【ガルパン】梓「西住流テクニック」 (25)

梓「うー、トイレトイレ」

今トイレを求めて全力疾走しているわたしは大洗女子学園に通うごく一般的な女の子。強いて違うところをあげるとすれば西住隊長のタンクジャケットの匂いに興味があるってとこかナ・・・・・・名前は澤梓(さわあずさ)。

そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。

ふと見るとベンチに一人の若い女が座っていた。ウホッ!いい隊長・・・!そう思っていると突然その女は僕が見ている目の前でツナギのホックをはずしはじめたのだ・・・・・・

まほ「みほ警察だ!!!」

梓「チェンジ!」


あゆみ「これまでのみほ警察はこちらです!」

まほ「みほ警察だ!!!」
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まほ「みほ警察だ!!!」小梅「ピーッ!」
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【ガルパン】オレンジペコ「交流会です」
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【ガルパン】愛里寿「みほ警察よ!!!」
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【ガルパン】まほ「みほ警察だ!!!」小梅「NG」
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【ガルパン】優花里「クリスマス交流会です」
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まほ「澤梓だな。何をしている?」ぬぎぬぎ

梓「それはこちらのセリフと言うか、こんなところで脱がないで....あ、下に制服着てたんですね」

まほ「当然だ。わたしに露出の趣味はない!」

梓「そ、そうですか......」

まほ「それで、何をしている?」

梓「そ、そうだった!わたしお手洗いに....」

まほ「そうか、すまなかった。早く行ってくるといい」

梓「すみません、失礼します!」

ジャーッ

梓「ふぅ....」

まほ「では改めて、みほ警察だ!!!」

小梅「ピーッ!」

梓(増えてる.....)

まほ「澤梓、キミはどうして普段は来ない通学路の公園に来たのかな?」

梓「え?それは、そのぉ」

まほ「なるほど、『パロディネタであわよくばみほとイチャイチャするSS』の企画か」

梓「ッ!?」ドキッ

まほ「ほー、『普段とは違うみほの強引さに戸惑いながらも公園のトイレで.....』。へぇー」

梓「えっと、あの、これはなんと言うか....」

まほ「却下だ!わたしの目の黒いうちはみほとえっちなことなんてさせない!!!」

小梅「ピーッ!」

まほ「全く、良からぬ気配を感じて泳いできてみればなんたることだ」

梓「泳いできたんですか?!」

小梅「背泳ぎできました」

まほ「とにかく、キミは慌てて公園のトイレに駆け込んでいる場合ではない!」

小梅「ピーッ!ピッ!」

梓「ごめんなさい」しゅん

まほ「くっ、かわいいな。しかしかわいいからといってなんでも許されると思ったら大間違いだ!」

小梅「ピッ!ピッ!」

まほ「だいたい、トイレくらい帰る前に学校で済ませてきなさい。こんな人気のない公園にホイホイ来ていたらうさぎさんチームのメンバーに囲まれてR指定だぞ!」

小梅「エロ同人みたいに」

梓「それは....気をつけます」

まほ「とにかく、キミには危機感が足りない」

小梅「ピーッ!」

梓「危機感、ですか?」

まほ「そうだ。調べによるとキミは同学年の子のおもちゃにされる率が非常に高い」

小梅「注:みほ警察調べです」

まほ「まぁ、キミは普通で地味で地味なキャラ付けがなされている良識人だからいじられ役になることも多いだろう」

小梅「貴重なツッコミ枠ですからね」

まほ「このままでは、『うさぎさんチームのツッコミおもちゃキャラ』が定着してしまうだろう」

梓「そんな!わたしはどうしたら.....」

まほ「そこでみほだ!」

小梅「ピーッ!」

まほ「みほはキャラの濃い大洗でも、しっかりと主人公としての信念とその儚げな可愛らしさで物語の中心として活躍してきた」

まほ「つまり、みほの姿を見て、主人公としての立ち振る舞いを学ぶことで、特徴がないのが特徴のキミでも他の子の陰に埋もれず活躍し、結果戦車道の実力も上がると言うわけだ」

小梅「ピッ!ピッ!」コクコク

梓「なるほど!」

まほ「そのためにもキミはみほの家に行く必要がある」

梓「隊長のお家に、ですか?」

まほ「そうだ、みほの住むアパートにだ」

梓「で、でも、どうやって西住隊長のお家に行けば.....」

まほ「キミは何故この公園に来た?」

梓「へ?それはお手洗いに行きたくて.....」

まほ「そうだろう?しかし、何故公園のトイレでなければならない」

小梅「ピッ!」

まほ「例えば、帰り道、急に尿意に襲われたとする。家までは距離があり間に合いそうもないし、コンビニのトイレを借りるのは恥ずかしい。公園のトイレは危険がいっぱいだ」

小梅「ピッ!ピッ!」

まほ「すると近くに尊敬する先輩の家があることに気づく。偶然」

小梅「ピーッ!」

まほ「ほら、これでみほの家におじゃますることができるだろ?」

梓「あ、ほんとだ!」

まほ「他にも夕立にあってびしょ濡れバージョンがあるがこっちはダメだ。なんかえっちだから」

小梅「ピッ!ピッ!ピッ!」

まほ「あとは戦車道の勉強だとか、宿題を見て欲しいとか適当な理由で居座ればいい」

梓「で、でも、迷惑じゃないでしょうか?」

まほ「みほは後輩の面倒を見ることを嫌がるような子ではないよ。それに女は度胸!なんでも試してみることさ」

小梅「ピーッ!」

まほ「それでは、澤梓。健闘を祈る!」

小梅「頑張ってください!」

梓「はい!」

梓「......そうだ、そのまま隊長とパジャマパーティとか

まほ「だめだ!キチンとお家に帰りなさい!」

小梅「ピーッ!」イエローカード

梓「たはー、しーましぇん!」

オレンジペコ「みほ警察です!!!」

ダージリン「!?」

オレンジペコ「ダージリン様、今何をなさってたんですか?」

ダージリン「ちょ、ちょっと待ってちょうだいオレンジペコ。これは一体どういう

オレンジペコ「何をなさってたんですか?」

ダージリン「......あの、勉強の息抜きに紅茶をいれようかと」

オレンジペコ「ダージリン様、お勉強の息抜きに優雅に紅茶を飲もうとしている場合ではありません」

ダージリン「そ、そうかしら?」

ペコ「それに、紅茶でしたら言ってくださればわたしが淹れますから」

ダージリン「そ、そうね。それじゃあお願いしようかしら?

ペコ「はい、今ご用意しますね」

ダージリン(.....ん?紅茶を飲んでいる場合ではないのではなかったかしら?)

ペコ「それでは、ご用意する間に」

ペコ「みほ警察です!!!」

やかん「ピーッ!」

ダージリン「!!?」

ペコ「ダージリン様。先ほども言いましたが、お紅茶でしたらわたしがおいれします」

ダージリン「え、えぇ」

ペコ「しかし、ダージリン様。息抜きのティータイムとはいえお一人で飲む紅茶は果たして優雅でしょうか?」

ダージリン「どういうことかしら?」

ペコ「一人で紅茶を飲む、と言うのは些か華やかさに欠けます。うっかり油断してしまうと、三十を目前に恋人ができず一人寂しく過ごす独身OLのように見えてしまいます」

ダージリン「それはひどい偏見ではないかしら?」

ペコ「そんな婚活戦士のようにならないためにも一緒にお茶をする相手は必要です」

ダージリン「待ちなさい、オレンジペコ。今特定の女子高生に毒を吐かなかったかしら?」

ペコ「そこでみほさんです」

ダージリン「ちょ、ちょっとでいいから話を聞いてちょうだい」

ペコ「お茶のお相手にみほさんをお呼びすることで、その場が華やぎ、ダージリン様の知的な会話によってますます聖グロリアーナが知的な雰囲気になり、結果戦車道の実力も上昇します」

ダージリン「あのね、オレンジペコ」

ペコ「ダージリン様が持つべきは、いかなる時も優雅、決して中身の溢れることのないティーカップと英字新聞です。湯のみとゼクシィではありません」

ダージリン「オレンジペコ」

ペコ「とは言え、みほさんを急にお呼びするわけにもいかないので、今日はひとまずこのみほぐるみを

ダージリン「オレンジペコ、聞きなさい」

ダージリン「こんな言葉を知っているかしら?『しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか』」

ペコ「キルケゴールですね」

ダージリン「確かに、みほさんも素敵な女性だけれども、沈黙を重ねても気にならない相手は私のすぐ近くにいるのよ?」

ペコ「はぁ、身近に、ですか?」

ダージリン「えぇ、知的で愛らしくて、私のことをよく分かってくれている身近な女性」

ペコ「アッサム様ですか?」

ダージリン「ふふふ、そうね。アッサムもだけれども、もっと身近な人」

ペコ「えぇっと、それは....?」

ダージリン「あなたよ、オレンジペコ」

ペコ「わたし、ですか?」

ダージリン「えぇ、あなたよ。そうね、確かに一人でお茶を飲む、と言うのは些か優雅さに欠けますわね」

ダージリン「私とティータイムを過ごしていただけるかしら?」ニコッ

ペコ「は、はい、ダージリン様///」カァッ

ダージリン「あらあら、ねぇ、オレンジペコ、こんなことわざをご存知?」前髪をつまむ

まほ「みほ警察だ!!!」バリバリッ!

ペコ「!?」

まほ「オレンジペコ、話に流されてダージリンに籠絡されている場合ではない!」ぬぎぬぎ

ペコ「え?今わたしダージリン様とお話ししてて?え?」

まほ「小娘と茶袋とはよく言ったものだ。あの程度でキマシタワな空気を出すとは」

ダージリン「あの、私の言おうと思ったことわざを.....と言うよりどうしてあなたがここに?というか、何故黒森峰の制服の上に聖グロリアーナの制服を重ね着していたのかしら?」

まほ「まぁ、潜入するのに少しな。動きにくかった」

ダージリン「でしょうね」

ペコ「あの、一体どのようなご用件で......?」

まほ「いや、キミがしっかり活動できているか気になってな。うん、やはり聖グロの紅茶は美味い」

ダージリン「お引き取り願えるかしら?」

まほ「そうだな、失礼した。まぁ、あっさり籠絡されたとは言え活動はしっかりしているようだし、人の恋路に口を挟むほど野暮ではないからな」

ペコ「はぁ、そうですか.....」

まほ「それでは、良いみほライフを」

ダージリン「......何をしに来たのかしら?」

ペコ「紅茶、入れ直しますね」

まほ「みほ警察だ!!!」

愛里寿「みほ警察?一体何の用だ?」

まほ「惚けるな。何をしている?」

愛里寿「何をって、決まっている。みほさんにボコのぬいぐるみをプレゼントしに来た」

まほ「ほう、では、普段みほが抱き枕がわりにしているそのぬいぐるみは持ち帰る必要がないな」

愛里寿「?」首傾げ

まほ「?、ではない!最初に登場した時の口調の方が?だよ!」

愛里寿「キャラをよく掴まずに多分こうだろうで書いた時の話は今関係ない!とにかく、わたしの抱き枕がわりのボコのぬいぐるみの代わりにこのみほさんが抱き枕がわりにしているボコのぬいぐるみは貰っていく!」

まほ「くっ、それでみほのぬくもりを感じながら眠るつもりだな、この変態め!それをよこせ!わたしが預かる!!」

愛里寿「断る!これはもうわたしのだ!」

まほ「じゃあせめて内蔵している隠しカメラだけでも渡せぇ!」

愛里寿「それこそわたしの私物だろう!わざわざみほ探偵に依頼した特注品だぞ!とっても高かった!!」

まほ「ぬぬぬ」

愛里寿「うぎぎぎ」

あゆみ「す、ストップ!みほ弁護士です!」

まほ「違うっ!勢いが足りない!!」

あゆみ「わわわ、み、みほ弁護士です!!!」

まほ「よろしい!」

あゆみ「みほ警察同士で争ってる場合ではありません!仲裁に来ました」

まほ「ほう、仲裁か。みほ弁護士が」ゴゴゴゴ

愛里寿「澤梓ではなく、新人の山郷あゆみが来た理由は?」ゴゴゴゴ

あゆみ「あ、梓だと余計にややこしくなりそうだったんで....って言うか、怖い!戦車道の次期家元ハンパない!!」

まほ「それで、仲裁にと言うことだが、みほ弁護士としてはどうするつもりなんだ?」

あゆみ「はい、えぇっと、ここにみほぐるみがあります」

愛里寿「今更みほぐるみがなんだと....新作か?!」

あゆみ「は、はい。みほぐるみ冬制服バージョン最終章使用試作版です」

まほ「くっ、なるほど、つまりこれはまだしばらく出回らない一品、と言うことだな?」

あゆみ「はい、これ持ち出すのに梓説得するのが大変で....」

愛里寿「ガールズアンドパンツァー最終章は全6章構成。その一章の公開は2017年12月の予定のはず....それがこんなに早く手に入るのは魅力的だが.....」

まほ「.....条件を聞こう」

あゆみ「はい、両名は直ちに撤収。愛里寿は西住隊長が抱き枕がわりにしているボコのぬいぐるみを交換せずそのまま持ち帰ってください」

愛里寿「むぅ、条件としては妥当、か」

まほ「待て、みほ弁護士にはなんの得がある?」

あゆみ「こちらとしては、みほ警察の西住派と島田派の争いが止まればそれでいいかなって感じなんですけど、それだと梓が納得しないので」

あゆみ「こちらの梓が抱き枕がわりにしようとしたけど、結局みほぐるみに勝てなかったボコのぬいぐるみとこの西住隊長が抱き枕がわりにしているボコのぬいぐるみを交換するのを見逃してください」

愛里寿「却下だ!通るか!そんな理屈....っ!」

まほ「わたしも承服しかねる」

あゆみ「えー、そんなぁ」

愛里寿「いくらみほぐるみの新作とは言え、その条件には釣り合わない。そもそも中の盗撮カメラはわたしの私物だ!

まほ「そもそも何故島田愛里寿の私物がみほの持ち物に仕込んであるのか気になるが、その提案だとみほ弁護士が漁夫の利を得ることになるだろう。だめだだめだ!」

あゆみ「でもこれすごいんですよ!梓監修で隊長の匂いがするし、お腹を押すと隊長の声で『パンツァーフォー』って喋るんです!」

まほ「無駄に高性能だな。正直喉から手が出るほど欲しいが絶対にダメだ!」

愛里寿「くんくん....確かにみほさんの匂い....だが、これはよく似た偽物だ」

あゆみ「うぅ、梓と同じこと言われた....そこをなんとか」

愛里寿「もっと完成度があがれば考えなくも.....マズイ、みほさんの気配!」

まほ「ええい、撤収」

ガチャ

みほ「ただいまー」

みほ「あれ?電気つきっぱなし...消し忘れてたんだ。気をつけないと」

みほ「あれ?ボコのぬいぐるみここに置いたっけ?うーん、ま、いっか」

争いとはいつも互いの利害のために起こる

しかし、その利害を超えた先にある絆がある

それは愛するものであったり、崇高な理念であったり、様々だ

それを見つけた時、初めて一つになるのである。

それは、そう、戦車道のように.....

END

終わりです。HTML出して来ます

最初は、普通の梓と西住殿でふっつうにイチャイチャゆりゆりさせようかなと思ったんですけど、なんか気づいたらみほ警察になってたのでほんと意味ワカンねぇなと思いました

愛里寿の口調がホントうまく掴めないです。いっそボクカワイイくらい言ってくれれば書きやすいのに....

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