希「アイドル!早押しクイズ!」 (79)

アイドル!早押しクイズ!

皆さん、アイドル対してどう言ったイメージを持っていますか?今やアイドルもお勉強が出来なくてはいけません。

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希「アイドル!早押しクイズ!今日は音ノ木坂学園のμ'sの皆さんに来て頂きました」

穂乃果「え?早押しクイズ?こないだ100のクイズが終わったと思ったのに?しかもまたクイズなの?μ'sの皆さんにって言ったって全員じゃないし企画側もμ'sだしなんならメンバーの選出に悪意があるし」

絵里「そうよ。一体どういつもりなの」

凛「早押しクイズって普通にボタンを押せばいいのかな?」

にこ「早押しクイズでボタンが用意されてるんだからそうに決まってるでしょ?」

希「優勝した方には豪華賞品が。高坂さんにはランチパック一週間分。星空さんにはカップラーメン一週間分。矢澤さんにはお菓子一週間分。絢瀬さんにはお花を差し上げます」

穂乃果「え?本当に?」

凛「これは俄然やる気が出て来たにゃ」

絵里「お花って何よ?お花って」

にこ「これで優勝すればチビ達のおやつ代が浮くのね」

穂乃果「え?ここあちゃん達の?」

絵里「ちょっと…ここあちゃん達の為にもにこに優勝して欲しいわ」

にこ「あのね…それじゃあ、企画が成立しないしそんなので貰っても妹達に胸を張って渡さないわよ」

穂乃果「それは…確かに」

絵里「凄くまともね」

凛「にこちゃんは胸を張りたいんだね!」

希「それでは早速まいりましょう。第一問。間取りで言うLDKと言えばKは何でしょう?」

ピンポーン

凛「個室!」ブー

ピンポーン

穂乃果「K…K…こた…こたつ!」ブー

にこ「あんた達…どんだけ馬鹿なのよ」

絵里「って言うか問題を最後まで聞きましょうよ」

ピンポーン

にこ「キッチンよ。キッチン」ピンポンピンポン

穂乃果「お~!流石は料理が得意なだけはあるね」

凛「凛は料理が苦手だからなぁ」

絵里「そう言う問題じゃないでしょ。それと最後まで問題を聞きましょう?私が答えられないわよ」

にこ「それじゃあ早押しの意味がないじゃない」

絵里「でも…ねえ?」

希「第二問。」

穂乃果「第二問って言ったけどさ何問やるつもりなんだろ?」

凛「まさか100問やるつもりかな?」

絵里「まさか…流石にそれは…」

にこ「これを100問やってたら日が暮れちゃうわよ」

希「野球において3,4,」

ピンポーン

穂乃果「5!」ブー

穂乃果「え?違うの?」

にこ「当たり前じゃない。それで正解なら数字を順番に言ってるだけよ」

ピンポーン

絵里「ごめんね?問題を最後まで聞いてないけどわかっちゃったわ?これが早押しクイズの醍醐味なのね。きっと問題は野球において3,4,5番打者に対して何と言うかって感じかしら?正解はクリーンナップね!」ブー

凛「うわぁ…これは恥ずかしいにゃ」

にこ「あんだけ前置きが長くて不正解って…」

絵里「………」

穂乃果「絵里ちゃん……ファイトだよ!」

希「野球において3,4,5,番打者の事をクリーンナップと言いますが1,2」

ピンポーン

凛「上位打線!」ピンポンピンポン

穂乃果「あっ、なるほど!そう言う事だったのね」

にこ「凄いじゃない凛」

凛「えへへ、スポーツは得意にゃ~」

絵里「……やっぱり問題は最後まで聞きましょう?」

にこ「いや…だから…それは…」

穂乃果「絵里ちゃんはあれだよ?引っ掛けに引っ掛かっただけだからね?むしろ絵里ちゃんが引っ掛からなかったなら他の人が引っ掛かってたよ」

絵里「そ、そうよね?」

にこ「そうよ。その通りよ」

希「第三問。太宰治の走れ」

ピンポーン

穂乃果「正直者」ブー

ピンポーン

凛「風のように!」ブー

にこ「どう言う事よ」

ピンポーン

にこ「太宰治くらいにこだって知ってるわよ。走れメロス」ブー

にこ「あれ?」

凛「にこちゃんだって間違えてるにゃ~」

穂乃果「穂乃果達の事言えないよね?」

にこ「あんた達よりマシよ」

ピンポーン

絵里「同じ轍を踏まないわ…間違えたのは私だけど………走れと来てメロスは引っ掛けだったのだから…出そうな問題は…走れメロスに出て来るメロスの竹馬の友は誰…セリヌンティウス」ピンポンピンポン

穂乃果「おー、今度は当たった」

絵里「やったわ」

凛「当たったけどどうせ凛達は間違えたんだから最後まで問題聞けばいいのにね?」

にこ「絵里って賢いのか賢くないのか分からないわよね」

絵里「やっと当たったわぁ」

にこ「嬉しそうだからまあいいけど」

希「さあ、次の問題です」

穂乃果「あっ、何問目か言わなくなったね」

にこ「言っても意味ない事に気づいたんでしょ?」

希「アニメ、ドラゴン」

ピンポーン

穂乃果「孫悟空!」ブー

にこ「あのね…絵里じゃないけどもうちょい聞きなさいよ」

ピンポーン

凛「えっと…あの緑の奴なんだっけ?………フリーザ!」ブー

にこ「だから…問題もにこの話もちゃんと聞きなさい」

希「アニメ、ドラゴンボールに出て来るギニュー、リクーム、ジース、バータ、グルドから構成される戦闘部隊の名前は何?」

絵里「え?ドラゴンボールは聞いた事あるけど見た事ないわよ」

ピンポーン

にこ「随分とマニアックな問題ね…ギニュー特戦隊」ピンポンピンポン

穂乃果「あっ、なんか聞いた事あるかも」

凛「凛もあるかも」

希「映画、リングに登場する呪いのビデオを」

ピンポーン

穂乃果「貞子だね!」ピンポンピンポン

凛「引っ掛けも何もなかったね」

穂乃果「そうだね。でもあれだよね?初めてテレビで貞子を見た時はさ怖かったよね?」

絵里「やめて」

穂乃果「え?」

絵里「これ以上その話をしないで」

穂乃果「な、なんで?」

絵里「思い出しちゃうでしょ?私の頭の中で映像が蘇るのよ」

凛「でもまだ明るいし大袈裟だにゃ」

絵里「お願いだから」

にこ「やめなさい二人とも。絵里が怯え始めたらこの場にいる全員が大変な思いをするんだから」

希「奈良時代中期743年に」

ピンポーン

穂乃果「大仏!」ブー

ピンポーン

凛「竹馬」ブー

にこ「あんた達正解する気あるの?」

穂乃果「いや待ってよ。凛ちゃんと一括りにしないでよ」

凛「どう言うことにゃ」

穂乃果「だって、奈良時代って言ってるのにさ竹馬って。どう言う問題だと思ったのさ」

凛「穂乃果ちゃんだって間違いには変わらないにゃ」

にこ「どっちもどっちよ。とりあえず最後まで」

穂乃果「自分が分かんない時ばっかり最後まで聞けってズルくない?」

にこ「なっ、だってそうしないと終わらないでしょ?」

ピンポーン

絵里「墾田永年私財法!」ピンポンピンポン

にこ「あっ」

穂乃果「正解だ」

凛「そう言えば絵里ちゃんは勉強は出来るんだったにゃ」

絵里「なんで私はこのメンバーと一緒に選ばれたのかしら…」

希「さて、次の問題です。まずはこちらをお聞き下さい」

テクテクテク

ことり「………」ペコ

穂乃果「え?ことりちゃん?」

絵里「何をする気なの?」

ことり「ある日~パパと~二人で~語り合ったさ~」

希「さて、こちらの歌詞から始まる曲のタイトルは何?」

ピンポーン

凛「ある日パパと語り合った」ブー

にこ「歌詞をそのまま言っただけじゃない」

ピンポーン

穂乃果「こんなの簡単だよ。正解はグリーン」ブー

穂乃果「え?違うの?」

ピンポーン

絵里「やった!」

にこ「何言ってんのよ。解答権は私よ」

絵里「あれ?」

にこ「グリーングリーン」ピンポンピンポン

穂乃果「あっ、二回繰り返すのかぁ」

絵里「分かってたのにぃ」

にこ「それにしても…やっぱりことりはあっち側なのね」

希「宮崎駿の初の映画監督作品は」

ピンポーン

穂乃果「ふふーん。こんなの有名だよ!ルパン!」ブー

穂乃果「あれ?引っ掛けだった?」

希「宮崎駿の初の映画監督作品は?」

ピンポーン

凛「穂乃果ちゃんは言葉が足りないんだよ。正解はルパン三世にゃ!」ブー

凛「え?違うの?」

絵里「見事なまでのフリだったわね」

ピンポーン

絵里「ふっ、今度こそ私の番よ。正解はルパン三世カリオストロの城」ピンポンピンポン

絵里「ね?正解でしょ?」

にこ「いや、知ってたわよ?」

穂乃果「そこまで言わなきゃいけなかったんだね」

凛「見事に引っかかったにゃ」

にこ「あんた達は罠もないのに勝手に引っ掛かっただけよ」


希「さあ、どんどんいきますよ~」

穂乃果「穂乃果…嫌な事に気がついちゃったんだけど」

にこ「なによ?」

穂乃果「仮に…仮に穂乃果が優勝したとして賞品のランチパックは穂乃果の手元に来るのだろうかと?」

凛「え?なんで?」

穂乃果「海未ちゃんだよ。海未ちゃんが没収するのではないかと穂乃果は思うのです」

絵里「まさかぁ…と否定は出来ないわね」

にこ「まあ、太るくらいなら別に良いんじゃない?」

穂乃果「そしたら穂乃果が出る意味だよ。前からずっと出てるのにさ」

絵里「そんな事言ったら私だってずっと出てるし優勝しても賞品はお花よ?何のお花かも分からないし」

凛「大丈夫だよ。優勝するのは凛だもん」

にこ「あんたのその自信はどこから湧いてくるのよ」

希「お喋りはその辺でよろしいでしょうか?」

穂乃果「希ちゃんがああやって喋ってるといつもの喋り方の希ちゃんが恋しくなるよね?」

凛「そうだね」

にこ「希って一体どこの言葉をつか…」

希「お喋りはその辺でええかな?」

にこ「あっ、はい。あんた達のせいで怒られたじゃない」

凛「怒られる筋合いもないんだけどね」

希「大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなどを原材料とするロシアの」

ピンポーン

絵里「ウォッカ」ブー

絵里「え?違うの?」

にこ「最後まで聞きなさいよ」

希「ロシアを代表するお酒はウォッカですがライ麦と麦芽を発酵させて作るロシアの伝統的なお酒は?」

にこ「…………」

穂乃果「………」

凛「………」

ブー

希「タイムオーバーです」

絵里「いや、せめて何か答えなさいよ」

にこ「うるさいわよ。ロシアの問題で間違えたくせに」

凛「そうにゃ。そうにゃ。この偽ロシア人、偽生徒会長、美人、博識、ナスバディ」

穂乃果「凛ちゃん、途中から褒めてるよ」

絵里「そ、そんな事言うけどあなた達だって日本人なのに日本についての問題が出ても答えられないじゃない。まだ、私の方が詳しいわよ。って言うか私日本人だけど…」

穂乃果「そ、それは…」

にこ「痛い所を突かれたわ」

希「たくさんの人、物、お金、情報が国境を超えて移動し世界が一体化することを何という」

ピンポーン

穂乃果「え?えっと…」

絵里「分からないのに押したの?」

穂乃果「え~…国境…国境なき…」ブー

ピンポーン

にこ「あの…人類補完計画?」ブー

ピンポーン

絵里「グローバル化でいいの?」ピンポンピンポン

にこ「あー…そっちだったのね?」

絵里「これしかないでしょ?なによ、なんとか計画って」

希「特定の人間関係において敵対的な態度と過度に好意的な態度の二つの性…」

ピンポーン

凛「真姫ちゃん!」ブー

凛「え?違うの?」

ピンポーン

穂乃果「西木野真姫ちゃん!」ブー

絵里「いや、そう言う問題じゃないでしょ」

希「特定の人間関係において敵対的な態度と過度に好意的な態度の二つの性質を持つ様子、又はそうした人物を指す言葉は?」

ピンポーン

にこ「ツンデレ」ピンポンピンポン

穂乃果「えー、真姫ちゃんであってるじゃん」

凛「だよね?正解は真姫ちゃんにゃ」

絵里「いや、絶対に違うでしょ?真姫はツンデレかもしれないけど」

希「ふたりは〇〇。YES!〇…」

ピンポーン

絵里「プリキュア」ピンポンピンポン

にこ「はやっ」

穂乃果「って言うか凄っ」

絵里「ふふっ」

凛「もしかして絵里ちゃん好きなの?」

絵里「いや…別に…あれよ?亜里沙が見てるから…」

にこ「いや、亜里沙ちゃんも中三でしょ?」

絵里「あの…本当に日本語を覚えるのにちょうどいいから」

穂乃果「別に絵里ちゃんがプリキュア好きでも誰も笑わないって。ねえ?」

にこ「そうね…プッ」

凛「笑わないにゃ…プッ」

絵里「本当に違うのよ?本当に」

希「思い掛けない事が起こる事を瓢箪からなんと言う?」

ピンポーン

穂乃果「え?瓢箪?え?ヘチマ?」ブー

絵里「どっからヘチマが出てくるのよ」

穂乃果「瓢箪からだよ」

絵里「いや、そう言う事ではなくてね?そもそも間違いだし」

ピンポーン

凛「ぼた餅!」

絵里「それは棚からでしょ?」

ピンポーン

にこ「はあ…揃いも揃って馬鹿ばっかりでμ'sの将来が心配だわ。いい?瓢箪から胡麻よ?」

穂乃果「あっ、聞いた事ある」

凛「それっぽいにゃ」

ブー

にこ「え?」

ピンポーン

絵里「………駒」ピンポンピンポン

にこ「え?こ?駒?」

絵里「あなた達………海未と相談しなきゃ」

穂乃果「えっ?なんの?」

希「アメリカかの首都ど…」

ピンポーン

凛「ニューヨークだよね?」ブー

凛「え?」

穂乃果「え?」

にこ「え?」

絵里「あなた達…」

ピンポーン

絵里「ワシントンよ」ブー

絵里「え?なんで?」

穂乃果「それって人の名前でしょ?」

凛「案外絵里ちゃんもお馬鹿さんにゃ」

にこ「案外でもないわよ」

絵里「いや…」

希「正式名称でお答え下さい」

絵里「あっ…そう言う事」

ピンポーン

凛「思い出したよ。中学校で習ったもん。正解はニューヨークDCにゃ」ブー

絵里「あのねぇ…」

ピンポーン

にこ「えっと…ニューヨーク…ニューヨーク…タイムス?」ブー

穂乃果「にこちゃん~それはニューヨークの新聞だよ~。ね?」

凛「うん」

にこ「知ってるわよ。ニューヨークの正式名称が出てこなかったのよ」

絵里「なんでそう言う事だけ知ってるのよ…それにタイムズだし…答えはワシントンDCだし…」

希「エジソンが残した名言。天才とは1%の閃きと99%の何?」

ピンポーン

凛「輝き!」ブー

ピンポーン

穂乃果「希望!」ブー

にこ「あんた達…なんとなくで押してんじゃないわよ」

ピンポーン

絵里「どりょ…」

にこ「ストップ。よく見なさい?にこの番でしょ?」

絵里「あれ?」

にこ「正解は99%の努力」ピンポンピンポン

凛「にこちゃんあれでしょ?絵里ちゃんの答えを聞いたから分かったんでしょ?」

穂乃果「そうだよ。きっとそうだよ」

にこ「ち、違うわよ。知ってるに決まってるじゃない」

希「3つのサイコロの合計が9と10では確率が違います。9の目と10の目の出る確率の比を求めて下さい」

穂乃果「ええ?なんか急に難しくなってない?」

凛「こんなの分かるわけないにゃ」

にこ「あんた達はさっきまでもわかってなかったけどね」

ピンポーン

穂乃果「えっと…10!」ブー

ピンポーン

凛「比?比ってなんだっけ……………」ブー

ピンポーン

にこ「えっと………にっこにっこに~」ブー

穂乃果「うわっ、今のは酷い」

凛「最低にゃ」

絵里「…………」

穂乃果「絵里ちゃん?」

にこ「流石の絵里も分からないでしょ?平気よ?絵里がそこまで賢いとは思ってないから」

凛「にこちゃんはっきり言い過ぎだにゃ~」

穂乃果「さっ、絵里ちゃんも分からないみたいだし次に行こうよ希ちゃん」

絵里「………」

希「それではタイムアッ」

ピンポーン

絵里「25:27」ピンポンピンポン

穂乃果「え?」

にこ「すごっ」

凛「嘘…」

絵里「ふぅ、ギリギリね」

穂乃果「解いたの?この短時間で?メモも何もしないで?」

にこ「思わず本音が出ちゃったわよ。かっこいいって思っちゃったわよ」

凛「一瞬μ'sに入る前の絵里ちゃんに見えたにゃ」

希「平家物語で有名な祇園精舎。さて、どこの国にある?」

ピンポーン

にこ「え?祇園でしょ?どこって…京都に決まってるじゃない。日本よ日本」ブー

にこ「え?祇園って京都じゃないの?」

ピンポーン

凛「え~………インドとか?」

穂乃果「いやいや凛ちゃん。祇園って言ってるじゃん。漢字だよ?インドなわけないよね?」

にこ「そうよ。日本以外で漢字を使う国って言ったら」

ピンポンピンポン

穂乃果「え?あってるの?」

凛「本当に?」

にこ「恐るべし野生の勘」

絵里「祇園精舎はインド中部のコーサラ国首都シュラー ヴァスティーって言われてるわね」

凛「へ~」

にこ「知ってるなら答えればいいじゃない」

絵里「早押しで勝てないのよぉ」

穂乃果「絵里ちゃんて頭良いのね…なんでだろうね?」

希「昨今では若者のCD離れが進んでいますがCDはなんの略?」

ピンポーン

凛「チャイナドレス」ブー

にこ「そんな訳ないでしょ」

ピンポーン

穂乃果「チョ…チョコ……チョコレート…ディスコ?」ブー

にこ「意味わかんないわよ」

絵里「でも行ってみたいわね。チョコレートディスコ」

ピンポーン

にこ「コンパクトディスクよ。アイドルなのよ?常識でしょ?」

凛「まさかにこちゃんの口から常識なんて言葉が出て来るとは思わなかったにゃ」

穂乃果「ね?人のポテト食べちゃう癖にね」

にこ「いつの話をしてるのよ」

絵里「なんの話?」

希「さあ、ラスト三問です。今の心境はどうですか?高坂さん?」

穂乃果「暑いよ。この部屋暑いってば」

絵里「一向に直る気配ないのよね」

にこ「どうにかしなさいよ生徒会長」

穂乃果「いやぁ…」

絵里「直す方向で動いてるのよね?」

穂乃果「………」

凛「そんな事よりお腹空いたにゃ…早く優勝してかよちんと真姫ちゃんとラーメン食べに行きたいにゃ」

希「さあ、行きます。三角形の面積を求める」

ピンポーン

絵里「底辺×高さ÷2よ」ブー

絵里「あっ、引っ掛けだったのね。せっかく一番最初に押せたのに」

にこ「あんたは何回同じミスをするのよ」

ピンポーン

希「公式は底辺×高さ÷2ですが、平行四辺形の面積を求める公式は何?」

にこ「え?平行四辺形って…どんな形でだっけ?」

ピンポーン

凛「えっと…底辺×高さ×………1/3?」ブー

ピンポーン

にこ「え?穂乃果?」

凛「穂乃果ちゃんわかったの?算数の問題だよ?」

穂乃果「ふふん、穂乃果は分かっちゃったんだよ。算数って言うのはね大抵の場合は答えが一つなんだよ。1+1=2だし6÷3=2だよね?他に答えはないよね?算数って言うのは答えが一つ…真実はいつも一つなんだよ。よって平行四辺形も四角には変わらないはずだから…縦×横で良いんだよ。だって真実はいつも一つだから」ピンポンピンポン

凛「穂乃果ちゃん凄いにゃ。見直したにゃ」

にこ「まあ…穂乃果にしてはね」

絵里「いやちょっと待って!?正解はしたけど穂乃果の理屈が納得いかないんだけど」

希「バスケットボールでボールを持ったまま三歩以…」

ピンポーン

絵里「誰?」

穂乃果「凛ちゃんだよ」

凛「……」

にこ「凛?早く答えなさいよ」

凛「凛は走るのが大好きにゃ」

にこ「え?」

凛「魂が研ぎ澄まされて体が風と一体化して一緒に走ってる誰よりも速く地を駆け抜ける…今の気分はそれに似ているにゃ」

にこ「えっと…何が言いたいの?」

凛「つまり…今、この瞬間の凛は………絶好調にゃ。正解はトラベリング」ピンポンピンポン

穂乃果「凛ちゃん凄い!凄いカッコ良かった」

絵里「最高にクールよ、凛」

にこ「いや、茶番でしょ」

希「さあ、最後の問題です。まずはこちらの映像をご覧ください」

海未「皆んなのハートを撃ち抜くぞぉ。ラブアローシュート」

凛「あっ、海未ちゃん」

にこ「なんか海未のこの感じも見飽きたわね。前にもこの映像見たし」

穂乃果「そうだね。本人だけだもんね。気づかれてないと思ってるの」

絵里「実際には何度も目撃されてるのよね。海未のこの感じは」

希「彼女の様な清楚な日本人女性の事をある花に見立ててなんと言う?」

絵里「え?もしかして映像関係ない?」

にこ「そうよね?関係ないわよね?」

ピンポーン

穂乃果「おしとやか」ブー

希「花に見立ててですよ?」

ピンポーン

凛「パンジー」ブー

にこ「あんたたは海未をパンジーみたいって思った事あるの?」

凛「ないかもしれない」

ピンポーン

にこ「大和撫子よ」ピンポンピンポン

穂乃果「え?なんかそのまんまだね」

凛「面白味がないにゃ」

にこ「面白味ってなによ」

絵里「本当にわざわざ海未の映像を流す意味なかったわね」

希「以上で全問終わりました。お疲れ様です」

凛「長かったにゃ~」

穂乃果「ね?暑かったし長かったし。100問はなかったけど50問はあったんじゃない?」

絵里「50はなかったわよ。せいぜい30問ね」

にこ「何でもいいから結果発表しましょう?」

希「それでは結果発表に移りたいと思います」

穂乃果:10点

凛:9点

にこ:11点

絵里:8点

絵里「え?嘘?私がビリ?」

穂乃果「正直絵里ちゃんが優勝かと思ったけど」

凛「凛も」

にこ「結構接戦だったのね」

絵里「って言うか38問もやったのね」

にこ「いや、全員不正解もあったからもっとでしょ」

希「優勝は矢澤にこさんです。それでは賞品のお菓子一週間分を」

にこ「あ、ありがとう」

穂乃果「良かったね。虎太郎君達も喜ぶね」

絵里「私はそれが一番だわ」

にこ「そ、そう?」

凛「凛はお腹空いたにゃ。ラーメン食べて帰ろうよ。かよちん達誘ってさ」

穂乃果「そうだね」

絵里「それじゃあ帰りましょうか?ね、希?」

希「あっ、最下位のえりちは罰ゲームな?安心して?旅館にはいかんから」

絵里「え?」

ー完ー

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