三匹の子ブタ「安価の家を作ろう (47)

むかしむかし、あるところに、三匹の子ブタがいました。

ある日、彼らは自分たちの家を作ることになりました。

一番上の長男は>>3の家、次男は>>4の家、三男は少し時間をかけて>>7の家を作ることにしました。

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黄金

要塞のような石の家

タングステン

長男のブタさんは、自慢の財力にモノを言わせた黄金で出来た家を作ることにしました。

長男「金で作れば見た目も良いし、固いからとってもいいお家が出来るはずだぞ。」


次男のブタさんは、要塞のような石の家を作ることにしました。中世の古城を思わせる、荘厳な要塞です。

次男「安心して住めるお家こそいいお家なんだ。」


最後に三男のブタさんは、金属の中で最も融点が高いと言われるタングステンの家を作ることにしました。

三男「黄金や石よりも最硬の物質がここにあるんだ。」


「わーい。できたできた。」
みんなお家が出来てとても大喜びです。

皆がお家に住んでからしばらく経つと、腹を空かせた凶暴なオオカミが山から降りてきました。

オオカミ「腹が減ったぞぉ。ブタでも食いたいなぁ~。」

なんとオオカミは子ブタさん達を食べようとしています。まずオオカミは長男のブタの黄金の家にやってきました。

オオカミ「ブタさんブタさん。オレをここにいれてくれよう。オレ腹ペコなんだよ」

長男「ぜ、ぜったいにイヤだ!」

当然、長男のブタさんはオオカミを入れようとしません。

オオカミ「ようし、こんな家、オレ様の自慢の息で吹き飛ばしてやるぞ!」

オオカミは大きく口を膨らませ、黄金の家にめがけて息をびゅーっと吹きかけました。


当然、吹き飛ぶはずもありません。

オオカミ「うーん、流石にダメか。仕方ない、>>15をしよう。」

オオカミは鉄壁の強度を誇る黄金の家に対して、>>15をすることにしました。

安価の力でオオカミさんをパワーアップさせる、

オオカミ「ようし、安価の力でパワーアップだ!」

オオカミさんは、この掲示板の人たちの力を借りてパワーアップを始めました。

安価の力によって、オオカミさんは
>>16>>17>>18の3つの能力を手に入れました。

無機物への擬態能力

巨大なドラゴンに変身できる能力、強靭な爪と牙そして何もかも焼き尽くす炎を吐き出す

オオカミは無機物への擬態能力、巨大なドラゴンへの変身能力、強力な胃酸を吐き出す能力を手に入れました。

オオカミ「よし、これならどんな家にも対抗できるぞ!さあリベンジだ!」

オオカミさんは、まず強力な胃酸を黄金の家めがけて吐き出しました。すると、みるみる内に黄金の家は溶けていきました。


長男「あれ…と、溶けてる!どうしよう!どうしよう!」

もうすぐオオカミさんは子ブタさんを食べようとしてしまいます。
長男の子ブタさんは、>>22で切り抜けようとしました。

拳銃を撃って

長男の子ブタさんは拳銃をオオカミめがけて何度も撃ちました。

長男「このお、このお」バン バン

しかし、オオカミの身体はどんどん巨大なドラゴンに変貌していきました。ドラゴンには拳銃なんて通用しません。

オオカミ「そんなもの効かないぜ。それじゃあ、いただきま~す!」

オオカミなのかドラゴンなのかよく分からなくなってきましたが、ドラゴンに変貌したオオカミさんに長男の子ブタさんはムシャムシャと食べられてしまいました。


オオカミ「ようし、次は次男の子ブタさんだ。」

次男「あわわ…どうしよう……」

長男の子ブタさんが食べられるところを次男の子ブタさんは石の要塞の家越しに見てしまいました。

次男「次は僕が食べられちゃう。この家でもあいつに壊されちゃうかもしれない。」

次男の子ブタさんはどうするか考えました。
考えた末、次男のブタさんは>>27をすることにしました。

あえて家を壊して押し潰す

次男「こうなったら石の要塞の下敷きにしてやる。流石にこれに潰されればひとたまりもないだろう。」

次男さんは押しつぶすための準備を始めました。


オオカミ「ようし、次は次男の家だ。」

石の要塞にやって来たオオカミさんは、ドラゴンに変身し巨大な石の要塞に対して火の息を吹き始めました。

次男「うわあ。あついよお。あついよお。」

石に囲まれた子ブタさんを蒸し焼きにするという、オオカミさんの知略に長けた頭脳プレーです。

すると、石の要塞からドカン、と大きな音が響きました。次の瞬間、巨大な石の要塞は崩れ始めオオカミ(ドラゴン)さん目掛けて瓦礫が雪崩のように降りかかってきました。

オオカミ「・・・」

オオカミさんは、石の要塞に押しつぶされてしまいました。

次男「家は壊しちゃったけど、なんとか助かったぞ。」

要塞を爆破することでオオカミを潰して次男の子ブタさんは一安心です。

次男「でも兄さんが死んじゃった。弟と一緒にお葬式をはじ」ブスッ

次男「…え?」


次男「な…なんで貴様が……」ブシュー

次男「」


オオカミ「残念だったね。子ブタさん。」

オオカミ「でも僕は、無機物に擬態する能力を持っているんだ。」

なんとオオカミさんは、石に擬態することで姿が見えなくなり、潰されたと思い込んだ次男の子ブタさんの油断を誘っていたのです。

次男の子ブタさんも食べてしまったオオカミさん。最後は、三男の子ブタさんの家に向かいました。

オオカミ「これが三男さんの家か。ようし、溶かしてやるぞ!」

オオカミさんは、強力な胃酸をタングステンの家に吐きました。

しかし、タングステンの家はあまり溶けません。タングステンは酸に対しても強い金属です。

オオカミ「うーん溶けないぞ。よし、炎で溶かしてやる!」

ドラゴンに変身したオオカミさんは強力な炎をタングステンの家に吹き始めましたが、それでも溶けてくれません。
タングステンの融点は3,387℃。オオカミさんの炎がいくら強力でも、この温度に届かないのです。

オオカミ「このお!こうなったら、煙突から降りて、こいつを食べてやるぞ!」

オオカミさんは煙突から中に入って子ブタさんを食べようとしました。

三男「このままじゃ食べられちゃう。でも大丈夫だ。この家には最後の仕掛け、>>33があるんだ。」

オオカミさんが煙突から家に入り込んだ途端、なんと>>33が!

斬鉄剣を構えた五右衛門が

オオカミ「ぐっへっへ!食べてやるぞ子ブタさ

斬ッ!!

オオカミ「あ」プシュー

突然、オオカミさんは真っ二つに切れちゃいました。


「…うむ。」

「…またつまらぬ物を斬ってしまった。」


五ェ門「これでいいのだな。三男殿よ。」

三男「ありがとう!五ェ門さん!」

五ェ門さんの活躍のおかげで、三男さんは無事助かりました。

三男「でも、兄さん達は…」

五ェ門「終わった事を悔やんでも仕方がない。彼らの分まで生きるのだ。」

三男「…はい。」

五ェ門「フフ…それにしても、このタングステン、斬鉄剣でも斬れるかどうか…試したくなってみた。」

三男「えっ!?」

五ェ門「…冗談だ。其方が自らの力で生き延びた家だ。大事にするといい。
ではさらばだ。」


五ェ門「…それがしにも次の仕事があるのでな。」

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 公開中!


おしまい

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