘だと喚いた。だが嘘ではない。ラ・ピュセルはメス堕ちし、脱落したのだ。もう魔法少女として誰かを助けることはできない。変身したら恐らく子宮のあたりに淫紋が刻まれていることだろう


昨日と同じようにクラムベリーに衣服を剥かれ、今度は彼女も自らの服を取り払った


颯太「…………」ゴクリ

クラムベリー「何欲情してるんですか。恋人を裏切って私に乗り換えますか?」

颯太「っ、ち、違う!」

クラムベリー「まぁ、これからそうなるんですけどね」


ベッドに裸の男女。そういうことになる

仰向けになった颯太に馬乗りになったクラムベリーのそこは既に濡れていた。腹に愛液が付く

男子中学生が裸の女性に跨られて、興奮しないわけがない。恐怖と憎悪の相手でも、おっぱいがあってオマンコがある美少女。男というやつは正直だ


クラムベリー「ふふっ、あなたも準備万端ですか。それよりいいのですか? 私で童貞を喪失して」

颯太「嫌だ、よぉ……」グスッ

クラムベリー「あらあら。よしよし、嫌ですよねぇ。本当は今日、この時間にあなたは私ではなくスノーホワイトを相手にしていたはずですものね」


言葉とは裏腹に、クラムベリーは颯太のペニスを自らの穴へとあてがう。腰を落とせば間違いなく挿入されるだろう


颯太「っ、やだ! いやだ! やめて、お願いだからっ! 初めてはっ!」

クラムベリー「やめませーん」

颯太「やだぁっ! 助けて、小雪ぃぃ!!」


小雪と言い終わってから、クラムベリーが腰を落とした

ニュルンと、狭い膣内へと颯太のペニスが入っていく


クラムベリー「んっ……ぁ……久々の……挿入っ…………」

颯太「ぁ…………あ、っ!」

クラムベリー「私のは、浅いっ、ですから……あなたみたいな、小さいのは大歓迎ですよっ……」


根元まで入り、射精した。童貞仮性包茎ショタチンポには魔法少女の膣内は気持ちよすぎた


クラムベリー「んんっ! あっ……もうですか? こんなっ、勢い…………よく……」

颯太「ぁ……っ、ひっ、グスッ」

クラムベリー「ん……情けないチンポのくせに、射精だけはやりますね。まだ出て……」


童貞喪失も射精もあっけなかった。どうしてこんなことになってしまったのかと、走馬灯めいたものが脳裏をよぎる


クラムベリー「いい……ですね。これ。あなた、私の好みですよ」

颯太「いやぁ……」

クラムベリー「スノーホワイトはいい幼馴染みを持っていますね。こんなに可愛い男の、子っ!」


ズンッと強引に膣奥に誘われ、再び射精した

颯太のペニスはクラムベリーの膣内すべてを埋めるような大きさを持っていない。それでもクラムベリーは気持ちよさそうに腰を振る

ウネウネと竿全体を締め付ける魔法少女の膣内に、3回目の射精はそう遠くなかった


颯太「ぁ……はぁっ、はぁっ……」

クラムベリー「おや、もうダウンですか? 駄目ですよ」


キスをされた。舌を吸われ、唾液を入れられ、胸を押し付けられる

もうどうでもよくなってきていた


颯太「ぁ……」

クラムベリー「知っていますか? 魔法少女は変身前の状態で射精できなくなったりメス堕ちしても脱落扱いなんです。メス堕ちはもうしてますから……今度は射精できなくなるまでシましょうか」

颯太「こ、ゆき……ぃ……」

クラムベリー「ここに来て別の女性の名前は、相手にとってあまりよろしくありませんよ」


不意に膣がギュウと締まり、痛いくらいに締め付けられた


颯太「ごっ、ごめんなさいっ! ごめんなさいぃ!」

クラムベリー「あなたの相手は?」

颯太「くりゃ、クラムベリ……」

クラムベリー「よく言えました」

「嘘、そうちゃん……」

颯太「っっ!!? こ、小雪!?」


起き上がろうとしてクラムベリーに再び押し倒された。自由な首だけを回し、キョロキョロと周りを見る。小雪の姿は無い

だが間違いなく小雪の声だった。窓あたりから、覗かれているのか


「いや……」

颯太「ち、違うんだ! 小雪、いやだ、行かないで!」

クラムベリー「あらあら、彼女さんに見られてしまいましたね」

颯太「やだ…………やだ、小雪ぃぃ!」


何故この場所に小雪が、何故知っている、何故、何故

そんな疑問を浮かべる余裕は颯太には無い。クラムベリーは目を細くし、口角を上げた


クラムベリー「そういえば魔法少女の愛液には媚薬成分もありましたね。飲んでください」

颯太「っ、やだ……だって」

クラムベリー「自分の出した物でしょう。嫌ならここで……っ」


クラムベリーが膣に力を入れ、ペニスを抜いてから精液をゴボッと出す。颯太はその淫猥な光景にさらに興奮した


クラムベリー「ほら、これでいいでしょう?」


顔に跨られ、雌と雄のにおいが颯太を襲う。舌を出すと、トロッとした愛液が口に入った

青臭いにおいが混じっている。精液だ。嫌悪感を示しても、クラムベリーは動いてくれない


クラムベリー「拙い、舌も……んっ、たまにはいいですね。私も……」


クラムベリーは反転し、颯太の様々な液で汚れたペニスを陰嚢ごと口に含んだ。69の状態になる


颯太「んっ、ピチャッ……ジュル」

クラムベリー「ジュポ、レロッ……その調子」

颯太「は、い……っ」

クラムベリー「大人しくなってきましたね。気持ちいいですか?」

颯太「もう……いいよ……だって、やめてくれないんだもん……」

クラムベリー「あなたが射精できなくなるまでシますよ。終わるころには私のことを大好きになっているのでは?」

颯太「やだぁ……」


愛液を摂取し、クラムベリーのフェラで再びペニスに固さが戻る。今度は自分でやってみろと言われ、颯太はバックでクラムベリーに挿入した


クラムベリー「下手ですねぇ。まぁ初めてで上手くても困りますが」

颯太「すご、い……小雪ぃ……」

クラムベリー「……またですか?」

颯太「怒らないでよぉ……小雪ぃ……僕、頑張ったんだよ……」


涙を流し、見えない小雪に許しを懇願しながら、颯太は腰を振った。膣を締め付けるとすぐに射精する。情けないペニスには変わりない

4回射精し、ペニスがしなだれる


クラムベリー「ドーピングもここまでですか。じゃあ最後の手に出ましょう」

颯太「おっ、ご……おひ、お尻……ぃ!」

クラムベリー「前立腺アクメ決めちゃってください」


指を入れられ、振動がオスアナルの中で爆発する。前立腺が刺激され、フル勃起した

ハッキリ言って、もう出ない。さっきの射精だってなんか水みたいなのが出ただけだ。なのにクラムベリーは執拗に射精させてくる。もう子宮も膣内もパンパンのはずだ

今度はまた騎乗位になり、キスをされながら最後の射精をさせられた

心臓が早鐘を打つ。颯太は最後にクラムベリーの汗まじりの微笑みを見て意識を失った


・・・・・・


ファヴ「今週の脱落者発表の前に、いいお知らせが2つ、悪いお知らせが1つあるぽん」

ファヴ「まずはいいお知らせの1つ目から! 新しく魔法のアイテムが追加されたぽん!」


魔法の端末に5つのアイテムが表示される。次いでファヴからの説明があった


ファヴ「『武器』、『透明外套』、『四次元袋』、『精液がドバドバ出る薬』、『兎のディルド』が買えるようになってるぽん」

ファヴ「武器は買ったら5種類の内1つから選ぶことができて、効果は購入者にのみ教えるぽん」

ファヴ「透明外套は被れば姿を消すことができるぽん」

ファヴ「四次元袋はその中に色々入れられるぽん」

ファヴ「精液がドバドバ出る薬は、生えている魔法少女専用ぽん。その名の通り、飲めば1回の射精で500mmくらいの精液を吐き出せるぽん」

ファヴ「兎のディルドは持っているといいことがあるかもしれないぽん」

ファヴ「それぞれ先着1名様限りぽん」


ファヴ「次に悪いお知らせぽん」

ファヴ「ラ・ピュセルがオナニーのし過ぎで自滅メス堕ちしてしまったぽん」

ファヴ「マヌケぽん、淫乱ぽん」

ファヴ「もう1つのいいお知らせは、ラ・ピュセルが脱落したので今週の脱落者はナシ! それじゃまた来週~」


鉄塔にラ・ピュセルは来なかった。鉄塔だけじゃない。担当地区すべてを回ってもラ・ピュセルの姿は無かった

魔法の国の娼館に送られたのだろうか。ファヴに問い合わせても機密事項の一点張りだった

ラ・ピュセルを探し彷徨い、行きついた先はとある埠頭だった


スノーホワイト「…………そう、ちゃん……っ、なんでっ……!」


1日経ったらさせてあげたのに。そう思い泣く

長い間泣いていたせいか、ファヴが見かねて出てきた


ファヴ「いつまで泣いてるぽん。そうやって泣けば誰か助けてくれるぽん?」

スノーホワイト「だって、だってぇ!」

ファヴ「スノーホワイトがそんなんじゃ、ラ・ピュセルの犠牲は無駄ぽん」

スノーホワイト「っ、犠牲…………? どういうこと? ラ・ピュセルは自分でって……」

ファヴ「……」

スノーホワイト「そう、なんだ……誰かが、そうちゃんを……」

ファヴ「さぁ~」

スノーホワイト「ファヴ、教えて。誰がラ・ピュセルを!」

ファヴ「他の魔法少女の動向は教えられないぽん。チクリ魔とズブリ魔は嫌われるぽん」


・・・・・・


どこかのビル、ヤのつく組織から献上されたその建物の中に魔法少女が2人いた


メアリ「四次元袋……寿命10年ってのは微妙だが、いい買い物じゃないか」

マジカロイド「ソウですカ?」

メアリ「あんたは買わなかったのかい」

マジカロイド「寿命は惜しいのデ」

メアリ「ふふっ、保身大好きだねぇ。だから私に擦り寄ってきたんだろう?」

マジカロイド「ハイ。そりゃ、カラミティ・メアリについた方が一番生き残レルじゃないですカ」

メアリ「死ぬわけじゃないんだがね」

マジカロイド「娼館で一生奉仕なンて、死んだも同然でショウ」


メアリ「そういう考え方嫌いじゃない……が、カラミティ・メアリにお前を信じろと言うのは無理がないかい?」チャキ

マジカロイド「……銃を向けたところで、撃てまセンよ」

メアリ「そう。バトルシステムがこんなんだから、私みたいな戦い専門な魔法少女はコイツに頼るしかない」

マジカロイド「っ、ソレは……しまってほしいデス」

メアリ「舐めろ、と命令されたくなけりゃ、誰か1人やってきな」


マジカロイド44は命と金と自身の貞操を重んじる。以前はシスターナナに色々未来のエログッズを売りつけていたが、こんな戦いが始まってからは寄り木を変えることにした

カラミティ・メアリは強い。そして金もある。絶好のパートナーだ


マジカロイド「(マァ、誰か……弱そうなのヲ狙いましょうか。スノーホワイトなんてラ・ピュセルがいなくなって1人ですシ、手頃かな)」

メアリ「どうなんだい?」

マジカロイド「分かりマシタ」


マジカロイドは飛び立つ。今日のエログッズは「当たり」だ。これならスノーホワイトをとれるだろう


・・・・・・


ファヴ「それよりもアイテム買わなくていいぽん? 確かに寿命は高いけど、買わないとこの先やっていけないぽん」

スノーホワイト「アイテム……武器……!」

ファヴ「武器があれば襲ってくる魔法少女にも対抗できるかもしれないぽん」

スノーホワイト「か、買う……買う!」


武器の欄をタップする。買えない。SOLD OUTという文字が目に入って来た


スノーホワイト「売り、切れ……? こっちは、売り切れ……売り切れ、売り切れ……全部……!」


魔法の端末が手から落ちる。駄目だ、これでは、狩られる。もうラ・ピュセルはいない。自分でやっていくしかないというのに

足音が聞こえる。ザッ、ザッ。誰だ。まさか、ラ・ピュセルか

もう会うことはできない。そう思っていても恋人のあの顔を期待してそちらを向くと、それはラ・ピュセルではなかった


「見つけた……」


黒いドレス、黒い髪、真っ白に青みがかった肌、目の下のクマ……誰だ。魔法少女だとは分かる。だがこんな魔法少女は見たことが無い


スノーホワイト「だ、誰……いや……!」


スノーホワイトは拒否反応を起こした。黒い魔法少女はそのドレスの裾を上げ、ギンギンに固くなったソレを見せつけて来ていたからだ


「私も……生えてる。同じ……」

スノーホワイト「い、いや……来ないで!」

「色んなので、試した……あなたを、気持ちよく……」


使い込まれているのか、青白い肌と正反対のドス黒い陰茎は平均的なサイズながらも、ズル剥けで先端からは透明な液が垂れている

そんな陰茎に目線をやると、上から振ってきた何かがそれに食らいつくのが見えた


「……?」


その何かは筒状だった。どこか機械的な印象を抱かせるそれが黒い魔法少女の陰茎を包み込み、ギュイィィンという駆動音を響かせる


「ッ!」


ドピュッ、と聞こえた。射精音、初めて聞いた。それだけ多くの精液が吐き出されたのだろう。それが瞬く間に10回ほど続いた

黒い魔法少女が気を失ったように仰向けに倒れこむ

ペニスからソレが抜け、大量に発射された精液が周りに飛び散り、一部がスノーホワイトにもかかる


スノーホワイト「ひぃっ!」

「オヤ、助けた形になってしまいマシタか」


今度は上からチャットで見たことのある魔法少女がやってきた


マジカロイド「チャットでは何度かオ会いしましたネ。マジカロイド44デス」

スノーホワイト「ぁ…………」

マジカロイド「イヤー、今日のエログッズはなかなか使えるモノでよかったデス!」


今度はスノーホワイトの陰茎にソレが襲い掛かって来た。「2度と射精できないくらい搾精するオナホ(衣服除去機能付き)」が勃起していないペニスに食らいつき、吸いつく


スノーホワイト「ぁっ、ひぃっ!」

マジカロイド「これがどこの魔法少女かハ知りませンガ……しかし、他の魔法少女を絶頂させるというのは……なにか吐き気とか生理的嫌悪感とか催すものでスガ……エクスタシーだけデスネ」

スノーホワイト「い、イクっ、イッちゃっ、うっ!」

マジカロイド「これで何回も絶頂させて射精できなくなるまでやっちゃイます。それじゃ、サヨナラ」


その言葉の直後だった。マジカロイドが背後からうつ伏せに押し倒され、股の間に強引に何かをねじ込まれたのだ

使用者の集中が途切れたことにより、オナホも機能を停止する


スノーホワイト「へっ……」

マジカロイド「オッ、アッ、な、んで……っ、くひっ!?」

「…………っ……」


ドピュッ。さっき聞いた音だった。黒い魔法少女の、射精

マジカロイドに生殖器があったのかよというツッコミは誰もしない。実際マジカロイドのロボ部分はガワだけで、内蔵や生殖器は人間そのものだ。入口こそ機械のようではあるが、膣内は愛液で満ち、子宮はしっかり子を生すことができる

黒い魔法少女は早漏だった

三擦り半で射精し、復活。再び三擦り半で射精

その責めが延々続き、ついにマジカロイドは連続射精を叩きつけられメス堕ちした。黒い魔法少女の絶倫テクニックの勝利だ

変身が解け、マジカロイドがニット帽の少女になっても腰は止まらない。むしろこれからが本番だとでも言いたげに射精される

黒い魔法少女は少女を犯しながら、スノーホワイトをジッと見た。まるでスノーホワイトをオカズに少女というオナホで自慰しているように

少女は失神していた。焦点の定まらない虚ろな目が自然と助けを求めるようにスノーホワイトを見る

黒い魔法少女、ニット帽の少女はスノーホワイトを見ている。2つの視線と目が合い、スノーホワイトは悲鳴をあげた


・・・・・・


日の光で目が覚めた。あれからどれくらいの時間が経ったのか、そのまま放置されたのか服は無い


颯太「……」ムクッ


ドアに手をかける、開かない。窓に手をかける、開かない

連続でたっぷり寝たおかげか、気を失う前ほどの焦りは無い。だが焦りを失った心の空きスペースを埋めるのは喪失感と絶望だ

もう元の生活には戻れない。中学に通い、サッカー部で汗を流し、母の作ったご飯を食べる。それらのすべてと突然お別れをした

変身できても魔法は使えない。記憶を消されて娼館へ送られるという確定した未来が待っている


颯太「っ、う……うっ……ううっ……」


今まで「すすり泣く」という表現を見てもピンと来なかったが、理解した。これがすすり泣くということだ

泣いたところで時間は戻らず、事実も変わらない。だが泣く以外にやることがなかった


小屋の隅に颯太の服があった。魔法少女の力で強引に脱がされたためところどころ破れているが、まだ着ることができる

メス堕ちし、射精できなくなるまで搾られた。もう尊厳もクソもないことは分かっている。それでもまだ自分は人間だと、クラムベリーのような低俗なサルではないと。それを自分に言い聞かせるためにも服を着た

いつも親が選択してくれているだけに、1度着た服をそのまま着るというのは不思議な感覚だった


クラムベリー「おや、もう目覚めていましたか」

颯太「っ……」

クラムベリー「ここの家主は私ですよ。家主が帰ってきたらおかえりと言うべきでは? ああ、私もただいまと言っていませんね。ただいま戻りました」

颯太「どうやって……」

クラムベリー「この小屋のドアと窓にちょっとした細工をしているだけです。あなたに逃げられないよう、私にしか開け閉めできないように」

颯太「家に、帰して……」

クラムベリー「それはできません。あなたは表向きには魔法の国の娼館の娼婦になっているのですから」


「表向きには」

そう言われてから違和感を覚え、思い出した。確か脱落したその日いっぱいまでは魔法を使えるが、日付が変われば娼館送りのはずだ。ならば何故自分はこの小屋に留まっているのか


クラムベリー「本当は戯れに試験が終わるまでここで性欲処理に使おうかと思っていたのですが、あなたの具合が思ったより良かったので……試験が終わってからも魔法の国にバレないように飼ってしまいましょうか」

颯太「…………」

クラムベリー「あなたに残された道は2つ。魔法の国の娼館に送られて記憶を無くして顔も知らない誰かに奉仕するか、ここで私の性欲を満たす人形になるか……ああ、娼館はN市から遥か遠くのどこかにありますが、ここはN市の中にありますよ」

颯太「………………」

クラムベリー「魔法少女の中には過激なプレイを求める人がいますからね。私なんか優しい方かもしれません」

クラムベリー「前者を選ぶならこの小屋を出てください。外に出た瞬間あなたは気を失い、目覚める頃にはまっさらな状態でピンク色の部屋です」

クラムベリー「後者を選ぶなら……今ここでその服を脱いでください。そして今日も愛し合いましょう」


誘導されていることは分かっていた。片方に脚色しまくりであろう情報を付け加え、もう片方をマシに思わせる。正直どちらも絶望しかない。だが颯太にはどちらかを選ばねばならない

せっかく服を着たのに……颯太はそんなことを思いながら上着に手をかけた


今日はクラムベリーは服を着たままだった。どこから取り出したのかローションなんて持っている


クラムベリー「あなたが自らの意思で私のもとに残ってくれて嬉しいですよ」

颯太「……」

クラムベリー「今日はいやに無口ですねぇ。昨日はあれほど泣き叫んでいたのに」

颯太「うるさい……」

クラムベリー「ふふふっ……さて、今日はあなたのお尻の穴を開発しましょうか」

颯太「っ、お、お尻……? なんで……」

クラムベリー「昨日のアレでまだあなたは男を名乗るつもりですか? 情けないチンポを持つあなたはもうオスではない。ならメスになる訓練をするのは当たり前ですよ」


ベッドに上にうつ伏せにさせられ、腰を上げるよう言われる。颯太は諦観と共に言う通りにした

恥ずかしい。あまりにも恥ずかしい。これが敗者だ

ローションを纏わせヌルヌルになった指を入れられる。思わず声が出てしまう


颯太「ひっ、あ、……! そこ、きたなっ……いよっ!」

クラムベリー「大丈夫。あなたが寝ている間に諸々の処理と下準備をしてありますから。こうして指がすんなり入るのも浣腸したり腸内洗浄したり拡張したり、色々した結果ですよ」


なんでも颯太は12時間くらい寝ていたらしい。ならば今はもうすぐ夕方だ

浣腸され拡張された時の反応も見たかったと煽るクラムベリーの指が2本入り、颯太は初めての感覚を味わった


颯太「おっ……ぁ、くっ……!」

クラムベリー「ここを押すと前立腺が刺激されるんですよ。昨日もそうしたでしょう?」


ある場所でグニッと指を曲げられ、颯太はペニスが自分の意思に反して固くなるのを感じた


クラムベリー「生えている魔法少女が敗北した時、最悪EDになったりするのですが、あなたは人間なのになんともないようですね。テクノブレイクもしませんでしたし」

颯太「くっ、ぁ……なに、これぇ……」

クラムベリー「これがアナルですよ。男がメスになることのできるところです」

颯太「め、す……い、いやだ……僕は、男だ……っ」

クラムベリー「まだそうでしょうね。自分でそれをいじるくらいですから」


指摘され、ハッとした。颯太の手は自身のペニスへと伸びていたのだ

既に恥ずかしいところまですべて見られているというのに、颯太は親に自慰しているところを見られたかのような恥ずかしさを覚えた


クラムベリー「今はコッチだけでイクのですから、直接いじってはいけませんよ」

颯太「そん、な……」

クラムベリー「それともいじりたいですか? そうですね……私に一生忠誠を誓う。とでも言えたらいじらせてあげますよ」

颯太「ッ、誰が……!」

クラムベリー「嫌ならアナルにのみ集中しなさい。ちゃんとイカせてあげますから」


指が出し入れされたり、奥の方をグリグリとしてきたりと様々な責め方で颯太のアナルを刺激する

颯太の口からは最初こそ困惑の声が発せられていたものの、時間が経つに連れ、別の声が漏れ出そうになっていた

颯太「んっ……ぁ」

クラムベリー「あらあら、もうアナルイキを覚えそうなんですか?」

颯太「ち、が……ぅ」

クラムベリー「ではこんなのはどうでしょう」


颯太「っ、んあっ、あぁぁぁぁぁっ!」


振動が来た。ラ・ピュセルと颯太を何度も絶頂させ屈服させたものだ

勝てるわけがない。颯太は情けなくベッドを精液で濡らした


クラムベリー「ふふっ、イッてしまいましたね。でも続けますよ」

颯太「ひぐっ、あぁっ、や、やめっ! やめてっ! 連続じゃ出な――」


振動が強まった。前立腺を刺激され、さらには陰茎にまで及ぶ刺激に颯太は耐えられない

ビュルッ、ビュルルッ、ブシャッ

連続絶頂に精子の製造が追いつかず、透明な何かがペニスから発射された


クラムベリー「もう潮吹きまでしてしまうなんて。メスの才能ありますよ。もうオスなんてやめたらどうですか?」

颯太「ぁ……も、やめ……」

クラムベリー「ええ。今はここまでにしましょう。時間をかけてもっと気持ちよくなるように開発すれば、あなたも晴れてメスショタになれますよ」ナデナデ


・・・・・・


カラミティ・メアリはいつまで待っても帰ってこないマジカロイドに業を煮やし、ファヴへと問い詰めていた

チクリ魔は嫌われるなどとのたまうファヴだったが、メアリにはこのゲームの真意を少しだけ分かっている

要は何も考えず魔法少女を犯せばいいのだ。ファヴにそんなことをにおわせると簡単になにが起こったのかを話してきた


メアリ「やっぱりねぇ……ファヴ、あんたはつまるところ、犯されてる魔法少女が見たいのかい?」

ファヴ「そうぽん。もうmagicalvideosのじゃ満足できないぽん。かといって娼館に行くことのできないファヴはこうして生の犯し合いを見るのがなによりの楽しみぽん」

メアリ「いかれてるよアンタ」


とはいえゲームは完全にファヴの掌だ。やりたいことと望まれていることが一致しているのは幸運と言える

ファヴに教えられた情報をもとに、メアリは埠頭へと向かった


ハードゴア・アリスは念願の白い魔法少女に会えて満足していた

突然の呼び出しでも快く受けた。どうせ奇襲レイプされても自分はメス堕ちしたり射精できなくなったりしない

アリスの魔法は「どんなケガでも治る」魔法だ。色々試した結果、死んでしまうようなケガでも治った

そしてその魔法はセックスバトルにも使えることがマジカロイドとの戦いで判明した。精子を出しても出してもなんともない。絶倫になったのだ

陰茎が生えているなどという事実に戸惑いはしたが、もう受け入れた

だからこうして突然カラミティ・メアリに押し倒され、長いペニスを挿入され射精されてもなにも心配することはない


メアリ「なんだい、マグロか?」

アリス「……」ガシッ

メアリ「なっ……!」


膣奥を貫ききってもなお余るペニスの根元を掴み、引き抜く

ブピュッと膣内から出てきた精液も気にせず、アリスは自分の陰茎をしごき、精液をメアリの顔にかけた


メアリ「ぐっ、コイツ……!」


アリスは早漏だ。試しにオナホに挿入したら挿れた瞬間射精するくらいに早漏だ

だが絶倫に加え、アリスは半分マグロのようなものだった。快楽は得ているのだが、自分ではない、別の世界の出来事のように感じてしまう

それは魔法少女同士の戦いに置いて非常に有利に立てるものだ

今度はこちらが挿れる番だ、とメアリを押し倒そうとすると、頬を弾丸が掠めたのが分かった

ばかな、魔法少女は魔法少女に危害を加えられないはず


メアリ「当てなきゃ暴力じゃないんだよ!」


再び押し倒された。今度は口にペニスが深々と突き刺さる

口、喉、食道。上半身の器官がまるでオナホのように扱われ、胃に直接射精される。アリスは思わず吐いた


メアリ「クッ、ククク……カラミティ・メアリに顔射とはいい度胸だ。お前は徹底的に犯しつくしてメス堕ちしてもさらに犯して変身が解けても犯し続けてやるよ」

アリス「……」


服を破かれ、青白い慎ましやかな胸が露わになる。メアリはまるで死人とヤッてるみたいだと呟くと、再び膣へと挿入した


メアリ「体通り小さいねぇ。でも名器とは呼べないか」

アリス「……」


メアリ「泣き叫ぶぐらいしたらどうだい。レイプされてるんだよ」

アリス「……あなたも、下手」


安い挑発だったが、メアリのこめかみを動かすことに成功した

腰使いが荒くなり、子宮を壊す勢いで膣を抉られる

射精が訪れた。メアリと同時に、アリスも膣からの衝撃で陰茎を刺激され、ピンと上を向いていた勃起ペニスが自身の顔にかかる。アリスは自分の精液が口に入ったのを感じて少し顔をしかめた


メアリ「クッ、コイツ……!」

アリス「……」


戦いは3時間に及んだ。一方的にメアリが犯すだけであったが、倉庫の屋上に四散した大量の精液が壮絶さを物語っている

結果としてメアリはアリスを倒すことができなかった。すっかりしなびた陰茎を見下ろし、精液だまりの中でピクピクと虚ろな目をするアリスを睨む。腰が抜けているようで、しばらくうごけないだろう

だが淫紋は無い


メアリ「…………クソがッ!」


メアリは気晴らしに会社帰りのOLを路地裏に連れ込んでレイプすることにした


・・・・・・

~廃スーパー~


シスターナナ「ラ・ピュセルのことは残念でした……私も胸が痛みます」

スノーホワイト「っ、はい……っ」グスッ

ウィンタープリズン「娼館送り……果たして今生の別れなのかな」

スノーホワイト「どういうことですか?」

ウィンタープリズン「その娼館に客として行って指名すれば……また会えるのかと思ってね」

シスターナナ「会えたとしても、相手は記憶を失っています」

ウィンタープリズン「そうか……」

スノーホワイト「っ、うう……」

ウィンタープリズン「あ、す、すまない。悪気は……」


シスターナナ「クラムベリーからは良い返事が貰えませんでした……ですが、新しく仲間が加わったんです」

スノーホワイト「仲間、ですか?」

シスターナナ「はい。16人目の魔法少女というのはご存知ですね?」

スノーホワイト「ええ、まぁ」

シスターナナ「その方がもうすぐ来るはずなんですが……」


影から足音が聞こえた。スノーホワイト達のものではない。つまり来たのだろう


シスターナナ「あ、来ましたね。こんばんは、ハードゴア・アリス」

スノーホワイト「ハードゴア・アリス………………っっ!!」

アリス「……」

ウィンタープリズン「?(精液のにおい……)」


スノーホワイトは現在もっとも会いたくない魔法少女に会ってしまった

忘れられない昨夜の記憶。既に変身が解けた少女を延々犯し続けた黒い魔法少女

その時スノーホワイトはあまりの光景に気絶し、目覚めたら見知らぬアイテムが手に握られていた

ファヴ曰く、ハードゴア・アリスが購入した兎のディルドらしいが、返そうにも会いたくないというのが本音だったところにこれだ

兎のチンコを模したものを渡してきた。まったくいやがらせにもほどがある


シスターナナ「ハードゴア・アリスも私達の意思に賛同してくれますよね」

アリス「はい……」

スノーホワイト「(な、なんでずっとこっち見てるのぉぉ)」


シスターナナ「喜ばしいことです。こんな犯し合いを一刻も早く終わらせなくては、私達は女性の尊厳すら守れません」

アリス「はい……」

ウィンタープリズン「……おい、聞いているのか」

シスターナナ「ウィンタープリズン、いいんですよ。彼女は頼れる味方ですし」

スノーホワイト「み、味方……」

シスターナナ「それでは、私達はこれで」

スノーホワイト「えっ!? どこかに行っちゃうんですか!?」

シスターナナ「スイムスイム達と話をしてこようかと。彼女達はルーラに命令されてあなたを襲ったにすぎないでしょう。わだかまりはあると思いますが、もし同志になってくれたあかつきには、仲直りしてくれると助かります」

スノーホワイト「えぇぇ……」


元ルーラ組のことはどうでもいい。今2人に去られたら自分はこの気持ち悪い魔法少女とふたりきりになってしまう。「下手したらレイプされるから置いてかないで」などと言えるわけもなく、スノーホワイトはアリスと共に廃スーパーに残された


スノーホワイト「…………」

アリス「…………」

スノーホワイト「…………じゃ、じゃあ私はこれで」


スノーホワイトは廃スーパーから出た後、走って帰路についた。早くあの場所から、アリスがいる場所から離れたい


スノーホワイト「(こ、これくらい離れれば……)」


後ろを見る。ついてきていない。よかった

安堵して再び前を見ると、いた

昨日と変わらない。ドレスの裾を上げ、ギンギンに反り返ったペニスを見せつけてくる


スノーホワイト「ひぃっ!」

アリス「………………」

スノーホワイト「や、やっぱり私を……」

アリス「…………喜び、ませんか……?」

スノーホワイト「えっ?」

アリス「魔法少女は、皆……こうすれば喜ぶって……」

スノーホワイト「誰が?」

アリス「ファヴが……」

スノーホワイト「喜ばないよ!!」


アリスが初めて表情を崩した。目と口が思い切り開かれ、明らかにガーンという効果音のつく顔をしている


スノーホワイト「だ、だから……しまってよ、それ」

アリス「…………」


恥ずかしそうにアリスはドレスの裾を手放す。どうやら話の分かる奴ではあるらしい


スノーホワイト「あ、あの……あなた、昨日……凄くしゃ、しゃせぃ……されてたよね」

アリス「はい。限界まで出されました」

スノーホワイト「その、生えてる魔法少女って……しゃせ……できなくなったら、脱落じゃ……」

アリス「魔法です。私、回復が早いので……」

スノーホワイト「そ、そう……………………あ、そうだ。これ……あなたのでしょう?」

アリス「違います」


兎のディルド。ファヴは確かにアリスが買ったものだと言っていた

ならば何故それがスノーホワイトの物になるのだ


アリス「それは私が買いました。ですが、あなたにあげました」

スノーホワイト「なんで……」

アリス「気が、向いたので……」

スノーホワイト「ぶっちゃけいらないんだけど……」

アリス「いらない、ですか……?」

スノーホワイト「…………や、やっぱりもらっておくよ」

スノーホワイト「(不気味すぎて突き返せない……)」


まさかコイツ、ストーカーかなにかかと思ったところで、アリスが頭を下げてきた


アリス「また会ってください……」

スノーホワイト「えっ?」


頭を下げながら、グワングワンと色んな角度からこちらを見てくる。メトロノームかコイツは


アリス「…………」

スノーホワイト「あ、えーっと…………う、うん。じゃあ、また」


あんまり会いたくないんだけど、とは言えないのがスノーホワイト――小雪の性分だった


・・・・・・

~公園~


トップスピード「なぁリップル、悪かったって~謝るよ」

リップル「チッ、なにがこの公園には人が集まるだ……」

トップスピード「いやぁ今日はアレだっただけだって。な、煮物作って来たんだよ。これ食って機嫌直してくれよ」

リップル「いらない」

トップスピード「そう言わずに。はい小皿」

リップル「おい!」


屋根つきベンチの屋根の上に腰かけながらトップスピードがガサゴソとバッグをまさぐる

トップスピードが厚かましい奴だ。いくら拒んでもずかずかとパーソナルスペースを侵害してくる。まったくもって迷惑なやつだ。という建前を作る

だがリップルにはその距離感がありがたかった。こんな不愛想な奴、トップスピードくらいでなければコンビなんてやっていられない


煮物も適当に食って適当な感想を言おう。いつも通りに。と思っていたところにリップルの腿の上に小皿を置くトップスピードの手が股に近いところに触れた


リップル「ッ!」バッ

トップスピード「っ、あ、ご、ごめん」


また過剰に反応してしまった

隠しているつもりだが、トップスピードは感づいているのかもしれない

リップルは生えている魔法少女だ。サイズは誰かと比較したことないが、普通なのかもしれない

魔法少女になってキャンディーを集め始めてから、リップルは今までの人生、細波華乃の味わったことのない感覚を得ていた


まずトップスピードをいやに意識するようになった。迎えに来たときや去るときなど、下から見上げると腿やもっと根元のほうが見えそうになり、ドギマギする。近付いてきた彼女の胸が腕に触れたとき、感触を覚えようと脳が勝手に動き出す

こういう感情は知っている。かつて華乃の家に代わる代わる上がり込んではクソッタレな目を向けてきた義父達。おそらく彼らの持っているものと同じ感情を持っているのではないかと思い、リップルは自分を何度も殴ったことがある

たとえ生えているとバレていようと、この感情だけはバレるわけにはいかない


トップスピード「どうよ! 今日の煮物。ちょっと出汁変えてみたんだけどさ」

リップル「別に」

トップスピード「そうかそうか! うまかったか! いや~よかった」

リップル「べつにうまいとか言ってない」

トップスピード「え、じゃあ……まずかったか?」

リップル「……別に、まずくない」

トップスピード「じゃあうまいな!」

リップル「1か100かしかないのか」


こうしている間にも、トップスピードの腋や脚を見てはムラムラが溜まっていっている

キャンディーの副作用だとは分かっている。2人で細々と地道に集め、こうして脱落していないくらいのキャンディーを持っているからこうなっているだけだと自分に言い聞かす


トップスピード「…………なぁ、リップル」

リップル「なに」

トップスピード「お前は、さ。こう……魔法少女になってる間、妙にドキドキしたりとか、しないか?」

リップル「ッッ!!」

トップスピード「どうなんだ?」

リップル「別に……いつもと変わらない」

トップスピード「そっか。ならいいんだ」

リップル「どうかした?」

トップスピード「いや別に! どーもしねーよ!」

リップル「(あからさまにどうかしただろ……)」


・・・・・・


シスターナナ「ここがルーラ達のアジトだったところですね」

ウィンタープリズン「ああ。ルーラの部下だった奴らがいまだにいるはずだ」

シスターナナ「一応会いたい旨のメッセージに明るい返事もありましたし、このままお邪魔しちゃいましょう」

ウィンタープリズン「ナナ、気を付けて。ルーラの部下だった奴らだ。何かしてくるかもしれない」

シスターナナ「何かあったら、守ってくれますよね?」

ウィンタープリズン「もちろんだ。そのために私がいる。誰にもナナを穢させたりはしない」


王結寺の門をくぐり、本堂へと歩く2人を、スイムスイムは見ていた


スイムスイム「作戦、分かってる?」

ミナエル「もち!」

ユナエル「いつでもいいからね!」

たま「……」コクコク

スイムスイム「じゃあ、透明外套被って」


シスターナナ達が本堂の襖を開ける。中にはスイムスイムだけがいた

いつもいるはずの連中が1人しかいないことにウィンタープリズンは警戒する


シスターナナ「お会いしていただきありがとうございます。こうして会うのは初めましてですね。スイムスイム」

スイムスイム「……」スタスタ

シスターナナ「要件はメッセージで伝えた通りです。是非私達と共に、魔法少女のあるべき姿を――」

スイムスイム「……」スタスタ

ウィンタープリズン「ッ、止まれ! スイムスイム。それ以上近付いて何をする気だ」


スイムスイムが右手の親指と人差し指を使い、輪を作る。OKのサインだ

シスターナナがまぁと喜んだが、ウィンタープリズンは次の行動を見逃さない

OKサインは右手で作ったその輪に、左手の人差し指を通すサインに変わる


スイムスイム「ゴー」


ウィンタープリズン「なに……」

シスターナナ「きゃっ!?」


ウィンタープリズンの背後から声と音。何かがぶつかり転んだ音だ

すぐさま振り返るとそこにはシスターナナがいた。2人


ウィンタープリズン「なん……だと……!」

「助けて、ウィンタープリズン!」ダキッ

ウィンタープリズン「ナナ………………ッ!!」


抱き着いてきたシスターナナ越しに、もう1人のシスターナナを見る

それはミナエルが変身した拘束具によって身動きの取れないという様子だった


透明外套で2人まとめて隠れたピーキーエンジェルズは見事シスターナナへの奇襲を成功させ、こうしてウィンタープリズンの動きも封じた

だがそれでは足りない。例のアレをヒットさせるためにはまだ隙が無い。それほどにウィンタープリズンは強敵だ

故に透明外套を使い回す作戦をとった。姿の無いたまはバレずにウィンタープリズンの足もとだけに穴を開けた


ウィンタープリズン「くっ!」

シスターユナエル「おっと、落ちちゃだめだよ」


ウィンタープリズンの両腕を掴み、奈落へと落とさないようにする。それこそが2重の隙を作るための2枚目だった

スイムスイムが何かを持っている。槍の先に出刃包丁を付けたような薙刀状の武器。魔法の国のアイテムだ


ウィンタープリズン「(暴力、だと!?)」

スイムスイム「……」ズバッ


ユナエルに支えられたまま、ウィンタープリズンは避けることもできずその一撃を喰らった

コートが弾け飛んだ


ウィンタープリズン「!?」

スイムスイム「次」ズバッ


二撃目が決まる。ボトムが弾け飛んだ。黒い下着が露わになる


シスターユナエル「うっわぁなさけなっ! 恥ずかし~!」

ウィンタープリズン「これは……!?」

シスターユナエル「さっすが魔法の国の武器! 斬った相手の服を一枚取り除くっていうのはすごいねぇ剥く手間が省けて」

ウィンタープリズン「(武器……そんな効果が……!)」

スイムスイム「(これでやっと犯せる。お姫様、犯す………………お姫様? 王子様? まぁいいや)」


スイムスイム「ユナエル、そこにうつ伏せにさせて」

シスターユナエル「オッケー。変な真似したらそこのシスターナナがどうなるか分かるよねぇ?」

シスターナナ「あ……あ、ぁぁ……!」

ウィンタープリズン「っ、わ、分かった……シスターナナには手を出すな」

ウィンタープリズン「(あの拘束具がミナエルなら、下手に壁を出せない……!)」

スイムスイム「パンツ、邪魔」ビリッ


ユナエルがウィンタープリズンを引っ張り出し、その辺の床に転がす

スイムスイムが下着を乱暴に破ると自身のスク水をずらし、その大砲を取り出す。それをウィンタープリズンは見てしまった


ウィンタープリズン「ひっ……!」

シスターユナエル「おっ、スイムちゃんのデカいのにビビッちゃった?」

ウィンタープリズン「(な、なんだあれは……あんなのを挿れようとしているのか? 無理だ、入るわけ……)」


スイムスイム「濡れてる」

シスターユナエル「じゃあ早速挿れちゃいなよ」

スイムスイム「うん」

ウィンタープリズン「なっ、そんなこと!」


事実だった。ウィンタープリズンは股を濡らし、スイムスイムに両腿をわし掴みにされ、寝バックの体勢で挿入されようとしている


シスターナナ「そんな、ウィンタープリズンっ!」

ウィンタープリズン「な、ナナ……み、見ないでくれ……」

ミナエル「駄目だよ~! せっかくのNTRなんだから、ちゃんと全部見せてあげなきゃ!」


拘束具が自分で場所を移動し、シスターナナを挿入がよく見える位置へと置かせる

シスターナナにもスイムスイムの陰茎が見え、息をのんだ


スイムスイム「…………ん……」ズッ

ウィンタープリズン「っ!? ぐ…………は、いら、な……!」

スイムスイム「狭い……」


濡れているのをいいことに、スイムスイムは構わず根元まで挿入する勢いで腰を突き出した


ウィンタープリズン「が、い、ぐ……ぁぁぁっ……!」

スイムスイム「……痛い…………」

ミナエル「そういう時はちょっとずつ挿れていけばソレに愛液が付いてスムーズになる……らしいよ!」

スイムスイム「ちょっとずつ……」ズッズッ


中々突き入れることができなかったペニスを、まず亀頭まで挿れる。そこから少しずつ奥まで入るように出し入れしていく


ウィンタープリズン「う、くっ……も、う……全部入った、だろう……! 抜けぇ……!」

スイムスイム「まだ半分も入ってない。足りない」

ウィンタープリズン「っ!?(ま、まだ半分も……だと……!? 馬鹿な、ナナのはもう……この辺で全部……)」

シスターナナ「そん、な……うそ、嘘……!」

ウィンタープリズン「ナナ、たの、むっ! 見ないで、見るなぁ!」


2人の心を攻める。その作戦は成功していた

スイムスイム自慢の巨根でウィンタープリズンを犯し、貪る様をシスターナナに見せつけるというピーキーエンジェルズ発案のこの作戦はルーラが抜けてから初めて魔法少女をレイプする行動だ。成功したということは幸先がいい

シスターナナは抵抗も無くウィンタープリズンの秘所を見つめ、ウィンタープリズンはいやいやと首を振りながらなおもスイムスイムから逃げようとしている


シスターユナエル「あーなんかムラムラしてきた。ほら、しゃぶってよ。私って優しいからシスターナナの姿のまま生やしてあげたんだよ」

ウィンタープリズン「っ、ナナ……の、じゃない……」

シスターユナエル「え、大きさが違う? でも私、シスターナナなんだよぉ?」

ウィンタープリズン「(ナナじゃない……でも、ナナ…………ナナ……)」


普通サイズのペニスでも、シスターナナのソレからしたら十分大きい。ウィンタープリズンはパクパクと口を開け、吸いよせられるように口をつける


スイムスイム「んっ……またキツくなった。でも、これで……全部……」


最後のひと押しは今までの生ぬるいピストン運動とは打って変わって、ズシンと、全体重をかけたものだった


ウィンタープリズン「か……っ、あ、くっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

シスターユナエル「ちょ、せっかく咥えてたのにやめないで、よっ!」

ウィンタープリズン「むごっ、ふ、ぐっ!」

スイムスイム「………………出る」

ウィンタープリズン「むぐっ!? ふぁ、ふぁれっ!」


今まで挿入を焦らされた分、スイムスイムの1発目は早かった。製造されていながら行き場の無かった精子が尿道を通り、ウィンタープリズンの最奥へと発射される

ウィンタープリズンは既に1度達していた。子宮が優秀な子種を求め、降りてきている。この状態で精液を出されたら確実に子宮内に溜まってしまう

最後の力のようなもので、ウィンタープリズンは自らの子宮口に極小の壁を作り出した


ウィンタープリズンの壁はその壁を作る場所と同じ物質の物が精製される。コンクリートの上で壁を作ればコンクリートの壁が、木なら木の壁が

今作る壁は膣内と同じ物質の壁、文字通り肉壁だった

幸いそれは間に合い、スイムスイムの射精は膣止まり。子宮だけは守り切った


ウィンタープリズン「(あ、危なかった……ナナ、お願いだ……せめて、これが終わったら……っ、また……私とっ)」

ウィンタープリズン「んっ、ぁ……っ、あっ」

シスターユナエル「あれ、ウィンタープリズンもしかして犯されて気持ちよくなってる?」

ウィンタープリズン「そん、なわけ……あるか……っ、あっ……!」

シスターユナエル「ならその喘ぎ声はなんなんだろうねぇ~」

ウィンタープリズン「これ、はっ……声が、自然に出る、だけっ」

シスターユナエル「ふーん、ホントかな~? まぁどっちでもまた口塞いじゃうけど」


ウィンタープリズンは目の前のユナエルをシスターナナだと思うことでまだ精神の安定を保とうとしている

今まで接してきた彼女のものではない邪悪な笑顔と口をいっぱいにするペニスよりも、シスターナナに強引に犯されているという状況はむしろ興奮の要因ですらある


スイムスイムの方はといえば1度射精したにも関わらず、いまだその剛直をウィンタープリズンへと出し入れしている

寝バックという尻肉が深い挿入を邪魔しそうな体位ではあるが、スイムスイムはウィンタープリズンを極限まで開脚させ、さらにそのモノの長さを利用して十分に楽しんでいるようだ

掘削機のような突きで奥を抉られ、カリでヒダを削られ、ついにウィンタープリズンは喘ぎ声を隠さなくなってきた


ウィンタープリズン「んっ、おっ、あ……っ、!」

シスターユナエル「やば、気持ちいい。うますぎでしょ」


ユナエルが射精する。ウィンタープリズンは吐き出されたそれをすべて嚥下した


ウィンタープリズン「(ああっ、ナナっ……ナナの、精液……)」

シスターユナエル「おおー! まだできそう!」

ミナエル「いいなぁユナは。チンコ生やせて」


ピーキーエンジェルズはどちらも生えていない魔法少女だったが、ユナエルの「生き物に変身」する能力はたとえ元が生えていなくても構造さえ理解すればペニスをつくり、射精のメカニズムも再現できる。元々こっそり2人でエロ本を読んでいたガキだったミナエルとユナエルにはその程度雑作もないことだ


ミナエル「どう~? 目の前で恋人が犯されてる気持ちは」

シスターナナ「ぁ……あ、っ……!」

ミナエル「あれ、もしかして勃ってる? ねぇ皆ー! シスターナナ、ウィンタープリズンがレイプされてるってのに勃起してるんですけど~!」

シスターユナエル「マジウケる~」

スイムスイム「また、出る……」

ウィンタープリズン「っ、くっ!」


スイムスイムの2発目が壁にぶつかる。射精の圧でウィンタープリズンは絶頂したが、再び子宮を守ることに成功したのだ


ウィンタープリズン「(お、おかしい……こんな、ナナのと違う、大きな……モノに、イカされっ……)」

スイムスイム「……まだ」

ウィンタープリズン「(なっ!? う、嘘だ……まだ、こんなに……大きく……)」


ウィンタープリズンは自覚したくない感情に気付いていた

スイムスイムの巨根はシスターナナのものより自分を満たしてくれる……そんなこと、認めたくなかった

愛の無いセックスが気持ちのいいはずがない

なのに膣は痙攣し、はしたない声が出る。大切の人の前で、ウィンタープリズンは堕ちようとしている


ミナエル「シスターナナのちっさ! なにこれ、本当にチンコなの?」

シスターナナ「っ……」

ウィンタープリズン「プハッ、やめろ! シスターナナをもがっ!?」

シスターユナエル「シスターナナはこっちでしょ! 出そうなんだから途中で止めないでよ!」

スイムスイム「ん……っ」

シスターユナエル「スイムちゃん、アレやっちゃえば?」


ユナエルの言葉に、スイムスイムは魔法を使った

「アレ」とはなんだ。ウィンタープリズンがそう思うと同時に正体に気付く

壁でピッタリと閉じられた子宮口の向こう側に異物を感じたのだ


ウィンタープリズン「ふぐっ、ぐぅぅぅぅぅっ!!?」

シスターユナエル「お、この反応はもう子宮入っちゃったね」

ウィンタープリズン「(子宮!? い、痛い……なんだ、これぇ!)」


透過魔法で子宮口をすり抜け、直接子宮を犯す亀頭から精液が出るのに、そう時間はかからなかった

魔法少女は都合がいい。子宮を犯されれば痛みをすぐ乗り越え、快楽へとたどり着く。それはウィンタープリズンも例外ではない

子宮壁に叩きつけられる今日一番の射精に、ウィンタープリズンは絶頂し、失神した


ウィンタープリズン「ぁ……へ……」ピクピク

シスターナナ「そんな、ウィンタープリズン、そんな……!」


シスターナナは自分でも気付かずに射精し、パンツを精液で濡らしていた

スイムスイムは1度ペニスを抜くと、ポッカリと空いた穴から精液がボビュッと出る卑猥な音を聞いた

それを見届けた後、脚を持ち、うつ伏せにさせたまま下半身をのぞき込む。そこにはメス堕ちの証――淫紋があった


スイムスイム「おへそのとこに、なんか出た」

シスターユナエル「おっ、出る……っ!」

ミナエル「もう帰っていいよ。ウィンタープリズンもメス堕ちしたし」


ミナエルがシスターナナを開放し、本堂から突き飛ばす。シスターナナは力無くその場に倒れこみ、涙を流した

障子が閉じられ、中から再び行為の音が聞こえてくる。もう1度戻ることもできるだろうが、とてもその気にはなれない。シスターナナは敗北したのだ

彼女に残された選択肢は、みじめに逃げることだけだった


ウィンタープリズン「ナナ、ななぁ……」

シスターユナエル「うおっ、急に積極的になってきた! シスターナナは逃げたよ。もうウィンタープリズンとは別れるってさ!」

ウィンタープリズン「嘘だ、だってナナはここにいるじゃないか……」

シスターユナエル「えっ」


再びスイムスイムに突かれ、意識を取り戻したウィンタープリズンは光の無い目でユナエルの変身した姿を見て発情していた

一心不乱にペニスを貪り、あふれ出る精液を1滴たりとも逃すまいと口を窄めて吸い込む


シスターユナエル「や、やばっ、気持ちっ、よすぎっ!」

ウィンタープリズン「ナナ、ナナ……っ! こんなに大きくなって、ナナっ!」

シスターユナエル「ちょ、出たばっかだって!」

スイムスイム「こっちも出る」


同時に射精。ウィンタープリズンが更に汚れる

それでも愛しのシスターナナのペニスは離さない。もうやめてと言われても咥え続けた


ミナエル「……ちょ、ヤバくない? ウィンタープリズンマジ正気じゃないって」

シスターユナエル「誰か止めてよ! これ、また出、くううっ……!」

ミナエル「放しなよ! ちょっと聞いてるの!?」

ウィンタープリズン「じゅぽっ、ちゅるうっ、がぷっ」

ミナエル「おい、放せっての!」

ウィンタープリズン「んっ、ぐ……はな、さない……ナナ……!」

シスターユナエル「だ、だめっ、無理ぃ!」


ミナエルとたまが2人がかりで引き剥がそうとしても、ウィンタープリズンはユナエルの股から離れない。スイムスイムはいまだに中出しに夢中だ

そして、ついにウィンタープリズンが力尽き、変身が解ける。スイムスイムはズルリとドロドロのペニスを抜いた

シスターナナの姿への変身が解け、ピクピクと痙攣するユナエルが仰向けに倒れこむ


ユナエル「ぁ……」

ミナエル「ちょ、ユナ大丈夫!?」

ユナエル「も、出ない……」

たま「ね、ねぇ……これ」


たまがユナエルの服をめくり、中を見せる

そこには見間違いようのないものが、あるはずのないものが


ミナエル「嘘…………ユナ、ユナ!」


ユナエルは淫紋をさらけ出し失神していた


ミナエル「…………嘘だ、ユナが…………」

たま「そんな……っ」

スイムスイム「はぁっ、はぁっ……ユナエル?」

ミナエル「コイツ、コイツのせいだ!!」


ミナエルが変身が解けたウィンタープリズン――雫の髪を持ち、虚ろな目を睨む

口には飲みきれなかった精液がまだ残っていた


ミナエル「お前、最初からこれが……お前ぇぇぇ!!」


ウィンタープリズンに策略は無い。ただシスターナナに奉仕をしていただけだ

だが結果として、ユナエルを道連れにする形となった

ミナエルは怒り狂い、ディルドに変身すると雫を犯し始めた。もう夜も更けようとしている。スイムスイムとたまが帰っても、ミナエルは犯し続けた


・・・・・・


あれから数日、颯太は知らないがウィンタープリズンとユナエルが脱落してから3日ほど

クラムベリーは毎日、颯太を調教していた

ある日は射精できなくなるまで搾り取られ、ある日はお尻を開発され、たまにラ・ピュセルに変身させたと思うと夜の街で壁尻をさせられた


クラムベリー「今日は随分と汚れてますね。ラ・ピュセルのお尻もポッカリと開いて……」

ラ・ピュセル「ぁ……ひっ……ぁ」

クラムベリー「前の方は無事ですね。まぁ使用禁止にしてありましたし間違って挿入されないよう貞操帯を付けておきましたから当然ですけど」

ラ・ピュセル「も、やめてぇ……」

クラムベリー「どうでしたか? 顔も見えない、誰かも分からない人間に犯された感覚は。たまに見学に来ましたが、さっきのは会社帰りの小太りのサラリーマンでしたよ」


魔法少女だから性病の心配もいりませんしね。とクラムベリーはラ・ピュセルを壁から外し、山小屋へと持ち帰った


変身を解かれ、再び魔法の端末を奪われた颯太は部屋の隅で体育座りをする。それがこの空間での颯太の定位置だ


クラムベリー「今日はここまでにしましょう。ご飯はしっかり食べてくださいね」


盆が置かれる。上にはたくさんの小鉢だ。納豆、オクラ、レバーのニンニク炒め、とろろご飯、どういう目的の飯かはすぐに分かる。これが出るのはもう5度目だ

最初これが出た時、クラムベリーは「料理など初めてしましたが私って才能ありますね」と言っていた。手作りだ

颯太は礼を言わない。そもそも、どうやっても逃げ出せないと分かってから、颯太は喘ぎ声以外の声を発していないのだ

犯すときは徹底的に、だがそれ以外の時間で、クラムベリーは優しかった

着替えを用意し、シャワーを用意し、料理を用意し、颯太が寝るときに子守歌など歌われた

だがそれが作戦だと、颯太は分かっていた

だから絶対に心は開かない。少しでもつけ入られたら確実に心まで奪われる。そう理解しているからこそ、心を閉ざし、会話もせず、クラムベリーを見ようともしなかった


颯太「(小雪…………)」


頭にあるのは恋人のこと

美人に性奴隷として飼われ優しくされるという男なら1度は夢見る状況にも負けていないのは、ひとえに彼女の存在があってのことだ

だが、同時に頭から離れないのはクラムベリーの調教初日、小屋の外から聞こえた声

あれはたしかに知った声だった。彼女の声だった

だがちゃんと理由を話せば、きっとまたやり直せる。それを希望に颯太は耐えた。たとえテクノブレイクしかけても、気絶するまでアナルを犯されても、尿道にパールを突っ込まれても耐えた


颯太「(……でも、こんな僕を、小雪は……どう思うんだ)」

颯太「(って、駄目だ! そう思ってしまったら、僕が耐えられない……!)」


今日もクラムベリーはピアノを弾いている。落ち着く音色、それだけで連日の疲れが抜け、今にも寝てしまいそうだ

だが今日はそうはいかなかった。コンコンコン、と。扉を叩く音がしたのだ


クラムベリー「おや、こんな場所に訪問者とは……誰でしょうか。少し行ってきますね」

颯太「…………」


返事を待たず、クラムベリーはガチャリと扉を開け、閉める。これで外には出られない

1度だけクラムベリーの外出を狙って彼女が扉を開けた瞬間に外へと飛び出たことがあったが、無駄だった。どこかも分からない森の中、なんとか逃げようと試みたがすぐに捕まり、「お仕置き」をされた。それ以来颯太は怯え、外に出ようという考えすら浮かんでいない


「――――!」

「――」

颯太「っ、この、声……」


知っている声だった。今もっとも聞きたい声だった


颯太「小雪!」


窓にへばりつく。クラムベリーの姿が見える。話し相手の姿を見ようと、思い切り顔を押し付け、なんとか見た

間違いなくスノーホワイトだった。ああ、スノーホワイトがここにいる。会いに来てくれた。颯太は涙を浮かべ、自分はここだと気付いてもらえるよう窓を叩いた


クラムベリー「いいのですか? ラ・ピュセルとは恋人だったのでしょう?」

スノーホワイト「……別に、もう恋人じゃありませんから」

颯太「――――えっ……」

スノーホワイト「私を裏切ってあなたのところに行った人なんて……私、知りません」

クラムベリー「酷いことを……ラ・ピュセルが聞けば泣きますよ? 彼女はあなたのために、あなたのところに戻るために頑張っているというのに」

スノーホワイト「大きなお世話です。もういらない……ラ・ピュセルなんて、もういらない。あなたの好きにすればいいでしょう。もしラ・ピュセルが私に会いたがっても、会わせないでください。顔も見たくない……もう忘れたい」


颯太は窓から離れ、よろめき、倒れた

嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!

優しいスノーホワイトがそんなこと言うわけがない! なにかの間違いだ!

だが現実は現実。事実は事実。スノーホワイトはクラムベリーに言い切った


颯太「う、ぁ、ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」


壁を殴った。ピアノを蹴りつけた。シーツを舞わせた

なにひとつ傷付かない。傷付いたのは颯太の拳と足だ。もういい、折れてしまえ、こんな腕、こんな足。呪詛を込めてすべてを殴り、蹴った


拳から血が滲み、足に青あざが出来、シーツを被って床に泣き崩れたところにクラムベリーが帰って来た


クラムベリー「どうしたのですか?」

颯太「ぁ、くっ、あああぁぁぁぁぁ!!」


颯太の怒りはついにクラムベリーへと向いた。渾身の右を振りかぶり、クラムベリーの頬に入れる

クラムベリーは避けなかった。閉じたドアを突き破らん勢いで吹っ飛んだ


颯太「ぁ…………」

クラムベリー「っつ…………どうしたと、いうのですか」

颯太「ご、ごめんなさい……ごめ……ぁ、あああぁぁぁぁ……!」

クラムベリー「…………もしかして、聞いていましたか?」

颯太「聞いてない! 僕は、僕は…………こ、ゆき……こゆきぃぃ……!!」

クラムベリー「…………」


抱きしめられる。なんども嗅いだにおいが鼻についた。そしてこのにおいは、もう颯太に染みついている


クラムベリー「颯太」


初めて名前を呼ばれた

今までどんなときにもラ・ピュセルかあなた呼びだったのが、初めて

優しい声だった。優しい腕だった

颯太は縋るように泣いた。甘えるように抱き返した。涙と鼻水で服が汚れても、クラムベリーは優しく抱いてくれた


クラムベリー「……今日は、寝なさい」

颯太「…………」コクッ

クラムベリー「一緒に寝ますか?」

颯太「…………うん」


初めて添い寝をした。ここに来てから、眠りといえば調教の後の気絶のみだった颯太にとって、突如もたらされた安らぎだった

魔法少女は寝ない。クラムベリーは床についても、ずっと颯太を抱きしめ、頭を撫でたままだった

脱落した身だ。もうキャンディーの数に怯えることもない。もうなにもかもどうでもいい。そう思うと信じられないほど安らかに眠れた


クラムベリー「颯太?」

颯太「……」Zzz

クラムベリー「………………くっ、ふふふふっ、はははははは……っ、くくくくくく……!」


駄目だ、大笑いして颯太を起こしてはならない。このまま朝まで耐えなくては。朝起きた颯太を安心させるため、ずっと抱きしめていなくては

だから、ここで声を出して笑えばすべてが台無しだ

クラムベリーは心の中で爆笑した


・・・・・・


久慈真白はクラムベリーが大好きだ。信奉者といってもいい

だから呼び出しとあればどんなに遠くてもその日のうちに変身してクラムベリーのもとへと赴くのが彼女の信念だった

この日も突然呼ばれ、ある魔法少女の写真を見せられ、「この魔法少女の姿をして私の前に立っていてください」と言われ、なんだそれと思いながらも言う通りにした

言われた通り白い魔法少女の姿を自分に重ねて作り、クラムベリーの前に立つ。たまに怒った顔や困った顔をしろと言われ、頑張ってその表情を作った

声は出すなと言われた。全部こっちでやるからホントただ立ってて! と言われたのでそうした

クラムベリーが何を思ってそうしたのかは分からないが、自分と対峙しているときのクラムベリーの顔はなんとも言えないにやけ面だった

もういいですよ。ありがとうと言われクラムベリーの戻った小屋を覗くと、そこには年端もいかない少年を抱きしめる彼女の姿があった。ああ、あの顔は見せちゃいけないやつだ

まったく、趣味が悪い。そう思いながら真白は「N市って都会なんだな~」と思い帰路についた


・・・・・・


リップル「これは私の問題だ!」

トップスピード「そんな見え透いた罠に行ってやる必要はねぇって言ってんだ!」


2人は誰もいない公園で言い争いをしていた。原因はファヴにより告げられたカラミティ・メアリからの誘いだ

明日の夜10時、大事な話がある

あのカラミティ・メアリが呼び出しておいて話だけで済ませるわけがない。特にリップル相手には

リップルが魔法少女になった初日、トップスピードは彼女の教官として出会った。そこにやって来たのがメアリだ。力で何でも押し通そうとするメアリと反抗的なトリーズナーのリップルの相性が良いわけがない。2人は一触即発だった

いまだにそのことを根に持っているのかと思うが、おそらくそれはきっかけに過ぎないのだろう。メアリは誰でもいいから犯したいのだ。魔法少女を。リップルはたまたまメアリの敵だった。それだけにすぎない


故に、今リップルを行かせれば確実に犯される。それだけは駄目だ


トップスピード「相棒が危険な目を見ようってんだ、止めねぇわけがねぇ!」

リップル「っ、相棒なら……気付け……」

トップスピード「……?」

リップル「なんでもない」


なんでもないわけがない。何に気付けと言っているのか、トップスピードには分かっている。分かった上で分からないふりをしている

トップスピード――室田つばめは既婚者でそれなりな恋愛の末に結ばれ、新しい命をその身に宿した女性だ。そういうことに関して、初心な小娘ではないつもりでいる

キャンディーの副作用。それ自体は知っていたがまさか自分が思ったよりそれに毒されていると知ったのは最近だった。魔法少女になるといつも濡れている。箒に跨るとそれが付き、リップルにバレないようにいつもマントで拭いていた

そして、リップルの気持ち……自分に欲情しているのも承知している。分かったうえで、トップスピードの中にはある種歪んだとも純粋とも言えるものがあった


トップスピード「(こういうの……翻弄っていうのかな)」


リップルを弄びたくなった。リップルは可愛い。魔法少女が可愛いのは当たり前だが、自分のそれよりも大きい胸、艶やかで流れる黒髪、際どい衣装。これが乱れるのを見たい

それもただ直接的なものでは駄目だ。もっと違う、焦らされて爆発し、自分にその欲望が叩きつけられるのが見たい。それがトップスピードの考えるリップルとの結ばれ方だった

生えている魔法少女と生えていない魔法少女。そしてキャンディー。くっつくにはうってつけだ。そしてその相手がリップルなら、嫌ではない。魔法少女トップスピードは室田つばめではないから、これは浮気ではない。そう思うと早くリップルが自分を襲ってくれないかと待つようになった


トップスピード「なぁ、心配なんだよ……アイツがお前に酷いことをすると思うと……」

リップル「っ、ち、近い!」

トップスピード「近くしねぇと聞かないだろ!」

リップル「わ、分かった! 聞くから、離れてくれ……!」


わざと近付き、腋に近い二の腕を掴み、唇が触れそうなほど顔を寄せる

このままくっつくのは理想だが、そうはいかない。リップルにはまだ理性がある


トップスピード「行くにしても俺を連れてく。いいな?」

リップル「う、うん……」

トップスピード「それと、俺を巻き込みたくないとか言うな。相棒として情けないぜ」

リップル「うん……」

トップスピード「あと、どんなリップルでも俺は受け入れる」

リップル「うん…………ん?」

トップスピード「ならよし!」

リップル「ちょっと待て! 最後の何だ!?」

トップスピード「さぁ? あ、リップルの魔法の端末からカラミティ・メアリ挑発してやるよ!」

リップル「ちょ、お前! 返せ!」

トップスピード「へっへーん! 返してほしけりゃ力ずくでってね」


リップルは手先が器用だ。簡単にトップスピードから魔法の端末を奪い返すが、トップスピードは姿勢を崩し仰向けに倒れこんだ

それを黙って見過ごすリップルではない。トップスピードの腰に手を当て、近付くことで姿勢を安定させてやる


リップル「ったく……」

トップスピード「っ……ん……」

リップル「っっっ、帰る!!」


呼び止める間もなく帰ってしまった

適当な理由を付けてリップルの何かを取って奪われたところを近付いて挑発、という作戦は上手くいった。我ながらなかなかな策略だ

可愛いリップルがまた見れた


・・・・・・


リップルは自宅に帰ると窓を閉め、戸締りを確認し変身を解除しないまま布団に入った

しばらくして、水音が暗い部屋に響く


リップル「うっ、なんで……アイツ…………っ」


いつもしているオナニーだが、今日は違う。トップスピードと接近しすぎて既にヌルヌルだしいつもより感じる

ペニスの方もいつもより固い気がする。リップルは秘所をいじりながらしごいた


リップル「私の……気持ち、気付け、よぉ……っ」


すぐに絶頂した。いつものようにティッシュで受け止める暇も無い。上を向いていたペニスから発射された精液がリップルの腹と胸を汚す


リップル「っ……はぁっ、はぁっ…………」


キャンディーレースが始まってから、ずっとこんなだ。それまでは毎日耽るなどということはなかった。全部キャンディーが悪い

いや、トップスピードも悪い。リップルはトップスピードに欲情している。どちらかというとリップルの方が悪い気がしないでもないが、近付いたり、ボディタッチしたり、挑発してくるのが悪いんだと棚に上げる

トップスピードは裏表とは無縁のいい奴だ。いい奴を妄想と性欲で汚す。背徳感がリップルの背中を駆け巡り陰茎と膣を疼かせる


リップル「トップスピード……っ、トップスピード……」


2回目の絶頂にも、そう時間はかからなかった


変身を解き、布団を被る。リップルの発した雄と雌のにおいが残っている


華乃「ううううう……私は、最低だ!」

華乃「…………でも、いつか……」


いつか、機会があれば、きっかけがあれば、トップスピードと結ばれたいという思いは細波華乃に戻っても変わらなかった


・・・・・・


翌朝、颯太は胸の中で目を覚ました


颯太「ん…………」

クラムベリー「起きましたか?」

颯太「寝なかったの……?」

クラムベリー「魔法少女に睡眠は必要ありません。それに、あなたの寝顔を見ていたら時間がすぐ過ぎてしまいました」


微笑みにドキリとした。今まで見ないように聞かないようにしていた彼女の姿と声はこんなにも美しいものだっただろうか

昨夜から、クラムベリーが優しい。裏を感じずにいられないとは分かっていても、その疑念を抱かせる暇も無い「スノーホワイトに見放された」という事実が蘇る


颯太「っ、う……」グスッ

クラムベリー「昨夜、あなたが聞いたことは残念ながら本当のことです。彼女はどうやってか分かりませんが私の居場所を突き止め、私に質問をした。『ラ・ピュセルをメス堕ちさせて飼っているのはあなたか』と」


クラムベリー「私はそうだと答えました。ですがこうも言いました。私のお手付きですが返してあげましょうかと……彼女の返答はあなたが聞いた通りです」

颯太「ぅ、ぁ……うわぁぁぁぁぁぁぁ!」


胸の中で泣いた。一晩寝て落ち着いたはずだったのに、全然気持ちの整理ができていなかった


颯太「お前の、お前のせいだぁ! お前が、僕を……あぁぁぁぁっ!」

クラムベリー「ええ、そうですね……」

颯太「返せ、僕の、小雪をっ! 全部、返せよぉ! 魔法も、人生も……全部、返してくれよぉ……」

クラムベリー「時間は不可逆なもの。私からあなたに返せるものは何もありません。ですが……」


頬に手を添えられ、上を向く。クラムベリーの唇が迫っていた

颯太はそれを拒むことができない。涙を流しながら、キスをされる。いつものように強引に舌を入れ口内をかき回すキスではない、優しいキスだった


クラムベリー「あなたにあげることはできます」

颯太「何を……」

クラムベリー「愛情です」

颯太「今更、なんなんだよ……」

クラムベリー「同情……という陳腐なものです。この私がそんなことをしてしまうくらいに、あなたに思い入れがあったようです」


再びキスをされ、今度は舌を優しく入れられる


クラムベリー「ん……、こうして……あなたを、愛してあげたい。いいえ、愛するだけではない。包んであげたい、癒してあげたい、受け入れてあげたい、認めてあげたい。そう思わずにはいられないのです」

颯太「僕は……」

クラムベリー「私はあなたを愛します。颯太」

颯太「っ!」


突如、颯太がガバッと起き上がり、クラムベリーに覆いかぶさった。乱暴に緑色の上着をはぎとり、白いレースのシャツの全貌が明らかになる

反抗的な行為をした。これで「お仕置き」が来るだろう。だがそれでもこの行動をとらずにはいられない。この空間で、クラムベリーに対しての反抗といえばこういう強引な行為のみだ

見るとクラムベリーは微笑みを絶やしていなかった。それどころか普段は白い頬が上気し、息も熱い。見たことがある顔だ。発情したラ・ピュセルもスノーホワイトもこんな顔をしていた


クラムベリー「いいですよ。あなたの好きなように……」

颯太「なんで……」

クラムベリー「今だけ、あなたをオスと認めます。私はメスです。オスの赴くまま、シていいですよ」


颯太「…………なんで、なんでなんだよ……なんで、そんなに……優しいんだよ……っ」

クラムベリー「言ったでしょう。私が、あなたを愛してしまっているのです。あなたは私が好きですか? お嫌いですか?」

颯太「っ、嫌いだ、嫌い、嫌いなんだ! お前なんか、大嫌いなんだ! なのにっ、嫌いなのに……優しくされたら…………っ、甘えるしか、ないじゃないかぁ……っ!」

クラムベリー「ふふっ、甘えていいのですよ。今のあなたは、私以外に甘えることができないのでしょう」


今度は颯太の方からキスをした。求めるように舌を出した。クラムベリーの舌が絡まる。唾液を交換しながら、彼女の手がズボンへと伸びる


クラムベリー「苦しそうに。でもまだ駄目。まずは服を脱がさないと」

颯太「……」コクッ

クラムベリー「このボタンを外して、脱がせてください」


レースの下にボタンがあった。それをぷちぷちと外していき、前を開ける。薄緑色のブラが目に入った


クラムベリー「ブラは後ろのホックを外すのです」


開いたシャツの隙間から手を入れ、背中を浮かしたクラムベリーの後ろまで回す。片手で外せず、両手を使ってホックを外した

そこには何度も見たはずなのに初めて見るかのような美しい肌で作られた小さな膨らみがあった


クラムベリー「あまり、男性に喜ばれる胸ではないですが……」

颯太「……綺麗だ…………」

クラムベリー「前戯はどうやるかなど思わなくていいですよ。あなたの好きなように、胸でも、こちらでも、お好きな方を責めてください」


胸に伸ばしかけた手を掴まれ、スカートの中へと誘われた。指先が湿った布に触れる


颯太「濡れてる……」

クラムベリー「あなたのオスに、私のメスが反応してるのですよ。挿れてほしいと、支配してほしいと」


右手でパンツ越しにクラムベリーのそこを責めた。ぴちゃぴちゃと水音が鳴り、無音の小屋の中に響く

左手では胸を触った。柔らかい白の中にピンと自己主張をする部分をつまむと、声が漏れたようだった


クラムベリー「っ、焦らすのは上手いですね」

颯太「焦らしてるわけじゃ……」

クラムベリー「スカートも、いいんですよ?」


言われるまま、スカートを脱がし、下半身の布という布を取っ払った。これでクラムベリーが身に着けているのは前の開いたシャツのみだ

颯太も服を脱いだ。途中何度も「かわいい」と言われ、赤面しながらパンツまで脱ぎ、正常位の形でクラムベリーのそこへと自身をあてがう


颯太「手で、いじる必要もないだろ……」

クラムベリー「ええ。私はあなたに犯されると思うと興奮しています」

颯太「挿れる、よ……っ」


簡単ににゅるんと入った。そしてこれは本当にクラムベリーの膣内かと思った

感触が全然違う。いつも跨られ、強引に搾精するギュウギュウな膣内ではない、ペニスを受け入れ、包み込む印象を受けた


颯太「っ、あ、なに、これぇ……」

クラムベリー「ふふっ、いつもと違いますか? 今はこうしてあなたを気持ちよくさせるための道具みたいなものなんですよ」

颯太「これ、腰が、勝手に動いちゃうっ」


パンパンと肌と肌がぶつかり合う。包み込む膣内は実はいつもとそう変わらず、芯に締め付けようとするものを感じた

すぐにピタッと止まり、腰を思い切り突き出して射精した。クラムベリーも射精時に高い声を出していた


クラムベリー「んっ、思い切り出しましたね……きっとこれ、子宮口にかかってますよ」

颯太「はぁっ、はぁっ……」

クラムベリー「もっと出していいんですよ。人間の精子が魔法少女を孕ませる可能性は低いですが、もし私を妊娠させることができたら……その時はあなたの子供を産んでます」

颯太「っっ!」


ドクンと心臓が高鳴った。クラムベリーの挑発的でない微笑みにキスをし、ペニスが固さを取り戻す


クラムベリー「ふふっ、孕ませていいと知って興奮してましたか? さっきよりも固く、降りた子宮を亀頭がキスしてます」

颯太「孕ませ……っ、くっ!」


颯太は動きを止めた。クラムベリーの膣内がうねり、子宮がきゅうきゅうと亀頭に吸いついてくる動きだけで射精してしまいそうだからだ

クラムベリーが足を上げ、奥まで挿れやすい体勢にしてくれる。颯太は体重をかけてクラムベリーの腰にのしかかった


クラムベリー「ぁ、っ……! いいですよっ、孕ませて……!」

颯太「で、るぅ!」


膣内がギュウと締め付けられ、限界が訪れる

ビュルビュルと精液が注がれた。ピッタリと子宮口にくっつき、連日の調教で鍛えられた精力が爆発する

クラムベリーも軽く声を上げ、足をダランとさせた


颯太「クラムベリー……軽く……イッた?」

クラムベリー「はぁっ、はぁっ……そういうのは、性行為の相手でも聞かないのがデリカシーというものですよ」


ズルズルと膣内から引き抜くとコプッと精液が漏れ出した

見ると窓から差し込んだ日の光がペニスに当たり、愛液と精液はそれを反射していた


クラムベリー「私のこと、好きですか?」

颯太「嫌いだ……」

クラムベリー「なら何故こうして私を愛したのですか?」

颯太「愛してなんか……」


抱き寄せられ、頬と頬を合わせる

魔法少女は汗のにおいすら人を不愉快にさせない。汗ばんだクラムベリーの首筋を舐めると咎めるように頭を撫でられた


颯太「なんでこんなに、居心地がいいんだ……」

クラムベリー「何故でしょうね」


ストックホルム症候群という言葉を耳にしたことがある。それに似たものなのだろうか、それは分からない

だが颯太はまだクラムベリーを求めていた


颯太「まだ、シたい」

クラムベリー「いいですよ。でも柔らかくなってしまいましたね。どうしますか?」


言いながらクラムベリーは指を颯太の尻に這わせた。徐々に陰嚢の後ろの部分まで迫る

颯太は拒むでもなく、コクリと頷くとクラムベリーの指を自身のアナルに侵入させた


・・・・・・


リップルはトップスピードと共にN市内のとあるホテルの屋上に立っていた。約束の時間まではあと1時間。満月が照らす屋上は十分に明るい

近くにある高速道路の車の音を聞きながら、カラミティ・メアリを待った


トップスピード「その、昨日はゴメンな」

リップル「別に……」

トップスピード「そういや俺達ってお互いのこと何も知らないよな」

リップル「知る必要がないからじゃない」

トップスピード「それじゃなんか上辺だけみたいで嫌だろ。年は言ったし……あとは家族構成とか?」

リップル「一人暮らし」

トップスピード「え、そうなのか」

リップル「……」


これ以上聞くなと顔で語ってくる。トップスピードはそれを見て空気を変えるために自分の話を始めた


トップスピード「俺は2人……いやもうすぐ3人か」

リップル「そう」

トップスピード「ああ。あと半年もすりゃそうなる」

リップル「…………待って。前からずっと言ってた半年って、弟か妹のこと?」


そうきたか。無理もない。19歳といえばまだまだ現役で遊んでいる大学生か就職したての学生気分が抜けない社会人かだろう。妊娠しているとは思わないだろう

これを明かしたらリップルはどう思うだろうか、既婚の妊婦に欲情していたと知った彼女の反応が見たい。その上で受け入れて、あわよくば結ばれるのもいい


トップスピード「なぁリップル、俺さ――」

リップル「ッ」


不意に押し倒された。おいおい早すぎるぞ。まだ衝撃の事実(当社比)も明かしていないのに。未来予知か? シックスセンスか?

だがリップルの顔はとても性欲から押し倒したものには見えない。険があり、まるで敵を前にしたときのような――


トップスピード「敵!?」


銃声がした。次いで屋上の床が抉れる。間違いない、カラミティ・メアリだ


リップル「トップスピードは隠れろ! 私は……」

トップスピード「何言ってんだ! アイツの姿も見えねぇ、一方的に撃たれてるんだぞ! いつどこから組み敷かれてヤられてもおかしくねぇ!」

リップル「喧嘩を売られた! なら買うんだ!」

トップスピード「馬鹿野郎! こんなの喧嘩じゃねぇ!!」


近くの床が抉れ、破片が2人にかかった。完全に挑発している

破片くらい魔法少女には痛くも痒くもないが、目に入れば多少の目つぶしになる。それを狙ったのか


リップル「(アイツ、戦い方が分かってるのか……)」


魔法少女に直接的な暴力はできない。ならば間接的な暴力だ。極論、相手の軌道を予測して何もない場所に銃を撃てば「事故」として当たる可能性もある。それを分かっているようだ


トップスピード「逃げるぞ! 話がしたいなんて大嘘だ。アイツはお前を――」

リップル「……………チッ!」


悔しいが、トップスピードに従うしかない。ラピッドスワローに跨り、全速力でその場から逃げ出した


2人が飛び立ってから少ししてメアリが屋上に姿を現した。スナイパーライフルのスコープを覗き、ラピッドスワローを捉える


メアリ「知ってるかい、お嬢ちゃん達。ファヴが言うには、魔法少女本体は狙えなくても、魔法少女が持つ道具には……攻撃していいってさ!」


2、3発撃つ。当たらない。まぁいいだろう

ライフルを別の方向に向けた。高速道路が見える

車の速度に合わせて引き金を引くと、弾は車に吸い込まれていき、爆発した

魔法少女は魔法少女に暴力を振るえないが、人間相手なら暴力を振るえる。殺すこともできる。こうして人を殺そうと、車を破壊してしまおうとなんのペナルティも無い


メアリ「ククッ!」


ホテルを降り、高速道路に移動した。爆発炎上した車、横転した車、立ち往生する車、そして人

メアリの目に一組の若いカップルが入った。目の前で車が横転し、先に進むことができず車から降りたらしい。最初の犠牲者になってもらおう


メアリ「よう、お2人さん」

「えっ、誰?」「魔法少女?」


男をマグナムで撃ち殺し、女の服を剥いた。悲鳴を上げる女に構わず、いきり立ったペニスを挿入する。濡れていない、当然だ


「いやああぁぁぁぁ!! い、いやっ、誰か!」

メアリ「ほらもっと抵抗して締め付けろ! 大人しくガキ孕みな!」

「い、いや! 妊娠いやっ!」

メアリ「くっ、はははは!!」


圧倒的な力で相手をねじ伏せる。その快感にメアリは射精した。まぁ本当に妊娠する確率は低いが、孕んでいれば地獄を見てもらおう

他にも女はいた。会社帰り、旅行帰り、遊び帰り――この時間はそんな連中が沢山高速道路を使ってくれている

男は殺した。女は犯した。何もなかった高速道路を瞬く間に地獄絵図にしてやった


「や、やだ! 放して!」

メアリ「悪いがそうはいかないねぇ」

「っ、あああ……っ、い、痛いぃ! 助けてぇ!」

メアリ「最高だよ魔法少女ってのぁ!」


いつしか高速道路は股から精液を出す女性が増えていった。最高だ。魔法少女は最高の力だ


メアリ「っ、あっははははははは!! あはははははは!! やっぱり犯すのはいいねぇ。オナホより人だ」

メアリ「そして人より……魔法少女。だろう? お嬢ちゃん」

リップル「…………!」


リップルは高速道路に立っていた。突如起こった爆発に引き返してきたのだ。そして案の定、カラミティ・メアリの凶行があった

性欲の赴くまま一般人を殺し、レイプする。クズだコイツは

リップルは湧き上がる殺意を抑えない


メアリ「おーおー怖い怖い。でもお前には殺せない。魔法少女は魔法少女を殺せない。クッククク」

リップル「…………」

メアリ「さ、ホテルに戻ろうか。あそこにゃベッドなら腐るほどあるしねぇ」


これ以上コイツをここに置いておけばまた一般人の被害が増える。それを避け、リップルはメアリを追い、ホテルの屋上へと戻った


・・・・・・

~王結寺~


スイムスイム「ユナエルは?」

ミナエル「もう、いない…………」

スイムスイム「……そう」

たま「これからどうするの?」

スイムスイム「ルーラが使えることが分かったし、また魔法少女を襲う」

たま「なんか遠くから爆発音したんだけど……」

ミナエル「見たよ。高速道路の方が燃えてた」

スイムスイム「……行く」

たま「行くの?」

スイムスイム「うん。人助けをしてる魔法少女を犯す」

ミナエル「ふ、ふふふ……いいね。どいつもこいつも犯してやる……!」


・・・・・・


スノーホワイトはラ・ピュセルを失った後もひとりでキャンディーを集めていた。いや、困った人を助けていた。悲しみは拭えるはずがない。だが、魔法少女は人を助ける存在だ。ラ・ピュセルが成し得なかったことを自分だけでもやり遂げてみせる

大量の心の声を聞いた。「助けて」「犯される」「妊娠したら困る」

その方向に行くと夜の空を赤く染める炎が目に入った。あれは高速道路の方だ


スノーホワイト「っ、行かなきゃ……!」

アリス「私も行きます……」

スノーホワイト「うわっ!? あ、そ、そう」


アリスがいつの間にか傍らに立っていた。手にはいつもの白いウサギのぬいぐるみだが、なんか不自然だ。なんというか、濡れているような汚れているような


スノーホワイト「あの、それ……」

アリス「…………これですか」ベチャァ

スノーホワイト「うん。その、それ……なんでそんなに汚れてるの?」

アリス「スノニーをしていたので」

スノーホワイト「なんて?」

アリス「スノーホワイトでオナニー、略してスノニーです。射精した直後に爆発音が遠くから聞こえてきたので、洗わずに来ました」

スノーホワイト「そ、そう……ちゃんと洗おうね」


藪蛇だった


スノーホワイト「と、とにかく行こうか」

アリス「はい」


・・・・・・

メアリ「これがなんだか分かるかい?」

リップル「……」

メアリ「分からないか。オナホールっていうらしいよ」


メアリが四次元袋から取り出したのは、ピンク色の筒だった。材質は柔らかいようで、握られた部分が沈んでいる

リップルはそんなものを知らない。どういう物で、何に使う物かも


メアリ「それは、こうやって使うんだよ……!」ダッ

リップル「ッ!」


メアリが駆け出し、手を伸ばす。反撃ができない。忍者刀で反撃しようものなら体が動かなくなる

肩を掴もうとする手を避け、距離をとる。だがそれでも追ってくる

背を向けて逃げればまた高速道路でのようなことをする。それが分かっているから逃げられない。ついにリップルはメアリに捕まり、立ったまま後ろから拘束された


メアリ「くくっ、捕まえたよ。随分大きいのを持ってるじゃないか」


胸を揉まれる。乱暴に円を描くように

それだけでもリップルのペニスはピクリと反応し、キャンディーの副作用による性欲の増加ですぐに固くなった


メアリ「こっちは普通サイズか。まぁいい」


スカート状の忍者装束を捲られ、ペニスが露わになる。メアリは胸を揉むのをやめ、再び四次元袋からオナホを取り出しリップルのそれにあてがった


メアリ「安心しな、ローションはやってある」

リップル「まさか、それ……く、あああぁぁぁぁっ!?」


オナホがリップルのペニスの根元まで入る。今まで手でしごいてばかりのリップルを未知の快感が襲った。なんだこれはと脳内で色々な言葉が出てくる


メアリ「こういうのは初めてだろう。ほらほら、派手にイキな!」


貫通型のオナホはリップルの亀頭を外気に触れさせている。リップルは耐えきれず射精した

ホテルの床に白いものがビチャビチャと飛び散る


リップル「っ、ぁ……はぁっ、はぁっ……!」

メアリ「いい声で鳴くじゃないかお嬢ちゃん。さて、コイツをブチ込んでみるか」

リップル「っ、くそっ!」


腰が抜け、四つん這いになった尻にメアリの長いモノがピトとあてられる。リップルは入らない力をなんとか振り絞って逃げるが、メアリはしっかりと腰を掴み、今にも挿入しそうだ


トップスピード「うおおおおおぉぉぉぉっ!!」


頭上から叫び声がした。トップスピードだ

ラピッドスワローが猛スピードで迫っている。体当たりでもかますつもりか。魔法少女を狙えない以上、彼女の狙いはホテルの屋上の床だろう

案の定、ラピッドスワローはホテルの屋上をブチ抜いた


メアリ「チッ、邪魔を…………ん? いない」


トップスピードはすれ違い様にリップルを回収していた


リップル「っ、ここ……」

トップスピード「馬鹿! 考え無しに突っ込むなっつったろ!」


リップルだけラピッドスワローから降りたことに鈍感なトップスピードは気付かないだろうと思ったけど、馬鹿にしすぎだったようだ

トップスピードも反転して戻って来ていた。ホテルの中をブチ抜き、再び上空へと舞い戻っている


リップル「って、これ……ラピッドスワロー? バイクみたい……」

トップスピード「ヘッ、こっちが元の姿だぜ!」


メアリを見下ろす。銃を構え、撃って来ていた


トップスピード「大丈夫大丈夫、威嚇だ。魔法少女に当たるわけ――」


するとラピッドスワローの後部からボスンという音が聞こえた。おい、これ当たったんじゃないのか

当たったようだった。急に出力が落ち、高度がどんどん下がっている


トップスピード「マジかよおおおぉぉぉ!?」

リップル「トップスピード!」

トップスピード「なんだよ!?」

リップル「アイツに寄せろ! で、近付いたら飛びついて!」

トップスピード「お前……」

リップル「2人で倒す……!」

トップスピード「へっ、おう!」


残ったコントロールでラピッドスワローをメアリへと向ける。不安定な軌道ながらもなんとかホテルの屋上についた

トップスピードはハンドルを手放し、メアリに飛びつく。どうやら意外だったようで、簡単にメアリの上半身にしがみつくことに成功した


メアリ「わ、っぷ! この、放せ!」

トップスピード「誰が離すか! これは暴力じゃねぇもんな~!」


メアリの顔が腹に当たり、手はマントを引っ張り引き剥がそうとしている。だが離さない。リップルは2人で倒すと言った。なら、やることはひとつだけだ


リップル「(よし、あの中に……!)」


メアリが尻餅をついた。リップルは前の見えないメアリの四角を突いて、真正面から肉薄し、四次元袋に手を突っ込む

柔らかい感触、これだ。先ほどのピンク色とは違う白いオナホール。この長さならメアリのモノを十分に刺激できるだろう


メアリ「ッ!」

リップル「ヤりたいんだろ! これでいいだろうが!」


挿入させた。ブヨブヨとした感触の奥に固いものを感じる。非貫通型のこのオナホは根元まで突っ込む度に反対側がボコッと浮き上がっている

ジタバタするメアリの足を避け、逃げようとする腰を掴んでオナホを動かす。ビクビクと腰が跳ね、メアリが呻いた

オナホを抜く。中からローションと共に白いものも流れ出してきている。射精したのだろう


メアリ「こいつら、許さ――」

リップル「まだ、終わりじゃないだろ」

メアリ「っぐ、ひっ……ぃぃ!」


また挿入させた。これじゃだめだ。魔法少女を脱落させるには、もう出ないほど射精させる。その為にリップルは再び四次元袋をまさぐり、また別のオナホやバイブを取り出してメアリを責めた

メアリは先程一般人相手に射精していた。つまり残弾を自分から減らしたということだ。これはチャンスだ。凶悪な魔法少女に、リップルが勝つための道


数十分後、精液とローションでベチャベチャになったメアリの下半身から力が抜け、露出した腹の下部に淫紋が浮かんだ


メアリ「ぁ……あ、くっ、お前達……絶対……っ!」


メアリはそれきり気を失った。リップルも精液で汚れた手をプラプラとさせる


リップル「やっとか……腱鞘炎になるかと思った」

トップスピード「俺も疲れたぜ……でも、やったな相棒!」

リップル「…………うん。ありがとう。トップスピードがいたから、倒せた」

トップスピード「お、いつになく素直だな」

リップル「うるさい!」

トップスピード「ははは! そうムキになるなって!」

リップル「ったく……」


トップスピード「ヘヘッ、よし、ハイタッチするか!」

リップル「……」

トップスピード「なに仏頂面してんだよ。別に手が汚れてても関係ねーって! ほら、ハイターッチ!」

リップル「……ん……」


手が触れる瞬間、トップスピードの服が弾け飛んだ


リップル「えっ?」

トップスピード「は?」


トップスピードはブラをつけない。それは普段リップルに意識させるためだったが、それが裏目に出たか、2回目の斬撃で下着も弾け、マントを残し全裸になった

そのままトップスピードは後ろからドンと背中を押され、前かがみになってリップルに抱き着く形になる

リップルはトップスピードを受け止めながら、彼女の後ろにいる存在を見た。槍を持ったスイムスイムが立っていた。そしてスイムスイムの巨根が勃っていた


トップスピード「何が――んひぃっ!?」

リップル「っ、トップスピード!?」

スイムスイム「……狭い。けど、気持ちいい」


容赦無しに貫かれた。比較的小柄なトップスピードの下腹部がボコッと小さく膨らんでいる。スイムスイムのペニスを根元まで受け入れたのだ

元々リップルのためにいつでも準備万端だった膣がまた裏目に出た。トップスピードは突如侵入したモノに快楽を感じ、望まない喘ぎ声を出してしまう


トップスピード「ぐ、あぁ、く、み、っみるなっ! おねがっ、い!」

リップル「ぁ、……なんで…………」


リップルは何が起こっているのか分からない。カラミティ・メアリを倒し、トップスピードとハイタッチしようとし、トップスピードが犯される。目まぐるしく変化する状況に、認めたくない現実に脳がついていかない

トップスピードもそうだ。誰に犯されているのかも分かっていない。後ろを見ることができないくらい激しい動きをされ、膣内を抉られ快楽を得ている。ただひとつだけ、リップルに見られたくないという思いしかない


トップスピード「ぁ、んっ、く、あぁぁぁぁっ!」

スイムスイム「っ、また狭く……」


リップルを尻目に、2人は絶頂した。トップスピードは子宮を小突かれてイキ、スイムスイムはさらに締め付ける膣内にイッた

ゴポゴポと精液が飛び出し、膣とペニスの間から収まりきらなかった精液がブピュッと下品な音を立てて飛び出る

それを見てリップルはやっと動いた


リップル「お、お前!」

スイムスイム「…………もっと」


トップスピード越しにスイムスイムを突き飛ばそうとした手は、スイムスイムをすり抜けた


リップル「やめろ……」


再び手を伸ばす。すり抜けた

やめろ、トップスピードを犯すな


リップル「やめろ……!」


私のトップスピードを犯すな。私以外がトップスピードを犯すな

何故すり抜ける。何故引き剥がせない


リップル「やめろッ! スイムスイム!!」

スイムスイム「やだ」


トップスピード「す、いむ……しゅいむぅ……っ?」


精液でまみれた膣内を再び抉られ、変な声が出た。トップスピードは失いそうな気をなんとか保ち、リップルを見た


トップスピード「り、っぷるぅっ! お、おれぇ、本当はっ!」

リップル「ぁ、嘘だ…………あぁぁ……ぁ……!」

トップスピード「おまぇ、のことぉっ! く、んああぁぁぁぁぁぁっ!!」


トップスピードは再び絶頂した。息も絶え絶えに、リップルに何かを伝えようとし、遮られた

スイムスイムは手短に済ますつもりだった。何度も何度も射精し、一気にメス堕ちさせる手立てだ。そしてその策は成功する


スイムスイム「堕ちて」

トップスピード「い、やだぁっ! ぐ、かっ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


またイッた。そしてスイムスイムも

今度はそろそろお決まりの技となってきた子宮内直接射精だ。少しだけ膨らんでいた下腹部が、少しずつポコッと膨らんでいく

トップスピードはその快楽に負け、気を失った

手から力が抜け、リップルの足もとに倒れこむ


スイムスイム「ふぅ」

リップル「ぁ、き、き、さまぁぁぁぁぁ!!」


忍者刀を抜き、スイムスイムを斬りつけようとし体が止まる。魔法少女に攻撃できないということを忘れ、リップルは吠えた


スイムスイム「…………」

リップル「くっ、動け! 動けぇぇぇぇぇ!!」


腕は動かない。殺意を持ち、傷つけようとするリップルの動きを、リップルの体が認めない


スイムスイム「リップル」

リップル「ッ! お前ぇっ……!」

スイムスイム「結構良かった」


それを捨て台詞に、スイムスイムはホテルへと文字通り沈んでいった。残されたリップルがトップスピードを仰向けにし、腹を見る

そこにはメアリのものと同様の模様が刻まれていた


トップスピード「り、っぷる……」

リップル「っ、そんな……嘘だ、嘘だ……!」


トップスピードは意識を取り戻すことなく、うわごとのように呟いた


トップスピード「ごめ、ん……おれ、けっこん……て、もうすぐ、うまれ……ほんと、は……おまえ、の……こと、おまえ、と……したか、った……」

リップル「………………ぁ、ぁ……ぁぁぁぁ……!」


断片的な言葉ですべてが分かった

先程言っていたもうすぐ3人になる。それはトップスピード自身が母親になるということだった。そしてリップルの気持ちに気付いていた

それなのに、2人は結ばれなかった

今トップスピードの膣に挿入することは簡単だ。リップルのペニスはこんな状況だというのに極限まで勃起している

だが、そんなことできるものか。自分は負けた。浮かれていたところを突かれ、トップスピードを奪われ、負けた


リップル「なんで」


なんでトップスピードは犯された


リップル「なんで……」


なんでトップスピードは私の気持ちに気付いていながら


リップル「なんで……!」


なんでトップスピードは結婚してるくせに、妊娠してるくせに


リップル「なんで!」


なんでトップスピードは私を挑発してきた


リップル「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!」


なんで私は、トップスピードに気持ちを明かす勇気を持てなかった

慟哭が夜空に響いた


トップスピード「(リップル……泣くなよ……)」


なんとなく、おぼろげな世界でリップルの叫び声が聞こえた気がした


トップスピード「(バチが、当たったのかな……)」


リップルを弄んだバチか、浮気をしようとしたバチか

どちらにしろトップスピードは今になって自分はバカだと思った

リップルに謝る。旦那に謝る。返事は無い


トップスピード「(子供、どうなるんだろ……晩飯の……カレーの材料、買わなきゃ……)」

トップスピード「(ごめんな、リップル……気付いてたのに、答えてやらなくて)」

トップスピード「(多分今、俺……動けないから…………好きにしていいんだぞ。お前の好きに……)」


トップスピードはそれきり、完全に意識を失った


・・・・・・


スノーホワイト「ッ!?」

アリス「どうしましたか……?」

スノーホワイト「あっちの、ホテルの方から声が……」

アリス「……?」

スノーホワイト「(でも、今は聞こえない…………)ううん、やっぱりなんでもない」

「ううっ、ひっぐ……」「いやぁ……」

スノーホワイト「…………(精子が溢れだしてる……誰がこんな)」ムラッ

スノーホワイト「っ!」ブンブン

スノーホワイト「(何考えてるの! アリスだって頑張ってる。私もちゃんとやらないと!)」

スノーホワイト「こっちです! ここはいつ車が爆発するか……)」


炎上する車から人を出す、服を破られた女性を背負う、虚ろな目と銃殺死体を見ながら、スノーホワイトとアリスは魔法少女として人命救助に勤しんだ

2人だけとはいえ魔法少女だ。迅速に事故現場から人々を避難させた


スノーホワイト「ふぅ、あとは、困ってる声は……」


そこに、頭上から気配があった。見上げると片翼の天使がいる。たしか、ミナ、ユナ……どっちだったっけ


ミナエル「……」

スノーホワイト「あ、あの……」

ミナエル「……」ニコッ

スノーホワイト「(敵意は無い……?)」


不意に横から衝撃を感じ、スノーホワイトは地面に尻餅をついた。誰だ、アリスだ

見るとアリスは拘束具に変身したミナエルに立ちながら動きを封じられていた


ミナエル「お前が16人目……お前が加わらなければ、ユナは……!」

アリス「……?」

ミナエル「お前、生えてる奴か」

スノーホワイト「大丈夫!?」

アリス「来ないでください」


スノーホワイトにできることは無い。アリスは拘束され、ミナエルに暴力は振るえないのだ

と、魔法が発動するのを感じた


「(うう、どうしよう……事故現場にいる魔法少女を襲えだなんて)」

スノーホワイト「えっ……?」キョロキョロ

「(ミナちゃんが動きを止めてるから、私があの子をヤッちゃうのがいいのかなぁ……でも、せ、セックスなんてしたことないし……)」

スノーホワイト「誰か、そこにいるの?」

「(えっ!? み、見えてるの!? まずいよ!)」


スノーホワイトの目の前に人影が現れた。透明外套を羽織ったたまがそこにいる

たまは自身を見破ったスノーホワイトを恐れているようにも見えた


たま「う、ううっ……」

スノーホワイト「あなたも魔法少女?」

たま「ひぃっ」

ミナエル「ちょ、なにやってんのたま!」


ミナエルが変身を解き、たまの横へと移動する。無能、役立たずと罵る

アリスはそれを逃がさない。ぬいぐるみを投げ捨てミナエルの翼を掴み、空いた手でスカートを捲る。パンツをはいていない股間のソレは既に固さを持っていた


ミナエル「ッ!」

アリス「(ロボのときと同じ……スノーホワイトに見られながら……)」ハァハァ

ミナエル「そうはいくか!」


今度はスライムに変身した。にゅるんとアリスの手から抜け出し、たまの近くで元に戻る


ミナエル「それ貸せ!」

たま「へっ? えええぇぇ!?」


ミナエルはたまから透明外套を奪うと姿を消してしまった。残されたたまも困惑し、アリスに一睨みされるとすぐさま穴を掘り逃げ出す

なんとか撃退できたことにアリスが一息つき、スノーホワイトに近寄る


アリス「ぬいぐるみ……」

スノーホワイト「あれでしょ?」

アリス「はい……乾いてる」

スノーホワイト「炎で乾いたのかな……?}

アリス「まぁ、帰ったら洗います……もっと、助けに行きましょう」


その日の事件は「N市高速道路爆破事件」として全国ニュースに連日取り上げられたが、被害者達の希望により強姦等の報道は避けられた

だがその場に居た者達の発言で、後のインターネットではふたなりによる強姦事件などと眉唾な怪談となった


・・・・・・


シスターナナはアレ以来自宅のマンションに籠り、休むことなく自慰に耽っていた

スイムスイムにウィンタープリズンが堕とされた。その事実に興奮していた


ファヴ「まーだやってるぽん? もう何日目ぽん」

シスターナナ「はぁっ、はぁっ、うっ……」


ピュッピュッと射精する。もう部屋の中は何日もずっと射精された精液で床も壁もベトベトだ

脳裏に焼き付いて離れなかった。自分以外の男根をその股に咥えさせられる姿、自分の姿をした自分より大きなモノで口を塞がれた姿、子宮に精液を注がれ絶頂した姿

どれもこれも、悔しいはずなのに、悲しいはずなのに、勃起が止まらない


シスターナナ「はぁっ、はぁっ……!」

ファヴ「今日はシスターナナにお知らせがあって来たのに、聞く耳持たないんじゃ意味ないぽん」


あの時、目の前にいたウィンタープリズンは確かに感じていた。スイムスイムの巨根に貫かれながら、罪悪感と背徳感の中、堕ちた

ああ、興奮する。大事なものが奪われた。大事な人が奪われた。興奮する


ファヴ「まぁ言うだけ言うぽん。魔法の国の娼館は新しく送られて来た魔法少女――商品の体を色々とチェックするぽん。お客さんに不良品は出せないからね」

ファヴ「そこで分かったことがあるぽん」

シスターナナ「はぁっ、はぁっ!」

ファヴ「ウィンタープリズンは妊娠したぽん」

シスターナナ「ッッ!!」


この数日で一番濃い精液が大量に出た

妊娠した――つまり子宮に出された精子が卵子を犯し受精し、着床した

相手はスイムスイムだ。彼女を犯していたのはスイムスイムしかいない

その事実だけでシスターナナの心は抉られる

シスターナナは寝取られの快感に目覚め、そのまま何も出なくなるまで射精し、果てた


・・・・・・


翌朝、一晩かけて人命救助を終えたハードゴア・アリスは自宅に帰り、服を脱いだ


アリス「…………スノーホワイト」

ミナエル「(…………えっ!?)」


ぬいぐるみに変身したミナエルがそのイチモツを押し付けられ、うっかり声を出しかける

ミナエルは透明外套で隠れた後、アリスが持っていたぬいぐるみに変身し、本物のぬいぐるみには透明外套を被せた。今頃たまあたりが回収しているだろう

彼女にとってアリスはある意味仇敵といえる。彼女が加わらなければもしかしたらこんな脱落レースが無かったかもしれない。ユナエルが娼館送りなどというふざけたことにもならなかったかもしれない。そういう理由をとりあえずつける

本当は誰でもいいからとにかく脱落させて自身の味わった絶望を叩きつけてやりたいという気持ちもあった

そして隙を見せたアリスを狙ったが予想外すぎた


ミナエル「(ま、まさか……バレて……!?)」

アリス「スノーホワイト……スノーホワイト……いいにおいだった…………可愛かった」


頬のあたりにズリズリと押し付けられ、擦られる。カウパーが付き、ミナエルは顔を青くした

変身したとはいえ顔と胴体と手足のあるぬいぐるみだからミナエルの感覚器官もそれに準拠する。胴体から顔にかけて押し付けられたペニスのにおい、感触すべてを味わってしまうのだ


アリス「うっ」

ミナエル「(ぎ゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!)」


アリスが射精した。青臭い精液があまさずぶっかけられ、全身がベトベトになる

ミナエルはぬいぐるみに口が無いことを感謝した


アリス「っ、誰……?」

ミナエル「(や、やば……バレるバレる!)」

アリス「…………………………気のせいか」

ミナエル「(ふぅ……)」

アリス「ふぅ」


アリスが変身を解く。まだ中学生くらいの少女だった

なんだガキかと心の中で口角を上げるミナエルを撫でると、そのままどこかへ行ってしまった。トイレだろうか


ミナエル「(肌身離さず持ってたから、このままここに居たら洗われる……逃げるなら今かな)」


ミナエルは変身を戻し、イカ臭いまま窓から飛び出した

それから体を洗い、変身を解除してもう1度洗い、また変身してから王結寺へと戻り、スイムスイムにハードゴア・アリス襲撃の話を持ち掛けた


・・・・・・


ファヴ「えっとぉ~、今週の脱落者はかなり多くなってるぽん」

ファヴ「マジカロイド44、カラミティ・メアリ、トップスピード、ユナエル、ヴェス・ウィンタープリズン、シスターナナ」

ファヴ「以上の6名が色んな理由で脱落してしまったぽん。よって今週の脱落者は無し! ということでまた来週ぽん~」

スノーホワイト「ぁ……」


こうしてマジカルフォンを落とすのは初めてではない。ファヴからのお知らせで喜ばしかったことなどないのではないかと思うほどに、魔法少女になってからは絶望してばかりだ

今日は鉄塔には来ていなかった。人助けがてら、砂浜に来てたまたまお知らせがあっただけだ

自分が人助けをしていた裏で、多くの魔法少女が脱落した。メス堕ちか、射精できなくなったのか、どちらにしろ誰も彼もがオナニーのしすぎで自滅するわけがない


スノーホワイト「もう、嫌だ……」


今週もキャンディーの数はトップだった。また陰茎が大きくなる今週だけで長さは20cmを超えた。太さだって指が回らないのに

こんな禍々しくて気味の悪いモノ、もう嫌だった。誰かが誰かを犯す。それのどこが魔法少女だというのか。正義の味方ではなかったのか。こんなレイプ合戦をする存在だったのか


アリス「スノーホワイト……」


背後からやってきたアリスの声にも振り向かない

アリスはこうやっていつの間にか近くに居て、相棒のようなポジションに入り込もうとしている。それくらいスノーホワイトにも分かる。迷惑だ

スノーホワイトの相棒はラ・ピュセルだけだった。相棒になりたいのなら何故もっと早く現れなかった。何故ラ・ピュセルをみすみす脱落させた


スノーホワイト「来ないでよ!」

アリス「っ……」


……分かっている。これは八つ当たりだ。もしスノーホワイトがラ・ピュセルに付きっきりだったら、恋人だからと言ってこっそり一緒の寝床に入っていたら、アリスが早く現れて隙を作らせなかったら……たらればだ

だがスノーホワイトに自分の感情を抑制はできない


スノーホワイト「もうこの街に魔法少女なんていない……誰かを助けて、誰かのために、誰かを守る……そんな魔法少女はいない。いるのはただのレイプ魔だけ……」

アリス「いいえ、います」

スノーホワイト「いないよ! いたらこんなことになってない! シスターナナだって、ウィンタープリズンだって脱落した! あんなにいい人達だったのに、トップスピードまで……もう残ってないんだよ、魔法少女なんて!」

アリス「残っています」

スノーホワイト「っ、あのさぁ!」


ドンと突き飛ばし、押し倒した

アリスは意外そうな戸惑った顔をしていたが、自分が何をされるか分かったのか、喜びと期待の混じった少しの笑みを浮かべる


スノーホワイト「っ……!」

アリス「…………」

スノーホワイト「ぁ、ご、ごめん……」

アリス「……続きは、ないんですか?」

スノーホワイト「……」


このまま衝動に任せアリスを犯すこともできる。生えているとはいえ女性機能が無いわけではないのだから

だがそんなことをしてしまえば、他の連中と同じだ。ルーラと、マジカロイドと

愛の無い無責任な行為など、とてもできない


アリス「この街に、魔法少女はまだいます」

スノーホワイト「……」


せっかく落ち着いた心がまたフツフツと泡を立てた。煽ってるのかコイツは

スノーホワイトは心に浮かんだ罵詈雑言をアリスに叩きつけ、最後に兎のディルドを投げつけてから帰宅した。アリスから貰った物など、持っていたくはなかった

アリスが寂しそうな顔をしているのを見ようともしなかった


・・・・・・


鳩田亜子は困っていた。大切にしていたぬいぐるみが無い。同居している叔父や叔母に聞いても知らないという

どこで無くしたのだろう。ちゃんと部屋に置いておいたのに。そういえば最後にスノニーをして洗おうと思ったら無かったような……夢中になりすぎてどこかにやってしまったのか


亜子「はぁ……」

「見つけたら言うから、学校行ってらっしゃい」

亜子「うん、お願い叔母さん」

「亜子ちゃんが物を大切にするのは分かってるから、きっと物も答えて見つかってくれるわよ」

亜子「だといいなぁ」


困りごとはもうひとつあった。それは父と母に面会を拒絶されたことだ。今までは定期的に刑務所と精神病院に通っていたのに、それもできなくなった


「もう、会いに来ないでくれ」

「もう、来ないで……」


父は生粋のレイプ魔だった。近所の路地裏に女性を連れ込みレイプすることが生きがいだと知ったのは彼がブタ箱にブチこまれてからだ

母はその被害者の1人で、運命のいたずらで結ばれたといっても過言ではない女性だった。レイプされて心が壊れ恋が始まり、父に付きまといついに籍を入れるまでに至り、結婚後も出産後も夫のレイプ癖を直そうとも咎めようともしなかった

そんな生活が亜子が中学生になるまで娘に気付かれずに続いていたのは奇跡といえよう

父は「女がレイプできないなんて地獄だ」と、母は「あの人のいない世界なんて……」と、2人の世界に亜子は存在していなかったのだ

父が捕まってからすべてが明るみに出た。事件の内容が内容だが、人の口には戸が立てられない。亜子の父がレイプ魔で母親もレイプされて亜子を生んだという噂は近所――学校にも広まった


「アイツの父ちゃん、レイプ魔なんだってよー!」

「レイプってなんだ?」「無理やり女とセックスすることだよ!」


肩身が狭かった。引き取られた叔父宅では優しくされたが、やはり迷惑をかけてるのではと思わずにはいられなかった


亜子「はぁ……」


今日も憂鬱な学校だ。降り注ぐ雨が心の雲を増やしていく

足もとばかりを見て歩いていた。人にぶつかりかけた。危ない危ない、ちゃんと前を見て歩かねば


亜子「………………?」


通学路の人ごみの中に、変わったものがあった。黄色いレインコート、それ自体は不思議ではないが、他の中学生達と違って頭一つ大きい。まぁそれも身長の高い生徒だと思えば不思議ではない

そのレインコートは、人の流れに逆らうように逆方向を向いていた。亜子をじっと見つめていた


「ハードゴア・アリス……」

亜子「…………っ!」


亜子が気付いた時にはもう遅かった。そのレインコートは薙刀のような物を持ち、人ごみを器用に分け、亜子に殺到する。周りの人間はソイツのことが見えていないかのように見向きもしない

魔法少女の認識阻害だ

亜子は背を向けて逃げ出そうとしたが、薙刀で斬られワンピース型の制服が弾け飛んだ

下にもう1枚スカートをはいているわけでもなく、亜子はワイシャツに下はパンツに学生鞄を背負うという変態ルックになってしまう


亜子「っ、うううっ!」ダッ

「えっ!?」「お、おい今の見た!?」「痴女!?」


亜子は耳まで真っ赤にし、さしていた傘を投げ駆け出した。このままでは公衆の面前で剥かれ、犯される

あの武器はただの武器ではなかった。一瞬背中をバッサリ斬られると思ったがそんなことはなくて安心した


亜子は走った。なるべく人目を避けるように、路地裏や道ではないところ。土地勘をフルに働かせた

そして辿り着いた。どこかも分からない場所へ


亜子「はぁっ、はぁっ、はぁっ……! ここは……」


夢中になってとにかく人に見られない場所を走ったら迷ってしまった。後半「こっちなら人がいなさそう」とやみくもにルーティングした結果だ

だが幸い、人通りはまったくない。とにかく変身していつ襲撃されてもいいようにしよう。襲撃者がこのまま一太刀で諦めるとは思えない

変身さえすればどんなに射精しようとイカされようと回復する。オマケにマグロのアリスなら長期戦に持ち込み、疲れた相手を返り討ちにできるという強みがある。変身さえすれば、負けることはない

マジカルフォンを取り出し――手を掴まれた


亜子「えっ?」

スイムスイム「……」


その時、亜子は見てしまった。スイムスイムの目を

朝方、どこに行っていたかも分からない父親が帰って来たとき、亜子はたまたま起きていたことが何度かあった。そのときに見た父親の目、あの頃の亜子には正体の分からなかった濁った目と同じ――

レイプ魔の目だった


動揺して一瞬だけあっけにとられた。人間にとっての一瞬は魔法少女にとっての数秒に値するほどの隙だ。その一瞬でスイムスイムは亜子の魔法の端末を奪い、薙刀を振るう。ワイシャツが吹き飛んだ

なんとか逃げようとし、背負っていた鞄をスイムスイムに投げつけたが、それは彼女に当たることなく、後ろへとすり抜けた。その間にもう一太刀いれられ、ついに亜子は靴とソックスを残しすべての衣類を失った


亜子「ひ、いや……!」

スイムスイム「大丈夫」

亜子「え……?」

スイムスイム「ルーラもウィンタープリズンも、変身が解けても裂けなかった」


亜子の目に勃起し自らの臍を叩く陰茎が見せつけられた


冷たい壁に押し付けられ、片足を持ち上げられた。片手で足を持たれ、もう片手を腰に添えられる抵抗ができない。魔法少女は力が強い

それに変身前なら魔法少女は魔法少女に暴力が振るえる。いつ首を折られても不思議でない状況に、亜子は見開かれた目から涙を流した

あらわになった毛の生えていない割れ目にソレがあてがわれる。どう見てもサイズが合っていない。スイムスイムの巨根を受け入れられると思えない


亜子「む、無理……ほんとに、無理、だから……!」

スイムスイム「可愛い。お姫様みたい……」


亀頭が入りかける。既に痛い。濡れていないのだから当然だが


スイムスイム「……今度は全然入らない…………」

亜子「ぬ、濡れるわけない……あなた、なんかに……!」

スイムスイム「ミナエルが言ってた。濡れてない相手にはキスしたり胸を揉んだり指でいじれって」

亜子「え、ンッ!?」


不意にキスをされた。乱暴に舌が口に侵入し、歯をスリスリと擦ってくる

腰に添えられた手は胸へとあてられ、ふにふにと揉まれた。「ルーラと同じ」などとのたまう声の意味はよく分からない

前戯のつもりだろうが、全然気持ちよくない上に不快感しかない


スイムスイム「どう?」

亜子「なにが……っ」

スイムスイム「……じゃあ、こっち?」


胸から移動した指がピッタリと閉じた割れ目を這う。今度はただ気持ち悪いというわけにはいかなかった

プニプニと触られ、少しだけ突出した陰核に当たると少しだけ体がビクビク震える

雨で濡れた指が割れ目に侵入し、スリスリと外側を責められ、ついに穴へと入った


亜子「ぁ……く……っ!」

スイムスイム「狭い……」


第二関節まで入る。痛みを感じた。当然だ、中学1年生の体は性行為をする適正年齢には早い

すぐに膣奥へとたどり着き、グリングリンと動かされると喘ぎ声ではなく痛みによる声が出た


スイムスイム「濡れて」


まったくもって勝手な言い分だ。だが膣内は彼女にとってもいいように出来ている。膣内が傷付かないよう、潤滑のために愛液が分泌されるのだ。感じていなくても、濡れてくる


スイムスイム「濡れた……」

亜子「うそっ、嘘……!」


スイムスイム「もう入る………………でも、こっちも気になる」


1度解放された。が、すぐに立ち膝にされた

視点が下がり、陰茎が目の前に来る。何をさせられるか、なんとなく分かってしまった

分かった途端に怖くなる。だがスイムスイムはやらせる気だ。亜子の口に亀頭をあてがい、強制的に挿入した


亜子「ご、が……っ!」

スイムスイム「ん……歯が当たって、ちょっと痛い……ユナエルはこれが好きだったの?」

亜子「ンーーーー! ンーーーーー!!」


息ができない。急に口内の空間を占拠され喉まで塞がんとする陰茎に気道すら奪われ、パンパンとスイムスイムの足の付け根を叩くと意思が伝わったのかズルリと粘性のある唾液が付着したモノが抜かれた


亜子「ゲホッ、ゲホッ! う、ゲホッ、オエェェ……!」

スイムスイム「……全然気持ちよくない…………でも、ユナエルは気持ちよさそうだった。続けたら気持ちよくなる?」

亜子「む、無理……む、ぐぅぅぅ!!」

スイムスイム「歯、当てないでね」


無理な注文すぎる。やめて、やめて

そんな声は出ない。出るのは自分でもおかしな声だけだ

ズリ、ゴリ、ググッと何度も出し入れされ、陰茎がブルッと震えるのと共に太さを増すのを感じた


スイムスイム「んっ……あ……意外、と……」

亜子「(ま、まさか……!)」


予想は的中した。最後に根元まで咥えさせようとスイムスイムが亜子の頭を掴んだままに腰を突き出し、喉を圧迫したペニスから精液が出るのを感じ、亜子は白目をむきかける


食道に当たり、胃にドボドボと溜まっていく精液の存在を認識しながら、亜子は自分の臍の下が疼くのを感じた


亜子「っ、ゴホッ、ゴホッ、エェェェ……!」


魔法少女の精液や愛液は媚薬になる。それを一滴残さず摂取した。それは未成熟な亜子ですら、飢えた肉壺へと変えるほどに


亜子「ぁ、っ、く……!」


疼いた。疼いてしかたなかった。自分で触ってしまいそうなほどに股とその奥が疼く

スイムスイムのペニスは衰えていない。準備万端だと言わんばかりに既にカウパーが溢れている

今度は壁に手をつき、立ちバックの体勢になった。今度こそペニスがズズズと挿入される


亜子「ふ、ぐ……」

スイムスイム「っ、狭い……一番狭い……」


愛液に満ちた膣内であっても、スイムスイムのソレは規格外だ。もう挿入を諦めるか、強引に最後まで挿れるかしかない。そしてスイムスイムが前者を選ぶはずも無く――


スイムスイム「……っ!」ズッ

亜子「あ、ぐ、おぉぉぉ……ぁぁ……っ!!」


ズドンと思い切り腰を突き出された

無理やり膣を開き、抉り、根元までミチミチと入り、破瓜なのか裂けたのか分からないが血が出て、亜子の下腹部が異様な膨らみを発生させる


スイムスイム「狭すぎ……」

亜子「ぁ…………」


ついに白目をむいた。意識が遠のき、雨の冷たさすら感じなくなる間際に現実に戻される

スイムスイムが動き始め、グポ、ガポと音がする

最早暴力と言える行為の中に快楽を感じそうになったのを亜子は媚薬のせいだと思わずにはいれらなかった


亜子の目に兎のディルドが入る。鞄を投げつけた時に中から出てきたのだろう。今はアスファルトの上で雨に濡れている

スノーホワイトの顔が浮かんだ

すると罪悪感と同時に言い訳がましい言葉が心の中に溢れた


亜子「(も、無理…………これ、おかしいよ……)」

亜子「(だってぇ、気持ちよく、なって、きて……)」

亜子「(私の、オマンコ……嘘みたいに、開いて、ぇ)」


魔法少女は変身前であっても淫乱になってしまうのだろうか、いや違う、これは精液を飲んだせいだ、膣内に出されたせいだ

そうじゃないとこの気持ちよさは説明できないはずだ。痛いのに苦しいのに辛いのに

だめだ、このままでは堕ちる。堕ちてしまう


亜子「ぁ、あっ、っ……あ、っ……!」


スイムスイム「っ……!」


腹の膨らみが増した気がした。スイムスイムが射精したのだ

ビュルビュルと吐き出され、溜まり、逃げ道は外か子宮口のみ

諦観と快楽が襲い掛かる。精液の媚薬効果は想像以上に効いていた。下手をすればメス堕ちだってありうる

亜子は既に初潮を迎えている。妊娠だってする。魔法少女の精子が人間の卵子を殺すために子供は出来にくいというのが唯一の救いだった


亜子「えへ、えへへへ……へえへぇ……」

スイムスイム「もっと……」


自然と喘ぎ声と笑い声の混じった物が出た。多分、自分はここまでなのだろう


亜子「(スノーホワイト…………せめて……会い、たい……)」


作り物である兎のディルドが光り、先端から何かが飛び出すのが見えた


・・・・・・


『スノーホワイト……』

小雪「っ、誰!?」


小雪は自室で、変身していないというのに心の声を聞いた

幻聴だったかもしれない、が、あまりに生々しい

そして、頭の中にある場所が浮かんだ。ここは、どこだっけ。N市のどこかだった気がしないでもない

不思議だ。呼ばれている気がする。誰が呼んでいるのかは分からない。だが、困っているなら助けたい

小雪はスノーホワイトに変身すると、雨の中に飛び出した


・・・・・・


スノーホワイト「ここ、なの? なんとなく、ここだという確信がある……」


そこは路地裏だった。人通りはまったく無い

だが異質だった。雨のにおいに負けないイカ臭さがあった

においを辿ると1人の女の子が裸で仰向けで倒れていた。そこは雨で薄まった精液だまりが出来ていて、その女の子の股からは血と精液が混じったピンク色の液体が出ている


スノーホワイト「うっ……酷い……って、この子……あの時鍵をなくして困ってた……」

亜子「ぁ………? スノー……ホワ、イト……?」

スノーホワイト「えっ……どうして……あなた、魔法少女なの?」

亜子「…………」ガクッ

スノーホワイト「ど、どうしよう……こんなところに放置もできないし……このままじゃ風邪も……」


スノーホワイトはとりあえず落ちている鞄とぶちまけられた中身を拾い、亜子を自分の家へと連れて行くと親にバレないように風呂に入れ、体を洗ってやった


その日の夜、亜子は目を覚ました


亜子「(……ここ、どこ……?)」


知らないベッドに寝かされ、知らない天井がまず目に入り、知らない家具が知らない部屋にあった

記憶を探ると、スイムスイムに犯された光景が蘇って吐きそうになった


小雪「よかった、気付いたんだ」

亜子「………………スノーホワイト?」

小雪「え、分かるの?」

亜子「面影が……」

小雪「そうなんだ……あなたは、アリス……だよね。この兎の……落ちてたし」

亜子「はい……」


気まずい空気になった。だが亜子にはやらねばならないことがある。伝えなければ。自分の思いを

この街の魔法少女はいなくなってなんかいない。スノーホワイトがいる。あなたが、この街の最後の魔法少女だ。どうか悲しまないでほしい。この街の魔法少女を消さないでほしい

その思いを吐露し、小雪は戸惑いながらも受け取ってくれた


亜子「多分、私は……もうここまでですから、どうか……」

小雪「そんな、なんで? だってアリスはどんなに射精しても……」

亜子「メス堕ち、です……私、スイムスイムに負けたんです……いっぱい射精されて、子宮にいっぱい出されて、気持ちよくなって……」

小雪「スイムスイム、が……? 変身前の状態のまま、犯されたっていうの……!?」

亜子「はい。でもよかった……あなたに会えて。鍵を無くした私を助けてくれて、私に救いをくれた……生きる希望を与えてくれた、魔法少女……」

小雪「そんな、私はそんなんじゃ……」

亜子「私は犯罪者の娘なんです……父にも母にも、もう会いたくないと言われて、この世にいる資格なんて無いと思ってました。けど、あなたのお陰で、私は生きようと思えた。あなたに会いたくて、あなたの役に立ちたくて……魔法少女になれて、嬉しかった。あなたに会えて、嬉しかった」

小雪「…………」

亜子「…………スノーホワイト、私の最後のお願い、聞いてくれませんか?」


亜子はスノーホワイトが回収していた魔法の端末を返してもらうと、変身し、服を脱いだ。小雪は淫紋の刻まれた彼女の裸を見て察した


アリス「お願いします……私、反応無くて、ちんちくりんで、気味悪い肌の色で、あまり気持ちよくなれないかもしれませんが……」

小雪「でも……」

アリス「全部忘れちゃうんだと、思います……けど、最後に、思い出だけ、欲しいんです……心が忘れても、体が忘れないよう……お願いします。私に、刻んでください……」


小雪はスノーホワイトへと変身し、服を脱いだ。恥ずかしかったが、向こうも脱いでいる以上こちらも脱ぐのが筋ではとなんとなく思った

アリスがベッドの上で脚を開き、ペニスの下にある女性の象徴を手で広げる


アリス「ありがとうございます……私、穢れてるのに……あなたと、こういうことをする資格は無いと分かっているのに……」グスッ

スノーホワイト「ううん……アリスこそ本当にいいの? 私、その……すごく大きいんだけど」

アリス「長いのも大きいのも、経験済みです。それに、あなたを犯すことはできないから……」

スノーホワイト「……ごめんね、私、処女で……その、奪われる度胸も無いの……あげたかった相手も……もう……」

アリス「よかった……あなたは穢せない。そのままでいてください」


アリスのそこはもう濡れていた。「濡れてる……」と言うと「あなたに犯されると思うと……」と返してきた

おそらくスノーホワイトの陰茎はメアリのより長くスイムスイムのより太い。今週の更新で既に腕並に太くなってしまった

正常位でおそるおそる亀頭を挿入し、竿部分も沈めていく。狭い。下腹部の膨らみ具合でどこまで挿入されたかが分かるのは見ていて不思議な光景だ


アリス「大きい……スイムスイムより、ん……っ、あ……っ」

スノーホワイト「だ、大丈夫?」

アリス「おかしい、です……いつも、声、出ないのに……」

スノーホワイト「魔法が消えてるから?」

アリス「私の魔法は消えたでしょうが、マグロなのは元々…………もしかしたら、大好きなあなたが相手だから……」

スノーホワイト「っ、アリス!」

アリス「んっ! もっと、もっと動いてください。好き、好き……スノーホワイトっ」


結合部の上ではアリスの陰茎がピンと勃ち、震えている

覆いかぶさったスノーホワイトの腹とアリス自身の腹に挟まれ、アリスに膣以外の快楽も与えていた


アリス「っ、う……っ!」


先に射精したのはアリスだった。ビュルビュルと精液が飛び、2人の胸を汚していく


スノーホワイト「きゃっ!?」

アリス「ぁ、す、すみません……」

スノーホワイト「…………」


謝る必要なんてない。その意味を込めて動きを再開した

1度イッたアリスは喘ぎ声を隠そうとせず――それでも小さな声だった――膣を締め付けてくる


スノーホワイトにも限界が訪れた。抜こうとしたがアリスの足が腰に絡みついて離さない。駄目だよと言ってもアリスは首を横に振るだけだった

体は正直だ。ラ・ピュセル以降手でしごくだけで何にも挿入していないペニスはやっと獲物を見つけ、種を植え付けることに歓喜し精液を吐き出す


アリス「ぁ、ああっ、あぁぁぁぁ……!」

スノーホワイト「まだ、出る!」

アリス「いいんですっ……いっぱい、いっぱいください……! もっと欲しい……あなたの……ああっ、嬉しい……赤ちゃんの素……」

スノーホワイト「っ……!」

アリス「赤ちゃん、出来ても……大丈夫っ。あなたが望めば産みます、あなたが拒めば堕ろしますっ」

スノーホワイト「だ、だめだよ!」


とはいっても1度出してしまった。今まで隠そうとしてきた欲望が命じるまま、結局スノーホワイトはそのまま5、6回アリスの小さな体へとぶちまけた


・・・・・・


小雪「………………ん……」


ベッドには残り香が残っていた。スノーホワイトとアリスの雄と雌のにおいが

これは親にコッソリ隠れて洗わなくてはならないだろう。おねしょしたのかとからかわれても、どんな名誉と引き換えにしてでも守り抜かねばならない秘密だ


小雪「…………ファヴ、アリスは……」

ファヴ「娼館に送られたぽん」

小雪「………………そう……」


多分、今自分は悲しんでるんだと思った

アリスの伝えてくれた思い、言葉。忘れたりなんかしない。たとえ誰かを犯すことになっても、誰かに犯されることになっても、自分だけは魔法少女でいよう。強く優しく、誰かのために。そんな魔法少女に


・・・・・・


颯太「おっ……お、おお……っ!」

クラムベリー「どうしました? アナル気持ちいいですか?」

颯太「だ、れがぁぁ……っ」


颯太は今日も今日とて調教されていた。今日はペニバンで犯されている

この生活にも少しの変化があった。クラムベリーに泣きついてから颯太は状況を素直に受け入れ始めた。今まで来ていた服も洗濯してからは部屋の隅に畳んで置いたままだ

基本的にこの小屋の中では女性用のネグリジェを着ていた。透けた布地は颯太の体を隠すどころか、より煽情的な見た目にさせ、クラムベリーを興奮させる

パンツも女性用だ。しかも布面積が少なく、颯太の小さいモノすら隠すことができないほどの


颯太「だ、だめっ、イク……また、イクからぁ!」


情けなく射精した。クラムベリーのペニバンに犯されて数時間、4度目の射精だった


クラムベリー「ふぅ……今日はここまでにしましょうか」

颯太「う、ん……」モジモジ

クラムベリー「どうしました?」

颯太「…………なんでもない……」

クラムベリー「正直に言いなさい、颯太」

颯太「っ……も、もっと……」

クラムベリー「もっと?」

颯太「もっと、シてほしかった……から……」

クラムベリー「…………」ニコッ


颯太の嬌声がふたたび響き始めた


クラムベリー「やれやれ、これでは調教になりませんね」

颯太「うう……(ぼ、僕は何をしていたんだぁぁぁ……! じ、自分から……なんて……)」

クラムベリー「まぁ、今までの成果と言うべきですかね」

颯太「も、もう寝る!」

クラムベリー「今日も添い寝しましょうか」

颯太「い、いいよ別にっ」

クラムベリー「分かりました。では私は出かけてきます」

颯太「えっ……」

クラムベリー「寂しいですか?」

颯太「…………うん」

クラムベリー「ではどうしてほしいですか?」

颯太「…………添い寝、してほしい……」

クラムベリー「ふふっ、最初からそう言えばいいのですよ」

クラムベリー「(心まで完璧に堕ちるまで……あと少しといったところでしょうか)」


翌日の夜、颯太はここに来て初めての外出許可をいただいた

たまには外の空気でも吸ってリフレッシュしたいだろうという言葉もいただいたが、疑問を生じさせずにはいられない


颯太「なんで今更?」

クラムベリー「今まで壁尻や首輪で全裸散歩しかしてきませんでしたからね、それにあなたはもう逃げ出したりしないでしょう」


耳元でささやかれ、蕩けた

顔を赤くし、大げさに「近いよっ」と引き剥がす


クラムベリー「ここをこんなにしておいて、拒むのですか? 帰ってきたらまたお楽しみの時間ですよ」


固く勃起し女性用パンツから頭を出した陰茎を撫でられ、透明な汁が出てくるがおあずけをされた。颯太は静かに小さく首を縦に振ると着ていたネグリジェを脱ぎ、久々に畳んでいた私服に腕を通し外に出た


魔法の端末も渡され、いつでもラ・ピュセルに変身できるようだ。試しに変身してみると、いつもと変わらない美しい魔法少女になる。淫紋も服で隠れているため、脱落者だとは分からないだろう

魔法は無くなったのだろうか。ファヴ曰く魔法が完全に無くなるか極限まで弱くなるかは運らしいが、どうやらラ・ピュセルは運がいい方だ

剣は出た。普段から使っている大きめな両手剣のサイズの物が一振り

サイズを変えようとしたができなかった。どんなに念じても剣はうんともすんとも言わない

試しに木を斬る。刃が幹に食いこみ、そこで止まった


ラ・ピュセル「あれっ、ふっ、ぐっ!」


力を込めたら剣が折れた。慌てて食いこんだままの刀身を木から離し、まじまじと見る。脱落する前と違い、とても頼りない

まさかと思いその刀身に少しの力を込めるとこれまたパキンと折れた。これではとても魔法少女との戦闘では使い物にならないだろう。まぁ魔法少女同士が戦闘になることはないが


ラ・ピュセル「剣の大きさが変えられない上に、強度はハリボテ並かぁ……」


街に出て困っている人がいないか探した。身体能力はそのままだ。家と家の間を八艘跳びのように行き来することもできるし、車を持ち上げることだってできる

今夜という短い間だけ、また魔法少女をやれる

まだ深夜というには早い。人通りもある。ということは困っている人がいる

スノーホワイトと組んでからは彼女がレーダーになってくれていたために楽だったが、やはり久々のソロ活動は効率が悪化する。コンビでいた頃なら10人は助けられる時間にまだ3人しか助けられていなかった

とはいえ人を助ける度に得られる充足感は変わらない。颯太が思い描く高潔な騎士魔法少女ラ・ピュセルが蘇った


ラ・ピュセル「(……クラムベリー、何してるかな)」


が、心はすっかり娼婦だった

人助けをしながらも帰ったらどういう風に犯してくれるのか、気になり、楽しみににしている

その思考をすることすら、颯太には不自然に感じなかった


深夜まで人助けをして、日付が変わった頃に山小屋へと戻る

その道中、森の中に人影を発見した


ラ・ピュセル「(こんな時間に、こんなところに……? 迷ったのかな)」


声をかけようと近付き、声をかけてはいけない相手だと分かった


ミナエル「ホントにこっちで合ってるの? 文明の気配しないんですけど」

スイムスイム「会ってる」

ラ・ピュセル「ッッ!」

スイムスイム「……?」

たま「どうかした?」

スイムスイム「……ううん、気のせい。早くクラムベリーのところに行こう」


急いで身を隠し、やりすごした。だが、あれはどういうことだ

考えればすぐ分かる。クラムベリーは身分を隠しながらも参加者だ。スイムスイムが物騒な物を手に持って彼女のところへ行くということは、決まっている


ラ・ピュセル「(クラムベリー……!)」


駆け出し、別ルートで山小屋へと戻った。小屋の中にはクラムベリーが変わらずピアノを弾いている


ラ・ピュセル「クラムベリー、スイムスイム達が!」

クラムベリー「ええ、分かっていますよ。呼び出したのは私ですから」

ラ・ピュセル「なんで……」

クラムベリー「向こうが会いたいと言ってきたものですから。私を脱落させようという算段でしょう、スイムスイムは既にルーラとウィンタープリズン、トップスピードを手にかけています。ああ、間接的にはシスターナナもですね」


列挙された名前を聞いて、ラ・ピュセルは驚愕した

知った名前、親しかった名前が出てきたのだ。クラムベリーの言うことが本当なら、もう彼女達はN市にいない


クラムベリー「安心してください、スイムスイム達が何をしようとも、私には勝てません。ですがあなたを人質だなんだとされるのは面倒なので、少しの間この小屋を離れてください」

ラ・ピュセル「え、でも……」

クラムベリー「どうかしましたか?」

ラ・ピュセル「約束……帰ったら、するって……」

クラムベリー「…………ふ、ふふっ、大丈夫ですよ。終わったら呼びます。適当に街でブラブラしててください」

ラ・ピュセル「うん……」


クラムベリー「あと、これを」

ラ・ピュセル「これ、端末じゃないか」

クラムベリー「私のです。普段はマスター用端末を使っててこっちは滅多に使わないので、差し上げます」

ラ・ピュセル「なんで今?」

クラムベリー「おあずけにしたお詫び、的なものですかね。信頼の証ですよ」


ラ・ピュセルには信頼という言葉が嬉しかった。何故嬉しいのか、それは本人すら忘れた


クラムベリー「3人も堕とすのだから時間がかかるかもしれません。その間お暇ならその端末からメルヴィルという魔法少女を呼んでください。彼女ならすぐ駆けつけて相手をしてくれますよ」

ラ・ピュセル「うん、分かった……」


もうスイムスイム達が来るから早くと言われ、ラ・ピュセルは小屋を出て再び街へと向かった


クラムベリー「さて、私も少し散歩しましょうか」


スイムスイム達は小屋にたどり着いたが中に誰もいないことを見るとすぐさま散開して森を捜索した

クラムベリーはすぐに見つかった。たまが発見し、ミナエルと共に尾行し、スイムスイムに報告する

スイムスイムは精液がドバドバ出る薬を飲むとすぐさま森へと入っていった


クラムベリー「………………」スタスタスタ

たま「(あれがクラムベリー……)」

ミナエル「(アイツも脱落させる……私は隠れて隙を見て……)」

クラムベリー「(……羽音が消えた。まずはあっちの犬から……)」


クラムベリーは音を自在に操る魔法を使う

音とは空気の振動により起こる現象だ。それを紐解き、クラムベリーは音――つまり振動を操れる魔法を持っていた

振動は空気を伝い、物から物へと伝う。強い振動、例えば衝撃だけで物を破壊する振動などは直接触れるか数cmくらい近寄らねば伝えられないが、そんな破壊目的でない振動なら離れた場所に居ても伝えられる


たま「ん……っ?(なんか、股間に変な感じが……)」


たまの位置は既に把握している。振動と音を操るということはアウトプットだけでなくインプットにも長ける。クラムベリーは足音のしない者相手でも呼吸や心音からその存在がどこにいるか分かるほど察知できる特技も持ち合わせていた

そしてそれは、透明外套を被ったたまでさえも例外ではない


クラムベリー「(生えてますね。ではまず、動けなくしましょうか)」

たま「ひっ!? あ、ぁ、っ!? あああぁぁぁぁぁっ!?」


振動をたまの股間に伝わせ、巧みに操り、たまの陰茎を射精へと導いた

突然のことに困惑したたまが声を上げ、腰を抜かしながらも穴を開けてそこから逃げる


クラムベリー「(逃げた……まさに負け犬か)」


ならば次の獲物だ。羽音はしなくても心音は聞こえる

しばらく歩き、とある岩の目の前に立った


クラムベリー「そうですね、最速堕ち記録狙ってみますか」


岩に触れ、振動を流し込んだ


肩で息をしながらスイムスイムと合流したたまは、森の中から聞こえる絶叫にも似た嬌声を聞いた


たま「今の、ミナちゃん!?」

スイムスイム「たま、なんか精液のにおいする」

たま「えっ!? あ、こ、これは……」カァァ

スイムスイム「行こう。たまも薬持って」

たま「えっ」

スイムスイム「生えてるんでしょ?」

たま「わ、分かってたんだ……」


2人で森を歩くと、そこにはミナエルがいた。正確にはミナエルの変身前の大学生くらいの女性がいた


たま「み、ミナちゃんなの……?」

美奈「ぁ……」


虚ろな目にピクピクとした四肢。そしてむわりと薫る雌のにおいからすべてを察した

ミナエルは脱落したのだ


スイムスイム「…………たまは逃げて」

たま「えっ?」

スイムスイム「後ろにクラムベリーがいる」

たま「ええっ!?」


スイムスイムはすぐにたまを逃がすべきだと判断した。自分が気付いた後ろの気配を感じ取れなかったたまはとてもクラムベリーに勝てるとは思えない

リーダーは部下がいてこそ成り立つというルーラの言葉を思い出す。ミナエルが脱落した以上、たまが最後の部下だ。失うのは惜しい


スイムスイム「分かった?」

たま「で、でもスイムちゃんは……」

スイムスイム「私は負けない魔法、ルーラもある。大丈夫」

たま「…………」コク


たまが離れてから、クラムベリーに向き直った


クラムベリー「2人がかりの方がよかったのでは?」

スイムスイム「……」

クラムベリー「そこのミナエルなどは随分と早く堕ちたものです。タイムは――」


スイムスイムは最後まで聞かず、地中へと沈んでいった


クラムベリー「あら」


透過魔法を使い、泳ぐように地中を移動するとクラムベリーの足もとから一気に飛び出た

ルーラを振るい、衣服を消そうとしたが、避けられた


クラムベリー「残念でした」

スイムスイム「……」


再び、三度、四度と振るうが当たらない

それどころか胸に手を伸ばされた。透過魔法を使い、クラムベリーの手がスイムスイムに触れることなく背中まで貫く


クラムベリー「なるほど、物質透過……こうした触る事前提の魔法少女同士の争いには、この上ないほど便利な能力ですね」


ルーラを突き刺す。ようやくクラムベリーに当たり、緑色の上着が消し飛んだ

だがクラムベリーの表情は崩れない。それどころか笑っている


クラムベリー「ですが、知っていましたか? あなたの姿が見え、こうして会話ができるということは……」


不穏な気配を感じ、スイムスイムは素早くルーラを戻し、さらに突き出そうとしたが――


クラムベリー「光と……音は透過できない」


スイムスイムは一連の動作を止め、すぐさま跳び退こうとしたが遅かった

腕が突き刺さったままの腹に振動を感じ、そして子宮と膣、ペニスに強い刺激が行く

これは駄目だ、無理だと思う前にスイムスイムは射精した

極限まで勃起したそれがスク水から飛び出し、薬で量と濃さが信じられないほど上がった精液が飛ぶ


クラムベリー「おっと、これは…………ここまで多くなるのですか。500mmほどはありそうですね」

スイムスイム「ぁ……な、に……っ、これ……!?」

クラムベリー「これで終わるとは思わないでください。あなたのことは少し気に入っているんです。4人もの魔法少女を脱落に追い込んだその凶悪なモノがしなびてしまう様を見てみたい。もっと楽しませてくださいね」


それから数十分、スイムスイムはクラムベリーの手や足、振動によって薬の制限時間を超えてもなお何度も射精させられていた

周りの地面には精液だまりが出来、木や茂みにもかかり糸を引いて滴っていた


クラムベリー「衰えませんね……やはりその精力もなかなか」

スイムスイム「ぁ、っ、も、や……!」

クラムベリー「『もうやめて』……そう言ってきた魔法少女を何人も何回も犯したのでしょう? なら自分もされる覚悟をしなくては」

スイムスイム「む、り……」


ついにスイムスイムの巨砲がその固さを和らげた。亀頭が下を向き、精液の量も減ってくる

もう出ないかと淫紋を確認する前に、スイムスイムの変身が解けた


クラムベリー「子供……?」


それは年端もいかない少女、いや幼女というべきほど幼い女の子だった

こんな子供が何人もの魔法少女を犯し、イカせ、挙句孕ませた者もいるという所業を成したというのか

クラムベリーは心の中で歓喜なのか動揺なのか分からない感情を持った

自分のように何年も同じことを続ければ、環境が整えば、あるいは自分よりも――


一瞬だけ頭をかき混ぜた思考は背後の精液だまりを踏むパシャッという足音で打ち消された


クラムベリー「ッ!?」

たま「あああああぁぁぁぁ!!」


背後から押し倒され、固く熱いモノを腿に押し当てられる

不覚を取った。だがこの程度ピンチでもない

そう思ったのだが、亀頭が腿から股へと移動し、パンツ越しに挿入しようとする刺激にすこしピクッとなった。そしてどういうわけか、パンツに穴が空き、その穴が広がり千切れ、地面に落ちた


たま「(パンツ、邪魔……穴……!)」

クラムベリー「(穴、傷つけ……魔法!)」


たま「はぁっ、はぁっ……!」

クラムベリー「(まずい、挿入される前に――)」


遅かった。パンツを取り払った亀頭はにゅるりと膣内に入り、子宮口をつつく


クラムベリー「かっ、うっ……!」

たま「もっと、奥……!」


子宮口を何度も突かれ、クラムベリーは膣内に異変を感じた

亀頭が子宮にめり込んでいっている。何故か、それは先ほどパンツに空いた穴から推察できた


クラムベリー「あっ、ぐっ! ううぅぅ……!」


たまの魔法、いろんなものに素早く穴をあけられる

本人が爪で傷をつけた穴を広げられると思い込んでいた魔法だったが、亀頭でも可能だということに気付いたのはたった今だ

そしてその魔法は子宮口にも使われた

亀頭と竿が入るほど子宮口という穴が広がり、子宮が直接犯される。クラムベリーは子宮姦の痛みと快楽を受けざるを得ない


クラムベリー「ちょう、しに……乗る、な……!」

たま「くひっ、あ、んんんんんんっっ!!」


振動でたまをイカせる。が、それがクラムベリーの失敗だった

たまが絶頂し、射精する量がおかしい。まるで先程のスイムスイムのように


クラムベリー「ぐ、ああぁぁぁぁっ!? こ、れぇっ、薬……の……!?」

たま「ま、まだ、出る、ううぅ……!」


ドバドバという表現に相応しい、ジョッキレベルの精液が出て子宮では飽き足らず卵管すら満たす

モノのサイズほど大したことのないたまならば膣内との隙間から精液が漏れ出すと思っていたが、そうもいかなかった


クラムベリー「ぐ、い、ぎっ……!?」

クラムベリー「(これは、膣が、塞がれてる……!?)」

たま「ぁ、……き、気持ちいい……」

クラムベリー「(コブ、なの、か……っ!?!)」


亀頭球と言われるものの存在を、クラムベリーは知らなかった。犬の陰茎に備わる、精液を逃がさない機能だ

犬をモチーフにしたからなのかたまのペニスにもそれが備わっていた。根元付近の竿がまるでコブのように膨れ上がり、膣内をピッタリと塞ぎ精液を逃がさない

それに加えて薬による大量射精だ。精液の行きつく場所は必然的に子宮になった

卵管や卵巣を襲っても余りある精液が子宮に溜まり、クラムベリーの下腹がバレーボールのように膨らんでいく。それでもたまは射精を止めない


たま「まだ、出したい……薬の効果、まだあるから……っ!」

クラムベリー「っ!? 抜きな、さい……!」

たま「いやっ!」


抵抗しようとする腕を掴まれ、更に思い切り腰を突き出される。クラムベリーの引き締まった尻肉がたまの鼠径部に押し当てられ、ぐにっと歪む

膣内射精されたせいでクラムベリーは魔法少女の精液の媚薬効果をモロに浴びる。膣内と子宮を襲う痛み完全に快楽に変換してしまい、なおも出される精液を受け入れ、子宮が膨らんでいく。内臓が圧迫され呼吸が不自由になることすら気持ちいい


たま「うっ、また……出るぅっ!」


ついにクラムベリーは口から泡と涎を垂れ流しながら絶頂し潮を吹いた


・・・・・・


「…………ん…………?」


坂凪綾名は肉と肉を打ち付ける音で目覚めた。記憶は確かだ。クラムベリーの責めで気絶していた

次に嗅覚が反応した。精液のにおいが辺りに充満している。次いで視覚。目を開けるとたまが一方的にクラムベリーを犯していた


綾名「たま……?」

たま「あっ、スイムちゃん!」


クラムベリーは既に意識を失い、たまに犯されるオナホと化していた。その腹は妊婦のように膨らみ、どれほどの精液を内包しているのかを視覚に訴えてくる

たまは綾名のもとへ寄るべく、ようやく膣内からペニスを抜いた。今まで熱い場所にあったモノが外気に触れる冷やかさにたまは身震いした

引き抜かれ、魔法を使わずともポッカリと空いた膣内と魔法により広げられた子宮口を伝い子宮内の精液がドバッとあふれ出し、精液だまりの面積を広げていく

うつ伏せだったクラムベリーの自重で腹が地面に押されているため、まだまだ出てくるだろう。そんな音を聞きながら綾名は自分の視界が低くなっていることに気が付いた


たま「スイムちゃん、大丈夫? その、もうダメだったりしない?」

綾名「……」


魔法の端末を使い変身した。視界の位置が上がり、落ちていたルーラを見る


たま「でもビックリしたよ。スイムちゃんあんなに幼いのに、その……そういうことに慣れてるみたいで」

スイムスイム「…………」

たま「あっ、お腹に何もないってことは大丈夫なんだ! よかったぁ」

スイムスイム「……」ドンッ

たま「えっ……? どうしたのスイムちゃん」


突如スイムスイムがたまを押し倒し、クラムベリーの隣にたまが仰向けになる体勢になる

たまはそれほど頭がいいわけでもないし察しがいいわけでもないが、薬を飲み、陰茎を突き出してくるという行為に彼女が何をしたいのかが分かってしまった


たま「う、嘘でしょ?」

スイムスイム「足りないの……たま、私、犯したいの……お姫様」

たま「何を言って……」

スイムスイム「本当はクラムベリーを犯したかった。でも、たまがやってくれた。だから、私、物足りない」

たま「やめてよ、スイムちゃん……目、怖いよ……?」

スイムスイム「お願い、たま……」


ペニスがたまの膣に入っていく。たまは痛い痛いと喚くが、スイムスイムはやめようとしなかった

破瓜の血がツーと流れる。それを見たスイムスイムは我に返ったように腰を止めた


たま「スイムちゃん、お願い……ね? ほ、他のことなら……スイムちゃんなら、いいから……」

スイムスイム「…………っ、たま…………!」


逆にそれがスイムスイムの引き金になった

他の魔法少女にするのと違い、ゆっくり、気遣うように挿入が再開される


たま「っ、ぐ……や、やぁ……」

スイムスイム「ごめんなさい……たま、たまのこと好きだから……好きって気持ち、止められない……」

たま「そ、そんな……っ、こと……言われてもおぉ……」

スイムスイム「お姫様、犯す……けど、たまは……違う。たまは、好きだから、やっぱり、こうして……ひとつになりたい」


ついに根元まで挿入され、スイムスイムがたまの唇を奪う。稚拙な舌がたまの舌と絡み、スイムスイムの腕はたまをギュウウと抱きしめている

たま――犬吠埼珠は家族の中で独りだった。唯一優しくしてくれた祖母も他界し、両親や兄弟は学校の成績や運動の悪いたまを「出来の悪い子」として扱ってきた

故に、たまはスイムスイムに過激なまでに求められ、抵抗を弱めていった

たまにとってスイムスイムは友達で、ある種ルーラに次ぐ憧れだった。そのスイムスイムが自分を必要としてくれる。特別なものとして扱ってくれるということが嬉しかった


スイムスイム「たま……っ、気持ち、いいよ……」

たま「んっ、ぁ……あっ、あっ!」

スイムスイム「たまも、気持ちいい?」

たま「うんっ、いい、よっ……スイムちゃん、私……も……」


それから体位を変え、責め方を変え、スイムスイムはたまを犯し続けた

そして精液だまりが増え、たまの下腹部がポッコリとし始めた頃、スイムスイムは自分の目を疑った


たま「ぁ……す、いむちゃん……すき……」

スイムスイム「ぁ…………あ、ああ……っ……」


たまには淫紋が刻まれていた

スイムスイムは自分の行為が恐ろしくなった。淫紋の意味するところはメス堕ち、そして娼館へと送られる

加減ができなかった。自分の手で、唯一残ってくれた部下を失ったのだ


スイムスイム「たま…………いや……」


たまからの返事は無い。満たされたような表情で目を閉じ、失神している

陰茎を抜き、たまの腹を押して精液を出す。ある程度出し終えたところでスイムスイムはたまを自宅に持ち帰り、変身を解きベッドに寝かせた

その場にはいまだにボテ腹のクラムベリーだけが残された


綾名「たま……たま」


いまだに返事は無い。このまま永遠にたまから返事がないかもしれないという錯覚に陥り、綾名は事故を嫌悪したまま眠気に負けた

翌朝、綾名が目覚めるともうたまはそこにはいなかった。娼館へと送られたのだ

綾名にはこの感情が分からなかった。喪失感、怒り、それらの感情がグチャグチャになり――そしてひとつの結論に至った


綾名「…………ルーラが言ってた………………『魔法少女は正体を知られてはいけない』……仕方ないんだ、たまは、私を見たから……」

綾名「だから、犯した……だつらく、させた……仕方ないんだ、仕方ない……ルーラが言ってたから……」

綾名「私は、言う通りにしたんだよ……ルーラ…………」

綾名「私、犯すから……もっと、たくさん……お姫様を、犯す、竿に……」

綾名「犯す……皆、犯す」


・・・・・・


ラ・ピュセル「(やっぱり、人助けをしてると魔法少女って感じがするな……もう魔法少女じゃないんだろうけど)」


丸1日。ラ・ピュセルはクラムベリーからの連絡を待ちながら人を助けながら街を巡っていた。もう脱落者の方が多くなってしまったN市は広く、1日ではすべての地区まで手が及ばない

2日目。やっとかつてシスターナナ達が担当していた地区を全部回った

3日目。マジカロイドやカラミティ・メアリの担当地区を回った。暴力のにおいがした

4日目。いい加減に遅い気がする。魔法の端末に連絡は来ない


ラ・ピュセル「(暇だなぁ)」


クラムベリーの魔法の端末をいじってみる。連絡リストには知らない名前がズラッと並んでいる

メルヴィルという名前を見つけ、メッセージ画面にとんだ

過去のメッセージは無い。毎回削除しているのかただ単に話さないだけか。おそらく前者だろうが気にする意味は無い

クラムベリーは暇なら彼女を呼べ。すぐ来てくれるし急に呼び出すのを気にしなくていいと言っていた。それでも多少の遠慮はある。ラ・ピュセルは中学生なりに言葉を選んでメッセージを送った


『クラムベリーの端末を預かっているラ・ピュセルという者です。もしよかったら会いませんか? クラムベリーの許可は得ています』

メルヴィル『えっ』

メルヴィル『ちょっと今』

メルヴィル『はい』


なんか言いたげなメッセージを連続して送られたが勝手に決着はついたようだ。来てくれることになった


ラ・ピュセル「ふぅ……」


月を眺める。家に帰ることはできない。今更学校に行くこともしない。昼夜問わず人助けをした。今頃他の残った魔法少女は人助けをしているのだろうか。それとも誰かを犯しているのか

スノーホワイトは多分、今でも人を助けている気がする。だから会わないために彼女の地区と自分の担当だった地区には行っていない。行ったところで、会ったところでなにがあるでもないのだろう

会いたくないわけがないが、向こうが会いたくないはずだ


ラ・ピュセル「………………」


心の中の嫌な部分が首をもたげる。夢中になって人助けをすることによって忘れようとしていたのに

寂しい、会いたい、事情を話したい

だがそれをする勇気が無い。彼女は完全にクラムベリーに向かって宣言した。ラ・ピュセルを否定した

罪悪感がある。ラ・ピュセルは誇り高い魔法少女だったはずだ。それが今や調教され開発され、ただのクラムベリーに尻尾を振る雌犬と化している


ラ・ピュセル「(……仕方ないじゃないか。僕は頑張ったんだ。捨てたのはスノーホワイトだ……)」


身勝手な言い訳をして心の平静を保とうとした。ああ駄目だ。足りない

人助けをして気を紛らわせよう


建物の上を伝っていると、自分と同じように移動する人影が見えた。あれは、魔法少女だ


ラ・ピュセル「リップル……?」


そうか。ここはリップルの担当地区だったか

確か、相棒のトップスピードは脱落した。彼女の心中はどんなものか、想像もつかない

スイムスイムにやられたという。殺されたわけではない。犯されたか搾られたか。どんなシチュエーションだったのかは知らない

気付くとラ・ピュセルはリップルを追っていた。リップルは人助けをするわけでもなく、ただ決められたかのように担当地区を回っている


数時間後、リップルが自宅と思わしきアパートのベランダに降り立った

その気は無かったがバレずに尾行した形になり、リップルはラ・ピュセルに気がついていない


ラ・ピュセル「(なんで追いかけたんだろ……懐かしいから? そんなに長い間見なかったわけじゃないはずなのに)」


メルヴィルという魔法少女がいつ来るかは分からないが、ちょっとくらい時間はあるだろう

リップルという知った顔を見るとどこか安心した。あまり話したことはなかったが、妙に親近感すら湧く


ラ・ピュセル「(僕が他の魔法少女に会うのは……ダメ、なのかな。やっぱり)」


クラムベリーはその辺について言わなかった。言わなかったということは別に見られたり会ったりしてもいいということだろうか


ラ・ピュセル「(リップルって普段何してるのかな)」


ふと、少しの好奇心が心に生まれた


窓を開け中に入っていったリップルにバレないよう、コッソリベランダに降り、カーテンの隙間から中を伺った。覗き野郎と罵倒する者は残念ながらここにはいない

中は簡素なワンルームだった。外観通りの部屋と言っていい。そこでリップルは変身を解くことなく布団の上に仰向けに寝そべっていた


ラ・ピュセル「(…………えっ?)」


しばらくして、窓越しに息遣いが聞こえてくる。どこかで聞いたようなリズムの呼吸音。どこかではない、よく聞く。特にここ数週間

そういう時の息遣いは誰しも同じようなリズムだということを知った


リップル「ううぅっ……私、うっ、ううう……」


リップルは泣きそうな顔をしながら自分の分身を手でしごいていた。スノーホワイトのモノに比べれば小さい比較的日本人の標準サイズ的ともいえるペニス。ラ・ピュセルは自身の瞳にそれを映すと自分が生唾を飲んでいることに気付いた

右手を上下運動させ、左手で自分の胸を揉むその動きから目が離せない。ラ・ピュセルはいつしか自分の手を股間へと移動させていた

ぬちゃあという音が耳に入り、思わず下を向く。既に愛液は下着から抜け出し、太腿まで汚染していた


リップル「はぁっ……はぁ、はぁっ……!」

ラ・ピュセル「んっ、く……ぁ……」


人の自慰を見ながらのオナニーは気持ちが良かった。外の風が「誰かが自分を見ているかもしれない」と気付かせてくれるとラ・ピュセルの股はさらに濡れてくる

外でこういうことをするのは初めてではない。調教の中で首輪を付け四つ足で全裸徘徊などもやらされた。無論、変身していてもいなくてもだ

公園で青姦もさせられたこともある。繁華街の路地裏で嬌声を上げさせられたこともある。なんなら適当な男を捕まえて売春しろとも

だから外であっても、抵抗は薄い


ラ・ピュセル「ハァ、はぁっ……ちん……ぽ…………」


先端から透明な液体をプクッと出すソレから目を離せなかった


リップルは相棒を失い1人になっても、パトロールは欠かさなかった。だが、人助けをしていない。ただ機械のようにラピッドスワローから見た光景を思い出しながら同じルートを進むだけの、本当に形だけのものだった

アパートに戻ってからの日課である自慰こそが細波華乃にとってのリップルとなりつつあった。学校でもバイト先でも上の空で、私生活は腐っていた

日課を始めてから数分。既に達しそうだ。精液が尿道を上がってくる感触があり、急いで胸をこねくりまわしていた左手ですぐ傍に会ったティッシュを2、3枚抜き取る


リップル「っ、あっ……!」


呻き声と同時に亀頭にティッシュを押し付け、射精する。射精圧でティッシュが破けないよう、手で押さえながら

ティッシュ越しに精液の熱さが伝わって来た。と思ったらティッシュを丸める前に精液がリップルの竿へと垂れる。いつもより量が多い

いや、「いつも」ではない。正確にはトップスピードが脱落する前だ

リップルの最近のオカズは決まってあの時の光景だった。なす術もなく、トップスピードが犯され、メス堕ちするあの光景。寝取られ趣味に目覚めたとかそういうのではない。ただ、偏袒扼腕しながら快楽に歪んでいく彼女の顔を思い出すと自然と性欲が増してくるのだ。まったく、キャンディーより質が悪いと思う


リップル「…………トップスピード……………………っ、誰だ!」


窓の外に気配を感じた。自分の気配を隠そうともしない気配だ

こんな時間にこんなところに、人のベランダに侵入する。それができるのは筋金入りの変態か、あるいは――

悪い予感がした。今スイムスイムと戦いになれば、勝てるかどうか


ラ・ピュセル「あっ、だ、だめ……いま、は!」

リップル「えっ………………!?」


勢いよくカーテンと窓を開けると、そこには脱落したはずの魔法少女の姿が――およそ人に見せられる姿ではない――あった


リップル「…………」

ラ・ピュセル「…………」


空気が重い。再会と言っていいのかは分からないが、敢えて再会とするなら最悪の再会だ

なにをしていたとは言わない。言っても詮無い

だがまっとうな質問ならできる


リップル「…………脱落したんじゃなかったの」

ラ・ピュセル「う、うん……まぁ」

リップル「………………見てた?」

ラ・ピュセル「う、うん……まぁ」


リップル「…………で、見ながら自分でシてた」

ラ・ピュセル「う、うん……まぁ」


ラ・ピュセルにはそれしか返せない。どれもこれも否定ができない

リップルはそんな様子に業を煮やし、舌打ちをしてラ・ピュセルを部屋へと招き入れた


リップル「…………立ち話もなんでしょ」

ラ・ピュセル「お、お邪魔します」


リップルが自室に魔法少女を入れたことはない。トップスピードでさえ

お茶を出すべきなのか、覗き魔と罵るべきなのか、それさえも分からない。ただ気まずい空気しか作ることができない

見られていたと知った時点で顔を真っ赤にしてくびり殺さなかったのは魔法少女の間で暴力が振るえないからだ


ラ・ピュセル「………………あ、あの! さ……」

リップル「なに」

ラ・ピュセル「トップスピード……は――」

リップル「ッ!」


鬼の形相で睨み、リップルが手を出しかけ、止まる

それはいきなりもっとも触れてはいけない部分に触れる無神経なラ・ピュセルに暴力を振るってやろうとした証だった


ラ・ピュセル「っ、ご、ごめん……」

リップル「…………私の質問に答えて。どうして脱落したはずのラ・ピュセルがここにいるの」

ラ・ピュセル「…………い、色々あって」

リップル「本当は脱落していなかった?」

ラ・ピュセル「いや、脱落は……した」


ラ・ピュセルは恥じらうことなく服を上げ、腹を見せた。そこにはリップルにも見覚えのある紋章が刻まれている


リップル「なら、なんで」

ラ・ピュセル「今は、言えない……かも」

リップル「チッ」


ラ・ピュセルは歯切れの悪い返事をしながら、先ほどの光景を思い出していた

リップルの自慰、濡れた自分の股、射精する様、結局自分はイケなかった

ああ欲求不満だ。火が点いてしまった。こんなときクラムベリーがいたら。いや、魔法少女ならいるじゃないか。竿ならあるじゃないか

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

思考が回る。回る。自分は今、確実にバカになっている。どうしても欲しい。臍の下を埋めてほしい。いつもなら調教の時間だから余計にそう思う

いや駄目だろう。リップルは知己だぞ。友人で性欲処理か? いやそもそも友人という間柄だっけ。ああもう分からないから


ラ・ピュセル「……ねぇ、聞かせてよ。トップスピードはどうやってスイムスイムにされたの?」


リップルを押し倒した


リップル「ッ、な、なにを!?」

ラ・ピュセル「さっき、トップスピードの名前を言ってたでしょ。彼女をオカズにしてたの?」

リップル「関係ないだろ!」


不意を突いたからか、ラ・ピュセルの眼前にはしっかりとリップルのモノがある


ラ・ピュセル「つらいんでしょ? トップスピードとはそういう仲だった?」

リップル「や、やめっ……!」


1度射精したソレは既に柔らかく、口に含むと根元まで丸々咥えることができた

リップルの高い声を聞き、ラ・ピュセルは目を細めて舌を使い陰茎を刺激する


リップル「なんでっ、や、め……っ!」

ラ・ピュセル「ん……はぁっ。僕、変なんだ……リップルを見て、自分でシて、それが欲しいんだ……変になっちゃったんだ。散々変にさせられたんだ。でも、自分でも止められないんだ! さっきはイク前にリップルが止めたし! いけないことだと分かっていても、欲しいよぉ」

リップル「何を……」

ラ・ピュセル「何してもいいからさ、スッキリしてよ。リップルのモヤモヤ、ぶつけて」


リップルのペニスが口の中で硬度を取り戻していくを確認してから、ラ・ピュセルは口を放し、布団の上で衣服を脱いで股を開いた

そして、目の前にいきなり差し出された膳を、リップルは拒めなかった

娼婦のようなラ・ピュセルの顔と、堕ちた時のトップスピードの顔が重なって見えたからだ


リップル「ぁ、う……ぁぁぁぁ……!」


ガバッとラ・ピュセルに飛びつき、固さを完全に取り戻したペニスをラ・ピュセルの愛液が滴る割れ目へと滑らせる


ラ・ピュセル「んっ、あ……っ! リップル、もっと……下だよ。焦らないで」

リップル「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」


リップルの目にはもう理性が無かった。トップスピードが近くにいた悶々とした日々。いなくなってからのやり場の無い溜まり続けるだけの性欲。目の前に差し出された据え膳

何故ラ・ピュセルがここにいるのか。コイツがいるならトップスピードや他の魔法少女ももしかしたら。それらの疑問は1度片隅へと放られ、今はただ、このメスをグチャグチャにしてやりたいという欲求だけがリップルを支配している


ラ・ピュセル「っ、はい、ったぁ……」

リップル「こ、れが…………」

ラ・ピュセル「? リップル、もしかして初めて……」

リップル「っ……!」

ラ・ピュセル「あっ! っ、あはっ!」


確かにリップルはオナホに挿入させられたことはあっても生身相手は無かった。童貞というやつだ

笑いながら喘ぐという器用な真似をする。ラ・ピュセルとはこんな奴だったか。あまり話したことがないからよく分からない。だがスノーホワイトの相棒として、彼女は正しい魔法少女だったはずだ。なのにいつから、こんな顔でこんな声を慣れたように出す魔法少女になった


リップル「(なに、これ……気持ち、よすぎて……っ!)」

ラ・ピュセル「ああっ! これぇ……! 欲しかった、あははっ!」


ラ・ピュセルはといえば、思惑通りにいったことに驚きながらも悦びを素直に享受していた

リップルの悩みの相談に乗ってやりたい。セックスがしたい。どちらも本心だ

特に後者は、今までの調教により、1度火が点いたらもう止められないほどに求めるようになってしまった。もう理性で抑えられるものではない

だから両方とも叶えられるこの方法は既に脱落した自分にこそ相応しい

クラムベリーには無い男根がラ・ピュセルのメスを抉る。それがどうしようもなく気持ちいい


ラ・ピュセル「ほらっ、んっ! 話してよっ。トップスピード、どうやって……っ、堕ちたのっ?」

リップル「っ、うるさい!」

ラ・ピュセル「そんなこと言わずに、さっ」

リップル「うるさい、うるさい! 私の目の前で、スイムスイムに、後ろ、から……くぅっ……!」


膣内で、リップルが爆ぜた。2回目とは思えないほどの大量の精液が膣と子宮口を襲う。ラ・ピュセルはその射精をくらい、絶頂した


リップル「っ、あっ……!」

ラ・ピュセル「んぅぅぅっ……!」


射精しながら、リップルはなおも動き続けた。まだまだ足りないようだ


リップル「くそっ、くそっ……!」

ラ・ピュセル「っ、くひっ!? あ、だ、出しながら……動いちゃ……!」


ブポ、ブポと激しいピストン運動に精液が結合部から噴出する。ラ・ピュセルはイッたまま、体内を犯すペニスを感じていた


リップル「本当は、トップスピードに、こうしてやりたかったんだッ! なのに、なのにぃ……!」

ラ・ピュセル「っ、り、っぷる……」

リップル「くそっ、くそぉ……!」


ラ・ピュセル「……」


リップルは泣きながら動いていた。ラ・ピュセルはその顔を見ると腕をリップルの首に回し、その顔を自身の胸に押し付ける


ラ・ピュセル「悲しいよね……そういうのは」

リップル「っ、グスッ……!」

ラ・ピュセル「僕はトップスピードじゃないけど、満足するまで出していいから、ね」


これは浮気じゃないと言い聞かせる。クラムベリーだって自分以外にも色々手を出していたみたいだし

それに、勝手に他の魔法少女に犯されたから、帰ったらお仕置きされるかもという期待もあった

ラ・ピュセルは――颯太はすっかりクラムベリーと色情に染められてしまっていた


それからリップルはバック、対面座位、騎乗位と様々な形でラ・ピュセルを犯した。ラ・ピュセルもそのすべてを受け入れた


リップル「っ、また……!」

ラ・ピュセル「んっ、あっ……! また、出る? ホントに妊娠しちゃいそう……っ」


妊娠という単語に、リップルの思考がストップした。それはもし妊娠させてしまったらとか責任とか云々などというものではない。半ば自棄になったリップルはいっそ孕んでしまえという念を込めて何度目か分からない射精をした


ラ・ピュセル「おっ……お……! な、にこれ……ぇ……!」

リップル「(子宮の、中……孕め……この……っ!)」


ラ・ピュセルはその射精に違和感を感じていた。子宮口に鈴口をピッタリ押し当てての射精ではない。適当な場所で放たれた精液のはずなのに、それらがすべて子宮口を襲い、狭い穴を通り子宮内部に侵入してきている

まるで子宮を狙った狙撃のような射精だった


射精が終わり、ついにリップルが音を上げる。愛液と精液にまみれたペニスがズルリと抜け、長時間挿入していた膣内はそのスペース分ぽっかりと開いて精液を膣外へと逃がしている。だが、子宮内にある精液だけはいつまでも残ったままだった


ラ・ピュセル「…………もう、終わり?」

リップル「はぁっ、はぁっ…………」

ラ・ピュセル「…………」


まだ朝にもなっていないじゃないか。と思った。クラムベリーの調教は朝まで及ぶことが多かったために、感覚が狂っているのだろうか

まだアナルも責めてもらってない。まだ変身前の姿で掘ってもらってもいない。まだカラカラになるまで精液を搾りとられてもらっていない

そこに少しの消化不良を覚えながらも、ラ・ピュセルは仕方ないなと服を着始めた


リップル「……なんで、こんなことをしたの」

ラ・ピュセル「シたかったから。それに、少しはスッキリしたかなって」

リップル「お前、そういう奴だったっけ」

ラ・ピュセル「……うん、違ったよ。少し前までは」


視線に「聞いてくれるな」という念を込めると、これ以上聞いてこないでくれた

まだ息遣いの荒いリップルを尻目に、ラ・ピュセルは脱いだ衣服と一緒に放ったクラムベリーの魔法の端末が鳴るのを聞いた

メッセージ画面には「来た。誰もいない」とある。どこに来たというのだろうか

「山小屋?」と送ると「そう」と帰って来た


リップル「……スノーホワイトから?」

ラ・ピュセル「まさか。今更スノーホワイトには会えないよ……」

リップル「? どういう……」

ラ・ピュセル「それじゃ、いつか会ったらまたシようか」

リップル「っ……! バカか!」


ラ・ピュセルの中には初めての感覚があった。性行為をした相手はこれで3人目だが、初めて「相手より優位に立ったセックス」をした。どことなくいい気分だ。だが物足りないのはいつものハードな調教のせいなのかもしれない


ラ・ピュセル「(早く終わらないかな……足りないんだ。やっぱり)」


リップルの罵声を背中に浴び、ラ・ピュセルは窓を開け飛び出した。目指すは山小屋だ。誰もいないとなると、クラムベリーはどこか別の場所で3人を堕としているのだろうか


リップルは時間が経ってから頭が冷えてきた。そして顔は熱くなってきた

一時の感情の揺らぎに身を任せ、とんでもないことをしてしまったのではないかと思う

というか、ラ・ピュセルに色々聞くのを忘れていた


リップル「…………でも、なんで……」


色々知っているであろうファヴは呼び出しに応えない

最後にラ・ピュセルが言っていた「スノーホワイトには会えない」とは、なんなのだろうか。親交がなかったとはいえラ・ピュセルはあんなではなかった。あれが本性だとなればそれはそれだが、違うならああなってしまった自分を見せたくないからか

あの言い方からして、スノーホワイトはラ・ピュセルがまだこのN市にいることを知らないだろう。会って教えてあげるべきか悩む

それと、スイムスイムについて何か知っていることがあるかもしれない。リップルの中には、トップスピードが脱落したあの時からスイムスイムへの復讐心がある。藁にも縋る気持ちで弱点とか、なんでもいいから何かないか

とりあえず会ってみよう。スノーホワイトへのメッセージは「会いたい」とだけ打った


・・・・・・


山小屋に戻ったラ・ピュセルだったが、既にいるはずのメルヴィルという魔法少女はいなかった


ラ・ピュセル「あれ?」


メッセージを打つ。「山小屋にいないんですか?」と

「いる」と返って来た


ラ・ピュセル「いないじゃないか」

「おい」


背後から声がかかった。振り向くが誰もいない。おかしい。が、声がする

しばらく目をパチパチさせると、透明だった空間から、まるで溶けていたものが逆再生で元に戻るように人の形が現れ始めた


ラ・ピュセル「いたぞおおおおおぉぉ! いたぞおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

「うるせぇ!!」


機銃弾200発とチェーンガンをフルパックしたような叫び声を出したらその人影に怒られた

彼女がメルヴィルというらしい。見た目はなんかクラムベリーに似ている


メルヴィル「お前がクラムベリーが飼ってる魔法少女か」

ラ・ピュセル「えっ、え?」


特殊な発音すぎて一瞬何を言っているのか分からなかったが頭の中で文字にしてみると分かった


メルヴィル「………………」カァァ

ラ・ピュセル「あ、ええっと! 方言ですね! まぁ新潟だし珍しくないと思いますよ!」


メルヴィル「で、クラムベリーどこだ」

ラ・ピュセル「今頃他の魔法少女と遊んでるんでしょ。暇ならあなたを呼べって言われたから」

メルヴィル「…………」


メルヴィルは「クラムベリーでもないくせにそんな理由でわざわざ呼ぶんじゃねぇ」と目で語っていた


メルヴィル「ハァ……まぁいい。で、何ばすら?」

ラ・ピュセル「何をしようかと言われても」

メルヴィル「……まさか、へっこか……?」

ラ・ピュセル「へっこ?」

メルヴィル「…………なんでもね。敬語もいらねぇ」

ラ・ピュセル「あ、そう?」


ひどく訛りがキツいが、意味不明な単語以外なら大体は伝わる。親戚にも訛りを話す人はいたし、そういう人と話すのは初めてではない


ラ・ピュセル「にしても、クラムベリーはいつ戻るんだろう」

メルヴィル「ファヴもいねぇ……」

ラ・ピュセル「うーん、僕の端末からファヴ呼べるかな」


魔法の端末を使いファヴを呼んだが、結局ファヴは現れなかった

ラ・ピュセルは仕方なく、メルヴィルと適当に山小屋で一夜を明かした


メルヴィル「…………くせぇ」

ラ・ピュセル「えっ?」

メルヴィル「お前、へっこしてきたろ」

ラ・ピュセル「???」

メルヴィル「淫乱」

ラ・ピュセル「(なんでそこだけ流暢なんだよ……というか、この訛りにこの声……どこかで…………)」


彼女がかつてのオフ会で聞いた声だと思い出すのは、互いに終始無言で朝日を拝むことになる時間になってからだった


・・・・・・


ラ・ピュセルとの一夜の過ちの次の日の夜、リップルはスノーホワイトを呼び出した。呼び出しと言っても場所はスノーホワイトが決め、彼女の担当地区にある鉄塔で会うことになっている

昨日のことは思い出すだけで恥ずかしいが、モヤモヤを出しまくったせいか意外とスッキリしている。ラ・ピュセルのあの行動はやはり自分を思ってのことだったのだろうか


リップル「スノーホワイト」

スノーホワイト「リップル。トップスピードは、その……」

リップル「……別にいい。今は1人で?」

スノーホワイト「うん。アリスも、脱落しちゃったから……」


ハードゴア・アリス。ラ・ピュセルを失ったスノーホワイトの新しいパートナーという位置づけが正しいだろうかとリップルは自分で納得した

相棒が2人も脱落すれば陰鬱にもなるか


リップル「(やっぱり、ラ・ピュセルはスノーホワイトの前に顔を見せていない……何故? 相棒だったはず)」

スノーホワイト「それで、話って?」

リップル「ああ、知っていることでいい。スイムスイムのこと」

スノーホワイト「っ……スイムスイム…………」

リップル「弱点とか、せ、せぃかんたい……とか、なにか」

スノーホワイト「それを知って、どうするの?」

リップル「トップスピードの……仇を取る」

スノーホワイト「っ……」

リップル「アイツは……止めないと」

スノーホワイト「やっぱり、そういうこと、するの?」

リップル「他に方法が無い……」


スノーホワイト「……やっぱりおかしいよ。魔法少女なのに、こんな方法しかないなんて」

リップル「私もそう思う。けど、これしか方法が無い。スノーホワイト、アイツのことは……」

スノーホワイト「…………ごめんなさい。なにも知らないの」

リップル「……そう」

スノーホワイト「やめよう、リップル。もうファヴからお知らせがあったじゃない! 皆脱落して、残ったのは私達とスイムスイムだけ……4人以下になった。もう理由が無い。これ以上誰かを無理やり、なんて……そんなの魔法少女じゃない! ただのレイプ魔だよ!」

リップル「…………」


レイプ魔、人として不名誉すぎる称号だ。まだ人殺しの方がいいとさえも思える

ましてや魔法少女。夢と希望の存在がレイプ。イメージが悪いどころの話ではない。そんなことはとうに分かっている


リップル「(ああ、この人は……本当に綺麗だ)」


リップル「………………私は、ただのレイプ魔で構わない。けど、スノーホワイト」

リップル「スノーホワイトには、本当の魔法少女であってもらいたい」

スノーホワイト「えっ……?」

リップル「会えてよかった」

スノーホワイト「ま、待ってよ! リップル!」


このままではリップルはスイムスイムを犯すべく、目の前から去るだろう。そんなのは嫌だった。せっかく脱落せずに残ったのに

スノーホワイトは我を通す性格ではないが、できないことはない。キャンディー所持数1位の特典を受け続け、巨大化しまくった陰茎がある。リップルでさえも、この大砲を前にすれば膝を折るだろう

一瞬だけ、実行に移そうかと考えた。言うことを聞かないリップルを制すため、後ろから押し倒してブチ込んでヒイヒイ言わせながら「やめます」と誓わせることだってできる

それを考えるとムラムラして性欲の赴くまま勃起しそうになったが、自制ができたのはリップルと自分が似た境遇だったからだ


スノーホワイト「(私だって、許せないよ……でも……!)」


スノーホワイトだってラ・ピュセル、アリスが脱落しているし、アリスはスイムスイムの手によって脱落させられた。特にラ・ピュセルを脱落させた誰かはこの手でブチ犯してごめんなさいと言わせてやりたい黒い気持ちがある。自分は決してリップルが思うような正しい魔法少女などではない

だが……やはり、だめだ。できない

その背中にどの言葉をかけようかと悩んでいるところに、ファヴが現れた


ファヴ「いやー何の策もナシに挑むのはいけないとファヴは思うぽん」

リップル「なに?」

ファヴ「でもまぁせっかくリップルがヤる気になってるんだし、ちょーっと特別サービスでアドバイスしてあげてもいいかなーって」

スノーホワイト「何を言っているの……?」

ファヴ「スイムスイムの弱点が知りたいぽん?」

リップル「……ああ」

ファヴ「それは光と音ぽん」

リップル「光と……音……?」

スノーホワイト「ちょ、ちょっとファヴ!」


ファヴ「ここまで来たんだし、リップルの気持ちを汲んであげてもいいぽん。最後の人数は2人にするぽん。これでリップルにも戦う理由ができたぽん」

リップル「そう、ありがとう」


スノーホワイトがファヴに何故そんなに煽るのかと抗議しようとしたところで、


リップル「あの……」

スノーホワイト「えっ?」

リップル「………………いや、なんでもない」


それきりリップルは夜の街に姿を消した

彼女が何を言おうとしていたのか、分からない。だがスノーホワイトの魔法は確かにリップルの困った心の声を聞いた


『昨日ラ・ピュセルはスノーホワイトにはもう会えないと言っていたから、ここで変に名前を出しても気分を害すだけだよね……』


スノーホワイト「…………ラ・ピュセル、が……なんで……昨日……? なんで…………?」


スノーホワイトはファヴに問い詰めることを忘れて立ち尽くした


・・・・・・


綾名「………………」

綾名「(漢字の宿題……算数の宿題……音読の宿題)」

綾名「(音読はまた自分で判子を押せばいいか)」

ファヴ「ちょっとニューマスター! 聞いてるぽん?」

綾名「今宿題」


煩わしい電子音声を消し、綾名は宿題に向かう

あの時、たまを衝動的に犯し、家に連れ帰ろうとしたときに話しかけてきた電子妖精

ファヴはスイムスイムが新しいマスターだと言っていたが、綾名にはよく分からない。とにかくたまが先だった。そのたまはもういない

ついでにデカいコンパクトみたいな端末も持ち帰って来たが、マスター用端末というらしい。宿題を終わらせたらファヴの話を聞いてやろうと思った


エロ力(ちから)をためるのに時間がかかった

慰めックスに変身解除したそうちゃんがリップルを犯すのは何か違うなと思い
お互い変身解除してイチャコラも何か違うなと思い
変身解除したそうちゃんがリップルのを挿れられるのはそそるがやっぱり違うなと思い
メルヴィルに早めに来てもらってラ・ピュセルがトップスピードの姿を模して犯されるのもリップルの心を抉れたが主に胸に違和感があるなと思い
結局変身解除したらチョロいリップルはそうちゃんに本気で惚れてしまうんじゃないかと思い
スノーさんと音楽家がいるしただのセフレみたいにサッパリしてるのが一番なのかなと思い
そうちゃんの貞操を奪いたいと思い
スレを始めた頃からずっとこのシーンだけは悩んで悩んで悩み続けて結果そうちゃんがそうちゃん


・・・・・・


ファヴに助言された翌日。”日課”を忘れ、細波華乃は考えた。光と音――スイムスイムの弱点らしいが、倒す方法がどうも思いつかない

これが命の奪い合いならばまだ考えようはあっただろうが、できないことを考えてもしょうがない

ふと、自室のテーブルの上にある袋を見た


華乃「(あの中のは……使えそうかな)」


先日カラミティ・メアリと戦った際に拝借した四次元袋。その中には通常よりも強い振動をするバイブや異様に射精を促すオナホール、見ただけで臍の奥が疼くディルドなど、魔法のアイテムもかくやというほどの自慰用グッズがある

試してみたいという欲求が首をもたげるが、スイムスイムとの決戦は近い。ここは少しでもオナ禁をして弾を溜めておくべきだろう

華乃は少しでも気を紛らわすため、リップルに変身し人助けのために街へと出た


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朝を迎え、クラムベリーが戻ることはなかった


ラ・ピュセル「(まさかあのオフ会の人だったとは……!)」


特徴的な訛りを思い出し、以前同じ訛りを聞いたことがあると何気なく話を振ってからだった

メルヴィルがかつて颯太が「魔法少女な子」として参加したオフ会にいた人間のひとりだったことを、メルヴィルは別に隠すことでもないだろうと説明してくれたのだ

その後ささやかな思い出話に花は咲かないまでも蕾ほどの時間を費やし、結局クラムベリーが戻ってこないこの宙ぶらりんな状況をどうしようかと話し合う


メルヴィル「クラムベリーざ訳あっかもしんねぇ。連絡あるまでぁ待づ」

ラ・ピュセル「連絡といっても、ファヴが出てこないんじゃなぁ……」


魔法の端末のサポートコマンドを使ってもファヴは現れない。もしかしたら脱落してしまったから呼べないのかとクラムベリーの端末を操作しても結果は同じだった


ラ・ピュセル「うーん……暇だなぁ」

メルヴィル「なんかしぃ」

ラ・ピュセル「え、なんかって何を?」

メルヴィル「俺ぁ山ん中ずっどいで都会のことはよぐ分かんねぇ。暇潰すっても狩りか寝るくれぇだ」

ラ・ピュセル「ど、どんな暮らしだよそれ……」


颯太にとっての暇潰しのバリエーションもそこまであるわけではない。というか中学生にとって暇はあまり出来ないものだ。学校と部活で生活の殆どが埋まる


ラ・ピュセル「サッカーとか、かなぁ……でもボールは無いし、あとは魔法少女アニメのDVDを見るくらいだけど、ここにはテレビも無いし」

メルヴィル「テレビもねぇ、ラジオもねぇ」

ラ・ピュセル「(というか、この人の趣味とか知らないんだよ……)」


ラ・ピュセル「暇なら自己紹介でもしよう」

メルヴィル「?」

ラ・ピュセル「ぼく……コホン。私はラ・ピュセル」

メルヴィル「知ってら。クラムベリーに負げて家畜にされたクソガキ」

ラ・ピュセル「く、クソガキィ!?」

メルヴィル「なんも間違ったこと言ってねぇ。ここでお前が喘いでんのは見てた」

ラ・ピュセル「ッ、ど、どこから!? いつから!?」

メルヴィル「ちょっとだけだ」


ラ・ピュセル「……こちらのことを知ってるのなら、今度はそっちのことを教えてくれないか」

メルヴィル「さっき言っだ。お山で狩りしたぁ暮らしてる」

ラ・ピュセル「それだけ?」

メルヴィル「んだ」

ラ・ピュセル「へぇー。他には?」

メルヴィル「……後はクラムベリーだ」

ラ・ピュセル「(どういう意味だ……)」


年上か年下かは分からないが、目の前のメルヴィルという魔法少女は底が浅いのか深いのか、少しだけ興味を持った


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ファヴ「ニューマスター、いつになったら動くぽん?」

綾名「宿題終わったら」

ファヴ「昨日もそう言って切ったぽん!」


きっちりしているのかルーズなのか。綾名は今日も学校から帰って来てすぐ宿題にうちこんだ

今度はファヴも宿題中にうるさくしなかったからか電源は切られず、終われば呼ばれた


綾名「これからどうすればいい?」

ファヴ「スイムスイムはもうこのゲームのマスターなんだから、つまり勝者ぽん。まぁでもリップルが納得してないみたいだけど」

綾名「リップルが?」

ファヴ「もしアレならリップルを呼び出して引導をくれてやってもいいぽん」

綾名「……」

ファヴ「どうするぽん?」

綾名「……お姫様は、犯す」

ファヴ「決まりぽん。じゃあファヴがとっておきのシチュエーションを用意するぽん!」

綾名「うん」


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ファヴ「リップルリップル! スイムスイムから果たし状ぽん!」

華乃「ッ……!」


2日ぶりにファヴを見た。が、今更かという気持ちは無い。思えば丸二日を学業と人助けに費やしていたため、時間の間隔が早くなっていた


ファヴ「明日の夜、〇〇町のこの番地の建物で待ってるとのことぽん」

華乃「…………そこ、ホテル街じゃなかった?」

ファヴ「そうぽん」


高校の女子達――中でもガラの悪い連中――が話していた。そういうことをするのに使うところだ

住所を検索したらピンク色のページに飛んでしまった


ファヴ「そこは魔法の国ともつながっていて、魔法少女なら誰でも使えるホテルぽん。世界各地にこういうのは存在してるぽん」

華乃「それ……経営者が魔法少女とか?」

ファヴ「違うぽん。まー魔法少女は人間社会相手にもお仕事してるってことぽん。難しいお話になるぽん」


今ここでそんなことを聞いても意味が無いので華乃は「そう」とだけ言って明日に備える

備えるといっても特にやれることはない。四次元袋の中身をチェックして、スイムスイムを倒す算段を考えて、オナ禁。ファヴから弱点を教えられてから既に2日、対決は明日。3日間のオナ禁だ。ぶっちゃけもうはちきれそうだ


華乃「(我慢……我慢…………倒すために、我慢)」


トップスピードの顔を思い浮かべ、悔しさを思い出し決意を固めようと思ったが欲情してしまったために無になることにした


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翌日、学校を終え、夜を待ってからリップルの姿で目的地に行く

ファヴの案内のもと、魔法少女の姿で受付を素通り、エレベーターを使い指定された部屋へと着いた


ファヴ「ここぽん」

リップル「…………ここに、スイムスイムが……」


ガチャリとドアを開ける。薄暗い、ピンクと紫が混じった照明に迎えられ、リップルは部屋へと足を踏み入れた

大きなベッドの上には白スク水を着た仇敵の姿もある。無意識のうちに拳を握ってしまう


スイムスイム「やっと来た……」

リップル「……」

スイムスイム「ここ、面白い。テレビも変なのしかやってないし、ボタン押すとプラネタリウムになる」


まるでテーマパークに来た子供のような口調だ。リップルもこのような場所は初めてであるが、これからすることを思うとはしゃごうにもはしゃげない


ファヴ「じゃあファヴは消えてるから、お2人ともごゆっくりぽん」


やかましい電子音が消え、静寂が部屋を支配する。リップルは入って来た扉の前から1歩も動いていない

ハッキリ言って、このような状況でどうしていいか分からないのだ

こんなムードを演出されて、がっつくようにスイムスイムの衣服を破って犯すのが憚られるような、かといって恋人のように交わるのも論外だ

結果的にスイムスイムに「来たら」と言われてやっと足が動いた


スイムスイム「……じゃあ、犯す」

リップル「犯されない」

スイムスイム「犯す」


腕を掴まれ、ベッドに引きずり込まれた。風情もムードもあったもんじゃない。元々無いが


スイムスイム「……」

リップル「っ……」


無造作に服の上から胸を掴まれる

オナ禁して少し敏感になったのだろうか、声が漏れかけた

両手で乳房をいじり、一気に主導権を握ろうというのか。この流れではほどなくして犯されるだろう


リップル「(っ、挿れさせはしない! その前に全部搾り切れば……)」


リップルの作戦はこうだ。ある程度汚れるのは覚悟して胸や手で精液を出させ、枯れさせる。そこまで行かなかったとしても弱ったところでこちらがスイムスイムに挿入してメス堕ちさせる

生えている魔法少女同士、どちらの精液切れとメス堕ち、両者がどちらの条件を満たすことができるために戦略の幅も広がる。とにかくこちらの被害を少なくしての勝利を目指すのだ


リップルは反撃のようにスイムスイムのスク水に手を伸ばし、臍下あたりをまさぐった。パンツにあたる部分を下にずらし、水抜きスリットからちょこんとしたペニスを露出させる


スイムスイム「っ」

リップル「あむっ……じゅる、くぷ……」


胸に伸びていた手をどかし、仰向けになったスイムスイムの陰茎を口に含む。まだ柔らかいモノは、リップルの不慣れな舌遣いに少しずつ体積を大きくしていった


リップル「っ!? ぐむっ、ジュプッ、ジュルッ……っ、プハッ!」

スイムスイム「ぁ……」


ついには完全に勃起した状態になり、とてもリップルの口の中に入りきらないサイズになってしまった

唾液とカウパーで薄暗い照明の光をほのかに反射する肉棒はリップルの顔の上から下まででも足りないほどの長さと、リップルの手首でも足りないほどの太さを誇っていた


リップル「(お、大きい……トップスピード、こんなのに……貫かれ、て……)」


魔法少女のはずなのに、圧倒的な”雄”がそこにあった。ピトッと鼻先に触れ、熱さが伝わって来たところでリップルは見惚れてしまっていると気付いた

それと同時にスイムスイムがリップルの頭をむんずと掴み、口を亀頭に押し当てる


スイムスイム「もっと……」

リップル「ンムッ、わ、わかっ――! ちょっと、やめろ!」


なんとか喉奥まで貫かれるのを阻止し、顎を限界まで開けて亀頭を包み込む。が、それが限界だった。それ以上口内に入れようものなら息ができなくなり顎も外れるかもしれない


スイムスイム「……それだけじゃ、気持ちよくない」

リップル「(ぐっ、コイツ……調子に乗って! けど、早くコイツのを枯らさないと……)」


あくまで効率の為に、奉仕の形をとる。確かに亀頭のみを刺激しても時間がかかり、焦れたスイムスイムが強引に犯してくる可能性もある

リップルは胸部の衣装を脱ぐと、咥えたまま胸で竿を挟む

華乃には無い、フワフワなリップルの胸だ。外側から両腕で圧を加え、上下にしごけばすぐに達するだろう


スイムスイム「っ、あ……っ」


ビクビクと陰茎が震える。射精の合図だ

胸でしごくスピードを速め、リップルは口内で何かが爆発したかのような感覚を覚えた


リップル「ッッ!? ぶっ、ンンーーッ! 」


とても普通とは思えない尋常じゃない量の精液が一瞬で口内を埋め尽くす。吐き出そうにも頭を掴まれ逃げることもできない状態で、リップルはゴロゴロと喉にひっかかる物を嚥下せざるを得なくなった


スイムスイム「…………ふぅ」

リップル「っ、ゴホッ、ゲホッゲホッ! おえぇ……」


1分か2分だろうか。粘ついたヨーグルトのような精液は留まることを知らず、リップルを攻め続けた

やっと解放され、口に残った精液を吐き出し、求めた空気を吸い込む


リップル「(な、に……この、量……あのドバドバ薬? うぇぇ……臭い、臭いぃ……)」

リップル「(苦いし、吐きそう……なのに……っ)」


胃が重い。一体どれだけの量を飲み込まされたのだろうか

魔法少女の精液は媚薬のようなものだ。リップルは大量の精液を体内に摂取し、息をするだけでスイムスイムの子種の味と臭いが口と鼻を支配するようになっている

それはすなわち、リップルが否応なしに発情することを意味していた


リップル「(だ、め……っ! こんな、こんなの……欲しいなんて……!)」


先程まで自分を苦しめた陰茎はその大きさを失うことなく、ビキビキとした血管をリップルの目に焼き付け続けている

スイムスイムの目はまた違う方向に向いていた。リップルの股間、膨らんだ男根をじっと見ていた


スイムスイム「リップルも、そうだったっけ」

リップル「(っ、勃ってる……だ、駄目だ……射精したくてしょうがない)」

スイムスイム「じゃあ、もう犯す」

リップル「ッ!」


逃げようにも体がガクガクと震えて動かない。まるで剛直に犯されるのを期待しているかのように下着の染みが広がっていく


リップル「(…………駄目だ、駄目っ……! ここで負けたら、完全に堕ちる……!)」


残った理性と意思でなんとか体を動かし、再びスイムスイムの上に覆いかぶさった


スイムスイム「?」

リップル「こっちもこんなになってるんだから、フェアにやりなよ……っ」


69の形をとり、下着を脱ぎ捨ててスイムスイムの顔の前に自分の股間を持ってくる


リップル「(こ、これは……倒すためだから……また射精させて、私も1回出して……スッキリしてから……)」


リップルの陰茎がスイムスイムの乳房の谷間に沈む。スイムスイムはというと、顔に落ちてくる愛液が煩わしくなったのか、舌を出しリップルの秘所を舐め始めるのだった


リップル「ひゃうっ……!」

スイムスイム「レロッ……早く、犯させて」

リップル「ぁ……く、あ、で、出そう……っ」


いきなり射精してしまいそうだった。オナ禁はいわば諸刃の剣だ。責める側ならとことん責められるが、今のような状況だと枷にしかなっていない

リップルは歯を食いしばって射精を我慢しながら、なんとかベッドの上に放っておいた四次元袋に手を伸ばした


リップル「(絶対……スイムスイムに、負けたり、しない……っ!)」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年04月14日 (金) 09:01:14   ID: WzNu1ii-

アレ?リップルはスイムスイムに犯されないんすか?

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