フレデリカ「フレンズごっこ」 (19)


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フレデリカ「ふんふんふふーん、フレンズ~!」


杏「杏は流行には流されないフレンズだよ」


フレデリカ「ねーねー、一緒にユニット組む?」


杏「組んでるじゃん」


フレデリカ「まずはユニット曲からだねー」


杏「いや、だから」


フレデリカ「フタリカ☆狂想曲!」


杏「聞けよ」




杏「ってゆーか珍しいね、フレデリカちゃん一人で杏の家くるなんて」


フレデリカ「えっとねー、文香ちゃんと肇ちゃんは今日撮影なんだってさー」


杏「あー、あっちは最近月下氷姫ってユニット組んだんだっけ?」


フレデリカ「だからアタシ達もユニットを組むべきなんじゃないかなー?」


杏「そうはならないから」


フレデリカ「ねーねー、ユニット名は何がいーい?フタリカ?」


杏「なんでそんな偉そうな店員みたいな感じなのさ」


フレデリカ「禁煙席四人で!」


杏「二人って言ってるでしょ」


フレデリカ「あー!二人かー!」


杏「あとあれだよね、案外フレデリカちゃんってセンスないよね」


フレデリカ「…帰る」


杏「ごめんコーラ飲んでいいよ。炭酸ないけど」


フレデリカ「ほう、炭酸抜きコーラですか…やりますねー!」





杏「あー、二人だと割と静か」


フレデリカ「キャ~!杏ちゃんのえっち!」


杏「まぁ何時もは単純にかける3だからね」


フレデリカ「ねーねー。そー言えばもーすぐバレンタインだよー?」


杏「フレデリカさんや、もうバレンタインネタはやったでしょう?」


フレデリカ「あらまぁ、じゃあフランケンシュタインにしよっか」


杏「まぁFついてるしそれでもいっか」


フレデリカ「フランケンシュタインってなーに?」


杏「ランク8か鯖じゃない?」


フレデリカ「ノイシュバンシュタインは?」


杏「それはシンデレラ」




フレデリカ「少し真面目な話していーい?」


杏「ダメ」


フレデリカ「F士サファリパーク行きたいなーって」


杏「何か見たい動物でもいるの?」


フレデリカ「ナマケモノ!」


杏「目の前におるじゃんかぁ」


フレデリカ「ほならね、ナマケモノのマネしてみろって話でしょ?アタシはそー言いたい」


杏「にしてもやることないね」


フレデリカ「つまんない?」


杏「暇はしないから問題ないよ。まぁ楽しいし」



フレデリカ「一緒にカラオケでもいくー?」


杏「家出るの怠い」


フレデリカ「じゃー此処で歌おっか!」


杏「やめろ苦情くるから…いや、別に横の部屋両方誰もいないしいっかな」


フレデリカ「よーし!何歌おっか!」


杏「フタリカ☆狂想曲でしょ?」


フレデリカ「そんな曲ないよ?大丈夫?杏ちゃん疲れてる?」


杏「おっけー今日をもちましてフタリカは解散だー」


フレデリカ「ようこそ☆サファリパークにしよっか」


杏「ようこそ!わたくしの!チャンネルへ!」


フレデリカ・杏「ビャオ!!」



杏「…そう言えば杏、ちゃんとあのアニメ見てないや」


フレデリカ「フレちゃんも見てないよ?」


杏「えー…まぁ歌詞出すと面倒な事になるかもしれないし正解かもね」


フレデリカ「コーラックだっけ?大正義みたいなとこの」


杏「コーラ飲みたかったの?」


フレデリカ「一緒に歌いたかったかなー」


杏「…コーラっスか…んふっ」


フレデリカ「ちょっと文香ちゃんうつった?」


杏「文香ちゃんへのあつい風評被害だね」



杏「まぁ、うん。色々あるけどさ」


フレデリカ「なにかなー?感謝ならちゃんと誠意を見せなきゃだめだよー?」


杏「取り敢えず、どいてくれない?」


フレデリカ「人にお願いするなら誠意を見せなきゃだめだよー?」


杏「なんで杏押し倒されてるの?」


フレデリカ「狩りごっこ!」


杏「はいはい杏の負けでいいよ」


フレデリカ「じゃフレちゃんの負け!」


杏「なんでさ」


フレデリカ「さぁ?」


杏「だよねー」






杏「で、夕飯は食べてく?」


フレデリカ「あ、フレちゃん作るよー?」


杏「いいよいいよ、今日はお客様だし」


フレデリカ「飲み物まだー?あとプリン」


杏「自分で買ってきていいよ」


フレデリカ「お金くれてもいーよ?」


杏「日雇い登録しといてあげよっか?」


フレデリカ「ごめんねー、フレちゃんアイドルだから時間ないんだー」


杏「知ってるよ、なんで杏の家にいるのかは知らないけど」


フレデリカ「楽しいから!」


杏「分かりやすくて何よりだね」



フレデリカ「杏ちゃんの家って飴のストックあったりしないのー?」


杏「多少はあるけどね、基本は近くのコンビニで買えばいいし」


フレデリカ「変わった飴玉ないかなーって」


杏「あ、前にグルメリポーターごっこやったあのお店の飴ならあるよ」


フレデリカ「食べていーい?」


杏「そのお店にね」


フレデリカ「買ってきてー!」


杏「んじゃ一緒に買いに行こっか。杏オススメのカフェも近くにあるし」


フレデリカ「おっけー!それじゃー夕飯は外で食べよっか」




杏「??っ…寒い。鍵閉めとく?この後勝手に肇ちゃんと文香ちゃん来たりしない?」


フレデリカ「肇ちゃんと文香ちゃんなら鍵閉めててもだいじょーぶ!」


杏「それもそーだね。マフラーつかう?」


フレデリカ「借りちゃおっかなー。ホッカイロあるよ?」


杏「二枚ちょーだい」


フレデリカ「…ふふー!いぇい!」


杏「…楽しさの表現?」


フレデリカ「7割あったりー!100点あげちゃう!」


杏「143点満点のテストなんて見たことないよ」


フレデリカ「勝手に切り上げちゃだめだよー?」


杏「全部言うとループするんだけど」


フレデリカ「長話ならつきあうよー?」


杏「長い話は遠慮したいかな」



フレデリカ「友達みたいだねー?」


杏「いや友達だからね。ごっこでもなく」


フレデリカ「友達ごっこって凄い嫌な響きじゃない?」


杏「フレンズごっこにしとこっか」


フレデリカ「フレちゃんのフレはフレンズのフレ!」


杏「じゃー杏のんずはフレンズのんずだね」


フレデリカ・杏「……!!」


フレデリカ「フレンズ!フレンズだよー!」


杏「フレンズじゃん!フレンズだ!フレンズだよこれ!」


フレデリカ・杏「いぇーい!!!」




フレデリカ「まー最初から気付いてたからネタ振ったんだけどねー」


杏「時間返せあと電車賃そっちもちね」


杏とフレデリカの2人だけって滅多になかった気がします
お付き合い、ありがとうございました

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