ボクっ娘と遊ぼ! in ばれんたいんでーきす 【安価】 (109)

「……んしょ……っと」

「……こんな感じで、いいかな?」

「……おや」

「いけない、急いで隠さなきゃ……っ」


「おかえり」

「寒かったろ?早く温まりなよ」


↓2

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「ん、先に入れって?」

「ボクはさっきまで入ってたんだから、キミが先に入りなよ」

「……むぅ」

「そこまで言うなら、お先に失礼して……」

「……はふ」


「……っ」

「なるほど、そういう事ね」

「お互い考えることは同じか、くすくす」

「いや、何でもないよ」

「温かいなぁって話」


↓2

「……んー?」

「なんの話かなぁ、よく分かんないや」

「はっはっは」


「……」

「ほら、みかん食べる?」



↓2

「ふん、ハッタリかけようったってそうはいかないね」

「ボクはそんなヘマしないよ」

「……む」

「これじゃ、ほとんど自白してるようなものだ」

「……まぁ、別に今さら隠すものでもないけれど」


「はい、ハッピーバレンタイン」

「今日もお疲れ様。これで元気出して?」


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「……わぷ」

「それ、なんだか子供扱いされてるみたいだから……」

「よっと」

「あんまり好きじゃないなぁ」


「ほら、開けて開けて」

「うむうむ、我ながら良い出来だ」

「毎年作ってれば、上手になるのも当たり前と言えば当たり前だけどさ」

「今年のは少し、ほろ苦くしてみたんだ」

「毎年甘々だからさ、飽きてないかなって」

「……どう、かな?」


↓2

「へ?」

「いや、ボクはいいよ……キミのために作ったんだし」

「ちょっと、待っ……」

「んむ……ん」

「……にが」


「……口直ししてくる」

「あ、ついでだし。キミは何飲む?」


↓2

「キミもココアでいいんだ」

「それなら、ボクと同じで甘々に……」

「~♪」


「はい、ココアお待ち」

「……んく……んく」

「……うん、やっぱりこれじゃなきゃね」

「はい、キミの分」


「……ぬくぬく」


↓2

「そう?それはよかった」

「……ボクも試してみようかな」

「あむ……」

「……んく」


「……口の中に苦いの、残ってる」

「……じとー」

「嘘吐き」

「ぽかぽかぽか」


↓2

「そんなことないよ」

「キミが大人舌なだけだよ、きっと」


「まだ寒いの?」

「……ほんとだ、手先が冷たい」

「……」

「ぎぅー……」

「こうしておこたの中で握り合えば、平気だと思うな」


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「……む」

「ちょっと、狭いんだから……」

「だめ、そんなに激しく動いたら……っ」

「……ちょっぷ」


「体がはみ出ちゃうだろ」

「それにココアも上に乗ってるんだから、倒れたりしたら大変じゃないか」

「全くもう……」


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「何が逆なのかボクにはさっぱりだよ……」

「ホントにもう……そういうことしか考えてないの?普段」

「言われる側は何だかフクザツな気持ちだよ」


「そんなに悪い気は、しないけどさ……」


「ん?いや」

「ココアおいしーなーって」

「……ぬくぬく」


↓2

「……ちょっと」

「なんか手付きがやらしー気がするんだけど」

「これはボクの気のせいなのかな?」

「なんてキミに聞いても、答えは決まってるか」


「てわけで距離を取ります」

「まだ寝るには早いよ、ばか」



↓2

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