【まほいく安価】スイムスイム「ずっとついていく」【魔法少女育成計画】 (302)


前スレ
【まほいく安価】ルーラ「なんでアイツは私に逆らうの!」【魔法少女育成計画】
【まほいく安価】ルーラ「なんでアイツは私に逆らうの!」【魔法少女育成計画】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1487332116/)
の続き

・なんどめだまほいく並何番煎じ
・安価とコンマで進行
・無印(アニメ)が舞台なので原作要素はそんなに無いぽん!多分
 でも突然原作QUEENSまでのネタバレが出ても責任はとれないぽん

・頑張って生き残ってほしいぽん



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487602946


主人公ステータス

魔法少女「ブギーポップ」

本名:葉々木 由良(はばき ゆら)

魔法:【諦めない限り負けないよ】

容姿:髪型は茶髪のセミロング。服装は黒い筒のように見える黒マントと黒帽子で、マントの下は学校の制服

性格:楽観的でまっすぐなちょっぴり泣き虫

口調:煽り癖のある普通の女の子

好きなもの:模型作り、ヒーロー

嫌いなもの:邪悪


身体能力……48 ★★★
精神力……83  ★★★★★
知力……50   ★★★
幸運……76   ★★★★
自己主張…… ★★
野望・欲望…… ★★
魔法のポテンシャル…… ★★★★

好きなもの……可愛い模型作り、ヒーロー
嫌いなもの……邪悪


子供の頃から魔法少女より日曜の朝は戦隊ヒーローや仮面サーファーを見てきた中学3年生
正義の邪魔をするならすべてを排除するとルーラに誓った
「だがそれでも、私は”負け”ない」


あらすじ

私、正義の魔法少女ブギーポップ!

日々、悪党と戦っているの

悪い魔法少女、悪い組織、だめだよね!

かっこよくて可愛い剣「たま」、頼れる仲間スイムスイム。2人と1本で街の平和を守っていくぞ!


マジカロイド「クッ、なんでワイヤー効かないンデスか!」

スイムスイム「……!」


ワイヤーをものともせず、スイムスイムはマジカロイドの目の前まで近付いた

マジカロイドが苦し紛れにワイヤーを前に繰り出す

無論それはスイムスイムを通り抜け、彼女を後ろから狙おうとしていた連中をバラバラにするに至った


スイムスイム「……」

マジカロイド「ヒッ……!」

スイムスイム「……さよなら」


左手で肩を掴み、右手を胸の中に潜り込ませる。辿り着くはマジカロイドの内部。心臓だかコアだかどっちでもいい、大切な部分

それを思い切り握りつぶした。もう慣れてきた


「なっ、ロイド姐さんが……!」

「に、逃げろ! もう無理だ!」

スイムスイム「逃がさない……」

ブギーポップ「あ、もういいよスイムちゃん」

スイムスイム「いいの?」

ブギーポップ「もしかしたら復讐に来てくれるかもしれないでしょ」

スイムスイム「……?」

ブギーポップ「とにかくありがとう。助かったよ」

スイムスイム「……うん」

ブギーポップ「けがは……無いよね」

スイムスイム「ブギーポップの方が」


 スイムスイムの信頼度が上がった!
 
 スイムスイム:07


ブギーポップ「(スイムちゃんが持ってた透明外套を使わないでも倒せた……透明外套は奇襲用と逃走用……1人だけの)」

スイムスイム「大丈夫?」

ブギーポップ「うん。ちょっと打ったけど、これもちゃんと傷だから」

スイムスイム「傷はだめ」

ブギーポップ「ううん、傷はあった方がいいの」

スイムスイム「……私には傷がつかない」

ブギーポップ「スイムちゃんまで傷をつける必要はないよ」


事務所を後にした。これで何人目が死んだんだろう

ねむりんから始まり、たま、ユナエル、カラミティ・メアリ、ミナエル、ルーラ、そしてマジカロイド44


ブギーポップ「あと2人……」


これで悪はクラムベリーだけだ

まだリップルとトップスピードを知らないが……トップスピードとは初めてチャットルームに入ったとき少しだけ接したことがある

おそらく、きっと、悪ではないと思う

そうであってほしい


スイムスイム「これからどうするの?」

ブギーポップ「……クラムベリーを倒すまで、キャンディーを集めようか。ちゃんと困った人を見つけて」

スイムスイム「うん」

ブギーポップ「前にルーラが言ってくれた効率のいい場所を探そう。それがだめなら、地道に」

スイムスイム「分かった」


・・・・・・


クラムベリー「こんばんは。リップルとトップスピードですね?」


まずは小手調べ。楽しくなったらつい殺してしまうかもしれないが、それは駄目だ。駄目だぞ絶対とフリをしておく


 リップル達の数値……>>↓1コンマ二桁
 クラムベリー達の数値>>↓2コンマ二桁
 
 リップル達の数値が勝っていた場合……クラムベリー撃退
 クラムベリー達の数値が勝っていた場合……どちらかが負傷


リップル「なに……?」

トップスピード「確かクラムベリーだったっけ」

クラムベリー「覚えていただいたようで光栄です。というわけで戦いましょうか」

リップル「ッ、トップスピード!」

トップスピード「えっ? のわっ!」


リップルがトップスピードの襟を掴んで後ろへ引っ張る

クラムベリーは無防備になったリップルを狙った


リップル「っ、ハァッ!」

クラムベリー「手裏剣……? ほう」


手裏剣を叩き落とす。リップルは忍者刀という得物を持っている

ならばこちらも


超音波カッターを生成

リップルの忍者刀を斬り落とした


リップル「なに……!?」

クラムベリー「……あまり楽しめませんね」

リップル「くっ、この……!」


刀身が半分無くなった忍者刀を捨て、次を出す

手裏剣と相まって火力はなかなかだ。もっと洗練されればかなり強くなるだろう


クラムベリー「……」ニヤッ


 クラムベリーは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→リップルを斬りつけた
 偶数→リップルを庇うトップスピードを斬りつけた


クラムベリー「本能のまま戦うことは否定しませんが、それでも彼女とはまた違った本能ですね。彼女は本能に知識を上塗りした」

リップル「なにを……!」

クラムベリー「あなたでは私に勝てないということですよ」


接近し、右腕を振り下ろす。これでリップルを殺さないまでも負傷させる。負傷したリップルは怒る。思惑通り


トップスピード「あぶねぇ!」


と思っていたらトップスピードがリップルを突き飛ばした

右腕は止まらない。止める気も無い。振りぬくつもりだ


リップル「っ、トップスピード!」

トップスピード「が……ッ……あ……!」


リップルを突き飛ばしたトップスピードはクラムベリーから見て横を向いている。つまり斬りつけるのも自然と横側だ。トップスピードの肩から脇腹にかけて切り裂いた


クラムベリー「おや」

リップル「ッ、貴様…………貴様、貴様ぁぁぁぁ!!」


肩を深く斬ったせいで右腕がプラプラとしている脇腹からも血が出ている。数時間放置すれば死ぬだろう

クラムベリーは倒れこむトップスピードを蹴り遠くに飛ばすと、リップルに向き直った


クラムベリー「ふふふ……やっと楽しめそうになりましたね」

リップル「殺す……!」


リップルの動きが速くなった。怒りとは素晴らしい


クラムベリー「今日はこの辺にしておきますか」

リップル「逃がすか!」


クラムベリー「いいのですか? お仲間は放っておけば死にますよ」

リップル「……っ」


飛来する手裏剣を音波で落とし、クラムベリーはひとつ隣のビルの屋上に立った


 クラムベリーは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→何も言わずに立ち去る
 偶数→ブギーポップの名を出す


クラムベリー「ブギーポップに言われて来ただけあって、思ったより楽しめましたね」

リップル「っ……?」

クラムベリー「おっと。それでは失礼」


クラムベリーが去り、リップルは急いでトップスピードの介抱をした

気を失い右腕が使い物にならないくらい損傷しているが、生きている。リップルは安堵した


リップル「よかった……トップスピード……」

トップスピード「う……」

リップル「絶対助かる。諦めちゃだめ」


クラムベリー「言われた通り、ブギーポップの名前を出しましたよ」

ファヴ「これでいざこざが起きるぽん」

クラムベリー「私としては全員で束になってかかってきてもらった方がいいのですが……」

ファヴ「ファヴは魔法少女同士の醜い殺し合いが見たいぽん。毎回クラムベリー無双じゃつまらないぽん」

クラムベリー「こちらとて楽しみたいのですよ」

ファヴ「次はどうするぽん?」

クラムベリー「そうですね……ウィンタープリズンかスノーホワイトか……引っ掻き回そうと思えばいくらでもやれますよ」

ファヴ「いやーマスターってホント最高ぽん!」


・・・・・・


「もう、受験勉強し始めたと思ったらまた外出歩いて!」

由良「大丈夫、友達のとこに勉強会だから~」


親の小言を躱し、外に出た。ブギーポップに変身だ

今週はマジカロイドが死んだからキャンディーでの脱落は無いだろう


ブギーポップ「(誰かが死ねばキャンディーを集めなくて済む……これはキャンディーを集めるより誰かを殺した方が楽だし早い)」

ブギーポップ「(でも、誰だってそう思うはず……思わせたい、とか……)」

スイムスイム「ブギーポップ」

ブギーポップ「お待たせ」

スイムスイム「キャンディー、集める」

ブギーポップ「うん」


スイムスイム「……?」

ブギーポップ「どうしたの?」

スイムスイム「チャット……」

ブギーポップ「チャット? なにかあったとか」

スイムスイム「リップルがブギーポップを探してる」

ブギーポップ「リップルが?」


チャットルームにログインする。そこにはシスターナナ達とスノーホワイト達がいた」


スノーホワイト『あ、ブギーポップ!』

シスターナナ『あなたがクラムベリーをけしかけたというのは本当ですか?』

ブギーポップ『はぁ?』


ラ・ピュセル『リップルがね……』

ブギーポップ『リップルがどうしたって? 私を探してるみたいだけど』

ラ・ピュセル『クラムベリーに襲われてトップスピードが大怪我をしたらしい。キャンディー集めにも支障が出るかもって』

シスターナナ『そしてクラムベリーはあなたに言われて襲ったと……』

ブギーポップ『はぁ!? なにそれ!』


シスターナナとウィンタープリズンは完全に疑っている。文面からそう感じる

スノーホワイトとラ・ピュセルは……>>直下コンマ一桁


 奇数→ブギーポップを信じている
 偶数→もしかしたら……


スノーホワイト『私はそんなこと無いと信じたいけど……』

ブギーポップ『ないないない!』


どういうことだ、クラムベリーが?

スノーホワイト達は一応信じてくれているようだが、それも気持ちの上でだ。なにより色々と納得してしまう理由がある

ユナエルを殺したがクラムベリーは殺さなかった。気分が乗らなかったというのは本当だが、言い訳じみている

シスターナナの誘いは蹴った。つまり自分は戦うと言った

そしてクラムベリーからの証言

トータルから見てブギーポップが怪しいと思ってしまうだろう


ウィンタープリズン『もしそうだった場合……』

ラ・ピュセル『ま、待った! まだ決まったわけじゃ……』

ウィンタープリズン『クラムベリーは私達も殺そうとしてきた。それに現在誰かを殺しているのはブギーポップとクラムベリーだろう。結託していないという方がおかしい』


完全に殺人仲間だと思われてる……それにスイムスイムだってマジカロイド殺したんだぞという言い訳は伏せておこう

ミナエルとユナエル、を殺したブギーポップ

メアリを殺したルーラを殺したクラムベリー

ああ、まぁ思われても仕方ないといえば仕方ないのか


ブギーポップ『……なら、リップルに説明しとくよ。私は関係ないって』

スイムスイム『私からも……』

スノーホワイト『……ブギーポップ、別にクラムベリーとは』

ブギーポップ『クラムベリーは私の敵だから。私はアイツを倒す』

シスターナナ『……』

ブギーポップ『ケンカはよくない。正論だよ。だけど正論じゃ世の中回らないんだ。止める気ならあなたも排除する』

ウィンタープリズン『なんだと?』


スイムスイム「ブギーポップ、一言多い」


小学生に注意された。煽り癖がまた悪い形で出てしまったかもしれない


ったくクラムベリーだよ。ったく!

説明すりゃそれで分かってくれるならいい。リップルはトップスピードがケガを負って怒ってる。クラムベリーはブギーポップに言われて来たと言った。ああ疑え疑え

君達はこんな殺し合いに巻き込まれて精神が疲弊しててありもしない疑いをかけているんだろう。ああ怒らないよ、怒らないから

正義がそんなことをするものか


ブギーポップ「大丈夫。私は正義だから」

スイムスイム「何が大丈夫なの?」

ブギーポップ「ったくよぉ! 殺されかけてるからって皆疑い深いんだよ! 私なんかスイムちゃんに死の1歩手前までやられたのに今じゃ仲間だよ」

スイムスイム「……ごめん」

ブギーポップ「あ、気にしてないからね」


それにしても幼稚な手に引っかかる。馬鹿じゃないんですかあんたら! 魔法少女だろう!? 夢と魔法のファンタジー世界の住人でしょう!


確かにシスターナナの誘いは蹴って魔法少女殺して回ったよ?

だからってあのクラムベリーと同じにされてもさぁ! あ、周りから見れば同じ人種なのかな? ざけんな!

ああでも万が一だよ、万が一クラムベリーの権謀術策がうまくハマって皆が私を疑ったとしよう。まぁ今はその状況に近付いている

だからってさぁ? リップルが私に攻撃してくるとかないよ? せいぜい理由を聞くくらいだよ。フハハハハ!


スイムスイム「クラムベリーはブギーポップをはめようとしてる?」

ブギーポップ「みたい。でもそこまでだ!」

ブギーポップ「音楽家を騙る愚か者、お前の願いは届かない」

ブギーポップ「 残 念 だ っ た な !」

ブギーポップ「はははははははは!!」

スイムスイム「あ、リップル」

ブギーポップ「ふはははは!! なんか楽しくなってきちゃったよ! 早速説得してクラムベリー討伐隊でも結成しようか!」


ブギーポップ「さて、早とちりの幕を下ろそうか」

リップル「……ブギーポップ」

ブギーポップ「どうもどうも。リアルでは初めまして」

スイムスイム「……」

リップル「クラムベリーに、なにか言った?」

ブギーポップ「事情は聞いてるよ。トップスピードがケガしてクラムベリーが私の名前出してったんでしょ? あのねぇ、何から説明しようか。まず私とクラムベリーは関係ないよ。というか私はクラムベリーを殺す側」

リップル「殺す側?」

ブギーポップ「そうそう。あのマヌケな頭がバラの花でいっぱいなお花畑野郎は私をはめようとしたみたいだけどさ、手口が幼稚なんだよ」

リップル「…………」

ブギーポップ「ね?」


リップル「……だとしたら、なんでクラムベリーは……」

ブギーポップ「なんかアイツ戦い大好きっぽいんだよね。だから誰でもいい的な、そんな感じじゃない?」

リップル「……」

ブギーポップ「……まぁ私を疑いたいならそれでいいよ。攻撃を加えてもいい。そうした場合はリップルを殺すだけだから」

リップル「っ……お前!」

ブギーポップ「物騒な事言ってるけど事実しか喋ってないから。信じないならそれでいいよ。私は私の正義で、クラムベリーを倒すだけ」

リップル「…………」

ブギーポップ「トップスピード、ケガしてるんでしょ? キャンディーもリップルが2人分集めなくちゃいけない。スノーホワイト達と一緒に行動してみたら?」

リップル「スノーホワイト達と?」

ブギーポップ「彼女達はキャンディーを効率よく集めてるから、きっと沢山集まるはずだよ」

リップル「……分かった。ゴメン、頭に血が上ってて」

ブギーポップ「いいよ。こんな状況で普通でいろって方が無理なんだから」

リップル「ブギーポップは普通みたいだけど」

ブギーポップ「本当? 私普通に見える? よかった」


・・・・・・


ファヴ「ちょっとマスター! なんかブギーポップが孤立してないぽん!」

クラムベリー「そりゃそうでしょうね」

ファヴ「え、知ってたぽん?」

クラムベリー「ファヴは殺し合いを見たいあまり、他の事にリソースをあまり使っていませんね? あんなやり方では無理ですよ」

ファヴ「早く言うぽん! これじゃますます結束が強く……」

クラムベリー「ブギーポップが火種になりそうな魔法少女を片っ端から片付けていってしまいましたからね」

ファヴ「ったく、入れるんじゃなかったぽん! クラムベリーがどうしてもって言うから入れたのに!」プンプン

クラムベリー「私は入れて正解だったと思いますよ。彼女自身が火種になりそうでもありますし、それに……」

クラムベリー「こうして私のもとを訪ねてくれますしね」


ブギーポップ「アポなしじゃ駄目だったかな?」

クラムベリー「いいえ。ここを訪ねる人はあなた以外いませんから、嬉しいですよ。お茶でもいかがですか?」

ブギーポップ「いや、いいよ」

クラムベリー「お仲間も一緒ですか?」

スイムスイム「……今度は、負けない」

ブギーポップ「光と音……だっけ、スイムちゃんの弱点」

スイムスイム「うん……クラムベリーは音を使う」

クラムベリー「おや、覚えていましたか。随分記憶力が良いんですね」

スイムスイム「倒す……ルーラの仇……!」

ブギーポップ「うん。とりま殺そうか。正義の邪魔なんだよ。クラムベリーは」


クラムベリー「ああ……あなたと戦えるのが嬉しいですよ」

ブギーポップ「私も。ったく、めんどいことしてくれちゃって。これでアンタ倒せなかったら私は疑われたままよ?」

クラムベリー「おや、あんな手に引っかかる者がいたと」

ブギーポップ「そうそう」

クラムベリー「リップルは信じませんでしたか」

ブギーポップ「説得であっさりだったよ」

クラムベリー「連れてきていないのですか?」

ブギーポップ「うん。2人でいいと思って」

クラムベリー「多く連れてきた方が良かったと思いますが……」

ブギーポップ「討伐隊結成もよかったんだけどね、やっぱり2人で行こうって決めたんだ。因縁あるし」

クラムベリー「仲間外れにされるリップルかわいそう」


もとはと言えば自分が目を付けられたのだ。あの時、戦うことを選んでいればスノーホワイトは狙われずに済み、ルーラもクラムベリーに殺されるなどなかったかもしれない

ウィンタープリズンは知らない。クラムベリー個人的なことだろう。そこまで知ったこっちゃない

ケジメみたいなものだ。正義は誰かに迷惑をかける。だが何も知らない他の魔法少女には迷惑をかけたくない。きっと誰もが被害者なんだ。やるなら誰も知らない間に、静かに正義を貫く


クラムベリー「仲間外れといえばスノーホワイト達も……ラ・ピュセルを楽しみにしているからまだ死ねませんね」

ブギーポップ「いいや、クラムベリーはここで死ぬ。私が殺す。それができなきゃ私の”負け”だから」

クラムベリー「ほう……ならば、やってみてください」


たまを抜く。スイムスイムと同時に駆け出した。クラムベリーは動かない

森の中に戦いの音が鳴り始めた


 ブギーポップ達の数値……>>↓1コンマ二桁
 クラムベリーの数値……>>↓2コンマ二桁
 
 ブギーポップ達の数値が勝っていた場合……クラムベリーにダメージ
 クラムベリーの数値が勝っていた場合……スイムスイム戦闘不能


 ブギーポップ達の数値……53
 クラムベリーの数値……67

 
 
ブギーポップ「スイムちゃん、プランA!」


スイムスイム「……」コクッ

クラムベリー「ほう、作戦を考えて来ましたか。いいですね」


スイムスイムと短いながらも作戦会議をした。クラムベリーが使ってくるのは音

高周波や音の弾丸、確認できたのはそれだけだが、きっと他にも持っている

オープニングヒットは当てたい

高周波をばら撒かれたらもう詰みだが、そうなる前に……!

スイムスイムがクラムベリーに飛びつこうと跳ぶ。蹴り払おうとしたクラムベリーの足をすり抜け、視界を塞いだ


ブギーポップ「(今……ッ!)」


スイムスイムは透過する。斬るのはクラムベリーのみ


クラムベリー「横からの斬り払い」

ブギーポップ「ッ……!」


避けられた。視界を塞がれている中で動きを読まれた?


ブギーポップ「スイムちゃん、ハートキャッチ!」

スイムスイム「うん……!」


スイムスイムがクラムベリーの心臓を握りつぶすため、右手を伸ばす。だがそれは見えない何かに阻まれた


スイムスイム「えっ……!?」

クラムベリー「音を使うと見抜いたのは流石です。ですが……見抜いたところであなたの弱点には変わりない」


音の障壁。圧縮し、空間を塞ぐほどの密度を持った音がスイムスイムの手を止めた


クラムベリー「そして……私の音は、あなたをいとも簡単に殺せるんですよ」

ブギーポップ「やばっ、スイムちゃん離れて!」

スイムスイム「……!」

クラムベリー「遅い!」

ブギーポップ「遅くない!!」


スイムスイムを引っ張った。なにか、とても強い衝撃波が前から飛んできた

クラムベリーの放つ全方位への音の爆発。それは森林にクレーターを作るほどの威力。巻き込まれたスイムスイムとブギーポップも無事ではない


ブギーポップ「う、ぐっ……! スイムちゃん……」


変身が解けていた。スイムスイムではない、隣にいるのは小さな女の子、坂凪綾名だ


ブギーポップ「……へっ、強いじゃない…………けど、私は”負け”ない」


クラムベリー「おや、あなたは無事なのですね。スイムスイムを盾にしましたか」

ブギーポップ「みたいよ……それに、痛みにはもう慣れた」

クラムベリー「……なるほど、痛みに慣れるというのはいいものですよね」

ブギーポップ「おたくもその口か……」


これは強すぎる。迷惑云々言わずに討伐隊を結成すればよかったかも

言っても仕方ない。コイツは自分の手で始末する。諦めない


 身体能力(48+10+10-40=28)ロール……>>直下コンマ二桁
 (実力の差-40)
 
 成功→クラムベリーに一太刀入れる
 失敗→ボッコボコ


 95……ファンブル

 
 
ブギーポップ「(パターン……これは、O辺りかな)」



スイムスイムが戦闘不能になりこちらもダメージを受けた場合のプラン

要するに、なりふり構わず立ち向かう


ブギーポップ「はぁぁぁぁっ!!」

クラムベリー「ふふっ、剣ならこちらも……」

ブギーポップ「ッ……! 見えない剣……!?」

クラムベリー「魔法の国のアイテムは流石に頑丈ですねぇ。ですがそれ以外なら、斬れますよ」

ブギーポップ「(音の剣…………切れ味やばそう)」


超音波カッターとたま、剣の実力差は無い。だが使い手にありすぎる

片やまだ魔法少女になって1ヶ月未満のペーペー、片や歴戦の魔法少女。ブギーポップはクラムベリーのことなど知らないが、クラムベリーとの途方もない実力差は分かっていた


クラムベリー「まず脚」

ブギーポップ「え、あ……っ……ぐう……!」


両脚、正確に言うと両腿を斬られた。血が飛ぶ


クラムベリー「おや、これで倒れないと」

ブギーポップ「あぁぁぁ!」


痛む足に力を入れ、踏み込む


クラムベリー「ならば次は腕」


まずい、たまを持つ右腕をやられたらまずい

咄嗟に左腕で庇い、盾に割られた


ブギーポップ「っ、ぐああぁぁぁ!! あっ、ああぁぁ……!」

クラムベリー「おやおや、痛みには慣れたのでは?」

ブギーポップ「慣れても痛いのは痛いっつの!」

クラムベリー「もう少し楽しませてくださいよ」

ブギーポップ「ぐ……!」

クラムベリー「次は胴」


音の剣を突き出される。まずい、避けられない

見えない剣が脇腹を貫いた


 >>128訂正
 ×→咄嗟に左腕で庇い、盾に割られた
 〇→咄嗟に左腕で庇い、縦に割られた

 
 
ブギーポップ「っ…………!」


クラムベリー「おや、今度は喚かないのですね」

ブギーポップ「腹は……1回やられたことがあるし……!」

クラムベリー「随分過激な目にあってきたのですね」

ブギーポップ「もっとヤバいのは心臓潰されたよ」

クラムベリー「よく生きてますね」

ブギーポップ「自分でも不思議……だね!」


 精神力(83)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→「クラムベリーに勝てなければ負け」発動
 失敗→なら今度は心臓を貫きましょう


 00……ファンブル

 
 
クラムベリー「なら次は心臓でも貫きますか」


ブギーポップ「っ……!」


クラムベリーは有言実行の魔法少女だ。スノーホワイトを襲うと言ったら本当に襲ったし、脚と腕も斬られ、胴もやられた


クラムベリー「1度やられて助かっているのなら、今度も助かりますよね」

ブギーポップ「む、り……!」

クラムベリー「できますよ。ファイト!」


音の剣が胸を貫いた。心臓、だ……


ブギーポップ「あ……ぁ…………」


またか。今度は潰されないだけ有情か。いや心臓に有情も無情も無い

胸から血が出る。力が入らない


クラムベリー「…………どうやら無理そうですね」

ブギーポップ「(当たり前、じゃん……)」


声が出ない

呼吸が苦しい。体が酸素を求めている


クラムベリー「どうやらあなたは強者足り得なかったようですね」


クラムベリー「スイムスイムの事は安心してください。しっかりとトドメを刺してあげますよ」

ブギーポップ「………………」

クラムベリー「聞こえていませんか


聞こえてるよ。反応できないだけだよ

あークソ……また心臓取り替えなきゃ


 幸運(76)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→自己暗示「死んだら負け」
 失敗→死亡


ブギーポップ「(………………ちぇっ……せっかく見つけたのに……)」

ブギーポップ「(…………ここまでなら、せめて……!)」


最後の力を振り絞り、たまを綾名の方に投げた

柄が綾名に当たり、目が覚めたようだ


クラムベリー「まだ息が……?」

ブギーポップ「(スイムスイム…………絶対、逃げて…………コイツは……私が……!)」


 精神力(83)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→クラムベリーを止めなければ”負け”発動
 失敗→スイムスイム死亡


 99……ファンブル


クラムベリー「いい加減にしてくださいね。もうあなたに興味はありません」


クラムベリーが手を翳した。ブギーポップの意識はそれまでだった


綾名「っ……ブギー……、ポップ……」

クラムベリー「あなたも、もういいですよ。攻略法を見つけてしまったので」


ブギーポップはルーラと同じだった。最後に自分を逃がそうとして死んだ。今度は目の前で死んだ

クラムベリーが来る。変身しなきゃ。いや、そんな暇は無い。たまを持つ。重い。けどやらなければならない


クラムベリー「子供というのには驚きましたが……まぁ、よくあることです」


綾名「…………”負け”ない……ブギーポップが言ってた」

クラムベリー「そのブギーポップは死にました」

綾名「…………ブギーポップは言ってた。諦めなければ、勝てるって……」

クラムベリー「諦めなくても負けるときは負けます」

綾名「……私は…………諦めない……」

クラムベリー「美しいですね。その勇気に敬意を払い、原形もとどめないほどグチャグチャにしてあげます」ニコッ


・・・・・・


ファヴ『今週の脱落者発表ぽん!』

ファヴ『今週も沢山死んじゃったぽん。マジカロイド44、ブギーポップ、スイムスイム』

ファヴ『あ、ブギーポップとスイムスイムが持っていた武器と透明外套と四次元袋は再配布するので欲しい方は寿命を払って購入してくださいぽん~』


 その後……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→誰かがクラムベリーを倒す
 偶数→今回の試験も無事終了ぽん


ファヴ「いやー今回の試験も無事終了したぽん」

クラムベリー「ええ。8人の次は4人……当然皆さん私を狙ってきましたね」

ファヴ「リップルが武器を持ってくるなんて驚いたぽん」

クラムベリー「意味が無かったわけですが。ラ・ピュセルもあっけなかったですし……」

ファヴ「スノーホワイトとハードゴア・アリは記憶を消していつも通りぽん?」

クラムベリー「そうですね。お互い知り合いだったという記憶も消しておきましょう。ハードゴア・アリスとはもっと戦いたかったですが」

ファヴ「まぁ2人くらい合格者を出さないと魔法の国に疑われるから仕方ないね」

クラムベリー「次の試験は?」

ファヴ「次はB市ぽん」

クラムベリー「そうですか。次も楽しめるといいですね」


・・・・・・


ファヴ「こんばんは! マスコットキャラのファヴだぽん!」

海「うっわ、マジでマスコット出ちゃったよ佳代!」

佳代「え、えぇぇぇ!?」


クラムベリー「いい感じに揃っていますか?」

ファヴ「現在5人そろったぽん。亀もいるぽん」

ファヴ「(大半が小学生になってしまったぽん。まぁいっか)」

クラムベリー「それでは、もう少し集めてから始めましょうか。魔法少女育成計画を」


 
  魔法少女育成計画 完




お疲れ様でした。ファンブル祭り、倍率ドン!
幸運ロールでのセーフティ?があるのでコンティニューはありません
言ってなかったって?申し訳ないぽん
ちなみにキノのアレら以外は単発です。続編も無いしもし生き残ったとしても地の文だけで説明するつもりでした

ブギーポップがもし生き残っていれば
監査部門所属

「部門長になれなければ負け」を利用しトップに

魔法の国を内側から改革目指す

といった感じに説明のみがあるだけでした


読んでいただき&安価協力ありがとうございました


バッドエンドが苦手な方には悪いことをしたと思うぽん
episodeφやlimited全編や16人の日常を見てリフレッシュしてビールでも飲んでリラックスしてください

次も単発です

シリーズの中から選んでください

>>↓6まで

1.無印
2.restart
3.limited
4.JOKERS

ACESとQUEENSは介入のしようがない上にプク様無双になるので失敬


次は魔法少女育成計画restartに決まりました

いまだに布教(借りパク疑惑)でrestartが手元に無いですが、今度は山岳エリアとかゴブリンとか忘れないと思います多分

次の魔法少女は上手くやってくれるでしょう

キャラメイク等も新スレで


クリティカルとファンブルは神のいたずらだと思って気にしないで
前にもコンマで二択等取りましたが、あれは結構よほど困った時で、基本的にこちらも楽しみながら進めています

逆に「クリティカルの恩恵……コンマ二桁」みたいなのが出たら
「ああ、コイツついにコンマに負けたな」くらいに思ってください
実質前のQUEENSで1回、今回で2回負けました。くやしい

というわけで、お疲れ様でした

お客様気質のやつ多すぎないか?
俺たちは「見てやってる」ではなく「見せてもらってる」なんだから少しは謙虚になろうや

行ってるそばから謎の上から目線の奴が出現したな
何が「いいかもね」だよ お前が自分の好みに変えて欲しいだけだろ


新スレのお知らせ
【まほいく安価】キーク「17人の魔法少女の再試験だ」【魔法少女育成計画restart】
【まほいく安価】キーク「17人の魔法少女の再試験だ」【魔法少女育成計画restart】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1487684083/)

魔王プレイもと思ったけど相当長くなる上に難易度超級になるので失敬

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年05月27日 (月) 14:59:18   ID: 5MIF9jy4

この小説でハッピーエンドになったらいいな...

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