若葉「L.M.B.G.とアンキモとアレとソレとコレと」 (17)

※ここに警告文のあるものとする


事務所内 L.M.B.G.総本部


若葉「さあ、今日は私達だけしかいないけど、張り切ってマーチングの練習をしましょうね~」

舞「はいっ!」

薫「がんばりまー!」

若葉「グローリア♪グローリア♪」シャーン シャーン

舞&薫「ジークハイルヴィクトーリア~♪」ツッタカター

ガコンッ

薫「ん?なんの音?」

舞「更衣室の方から聞こえたような……」

若葉「もしかして……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486175844

更衣室


P「ククゥ~ン!!!ククゥ~ン!!!」ガタン バタン

若葉「わあっ、かかってますね~!」

舞「ついに現行犯で捕まえましたね」

P「ひぃぃ……捕まったぁ~……!」

舞「まさか、千枝ちゃんのパンツを仕掛けた箱罠に捕まるなんて…」

若葉「アライグマみたいねぇ」

薫「あらいぐまー!」


舞「さあ、今まで盗んできた千枝ちゃんのパンツを返してください!」

P「もう全部食っちまったからないよ。千枝のパンツは俺の血となり、肉となった。つまり、俺は千枝のパンツ自身と言っても過言ではない」

若葉「うーん、被愛型の妄想性障害の対処ってどうしたら……」

P「素人判断はよくないなあ」

舞「どうして千枝ちゃんのパンツを盗んだりするんですか…?」

P「全部……全部、千枝がパンツを履くからいけないんだ……女神が聖遺物なんか残すから、それを求めて人々は争うんだ……俺は聖戦争をしているんだ……平和をもたらす使者なんだ……」

薫「カルトって怖いね」


舞「プロデューサーには他の犯行の容疑もかかっています。よって今から取調べを行います」

薫「行いま!」

P「取調べだと…?」

舞「貴方には黙秘権があります。なお、供述は、法廷であなたに不利な証拠として用いられる事があります」

薫「用いられま!」

舞「薫ちゃん、ちょっとうるさいかな」

薫「マ?」マ?


P「ミランダ警告か……なら当然、弁護士を呼ぶ権利もあるんだろうな!?」

舞「ありません。これはミランダ警告じゃなくて、ただ単に言ってみたかっただけです」

P「も~、子供はすぐ影響される~」

舞「悪いことをしたPさんには、取調べの後におしおきもありますからね」

P「お、おしおき……それってイケない感じのやつ?」ドキドキ

舞「なに期待に胸を膨らませてんだ」

若葉「とりあえず、今のうちに小指の感覚をしっかりと脳裏に焼き付けておいてくださいね~」

P「あっ、これはイケない感じのやつだ」

舞「では、まず取り調べを始めます。最初は、二ヶ月前の千枝ちゃんのパンツ盗難についてですが……」

若葉「オラッ吐けェッ!!!」ドゴォッ

薫「ネタは挙がってンだゴラァッ!!!」ガスッ

P「この取調べのやり方、あぶない刑事で観た」オボロロロロロロロロロロ

薫「劇場版は吉川晃司のシンバルキックが見所」


杏「はいは~い、そこまでそこまで、監査のお通りだよ~」

きらり「ちょぉ~っとお話しいいかにぃ?」

舞「しまった…監査委員だ……!」

P「やったー!あんきらが助けに来てくれたぞー!」

きらり「ロリコンマジ撲滅ギルド、通称“L.M.B.G.”の活動が行き過ぎてるんじゃないかってタレコミがあったんだけどぉ……」

杏「今、なにかやってた?」

若葉「いえいえ、なにもしてませんよ~。それより杏ちゃん、山吹色のものは好きですか~?」スッ

杏「うんうん、ここでは何もなかったみたいだね」

P「病弊は骨がらみだなあ 」

きらり「杏ちゃん、何貰ったの?」

杏「これは……ガンプラ?」

若葉「みんな大好き、山吹色のガンダムです~!」

P「洒落た賄賂もあったもんだなあ」

薫「粋」


杏「杏、ガンプラ作らないしなぁ~」

若葉「そ、そんな……!」

杏「それよりさ、杏、お腹空いてきちゃったんだよね。アンキモ食べたいなあ」

舞「えっ……!?」

杏「アンキモアンキモアンキモアンキモ」 アンキモアンキモアンキモアンキモ

薫「わあっ!?いきなりどうしちゃったの!?」

舞「ど、どうしましょう、きらりさん……!?」

きらり「あんきらあんきらあんきらあんきら」アンキラアンキラアンキラアンキラ

舞「ひゃあ、こっちも存外ワケわかんないなあ」

P「バグかな?」

若葉「ボナペティッ!!!!ボナペティッ!!!!」ボナァァァァァァ

P「お前はなんなんだ」


杏「アンキモアンキモアンキモアンキモ」

きらり「あんきらあんきらあんきらあんきら」

薫「どうしよう……戻らなくなっちゃった……」

舞「とりあえず、アンキモを持ってくればいいのかな……」

若葉「じゃあ、アンキモを探しにいきましょう~」

舞「アンキモってお魚屋さんに売ってるんですか?」

若葉「さあ……グルメな人に聞いてみましょうか」

事務所  二の対



若葉「というわけで、最近グルメと名高い紗枝ちゃんにお話しを聞きに来ました~」

紗枝「まあまあ、ようお越しやす。ぶぶ漬けいかがどすか?」

舞「いきなり追い出す気満々だ、この京都人」

紗枝「ああ、すんまへん。誤ぶぶ漬けやったわ」

薫「誤チェストでごわす」

舞「グルメと名高い紗枝さんなら、アンキモのことについて教えてくれるかもって思ったんですけど……」

紗枝「そないなこと言われてもなぁ……よそはよそ、うちはうち、二次創作は二次創作やさかい。うちはグルメのことはさっぱり……」

薫「そんなぁ……」

紗枝「お役に立てなくてすんまへんなぁ。お詫びと言ってはなんやけど、ぶぶ漬けいかがどすか?」

薫「詫びぶぶ漬けなんて新しいなあ」

若葉「なにかアンキモの情報とか知らないですか~?」

紗枝「アンキモに詳しい女子高生なんて、そうそうおらへんと思うけどなあ」

紗枝「そういえば、アンキモやったら大洗が有名やったような…」

薫「おーあらい?」

紗枝「茨城県の港町どす」

舞「それじゃあそこに行けば、アンキモが食べられるんですか?」

若葉「多分ね」

紗枝「なんや、アンキモアンキモ聞いてたら、うちもアンキモ食べたくなってきたわぁ」

薫「えっ?」

紗枝「アンキモアンキモアンキモアンキモ」アンキモアンキモアンキモアンキモ

舞「アンキモって呪いかなにかなの?」

若葉「よーし、じゃあみんなで大洗に行きましょう~!」



市原悦子「こうして、薫、舞、杏、きらり、紗枝を乗せた車は若葉の運転により、大洗へと向かったのじゃった」

大洗 



薫「着いたー!」

若葉「へぇ~、ここが大洗ですか~」

舞「潮の香りがしますね」

若葉「ちょっと寒いけど気持ちいい~!」

杏「アンキモアンキモアンキモアンキモ」

きらり「あんきらあんきらあんきらあんきら」

紗枝「アンキモアンキモアンキモアンキモ」

薫「あっ!あそこに、あんこうって書いてあるよ!あのお店で食べられるんじゃない?」

若葉「じゃあ、あの店でアンキモがたっぷり入ったあんこう鍋をいただきましょうか」

薫&舞「わーい!」

店内


おばさん「お待たせしました。こちらがあんこう鍋です」

薫「わーい!」

舞「わあっ、すごくいい匂い」

若葉「このお魚があんこうかしら?」

薫「この黄色っぽいのは?」

若葉「それが多分アンキモですね~」

杏「アッ、アンギモ゛オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」ムシャムシャムシャ

きらり「パアアアアアアアアアア!!!!!オパアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ブジュルルルルルルル

紗枝「ギモ゛オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ガブルルルルルル

若葉「ふふっ♪あっちも楽しんでいるみたいね♪」

薫「ねぇ、食べていい?食べていい?」

若葉「そうね、いただきましょうか」

薫「やったぁ!」


舞&薫&若葉「いただきまーす!」

薫「んむっ!う~ん、美味しー!」

舞「あんこうってこんな食感なんですね!ぷるぷるしてて、面白いですっ!」

若葉「魚介の出汁が濃縮されたスープにアンキモを溶かして……」ゴクッ

若葉「クゥ~ッ!冷えた身体に染み渡りますね!」

薫「薫ね、このスープをご飯にかけて食べるんだ!」

若葉「あぁ~、おじやにしても美味しそう」

薫「あちっ、あちちっ……」

舞「ほら、慌てないで?冷ましてあげるから……ふーっ、ふーっ」

薫「えへへっ、ありがとー♪」

若葉「ふふっ♪まだまだあるから、いーっぱい食べましょうね!」

薫&舞「はーい!」

杏&きらり&紗枝「ヴォォォォォォオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」






市原悦子「こうして若葉達は、あんきも鍋を腹いーっぱい味わったのじゃった」

市原悦子「一方、Pは冷たい檻の中、孤独を味わったそうな。どっとはらい」



終劇

これにて終了ですー
クラリス嬢のマジメなSSを書いてるんですが、なかなか思うようにいきませんねぇ。
カトリック教徒の生活様式や思想傾向が全然わからんです。

おつ
宗教って結構寛容だからナニヤッテモ問題ないよ

>>15

やっぱりそういうもんですかねぇ。ちょっと考えすぎたかしら。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom