果南「すわわー、いる?」すわわ「んー?」 (18)

ラブライブ!サンシャイン!!のssです

ファーストライブが近いということで、キャラ×キャスト、のコンセプトで書いてみました

書き溜めてあるので、一気に行きます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487782288

果南「すわわー、いる?」


すわわ「んー?(シャンシャン)」


果南「もー、またレッスン着のままでスクフェスしてるし」


すわわ「うん……明日通しリハでほとんど出来ないから……イベント走っとかないと(シャンシャン)」


果南「はいはい、さすがガチ勢さんですねー」


すわわ「……………………(シャンシャンシャンシャン)」


果南「………だめだー。スイッチ入ったらいっつもこうなんだから。そういうとこ、μ'sの愛乃さんに似てるよね。いいですよーだ、こっから私の独り言で」


果南「……いよいよ、ライブだね。私と初めて会った時のこと、覚えてる?すわわってば最初すっごくシャイだったし、初めましてから先が続かなくて、私もついごめんなさいなんて言っちゃってさ。今思えばすごいやりとりだよね」


果南「だから正直……すわわのことが分かるまで時間がかかったんだ、私。でも、裏で厳しいダンスに耐えてるところとか、ニコ生で話聞いてないようでちゃんと聞いてて絶妙にスパイスきかせるところとか、そういうのを見て、今は、すわわのこと大好きになったよ」


すわわ「…………(シャンシャンシャン、ボンッ)」


果南「私の声は、すわわしかいないから……もう、すわわじゃなきゃ私嫌だから。ライブ、絶対絶っ対成功させようね!」


すわわ「……………(ボンボンボンボン、\シッパイシチャッタ/)」


果南「あーあ、独り言じゃなかったら、すわわとハグしたのになー、残念だなー(バタン)」


すわわ「…………ああもう、涙でノーツ全然見えないじゃん、果南のばかぁ……果南!待って!ハグするっ!」

しゅかしゅー「ほっ、と!このステップはバッチリかなっと」


曜「しゅかしゅー!ヨーソロー!」


しゅかしゅー「YO!YO!ヨーソロー!あっ、今の分かった?」


曜「呼びかけと、私の名前と、ヨーソローでしょ?ラッパーじゃないんだからw」


しゅかしゅー「さっすが曜ちゃん!いやぁー斉藤、元気とテンションだけが取り柄ですからなぁ」


曜「あっはは!しゅかしゅーはライブ直前でもいつも通りだねっ」


しゅかしゅー「うん、むしろいつも通りにしたいっていうか。私、特別な日の前だからって特別なことはしたくないの。だからこのままで当日迎えるよ!」


曜「……ほんっと、似てるよね、私としゅかしゅーって。初対面から全速前進だったもんね」


しゅかしゅー「そうだねー。だから私も曜ちゃんには自然体でなりきれるし、この出会いって奇跡かもね」


曜「ああ、しゅかしゅーの顔見てたら、なんか不安を言い合う空気でもなくなっちゃった……でも、多分私たち、こういうノリな方がいいんだよね!」


しゅかしゅー「私も、そりゃ不安とかプレッシャー、あるよ。むしろありすぎるよ。でも、そ!曜ちゃんと私なら、今はぶちまけない方がいいんだよ、きっと!終わってからやろっ!」


曜「……うん!今はただ頑張ろう!あっ、最後にあれやろうよ!」


しゅかしゅー「あーあれ?斉藤、準備万端であります!」


曜・しゅかしゅー「横浜アリーナに向かって!前速前進!!」


「「ヨーソロー!!!」」

(ガチャ……)


鞠莉「アイ、ナ……?」


あいにゃ「うぅ……また胃が痛く……」


鞠莉「アイナ?」


あいにゃ「っほぁ!?なーんだマリーかぁっはぁwww急に入ってこないでよねー、おじさん心臓飛び出るかと思ったよwwww」


鞠莉「泣いてたノデェスカ?」


あいにゃ「え゛ぇ!?いやいやいや泣くわけないじゃーん、こんな楽しい時にさぁ」


鞠莉「顔見ればバレバレジャナイデスカ。……アイナが強がる時って、いっつもそうだよね。ねぇ、アイナ」


あいにゃ「いや、ほんとだって!あ、これ笑いすぎて涙出てたの、そう!さっきまで松岡修造のMAD見てて腹筋崩壊したりラジバンd」

鞠莉「愛奈っ!!!」


あいにゃ「(ビクッ)…………え?」


鞠莉「もういいよ、愛奈。強がらなくていい。思ってることちゃんと話して!私が、愛奈を想う気持ちを甘く見ないで!」


あいにゃ「鞠莉…………」


鞠莉「愛奈、前に私の誕生日に言ってくれたよね?『辛くなったら私に背中を預けてね』って。私も同じだから。一人で背負わないで、辛いならせめて私にだけは本音を見せてよ!……不安なんでしょう?ライブがうまくいくか」


あいにゃ「…………そうだよ。そんなの当たり前じゃん!北海道から上京して慣れない一人暮らしして、他の声優の仕事もやりながらダンスレッスンもやって!!気付いたらもうライブだよ?わけわかんなくなりそうだよっ!!」


鞠莉「(抱き締める)……だよね」


あいにゃ「っく……うぅぅっ……グスッ……」


鞠莉「私知ってるよ。ラジオやニコ生でどんなに笑ってても、終わったら黙々と反省ノートをつけてることも、他のメンバーと遊びに行けなくて嫉妬ファイヤーしてたのも。全部、私のためにって……一生かかっても、感謝しきれない」


あいにゃ「う゛あぁあっ……え゛ぅっ……っく……」


鞠莉「私のせいであなたの時間を束縛してるのは分かってる……本当にごめんなさい。でも、でもね!そこまで頑張ってる人がうまくいかないはずがない!って。愛奈なら絶対いいライブに出来るって信じてるから……だから、辛かったら、私にも背中を預けてね」


あいにゃ「まりぃぃぃぃ!!!すき、すき、っうっ、だあ゛いすきぃぃぃっ…………!!」


鞠莉「わたしも、っ、大好きだよ、愛奈ぁぁっ……!」

♪♪♪♪♪


りきゃこ「レッスン室からピアノの音……梨子ちゃんだなっ♪」


りきゃこ「りーこちゃんっ!」


梨子「わっ!梨香子さん!もう、脅かさないでくださいよ!ていうか、有紗さんと食事に行ったんじゃ?」


りきゃこ「行ったけど、早めに切り上げたよ。今夜は梨子ちゃんと二人で過ごしたいから♪それに、有紗もダイヤさんと過ごすってさ」


梨子「そうなんだ」


りきゃこ「今の、海に還るものだよね?ほんときれいなメロディだね」


梨子「ライブも近いし、一人で弾いて落ち着きたかったんです」


りきゃこ「ライブ……もうライブなんだね……って、どうしたの梨子ちゃん?ジト目で私の顔見て、恥ずかしいよ……」


梨子「ほんっっと、梨香子さんって美人ですよね。嫉妬しちゃいそうです。何を食べたらそんな美人になるんですか?」


りきゃこ「そんなマジのトーンで聞かれても……パクチーとか、お惣菜のハンバーグとか? っていうか、梨子ちゃんの方が、可愛いし美人だしピアノうまいし、ずるいじゃんっ!」


梨子「なっ……///私の話はいいじゃないですか!今は梨香子さんの話をしてるんです!」


りきゃこ「いやいや、私だって梨子ちゃんの話をね!」


梨子「いやいやいや!」


りきゃこ「いやいやいや!」


「「いやいやいや!!」」


「「ぷふっ……あははははは!!」」


りきゃこ「あー、おかしい!ふう、ありがとう梨子ちゃん。張り詰めてた気持ちがちょっと楽になった。ねえ、隣、いいかな?」


梨子「あれ、梨香子さんピアノ弾けましたっけ?」


りきゃこ「弾けないけど、一番近くで聴いてたいの。大好きな人のピアノをね」


梨子「…………はいっ!」

ダイヤ「有紗さん、タオルですわ!」


ありしゃ「おっ!サンキュー♪」


ダイヤ「ライブが近いだけあって精が出ますのね。私も負けていられませんわ!」


ありしゃ「そういうダイヤも随分鼻息がvery hard!」


ダイヤ「鞠莉さんの真似はしなくていいですわよ」


ありしゃ「はは、ごめんごめん。……ライブかあ。私の女優人生で一番の大仕事だわ」


ダイヤ「そういえば、有紗さんは女優でしたわね。女優、とはなんですの?」


ありしゃ「また哲学的だなー。うーーん……黒澤ダイヤという一人の女の子が、どんな気持ちで挑んでどんな努力をしてきたかを受け止めて、それをステージで目一杯表現してあげること、かな」


ダイヤ「まあ、素晴らしい考えですわ!」


ありしゃ「そう?ま、これあいあいの受け売りなんだけどね」


ダイヤ「え、あのルビィの親友の?まあ、お茶目ですわ!」

ありしゃ「ダイヤには言われたくないよ!……確かに、役者は与えられた役になりきるのが仕事。でも、私はダイヤにはなりきる必要ないの。この意味分かる?」


ダイヤ「難しいですわ……それだけ、有紗さんが私の癖や動きを完璧に覚えてくださっているから、とか?」


ありしゃ「うーん、半分ぐらいピンポーンですわ。答えはね、私が、小宮有紗自身が黒澤ダイヤだから。一緒にいた時間が長かったから、私の心にダイヤが自然と入ってきて、一つになれたの。だからありのままの私がそのままダイヤだし、今更なりきる必要なんてないんだよ」


ダイヤ「有紗さん…………私も!私の心の中にはいつも有紗さんがいますわ!これからもずっと一緒ですわ!」


ありしゃ「ありがとーダイヤ!本番は二人でステージに立とうね!……頼りにしてるよ、ダイヤ」

花丸「いやぁー今日も練習後ののっぽパンがおいしいずら♪」


キング「は、な、ま、るぅーー!」


花丸「(ほっぺムニムニ)ひゃあああ!はなほひゃん!やへううら!(かなこちゃん!やめるずら!)」


キング「あはは、お疲れー。またのっぽパン?たまに、マルが太っちゃわないか心配になるよ」


花丸「ダンスレッスンで全部消化するから、食べても平気ずら」


キング「それ、運動部やめた学生が太るのと同じパターンだよね完全にwもー、ライブ前なんだしほどほどにしなよ?可愛いからつい許しちゃうあたしもあたしだけど」


花丸「ライブ……まだあんまり実感わいてこないなあ。かなこちゃんは?」


キング「あたしもそんなにない。なんだろ、あいあいとあいきゃんがこの時期になってもあんなアホなノリのままだからさ、このままいつもの調子で本番になっちゃう気がするんだよね」


花丸「ほんとあの二人と仲いいよね。マルもそれに影響されて、ルビィちゃんと善子ちゃんとよく遊ぶようになったずら♪」


キング「いいんじゃない?あたしが誰にどんな影響を与えてるかは分かんないけど、それがいい方に行ったならすごく嬉しいし」


花丸「かなこちゃんはいるだけで空気をほわわーんって出来る人だよ!あんちゃんみたいにグイグイ引っ張るタイプじゃないかもだけど、縁の下の力持ちって感じがするずら」


キング「縁の下かー……マルもAqoursの中じゃそんな感じだよね。あたしたち似てるのかな?それか、あたしがマルに似てきたのかなw」


花丸「きっとどっちもだよ♪かなこちゃんも食べる?のっぽパン」


キング「こやつのマイペースっぷりときたらもう……いいよ、食べるずら!ダンスレッスンで消化するずら!」


花丸「やっぱりかなこちゃんはこうでないと!」


キング「……なんか、ほんっとライブ前って感じがしない会話だねー。あんちゃんと千歌ちゃんなんて、今頃めっちゃ気合いいれてそうじゃない?」


花丸「マルたちにはマルたちのペースがあるずら♪……泣きそうになったら、支えてね」


キング「うん!その代わりマルも支えてよね!」

善子「ククク……時は来たり。」


??「善子ぉー、よしこぉー」


善子「全国の数多のリトルデーモンが、堕天使ヨハネの華麗な舞いと美声で一斉に虜になる、そう、Xデーよ」


??「よしこぉぉー、かーわーいいー」


善子「最高の舞台は整ったわ。あとはステージで堕天…………ってぇ!なんなのよ!リトルデーモン1号!暑苦しいからいい加減離れなさいよ!」


あいきゃん「だめ!今日はずっと善子ともふもふして、善子から堕天使パワーをいーっぱいもらう日なの!」


善子「何よその胡散臭いパワー。あと私はヨハネよ!」


あいきゃん「あぁ、善子ー!もう、善子は何でそんなに可愛いの!神様、なんで!」


善子「……今日のリトルデーモン1号、絡みづらい……」


あいきゃん「そう言いながら、顔真っ赤じゃん」


善子「うるさいっ!!」


あいきゃん「……ねえ、善子。ありがとう、今まで」

善子「はぁ?な、何よ急に」

あいきゃん「歌手として鳴かず飛ばずだったわたしに、希望を持ってきてくれたのは善子だった。あなたに会えてなかったら今のわたしはない。まだ、何も恩返し出来てない。だから、今度のライブは善子のために全力で歌って踊るから!絶対見ててね」


善子「っぇ、えぇぇっ、そ、そんなこと急に言われても……///わ、私だって、リトルデーモン1号がいなかったら、こここうやって喋ることすら出来てないし……その、こちらこそ…………///う゛ぁぁっ、恥ずかしい!いきなり何言い出すのよ!」


あいきゃん「いいよ、わたしが勝手に言ってることだから。でも……いつかちゃんと聞きたいな、その続き」


善子「//////……あっ、そう!訂正しなさい!一箇所!」


あいきゃん「えっ?」


善子「今まで、じゃないわ!それじゃもうお別れみたいじゃない。これからも、でしょ?…………これからもよろしくね。リトル……いや、あ、ああ愛香っ!///」


あいきゃん「うそ!?うそうそうそ!今初めてわたしのこと愛香って呼んでくれた!?うわあああああーーっ、善子ありがとー!!もう大大大好きーーーっ!!」


善子「いたっ!ちょっと、押し倒さないでよ!!あと私はヨハネ!!……あっ、まぁ、よよ善子でも、いいわよ別に。愛香だけ特別なんだから!」

「「お疲れさまでしたー!!」」


ふりりん「よかったよ、ルビィ!今までで一番よかった!本番もいけそうだね!」


ルビィ「はいっ!愛さんもすごくよかったです……!」


ふりりん「ありがとっ♪みんなの前でも言ったけど、私は黒澤ルビィとしてステージに立ちたい、って夢があるんだ。やっと、叶えられるよ……見ててね。最っ高にルビィをキラキラさせてあげるから!」


ルビィ「は、はいっ、ありがとう、っ、ごっございっ……」


ふりりん「ルビィ?」

ルビィ「っ、っぁっ、ああぁっ、ぅぁぁぁっ……!」


ふりりん「ど、どうしたの!?どっか怪我しちゃった?大丈夫!?」


ルビィ「ちっ、ちがいますっ……っく、ごめんなさい、急に……っ。今までのこと、急に思い出しちゃって。」

ふりりん「今までの……?」


ルビィ「はい……愛さん、あんなに頑張ってくれてるのにルビィが総選挙の順位全然上げられなくて、アニメでもかっこいい見せ場作れなくって、グスッ、愛さんに何も恩返し出来なかったルビィが急に情けなくなっちゃって……ぇうっ……」


ふりりん「…………なーんだ、なにかと思ったらそんなことか。……ちょっと、座ろう?その辺に」


ルビィ「えっ、でも、寒いですよ?風邪引いたら」


ふりりん「いーーの。ほら、おいで?お姉さんの命令だぞ?(膝ポンポン)それに、ここならルビィは寒くないでしょ?」


ルビィ「は、はい……じゃあ。」


ふりりん「(膝の上のルビィを抱き締める)ほんっと、世話の焼ける妹持つと大変だなあ。 ……あのね、よく聞いて。ルビィは可愛いよ。すっごくすっっっごく可愛い。誰よりもずっとルビィの近くにいた私がこれだけ言うんだから間違いないんだよ」


ルビィ「ピ、ピギィ、いきなりそんなこと言われてもルビィ……」


ふりりん「……すぐには信じられない、よね。でも、頑張って信じてあげて。それでもだめだったら、ずっとあなたを近くで見てきた私の言葉を信じて欲しい。何度でも言うよ。絶対譲らない。黒澤ルビィは絶対可愛いの!」


ルビィ「ルビィは、可愛い……?ルッルビィは……ルビィはかわいい!!」


ふりりん「その調子!あとはっきり言うけど、私は総選挙とか見せ場とか恩返しとか、そんな見返りのためにルビィと一緒にいるつもりは全っ然ないの!ただ、あなたが大好きだから、出会えたことが奇跡だから、あと、黒澤ルビィになりたいからっっ……やってるのッッ……!」


ルビィ「あ、愛さん!涙が……が、がががんばルビィ!」


ふりりん「……グスッ、ごめんね、ありがと……。だから、ね、恩返しとかそんなことは言わないで。ルビィはルビィだけの、オンリーワンの花を咲かせることに一生懸命になって。それだけでいいんだよ。順位だとか見せ場なんてのはね、他人が決める結果論。一番大事なのは、自分を好きになって、自分を信じてあげること。これだけは覚えてて欲しいんだ」


ルビィ「……はいっっ!ルビィ、ルビィね!やっぱりアイドルしたい!花丸ちゃんと善子ちゃんと千歌さんたちと、大好きな愛さんと、一緒に!ルビィが好きなルビィを見つけたい!!」


ふりりん「それでこそルビィだよ!私だって!黒澤ルビィの全てを背負って、黒澤ルビィとしてステージに立ちたい!!」


ルビィ「ルビィ、ルビィの声が愛さんで本当に良かったです!あの、最後にあれ、やりたいです!」


ふりりん「もちろん!ちょうど私もやりたかったんだ!」


ルビィ・ふりりん「ファーストライブ!」「ふたりで一緒に!」


「「がんばルビィ!!!」」

千歌「かんかん!」


あんちゃん「みかん!」


あんちゃん「かんかん!」

千歌「みかん!」


「「かーん!かーん!みっかっん!!」」


あんちゃん「よぉぉっし、いけるやんこれで!てかもう、いくしかないやん自分!」


千歌「最近いつもそんなテンションだね、あんちゃんw」


あんちゃん「うん、もう何ていうの、騒いでないと潰れそうっていうか、騒いで必死に誤魔化してるってか、そうしないとやってらんないの」


千歌「リーダーだもんね。しかも、私みたいな下っ端リーダーじゃなくて、本物のリーダーで」


あんちゃん「あー、はいはい、そういうのなし!高海千歌と伊波杏樹は表裏一体の一心同体なの。自分の否定は二人の否定になっちゃうからもったいないの。だからなし、ね?」


千歌「そうだった!ごめんごめん、あんちゃんと初めて会った時からの約束だったもんね」


あんちゃん「……初めて、か。早かったね、初めてからここまで」


千歌「ほんと、あっという間に2年だねー。……ねえ!2周年記念にさ、思ってたこと全部言ってもいい?」


あんちゃん「うん、でもあんまりエグい本音とかじゃなきゃ嬉しいかなー、カナー」


千歌「えっとね、あんちゃん、ごめん!初めて会った時、あんちゃんって元ヤンキーなのかなって思ってた!」


あんちゃん「ヤンッwwえっ、えええ!?言ってるそばからエグいな自分!」


千歌「だって、男勝りだしサバサバしてるし、素が出ると口悪くなるし、最初気を付けなきゃって思ったの。でも違うの!その後で、恥ずかしがり屋さんだったり、涙もろかったり女の子らしいところも見つけて、それで、かっこいいとこも可愛いとこもあるんだって。本音言いすぎちゃったかな、ごめん。でも今はホントにそう思ってるの!」


あんちゃん「……ううん、むしろ言ってくれてありがとう。あたしも自覚はあるんだ。朱夏とかからも前に似たようなこと言われたし」


千歌「そうなの?やっぱりたまに口悪いのは空手やってて体育会系だからとか、あるの?」

あんちゃん「それは分かんないwでもほんと、千歌ってはっきりもの言うよね。そういうとこもあたしに似てるかもだわ」


千歌「私たち、似てないようで似てるよね!μ'sに憧れてるとことか!」


あんちゃん「それな!あたしも元はかよちん推しのラブライバーでさ、オーディション受けて、奇跡的に受かって、そこで千歌と出会って。そしたらえっ、この子もμ'sファン!?まさに奇跡だよっ!てね。あの時の電撃、一生忘れないよ」


千歌「うんうん!だから、私の気持ちはそのままあんちゃんの気持ち、って心から思えたんだよ!全部、ぜーんぶ!」


あんちゃん「Dear穂乃果さん、のくだりなんかはね。あれは二人で読ましてもらったって、本気で思う。ありがとね、千歌。千歌がいてくれたから、あたしはあなたと同じ景色を見て走ってこれた」


千歌「あんちゃん…………っ、うううん!泣くのは早いよね!Aqoursが2年かけて出した答え、やっとお披露目できるんだもん!この横浜アリーナで!」


あんちゃん「そうだね!μ'sから受け取った、この羽根……絶対、恵海さんたちの魂をここでもらって見せる!」


千歌「μ's……羽根……」


あんちゃん「あたしもμ'sは大好きだよ。でも、μ'sのライブと比べてどうこう言われるのは、同じプロとして悔しいじゃん。だからここだけの話、このライブでAqours一色に染めてやるっ!くらいには思ってる」


千歌「同じだよ!ペケだって言われたくない、けなされたくないもん!やろう!やろうあんちゃん!未来へ旅立とう!」


あんちゃん「やろうっ!終わってから思いっきり泣こう!だから、力貸してね!世界で一番好きな、あたしの相棒さん!!」

果南「……ほんっと、Aqoursってさ、素敵な人たちだよね。私たちも負けてないけど!」


梨子「逆境に負けず、ファンの前では苦しい顔も見せず、ただ前だけを見て、仲間と一緒に走る、そんな人たち、だよね。」


曜「それって、もうまんま、私たちそのものだよね!」


ダイヤ「性格こそ違えど、それぞれがかける思いはきっと私たちと同じはずですわ。」


花丸「かなこちゃん達を見てると、マルたちももっと頑張らなきゃ!って思わせてくれるずら!」


鞠莉「そして、いつもありがとう、って心から思わせてくれる。私たちと出会ってくれて、私たちに声という命を吹き込んでくれてありがとう、って。」


ルビィ「ルビィ、Aqoursの声があの人たちで本当に良かった!私たち、いい人に巡り会えて幸せです!……き、聞こえてるかな?」


善子「唯一無二にして最っ高のリトルデーモンたちだわ!彼女たちなら、アキバドームだって、世界にだって行ける!ついていきたいし、連れていってあげたい……」


千歌「あっ、あんちゃん達、あれやるみたいだよ!私たちも一緒にやろう!」


千歌・あんちゃん「いよいよファーストライブ!みんな悔いなく、怪我なく、千歌たちの(あんちゃんたちの)ために、今、全力で輝こう!!」


16人「はいっ!!!」


千歌・あんちゃん「ゼロからイチへ!」


「Aqoursーーー!!!」


18人「Sun Shine!!!!!!!!!」

以上です、一気投下でしたが、ありがとうございました


一ラブライバーとして、Aqoursのファーストライブは本当にめちゃめちゃ楽しみにしてます!

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