赤松「超高校級の打ち上げ会!」【ニューダンガンロンパV3】 (46)


★ネタバレしかない。クリア後推奨。

★ダンガンロンパシリーズのネタバレもアリ。




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最原「確かめに行こう。この世界の向こう側へ……」


「……物語は終わりじゃない」








モノクマ「カーット!!」

白銀「うん! 最高に良い絵が撮れたよ。あとは編集するだけだね!」

モノクマ「じゃあボクは監督の所に残りのテープを運ぶね!」

夢野「ム? 監督はさっきまでそこにいたはずでは……」

白銀「一刻も早く完成させたいからって、カットの瞬間飛び出していったよ」

春川「最後までよくわからないヤツだったね、あいつ。ほとんど喋らなかったし」

白銀「プレッシャーがあるんじゃない? 何せ本物の超高校級を本人役で使った一大作品だからね!
    私も衣装協力兼副監督を任されて光栄だったよ! 今から完成が楽しみだなぁ!」

最原「これで終わった、のか……」

夢野「ふぃー、疲れたのぅ」


春川「お疲れ」

キーボ「皆さん! お疲れ様でした! どうでした? ボクの渾身の自爆?! 涙が止まらないでしょう!」

最原「う、うん。そうだね……」

キーボ「これで上手く世間に訴えかけられればいいんですが」

最原「大丈夫だよ。これだけの数の超高校級が、心を込めてみんなで作った映画なんだから」

春川「そうだよ。無駄なんて言わせない」

夢野「ウム! そうじゃ」

最原(突然映画を撮るから主人公をやってくれなんて言われた時は本当にビックリしたけど、
    なんとか無事に終わって本当に良かった……)

最原(そう。事の発端は今から三ヶ月前。僕が復興した希望ヶ峰学園に入学し、
    学校にもだいぶ慣れてきた頃だった)


人類史上最大最悪の事件から八年が経ち、未来機関によって世界は平和になった。

既に洗脳は解けているものの、いまだ絶望の残党の振りをして影から苗木達に協力する
希望ヶ峰学園第77期生の名誉を回復するため、そしてコロシアイの悲しさを世界に伝えるために
未来機関は超高校級のアニメーター御手洗亮太と協力してあるアニメ作品を作った。

それが、

『ダンガンロンパ』
『スーパーダンガンロンパ2』
『ダンガンロンパ3』

である。


人々はダンガンロンパを見て涙を流し、世界は加速度的に平和になって行った。……が、
年々人々の希望を求める気持ちが熱狂的に強くなっていくのを、新生希望ヶ峰学園上層部は感じていた。

そんな折、超高校級の映画監督から本物の超高校級を使った映画を撮りたいという依頼が入る。
そして、希望ヶ峰学園学園長に就任した苗木誠は、許可を出す代わりに
【コロシアイ】をテーマにした映画を作ることを要請したのだった――


最原(希望を求める余り、自分達でリアルフィクションのコロシアイを始めてしまう世界、か。
    改めて考えると本当に凄い台本だよな。フィクションだけどゾッとする……)

赤松「みんなー!」

最原「あ、赤松さん?!」

天海「俺もいるっすよ」

夢野「おお、天海もか! 久しぶりじゃな!」

赤松「私達は序盤で抜けちゃったからね。ニヶ月半ぶりかな?」

白銀「久しぶりー。元気?」

天海「元気っす。まあ挨拶はそこそこにして早く移動するっすよ」

春川「移動ってどこに? 今日は長時間の撮影で疲れたんだけど」

赤松「あのね! 折角だしみんなで打ち上げをしたいなって思って前からこっそり準備してたんだ」

夢野「おおー! 気が利くではないか」

キーボ「いいですね!」


天海「監督は編集作業で忙しいみたいですし、改めてスタッフ全員集めて正式な打ち上げも
    企画されてるっすけど、とりあえずキャストだけでちょっとしたお疲れ会みたいなのを
    先にやりたいって赤松さんがずっと言ってたんです」

赤松「うん。この映画って、順番にメンバーが抜けちゃうでしょ? だからみんな揃ってたのって
    最初だけだし、だから最後にもう一回みんなで集まりたいなって思ったんだ!」

白銀「打ち上げかぁ。うん、地味にいいアイディアだと思うよ!」

春川「そうだね。たまにはいいかもしれない」

最原「他の人達は?」

天海「もう会場に行ってるはずっす」

キーボ「では僕達も急ぎましょう!」

夢野「おおー!」


~ 打ち上げ会場 ~


最原(久しぶりに全員揃うのか。楽しみだな)

キーボ「皆さん! お久しぶりです!」

アンジー「終一、秘密子、魔姫、キーボ、つむぎ、みんなお久しぶりだよー。元気だったー?」

王馬「お疲れさーん。俺がいなくて撮影は大丈夫だったかな?」

春川「むしろいきなりアドリブ飛ばすヤツがいなくなって大分楽になったんだけど」

王馬「ありゃりゃ。相変わらずキツいねー」


茶柱「皆さん! お久しぶりです! 夢野さん、転子がいなくて寂しかったですか?!」

夢野「別に、寂しくなどなかったがな。むしろ静かで良かったわい」

茶柱「そ、そんなー?!」

最原(夢野さん、茶柱さんが撮影に来なくなってから退屈そうだったんだけどな)クス

キーボ「あれ? 夢野さん、茶柱さんがいなくなってからは
     毎日話し相手がいなくて退屈だーって言ってませんでしたか?」

夢野「んあっ?! 馬鹿なことを言うでない!」

茶柱「夢野さーん! 素直じゃないんですね!」

夢野「だからベタベタするなと……」

春川「……百田は?」

天海「百田君と星君と獄原君、東条さんは少し遅れてくるそうっす」

春川「そう」

赤松「あ、やっぱりいないと寂しい?」

春川「は? あいつとの関係は映画の設定でしょ。現実では別にそんなんじゃないから」プイ

白銀「素直じゃないなぁ」

キーボ「それより、あのー……」

最原「どうかしたの、キーボ君?」


キーボ「気のせいでしょうか。なんだか、一部の人の空気が澱んでいるような」

王馬「さーすがキー坊。ロボットだから大気中のゴミにも敏感なんだね!」

キーボ「ロボット差別です! 物理的に汚れが浮いてる訳ではなくてですね……」

茶柱「実は転子も気になっていたんです。何かあったのでしょうか、あの二人」

入間・真宮寺「…………」

夢野「なんじゃ、二人とも辛気臭い顔をしてるのう。マナが切れてなければ
    ウチの回復魔法で元気にしてやるところじゃが」

最原「えーと、入間さんに真宮寺君、どうしたの? なんだか怒ってるような……」

入間「ああ?! 怒ってんに決まってんだろ! なんだよ、オレ様の台詞!
    いくらオレ様が美人巨乳発明家でエロい台詞言わせたいからってよ、
    あんな息を吐くように次から次に下ネタ言わせやがって!」

入間「うぅ……映画が公開されたら全国の男にズリネタにされちゃうよぉ……恥ずかしいよぉ……」

赤松「恥ずかしがってる割りには今も言ってるし……」

白銀「流石に映画程は言ってないけど、入間さんて普通に下ネタキャラだよね」

入間「大体なんでオレ様が生き残りメンバーにいないんだよ! 地味原に貧乳ドブス二人とか
    誰得だ?! 一部のキモいオタクにしか需要ねーだろ!」

王馬「君みたいな息が臭くて存在も臭いスカトロ肉便器が生き残ったらそれこそ苦情物でしょ」

入間「ぴぐぅ……スカトロ肉便器……」


王馬「ちなみにこれは嘘じゃないから。自意識過剰クソビッチ」

入間「ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅ……」プルプル

赤松「うわぁ……」

キーボ「毎度のことながらこのやり取りはどうにかならないんでしょうか……」

天海「相変わらず強烈な二人っすね……」

最原「ま、まあ入間さんは置いておいて……真宮寺君はどうしたの?」

真宮寺「わざわざ僕の口から言わせる気かい? 本当はわかってるんだよネ?」

「……あっ」察し

白銀「あっちゃー。まだ怒ってる?」

真宮寺「当たり前だヨ! スタッフが陰で僕のことをなんて呼んでるか知らないとでも思った?
     シスコンとかサイコとか、酷いのだと塩(笑)って……あんまりだヨ……」

赤松(やっぱり嫌だったんだ、あの設定……)

最原(三番目の裁判の時ずっと機嫌悪そうだったけど、そういうことだったんだな……)

天海「……俺も妹がいるからわかるっすけど、あの設定はなかなかキツいものがあるっす。
    本人役だからかえって生々しいというか、確実に家族と気まずくなると思いますね」

キーボ「笑えない話ですね……」

茶柱「男死ですが流石にちょっと同情します……」


アンジー「えー? でもでもあの時の是清の演技スゴかったよー。神ってたよー」

王馬「にしし。学者なんて辛気臭い仕事やめて俳優になっちゃえばー?」

真宮寺「……あの時は必死だったんだヨ」

最原(撮り直しが嫌で頑張ったんだろうな)

夢野(噛んだら殺されそうでウチも必死だったぞ)

真宮寺「大体、元々僕は映画なんて興味なかったのに人数が足りないからって呼び出された挙げ句、
     第一声が『見た目がサイコっぽいからサイコ殺人鬼役でよろしくね!』って……」

「うわぁ……」

夢野「ひ、悲惨じゃ」

入間「ひゃーひゃひゃひゃひゃひゃ! だってお前本当にサイコっぽいじゃん!
    不審者みたいにいつもキモいマスクしてるし!」

最原「それは言わないであげようよ……。酷い花粉症らしいよ。
    コンタクトだから春と秋は本当に辛いんだって前に言ってたし」

赤松「花粉症なんだ……それにコンタクトなんだね……」

春川「設定については私からも言いたい。『目付きが悪いから暗殺者の役ね!』って何?
    確かに私は愛想が悪いけどさ。保育士に言う言葉じゃないよね?」

白銀「だから、何度もゴメンって言ってるのに~」

真宮寺「心がこもってない謝罪なんて謝罪にならないヨ!」


茶柱「何度も謝ってるならいいじゃないですか! 器が小さいですね。これだから男死は」ハーン

アンジー「そんなに嫌なら引き受けなければ良かったのにって神様も言ってるよ」

真宮寺「……仕方なかったんだヨ。僕がやらないと東条さんが殺人鬼役になってたんだから」

東条「あら? 私の話かしら?」

赤松「東条さん!」

東条「みんな、お久しぶりね。遅れてごめんなさい。溜まっていた依頼をこなさなくてはならなくて」

最原「忙しいのに来てくれてありがとう」

東条「どういたしまして。それで、何の話をしていたのかしら?」

王馬「真宮寺ちゃんが殺人鬼役を断ったら東条ちゃんが代わりに殺人鬼役だったって話だよ」

白銀「そう! この役は見た目がいかにもただ者っぽくない真宮寺君か東条さんしか
    勤まらないんだよ! 個人的には東条さんの設定も気に入ってたんだけどなぁ」

白銀「仕えた主人を次々に惨殺しその体の一部をコレクションする殺人鬼、とか。
    似合いそうじゃない?! 世間では手を集める殺人鬼だって人気なんだし!」

春川「あんたね……」

アンジー「にゃははー。斬美ならきっと上手く演じてくれるねー!」


真宮寺「東条さんは依頼されたらどんなことでも必ず遂行するからネ。でも、気高く美しい東条さんに
     変態の役をやらせるなんて偲びない。だから僕が引き受けざるを得なかったんだヨ……」

転子「わかります。東条さんに変な役なんてさせられませんよね」

東条「そうだったの……私は構わないのに。みんなの役に立つことが私の幸せなのだから」

赤松「東条さんは優しいなぁ」

王馬「でも影の総理大臣も無理があるというかなかなか突飛な設定じゃない?」

白銀「ギリギリの妥協ラインというか、東条さんなら説得力あるかなーと思って」

夢野「確かに東条ならウチも信じてしまうじゃろうな」

真宮寺「あぁ、今から憂鬱だヨ。近所の人に後ろ指を指されたり塩をかけられたらどうしよう。
     それに何より……姉さんに嫌われたら僕は生きていけない……」

王馬「大丈夫だって! 所詮映画なんだからさー。ま、現実の人間が実名で
    出演する“究極のリアルフィクション”だから、現実とフィクションの
    区別がつかないおバカさんは今後確実に出てくるだろうけど!」

最原「お、王馬君……」

真宮寺「…………」ドヨーン

夢野「げ、元気を出すのじゃ真宮寺!」

天海「なんなら、ほとぼりが冷めるまで国外脱出はどうっすか? フィールドワークも兼ねて」

真宮寺「そうだネ……そうしようかな……」


バーン!(扉の開く音)


百田「遅れてすまねえ! 宇宙に轟く百田解斗の登場だぜ!」

ゴン太「みんな、遅れてごめんね。お久しぶり!」

星「よう。調子はどうだ?」

赤松「百田君、ゴン太君、星君! 久しぶり!」

春川「百田、遅い。何やってたの?」

百田「おいおい。俺は宇宙飛行士の訓練生だぜ? 訓練が長引いちまってな」

ゴン太「ゴン太は海外にいたから空港から直接来たんだ。星君もそうだって聞いたから、
     待ち合わせをして一緒に来たんだよ」

星「ま、そういうことだ。それにしてもあんまり盛り上がってねえな。何かあったか?」

王馬「三人ともちょうどいいところに来たねー。危うく折角の打ち上げが
    入間ちゃんと真宮寺ちゃんを慰める会になるところだったよ」

百田「なんだ? まだ文句言ってたのかテメーら」

入間「当たり前だろ! テメーはいいよなぁ! 準主人公でメチャクチャ目立ってたし」

真宮寺「捜査も推理も全部最原君頼りなのに上司面して最後はいいとこ取りだったもんネ?」

百田「しょーがねーだろ、そういう台本なんだからさ!!」

ゴン太「みんなで反省会してるの? だったらゴン太も反省したいことがあるよ……」


最原「ゴン太君に反省することなんてあったかな?」

夢野「時々台詞を噛んだことか? なら心配するでない。ウチも噛み噛みじゃったからな!」

茶柱「台詞を噛んで赤くなる夢野さんはかわいかったです!」

ゴン太「うん。演技が上手くなくてみんなに迷惑かけたこともだけど、
     一番は入間さんの首を絞める時緊張してつい力が入っちゃったことかな……」

入間「ああー! それな! マジで苦しかったぞ!!」


~ 回想 ~

ゴン太『入間さん、ゴメンね……ゴメンね……』ギュウウウウ

入間『ぐえええええ……』白目

王馬『ゴ、ゴン太ァァッ! ストォォォォップ!!!』


王馬「……あーあれはね。流石の俺もあの時はちょっと焦っちゃったよ」

百田「王馬のあんな絶叫初めて聞いたな……」

東条「それなら私も謝りたいわ。演技とはいえ星君を殴って水の中に
    突っ込んだんだもの。さぞかし苦しかったでしょう?」

星「なんだ、気にしてたのか。俺は呼吸なしでも十五分耐えられるからな。
   あんたが気に病むことはない」

百田「マジかよ! テメーにそんな特技があったなんてな!」


キーボ「そういえば、撮影の間ずっと水の中で待機してましたね。特に疑問に思っては
     いませんでしたが、冷静に考えるとあれは危なかったのでは?」

茶柱「て、てっきり途中で息継ぎをしてるものかと……」

星「フン、大したことないさ。ゴン太だって山育ちだから出来るだろ?」

ゴン太「うん! 魚を捕らなきゃいけないから二十分くらいなら平気だよ!」

王馬「さすがゴン太! 人間やめてるね!」

ゴン太「ありがとう!」

赤松「褒めてないと思うんだけど……」

天海「まあ喜んでますし」

入間「だあああ! オレ様のことをサラっと流すな! 本当に苦しかったんだぞ!!」

最原「でも、ゴン太君だってわざとじゃなかったんだし許してあげようよ」

入間「死にかけたんだぞ?! オレ様が死んだら人類の損失なんだぞ! わかってんのか?!」

ゴン太「本当にゴメン!! お詫びに何でもするから許して!」

星「過ぎたことにいつまでも文句を言うなんてクールじゃねえなぁ。
   わかった。愚痴は全部俺が相手する。あっちでゆっくり飲もうぜ」

入間「望むところだぜ! 朝まで飲むぞー! ひゃっはー! ……今夜は寝かさないからね?」

キーボ「って、皆さん高校生ですよね?!」


東条「大丈夫よ。こんなことも考えてノンアルコールのビールとカクテルを準備しておいたから」

白銀「私もあっちかなー。カクテル作りには自信あるし」

入間「当たりめーだ、大戦犯のメガネ貧乳クソドブス!」

真宮寺「クックックッ、すぐ楽になれると思わないことだネ。じっくりと絞り上げてあげるヨ……」

天海「二人共、キレッキレっすね」

夢野「相当鬱憤が溜まってるんじゃろ。撮影中もムチャな要求が多かったしな」

星「あんたは撮影中に好き勝手やったんだ。憂さ晴らしくらい付き合ってやれ」

白銀「あはは、そうだね……。じゃ、じゃあまた後で……」

東条「心配だから私もお付き合いするわ。何かあったら呼んで頂戴」

最原「行っちゃった」

百田「よーし! 暗い話は向こうに任せてこっちは盛り上がろうぜ!」

茶柱「今から公開が楽しみです! 転子のあのシーンで全国の皆さんが感動するはずですよー!」

アンジー「にゃははー。これで神様を信じる人が増えるねー」

夢野「ウチのファンクラブが出来るかもしれんな」ドキドキ

百田「今からファンレターが待ち遠しいぜ!」

春川「ふーん。女の子にキャーキャー言われたいんだ?」


百田「そりゃそうだろ! サインの練習しとかないとな!」

王馬「俺なんてサインどころかグッズ用のイラストまで用意しちゃったよー」ペラ

最原「王馬君の部屋のホワイトボードにあったイラストだね。あれ自分で描いてたんだ……」

ゴン太「わー! かわいいね!」

王馬「ゴン太のも描いてやろうか?」

ゴン太「本当? ありがとう!」

百田「俺のも頼む。イケメンに描いてくれよな!」

春川「フン、浮かれちゃってバカみたい」

百田「な……いいだろ、別に。なんだ、嫉妬してんのか?」

春川「?! あ、あれは映画の中の設定であって別にあんたのことなんか……」

百田「いや素直になっていいんだぜ。なんせ俺は宇宙に轟く百田解斗だからな! 惚れても仕方ない」

春川「殺されたいの?」ギンッ

百田「な、なんだよ。そんなに怒るこたあないだろ!」

最原「百田君、鈍いよ……」


茶柱「これだから男死は! 女子の繊細な気持ちがわかっていませんね」

天海「まあまあ。立ち話もいいですがとりあえず座るっす。まだ乾杯もしてないですよ」

赤松「みんな飲み物は持った? それじゃ撮影終了を記念して、カンパーイ!!」

『カンパーイ!!』

             ・

             ・

             ・
 
赤松「それでね――」

最原「うん。――」

茶柱「三番目の裁判の夢野さんは――」

夢野「も、もうわかったから――」

天海(さて、だいぶみんな盛り上がってきたみたいっす。俺はどうしましょうかね)

アンジー「蘭太郎ー! テラスでなにしてるー? たそがれてるのー?」

天海「あ、いや。何となく夜風に当たりたい気分だったもので」

アンジー「ほてった体を冷やしてたのかなー? アンジーはもっともっと熱くなりたいなー」

天海「ハハ、夜長さんは元気っすね」



アンジー「そういう意味じゃないよー。主は言いました。熱い体の男女は
      さっさとくっつくべきと。アンジーはー、蘭太郎の神った姿が見たいなー」

天海「……はい?」

春川「ちょっと百田! 私の酒が飲めないって言うの?!」

百田「いやいや! 落ち着けって。オメーなんかおかしいぞ?」

茶柱「夢野さん夢野さんゆーめーのーさーん!」

夢野「は、離してくれ……苦しいぞ」

キーボ「皆さん、どうしたんですか?」


ザワザワザワザワ……


東条「あなた達! 王馬君を見なかった?!」

天海「どうかしたんすか?」

東条「やられたわ。飲み物の一部にアルコールを混ぜていたみたいなの。
    あなたはそこまで酔ってないみたいだから、事態を収拾してくれる?」

天海「……わかりました。東条さんは王馬君を探してください」

入間「ふぇーん。もうおしまいだよぉ……ビッチ扱いされてお嫁に行けなくなっちゃうよぉ……!」

真宮寺「謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って」

白銀「だ、誰か助けてぇ……!」


星「おいおい、しっかりしろって」

ゴン太「二人とも、落ち着いて!」

天海「うわ。めちゃくちゃ詰め寄られてるっす。映画の時の比じゃないっすね」

アンジー「二人共また神った演技してるねー」

天海「いや、演技じゃないと思うっすよ」

春川「百田は私の注いだ飲み物飲んでくれない。私のことが嫌いだから……」

百田「違うって! どー考えてもアルコールの匂いするだろこれ!」

茶柱「ゆーめのさーん! この後二人で抜け出しましょうよー!」

夢野「酔っ払いの相手をする趣味はない……」

赤松「最原くぅーん、私のこと好き~?」

最原「え、えーっと~」

赤松「好き~?」

最原「う、うん~」


うふふ……アハハ……


キーボ「皆さん、こんな時こそ冷静になりましょう!」

天海「もうめちゃくちゃっすね。一部だけピンクのハートが浮かんでますけど」

天海(おめでとうございます。そしてリア充爆発しろと言っておくっす)


アンジー「ねー蘭太郎ー、ドロドロに神っちゃおうよー。ねー?」

天海「すみません。ちょっと今は取り込み中で」

星「水だ。水を飲ませてアルコールを薄めるんだ!」

ゴン太「入間さん! 水飲んで!」

入間「ゴボ?! ゴボゴボゴボゴフッ!」

白銀「あ、そのままだと地味に窒息しそうかな……」

百田「おら、ハルマキ! 水飲めって!」

春川「嫌だよ。その前に百田が飲んで」

百田「俺が飲めばいいのか? ほらよ」グビグビ

春川「え」

百田「ぷはー。冷えた水は旨いなぁ。ほら、お前も飲めよ」グイッ

春川「同じコップ……それ、間接……」

百田「飲めって!」

春川「」バタン

百田「? ん、なんだ? 酔って倒れちまった」

夢野「……絶対違う理由じゃぞ、それは」


天海「なんとかアンジーさんを引き離して寝かせたっす。偉い目に遭ったっす」

真宮寺「大変だったみたいだネ」

天海「あれ? 真宮寺君も飲んだくれてませんでした?」

真宮寺「僕が? まさか。フィールドワーク先の村でキツいお酒の歓迎を
     受けることはよくあることだからネ。このくらいどうってことないサ」

真宮寺「騒ぎに便乗して白銀さんを困らせてやったからすっきりしたヨ。ククク……」

天海「そ、そうっすか……」

東条「王馬君を連れてきたわ」

王馬「ちょっとー、耳掴まないでよね。俺のかわいい耳が腫れちゃったらどうすんのー?」

百田「ちっとも反省してねえな」

キーボ「全く王馬君ときたら。ちょっとは反省してくださいよ!」

東条「大変だったわ。まさか外でもイタズラをしてるなんて」

王馬「だってー、俺の才能ってトリックメーカーだし? イタズラするのが存在意義みたいなもんだからさ」

白銀「こっちは大惨事だったんだよ! 地味じゃなくて派手に!!」

王馬「いーじゃんいーじゃん。溜まった不満はアルコールで発散てね。にししっ」

星「で、他に何やらかしたんだあんた」


王馬「大したことはしてないよ。外でちょろっと遊んで来たり、カップルをからかったり
    あ、そうそう。みんなの荷物の中身を入れ替えといたよ!」

白銀「地味に困るよね、それ?!」

東条「後で私が戻しておくわ」

真宮寺「あれ? 僕のバッグには書きかけの大事な論文や資料が入ってたはずだけど……」

王馬「あ、勿論順番めちゃくちゃにしといたよ」

真宮寺「……神経を抜き取るヨ?」

王馬「プッ、またまたそーんな怖い顔しちゃって~。映画の台詞くらいじゃ俺はビビんないよ?」

白銀「あ、その台詞は私達が考えたんじゃなくて真宮寺君のオリジナルだよ」

真宮寺「言っておくけど僕は本当にやってるからネ? 神経抜くの」

王馬「…………」真顔

天海(え? 本当にやってるって誰の? まさか現実でも……いや、そんな訳ないっすよね。ハハ)

茶柱「スピー」

夢野「……で、こやつらはどうするんじゃ?」

キーボ「二次会というものを楽しみにしていたんですが、解散ですかね?」

王馬「えー? これからが楽しいんじゃん。夜はまだまだだよ!
    酔ってる組は寮に送って俺達で二次会行っちゃえばいいじゃん」

白銀「王馬君のせいでこうなってるのに地味に酷いこと言うね……」


ゴン太「うーん。でも、久しぶりに会ったしゴン太ももう少しみんなとお話したいかな」

百田「そうだな。じゃあ女子だけ送っちまうとするか。おら、起きろ終一!」

最原「うぅーん。ハッ!」

百田「目が醒めたか?」

最原「あ、あれ? なんで僕、赤松さんに寄りかかって寝て……??」

王馬「ヒューヒュー! 見せつけてくれるねぇ! なに? 自慢?」

最原「えっえっ?!」

星「青春てやつだ。からかってやるな」

キーボ「元はと言えば王馬君のせいじゃないですか!」

最原「えーと……?」

東条「王馬君が飲み物にアルコールを混ぜてしまって、何人か寝てしまったのよ」

最原「あ、そうだったんだ」

ゴン太「危ないから、酔ってる女子達を寮に送り届けてそれから二次会に行こうって話になったんだ」

百田「おら、ハルマキ起きろー」

最原「あ、待って! 無理に起こしたら可哀想だよ」

百田「ん、そうか? よし、じゃあ俺が背負ってくか!」

天海「本来ならセクハラっすけど、相手が百田君なら春川さんも文句言わないでしょうしね」


白銀「入間さんもしっかり」

入間「うー、気持ちわりぃ……」

星「飲み過ぎだ、あんたは」

アンジー「アンジーは平気だよー。このまま二次会も神ってくねー!」

白銀「平気なんだ……というか撮影中も思ってたけど、アンジーさんてよくわからないよね……」

アンジー「んー? アンジーはアンジーだよー。アンジーのことがもっと知りたいなら
      一緒にお祈りしようよー。神様が今ならポイント倍だって言ってるよー」

白銀「遠慮しておくよ……」

星「で、残りはどうすんだ?」

東条「あとは赤松さんと茶柱さんね。困ったわ。私一人で二人運ぶのは流石に厳しいわね」

ゴン太「じゃあ、茶柱さんはゴン太が運ぶよ!」

夢野「そうしてくれ。ゴン太なら転子も怒らんじゃろうしな」

茶柱「夢野さーん……ムニャムニャ……」

東条「なら赤松さんは私が運ぶわ」

最原「えっ? あ……」

王馬「いいの、最原ちゃん?」

真宮寺「本当は君が彼女を運びたいんだろう?」

最原「えっ?! いや、そういうつもりじゃ……」


王馬「最原ちゃんて本当いやらしいなぁ! 酔った赤松ちゃんを優しく送り届ける振りをして、
    背中に赤松ちゃんのおっぱいの感触を楽しむつもりだったんでしょ!」

最原「ちょっ?! ちが……」

入間「な、なんてヤローだ! 下心オープンすぎるだろ。この童貞原が!」

キーボ「そんな?! 真面目な最原君がそんないやらしいことを考えてたなんて!」

ゴン太「ダメだよ! 紳士は女の子に優しくしないと!」

真宮寺「業が深いネ。あァ、本能のままに生きる人間はなんて醜く美しいんだろう!」

百田「気持ちはわかるけどよ、終一。程々にな!」

最原「だから違うんだって! 誤解だよ!!」

東条「最原君を疑ってる訳じゃないけど、彼女なら私でも背負えるから私が運ぶわね?」

最原「う、うん……」

天海「元気出すっすよ」

アンジー「ガッカリするな、終一ー。アンジーをおんぶしていいぞー」

夢野「んあー、次の店までウチをおんぶで運ぶのじゃ!」

最原「気持ちだけ貰っておくよ……」


百田「じゃあ、ハルマキと赤松と茶柱は俺達が運ぶからオメーらは先に二次会行っていいぜ」

ゴン太「すぐに合流するね!」

王馬「よーし、朝まで飲むぞー!」

東条「お酒は駄目よ。イタズラもしないこと」

王馬「はーい。……って嘘だけどねー。俺が素直にいうこと聞く訳ないじゃーん!」

東条「……ハァ。なるべくすぐに戻るようにするわ」

最原(大変だな、東条さん……)

赤松「うぅーん……終一、君……」

最原「ん? 今何か聞こえたような……」

キーボ「では二次会にしゅっぱーつ!」

夢野「何をしておる、最原! 次のお店にゴーじゃ!」

最原「う、うん……」


その後も二次会で大いに盛り上がった。
案の定また王馬が問題を起こしたりもしたが、特に問題はなく解散した。


百田「じゃあな、オメーら!」

キーボ「皆さん、二日酔いは駄目ですからね!」

最原「わかってるよ。じゃあ、また明日ね」

ゴン太「うん! また明日!」

最原(こうして僕達の楽しい打ち上げは終わったんだ)


               ◇     ◇     ◇


最原(――その後の話を少しだけしようと思う)

最原(映画は世界的大ヒットを記録した。ダンガンロンパ熱自体はまだ収まってないけど、
    コロシアイを楽しむのは不謹慎だという考えが少しずつ出てきたみたいだ)

最原(ダンガンロンパ関連の作品は今も後を絶たずに創作されているけど、
    最近はコロシアイ以外のハートフル路線が増えてきてるらしい)

最原(みんな一躍スターになって、それぞれの道で今まで以上の大活躍している。
    ちなみに、映画であまり良くない役だったメンバーはと言うと……)


机の上には英語で書かれた封筒がいくつも置かれている。中から写真を取り出し最原は微笑んだ。


最原(真宮寺君は宣言通り国外脱出をした。ほとぼりが冷めるまで帰ってくるつもりはないらしい。
    驚いたことに天海君と入間さん、それにキーボ君も一緒なんだって)

最原(天海君は旅好きとかシスコン仲間ということで真宮寺君と仲が良かったのは知ってるけど、
    まさか入間さんがついていくとはね。入間さんはああ見えて臆病なところがあるから
    知らない土地に一人で行くなんて出来ないだろうし、見かねた天海君が声を掛けたのかも)

最原(キーボ君も人の好い性格だから、きっと心配してついて行ったんだろうなぁ。
    少し不思議な組み合わせだけど、写真を見る限り案外楽しそうにやってるみたいだ)


写真にはふざけている入間や困り顔のキーボ、会話している天海と真宮寺等が映っている。


最原(春川さんは、孤児院の子供達が自分の真似をするから地味に困っているらしい。
    そりゃあ子供達の口癖が『殺されたいの?』になったらイヤだよね……)

最原(今度白銀さんに会ったらまた苦情を言うつもりらしいけど、それを察知したのか
    白銀さんはパンパンに仕事を入れていてほとんど会えない。元々凄い売れっ子だしね)

最原(アンジーさんは映画が公開されたら信者がいっぱい増えるって喜んでたけど、
    実際には逆であれは映画用のキャラクター設定だと思われたらしい)

最原(信者が増えるどころか勧誘しづらくなったってぼやいていたけど、僕は良かった気がする……)


視線を新聞に落とすと、そこには仲間達の記事があった。


最原(星君、ゴン太君、夢野さんは海外と国内を行ったり来たりしながら活躍してる。
    茶柱さんも各地でネオ合気道の弟子を集めながら夢野さんの追っかけをしているそうだ)

最原(王馬君は世界中を飛び回って人々を笑顔にするイタズラをしているらしい。
    ちょくちょく他のみんなのところに顔を出しているそうだ)

最原(百田君は宇宙行きが決まるまでずっと訓練だって。東条さんは依頼をこなしつつ
    時々僕の仕事の手伝いもしてくれている。そして……)


             ・

             ・

             ・


苗木「やあ、最原君」

最原「あ、学園長。こんにちは」

苗木「仕事はどう? 映画の影響でやりづらくなっちゃったかな」

最原「最初はちょっと。でも霧切先生に、探偵は周囲の人間に流されてはいけない、
    これも訓練のつもりで対応しなさいってアドバイスを受けて少し楽になりました」

苗木「困ったことがあったら何でも聞いてよ。僕達も一時期似たようなことになってたからね」

最原「(そういえば経験者だったな)はい。ありがとうございます」

苗木「それじゃあ……」

最原「あ」


苗木「?」

最原「……一つ聞いていいですか?」

苗木「なんだい?」

最原「この映画、どうして役者を使ったらいけなかったんですか?
    何も素人の僕達にこんな大作を任せなくても……」

苗木「……現実に実在する本物の超高校級を本人役で使ってコロシアイをさせることに
    意味があるんだよ。リアルとフィクションのどちらでもない、究極のリアルフィクション」

苗木「コロシアイだけが嘘で、映画の中の君達も君達の友情も本物だ。だからこそ、
    『この胸の痛みは本物だ』っていう君の言葉に説得力が生まれる」

苗木「もし君以外の誰かが最原終一を演じても意味がないんだ。
    それは単なる作り物――完全な“フィクション”なんだよ」

最原「…………」

苗木「大変な仕事を押し付けてしまって申し訳ないと思ってるよ。
    でも、君達のお陰できっと未来で間違いを犯す可能性が減ったんだ」

苗木「希望でも絶望でもない未来が創れた。……きっとあの子達も喜んでくれてると思う」

最原「あの子達……?」


苗木「そう――」


アルターエゴ『僕もみんなと一緒に頑張りたいんだよ!』

ウサミ『らーぶらーぶでちゅ』

七海『ほら、やればなんとかなるってやつだよ。ね?』


苗木「アルターエゴにウサミ、それにプログラムの方の七海さんだよ。彼等も現実には存在しない、
    言ってみればフィクションの存在だけど彼等の想いはフィクションなんかじゃない」

苗木「彼等が繋いでくれた想いがあるから、僕達は今もこうやって生きているんだ」

最原「繋いでくれた想い……」

苗木「あ、ゴメンね。なんだか自分の世界に入っちゃったみたいで」

最原「いいえ。学園長達はたくさんの想いを背負ってきたから当然だと思います。
    むしろこのプロジェクトに参加させてくれてありがとうございました」

最原「特に実績がある訳でもないのに、才能とか将来性っていう曖昧な言葉で入学を認められて
    正直周りの実績あるメンバーに対して僕はコンプレックスがありました」

最原「でも、そんな自分を映画で演じてかえって客観的になれたというか、
    映画の中の自分と一緒に現実の僕も成長できたと思います」

苗木「そう。……君を主人公にして正解だったよ」

赤松「最原くーん!」

最原「あ、赤松さん」

苗木「じゃあ僕はこれで」


赤松「最原君、学園長先生と何を話してたの?」

最原「ちょっと、映画の話をね。それよりどうしたの? コンサートで忙しいんじゃ?」

赤松「久しぶりにまとまった時間が取れたんだよ。だから、今度一緒にどこかに行かない?」

最原「いいね。赤松さんの行きたい所ならどこでも行くよ」

赤松「ありがとう。でも、折角だから二人で決めたいな。その……私達、付き合ってるんだからさ」カァァ

最原(あの打ち上げで、酔っていたはずなのにお互い何を話したかぼんやり覚えていた。
    それで、僕達は交際することになったんだ。まさか王馬君のイタズラのお陰とはね……)

最原(イタズラでみんなを笑顔にする、は“嘘”ではなかったみたいだ)

最原「そうだね。じゃあ、ゆっくり決めよう」

赤松「うん!」


赤松の差し出した手を、最原が握る。


最原(これはフィクションじゃない。現実だ)

最原(みんな生きている。今日も明日もまた会える)

最原(これが僕にとっての希望で、たった一つの真実なんだ。映画を見た人達だって
    誰かに押し付けられる希望は間違ってるってきっと気付いたはずだ)

最原(だから――)









最原(さよならダンガンロンパ)








~ Fin ~



これにて終わりです。

ハチャメチャで楽しい打ち上げSSを書くつもりが
気付いたらシリアスになっていた。何故だ…

読んでくれた人はありがとうございました。

二次会も是非……

>>41
二次会のネタは浮かばなかったけどオマケを一つ……


― 後日談 ―

モノスケ「……なあ、ワイらの出番少なすぎやないか?」

モノファニー「そもそもアタイ達って出る必要あったのかしら……?」

モノタロウ「出番ってなんの話? オイラもう全部忘れちゃった」

モノキッド「ヘルイェー! この鬱憤はモノダムに全部ぶつけるぜ!」

モノダム「ヤメテ……イジメナイデ……」




白銀「ねえ?! いくら黒幕だからってババアとかコスプレおばさん呼びは酷くない?!」

真宮寺「いい気味だヨ。クックックッ……」


                                      終里


HTML化してきます。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年03月27日 (月) 15:16:17   ID: oTL6CMrV

こんな世界良いよなあ

ただ管理人がタグ間違ってねえかこれ。
いやここの管理人纏めすらまともに出来んのは知ってるがタグぐらいなんとかせえよ

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