文月ちゃんの呉鎮守府日誌 (695)

がちゃっ

古鷹「あ、提督」

愛宕「おはようございまーす」

提督「おはよう」

愛宕「あら?その娘は?」

古鷹「もしかして、新しい艦娘ですか?」

提督「ああ、本日を持ってうちで預かることになった・・・

文月「文月って言うの よろしくぅ~」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375704489

来たかっ!

古鷹「初めまして、わたしは古鷹って言います」

愛宕「わたしは愛宕 よろしくね」

文月「よろしくぅ~」

愛宕「あらあら」

愛宕「とーーーっても可愛い娘ですね、提督」

提督「そ、そうだな」

愛宕「あらぁ?どうして目を反らすんです?」

提督「いや、反らしてないし」

愛宕「わたしの目を見て言ってくださいよー」

提督「いや、だからね」





古鷹(提督も、やましい所がないなら堂々としてればいいのに)

文月「ねぇねぇ」

文月「どして提督は怒られてるのぉ?」

古鷹「えっとね、あれは怒られてるんじゃないの」

文月「んぅ?」

古鷹「愛宕と提督は恋仲なのね」

古鷹「焼きもち妬いてるって言えば、分かりやすいかな」

文月「ふぅん」

愛宕「古鷹ちゃーん、何を話してるのかなぁ?」

古鷹「い、いえ、何も」

文月「提督とぉ愛宕ちゃんはぁ、恋人さん?」

提督「なっ!?」

愛宕「何を言ってるのー!?///」

文月「だって、すごぉくお似合いだからぁ」

愛宕「そ、そうかしらー」

愛宕「いい娘ねー、文月ちゃんは」





提督(あの愛宕をあっさり手なずけただと!?)

古鷹(この娘、あなどれないかも)

提督「そういえば、そろそろミーティングの時間じゃないのか?」

古鷹「そうなんですけど」

愛宕「まだ加古ちゃんが来なくてー」

古鷹「・・・面目ありません」

こんこん

愛宕「はーい」

がちゃっ

加古「ふぁぁ、はよぉ」

提督「・・・加古、お前」

加古「あれっ!?」

加古「提督がどうしてここに!?」

提督「俺が会議室に居て、何か問題でも?」

加古「い、いやー」

加古「提督も参加するって聞いてなかったからー」

愛宕「安心して遅れて来たってことねー」

加古「だって、古鷹が出てんなら後で聞けばいいかなーと思ってぇ」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

古鷹「・・・・・・」

加古「ダメぇ?」

提督「今日からトイレ掃除3日な」

加古「えーーーーー!?」

文月MEMO

わかったこと



・ていとくとあたごちゃんは、こいびと

・ふるたかちゃんは、いいひと

・かこちゃんは、ざんねんなひと



提督「じゃあ俺は、みんなに文月の紹介して来るから」

愛宕「はいはーい」

古鷹「行ってらっしゃい」

加古「・・・しゃーい」

ぽんぽん

加古「ん?」

文月「加古ちゃん、がんばぁ」

加古「何か心配されてる!?」

提督「まあ、頑張れ」

加古「提督まで!?」

提督「えーっと、あそこに居るのは」

提督「おーい、電!」

電「!?」

ずさささーっ

電「はわわわ!びっくりしたのです!」

提督「・・・そんなに驚かんでも」

電「ご、ごめんなさいっ!」

提督「今日は新人の紹介だ」

文月「わたし文月 よろしくぅ~」

電「よっ、よろしくお願いします!」

提督「同じ駆逐艦同士、仲良くしてやってくれ」

電「ははは、はいなのです!」

提督「・・・電は、もうちょっと肩の力抜こうか」

文月「さっきずさーって、すごぉく速かったぁ」

電「そ、そうかな?」

???「速い!?」

電「ふぇ!?」

提督「ん?」

島風「わたしより速い艦なんか、居るわけないじゃない!」

提督「島風か、ちょうど良かった」

島風「提督、タービン周りの整備の予定、どうなっちゃったんですか!?」

提督「そ、その話はまた今度な」

提督「ほら、新人が入ったんだ」

島風「その娘、わたしより速い!?」

電「わ、わたしに聞かれてもー」

電「では、射撃訓練に行くのです」

島風「じゃあね、今度かけっこしようね!」

文月「ばいばぁい」

提督「・・・何か、始まったばっかなのに疲れたなー」

???「騒がしいと思ったら、提督でしたかー!」

文月「んぁ?」

提督「なんだ、あぶ・・・あぶ・・・

阿武隈「まだ名前覚えてくれてないんですか!?」

提督「冗談だよ、阿武隈」

阿武隈「なら、ちゃんと書けるようになったんですよね!?」

提督「い、いやー」

阿武隈「なったんですよねぇ!?」

提督「あ、当たり前じゃないかー」

阿武隈「じゃあ、書いてみてください!」

提督「えっと、いまツキ指しててペンが握れなくて」

阿武隈「絶対ウソですー!」

文月「わたし、書けるぅ」

阿武隈「へ?」

提督「本当か?」

文月「よいしょっと」

かきかき

文月「はぁい」

[ あ ぶ く ま ]





阿武隈「・・・・・・」

提督「・・・えーっと」

阿武隈「すごい!この年でもうわたしの名前が書けるなんて!」

阿武隈「提督も少しは見習ってください!」

提督「ひらがなでいいのかよ!!!」

文月MEMO

わかったこと



・いなづまちゃんは、びっくりやさん

・しまかぜちゃんは、はやい

・あぶくまちゃんは、なまえをかくとよろこぶ


今日はこれくらいで・・・

くれちんは今日も(猫が)平和です

かわいい

乙でした

提督「さて、次はと」

文月「あそこ、誰かお話してるぅ」

提督「・・・・・・」

文月「提督ぅ?」

提督「・・・あいつらに紹介しちゃいかん気がしてならんのだが」

文月「どして?」

提督「文月は中二病って知ってるか?」

文月「・・・?」

提督「まあ、世の中には知らなくても問題ないこともある」

提督「見ろ、あれが中二病だ」

天龍「フッ、本当はオレが怖くて仕方ないんじゃないか?」

木曾「何でオレがアンタのこと怖がらなくちゃいけないのか、分からないねぇ」

天龍「フフフ、オレにはお前の動揺が手に取るように分かるんだぜ?」

木曾「この鋼鉄のハート、見くびってもらっちゃあ困るな」

天龍「なあ龍田、お前はオレ達のどっちが最強だと思う?」

木曾「賢明なアンタなら、分かるよな」

龍田「んーとねぇ」

龍田「どっちも鬱陶しいから、死んじゃえ♪」

どんっ どごぉぉん

提督「って、コラぁぁぁぁぁ!!!」

提督「あれだけ建物の中じゃ撃つなって言ってあるだろう!」

龍田「あらぁ、提督」

龍田「いきなり後ろから現れると、間違えて撃っちゃいますよ?」

提督「だから、ここじゃ撃つなっつってんだ!」

龍田「あらあら?その可愛らしい娘はどなたかしら?」

文月「わたし文月 今日からなのぉ」

龍田「わたしは龍田 よろしくねぇ」

龍田「それで、あっちに転がってるのが天龍ちゃんと木曾ちゃん」

天龍「フッ、オレが怖いか?」

木曾「おはよう、可愛いお嬢ちゃん」

提督「・・・お前らボコボコ過ぎて、セリフに説得力ないからな?」

文月MEMO

わかったこと



・きそちゃんは、ちゅうにびょう

・てんりゅうちゃんも、ちゅうにびょう

・たつたちゃんは、うしろからはなすとあぶない


提督「あそこに居るのは、お前の姉妹じゃないか」

文月「菊月ちゃんとぉ、皐月ちゃん」

提督「おい、菊月!皐月!」

菊月「ん?」

皐月「ボクを呼んだかい?」

文月「文月なのぉ 久しぶりぃ」

皐月「久しぶりだなぁ 元気だったかい?」

提督「今日から、また一緒だ」

菊月「で?」

提督「で?」

菊月「それが何?」

提督「それが何って言われても、よろしく面倒見てやれとしか」

菊月「そうか」

菊月「皐月、頼む」

提督「・・・ドライだなー」

文月「菊月ちゃん、いつもこうなのぉ」

提督「ま、まあいい」

提督「皐月、よろしく頼むぞ」

皐月「まっかせてよ、司令官!」

皐月「鎮守府内の案内以外なら、何でも来いさ!」

提督「・・・いい加減、道覚えれ」

文月「皐月ちゃん、いつもこうなのぉ」

伊168「初めまして、伊168よ」

文月「い いちろく・・・

伊168「覚えづらいんなら、イムヤでいいわ」

提督「なぁ、いつも思うんだが」

提督「読みやすさなら、イロハでいいんじゃないか?」

伊168「何を言ってるの!?」

伊168「イムヤの方が、カッコイイじゃない!」

提督「・・・理由、それかよ」

文月MEMO

わかったこと



・きくづきちゃんは、いつもどおり

・さつきちゃんも、いつもどおり

・いむやちゃんは、かっこいいよびかたがすき


俺が最初に轟沈させてしまった望月ちゃんは出ますか?

大潮「おっはようございます、司令官!」

提督「ああ大潮か、ちょうど・・・

ひゅぉぉぉん

提督 ・・・良かった」

大潮「大潮、常に全力疾走です!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

提督「あれが大潮だ 全力で走ってないと死んでしまうらしい」(大嘘)

文月「お疲れさまぁ」

提督「お、あの後姿は」

山城「姉様!?」

提督「山城の方だったか」

山城「・・・なんだ提督か」

提督「司令官に向かって、なんだとは失礼だな」

扶桑「そうですよ山城 提督に謝りなさい」

山城「姉様ぁ♡」

提督「・・・このシスコンが」

山城「なななな、何を言っているの!?」

提督「いや、見たままを言ったんだが」

扶桑「まあまあ、提督も山城も・・・あら?」

文月「はぁぁ」キラキラ

提督「どうした文月、そんなに目を輝かせて」

文月「でんどろびうむが、2機もぉ」

提督「・・・お前の身内に、絶対ガノタが居るだろう」

文月MEMO

わかったこと



・おおしおちゃんは、とまるとしぬ

・ふそうちゃんは、でんどろびうむ1ごう

・やましろちゃんは、でんどろびうむ2ごう(しすこん)


今日はこれくらいで・・・

望月ちゃんも出ます(真顔)

乙~

艦これSS増えろ


ハルコンネンとか言い出さなかっただけマシか

赤城「文月?いえ、知らない娘ですね」

提督「だから紹介してるんだろ」

赤城「なるほど、そうでした」

文月「よろしくぅ~」

赤城「はい、よろしくお願いしますね」

赤城「ところで、お昼ごはんはまだでしょうか」

提督「お前、朝に丼飯3杯食べてたじゃないか」

赤城「ええ、みんなが食べ過ぎって言うから3杯で我慢してるんです」

ぐーーーっ

赤城「あら、いやだ///」

提督(こいつも一応、気を使ってるんだな)

提督(仕方ない 今週は小遣いで給糧艦を呼んでやるか)はぁ

提督「おーい、満潮!」

満潮「うるさいわね、大声出さなくても聞こえてるわよ」

満潮「で、何?」

提督「新人が入ったんだ」

文月「文月って言うのぉ~」

満潮「あっそ」

満潮「こんな部隊に配属されちゃって、あなたも災難ね」

提督「・・・そうか、満潮はこの鎮守府が嫌いなのか」

提督「仕方ない 文月も入ったことだし、配置転換してやるか」

満潮「へ?」

満潮「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

提督「短い間だったが、他の鎮守府に行っても元気でやれよ」

提督「そうだ、いまなら警備府なんかでも歓迎されちゃうかもなー」

満潮「え、あの」

提督「いやいや、残念だ」

ぐすっ

満潮「なんでそんなこと言うのよぉ」

満潮「いい、配置転換なんかしたら魚雷全弾撃ち込んじゃうんだからね!」

提督「はっはっは、そりゃ怖いなぁ」

満潮「提督のバカー!うわーん!」

提督「はっはっはっはっは」





文月(提督、楽しそぉ)

夕立「てーとくさん、ご用事はなーに?」きゃぴっ

提督「今日はねー、新人の紹介なのー」きゃぴっ

文月「わたし、今日から入ったのぉ」

夕立「そうなんだ、よろしくねー」

提督「気を使ってくれたら、助かっちゃうなーなーんて」

夕立「もうヤダー、てーとくさんったらー」

提督「えへへー」





文月(提督、楽しそぉ)

文月MEMO

わかったこと



・あかぎちゃんは、いっぱいたべる

・みちしおちゃんは、つんでれ

・ゆうだちちゃんは、ていとくとなかよし


暁「文月ちゃんですか よろしく、なのです」

雷「よろしくね!」

文月「・・・?」

暁「どうかしましたか、なのです」

提督「ああ、この二人はさっきの電の姉妹なんだ」

提督「良く似てるだろ?」

文月「そっくりぃ」

暁「そういうことでしたか、なのです」

雷「わたしは"いかづち"よ"かみなり"でも"いなづま"でもないわ」

雷「そこのところも、よろしく頼むわね!」

提督「羽黒じゃないか」

羽黒「し、司令官さん!?」

羽黒「ごごご、ごめんなさいっ!」

提督「・・・なぜに謝る?」

羽黒「いえ、なんとなく」

提督「新しい艦娘が入ったんだ」

文月「文月って言うのぉ 今日からなのぉ」

羽黒「わ、わたし羽黒って言います」

羽黒「こんなわたしですが、精一杯頑張りますね!」

提督「・・・どっちが先輩なんだか」

文月MEMO

わかったこと



・あかつきちゃんは、いなづまちゃんとなのですがにてる

・いかづちちゃんは、いなづまちゃんとなまえがにてる

・はぐろちゃんは、こわがりやさん


綾波「司令官、お茶のおかわりいかがですか?」

提督「あ、もらおうかな」

鳳翔「文月さんですか とても良いお名前ですね」

文月「ほんとぉ?」

鳳翔「ええ、音の響きもいいですし」

綾波「どうぞ、司令官」

提督「ありがとう」

ずずずっ

提督「ああ、お茶が美味い」

鳳翔「今日は良い風ですから、たまには外で飲むのも良いものです」

提督「そうだな」





提督(これだよ!)

提督(これこそ、俺が求めてた艦娘との正しい鎮守府生活だよ!)ぶわわっ

文月「提督、どして泣いてるのぉ?」

如月「あら?文月ちゃん?」

文月「如月ちゃんなのぉ」

提督「そうか、如月も文月と姉妹だったな」

提督「今日からうちで預かる よろしくな」

文月「よろしくぅ~」

如月「それじゃ、今日は提督と一緒に挨拶回り?」

如月「いいなー文月ちゃん 提督、わたしとは全然一緒に居てくれないんだよ?」

提督「い、いやー これでも忙しいからな」

如月「今日だって提督のために入浴(入渠)してたのに」

如月「ほら、こんなにお肌すべすべ」

提督「そ、そうか 良かったなー」

如月「ほら、もっと近くで見てよ♡」

提督「ここでも十分見えるから!」

如月「嘘ばっかり」

如月「そんな提督には、えーいっ!」

ぎゅうううっ

提督「うわ!ちょ、マズいから!」

如月「何がマズいんですかぁ?」

提督「こんなとこ誰かに見られたら、誤解されるだろ!」

如月「えー?わたしは全然構いませんけど」





愛宕「て い と く 、 な に し て る ん で す か ?」





提督「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

かわいい

                  -‐‐─--
               ´           `  、

                /                   ヽ
             /       ___
.            !     - ‐艦 |\/| こ   、        \
           │ //    _ \ /    れ  、      ヽ
           ! / , -‐/. / ̄i  !  ̄ i ‐        ヽ
              〉/   / ./     〉 λi  ヽ !`丶   \      }
          / i′ /| /へ、  \ ヽ廾弋   i   ヽ  丶     i
           ! ! / リ∩      ー‐ゝ、.\ヽ |     |\   ヽ    !
.            i  i i   | |       |│  `.|    !巛 ヘ  i   /          しばらくお待ちください
          !  〉亅.  ∪         |│   i   入ミミミ∧ |
           ,‐| / ヽ            `´    i   γ¬ミミミ 〉|ノ 廴__      夫婦喧嘩は猫も食べません
.         ! i .!        __       .!   / ノ 巛へ/弋廴__く
         〉、y ゚。         ヽ丿         !  /- く⌒《》  入 \          
         ! |ヽ `=- _,、 ___ ,、 _   -‐/ /彡彡\/ ̄ \i´
.        i  .! \! / ミ〉 .〈 \ ! !  ソ/-‐  ´  ! `、
        i  , 〈   .( ,ゝ--∧ー i乙/¨\        i   !
        ! λ \  実:ω;実´ `)   }         /   |
        乂从ヽ ヽ、 i `:;:;:;:´ 〉‐- -‐´i        //   /
           ヽ杁__ ゝ:;:;:;:;:;  i(´A`)  〈     ´ /   ノ
                   | :;:;:;:;  /ニニ二ニニl     メ´
               ノ _  ./ ! |  |  i ヘ
                 / ノl l│.  i  |.  |  i ヘ
             し.´│|.i 入 !  |  .i  i   〉
                    し   `ト ┴-‐┴ー‐ ´
                    | |     | |
                         !ー|    !ー|
                    | |     | |
                    し    し

                       ¨      ¨

愛宕「ということで」

愛宕「昼食は、文月ちゃんの分も一緒に提督室に用意します」

提督「・・・はひ」

愛宕「間違っても、他の娘と食べたりしないでくださいね!」ぎろっ

如月「ちっ」

愛宕「如月ちゃーん、何か問題でも?」

如月「いいえ、何もありませーん」

愛宕「それなら良かったわー」

如月「ええ、良かったですー うふふ」

愛宕「うふふふふふー」

提督(こ、怖いよぅ)ぶるるっ

文月MEMO

わかったこと



・あやなみちゃんは、やまとなでしこ

・ほうしょうちゃんも、やまとなでしこ

・きさらぎちゃんは、いつもどおり


今日はこれくらいで・・・

赤城改はLv50になったのに加賀が来ません

大量の資源をむしゃむしゃされてもへこたれない

初雪「・・・おつかれさま・・・」

提督「あのな初雪、新人の文月だ」

初雪「・・・よろしく・・・」

文月「よろしくぅ~」

初雪「・・・では・・・」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

提督「ふむ、無口キャラもなかなか」

文月「提督はぁ、綾波レイちゃん派なのぉ?」

提督「いや、言うなれば長門派かな」

文月「そっかぁ」

がたたっ

提督「!?」

長門「い、いたた」

提督「長門か、どうしたんだ?」

長門「い、いや・・・別に///」

提督「おい、顔が赤いぞ?」

長門「ななな、何でもない!///」

提督「何でもないことないだろう ほら、話してみろ」

長門「え、えっと///」

長門「提督が長門派なんて言うからさ///」

提督「お前のことじゃねーよ!」びしぃっ

長門「えええええ!?」

提督「いや、悪かった・・・そういう意味じゃなくてだな」

長門「もういい、分かってたよ」

長門「最近、わたしを旗艦にしてくれないしな」

提督「そ、それは愛宕を秘書にしないとマズいからだ」

提督「お前にも分かるだろ?」

長門「・・・・・・」

提督「・・・・・・」

長門「ああ、なるほど」

長門「提督も色々と大変なんだな」

提督(くそぅ、俺が慰めてたはずなのに)

霰「霰(あられ)です・・・よろしく」

文月「・・・・・・」わくわく

霰「んちゃ、とかは言いませんよ」

文月「・・・・・・」わくわく

霰「・・・・・・」

文月「・・・・・・」わくわく

霰「ん・・・んちゃ///」

文月「わぁ♪」きゃっきゃっ

提督「霰、グッジョブだ!」

霰「・・・もう帰っていいですか?」

文月MEMO

わかったこと



・はつゆきちゃんは、むくちきゃら

・ながとちゃんは、きかんになりたい

・あられちゃんは、あられちゃん


名取「珍しいですね、わたしに声を掛けるなんて」

名取「へ?もしかして出撃?冗談ですよね!?」

足柄「出撃ですって!?」

足柄「任せなさい!戦場がわたしを呼んでいるわ!」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

名取「あれ、違うんですか? 良かったー」

名取「・・・では、わたしはこれで」こそこそ

足柄「なんだ違うの?」

足柄「ムダにテンション上がっちゃったから、演習でぶっ放してくるわね!」





提督(こいつら足して2で割ったら、理想的な艦娘が出来そうだなー)

[ 子 日 ]





文月「んぅ?」

子日「・・・・・・」どきどき

文月「えとぉ」

子日「・・・・・・」どきどき

文月「こひ!」

子日「うわーん!やっぱりわたしの名前、読みにくいんだよねぇ!」

だだだだだっ

提督「おーい、戻って来ーい!」

文月MEMO

わかったこと



・なとりちゃんは、しゅつげきがきらい

・あしがらちゃんは、しゅつげきだいすき

・ねのひちゃんは、なまえよめないといじける


ねのひちゃんは読めないよね、うん

「ね」と「ひ」自体は解るんだが、「ねのひ」と一発で読むのは中々

漣「お帰りなさい、ご主人さま♪」

文月「ご主人さまぁ?」

提督「・・・こいつは前職が萌えメイドっていう、異色の艦娘なんだ」

漣「初めましてお嬢さま、よろしくお願いするにゃん♪」

文月「にゃん?」

提督「ネコミミメイドだな」

漣「さすが、ご主人さま」

漣「うちの常連だっただけのことはある・・・

提督「わーーー!わーーー!」

那珂「艦隊のアイドル、那珂ちゃんでーす!」

那珂「よっろしくぅ!」

文月「わぁぁ」キラキラ

提督「おお、意外にミーハーなんだな文月は」

文月「お団子が可愛いのぉ」

那珂「ありがとー!」

那珂「でもね、アイドルっていいことばっかりじゃないんだよ」はぁ

提督「ん?それってどういう・・・

時雨「あー、またこんなとこで油売ってるんだね!」

那珂「ま、マネージャー」

時雨「急がないとリハ遅れちゃうじゃないか」

時雨「怒られるのはボクなんだからね、まったく」

那珂「あ、あの、新しい艦娘の文月ちゃんだって」

時雨「そんなの、あとあと!」

時雨「もうかなり押してるんだから!」

那珂「は、はい」

時雨「じゃあ、走るよ!」

ぐいっ

那珂「えぇぇぇ?」

提督「頑張れよー」

那珂「てーとくー、やすみくださーい」うわーん

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「・・・これから全国鎮守府・警備府慰問ツアーだそうだ」

文月「がんばぁ」

文月MEMO

わかったこと



・さざなみちゃんは、めいどにゃん

・なかちゃんは、やすみがほしい

・しぐれちゃんは、おにまねーじゃー


なかちゃんは自分を曲げないよ!

霧島さんはでますか?

北上さま!北上さまはまだですか!

提督「おい、北上」

ぽんっ

北上「もー」

北上「大井っち、体触るのやめてよぉ///」

提督「は?」

北上「って、提督じゃん・・・何やってんの?」

提督「何やってんのはこっちのセリフだろ」

提督「お前を呼んでるんだよ」

北上「そか、何か用?」

提督「今日から入った新人を紹介する」

文月「あたし、文月って言うのぉ」

北上「駆逐艦じゃん、あぁウザイ」

文月「駆逐艦だめなのぉ?」

北上「ダメだっての・・・いいか、駆逐艦なんてもんは・・・

提督「あーそうだ、明日から大井と訓練を別々にする手もあるな」

北上「いやいや、ウソウソ!」

北上「わたし駆逐艦だーい好き!」

ぎゅぎゅぎゅーっ

文月「わぁ」

提督「・・・作り笑顔が痛々しいぞ、北上」

荒潮「ああ、ご挨拶まだでしたかー」

荒潮「わたし、荒潮ですー」

文月「あたし、文月なのぉ」

荒潮「そうでしたかー」

文月「そうなのぉ」

荒潮「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

荒潮「それで、お名前なんでしたっけー」

文月「んぅ?」

提督「こいつは不思議ちゃん枠なんだ」

提督「むしろ、お前が面倒見てやってくれ」

文月「はぁい」

霧島「霧島よ よろしくお願いしますね」

文月「お勉強出来そうなのぉ」

霧島「わたしなんて、まだまだよ」

霧島「艦隊の頭脳って呼ばれるように、頑張ってる所なの」

文月「すごぉい」

霧島「ところで、次の作戦はまだでしょうか」

霧島「早くご命令を、提督」うずうず





提督(知っている・・・俺は知っているぞ)

提督(メガネで隠した仮面の下は、ただの脳筋戦艦だということを!)

文月MEMO

わかったこと



・きたかみちゃんは、おおいちゃんってもうそうのともだちがいる

・あらしおちゃんは、ふしぎちゃん

・きりしまちゃんは、めがねちゃん



文月へ

大井は、ほんとうにいます
北上は、つきあいづらいかもしれないけど、なかよくしてやってくれ

                                      提督より


龍驤「ほんまなんかなぁ、牛乳がええてぇ」

文月「聞いたことあるぅ」

龍驤「あと腕立てもええゆうけど、うち筋トレとか苦手やねん」

文月「如月ちゃんはねぇ、お風呂でまっさーじしてるのぉ」

龍驤「ほぅ、それは効果あったんか?」

文月「この前、ちょと大きくなったってゆってた」

龍驤「そりゃぜひに、うちも試さんと!」

龍驤「如月んとこ、行って来るわぁ!」

文月「行ってらっしゃぁい」

提督「・・・何の話をしてたんだ?」

文月「内緒ぉ」

白露「提督ぅ、そんなにわたしとお話ししたいの?」

陽炎「提督は、わたしとお話がしたいのよ」

白露「わたしですよね、提督」

陽炎「もちろん、わたしよね」

白露「・・・・・・」

陽炎「・・・・・・」

白露「なんなんですか?」

陽炎「アンタこそ、なによ?」





提督(女って、こんな年から女なんだな)

提督(俺、この位の年ってセミ追っかけてなかったっけ)

文月MEMO

わかったこと



・りゅうじょうちゃんは、おおきくしたい

・しらつゆちゃんは、ていとくとおはなししたい

・かげろうちゃんも、ていとくとおはなししたい


おれがおおきくしてあげようねー(モミー

RJちゃんの艦部は大きくなれないから……

下手に大きくしたから……

提督「さて、そろそろ昼食だな」

文月「はぁい」

がちゃっ

漣「お帰りなさいませ、ご主人さま♪」

提督「は?」

愛宕「すみません、提督」

愛宕「文月ちゃんと提督がこちらで食事すると言ったら、メイドをやるって聞かなくて」

提督「自前でメイド服持ってたのか」

漣「てへっ」

漣「お店から、勝手に持って来ちゃった」

提督「・・・それ、普通に犯罪だからな」

雷「わたし達も居るよ!」

暁「初めて着たー」

電「は、恥ずかしいのです///」

愛宕「すみません、提督」

愛宕「漣ちゃんだけずるいって、聞かなくてー」

雷「どうどう?もちろん似合ってるよね!」

文月「すごく可愛いのぉ」

雷「やっぱりね!」

電「かかか、顔から火が出ちゃうのです!///」

暁「文月ちゃんも着てみれば、なのです」

漣「まだ1着ありますよ、お嬢さま♪」

文月「わぁい」

提督「・・・ちょっと待て」

愛宕「提督、どうしましたー?」

提督「漣・・・お前、店から何着持って来たんだ?」

漣「んー?」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

漣「てへっ」こつん

提督「てへじゃねーよ!」

響「・・・おぉ」

提督「居たのか、響」

提督「自分の写った鏡にみとれてどうした」

響「・・・別に」

文月「響ちゃん?」

響「ん、ああ・・・響だよ、よろしく」

文月「よろしくぅ~」

響「・・・しかしこれは、なかなか」





提督(気に入ったんだな)

愛宕(気に入ったのねー)

響ちゃん不死鳥ぺろぺろ

こんこん

提督「どうぞ」

がちゃっ

蒼龍「提督・・・来ちゃいました」

提督「・・・蒼龍」

蒼龍「・・・・・・」

提督「・・・・・・」

蒼龍「えっと・・・あの・・・九九艦爆が、はみ出ちゃうから」

提督「蒼龍!」

蒼龍「ダメだって・・・言ったのに」





提督「蒼龍は劇団上がりでな、たまにこうして小芝居で遊んでいる」

蒼龍「よろしくね、文月ちゃん」

文月「びっくりしたのぉ」

提督「最初に愛宕に見られた時は、半殺しにされたっけなぁ」はっはっは

愛宕「い ま も 怒 っ て ま す け ど ね」

愛宕「というか、駆逐艦の娘達の前でやることじゃないでしょう」

愛宕「ほら、みんな驚いて・・・

雷「なんか、不倫みたいでかっこいい!」

響「・・・むくわれぬ恋・・・切ないな」

漣「メイド服着てやれば、お店でウケるかも」

電「だ、ダメなのです!浮気はダメなのですー!><。」

暁「暁も早く恋してみたい、なのです!」

愛宕「・・・・・・」

提督「・・・時代は変わったようだ」

なのです姉妹かわいいのです

ハラショー、おおハラショー

雷「提督、美味しいよコレ!」

電「雷ちゃん、下にこぼしてるのです」

響「・・・うむ、いい塩加減だ」

提督(普通に食ってるし)

提督(こいつらはメイド服着て、何がしたかったんだろう)

愛宕「みんなー、ジュースのおかわりはいかがー?」

雷「いただきまーす!」

響「・・・いただこう」

暁「・・・・・・」

提督「どうした、暁?」

暁「暁はレディなんだから、ジュースを何杯も飲まないもん!」

提督「別にレディだって、おかわりくらいするだろう」

暁「ジュースなんて子供の飲み物だし!」

提督「・・・仕方ないな」

提督「ここは一つ、あいつの力を借りようか」

愛宕「んーっと」

愛宕「もしかして、あの人のことですかー?」

提督「うむ」

愛宕「余計、ややこしくなる気がー」

提督「やむを得まい」

金剛「お待たせしましター!金剛デース!」

提督「悪いな、昼食時に」

金剛「なんのなんのデース!」

提督「淑女がランチの後に、どんな飲み物を飲むのか教えてもらおうと思ってな」

金剛「お任せくだサイ!」

金剛「英国生まれのわたくしが、本場のティーを教えてあげまショウ!」

愛宕「お、お手柔らかにお願いしまーす」

金剛「カチャカチャと音を立ててかき混ぜてはいけまセーン!」

暁「は、はいなのです」

金剛「まずは香りを楽しんで・・・

暁「はぃ」

金剛「ミルクと合わさった時の味のハーモニーが・・・

暁「はひ」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

暁「・・・提督」

暁「暁にはジュースが合ってる、なのです」

提督「うむ」

文月MEMO

わかったこと



・ひびきちゃんは、うっとりさん

・そうりゅうちゃんは、かんばくがはみでやすい

・こんごうちゃんは、こうちゃのぷろ


利根「吾輩が利根である!」

利根「吾輩に着いて来れば、何の問題もないぞ!」

文月「よろしくぅ」

利根「なに、吾輩の部隊に入りたい?」

利根「可愛い奴だ、はーっはっはっはーっ!」





提督「そうだな、あいつに関しては」

提督「褒めて褒めて褒めちぎって、後はおだてときゃ問題ない」

文月「あぃ」

文月「プールがあるのぉ」

提督「ここでは艤装を外して、基本的な泳力を身に付ける訓練を行っている」

文月「ふぅん」

愛宕「・・・とは言え、これはー」





如月『ヤダー、塩素でお肌が荒れちゃう』

望月『・・・んぁー』

ぷかぷか

皐月『くらえ!』

ばっしゃーん

菊月『ぷあっ!』

菊月『やったな!そこへ直れ!』

皐月『へっへー、ボクに勝てると思ってるのかい?』





愛宕「本当に訓練になってるんですか?」

提督「・・・ねぇ」

提督「という訳で」

提督「文月も参加させてやってくれ」

文月「スク水、みんなと一緒ぉ」

如月「提督が来るって知ってたら、私物のビキニにしたのにー」

愛宕「如月ちゃーん、駆逐艦の娘はスク水って決まりだからー」

如月「それにしたって、その黒のきわどいビキニはどうなんですかぁ?」

愛宕「わたしは大人だからー」

如月「えー、ずるいですぅ うふふー」

愛宕「ずるくなんかないわー あははー」

提督(め、目が笑ってないよぅ)ぶるるっ

文月「望月ちゃん、久しぶりぃ」

望月「ん?あぁ・・・ひさ」

ぷかぷか

文月「・・・・・・」

望月「・・・・・・」

提督「・・・もしかして、こいつも?」

文月「望月ちゃん、いつもこうなのぉ」

提督「ていうかお前達、訓練なんだからもっとシャンとだな・・・

文月「あの娘、ちゃんと泳いでるぅ」

提督「ん?」

ばしゃっ ばしゃっ ばしゃっ

吹雪「ぷはぁ」

提督「おお吹雪、こいつは新入りの文月だ」

文月「同じ駆逐艦なのぉ」

吹雪「よろしくお願いします!」

吹雪「わたしに出来ることがあったら、なんでも言ってね!」

提督「吹雪はだな・・・その」

文月「んぅ?」

提督「いい子だ」

吹雪「それだけですか!?」

提督「いや・・・その」

提督「とても、とても・・・いい子だ」

吹雪「ひどいです、提督!」

吹雪「もう訓練に戻ります!」

ばしゃっ ばしゃっ ばしゃっ

文月「提督ぅ?」

提督「・・・いや、居るだろ?」

提督「なんかいい子過ぎて、他のクセのある子に人気持ってかれちゃうヒロインって」

文月「ふんふん」

提督「あいつがまさに、そういうやつなんだ」

提督「この前の艦娘コンテストでも入賞圏外だったしなぁ」

文月「コンテストぉ?」

愛宕「呉鎮守府のお祭りの時、余興でやってるのよー」

提督「この前のは島風が一位だったな」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

島風『わたしが一番!?』

島風『だよね!だって速いもん!』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「実は投票の1/3が連装砲ちゃんだったってことは、俺の心に留めておかねばなるまい」

愛宕「提督、口に出ちゃってますよー」

文月「那珂ちゃんはぁ?」

提督「な、那珂ちゃん!?」

文月「何位だったのぉ?」

提督「え、えーっと」

提督「もちろん、上位に居たぞ」

文月「すごぉい」





提督(い、言えない)

提督(慰問で鎮守府空けることが多くて、逆に呉だと存在感がないなんて言えない!)ぶわわっ

愛宕「・・・?」

提督「どうした、愛宕?」

愛宕「いえ、誰かに見られてる気がしてー」

如月「・・・自意識過剰なんじゃないですかぁ?」

愛宕「如月ちゃーん、何か言ったかしらー?」

如月「いえ、別にー」

提督「待て・・・居るぞ」

愛宕「え?」

提督「何者かの気配を感じる」

文月「提督、あそこぉ」

提督「!?」

???「はぁはぁ」

???「な、なんやねん」

???「どーすりゃ、あんな大きくなんねん」

???「聞きとーてたまらんわ」

???「しかしやな、慎重にいかんと変態に間違われ・・・

提督「・・・何やってんだ、龍驤」

龍驤「わひゃあ!」

龍驤「バレたら、しゃーない!」

龍驤「姐さん後生や、うちに大きくなる秘訣を教えてや!」

愛宕「大きく?」





視線----→龍驤のムネ

自分のムネ←----視線





愛宕「ああ!」

龍驤「殺してぇ!いっそスパっと殺してやぁ!」

提督「・・・落ち着け」

文月「だからぁ、如月ちゃんはマッサージがいいってぇ・・・

如月「しーっ!しーっ!///」

愛宕「マッサージねー」

愛宕「意外に効果あるかもー」

龍驤「ほ、ホンマに・・・

如月「本当に!?」

がたたっ

愛宕「あらー?」

愛宕「どうして如月ちゃんが反応するのかしらー?」

如月「ぐっ///」

愛宕「じゃあ、やってみてあげるわー」

愛宕「ちょっと腕を上げてみてー」

龍驤「こ、こぉ?」

愛宕「下から上へ、揉みほぐすようにー」

龍驤「んぁっ!?///」

愛宕「優しく、優しくー」

龍驤「あ、アカンて・・・あっ!///」

愛宕「いけないことなんて、何もないわー」

龍驤「ひぁぁっ!///」





提督「ふ、文月・・・そろそろ移動するか」

文月「提督、どして前屈みなのぉ?」

提督「・・・内緒」

                  -‐‐─--
               ´           `  、

                /                   ヽ
             /       ___
.            !     - ‐艦 |\/| こ   、        \
           │ //    _ \ /    れ  、      ヽ
           ! / , -‐/. / ̄i  !  ̄ i ‐        ヽ
              〉/   / ./     〉 λi  ヽ !`丶   \      }
          / i′ /| /へ、  \ ヽ廾弋   i   ヽ  丶     i
           ! ! / リ∩      ー‐ゝ、.\ヽ |     |\   ヽ    !
.            i  i i   | |       |│  `.|    !巛 ヘ  i   /          艦これはR18ではありませんので
          !  〉亅.  ∪         |│   i   入ミミミ∧ |
           ,‐| / ヽ            `´    i   γ¬ミミミ 〉|ノ 廴__      これ以上はお見せ出来ません
.         ! i .!        __       .!   / ノ 巛へ/弋廴__く
         〉、y ゚。         ヽ丿         !  /- く⌒《》  入 \          
         ! |ヽ `=- _,、 ___ ,、 _   -‐/ /彡彡\/ ̄ \i´
.        i  .! \! / ミ〉 .〈 \ ! !  ソ/-‐  ´  ! `、
        i  , 〈   .( ,ゝ--∧ー i乙/¨\        i   !
        ! λ \  実:ω;実´ `)   }         /   |
        乂从ヽ ヽ、 i `:;:;:;:´ 〉‐- -‐´i        //   /
           ヽ杁__ ゝ:;:;:;:;:;  i(´A`)  〈     ´ /   ノ
                   | :;:;:;:;  /ニニ二ニニl     メ´
               ノ _  ./ ! |  |  i ヘ
                 / ノl l│.  i  |.  |  i ヘ
             し.´│|.i 入 !  |  .i  i   〉
                    し   `ト ┴-‐┴ー‐ ´
                    | |     | |
                         !ー|    !ー|
                    | |     | |
                    し    し

                       ¨      ¨

文月MEMO

わかったこと



・とねちゃんは、ほめるとのびるこ

・もちづきちゃんは、いつもどおり

・ふぶきちゃんは、いいこいいこ



ついき

・ていとくがおなかいたいかもしれないから、あとであたごちゃんにつたえる


エラー娘には勝てないし仕方ない

くそう・・・くそう・・・!

提督「おお天龍、大丈夫だったか?」

天龍「フッ、オレがあれしきでどうにかなると思っているのか?」

提督「・・・だから、龍田に支えてもらって言うセリフじゃねーよ」

龍田「そうだよ、天龍ちゃん」

龍田「こんなになるまで無理しちゃダメじゃない」

提督「・・・いや、やったのお前なんだけどな」

龍田「無理なんかしてねーし」

天龍「もう、天龍ちゃんったら強がりなんだからぁ」

              _ _‐ニ二:_: :‐-. ..

             //_/_ / ` ヽ 、: :丶
             . :" ̄ ,: : : : : : ̄ `・ 、/\: : \
         /: : : :/ !: : : :l.: : : : : : ::.\/ヽ.: : .

       _,.. /.: : :/ /  !: : : :ト: : : : : : : : : :\,ノ!_:_ i
     i"   i.: : :.i /   .l: : :l l ヽ: : : : :.\\_ \.∧! ,.._
.       '< _i.: : :,'l/    i: : ll.l  \.: : : :.\ヽ ̄.l i"  >.
        i.: : :i l! ⌒  .i: :l l!  ⌒\: :: : :\ゝ l !、___〕
        i : : l l  ┃   \! l  ┃ l≧ ― -`/: l
        !.: : :!  ┃    `   ┃ l====l: : : : !    えぇ、榛名でいいなら、訂正しましょう!
        l.: : :;                 l: : : : : : l: : : : !
        l.: :〈 ///  __   /// .l : : : : : ,': : : : !
.         l: l: :.>    \/     .l: : : : : ,'. : : : ::!
         i:l!: : : : `!: ー----‐= '' ´, l: : : : :,'. : : : : :!
         .i.li: : : : :l \/l l∨ / ./ .l: : : :.,'. : : : : : !
         i! V: : : ! /-l //./ /__  i: : ,'l,'. : : : : : :.l
           V: :.! .i .〈 { i l ,'   ヽ!: :/.'. : : : : : : :.l
            ゞ:l/.  }ー-‐.,'   l!:/l : : : : : : : : : l
                i   .,l:i:i:i:i,'     !::::l: : : : : : : : : :.l
              / .,匕!':i:i:;ム.=   ト.、ヽ:: : : : : : : : :i
.          _/  /: : :.y;'ー‐\ヾ     \ヽ: : : : : : : i
.        , ー-‐ "{:_:_:_;!: : : : :l .l\ゞ     > `> '' 、;\
.      ∠._   〈〈〈    ̄ ̄\\ `ー-'´    _,..・"
          ̄ 「 ̄lー- _    ̄ _ ,,... ・''"´
             _.|_.|._      ̄



訂正

天龍「無理なんかしてねーし」

龍田「もう、天龍ちゃんったら強がりなんだからぁ」

入れ代わりネタかとおもったぜ

天龍「強がってもねーし」

天龍「これだって、龍田が肩貸したいって言うから借りてやってんだ」

龍田「ふーん、そういうこと言うんだぁ」

龍田「今日は一緒にお風呂入って、洗ってあげようと思ったのになぁ」

天龍「えっ!?マジで!?」

がたっ

提督「・・・・・・」にやにや

文月「・・・・・・」にやにや

天龍「!?」はっ

天龍「そそそ、そんなことして欲しくねーよ!///」

龍田「ふーん、そうなんだぁ」

龍田「今日は一緒のベッドで寝てあげようと思ったのになぁ」

天龍「ままま、マジで!?」

がたたっ

提督「・・・・・・」にやにや

文月「・・・・・・」にやにや

天龍「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!///」

天龍ちゃんこわいわー。マジでもう見てるだけで口角あがるぐらいこわいわー

文月「あそこ、大潮ちゃんが倒れてるぅ」

提督「ほんとだな」

大潮「・・・大潮・・・休む時も・・・全力です」

提督「放っておこう」

文月「はぁい」

荒潮「えーっとぉ、こっちだったかしらぁ」

ぎゅむっ

大潮「ふぎゃ!」

荒潮「あらぁ?何か踏んだかしらぁ?」

大潮「あぅぅ」

荒潮「あらぁ?背中に足跡つけてどうしたんですかぁ?」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

提督「お、演習をやってるな」

文月「わぁ」





島風『おっそーい!』

長門『ははっ、わたしの主砲は長射程だから丁度いいんだ』

島風『でも遅過ぎて敵が逃げちゃうもん!』

長門『お前が速過ぎるんだって』

島風『えへへー』

島風『わたしには誰も追い付けないよ!』





文月「怒られないのぉ?」

提督「遅いなんて言ってか?」

文月「・・・・・・」こくこく

電「誰も怒らないのです」

提督「・・・電」

電「あれは、島風ちゃんの挨拶みたいなものなのです」

文月「挨拶ぅ?」

【番外編】島風物語

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

×月×日

よく晴れた日のこと
島風ちゃんは提督に連れられて、ここにやって来たのです

電「い、電なのです!」

電「よっ、よろしくお願いします!」

島風「・・・よろしく・・・」

提督「電は、ちょっと力を抜こうか 島風は、もう少し元気にな」

電「すすす、すみません!」

島風「・・・はい・・・」

電「・・・・・・」

ぜかましよりも、おっそーい!

最初に会った時の島風ちゃんは元気がなく
何故か寂しそうに見えました
慣れてないせいかなと思ったけど
気になったので、提督に聞いてみたのです

提督は少し迷った後、話してくれました

島風ちゃんは、とっても高性能なこと
特に足が速いこと
だけど
速過ぎて、他の艦娘と合わせるのが苦手なこと
それで
なかなか作戦に入れてもらえず、一人ぼっちになってしまったこと

提督「だから呉に引き取って来たんだ」

電「だ、ダメです!一人ぼっちはダメなのです!」

提督「電?」

電「わたしが島風ちゃんの友達になるのです!」

それからわたしは、いっぱい話しかけました
何度も何度も
嫌がられても、嫌がられても
何度も何度も、話しかけました
そしたら
少しずつ、心を開いてくれたのです

島風「・・・わたし達、お友達・・・?」

電「へ?」

島風「・・・・・・」

電「も、もちろんなのです!」

電「わたし達以上の友達は居ないのです!」

島風「・・・えへへ・・・」

あの時の笑顔は、今でも思い出せます
連装砲も笑ってるように見えたのは
わたしの見間違いだったのでしょうか

こんなこともありました

×月○日

ぱしゃっ ぱしゃっ

電「島風ちゃん、ちょっと遅いのです」

島風「・・・ん、うん・・・」

心を開いてはくれたけど
そこはまだ気にしてるようでした

長門「なんだなんだ」

長門「速いと聞いて来てみれば、こんなものなのか?」

島風「!」びくっ

電「な、長門さん」

長門「わたしは、お前の速さを見てみたいのだ」

島風「・・・で、でも・・・速いとみんなに迷惑かけるから・・・」

長門「迷惑?」

長門「お前は誰よりも速いのだろう?」

島風「・・・そう、だけど・・・」

長門「だったらその速さで、他の誰にも出来ないことをすればいい」

島風「・・・誰にも出来ないこと・・・?」

長門「ああ」

長門「そうすれば迷惑だなんて思われないだろう?」

長門△

流石お姉さん

そして、あの日がやって来たのです

×月△日

外はすごい嵐
だけど、鎮守府内はすごく静かでした
他の鎮守府との合同作戦で主力艦隊が出撃していて
お留守番の軽巡・駆逐艦部隊しか残ってなかったのです

雷「監視員が光を見たんだって!」

響「・・・味方じゃないのか?」

暁「さっき天龍さん達がパトロールに出て行った、なのです」

雷「連絡してみれば?」

電「ダメなのです 嵐で通信が繋がらないのです」

響「・・・敵だとしても、いつもの偵察艦だろう」

雷「だったら、いつも通り追い払っちゃおう!」

暁「留守を狙うなんて、レディとして許せない」

響「・・・よし、出よう」

島風「じゃ、じゃあわたしも」

暁「でも、みんな居なくなっちゃうのはまずくない?」

島風「・・・あ」

雷「なら、わたしと島風ちゃんで残ればいいよ!」

島風「・・・・・・」

電「だ、大丈夫」

電「ちょっと行って来るだけなのです」





そう
わたし達は、甘かったのです

暁「じゅ、重巡2・・・軽巡2・・・駆逐艦多数」

響「・・・はぐれ艦隊だ」

電「も、もう重巡の射程内なのです!回避運動をするのです!」

ドンッ

            バッシャーン!

わたし達は嵐の中、回避行動をしながら必死に逃げたのです
なんとか逃げ切れたと思った
その時でした

ドンッ

            バシャーン!

暁「し、至近弾!」

響「・・・危なかった」

電「・・・・・・」

響「・・・どうした、電?」

暁「当たってないよね!?」

確かに当たってはいませんでした
でも
その余波で、機関のどこかがおかしくなってしまったのです

暁「そ、そんな!」

響「・・・こうなったら反転して攻撃・・・

電「ダメなのです!」

暁「え?」

電「二人は逃げるのです!」

暁「そんなこと言ったって!」

電「わ、わたし達がみんなやられたら、提督が悲しむのです!」

暁「・・・あぅ」

響「・・・引き返して軽巡と合流出来れば、勝機はある」

暁「でも!」

電「行くのです!」

暁「・・・・・・!」

電「電の本気を見るのです!」

暁「わ、わかった、なのです」

暁「でも、応援連れて来るまで頑張ってよ!」

暁「レディとレディの約束なんだから!」

島風「・・・置いて来た・・・?」

暁「仕方なかったんだもん!」

響「・・・軽巡と連絡は?」

雷「それがノイズがひどくてダメなんだ!」

島風「・・・電ちゃん・・・」

よろっ

雷「島風ちゃん!?」

島風「・・・わたし、どうすれば・・・」





長門『お前は誰よりも速いのだろう?』

島風『・・・そう、だけど・・・』

長門『だったらその速さで、他の誰にも出来ないことをすればいい』





島風「!?」

島風「・・・わたし、行く・・・」

暁「行くって、どこへ!?」

響「・・・まさかとは思うが」

島風「電ちゃん助けに行って来る!」

雷「そ、そんな無茶な!」

暁「やめなさい、なのです!」

島風「止められるものなら、止めてみればいいよ!」





島風「わたしには誰も追い付けないよ!」

バシャーン! バッシャーン!

電(に、逃げなきゃ)

バッシャーン!

電(わたしが撃沈されたら・・・きっと提督が悲しむのです)

バシャーン! バシャーン!

電(提督は寂しがり屋だから・・・きっと泣いちゃうのです)

???「・・・ちゃーん!」

電「何か聞こえる?」

島風「電ちゃーん!」

電「!?」

見たこともない速さで迫って来る艦娘が見えました
それは、わたしの友達でした

電「な、なんで?」

島風「話なんて後だよ!」

島風「このまま何とか逃げ続けてね!」

電「え・・・え?」

島風「砲雷撃戦よーい!」

島風「いくよ、連装砲ちゃん!」

連装砲「はぁい」「任せといて!」「やっと出番ね!」

電「しゃ、しゃべったのです!」

島風「まずは雷撃!てーっ!」

バシュン

駆逐ハ級α《・・・雷撃ノ射程内ニ入リマシタ・・・》

重巡リ級α《・・・雷撃ヲ開始セヨ・・・》

重巡リ級β《・・・待テ、アレハ何ダ・・・?》

軽巡ト級α《・・・高速デ接近スル艦アリ・・・》

重巡リ級β《・・・照準合ワセ、迎撃ヲ・・・

駆逐ハ級α《・・・前方ニ雷跡・・・!》

重巡リ級α《・・・回避セヨ・・・!》

ドォォォン!

駆逐ハ級β《・・・ワレ、操舵不能・・・》

重巡リ級α《・・・砲撃戦開始、生カシテ帰スナ・・・》

ドンッ ドンッ ドンッ

軽巡ト級α《・・・速イ、当タラナイ・・・》

ドンッ ドンッ ドンッ

重巡リ級β《・・・敵艦、非常ニ高速・・・照準ガ追イ付カナイ・・・》

ドンッ ドンッ ドンッ

重巡リ級α《・・・・・・・・・》





重巡リ級α《・・・全艦、機銃ヲ掃射セヨ・・・》

重巡リ級α《・・・ジワジワト追イ詰メルノダ・・・》ニヤッ

ガカカカッ

島風「いたっ!」

島風「でもこんなんじゃ、わたしを撃沈出来ないよ!」

ドガガッ

島風「いったーい!」

連装砲「島風ちゃん、大丈夫?」

島風「砲撃に当たらなきゃ大丈夫だよ!」

連装砲「そうじゃなくて、こっち」

島風「?」

連装砲「機関部から変な音がしてるよ?」

島風「そっちかー」

連装砲「島風ちゃん?」

島風「実はわたし、姉妹艦がいないんだよね」

連装砲「はぃ?」「それと何の関係が?」

島風「だからね、姉妹艦がいれば交換する部品も作られるんだけど」

島風「そんなのないから、タービンも替えないで頑張ってもらってるの」

連装砲「も、もしかして?」

島風「うん、そろそろ限界みたい!」

ガカカッ

島風「いたーい!」

ドンッ

          バシャーン!

島風「もー!危ないじゃない!」

島風(ちょっと遅くなって来ちゃった)

島風(電ちゃん・・・逃げ切れたかな)

ドンッ

          バッシャーン!

連装砲「ち、近くに落ちたよ!?」

島風(そろそろ・・・ダメかも)

???『・・・ぜ・・・・・・ひしろ』ザザッ

島風「?」

ザザザザーッ

長門『島風!そのまま突っ切って、その海域から退避しろ!』

電「長門さん!」

提督『すまん、こんなことになっているとは!』

金剛『ただいま帰りましター!』

愛宕『後はわたし達に任せてー』

霧島『早くご命令を、提督!』

電「し、島風ちゃん」

電「みんなが帰って来たのです!」

天龍『オレ達の目を盗んで好き勝手とはなぁ』

龍田『可愛い駆逐艦ちゃん達をいじめるなんて』

龍田『死にたい艦(ふね)はどこかしらぁ?』

電「こっちもなのです!」





島風『もー、みんな!』

島風『おっそーーーーーい!!!』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

文月「島風ちゃん、すごぉい」

提督「ちなみに、島風のタービンは交換済みだ」

提督「・・・あの時、予算取るの大変だったなぁ・・・はは」

電「て、提督は頑張ったのです!」

提督「そんなこと言ってくれるのは、電だけだよー」うぅぅ

電「そそそ、そんなことないのです!」





文月(提督、結局は電ちゃんに泣かされてるのぉ)

よかった……よかったのぅ……

もうぼっちのぜかましはいないんだ!(歓喜)

青葉「司令官、わたし見ちゃいましたっ!」

青葉「こんな若い娘と浮気なんて、隅に置けませんねぇ」

提督「・・・お前は一体、何を言ってるんだ?」

青葉「どーもぉ青葉です!一言お願いしますっ!」

文月「一言ぉ?」

提督「困ってるだろ、やめんか」

ぽかっ

青葉「いたっ!」

青葉「提督、これが噂の体罰ってやつですか!?」

提督「・・・じゃあ噂のパワハラも教えてやろう」

提督「今日から風呂掃除一週間な」

青葉「わぁ!嘘です、もうマスコミの真似はしません!」

深雪「おぉっ!艦隊に新しい仲間みたいだな!」

文月「わたし、文月なのぉ」

深雪「深雪だよ、よろしくな!」

提督「こいつはな、元気っ娘だ」

深雪「提督、それ以外に紹介の仕方はないの!?」

提督「じゃあお前は、自分をどう紹介する?」

深雪「・・・そうだねー」

深雪「わたしは深雪だよ!元気印の艦娘だよ!」

提督「言い方変えただけじゃねーか!」びしぃっ

提督「ここが、お前の寝泊まりする宿舎だ」

文月「わぁ」

提督「そして、管理人の高雄だ」

高雄「こんにちは、高雄です」

高雄「新しい入居者が、あなたのような素敵な娘で良かったわ」

文月「よろしくぅ」

提督「セキュリティはしっかりしてるぞ」

提督「俺でも高雄と一緒じゃないと宿舎には入れない」

高雄「当たり前です」

高雄「提督に悪い虫が付かないように、愛宕からも言われてますから」

提督「・・・セキュリティってそういう意味じゃないからね」

文月MEMO

わかったこと



あおばちゃんは、いんたびゅーずき

みゆきちゃんは、げんきげんき

たかおちゃんは、ていとくのかんりもとくい


高雄「もう荷物は届いてますよ」

提督「駆逐艦は相部屋で、全員お前の知ってる艦娘だ」

文月「皐月ちゃん達ぃ?」

提督「いや」

提督「あいつらと一緒だと、道案内してもらえなさそうだし、放っとかれそうだし」

提督「お前を通じて迫って来そうだし、逆にお前が面倒見るはめになりそうだからな」





皐月『はっくしょん!』

菊月『くしゅっ!』

如月『へくちっ!』

望月『へぶしゅっ!』

皐月『やだなあ、みんなで風邪かい?』

長月「文月、お前もこの鎮守府に来たか」

長月「ここでは先輩だ、何でも聞くがいい」

文月「ありがとぉ」

三日月「もう長月ちゃん先輩だなんて」

三日月「訓練も演習も、お手柔らかにお願いしますね」

文月「三日月ちゃんなのぉ」

睦月「また一緒なの!みんなではりきってまいりましょー!」

文月「睦月ちゃん、元気ぃ」

睦月「当たり前だよー」

睦月「宿舎も相部屋なんて、睦月感激ぃ!」

提督「・・・・・・」

文月「提督、どしたのぉ?」

がしっ

提督「良かったな文月、まともな姉妹も居て!」ぶわわっ

三日月「・・・提督、それどういう意味でしょう」

長月「なるほど・・・確かに皐月達と一緒にしてもらっては困るな」

???『それは聞きずてならないな!』

長月「誰だ!?」

皐月「フフン、何を言ってるかと思えば、ボクの悪口かい?」

菊月「皐月達の"達"に誰が含まれているのか、知りたいものだな」

長月「お前達3バカに決まっている!」

望月「んぁ?・・・もしかして自分も入ってんの?・・・まぁいいけど」

睦月「まぁまぁ、みんな仲良く・・・

ばふっ

皐月「見たかい?ボクの新型枕爆雷の威力を!」

文月「睦月ちゃん、大丈夫ぅ?」

睦月「・・・えへへ」

ゆらぁっ

睦月「みんな、出撃準備はいいかにゃーん?」

長月「任せておけ!」

三日月「ええ!?もしかしてわたしも!?」

睦月「てぇーい!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「・・・やっぱり、姉妹は姉妹だな」

文月「みんな元気なのぉ」

提督「落ち着くまで談話室でも案内するか 誰か居るかもしれんしな」

高雄「いや、止めましょうよ立場的に」

筑摩「初めまして、筑摩と申します」

ぽろっ

文月「わぁ、顔が取れたのぉ」

筑摩「驚きました?これはお面なんです」

文月「びっくりしたぁ」

高雄「・・・提督?」

提督「びびびび、ビックリするから、それやめろって言ったろう!」どきどき

筑摩「提督みたいに素敵な反応してくれる人が居るから、つい」

初春「わらわが初春じゃ よろしく頼みますぞ」

文月「文月って言うのぉ~」

初春「文月か、良い名である」

提督「本日も姫の御尊顔を拝し、恐悦至極に存じます」

初春「うむ、くるしゅうない」

初春「して、明日の予定はどうなっておるのじゃ?」

提督「さすればでございますな・・・





提督「最初は面倒な奴だと思ってたんだが」

提督「合わせてる内に楽しくなって来ちゃってな」

文月「お姫様ごっこ、楽しそぉ」

提督「さて、こんな時間か」

提督「全員には紹介出来なかったが、明日以降みんなに会えるだろう」

文月「あぃ」

提督「高雄、後は頼むぞ」

高雄「お任せください 食事とお風呂の順番、教えるわね」

提督「2100以降は外出禁止だから、気を付けてな」

文月「愛宕ちゃんもぉ?」

提督「は?」

文月「それじゃ愛宕ちゃんと、でーと出来ないよぉ?」

提督「ばばば、バカなこと言ってないで、早く寝なさい!///」

高雄「・・・提督、ダメな父親みたいになってますよ?」

文月MEMO

わかったこと



ながつきちゃんもみかづきちゃんもむつきちゃんも、いつもどおり

ちくまちゃんは、まじしゃん

はつはるちゃんは、おひめちん


ぱちっ

文月「・・・ここ、どこだっけぇ」

文月「んとぉ」

長月『駆逐艦と侮るなよぉ・・・むにゃ』zzz

文月「そうだ、呉に来たんだった」

ぶるるっ

文月「・・・おしっこ」

ぱたん

文月「ねむぃ」

文月「んぅ?」





那珂「・・・みんなぁ・・・アンコールありがとぉ・・・」zzz

文月「談話室のソファで寝ちゃってるのぉ」

那珂「・・・すぅすぅ」zzz

文月「那珂ちゃん、いい匂い」

文月「・・・・・・」

木曾「ふわぁ」

木曾「ん?誰か居るのか?」

木曾「・・・・・・」

木曾「なんだ、那珂と新入りじゃないか」

木曾「何でソファで抱き合って寝てんだ?」

木曾「・・・・・・」

木曾「天使が二人・・・か」ふっ

かたっ

木曾「!?」びくーっ

青葉「木曾ちゃん意外にポエマー・・・っと」メモメモ

木曾「なっ!?///」

文月日誌

○月×日



くれちんじゅふに、ちゃくにんした

みんないいひとだった



あしたも、がんばろう

かこちゃんも、がんばれ


応援しとるやで

筑摩さんやっぱりお面じゃねーか
怖ぇよ

その頃

提督「・・・お前達、何やってんだ?」





伊168「夜は、わたし達の世界よ!」

川内「夜はいーよねぇ、夜になると血がたぎるよね!」

提督「お前らに望んでんのは野戦であって、夜更かしじゃねーよ」

がちゃっ

文月「提督、おはよぉ」

提督「おお、来たか」

文月「・・・?」

伊168「わ、わたし今は正座させられてるけど、潜ると凄いのよ!」

川内「あああ、あじがじびれるぅぅぅ」

提督「一応紹介しとくと、こいつは川内だ」

提督「ちなみに、門限破りでイムヤと一緒に反省中だ」

川内「わ、わたしは川内・・・夜戦なら、わたしを呼んで」

提督「そうそう」

提督「得意なのは夜戦で、夜更かしじゃあないよな」

川内「うぅぅ・・・朝なんて来なければいいのに」

隼鷹「商船改造空母隼鷹でーすぅ、ひゃっはー!」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

隼鷹「あ、あれ?」

提督「今から憲兵の詰め所行って、呼気検査な」

隼鷹「の、飲んでなんかないよぉ?シラフだよぉ」

提督「素でそのテンションなら、なお悪いわ!」

隼鷹「朝から飲みました、ごめんなさい!」

文月「文月なのぉ よろしくぅ~」

加賀「そう」

加賀「早く戦力になれるように、頑張りなさい」

文月「はぁい」

加賀「それじゃ、訓練があるから」





提督「・・・クールビューティっていいよな」

文月「さすが、長門派なのぉ」

文月MEMO

わかったこと



・せんだいちゃんは、よるがた

・じゅんようちゃんは、おおざけのみ

・かがちゃんは、くーるびゅーてぃ


【番外編】加賀物語

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

クールビューティ・・・か

わたしの態度が冷徹に見えるだろうという事は、自分でも分かっている
でも
これは仕方ない事なのだ

原因は、私の夢にある

ああ
これでは今日も夢を見てしまいそうだ

   ん・・・ここは

   やっぱり夢の中なのね

夢の中の私は艦娘ではなくなってる
ただ
軍艦である事は分かる
それも空母だ
見慣れた九九艦爆や九七艦攻が見える

向こうには赤城さんと蒼龍、飛龍の姿がある
艦娘の姿じゃないけど、私には分かる
何故かと聞かれても説明のしようがない
ただ、分かるのだ

私達は海域を粛々と進んでいる
ある島を攻撃する為だ

夢の中にしか存在しない不思議な島





その名はミッドウェイ

第一次攻撃隊を発艦させて、かなり経つ

艦橋では、次の一手がどうなるのか気を揉んでいる様だ
甲板には魚雷を搭載した艦攻が発進の時を待っている
訓練に訓練を重ねた、私の自慢の子達

力を発揮出来ずに散る
不憫な子達

そろそろ来る
運命を分ける、あの命令が

・・・司令ヨリ通知・・・

・・・読ミ上ゲタマヘ・・・

・・・本日、航空機ニヨル攻撃ヲ実施スル為、第二次攻撃隊ヲ編成セヨ・・・

・・・兵装ハ爆装ニ転換・・・

   ああ

   駄目だ・・・転換しては駄目

   意味がないの・・・意味がないのよ

事は自分の知っている通りに進む
進んでしまう
利根の偵察機から敵空母発見の報告が入り
爆装への転換は中止
再度、雷装への転換が通達される

現場は混乱してる
転換作業は遅々として進まない
敵機の来襲が断続的にあり、熟練の作業員でもどうにもならない

その時が近づいているのが分かる

   嫌・・・嫌よ

   私の事はいい

   逃げて、赤城さん・・・逃げて

もちろん、私の叫びは届かない
突然、体に痛みが走る
最初に攻撃を受けたのは、この私
誰も敵機の侵入に気付かなかったのだ

卑怯だ
痛みを感じさせるなら、声を出させて
赤城さんに伝えさせてよ

そんな卑怯な事ってないわ

次に被弾したのは蒼龍だった
またたく間に甲板が炎に包まれた

艦娘の蒼龍が焼かれてる様に感じて、私はきつく目を閉じた
もう自分の痛みなんか関係ない
心が痛い

私は知っている
この後の事を知っている
だから
このまま目を閉じていようかと思った
目を閉じていれば、いずれは夢から覚めるだろう

もう一方で、私は分かっていた
目を開けずにいられない事を

もしかしたら、今回の夢では違う結末が待っているかもしれない
私の望みが叶うかもしれない

そう
赤城さんだけは助かって欲しい

  逃げて・・・逃げて・・・逃げて

声が出ないと分かっていて叫び続ける
だけど
私の目に映るのは、いつもの光景
直掩の零戦が発艦準備をしている姿だった

そこからの時間は、何故かゆっくり進んでる様に思えた
敵機の爆弾が赤城さんの甲板に吸い込まれて行く
爆発
そして誘爆
第二次攻撃隊として準備していた機体が燃え上がる
誘爆は誘爆を呼び、炎の柱が立った

   嘘だ・・・こんなのってない

    何故、一回くらい助けてくれないの

  どうして同じ結末になってしまうの

次の瞬間
私は体を失った

沈んだのだ

何故か意識だけが、その海域を漂っていた
燃えている赤城さんと蒼龍が見える

何故だろう
どうして私は、この光景を見なければいけないのだろう
自分の体を失ったのに

まず蒼龍が沈んだ
声が聞こえた気がした

   飛行甲板の火・・・

   消えないね・・・ごめん・・・

次には
次には赤城さんが沈む
沈んでしまう

あの声が聞こえて来る
あああ

   ごめんなさい・・・

   雷撃処分・・・お願い出来ますか・・・

何でそんな事を言うの
こんな時に潔くしたって、どうだっていうの
確かに後で誰かが褒めるかもしれない
でも、でもね
その時は赤城さんは沈んじゃってるのよ?

   生きてよ

  ねえ

    みっともなくっても生き続けてよ

  生きてよぉ

   ああ、神様

  どうか・・・お願いですから

そこでいつも私は目を覚ます
全身に汗をかいて

泣いている時も多い
今回も、泣いてしまったようだ

すると
隣のベッドからきしむ音がする
そこで寝ていたベッドの主は、そっと私の隣に身を滑り込ませ
私を優しく抱きしめてくれる
何も言わずに

ああ
やっぱりこの人は、母性の塊のような人だ

私の敬愛する人、赤城さん

この時に私は再確認する
この世に艦娘として生まれて来た意味を

私はこの人を守る為に生まれて来た
みんなを守る為に生まれて来た

そして
あの人を守る為に





艦娘として、私は赤城さんを愛している
それと同じ位に
女として、あの人を愛している

あの人には恋人が居る
私とは正反対で可愛らしい、重巡洋艦の艦娘だ

時々、彼女が羨ましくなる
私はああはなれない
分かっている事だ

だから、私は出来る事をする
冷静に物事を判断し、合理的に考える
自分に厳しく、他人にも厳しく
時には厳しい言葉も浴びせる

それで私が、みんなが強くなれば
それだけ守れる確率が増す

それが私の愛だ
守る事
それが私の全てなのだから

今日もあの人と艦娘達が楽しそうにじゃれ合っている
意外に思われるかもしれないが
私は、その光景が嫌いじゃない

何故ならそれは、平和だという事だから
赤城さんも、あの人も
みんなが無事だという事だから

私は、みんなのはしゃぐ声を聞きながら空を仰ぐ
ああ
今日もいい天気になりそうね
絶好の訓練日和だわ

加賀「ほら赤城さん、訓練に行きますよ」

赤城「ええっ、もうですか?」

赤城「わたし、ちょっと小腹が空いちゃって・・・

加賀「泣き言は聞きません」

私は今日も、自分の出来る事をする
全力で訓練に励むのだ

私の子達が翔ける空は、ただ青かった





加賀「一航戦加賀、出撃します!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

イイハナシダナー

泣ける

ちょくちょく挟むの反則だろ…

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

多摩「・・・・・・」

提督「・・・文月、ちょっと・・・」ひそ

文月「んぅ?」

提督「・・・と言ってみてくれ」ひそ

文月「・・・・・・」こくこく

文月「わぁ、可愛いネコちゃんが居るのぉ」

多摩「多摩だにゃ、ネコじゃないにゃ」





提督「それ言いたいためにネコミミ着けるの、そろそろやめれ」

球磨「球磨です クマじゃないくま」

提督「しかし、お前は球磨だろう」

球磨「違うくま、クマじゃないくま」

提督「いや、どっからどう見ても球磨だ」

球磨「これでもくま?」

ぽろっ

文月「わぁ、顔が取れたのぉ」

筑摩「残念 くまはくまでも筑摩でした」

文月「またびっくりしたぁ」

筑摩「・・・提督?」

提督「もうそれ、やめてよぉぉぉ!!!」どきどき

提督「は?小麦粉を食糧庫から持って行こうとした?」

愛宕「なんでも、ホットケーキを作りたかったとかー」

深雪「たはは、見つかっちゃったー」

愛宕「コックさんが二人の人影を見たって言うんですけど」

愛宕「この娘、口を割らなくてー」

深雪「わたしは人を売るような真似はしないよ!」

文月「なんで服が白くなってるのぉ?」

深雪「これかい?」

深雪「途中で何かに引っ掛けて、袋が破けてしまったのさ」

文月「!」

文月「提督、あそこぉ」

提督「ん?」

球磨「・・・・・・」てくてく ←本物

提督「おーい、球磨!」

球磨「ん?呼んだくま?」

提督「その格好はどうした?」

球磨「シロクマだくまー」





提督「・・・ちょっとこっちに来ようか」

くまちゃんはくまだからね。ちかたないね

龍驤「・・・はぁ」

龍驤「なんで大きくならへんのやろ」

文月「まっさーじ、だめだったのぉ?」

提督「女ってのは、どうしてそこまで気にするかね」

龍驤「そりゃ、あれやわ」

龍驤「男の人が気にするからやん」

提督「俺は特に気にしないけどなー」

提督「スレンダーはスレンダーなりに魅力あるし」

龍驤「ほ、ほんまに!?」

がたたっ

提督「あ、ああ」

龍驤「いややわ、言うてよぉ///」

龍驤「てっきり提督も、そっち好きかと思てたやん///」

ばんばんっ ←大阪おばちゃん叩き

提督「いでっ、あだっ!」

提督「そ、それにな」

提督「龍譲はそのままで十分可愛いんだから、無理して・・・

龍驤「ななな、何言うてんの!?///」

龍驤「もー提督、正直過ぎて困るわぁ!///」

ばんばんばんっ ←大阪おばちゃん叩き2割増し

提督「いでーっ!」

龍驤「・・・でも、ほんまはあれやろ?」

龍驤「ほんの冗談とかなんやろ?」ちらっ

提督「じょ、冗談なんかじゃないぞ?」

龍驤「もーっ、うちを悶え死にさせる気ぃ!?///」

ぎゅぎゅぎゅーっ ←ベアハッグRJスペシャル

提督「・・・死ぬ・・・その前に、俺が死ぬ・・・」

文月「提督の背骨から、変な音がするのぉ」

文月「提督、大丈夫ぅ?」

提督「・・・死ぬかと思った」

摩耶「ハッ!」

摩耶「情けねーな、女にハグされて涙目か?」

提督「摩耶か」

提督「そうは言うけどな、意外と半端ないぞ?」

摩耶「根性が足りねーんだよ、根性が」

提督「よし、試しにやられてみろ」

提督「摩耶、龍譲を褒めるんだ」

摩耶「褒める?」

摩耶「そうだな、ちっとは可愛いんじゃねーの? アタシには全然劣るけどな!」

龍驤「・・・・・・」ピキッ

ぎゅぎゅぎゅぎゅーっ

摩耶「あだだだだだっ!」

摩耶「うぇっ・・・ひぐっ・・・ひどいよぉ」

提督「・・・見かけ倒しかよ」

龍驤「ほ、ほんまゴメンてぇ」

龍驤「泣くとは思わなかったやん」おろおろ

文月「・・・・・・」

すっ

提督「ん?」

文月「よーしよし、いい子いい子」

文月「痛いの痛いの、とんでけー」なでなで





提督(この時、提督に衝撃走るッ!)

提督(この中で文月が一番精神的に大人という、圧倒的事実ッ!!!)

文月MEMO

わかったこと



・たまちゃんは、にゃー

・くまちゃんは、くまー

・まやちゃんは、はんこうき(ほんとはいいこ)


まやちゃんへたれってた。かわいい

提督「まあ一応、医務室で休んでおけ」

摩耶「ケッ!」

摩耶「休むんじゃねーよ!サボるんだからな!」

鳳翔「まあまあ、摩耶さん」

鳳翔「そんな乱暴な口をきいてはいけませんよ」

摩耶「ちぇっ、お母さんか 調子狂うぜ///」

文月「なんでお母さんなのぉ?」

提督「鳳翔はその雰囲気から、お母さんって呼ばれてるんだ」

提督「ところで、先生は?」

鳳翔「所用で外していらっしゃいまして、留守番を頼まれているんです」

がらっ

雷「お母さーん、指切っちゃったー」

鳳翔「あらまあ」

響「・・・そんなのウォッカかけときゃ治るのに」

鳳翔「消毒して、絆創膏を貼りましょう」

鳳翔「ちょっと染みますよ?」

雷「つっ!」

鳳翔「良く我慢しました、いい娘ですね」

雷「頭なでなでしてくれるー?」

鳳翔「はいはい」

なでなで

雷「えへへー///」

響「・・・ずるい、わたしもやって欲しい」

鳳翔「こっちいらっしゃい」

なでなで

響「・・・はぁ///」





提督「・・・つか、そこらの母親より母親らしいんじゃね?」

古鷹「あ、文月ちゃん丁度良かった」

文月「んぅ?」

古鷹「演習で、駆逐艦の娘が足りないの」

古鷹「ちょっと入ってくれないかしら?」

提督「いきなり重巡含んだ演習って、文月にはハードル高くないか?」

古鷹「ああ、それは大丈夫です」

古鷹「・・・相手は、あんな感じですし」

加古「ふあぁ・・・朝からダルいー、艤装が重いー」

利根「作戦など不要だ!」

利根「貴様らは、ただ吾輩に着いて来れば良いのだ!」

名取「わ、わたしなんかが演習に入っていいんでしょうか」おどおど

大潮「駆逐艦大潮、とりあえず全力です!」

不知火「不知火です」

不知火「ご指導ご鞭撻、よろしくです」





提督「・・・その部隊で、ご指導ご鞭撻は無理だわ」

yaggy!!

古鷹「まあ、味方もこうなんですけどね」





羽黒「あの・・・あの・・・ご迷惑だったら、ごめんなさい!」

夕張「うぅ、なんか武装積み過ぎて重いー」

夕張「お、おいてかないでよー」

夕立「あー文月ちゃん、昨日ぶりー♪」きゃぴっ

古鷹「あら?文月ちゃん、どうしてそんなにゆっくりなの?」

文月「えとぉ、予備の魚雷が重いのぉ」

古鷹「なんでそんなに積んだの?」

夕張「だって兵装多い方が有利じゃないですか」

夕張「弾も魚雷も、多い方がいいに決まってますよね!」

古鷹「・・・あのね、夕張ちゃん」

古鷹「確かにあなたの火力は凄いけど、そろそろ自分が軽巡だって気付いて欲しいなぁ」

提督「文月、とりあえず余分な魚雷は投棄しなさい」

文月「はぁい」

とぷん しゅるるるーっ





利根「吾輩に続け!さすれば、勝利は疑いないぞ!」

大潮「駆逐艦大潮、全力で戦場に駆けつけます!」

利根「はっはっは、吾輩と張り合おうというのか!?」

大潮「小さな体に大きなファイトです!」

利根「まだまだ駆逐艦には負けん!」

利根「・・・ところで、あれはなんじゃ?」

大潮「あれは多分、魚雷です!」

どーん どぉぉーんっ

提督『利根、大潮、撃沈判定なー』

名取「み、味方がやられちゃいました!」

加古「気合い入れ過ぎだってー」

加古「こういうのは、ゆーっくりやんないと ゆーっくり」

名取「そ、そうですよね」

加古「ところで、他の敵艦どしたかなー?」





夕立「あれ?敵の後ろまで来ちゃったっぽい?」

夕立「気付かれてなさそーだから、反転しちゃえ♪」

くるんっ

夕立「魚雷さん、行ってらっしゃい☆」

とぷんっ しゅるるーっ





名取「・・・あの、後ろに雷跡が見える気がするんですけど」

加古「気のせい、気のせい!」

どこーん どぉぉぉーんっ

提督『加古、名取も撃沈判定っと』

文月「夕立ちゃん、すごいのぉ」

古鷹「後は不知火ちゃんだけですね」

夕立「不知火ちゃん、覚悟はいーい?」きゃぴっ

不知火「夕立さん」

夕立「ん?」

不知火「ご指導ご鞭撻、よろしくです」

夕立「はぃ?」

提督『・・・おーい、一応いまは敵味方だからなー』

飛鷹「名前は、いずもま・・・じゃなかった 飛鷹です」

飛鷹「航空母艦よ、よろしくね」

文月「文月 駆逐艦なのぉ」

飛鷹「敵機動部隊への攻撃は、このいずもま・・・飛鷹に任せて」

提督「・・・もう出雲丸で登録しよっか」

飛鷹「覚える!覚えますから!」

文月MEMO

わかったこと



・しらぬいちゃんは、おしえてほしい

・ゆうばりちゃんは、いっぱいつみたい

・ひようちゃんは、いずもまん


【番外編】初雪ちゃんの小さな出会い

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

訓練が終わって宿舎に帰ろうとしたら
目の前に、うず潮みたいなのが浮かんでた



初雪「・・・なんだろ、これ・・・」



ちょんっと触れた次の瞬間
全然知らない所に立っていた

初雪「・・・ここ、どこ・・・」



きょろきょろ辺りを見回すと
看板が目についた



初雪「・・・JR秋葉原・・・?」



わからない
秋葉原の息子って、どういう意味だろ

ざわ ざわざわ

『すげー』

『なにあれ、艤装とか凝り過ぎだろ』

『てか、中の娘も可愛くね?』



ん?
なんかわたし、注目されてる?
たとえここが港じゃなくても
艦娘なんて珍しくもないのに

訳が分からないから、情報を集めよう
はぁ、面倒だ


ちょうどあそこに、本屋さんみたいなお店があるな

「良かった、買えたー」

「最後の一冊でしたなwww」

初雪「!?」

がばぁっ

「な、なに!?」

初雪「・・・その本の表紙、島風ちゃん・・・」



イラストにはなっていたけど
その姿は、間違いなく島風ちゃんだ

なんか、可愛い

初雪「・・・これ、軍事専門誌・・・?」

「はぃ?」

「艦これ特集号ではござらんかw」

「そんな気合いの入ったコスプレして、何を言っているのでござるwww」



わからない
艦これとは何だろ?
コスプレって?

「もしかして、この本が欲しいの?」

「譲ってあげたいけど、これ最後の一冊で・・・」

初雪「・・・欲しいのは、情報だけだし・・・」

「中が見たいと」

初雪「・・・・・・」こくこく

「そ、それじゃあさ」

「見せてあげる代わりに、一緒に写真撮ってくれない?///」

初雪「・・・構わない・・・」



鎮守府にも、わたし達と写真に収まりたがる政治家さんがよく来る
提督が言うには、PRに使うんだそうだ

この人達は若そうなのに、政治家志望なのかな

「・・・・・・///」

初雪「・・・そんなに赤くなって、PRの写真になるの・・・?」

「PRって?」

「も、もしかして写真を公開してもいいでござるか!?」

初雪「・・・うん・・・」



公開しなきゃPRにならないのに
おかしな人達だ

慣れてないからかな

  2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

  【朗報】初雪ちゃんは実在した・・・!

  1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:56:31.87 ID:akaGiSaN0
  http://ux.getuploader.com/kancolloda2/download/*****/kancolloda2_*****.jpg

  2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:57:10.52 ID:zeKamasI0
  >>1クソスレ立てやがって

  って、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?

  3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:57:24.65 ID:naNOdeth0
  なんだ、ただの本物か

  4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:57:41.23 ID:EikokuUm0
  あまりに似過ぎて草不可避

  5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:57:46.67 ID:OoicHILo0
  これ、雑誌のイベントか何か?
  艤装の再現度が半端ないんだけど

  6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:57:47.66 ID:KaNcoLLe0
  つか、これどこよ?

  7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/12(木) 17:59:47.66 ID:YaggysaN0
  >>6
  背景見るにアキバじゃね?

~1時間後~

わいわい がやがや

初雪「・・・吹雪型の記事が少ない・・・」

「あの・・・そろそろ移動しない?」

「うは 拙者達、注目の的www」

初雪「・・・いつの間にか、人がたくさん・・・」

「いまは警察もうるさいんだよねー」



そっか
これじゃ警備も大変だ



初雪「・・・わかった 移動する・・・」

「とは言え、どこに行こう」

初雪「!?」

たたたたたっ

「こ、こんにちは、お嬢様」

初雪「・・・この人、漣ちゃんと一緒・・・」

「あー、漣ちゃん」

「確かにwwwご主人様言うwwwww」

「メイドカフェ行ってみたいの?」

初雪「・・・・・・」こくこく

「あの・・・コスプレでのご来店は、ちょっと」

「えーっとですね」

「この娘を連れてけば、後ろの人達みんな来ると思いますよ?」

ぞろぞろぞろ

「これぞ、長蛇の列www」

「お、お帰りなさいませ、ご主人様」

「お帰りなさいませ、お嬢様」

「・・・店長、貸切の札、出して来ますね」

「こんなに混んだの久しぶりぃ!閉めなくて良かったー!」



この後は、みんなとお茶をしたり
ごはんを食べたりして過ごした
漣ちゃんの言う通り、オムライスにケチャップで名前を書いてくれた

一緒に写真を撮った中に、泣いちゃった人がいて
それはちょっとビックリした

それにしても
こんなにいっぱい支持者の人がいるなんて
実は有名な政治家さんなのかな

あんまり偉くなさそうだけど

「行ってらっしゃいませ、ご主人様」

「行ってらっしゃいませ、お嬢様」

「拙者にはアレで、お願い致すwww」

「行ってらっしゃい、お兄ちゃん♪」

「行って来るでござる、妹よwwwww」



なるほど
兄妹のように親しみのある政治家さんを目指してるのか
だから偉ぶらないんだ





「ちょっと君達、いいかな?」

「やべっ、警察だ」

「許可なく路上でイベントしちゃいけないってことは、知ってるよね?」

「こ、これはイベントじゃなく・・・」

「少し話を聞かせてもらっていいかな そこの女の子も」

初雪「・・・わたし・・・?」

がばぁっ

「に、逃げて!」

「おいこら、何をする!」

「ここは俺らに任せて!」

「横鎮からやってる提督、なめんな!」

「写真、大事にするからねー」

初雪「・・・で、でも・・・」

「作戦は、帰投するまでが作戦でござるよwww」

初雪「・・・ありがとう・・・」



わたしは必死に駆けた
警察の中には、軍が嫌いな人がいるって聞いた気がする
トラブルになると、提督に迷惑かかるかも

そして、駆け抜けた先
当たり前のように、それはあった

不思議なうず潮が

あの後
ちゃんと呉鎮守府に戻って来れた
いまは、何事もなかったように過ごしてる

調べたけど
こっちに秋葉原なんて地名はない

あそこは一体、なんだったんだろ
うず潮が他の世界と繋がってたのかな
たぶん、そうだろう
それで時々、どこかに現れたりするんだ

だって
わたし宛てに変なハガキが届いたから





もし、またあの世界に行けたら
またみんなとオムライスを食べたいな



  広島県 呉鎮守府内  初雪様










  初雪ちゃんファンクラブ
  とうとう2万人を突破しましたぞwww
  目指せ10万人www

  艦これで投票とかあったら
  絶対に初雪ちゃんを一位にするでござるwwwww



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*


吹雪型も味があって好きです

いずもまんちゃんぺろぺろ

初雪ぃぃぃいいい!!
しかし紳士だな俺ら。提督は人を傷つけないのだ

初雪ちゃんかわゆす
いずもまんこんにちは

古鷹「さて、演習の反省点や良かった点を上げてみましょう」

加古「反省点は、朝から演習をやったことー」

利根「吾輩は悪くないぞ!あんなところに魚雷があるのが悪いのだ!」

羽黒「め、迷惑かけて、ごめんなさいっ!」

名取「わわわ、わたしなんかが演習のメンバーに入ったからでしょうか」おどおど

夕張「うーん、ここに兵装・・・まだ乗りそうだったのよね」





古鷹「・・・・・・」ふるふる

提督「気持ちは分かるが落ち着け、古鷹」

大潮「いつも全力だけじゃダメってことでしょうか!」

大潮「大潮、慎重さも身につけます!」

文月「相手の動きを考えて、魚雷を撃っておくのもいいのぉ」

夕立「んー、今回は相手に電探ないから上手くいったのかもー」

夕立「電探あった時のことも考えないとかなっ♪」

不知火「夕立さんの動きは、すごく参考になったわ」





古鷹「・・・提督」

古鷹「軽巡や重巡のいいところが分からなくなってきました」

提督「だから気持ちはわかるが、頭を抱えるのもやめれ」

ばったーんっ

摩耶「サボるのも飽きたんで、来てやったぜ!」

古鷹「・・・・・・」ぶちーっ

摩耶「あれ?」

古鷹「ドアはノックしてから開けろって教わらなかったんですか!?」

古鷹「だいたいサボるって何!?少したるんでるんじゃないの!?」

摩耶「え、あの」

古鷹「重巡だからって浮かれてたらね、あっという間に駆逐艦ちゃん達に抜かれちゃいますからね!」

古鷹「わかったの!?」くわっ

摩耶「・・・ぐすっ」

摩耶「そんなに怒らないでよぉ」

提督(摩耶よ、お前ほど間の悪い奴を、俺は他に知らない)

摩耶ェ

文月「吹雪ちゃんなのぉ」

吹雪「文月ちゃん!昨日はよく眠れました?」

文月「大丈夫なの ありがとぉ」

提督「吹雪はこれから遠征か?」

吹雪「そうですけど・・・何ですか?」ツンッ

提督「ふ・・・吹雪?」

吹雪「なんて、冗談ですよ!昨日のお返しです!」

吹雪「わたしだって怒ることもあるんですよ これに懲りたら・・・

提督「いかんぞ、吹雪!」

吹雪「は、はい?」

提督「それはツンデレ枠の仕事だろう!お前は正統派ヒロイン枠じゃないか!」

吹雪「つ・・・つん?」

提督「俺はこれまで、アニメだろうがゲームだろうがなあ」

提督「サブヒロインに魅力的な子が居ても、迷わず正統派ヒロイン推しでやってきたんだ!」

提督「だからお前がツンデレ枠になられると、非常に困る!」くわわっ

吹雪「えと・・・あの」

吹雪「ちょっと意味は分かりませんけど、わたしを応援してくれてるってことでいいんですか?」

提督「そうだ!」

吹雪「あ、ありがとうございます!///」

吹雪「司令官のために、遠征も頑張りますね!///」





文月「提督、熱血ヒーローみたいだったぁ」

提督「たまには勢いって大事だな!」

吹雪だいすき
みんな好き
でも吹雪は大好き

【番外編】山城物語

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*





その日、わたしは見た

赤城、加賀、飛鷹、隼鷹から発艦した艦載機が
またたく間に敵艦隊を殲滅するのを





その日、わたしは見た

戦艦時代の終焉を




山城「はぁ、また入渠ですか」

その頃のわたしは、入渠と試験航海を繰り返す日々を送っていた
不具合を潰しては、またまた他の不具合が出てくる
工廠の人からは、設計上の問題で仕方ないと苦笑される始末
ほとほと嫌気が差している所に、あの光景だ

空母のみんなが奮闘する中、何も出来ない自分

自分の居ない所で戦闘が起こり
自分の居ない所で戦闘が終わる

必然的にわたしは、ある考えに辿り着く





わたしなんて居なくてもいいんじゃないか?

入渠生活での唯一の楽しみは、扶桑姉様が見舞いに来てくれる事だ
今日も顔を見せてくれた
わたしの心をとろけさせる、柔らかなその笑顔を伴って

山城「扶桑姉様ぁ♡」

自然と、わたしの顔もほころぶ
鉛の様に心の中に居座ったその考えを忘れさせてくれるのは、姉様の笑顔だった



  わたしなんて居なくてもいいんじゃないか?



今まではそうだった
姉様の笑顔が忘れさせてくれた



  わたしなんて居なくてもいいんじゃないか?



そう
それは、少しずつ大きくなっていた
姉様の笑顔も敵わない程に






そして
それは突然、爆発した




長い入渠を終えた、ある雨の日
姉様との訓練中の事だった

扶桑「どうしたの、山城?」

山城「・・・意味があるんですか?」

扶桑「え?」

山城「この訓練に意味はあるんですか?」

扶桑「意味って・・・訓練しなければ、実戦で力を発揮出来ないわ」

山城「力を発揮する場が、どこにあります!?」

山城「わたし達の時代は終わったんです!もう戦闘は空母に任せておけばいいんです!」

扶桑「じゃああなたは雨で艦載機が発艦出来ない時、黙って見ているというのですか?」

山城「そんなの詭弁です!」

山城「気象予報がこれだけ発達し、電探も日々性能を上げている!」

山城「そこに戦艦が活躍出来る余地なんて、万に一つもないわ!」





パシィィィン

この音は、雨の中でも響いた
自分が頬をぶたれたのだと気付いたのは、遅れて来た痛みを自覚した時だった

山城「・・・姉様?」

わたしは姉様を見て、息を飲んだ
雨の中でも分かった



姉様は泣いていた



扶桑「それでも、私は訓練を続けます!」

扶桑「万に一つの機会に、何も出来ない自分なんていりません!」

扶桑「それがわたしの生きる意味よ!」

扶桑「そして、それを否定する事があったら・・・





扶桑「それは、あなたをも否定する事になってしまう」

わたしは雨の中を呆然と立っていた

わたしは馬鹿だった
自分一人が悩んでいると思い込んでいた

姉様も戦っていた
自分の存在意義を問うて、苦しんでいた

しかも
苦しんでいる理由の半分は、わたしの事だったのだ

わたしは声にならない声を上げて姉様に駆け寄り
しっかりと抱き締めた

姉様もきつく抱き締め返してくれた





雨は冷たかったけれど
二人の体は、温かかった




その後
戦場の様子は、わたし達の危惧した通りにはならなかった
敵味方共に対空能力が向上し、結果的に艦隊決戦が増えたのだ

戦艦は戦場で重宝され
わたしと姉様は、今日も作戦に出ている

もう、わたしは自分を否定する事はしない
それは、姉様を否定する事に他ならないから

今日も姉様の名前を呼べる事に、幸せを感じる

それは
わたし達の存在意義は二人で一つと分かったからだ

今ではあの暗闇の時も、しっかりと振り返る事が出来る

そういえば
入渠時に、陰口を叩かれた時もあったっけ

あの姉妹は設計時から問題があったから、ある意味不幸な姉妹だと

でも今なら、胸を張って言い返せるわ





わたし達ほど幸せな姉妹はいないのよ、と

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

エエ話や

ちょくちょくウルっとくる話やめーや

叢雲「アンタが新人ね ま、せいぜい頑張りなさい」

文月「頑張るのぉ」

提督「・・・・・・」

叢雲「なに?不満なの?」

提督「お前はちゃんと自分のツンツン枠を理解しているな」

提督「グッジョブだ!」ずびしっ

叢雲「親指立てるのやめなさいよ!酸素魚雷を喰らわせるわよ!」

提督「うむ、その調子で今後も頼む!」ずびしっ

叢雲「きぃぃぃぃぃっ!!!><。」

那智「貴様が新入りか わたしは那智・・・よろしくお願いする」

文月「文月って言うのぉ」

提督「・・・・・・」

那智「どうしたのだ、司令官?」

提督「・・・こういうタイプは何枠って言えばいいんだろうな」ひそ

文月「・・・難しいのぉ」ひそ





那智「一 体 何 の 話 を し て い る の だ ?」

働くお姉さん枠

クールビューティー

提督「・・・ふむ」

那智「な、なんだ?」

提督「天の声が、お前はクールビューティだと言っている!」

那智「くくく、クールビューティ!?///」

文月「那智ちゃん、美人さんなのぉ」

那智「な、何を狙ってるんだ貴様ら!おだてても何も出んぞ!///」

那智「た、ただな」

ちらっ

那智「ビューティと言われて・・・その」

那智「わ・・・悪い気は・・・しない///」





提督「クーデレ枠だな!」

文月「クーデレさんだぁ」

那智「だから、何の話だそれは!///」

涼風「ちわぁ、涼風だよ!」

涼風「アタイが味方にいりゃあ、百人力さぁ!」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

涼風「なんだい?どうしたってんだい?」

提督「・・・いっせーの」

提督「おっさんアピール枠!」

文月「江戸っ子ぉ」

涼風「なに二人して訳わかんねーこと言ってんだ、このべらんめぃ!」

提督「おぉ、文月が正解だ!」

文月「やったぁ」

文月MEMO

わかったこと



・むらくもちゃんは、つんつんつん

・なちちゃんは、くーるにでれちゃう

・すずかぜちゃんは、べらんめい


べらんめい!!すてき!!!

球磨「くまー」

筑摩「ちくまー」

三隅「み、みくまー」

阿武隈「あぶくまー」





三隅「って、なんでわたしまでこんなことしなきゃいけないのです!?」

提督「とか言いつつ、いつも合わせてやってんじゃん」

文月「三隅ちゃん、いい人ぉ」

ごちんっ

文月「あぅっ」

最上「いたた・・・ゴメン、大丈夫だったかい?」

文月「大丈夫なのぉ」

提督「最上、いつも周りには気を付けろって言っているだろう」

最上「ボク的には気を付けてるつもりなんだけどなぁ」

文月「・・・・・・」じーっ

最上「ん?飛行甲板が気になるのかい?」

文月「三隅ちゃんと一緒ぉ」

最上「そうだ、ボクは三隅を探してたんだった」

提督「三隅なら、さっきあっちに居たぞ?」

最上「そっか ありがとう、提督!」

たったった





ごちんっ

三隅『痛ーい!』

提督「・・・早速、見付かったみたいだな」

提督「さて、そろそろ昼か」

文月「お腹すいたぁ」

提督「今日はお客様と一緒に食事するから、文月も同席してくれ」

文月「わたしもぉ?」

愛宕「あ、提督 もういらっしゃってますよ」

提督「相変わらず早いなー」

文月「・・・・・・?」

提督「どうした、文月?」

文月「お客様、食堂でいいのぉ?」

愛宕「えっとね あの人は、みんなと一緒に食事したがるのー」

提督「見ろ、あの人が俺の上司に当たる人」

提督「連合艦隊司令長官だ」

睦月「おじーちゃん、また来てくれたんだー!」

長月「会いたかったぞ、じーちゃん」

長官「ワシもじゃ、わははー」

陽炎「なーに?わたしとお話したくて来たの?」

長官「おうおう、じーじとお話しておくれ」

綾波「長官、お茶が入りました」

ことっ

長官「おお、ありがとう いつもポニーテールが可愛いのぅ」

綾波「いえ、そんな///」





提督「・・・全然、偉い人に見えんだろ?」

文月「・・・・・・」こくこく

愛宕「その前に、うちの娘達があまりに無礼なんじゃー?」

提督「よくお越しくださいました、長官」

長官「うむ」

長官「いつもこんな可愛らしい艦娘達に囲まれて、羨ましい限りじゃな!」

提督「・・・そんなこと真顔で言われましても」

長官「おや、その娘は?」

文月「駆逐艦文月なのぉ 昨日、配属されたのぉ」

長官「なぜじゃ?なぜ呉に可愛い艦娘が集まる!?」

提督「だから、真顔でゆーな!」びしぃっ

提督「・・・長官にツッコミ入れるなど、失礼を」

長官「ワシは艦娘にはデレデレじゃが、部下には厳しいからな!」

提督「は、はぁ」

愛宕(デレデレって自覚はあるんだー)

電「て、提督はいい人です!」

電「あまり怒らないであげて欲しいのです!><。」

暁「提督をいじめちゃダメでしょ!」

長官「おお、提督をかばうとは可愛いのぉ///」

暁「もう!可愛いなんて、レディに対して失礼なんだから!」

長官「何を言うとる 可愛い言えるのは今の内なんじゃぞ?」

長官「この前、うちの成人式を迎えた孫に可愛い言うたらな」

長官「この年で可愛いなんて子供じゃないんだからって怒られて、それから口を聞いてくれん」どよーん

提督「・・・みんな、長官に優しくしてやってくれ」

長官「まあとりあえず、君は艦娘に慕われとるようじゃの」

提督「お陰さまで」

長官「しかーし、このワシに敵うかな!?」

提督「な、なんです?」

長官「聞いて驚け!」

長官「ワシは今日、みんなのために給糧艦間宮を呼んじゃったもんね!」

間宮「みなさん、こんにちはー」

ざわざわざわーっ

睦月「睦月、感激ぃ!」

長月「じーちゃん、話が分かるな」

間宮「みなさん、並んでくださいねー」

暁「ほら、わたし達も並ぶ、なのです!」

電「ふ、服を引っ張ったら危ないのです!」

長官「ふふん」

提督「・・・いやいや、孫を巡って張り合ってる祖父じゃないんですから」

提督「それにお菓子を先に食べたら、ご飯食べなくなっちゃうでしょう」ぶつぶつ

文月「提督は、お父さんみたいなのぉ」

文月MEMO

わかったこと



・みくまちゃんは、のりがいい

・もがみちゃんは、しょうとつちゅうい

・みんなだいすき、まみやちゃん


間宮「あ、あのー」

赤城「・・・・・・」

提督「こらこら赤城、なに真っ先に並んでんだ」

赤城「ええっ!?ダメなんですか!?」

大和「・・・・・・」

長官「おい お前もじゃ、大和」

大和「だ、ダメなの!?」

ちょうかんじゃなくまみやちゃんww

愛宕『はいはい、間宮さんにはちゃんと残しておくように言っておきますから』

赤城『ほんと!?愛宕ちゃん、ほんとね!?』

提督「・・・お見苦しいところを、お見せしました」

長官「いや、こっちもじゃ」

長官「まったくこいつは、大食いでいかん」

大和「だって、長官ー」

提督「なるほど」

提督「この娘が横須賀の旗艦であり、連合艦隊旗艦の大和ですか」

日本を代表する艦なのに何故か残念なイメージの付きまとう大和さん

長官「大和が君に会ってみたいと言いよってな」

長官「いい機会だと思って、連れて来たんじゃよ」

提督「大和が、わたしに?」





*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       大和「・・・て、提督///」

       提督「・・・大和///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*





大和「実は、わたしのために開発した46cm三連装砲を他の艦娘にも積むと言い張った提督を一目見たかったんです」

提督「わぁ!ごめんなさい、ごめんなさい!」

そういやあれ大和用に開発したものなんだよね、他のによく載るよな

魔改装は提督の嗜み

長官じいちゃん、ええじゃないか

細かいが ×三隅→○三隈な。左側がちょっと違う。

>>271 右やんけ!!!めっちゃ左側見ちゃったよ!!!

ああああああすまん!
ドヤ顔で指摘しといて間違うとか恥ずかしすぎる

           ,. : : :´: / ̄: `: : : . .、
 ー=ニニ二´/: : : : : /: : : : : :.l: : : : :ヽ

         / : : : /: : /: : : : : : : |: : : : : : :\
        /: : : : : / : : |: : : : : : : : |: :l: : : : : : : ヽ、
     /: : : : : : l: : : :|: : : : : : : : |: :l : : : : : : : ー--≧‐

     .′: : : :>x: : ∧: : : : : : : ハ: :l:xイ: : : : :ハ
     |: : : : |: : :|: :l/>ハ: : : : : ィ7\: :/7: : : : :}
     |: l : : |: : :.xテ=i!ハ: : : : ォテトミイ|: : : : :V         >>1は、おバカさんってことね!
     ∨ : : V:イ r',, |   ヽ: : :| | ,, l ヾ: : : :ハ ‘,
     ): l: : :V{ .乂ノ   , \l 乂ノ ' |: : : ハ∧∧
     /: :ト; : :.ヾ :::::.      ..::::::  |: : / V V∧
.     /: :ノl:ヘ: : ∧.   ヽ  ノ    /: :/: : :',  乂l
  //  ∨ヘ: :Vへ、        イ: ∧:∧: ',  ヽ!
 /     ∨: \\: />s。 s< 乂:/l/ヽ ヽ>  リ
          \|__乂-r‐′     Lr-ミ: |
       ,<´::::::::::::::ハ_,. イ>x、 /::::::::::::::`>x
      /\\:::::::::::::ハ´::::O::::::::/::::::::::::::://ヽ
     ノ  \\:::::::::ハ::::十:::::/:::::::::::://  l

.     〈 __ \\:::::ハ:: ̄:::/>―''''¨¨`` ヽ/
    /      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄          \

      ×三隅 ○三隈

大和「まぁ、怒ってる訳でもないんですけれど」

提督「そうなのか?」

大和「だって、さすがに安定して全門斉射出来るのってわたしだけでしょ?」

大和「そこはちょっと、自慢ですから」

提督「・・・あんなのに一斉射喰らったら、死しか見えないな」

大和「もちろん、どんな敵でも木端微塵・・・ん?」

文月「はぁぁ」キラキラ

提督「どうした、文月 またそんな目を輝かせて」

文月「はどうほうはぁ?はどうほうは、どこから撃つのぉ?」

提督「・・・イスカンダルは目指さねーから」

提督「ていうか、さすがに艦娘の話題としてはどうなんだ?」

提督「ほら、大和もポカーンと・・・

大和「三式弾を斉射して敵艦載機群を蒸発させると、波動砲みたいーって思うわね」

大和「そうだ、煙突ミサイルつけてって頼んだら無理だって言われて残念だったわ」

文月「ろけっとあんかーはぁ?」

大和「それ、近接戦闘で使ったら面白そうね」

提督「・・・戦艦がそこまで近づかれたら、魚雷撃たれて終わりだろ」

轟天ちゃんの実装が楽しみですね

提督「って、そうじゃねーよ!」

提督「マニアック過ぎて、長官もドン引き・・・

長官「それなら、艦首ミサイル発射口つけて撃ち合ったらどうじゃ?」

提督「アンタもかい!」

長官「そうじゃ!波動防壁つければ更に鉄壁になるぞい!」

提督「そもそも、波動エネルギーがねーよ!」びしぃっ





龍驤「ええで、そのツッコミスキル!」

龍驤「うちと組めば、お笑いの天下取れるで!」キラーン

白露「龍驤さん、なに柱の陰でぶつぶつ言ってるんですかー?」

RJちゃんが柱と同化してる可能性が微レ存

柱の横には壁がある

うん、普通の建物だから仕方が無いね

【番外編】満潮ちゃんのシークレットデート大作戦

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「は?」

提督「友達にあげる誕生日プレゼントを選んで欲しい?」

満潮「そうよ、何回言わせる気?」

提督「友達のなら駆逐艦のみんなに聞いた方が良くないか?」

満潮「わたしは子供っぽいものを贈る気なんかないわ だから仕方なく司令官に頼んでるんじゃない」

満潮「アンタ一応、大人でしょ?」

提督「・・・一応って、ひどくね?」

~次の休日~

提督「おお、艤装外した上にワンピースだと新鮮だな」

満潮「こここ、これは街中歩くのに恥ずかしくないようにしたのよ///」

満潮「別に司令官のために着たわけじゃないんだから、勘違いしないでよね!///」

提督「とても良く似合ってるぞ」

満潮「お、おだててるつもり!?///」

満潮「つまらないお世辞、言わないでよね、フン!///」ぷいっ

満潮「え?」

提督「休日とはいえ艦娘を乗せるんだからな、公用車だ」

提督「運転手は俺だが、そこは我慢してくれ」

満潮「・・・愛宕とのデートの時もそうなの?」

提督「まあ、そうだな」

満潮「じゃあいいわ、乗るわね!」

がちゃっ ばたん

提督「お、おい せっかくだから後ろの広い席で・・・

満潮「アンタ、道に迷いそうじゃない」

満潮「しょうがないから、わたしが助手席でナビしてあげる!」

ブロォォォォォ

提督「・・・・・・」

満潮「・・・・・・」

提督「どした満潮、黙っちゃって」

満潮「・・・別に」

満潮(さ、サングラスの司令官がかっこ良くて照れてるなんて)

満潮(口が裂けても言えないじゃない!)

提督「ああ、そうか」

満潮「な、なによ!?」

満潮(チラチラ見てるのバレちゃったー!?)





提督「ズバリ、トイレを我慢してるんだな!?」

満潮「・・・・・・」ピキッ

満潮「死ね!地獄に落ちなさい!」

げしっ げしっ

提督「ああっ!運転中はやめて!」

提督「悪かったから、そろそろ機嫌直してくれないか」

満潮「フン!」

提督「ほんとに悪かった!ゴメン!」

満潮「本当に反省してるのかしら?」

提督「もちろんだとも!」

満潮「そう」

満潮「それなら罰を受けてもらうわ」

提督「ば、罰!?」

満潮「きょ、今日はわたしと恋人みたいに過ごしなさい!///」

提督「は?」

満潮「か、勘違いしないでよね!わたしだって嫌で嫌で仕方ないんだから!///」

満潮「アンタの困る顔を見るためよ!///」

提督「・・・いや、お前が嫌々やるんだったらお前の罰ゲームだろ、それ」

満潮「うっさいのよ!///」

提督「ほれ」

満潮「なによ、それ?」

提督「恋人みたく、手でも繋ぐのかと思って」

満潮「子供じゃないのよ!腕を組むに決まってるでしょ!」

提督「う、腕を!?」

満潮「なによ?愛宕とは組んでないわけ?」

提督「ま、まあ・・・そうかな」

満潮「じゃ、じゃあ仕方なくわたしが組んであげるわよ///」

ぎゅぎゅっ





満潮(やった、愛宕に勝ったわ!)

提督(だって、愛宕と腕組むと当たるんだ)

提督(当たるんだよぉぉぉ!)





【悲報】満潮ちゃん完全敗北

満潮ちゃんかわいい



提督と愛宕の馴れ初めも気になるなーって

提督「んー、昼時は混むから早めに昼食にした方がいいかもなー」

提督「それとも、先に用事を済ますか?」

満潮「なによ、用事って?」

提督「へ?」

満潮「・・・・・・」

提督「・・・・・・」

満潮「!」

満潮「たたた、誕生日のプレゼントを買うのよね!わかってるに決まってるでしょ!///」

満潮「で、でも混むならご飯が先でもいいわ!///」

提督「・・・いま、絶対忘れてたよな?」

満潮「ウザイのよ!忘れてなんかない!///」

カチャ カチャ

提督「な、なあ」

満潮「なによ?」

提督「ほんとにサラダしか食べないのか?」

満潮「わたしは人前でがつがつ食べたりしないのよ」ふふん

ぐーっ

満潮「あっ!///」

満潮「こここ、これは違うんだからね!///」

満潮「お腹が空いてるとかじゃなくて・・・

提督「そっかー ダイエットかー たいへんだなー」

満潮「そ、そんなことしてないわよ!」

提督「えー? ダイエットしてなきゃ、ちゃんとたべるよなー」

満潮「ウェイターさん!ハンバーグランチお願いします!」

満潮「ほら、これでどう!?」

提督(提督は満潮の扱いLv2にレベルアップした!)ぐっ

満潮「な、なにガッツポーズしてんの!?///」

提督「・・・・・・」じーっ

満潮「なに司令官、そんな可愛いヌイグルミとか選ぶつもりなの?」

提督「い、いや」

提督「友達っていってもイメージ湧かないからさ、満潮が抱いてたら可愛いなと思ったのがこれなんだ」

満潮「・・・・・・」



つかつかつかつか

提督(お、怒られる!?)

わしっ

つかつかつかつか



満潮「・・・こ、これください///」

店員「ありがとうございまーす」

提督「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

提督「おい、ほんとにそれで良かったのか?」

提督「それは、お前に似合うって選んだだけで・・・

満潮「わたしがいいと言えばいいの!なにか文句が!?」くわっ

提督「・・・ありません」

満潮「フン!」

提督「それにしてもあれだなー」

提督「お前の誕生日も、何か贈ってやらなきゃな」

満潮「・・・・・・」

提督「どした?」

満潮「別に、プレゼントなんかいらない」

提督「そうなのか?」

満潮「そ、その代わり」

満潮「司令官がどうしてもって言うなら、一緒にご飯を食べてあげなくもないわ!///」

提督「へ?」

満潮「ど、どうなの!?」じーっ

提督「あー、まあ」

提督「今日みたいなので良ければ、いいかなー」

満潮「しょ、しょうがないわね///」

満潮「そこまで言うなら、誕生日は空けといてあげる///」

満潮「か、勘違いしないでよね!仕方なくなんだから!///」ぷいっ





提督「!」

提督(えっと、お前は顔をそむけたつもりなんだろうけどさー)

提督(ショーウィンドーに、にやけた顔が映っちゃってるんだよなー)

提督(まあでも、怒られるから言わないでおこう)

     M's DIARY

     □月△日



     今日は司令官とデ  買い物した

     それにしても、こんなヌイグルミが似合うなんて・・・

     まあ、せいぜい大事にしてあげる


     こんどの誕生日は司令官と一緒か

     はぁ、楽  憂鬱でならない





     どうせ司令官は愛宕に捨てられちゃって

     後は誰もかまってくれないだろうから

     その時は、わたしが彼女になってあげよう





     でも、勘違いしないでよね

     仕方なくなんだからね!

大潮「・・・ぜ、ぜんりょくぅ・・・」zzz

荒潮「・・・すぅすぅ」zzz

満潮「・・・・・・」

がさごそ

満潮「わ、わたしが抱いたら可愛いなんて、意味わかんない///」

ぎゅぎゅぎゅーっ

(かわいい)

~後日~

提督「荒潮か、どうだ変わりないか?」

荒潮「変わりですかー?そうですねー」

荒潮「変わったことなら見たかもしれないですー」

提督「ほう?」

荒潮「満潮ちゃんがヌイグルミぎゅーって抱き締めて、じたばたしてましたー」

満潮「ちょっとーーーーーっ!?///」

提督「あれ?あのヌイグルミは友達の誕生日・・・

満潮「聞こえない!聞こえないんだからー!///」

だだだだだっ





この後

満潮ちゃんはツンデレに戻ってしまいましたが

自分の誕生日は楽  憂鬱で仕方ないそうです

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

かわいい

.                       ______

.                 _,-ァ'´ ̄           ̄`ヽ
.                /:::::::〈                〉
.                ヽ::::::::{              /

.                 ∨:::::}               /
.                  ∨:::\___,-───-、_|
  _人__人__人_         |::::::::::::::::::::::::/\___::::::__/|

        (_         ト、_::::::-─'   /:::::::\ '.

     ツ  .(_         | /::::::::::`>    \::::::::::::|∧_,ィ⌒ソ
     ン  (_         |_ |::::::::::::::://⌒ヽ∠:__,-┴厶イ彡ノ
  デ  デ  (_    ( ̄三三`ー‐────' ̄ ̄二イ ̄ヾリ三ニノ)_人__人__人
.  レ  レ  (_      ヽ:::::::/ .∧..........l::\:::::::::ヽ:::::::::::ト ,,;;/\/ _)
  デ  じ  (_      ,-|:::/  | ヽ:::::::::l::ヽ ヘ:::,/ヽ::::::l|;ヽ_ノ:::::\._).    そ
  レ  ゃ  (_     /;|:::l/:::::|十-、:::_::/ ,,/   ∨:::\ニ;;;;;_:::ヽ_).     れ
  デ  な  (_    / ヽリ|_:::!___,,      ̄ ̄ ̄ ヽー―-、 ー―).  . も
  |  く  (_ \__|  /::::::.i   /    __ パ/l/l弋::\) } :::::::::_)  違  う
  ス.  て  (_    `>´::::::::/:, /   '  - V\   ∧:::::::メ:::::::::::_)  い
 !!  .  (_    \:::/:::::パ/l/l f /      !  ノ:::ヽ::\::\::::_)  マ
      .  (_        \ハ   l       ノ/V::::::::\::\:::::_)  |
      .  (_          |)、  \ __ <///::∨::::::::\::::::::_). ス
      .  ( ::::::::......      |:::: ̄    ヽ、_  ヾ///:|| ̄ー、-、__)  !
        ( ̄ ̄ ̄\_   ,:::::\    ヽ `ヽ \__|! \____ _)
⌒Y⌒Y⌒Y⌒          ̄ ヽ::::::::\  _ l  丶,つ)|   |   ´⌒Y⌒Y⌒Y⌒

あんたデレデレ筆頭じゃないですかーwwww

雪風「しれぇ長官、雪風ももらってきちゃいました!」

長官「おうおう、そうかそうか」

大和「・・・・・・」ごくり

雪風「大和さんも欲しいのですか?」

大和「・・・・・・」こくこく

雪風「じゃあ、みんなで食べましょう!」

大和「やった!」

長官「お前はもう少し連合艦隊旗艦としての誇りを持たんか」

雪風「いいのです!大和さんは雪風がお守りするのでしゅ!」

雪風「あれれ?この人達は誰なのですか?」

長官「こやつはワシの部下で呉鎮守府の司令をやっとる」

長官「この可愛い駆逐艦娘は文月ちゃんじゃ」

文月「よろしくぅ~」

雪風「陽炎型駆逐艦8番艦雪風でし!どうぞよろしくお願いしましゅ!」

長官「時々噛んじゃう所がラブリーでのう///」

雪風「か、噛んでなんかいましぇん!」





提督(失礼、かみまみた)

文月(失礼、かみまみた)

雪風「お二人とも、なにを笑っているのですか!」

提督「今日は第一艦隊をお連れになったので?」

長官「うむ、一応用心はせんとな」

長官「ほれ、こんなとこにも護衛はおるぞ?」

伊58「テーブルの下からこんにちはぁ!ごーやでち!」

がたたっ

提督「おわっ!?」

文月「びっくりしたのぉ」

伊58「隠れてる方が落ち着くのでち!」

伊58「テーブルの下はいーよねぇ、やっぱ潜水艦は隠れてなんぼよね!」

文月「イムヤちゃんのぉ、妹ちゃん?」

伊58「違うもん!」

伊58「ごーやはお姉さんでち!潜水母艦って言って、お母さんみたいなものなんだから!」





提督(そうは見えない)

文月(見えないのぉ)

長官(無理があるのぅ)

大和(全く見えないな)

雪風(こんな可愛いお母さんは見たことありません!)

伊58「み、みんな、なんでそんな目で見るでち!><。」

文月MEMO

わかったこと



・やまとちゃんも、いっぱいたべる

・ゆきかぜちゃんは、かみかみしちゃう

・ごーやちゃんは、ごーやでち


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

比叡「お、お姉様!」

金剛「比叡、比叡ではありませんカー!」

比叡「こんな所で再会出来るなんて」

金剛「これぞ、神様のお導きデース!」

比叡「お姉様ぁ!」

金剛「マイ・シスター!」

だきっ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

長官「お主ら、先月の合同演習でもそれやっとったのぅ」

提督「・・・その百合の背景、持ち歩くのやめような」

比叡「お姉様に会えた感動は、こんなことくらいじゃ表現しきれません!」

金剛「そもそも、日本人の感情表現が乏し過ぎるのデース!」

提督「・・・英国人にそんなオーバーアクションのイメージねーよ」

長官「金剛姉妹はその辺、ちと日本離れしとるかもしれん」

長官「ほれ、あやつもそうじゃろ?」

榛名「提督、先月以来です!」

榛名「長官のお伴でやって参りました!」

文月「わぁ、美少女刑事ハルナなのぉ」

提督「さすがに知ってるか」

提督「こいつは呉の那珂と並ぶ、横須賀のアクション系アイドルだからなー」

長官「榛名よ、例の決めポーズとやらを見せてやりなさい」

榛名「わかりました!」





榛名「悪事は!」

ビシィッ

榛名「ハルナが!」

シャキィィィン

榛名「許しません!!!」

バァァァァァン





文月「わぁ」きゃっきゃ

綾波「格好いいですねぇ///」

睦月「サインくーださい!」

提督「・・・海軍のPRのためとはいえ、時代は変わりましたねー」

長官「うむ」

長官「わしなどたまに、自分が何の仕事をしとるのか分からなくなる時があるぞい」

摩耶「ハッ!」

摩耶「なにやってるかと思えば、子供向けのお遊戯かぁ?」

文月「んぅ?」

提督「摩耶、やめとけ」

摩耶「思ったこと口にして、何が悪いんだっつーの!」

提督「いや、お前のために言ってやってるんだって」

摩耶「ハァ?なに訳のわかんねーこと・・・





霧島「・・・・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ





摩耶「な・・・なんだよ?」

霧島「お前ちょっと、屋上」

がしっ ずるずるずる

摩耶「ちょっ、待っ!」

摩耶「たーすけてぇぇぇぇぇ!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「上手く隠してはいるが、霧島は元ヤンでな」

提督「あいつの前で金剛姉妹をdisるとああなる」

文月「怖ぁい」

マイクチェックだオラァ!

青葉「ここで青葉の直撃インタビュー!」

青葉「とてもお忙しいようですね、榛名さん!」

榛名「おかげさまで、たくさんお仕事を頂いてます!感謝です!」

青葉「それだけ忙しいと、恋愛してるヒマもないんじゃないですか!?」

榛名「恋愛なんて・・・榛名はまだ、片想いですから」ちらっ

提督「・・・は?」

青葉「おーーーっとぉ!ここで爆弾発言かー!?」

青葉「榛名さんの想い人は提督だったのかー!?」

提督「いや、ちょっと待て」

榛名「なんて冗談です!榛名はいま、ファンのみなさんが恋人ですから!」

提督「・・・そういう冗談、マジでやめてください」

青葉「どうしたんですか?顔が青いですけど」





愛宕「・・・・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ





提督「あの、愛宕さん?ほら、冗談だから、ね?」

愛宕「提督、ちょっと屋上で話しましょうかー?」にこーっ

がしっ ずるずるずる

提督「ちょっ、待っ!」

提督「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

長官「お主らの提督も、色々と大変じゃのぅ」

文月「提督、がんばぁ」

提督「・・・・・・」

摩耶「・・・・・・」

ヒュウゥゥゥゥゥ

提督「・・・摩耶・・・俺達、頑張ったよな・・・」

摩耶「・・・ああ、アタシも怖かったけど・・・泣かなかったぜ・・・」

提督「・・・たまには二人で、パーっといくか・・・」

摩耶「・・・ゴメン提督、アタシお酒飲めない・・・」

提督「・・・そっか・・・」

摩耶「・・・うん・・・」

提督「・・・・・・」

摩耶「・・・・・・」

摩耶「・・・提督・・・」

提督「・・・なんだ・・・」

摩耶「・・・アタシ、あんみつ食べたい・・・」

提督「・・・そっか・・・」

摩耶「・・・うん・・・」

提督「・・・じゃあ、俺はお汁粉頼むわ・・・」

摩耶「・・・うん・・・」





龍驤「感動や!これぞ友情ストーリーやで!」ぶわわっ

白露「それはちょっと、違うと思いますよー?」

摩耶が可愛いとか俺得…!

艦娘達の提督への意味深なアプローチは愛宕を選んだことへの無言の抗議なんだろうな

ちゃんと一途ならばよろしい
えらいね。ぱんぱかぱーんしようね

妙高「提督、ご無沙汰しております」

提督「おお、妙高か」

妙高「わたくしの妹達がご迷惑を掛けていないでしょうか?」

提督「迷惑?」

提督「・・・うーん」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

羽黒『あの・・・ご、ごめんなさいっ!』

羽黒『わ、わたしなんかより・・・あの人を改装してあげてください』

羽黒『えと・・・そ、それは新しいコミュニケーションかなにかですか?』

羽黒『はぃぃ・・・もう少しで轟沈するところでした』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「いや、迷惑って訳じゃないんだが・・・

妙高「羽黒ですね、励まして参ります」きっぱり

提督「俺、何も言ってないよ!?」

文月「さすがお姉ちゃんなのぉ」

文月MEMO

わかったこと



・ひえいちゃんも、しすこん

・はるなちゃんは、びしっ しゃきーん ばーん

・みょうこうちゃんは、ぱーふぇくとおねえちゃん


【番外編】愛宕ちゃんの初恋物語

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

◆◆◆1years ago 横須賀市内◆◆◆

「ねーねー、君ヒマでしょ?」

「オレ達と遊ばなーい?」

はー
艦娘だってバレたくないから
髪を結んで、伊達メガネして来た結果がこれなのねー

もう、うんざり
かといって、トラブル起こす訳にもいかないしー

愛宕「ごめんなさーい 連れの人が居るのでー」

「えー、ウソじゃん」

「さっきから見てるけど、一人じゃん」

うわーん
さっきから見てるとか、勘弁してー

「ねー 少しくらい、いーじゃん」

「一人で居るより面白いってー」

なんかすっごく、腹が立ってきちゃったー
ちょっと脅しちゃうくらい、いいわよね

わたしを怒らせたら大変なんだから
見かけはただの女のコかもしれないけど
腕力は何倍もあるんですからねー

愛宕「あのー、わたし普通の女のコじゃないんでー」

「確かに普通じゃないよねー」

「だって、すっごい主張してるし」にやにや

愛宕「!///」

もう怒ったわー
他の艦娘達は羨ましがるけど
わたしにとってはコンプレックスなのにー

愛宕「ちょっと、あなた達・・・

  「おい君達、あまりに失礼じゃないか?」

あら?

「ハァ?」

「んだテメェ!」

あららー?
なんだろ、この人
なんかわたし、助けられちゃってたりする?

  「どうやら、君達の連れじゃないよな」

  「口説くにしても、もっとスマートにしたらどうだ?」

「なっ!?」

  「君達の言葉は、品がなさ過ぎる」

そうよ、そうよ
もっと言ってあげちゃってー!

って、なんだろこの人
なんで背中で後ろ指さしてるのー???

  「だーっ!」

  「早くここから逃げなさいってことだよ!」

あ、そっかー
逃げるって考えがないから、気付かなかったわー
普通の女のコなら逃げるものね

愛宕「でも、あなたはー?」

  「いいから、逃げなさい!」

愛宕「わ、わかりましたー」

「ちょ、待ちやがれ!」

「オイ 何の権利があって、オレらの邪魔すんだよ?」

  「権利じゃない これは義務だ」

「あァ!?」

と、とりあえず逃げておこうかなー
もうこれ、トラブルになっちゃってるわよね

ゴメンなさい
お言葉に甘えまーす

愛宕「うーん」

一応、逃げては来たけれど
これで良かったのかしらー?

もしかしたら警察呼ばなきゃいけないかもだし
ちょっと戻ってみようかな
わたしなら男の一人や二人、簡単に投げ飛ばせるし
いいわよねー

愛宕「この角の先っと」チラッ





ブンッ ブンッ

「な、なんだコイツ!全然当たんねぇ!」

「に、逃げてんじゃねーぞ、コラ!」

えー?
なんなのこの人
全部、避けてるんだけどー

「こうなったらオレがタックルすっから、そのスキにボコれや」

「おお、任せろ!」

さすがに、これはマズイかなー
助けに入った方がいいかも

  「先に謝っておくよ」

はい?

  「君らに怪我させて警察沙汰とか、ご免こうむりたいと思ってたんだが」

  「間違って、タックルしてくる君の顔にヒザが入ったらスマンな」

「ひ、ヒザ!?」

訂正、訂正
この人は、全然役者が違うみたいねー

さて
ボク達はどうするのかなー?

「く、クソったれがー!」

「覚えてやがれ!」

うわー
すごい、ありきたりの捨てゼリフよねー
だから品がないって言われるのよ

  「男の顔なんか覚えてる趣味はねー・・・って、あれ?」

あ、あららー

  「君、逃げろって言ったのに」

アハハ
見つかっちゃったみたいー

愛宕「ゴメンなさい、ちょっと気になってー」

  「気になったじゃないよ、危ないじゃないか」

  「今回は追い払えたから良かったけど、逆だったらどうするつもだったんだ?」

むー
助けてもらっておいてなんだけど
そもそもわたし
助けてもらう必要もなかったんだからー

ここまで言われちゃうと、ちょっとムッと来ちゃう

愛宕「わたし、そこらの女のコより強いんで、大丈夫ですからー」

  「だとしてもだ!」

愛宕「え?」

  「君が格闘技かなんかやってるかは知らんが、女のコは女のコだろう」

  「間違って、その綺麗な顔に傷でも付いたらどうするつもりだ!?」

愛宕「!?」ドキーッ

き、綺麗とか
この人は一体、何を言ってるのー?

愛宕「あ、あの」





愛宕「・・・ゴメンなさい///」

  「あ、いや、熱くなってすまない」

愛宕「あのー」

愛宕「あなたこそすごく強かったですけど、何か格闘技を?」

  「ああ、全然」

  「危なくなったら逃げようと思ってたんだ、あはは」

愛宕「・・・///」キュンッ

嘘ばっかり
男の人なんて、自分を大きく見せようとする人ばかりだと思ってたけど
こういう人もいるのねー

愛宕「そ、そうだ お礼にお食事でもどうですかー?」

  「いや、ほんと気にしないで」

  「逆に君の邪魔しちゃったみたいだしね」


えっと
ど、どうしよう

  「じゃ、俺はこの辺で・・・

愛宕「あああ、あのーっ!」

  「はい?」

愛宕「食事の時に、また声掛けられたりするかもしれないしー」

愛宕「出来れば・・・一緒だと・・・安心出来るかなって思うんですけどー///」

愛宕「す、すみませーん!」

愛宕「わたしが出さなきゃいけないのに、逆に奢ってもらっちゃってー」

  「いやいや女のコに奢られるとか、明日が大雪になっちゃうよ」

  「それに、女のコに奢るってモテない男の夢だからさ」

愛宕「そ、そんなことー///」

  「ここからは車拾って帰れる?」

愛宕「は、はいー」

  「じゃあ、ありがとう 楽しかったよ」

そっか
またねって、言ってくれないんだー

愛宕「・・・・・・」

  「どうしたの?」

愛宕「あ、あの・・・また会えるかなーって///」

  「あ、えーっと」

困ってる
やっぱりダメねー

  「俺、この横須賀に転勤して来ることになったんだ」

  「もし偶然会うことがあったら、また一緒に食事でもしよう」

やったー!

それから
休日ごとに出歩いてみたけど
彼の姿を見ることはありませんでした
くすん

愛宕「はぁ」

高雄「どうしたの愛宕?最近、ため息ばかりですね」

愛宕「んー 別になんでもないのー」

高雄「今日は新任の提督に挨拶なんだから、しっかりしなくてはダメですよ?」

愛宕「わかってまーす」

新任の提督って聞いて、もしかしてーっと思ったけど
その人は空手や合気道の段持ちさんだそうだ
格闘技なんかやってないって言ってたし

世の中、そんなに上手く行かないわよねー

愛宕「はぁ」

高雄「ほらまた、ため息ついて」

高雄「高雄、入ります!」

愛宕「愛宕、入りまーす」

長官「おお、待っとったぞい」

長官「こやつが第二艦隊を任すことになった新任の提督じゃ」

長官「いずれは、新設の呉鎮守府を任せるつもりでのぅ」

提督「よろしくお願いします」

高雄「こちらこそ、よろしくお願いいたします」

愛宕「・・・・・・」

高雄「・・・愛宕?」

やだ
わたし、息が止まっちゃいそう
どうしよう
なにかしゃべらなきゃー

愛宕「・・・提督は嘘付きさんなんですねー」

提督「は?」

愛宕「格闘技なんかやってないって言ってたじゃないですかー」

提督「え、えっと?」

長官「なんじゃ、お主ら知り合いなのか?」

愛宕「あー、そっかー」

愛宕「あの時は髪をこうやってー、伊達メガネもかけてー」





提督「あーーーーーっ!?」

~一週間後~

愛宕「むー」

高雄「・・・・・・」

愛宕「むー」

高雄「一応、どうしたのって聞いた方がいいのですか?」

愛宕「別にいいもーん」

高雄「そ」

愛宕「・・・・・・」

高雄「・・・・・・」

愛宕「やっぱり聞いてくれるー?」

高雄「・・・はいはい」

愛宕「提督ったら、運命の再会したのに全然食事に誘ってくれないのー!」

高雄「着任したばかりで、お忙しいんでしょう」

愛宕「食事する時間くらいあるはずだもーん!」

高雄「あらあら、今まで誰に言い寄られても見向きもしなかった愛宕が」

高雄「とうとう自分からお熱なんですか」

愛宕「だってー」

高雄「はぁ、仕方ない」

愛宕「・・・?」

高雄「もうすぐ門限だけど、わたしはこれからしばらく何も見ないし何も聞きません」

愛宕「え、それってー」

高雄「いいから、行きなさい」

愛宕「高雄ちゃん、だーい好きー」

がばぁっ

高雄「ちょっと、愛宕///」

バッターンッ

愛宕「パンパカパーン!」

提督「な、なんだ!?」

愛宕「愛宕、来ちゃいましたー!」

提督「愛宕!?お前、なんで・・・門限は!?」

愛宕「そんなことはどうでもいいんですー!」

提督「いや、良くな・・・

愛宕「提督、どうして再会出来たのに食事に誘ってくれないんですかー!?」

提督「え?」

愛宕「わたしだけが運命の再会って思ってたんですかー!?」

提督「う、運命の?」

愛宕「どうなんですかー!?」

提督「ああ、えっと、それはだな」

うー
困ってる
なんでよー







わたし浮かれてて、大事なこと忘れてた
何でこんなこと忘れてたんだろう
でも
これが原因だったら、わたし
わたしは





愛宕「もしかして・・・艦娘だから?」

提督「あのなぁ」

提督「仮にも艦娘の司令たるこの俺が、お前達に偏見持つわけないだろう」

良かったー

って、あれ?
ということは、あれれ?

愛宕「じゃあ、わたしに魅力がないってこと!?ひっどーい!!!」

提督「へ?」

愛宕「どうせ太って見えるからとか言うんでしょー!」

愛宕「でもこれはムネのせいだもん!わたし、体重には気を付けてるんだからねー!」

提督「お、おい」

愛宕「それとも、この甘ったるい声が嫌なの!?」

愛宕「だって声なんて変えられないし、物心ついた時からこういう喋り方だったんだもん!」

提督「あのな」

愛宕「そうだ!誰にでもこんなこと言うコだと思ってるんでしょ!」

愛宕「残念でした!こんなの提督が初めてなんですからねー!」





提督「いいから、そろそろ落ち着けー!!!」

愛宕「・・・はぃ」

提督「何て言ったらいいのか・・・君はすごく魅力的な女のコだよ」

愛宕「ほ、ほんとにー?」

提督「スタイルだって抜群だし、声だって優しく聞こえていいと思うし」

提督「あの日だって紳士的に帰るのに、すごく理性が必要だったんだ///」

愛宕「だったら、どうしてー?」

提督「いいか、良く聞いてくれ」

愛宕「はい」

提督「君は俺の部下なんだよ」

愛宕「そうですねー」

提督「・・・・・・」

愛宕「で?」

提督「で?じゃないよ!」

提督「提督が部下に手を出すとか、普通に有り得ないだろう!」

愛宕「そ、そんな理由ー!?」

提督「そんなとか言うなよ!大事なことだろ!?」

愛宕「じゃあ結局、わたしが艦娘である限りダメだってことー?」

提督「そういうことに・・・なるかな」

そ、そんなー

ん?
でもそれって、つまりー

提督「お、おい」

提督「まさか艦隊やめるなんて言い出さないだろうな」

愛宕「パンパカパーン!」

愛宕「愛宕、閃いちゃいましたー!」

提督「な、なにをだ?」

愛宕「提督が部下を口説くのがダメだったらー」

愛宕「部下が提督を口説いちゃったら、いーじゃない!」

提督「なにーーー!?」

愛宕「覚悟してくださいねー!」

愛宕「わたし夜戦は初めてだけど、頑張りまーす!///」





提督「って、こらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

◆◆◆Present day 呉鎮守府◆◆◆

あの日
結局、わたし達は結ばれなかったけど
改めて提督から告白してもらったわ
男のけじめなんだって、ウッフフ

今では呉鎮守府でも公認の仲なのー

愛宕「よし、身だしなみもOKっと」

今日も自慢のスタイルに磨きをかけちゃいます
うん、前はね
自分の体が好きじゃなかったんだけど
提督が褒めてくれたから自信がついちゃったのー

あれれ?
また誰かが提督に言い寄ってるみたい
とっちめに行かないとー

モテる彼氏を持つとわたしも大変だけど、負けないわ
だって
提督は運命の人なんだから


提督の顔が赤くなった
こうしちゃいられないわー





愛宕「提督、なにしてるんですかー?」

提督「あ、愛宕!?」

愛宕「それで、なにしてるのかなーって」

提督「いや、これは違うんだって!」

愛宕「えっとー」

愛宕(後で愛してるって言いながら、キスしてくれたら許してあげちゃいまーす♡)ひそっ

提督「・・・///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督もげろ

良い馴れ初めでした

おう、夜のぱんぱかぱんするためにもがんばれよ提督このやろう

長官「そうじゃ、そうじゃ」

長官「今年の海軍の標語が出来たぞい」



[ 暁の水平線に勝利を刻みなさい! ]



提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

電「・・・・・・」

暁「・・・ぐすっ」





暁「うわぁぁぁん!ひどーい!」

提督「待て暁!そういう意味じゃない!」

電「暁だって、少しずつ成長しているのです!」

文月「暁ちゃんがかわいそうなのぉ」

長官「な、なんじゃ?」

長官「お主らは一体、何を言っておるのじゃ?」

長官「そ、そうか・・・すまんかった」

長官「そんな意味に取られるとは、思いもよらなんだ」

がっくり

愛宕(すぐ分かっちゃうあたり、提督も毒されて来てるわねー)

長官「そ、それなら、こっちの標語はどうじゃ?」

[ あの水平線に響かせろ、号砲! ]



提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

電「・・・・・・」

暁「・・・ぶふっ」





響「Не шути!わたしは海に向かって、そんなことしない!///」

提督「ダメだ・・・もうそういう風にしか聞こえない」

電「ひ、響は、ちゃんと聞こえないようにするのです!」

文月「響ちゃん、おイモたくさん食べたのぉ?」

長官「今度はなんじゃ!?」

長官「いや、それはさすがに無理やりじゃろ」

長官「想像力が、たくまし過ぎるじゃろ」

愛宕(やだ、わかっちゃうわたしも毒されてるー?)

長官「しかしそれでは、どうすれば良いかのぅ」

提督「ん?」

霧島「・・・・・・」

かきかき



[ 海軍参上!世露死苦! ]



提督「却下」

霧島「ちっ」

提督「という訳で、みんなに標語を考えてもらった訳だが」



[ !すでのな ]

[ 大艦巨砲主義 ]

[ 夜戦上等! ]

[ ちゃんとレディとして扱ってよね ]

[ 潜ってなんぼでち ]

[ お夕飯はまだですか? ]

[ ご、ごめんなさいっ ]

[ 金剛姉様LOVE ]

[ До свидания. ]

[ ビッグ7の力、あなどるなよ ]

[ せ、世界平和 では、わたしはこれで ]

[ 提督、だーいすきー! ]

[ おっそーい! ]



提督「・・・お前ら、真面目にやれや」

長官「・・・・・・」きらーん





この時
提督は知るよしもなかった

一ヶ月後、横須賀鎮守府のお土産ラインナップに
[ !すでのな ]掛け軸が加わっていることを!

暁の水平線をなで回したい

憲兵さん呼ぶべきか・・・

>>348でやっと意味が分かった

憲兵さん、>>348です

提督「文月もいくつか考えてみるんだ」

文月「えとぉ」



[ わたしが・・・わたしたちが、かんむすだ! ]

[ ざことはちがうのだよ、ざことは ]

[ にんじん、いりません ]

[ おかしいですよ、ふらじゅうさん ]

[ みよ!とうほうかいいきは、あかくもえている! ]



提督「それ、全部パクりぃ!」

文月「だってぇ」

提督「自分の言葉で考えてみるんだ」

文月「自分の言葉ぁ?」



[ あたし、文月っていうのぉ よろしくぅ~ ]



提督「・・・ただの自己紹介になったな」

長官「待て」

提督「長官?」

長官「これで行くぞい」きらーん

提督「は?」





一ヶ月後
呉鎮守府に、文月の写真に標語が添えられたポスターが届いた

なぜこのポスターになったのかと長官に訪ねると
こういう返事が返って来たという

長官『これでいつでも、文月ちゃんの姿が見られるじゃろ?』





海軍の行く末に不安を覚える提督であった

翔鶴「提督、ここでしたか」

翔鶴「ご挨拶しようと思って、探してしまいました」

提督「をを!横須賀お嫁さんにしたい艦娘No,1の翔鶴じゃないか!」

翔鶴「もう、それやめてください、提督///」

提督「あいかわらず控えめだなぁ」はっはっは

瑞鶴「提督さん、ここだったのね」

瑞鶴「執務室を爆撃しようと思ったら、空だったわ」

提督「をを!横須賀No,1の爆弾娘、瑞鶴じゃないか!」

瑞鶴「・・・全機、爆装!準備出来次第、発艦!」

瑞鶴「目標、前方の呉鎮守府司令官!やっちゃって!」

提督「あいかわらず過激だなぁ」はっはっは

どぉぉぉん!

翔鶴「けほっ・・・瑞鶴、いくらなんでもやり過ぎです」

瑞鶴「だって、翔鶴姉に色目なんか使うから」

提督「使わないし!仮に使ったら、命がねーよ!」

愛宕「提督、それどういう意味ですかー?」

提督「い、いえ・・・何でも」





文月「えとぉ、どして提督は爆撃されても大丈夫なのぉ?」

長官「・・・時々、あやつなら素手で敵艦隊と渡り合えるんじゃないかと思うてしまうな」

瑞鶴「提督さんもお嫁さん投票、どうせ翔鶴姉に入れたんでしょ?」

瑞鶴「まったく、翔鶴姉をそんな目で見るなんて・・・

提督「いや、瑞鶴に入れたが」

瑞鶴「へ?」

提督「だから、瑞鶴に投票したんだって」

瑞鶴「ななな、なに言ってんの!?爆撃されたいの!?///」

提督「さっき、もう喰らったし」

文月「瑞鶴ちゃん お顔、まっかっかぁ」

瑞鶴「ち、違っ!ここ、これはこの場所が暑いだけよ!///」

瑞鶴「ちょっと涼んで来る!///」

だだだだだっ





提督「・・・なんか、これって」

提督「翔鶴とあんまり差がついちゃ可哀そうだったからなんて言えない雰囲気?」

長官「・・・うむ、命が惜しければ黙っておるとええ」

愛宕「でも、投票した理由聞かれたら、どうするんですかー?」

提督「うーむ・・・どうすればいいかな」

文月「・・・・・・」

かきかき



[ じつはおれ、ついんてーるもえなんだ! ]



提督「・・・だからパクリはやめなさい」

文月「でも、これが一番いい気がするのぉ」

提督「こんなセリフ、恥ずかしいだろ!///」

愛宕「一度、口に出してみたら恥ずかしくなくなるかもー」

長官「よし、言うてみい」

提督「じ、実は俺・・・ツインテール萌えなんだ!」

がたたっ

提督「!?」

五十鈴「い、いたた」

提督「五十鈴か、どうしたんだ?」

五十鈴「な、なんでもないわ///」

提督「おい、顔が赤いぞ?」

五十鈴「え、遠征から帰って来たから報告に来ただけよ!///」

五十鈴「別に、ツインテールがどうとか聞いてたわけじゃないんだからねー!///」

だだだだだっ

提督「・・・俺の中で、ツインテールのツンデレ説が急速に確立しているのだが」

文月「ツインデレぇ?」

提督「それじゃ双子デレだろ」

文月「そっかぁ」

文月MEMO

わかったこと



・しょうかくちゃんは、うえでぃんぐどれすがにあいそう

・ずいかくちゃんは、ついんてでれいちごう

・いすずちゃんは、ついんてでれにごう


.          /\
           /   /\
.          /   //  \/⌒`ヽ、,.イ´ ̄「 ̄「 ̄|
         ̄ ̄`>、//〉‐-‐< \\_|__|__/
            /⌒ ̄   ´  ̄ ̄ ヽ⌒\\
          /    /^\          ',\ ':, \
.         /    / : : : ∨^ヽ     |   ′ ∨
.         .′  ,゙イ ̄| ̄ ̄| 、    :|  |  |   ∨
         i    l__L 斗-‐‐ | l\   |  |  |   Ⅴ
         |    | ー ^´   j/`ー\ |  |  |   Ⅴ
         |    | rf芯ハ     ,f茫ハヾ|  | /     ゛、    加賀さんが提督LOVEなんてありえないから書き直させてみたの
         |    | 乂jソ     乂jソ | ,゙ / |\   \
         j/\ ⊂⊃ ////// ⊂⊃|/|/   ̄ ̄⌒)   (それに、提督は瑞鳳にお熱のはずだしね!)
          \l≧c。 __r~y__ 。c≦| |

              |  | :. :.,イ∨//ヽ, :. : | |
            i|  |:. :.ム}/`V^ヽ/ム:./| |
.            八 |: :/|x|rく>「|\', :从{
               \/ :|x|///{ノノ  ヾ
                |__,,.フ^「「^>=イ
              // ̄ \/',⌒∨

               〈 {   |i  }   〉
              `:iーr'゙^ーr‐f'"

                    ├┤  ├┤
               乂j   乂j

http://blog.livedoor.jp/punyo_punyo_yuyu/archives/33473813.html



瑞鳳「提督、ここにいたのねー 探しちゃったわよ」

提督「ず、瑞鳳?」

瑞鳳「久しぶりだからお弁当作って来たの 食べるぅ?」

提督「・・・え?あ、いや」

愛宕「瑞鳳ちゃん、今日はみんなで食事だからー」

瑞鳳「なに?愛宕ちゃんも食べたいの? 言えばいいのにー」

愛宕「いえ、そういうことじゃなくてー」

瑞鳳「ほら提督、卵焼きよ あーんして、あーん」

愛宕「人の話を聞いてるのかしらー」

瑞鳳「ゴメンなさーい、聞こえてなかったかも」

バチバチバチッ

文月「すごぉい 火花が散ってるのぉ」





望月「・・・んぁ?」

望月「あの柱の陰から覗いてんの、如月?・・・ま、いいけど」

如月(わ、わたしの居ないとこで提督の取り合いするなんてぇ)ぎりぎり

瑞鳳「もしかして愛宕ちゃん、お料理出来ないとか?」

愛宕「ず、瑞鳳ちゃーん その玉子焼き、形崩れてるみたーい」

瑞鳳「見た目じゃなくて、味が大事かなーって」

愛宕「料理は見た目からって、よく聞くけどー」

バチバチバチバチッ

鳳翔「あら、みなさんお揃いですね」

鳳翔「わたし、ぬか漬け漬けてみたんです お食べになりませんか?」

長官「おお、ワシはぬか漬けに目がなくてな」

提督「いただこうかな」

ぽりぽり

長官「うむ、これは絶品じゃな!」

提督「お店で出されるのと、そん色ないレベルだ」

文月「おいしいのぉ」

睦月「さっすが、お母さん!料理も完璧ぃ!」

長月「すごい、絶妙なしょっぱさ」





瑞鳳「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

鳳翔「あ、あの」

鳳翔「なにか、お二人に睨まれてる気がするのですが」

如月「あのー、お母さん」

如月「突然ですけど、わたしに料理を教えてくれませんかぁ?」

鳳翔「は、はい 別にいいですけど」

瑞鳳「誰かと思ったら、如月ちゃんじゃない」

愛宕「どうしたの?急にー」





如月「もう、わかってないんだからー」ひそ

如月「男の人って、結局こういう人を好きになっちゃったりするじゃないですかぁ」ひそ

瑞鳳「そういえば男性の胃袋を掴めってなにかで見たかも」ひそ

愛宕「わたし達でいがみ合ってる場合じゃないってことねー」ひそ





愛宕「はいはーい」

愛宕「お母さんの料理教室開催を希望しまーす」

瑞鳳「わたしも教わりたいなーって」

如月「ぜひ、お願いしちゃいますぅ、うふふ」

鳳翔「え・・・え?」

愛宕(提督はぜーったい、渡さないんだからねー)

瑞鳳(これで提督は、胃袋ごとわたしのものよ)

如月(ふふっ 女子力アップしてぇ、提督に迫っちゃおっと)





提督「さ、三人の後ろに暗黒のオーラが見える」

文月「笑顔が怖いのぉ」

ツインデレか…!二度おいしいな!!

全員食べよう

加賀の提督ラブ消すとか改悪ぅ…

提督「さ、さて」

提督「色々あったけど、食事しようか」

文月「はぁい」

提督「長官、昼食前に訓示をお願い出来ますか?」

長官「いらん」

提督「は?」

長官「考えてもみい、朝礼の校長の話なんて誰も聞いとらんかったじゃろ」

長官「あー、たりぃとか言って嫌われるのがオチじゃ!」

提督「・・・アンタ、ほんとに連合艦隊司令長官なんか?」

綾波「長官のお食事、お持ちしました」

翔鶴「こちらは提督の分です」

長官「さすが気がきくのぅ」

綾波「そ、そんな///」

提督「やっぱり、お嫁さんにしたい艦娘だけあるなー」

翔鶴「もう、やめてくださいったら///」





愛宕「・・・・・・」

瑞鳳「・・・・・・」

如月「・・・・・・」

綾波「あ、あの」

翔鶴「わたし達、なにか睨まれてるんですけど」

子日「今日は何の日?ねのひだよぉ!」

提督「・・・それは、自分の名前をアピールしてるつもりなのか?」

提督「ほら、文月もちゃんと覚えたから」

文月「こひちゃんじゃなくて、ねのひちゃんなのぉ」

子日「やっはい♪若葉ちゃん、覚えてもらったよぉ!」

若葉「良かったな」

提督「若葉はまだだったな 新しく仲間になった文月だ」

文月「睦月型なのぉ よろしくぅ~」

若葉「駆逐艦、若葉だ」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

若葉「若葉だ」

提督「そ、そうか 自己紹介はそれだけなんだな」

若葉「シンプル・イズ・ベストだ」

初霜「提督、わたしにも紹介して頂けますか?」

提督「おお、初霜か 文月をよろしく頼むぞ」

初霜「初春型四番艦、初霜です 文月さん、よろしくお願いしますね」

文月「よろしくぅ~」

若葉「長過ぎる シンプルじゃない」

初霜「ええっ?若葉ちゃんが短すぎるんでしょ?」

子日「二人とも、ケンカしちゃダメだよぉ」





長官「しかし、これだけ性格の違う姉妹も珍しいのぅ」

響「・・・まったくだ」

暁「ほんとよね!」

提督「お前らがゆーな!」びしぃっ

長月「逆に、性格が似ている姉妹なんて珍しいんじゃないか?」

菊月「その通りだな」

提督「・・・・・・」

長官「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

提督「・・・で」

提督「どっちが長月で、どっちが菊月だっけ?」

長月・菊月「な、なにを言っている!」

文月「二人ともハモったのぉ」

提督「冗談だよ、冗談」

提督「ほら、性格がわかりやす過ぎるのも問題だろ?」

長月「ああ」

菊月「なるほど」





望月「んぁ?なんでこっち見てんの?・・・まあ、いいけど」

文月MEMO

わかったこと



・ずいほうちゃんは、ていとくらぶらぶ

・わかばちゃんは、しんぷるしんぷる

・はつしもちゃんは、きちんときちんと


おかあさんにあまえ隊

龍田「ほらぁ、天龍ちゃん食べさせてあげるー」

天龍「い、いいって///」

龍田「あーんして、あーん」

天龍「オレにそんな恥ずかしい真似、させようってのか?///」

龍田「ふぅん、わたしと居ると恥ずかしいんだぁ」

天龍「そ、そんなことは言ってない!」

龍田「わたし、嫌われてるのかなぁ」

龍田「提督に言って、天龍ちゃんと違う部屋にしてもらう?」

天龍「食べるよ!食べりゃいいんだろ!?///」

ぱくっ

龍田「最初から素直に、そうすればいいのにー」





長官「ゆりゆりしいが、微笑ましくもあるのぅ」にやにや

提督「ですねぇ」にやにや

龍田「やめろー!///」

龍田「オレを生暖かい目で見るのをやめろー!///」

北上「はい大井っち、あーんだよ、あーん」

大井「もう北上さん、恥ずかしいわ///」

ぱくっ

北上「ねえ、おいちぃ?大井っちだけに」

大井「もう嫌だわ、北上さんったらー///」

いちゃいちゃ





長官「同じくゆりゆりしいが、何故かイライラするのぅ」

提督「ですね」

大井「・・・ちっ、見てんなっつの」

提督「何か言ったかー?」

大井「あ、いえ、何でもありませーん」うふふ

長官「・・・もういっそ、別々の艦隊で遠征に出せばええと思うぞ」

提督「いやいや、それじゃただのパワハラでしょう」

提督「それに重雷装型巡洋艦って、護衛に向いてない気がしませんか?」

長官「ふむ、確かにのぅ」

提督「その点、重巡や軽巡は役割はっきりしてるからいいですね」

提督「まあ、重巡は燃料的に重いっていうのはありますが」

長官「なるほど、重いのぅ」じーっ





愛宕「・・・長官、どこを見てるんですかー?」ピキッ

長官「いや!これは違うぞい!」

愛宕「長官、ちょっと屋上で話しましょうかー?」にこーっ

がしっ ずるずるずる

長官「ま、待つんじゃ!」

長官「たーすけてくれぇぇぇぇぇい!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「あの、愛宕さーん」

提督「一応、連合艦隊司令長官だからねー」

高雄「まあ愛宕、何をしているのですか?」

長官「た、高雄・・・助けてく・・・」じーっ





高雄「愛宕、わたしも手伝いましょう」ピキッ

愛宕「高雄ちゃん、ありがとー」

がしっ ずるずるずる

長官「だ、だから違うんじゃ!」

長官「これは男の性なんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

提督「長官、さすがに二度目はないわー」

龍驤「や、やっぱり嘘やん」

龍驤「男はみんな、そっちがええんやない!」

提督「りゅ、龍譲!?」

文月「どしたのぉ?」

龍驤「ふふっ、ふふふふふ」

龍驤「したるで・・・うち、改二ではどーんと豊胸したるわ!」

瑞鳳「バカーーーーーっ!」

ぱしーんっ

龍驤「ず、瑞鳳はん?」

瑞鳳「ないならないなりに、なんで武器にしようと考えないの!?」

龍驤「武器に・・・やて?」がーん

瑞鳳「小さいのを大きく見せる健気さ・・・これが男心に火をつけるのよー!!!」

龍驤「そ、そうやったんかー!」

がっくり





提督「・・・放っといて、お昼食べちゃおう」

文月「あぃ」

大和「わたし、おかわり行って来る!」

大丈夫、需要はあるさ

夕張ちゃんのバストがベスト

【番外編】初春ちゃんの鬼退治

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

某日2015 トラック泊地

初春「なに?装甲空母・姫じゃと?」

子日「うん、この海域にいるらしいよぉ?」

初霜「もしかしてですけど、ここまで遠征して来たのって」

若葉「そいつを叩くためか」

初春「して、そやつは普通の空母とどう違うのじゃ?」

子日「とにかくすんごい強くて、戦艦のクリティカルでも沈まないんだってぇ」

若葉「さすが姫と呼ばれるだけあるな」

初春「!」ぴくっ

初霜「ちょっと、若葉ちゃん」

若葉「・・・あ」

ゆらぁっ

初春「ふぅむ、それは面白いのぅ」





初春「この海域に、姫は二人もいらぬ!」

初春「わらわが直々に、始末してくれるわ!」

某日0030 南方海上

子日「ね、ねぇ」

子日「ほんとに良かったのかなぁ?」

若葉「いまさらだ」

子日「そうだけどぉ!」

初春「心配はいらぬぞ」

子日「ど、どして?」

初春「無断出撃の責任は、わらわが取るゆえ」

子日「そっちの心配じゃなくってぇ」

若葉「万一のために、初霜を残した」

若葉「バレないように誤魔化すだろう」

子日「そっちの心配でもなくってぇ」

初春「もしや、子日は怖気づいておるのか?」

子日「だって、戦艦のクリティカルでも沈まないんだよぉ!?」

子日「わたし達だけでどうやって倒すの!?」

初春「なんじゃ、そんなことを考えておったのか」

子日「なにか秘策でもあるの!?」





初春「ぶつかってでも倒せばよいのじゃ」

若葉「根性あるのみだ」

子日「そんな無茶な!」

某日0115 同海域

初春「思った通りじゃ」

初春「岩場に隠れて、ここまで近付けたぞ」

若葉「敵の慢心だな」

子日「あ、あのぉ」

子日「もしかして、あの山みたいな黒い影が敵だったりする?」

初春「そうじゃ」

初春「きゃつこそ、勝手に姫を名乗る不届き者!」

初春「その罪、思い知らせてくれようぞ!」

子日(こ、これに思い知らせるって)

子日(想像してたのより、数倍は大きいんだけどーっ!?)

初春「よいか?」

初春「最大射程で魚雷を全門放ち、夜陰に紛れて脱出じゃ」

子日「・・・そんな上手くいくかなぁ?」

若葉「待て」

子日「ど、どしたの!?」

若葉「さっきより海面が浅い」

子日「へ?」

初春「ぬかった!」

初春「干潮じゃ!敵にしてやられたのじゃ!」

子日「それ、敵関係ないよねぇ!?」

子日「こっちのミスだよねぇ!?」

若葉「これだと、全速の脱出は無理だ」

子日「どどど、どうするのぉ!?」

初春「少しは落ち着くのじゃ」

初春「日の出までは間がある、潮も満ちてこよう」

若葉「時を待つか」

子日「こ、ここでーっ!?」

初春「わらわが見張りをするゆえ、少し眠るとよいぞ」

若葉「わかった」

子日「・・・こんなとこで寝れるかなぁ」

子日「・・・・・・」zzz

若葉「・・・・・・」zzz

初春「ふふ、こやつらには悪いことをしたのぅ」

初春「しかし、わらわにはやらねばならん理由があるのじゃ」










初春「・・・あやつは、あの時のことを覚えておるかのぅ」

あの頃
呉鎮守府に来たばかりのわらわは
心細い思いをしておった

顔には出さぬよう、気を付けておったのじゃが
あやつは、勘が鋭いようでのぅ



提督『初春姫、手をお出しください』

初春『ひ、姫!?///』

初春『なんじゃ、馬鹿にしておるのか!?///』

提督『めっそうもございません』

提督『わたくしめに、姫の手を取らせていただきたく』

初春『こ、こうか?///』



チュッ


この男
いきなりかしづいたと思うたら、手に接吻なぞしてきよった



初春『な、なにをするのじゃ!?///』

提督『これは西洋では、忠誠の証でございます』

初春『忠誠・・・じゃと?』

提督『西洋の騎士は、姫への忠誠を手への口づけで表しまする』

初春『・・・おぬしが、わらわに忠誠を誓うと申すのか?』

提督『ははっ』

提督『わからぬことあらば、何でもお申しつけくださりませ』

初春『そ、そうか///』

提督『姫?』

初春『な、なんでもないのじゃ///』

初春『今後も、わらわをそうして慕うとよいぞ///』

その時から
わらわの心細さはなくなった
あやつのお節介のおかげじゃな



初春「そんな昔の話ではないのに、ずいぶん前のことに感じられるのぅ」



これは、わらわの大切な思い出なのじゃ

敵に侵略を許さば
あやつも、かしづかねばなるまい
そうしたら
この姫と名乗る不届き者に、手への接吻を求められるかもしれぬ





あやつは、わらわの騎士じゃ
わらわは、あやつを守ってやらねばならぬのじゃ

手に接吻を許すのは、わらわだけでなくてはならぬ





初春「だから、姫は二人もいらぬ」

初春「夜明け前には、決着をつけてくれるぞ」

初春「・・・決着・・・つけて・・・むにゃ」zzz

子日「んんっ」

子日「ふぁぁ、初春ちゃんが寝言なんて珍しいなぁ」





子日「・・・ん?」

子日「寝言?」





子日「も、もう夜が明けかけてる気がするんだけどーっ!?」

そろーり

子日「し、しかもこれってぇ」










子日「装甲空母・姫じゃないよ!?」

子日「どう見ても、南方棲戦鬼だよねぇ!?」

しかし加賀の恋愛感情削除は残念だなぁ…

加賀にかがーん!

某日0545 同海域

初春「眠ってなどおらぬ 機会を伺っていただけじゃ」

子日「ぐっすり寝てたよねぇ!?ねぇ!」

若葉「案ずるな」

若葉「朝日を背にすれば有利だ」

子日「朝日昇ってんの、あっち!むしろ敵の方だし!」

子日「ていうか、その敵が姫じゃなかったんだよぉ!」

初春「なんじゃと?」

若葉「・・・・・・」

子日「・・・・・・」

初春「なんと、これでは鬼退治じゃのぅ」

子日「上手いこと言ってる場合じゃないからぁ!」

初春「幸い、まだ気付かれていないようじゃな」

若葉「逃げるなら今の内だ」

子日「そ、そうだよね」

???《ソンナコト言ワズニ、ユックリシテイケバイイノニィィ》

子日「いやぁ、なかなかそういう訳にも」

???《モウ少シデ、明ルクナルカラァ》

子日「むしろ、明るくなっちゃダメな訳でぇ」

初春「・・・子日、一体誰と話しておるのじゃ?」

子日「へ?」





南方棲戦鬼《イラッシャァァイ・・・歓迎スルワネェェ》

子日「しゃ、しゃべったー!」

初春「気付いておったのか」

南方棲戦鬼《電探トイウノハ、便利デイイワァァ》

若葉「くっ、ついに敵にも電探が」

南方棲戦鬼《退屈シノギニ、遊ンデアゲヨウト思ッテェ》

南方棲戦鬼《ソノ代ワリ・・・アンマリ早ク、壊レナイデネェェ?》ニヤァ

子日「ひぃぃ!?」

初春「ほう、遊んでくれると申すか」

初春「ならばまず、わらわからお願いしようかのぅ」

若葉「初春?」

初春「わらわが時間を稼ぐゆえ、お前達はスキをついて逃げよ」

子日「で、でもぉ」

初春「勘違いするでないぞ」

初春「一騎討ちをするのに、邪魔じゃと申しておる」

若葉「ふざけるな」

初春「たまには、長女の顔も立てぬか」

初春「それに敵の情報も伝えぬでは、提督に申し訳がたたぬわ」

子日「は、初春ちゃん」

南方棲戦鬼《ナニヤラ逃ガス算段ヲシテルヨウダケド・・・安心シナサァイ?》

初春「なんじゃと?」

南方棲戦鬼《チャァァント、ミンナノ相手シテアゲルワネェェ》

子日「な、南方棲戦鬼の影から・・・駆逐艦・・・重巡洋艦・・・戦艦までぇ」

若葉「隠れてたのか」

南方棲戦鬼《サァァ、ナブリ殺シヨ・・・水底ニ堕チテ果テルガイイ!》

初春「すまぬのぅ・・・わらわのワガママに付き合わせたばかりに」

若葉「それこそ、退屈しのぎになった」

子日「そ、そうだよぉ!」

子日「子日もお出かけしたいって、思ってたんだもん!」

初春「・・・お前達」

ヴォォォォォン

初春「ふふっ、後ろにも艦載機か」

初春「ついに退路までなくなったのぅ」

若葉「ならば前進あるのみ」

子日「子日は、簡単には沈まないよぉ!」

初春「・・・ん?」

子日「どしたの?」





初春「後ろじゃと?」

彩雲妖精【加賀隊】「初春さん達、発見しましたー!」

若葉「味方の偵察機だ」

彩雲妖精【加賀隊】「加賀さんから、伝言でーす!」

彩雲妖精【加賀隊】「わたしの目の黒い内は、勝手に沈まれたら困ります」

彩雲妖精【加賀隊】「以上でーす!」

彩雲妖精【赤城隊】「続いて、赤城さんからー!」

彩雲妖精【赤城隊】「あなた達のせいで、朝ごはん抜きです 帰ったらたっぷり叱りますから」

彩雲妖精【赤城隊】「だそうでーす!」

子日「一航戦だ!一航戦が来てくれたよぉ!」

初春「しかしじゃ、これから帰って位置を知らせるとなると・・・

彩雲妖精【加賀隊】「・・・・・・」ちょいちょい

若葉「上?」

彗星妖精【加賀隊】「敵艦隊確認しましたー!これより爆撃入りまーす!」

子日「わあ!水面にもぉ!」

天山妖精【赤城隊】「雷撃開始しますよー!みんな用意はいいですかー!?」

初春「な、なぜじゃ?」

初春「なぜ、わらわ達のことが分かったのじゃ?」

~実は数時間前~

初霜「もう、みんな勝手なんだから」

初霜「お茶でも飲めば落ち着くと思ったのに、全然ダメです」

川内「あれ?初霜じゃない」

川内「暗い顔しちゃってどうしたの?」

初霜(な、なんでこんな夜中に?)

初霜「別に、なんでもありません」

川内「心配事なら、話しちゃえば楽になると思うよ?」

初霜「は、はぁ」





川内「なんですってー!?」

川内「わ、わたしを置いて、夜戦しに行っちゃったですってー!?」

初霜「こ、声が大きいです」

川内「ごご、ゴメン!」

かたっ

初霜・川内「!?」びくーっ

青葉「どーも、青葉です!なにかスクープの匂いがします!」

横からすまない……
擬音は「びくーっ」とかじゃなく「ビクッ」というような書き方がいいと思うんだ……
嫌なら今のままでいいけど……

初霜

 ▼

川内

 ▼

青葉

 ▼

愛宕

 ▼

提督「なにーーーーーっ!?」

南方棲戦鬼《ナ、ナゼナノォ・・・電探ニハナニモ映ラナカッタノニィィ》

子日「やった!敵の電探は性能良くないんだよぉ!」

南方棲戦鬼《全艦対空戦闘・・・ウルサイハエヲ叩キ落トシテヤリナサァァイ!》

若葉「む、南方棲戦鬼が」

子日「こっちに横腹を向けたよぉ!?」

初春「これぞ、千載一遇の勝機なり!」





初春「初春、推して参るぞ!!!」

某日1015 トラック泊地

提督「・・・まったく」

初春「すまぬのじゃ」

初春「もう二度とせぬゆえ、許して欲しいのじゃ」

提督「本当か?」

初春「ほ、本当なのじゃ」

提督「・・・・・・」

初春「て、提督?」

初春「わらわを艦隊から外すことだけは、どうか・・・

提督「姫、手をお出しくだされ」

初春「てて、手を!?」

チュッ

初春「・・・あ///」

提督「今後は、あまり心配をかけないでくださりませ」

初春「わかったのじゃ///」

初春「そなたの忠誠に誓って、もうこんなことはしないと約束するのじゃ///」

嬉しいのぅ
あの時のことを覚えていてくれたか

もう心配をかけはすまい

そなたのことは、これからも全力で守る

なぜなら





そなたはわらわの、たった一人の大切な騎士じゃから、な

初春「それにしても、あまり怒らないのじゃな」

初春「わらわは、もっとキツく叱られるとばかり・・・

提督「それは多分、彼女がやってくれそうだからな」

初春「は?」





加賀「別室に反省会場を用意してあります」

加賀「きっちりと反省してもらいますので、よろしく」

初春「か、勘忍してたもれ」

加賀「泣き言は聞きません」

がしっ ずるずるずる

初春「ま、待つのじゃ!」

初春「勘忍するのじゃぁぁぁぁぁ!!!」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督はタラシだなぁ

擬音は文体軽くするためにわざとだったり

以下
加賀さん提督LOVE派の紳士達に捧げるエピローグ的なもの

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

某日1330 トラック泊地

加賀「失礼します」

提督「おお、初春達はどうだ?」

加賀「はい」

加賀「もう、ぐうの音も出ない位に説教しておきました」

提督「・・・そ、それは怖いな」

加賀「あの程度は当然かと」

提督「今回は嫌われ役を引き受けてもらって、すまないな」

加賀「いえ」

加賀「それより、提督の方が大変なのでは?」

提督「俺が?」

加賀「結果的に、司令部に独断で艦隊を動かすことになった訳ですし」

提督「ああ」

提督「全体的には結果オーライの雰囲気で、査問会は免れたんだが」

提督「・・・上層部の手前、減俸だそうだ」がっくり

加賀「その程度で済んだと思うべきでしょう」

加賀「・・・異動なんて事態になっていたら・・・」ぼそっ

提督「何か言ったか?」

加賀「何も」

加賀「では、失礼します」

提督「あ・・・加賀」

加賀「はい?」

提督「・・・ありがとうな」

加賀「いえ」

加賀「それでは、これで」

バタン

加賀「・・・・・・」










加賀「ありがとう・・・・・・か///」クスッ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

えへへ

青葉「そういえば提督、巷ではわたし達艦娘の噂がけっこうあるらしいですよ」

提督「噂?たとえばどんな?」

青葉「えっとぉ、筑摩さんの顔が実はお面だったとかー」

提督「・・・あんなしょーもないことやってるからだな」

青葉「天龍ちゃんのヘタレ受けとかー」

天龍「なっ!?」

青葉「にゃーとか、くまーとか言えなくて、木曾ちゃんが寂しい思いしてるとかー」

木曾「は!?」

青葉「もういっそ、木曾ちゃんは重雷装枠で良かったのにとかー」

木曾「いっそって何だよ!?」

青葉「でも、そうなったら大井っちが舌打ちするだろうなとかー」

大井「・・・当たり前よ わたしと北上さんの間に割り込んでくんなっつーの」

提督「何か言ったかー?」

大井「いえ、なんでもありませーん」うふふ

青葉「あー、後ですねぇ・・・

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「・・・んん?」

提督「ここ、どこだ?」

雷「あ、起きたのね司令官」

提督「・・・雷?」

雷「もー、お寝坊さんなんだから」

雷「寝てる間にここまで連れて来るの、大変だったんだからね」

提督「そうだ、俺は自分のベッドで寝てたはずじゃ」

雷「くろろほるむってよく効くのね」

雷「ここまでぐっすりとは思わなかったわ!」

提督「は?」

提督「お、俺に何をした?」

雷「だからー くろろほるむを嗅がせて、ここまで連れて来てあげたのよ」

雷「ここなら、ずーっと二人きり 誰にも見つからないわ!」

提督「なんでそんなことするんだ!?」

雷「だって、司令官ってば」

雷「わたしに隠れて、他のコに色目使ったりするんだもん」

提督「い、色目?」

雷「愛宕なんかにすり寄られて、デレデレしちゃってさ?」

提督「デレデレって・・・まぁ、確かにそう見えるかもしれんが」

雷「考えてみたら、わたしが悪いのよ」

雷「提督の側に付いてあげられなかったから」

提督「付いてあげられなかったって・・・

雷「ここに居れば、もう他のコに惑わされることもないわ!」

雷「わたしが、ずーっと側でお世話してあげるんだから!」

(アカン)

提督「いやいや、待て待て」

提督「まず、何で雷が俺の世話をするんだよ」

雷「わたしが前に言ったこと、忘れちゃったの?」

雷「もっとわたしに頼ってって言ったじゃない」

提督「んー、聞いたような聞かないような」

雷「言ったの!」

雷「なのに司令官、ぜんぜん頼ってくれないんだもん」

提督「そ、そんなことないだろ」

提督「雷にはいつも前線で頑張ってもらってるじゃないか」

雷「それは艦娘としてでしょ?」

雷「わたしは女のコとして頼って欲しいんだもん!」





雷「だから・・・ね?」

提督「い、雷さん・・・その皿に盛ってある黒コゲの物体はなんですか?」

雷「わたしが司令官のために作ってあげたの」

雷「黒いのはちょっと焦がしちゃっただけよ!」

提督「いや、どっちかっていうと真っ黒と言った方が・・・

雷「は、あーん♪」

提督「ちょっ、待て!」

雷「あーん♪」

提督「もがっ!ふごごごごっ!」

~30分後~

提督「ああ、まだ口の中がじゃりじゃりする」

提督「あんなの食い続けたら、間違いなく死ぬぞ、俺」

提督(雷が片付けに行った今が脱出するチャンスだ)

提督(この扉の鍵は、相当古いな)

提督(そこらに転がってる針金でも開けられるんじゃ)

ガチャ カチャカチャッ





・・・カタン

提督(開いたー!)

ギシッ ギィィィィィ

提督(雷は、居ない・・・










雷「司令官、なにしてるの?」

提督「雷、お前片付けに行ったんじゃ!?」

雷「司令官が寂しがるといけないと思って、駆けて帰って来ちゃった!」

雷「でも、これはどういうこと?」

提督「こここ、これはだな」

雷「・・・雷が嫌いだから逃げるの?」

提督「そ、そんなことある訳ないじゃないか!」

雷「じゃあ、好き?」

提督「そ、そりゃ・・・まあ」

雷「そっか」

提督「い、雷?」

雷「じゃあ、逃げようとするのは足があるからいけないんだよね!」

提督「へ?」

雷「そうだ、鍵を開けちゃう手もいけないよね!」

提督「な、何を言ってるんだ?」

雷「安心して!雷の照準はすっごく正確なんだから!」

提督「ちょ・・・待てって」

雷「考えてみれば、そうよ!」

雷「わたしが全部お世話するんだから、手足なんていらないもん!」

提督「お、おい」

雷「平気!ケガしてもちゃーんと、お世話してあげるからね!」










提督「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

青葉「こんな感じのヤンデレ雷ちゃんが流行ってるみたいです!」

提督「や、やめろー!」

提督「雷の顔がまともに見れなくなるだろ!」

文月「雷ちゃん、怖いのぉ」

雷「わたしがどうかしたの?」

提督「のわっ!?」

がたたっ

雷「危ないわねえ、そんなんじゃケガするわよ?」

提督「いいい、いや だだだ、大丈夫だから」

雷「なんで避けるの!?」

電「雷、どうしたのです?」

雷「司令官が、わたしを避けてるみたいなの!」わーん

電「そうなのですか?」

提督「い、いや・・・そんなことは」

電「雷をいじめちゃダメなのです!」

電「そんなことしたら、もう口を聞いてあげないのです!」





青葉「そうそう、ブラック電ちゃんも流行ってるようです!」

電「なんなのですか、それは!?><。」

プラズマなのです!

>>424
プラーズマー!!

提督「なんかそれこそ、しょーもない噂ばっかりだなー」

青葉「他には艦娘への要望っていうのも、良く聞きますねー」

提督「ほう?」

青葉「陸奥さんのムチムチしたふとももで、締め付けられたいとか」

???「あら、あらあら」

青葉「ん?」

青葉「何ですか、この足は?」

ぎゅぅぅぅぅぅっ

青葉「あいたたたたたっ!!!」

青葉「わたしが言ったんじゃないのにー」しくしく

陸奥「冗談よ、冗談」

提督「・・・冗談にしては力が入ってね?」

文月「青葉ちゃんの顔が青いのぉ」

陸奥「あなたが新入りの娘ね?」

陸奥「わたしは長門型2番艦陸奥、よろしくね」

文月「睦月型駆逐艦なのぉ よろしくぅ~」

陸奥「わたしの周りで火遊びしないでね お願いよ?」

文月「どしてぇ?」

陸奥「どうしてって・・・あら?第三砲塔、なにしてるの?」

提督「ひぃぃぃ!?」

がたたたっ

陸奥「冗談よ、冗談」

文月「第三砲塔がどうしたのぉ?」

提督「実はな・・・って、あれ?何があったんだっけ?」

陸奥「さぁ?」

提督「言われてみれば、よく分からんな」

文月「どゆことぉ?」

天龍「それはな・・・前世の記憶なんだよ」ふっ

龍田「天龍ちゃん、まーた始まった」

天龍「ちょ!?またとか言うなよ!///」

龍田「だって、ありえないしー」





北上「そ、そうよねー」

阿武隈「ぜぜ、前世の記憶なんてありえないですよねー」

天龍ちゃんが邪気眼こわかわいい風潮


すき

青葉「中には意外な要望もあってですねー」

青葉「長門さんに、幼稚園の先生をしてもらいたいとかー」

提督「長門に?」

提督「なんかイメージ湧かないんだが」





島風「ねっむーい!」

島風「ねえねえ長門、ひざ枕して!」

長門「なに、またか?」

島風「だって長門のひざって、気持ちいーんだもん!」

長門「わかったわかった 屋上でうたた寝でもするか」

島風「やったー!」

提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

青葉「・・・・・・」

長門「ん?なんだ?」

青葉「そうだ、ファンクラブも結構あってですね」

青葉「なんと文月ちゃんのもあるんですよー」

文月「わたしのぉ?」

提督「着任する前からあったってことか」

提督「さすが、艦娘だな」

青葉「名付けて、文月教だそうです!」

提督「・・・なにその怪しい雰囲気」

青葉「えっとですね、文月ちゃんにハマると脳がとろけちゃうそうなんですよ」

提督「ふぅん この話し方にやられるんかな」

睦月「およ?提督はまだ、文月ちゃんの破壊力に気付いてないのですね?」

提督「破壊力?」

睦月「さぁ、文月ちゃんのほっぺをつんつんしてみましょー!」

提督「こうか?」

つんつん





*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

文月「ていとくぅ なんですか、なんですか?」くすすっ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「あー 脳がとろけれぅー///」

青葉「ちなみに、合言葉は"文月ちゃんマジ天使"です!」

提督「脳をとろけさす天使ってどうなんだろう」

青葉「あと、何故か"望月ちゃんマジ熾天使"っていうのもありますね」

提督「なんで熾天使なんだ?」

青葉「さぁ?」





望月「だから、なんでこっち見てんの?・・・まあ、いいけど」

みかえる!!

個人的には初雪ちゃんの
「ん……がんばる!」が至高だと思う。

北上様のありがとねっ♪もたまらん

瑞鳳の
いつ見るの?今で(ry・・・
もかわいいよな

飛龍の「めっ」がすき(こっちょり)

瑞鶴の「さーんきゅっ!」に撃ち抜かれました

まぁ一番は雪風の「しれえー」だがな

龍田の わぁ♪ が好き

北上様はクセになる
わびさびよねぇ~

でも結局はみんな電ちゃんの、なのです!が1番なんだろ?

青葉「他に、龍田さんになぶられ隊とかー」

提督「なぶっ!?」

龍田「あらぁ」

龍田「それはファンクラブの人を[ピー]して[ブー]して[ガー]していいってことかしらぁ」

天龍「お前はファンクラブを皆殺しにする気か!」

青葉「不幸姉妹を励ます会なんてのもー」

扶桑「ふ、不幸姉妹!?」

山城「おおお、落ち着いてください、お姉様」

山城「それは多分、横須賀の航空戦艦姉妹のことですよ」

扶桑「あ・・・ああ」

扶桑「そうですね きっと、そうに違いありません」

伊勢「あら、不幸姉妹じゃない 久しぶりね」

山城「なっ!?」

伊勢「元気してた?なんか薄幸さが増してる気がするけど」

山城「誰が薄幸よ!」

山城「それに不幸姉妹は、わたし達のことじゃないでしょ!」

日向「そうだ 失礼じゃないか、伊勢」

日向「妹の方には山城と言うちゃんとした名前があるものな、不幸さん」

扶桑「わたし扶桑、扶桑です!」

提督「・・・どっちが失礼なんだか」

文月「んーとぉ」

伊勢「あら?この娘は?」

提督「呉の新人、文月だ」

日向「ふぅん、その新人が何の用?」

文月「どっかで見た気がするのぉ」

伊勢「もしかして、モデルとかアイドルに似てる人でもいるのかしら?」

文月「わかったぁ」

文月「ラピ○タに出てくる戦艦ゴリア・・・もがっ」

提督「・・・消されたくなければ、ジ○リネタはやめるんだ」

日向「航空戦艦って言っても、わたし達が空飛ぶわけじゃないぞ」

文月「そかぁ」

伊勢「そうだ 今度わたし達、瑞雲積んでもらっちゃったの」

伊勢「そっちは、どうよ?」

山城「わ、わたし達だって積んでるわよ」

伊勢「錬度はこっちの方が上なんじゃないかなー」

扶桑「わたし達も、きちんと訓練してます!」

赤城「瑞雲?知らない子ですね」

伊勢「・・・・・・」

日向「・・・・・・」

扶桑「・・・・・・」

山城「・・・・・・」

赤城「あら?どうしました?」

伊勢「まあ、どうせわたし達は流星とか積めないわよね」

山城「そ、そうよね・・・彗星とか載せてみたい・・・」

扶桑「み、みなさん あちらでお茶でも飲みませんか?」

日向「そうしよう」

赤城「あら?あらら?」

加賀「安心して、赤城さんは何も悪くないわ」

加賀「ただ、ちょっと話しかけるタイミングが悪かっただけです」

文月MEMO

わかったこと



・むつちゃんは、だいさんほうとうがきになる

・いせちゃんは、ふそうちゃんたちがきになる

・ひゅうがちゃんは、べつにどうでもよさそう


青葉「航空戦艦はロマンだって、割とファンも多いんですけどねー」

提督「そうなのか」

文月「最上ちゃん達はぁ?」

青葉「ああ、航空巡洋艦ですねー」

最上「なになに?ボクのこと呼ん・・・

ごちんっ

最上「あたっ!」

不知火「つう!」

最上「ちょっと、気を付けて歩いてよね」

不知火「は?」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」ぎろぉ

最上「い、いや・・・別に」

提督「・・・もっと頑張れよ、ボクっ娘」

最上「そうは言っても、怖いよあの目つき」

文月「不知火ちゃん、ヤンデレぇ?」

提督「いや、別にデレてはないだろ」





ごちんっ

不知火「いたっ!」

荒潮「痛いですー」

不知火「ちょっと、気を付けなさいよ」ぎろぉ

荒潮「あらぁ?わたし、何かにぶつかったかしらぁ?」

荒潮「ねぇ不知火ちゃん、知ってますぅ?」

不知火「え・・・いえ」

荒潮「あらぁ?どうしてうつむいちゃうんですかぁ?」

ゆらぁ

不知火「ひぃぃ!?」

文月「荒潮ちゃん、ヤンデレぇ?」

提督「だからデレてないし、あいつは不思議ちゃん枠で・・・

荒潮「司令官、ここに居たんですかー 探しちゃいましたー」

提督「は?」

荒潮「一緒にごはん食べようと思ったのに、終わっちゃったんですかー?」

文月「荒潮ちゃん、デレたのぉ」

青葉「デレましたね」

提督「え・・・え?」

荒潮「でも、もう一回食べて胃が破裂したって、死にませんよねー」

ゆらぁ

提督「ひぃぃぃぃぃっ!?」

がたたっ

雷「だから司令官、危な・・・じゃなくて!」

雷「わたしを避ける司令官なんて、知らないもん!」ぷいっ

提督「い、雷、すまない!」

がばぁっ

雷「ひゃっ!ひゃうっ!?///」

提督「お前があんな怖いヤンデレなわけなかったんだー」

雷「わ、わかればいいのよ///」

雷「もっとわたしに甘えていいんだからね!///」





青葉「あー、これも巷の噂通りですねー」

文月「んぅ?」

青葉「雷ちゃんには、二つ名があるんですよー」

最上「へぇ、どんなだい?」

青葉「・・・ダメ男製造機・・・」

最上「・・・なるほど」

電「へ、変なことに納得しちゃダメなのです!><。」

不知火ちゃんの「不知火に何か落ち度でも?」は正直ちびりそうになる

雷ちゃんは依存させてくれそう

文月「あれぇ?」

提督「どうした、文月?」

文月「摩耶ちゃんが、メガネしてるのぉ」

青葉「ああ、あれは鳥海ちゃんですねー」

提督「麻耶の妹だな」

文月「そっくりぃ」

提督「ちなみに言っておくと」

提督「高雄・愛宕・摩耶・鳥海で四姉妹だからな?」

文月「んぅ?愛宕ちゃんと摩耶ちゃん?」

青葉「そっちは見えないですよねー」

鳥海「わたしが鳥海です よろしくです」

文月「よろしくぅ~」

提督「見れば見るほど摩耶にそっくりだが、性格は違うよなー」

鳥海「そうですね」

鳥海「しかし、摩耶がワルぶってるのは照れ隠しですから」

文月「どゆことぉ?」

鳥海「ほら、あのように」





摩耶『ほら、しっかり歩けよ、じーちゃん』

長官『うぅ・・・すまんのぅ』

摩耶『まったく せっかくサボリ入れてたのによ』

長官『サボリってお主、まだ昼休み中じゃろうが』

摩耶『う、うっせーよ///』





提督「完全にワルぶれてない所が、なんとも」

龍田「そーよねぇ」

龍田「まるで、誰かさんを見てるみたーい」

天龍「き、木曾 何か言われてるぞ」

木曾「お前だ、お前!!!」

鳥海「愛宕はいつもあの通りですが、問題は高雄です」

文月「どしてぇ?」

青葉「長女らしく、しっかり者に見えますが」

鳥海「確かに」

鳥海「ただし、怒らせなければ・・・ですが」





長官『しかし、高雄があんなに怖いとは思ってもみなかったぞい』

摩耶『アイツは怒らせちゃダメだってー』

摩耶『アタシなんか子供の頃、高雄のお菓子食べちゃっただけでボコボコにされたぜ?』





提督「思ったより、沸点低っ!」

鳥海「だから二人とも、宿舎では行儀よくすることをお勧めします」

文月「わ、わかったぁ」

青葉「き、肝に命じます」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

雪風「不知火ちゃん、お久しぶりです!」

不知火「そうね」

雪風「元気がありません どうしたのですか?」

不知火「別に」

雪風「別にってことありません!雪風は心配です!」

不知火「別に何でもないわ」

不知火「それとも、わたしが嘘をついてるとでも?」ぎろぉ

雪風「雪風の目は誤魔化せません!不知火ちゃんは何か隠しています!」

不知火「・・・・・・」

不知火(そ、そうだった)

不知火(天然のこの子には、睨むとか脅すとか効果ないんだったわ)

雪風「ほら、黙りこむのがその証拠です!」

不知火(う、ウザい)

不知火(くっ、どうにかして追い払いたい)

不知火「!」

不知火(・・・そうだ)

不知火「実は、わたしはあなたのこと愛しているの」

雪風「そ、そうなのですか!?」

不知火「だけど、わたし達は女同士・・・この恋は実らない」

不知火「だから、あなたが近くに居ると心が痛くて辛いのよ」

雪風「!!!」

不知火(フフッ、どう?)

不知火(もう近寄る気も起きないでしょう)

雪風「ゆ、ゆゆゆ」

不知火「ゆ?」

雪風「雪風は猛烈に感動しています!」

不知火「は?」

雪風「実は雪風も、不知火ちゃんのことが大好きだったのです!」

不知火「えぇぇぇ!?」

不知火「だ、大好きって言っても」

不知火「わたしの好きは、その・・・チューしちゃったりする好きなんだけど」

雪風「雪風にチューしてくれるのですか!?」

雪風「嬉しいです!じゃあ早速、二人きりになれるとこに行きましょう!」

がしっ ずるずるずる

不知火「え・・・え・・・え?」

不知火「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

・・・・・・・・!

・・・・・・!

・・・・!

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

俺もちゅーされたいんだけど!

秋雲「・・・みたいな、薄い本書こーっと」

提督「やめやがれ」

文月「んぅ?」

提督「どうした、文月?」

文月「本が薄いのぉ?」

提督「ああ、それはだな」

提督「秋雲が書こうとしてるのは同人誌で、一人で書くんでページが少ないからなんだ」

文月「ふぅん」

秋雲「提督ぅ」

秋雲「なーんでそんなに、同人誌に詳しいのー?」にやにや

提督「・・・あ」

比叡「同人っていっても、内容が大事だと思います!」

比叡「一番売れそうなのはズバリ!金剛姉様とわたしの姉妹本ではないでしょうか!」

秋雲「んー」

秋雲「姉妹物なら、扶桑さん達で書くかなー」

比叡「・・・あれ?」

扶桑「わ、わたし達ですか!?」

秋雲「その大きな艤装同士の激しい絡み合い!飛び散る汗!その他の液体!」

扶桑「かっ、絡みっ!?」

扶桑「わ、わたし達はそんなふしだらなことはしません!」

山城「そうよ!」

山城「わたし達なら、もっと静かに愛し合うわ!」

扶桑「え?」

提督「え?」

秋雲「え?」





山城「え?」

え?

秋雲「それに金剛さん出すんならー」

秋雲「どっちかってゆーと、提督LOVEな本にするかなー」

提督「は?」

秋雲「金剛は、提督とベッドサイドでモーニングティーを飲みたいネー!」

秋雲「みたいなー?」

比叡「なななな!?」

比叡「失礼にも程がありますよ!ねぇ、お姉様!」

金剛「でも、間違ってはいないのネー!」

比叡「へ?」

金剛「提督のハートをゲットするのは、この金剛なのデース!」

え?

文月「愛宕ちゃんはぁ?」

比叡「そ、そうですよ!」

比叡「提督は愛宕ちゃんと付き合っているのですよ!?」

金剛「ノンノン!結婚(仮)をするまでは、どう転ぶか分かりまセーン!」

金剛「まだ勝負はついていないのデース!」

提督「いやいや、ちょっと待て」

比叡「・・・分かりました」

提督「比叡?」

比叡「わたしも姉様の妹・・・わたしの望むのは姉様の幸せだけ」

金剛「比叡、分かってくれましたカー!」

比叡「はい!」

比叡「だから、提督」

提督「な、なんだ?」

比叡「金剛姉様と結婚すると、今ならこの比叡もついて来てお得です!」

提督「ついて来んのかよ!」

       ,,.:.:≧=-=ミメ
     //〈/>'7"⌒:.`ヾ、

     __i.://.:.:.:./:.:.:./\.:.:.V
    〔__}].:..厶イ.:/し ー 、:.}ヘ
   /.:/厶イ/ ●    ● ト{__/  ヒエ~
.   厶/.:人_ u  /`ー‐ 、u |i
.   厶イハ小:、 /    / U八
.      /Vヾト、`二 ´_,,.イ/
   /  ∧ ∨ヽ//|⌒\

  /⌒\/ ハ ∨// .|、  /ス

???「ずいぶん、面白い話をしてるみたいですねー」

提督「いや、面白くはないだろ」

???「モテちゃって、大変じゃないですかー」

提督「も、モテるなんて言うなよ 照れるだろ///」

愛宕「ふぅん、照れちゃうんだー」

提督「ぎゃーーーーー!!!」

文月「愛宕ちゃん高雄ちゃん、お帰りぃ」

秋雲「おー、これはー」

秋雲「高雄四姉妹vs金剛四姉妹とか、薄い本が厚くなるなー」

文月「厚くなるのぉ?」

秋雲「まずは、愛宕さんvs金剛さんでしょー?」

秋雲「ムネの大きさだけなら、愛宕さん大勝利だよねー」

愛宕・金剛「・・・・・・」ブチッ

秋雲「そして、高雄さんvs比叡さんかー」

秋雲「いまいち影が薄いかなー」

高雄・比叡「・・・・・・」ブチッ

秋雲「続いて、摩耶さんと榛名さんになんのかなー」

秋雲「不良と刑事って、どんだけー?」けらけら

摩耶・榛名「・・・・・・」ブチッ

秋雲「最後は、鳥海さんと霧島さんでメガネ対決かー」

秋雲「んでも肝心のメガネより、ヘソ出しとマイクチェックの印象のが強いよねー」

鳥海・霧島「・・・・・・」ブチッ

(あ艦これ)

愛宕「金剛さーん、ひとまず提督のことは置いといてー」

愛宕「ちょっと協力し合いませんかー?」

金剛「もちろん、考えることは同じネー!」

金剛「みなさん、フォロミー!」

がしっ ずるずるずる

秋雲「およ?」

秋雲「もしかしてこれって、美少女駆逐艦が先輩達にイジメられるってパターン?」

秋雲「くーっ!薄い本の構想が捗るわー!」





提督「・・・こりないやつだなー」

文月「秋雲ちゃん、大丈夫ぅ?」

提督「あいつなら大丈夫だろ、多分」

長官「しかし、あれじゃのぅ」

長官「呉では何かあると屋上に連れてくのが流行っとるのか?」

だめな子ほどかわいい

カワイイ子ほどダメ

【艦これショート・ショート①】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

青葉「青葉、今日も特ダネを探して鎮守府を歩き回ります!」

青葉「むむっ!あれは、提督とごーやちゃんではないですか」

青葉「こんな人気のないプールで、一体何を?」

青葉「スクープの匂いがします!」





提督「おい、大丈夫なのか?」

伊58「だ、大丈夫でち」

提督「まだ痛むのか?」

伊58「ちょっとだけ」

伊58「それに、まだ何かお股に挟まってる感じがするでち」





青葉「!!!」

青葉「青葉、スクープを掴んじゃいました!」

青葉「提督とごーやちゃんは、そういう仲・・・

提督「だから、魚雷にまたがって進むのはやめろって言ったろう」

提督「バランス取るのに、結構股の力がいるんだから」

伊58「うぅ、残念でち」

青葉「ズコーーーーー!!!」

ずざざざーっ

提督「ん?何だ?」

伊58「どうしたんでち?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【艦これショート・ショート②】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

土曜日

初雪「・・・明日から本気出す・・・」

望月「んぁ?そういえば、三連休だっけ・・・まぁ、いいけど」



日曜日

初雪「・・・まだ真ん中に過ぎない・・・玄人は焦ったりしない・・・」

望月「そーそー、焦ってもしょうがない」



月曜日(祝日)

初雪「・・・社会人たるもの、連休最後は明日に備えるべき・・・」

望月「あれ?今日はサ○エさんないんだっけ・・・まぁ、いいけど」





こうして艦娘達の三連休は過ぎていくのでした・・・

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【艦これショート・ショート③】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

鳳翔「提督、お茶が入りました」

提督「あ、ああ」

金剛「提督のために、愛情こもったミルクティーを入れたネー!」

提督「そ、そうか」

鳳翔「日本人なら、お茶ですよね」

提督「あ、いや、その」

金剛「海を渡る船乗りたる者、グローバルでなければいけまセーン!」

提督「そ、そうなの?」

鳳翔「提督?」

金剛「ヘイ!テイトーク!」

鳳翔・金剛「どっちを選ぶのですか?(デース?)」

提督「あわ、あわわわ」

がちゃっ

摩耶「よっ、提督 コーヒー飲みに行こうぜ」

提督「そ、そうだ!」

提督「俺ってば、コーヒー飲みたかったんだ!ありがとう、摩耶!」

提督「・・・ありがとぅ」うぅぅ

摩耶「なんだよ、大袈裟だなー そんなにコーヒー好きだったかー?」

摩耶「じゃあ奢ってやるから、有難く思えよ!」

がちゃっ ばたんっ

鳳翔・金剛「・・・え?」





摩耶様、大勝利

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【艦これショート・ショート④】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

夕張「あーもう、重いったらないわ」

愛宕「そうよねー、重いわよねー」

夕張「一つ一つが、もっと軽ければいいのに」

愛宕「肩がこって、大変よー」

夕張「でも、ほんとはもっと載せたいんだけどなー」

愛宕「乗せる?」

夕張「ええ、載せる」

愛宕「ああ、たまにテーブルに乗せたりするわよねー」

愛宕「あれやると、楽なのよー」

夕張「・・・あの、テーブルに載せてどうするんですか?」

愛宕「え?」

夕張「え?」





たまには会話がかみ合わないこともあります

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【艦これショート・ショート⑤】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

1店目

赤城「あら?閉まってますね」

加賀「貼り紙によると、閉店のようだけれど」

大和「残念」



2店目

赤城「もしかして、ここも?」

加賀「ついてないわ」

大和「次に行きましょう」



3店目

赤城「ええっ!?ここもですか!?」

加賀「こんな偶然があるのですね」

大和「もう、お腹が空いて倒れそう」





朝潮「ぐ、偶然じゃないと思う」

荒潮「そういえば、全部食べ放題のお店だったかしらー」

満潮「この前、赤城さん達が出て来た時 店員さん、青い顔してたわよ」

大潮「お店にしてみれば、ちょっとしたテロですね!」





加賀さんも、見かけによらず良く食べるようです

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

正規空母だから仕方ないね。なお、金剛改二も仲間に加わったよう

食べ砲台

>>482
この前のアプデで修正されただろ!

【艦これショート・ショート⑥】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

三日月「睦月ちゃん、なにしてるの?」

睦月「しーっ!」

三日月「あれは・・・長門さんと島風ちゃん?」

睦月「実はね、長門さんにはとある噂があるのです!」

三日月「噂?」

睦月「長門さんはたまに、ながもんに変身するって噂なの!」

三日月「・・・は?」

睦月「さあ、一緒に観察しましょー!」

島風「わーい チョコミントとキャラメルリボンのダブルー♪」

長門「よっ・・・ほっ・・・はっ」

よろろ

長門「ぬっ・・・なんと!」

ぽろっ べちゃっ

長門「あーっ!!!」

島風「もー!」

島風「だからトリプルが限度だって言ったのに、4つも乗せるから!」

長門「うぁぁ・・・わたしのアイスが」

島風「はい!」

長門「え?」

島風「わたしの、一緒に食べよ?」

長門「い、いいのか?」

島風「うん!」

長門「うぉぉぉ、島風ー!」

がばぁっ

島風「わわっ!」

長門「・・・なんかこのアイス、しょっぱいな」

島風「泣きながら食べるからだよー まったくー」

ふきふき





睦月「ながもん、居たでしょ?」

三日月「・・・うん、居たかも」

睦月「・・・・・・」

パシャッ

~後日~

長門「・・・・・・」ふるふる



[ スクープ!今度はアイスショップにながもん出現! ]



長門「誰だ、青葉に写メつきでチクったのはー!?」





三日月「睦月ちゃん、もしかして」

睦月「うん!青葉さんから、お小遣いもらっちゃった!」





鎮守府にも、色々なアルバイトがあるようですね

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「・・・こんな同人を描いてたのか」

摩耶「ま、アタシの大勝利なんて、たりめーなことだけどな!」

提督「そ、それにしても」

鳥海「提督?」

提督「良かったー、エロ同人じゃなくてー」

高雄「そうですね、良かったわ」

金剛「良くはありまセーン!」

文月「どしてぇ?」

比叡「秋雲ちゃんは、敵のスパイかもしれないんですよ!」

提督「スパイ?」

霧島「こんな物を持っていたのです」



[ 金剛姉妹に関する考察 ]

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

金剛「提督のハートを掴むのは、この金剛デース!」

金剛「へ?提督もわたしのことが好き?」

金剛「・・・えーっと」





金剛「・・・・・・///」ボフッ

金剛「なななな、何を言ってるデース!///」

金剛「こんなの、冗談では済まされませんヨー!?///」

金剛「へ?本気?」

金剛「・・・その、あと、えと」





金剛「・・・・・・///」ボフッ

金剛「やややや、やっぱりからかってるですネー!?///」

金剛「そうに違いないデース!///」





金剛さん 意外に照れ屋

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

比叡「恋も戦いも、提督には負けません!」

比叡「で、でもですね」

比叡「提督がどうしても引き分けに持ち込みたいなら、一つだけ手がありますよ?」

比叡「ししし、知りたいですかー?///」

比叡「いやー、そっかー 参っちゃうなー///」

比叡「そ、それはですねー」

比叡「提督とわたしが恋に落ちれば、引き分けになっちゃうかなーって///」チラッ





比叡さん 意外にストレート

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

榛名「はい、大丈夫ですよ?」

榛名「提督も鎮守府も、榛名が守ってみせます!」

榛名「だから、安心して執務に励んでくださいね!」

榛名「提督、わたし子供は男の子と女の子の二人欲しいです」

榛名「え?子供の名前にわたしの字を一文字使うですか?」

榛名「そんな、提督の一文字だけで十分ですよ」

榛名「榛名の字なんて、もったいないです!」





榛名さん 一歩引いてるようで愛が重い

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

霧島「司令、提案させて頂いてよろしいでしょうか」

霧島「こうして秘書としてだけではなく、プライベートも一緒の方がいいと思うのです」

霧島「は?そこまでは必要ない?」

霧島「な、何を言ってるんですか!」

霧島「プライベートを一緒に過ごすことにより、阿吽の呼吸が生まれるんです!」

霧島「は?ビジネスとプライベートを分けるのが、現代的なやり方?」

霧島「現代も過去もありません!わたしがいいと言えばいいんです!」

霧島「あ、明日からは休日も一緒ですから!いいですね!///」





霧島さん 理論のち力押し

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

比叡「こんなに的確に見抜かれてるとは、思いませんでしたー」はふぅ

金剛「恐ろしいデース!」

提督「・・・おぃ」

長官「それが敵に知れたとして、敵が何の得をするんじゃ?」

金剛「・・・・・・」

比叡「・・・・・・」

榛名「・・・・・・」

霧島「・・・・・・」

金剛「まあ、この鎮守府にスパイなんて居るわけありまセーン!」

比叡「わ、わたしは最初から信じてましたよ?」

榛名「そうですよ」

榛名「それに、その考察は間違っています」

提督「どの辺が?」

榛名「わたしはもっと、分からないように周りから固めていきますから」にこっ





この時
その場に居た全員が思った

天然を装った狡猾が怖いのではない
狡猾さえも備えた天然が、一番怖いのだと

やだこわい
がんばれ愛宕

時折見える狡猾さすら可愛い個性の1つと思わせるようなのが文句無しで最強だと思う

さざなみまだかな?

【OL足柄さんの憂鬱】 作:秋雲同人工房

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

足柄「・・・はぁ」

足柄「まったく、課長ったら分かってないんだから」

足柄「上司じゃなかったら、ぶっ飛ばしてるところよね!」

マスター「お客さん、今日は荒れてますね」

足柄「うっさい!」

足柄「マスター、お代り頂戴 お代り!」

マスター「もう、その辺にしといた方が・・・」

足柄「なによ、わたしに飲ませるお酒はないっていうの!?」

マスター「じゃあ、最後の一杯ということで」

足柄「フン、いいわよ!」

足柄「どうせわたしなんて、こんな扱いなのよ!」

???「クスッ」

足柄「!」

足柄「なによ、何かおかしいわけ?」

妙高「いえ、確かに少し荒れていらっしゃるなと思ったものですから」

足柄「笑いたきゃ、笑いなさいよ」

妙高「そんな・・・」

妙高「わたくしも会社勤めなものですから、お気持ちは良く分かりますわ」

足柄「いやいや、あなたからは少しお高く止まってるオーラが感じられるけど?」

妙高「それは、心外ですわ!」

妙高「わたくしだって、いつも頭を下げながら仕事をしていますのに!」

足柄「ご、ごめんなさい」

足柄「そんなに深い意味で言ったんじゃないんだけど」

妙高「・・・あ」

妙高「わたくしこそ、ごめんなさい つい、熱くなってしまって」

足柄「お詫びに一杯、奢るわ」

足柄「飲めないとか、言わないわよね?」

妙高「もちろんですけど・・・それでしたら」

足柄「ん?」

妙高「わたくしの部屋で、お酒を付き合って頂けませんかしら」

妙高「すぐ近くですし、マスターから止められてるご様子でもありますし」

足柄「そ、そうだった」

足柄「でもいいの?お邪魔じゃないのかしら?」

妙高「いえ、独り者だと色々寂しいものですから」

足柄「そっか」

足柄「それなら、少しだけお邪魔させてもらおうかな」





妙高「・・・・・・」クスッ

足柄「へぇ、いい部屋ね」

妙高「見てくれを良くしてあるだけですわ」

足柄「ちゃんと片付いてて偉いと思うわ」

足柄「わたしの部屋とは大違い」

妙高「そんなこと・・・」

足柄「見たら驚くわよ、きっと」

妙高「そういえば、お名前も伺っていませんでしたわ」

足柄「足柄よ」

足柄「酔って愚痴を言うのが得意なの フフッ、よろしくね」

妙高「まあ」

妙高「わたくし、妙高と申します 宜しくお願い致しますね」

足柄「・・・妙高?」

妙高「どうか致しまして?」

足柄「いえ、何か懐かしい響きに感じたものだから」

妙高「懐かしい?」

足柄「あ、知り合いにイントネーションが似ている人が居たとかかも」

妙高「なるほど、そうでしたか」

妙高「カクテルでよろしいでしょうか?」

足柄「ありがとう 頂くわ」

妙高「頂き物で良ければ、ブランデーもありますけれど」

足柄「ブランデーって、強いんでしょ?」

妙高「そうみたいですわね あまり冷やさずに飲むのが良いとか」

トクトクトクトク

妙高「こうして、グラスを手で転がして・・・口に含んで」

足柄「ふんふん」

妙高「・・・・・・」

足柄「な、なにかしら?」

妙高「・・・・・・」

足柄(何でこっちに、にじり寄って来るのよ?)

足柄(何で目が潤んでるのよー!?)

足柄「あ、あの・・・まさか」

足柄(くくく、口うつしとか!?)

妙高「・・・・・・」

足柄「あの・・・わたし、そういうのは・・・」

妙高「・・・・・・」

足柄(だ、ダメっ!)

足柄(このヒトの目に見つめられると、何故か逆らえないっ)

足柄「あ・・・ダメ」





足柄「ん"ん"っ!?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

愛宕「はーい、そこまでねー」

秋雲「げっ!」

愛宕「他にも、隠してるだろうと思ったわー」

秋雲「あー、こっから姉妹ってのが分かって泥沼ってくんのにー」

愛宕「こういうのはダメって、言ったはずよねー」

秋雲「それ、キッツイわー」

愛宕「た だ し」

秋雲「ん?」

愛宕「わたしと提督のラブラブ本だったら、許さないこともないかなー」

秋雲「汁多めでいっすかー?」

愛宕(汁!?)

愛宕「そ、その代わり、脱ぐとかはなしねー」

愛宕(こう言っとけば、プラトニックものしか描けないわよねー)

秋雲「りょーかーい」

秋雲(着衣とかエロいわー)

秋雲「んー、今から本気出せばコ○ケいけるかなー」

秋雲「巻雲ちゃん、今日から徹夜よろしくー」

巻雲「んぇ!?」

                  -‐‐─--
               ´           `  、

                /                   ヽ
             /       ___
.            !     - ‐艦 |\/| こ   、        \
           │ //    _ \ /    れ  、      ヽ
           ! / , -‐/. / ̄i  !  ̄ i ‐        ヽ
              〉/   / ./     〉 λi  ヽ !`丶   \      }
          / i′ /| /へ、  \ ヽ廾弋   i   ヽ  丶     i
           ! ! / リ∩      ー‐ゝ、.\ヽ |     |\   ヽ    !
.            i  i i   | |       |│  `.|    !巛 ヘ  i   /          巻雲だけに巻き込まれちゃう
          !  〉亅.  ∪         |│   i   入ミミミ∧ |
           ,‐| / ヽ            `´    i   γ¬ミミミ 〉|ノ 廴__      なんつって
.         ! i .!        __       .!   / ノ 巛へ/弋廴__く
         〉、y ゚。         ヽ丿         !  /- く⌒《》  入 \          
         ! |ヽ `=- _,、 ___ ,、 _   -‐/ /彡彡\/ ̄ \i´
.        i  .! \! / ミ〉 .〈 \ ! !  ソ/-‐  ´  ! `、
        i  , 〈   .( ,ゝ--∧ー i乙/¨\        i   !
        ! λ \  実:ω;実´ `)   }         /   |
        乂从ヽ ヽ、 i `:;:;:;:´ 〉‐- -‐´i        //   /
           ヽ杁__ ゝ:;:;:;:;:;  i(´A`)  〈     ´ /   ノ
                   | :;:;:;:;  /ニニ二ニニl     メ´
               ノ _  ./ ! |  |  i ヘ
                 / ノl l│.  i  |.  |  i ヘ
             し.´│|.i 入 !  |  .i  i   〉
                    し   `ト ┴-‐┴ー‐ ´
                    | |     | |
                         !ー|    !ー|
                    | |     | |
                    し    し

                       ¨      ¨

【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ

 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'

陸軍としては審議を拒否する

文月MEMO

わかったこと



・ちょうかいちゃんは、へそだしさん

・あきぐもちゃんは、どーじんさっかさん

・まきぐもちゃんは、ちょとふびん


    |∧∧|       (( ) )   (( ) )  ((⌒ )
 __(;゚Д゚)___   (( ) )   (( ⌒ )  (( ) )
 | ⊂l     l⊃|    ノ火.,、   ノ人., 、  ノ人.,、
  ̄ ̄|.|.  .|| ̄ ̄   γノ)::)  γノ)::)   γノ)::) 
    |.|=.=.||       ゝ人ノ  ゝ火ノ   ゝ人ノ
    |∪∪|        ||∧,,∧ ||∧,,∧  ||  ボォオ

    |    |      ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
    |    |      ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
   ~~~~~~~~     | U (  ´・) (・`  ). .と ノ

              u-u (    ) (   ノ u-u
                  `u-u'. `u-u'

龍驤「スレンダー友の会を作ったで 文月ちゃんも入らへん?」

文月「すれんだぁ?」

瑞鳳「そうよ!時代はスレンダーなの!」

文月「じーんはぁ?じーんも居るのぉ?」

龍驤「へ?」

瑞鳳「ジーンって、なに?」きょとん

提督「・・・文月、いくらなんでもファーストまでさかのぼるのはやめとけ」

龍驤「スレンダーゆうんは、うちらみたいな細身の娘のことやで」

瑞鳳「だから、文月ちゃんにも入る資格があるのよ」

龍驤「うちら背も小さいやろ?スラっとカワイイでいくで!」

瑞鳳「女のコはスラカワがいいのよ、スラカワが!」

文月「ふぅん」

潮「あ、司令官 ここに居たんですね」

提督「お、潮か」

潮「あの、龍譲さんもお久しぶりです」

ぷるんっ

龍驤「・・・・・・」

瑞鳳「・・・・・・」





龍驤「解散や、解散」

瑞鳳「はいはい、世の中不公平よね」

潮「あ、あの・・・わたし何か?」

提督「・・・気にするな」

長官「トバッチリというやつじゃのう」

提督「はっ!」

提督「潮が来たということは、曙も?」

潮「は、はい」

提督「・・・・・・」バッ

提督「・・・・・・」ババッ

文月「どしたのぉ?」

提督「ふー まだここまでは来ていないようだな」

潮「あの・・・後ろに・・・」

提督「!?」





曙「って、なに見てんのよ このクソ提督!」

提督「そ、そのクソ提督って・・・そろそろやめてもらえないかなー、なんて」

曙「クソ提督をクソ提督って言って、何が悪いのよ このクソ提督!」

提督「どぅふっ!」

文月「提督、大丈夫ぅ?」

提督「・・・じ、地味にダメージが」

曙「そーんなこと言って」

曙「その娘に優しくしてもらおうと思ってるだけでしょ このクソ提督!」

提督「あぅぅ」





???「ちょっと、やめてもらえるかしら」

提督「!」

曙「誰よ!」

満潮「・・・・・・」

曙「満潮じゃない 何か文句が?」

満潮「大ありよ!」

提督「・・・満潮ぉ」うるっ





満潮「そのクソ提督をクソ提督って呼んでいいのは、わたしだけなのよ!」

満潮「アンタごときがクソ提督なんて呼んじゃダメなんだからね!」

提督「グハッ!」

最上「あ、吐血した」

青葉「見事にトドメを刺されましたねー」

満潮はクソ提督とまでは言わないだろ!いい加減にしろ!

提督「うぅ・・・俺なんて、俺なんてぇ」

よろろっ

雷「司令官、わたしが居るじゃない!」

提督「い、雷ぃぃぃぃぃ!」

雷「だから、もっと甘えていいって言ったのよ///」

雷「わたしが司令官を守ってあげちゃうんだからね!///」

提督「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!」

青葉「・・・・・・」

最上「・・・・・・」

電「・・・・・・」

青葉「・・・やっぱり、ダメ男製造機ですよね」

最上「ダメ男製造機だね」

電「ダメ男製造機なのです」

~その後~

満潮「はぁ」

満潮「提督のことクソ提督って呼ばせないために言ったのに」

満潮「どうしてこうなっちゃうの?」

朝潮「ほ、ほら 司令官も分かってくれてると思うし」

朝潮「わたしがそれとなく言っておいてあげるから」

満潮「ほんとぉ?」ぐすっ





叢雲(泣いてんじゃないわよ!)

叢雲(わたしの居ない所で、ツンツン争いなんかしちゃってぇぇぇ!)キーッ

白露「あっれー?」

白露「こんな木の陰で、何やってんの?」





ツンデレーマスターの道は、険しく遠い

霞は出ませんか?

ツンデレとはなんなのか

曙「フン!」

曙「そうやってなでなでされて、さらにダメになっていくといいわ」

曙「この、クソ提督!」

提督「ひぎぃ!」

雷「もう、いい加減にしなさいよね!」

雷「それ以上言うと・・・

???「あーあ その程度で落ち込んじゃうって、見てらんないったら!」

提督「か、霞ぃ!」

曙「なに?霞も文句があるワケ?」

霞「大ありだっての!」

霞「そのクズはクソ提督じゃなくて、クズなのよ!」

霞「気軽にクソ提督なんて呼んで欲しくないんだけど!」

提督「・・・・・・」ちーん

文月「提督ぅ?」

最上「あ、気絶した」

電「し、司令官!しっかりしてなのです!」





叢雲「また出そびれたー!!!」キーーッ!

叢雲「このままじゃ、ツンデレとして忘れ去られちゃうじゃない!」

白露「叢雲ちゃんはツンデレの意味を、もっかい考えた方がいいんじゃないかなー」

文月MEMO

わかったこと



・うしおちゃんは、ぷるん

・あけぼのちゃんは、なんかつよそう

・かすみちゃんも、なんかつよそう


ビーッ ビーッ

提督「!?」

  『海上護衛任務中の漣より、緊急電』

  『ワレ テキセンスイカンブタイニソウグウセリ』

長官「むぅ、輸送艦狙いの部隊かの」

提督「漣に繋げるか?」

  『回線、回します』

提督「漣、聞こえるか?現在の状況は?」

漣『ただいま交戦中です ご主人様』

提督「・・・いまは、ご主人様やめれ」

漣『敵潜水艦5を確認してるのね』

提督「数的不利か」

漣『んー、ツアーに向かう那珂さん達と一緒になったので大丈夫ですし』

漣『それに・・・』

提督「どうした?」

初雪『・・・なんか若干二人・・・気合い入り過ぎ・・・』

提督「気合い?」

漣『えっとですね』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

神通『こ、この場合は・・・牽制だけして、応援を頼む方がいいんでしょうか』おろおろ

漣『神通さん、ソナーの反応は何隻です?』

神通『え、えと・・・5隻でしょうか』

初雪『・・・うわ、多い・・・面倒くさい・・・』

漣『数が多くたって諦めないよ 漣はしつこいから!』

漣『じゃあ、少し距離をおいて様子見と行きますか!』

那珂『大丈夫だよ!』

吹雪『うん、大丈夫!』

時雨『な、何が大丈夫なのさ?』

那珂『わたしはアイドルだもん!』

吹雪『提督は、わたしをヒロインだって言ってくれた』

那珂・吹雪『だから!』

那珂・吹雪『わたし達は、沈まない!』

バァァァァァン

時雨『なに、その根拠のない自信は!?』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

那珂『きゃは☆』

那珂『そんな魚雷、当たんないよーだ!』

時雨『待ってよ!君に何かあったら、ボクの責任になるんだからね!』

吹雪『爆雷散布!いっけぇ!』

神通『あの・・・わたしは、どうすれば』





提督「・・・なんか違う意味で凄いことになってるな」

漣『ですね』

提督「とにかく、至急増援を出す それまで頑張ってくれ」

漣『わかりました ご主人さま♪』

初雪『・・・ん・・・頑張る・・・』

提督「五十鈴、お前に第六駆逐隊を付ける」

提督「いけるな?」

五十鈴「対潜行動なら、わたしにお任せ 腕が鳴るわ」

提督「阿武隈」

阿武隈「わ、わたしっ!?・・・行けるけど」

提督「睦月、如月、皐月、望月・・・それと」

提督「文月、行ってみるか?」





文月「はぁい」

文月「文月、本領を発揮するよぉ!」

文月日誌

○月□日



はじめて、えんしゅうとしゅつげきをした

えんしゅう

 げきちん じゅうじゅん1 くちくかん1

しゅつげき

 げきちん せんすいかん1



ていとくがほめてくれたから、あしたもがんばろう

かこちゃんも、がんばれ


まってました!!

いいね

【番外編】加賀さんのMerry X'mas

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*



夢を見ている

私には、それが分かった



なぜなら

私が提督と踊っているから





私は深紅のドレスを身に纏っている

以前、衝動的に買ってしまったものだ



一目ぼれだった

ショーウィンドーで、そのドレスを見掛けた時

一瞬で虜にされた

こんな事は滅多にない

気付くと店に飛び込み、試着室の中に居た



もう

手放せる訳がなかった





その夜

赤城さんが眠ったのを確かめると

早速、そのドレスに袖を通す自分が居た



普通、こういう買い物は後悔する事が多いというけれど

そういう感情は湧いて来なかった



加賀「ふふ・・・着る機会なんて、ある訳ないのにね」



わたしは自嘲気味に笑った





翌朝、目が覚めても

私は夢を覚えていた

こんな夢を見た理由は大体分かっている



最近の鎮守府内はクリスマスの話題で持ち切りだ

プレゼントを楽しみにしてる子

パーティを楽しみにしてる子

わたしは



わたしは、踊っていたいと思う

少しのお酒で顔を上気させながら

イヴから聖夜をまたいで、踊っていたいと思う



誰と?



そんなの、言える訳がないわ





赤城「あら?提督と愛宕さんですね」

加賀「どうしたのかしら」



提督は少し焦っているように見える



提督『こんな急に、パーティに出てくれと言われてもなぁ』

愛宕『困ったわー』

愛宕『わたし、クリスマスを一緒に居られるように入渠の予定組んじゃったからー』

提督『割と正式なパーティらしいし』

提督『パートナーを連れて行かないってのも、無粋だしな』

愛宕『誰かに頼んでみたらどうですかー?』

愛宕『司令官として、艦娘を連れて行くのは不自然じゃないし』





提督『い、いいのか?』

愛宕『仕方ないから、許してあげるわー』

愛宕『その代わりクリスマスは・・・ね?』

提督『そ、そうだなー///』

愛宕『でも、問題があるとすればー』

提督『何だ?』

愛宕『この時期にレンタルドレスが借りられるかしら?』

愛宕『パーティドレスを持ってる艦娘なんて、少ないと思うわー』

提督『・・・あ』





赤城「あのー、提督?」

提督「おお、赤城か」

赤城「ごめんなさい、聞くつもりはなかったんですけど」

赤城「パーティドレスを持ってる艦娘を、お探しですか?」

愛宕「誰か心当たりがあるんですかー?」

赤城「ええ、それはもう」

赤城「とても綺麗な紅いドレスを持ってる人を知ってるんですけど」

加賀「!?」





加賀「はぁ」



私は化粧室の鏡の前で溜息をついた



赤城さんも人が悪い

あの日

赤城さんは、しっかり起きていて

私のドレス姿を薄眼で見ていたそうだ

何を言っても茶化していると思われるから

それが赤城さんの弁明だった



こんなに気に入ってるドレスだけど

いざとなると恥ずかしいものだ

ましてや、提督が見るとなると・・・



私は、もう一つ溜息をついて

意を決して化粧室を出た





パーティ会場は、きらびやかな雰囲気に彩られていた

私は更に恥ずかしくなって、ここに来た事を後悔した



  『おお』

  『これは、お美しい』

  『見て、あの人・・・素敵なドレスだわ』



それが、私に向けられた言葉だと気付いて

もう

一杯一杯になってしまった



次の言葉を聞くまでは





提督は私を見て目を丸くしていたけど

すぐに微笑んだ



提督「とても良く似合ってるな」

加賀「そ、そう」

加賀「お世辞として、受け取っておくわ」



顔が赤くなっていなければいいけれど

そればかりが気になった





提督のパートナーとしての役割は、そつなくこなせたと思う

薦められたお酒で頬の熱さを感じた私は

テラスに出てみた

もうクリスマス前だというのに、風が心地良く感じる



提督「こんな所に居たのか」

加賀「・・・提督」

提督「あ、あのな」

加賀「?」

提督「悪趣味にも、俺が踊ってる所を見たいそうなんだ」



ドクン

心臓が早鐘を打つように、激しく鼓動した





提督「わたしと踊って頂けますか?」





これは夢の続きなのだろうか

私が提督と踊っている



提督のリードは堂々としたものだった

なんでも

提督としては社交的な勉強も必要なのだそうだ



私に合わせて踊ってくれているのが、分かる

夢の中と違って

少し上気してるのは、もうお酒のせいじゃない

提督が私だけを見て

私の動きだけを感じ取ろうとしているのが、感じられるからだ



私は夢心地で踊った

提督に全てを委ねて





  『メリー・クリスマス』



どこかで声がした



提督「クリスマスは、もう少し先だけどな」

加賀「もう街中は12月初めからクリスマスムードですから」

提督「言われてみれば、そうだな」

加賀「そう」

加賀「だから自分が思えれば、その日がクリスマスのようなものかも」

提督「なるほど・・・それじゃあ」

加賀「え?」

提督「メリー・クリスマス」





加賀「メリー・・・クリスマス」





帰りの車の中

私は酔っていた訳じゃない



加賀「あの子は太陽、私はさしずめ月という所かしら」

提督「は?」

加賀「でもね」

加賀「月が太陽より輝いていてはいけない、なんて法はないわ」

提督「それは謎掛けか何かなのか?」



私は無言で微笑んだ










知っていて?

月は太陽よりも、あなたに近いのよ



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

あら加賀さん乙女

次は、正妻との性の・・・聖の6時間ですね(笑

黒糖吐いた

明けましておめでとうございます!
今年も、>>1をはじめとするこのスレの皆様のご健勝をお祈りしています!

明けましておめでとうございます!
今年も、>>1をはじめとするこのスレの皆様のご健勝をお祈りしています!

…連投すいません、ブラウザバックなんかしたばっかりに…

よくあることだから
そんなに気に病むことはないさ

【番外編】提督のお正月

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「ふぁぁ」

愛宕「あれー、もう朝ですかー?」

提督「な、なんで愛宕がここに!?・・・って」

提督「そっか 初詣の後、泊めたんだっけ」

愛宕「もう!」

愛宕「昨日のこと、忘れちゃったんですかー?///」

提督「・・・愛宕///」










愛宕「二人で初日の出を見ようって言ってたのに、初詣組とどんちゃん騒ぎしたの」

提督「はい、マジ反省してます」










長門『ら、らから・・・もう飲めにゃい』zzz

陸奥『なに?あたしの酒じゃ飲めないってゆーの?・・・ひっく』zzz

龍驤『・・・なにゆーてんの・・・横から見ればあるで・・・』zzz

隼鷹『ひゃっは・・・は・・・うぷっ』zzz

足柄『だーれが行き遅れよ、だーれが』zzz

霧島『被弾するのはね・・・不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちゃったのよ』zzz

愛宕「一応、制服に着替えないとー」

愛宕「提督、ちょっと向こう向いてて下さいねー」

提督「お、おい 誰か入って来るかもしれないだろ」

愛宕「大丈夫よー」

愛宕「そんなに気になるなら、着替え手伝ってくれる?うっふふ」

提督「いや、あのな///」





バッターン

提督「!?」

摩耶「提督!あけおめ言いに来てやった・・・ぜ?」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

摩耶「・・・・・・」

提督「あの・・・これは、な」

愛宕「ほ、ほら、昨日はみんなと飲んで泊まっちゃったからー」

摩耶「ふ、ふふふ」

提督「ふ?」

摩耶「不純異性交遊はいけないんだぞー!」

だだだだだっ





提督「・・・委員長キャラかよ」

愛宕(不純異性交遊ってリアルに言う人、初めて見たかもー)

雷「司令官のために、お雑煮を作ったわ!」

提督「それはいいんだが、なんでそんな真っ黒になってんだ?」

電「雷が、お餅は七輪で焼くと美味しいからって聞かなかったのです」

提督「・・・どんな焼き方すると、お前達が真っ黒になるんだよ」

雷「だって、しょうがないじゃない!」

雷「墨が必要っていうから墨汁入れたら、火が点かなかったんだもん!」

愛宕「炭間違いねー」

電「なんで火が点かないのって騒ぎだして、七輪をひっくり返してこんなことに・・・」

雷「しょうがないから、イカスミ風お雑煮にしたわ!」

雷「食べてくれるわよね、司令官!」

どよよ~~~ん





提督(正月早々、こんな試練が!)ぶわわっ

愛宕(イカスミのイカの要素は、どこ行っちゃったのかしらー)

加賀「おせち料理を作ったわ」

加賀「ついでで申し訳ないのだけれど、食べてもらえるかしら」

提督「こ、これがついで?」

愛宕「重箱が3つもあるじゃないですかー」

提督(も、もしかして・・・俺のために?)

愛宕(むーっ)

愛宕(ついでな訳ないじゃない バレバレよー)





加賀「残りの7つを赤城さんと食べるので、失礼するわね」

愛宕「な、なるほどー」

提督「・・・食べる前から、満腹な感じになったんだが」

おつ 時雨ちゃんの時雨煮を食べたい

睦月「睦月、お年玉をもらいに来ちゃいましたー!」

皐月「もちろん、くれるよね 司令官!」

提督「もちろんだとも」

提督「実はもう用意してあってな・・・よいしょっと」





睦月「まさかその12.7mm用砲弾を落として、お年玉ーなんて言わないですよねー」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

睦月「・・・・・・」

皐月「・・・・・・」

ヒュオォォォォォォォォォォ





長門『うぉ!なんだ!?』

長門『急に寒くなったぞ!?』

霧島『んー 死神と接近(ニアミス)っちゃったんじゃないのー?』zzz

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

神通「あ、あの文月ちゃん・・・昨日はどうもありがとう」

文月「神通ちゃん、おはよぉ」

提督「ありがとうって、お前も1隻撃沈してたじゃないか」

文月「すごいのぉ」

神通「あれは・・・まぐれみたいな・・・もので」

提督「それにしては出撃する度に戦果上げて帰って来るよなー」

提督「普段の神通は猫被ってんじゃないかって、噂するやつまでいるぞ?」

神通「そ、そんな・・・ひどいです」

提督「でもなー」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*


那珂『那珂ちゃんだよー☆』


川内『なになに、夜戦!?夜戦なら任せて!』


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*



提督「あいつらと姉妹だと思うと、どうしてもなー」

神通「提督・・・もしかして」

提督「な、なんだ?」





神通「わたしだけ、血が繋がっていないのでは!?」

提督「待て待て待て」

提督「話をややこしくするんじゃない」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*



いつからだろう

ボクが妹に対して、こんな感情を抱くようになったのは



気が付くと、彼女の姿を目で追ってしまっている



ボクの大切な妹

夕立のことを





昔から、目を離せない存在ではあった



夕立は

ほわんとした外見と強気な性格を併せ持つ、不思議なコだ

放っておくと、どこまでも

そう

どこまでも行ってしまいそうな



そうして

人に心配をさせるだけさせておいて

いざとなると、笑顔だけでそれを帳消しにしてしまう



とても、とても

ズルい女のコなんだ





夕立「時雨、元気ないっぽい?」

時雨「え!?」

夕立「なんかうつむいてる?」

時雨「い、いや」

時雨「ちょっと考え事をしてたんだよ」

夕立「訓練中に考え事は、危ないっぽい!」

時雨「はい・・・ごめんなさい」



キミの事を考えていたんだ

そう言えれば

そう言えれば、どんなに楽だろうね





いや

確かに訓練中にこれはマズい

模擬弾でも、弾は弾だ

集中していかないと



でも、次の瞬間

もう夕立の姿を眼の隅に捉えてる自分がいる

はぁ

ダメだよ、ボク

ほら、ちゃんと集中しようよ



   ドォン



あれ?

なにか間近で音がした

あれ・・・あれれ?

目の前が急に真っ白になってゆくよ



ボクは

            一体?





気が付くと

見上げているのは、知っている天井だった

そうだ

ここは入渠時にあてがわれる部屋だ



艤装も全て外されているのが分かる

はぁ

ボクは訳もなく理解する

集中力を欠くあまり、訓練でドジしちゃったんだ

なんて情けない



自己嫌悪に陥ったボクが、布団の傍らの彼女の存在に気付いたのは

しばらく経ってからの事だった





夕立「・・・むにゃ」



ぐっすり寝入ってる

もしかして

ボクの事を心配して、側にいてくれたのかな



起き上がって髪をなでてみる

夕立自慢の、長く綺麗な髪



夕立「・・・ん」

時雨「あ、起こしちゃった?」

夕立「えと・・・ここはー」



寝ぼけてるみたいだ

本気で、きょとんとしてる

そんな彼女の姿に、ボクは愛しさで一杯になる





今しかないと思った



夕立「あー、そうだった!」

夕立「もう大丈夫なの?夕立、本気で心配したよ!?」

時雨「・・・夕立」

夕立「なーに?」

時雨「好きだ」

夕立「は?」










時雨「ボクはキミの事が、好きなんだ」





言うだけは言った

後は野となれ、なんとなれだ



夕立「・・・もしかして、頭を打ったっぽい?」



そうだよね

やっぱり、そう来るよね

でも悔いはないさ

ずっと心の中に押し込めてた想いを、やっと形に出来たんだもの



時雨「ゴメンね、今のは忘れ・・・

夕立「そういうのは、こんな所で言っちゃダメっぽいー!」

夕立「もっとムードのあるとこで言ってくれないと、返事してあげない!」ぷくーっ



え?



あれ?





入渠明け

ボクは夕立を浜辺まで呼び出した



時雨「あのね、夕立」

時雨「ボクはキミの事・・・










この結果がどうなったのか



それは

ボク達だけの秘密にしておくよ



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

白露「・・・みたいのを作品にしよーと思うんです!」

提督「・・・白露よ、お前もか」

白露「だって他の人に描かれちゃうのも、しゃくじゃないですかー」

愛宕「だからって、自分の妹のを描くかしらー」

文月「白露ちゃん、絵は描けるのぉ?」

白露「ううん、全然!」ふんすっ

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

白露「あれれ、この沈黙はなんですか?」

愛宕「それじゃダメダメよー」

提督「しかも最後、ちょっとジ○リ入ってるし」

文月「あたし、知ってるのぉ」

文月「飛べない豚は、ただの・・・もがっ」

提督「文月、同じことを二度も言わせるんじゃない」

白露「うーん、そっかー」

白露「じゃあ、ギター持ってコスプレでもしようかなー」

文月「あたし、知ってるのぉ」

文月「カレーのちライ・・・もがっ」

提督「京都方面にもケンカ売っちゃいけません」

提督「しかも、真っ先に浮かんでくる曲がそれかよ」

夕立「白露ちゃーん、ちょっとちょっと」

白露「あれれ、夕立どしたの?」

夕立「いーから、こっちこっち」

白露「?」





夕立『事実と違うっぽい!』

どごぉぉぉん

白露『ふぎゃ!!!』





この後
白露型は改二への改装作業に入るのだが
フラッグシップたる白露の改装が他の姉妹より遅れてしまった理由
それは
この時の入渠が長引いたから

そんな都市伝説が
まことしやかに語られることになるのである

っU&あ・・・もがっ!

提督「は?」

提督「漫才の練習をしたから見て欲しい?」

球磨「・・・・・・」こくこく

提督「ていうか、お前ら訓練は・・・

多摩「始めるにゃ」

提督「お、おう」

球磨「クマー、多摩じゃないくま」

多摩「多摩です 球磨じゃないにゃ」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

球磨「・・・・・・」

多摩「・・・・・・」

提督「って、終わりかよ!」

提督「それ、漫才ちゃうし!自己紹介やし!」びしぃっ





球磨「ほら、こうやってツッコむくま」

多摩「参考になるにゃ」

ばったーんっ

川内「提督、お話しがあるんだけど!」

提督「な、なんだ?」

川内「昨日、神通達が戦闘したよね!」

川内「なんで・・・なんで・・・

提督(わたしを使ってくれなかったの、か・・・こいつも成長したな)ふっ





川内「なんで夜戦まで持ち込んでくれなかったの!?」

提督(あはー)

提督(そう簡単に成長を期待した、俺がバカだったー)

提督「潜水艦相手に夜戦まで行ったら、不利になるだろう」

川内「わたしに任せとけば大丈夫に決まってるじゃない!」

愛宕「川内ちゃんは、どうしてそんな夜戦に自信があるのかしらー」

川内「・・・それは」

提督「そ、それは?」

川内「わたしだからです!」

バァァァァァァァァァァァン

提督「うわー、根拠なかったー」

提督「根拠ないのに、俺も夜戦任せてたー」

文月「ていとくぅ、それアカンよぉ」びしっ





球磨「これくま このタイミングくま」

多摩「参考になるにゃ」

愛宕(この人達って・・・)

提督「ところで、昨日出撃したメンバーは念のため検査入渠をする」

提督「文月、お前も行って来るんだ」

文月「あたしもぉ?」

愛宕「万が一ってことがあるわー」

愛宕「ちゃんと調べてもらって来てねー」

文月「提督はぁ?」

提督「お、俺は色々とその・・・まずいだろ///」

文月「?」

愛宕「艤装を外して点検してもらってる間に、艦娘は温泉でケアするのよー」

文月「提督はケアしないのぉ?」

愛宕「うーん・・・そういえば、そうねー」

提督「・・・なんかイヤな予感が」

初雪「・・・もう動きたくない、ここに住む・・・」

吹雪「前にコタツで同じこと言ってたよね」

望月「・・・温かい・・・眠い・・・」

睦月「望月ちゃん、温泉で寝ちゃダメなんだよー」

文月「沈んじゃうと縁起悪いのぉ」

皐月「そうさ!温泉は泳ぐためにあるんだからね!」

如月「ちょっと睦月ちゃん、水しぶきがかかっちゃうー」

暁「やっぱりレディは体のケアも大切よね!」

響「・・・Хорошо・・・」

雷「たまにはこうやって、水着で入るのもいいかも!」

電「で、でも・・・ちょっとだけ恥ずかしいのです///」チラッ










提督「・・・なんで・・・俺はこんなところに・・・」

体が勝手に病か

龍驤「なにゆーてんの」

龍驤「ハーレムは男の夢やん、ロマンやん!」

提督「・・・てゆか、なんでお前まで居るんだよ」

龍驤「細かいこと言いっこなしやー」

龍驤「ここは、うちにとってもハーレムなんやで?」

提督「なんでだ?」

龍驤「おっきい子がおらへんやん!」





愛宕「あらー、いい湯加減ねー」

ボンッ

五十鈴「ていうか、どうして提督が居るのよ!///」

ボンッ

龍驤「かはっ!」吐血

龍驤「五十鈴、あんた前はおおきゅうなかったやん!」

龍驤「なんで改二になって、そんなんなっとんの!?」

五十鈴「は?」

龍驤「豊胸したんちゃうかって、もっぱらの噂やで!」

五十鈴「失礼ね!///」

五十鈴「キツめのブラつけてたのを、丁度いいカップに変えただけよ!///」

???「ていとくぅ」

提督「?」





阿武隈「・・・中途半端にあるわたしは・・・どうすれば」

提督「女は色々と大変だなー」

提督「ま、まあなんだ・・・そっち系の話に男は邪魔だろ」

提督「俺は先に、司令長官とミーティングをだな・・・

愛宕「あー」

愛宕「そう思って、ここに呼んじゃいましたけどー」





がららっ

長官「お待たせしたのう、皆の衆!」

提督「アンタ、なにやってんだーーーーー!!!」びしぃっ

球磨「これくま この手首の角度くま」

多摩「参考になるにゃ」

愛宕(うーん、ここはわたしも)

愛宕(あなた達は呼んでないでしょって、ツッコむべきなのかしらねー)

川内「あー、いい湯ですねー」

愛宕(この子も、当たり前のように居るしー)

提督「そういえば、川内よ」

川内「はいー?」

提督「さっき神通が、お前らと違い過ぎて妹じゃないんじゃないかって悩んでたぞ?」

川内「・・・それは・・・そうかもね」

提督「ど、どういう意味だ?」

愛宕「まさか、それってー」





川内「だって神通ってば、わたしと違ってすっごく夜が弱いんだよー?」

川内「午前0時になると眠くなるって、信じらんない!」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

長官「・・・・・・」

提督「・・・ほれ、多摩の出番だぞ」

多摩「あんた、なにゆーてるにゃ」ぽむっ

文月「多摩ちゃん、猫ぱんちみたいなのぉ」

球磨「でも、タイミングは良くなってきたくま」

提督「ん?」

長官「どうしたんじゃ?」

提督「・・・その神通も検査入渠しなきゃいけないような」

愛宕「やだ、わたし伝え忘れたかしらー」

???「あ、あの」

提督「?」





神通「・・・わたし、最初から居ました・・・けど」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

長官「・・・・・・」

提督「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

睦月「ぜんっぜん、気付かなかったー!」

雷「すごーい!忍術かなにかかしら!?」

皐月「ボクにもその術、教えてよ!」

神通「・・・えと・・・あの」おどおど





武勲に似合わず印象の薄かった神通が

呉鎮守府に来て、初めて脚光を浴びた瞬間であった

神通にも早く改二が来るといいんだが…

漣「お待たせしました、ご主人さま♪」

提督「!?」

愛宕「漣ちゃん、その格好はー?」

長官「まさか、そのメイド服姿で温泉に入るつもりじゃあるまいの?」

漣「ご安心ください!」

漣「このメイド服はリボンやカチューシャに至るまで、スク水素材で出来ております!」

提督「一体、何がお前をそこまで駆り立てるんだ?」

漣「そうですね、古い言い方を借りるとすれば」

漣「そこに、ご主人さまがいるから ですかね」てへっ

文月「漣ちゃん、すごぉい」ぱちぱちぱち

提督「・・・文月、そこそんなに感動するとこじゃない」

望月「・・・ホントにご主人さまのためだったら、何も着ない方がいいのに」

提督「なっ!?」

漣「そ、その発想はなかったわ」

漣「もう・・・言ってくださいよ、ご主人さま///」いそいそ

提督「脱ぐんじゃねーよ」

文月「漣ちゃん、大胆なのぉ」

提督「・・・文月、褒めるとこでもないから」

愛宕「はーい」

愛宕「そこも、どさくさに紛れて脱ごうとしなーい」





如月「ちっ」

がらららっ

???「長官!司令長官は居るか!!!」

長官「ぬ、なにやつ!?」

???「わたしだ!」

提督「お、お前はー!」





提督「誰だっけ?」

武蔵「大和型改良二番艦、武蔵だ!」

皐月「おおー!」

雷「さすが大和型ね、すごいわ」

響「・・・Очень・・・」

電「なんて言葉にしていいか、分からないのです」

五十鈴「そうね、わたし達には理解し難いわね」





五十鈴「その全身さらし巻いて温泉入ってこれるメンタリティは」

武蔵「む、変か?」

武蔵「水着を持って来てなくてな、すまない」

武蔵「下着姿で温泉は、確かに非常識かもしれんな はっはっは」

阿武隈「それが下着!?」

川内「見てるこっちが恥ずかしくなってくるんだけど」

暁「レディにあるまじき姿ね!」





初雪「・・・・・・」うずうず

吹雪「どうしたの、初雪?」

初雪「・・・ああ、引っ張りたい・・・」

初雪「・・・引っ張って回して、良いではないか良いではないかってやりたい・・・」

吹雪「あのね、初雪」

吹雪「引っ張ってさらしのなくなった結果が、どうなるか考えようね」

長官「しかし、どうしたのじゃ武蔵」

長官「お主、今は確か・・・

武蔵「ああ、試験航海中だ」

武蔵「艤装に若干不具合が見つかってな、呉が近かったので寄ってみた」

長官「して、その不具合とは?」

武蔵「さらしが少し短くてな 下を覆いきれずにお尻が丸出し・・・

提督「わーっ!わーっ!!!」

愛宕(その前に、さらしって艤装じゃない気がー)

神通(・・・自分で下着って・・・言ってませんでしたっけ・・・)

龍驤「ふん!」

龍驤「うちがその理由、教えたるわ」

提督「そんなの分かるのか?」

龍驤「そもそもや、さらしはムネを目立たなくするためにつけるんやで」

龍驤「なんやの、その巻き方 むしろ強調しとるやん!」

武蔵「なるほど・・・そうか」

武蔵「さすがに指摘するだけあって、お前はさらしの巻き方が上手いな」

龍驤「・・・・・・」





龍驤「うわぁん、いじめる!」

龍驤「アイツ、うちのこといじめるで!!!」

文月「おー、よしよし」なでなで

がららっ

長良「提督、いる?」

長良「今回の走り込み・・・じゃなかった 遠征終わりました!」

提督「おお、ご苦労」

長良「その娘が新人さんですね わたし軽巡長良、よろしくね!」

文月「長良ちゃんって、もしかしてぇ・・・

提督「長良が複数出て来て、クラインフィールド展開したりしないからな」きっぱり





文月「むー、なんでいじわるするのぉ?」

文月「もう提督のことなんて、知らないんだからね!」ぷんすこ

提督「あああ///」

提督「また脳がとろけちゃうから、やめてぇ///」

長良「よしきたー!萌えたー!」

長良「この可愛い生き物、もらってっていいですか!?」

文月MEMO

わかったこと



・じんつうちゃんは、にんじゃのしそん?

・むさしちゃんは、さらしまきまき

・ながらちゃんは、12.7みりあくてぃぶたーれっとさんきろくもん ひょうじゅんてきなきりのけいじゅn


最後最後wwww

かららっ

白雪「お邪魔させて頂きます」

白雪「遠征時に気になる所があったので、検査入渠しました」

白雪「でも今日は大勢いらっしゃますね、何かあったのです・・・か?」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

長官「・・・・・・」

白雪「なななな、何で司令官がここに居るんですか!?///」

白雪「どうしよう、わたし・・・司令官に裸を見られてしまいました」ぐすっ

提督「い、いや・・・白雪、あのな」

白雪「こうなったらもう、司令官のお嫁さんになるしかありません!」

提督「へ?」

白雪「司令官は朝食パン派ですか、ごはん派ですか!?」

白雪「わたし司令官に合わせます!あなた色に染まってみせますから!///」

提督「落ち着けー!」

愛宕「取りあえず、何か着ましょうかー」

愛宕「水着は持ってる?」

白雪「は、はい」

白雪「艤装部品用のロッカーに、確か」

かららっ

五十鈴「・・・しかし、あれよね」

五十鈴「純情そうな子に限っていざという時に大胆って、こういうことなのね」

阿武隈「あなた色に染まるなんて、なかなか言えないかも」

阿武隈「・・・言ってみたいけど」ぼそっ

漣「でも、変じゃないですか?」

漣「確か、ご主人さまが入浴中って貼り紙ありましたよね?」

長良「そうなの?」

長良「わたし、提督がここに居るって聞いて来たから気にもとめなかったけど」

長官「長良が見てないとなると」

文月「武蔵ちゃんはぁ?」

武蔵「ああ、あれか」

武蔵「むしり取って読んだ後、また貼っておくのを忘れたな はっはっは」

提督「お前かーーーーー!!!」

がららっ

提督「ちゃんと貼り直したんだろうな、武蔵」

武蔵「当然だ!」

武蔵「しかもそこで、不審者まで見つけたぞ!」

磯波「あ、あの・・・わたし、不審者なんかじゃないです」

磯波「遠征終わったから報告しようと思っただけなのに、うぅ」

提督「・・・武蔵、そいつはうちの鎮守府の磯波だ」

武蔵「なに、そうなのか?」

武蔵「それにしては、扉の前で思い詰めた顔して行ったり来たりしてたが」

提督(あー、こいつは人見知りだからなー)

長官(その光景が目に浮かぶようじゃな)

神通「・・・そ、その子は、わたしの友達です」

神通「・・・あまり、いじめないで・・・あげてください」

磯波「じ、神通さん///」

提督「ほう、神通は磯波と仲が良かったのか」

神通「・・・は、はい」

神通「・・・あと、羽黒さんとか名取さんとか・・・仲がいいです」

提督「え、えーっと」





響「・・・性格が合うんだな」

雷「気弱同盟ね!」

如月「普段どんな会話してるか、気になるかもー」

提督「こらこら、お前達」

提督「人が言わないでおいたことを、そんなにあっさりと」

提督「ともあれ ずっと温泉入ってると、のぼせてしまうな」

提督「そろそろ出るか」

如月「えー?お背中流そうと思ってたのにー」

提督「・・・そんなサービスねーよ」

漣「あれ?メイドさんと萌え萌え♡お背中流しっこコースは選ばないんですか?」

提督「そんなん、鎮守府が風営法違反で訴えられるわ!」

漣「冗談ですよ、ご主人さま♪」

漣「でも出るにしても、あっちはジャグジー風呂行っちゃいましたよ?」

提督「へ?」

     皐月「初めてなのかい、可愛いね」


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「んぅ」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


     皐月「さぁ、ボクに掴まって 怖がらないで」


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「こぉ?」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


     皐月「そうだ、上手いよ」


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「ひゃうっ」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「なんか、むじゅむじゅするぅ」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


     皐月「そのまま、身を任せて」


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「あぅ」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*文月「ふわぁ、くすぐったいよぉ///」*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*





提督「って、色々とコラーーーーー!!!///」

皐月「(ジャグジーは)初めてなのかい、可愛いね」

文月「んぅ」

皐月「さぁ、ボクに掴まって 怖がらないで」

文月「こぉ?」

皐月「そうだ、上手いよ」

文月「ひゃうっ」

文月「なんか、(泡が)むじゅむじゅするぅ」

皐月「そのまま、身を任せて」

文月「あぅ」

文月「ふわぁ、(水の流れが)くすぐったいよぉ///」

                  -‐‐─--
               ´           `  、

                /                   ヽ
             /       ___
.            !     - ‐艦 |\/| こ   、        \
           │ //    _ \ /    れ  、      ヽ
           ! / , -‐/. / ̄i  !  ̄ i ‐        ヽ
              〉/   / ./     〉 λi  ヽ !`丶   \      }
          / i′ /| /へ、  \ ヽ廾弋   i   ヽ  丶     i
           ! ! / リ∩      ー‐ゝ、.\ヽ |     |\   ヽ    !
.            i  i i   | |       |│  `.|    !巛 ヘ  i   /          ほーら
          !  〉亅.  ∪         |│   i   入ミミミ∧ |
           ,‐| / ヽ            `´    i   γ¬ミミミ 〉|ノ 廴__      R18的になんの問題もない
.         ! i .!        __       .!   / ノ 巛へ/弋廴__く
         〉、y ゚。         ヽ丿         !  /- く⌒《》  入 \          
         ! |ヽ `=- _,、 ___ ,、 _   -‐/ /彡彡\/ ̄ \i´
.        i  .! \! / ミ〉 .〈 \ ! !  ソ/-‐  ´  ! `、
        i  , 〈   .( ,ゝ--∧ー i乙/¨\        i   !
        ! λ \  実:ω;実´ `)   }         /   |
        乂从ヽ ヽ、 i `:;:;:;:´ 〉‐- -‐´i        //   /
           ヽ杁__ ゝ:;:;:;:;:;  i(´A`)  〈     ´ /   ノ
                   | :;:;:;:;  /ニニ二ニニl     メ´
               ノ _  ./ ! |  |  i ヘ
                 / ノl l│.  i  |.  |  i ヘ
             し.´│|.i 入 !  |  .i  i   〉
                    し   `ト ┴-‐┴ー‐ ´
                    | |     | |
                         !ー|    !ー|
                    | |     | |
                    し    し

                       ¨      ¨

提督「さて、食事だな」

提督「・・・って なにやってんだ、お前」





飛龍「あぁ、風が凪いでる」

飛龍「こんな日は、月を肴に一杯やるかなぁ」

提督「まだ昼だろ」

提督「何となく詩的なこと言って、ごまかしてんじゃねえ」

文月MEMO

わかったこと



・しらゆきちゃんは、そまっちゃう(しろだけに)

・いそなみちゃんは、きよわどうめいいん

・ひりゅうちゃんは、つきをたべれる?


上手い事言ったつもりか

長官「そうじゃ、そうじゃ」

長官「広報の一環として、艦娘のアニメを作ることになったぞい」

提督「それはまた、思い切りましたね」

長官「名付けて【艦隊これくしょん】だそうじゃ」

文月「これくしょん?」

川内「わたし達コレクションされてんの?」

神通「・・・提督に・・・わたしが・・・?」

神通「・・・何故でしょう・・・顔が火照ってきてしまいました///」

電「はわわわ!焦ってしまうのです!///」

漣「これだけいろんな娘を揃えるなんて 好き者ですね、ご主人さま♪」

提督「待ちやがれ」

提督「そこだけ聞くと、俺が変態みたいだろ」

愛宕「主人公は誰になるんですかー?」

長官「吹雪と聞いとるのぅ」

初雪「・・・えー・・・」

初雪「・・・吹雪が出たら、わたしも出させられちゃうんじゃ・・・」

白雪「ドラマじゃないから、わたし達が出ることはないと思うけど」

初雪「・・・助かった・・・早起きでロケとか無理だし・・・」

愛宕(・・・そこクリアすれば、出る自体はいいのねー)

提督「それにしても、吹雪がヒロインかー」

提督「正統派ヒロイン臭を漂わせながら、不遇なやつだったからなー」しみじみ

皐月「なにげにひどいこと言ってるよね」

暁「本人が聞いたら泣いちゃう、なのです」

提督「ほら、こういう場に本人が居ないってのも不遇な証拠だろ?」

長良「そうかも」

長良「いまなら話題を独占なのにね!」

提督「って、あれ?」

愛宕「どうしましたー?」

提督「那珂と時雨は、そのままツアー先の大湊警備府に向かったからいいとしてー」

提督「吹雪も昨日、戦闘に参加してなかったっけ」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

長官「・・・・・・」

初雪「・・・あ・・・」

提督・愛宕「あーーーーーっ!?」





この後
滅茶苦茶謝罪した

吹雪「もういいです!」

提督「いや・・・本当に悪かったって」

愛宕「ごめんねー」

吹雪「ついこの前、わたしをヒロインだって言ったくせに」ぼそっ

提督「それは本心だって!」

提督「実際、戦場のお前はすっごく輝いてたし」

吹雪「ほ、ほんとですか!?」

提督「もちろんだとも!」

吹雪「わたし全部許しちゃいます!次の出撃も頑張りますね!///」





望月(・・・チョロインだ)

阿武隈(チョロインが居ますね)

文月(ちょろいんなのぉ)

五十鈴(チョロ過ぎて話にならないわ)

雷(ああはなりたくないわね!)

愛宕(なんか、みんな考えてること丸わかりねー)

乙ー

おつ。今更だけど>>1の酉SUSHIだな

吹雪「わたしとしたことが怒り過ぎちゃいましたね、ご飯のことなんかで」

吹雪「お風呂にはちゃんと呼んでもらってたのに 少し反省です」

提督・愛宕「・・・え?」

吹雪「え?」

吹雪「あの・・・まさかとは思いますけど」

吹雪「わたしがお風呂場に居たの、覚えてますよね?」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

吹雪「・・・あの」

提督「や、やだなー 当たり前じゃないかー」

愛宕「そそそ、そうよー 当たり前よー」

吹雪「ですよねー///」





初雪(・・・提督の背中が冷や汗でぐっしょりなのは言わないどいてあげよ・・・)

白雪(さっき初雪ちゃんが、あって声出したのは言わないでおくね)

神通(・・・吹雪ちゃんとは、お友達になれそう)

吹雪「それにしても、わたしが主人公なんて照れちゃいますね」

吹雪「どんなお話になるんですか?」

長官「まだ決まってないそうじゃ」

提督「アニメ好きの文月なら、どんな話にする?」

文月「あたしぃ?」

文月「んーっとぉ・・・

【番外編】雪風物語

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ドォォォーン

比叡「あぅ!」

金剛「比叡、大丈夫ですカー!?」

摩耶「チッ!なんて攻撃力してやがる」

愛宕「これじゃ、戦闘継続は無理ねー」

北上「・・・早く修理したーい」

雪風「まだです!まだ大丈夫!」

愛宕「雪風ちゃん?」





雪風「雪風が艦隊をお守りします!」

愛宕「そうは言っても、危険よー?」

金剛「悔しいけど、次に誰かが被弾したら完全に火力不足ネー」

摩耶「ここまで来たってのに・・・クソが!」

金剛「わたしは提督に艦隊を任されました」

金剛「これ以上、みんなを危険に晒す訳にはいかないのデース!」

雪風「このまま敵が見逃してくれるのですか!」

愛宕「そ、それはー」

雪風「だったら、こうしたらどうでしょうか!」

雪風「単横で一斉射したら、一目散に逃げるのです!」

北上「・・・逃げるって」

雪風「殿艦は、雪風が努めます!」

金剛「でも確かに、やみくもに撤退するのは不利ネー」

比叡「お姉様?」

金剛「一度フェイクを入れた方がいいかも」

愛宕「徹底抗戦と見せかけて、敵の足を止めるのねー」

金剛「オーケー!」

金剛「雪風のオーダーを受け入れマース!」

摩耶「はぁ、仕方ねぇか」

金剛「ただし 殿艦はわたし、金剛が務めるネー!」

雪風「ダメです!」

北上「な、なんでさー」

雪風「殿艦は幸運の艦(ふね)雪風の仕事です!」

雪風「雪風は沈みません!」

金剛「全砲門、ファイヤー!」

ドンッ ドンッ ドォォン ドンッ

金剛「ジャストナウ!」

金剛「全艦、左舷に回頭!第5戦速より一杯!この海域を離脱!」

比叡「わかりました、お姉様!」

愛宕「敵の行き足止まってるわー 成功ねー」

北上「あれ?」

比叡「どうしましたー?」

摩耶「雪風!お前、何してやがる!?」

金剛「!?」

金剛「雪風!敵の方に舵を切って、どうするのデース!」

愛宕「雪風ちゃん、まさかあなた最初から!?」

雪風「勘違いしないでください!」

雪風「雪風はまだ、魚雷をお腹いっぱい抱えているのです!」

摩耶「ふっざけんな!」

摩耶「そんならアタシだって、たんまり持ってる!」

北上「それ、雷巡のわたしの仕事ー」

金剛「雪風だけを危険な目に合わせる訳にはいきまセーン!」

金剛「全艦、反転して・・・

雪風「だから、ダメなのです!」

雪風「ここは雪風にお任せください!」

摩耶「勝手過ぎんだろ!」

雪風「それでもです!」

摩耶「うっ!」

雪風「・・・それでも、雪風に任せて欲しいのです」

愛宕「雪風ちゃん・・・どうして」

雪風「・・・・・・」

金剛「・・・・・・」

比叡「・・・このまま撤退を続けましょう」

金剛「比叡、何を言っているのデス!?」

比叡「このままわたし達が混乱していては、敵を勢いづかせます」

比叡「そうすれば、雪風ちゃんが生き残る確率も減ってしまうのですよ?」

金剛「!」

金剛「・・・雪風、一つだけ質問に答えなさい」

雪風「は、はい?」

金剛「決して、ヤケを起こしたりじゃないのですネ?」

雪風「もちろんです!」

雪風「雪風は、幸運の女神に背を向けたりしません!」

金剛「・・・他の艦は針路そのまま、整然と撤退を続けなさい!」

摩耶「りょ、了解」ギリッ

愛宕(雪風ちゃん・・・あなたの幸運、信じてるわー)

金剛(たぶん、何か考えがあるのですネ)

金剛(それが上手くいくことを祈ります)





金剛(一人でヴァルハラに向かうのは、許しませんからネ)

雪風(みなさん、ワガママを言ってごめんなさい)

雪風(だけど・・・だけど)

雪風(雪風には、どうしても確認しなきゃいけないことがあるのです)

雪風(・・・あの人に!)










戦艦棲姫「・・・アイアンボトムサウンドニ・・・沈ミナサイ・・・」

主人公吹雪とは何だったのか

消えたのかな…

戦艦棲姫「・・・味方ヲ逃ガスタメニ残ルトハ、関心ネ・・・」

装甲空母姫「・・・棲姫・・・早ク沈メマショオォ・・・」

戦艦棲姫「・・・最後ニ、言イタイコトヲ聞イテアゲル・・・」

雪風「雪風は逃げも隠れもしません!」

雪風「だから、話を聞いてください!」

装甲空母鬼「・・・コノ期ニ及ンデ、命乞イィィ・・・?」

装甲空母鬼「・・・モゥ、沈ミナサイィィ・・・」

戦艦棲姫「・・・待チナサイ・・・」

装甲空母姫「・・・棲姫・・・?」

戦艦棲姫「・・・聞カセナサイ・・・オ前ノ最後ノ言葉ヲ・・・」

沈んだよ、先行しすぎてな

雪風「雪風には前世の記憶があります!」

装甲空母鬼「・・・ハァァ・・・?」

戦艦棲姫「・・・前世ノ・・・記憶・・・?」

雪風「雪風は前世も軍艦でした」

雪風「いまみたいに艦娘じゃなくて、乗組員をいっぱい乗せる軍艦だったのです」

装甲空母鬼「・・・嘘ヲツクナァァ・・・」

装甲空母鬼「・・・鉄ノ塊カラ、生マレ変ワル訳ガナイィ・・・」

雪風「本当だから、しょうがありません!」

装甲空母鬼「・・・モウ撃ツワァ・・・ソノ口、塞イダゲルゥゥゥ・・・」

ジャキッ

雪風(うぅ・・・撃たれちゃいます)

雪風(やっぱり無茶だったのですか?)





戦艦棲姫「・・・黙レ・・・」

雪風「え?」

戦艦棲姫「・・・話ヲ聞クト言ッテイルノヨ・・・?」ギロォ

装甲空母鬼「・・・ウッ・・・」

雪風「前世の雪風は、戦争が終わるまで沈みませんでした」

雪風「だから、沈んだ艦もたくさん見て来ました」

戦艦棲姫「・・・・・・」

雪風「たくさん見て来たから、雪風には分かるのです」

装甲空母姫「・・・何ガ分カルト言ウノォォ・・・?」

雪風「棲姫さんのことです!」

戦艦棲姫「・・・ワタシノ・・・?」





雪風「棲姫さんは、武蔵さんではありませんか!?」

戦艦棲姫「・・・ム・・・サシ・・・?」

雪風「そうです!」

雪風「あなたは大和型の妹さん、武蔵さんで間違いありません!」

戦艦棲姫「・・・ヤマトガタ・・・ドコカ・・・ドコカデ・・・」

装甲空母姫(・・・クゥゥ・・・マズイワァ・・・)

装甲空母姫(・・・記憶ヲ取リ戻スコトガアッタラ・・・我々ノ秘密ガァ・・・)

戦艦棲姫「・・・ワタシ・・・ワタシノナハ・・・」

装甲空母姫「・・・アナタハ戦艦棲姫・・・ソレ以外ノ何者デモナイノヨォォ・・・?」

戦艦棲姫「・・・シ、シカシ・・・」

装甲空母姫「・・・アナタノ誇リハドウシタノォ・・・?」

戦艦棲姫「・・・誇リ、ダト・・・?」

装甲空母姫「・・・ソンナチビニ騙サレ、心ヲ乱サレ・・・」

装甲空母姫「・・・ソレデモ誇リ高キ、棲姫ノ名ヲ持ツ深海棲艦ナノォ・・・?」

雪風「そ、そんな!」

雪風「雪風は騙してなんかいません!」

戦艦棲姫「・・・黙レ・・・」

装甲空母姫「・・・アナタコソ、深海棲艦ヲ率イルニ相応シイ姫・・・」

戦艦棲姫「・・・黙レ・・・黙レ・・・」

雪風「違います!」

雪風「大和型は、帝国海軍の誇りだったのです!」

戦艦棲姫「・・・黙レ・・・」

装甲空母姫「・・・嘘ヲツクナァ・・・棲姫ハ我々ノ・・・





戦艦棲姫「・・・黙レェェェェェェェェェェ・・・!!!」





雪風「!」

装甲空母鬼「・・・ヒッ・・・」

戦艦棲姫「・・・黙レト言ッテイル・・・」

戦艦棲姫「・・・デナイト、ワタシノ46センチ三連装砲ガ火ヲ噴クコトニナル・・・」

雪風「・・・え?」

雪風「いま・・・なんて?」

戦艦棲姫「・・・ナゼワタシハ、コレガ46センチ砲ダト知ッテイル・・・」

装甲空母姫「・・・違ウ・・・ソノ装備ハ、ソンナ名前デハナイワ・・・」

雪風「そうです!」

雪風「その46センチ砲は大和型の誇り!武蔵さんの誇りなのです!」

装甲空母姫「・・・コノチビガァァ・・・」





戦艦棲姫「・・・ソウダ、ワタシハ・・・」

戦艦棲姫「・・・大和型二番艦・・・武蔵・・・」





戦艦棲姫「・・・超弩級戦艦・・・武蔵・・・」

雪風「む、武蔵さん!」

戦艦棲姫「・・・ソウダ、ワタシハ沈ンダノダ・・・深イ海ノ底ヘ・・・」

雪風「思い出したのですね!」

装甲空母姫(・・・モウ、コノチビゴト沈メルシカナイィィィ・・・)

ジャキィィィッ





戦艦棲姫「・・・冷タカッタ・・・」

装甲空母姫「・・・?・・・」

雪風「え?」

戦艦棲姫「・・・知ッテイルカ・・・海ノ底ハ、冷タク暗イノダ・・・」

雪風「い、いえ・・・雪風は」

戦艦棲姫「・・・知ル訳アルマィィィ・・・沈ンダコトノナイオ前ニィィィィィ・・・」

戦艦棲姫「・・・分カル訳アルマイィィィ・・・ワタシノ恨ミガァァァァァ・・・」

装甲空母姫「・・・アハハハァァ・・・」

装甲空母姫(・・・勝ッタ・・・)

装甲空母姫「・・・ソウヨ、棲姫・・・イマコソ恨ミヲ晴ラス時ヨォォォ・・・」

雪風「そ、そんな」





戦艦棲姫「・・・沈メェェェ・・・水底ニィィィィィィィィィィ・・・!!!」

雪風「・・・・・・」

戦艦棲姫「・・・ドウシタ・・・抵抗ハシナイノカ・・・?」

雪風「・・・弱虫」

戦艦棲姫「・・・ナニ・・・?」

雪風「そんなことで恨むなんて、武蔵さんは弱虫です!」

戦艦棲姫「・・・ソンナコトダトォ・・・フザケルナァァ・・・」

戦艦棲姫「・・・ダカラ、沈マナカッタオ前ニハ分カランノダ・・・!」

雪風「じゃあ!」

戦艦棲姫「・・・!・・・」

雪風「・・・じゃあ、分かるのですか?」

雪風「生き残った雪風の気持ちが、武蔵さんには分かるのですか!?」

戦艦棲姫「・・・オ前ノ気持チ・・・?」

雪風「確かに雪風は、仲間のみなさんを助けられませんでした」

雪風「悔しかったです 悲しかったです」

雪風「それでも!」

雪風「それでも・・・乗組員を助けられたことは、雪風の誇りでした」

戦艦棲姫「・・・・・・」

雪風「なのに、おかしいのです 乗組員の人達は言うんです」





雪風「また生き残ってしまったって」

雪風「死んだ人達に会わす顔がないって」

雪風「臆病者と思われるかもって」

雪風「なんでなのですか!?」

雪風「雪風が乗組員を助けるのに一生懸命だったのは、いけないことなのですか!?」

雪風「こんな思いをするために、生き残ったのですか!?」





雪風「・・・ごめんなさい 興奮してしまいました」

雪風「そういえば乗組員の中には、こんな人も居たのです」

雪風「大和型に一度は乗ってみたかったって」

雪風「失礼しちゃいます!雪風だって立派な軍艦なのに!」

雪風「でも」

雪風「武蔵さんを一目見たら、しょうがないなって分かりました」

雪風「だって 武蔵さんはすっごく大きくて、すっごく堂々としてましたから!」

雪風「覚えてますか?」

雪風「雪風は、武蔵さんの護衛についたこともあるんですよ?」

戦艦棲姫「・・・・・・」

雪風「覚えてないですよね」

雪風「そうです、覚えてるはずがありません」

戦艦棲姫「・・・ム・・・?」

雪風「雪風が間違っていたのです あなたは武蔵さんじゃありません」





雪風「雪風が憧れた武蔵さんが、こんな弱虫なはずありません!」

戦艦棲姫「・・・言イタイ事ヲ・・・ズケズケト言ッテクレル・・・」

雪風「・・・返してください」

戦艦棲姫「・・・ナニ・・・?」

雪風「その46センチ砲を返してください」

雪風「それは武蔵さんのものだから、返して欲しいのです」

装甲空母姫「・・・ナニヲ、バカナァ・・・」

戦艦棲姫「・・・フハハハハッ・・・」

装甲空母姫「・・・棲姫・・・?」

戦艦棲姫「・・・返シテドウスルト言ウノダ・・・」

戦艦棲姫「・・・長門型デスラ、コレノ衝撃ニ耐エルノハ難シイ・・・」

戦艦棲姫「・・・持チ帰ッテ、オモチャニデモスルツモリナノカ・・・?」

雪風「雪風が使います!いまここで!」

雪風「雪風が46センチ砲で、あなた達を倒します!」

装甲空母姫「・・・バカヨォ・・・本当ノバカダワァァァ・・・」

戦艦棲姫「・・・オ前デハ、持ッタ途端ニ沈ムノガオチダ・・・」

雪風「沈みながらでも、撃ってみせます!」

戦艦棲姫「・・・ムゥ・・・」

雪風「・・・・・・」

戦艦棲姫「・・・ソコマデ言ウノナラ、使ワセテヤロウ・・・」

装甲空母姫「・・・ソウネェ・・・沈ンダ後ニ回収スレバイインダモノォォ・・・」

戦艦棲姫「・・・タダシ・・・撃ツノハ、ワタシダ・・・」

装甲空母姫「・・・ハ・・・?」

戦艦棲姫「・・・オ前ハ、コノ海域ニ残ッテイル唯一ノ艦娘ダ・・・」

雪風「そ、そうですけど」

戦艦棲姫「・・・ナラバ、オ前ガ連合艦隊旗艦・・・」

戦艦棲姫「・・・ワタシニ命ジロ・・・敵ヲ倒セト・・・!」

雪風「武蔵さん、それじゃあ!」

戦艦棲姫「ウォォォォォア!!!」

ピシッ ビシビシッ

装甲空母姫「・・・ナ、ナンナノォ・・・?」

装甲空母鬼「・・・棲姫ノ身体ニヒビガ・・・ボロボロト崩レ落チテ・・・」





武蔵「すまんな、他の誰にも撃たせる訳にはいかんのだ」

武蔵「46センチ連装砲は、この武蔵の誇りなのでな!!!」

雪風「・・・・・・」

武蔵「・・・・・・」

雪風「すごかったです 装甲空母のお二人をあっさりと」

武蔵「うむ」

武蔵「前世でも、思いきり暴れたかったものだ」

雪風「あの・・・ごめんなさい」

武蔵「ん?」

雪風「雪風は、すごく生意気なことを言いました」

武蔵「はっはっは」

武蔵「わたしも情けない所を見せたからな、おあいこだ」

雪風「武蔵さんは、やっぱり格好良かったです!」

武蔵「褒められるのも嬉しいのだが・・・」

雪風「?」

武蔵「なにか腹が減ったな この艦娘という体は不思議なものだ」

雪風「それなら、急いで横須賀鎮守府に帰りましょう!」

雪風「鎮守府なら、お腹一杯食べられますよ!」

武蔵「そうか、ならば早速帰るとしよう」

雪風「はい!」

雪風「針路、横須賀鎮守府・横須賀港!」










雪風「連合艦隊の帰還です!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「・・・確かに、いい話ではあるんだが」

文月「んぅ?」

提督「吹雪が主人公って言ったじゃん」

文月「そうだったのぉ」

吹雪「あ、あはは」

文月「んとぉ、それならぁ・・・

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

  「敵影、健在!全ての攻撃が無効化されています!」

  「人類に残された火力を、全て集結させているのだぞ」

  「この物量を持ってしても・・・

バシュゥゥゥッ

  「うぉぉぉぉぉ!?」

ドォォォォォン





21世紀初頭



人類は温暖化などの影響により、地上での版図を大きく失った
そして
それに呼応するかのように、正体不明の深海棲艦隊が出現
運搬経路は封鎖され
人類は、全ての海域から駆逐された



最終決戦から7年



政治・経済は崩壊
通信衛星や海底電信ケーブルは破壊され
更に彼らが放つジャミング波によって、一切の通信も封じられた

各国は、孤立を余儀なくされ
互いの生存の確認すら、困難となった



*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「文月さん、文月さん」

文月「んぅ?」

提督「それ、アル○ジオ丸パクリ」

文月「ばれちゃったのぉ」

ススメ!艦☆娘 ミラクル吹雪ちゃん

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

~横須賀住宅街0745~

バッターン

雪奈「いってきまーす!」

  「ほら、またご飯こんなに残して!」

雪奈「だって、遅刻しちゃうんだもん!」

  「あなたが早く起きないからでしょ!」

雪奈「ごめんなさーい!」





わたし
私立横須賀マリン学院に通う、吹石雪奈!

ちょっぴり朝が苦手な、小学6年生です

えっと
成績は中の下・・・くらいかな

でも
運動だけは自信があります!

そんなわたしの、最近の悩みの種は・・・





 「おっはよー、吹雪!」

 「はよはよ、吹雪ー」

雪奈「もう!」

雪奈「その呼び方、やめてって言ったじゃん!」





そう
変なあだ名をつけられちゃったことです

  「だって、雪奈って吹雪そのものじゃん」

  「ねー」

雪奈「絶対、そんなことないもん!」

  「雪奈って、人の言うこと聞かずに突っ走るし」

  「わたし達を巻き込むしー」

雪奈「あぅ」

  「たまに、寒いギャグとか言うし」

  「成績も寒いしねー」

雪奈「うぅ」

  「吹石の吹と、雪奈の雪!」

  「まさに吹雪ちゃんだよねー」

雪奈「それでも、ヤなものはヤなのー!!!」

~横須賀市街地1430~

愛宕「うーん、横須賀の街も久しぶりねー」

文月「3ヶ月ぶりに帰って来たのぉ」

愛宕「結局、艦娘捜索は進展なし・・・か」

文月「高雄ちゃん達はぁ?」

愛宕「高雄達には南の方を探してもらってるけど」

愛宕「連絡ないってことは、望み薄ねー」

文月「そかぁ」





雪奈『じゃあね、ばいばーい!』

  『ちゃんと宿題やりなよ?』

雪奈『わかってるよー!』

  『走ると危ないよー』

雪奈『大丈夫、大丈夫!』

  『って、あー!!!』





愛宕「!」

愛宕「文月ちゃん、危ない!」

文月「んぅ?」

ゴッチーン☆ミ

雪奈「・・・いたた」

雪奈「あの、ごめんなさい 大丈夫ですか?」

文月「大丈夫なのぉ」

愛宕「でも気をつけなきゃ危ないわー」

愛宕「何をそんなに急いでたのー?」

雪奈「いえ・・・あの」

  「このコ、いつもそうなんです」

  「やっぱり吹雪ちゃんだよねー」

愛宕・文月「!?」

雪奈「だから、その呼び方やめてって!」

愛宕「・・・あなた、吹雪っていう名前なの?」

雪奈「ち、違います!」

雪奈「これは、友達が勝手に呼んでるだけで!」

文月「じゃあ、名前はぁ?」

雪奈「雪奈です・・・吹石雪奈」

愛宕「ちょっとゴメンねー」

ポンッ

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

雪奈「あ、あの・・・頭に手なんか置いて、どうしたんですか?」

愛宕「うん、ゴメンねー」

愛宕「コブが出来てないか、確かめてたのよー」

雪奈「は、はぁ」

愛宕「じゃあね、気を付けて帰ってね」

文月「ばいばいなのぉ」

  『なんだったんだろ?』

雪奈『さぁ』

  『でも、すっごいキレイな人だったねー』

  『ムネも大きかった』

雪奈『もう、なに言ってんの!?///』





文月「愛宕ちゃん?」

愛宕「さっき、頭に直接精神リンクを送ってみたわー」

愛宕「でも、反応がなかった」

文月「じゃあ、違うのぉ?」

愛宕「残念ながらねー」

愛宕「あれだけ探してこんな所で会えたら、それは奇跡だったけど」

文月「・・・・・・」

愛宕「行くわよ、文月ちゃん」

文月「あぅ、待ってぇ」

雪奈「さっきの、なんだったのかな」

雪奈「まるで頭の中に、誰かが語りかけてくるような・・・

ギャギャギャ

雪奈「?」

雪奈「なんだろ、あのトラック危ないなぁ」

ギャギャギャ

雪奈「あれ?運転手さん目をつぶってる」

雪奈「もしかして寝てる!?」

ギャギャギャッ

雪奈「あ!あんなとこにワンちゃんが!」

雪奈「助けなきゃ!」

ギャギャギャギャーッ

愛宕「なんの音かしらー」

文月「愛宕ちゃん、あそこぉ!」

愛宕「!?」

愛宕「あ、あのコ・・・でも、ここからじゃ間に合わない!」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜愛宕、文月、精神リンクを張れ!゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*



愛宕・文月「!!!」

ギャギャギャギャーッ

雪奈「もうダメ、ぶつかっちゃう!」

雪奈「誰か・・・誰か助けて」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜飛べ!゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*



雪奈「!?」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜いいから、上に飛ぶんだ!゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*



雪奈「そんなこと言ったって!」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜早く!君なら出来る!゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*



雪奈「えーい!」

ガッシャーン

タッタッタッタッタ

愛宕「はぁはぁ、あのコは!?」

文月「はぁはぁ、居ないのぉ」

愛宕「!」

文月「どこ行ったんだろぉ」

愛宕「文月ちゃーん」ちょいちょい

文月「んぅ、上ぇ?・・・あっ」





雪奈「わわわ、わたしなんで街灯の上なんかに!?」

雪奈「ちょっとワンちゃん、暴れないで!」





愛宕「あのコは確かに、わたし達を通じて提督からの精神リンクを受け取った」

愛宕「それに、あの跳躍力は普通じゃないわー」

文月「じゃあ、じゃあ?」

愛宕「そうねー」

愛宕「あのコこそ、我が横須賀鎮守府艦隊最後の一片(ピース)」

愛宕「吹雪型駆逐艦一番艦、吹雪よ!」

文月「わぁ」





雪奈「だっ、誰か助けてーーーーーっ!!!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督「・・・なにその匂い立つ魔女っ娘臭」

文月「だめぇ?」

神通「・・・わ、わたし・・・続きがすごく気になります・・・」

神通「・・・この後はどうなるんですか・・・?」

文月「えとぉ」





飛龍「なんか喰いついた?」

阿武隈「喰いつきましたね」

暁「ああいうのが趣味なのね!」

磯波「・・・神通さん、輝いてます///」

如月「そういえば笑ってるとこ、初めて見たかもー」





この後
神通は提督に、こう語っている



神通『・・・なんでしょう・・・最近、駆逐艦さん達がすごく親しくしてくれます・・・』



本人の知らない所で、アニメ好きで忍術使いのレッテルを貼られた
武勲艦神通の明日はどっちだ

乙です

乙ー


楽しそうだな

文月日誌

○月▲日



おんせんはいって、ごはんたべた



どこにもいじょうなかったから、あしたもがんばろう

かこちゃんも、がんばる?


文月日誌

○月▲日



おんせんはいって、ごはんたべた



どこにもいじょうなかったから、あしたもがんばろう

かこちゃんも、がんばる?


数日がたちました

今日は、提督と愛宕ちゃんがお出掛けしてます
司令長官も一緒なのぉ

文月は提督室でお留守番してまーすぅ
なんでこんなことになったかというとぉ・・・

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

提督『さて、そろそろ文月の配置も決めないとなー』

文月『配置ぃ?』

愛宕『普段、ちょっとしたお仕事してもらう場所ねー』

提督『所属は睦月の部隊になるから、あいつらと一緒なら発令所だなー』

文月『ここはだめなのぉ?』

愛宕『ここはわたしと、副秘書官として古鷹ちゃんが居るのよねー』

提督『まぁ、仕事がない訳じゃないが・・・』



文月『ていとくぅ、だめですか、だめですか?』くすすっ



提督『あぁー///』




                         ○月◇日                      


          辞  令



                         呉鎮守府司令



 駆逐艦娘 文月 殿








      本日を以って

      貴艦を副秘書官補佐に命ずる









*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

古鷹「演習の監督をしてくるから、留守をお願いしますね」

古鷹「遊びに来る人達は適当にあしらっておいてくれればいいから」

文月「はぁい」

がちゃっ ぱたん



文月「一人だと、提督室は広いのぉ」



がちゃっ

文月「んぅ?」

最上「提督、居るかい?」①

青葉「青葉、スクープを探しに来ちゃました!」②

朝潮「あれ?提督は居ないんですか?」③

満潮「なによ、せっかく遠征の報告に来てあげたってのに!」④

荒潮「あらぁ?どこに隠れたのかしらー」⑤

大潮「大潮、全力で報告に参りました!」⑥

文月「提督室が狭くなったのぉ」





提督室は、みんなのたまり場になっている模様

青葉「なんか巷では、最上ちゃんのふたなり疑惑があるらしいですよ?」

最上「ボクにかい!?」

最上「失礼だなぁ 確かにボクはボーイッシュな格好が好きだけどさ」

文月「ねぇねぇ」

青葉「ん?」

最上「どうしたんだい?」

文月「ふたなりって、なんのことぉ?」

最上・青葉「!?」

文月「んぅ?」

最上「あの・・・その・・・///」

文月「どしたのぉ?」

最上「だ、だめだよ!」

最上「ボクには文月ちゃんの純粋さは奪えないよーっ!///」

だだだだだっ





満潮「ふ、文月ちゃんの純潔を奪いたいですって!?」ガーン



【悲報】もがみんのふたなり疑惑、さらに深まる

ここの艦娘どもは……なんというかアカン、だがそれがいい

最上「それにしても、ボクだけなのかい?」

最上「そういう疑惑を持たれてるのは」

青葉「ふーむ そういえば、そうですねー」

最上「いや、そんなに深く考えなくていいんだけどさ」

青葉「いえ、これは由々しき問題です!」

青葉「この青葉にお任せ下さい!」キラーン





最上「・・・なんかボク、余計なこと言ったかも」

[ 第1回 ボクっ娘王座決定戦 ]



青葉「という訳で!」

文月「ボクっ娘チャンピオンを決める戦いなのぉ」

どんどんどん ぱふぱふっ

朝潮「なにがなんだか分からないけど、すごい盛り上がりですね!」

荒潮「あらぁ、お祭りみたい」

大潮「こういうのって、ワクワクしますねー!」

満潮(文月ちゃんの貞操は、わたしが守ってあげないと!)ギロリ





最上「・・・ははは、はは」

最上「なんでこんなことに?」

最上「その前に、対決ってなんなのさ!」

最上「ボクの疑惑と関係ないじゃないか!」

青葉「・・・いえ、最近これといって話題がなくてですね」

最上「キミのネタ作りのためなのかい!?」

文月「えとぉ」

文月「時雨ちゃんは『ボクはそんなことに関わりたくないから、欠席』だってぇ」

最上「もうこの時点で、ボクっ娘2人しか居なくなっちゃったよねぇ!」

青葉「さぁ、最上選手と対決するのは誰なのか!?」

最上「だから最初から分かってるじゃん!」

文月「それは、この人でーすぅ!」

皐月「ボクと王座を争うっていうの?可愛いねぇ!」





朝潮「えと、むしろ皐月ちゃんが可愛いかも」

荒潮「ドヤ顔がラブリーよねー」

大潮「元気系ボクっ娘ですね!」

満潮「文月ちゃんとは姉妹だし、安心して任せられるわよね」ギロリ

最上「もう、つかみからしておかしいじゃないかー!」うえーん

だだだだだっ

文月「行っちゃったのぉ」

青葉「ということで、皐月選手の不戦勝です!」

皐月「やたっ!」



【朗報】もがみんのメンタル面の弱さゆえ、ふたなり疑惑払拭される

巻雲「秋雲がこんなの持ってたから、しれーかんさまに言いつけに来ました!」

文月「秋雲ちゃんがぁ?」

巻雲「はわわわわ、別に同人誌の手伝いをさせられてるとか関係ないですし」

巻雲「徹夜させられてるからが理由じゃないですよぉ!?」

青葉(自分で言っちゃいましたね)

最上(確かに、寝れないのは辛いよね)

文月「どんなやつなのぉ?」

青葉「また同人誌のたぐいですかねー」

最上「どれどれ」



[ 続・金剛姉妹に関する考察 ]

恋人である自分と別の艦娘とのケッコンカッコカリ届を見つけてしまった時の反応

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

~金剛さんの場合~



金剛「え、えーっと」

金剛「ちょっと紅茶を切らしたから、買って来るデース!」





この後

工廠裏で、滅茶苦茶泣いた

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

~比叡さんの場合~



比叡「んーっと」

比叡「何も見てません!」

比叡「比叡は、なーんにも見てませんよー」





ひたすら現実逃避

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

~榛名さんの場合~



榛名「・・・はい、榛名は大丈夫ですよ?」

提督「こ、これは違うって!」

提督「ほら、誰かのイタズラだって!」

榛名「良かったです」

榛名「榛名、びっくりして倒れるかと思っちゃいました」





実は、最初から筆跡が違うって知ってた

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

~霧島さんの場合~



霧島「・・・・・・」

ビリビリビリッ





そんなものは最初からなかった

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

青葉「・・・秋雲ちゃんは、榛名さんに恨みでもあるんですかね」

榛名「うーん でもその位じゃ、まだ甘いです」

最上「は、榛名さん!?」

青葉「いつの間に!?」

文月「びっくりしたのぉ」

榛名「榛名なら、そうなる前に自分の届を出しちゃってますし、それに・・・

文月「それにぃ?」

榛名「もしそうなった時のために、重婚出来るように根回ししてますから」

青葉「ね、根回しって、どこにですか?」

榛名「内緒です♪」





この人を敵に回してはいけない

ここに居る全ての艦娘がそう思った

ひえー

がちゃっ

提督「ただいまー」

文月「おかえりなさいなのぉ」

愛宕「お留守番、ご苦労さまねー」

長官「おお、偉いのぅ」

文月「!」

文月「愛宕ちゃん、それぇ・・・

愛宕「いやーん、気付いちゃったー?///」

青葉「ひ、左手の薬指に指輪ですかー!?」

最上「もしかして、婚約指輪かい!?」

提督「えーっと」

提督「それについては、後で長官からみんなにお話がある」

文月「?」

ざわ ざわざわ

陽炎「なにかしら、お話って」

不知火「くだらない話じゃなきゃいいけど」

霧島「・・・マイク音量大丈夫?チェック、ワン・ツー」

霧島「はい、長官どうぞ」

長官「うむ」

長官「あー、集まってもらったのは他でもない 結婚(仮)のことじゃ」

ざわわっ

長官「正式名称をケッコンカッコカリとして、正式な契約とすることとなった」

長月「契約ってなんだ?」

長官「うむ、互いに信頼で結ばれた提督と艦娘の専属契約といったところかの」

雷「せ、専属契約ですって?」

電「はわわわっ、司令官の専属になるのです?///」

加古「なんでケッコンカッコカリなんて名前なのー?」

長官「・・・それはな」

筑摩「それはー?」





長官「その方がロマンチックじゃろ?」

川内「なにその理由!?」

摩耶「むしろ契約しずれーよ!!!」

長官「専属契約とは、その提督の艦隊に優先して配属されるという契約であってじゃな」

長官「つまり、複数の艦娘が可能ということじゃ」

加賀「・・・まさかの重婚カッコカリですか」

赤城「あらまあ」

秋雲「キターーー!秋雲にハーレムもの発注ですかー!?」

秋雲「巻雲ちゃん、さらにペース上げていくよー!」

巻雲「はわわわわぅ!?」

長官「当初は永久専属秘書官という形で考えておったんじゃがのぅ」

長官「それだと他の艦娘が可哀そうだという強い意見があってな」





榛名「・・・・・・」にこにこ

最上(絶対、この人だー!)

青葉(榛名さん、半端なさすぎです!)

瑞鳳「でも、ほんとの結婚とは違うのね」

如月「ちょっと、がっかりー」

長官「しかし、実際に結婚するとしてもカッコカリしておる相手じゃろうし」

がたっ

長官「契約はそれっぽく教会で行うし」

がたたっ

長官「契約の証として、指輪が贈られるぞい?」

がたたたっ

愛宕「ちなみに、指輪はこれねー///」

瑞鳳・如月「あーーーっ!?」

愛宕「そして、写真はこちらでーす///」

足柄「ううう、ウェディング・・・ウェディングドレスー!?」

妙高「足柄、ちょっと落ち着きましょうか」

長官「ちなみに、わしは全艦隊を指揮する立場だからして対象外じゃな」

菊月「でも、あんまり残念そうじゃないな じーちゃん」

長官「ふははははっ」

長官「わしは教会でバージンロードの付き添い役を引き受けとるもんね!」

三日月「なにか逆に嬉しそうですね」

長官「さあ、わしとバージンロードを歩き・・・もとい!」

長官「提督とケッコンカッコカリをしたい艦娘よ、書類はここじゃ!」

ざわざわざわーっ

吹雪(どっ、どどど、どうしよう)

吹雪(こういう時って真っ先に行っていいものなのかな!?)

暁(レディとしてはスマートに行かなきゃダメよね)

金剛(ここは戦艦の余裕を見せるネー)

比叡(比叡はお姉様に続きます!)

雷(じゅ、10番目くらいに行った方がいい気がする・・・うんうん)

かたんっ すたすた

雷(え?)





文月「もらうのぉ」

榛名「はい、榛名はこの場で提出しますね」

雷(そんな、あっさり!?)がーんっ

かたんっ すたすた

雷(ま、また?)

満潮・曙・霞「契約する艦娘が少ないと可哀そうだから、わたしがしてあげるわ!///」

満潮・曙・霞「か、勘違いしないでよね!可哀そうってだけなんだからね!///」

満潮・曙・霞「!?」





白露「さすがツンデレ セリフからタイミングまで一緒ってすごーい」

白露「ところで・・・

叢雲「・・・・・・」ちーん

白露「ダメだ 乗り遅れたショックで気絶してるしー」

如月「教会ではキスくらいしてくれるんですかー?」

提督「は!?」

愛宕「お、おでこにくらいなら」ピキピキッ

電「おおお、おでこにキスなのです!?///」

ぱたりっ

響「・・・あ、電が倒れた」

鳳翔「あら大変」

初雪「・・・こっちでも吹雪が逝った」

白雪「逝ってないから!><。」

綾波「わ、わたしが医務室に運びます」

綾波「でも、その前に」

提督「?」

綾波「わたしと鳳翔さんの書類、もらっていきますね///」

鳳翔「あら///」





那智「・・・あの抜け目なさは、あなどれんな」

金剛「さーてそろそろ、ワタシの出番ネー!」

かたんっ すたすた

金剛「ホワッツ!?」





加賀「あ、赤城さんが欲しいそうなので、わたしの分ともらっていくわね///」

赤城「え?わたしですか?」





比叡「赤城さんをダシにつかったー!?」

北上「大井っち、どうするー?」

大井「まさか北上さん、ケッコンカッコカリするつもり!?」

北上「だって二人して契約すれば、ずっと提督の艦隊で一緒だよー?」

大井「・・・なるほど、それは盲点だったわ」ニヤリ





長官「・・・ケッコンカッコカリが別の手段に使われとるのぅ」

大井っちが受け入れてくれた理由が判明

龍田「だってよー?天龍ちゃん」

天龍「しゃ、しゃーねーな この天龍様が書類をもらって来てやる・・・

???「待ちな!ちょっとばかし、こっちが先だぜ!」

天龍「!?」

龍田「そういうあなたは、誰かしらー?」

木曾「改二になったオレが、提督に勝利を与えてやる!」

バァァァァァン

球磨「おー」

多摩「かっこよくなってるにゃ」

龍田「天龍ちゃん?」

天龍(なんか行くタイミング逃したー!)あぅあぅ

龍田「・・・わたしが書類もらって来るねー」





子日「あのカップルは、どう見ても龍田さんの方が男前ですよねー」

羽黒(・・・どうしよう・・・わたしなんかが書類もらって、いいんでしょうか)

磯波(・・・うぅ・・・誰か書類を取って来たりしてくれない・・・かな)

潮(・・・み、みんなの前で書類取りに行くの、恥ずかしいよぉ)

文月「・・・・・・」

文月「あのぉ」

提督「ん?」

文月「どぉせなら、みんなに配っちゃえばいいと思うのぉ」

長官「なるほど それもそうじゃの」





満潮・曙・霞「だったら、最初からそうしなさいよーっ!///」

文月日誌


○月▼日





きょう

ちんじゅふは、せいさいせんそうにとつにゅうしたのぉ





ふみづきだってまけないんだから

あたごちゃんに、せんせんふこくするよぉ


一方
こちらの陣営では



飛行場姫「・・・艦娘達ハ正妻戦争トイウノヲヤッテイルラシイワァァ・・・」

装甲空母姫「・・・ドウスルノォ・・・?」

装甲空母鬼「・・・我々ハ、イカナル戦イニモ負ケルコトハ許サレナイィ・・・」





飛行場姫「・・・アノコヲ差シ向ケルノヨォォォ・・・」ニヤリ

               __ ,,,,, __
          _ =_≦///////≧=t.、

         ,.:"'" .//////////∧ .``、、
      rttf/从__,.ノ///////////人,..__从ftt、
     {三<////、///////////////////>三}

      {三≧、//!入-<V`Y',-"`!/r┐///≦三}
     /V / `-t- i=|-{-!<--/ , ≦////!.∧

   ./ / `┤}、 / `"! ̄ ̄..7 ̄V \   ノ .∧
 , -"  ,/  /.! i.!. ┃ .V'、 i./ ┃ ./ | ̄ ! ∧    ヲッ?
..}、   ,:'/  /.,' ., '、. ┃   `-'.  ┃ /_ |   i!  .',、
/  Y./  ./-!  'ト、_ ,.、 _. 。  ,  "/ !   i',  ::/!
  . .! {  , / {  |-、|  i .Y^Y`i".|T"/  ',   ! `t." |
  .| | , :"{  ',\,'  `≧三三三≦-{ ,  .}   } |  .!
` ..┘.!   .i      |:|:{ .|// } ,':/ i"V ./ V  ,' i  i
    `--┘     /::|::i | ,':,'::!    `" / .,' !  ;
           /::::H, | ,' i::::',     /  / |__.,}

空母ヲ級 正妻戦争参戦決定!

いやったああああああ!

がちゃっ

村雨「はいはーい、村雨だよ」

村雨「警備任務してたら、敵の空母鹵獲しちゃったんだけど!」

空母ヲ級「ヲッ」

村雨「って、あれ・・・え?」

夕立「村雨、ちょっと出番が遅かったっぽい!」










村雨「もう出番終わり!?」

村雨「来週の村雨はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

                        おしまい

乙です

え、これでスレ完結なのか。まぁ楽しませて頂きました。

終わりか



楽しみがひとつ減ってしまったな

乙っぽい?

というかスレが終りでいいのか!?

乙です

この話はここでおしまい ってことや

乙・・だと・・?

村雨がorzなだけだよな?な?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月14日 (金) 02:21:45   ID: 4oV1rNw_

村雨に対しての乙なんだよな?まだ続くはずだよ…な?な??

2 :  SS好きの774さん   2015年07月22日 (水) 07:48:02   ID: 7BY5ObYZ

世に文月のあらんことを

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom