鎧武「Dr.パックマン! 絶対に許さねぇ!」【仮面ライダー】 (98)

平成ジェネレーションズで鎧武が合流するまでの話です。

※オリジナルのフォームと敵が出てきますので、苦手な方はご注意ください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487505933

・ 惑星

チュン チュン ピイ ピイ

紘汰「ふう、この惑星もかなり開拓されてきたな」

舞「紘汰! 大変よ」

紘汰「どうした、舞」

舞「これを見て!」

紘汰「地球?……なんだこの黄色いのは!?」

舞「どうやら地球でなにか起こっているらしいの」

紘汰「なんだって!?」

舞「どうしよう、紘汰」

紘汰「どうしようって、行くしかねえだろ」

舞「無理よ。この黄色い生命体。もの凄い早さで増殖していってるのよ」

紘汰「だったらなおさらほっとけないだろ! 地球にはミッチやチーム鎧武の皆がいるんだぞ」

舞「…………わかったわ、紘汰。……無茶しないでね」

紘汰「ああ、必ず……帰ってくる

・ 沢芽市

紘汰「良かった! まだ黄色いやつはここまできていないみたいだ」

紘汰(しっかし、この町もだいぶ変わっちまったなあ。まあ、当然か。ユグドラシルタワーは無くなったし、オーバーロードにメガへクス。色んなことがあったもんな)

光実「……紘汰さん? 紘汰さん! 帰って来たんですか?」

紘汰「ミッチ! 無事だったか、あの黄色いやつは」

光実「黄色いやつってパックマンウイルスですか。あれならまだこの場所から離れたところで暴れているのでまだ大丈夫です。最も異常な増殖速度なので時間の問題ですが」

紘汰「そうか」

光実「そこで僕と兄さんで対策を立てようとしていたところです。紘汰さんもついてきてくれませんか?」

紘汰「わかったぜ。俺も協力する」

・ガレージ

貴虎「遅かったな、光ざ……葛葉紘汰!?」

紘汰「久しぶりだな、貴虎」

貴虎「帰ってきたのか?」

紘汰「ああ、地球が大変なことになってるんだろ?」

貴虎「そうだ、君が来てくれるとは心強い」

光実「それで、兄さん。なにかわかった?」

貴虎「ユグドラシル時代のツテを使い、情報を集めたんだが、どうやら今回の件にはガシャットというものが関係しているらしい」

紘汰「ガシャット?」

貴虎「夢幻コーポレーションという会社が開発したゲームソフトだ」

光実「ゲームソフト?」

貴虎「ああ、だがあくまで表向きの話だ。実際にはロックシードのようにライダーに変身できる力があるらしい」

紘汰「なんだって!? じゃあその夢幻コーポレーションってとこが今回の事件の黒幕か」

貴虎「いや、今朝、夢幻コーポレーションから幾つかのガシャットが強奪された。恐らく今回の事件の黒幕はそいつだ」

紘汰「そいつの名前は?」

貴虎「Dr.パックマンと名乗っている」

紘汰「Dr.……パックマン」

貴虎「ああ、本名はざい-」

ドガーン

全「!?」

紘汰「今の爆発音は?」

光実「行ってみましょう」

・広場

紘汰「これは!?」

マスカレイドドーパント1「たあ」

マスカレイドドーパント2「とお」

ドカ ガシャ バキ

紘汰「なんだこいつら! パックマンウイルス……じゃあないよな」

貴虎「ああ、だが敵であることは間違い無さそうだな」

???「あなたは……始まりの男!」

紘汰「なんでそのことを!? なんなんだお前らは」

???「私は財団Xのスネイクと申します。今回のゲノムプロジェクトは私たちにとってもかなり有益なデータが採取できそうでしてね。邪魔されるわけにはいかないんですよ! やりなさい!」

マスカレイドドーパント1~15「「「「はい」」」」

紘汰「なんだかよくわかんねえけど、行くぞ! 貴虎! ミッチ!」カチ カチドキ

貴虎「まかせろ」カチ メロンエナジー

光実「はい」カチ ブドウ

紘汰・貴虎・光実「「「「変身」」」」

ロックオン カチドキアームズ いざ出陣 エイエイオー!

ロックオン ソーダー メロンエナジーアームズ

ロックオン ブドウアームズ 龍・砲 ハッハッハッ!

鎧武 カチドキアームズ「とおりゃ」

ズダダダダダ

マスカレイドドーパント1~5「「「「ぎゃあああ」」」」

ドゴオォーン

龍玄「つおりゃ」

バキューン バキューン

マスカレイドドーパント6~10「「「ううううああああ」」」

ズガアアァァン

斬月・真「はああっ」

ズキュドキュキューン

マスカレイドドーパント11~15「「「ぐおおおお」」」

バガアアァーン

マスカレイドドーパント16~40「「「」」」

鎧武 カチドキアームズ「くそ、倒しても倒してもキリがねえ!」

マスカレイドドーパント16「たあ」

龍玄「紘汰さん、後ろ。危ない!」

ヒッサツ! フルスロットル!

ズオオォォン

マスカレイドドーパント16「うわああ」

バアァーン

スネイク「なんなんです!? 貴方?」

マッハ「追跡、撲滅、いずれも……マッハ!! 仮面ライダーーーマッハ!!」

鎧武 カチドキアームズ「仮面ライダーマッハ?」

マッハ「鎧武だね、よろしく。進兄さんから聞いてるよ」

鎧武 カチドキアームズ「進兄さん? もしかして泊さんのことか?」

マッハ「その通り」

スネイク「チッ、少々予定が狂いますね。引き上げましょう」

シュルルン

鎧武 カチドキアームズ「あ、待て!」

マスカレイドドーパント17「とお」

マスカレイドドーパント18「てい」

鎧武 カチドキアームズ「うわっと。こうなったら一気に行くぜ」

龍玄「はい!」

斬月・真「そうするか」

マッハ「オッケー」

ロックオン カチドキチャージ

バシュシュシュジュウウウウウン



ハイー ブドウスカッシュ!

ズドドドドドドン



ガチャン ロックオン メロンエナジー 

ズドォキュウウウウウウン



ヒッサツ! フルスロットル!



バババシュウウウウウウン
マスカレイドドーパント18~40「「「ぐっわあああああ」」」
ブシュウゥバアアアアアアアアアアアアン

オツカーレ

剛「改めてよろしく、俺は詩島剛」

ロックオフ

紘汰「ああ、俺は葛葉紘汰だ」

剛「それで神様。これからなんだけど――」

紘汰「ちょっと待ってくれ。その神様っていうのは?」

剛「進兄さんから聞いたよ。神様なんだろ」

紘汰「いや、まあ否定はしないけど。面と向かって言われるとやっぱ違和感あるな」

剛「じゃあ、紘汰さん。これからどうする?」

紘汰「そうだな、とりあえず……」

貴虎「少し協力者が必要なように思える。あそこに行くとするか」

剛「あそこ?」

・ シャルモン

凰蓮「ですから、お客様! お止めください」

紘汰「ん? 騒がしいな」

凰蓮「いらっしゃいま――あら、サ フェ トロン 久しぶりね。貴方が帰ってきたってことは、また何かあったのかしら?」

紘汰「ああ」

貴虎「少々な」

凰蓮「きゃあ、メロンの君! さあ、どうぞこちらへ」


剛「な、なんか色々と濃い人だな」

凰蓮「あら、初めて見る人ね。メロンの君のお友達?」

剛「まあ、その、友達というか……」

紘汰「新しい仮面ライダーだ」

剛「ちょっと、紘汰さん。そんな簡単にバラしたら」

紘汰「安心しろよ。あの人もアーマードライダーだから」

剛「ええ!?」

剛(オカマでパテシエでライダー……)

光実「それで、紘汰さん。これからどうするんです?」

紘汰「決まってるだろ、Dr.パックマンを倒すしかねえ」

貴虎「財団Xはどうする」

紘汰「あ……それは。つーかそもそも財団Xってなんなんだよ。Dr.パックマンの仲間なのか?」

貴虎「いや、私の調べた範囲ではDr.パックマンにそんな協力組織はいなかったはずだが」

剛「財団X。表向きは世界的な科学研究財団。しかしその実体は怪しげなメモリやスイッチなどの研究を援助している死の商人」

紘汰「詳しいな、剛さん」

剛「まあ、俺も海外で知り合ったインターポールの捜査官からの又聞きだけどね」

貴虎「剛くん、そもそも君はなぜここに?」

剛「それがさ、姉ちゃんのお見舞いに日本に帰ってきたら急にパックマンウイルスが現れたってニュース聞いたから、頼れそうなライダーのいるこの町に来たんだよね。進兄さんとも連絡が取れなかったし」

紘汰「それで、一人で沢芽市まで?」

剛「いや、一応、帰国した空港で出会った考古学者と一緒だったんだけど……逸れちゃって」

紘汰「考古学者……か」

紘汰「そういや、入ってきたときやけに騒がしかったけど、何かあったのか?」

凰蓮「そうなのよ、あちらのお客様がね。ワテクシの傑作にマヨネーズを――ああ! またかけようとして!」

剛「マヨネーズ!?」

凰蓮「お客様! 当店のケーキはどれも最高のコンディションでお客様に提供しております。そのような真似は――」

仁藤「みなまで言うな! その最高のコンディションのケーキにマヨネーズという偉大な調味料が合わさることにより、さらなる究極のケーキが生まれるんだよ!」

凰蓮「タギョル! お黙りなさい。これ以上ワテクシの店で好き勝手するようならお引き取りいただくわ」

紘汰・剛「「仁藤!」」

仁藤「お、よう。久しぶり」

剛「あれ? 知り合い?」

紘汰「そっちこそ」

剛「まあ、海外で知り合ってね。ていうか、空港からここにくるまで一緒だった考古学者ってこの人のこと」

紘汰「俺は前に一緒に戦った仲だ」

剛「さて、仁藤とも合流できたし、早速だけど紘汰さん。俺達と一緒にDr.パックマンを倒しに行かないか」

紘汰「うん、でも――」

「キャアアア」

「うわあああああ」

紘汰「悲鳴!?

剛「また財団Xか?」

・ 広場

紘汰「こ、これは!?」

貴虎「パックマンウイルス」

剛「ついに来やがったか」

紘汰「行くぜ!」カチ カチドキ

剛「おう」

仁藤「おうよ」

光実「はい」カチ ブドウ

貴虎「まかせろ」カチ メロンエナジー

剛「レッツ」

全「「「変身」」」


ロックオン カチドキアームズ いざ出陣 エイエイオー!


シグナルバイク! ライダー! マッハ!


オープン! L・I・O・N! ライオーン!


ロックオン ソーダー メロンエナジーアームズ


ロックオン ブドウアームズ 龍・砲 ハッハッハッ!


仮面ライダー鎧武「ここからが俺達のステージだ!」

仮面ライダーマッハ「追跡、撲滅、いずれも……マッハ!! 仮面ライダーーーマッハ!!」

仮面ライダービースト「さあ、食事の時間だ!」

ビースト「いくぜ:

バッファロー! ゴーッ! バッバ、ババババッファー!

ビースト「とお」

スリー! バッファ! セイバーストライク!

マッハ「や、おりゃ」

バシュ バシュ

マッハ「数には数か」

シグナルコウカン! カクサーン!

バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ

斬月「ぐ、ぐううう」

龍玄「うわああああ」

鎧武「ミッチ、貴虎! なんか俺達の方が多く狙われてないか?」

ビースト「そりゃあ、あんたらが美味しそうだからじゃねえのか」

マッハ「フルーツはパックマンの大好物だしね」

鎧武「ちくしょう」

ガッシュ ザッシュ

ブラーボ「お待ちなさい」

鎧武「シャルモンのおっちゃん!」

グリドン「俺も戦うぜ」

鎧武「城之内!」

ブラーボ「さあ、ケーキの生地が焼き上がる前に蹴りをつけますわよ!」

ドリアンスカッシュ!

グリドン「はい!」

ドングリスカッシュ!

ズギュウウウウウウウウウウン

紘汰「はあ、はあ。なんとか全部追い払えたみたいだな」

剛「一刻も早くDr.パックマンを倒した方がいいみたいだね」

仁藤「よし、じゃあ行くか。Dr.パックマンを倒しに」

紘汰「で、でも、またいつパックマンウイルスが来るかわからないんじゃ――」

斬月「行け! 葛葉! この町は。沢芽市は俺達が守る」

ブラーボ「メロンの君の言う通りだわ。お行きなさい」

龍玄「そうですよ。行ってDr.パックンを倒してきてください」

グリドン「ああ、鍛えてきた俺達の力を信じろよ」

鎧武「みんな……。わかった。俺、行ってくる」

・ 道路

剛「……ねえ」

仁藤「ん? なんだ?」

剛「どうして俺のライドマッハーの後ろに仁藤が乗ってるわけ?」

仁藤「しょうがないだろ。俺、バイク持ってないし」

剛「なんでだよ! 仮にもライダーならバイクの一台や二台持って――」

仁藤「みなまで言うな! 友達思いのお前のことだ。重いバイクなんか持つ必要はないって言いたいんだろ」

剛「全然違う!」

紘汰「剛さん落ち着いて! 仁藤も俺のサクラハリケーン貸すから」

・ はんぐり~

紘汰「で、なんで俺達はドーナツ屋にいるの!」

仁藤「いや、ほら、腹が減っては戦は出来ぬというだろ。さっきのケーキも食い損ねたし」

紘汰「いや、そういうことじゃなくて」

仁藤「ここのドーナツは美味いぞ。特にマヨネーズがよく合うんだよ」

剛(アンタだけだろ。マヨネーズかけるの)

店長「はーい。お待たせ。新作の果物ドーナツよ。ザクロを使ってみたの」

紘汰「……………」

仁藤「おお、美味そう。いただきます!」

剛「待て、俺の分までマヨネーズがかかってる」

仁藤「いいじゃねえか。ちょっとくらい」

剛「よくねえよ」

仁藤「そういや、晴人は?」

店長「晴人ちゃんねえ。さっき、久しぶりにドーナツを買いに来てくれたんだけどね。なんかとても急いでたらしくてすぐに帰っちゃったの。あ、買っていったのはもちろんプレーンシュガーよ」

仁藤「そうか、あいつはあいつで行動してるのか」

剛「なあ、仁藤。まさかあの店長さんもライダーじゃないだろうな」

仁藤「何言ってんだ? お前は」

紘汰「それで……どうするんだよ。これから」

仁藤「ああ、ちょっと心当たりがあるからそこに行こうと思ってよ」

紘汰「心当たり? なあ、それって本当にちゃんとした――」

仁藤「みなまで言うな! 俺にまかせておけ」

紘汰(本当に大丈夫かな)



剛「…………」

紘汰「ん? どうした剛さん?」

剛「悪い。俺ちょっと用事思い出した」

紘汰「え、用事?」

剛「ごめん、すぐ戻るから」

ブロロロロロ

仁藤「どうしたんだ? あいつ? まあいいや、じゃあ俺達二人だけで行くか」

紘汰「あ、ああ」



マスカレイドドーパント41「」

・ 泊家

霧子「…………うん、わかった。こっちは大丈夫だから。……うん、待ってる」ガチャ

剛「姉ちゃん」

霧子「剛!? 日本に帰ってきてたの?」

剛「うん。そんなことよりも姉ちゃん。今の電話、進兄さんから?」

霧子「そうよ」

剛「まったく。姉ちゃんをほったらかしてなにやってんだよ、進兄さんは」

霧子「剛! なんてこと言うの。進ノ介にはやらなくちゃいけないことがあるの! わかってるでしょ」

剛「……ごめん」

霧子「剛、私のことは大丈夫だから安心して」

剛「でももう姉ちゃんだけの体じゃないだろ。パックマンウイルスが広がってきてるから、早く避難した方が――」

ドーン

剛・霧子「!?」

スネイク「ククク」

剛「てめえ、なにしにきやがった」

スネイク「そこの小娘を捕らえなさい」

マスカレイドドーパント41「ハッ」

マスカレイドドーパント42「ハッ」

霧子「きゃああああ」

剛「待て!」

バシ

スネイク「ふん」

剛「この!」

ドガ

スネイク「うう、私の顔に傷をつけるとはっ、許しませんよ!」

バキィ バキィ

剛「ぐはっ」

霧子「剛!?」

スネイク「ふん」

ドコ ドキィ

剛「う、ぐうぅ」

スネイク「ククク、お姉さんを返してほしければ始まりの男を連れて廃工場まできなさい」

ドカァ

剛「ううう。ま、ま……て」

・ 警察署

紘汰「ここって、警察署? こんなところに来てどうするんだ?」

仁藤「まあ、まあ、見てなって。おーい、凛子ちゃーん」

凛子「に、仁藤君? ど、どうしてここに?」

仁藤「色々あってな。ところで凛乎ちゃん。Dr.パックマンについてなんか情報もってないの?」

凛子「あのねえ、今パックマンウイルスのことでどこの警察署も忙しいの。第一、部外者のあなたに情報を渡せるわけないでしょ」

仁藤「そこをなんとかさあ」

凛子「駄目なものは駄目なの」

紘汰「あの、凛子さん、俺からもお願いします」

仁藤「ほら、こうして大の男が二人して頭下げてるんだからさ。……それに今回の件。晴人も頑張ってるみたいだぜ」

凛子「春人君が? 」

仁藤「もし、春人がピンチになっても俺達が駆けつけられるようにさ。頼むぜ」

凛子「(春人くん)

凛子「はあ。…………はい」

仁藤「なにこれ?」

凛子「だから、今警視庁の特状班が向かっている場所の地図よ」

仁藤「凛子ちゃん、ありがとう!」

・道路

剛「う、ううう」

仁藤「剛! どうしたんだお前」

紘汰「大丈夫か!?」

剛「お、おう。ね、姉ちゃんが、姉ちゃんがスネイクに攫われた」

紘汰「なんだって!?」

仁藤「早く、助けにいかねえと」

剛「いや、いい。相手は紘汰さんをつれてこいと言ってきた。多分罠だ。姉ちゃんは俺一人で助け出す。紘汰さんたちはDr.パックマンのところへ行ってくれ」

紘汰「そんなことできるわけないだろ」

仁藤「……ああ、そうですか。それなら好きにすれば。Dr.パックマンは俺達だけで倒してやるぜ」

紘汰「おい! 仁藤!」

仁藤「なんだよ。文句があるならここからは俺一人で行く」

紘汰「本気で言ってんのか?」

仁藤「じゃあな」

紘汰「仁藤!」

ブロロロロロ

紘汰「剛! 俺は一緒に行くぜ」

剛「でも――」

紘汰「罠だろうがなんだろうが、剛の姉ちゃんの命がかかってんだろ? なら行くしかねえ!」

剛「……ありがとう」

・廃工場への道

剛「悪いな。紘汰さん」

紘汰「気にすんなよ。……俺にも姉ちゃんがいてさ。実は俺、ちっちゃい頃に父ちゃんも母ちゃんも死んじゃって、それで姉ちゃんと二人で暮らしてたんだよな」

剛(同じだ。俺と)

剛「……どんなお姉さんだったの?」

紘汰「口煩い姉ちゃんだったぜ。『まともな仕事をしなさい』『危ないことしないで』とか色々言われたっけ……でも、それだけ俺のことよく見てくれて心配してくれてたんだよな」

剛(俺も姉ちゃんに色々言われたっけ)

剛「紘汰さん……本当にありがとう」

紘汰「ああ、絶対助けだそうぜ」

・ 廃工場

剛「おい、スネイク! 来てやったぞ、早く姉ちゃんを返せ!」

スネイク「おお、これはこれはご苦労様」

剛「姉ちゃんはどこだ?」

スネイク「あそこですよ」

マスカレイドドーパント41「ハハ」

マスカレイドドーパント42「フフ」

霧子「剛!?」

剛「姉ちゃん!」

紘汰「約束通り剛の姉ちゃんを返しやがれ!」

スネイク「ククク、いいでしょう。ただし、貴方方が全滅してからですがね!」

ガチャン ガッチャン ガッチャン ガッチャン

紘汰「鎖!?」

剛「な、卑怯だぞ」

スネイク「ククク、まずは始まりの男。貴方の力をいただきますよ」

ギュイーン

紘汰「う、う。な、なんだ体の力……が。俺に……なに……を」

スネイク「ククク、貴方の中にある黄金の果実、その力は絶大です」

紘汰「う……おお」

スネイク「そしてその力は私にこそふさわしい!」

剛「紘汰さん。しっかりして。ちくしょう、こうなったら俺が――」

スネイク「おっと、お姉さんのこと、忘れてませんよね」

剛「うう」

バシィ ビシィ

マスカレイドドーパント41「ぐわぁ」

マスカレイドドーパント42「ぐ、ぐぅ」

霧子「きゃあ」

スネイク「!?」

剛「な、なんだ?」

ビースト カメレオマント「よっと」

紘汰・剛「仁藤!」

スネイク「いつの間に」

ビースト カメレオマント「へへ、こっちには便利なカメレオンちゃんがいるんでね」

剛「仁藤、お前」

ビースト カメレオマント「わりいな。ほら、敵を騙すにはまず味方からってやつだよ。それよりも剛、紘汰を」

剛「あ、おう」

ビースト カメレオマント「ほら、早く逃げて逃げて」

霧子「は、はい」

スネイク「おのれええええ! 出てきなさい。我がヘビ軍団!」

コブラ男「クワックワックワ!」

マシンガンスネーク「シャシャシャシャシャー!」

ヘビ獣人「ヒュルルルルー!」

ヘビ女「イヒヒヒヒヒー!」

コブランジン「コブラー!」

ヘビンガー「ヘビンガー!」

スネークコブラン「ガーハッハッハ!」

スネークロード・アングィス・マスクルス「ハア」

コブライマジン「ここか? 祭りの場所は?」

メデゥーサ「フフフ」

ビースト カメレオマント「うわああ、ヘビの大群!?」

スネイク「ククク、私が腕によりをかけて育てたクローン怪人の威力。思い知りなさい!」

紘汰「クッ、行くぜ!」カチ オレンジ

剛「おう」

紘汰・剛「「変身」」

ロックオン オレンジアームズ 花道オンステージ!

シグナルバイク! ライダー! マッハ!

コブライマジン「イライラするんだよ」

ザクゥ ジャシュッ

鎧武「ぐ、二刀流でも駄目か」

コブライマジン「オラァ」

鎧武「なら、これでどうだ!」

カチャ キュイーン

コブライマジン「あん?」

ロックオン オレンジアームズ

イチ ジュウ ヒャク セン マン!

鎧武「くらえ!」

オレンジチャージ

ジュギュドオオオオオン

スネークコブラン「ガーハッハッハッ」

マッハ「この」

バシュッ バシュッ

スネークコブラン「コブラ吹雪の舞」

マッハ「な、なんだ!?」

スネークコブラン「ガーハッハッハッ」

マッハ「ど、どこだ」

バシュッ バシュッ

スネークコブラン「シャアッ」

ガブシュッ

マッハ「いてえ。こうなったら」

シグナルバイク! シグナルコウカン! マガール!

ヒューン バシュッ ヒューン バシュッ

スネークコブラン「ぐほおお」

マッハ「不意打ち成功」

ヒッサツ! フルスロットル!

スネークコブラン「ギュギャアアア」

ズガガガガアアアアン

ヘビ獣人「ヒュルルルルー」

鎧武「この!」

ビシュ ひょい

バシュ ひょい

鎧武「ぐ、早い」

ヘビ獣人「ヒュヒュヒュルルルルルー」

鎧武「か、体が伸びた!」

ヘビ獣人「お前を食ってやる!」

ガバァ 

鎧武「う、うわあああああ。の、飲み込まれる」

ガブリ

ヘビ獣人「ヒュルルルルー」

ガチャ オレンジスカッシュ!

ヘビ獣人「な、なに!?」

鎧武「腹の中からの攻撃は避けらんねえだろ」

ザジャガッシュ!

バジュウウウウウウウウウウウウン

コブランジン「キシャアアッ」

マッハ「うわ、ヘビがうじゃうじゃと、こうなったら……」

シグナルバイク! シグナルコウカン! カクサーン!

バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ バシュッ

コブランジン「ぜ、バカな。俺のヘビ達が」
マッハ「とどめ!」

ヒッサツ! フルスロットル!

ズドドドオオオン

コブランジン「ブギャアアア」

ズバアアアアアン

へビンガー「シャアアア」

ガブッ

ビースト「しまっ……毒が……」

へビンガー「シャシャシャシャアアアアア!」

ビースト「なんてな」

ドルフィー! ゴー! ドッドッドッドッ ドルフィー!

シュワアアン

ビースト ドルフィマント「へ、今度はこっちから行くぜ」

フォー! ドルフィ! 

バシャアア! 

へビンガー「ぐが」

バシャアア! 

へビンガー「ぎぎ」

バシャアア!

へビンガー「おお」

バシャアア!

へビンガー「ぐががあああああぁ!」

ドガアアアアアン

コブラ男「くわっくわっくわ」

シュウウウウウウウウウウ

鎧武「毒ガスか!? これじゃあ近づけねえ!」

コブラ男「くわっくわっくわ」

マッハ「危ないから伏せてて!」

鎧武「え!?」

シグナルバイク! シグナルコウカン! キケーン!

ティン ティン ティン ティン 

鎧武「なんだあれ!?」

コブラ男「くわあああああ!」

ズバグァアアアアン!

鎧武「本当に危険だな……」

スネークロード・アングィス・フェミネウス「フハアアアア」

ゴオオオオオオオオオ

ビースト「凄い風だな。それならこっちも」

ファルコ! ゴー! ファッファッファッ ファルコ!

ビュウウウウウウウウ

ビースト ファルコマント「ついでにこいつだ!」

スリー! ファルコ!

ビュン ビュン ビュン

スネークロード・アングィス・フェミネウス「キイイイイ」

ドガアアアアン

ビースト「よう、久しぶりってこいつはクローンだったっけ」

メデゥーサ「?」 シュッ

ビシィ

ビースト「おっと、危ねえ」

ビシィ ビシュウ

ビースト「しまった! 魔力が吸い取られる」

イチゴアームズ シュシュッとスパーク!

鎧武 イチゴアームズ「大丈夫か」

ズバァ ズバァ

ビースト「サンキュー。このまま逆転だ」

キックストライク ゴー

メデゥーサ「うぐううううう」

ドガアアアアアアアァン

マシンガンスネーク「シャシャシャー」

ズドドドドドド

鎧武 イチゴアームズ「打ち合いなら負けねえぞ」カチ カチドキ

カチドキアームズ いざ出陣 エイエイオー!

ズダダダダダダ

ズドドドドドド

ズダダダダダダ

ズドドドドドド

ズダダダダダダ

鎧武 カチドキアームズ「このままじゃ埒があかない。いっきに決めてやる」

ロックオン カチドキチャージ

バシュシュシュジュウウウウウン 

マシンガンスネーク「シャガガガガッ」

ギュドオオオオォン

スネイク「く、私のヘビ軍団が次々と」

ヘビ女「イッヒヒヒヒヒ」

鎧武 カチドキアームズ「行くぜ!」

ズダダダダダダ

ヘビ女「ヒイイイイイィ」

ババババジャアアアアアン

鎧武 カチドキアームズ「よし!」

ヘビ女「イッヒヒヒヒ」

鎧武 カチドキアームズ「そんな? やっつけたはずなのに!?」

ヘビ女「イヒヒヒヒヒヒ。ワタシの幻影にまんまと騙されたね」

鎧武 カチドキアームズ「しまった」

ヘビ女「アンタの力をいただくよ」

ガブリ シュウウウウウ

鎧武 カチドキアームズ「ぐうぅ、う、ち、力が……抜けて……いく」

シュウウウウウウ

ビースト「紘汰!?」

マッハ「大丈夫か?」

ヘビ女「イヒヒヒヒヒ」

スネイク「よくやりました。ヘビ女。その力を私に寄越しなさい」

ヘビ女「ははあ」

ジュウウウウウウウウウウウン

マッハ「させるかよ」

バババシュン 

ヘビ女「ヒイイイイイイィ」

ババババジャアアアアアン

スネイク「ククク、もう手遅れですよ」

ビースト「なに!?」

スネイク「禁断の果実の力はこの私がいただきました。実に素晴らしい力ですね。エネルギーが全身にみなぎってくるようです」

マッハ「このやろう」

スネイク「ちょうどいい。あの世への土産に私の真の姿を見せてあげましょう」

パッシューン

隊長蛇塚「ククク」
マッハ「な、なんだ」

ビースト「ふ、変なかぶり物しやがって」

ジャキン

隊長蛇塚「ククク」

ビシィ ビシィ

マッハ「う、はあ」

ビースト「ぐはぁ」

隊長蛇塚「ククク、やはりこの力は私にこそふさわしい。この力さえあれば財団Xでの私の地位も安泰……いや、もはやあんな組織などに付き従う意味もない。私が直々に新たなる世界。本当の楽園を作り上げましょう」

隊長蛇塚「貴方達はそこでただ傍観していなさい。私が楽園の王になるのを」

ガタ

隊長蛇塚「ん?」

鎧武 カチドキアームズ「させねええ、そんなことぜってえにさせねえ!」

隊長蛇塚「まだ、立ち上がる力が残っていたとは驚きです。まあ、残っている力もいただくとしましょうかね。いや、その前に少し飯給ってあげましょう」

バギイッ

鎧武 カチドキアームズ「ぐわああああ」

鎧武 カチドキアームズ「く、駄目なのか。俺じゃあ皆を救えないの?」

?『諦めちゃだめ』

鎧武 カチドキアームズ「その声、舞? 舞なのか?」

舞『忘れないで、紘汰のことを信じてくれた人達のことを』

鎧武 カチドキアームズ「! そうだ。沢芽市で俺を信じてくれた皆のためにも、俺は負けない! 負けられない!」

鎧武「仁藤! 剛! 頼む! お前達の力を借してくれ!」 

ビースト「え?」

マッハ「あ、ちょっと」

鎧武「ここからが俺のステージだ!」 カチ ビースト

マッハ「うわ、なにあれ」

ビースト「すっげー! ビーストの顔だ!……なんかデジャブが」

ロックオン ビースト ミスターマヨネーズ!

鎧武 ビーストアームズ「はあああ」

隊長蛇塚「ククク、姿が変わったくらいで私には勝てませんよ」

鎧武 ビーストアームズ「おりゃあ」

ガシュ ガシュゥ

隊長蛇塚「ククク」

シュルル シュルル

鎧武 ビーストアームズ「くらえ」

ガチャ ガチャ ガチャ キックストライク

ドシュウウウン

隊長蛇塚「グ、グウ。む、無駄な抵抗はやめなさい」

鎧武 ビーストアームズ「無駄かどうか今にわかるぜ」 カチ マッハ

マッハ「こんどは俺の顔!?」

ロックオン マッハ マッハッハッハッ

鎧武 マッハアームズ「よっと」

バシュ バシュ ババシュッ

隊長蛇塚「馬鹿な! 私が押されているだと」

ガチャ ガチャ ガチャ キックマッハー

ズシュウウウウウン

隊長蛇塚「あああ! な、なぜだ!」

鎧武 マッハアームズ「俺には俺を信じてくれた仲間がいる! だからお前なんかに負けない」

隊長蛇塚「ほざきなさい!」

鎧武 マッハアームズ「その黄金の果実の力だってそうだ。俺と戦い、俺を認めてくれた戒斗がいたから、俺についてきてくれた舞がいたから、俺はその力を制御することが出来たんだ!」

隊長蛇塚「はあああ、お、おのれえ!」

鎧武 マッハアームズ「まだまだ!」 カチ カチドキ

ロックオン カチドキアームズ いざ出陣! エイエイオー!

マッハ「仁藤! 俺達も――」

ビースト「みなまで言うな。わかってるって」

ハイパー ゴー ハッハイッハイッハイパー!



シグナルバイク シフトカー ライダー! デッドヒート!



カチ フルーツバスケット 

ロックオープン 極アームズ 大・大・大・大・大将軍!

鎧武 極アームズ「ここからが俺達のステージだ!!!」

ハイパービースト「とおりゃ」

ジャラン ジャラン

隊長蛇塚「ふん」

デッドヒートマッハ「はあ」

ガシャン

隊長蛇塚「ククク」

ハイパービースト「こ、これでも駄目なのか!?」

鎧武 極アームズ「二人とも、これ使って」

ガチャ ブドウ龍砲

ガチャ マンゴパニッシャー

ハイパービースト「お、二丁拳銃か」

デッドヒートマッハ「重。……これ、喋んないの?」

ハイパービースト「くらえ」

バン バシュ バン バシュ バン バシュ

デッドヒートマッハ「重いけど。いって……いいんだよな」

ドグァアアアン

隊長蛇塚「ぐうううう」

鎧武 極アームズ「今だ! 決めるぜ!」

ハイパービースト「おう」

デッドヒートマッハ「ああ」



ハイパー! マグナムストライク!

ジャガジャガジャラアアアアアアン



ガチ ガチ ガチ ガチ バースト! キュウニデッドヒート



ガシュ ガシュ ガシュ 極スパーキング!



バキィイイイイイイイイイイイイイイイイン

隊長蛇塚「バカな。この私が仮面ライダーなどにいいいいいいいい」

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

鎧武 極アームズ「やったか?」

隊長蛇塚「……」

鎧武 極アームズ「そんな」

デッドヒートマッハ「待って! 様子がおかしくない」

隊長蛇塚「……私は楽園を作るヘビ。愚かな人間を惑わすヘビ。王となるへび。ヘビ! ヘビ! ヘビ!」

ドバババババババババババババ

ビーストハイパー「な、なんだこれ? ファントムが生まれるときの感覚に似てるけど……違う」

デッドヒートマッハ「重加速現象? ……いや、もしかして時空が歪んでる?」

隊長蛇塚「ウガアアアアアアアアアアァ!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サタンスネーク「スネエエエエエエエエエエエェク!!!」

鎧武 極アームズ「な、なんだ。あれは!」

デッドヒートマッハ「嘘でしょ」

ビーストハイパー「おい! どんどん巨大化していってるぞ」

サタンスネーク「スネエエエエエエエエエエエエェク!!!」

ハイパービースト「二人とも諦めんなよ。ピンチはチャンスだ! 的がでかくなって攻撃が当たりやすくなったと考えようぜ」



鎧武 極アームズ「おう、俺はこれでいくぜ」カチ スイカ

ロックオン スイカアームズ 大玉ビッグバン!




デッドヒートマッハ「それじゃあ俺は……」

デッドヒートマッハ(頼むぜ、俺のダチ)

ブロロロロロロ

ブルルルルルル

デッドヒートマッハ「行くぜ、ライドクロッサー!」



ビーストハイパー「お、俺も……アンダーワールドじゃねえけど、時空が歪んでんだ。一か八かやってみっか」

キマイライズ ゴー

ビーストキマイラ「グゥゴォオオオオ」

ビーストハイパー「よっしゃ、来たぁ」

鎧武 スイカアームズ「くらええ」

ザクッ ジャシュ



デッドヒートマッハ「たあ」

ブルルルルルルルル

バジュ バジュン



ビーストハイパー「つおりゃっ」

バン ガシ バシッ



サタンスネーク「スネエエエエエエエエエエエエェク!」

鎧武 スイカアームズ「駄目だ! 全然効いてない!」

ビーストハイパー「おい、どうすんだよ!」

鎧武 スイカアームズ「あれだけのエネルギーだ。何所かに弱点があるはずなんだけどな」

デッドヒートマッハ「………そうだ!」

~~~

剛『待て!』

バシ

スネイク『ふん』

剛『この!』

ドガ

スネイク『うう、この私の顔に傷をつけるとはっ、許しませんよ!』

~~~

デッドヒートマッハ「あいつの顔に傷があるかもしれない。そこを攻撃すれば、もしかしたら……」

ビーストハイパー「なるほどな。ってどの顔だよ。こいつ頭が大量にあるぞ!」

鎧武 スイカアームズ「どこだ……あ、あったぞ。一番右の頭の頬だ。あそこに攻撃を集中させよう」

ガチャ ガチャ ガチャ スイカスパーキング!



ビーストハイパー「キマイラ、ビームいけるか?」

ビーストキマイラ「よかろう」



デッドヒートマッハ「俺とダチの力! 見せてやるぜ! ライドクロッサー! 最高出力だ!」



ババビジュウウウウウウウウウウウウウン

サタンスネーク「ワタシワ、オウニ、オウニ、ナル。サタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァン」

バァグゥワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

鎧武 スイカアームズ「勝った……のか。俺達」

デッドヒートマッハ「ああ」

ビーストハイパー「よっしゃあああああ」

鎧武 スイカアームズ「いや喜ぶのはまだ早い。Dr.パックマンがまだ残ってる」

ビーストハイパー「そうだったな」

オツカーレ

剛「ふう、姉ちゃんはちゃんと逃げれた……のかな」

ピシュウン

仁藤「それにしても、ひでえな。工場は半壊だし、地盤もボロボロじゃねえか」

ロックオフ

紘汰「なあ、そっちの方に乗ったら危ないんじゃ」

剛「え?」

ガラガラガラガラガラ

仁藤「く、崩れたぁ」

紘汰「お、落ちる!?」

紘汰・剛・仁藤「うわああああああああああああ」

・???

紘汰「う、ううん。こ、ここは? 二人とも大丈夫か?」

仁藤「お、おう」

剛「なんとかね」

仁藤「どこなんだ? ここ」

剛「確か、俺達。落ちたんだよね」

仁藤「じゃあ、地下か」

紘汰「待って、あそこに何か光が見えない?」

仁藤「ほんとだ。なんだありゃ。財団Xのアジトか」

剛「いや、あれってもしかして……」

???「うう、騒がしいな。誰だい、こんな地下深くに」

剛「ク、クリム!?」

ベルトさん「剛!? 剛じゃないか!? それに君達まで」

剛「ど、どうしてここに?」

ベルトさん「それはこっちの台詞だよ。ドライブピットの中でゆっくりと眠っていたのに」

仁藤「俺達は、まあ、その、話せば長くなるんだけど」

剛「それよりもクリム。頼みがあるんだ。実は今、地上が大変なことになってるんだよ。だからクリムの力を借りたいんだ」

ベルトさん「しかし、私は」

剛「進兄さんも、戦ってるんだ」

ベルトさん「進之介が? 私抜きで……か」

剛「……」

ベルトさん「……」

剛「……」

ベルトさん「わかったよ。剛、私も協力しよう」

剛「クリム! ありがとう」

仁藤「よっしゃ。そうと決まれば、まずは地上に戻ろうぜ」

・地上

剛「さて、早くDr.パックマンのところに行かないと」

仁藤「お、おい! 何か来るぞ! あ、あれって」

紘汰「パックマンウイルスだ!」カチ オレンジ

ロックオン オレンジアームズ 花道オンステージ!

剛「へんし――ぐああああ」

仁藤「へん――うわあああ」

鎧武「剛! 仁藤!」

ベルトさん「大丈夫か?」

ズバッ ガシュ

鎧武「この!」

ガチャ オレンジスカッシュ

ブワアアアアアン

紘汰「な、なんとか倒せたけど……」

紘汰「しっかりしろ!」

剛「うう」

仁藤「ぐは」

紘汰「すぐに手当してやるからな」

仁藤「はあ、はあ。いや、俺達は、大丈夫……だ」

剛「あ、ああ。そ、それよりも早くDr.パックマンのところへ」

仁藤「そ、うだ。こ、このピンチをチャンスに変えろ!」

剛「俺達の分まで戦ってきてくれ」

紘汰「…………わかった。二人とも! 必ず帰ってくるからな!」

紘汰「行こう! ベルトさん!」

ベルトさん「よし、わかった」

紘汰「うおおおおお! 待ってろよ! Dr.パックマン! 絶対に許さねぇ!」

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダーに続く

このssはこれでおしまいです。

見てくださった皆様、ありがとうございました。

劇場で映画を見た直後から書き始めていたのですが、書き終わるまでに大分時間がかかってしまいました。

また、この話は全て私の妄想なので、もしかしたらDC版などで矛盾が生じてしまったらすみません。


この2人は霧子か凛子から連絡を受けた照井警視と後藤さんに助けてもらってそう
Wは風都、オーズはクスクシエ周辺、フォーゼは天校に現れたパックマンウイルス撃滅に動いてたんだろうな

>>85
そこらへんも考え出すと、たまりませんよね
対パックマンウイルスでは、Wは複数弾を撃ててるルナトリガー。オーズは分身できるガタキリバコンボ、フォーゼはコズミックでまとめて宇宙へ誘導、でしょうかね。

それではHTML化依頼をしてきます



個人的な意見だけど擬音、効果音は小文字でセリフの後ろにやったほうが読みやすいかもしれない

>>89
鎧武「くらえ」ガシャッ
こういうことですよね

たしかに戦闘が多いと擬音語を多くなって、想像以上に散らかってしまったので次回からやってみます。

ご意見ありがとうございました。

マスカレイドドーパント1「たあ」

マスカレイドドーパント2「とお」


この時点で読むのやめた

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom