ほむら「いつ見ても暴れん坊将軍は面白いわ。」 (248)

まどか☆マギカと暴れん坊将軍のコラボSSです。

今回のほむらはメガほむです、4回目のループ以前の…というかループ前の話になります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375705016

~見滝原病院のほむらの病室~

ほむら「そろそろ10時半、時間だわ」ピッ

パッカラパッカラ

ナレーション『暴れん坊将軍。』

デデデーン、デーンデーン(BGM)

………

吉宗『余の顔、見忘れたか?』

悪代官『…余だと?…(回想中)…上様!?ははぁー!』

吉宗『武士としてあるまじき所業断じて許さん!潔く腹を斬れぃ!』

悪代官『えぇい!このようなところに上様がおられるはずないわ!出合え出合え!
この者は上様の名をかたる不届き者よ、斬り捨てぃ!!』

吉宗『……!』ジャキン

デーンデーンデン!!(BGM)

手下い『ギャー!』

手下ろ『ひぃー!』

手下は『ぐぇー!』

上様『成敗!』

ドバッ

悪代官『お助け…グギャー!?』

ほむら「ふう、今日も暴れん坊将軍は面白かったわ。
入院中は暇だからいつも見ちゃうもの。
でも明日から学校だからもう観れないのよね…ハァ…上様に会ってみたいな…」

コソコソ

QB「なるほど、それがキミの願いか、キミの願いは今エントロピーを凌駕した。」

ピカッ

ほむら「あれ?この宝石なんだろう?」

~見滝原中学校~

和子「今日はみなさんに転校生を紹介します。」

ほむら「て、転校生のあ…暁美ほむらです…その…よろしく…お願いします。」

和子「暁美さんは心臓の病気でずっと入院してたの。
久しぶりの学校だから色々戸惑う事も多いでしょうけど、みんな助けてあげてね。」

―「暁美さんて前はどんな学校通ってたの?」

ほむら「ミッション系の学校です…」

―「髪の毛キレイだね、シャンプー何使ってるの?」

ほむら「薬用メリットを…」

―「ねぇねぇ暁美さんは入院中何かしてたの?」

ほむら「え~と…ハイ!毎日暴れん坊将軍見てました!」



……

………

ほむら「ホム?」

まどか「あちゃー。」

仁美「あらあら。」

さやか「やっちゃったね…」

―「……プッ…アーッハッハハハハwww暴れん坊将軍って…!」

―「うちのお爺ちゃんかってのwww年寄り臭っ!」

ほむら「シュン…ホムゥ…」

仁美「さすがに暴れん坊将軍はちょっと…無理があるかと…」

さやか「あ~ぁ…転校生泣いちゃってるよ。
可哀想に、初日の転校デビュー見事に失敗しちゃったよ…」


まどか「ゴメンみんな!暁美さん保健室行かなきゃいけないから、ほら暁美さん早く行こ!」

~保健室への道中~

まどか「ほむらちゃんって呼んでいいかな?そのゴメンね、
みんな悪気があって言ったわけじゃないから…」チラリ

ほむら「…ヒック…グスン…」

まどか「わ、私も大好きだよ暴れん坊将軍!」

ほむら「ほ…本当ですか!?」

まどか「うん、いつもパパが家事の合間に見てるって言ってるから!」

ほむら「パパ?…鹿目さんは…観ないんですか?」

まどか「だってその時間私たち学校だよ?」

ほむら「…」

~下校中~

ほむら「結局クラスメイトの人たちと全然話が合わなかったよ。
入院中なんていつも朝は暴れん坊将軍見て、お昼は午後ロードショーで、
夕方は相棒見てただけなのに…」グスッ

―『思いっきりTVっ子だよね。』

―『外に出ずに一日中TVばっかり見てさ…』

―『もう死んじゃった方が良いよね。』

ほむら「そうだよね、私なんか死んじゃえば…てここは何処!?」

~魔女の結界~

芸術家の魔女

マミ「ハッ!」

まどか「たぁ!」

ほむら「誰か戦っている…あのピンクの服は鹿目さん?」

まどか「ほむらちゃん…何でここに!?」

マミ「どうやら魔女の結界に迷い込んでしまったのね、でも大丈夫。
私たちが守ってあげるわ!」

ほむら「あなたたちは一体…」

QB「彼女たちは魔法少女さ。」

ほむら「魔法少女…って猫が喋った!?」

QB「僕はQB、昨日キミと契約したじゃないか。」

ほむら「魔法少女?契約?何の事なの?」

QB「キミが持ってるその宝石の事だよ、それこそがソウルジェムだ。
さぁキミも魔法少女に変身して魔女と戦うといい。」

ほむら「変身ってこうかな…」ピカッ

ほむら「よーし出来た、私だって!」ブンブン

まどか「ほむらちゃんも魔法少女なの!?」

ほむら「えいえい!」ポカポカ

芸術家の魔女「♪」

マミ「そんな駄々っ子パンチなんかが魔女に効くわけないでしょ!?
危ないからすぐに下がりなさい!」

芸術家の魔女「シンジャエー!」

ほむら「きゃぁぁぁぁ!?」

ガキィン

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「わ…私死んじゃったの?」

???「大丈夫だったか。」

ほむら「ハ、ハイ…ってこの人は!?」

マミ「今よ、ティロ・フィナーレ!」

芸術家の魔女「ウギャァァァァ!?」



ドガーン



ほむら「危ないところを助けて頂きありがとうございます、あの…あなたは?」

新之助「俺は徳田新之助、貧乏旗本の三男坊さ。」

ほむまどマミ(上様ぁぁぁぁぁぁぁ!?)

新之助「何か言ったかな?」

まどか「いえ別に!」

マミ「とりあえずこんなところじゃ難ですし私のおうちへ行きましょう…」

~マミハウス~

マミ「そ、粗茶ですが…」コトッ

新之助「頂こう、ズズー、これは珍しい、西洋の茶ではないか。
しかし中々美味だ、今度目組の頭にもご馳走させてやりたいぞ。」

マミ「へへぇー!」(土下座マミン)

新之助「そう畏まるな、俺は貧乏旗本の三男坊。
そこらの浪人と大して変わらんさ。」

ほむまどマミ「「め…滅相もございません!!」」(土下座ほむまどマミン)

ヒソヒソヒソ

まどか「あの人って松平健さんですよね、マツケンサンバの。」

ほむら「いえ、あの御方は上様です!」

マミ「でも何で松平さんが見滝原にいるの?ドラマの撮影かしら?」

QB「いいや、あの男は紛れもなく上様とやらだよ。」

まどか「QB、一体これはどういう事なの!?」

QB「暁美ほむらの願い通りだよ、彼女の願いは上様に会ってみたいだからね。
願いで彼はこの世界に召喚されたのさ。」

ほむら「それじゃぁあの人は本物の暴れん坊将軍!?
けど私…契約なんかした覚えがないんだけど…」

QB「何を言ってるんだい?昨日上様に会いたいって言ってたじゃないか。
だから願いを叶えたまでだよ。」

マミ「QB…あなたは大事な契約をそんないい加減に叶えて…」

まどか「そうだよ!これじゃほむらちゃんが可哀想だよ!」

ほむら「いえ、私はこれで満足です」キラキラ

新之助「?」

まどか「ほむらちゃんの目がキラキラ輝いているよ…」

マミ「本当に憧れの人なのね。」

新之助「話は終わったかな?」

ほむら「ハ…ハイ!」

新之助「実はいきなりこのような場所に来てしまいまだ右も左もわからん、
色々と教えてくれんかな。」

ほむら「私も…魔法少女の子と全然知らないで契約してしまったので、出来れば教えてほしいんですけど…」

マミ「わかったわ、暁美さんに…上さ…いえ徳田さん。」

説明中―――

新之助「なるほど、ここは未来の世界でしかもこの街には魔女と魔法少女が蔓延っておるとは…」

ほむら「そんな…魔女なんて化け物がこの世の中に存在するなんて…」

まどか「驚くのも無理はないよ、私だって最初は信じられなかったから。」

マミ「そこで提案なんだけど、暁美さんも一応魔法少女になった事だし
私たちと一緒に魔女退治に参加してみない?
勿論参加するかしないかはあなたの自由だけど…」

ほむら「ぜ…是非ともお願いします!」

マミ「それで…徳田さんはどうしましょうか?」

新之助「俺は少々この世界の事を知りたいのでな、これで失礼する。
心配するな、何かあれば俺もすぐに駆けつけるさ。」スタスタ

まどか「行っちゃった、知らない世界なのに大丈夫なのかな?」

翌日―――

~見滝原中学校~

和子「今日もみなさんに転校生を紹介します。」

新之助「転校生の徳田新之助だ、みんなよろしく頼むぞ。」

まどほむ「ぶほっ!?」

さやか「二人とも汚っ!!」

和子「徳田くん(?)は過去の世界からやってきてまだ何もわからないそうよ。
みんな…失礼のないように助けてあげてね!」

―「徳田くんて前はどんなとこに住んでたの?」

新之助「前は紀州の徳川…おっと貧乏旗本の三男坊さ。」

―「その髪型毎日編むの大変じゃない・」

新之助「このちょんまげか?そうでもないぞハハハ。」

―「サンバ踊れる?」

新之助「異国の踊りか、以前南蛮人に教わったが中々面白かったぞ。」

―「ぶっちゃけ上さ…モガー!?」

和子「失礼な事言っちゃいけないって言ったでしょ!?」

さやか「ハッハッハ、転校生よ。徳田くんに話題を奪われちゃいましたな。」

仁美「ですがさすがにあの恰好で弄るなという方が無理ですわね。」

まどか「でもまさか学校に転校してくるなんて…」

ほむら「ホムゥ…上様カッコいいです…」

マミ(二人とも聞こえる、さっそくだけど放課後魔女退治に付き合ってもらえるかしら。)

放課後、ほむらはまどかとマミに連れられて魔女退治に参加する事になった。

~魔女の結界~

お菓子の魔女

シャルロッテ「チョコン」

ほむら「わぁ、可愛い♡」

マミ「油断しないで、あれでも一応魔女なのよ!」

まどか「私が先陣を切りますからマミさんとほむらちゃんは援護をお願い!」

マミ「OK任せて!」

ほむら「ハイ!頑張ります!」

まどか「行くよ、マジカルアロー!」

ドシュッ

マミ「鹿目さんやったわね、それじゃ私もティロ・ボレー!」

ほむら「え~と、え~と…それじゃ私も…えーい!」ポカポカ

マミ「だから駄々っ子パンチじゃ駄目よー!?」

まどか「マミさん危ない!?」

マミ「え?」

―シャルロッテ第二形態に変化―


シャルロッテ「あ~ん♪」




ガブッ




………


シュバッ


マミ「あれ…?私…生きてる?」

―「己の欲に執着し、少女を喰うなどと許される所業ではないな。」

シャルロッテ『ナニヤツ!?』


ザッザッザ


新之助「みんな遅くなってすまん、教室の娘たちから茶屋に誘われてしまっててな。」

マミ「徳田さん!?」

ほむら「これは…キタホムゥ!」

シャルロッテ「オノレ、ヨクモジャマヲシテクレタナ!?」



新之助「シャルロッテ、余の顔…見忘れたか?」



シャルロッテ「『余』ダト……(回想)……ハッ!ウエサマ!?」(土下座)

使い魔「ペコペコ」(土下座)

ほむまどマミ「ははぁー!」(土下座)

―――全員土下座タイム中―――

吉宗「己の執着を満たすために罪も無き娘を喰い殺そうなどと恥を知るがいい!
せめてもの情け、潔く腹を斬れ!!」

シャルロッテ「エエイ、コヤツハウエサマノナヲカタルニセモノダ!デアエデアエ!キリステルノダ!」

ぞろぞろ

まどか「あぁ!使い魔がたくさん現れた!?」



吉宗「……!」ジャキンッ


デデデーン、デーンデーン(BGM)

ほむら「どこからともなくお決まりのBGMが鳴り出したわ!」


ドガッ

ボガッ

ドスッ


ほむら「峰打ちだけど使い魔たちがばったばった斬り倒されていくホムホム!」

まどか「ほむらちゃん熱中し過ぎだよ。」

マミ「ていうか魔女って喋れたのね…初めて知ったわ。」

シャルロッテ「オノレヨシムネ!」

吉宗「とぁ!」ドバッ

シャルロッテ「グハァ!」

吉宗「成敗!!」

マミ「成敗って…私たちがやるのかしら?」

まどか「たぶん…」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

まどか「マジカル・アロー!」


ドオーン


シャルロッテ「……」ドサッ

吉宗「これにて一件落着。」チャキン

ほむら「助けて頂きありがとうございます!」

吉宗「礼には及ばん、それよりも俺が将軍である事はくれぐれも内密にな。」

まどか「それみんなもう知ってますから…」

マミ「それと暁美さんは暫く実戦は禁止します、まずは訓練から始めましょう。」

ほむら「ハ、ハイ!ヨロシクお願いします!!」

とりあえずここまで

参考BGMにどうぞ


BGM「余の顔見忘れたか」
http://www.youtube.com/watch?v=2RLXqWj9VJ8

BGM「成敗!」
http://www.youtube.com/watch?v=ouXZm-UfCas

この間は仮面ライダーと一緒に雑魚怪人成敗してたから特に違和感はないでござる。

期待

乙です。
これはなかなか面白い、しかしシャルロッテはどこで上様見たんだよ。

生前(?)じゃね?

後日―――
~河原~

マミ「という訳で特訓開始よ、暁美さん。」

まどか「ほむらちゃんファイト!」

ほむら「ハイ、頑張ります!」

マミ「それであなたはどんな魔法が使えるのかしら?」

ほむら「ハ…ハイ…え~と、この盾を使って時を止める事が出来ます。」

カチン

………

ほむら「どうでしょうか?」

まどか「スゴいよほむらちゃん!」

マミ「時間停止なんて確かにスゴい芸当だわ、それで他には…」

ほむら「他ですか…他は…ガサゴソ…ありません…」

マミ「どうやら暁美さんには能力の開発が必要ね。」

その頃…
~見滝原病院の恭介の病室~

恭介「医者に言われたんだ、もうこの腕は二度と治らないって!」

さやか「恭介…そんな…」

恭介「僕の人生は終わったんだ…
これからは絶望しながら毎日暴れん坊将軍を見る日々を過ごすよ。」ピッ

―『子連れ狼』―

恭介「…って今日から子連れ狼じゃないか!?しかも北大路欣也版の…
ハハハ、隣の病室のメガネの女の子が暴れん坊将軍大好きでさ…
僕も一緒にはまって見てたのに…あの子は暴れん坊将軍観終って退院出来たわけか。
それに比べて僕は今日から北大路版の子連れ狼を見なきゃならないなんて!
さやかにわかるかい?
これから暴れん坊将軍じゃない時代劇を見なきゃいけない苦しみが!?」

さやか「大丈夫、奇跡も魔法もあるんだよ!」ダッ

~見滝原病院屋上~

さやか「QBいるんでしょ!出てきて!」

QB「やぁさやか、願い事は決まったかい?」

さやか「うん、私の願い…それは…」

QB「それは…」

さやか「それは…」

QB「ゴクリッ」



……

………

さやか「私の願いはまた暴れん坊将軍の再放送をやってほしい事!!」

QB「OK、キミの願いはエントロピーを凌駕…痛っ!?」ドガッ

さやか「QB大丈夫…ってこれ扇子?何で扇子がQBに投げ飛ばされてきたの?」

新之助「どうやら危ないところだったな。」

さやか「アンタ確か転校生の徳田くん!何で邪魔すんのよ!?」

新之助「詳しい事情は大方聞いた、さやか…
もし今の願いを叶えていたらそなたは一生後悔していただろう。」

さやか「何でさ?」

QB「うん、僕もさっきは思わずOKを出してみたけど…
やっぱり少し考えてみるべきだと思うよ。
さすがに再放送はまたすぐやるから早まった事はしない方が良いんじゃないかな?」

>>37
最近といっても既に2年も前の話なんですよね…
時の流れるの早過ぎですなぁ
>>38
>>39
生前再放送を見てたという事で

さやか「そっか、それじゃ恭介の腕を元に戻して…」

新之助「待て、早まるでない。」

さやか「もう、何でさっきから止めるのよ!?」

新之助「これは代々徳川家に伝わる調合した薬だ。
これを使えば恭介の腕も元通りになるはずだろう。」

さやか「わかった、試してみるよ。
ゴメンね、アンタの事疑っちゃってさ…」

新之助「気にするな、それより早く行ってやれ。」

さやか「わかった、ありがとうね!」ダッ

QB「まったく酷いじゃないか、僕の仕事の邪魔をするなんて。
何か僕に恨みでもあるのかい?」

新之助「大した事じゃない、俺はお前の事を信用できないだけだ。」

QB「…」

~再び恭介の病室~

さやか「おーい恭介、聞いて驚けってあれ?」

看護師「あらさやかちゃん、上条くんならさっき笑いながら病室を出て行ったわよ。」

さやか「笑いながら?あの馬鹿何処行ったのよ?」

~廃工場~

恭介「…」

さやか「ハァハァ、やっと見つけた!
まったくこんなとこまで探させて恭介アンタ何でこんなとこにいるのよ!?
それに何なのこの連中は?」

主婦「私は…」

工場長「俺はこんな工場すら…」

サラリーマン「もう死ぬしか…」

恭介「やぁさやか、僕はこれからこの人たちと一緒に天国に旅立つんだよ。
そしたらきっとこの腕も動くはずなんだ♪」

さやか「アンタ何言ってんのよ…まさかこれがQBの言ってた…」



ド ド ド ド ド ド ド


箱の魔女 

エリー「……」


ドンッ


さやか「魔女…こいつがみんなを操ってるの!?」

エリー「ソノトオリ、キサマラニンゲンヲキョウフノゼツボウニオトシイレテヤルノダ!」

さやか「なんて事を…恭介しっかりして!」

恭介「ハハハ、そうさ…こんな世界で生きてくよりは天国に行った方が幸せになれるんだ…」

さやか「お願い恭介!正気に戻ってよ!?」

エリー「ムダナコトヨ、ソノオトコハスデニワレラノトリコダ!サァオマエモアヤツラレテシマエ!!」

使い魔「ケケケ、オトナシクシヤガレ!」

さやか「いや!やめて!誰か助けて!!」

エリー「フン、サワイダトコロデダレモタスケニコヌワ!」

―「罪もない娘を殺そうなどと卑劣な行為、見過ごせんな。」

エリー「ダレダ!?」

新之助「待たせたなさやか。」

ほむら「美樹さん!」

まどか「さやかちゃん大丈夫!」

マミ「やはり現れたわね魔女!」

さやか「徳田くん!?」

エリー「キサマハトクダシンノスケ!ロウニンフゼイガワレラノジャマヲスルカ!?」



新之助「エリー、余の顔…見忘れたか?」



エリー「ナニィ…『余』ダト……(回想)……ハッ…ウエサマ!?」

恭介「ムニャムニャ…ハッ!上様!?」

さやか「徳田くんが上様?…全然知らなかったわ…」

ほむら「みなさん頭が高いですよ、控えてください!!」

まどか「ほむらちゃん…ノリノリだね…」

全員「へへぇー!!」



―――いつもの全員土下座タイム中―――


吉宗「エリー、人々の心を操り、しかも自害させようとは断じて許さん!
この場にて腹を斬れぃ!!」

エリー「ウエサマガコノヨウナバショニオラレルハズガナイ!エエイ、デアエ!デアエ!キリステロ!!」

使い魔「ハハッ!」

吉宗「……!」ジャキンッ

デデデーン、デーンデーン(BGM)

ドスッ ドバッ

使い魔い「ガッ!?」

使い魔ろ「ギッ!?」

使い魔は「グッ!?」


ドサッ

ドサッ

エリー「オノレ…ツカイマタチガ…」

吉宗「成敗!!」

まどか「ハイ!ほむらちゃん行くよ!」

ほむら「特訓で編み出したこの…お父さんのゴルフクラブで!!」

ポカッ

エリー「?」

ほむら「あれ?効いてない?」

吉宗「ほむら!余の脇差を使え。」

ほむら「わかりました、使わせてもらいます!この!」

ドスッ

まどか「行くよ!スターライトアロー!」

エリー「グハァ…」ドサッ

マミ「終わりましたね。」

吉宗「いや…まだだ。恭介!」

恭介「ははぁー!」(土下座)

吉宗「そなた、己の腕が治らぬとはいえ献身を施すさやかに八つ当たりするとは…
男の風上にもおけん!」

さやか「待って!恭介は悪くは…モガー!」

ほむら「上様に口答えはいけません!」

吉宗「余の裁きを言い渡す、罰としてそなたは…一生をさやかと添い遂げよ。」

さやか「上様…なんという名裁き!」

まどか「よかったねさやかちゃん!」

恭介「え…ちょっと…僕はさやかより志筑さんと付き合いたいんだけど…」


………


吉宗「成敗!!」

さやか「恭介のバカー!!」ボコォ

恭介「うぼぉ!?」

吉宗「これにて一件落着。」チャキン

一つだけ言わせてくれ
成敗する時のBGMは
デデデーンじゃなくて
デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン 
のはずなんだが

>>66
確かにそうですね
次回から気を付けます

~河原~

ほむら「というわけでこれからは上さ…いえ徳田さんから貰ったこの脇差を武器にします!」

マミ「それは構わないけど…暁美さんは剣術出来るの?」

ほむら「……飛天御剣流九頭龍閃!!」ブンブン

まどか「ほむらちゃん…それただ刀振り回してるだけだよ。」

新之助「ほむらよ、まずは焦らずともよい。
まずは簡単な素振りから覚えよ。」

ほむら「ハイ!」ブンブン

マミ「まったく先が思いやられるわね、あ…上さ…いえ徳田さんどちらへ?」

新之助「ちと隣町にな、すぐに戻るから心配するな。」

~風見野ホール~

新之助『オ~レ~♪オ~レ~♪上様サンバ~♪』

観客い「よっ!新さん!」

観客ろ「キャー!カッコいい!」

観客は「いいぞー!アンコールだ!頼むよ!」

………

支配人「いやー、今日も最高の舞台でしたよ!これ今日のギャラです、どうぞ。」

新之助「いつもすまんな。」

支配人「とんでもない、新さんが来てからお客の入りは上々なんですから。
これからも頼みますよ♪」

ガラガラ

チンピラ「お邪魔するよ、へっへっへ、支配人さんよ。
今月のみかじめ用意出来てんだろうな?」

支配人「ハイ、それはもう…」

チンピラ「ケケケ、確かに受け取ったぜ。
ところで最近羽振りがいいって噂聞いてるがよ、みかじめを上乗せしようか?」

支配人「勘弁してください、うちだって頑張ってやり繰りしてんですから…」

チンピラ「何だとコラ?誰に向かって口聞いてんだ!」

支配人「ひぃぃ…」

新之助「やめぬか!」

チンピラ「テメェ何者だ…って松平健?」

新之助「よく言われるが俺はそのような者ではない、話があるなら俺が代わろう。」

チンピラ「やるなら相手になんぞオラー!」

ドカッ バキッ ボカッ

チンピラ「ぎょへっ!?お…覚えてろよ!」ダッ

新之助「ヤツら何だったのだ?」

支配人「あいつらはこの辺りでも相当ワルのヤクザ者さ。
去年からこの辺りを縄張りにしやがってこの町もだいぶ変わっちまった…
以前はよかった、この近くに教会があるんだがそこの神父さんが良い人でね。
神父さんの説教を聞こうと集まった信者さんが来てこの町は栄えてたんだ。
それがある日…」

新之助「ある日…どうしたのだ?」

支配人「何があったか知らんが神父さんが急に酒浸りになっちまって…
最後は家族巻き込んで無理心中さ。
あそこには娘さんたちもいたらしいが恐らく巻き込まれて死んじまったんだろうな…
まだ15にも満たない子供たちだったんだ、それなのに…」

新之助「…なるほど、教会か…」

~道中~

ホームレスい「……」

ホームレスろ「旦那、恵まれない俺らに愛の手を…」

ホームレスは「俺にも…」

新之助「確かにこの町は隣の見滝原と比べるとお世辞にも言えぬほど寂れておる。
酷いものだ…」



ドンッ


??「おっと、ゴメンよ。」

新之助「子供か、このような時間に出歩くものではないぞ。」

??「説教なんざ聞きたくないね…って何だアンタ…芸人か?」ダッ

新之助「いや俺は貧乏旗本の…といなくなってしまったか。
それにしても(ガサゴソ)やられた、財布をすられたか…」

??「まったく、チョロいね。
おかしな恰好したヤツだが金はたんまり持ってるらしいな♪」

??「キョーコ、大丈夫だった?」

??「お姉ちゃん、もうこんな事やめようよ…」

??「しょうがねえだろ、親父は死んじまって、
アタシらみたいなガキが真っ当に生きてけるわけがねえんだからよ…」

新之助「何やら込み入った事情があるようだな。」

??「アンタさっきの!?」

??「待ってお侍さん、キョーコは悪くないの!」

??「お姉ちゃんは私たちのために…」

新之助「落ち着け、何も責めてるわけではない。
事情があるなら聞きたいのだが…」

杏子「わかったよ、アンタから財布盗っちまったのは悪かった…
アタシは佐倉杏子、こっちは妹のモモにそれとゆまだ。」

モモ「モモです。」

ゆま「ゆまだよ。」

新之助「俺は徳田新之助だ、よろしくな。
それで何故こんな事をしている?親はどうしたんだ?」

杏子「死んじまった…アタシらを残して…」

新之助「それで妹たちを養うために盗人稼業か、あまり褒められた行為ではないな。」

杏子「五月蠅せえ!
アタシらみたいなガキが真っ当な仕事出来るわけないだろ!?」

新之助「そう吠えるな、ところで仕事が無いというなら…」

~再び風見野ホール~

新之助『オ~レ~♪オ~レ~♪手を繋ごう~♪この世界 大きなファミリ~♪』

観客に「いいよ新さん!」

観客ほ「今日も輝いてるね!」

観客へ「頼むぜ新さん!」

~裏口~

杏子「オラァ!」

チンピラ「げほっ!このガキとんでもなく強え…」

杏子「もうここに近付くのはやめときな、次はこんなモンじゃすまないぜ。」

チンピラ「クソ…あのマツケンモドキといいテメェといい一体何なんだよ…」ダッ

杏子「おっさん、ヤツら行っちまったぜ。」

支配人「いやぁ、ありがとう杏子ちゃん!
新さんが用心棒だって中学生の子供連れて来た時はどうしたものかと思ったけど…」

新之助「杏子、終わったようだな。」

杏子「こんなん朝飯前さ、ところでギャラ入ったんだろ?
それでメシ食いに行こうぜ!」

新之助「わかった、ゆまとモモを呼んできてくれ。」

杏子「よっしゃ!そんじゃちょって待っててくれよ♪」ダッ

支配人「なぁ新さん、杏子ちゃんたちなんだが…」

新之助「?」

~ヤクザの事務所~

若頭「バカ野郎!みかじめを取ってこれなかったってどういう事だ!?」

チンピラ「すいやせん…滅法腕の立つ用心棒が現れやして…」

若頭「用心棒だと?どうしやすか親分?」

??????「……」

若頭「へい、わかりやした。」

~レストラン~

杏子「プハーッ、食った食った♪」

モモ「お姉ちゃんお行儀悪いよ!」

ゆま「モモも早く食べないとキョーコに食べられちゃうよ?」

新之助「これ、慌てるでない。それにしても未来の食事処は品が豊富なのだな。
俺の居たところでは…汁物、米、焼き魚、それと酒が精々だったが…」

杏子「どんだけ質素なメシ屋だよ…他に競合店あったらすぐに潰れてるぞ…」

新之助「ところでお主の指貫だが…ひょっとしてそれはソウルジェムではないか?」

杏子「何でソウルジェムの事を知っている!?」

新之助「俺の知り合いにも魔法少女がいてな。
その者たちから経緯は聞いている、この町にも魔女がいるのか?」

杏子「あぁ、大物がいるのは間違いないんだけど中々尻尾を出さねえんだよな…」

新之助「やはりこの町がここまで寂れているのは魔女の仕業か?」

杏子「そこまでは知らねえよ…けど、魔女はアタシが倒す!」

新之助「……杏子、少し二人きりで話がしたいのだが…」

杏子「何だい新さん、外に連れ出して話なんかして?」

新之助「あの子らには聞かれたくない話だと思ってな。
杏子、お前たちはもしやあの教会で自害された家族の…」

杏子「あぁ…そうさ、アタシはその生き残りだよ…」

新之助「やはりか。」

杏子「まぁ自業自得みたいなモンでね…
QBと契約したアタシが馬鹿だったんだ、願いで親父の元に信者を集めさせれば
必ず良い行いに繋がるって…
けどある日カラクリが親父に全部バレた、その日から親父は酒浸りになって
最後は家族巻き込んで一家心中さ…」

新之助「酷い話だ、だがこの話にはまだ続きがあるのだろ?」

杏子「!?」

新之助「悪いが支配人から聞いたのだが…
教会から発見された死体は全部で三体だったそうだ。
神父、奥方、それに幼児の娘の焼死体だと…
おかしいと思わんか?
佐倉一家は四人家族、ゆまとモモとお主…何故生き残りが三人もいるのだ?」

杏子「ゆ…ゆまは…あいつは元々赤の他人なんだ。
それがある日…魔女に親を殺されてさ、そんで見かねたアタシが連れてるだけなんだよ…」

新之助「隠すな!ゆまにもお前と同じソウルジェムがはめられていた。
つまりあの子も魔法少女なのだろう…」

杏子「……!?悪いが新さん、アンタとはここでさよならだ!
これ以上アタシらに関わんないでくれ!!」ダッ

新之助「…」



………


杏子「おいゆま、モモ!もう食い終ったんだろ、さっさと出るぞ!」

ウェイトレス「あのお客様、お子様たちならさっきお連れのお客様と一緒に行かれましたよ。」

杏子「連れだと?そんなもんいねえぞ?」

ウェイトレス「それとお連れの方がこのメモを渡せと…」

杏子「こいつは…!?」

~教会跡~

杏子「来てやったぜ、屑ども!ゆまとモモを返せ!」

チンピラ「ケッ!偉そうにしてんじゃねえぞ。
ガキどもを殺されてぇか?」

モモ「お姉ちゃん!」

ゆま「キョーコ逃げて!」

若頭「おい、大事な人質だ。傷つけてもいいが殺しはするなよ。」

チンピラ「へい、わかってまさぁ!」

杏子「テメェら!アタシの妹たちに手ぇ出しやがって絶対に許さねえぞ!」

??????「ククク、ヨワイイヌホドヨクホエルワ。」

若頭「これは頭!お疲れ様です!」

杏子「テメェは…魔女!?」

影の魔女
エルザマリア

エルザマリア「イカニモ、ワタシハヤクザノオヤブントナリコノマチヲシハイシテタノサ!」

杏子「魔女がヤクザの親分だと?世も末だな…」

エルザマリア「イヤイヤ、オマエニハマケルヨ。」

杏子「何だと?」

エルザマリア「シッテイルゾ、オマエハソコニイルユマトイウムスメヲツカイ
シンダイモウトノモモヲイキカエラセタノダロウ。
タッタイチドノネガイヲタニンノタメニツカウノハバカラシイトイッテタクセニナwww」

ゆま「違うよ!ゆまは杏子のためにやったんだよ!」

杏子「やめろゆま…何も言うな…」

モモ「お姉ちゃん…モモが死んだってどういう事なの?」

杏子「聞くな!そいつが言ってる事は全部でたらめだ!」

エルザマリア「……イイダロウ、イモウトタチヲカイホウシテヤロウ。
ダガソレニハジョウケンガアル。
イモウトタチノマエデウソイツワリノナイシンジツヲハナセ!」

杏子「真実だと?」

エルザマリア「ソウダ!ソウスレバイモウトタチハカイホウシテヤル。」

杏子「……モモ…ゴメンな、お前を守ってやれなくて…」

モモ「え?」

杏子「アタシはあの日…魔女退治から帰ったら酒浸りの親父が母さんと…
妹のモモを殺してるところを見ちまった…
遅かった、モモを抱いた時…その身体は冷たかった。
元々回復魔法は得意じゃなかったがそれでもありったけの魔法力を込めた。
けど駄目だった…アタシは間に合わなかった…」

モモ「お姉ちゃん…」

杏子「その日からアタシは生き方を変えた、当時組んでたマミとも縁を切り…
たった一人で戦ってきた、そんなある日魔女に親を殺されたゆまと出会った。」

ゆま「…」

杏子「アタシはゆまと一緒に行動した、お互い他人のような気がしなくてな…
そんなある日の事だ、ゆまに家族の事を話しちまった…」


ゆま「ゆまはQBにお願いしたの、キョーコの家族を生き返らせたらキョーコは喜ぶって。
でもQBはゆまの願いじゃ一人しか生き返らないって。
だからモモだけでもってお願いしたの、そしたら…」


杏子「モモが生き返った、あたしはゆまを叱ったが…
実は心底喜んだよ、モモが生き返って本当によかったって。
だがそんなゆまを魔女退治に行かせたくはなかった…
だからこの町の魔女はアタシが全部狩っているんだ!」

エルザマリア「ダトサ、ムスメヨ、オマエハイチドシンダンダ。
ソシテチチトハハヲギセイニヨミガエッタツミブカイモノナンダヨ!」

モモ「そんな…モモは一度死んでて…それでパパとママの代わりに
モモだけ生き返ったなんて…う゛わぁぁーーーーーー!」

ゆま「違うんだよモモ!ゆまが…ゆまが悪いの!
キョーコのパパとママを生き返らせてあげられなかったゆまが…」

杏子「やめろ!モモ、ゆま!お前たちは悪くない…悪いのはアタシなんだ…
アタシさえ…あんな願いを言わなけりゃ親父と母さんは死なずにすんだんだ…」

エルザマリア「ククク、イイゾドンドンクルシメ!
オマエタチノソウルジェムガドンドンニゴッテイクゾ。」

若頭「話がよくわからんのですがそのソウルジェムってのが濁るとどうなるんですかい?」

エルザマリア「ソレハダナ…」



シュン ザクッ



杏子「こいつは…グリーフシード?」

エルザマリア「ナニモノダ!?」

―「か弱き娘を人質に取り、無垢な子供の願いをあざ笑う行為、許すわけにはいかんな。」

杏子「新さん!」

新之助「そのグリーフシードを使え、相当濁ってるぞ。」

チンピラ「テメェはこの前のマツケンモドキ!親分に殺されに来たのか!?」



新之助「黙れ下郎!…エルザマリア、余の顔…見忘れたか?」



エルザマリア「『余』ダト……(回想)…ハッ!ウエサマ!?」


若頭「そうだありゃ上様だ!?」

チンピラ「上様!マジっすか!?」

杏子「え?何それ?」

ゆま「暴れん坊将軍だよ、キョーコ知らないの?」

モモ「うち…TV無いから…」

全員「へへぇー!!」



―――毎度恒例の全員土下座タイム中―――



吉宗「エルザマリア、この町を己が欲望のまま支配し子供らを欺いた罪、断じて許さん!
天に代わって成敗する!!」

エルザマリア「エエィ!ウエサマトテカマワヌ!デアエデアエキリステロ!!」

ぞろぞろ

杏子「使い魔どもをこんなに集めて…あの野郎マジであたしらをぶっ殺す気だ…」

吉宗「この町のため、そしてこの子らのためにも負けるわけにはいかん!!」ジャキン


デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン (BGM)


ドスッ ドバッ

使い魔い「ザッ!?」

使い魔ろ「ジッ!?」

使い魔は「ズッ!?」

使い魔い「ゼッ!?」

使い魔ろ「ゾッ!?」

エルザマリア「オノレヨシムネ、ココハイッタンヒカセテモラウ。」

杏子「逃がすかこの野郎!」ブンッ

エルザマリア「コムスメジャマヲスルナ!」

杏子「テメェはアタシの大事な家族を傷つけた、絶対に許さねえ!!」

エルザマリア「ヤカマシイ!シネ!」


ドシュッ


杏子「チッ!触手が…」

エルザマリア「コウナレバオマエダケデモ!」


ズバッ


吉宗「杏子、余が助太刀いたす!ヤツに止めを刺すのだ!」

杏子「ありがてぇ!行くぜ必殺…」

エルザマリア「ヒィィ!?」

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!!!!!」


ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ


吉宗「成敗!!」

エルザマリア「ウギャァァァァァァ!?」ドサッ

チンピラ「ひぃぃ!親分が負けた!?」

若頭「チクショウ!逃げるぞ…」

ボコッ


ドサッ ドサッ


ゆま「ゆまだって魔法少女だもん!」(えっへん)

吉宗「これで片付いたか、見事であったぞ杏子。」

杏子「いや、正直新さんが加勢してくれなかったらどうなってた事か…」

モモ「お姉ちゃん…モモは…モモは…」

杏子「モモ…ゴメンな、アタシの事を許さなくてもいい…
けどアタシはお前に生きていてほしいんだよ!」

吉宗「杏子、ゆま、モモ、そなたらがした事は他者を思いやっての事だ。
自らの優しさを否定する事はないぞ。」

ゆま「上様…」

吉宗「そしてモモよ、再び与えられたその命、きっと親御と…
それに姉の杏子がそなたに生きてほしいと思ったからこそ起きた奇跡だ。
その命、決して粗末に使うでないぞ。」

モモ「うん…お姉ちゃん、ゆま、モモ…これからも二人と一緒に居たいよ!」

ゆま「ゆまも…もうひとりぼっちは嫌だよ…」

杏子「あぁ!もう誰にも寂しい思いはさせねえからな!」

吉宗「これにて一件落着。」チャキン



………


吉宗「そういえば魔女が現れたというのにマミたちは何故来なかったのだ?」

その頃
~マミハウス~

ほむら「鹿目さん!巴さん!まだ相棒再放送終わってませんよ。」

マミ「もう終わったでしょ!早く魔女倒しに行くわよ!」

ほむら「今日の相棒再放送は5時間SPなんです、次はファンの間でも怪作と言われる
相棒シーズン9のボーダーラインですよ!」

まどか「マミさんもう魔女倒されたらしいですよ、大人しくほむらちゃんと一緒に相棒観ましょう…」

マミ「もう嫌ー!!」

とりあえずここまで
ギャグ路線で進めてく予定だったのにシリアス展開になってしまいました。
ちなみに
デーンデーンデーンのBGM
こちらは>>66さんので今後は統一していきます


ほむほむ相棒見すぎだろwwwwwwww
相棒見てるときに契約したらその時の願いはどうなってたんだろう?

>>109
勿論
ほむら「特命係の二人に会いたいな」(相棒亀山さん時代で)
QB「OKキミの願いはエントロピーを凌駕した、けど相棒は諸事情でカイトくんだよ。」
になります。

A 「上様がこのような所に来られるはずがない」
B 「上様の名を騙る不届き者だ」
C 「上様でも構わぬ」
D 「上様、お手向かい致しますぞ」
E 「上様、お命頂戴致します」
F 「ここで[ピーーー]ばただの徳田新之助」
G 「悪党らしく死に花を咲かせてくれるわ」
H 「飛んで火に入る夏の虫」I 「我ら幕臣あっての上様ではないか」
J 「八代将軍もこれで終わりぞ」
K 「もはやこれまで」
L 「笑止千万」
M 「吉宗の首を我が殿、宗春公に差し出せ」
N 「上様の顔を忘れた」
O 「もはや上様の命に従う必要はない」
P 「腹を切るのは拙者ではなく、上様である」
Q 「どうせ上様には死んで頂くつもりでした 覚悟なされ」
R 「御役御免で一度は死んだ身」
S 「そこまでばれているのなら、毒を食うは皿まで」
T 「何をほざくか吉宗。良い所に現れたものよ」
Z その他

このssの場合A,B,Rはなにもおかしくないという…

~マミハウス~

―TV―

ほむら「今日の相棒はシーズン2の18話ピルイーターなんですよ。」

まどか「へぇー、大河内さんってホモなんだwww」

ほむら「ファンの間ではシーズン8から登場の神戸さんとはホモカップルだって噂なんですよ♪」

マミ「…」

翌日

ほむら「今日の相棒は陣川さん回ですね。」

さやか「アハハ!陣川さんってとんだトラブルメーカーだよね!」

まどか「陣川さんってまるでさやかちゃんみたいだねwww」

マミ「……」

翌々日

ほむら「今日の相棒はシーズン4の10話、殺人生中継とシーズン8の8話、消えた乗客たちの二本立てですよ。」

仁美「まぁ…女性同士の同性愛者の方々を取り上げたお話なのですね!キマシタワー!!」

まどか「仁美ちゃんってこの手の話題にスゴく喰いつくよね…」

さやか「やっぱ仁美もレズなんかな?」

マミ「………ブチッ!」

翌々々日

ほむら「今日の相棒は…」

マミ「いい加減にしなさーい!!」

まどか「どうしたんですかマミさん?」

さやか「そうッスよ、今日も楽しく相棒再放送観ましょうよ!」

ほむら「今日の相棒はシーズン1最終回の閣下の回なんですよ。
閣下は相棒シリーズでも一番の悪役と言われているんですから!」

マミ「あのねぇ、私たちは魔法少女なの!
巷で暗躍する魔女たちを退治しなきゃ駄目なのよ!
それなのに最近じゃ学校終わってすぐにウチに来てお茶飲んでケーキ食べながら
相棒の再放送ばっかり見て…
おまけに最近じゃ魔法少女じゃない子までウチに呼んで…堪忍袋の緒が切れました!!」

ほむら「そ…そんな、私今まで病院生活が長くて…友達がいなくて…
そんな私の唯一の楽しみが再放送のドラマや映画を観る事だったんです…
けど学校が始まってから午前中の時代劇は観れないし午後のロードショーも…
でも相棒の再放送だったら学校からすぐに帰れば余裕で間に合えるんです!」

まどか「うぅ…ほむらちゃん…今まで大変だったんだね。」

さやか「転校生…いやさ…ほむら、アンタの話聞いて泣けてきたよ。」

ほむら「グスッ…みなさん…ありがとう…こんな私の事をわかってくれて…」

マミ「あの…今の話のどこに泣ける要素があったのよ…
ていうか暁美さん、あなた魔法少女の特訓はどうしたの?」

ほむら「勿論怠っていません!ちゃんと新技を編み出したんですから!
行きますよ、牙突!!」


ヒョロヒョロ~ ペチョ


マミ「……実写版の江口洋介の牙突よりも酷過ぎるわ…」

ほむら「ふぅ、これで魔女も悪即斬ですね。」

まどか「ほむらちゃんの努力の成果だね!」

さやか「よくわかんないけどマミさん、ほむらだって努力してんですよ!」

マミ「もういい加減にして、全員出て行きなさい!!!!」

マミ「まったく…暁美さんが来てからというものの調子が狂いっぱなしだわ…」

新之助「やぁマミ、何かあったのか?」

マミ「上さ…いえ徳田さん、暫く会ってませんでしたけど何処にいたんですか?」

新之助「実はな…」

説明中―――

新之助「そういうわけでこの子らをここに置いてやってほしいのだ。」

杏子「何だよ…新さんの知り合いの魔法少女ってやっぱりマミの事だったのか…」

モモ「マミお姉ちゃんお久しぶりです!」

ゆま「初めまして、ゆまだよ!」

マミ「佐倉さん…それにモモちゃん…あなたたち無事だったのね!?」

新之助「皆顔見知りか、ならお互い遠慮する事もないな。」

杏子「ちょっと待ってくれ、アタシはここに住むとは一言も…」

新之助「だが子供三人で根無し草の生活では身がもたんだろ。
特に幼子にはな…」

杏子「…わかったよ、マミ…今更喧嘩別れした身だがアタシはともかく
この二人だけはここに置いてやってくれないか?」

マミ「何言ってるの!三人ともウチに来なさい!
佐倉さん、喜んで歓迎するわ♪」

杏子「マミ…ありがとう…」

新之助「そういえばほむらとまどかは?姿が見えんが?」

マミ「あんな極潰しなんか知りません!」

新之助「?」

その頃マミハウスを追い出されたまどかたちは…

ほむら「うぅ…巴さんに怒られてしまいました…」

さやか「マミさんも頭が固いよね、TV見るのにあんなにキレてさ…
ちょっとケチ過ぎじゃない?」

まどか「そうとは思えないけど…」



???「ちょっとそこのお嬢さんたち、何かお困りのようですね。」

まどか「いえ…そんな事はないですけど…」

???「嘘はいけないな、キミたちは困り事があるはずだ。
この織莉…いや占い師さんに話してみるといい、きっとなんでも解決してくれるよ。」

まどか「あのすいません…ちょっといいですか…」

小声でヒソヒソゴニョゴニョ

さやか「何よあの二人!思いっきり怪しいじゃん!」

ほむら「あちらの占い師さん…頭にバケツ被ってますけど重くないんでしょうか?」

まどか「もうひとりの子も眼帯してるし黒いゴシック系の格好してるし
中二病全開で痛すぎるよ…」

???「あの三人小声で何を話してるんだろ?
私たちがLOVELOVEカップルだとでも言ってるのかな?」

???「恐らくろくでもない事よ…」

まどか「それで…バケツの占い師さんは何を占ってくれるんですか?」

???「誰がバケツよ…そうですね、未来を占って差し上げますよ。」

さやか「怪しすぎるぅ、どうせ詐欺目的に決まってるよ。
夕方のニュースでよくやってるからさやかちゃん知ってるんだからね!」

???「えぇ、知ってますよ。
いつも相棒の再放送を観終ったついでにスーパーJチャンネルを見てるのでしょう。」

ほむら「どうしてその事を!?」

???「それは私が占い師だからです。」

???「どうだい、彼女の占いは大したモノだろう。」

ほむら「確かに私たちが相棒の再放送を観ていただなんてわかりっこないはずなのに…
鹿目さん!美樹さん!もしかしたらこの人たちは本物なのでは!?」

さやか「うん、これは占いが当たったとしか考えられないわ…
このさやかちゃんも思わずビックリだよ!」

まどか「……私はあなたたちのバカさ加減にビックリだよ…」

???「さて…それではあなたたちの未来を占ってあげましょう。
まずはピンクのあなた、あなたはこのまま行けば一ヶ月もしないうちに
間違いなく死にます!」

まどか「えー!?」

???「続いて青いあなた、魔法少女になれば絶対にトラブルメーカーになります。」

さやか「ちょっとちょっと!しっかり者のさやかちゃんになんて事を言うのさ!?」

まどか「安心して、さやかちゃんは今でも充分トラブルメーカーだから…」

???「最後にメガネのあなた…あなたはこれからある出来事がきっかけで
幾多の時間軸を駆け巡る事になる。
それがやがて…世界を…いえこの宇宙を滅ぼす元凶を育てるとも知らずに…」

ほむら「ホム?」

???「あぁ…つまりだね、占い師が言いたいのはキミが宇宙を滅ぼす事を
する前に…死んでもらいたいんだよね。」


ジャキッ


まどか「ほむらちゃん!危ない!」

ガキンッ

???「受け止めたのかい?
弓矢を武器にしてるからてっきり接近戦は不得意かと思ってたんだが…」

まどか「あなたたちは一体誰なの!?」

???「これから死ぬあなたたちに名乗ったところで仕方のない事です。
さっさと死になさい!!」


カッ


………

~マミハウス~

ゆま「このケーキ美味しい♪」

モモ「マミお姉ちゃんの作るケーキはみーんな美味しいんだよ!」

マミ「さぁた~んとお食べ♡」

杏子「それにしてもまどかにほむらにさやかねぇ、
アタシがいなくなった間にそんなに弟子が増えてたのかよ。」

マミ「鹿目さんと暁美さんは確かに魔法少女だけど美樹さんはまだ契約してないんだけどね。
今までは鹿目さんが私のパートナーになってくれていい感じに魔女退治してたんだけど、
けれど暁美さんが来てからというもののなんというか調子が狂ってしまって…
暁美さんはただでさえ戦闘能力は乏しくて弱いのに訓練はサボるはウチに来て
勝手に飲食しながらドラマの再放送ばっかり観てて…
それで頭にきてさっき追い出しちゃったの…」

新之助「なるほど、そんな事があったのか。」

杏子「まぁ…人んちでそこまで勝手にやってりゃマミがキレるのも無理はねえな。」

マミ「でしょ!もぅあんな子たちとは絶交よ!?」

新之助「正直関心は出来んな。」

マミ「そうですよね徳田さん!」

新之助「いや…マミ、お主の事だ。」

マミ「え?」

新之助「確かにダラけているほむらたちに問題はあるのだろう。
だが事情はどうあれあの子らを育てようとしたのは…マミ、他ならぬお主自身なのだ。
それがこんな事で簡単に見放すというのか?」

マミ「けど…」

杏子「アタシも出戻りの身だから強い事は言えないけど…
ゆまとモモを抱えて生きてみるとガキの面倒見るのって大変だよな。
けどだからってこんな簡単に仲違いするモンじゃねえよ。」

マミ「何よ二人とも…私の味方になってくれないの?」



……マミさん…聞こえ…ます…か…


杏子「テレパシーだと?だがそれにしても随分弱々しいな。」

マミ「この声暁美さん!一体どうしたの?」

ほむら(いきなり…知らない魔法少女に襲われて…鹿目さんと美樹さんが…
鹿目さんがなんとか私だけ逃がしてくれて…)

マミ「そんな…鹿目さんと美樹さんが?
けど魔女の反応なんて全然なかったわよ!?」

杏子「確かに、アタシも魔女の反応を感じなかったぞ。」

ほむら(それが…相手は同じ魔法少女のようでして…)

新之助「何?魔法少女だと!?魔法少女同士で戦う事があるのか?」

杏子「あぁ…魔法少女が縄張り争いしてるのはよく聞く話だが…」

マミ「それにしたってこんな強引に攻められたことは今まで一度もなかったわ…」

ほむら(私にも何がなんだか…それで私たちを襲った子は二人組でして
一人はバケツを被ってて…もう一人が眼帯を付けてる中二病みたいな感じで…)

杏子「バケツ?」

マミ「中二病?」

新之助「二人とも何か心当たりがあるのか?」

マミ「いえ…全然…」

ゆま「バケツの魔法少女ってもしかして織莉子の事じゃ?」

杏子「織莉子ってもしかしてお前を魔法少女になるよう唆したっていう白い魔法少女の事か?」

ゆま「うん、織莉子もバケツ被ってたよ。」

杏子「あいつ…ゆまだけじゃなく他のヤツらにまでちょっかい出しやがって…
一体何のつもりだ!?」

マミ「……ならあなたが助けに行きなさいよ…」

杏子「マミ!?」

マミ「あなたが来てからというもののろくに魔女退治もせずに…
おまけに鹿目さんまであなたに感化されて…魔法少女の使命をなんだと思ってるの!?
甘えるのもいい加減にしなさい!!」

ほむら(けど…私一人の力じゃ…)

マミ「そんなの私の知ったとこじゃないわよ!」

ほむら(…)



………


杏子「おい…あいつのテレパシーが途切れちまったがまさか本当に一人で行く気じゃないだろうな!?」

マミ「そんなの知らないわよ…」

新之助「いい加減にせんか!!」

マミ「ビクッ!」

新之助「つまらん意地を張って大切な友を見捨てたら…この先一生苦しむ事になるのだぞ。
マミよ、確かにお主は今日までこの見滝原の街を守ってきた。
それは立派な事だ、しかし使命に没頭し過ぎてしまい周りを見失っている。
そんな事ではいつかその身を自ら滅ぼしかねないぞ。」スッ

杏子「おい新さん…何処に行くんだよ?」

新之助「少し野暮用でな、出掛けてくる。」ダッ

杏子「おい新さん…何処に行くんだよ?」

新之助「少し野暮用でな、出掛けてくる。」ダッ

杏子「アタシもそのほむらってヤツの手助けに行ってやるよ。
正直ルーキーの加勢になんか行きたくはないが…
織莉子にはゆまの借りがあるし…それにマミの仲間なら尚更放っとけねえよ。」

マミ「…」

杏子「なぁマミ…頼むからアタシの時の二の舞を踏むのはもうやめてくれ…」ダッ

マミ「まったく…みんな勝手なんだから…」

モモ「マミお姉ちゃん…」

マミ「二人ともお留守番よろしくね、不出来な弟子たちを救いに行ってくるから!」

ゆま、モモ「「行ってらっしゃ~い。」」

~とある邸~

さやか「えぇい!離せよこの!」

???「大人しくしろ、じゃないとすぐに殺すぞ。」

まどか「何で魔法少女同士でこんな事をしなきゃいけないんですか!?」

???「それはあなたたちがこれから起こる災いの元凶だからよ。」

さやか「ハァ?災い?元凶?アンタたち頭おかしいでしょ!
何でただの中学生の私たちが災いなのよ!?」

???「美樹さやか…あなたはどの時間軸でもそうなのですね。」

まどか「けど私たちは何もしてません!こんな殺される筋合いは無いですよ!」

???「それはあなたたちが無自覚だから、もう死になさい!」

―「待ちやがれ!!」


ガッシャーン


杏子「へっ!初めましてだな織莉子!」

さやか「だ…誰?」

ほむら「鹿目さん、美樹さん、大丈夫でしたか?」

まどか「ほむらちゃん!どうしてここが?」

ほむら「こちらの佐倉杏子さんに魔法少女の魔力を追跡してもらったんです。
それでこの場所がわかったんです。」

???「チィッ!邪魔をして!」

マミ「ティロ・ボレー!」


ドンドンドン


???「巴マミ…あなたまで…」

ほむら「巴さん…何で…」

マミ「不出来な弟子を放っておけるわけないでしょ。
その代り帰ったら、スッゴく扱いてあげますから覚悟しなさい!」

ほむら「う…痛いのは嫌だな…」

???「どうやら勢揃いなさったようですね、いいでしょう…
この場で全員皆殺しにします!」

マミ「その前に礼儀を知らないようね、いい加減名乗ったらどうなの?」

織莉子「いいでしょう、巴マミ…あなたが来たのならこちらにも都合がいいですし…
私は美国織莉子、こちらは呉キリカ、二人ともQBと契約した魔法少女です。」

キリカ「よろしく♪」

さやか「そんでアンタらの目的は何さ?」

織莉子「魔法少女狩り…」

マミ「何ですって!」

まどか「何でそんな事をするの?」

織莉子「それは…魔法少女が魔女になるからです。」

まどマミほむ杏「「え?」」

さやか「?」

マミ「冗談ならもっと面白い事を言うのね、そんな事あり得るわけないでしょ!」

織莉子「なら…巴さん、あなたはソウルジェムが濁りきるとどうなるか知っていますか?」

マミ「それは…」

杏子「そんな事知らねえよ。
だがソウルジェムが濁りきるとやばいってQBからは聞いてるがな…」

織莉子「そう、そのQBが本来大事な説明を省いたのですよ。
だから多くの魔法少女はこの事実を知らない…」

ほむら「で、でもどうして魔女になってしまうんですか?」

織莉子「そもそもあなた方はこのソウルジェムが何だか知っていますか?」

まどか「私たちに魔力を与えてくれる宝石じゃ…」

キリカ「確かにあってるけど30点てとこかな、学校のテストだったら赤点モノだよ。」

杏子「茶化さずに教えろ…これが一体なんだというんだ!?」

織莉子「これは私たちの魂です。
私たち魔法少女はQBと契約する際自らの魂をソウルジェムに変換し
その力を魔力の源として活動させているに過ぎません。」

マミ「それじゃ…つまりこの石ころが私たちの魂だとでもいうわけ…
そんなの信じられるわけが…」

織莉子「全て事実です、この魂を抜き取られソウルジェムと化した宝石が
やがては濁りきり…私たちは魔女となる。
つまりこのソウルジェムは魔女の卵という事です。」

マミ「魂を抜き取られるって…そ…それじゃ私たちは知らないうちに…
QBにゾンビにされてたって事なの!?」

さやか「ちょっとちょっと待ってよみんな!
こいつらの言ってる事おかしいじゃん、何でQBがそんな事する必要があるのさ?」

織莉子「美樹さやか、あなたはこの時間軸では魔法少女になってないから
そんな事が言えますが…
何処かの時間軸でも同じ事を言ってそこの暁美ほむらを困らせていましたね。」

ほむら「な…何を言って…?」

キリカ「織莉子の能力は予知なんだよ、だからこれから先の未来がわかってしまうのさ。」

織莉子「それとQBの事ですが、あれはQBではなく正式名がインキュベーターと
いうらしいですよ。」

さやか「それが何だっていうのよ!?」

キリカ「美樹さやか、キミ…本当に馬鹿なんだな。
織莉子がここまでヒントを出しているっていうのにさ…」

マミ「インキューベーター…それって確か孵卵器…あ…あぁ…」

織莉子「どうやらお気づきになったようですね、そう…
QBの目的は私たちに契約を勧める一方でこのソウルジェムから
魔女を孵す役目も担っていたのですよ。」

さやか「だから何でQBがそんな事をしなくちゃいけないんだっての!」

キリカ「あの白丸はこの星の生物じゃなく何処かの星の宇宙人なんだとさ。
それで魔法少女が魔女になるエネルギーを回収する事が本当のお仕事だってよ。
どうだい、これで納得したかい?」

さやか「…じゃぁこの話って本当なんだ…」

キリカ「さっきからそう言ってるだろ。」

まどか「じゃああなたたちが魔法少女狩りを行うのは…」

織莉子「彼女たちが魔女になる前に殺してインキュベーターが
そのエネルギーを回収するのを防ぐためです。」

ほむら「それじゃ私たちがやってきた事って…」

キリカ「同族殺しだよね。」

マミ「「イヤァァァァァァァァァ!?」」

杏子「落ち着けマミ!」



マミ「ソウルジェムが魔女を生むならみんな死ぬしかないじゃない!」ジャキッ


キリカ「巴マミが仲間に銃を向けてる、織莉子はこれを狙っていたのかい?」

織莉子「えぇ、彼女はいつかの時間軸で今みたく発狂し、そして…殺された。
この時間軸でも結末は大して変わらないはず…さぁ殺しなさい巴マミ。」

杏子「マミ…」

さやか「マミさん!」

まどか「マミさん…」

ほむら「マミさん。」


マミ「……」

マミ「う…うぅ…出来ない、この子たちを殺せるわけないじゃない…」ガクッ

織莉子「そんな…どうして…巴マミが真実に耐えられる事はありえなかったはずじゃ!?」


―「人には真実よりも価値のある事があるのだ。」


キリカ「誰だ!?」

新之助「遅くなってすまん、コヤツを懲らしめていたのだが…」

QB「…」プラーン

まどほむさや「「徳田さん!」」

杏子「新さん!」

さやか「……その手に持ってるのはもしかしてQB?」

ほむら「でもアレ死んでませんか?」

新之助「俺も魔法少女と魔女の関係を気になってQBに問い詰めたら白状しおってな。
許せんので手打ちにしたらワラワラ出て来おったのでな。
とりあえずこの一匹を最後に出なくなったぞ。」

QB「…」プラーン

新之助「さて、美国織莉子、呉キリカ、その方たち真実を暴くとはいえ
まどかたちを襲うとは許せんな。」

キリカ「喧しい!変な部外者は引っ込んでろ!」



新之助「愚か者!織莉子、キリカ、余の顔見忘れたか?」



織莉子「『余』?ハッ…上様!?」

キリカ「そうだ上様だ!
いつも午前中、織莉子と家でTV観てるけどアレは間違いなく暴れん坊将軍!?」

まどか「あの…お二人とも学校は?」

織莉子「行ってません。」

キリカ「二人とも不登校だよ☆」

さやか「堂々と言うなよ…」

ほむら「頭が高いですよ!こちらにおわすお方をどなたと心得ているんですか!?」


織莉キリ「「ははぁー!」」(土下座中)


吉宗「織莉子、キリカ、その方たち…いくら真実とはいえ無垢な魔法少女を殺そうとした罪、断じて許さん!」

織莉子「お…恐れながら…この場にて腹でも斬ればよろしいのですか?」

吉宗「いや、余が調べたところその方たちはまだ魔法少女殺しをする寸前だったはず。
ならば…」ジャキン


デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン (BGM)

織莉子「これは…いつものBGM!」

キリカ「私ら成敗されちゃう!?」


ドガッ


バシッ


織莉キリ「ガクッ」

さやか「もしかして…殺しちゃったんですか?」

吉宗「いや…峰打ちだ、多少痛くしてあるが。」

さやか「真剣で峰打ちって痛そうだよね…」

まどか「うん…」

織莉子「お…恐れながら上様…魔法少女が魔女になってしまえば…大変な事に…
そしてそこの暁美ほむら…彼女はこの後…」

ほむら「私がこの後どうなるんですか?」

キリカ「キ…キミたちはこの後ワルプルギスの夜という強大な魔女と戦って
暁美ほむら以外全員死んでしまうんだ…
残った暁美ほむらが魔法を使い時を遡りやり直しを図るんだが…」

織莉子「因果が集中し過ぎてより強大な魔女を生まれてしまうのです!!」

吉宗「果たしてそうかな?」

織莉子「え?」

吉宗「新しいインキュベーター、居るのだろう、出てまいれ!」

QB「ガツガツガツ、まったく人が食べている時に呼ぶのはマナー違反だよ。」

杏子「なんてこった、こいつ死んだQBの死骸を喰ってやがる…」

さやか「キモっ!」

吉宗「ほむらに時間移動の力はあるのか?」

QB「無いよ。」

織莉キリ「「えぇーーーーーーーーー!?」」

QB「暁美ほむらの願いは『上様に会いたい』だったからね。
それで一個人が時間を超えて召喚されたに過ぎない、まぁもっとも時間停止能力という
それでもスゴい能力はあるけど彼女に時間跳躍出来る力は存在しない。
もっともほむらが別の願いを叶えてたらもしかしたらあり得たかもしれないけど…」

吉宗「…だそうだ、コヤツは嘘だけは付かんらしいから恐らくは本当だろう。」

織莉子「じゃぁ私が見た未来の出来事は一体何なの!?
幾多の時間軸を超えた暁美ほむら、何度も繰り返される時間軸、そしてあの…救済の魔女は…」

QB「それはもしかしたらあり得たかもしれない時間軸、つまりキミはパラレルワールドを見てしまったんじゃないかい?」

織莉子「パラレルワールド?」

まどか「それってもしもな世界の事?」

QB「そう、織莉子は魔法少女になってから日が浅い。
力のコントロールが効かなくてつい他の時間軸の出来事を見てしまったにしか過ぎないんだ。」

キリカ「じゃぁこの時間軸では…」

QB「その救済の魔女とやらは現れないだろうね。」

さやか「なんかよくわからないけどよかったぁ…」

吉宗「いや…まだ終わっておらん、QB…成敗!!」ズバッ

QB「…」ドサッ

まどか「QB…斬られちゃった。」

吉宗「さて…マミよ。」

マミ「…」

吉宗「よくあの場を堪えたな。」

マミ「だって…この子たちを殺せるわけが…
この子たちはこんな私を慕ってくれる弟子なんですよ…」

吉宗「そうだ、それでいい。
いくらやがては魔女となる事があろうと今を懸命に生きる者を殺すなど
あってはならん事なのだ。」

ほむら「巴さん、ありがとう…来てくれて。
あなたが来てくれなかったら私たちは…」

マミ「グスッ、こんな私の事を今でも慕ってくれるの?」

ほむら「ハイ、ですからこれからも巴さんのおうちで
みんなでお茶飲んでケーキ食べながら相棒の再放送を観ましょう!」

マミ「うん!」

杏子「おい…マミのヤツ誑し込まれてねーか?」

まどか「ほむらちゃんも意外と策士だね。」

さやか「この場合はマミさんがちょっとバカなんじゃね?」

吉宗「これにて一件落着」チャキン

QB「そうはいかないよ。」

吉宗「おのれ!まだ居ったのか!?」

QB「キミの所為で何体ストックを犠牲にしたと思っているんだ?
悪いがキミは元の世界に帰ってもらう。」


ズァァァァァァァ


吉宗「クッ…」シュン

ほむら「上様が…」

まどか「消えた?」

杏子「やいQB!テメェ新さんをどうしやがった!?」

QB「安心しなよ、死んじゃいない、彼は元の時代に戻っただけさ。」

マミ「けどこれじゃ暁美さんの願いが不履行になるんじゃ…」

QB「既に一度は会っているんだ、願い通りじゃないか。
ただしずっと会えると決められたわけじゃない…」

ほむら「そんな…上様ぁぁぁぁぁぁ!?」

とりあえずここまで

夏コミに行ってきます

魔法少女め組乙

上様 乙
http://livedoor.blogimg.jp/lmg_384max/imgs/c/9/c973e265.jpg
http://img.pics.livedoor.com/011/6/7/671d3cb6b22617d73ec5-LL.jpg

>>1は雲になったのか?

ワルプルギスの夜が現れる当日

~避難所~

ここに見滝原市民のほとんどが避難をしていた。

タツヤ「今日はお泊り~?」

知久「そうだ、今日はみんなでキャンプだ!」

詢子「ところでまどかは何処行ったんだ?全然姿が見えねえけど…」

知久「そういえば…さやかちゃんはまどかが何処にいるか知っているかい?」

さやか「ま…まどかっすか?きっとトイレじゃないですかね!」

知久「それにしちゃ長いよね。」

詢子「もしかしてあいつ便秘?」

さやか「まどか…マミさん…みんな…頑張って!」

一方見滝原市街では…

マミ「ついにこの日がやって来たわね。」

杏子「ワルプルギスの夜か、相手にとって不足はねえな!
モモもさやかのとこに預けたし気兼ねなく戦えるぜ!」

ゆま「ゆまも回復役頑張るよ!」

まどか「私たちはこの街の人たちを守るためにも負けるわけにはいかない!
みんな頑張りましょう!」

マミ杏ゆま「「おー!!」」

………

まどか「あれ?何人か足りないような…」

~避難所~

詢子「ところでさやかちゃんは何してるの?」

さやか「いやー暇なんでTVでも…」

知久「おや、暴れん坊将軍か。
毎度のテンプレ通りの展開だけど面白いんだよね!」

詢子「おいおい、いい若いのが朝っぱらから暴れん坊将軍って…」

さやか「表に出れないし他にやる事もないんで…」

詢子「まぁそりゃ仕方ないとしてさ…その子たちさやかちゃんの知り合い?」

さやか「へ?」

ほむら「ついに来ました彗星回ですよ!」

織莉子「当時の天文技術でこんなに解析出来るわけないでしょうに。」

キリカ「まったくだね、ていうかこれ彗星あんまり関係ないような…」

ほむら「そんな事言ってはいけません!」

さやか「……おい…」

織莉子「さ、次は午後ロードショーですね。
それまで暇ですからいいともでも見てましょうか。」

ほむら「今日のゲストは誰でしたっけ?」

キリカ「松平健だってさ。」

さやか「おい!」

ほむら「あ、美樹さん。どうしたんですか?」

さやか「何でアンタらは戦いに行かんのだぁぁぁぁぁぁぁ!?」

織莉子「戦い…ハッ!忘れていたわ!?」

キリカ「暁美が今日から暴れん坊将軍の再放送が始まるから観ようって誘われてうっかり…」

さやか「早くアンタらも戦場に行きなさいよ!」

ほむら「そ、そうですね!早く行かないと!」

織莉子「ダメよ!まだ午後ロードショーを観てないでしょ!」

さやか「そんなんレコーダーに録っておけよと…」

織莉子「レコーダーじゃダメなのよ、なんてったって今日の午後ロードショーは…」


………

まどか「うん…わかった、もう来なくていいからって伝えといて、じゃあね。」ピッ

マミ「今の連絡美樹さんからよね、彼女何だって?」

まどか「ほむらちゃんと織莉子さんたちこれから午後ロードショーがあるから行けないって。
何でも今日はコマンドーやるとか言ってましたよ…」

杏子「…」

マミ「…」

ゆま「…」

まどか「と、とにかく私たちだけで頑張りましょう!!」

とりあえずここまで
更新遅くなってすんません、夏コミ会場は地獄でした

>>173
気付けばマミハウスがめ組状態に…
マミさんは北島三郎ポジションか?

>>174
昔の絵と実写が違い過ぎる…

>>175
会場で危うくそうなるところでしたが生きてます。

コマンドーじゃしょうがない

>>184
実際に調べたら来週の火曜本当にコマンドーやるみたいですよ
無駄にリンクしてしまった…











ワルプルギスの夜「「キャハハハハハハ!」」

まどか「これがワルプルギスの夜…」

マミ「超弩級の魔女…噂に違わぬ大きさだわ…」

杏子「アタシら…こんな化け物相手に勝てるかな?」

ゆま「勝たないと!だってゆまたちこれからもずっと一緒にいるんだもん!」

ワルプルギスの夜「「ウフフフフフ!」」

マミ「来たわね、ティロ・フィナーレ!!」


ドオオオオン

………

~避難所~

―『行ったかと思ったよ』

ほむら「とんでもねぇ、待ってたんだ!」

メイトリックス『ベネット! 殺されたんじゃ?!』

織莉子「残念だったなぁ、トリックだよ。」

サリー『娘の面倒は俺が見といてやるよ』

キリカ「面白い奴だな、気に入った。殺すのは最後にしてやる」


キャッキャ


さやか「こいつらコマンドー見ながら台詞言い合って楽しんでるよ…」

………

まどか「私も…スプレットアロー!!」


ドシュッ ドシュッ


杏子「よし、そのくらいでいいだろう。
あとはアタシに任せな!疾風迅雷!!」


ドスッ ドスッ


ゆま「杏子スゴーい!絶好調だね♪」

マミ「普通の魔女なら一溜りもないない攻撃よ」

………

~避難所~

サリー『降ろしてくれー!』

織莉子「お前は最後に殺すと約束したな。あれは嘘だ!」


メイトリックス『どこで使い方を習った?』

ほむら「説明書を読んだのよ。」

部下『何が始まるんですか!?』

キリカ「第三次大戦だ!」

ほむ織莉キリ「Yeahhhhhhhhhhh!!」

さやか「あの正義の魔法少女の皆さん!いい加減戦いに行ってもらえますかね!?」

………

ゴオオオオオオオ


マミ「ワルプルギスの夜が爆炎に包まれているわ!」

杏子「どうやらヤッたようだな…」

まどか「気を付けて、まだ終わってないよ!」


使い魔「アハハハハ!」


杏子「クソッタレ!使い魔がウジャウジャ溢れてきやがったぞ!?」

ゆま「キャァァァァ!」

杏子「ゆま…危な…うわぁぁぁぁ!?」

マミ「佐倉さん!ゆまちゃん!そんな…二人が…」

まどか「マミさん危な…キャァァァ!」

マミ「そんな…鹿目さんまで…
こうなったら私の最後の取って置き、ボンバルダメント!!」



ドドオオオオオオオン



使い魔「ギャァァァァァ!?」

マミ「やった、使い魔たちを蹴散らしてワルプルギスの夜に命中させたわ!」

ワルプルギスの夜「「……」」


ズゥゥゥゥゥゥン


マミ「そんな…嘘でしょ…無傷なんて…」


カッ


マミ「イヤァァァァァァァ!?」


ドサッ

まどか「うぅ…マミさんまで…」

杏子「チクショウ…ここまでか…」

ゆま「杏子…ゆま死にたくなんかないよ…」

杏子「すまねぇな…アタシにもっと力があれば!」

まどか「杏子ちゃんは悪くなんかないよ…私がなんとか時間を稼ぐから
その間に二人は早く逃げて!」フラリッ

杏子「バカ!やめろ!お前だってボロボロだろうが!」

ゆま「そうだよ、まどかお姉ちゃん!無茶しないで!」

まどか「フフ、ありがとう。けどね…
ここであなたたちだけでも助かれば私は胸を張って魔法少女だって言える気がするんだ…」

~避難所~


将軍『もう一度コマンドー部隊を編成したい、君さえ戻ってくれれば』

ほむ織莉キリ「今日が最後です。」キリッ

将軍『また会おうメイトリクス。』

ほむ織莉キリ『もう会うことはないでしょう。』キリッ

End

織莉子「ふぅ、観終ったわ。」

キリカ「やはりコマンドーはいいね、観てるこっちも熱くなれるよ!」

ほむら「何より翻訳のセンスがピカ一ですよね、翻訳を担当された方は神様です♪」

さやか「結局こいつら最後まで観てたよ、ほらもう充分観たでしょ。
さっさとマミさんたちのとこに加勢に行きなさいよ!」

ほむら「でも…この後は相棒の再放送が…」

さやか「おいコラ転校生!アンタの優先順位はTV>まどかたちか!?
人の命をなんだと思ってんの!!?」

―「さやかの言う通りだぞ。」ザッ

ほむら「ハッ!あなたさまは!?」


………

まどか「じゃぁ行ってくるね。」

杏子「やめろ…アンタの敵う相手じゃねぇ…」

ゆま「そうだよ、お姉ちゃん一人が立ち向かっても…」

まどか「だからだよ、もうワルプルギスの夜を止められるのは私しかいないから…」

マミ「無理よ…一人だけであんなのに勝てっこない…鹿目さんまで死んじゃうわ…」

まどか「それでも私は魔法少女だから、みんなの事守らなきゃいけないから!」

杏子「逃げよう…」

マミ「え?」

杏子「こんなのアタシらの所為なんかじゃねえ。
逃げたところで誰もアタシらを恨むヤツなんかいやしないだろ…」

まどか「私ね…元々何の取りえもなくて、きっとこの先誰の役に立てなくて…
迷惑を掛けてばかりいくのかなって…それが嫌でしょうがなかったんだ…
でも魔法少女になってみんなを守れて…それが今でも私の自慢なんだ…」

マミ「鹿目さん…」

杏子「バカ野郎!そんな事言うんじゃねえよ…」

まどか「じゃあねみんな、元気で!」ダッ

使い魔「キャハハハ!」ガッ

杏子「クソッ!使い魔たちがまどかを掴みかかった!?」

マミ「見て!ワルプルギスの夜が…」




ド ド ド ド ド ド ド ド ド




ゆま「ビルがまどかお姉ちゃんに突っ込んでいくよ!」

まどか「ダメ!やられる!?」

杏子「やめろぉぉぉぉ!」

マミ「鹿目さぁぁぁぁぁん!」



パッカラ パッカラ


杏子「何だ…この音は?」

マミ「これって馬の蹄の音?」

ゆま「お馬さんだよ!」



吉宗「ハッ!」



デデデーン、デーンデーン(BGM)



マミ「徳田さん!」

杏子「新さん!」


馬「ヒヒーン!」ドガッ

使い魔「ギャァ!」

杏子「新さんが乗った馬が使い魔どもを蹴散らしやがった!」

吉宗「まどか、無事だったか?」

ほむら「鹿目さん、よかった無事だったんだね。」

さやか「まどか…アンタってば無茶しちゃって!」

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃん!」

キリカ「アレがワルプルギスの夜か、中々の大物だね。」

織莉子「けれど魔法少女とそして上様が来てくれればもう勝ったも同然だわ。」

まどか「それに織莉子さんにキリカさんまで…」

吉宗「皆、余の馬に乗ってたのだ。」

ワルプルギスの夜「「えぇぃ!あと一歩のところで邪魔しおって!
貴様…何者じゃ!?」」



吉宗「ワルプルギスの夜…余の顔、見忘れたか!?」



ワルプルギスの夜「「余だと?……(回想)……ハッ…上様!?」」

ほむら「みなさん頭が高いですよ!」

織莉子「上様の御前ですよ、控えなさい!」

キリカ「ホラホラ!全員土下座、土下座!」


全員「「ははぁー!!」」


―――最終決戦時の全員土下座タイム中―――

吉宗「ワルプルギスの夜、この街を壊滅させ魔法少女たちの命を奪おうとした罪
断じて許さん!
この場にて腹を斬れぃ!!」

ワルプルギスの夜「「もはやこれまで、かくなる上は……であえであえ!上様のお命頂戴致せ!!」」

ぞろぞろ

吉宗「魔法少女に代わり余が貴様を成敗いたす!!」ジャキン




デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン (BGM)




織莉子「処刑BGMだわね。」

キリカ「これで勝ったも同然だね。」

ドスッ ドバッ

使い魔い「バッ!?」

使い魔ろ「ビッ!?」

使い魔は「ブッ!?」

使い魔に「ベッ!?」

使い魔ほ「ボッ!?」

使い魔へ「マ゛ッ!?」


ワルプルギスの夜「「おのれ吉宗!」」

吉宗「行くぞワルプルギスの夜!」


ガギンッ


ギリッ  ギリッ


ドガンッ


ワルプルギスの夜「「ぐはぁ!?」」

マミ「上様とワルプルギスの鍔迫り合い…上様が勝ったわ!」

杏子「よっしゃー!」

吉宗「成敗!!」

ほむら「わかりました!」

まどか「行くよ!マジカルスコール!!」

マミ「無限の魔弾!!」

杏子「うらー!最後の審判!!」

キリカ「ヴァンパイアファング!!」

織莉子「オラクルレイ!!」

さやか「おっしゃー!行け行け!」

ほむら「それじゃ私も…えいえい!」ブンブン

マミ「だからそんな駄々っ子パンチじゃダメー!?」

吉宗「ほむら!余の脇差をワルプルギスの夜に投げつけるのだ!」

ほむら「ハ…ハイ!!」ブンッ


ドスッ


ワルプルギスの夜「「ウギャァァァァァァ!?」」ドサッ


吉宗「ワルプルギスの夜、どうやら倒せたようだな。」

杏子「けどどうして新さんがここに?
あの時QBの所為で元の時代に戻ったんじゃねえのか?」

マミ「そういえばそうよね。」

吉宗「うむ、徳川家に代々伝わる仮死の法で江戸時代から今日まで江戸城の深くで眠っていてな。
今しがた起きてここにきたばかりだ。」

まどか「すっごい無茶な方法…」

織莉子「けどワルプルギスの夜を倒せたとしても…」

ほむら「私たちのソウルジェムはいずれ魔女になるんですよね。」

吉宗「心配するな、それについてもなんとかなるだろう。」

まどか「え?どうやって…」

~いつかどこかの時間軸~


アルティメットまどか「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから!」

ほむら(ループを重ねた)「まどか行かないで!」

―「そうだ、行かせられんな!」

ほむら「え?」

アルティメットまどか「だ、誰!?」

吉宗「この時間軸で会うのは初めてだな、まどか、ほむら。」

アルティメットまどか「あの…本当にどちらさまですか?」


吉宗「まどか…ほむら、余の顔…見忘れたか?」


アルティメットまどか「余……(回想)……ハッ…上様!?」(土下座)

ほむら「ははぁー!」(土下座)

QB「彼は江戸時代で仮死を行った事により全ての未来と繋がったんだ。
これなら暁美ほむらみたく因果を重ねる事もなく未来を変えられるんだから
まったく恐ろしい事をしてくれたものだよ…」

ほむら「QB…あなた何を言ってるの…」

吉宗「アルティメットまどか、その方円環の理で救済しようとする行為は立派だが
その実態がソウルジェムの濁りが溜まり魔女になる前に円環の理に導くだけとは…
単なる死神と化しているとはあまりにもお粗末すぎる。
この場にて直ちに女神を辞めよ!!」

アルティメットまどか「えぇい!この者は上様の名を語る不届き者だよ!であえであえ!
斬り捨てるんだよ!!」

ぞろぞろ

ほむら「ちょ…大勢の分身まどかが現れてしまったわ…」

吉宗「よかろう、全員峰打ちで手打ちにしてくれる!」ジャキン



デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン (BGM)



ドスッ 

ドバッ

まどか‘s「「ぐはぁ!」」

アルティメットまどか「うそ、私の分身たち弱すぎ…」

ほむら「いえ…上様が強すぎるのよ…」

アルティメットまどか「くっ!かくなる上は…上様一騎打ちだよ!」

吉宗「望むところ!」

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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アルティメットまどか「シューティングスター!」

吉宗「甘い!」ガキンッ ガキンッ

ほむら「あぁ!上様の刀がまどかの矢を全て弾いたわ!?」

アルティメットまどか「そんな…」

QB「そしてその隙をついて将軍がまどかの懐に入った!」

吉宗「成敗!!」


ズバッ


アルティメットまどか「そ…そんな…」ドサッ


ほむら「まどかが倒れたわ…」

QB「安心しなよ、峰打ちだから気絶してるだけだよ。」

吉宗「まどか、そしてほむらよ。
お主たちはこれより元の時間軸に戻り自分たちの人生を歩むがよい。
後の事は余に任せよ。」

ほむら「けどそれじゃ…魔法少女の救済はどうすれば…」

吉宗「案ずるな、なぁQB!」

QB「へ?」

こうして吉宗はQBを脅し、魔法少女システムの根本を見直しを命じた。
すぐさまインキュベーターたちは宇宙の延命の見直しを図り
魔法少女たちの魂は肉体に戻り魔女になる事もなくなり、
後に魔法少女たちはこの事を上様の救済と呼ぶようになった。

                         
                
                    ナレーション:若山弦蔵


強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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そして元の時間軸では…

まどか「おはようほむらちゃん!」

ほむら「鹿目さん、おはようございます。」

さやか「お二人さん、よっす!」

マミ「あらあら、みんな朝から元気いいのね。」

杏子「おはようさん。」

さやか「おぉ!杏子、見滝原中の制服似合うじゃん!」

杏子「うるせぇ、放っておけ!」

モモ、ゆま「「お姉ちゃんたちおはよう!」」

まどか「ゆまちゃん、モモちゃんも今日から見滝原小学校に通うんだよね。」

杏子「あぁ、マミのヤツが色々と手続してくれたおかげで助かったよ。」

マミ「フフ、いいのよ気にしなくて。私たち家族じゃない。」

キリカ「やぁみんな、おはよう。」

織莉子「みなさんお揃いですね。」

マミ「呉さん、それに美国さんも。今日もお揃いなんですね。」

キリカ「あぁ、いつまでも引き籠ってTV三昧の日々を送るわけにもいかないからね。」

織莉子「私も前の学校に居づらいのでこちらに転校しましたし…」

マミ「これも全部徳田さんのおかげだわね。」

杏子「あぁ、風見野もまた賑わい始めて来たし今度親父の教会見に行かないとな。」

モモ「うん!」

まどか「それにしても驚いたよね、風見野に上様の銅像が立ったのには…」

杏子「風見野ホールのオーナーが街が活気を取り戻したのも新さんのおかげだってんで
おっ建てたそうだぜ。
まさか本物の上様だなんて知らねえだろうにwww」

さやか「恭介も腕を元に戻せたしこれで万々歳だね。」

まどか「そういえば上様あの後急にいなくなっちゃったけど何処行ったんだろ?」

QB「彼は元の時代に帰ったよ。」

マミ「QB、いたのね。」

QB「まったく魔法少女システムの見直しで宇宙延命が一からやり直しだよ。
先が思いやられるよ…」

さやか「へへっ!QBざまぁ!」

杏子「自業自得だろバカ、今度は人さまに迷惑を掛けない方法を考えろよ。」

キリカ「今度織莉子の命を粗末に扱おうとするならキミの星に乗り込んで
キミたちインキュベーターを皆殺しにするからね!」ギロリッ

マミ「呉さん…目が本気だわ…」

まどか「ところでほむらちゃんはさっきから静かだけどどうしたのかな?」

ほむら「……」

パッカラパッカラ

ナレーション『暴れん坊将軍。』

デデデーン、デーンデーン(BGM)

………

さやか「うわっ!ほむらったらワンセグで暴れん坊将軍観てる!」

ほむら「キャッ!だって…面白いですモン…」

織莉子「そこは否定しませんけど。」

まどか「けど授業中はダメだよ。」


キーンコーンカーンコーン


マミ「大変!朝礼始まっちゃわよ!?」

杏子「うげっ!急がないと!ゆま、モモ、学校頑張るんだぞ!」

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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ゆま、モモ「杏子(お姉ちゃん)も頑張ってねー!」

さやか「可愛い妹たちに囲まれて幸せ者だね杏子は♪」

杏子「うっせー!茶化すんじゃねえ、さっさと行くぞ!」

織莉子「キリカ…私たちも急がないと!」

キリカ「あぁ、キミの転校デビューを遅刻で汚すわけにはいかないからね!」

マミ「みんな仲が良くていいわね。」

QB「マミももっと友達を作るべきだと思うよ。」

マミ「…」

まどか「さ、ほむらちゃん。私たちも早く行かないと遅刻しちゃうよ!」

ほむら「待って鹿目さん!せめてここだけ観せて!」

吉宗『余の顔、見忘れたか?』

デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン (BGM)



強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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とりあえずこれで終わりです。
最後かなり強引に閉めてしまった、上様無双過ぎる…
ちなみに上様が仮死によりすべての時間軸と繋がった設定は
実際どうなのか定かじゃありませんので細かい追及はしないでください。
それではお休みなさい


本当にほむらはTV見てるだけだったなww

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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>>230
うちのほむらはメガほむですんで
ループしてないほむらってこんなモンじゃないかなと…

ところで改めて思ったんですが女神と将軍様なら女神の方が偉いんじゃねと…

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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おもしろかったっす。>>!乙
ところで暴れん坊将軍SSほかにもあるの?
>>1が書いたのじゃなくても構わないのでスレタイ情報希望

感想ありがとうございます。
でもさっき気づいたんですが避難所に避難しなきゃいけない時に
TVでドラマの再放送なんか普通やんねえよなとか思ってみたり…
絶対に特別緊急報道番組になるはずじゃねとか…もしくはL字表示になるんじゃ…
まぁそれでも絶対にテレ東は通常放送なんだろうなとは思います。

>>239

『暴れん坊将軍 SS』でググってみたらウチしかありませんでした。
今度はご自身で暴れん坊将軍SSを書いてみてはどうでしょうか?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 13:15:12   ID: he1T7jaa

短期間での異常なくらいの評価数…明らかに不正行為だろ

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