真尋「母さんが母子相姦の官能小説を持ってた」ニャル子「はい?」(41)

真尋「前々から禍々しい本が母さんの本棚にあった」

ニャル子「いったいどれくらい前からです?」

真尋「中一くらいの時にはすでにあった」

真尋「タイトルから内容を判別出来ないし」

真尋「その禍々しい何かに臆して気にしない事にしていた」

真尋「だがお前達邪神と暮らしているうちに」

真尋「不吉な何かに対して抗体が出来たのか」

真尋「はたまた鈍くなったのかわからないが」

真尋「禍々しさに対して何も思わなくなり」

真尋「母さんがいないうちにその本をちょっと読んでみたら」

真尋「母子相姦の官能小説だった」

ニャル子「たまたまそのシーンだけそういう内容だっただけなんじゃないでしょうか」

真尋「僕もそう信じたくて」

真尋「作品タイトルをググったら」

真尋「その原作者のほとんどの作品が母子相姦を題材にしており」

真尋「『人物の心情描写が真に迫って実にリアル、まるで体験談のよう』と評価されるレベルの」

真尋「バリバリの母子相姦の官能小説だった」

ニャル子「アウトですね」

真尋「アウトだよ」

真尋「母さんが怖い」

ニャル子「私も嫁姑問題がおきそうで怖いです」

クー子「……母親が息子が隠し持ってたエロ本を見つけた時の心情を」

クー子「今の少年は体験していると思う」

真尋「何で逆バージョンを体験しなければならないんだろう……」

真尋「しかも隠す訳でもなく」

真尋「本棚に威風堂々と置いていた辺り」

真尋「性質が悪い」

クー子「……わたしも小さい頃自分の部屋に」

クー子「ニャル子の写真を天井や壁に貼ってたから」

クー子「いつ親にバレるか心配だった」

ニャル子「それ堂々と貼ってる時点でバレてますよ」

ニャル子「隠す気もないですよね」

真尋「しかもお前達の場合種族で対立しているはずだから」

真尋「別の方面で問題になるはずだろ」

クー子「……おじいちゃんがそういうのに寛容でよかった」

ニャル子「……ん? 堂々と本棚に置いてあったんですよね」

真尋「ああ」

ニャル子「お義父様はその事知っておられるんですか?」

真尋「父さんも読んでたような……」

クー子「……夫婦揃って母子相姦の官能小説読んでるとか引く」

ニャル子「しかしここまで堂々と置かれていると」

ニャル子「何かしらの意図があるのでは?」

真尋「そうかもな」

真尋「というか」

真尋「そう思ってないとやってられない」

クー子「……本人に直接聞いてみたら?」

真尋「聞くのは一人立ちしてからにしておく」

真尋「後が怖すぎる」

ニャル子「それならお義父様に聞いてみては?」

真尋「え?」

ニャル子「あそこまで堂々と置いているなら事情を聞いているはずです」

ニャル子「聞いた事情が真実とも限りませんが」

ニャル子「気持ちが少しくらい晴れると思いますよ」

真尋「このままでいるよりはマシだな」

真尋父『母さんの趣味だ』

真尋「」

真尋父『母さんの趣味だ』

真尋「」

真尋父『おーいどうした、電話壊れたか?』

真尋「ちゃんと繋がってる……」

真尋父『そういう事だ、じゃあな――』

真尋「待て待て待て、それで終わろうとすんな!」

真尋父『質問に答えたんだからいいだろ』

真尋父『それともまだ何かあるか?』

真尋「父さんは何も思わないの!?」

真尋父『趣味に留まってるならそれでいいだろ』

真尋父『あいつが戯けた事するはずねぇ』

真尋「……まぁお互い信頼しているならいいけど」

真尋「だからって本棚に堂々と置かないでくれ」

真尋「怖い」

真尋父『だが読みやすいところにおいてもらわないと』

真尋父『俺が読めないだろ』

真尋「は?」

真尋父『俺も読んでる』

真尋「マジで読んでるの!? 興味本位とかでたまたま読んでたんじゃなくて?」

真尋父『小説の中の母親、息子の性別を逆になるよう脳内補完して』

真尋父『楽しんでる』

真尋「は?」

真尋父『というかお前が娘だったらという妄想をよくする』

真尋「は?」

真尋「……は?」

真尋父『本当は娘もほしかったんだが』

真尋父『経済的な理由でお前しか育てられなくてな』

真尋父『だが最近経済的余裕も出てきた』

真尋父『やったな、真尋、家族がふえるよ! 娘とは限らないが』

真尋「黙れハゲ!」

真尋父『ハゲちゃうわ』

真尋「自分の息子を女体化して妄想してんじゃねぇよ!」

真尋父『お前が中途半端に女々しい顔しているから』

真尋父『妄想が捗るの何の』

真尋「捗るな! というか息子にそんな発言するな!」

真尋父『妄想のために性別が判別できない名前に名づけたんだろ!』

真尋「僕の名前はそんな糞みたいな理由で決まったのかよ!」

真尋「女々しくねぇよ、これでも逢空万太作品メイン男子で男らしさ2番目自負してるわ!」

真尋父『女装似合わないの1位だけで』

真尋父『それ以外どんぐりの背比べだろ』

真尋「僕はまともな部類だろ!」

真尋「他の逢空万太作品の主人公はハス太ポジション兼任してる奴がほとんどで」

真尋「棲み分けが出来てる僕はしっかり男寄りだ!」

真尋父『というかそもそもお前男で合ってるよな』

真尋父『魚みたいに途中で性別が変化してないか?』

真尋「黙れ糞親父! 原作で存在しか明かされず台詞が無い癖に好き勝手言ってんじゃねぇ!」

真尋「一人称『俺』であってんのかわかんねぇのに勝手に決めてんじゃねぇよ!」

真尋父『コラ、父親になんて口答えするんだ!』

真尋「うっせーバーカド変態が!」電話プチッ

ニャル講座!
逢空万太作品メイン男子の外見の男らしさランキング


 犬

ディアナ様 【深山さんちのベルテイン】

 女装が似合わない

高原耕平 【深山さんちのベルテイン】

 女装が似合う

八坂真尋 【這いよれ! ニャル子さん】

宗方閑也 【勇者が魔王を倒してくれない】

 正装で女の子と間違われる

深山琥太郎 【深山さんちのベルテイン】

支倉結太 【出番ですよ! カグヤさま】

大神理樹 【ヴァルキリーワークス】

ハス太 【這いよれ! ニャル子さん】

真尋「……」ズーン

ニャル子「わー、わかりやすく落ち込んでますねぇ」

真尋「母さんと父さんが怖い」

クー子「……お義父さんも恐怖の対象になったんだ」

ニャル子「古いステレオタイプの頑固親父にクラスチェンジしたんですか?」

真尋「自分の息子を女体化して妄想するような奴が」

真尋「古いステレオタイプの頑固親父だったら日本沈没するわ」

ニャル子「大丈夫です、真尋さんなら女装も問題ありません!」

クー子「……真子ちゃんにまたなってみる?」

真尋「お前等フォローする気あるのか?」

ニャル子「解決策は思い浮かびませんが」

ニャル子「部屋に篭っても何もありませんし」

ニャル子「気分転換に散歩等どうでしょう」

クー子「……ハス太くんが近くのフリーマーケットでお手伝いしているって聞いた」

ニャル子「丁度良いのがあるじゃないですか」

真尋「……家に篭っても意味ない」

真尋「むしろ敵の巣窟にいたら」

真尋「身の危険が危ないし行ってみるか」

ニャル子「生まれ育った我が家を敵の巣窟扱いですか」

クー子「……真子ちゃんで行くんだよね」

真尋「真尋で行くから」

ニャル子「でも『真尋』という名前の女性もたまにおりますよね」

真尋「男で行くから」

フリーマーケット

真尋「思いのほかにぎわってるな」

ニャル子「さっき八十代ほどの老人が艦これと東方グッズ売ってましたよ」

真尋「えー、嘘だろー」

ニャル子「本当ですって」

クー子「……あっ、いたいた」

ハス太「あっ、まひろくん」

シャンタッ君「みみー」

不良「おめぇが言ってた居候先の人達か?」

ハス太「うんっ」

真尋「ルーヒーとたこ焼き屋やってると思ってたんだが」

ハス太「運悪く場所取れなかったんだって」

ハス太「だから田中くんの兄弟の学校祭の時に知り合った人の手伝いをしているの」

不良「ここは俺のアルバイト先である絶版堂のマーケットだ」

真尋「へぇ」

カグヤ「ユータ、買うなら買うで早くしてほしいのだ、その商品とずっとにらめっこはさすがわらわでも引くぞ」

サクヤ「早く買ったらどうです? 『成長期過ぎてからでも114514個の身長が伸ばし方』」

結太「べ……別に身長伸ばしたいとかじゃないんだからな!」

不良「お客さん、3時間も同じ商品とにらめっこはさすがに迷惑なんでやめろやコラ」

結太「もう少し、もう少しだけ考えさせてくれ」

レグジオネータ「若……」

真尋「絶版堂か、名前の通り絶版の物しか売ってないのか?」

クー子「……少年少年」

真尋「どうした?」

クー子「……『か○と○せ! キヨハラ○ん』がある」

真尋「絶版からの流れでそれはやめてさしあげろ、漫画に罪はねぇ」

ニャル子「ネタ的にも古いですよ」

ハス太「絶版じゃないのも売ってるよっ」

真尋「え、そうなのか?」

不良「フリーマーケット限定で新刊のものを福袋のようにランダムで入れてあるお試し袋ってのがある」

不良「定価より安くなっていておすすめだ」

不良「というか買え、販売ノルマがあって売れないもん全部給料から引かれるんだよ」

真尋「それは訴えたほうがいいのでは?」

ニャル子「どこのコンビニの恵方巻きですか」

真尋「じゃあとりあえずお試し袋3つ」

不良「かしこまり!」

ニャル子「……」

クー子「……」

真尋「お試し袋の1つが母さんが読んでる母子相姦官能小説の最新刊だった」ズーン

ニャル子「……真尋さん」

クー子「……少年」

真尋「であっ」官能小説の最新刊地面に叩きつけてグシャ

ニャル子「真尋さん!?」

真尋「ヤツらはこんな書籍を使って僕を殺そうとしている!」

クー子「……おちついて、どこぞの少年院で少年院出身の格闘家が負けた試合を見てテレビ壊した眼鏡みたいな事言わないで」

ニャル子「おちつきましょう、公共の場ですよ」

真尋「……忘れてた」

真尋「自分の癇癪の起こしやすさが憎たらしい」

クー子「……この人ごみ、油断してると迷子になりそう」


フェル子「ふぇぇ……リキぃぃ、シナノぉぉぉ」メソメソ


クー子「……あんな感じに」

真尋「わかりやすいくらい迷子だな、あれ」

ニャル子「迷子センターまで連れて行ってあげましょうよ」

真尋「そうだな」

迷子センター

理樹「フェル子さん、探しましたよ」

フェル子「リキ、シナノ、どうして迷子になってたんですか!」

理樹「酷い、僕達が迷子扱いですか」

科乃「おーがみ君が私の胸をガン見してたせいだよ、もぅ」

理樹「バレましたか」

フェル子「リーキー!!」

ニャル子「思いのほか早く保護者が見つかりましたね」

真尋(よく見たら何度か見たことある二人だ、糸目の娘は知らないけど)

クー子「……首がすわってない幼子を放置するのは虐待と同等」

理樹「以後気をつけます」

フェル子「首はすわってますよ!?」

理樹「貴方達が僕のフェル子さんを助けてくれたんですか」

真尋「助けたってほどでも」

理樹「ならお礼をさせてください」ゴソゴソ

科乃「ん? 何その白いブックカバーの本」

理樹「僕のかーさんが書いてる小説で、宣伝がてらに持ち歩いてて」

理樹「これはその最新刊です、どうぞお納めください」

真尋「そんな大それた事は……」

理樹「受け取ってください、宣伝目的もあるんですから受け取ってもらえれば僕もうれしいです」

理樹「手前味噌ですが僕やフェル子さんの日常もモデルにしている小説でして」

理樹「『人物の心情描写が真に迫って実にリアル、まるで体験談のよう』と言われるほど大人気な小説なんですよ」

ニャル子「良いじゃないですか、そんなに自身作なら読破してやりましょうよ」

クー子「……わたし、気になります」

理樹「でしょー」

真尋「じゃあありがたくもらうよ、ありがとな」

理樹「こちらこそ」

フェル子「そういえば先ほどの小説にわたしをモデルにした子もとうじょうします?」

理樹「当然、家に帰ったら読んでみますか? 一緒にじっくりねっとり」

フェル子「はいっ」

科乃「フェル子ちゃんの貞操が危なそうだからあたしも同伴ね」

理樹「ただの読書で何故貞操が危うくなるんですか」

ニャル子「……」

クー子「……」

真尋「『人物の心情描写が真に迫って実にリアル、まるで体験談のよう』と聞いた時点であやしい気はしていたが」

真尋「あいつ等がモデルの小説が母さんが読んでる母子相姦の官能小説最新刊だった」ズーン

ニャル子「……真尋さん」

クー子「……少年」

真尋「どうして奇しくもネクロノミコンが今日二冊も揃うんだよ!」

真尋「僕が読んだシーンに丁度大神とフェル子をモデルにしたと思しき人物が登場してるせいで」

真尋「思い出したくないのに脳内で再現劇場しているじゃないか!」

ニャル子「ネクロノミコン扱いですかそれ」

真尋「ヤツらはこんな書籍を使って僕を殺そうと――」

ニャル子「そのネタはもうやりましたよ」

クー子「……少年A、落ち着いて」

真尋「誰が少年Aだ」

クー子「……元ネタ的には正しいのに」

ニャル子「まぁまぁ、落ち着きましょう」

ニャル子「ここらへんにおいしい軍鶏肉の焼き鳥屋さんがあるらしいですしそちらへ行きましょうよ」

クー子「……少年A、早く行こう」

真尋「軍鶏ネタはもういいよ」

クー子「……少年がやり始めたんだよ?」

真尋「ん? 随分高そうなバックが落ちてるじゃないか」

ニャル子「落し物センターに届けましょうか、焼き鳥屋の近くのはずでしたよ」

真尋「ついでに行くか」

落し物センター

リョーコ「私のバックを届けてくれてありがとね」

ニャル子「いえいえ」

リョーコ「お礼と言っては何だけど」

リョーコ「これでも小説家で、丁度最新刊があるの」

リョーコ「あげる、ぜひ読んでみて♪」

真尋「これはどうも」

リョーコ「私の実生活をモデルに書いてる作品だから」

リョーコ「私がこんな生活をしていると思いながら読むのもおもしろいわよ」

ニャル子「……」

クー子「……」

真尋「母さんが読んでる母子相姦の官能小説の原作者だった」ズーン

クー子「……ブックカバーがあるせいで気付けなかった」

ニャル子「なかったとしても断るのは悪いでしょうからどの道もらうでしょうよ」

真尋「ネクロノミコンが3冊も手元に来るなんてそんなミラクルいらねぇよ!」

ニャル子「3冊に勝てるわけないでしょ!!」

真尋「馬鹿野郎お前僕は勝つぞお前!!(天下無双)」

ニャル子「……」

真尋「……」

真尋「……はぁ」

真尋「だがブックカバーがなければあの場で癇癪を起こしていただろうし」

真尋「それだけが不幸中の幸いだ」

クー子「……焼き鳥売り切れてた」

真尋「リョーコさん、理樹、フェル子」

真尋「特に揃わなくて良い」

真尋「否、揃いたくないパズルのピースが」

真尋「強制的に嵌り、無駄に脳内で再現されている」

ニャル子「ってかあの人達は母子相姦しまくってんでしょうか」

真尋「あくまでモデルなだけであり、流石にそれは……」

クー子「……『人物の心情描写が真に迫って実にリアル、まるで体験談のよう』」

真尋「」

ニャル子「それに息子さんはおそらく内容をご存知でしょうが」

ニャル子「何ら躊躇いなく人に勧めてましたよね」

クー子「……もしかして母子相姦にも抵抗がない?」

真尋「……やめろ、これ以上僕のSAN値をマイナスにするな」

真尋「邪神か、お前等」

ニャル子「邪神ですよ」

真尋「そうだった」

八坂家

真尋(その後とくに適当にぶらぶらした後帰宅した)

クー子「……ユータって呼ばれてた子、最後まで商品とにらめっこしてた」

ニャル子「マジですか」

真尋「中学生なら身長くらい気にするもんだし、いいじゃないか」

ピィィンポーン(ねっとりチャイム音)

真尋「はぁい」ガチャ

耕平「こんにちは、八坂頼子さんはいますか?」

真尋「……」

耕平「……あの」

真尋「姉か妹に巨乳の人いるか?」

耕平「一人っ子だが」

科乃「へくしゅっ」

科乃「だれか糸目ってだけでよくわからない妄言を噂している人がいるね」

理樹「科乃さん、いいかげんかーさんの小説を返してくださいよ」

科乃「返したらどうする気?」

理樹「え、もちろんフェル子さんにじっくりねっとり――」

科乃「それで返すと思う?」

理樹「ですよねー」

フェル子「?」

理樹「ではその意見に歩み寄り科乃さんとじっくりねっとり――やめてください関節あらぬ方向へ痛い痛い――」

真尋「母さんなら今出かけてるが」

耕平「困ったな、これ本人に直接渡すよう言われてるんだが」

真尋「それは?」

耕平「俺の母さんに頼まれて届けに来た、中身は見ないよう強く言いつけられてるんだ」

真尋「君の名は?」

耕平「高原耕平」

真尋「高原……母さんの大学時代の後輩であるぬーこさんの息子か」

耕平「そうっす」

真尋「……母さんならそのうち帰ってくるだろうしそれまで家に上がって休んでれば良いよ」

耕平「そんじゃお言葉に甘えて」

真尋「その前に袋の中身を見せてくれ」ヒョイ ガサゴソ

耕平「それは頼子さん以外に見せるなと言われてるんだが――」

母子相姦の官能小説最新刊「ヤァ」

真尋「」

耕平「どうした?」

真尋「ひっぐ……えっぐ」シクシクメソメソ

耕平「何故泣く」

真尋「……」ズーン

耕平「マジかよ……その中身……母子相姦の官能小説かよ……」ズーン

真尋「受け入れがたい現実だろうけど、事実だ」

耕平「知らないままの方がマシだった」

ニャル子「どうして教えたんですか」

真尋「普通は知らぬが仏と考えるだろう」

真尋「ただ一人で母親が母子相姦の官能小説を持っている事実を受け入れるのは辛かった」

クー子「……道連れにしたかったって事?」

真尋「――正解(エサクタ)」

ニャル子「最低ですね」

耕平「くたばれ」

真尋「この小説は母さんに渡しておくから、もう帰って大丈夫だよ」

耕平「直接渡す予定だったが」

耕平「もうそんなのどうでも良いし帰るとするか」

真尋「要らぬ事言ったお詫びだ、これをもってけ」つ袋

耕平「何これ?」

真尋「ここでは開けるな、家に帰ってからのお楽しみだ」

耕平「そりゃどうも、じゃあな」ガチャ

ニャル子「それで母子相姦の官能小説最新刊、3冊」

ニャル子「高原さんが持って来たお義母さまのを含めると4冊ありますがどうします?」

クー子「……捨てるのも売るのも面倒」

真尋「大丈夫、母さんの分はそのままだが」

真尋「今日ミラクルで手にした3冊は、耕平に渡した袋の中だ」

ニャル子「ゲスですね」

クー子「……そういえばお試し袋、3冊買ったよね」

クー子「残りの2冊は?」

真尋「あっ、いきおい余って耕平に渡した袋の中に入れてたや」

真尋「どの道読まないからどうでも良いか」

ニャル子「中身見ずに渡しちゃいました?」

真尋「確認はした」

クー子「……何の本?」

真尋「男×幼馴染の三つ編みの男の娘でホモセックスするエロ本と」

真尋「男×雄の老犬で獣姦ホモセックスするエロ本だ」

ニャル子「碌なのありませんね」

真尋「まったくだ」

高原家

耕平(精神的に疲れた……)

耕平(八坂がくれた袋、何入ってんだ)

耕平(確認する前に便所行くか)

理々「耕平、借りてたゲーム返しに来たわよー」

琥太郎「いないね、靴はあったしお手洗いかな」

理々「……ん? 何この袋、エロ本かしら」ガサガサ

琥太郎「勝手に見るのはやめておいた方が……」

男×幼馴染の三つ編みの男の娘でホモセックスするエロ本「コンバンミー」

男×雄の老犬で獣姦ホモセックスするエロ本「チワース」

理々「」

琥太郎「どうしたの?」

耕平「お前等来てたのか――」ガチャ

理々「ころ太のケツ穴どころかディアナ様のケツ穴まで狙ってたか貴様はァァーー!!」0フレームじゃない上段回し蹴り

耕平「待て理々何の話、えっちょ待――ぐはっ!!」

琥太郎「何事!?」


二冊のインパクトが強すぎて残り三冊の母子相姦の官能小説最新刊に気付かれなかったのが不幸中の幸いでした。

その後耕平は真尋にめちゃくちゃ暴力した


耕平「お前ら人間じゃねぇ!」食事用ナイフでドーン☆

真尋「ひでぶっ」


こんなSS書きましたが逢空万太作品の母親キャラで息子との関係が一番まともなのは八坂頼子だと思ってます
それと個人的な話ですが『這いよれ! ニャル子さん』の二次創作妄想していたら空鬼が褐色ロリ化してしまった、畜生

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