恒子「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップだアァ―ッ!」健夜「私も?」(前哨戦) (854)



~11月某日・東京国際フォーラム大ホール~


 ザワザワザワ・・・・  ガヤガヤガヤガヤ・・・  ワイワイキャッキャ・・・♪  ガヤガヤワイワイザワザワワァ・・・・・


まこ「ほー… こりゃまた、随分大勢の人たちが集まったもんじゃのう…」

優希「数千人はいるじぇ」

久「そうね、今回は選手だけでも59人もいるし、かなりバラエティに富んだ人選になってるからね。 そりゃ人も集まるわよ」

和「例の如く… 雑誌社やテレビカメラを持ってる方々もいますね」

久「そうね… 時代を超えて全国から集まった女子高生同士の麻雀バトル… 世間からも注目してもらえてるみたいね♪」

咲「うぅ・・・」フルフルフル

京太郎「ん、咲? どうした?」

優希「咲ちゃん、またおトイレか?」

咲「う、うん、緊張してきちゃって… すみません私、先にお手洗い行ってきます」スッ

和「あ、それなら私もついていきましょう」スッ

久「あらあら… でも、もう始まるわよ? 咲確か最初のグループに入ってたわよね」

まこ「わしと和も最初じゃったな。 あ、ほれ、もう福与さんが…」

咲「ふぇ?」


ドーム型のホールの、その中央のまるいステージの上に・・・ マイクを持って上がったアナウンサー福与恒子は、くるりと廻って360°を確認してから、大きく息を吸い込んだ。


恒子『レイディイイイイィス・・・!!』

恒子『エエェ―――ンド・・・』

恒子『ジィウェエェェントゥルマアアアアァァンンッ!!!』

恒子『大変長らくお待たせいたしましたぁ! これより!!』


恒子『“全世代女子高生麻雀チャンピオンシップ”を開催いたしますっ!!』カッ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486037996



・去年の夏に書いたミスコン・モチコンシリーズ
玄「全国咲-saki-おもちコンテスト(ドラフト部門・後半編)なのです!!」
玄「全国咲-saki-おもちコンテスト(ドラフト部門・後半編)なのです!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469532409/)  の続編です。

・前スレ→久「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップよ!」咲・慕「「え?」」
      久「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップよ!」咲・慕「「え?」」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485685602/)

・怜-Toki-単行本発売、TVドラマ放送、実写映画化などなど咲-Saki-ワールドが盛り上がってきているので、二次創作もより盛り上がることを祈って、ちょっと大がかりな読み手参加型闘牌SSなのです。

・例によってシノハユのメンバーもフル参加(今回は高校生時)。

・「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップ」とは、竹井久提案主催のイベントで、古今東西の様々な「女子高生雀士」を集めて最強決定戦の個人戦を行うものです。 大人や中学生も、過去や未来から「女子高生」として参加しています。

・このスレでは、前スレの投票によって決定された参加メンバー全59名のうち、Cランクに位置付けられている36名による「前哨戦」の様子が書かれていきます。

・36名の中で勝ち上がった9名が晴れてBランクに昇格し、残った32名によって本選が闘われます(本選は次スレから)

・闘牌は読み手参加型。 この前哨戦は比較的シンプルなコンマや安価を使ったバトルになります。 雀士それぞれの「能力」については、描写はあっても、それが勝敗を実際に左右するわけではありません。

・本選では雀士独自の能力やそれぞれのランクが勝敗に関わってきて、安価による行動選択も大きな意味をもってきます。(1回戦32名8卓、準決勝16名4卓、決勝4名1卓、という流れ)

・前スレでは参加するのにID出しを義務付けさせてもらいましたが、ここからは参加するのにID出しの必要はありません。

・みんなで楽しんでいけたらいいなと思います。 >>1は運営に徹しますので、どうぞよろしくお願いします。

・2日に一回、1日おきに更新していきます。 この前哨戦が終了するのはだいたい3週間後くらいです。


 ワアアアアアァァ―――ッッ!!  オオオオオオオオオォォォ―――ッッ!!  ピーピ――ッ!  ヒューヒュ――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


恒子『わおっ! はい! はい! どーもどーも! ありがとうございますっ!!』

恒子『総合司会を務めさせて頂くのは、皆さんお馴染み! 持ち上げ上手のスーパーミラクルアナウンサーこと、福与恒子ですっ!』

恒子『これで、皆さんの企画したイベントで司会をやらせてもらうのも、私3回目ですね!! 毎度ご贔屓ありがとねっ!』
 
恒子『今回は「麻雀バトル・個人戦」ということで、やっと原点に返ってきたカンジかな?』

恒子『兎にも角にも! この不肖福与恒子・燃え尽きるまで全身全霊で皆さんの熱い闘牌をお送りしていきたいと思いますので・・・どうぞよろしくお願いしますっ!!』

恒子『皆さんはみんな一人一人、悔いのなきよう精一杯、麻雀という素晴らしい競技を楽しみ、それぞれの熱い魂をボーボー山火事のように燃やして闘って下さいね! 健闘を祈りますよっ!!』


 ハアァ――イッ!!  コーコチャンモガンバレエェーッ!  オウエンシトルデェーッ!! パチパチパチパチパチパチパチ・・・







~実況室~


恒子『それではまずぅ! この大会に参加する59名の雀士、どんな人がいるのか? 確認したいと思います! 各地方の予選を突破した参加雀士一覧はこちらァ!!↓』


<北海道・東北ブロック>(5) 
臼沢塞 獅子原爽 真屋由暉子 エイスリン 姉帯豊音


<東京ブロック>(6) 
宮永照 大星淡 辻垣内智葉 雀明華 弘世菫 ハオ・ホェイユー 


<長野ブロック>(9)
原村和 宮永咲 天江衣 竹井久 片岡優希 福路美穂子 加治木ゆみ 龍門渕透華 染谷まこ


<奈良・その他ブロック>(9)
松実玄 新子憧 松実宥 鷺森灼 高鴨穏乃 小走やえ 佐々野いちご 対木もこ 森垣友香


<大阪ブロック>(6)
園城寺怜 清水谷竜華 愛宕洋榎 末原恭子 荒川憩 江口セーラ


<九州ブロック>(5)
神代小蒔 白水哩 石戸霞 鶴田姫子 薄墨初美


<シノハユブロック>(9)
白築慕 瑞原はやり 石飛閑無 本藤悠彗 稲村杏果 野依理沙 赤土晴絵 小鍛治健夜 善野一美 


<タイムワープブロック>(10)
戒能良子 夢乃マホ 三尋木咏 赤阪郁乃 森脇曖奈 藤田靖子 ギバード桜子 宇野沢栞 春日井真深 志崎綾



恒子『うーむこれはまた素晴らしくバラエティに富んでいますねっ!』

恒子『雀士の選択基準は、麻雀が強いということだけでなく、“闘牌が魅力的”であることや、“どのような闘牌をするのかよく分からないが、闘牌している姿を見てみたい”と思われる雀士など、多岐に亘っております!!』


恒子『そして、これらの59名の雀士は皆、実力順によってS・A・B・Cの4つのランクに分けられています!』

恒子『3回の投票によって定められた全ランクはこちらぁっ!↓』


<総合ランキング結果>

1位 小鍛治健夜     
2位 白築慕       
3位 三尋木咏      
4位 赤土晴絵       
5位 戒能良子      
6位 瑞原はやり     
7位 野依理沙     
8位 宮永照      
ーーーーーーーーーーーーここまでSランク

9位 春日井真深    
10位 獅子原爽      
11位 神代小蒔     
12位 石飛閑無     
13位 善野一美     
14位 辻垣内智葉    
15位 藤田靖子      
16位 石戸霞        
ーーーーーーーーーーーーここまでAランク

17位 天江衣      
18位 荒川憩      
19位 森脇曖奈     
20位 本藤悠彗      
21位 園城寺怜     
22位 龍門渕透華    
23位 ハオ・ホェイユー 
ーーーーーーーーーーーーここまでBランク

24位 宮永咲 雀明華  

26位 赤阪郁乃      
27位 大星淡        
28位 原村和       
29位 真屋由暉子     
30位 松実玄 江口セーラ 

32位 稲村杏果 松実宥 加治木ゆみ 小走やえ 

36位 残り24人
ーーーーーーーーーーーーここまでCランク


恒子『やはりSランク、Aランクあたりは層々たる顔ぶれですね! しかし!!』

恒子『プロ雀士や監督さんの名が多く見受けられますが、参加するのは彼女たちが女子高生だった時代からタイムワープして来ている人たちなのです! つまり59名全員一人残らず“女子高生”なのですッ!!』

恒子『こうして見ると、「過去の女子高生雀士」たちと「現代の女子高生雀士」たちによる全面戦争のようにも見えてきますねぇ…』

恒子『ランク分けでは圧倒的に過去の雀士の方が強いということになりましたが、試合では果たしてどうなるか? 見物ですね!』


恒子『しかし、これからまず行いますのは、「Cランク」の36名だけで闘われる「前哨戦」です!!』

恒子『9卓に分かれて各卓でトップを取った雀士が、晴れてBランクに昇格し、本選への出場切符を得るわけなのですッ!!』

恒子『ではですねぇ、その9卓に分かれている組み分けを今度は確認してみますか! こちらですっ!!↓』


<前哨戦組み分け>

A卓 竜華・玄・初美・まこ

B卓 豊音・淡・咲・明華

C卓 和・ユキ・宥・憧

D卓 末原・いくのん・杏果・ゆみ

E卓 綾・桜子・マホ・優希

F卓 エイスリン・栞・やえ・いちご

G卓 哩・姫子・塞・穏乃

H卓 久・セーラ・美穂子・灼

I卓 洋榎・菫・もこ・友香


恒子『闘牌は3卓ずつを同時に進行させていく方式ですっ!』

?『え? 3卓同時って、どーゆーこと?』


恒子『お、出てきましたね… 圧倒的ランキング一位でもある絶対王者、私の相棒!毎度お馴染み解説の小鍛治健夜プロの登場だァッ!!』

健夜『あ、よろしく… って、こーこちゃん3卓同時って言ったけど、それってどうゆうことなの?』

恒子『言葉通りの意味ですよ? つまり最初はA・B・Cの3卓を同時にスタートさせ、その実況解説も私たちが3卓同時に行うということです』

健夜『えー・・・?何それ。 ちょっと、無理があり過ぎるんじゃない・・・?』

恒子『いやそうは言っても、このイベント、先は長いですからねぇ… 前哨戦くらいでちんたらちんたら1卓ずつ実況なんてやってられんわけですよ!』

恒子『ま、すこやんの素晴らしい解説ぶりなら、3卓同時に進めるくらい朝飯前ですよね?』

健夜『私はそんな解説のプロじゃないよっ! こーこちゃん責任とってちゃんとうまく実況してよ? 私基本聞かれたことしか答えないからね?』

恒子『またまた~w 小鍛治プロ、そんなにツンデレのツンばっかり出さなくてもいいんですよ?w』

健夜『意味分かんないよ… ああ、もう、不安だなぁ…』キリキリ


恒子『ちなみに、ABC卓は私たちでお伝えしてまいりますが、次のDEF卓は針生アナが、GHI卓は村吉アナが実況してくれることになっています。 さすがの私も9卓全部一気にヤッたら声が枯れちまいますからね!』

恒子『ところですこやん、今回はいろんな“時代”から様々な女子高生雀士が集まってきてくれてるわけですが、その中には高校三年生の時の小鍛治プロもいるんですよ』

健夜『うん、聞いたよ… 私、高三の時にこんなイベントに出た覚えないんだけど。 大丈夫なの? タイムパラドックスとか起きるんじゃないの?』

恒子『そこは神代さんたちが各雀士の記憶を消したりしてうまくやってくれるらしーよ』

健夜『ふぅん… まあいいや…』

恒子『で、どうなのすこやん?』

健夜『え、何が?』

恒子『20年前の自分が現代に来てるわけなんだけど、どう? 会ってみたい?』


健夜『 10 ね ん ま え で す !! 』カッ


恒子『そ、そうだね。 10年前の女子高生時代の自分に会ったら、すこやん何話す?』

健夜『いや、私は過去の自分なんかに会いたくないよ… 多分向こうも未来の自分なんかと話したくないと思う』

恒子『へ? なんで?』

健夜『だって… 客観的な自分なんて、普段知らないし見えないでしょ? 確かにミスコンモチコンの時のはやりちゃんや慕ちゃんの自分対決は面白かったけど… 怖いよ、私は、自分自身に会うなんて…』

恒子『ふーん… でもすこやん、自分の闘牌を自分で解説しなくちゃいけなくなるかもよ?』

健夜『・・・それは、仕事だからそうなったらやるけど… なるべくしたくないなぁ…』


恒子『ま、とりあえず17歳のすこやんが登場するのは本選からだからね! しばらくは普通に解説できるよ♪』

恒子『さてでは! 無駄話はこれくらいにして… 卓を見てみましょう!』


A卓 竜華・玄・初美・まこ

B卓 豊音・淡・咲・明華

C卓 和・ユキ・宥・憧


恒子『ただ今、下のステージの3つの闘卓スペースに、それぞれ4人の雀士が入場しましたッ!』


 ザワ・・・  ザワ・・・  ガヤガヤガヤ・・・・


初っ端ということもあってか、インハイと違って周りに大勢の観客がいる環境に戸惑っているのか、百戦錬磨の猛者12人にも、やや緊張の色がうかがえる…

 
 怜(竜華・・・ 負けるんやないでっ!)


 爽(ユキ… インハイでのお前の活躍が、フロックじゃねーってとこ、見せてやれよ…!)


 久(咲… 正直言うと、まさかあなたがBランク以上に入れないなんて、まったく思ってなかったわ…)

 久(厳しい相手ばかりだけど、なんとか… 通過して…! まこと和も頑張ってよ!)


恒子『まずは卓決めを行うようですね。 さあ、誰が起家になるのか?』


  チャッ、チャッ、チャッ・・・

  コロッ、カラカラカラ・・・


それぞれの卓についた合計12人の雀士たちが、場決めの風牌を引き、サイコロを回した・・・



・場決めを行います(それぞれの数とコンマ以下の数との絶対値が大きい順で東→南→西→北となります)

A卓>>15のコンマ以下参照(竜華が00、玄が25、初美が50、まこが75)
B卓>>16のコンマ以下参照(豊音が00、淡が25、咲が50、明華が75)
C卓>>17のコンマ以下参照(和が00、ユキが25、宥が50、憧が75)

※「絶対値」とは、ここでは二つの数の間の距離のことを指します。 例えばコンマ以下が『15』ならば、00からの距離は「15」、25からの距離は「10」、50からの距離は「35」、75からの距離は60ではなく、0をまたいで「40」です。

はい

場決め決定、かっこ内は各自の絶対値

A卓
東 まこ(47)
南 初美(28)
西 竜華(22)
北 玄 (3)

B卓
東 明華(48)
南 豊音(27)
西 咲 (23)
北 淡 (2)

C卓
東 ユキ(49)
南 宥 (26)
西 和 (24)
北 憧 (1)


恒子『さあぁ各卓場決めが終わりました! さて小鍛治プロ… この3つの卓のメンバーについては、どう思います?』

健夜『うーんまず… A卓はいきなりすごく渋い組み合わせだよね』

恒子『千里山、永水、阿知賀のエース級と、清澄の重鎮…』

健夜『うん、こんな面白そうな卓なら、是非ニ半荘やるところを見てみたい』

恒子『そ、そうですね… 時間が許せばそれもいいんでしょうけど、如何せん人数が多いですからねぇ…』

健夜『残念だね… 東風戦は一気に勝負がついちゃうからね。 とりあえず…まあどの卓もスタートダッシュが大事なのは間違いないよ』

健夜『そして、短期決戦である以上、ある程度のリスクは承知で序盤からみんな攻めるしかないからね。 四つ巴の殴り合いみたいな壮絶な闘牌になるかもしれない』

健夜『実力は皆ほぼ拮抗しているように思うけど、わずか4局という短い中で、自分の持ってるポテンシャルを最大限に卓上で表現できるか・・・が、勝敗のカギを握ってると思います』


恒子『はい、では・・・ 全世代女子高生麻雀チャンピオンシップの第一戦!!』

恒子『前哨戦ABC卓… 試合、スタートですっ!!』


12人「「「「「「「「「「「「 よろしくお願いします!!!! 」」」」」」」」」」」」



… チャッ、 パシッ  タンッ・・・  チャッ パシッ タンッ!・・・・


ステージ3卓の雀士12名が、一斉に挨拶をし… 配牌、そして闘牌がスタートした…


そして・・・

わずか5巡後!


?「ロンorツモ!」


この大会が始まってからの最初の和了の声が静かに鳴り響いた。


 恒子『お、おお!? これは・・・?』

 恒子『早いっ! >>22卓でまずは和了だ! >>23>>24の和了です!!』


>>22コンマ以下 
01~33→A
34~66→B
67~00→C

>>23コンマ以下 
01~25→東家
26~50→南家
51~75→西家
76~00→北家

>>24コンマ以下 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満
91~98→三倍満
99、00→役満

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン(ロンの場合、コンマが3の倍数なら和了者の下家、3の倍数+1なら対面、3の倍数+2なら上家からの出和了り)。 ただし役満ロンだけはあとで振り込み者を決めます。

※符は基本30符で固定です。暗刻や明刻などあっても、符は増やしません。
 ただし30符4翻も7700ではなく満貫8000になります。
 そして、カンをしていて3翻以下だった場合だけは、符を増やして計算します。


和「ツモ」パラララァ・・・

ユキ「え?!」

宥「!?」

憧「は!?」

和「ツモ・タンヤオピンフ三色ドラ3・・・」ゴゴゴゴォォ・・・

和「倍満、4000・8000」フワアァ・・・!


恒子『こ、これは・・・ 早いっ! C卓でまずは和了だ! 西家原村和がいきなり倍満ツモの和了ですッ!!』


 ワアアアアアァァ―――ッッ!!  ス、スゲエエェェ・・・!!  サッスガノドチャンダジェェッ!!  ノドカセンパイ! スゴスギデスウゥッ!!


ユキ(そ、そんな、いきなり倍満親っかぶり…?)カタカタ

宥(ご、5巡目でメンゼン三色…? そ、そんな、理不尽な…??)フルフル

憧(和・・・!!)ギリ・・・


和(なんとしても、ここを勝ち上がり… 咲さんと一緒に本選に出場するのです!!)ズモモモモオオォ・・・



C卓東一局

和 41000
宥 21000
憧 21000
ユキ17000


ユキイィーッ!  ガンバレエェ――ッ!!  マケンナァ――ッ!!


ユキ「……」

ユキ(爽さんたちと… 他の観客の方々も私を応援してくれてる…)

ユキ(大丈夫… これくらい、あのインハイ準決勝でのピンチに比べたら、大したことないです…!)

ユキ(必ず… 左手の輝くリーチを決めて、取り返します!)カッ


宥(すごいなぁ、原村さん… さすがはインターミドルチャンピオン…)

宥(でも、私も精一杯やってみせる! A卓で頑張ってるくろちゃんと一緒に、本選に行くんだ…!)ゴゴゴォ・・・


和「……」ホウ・・・


いつものようにエトペンの上にそのすばら過ぎるおもちを載せている和の頬は、薄桃色に上気していた…


憧(和… 初っ端からエンジン全開ってわけね…)チラ

憧(そして…巫女の私には見えてるわよ…! あなたの背後に、光翼の天使がいることも…!)


そう… 和の背後には、デジタルの化身・スーパーのどっちが早くも降臨していた。


憧(和・・・ あなたは、初めて会った小学生の時から、ずっと、私の憧れの存在だった)

憧(和の打ち筋が好きで、一生懸命デジタルの勉強をしたものよ… 地区大会の個人戦の牌譜も、全部チェックしたわ)

憧(インハイの時も、対戦することはなかったけど、あなたの闘牌はいつも気になってた…)

憧(和は個人戦の時は、リスクをあまり顧みず押せ押せですごい攻撃的になる)

憧(押し強めになった時の和は、悔しいけど、まさに私の理想…!)

憧(でも・・・・)

憧(負けない。 私だって、ハルエのもとで今まで頑張って、成長してきたんだから!)

憧(今こそ・・・あなたを超えてみせるからねっ! 和!!)カッ!!

本日ここまでです
書き込みやコンマあざした!
また明後日の20:00くらいから進めていきます

乙です
さて前スレで三尋木プロ&藤田プロに関する突っ込みを入れたのですが
所で高三(17歳)の三尋木プロはエイミー(小学生時代から三尋木プロが持つ猫のぬいぐるみ)を持って来たんでしょうか?
持って来て居たら猫蛇セアミィ(エイミーと同族の設定)を持つ優希ちゃんとの会話は是非とも見たいですね
勿論…すこやんショック根深い頃のハルちゃんとの会話も楽しみです!

乙あざす
進めていきます

>>40
咏優希の会話は是非見てみたいですよね
優希がマホたちを破って本選に出れれば、そういう会話もあると思います
晴絵はSランクなので1回戦で格下3人と闘うことになりますが、そこで徐々に自信を取り戻して欲しいです


 ワアアァァ――ッ!  オオオオォォ――ッッ!!  ピーピ――ッ  ヒュ―ヒュ――ッ・・・  ハラムラサァーンッ!  ノドッチイィーッ!!


 恒子『全世代女子高生麻雀チャンピオンシップ! 開幕の一発は原村和の倍満和了ァ!!』

 恒子『まだ原村選手に対する賞賛の声が鳴りやみません! しかし、まあ・・・随分ラッキーな一発でしたねぇ、今のは? ねえ小鍛治プロ?』

 健夜『え、ラッキーって… そりゃまあ、勿論今のは運も良かったけど、原村さんの最初の判断があったからこそ今の倍満が生まれたんだよ?』

 恒子『? と、言いますと?』


 健夜『さっき、原村さんは配牌時点でドラが2つ、そして字牌が1つしかなく、数牌が三種類全て真ん中より・・・という、典型的な喰いタン狙いの手牌でした』

 健夜『あれは、並の・・・というか、まあ、普通の雀士なら、9割方鳴き三色のタンヤオドラ2、満貫を狙うところです』

 恒子『東風戦はより早く和了ることがポイントですから、副露率も全体的に高くなりますもんね』
 
 健夜『うん。 でも原村さんは和了率だけでなく、総合的な期待値を一瞬で計算して判断し、眉一つ動かさずに最善の手を打った…』

 恒子『えっと、つまりメンゼンで行くという判断ですね? 鳴くのにドンピシャの牌が河に出ても、ピクリとも動かなかったですもんね』

 健夜『そう。 そしてその原村さんの攻めの姿勢に、牌がきっちり応えたような局でしたね…』

 健夜『東風戦の一局目で2位に2万点差をつけたわけだから… 原村さんはあとは全速力で逃げ切りに入るだろうね』

 健夜『それに対して他家はどうしても高い手を狙わなきゃいけないから、手が遅くなる…』

 健夜『A卓は原村さん以外の3人にはかなり厳しい状況になっていますね』


 恒子『なるほど… 流石インターミドルチャンプは伊達ではないということですね!』

 恒子『さあでは他の卓はどうなってるんでしょうか・・・? おっ?!』


?「ロンorツモォ!!」


 恒子『わっと今度は>>47卓で動きが! これは・・・>>48>>49の和了ですっ!!』


>>47コンマ以下 
01~50→A 51~00→B

>>48コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>49コンマ以下 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満
91~98→三倍満
99、00→役満

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン
ロンの場合、コンマが3の倍数なら和了者の下家、3の倍数+1なら対面、3の倍数+2なら上家からの出和了り(ただし役満ロンだけはあとで振り込み者を決める)


淡「ロンッ!!」

明華「え!?」

淡「ふふっw、タンピンイーペーコードラ5・・・・!」ズモモモモモモオオォ・・・

淡「倍満! 16000だよっ!」ドヤァッ!

明華「・・・・」アゼン


 恒子『わっと今度はB卓で動きが! これは・・・北家大星淡が倍満をロン和了りですっ!!』

 恒子『振り込んでしまったのはなんと雀明華ァ! 世界ランカーがいきなりの大ピンチだあぁっ!!』=3

 健夜『大星さんの「絶対安全圏」で、他家3人は全員5向聴スタートでしたからね… 焦って前に出てきたところをきっちり討ち取りましたね』

 恒子『宮永照の後継者・天照大神の一角が絶好調ォ! 8巡目で赤ドラ3枚ガメての出和了りなんて… 相手は相当ショックがでかいでしょうねぇ…』


明華『ぐぅ・・・!』

淡『ふふ、世界ランカーも私の前じゃ大したことないねーw♪』


B卓東一局

淡 41000
豊音25000
咲 25000
明華 9000


咲(うっわ… やっぱり淡ちゃんが来たかぁ… オリてて良かった…)ホッ

豊音(ちょ、ちょーすごいよー… ここまで強力な全体効果系の能力、見たことないよー…!)


淡「さあさあ! みんな遠慮しないで本気出していいんだよ?ww」


明華(グッ、攻めるために鳴いていったのが裏目に出ましたか…)

明華(この前哨戦は、トップを取らなければ、次に進むことはできない…)

明華(いきなり32000の差ですか… しかし…)

明華(いいハンデです。 コケにされたままでは、終わりませんよ…!)ブワアアァッ!!


そして・・・


?「ロンorツモォ!!」


 恒子『おっとぉ! 今度はA卓です! >>54>>55の和了ァッ!!』


>>54コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>55コンマ以下 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満
91~98→三倍満
99、00→役満

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン
ロンの場合、コンマが3の倍数なら和了者の下家、3の倍数+1なら対面、3の倍数+2なら上家からの出和了り(ただし役満ロンだけはあとで振り込み者を決める)

ほい


玄「ツモォ!!」

まこ「ぬ?」
初美「いっ!?」
竜華「…!」


玄「いやあ、すみませんねぇ、皆さん…w」パラララララァァ・・・・

玄「タンヤオドラ7、倍満ですのだww」

まこ「ど、ドラ7じゃと・・・?!?」


 恒子『おっとぉ! 今度はA卓です! 北家松実玄が倍満ツモの和了ァッ!!』

 恒子『その場のドラをほぼ完全に独占して、ただのタンヤオがとんでもない怪物手に!』

 健夜『松実さんらしい和了りですね… 他家はドラ爆のことは知っていたでしょうから、松実さんがテンパイする前に早攻で流すべきだったかもしれませんね』


 恒子『全世代麻雀チャンピオンシップ初戦ん! いきなり三連続倍満とかちょっとワケ分かんないことになっているぞおおォォッ!!』


A卓東一局

玄 41000
初美21000
竜華21000
まこ17000


まこ(倍満親っかぶり… く…! 染め手じゃなくてここはわしもタンヤオかピンフ狙いで行くべきじゃったか…?)

初美(いきなり2万点の差ですかー… でも、東3局には私が北家になります… そこで一発ぶちかまして逆転してみせますからねー!)

竜華(あかん、ぬかったで… 玄ちゃんはいつも手が窮屈やし、守りが薄いで、なんとでもできる…なんて、ちょっと甘く見とったか…?)


玄「むふぉふぉw これは私のワンサイドゲームになりそうですのだww」


 恒子『さてさて、これで全ての卓が東二局に入ったわけですが…』

 恒子『最初の和了が出たC卓はどんなカンジでしょうか!?』


憧「ポン!」カシィッ!


 恒子『おや!?』


憧「チー!」パシィッ!!


恒子『新子憧選手が早くも二鳴き! 攻めてきていますっ!』


憧(残り3局で、和との差はジャスト2万点…)

憧(本当はじっくり手を作りたいとこだけど、また和に和了られたら元も子もない)

憧(親の宥姉も萬子の染め手作ってるっぽいし、アレを和了られて連荘されるのもマズい…)

憧(まずは安くてもいいから自力で和了って勢いをつける…!)チャッ

憧(よし! タンヤオテンパイ! 良形の4メンチャン…! 次のツモで和了ってやるっ!)


そして、一巡後… 山へと手を伸ばした憧・・・!


憧「ツ・・・!」


>>コンマ以下(和了者)
01~40→憧
41~60→ユキ
61~80→宥
81~00→和

>>コンマ以下(憧だけはハネ満以上が全て3翻止まり) 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満

91~98→三倍満             
99、00→役満              

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン


憧「チー!」パシィッ!!


恒子『新子憧選手が早くも二鳴き! 攻めてきていますっ!』


憧(残り3局で、和との差はジャスト2万点…)

憧(本当はじっくり手を作りたいとこだけど、また和に和了られたら元も子もない)

憧(親の宥姉も萬子の染め手作ってるっぽいし、アレを和了られて連荘されるのもマズい…)

憧(まずは安くてもいいから自力で和了って勢いをつける…!)チャッ

憧(よし! タンヤオテンパイ! 良形の4メンチャン…! 次のツモで和了ってやるっ!)


そして、一巡後… 山へと手を伸ばした憧・・・!


憧「ツ・・・!」


>>62コンマ以下(和了者)
01~40→憧
41~60→ユキ
61~80→宥
81~00→和

>>63コンマ以下(憧だけはハネ満以上が全て3翻止まり) 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満

91~98→三倍満             
99、00→役満              

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン

おもち!

ミスすみません
自分でコンマ踏んでますがここはこのまま行きます


憧「ツ・・・モオォ!」

憧「タンヤオのみ、300・500です」パララァ・・・

和「……」

宥(う… 中ホンイツテンパイしてたのに…! 憧ちゃんのバカァ!)プルプル

ユキ(和了まで遠かったので、とりあえずはいいです… あと、2局のどこかで、一発を決めないと…!)


 恒子『新子選手! 喰いタンで和了! でも、これはもう… ただ和了っただけ、の和了ですねぇ…』

 健夜『そうだけど、和了るということは“他家の和了を潰す”ということだからね。 親も流したし、とりあえずはファインプレーかな?』


C卓東二局

和 40700
憧 22100
宥 20500
ユキ16700


 ワアアアァァー・・・ ユキチャンファイトオォッ!  ミョンファッ!アワテズニトリカエセッ!!  ソメヤセンパイ!コレカラダジェエッ!!


 恒子『さあさあ! 目まぐるしく局が動いていきますね… 短期決戦なので非常にピリピリした空気が各卓から感じられます!』

 健夜『この前哨戦は、1位にならなければ、意味がない… でも大きい手を狙えば先に誰かに和了られてしまう…』

 健夜『現在トップ以外の9人は、今、焦りとジレンマの気持ちを抱えて打っているでしょうね…』

 恒子『さあ次は誰が・・・ オッ?! B卓で動きが…?』


咲「カン!」パシィッ!


 健夜『! これは・・・!』


咲「もいっこカン!!」カシィッ!!


恒子『おおおっ?! 宮永選手、一萬を暗カンからの、嶺上牌を引き入れての連続カン! で、出るのかぁ?! 伝家の宝刀・嶺上カイホオオォォ―――ッ!!』


豊音「…!」
淡「あ…?」
明華「むぅ…!」


他家の視線が、ゆっくりと牌をツモる咲の右手に釘付けになる・・・!

そして…!


咲「リンシャ・・・・」


>>71コンマ以下(和了者)
01~20→咲の嶺上開花ツモ炸裂
21~40→咲が誰かからロン和了り
41~60→淡
61~80→明華
81~00→豊音

>>72コンマ以下(咲だけは50以下は全て2翻・ハネ満以上が全て3翻止まり) 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満

91~98→三倍満             
99、00→役満             

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン(ロンの場合、コンマが3の倍数なら和了者の下家、3の倍数+1なら対面、3の倍数+2なら上家からの出和了り)


咲「リンシャ・・・・ンカイホ―・ツモォ!!」タァンッ!


咲が嶺上牌を叩きつけると同時に、ふわりと白い花びらが舞う…!


咲「80符2翻は1300・2600ですっ!!」カッ!


咲の右目が一瞬紅く光り… さらに瞳の奥から雷光が飛び出す…!


 恒子『き・・・決イイィまったああアァァッ!!』

 恒子『連続カンからの鮮やかな嶺上開花! 魔王宮永咲がいよいよ本領発揮かァ?!』


淡(あらら…w 私の絶対安全圏突破して、二回も暗カンするとか… やってくれるね、咲…!)

豊音(うわああぁ、やっぱり宮永さんの和了りはちょーカッコイイよおぉーっ!!)

明華(これがチャンピオンの妹、嶺上使い・宮永咲の力・・・!)


B卓東二局

淡 39700
咲 30200
豊音22400
明華 7700


 ウオオオオオオォォ――ッ!!  サキチャーンッ!  オミゴトォッ!! パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


 恒子『劇的な和了りに場内からまた拍手が湧き上がりますっ! さすがは魅せてくれますねぇっ!!』


まこ(ふむ… 和も咲も、ようやりよるわい…)

まこ(ここはわしも… 勝負をかけないかんな!)チャッ


まこは祖父の形見の眼鏡を取り、横の棚の上に置くと、ニタリと口角を上げた。


まこ「リーチじゃっ!」ドォッ!


 恒子『キタァ! 次はA卓! 染谷まこ選手、この大会第一号のリーチを放ちましたッ!!』


玄(! 曲げてきましたね…!)

竜華(染谷は、確かリーチ率は低かったはずやが…)

初美(リーチしてくる時はけっこう和了ってくるんですよねー)


 恒子『さあ、このリーチ・・・実るのか? 実らざるのか?』


まこ(さあ、こいっ!)チャッ!


まこ「ツ・・・!」


>>79コンマ以下(和了者)
01~40→まこ
41~60→初美
61~80→竜華
81~00→玄

>>80コンマ以下(まこだけはハネ満以上が全て3翻止まり) 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満

91~98→三倍満             
99、00→役満              

※和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン


まこ「ツ・・・」

まこ「モならずじゃ…」トンッ


 恒子『染谷選手、ザンネン! 一発ツモならず…!』


まこ(ええい、一発ツモでなくてもええんじゃ。 次こそ…!)


しかし、まこに次のツモはやってこなかった。


竜華「…」トンッ

初美「あ、それロンですよー」

竜華「う?!」

初美「ダブ東2翻、2900ですよー!」


 恒子『おっと? ここで清水谷選手が放銃ですっ!』


竜華(くっ、一筒単騎待ち…? あかんな、読めんかった…)

まこ(うぅ… リー棒持ってかれてもうた…)ヨヨヨ・・・

玄(まずいです、親には和了られたくなかったのに…)


初美「さあっ! 一本場ですよーっ!」チャッ!


A卓東二局

玄 41000
初美24900
竜華18100
まこ16000

本日ここまでなのよー
書き込みやコンマあざした!
また明後日の20:00くらいから進めていきます

乙あざす
進めていきますのだ

打点表は、以下の通りで前哨戦の間は最後まで変わりません

コンマ以下 
01~10→1翻
11~30→2翻
31~50→3翻
51~70→4・5翻(満貫)
71~80→ハネ満
81~90→倍満
91~98→三倍満
99、00→役満

※ツモかロンか決まってない場合は、和了点のコンマが偶数ならツモ、奇数ならロン
ロンの場合、コンマが3の倍数なら和了者の下家、3の倍数+1なら対面、3の倍数+2なら上家からの出和了り(ただし役満ロンだけはあとで振り込み者を決める)






C卓東3局 親:和


和「ポン!」→「發發發」カシィンッ! 

憧「あいっ?!」


 恒子『さあぁC卓ではトップ原村和が1巡目で下家が出した役牌をいきなりポン! 特急券ゲットオオォォッ!!』


和「チー!」→「789」パシィンッ!! (1→索子、①→筒子、一→萬子)

宥「えっ」

 
 恒子『な? さ、さらに間髪入れずに今度は上家が出した九索をチー! ア、アッという間にテンパイですっ!』

 健夜『これは… 他家には相当なプレッシャーになりますね。 ここでトップの親に連荘でもされたら、ほぼ勝負が決してしまうかもしれません』

 恒子『ピンクの天使がペンギンを抱いて走る走るゥ! なんという速さだッ! 誰も彼女に追いつくことはできないのかァッ?!』


ユキ「……」


ユキ(原村さん、やっぱり、強い…!)

ユキ(メンツが違うから一概には言えないけど、あのインハイで同卓した時より、安定感や凄味が増しているような気がする…)

ユキ(やっぱり、地力では一枚も二枚も原村さんの方が上ですね…)

ユキ(・・・しかし・・・)


 ユキイイイィィッ!!  ユキサアアァーンッ!!  ユキィッ!アキラメンジャネーゾコンニャロォッ!!  マダマダヨユキイィッ!!


ユキ(先輩方が、一生懸命私を応援してくれている…)

ユキ(私は… いつも私を支えてくれるあの先輩方が、喜ぶように生きたい…!)

ユキ(ですから… たとえ誰が相手でも、負けるわけにはいかないのですっ!)チャッ!

ユキ(来たっ! テンパイ・・・!)


真屋由暉子、ここが勝負時と判断し、顔を上げてキッと前を見すえた。


ユキ「・・・左手を、使ってもいいでしょうか?」


憧「はい」

宥「? は、はい…(えっ、左手…?)」

和「…はい(またですか…)」


他家の了解を得ると同時に、ユキの左手の甲に古代フェニキアの「ヨド」の文字が浮かび上がる・・・!


ユキ「リーチ!」ドォッ!


 恒子『C卓7巡目ェ! 真屋選手が渾身のリーチィ!』


憧(来たか… 最下位とはいえ、真屋の一発は侮れないわ…)

憧(一発消しで鳴いておきたいとこだけど、如何せんもう残り局数が少ないのよね)

憧(真屋が和から出和了りして、トップから引きずりおろしてくれたらベストなんだけど…)

憧(そんな他力本願だけで勝ち抜けるほどここは甘くない。 私も、回しつつきっちり手を作っていかないと…)チャッ


宥(二鳴きの原村さんに、真屋さんもテンパイ… 憧ちゃんもこの局は虎視眈々と高い手を狙ってる気配…)

宥(怖いなぁ… でも、怯えてるだけじゃ、この窮地から脱することなんか、できるわけない…!)

宥(さあおいで、あったかい牌…! この局は私が和了る!)チャッ


和「………」


ユキ(さあ、来て下さいっ! 私の輝く牌!)


四者四様の思いを抱えたまま、2巡が、経過した時・・・



?「ツモorロン!!」



和了の発声が高らかに響き渡った。


※コンマバトルにて和了者決定
和→>>98
憧→>>99
ユキ→>>100
宥→>>101
(最も大きい数の者が和了。 そして偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>102 (打点表>>92

はい

エラー出たけど書けてたすまん…

和→66 憧→39 ユキ→14 宥→33

和了点、安価下で>>103採用、23で2翻


和「ツモ」パラララァ・・・

憧「うっ?」
宥「あ…」
ユキ「… ううぅ…」ブルブル

和「發ドラ1、1000オールです」


 恒子『またもや原村和ァ! 真屋選手が追いついてはいましたが、やはり待ちの多かった原村選手に軍配が上がりましたァ!!』

 健夜『冷静ですね… 常に最善の手を打っていてスキがありません』
 

和「一本場…」カチャ・・・


C卓東三局

和 44700
憧 21100
宥 19500
ユキ14700



B卓東3局 親:咲


咲「和ちゃん、調子いいみたいだなぁ…」チラッ

咲(私も頑張んなきゃ…! 現在、トップの淡ちゃんとの差は9500… 満貫ツモか、3翻手でもカンすれば十分逆転できる)

咲(でもとにかく親だから、まずは誰よりも早く和了することが優先…!)チャッ


淡(…本気出してダブリー使うほどの状況じゃないだろうけど…)チャッ

淡(またカンされたら厄介。 やっぱりサキの親は早く流しておきたいな…)タンッ


明華(依然として最下位… 自風は来てくれてますが、それ以外の牌がなかなかノッてきません…!)チャッ

明華(危険ですが、ここはやはり鳴いて前に出るしかありませんね)チャッ

明華「ポン!」→「⑧⑧⑧」カシイィッ! 

咲「!」


明華、咲の出した八筒をポン。

ところが、


明華「…」タンッ

豊音「それチーだよー」パシイィッ!→「二三四」

明華「!?」


みちのくの魔人が、ついに動き出す…!


鳴いて捨てた明華のニ萬を今度は豊音がチー…

そして、さらに


豊音「ポン!」カシィイッ!

淡「!」


豊音「チー!」パシィッ!

明華(…また?)


豊音「ポン!」ピシィッ!

咲「…」


豊音、電光石火の怒涛の四鳴きで、アッという間に裸単騎・・!


豊音「ふふ、ぼっちじゃないよ~~」ゴゴゴゴゴオオォ・・・


そう、六曜が一つ、“友引”発動・・・!


そしてその1巡後、豊音の長い腕がツモ山に伸び・・・・


 チャッ!


豊音「ふふ、お友達が・・・」


※コンマバトルにて和了者決定(00は100扱い)
咲→>>109
淡→>>110
明華→>>111
豊音→>>112
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>113 (打点表>>92

えい

咲→02 淡→99 明華→86 豊音→58

和了点82、倍満ツモ


豊音「お友達が・・・」

豊音「・・あ、あれ? 来な、い・・・??」…タンッ


豊音、友引発動にも関わらず、ツモならず… 引いてきた牌をそのまま捨てる…

そして、次巡


淡「はい、ツモ♪」パラララァ・・・


豊音「えっ?!」
咲(! やられた…)
明華(また、追いつけませんでした…)


淡「中チャンタホンイツドラ2、4000・8000だねぇw」ニタァ・・・


 恒子『出たァ! B卓では大星選手がなんと2回目の倍満和了!!』


豊音(う…? ま、まさか、大星さんの支配が山にも及んでて、和了できなかったの…?)
 

 恒子『ついに大星淡、持ち点が5万点を突破ァ!! しかも次のラス親はその大星選手! 圧倒的有利な状況でオーラスに入りますっ!!』


B卓東三局

淡 55700
咲 22200
豊音18400
明華 3700



A卓東2局一本場 親:初美


 ワアアアアアアァァ―――ッ!!  サッスガアワイチャンヤアァッ!!  ピーピ――ッヒューヒュ――ッ・・・!!


淡の倍満和了で観客席から上がる歓声が、他の卓にも届く…


初美「ふーむ…大星さん随分派手にヤッてるみたいですねー…」

初美「私も、目立ちたいですよ! ここで連荘してトップになってみせますよー!」カッ


竜華「……」

竜華(永水の薄墨初美… 裏鬼門のオカルトだけじゃないんか…?)

竜華(ここは、出し惜しみしとるわけにはいかへんな…)

竜華(体力の消耗が激しいで、なるべく使いたなかったけど…)

竜華(もうイクしかあらへん! 清水谷竜華の・・・“無極点モード”発動!!)クワッ


 ブワアアアアアアァァ・・・・!!
 

初美「ん…!」
玄「ほへ?!」
まこ「むぅ…?」


竜華の双眸が紫色に光り・・・ あの長いしなやかな黒髪がざわざわと蠢きだした。


 セーラ「お…! 竜華の奴、ゾーンに入ったで!」

 怜「うん、こん局はイケそうやな」

 憩(ふふ… 竜華さん、“うちの能力”と酷似したその力… 存分に見せたりっ!)


竜華(・・・・・)キイイイイイィィ――ン・・・!!

竜華(五感を研ぎ澄ますんや… 他家の体温、脈拍、呼吸、発汗・・・)

竜華(よし、見えるで…! 三人の思考までもが、うちの頭の中に流れ込んでくる…!)


初美「…」チャッ、パシッ

竜華(上家の薄墨がまたテンパイか… 待ちは・・・・北や!)


竜華、出遅れるが、他家の待ち牌を完全に看破…!

ところが、その1巡後


竜華「……」チャッ

竜華「!」ピクッ


 恒子『おっとぉ?! コレは最悪だっ! 清水谷選手、薄墨選手の当たり牌の北をつかんでしまったアァァッ!』

 健夜『北はほぼ完全な不要牌… これはさすがの清水谷選手といえど、振り込むでしょうね』


竜華「…」タンッ


 恒子『なっ?! え、かわした…? 北のかわりに、せっかく持っていた自風の南の対子を落としてきました!? どういうことでしょうこれは??』

 健夜『え…?』


さらに


竜華「カン!」カシイィンッ!→「4444」


 恒子『お…? 清水谷選手、四索の暗カンで嶺上牌から北を持ってきて重ねましたよっ?!』

 健夜『! これは…!』


そして、その2巡後・・・!


?「ツモorロン!」


※コンマバトルにて和了者決定(00は100扱い)
初美→>>120
竜華→>>121
玄→>>122
まこ→>>123
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>124 (打点表>>92

おもち

えい

初美→61 竜華→2 玄→17 まこ→89

和了点25、2翻


竜華(・・・なかなか来ぉへんな…)ハアハア・・・ チャッ

竜華「あっ」ポロッ


竜華…! ゾーンの体力消費で噴き出していた自分の汗により、ツモった牌が滑り、落としてしまう…!!


まこ「ロン!!」

竜華「えっ?!?」=3

まこ「一気通貫のみ…、2000じゃ」パララァ・・・


 恒子『わお? ここで染谷選手が和了! 最下位脱出です!』

 恒子『しかし、今の手は… リーチをかけておいた方が良かったような気もするんですが… 警戒されるのが嫌だったんですかね?』
 
 健夜『それもあるけど、多分チンイツになるのを待ってたんだと思うよ、染谷さんは…』

 健夜『でも、ここはまず和了って、あと残りの2局に賭けることにしたんでしょうね』
 

竜華(そんな…? このうちが、連続で振り込むなんて…??)ワナワナ


A卓東二局一本場

玄 41000
初美24900
まこ18000
竜華16100



C卓東3局一本場 親:和


和「チー!」カシャァンッ!→「②③④」

宥「うっ」

ユキ「…!」


 恒子「原村選手、またもや序盤で鳴き! 3巡目で一シャンテンです!!」


憧(和の勢いが止まらない… 早過ぎて読みにくいけど、ドラ含みのタンヤオ手かな…?)

憧(くっそ! 副露センスは全国随一なんて言われてる私の前で、ずんどこずんどこ鳴いちゃって…)

憧(とにかく流さないと、この親を…!)

憧「チー!」パシィインッ!

和「……」


宥(……)

宥(原村さんも、憧ちゃんも、速い… どうしても先に和了られちゃう…)

宥(でも、A卓のくろちゃんはまだトップを守ってるし、きっとトップで通過してきてくれる…)

宥(私もくろちゃんと一緒に本選に行きたい…!)

宥(お願い、あったかい牌もっと来て! もっと・・・!)ブワアアァ・・・!!


ユキ「…ん?」


 ボワアアアアアァァ・・・・・


ユキ(? な、なんか、暑くなってきた…??)キョロキョロ

ユキ(松実さんの方から、温風が吹いてきてる…? なんだろ、これ…?)


 恒子『おおぉ…? 松実宥選手、この局は手牌が紅く染まっていくスピードがいつにも増して速いぞ?!』


宥「ポン」カシィッ!→「中中中」


憧(! 宥姉が中を鳴いて萬子を切ってきた… 萬子のホンイツテンパイかな…?)

憧(いつにも増して気合入れてるみたいだけど… 和了られるわけにはいかない!)

憧「チー!」パシィィッ!

憧(よし、私も張った! この3メンチャンで和了る!)


 恒子『鳴き合戦の様相を呈してきたC卓東3局一本場!』

 恒子『さあ、ここで他家を出し抜いて和了るのは、果たして・・・?』


?「ツモorロン!!」


 恒子『オッ、出たァ!!』


※コンマバトルにて和了者決定
和→>>131
憧→>>132
ユキ→>>133
宥→>>134
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>135 (打点表>>92

ああ

和→100 憧→96 ユキ→47 宥→48

和了点21、2翻


和「ツモ」パララァ・・・

宥「え」

和「タンヤオドラ1、1000オールの一本場は1100オールです」フワアァ・・・

ユキ(…またですか?)


 恒子『またまた原村和ァ! 他家が必死に作ってきた手牌を水泡へと帰す無慈悲な和了!!』

 恒子『実にここまでの4回の和了のうち3回が原村選手の和了ですっ!』

 健夜『やはりスピードでは原村さんが頭一つ抜けてるみたいだね…』


憧(こんちくしょう… 和の牌姿は読めてたけど、物理的にどうしても追いつけない…)

憧(でも、まだまだ…! 安手の和了りだから、そこまで怖くはない! 次こそ潰してみせる!!)


和「二本場…」チャラ・・・


C卓東三局一本場

和 48000
憧 20000
宥 18400
ユキ13600



A卓東3局 親:竜華


竜華(最下位に下がってまったけど、ここでやっとこさうちの親番や。 ここは大事に使いたい…)

竜華(でも、それと同時に・・・)チラッ

初美「………」ズモモモモモモモオオォ・・・

竜華(来てもうたな。 薄墨の“北家”が・・・!)


 ヒュオオオオオオォォ・・・ ブワアアアアアアアアアアアアアアァァァッッ!!


玄「ひゃふっ?!」=3

まこ「う…?!」ゾクッ

竜華(くっ、なんつー圧力や…! これが、絹ちゃんが言うとった薄墨の能力“裏鬼門”・・・!!)


初美「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・・・


初美「ポン!」パシイィッ!→「東東東」

まこ「む」


初美「それもポンですよー!!」カシイィッ!→「北北北」

玄「ほへ…」


 恒子『薄墨選手! わずか3巡目で二鳴き! 場風とオタ風のポンです!!』

 健夜『卓の北東の位置・・・つまり“鬼門”の位置に鬼門な牌を置く・・・』

 恒子『え?』

 健夜『これで薄墨選手の“裏鬼門”が開きました。 恐らくこのあと、流れるように南と西が手牌に入ってきますよ』

 恒子『南と西・・・ つまり、四喜和狙いということですね? 出るのか? 今大会初の役満ンンッ!!』


 ザザザザアアァ・・・・ “ヒュオオオオオオォォォ・・・!” “オオッ、オオオオオォォ・・・・!!”  ズゾゾゾゾゾゾオオオォ・・・・・!


玄(え、え…? ナンデスカあれは??!)=3

玄(対面の薄墨さんの後ろに、鳥居が現れて… そこをヒトダマみたいなオバケさんたちがどんどんくぐってきます…!)カタカタ


竜華(く… さっきゾーンを使ってもうたから、今は手牌が読めへん…)

竜華(薄墨の奴… 張っとるんか? 待ちはなんやろ…? 捨て牌から見て、筒子か…?)


まこ(これが和が闘った薄墨の裏鬼門…)

まこ(あん時は和の空気読まん打牌もあって、薄墨が小喜和和了っとったが、今回はそうはさせんでぇ…!)

まこ(先に和了って潰したるわ!)チャッ


初美「クククク・・・ww」チャッ!


他家が戦々恐々とする中、悪石の巫女、薄墨初美の右手がツモ牌をつかんだ。


初美「ツ・・・・!」


※コンマバトルにて和了者決定
竜華→>>142
玄→>>143
まこ→>>144
初美→>>145
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>146 (打点表>>92

えい

うぃ

竜華→36 玄→43 まこ→86 初美→47

和了点、93 三倍満


初美「ツ・・・・」

初美「モ、ならず、です…」タンッ


 恒子『薄墨選手和了ならず! 裏鬼門は開いているようですが… なぜか残りの風牌が思うように来ません!』


初美(? 西だけ一つしか来ませんよー? 何か…おかしいですね・・?)


初美のその疑問はすぐさま解決された…


まこ「ツモ」パラララァ・・・!

初美「ん?」

玄「ほぇ…?」

竜華「え、なっ、それ・・・!?」マッサオ

まこ「西ホンイツ三暗刻ドラ5・・・・」ズモモモモモモオオオォォ・・・・!!


まこ「三倍満! 6000・12000じゃっ!!」ドヤァッ!!


 ウワアアアアアアアァァァ―――ッッ!!!  ドッオオオオオオオオオオオオオォォォォ―――ッッッ!!!!  ツイニデタァッ!!  ソメヤセンパイサイコーダジェエエェッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!


 恒子『で・・・出ましたァ! 今大会初の三倍満!!』

 恒子『薄墨選手が欲しがっていた西を3枚自力でツモり… 実に美しい牌姿での和了! お見事ですッ!!』

 健夜『薄墨選手の裏鬼門の力は正常に働いていたみたいですが、染谷選手は染め手のスペシャリスト… 堂々正面からのめくり合いで、裏鬼門を打ち破って自風を手に入れましたね』

 恒子『これにて染谷選手は3位から一気にトップに浮上ォ! いよいよ最後のオーラスへと突入ですッ!!』


A卓東三局

まこ42000
玄 35000
初美18900
竜華 4100


初美(そんな…? 裏鬼門を発動させてたのに、風牌の取り合いで私が遅れを取るなんて…?!)

玄(ううぅ… 残り一局ってとこでまくられるなんて… 運が悪いよぉ…)

竜華(なんちゅうこっちゃ… 三倍満親っかぶりなんて、最悪のシチュエーションやで!)ワナワナ


 セーラ「かー!なーにをやっとるんや竜華は!」

 怜「トバされそやな」

 泉「まったくツキが回って来ぉへんですね…」

 フナQ「まぁ… 東風戦なんて、実力があってもラスになるなんてことはザラにあるんやけどな…」

 怜「でもあと一局あるやん。 まだ竜華が負けると決まったわけじゃないで?」

 セーラ「せやけど… トップまで37900・・・ 役満ツモか三倍満直撃しか勝つ方法がないで」

 泉「清水谷先輩なら・・・ それでも、きっとやってくれますよっ!」


C卓東3局二本場 親:和


和「ポン!」カシィッ!→「白白白」

ユキ「う?」


 恒子『C卓では親の原村選手がまたもや役牌をポン! 差をつけても一切容赦しません! もはやこれはピンクの麻雀ターミネーターだアァッ!!』


憧(たく… トップなんだからそんなに急がなくてもいいじゃん…? いたずらに局数増やすようなモンでしょ?)

憧(ささっと流せれば和にとっても都合がいい筈なのに… 全然スタイルを変えない…)

憧(でも・・・ それが、和の強みでもあるのよね・・)

憧(ふん、いい加減にしなさいよ…! 主役が誰なのか、はっきりさせてやる!!)ゴゴゴォ・・・


ユキ(まだ最下位… トップまでは34400点差…)

ユキ(非常に厳しいことは間違いないですが… 麻雀という競技は、ここからでも十分逆転が可能な競技です)ズモモモォ・・・

ユキ(最後まで…あきらめず、もがいてもがいて、トップに立ってみせますよ!!)クワッ


宥(やっぱり和了れない… 原村さんが速すぎる…)

宥(でも、原村さんが和了っている以上は、東4局はまだやってこない)ゴゴゴォ・・・

宥(大丈夫。 まだ必ずチャンスはある…! 絶対に和了ってみせるよっ!!)カッ


和「……」


和以外のメンバーが、ランランと目を光らせ、手牌を作っていく・・・

そして… 14巡目!


?「ツモorロン!!」


※コンマバトルにて和了者決定
和→>>153
憧→>>154
ユキ→>>155
宥→>>156
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者)

・和了点>>157 (打点表>>92

はい

和→66 憧→91 ユキ→06 宥→22

和了点、44、3翻


憧「ロン!」カッ!

ユキ「んっ!?」ビクッ

憧「タンピンドラ1、3900の二本場は4500です」パラララァ・・・


 恒子『新子選手が真屋選手から出和了り! なんとか原村選手の連続和了を止めましたッ!!』


ユキ「ううぅ…」ジャラ・・・

憧(本当は和から和了りたいんだけど、私も見逃すほど余裕あるわけないしね、ごめんね)チャッ


 恒子『これにてA・B・C、3卓全てがオーラスに突入ですっ! さああぁ果たして各卓で誰が本選への切符をつかむことになるのかぁ?! 』


C卓東三局二本場

和 48000
憧 24500
宥 18400
ユキ 9100


本日ここまでです
書き込みやコンマ対応あざした!
次はまた明後日の20:00頃からです

ところで、最後、オーラスの闘牌方法は「時間制コンマバトル」を予定しています
今日のような単発のコンマではなく、各雀士2分間持ち時間を設定し、その間に来た「複数のレスのコンマ全ての合計値」で勝負します

これは読み手の人たちが自分の推し雀士を応援することができるわけですが、今までほぼ完全に公平な闘いだったのに、これは言ってしまえば不公平な闘いです(人気のある雀士が有利になってしまう)

もし「完全に公平な方法の方が良い」と思うなら意見下さい。 別の方法に変更します

時間制コンマバトルで行く場合は、またその日だけID出しを行い、21:00から1時間ごとに3回コンマバトルを行うことで決着をつけます。 投票と似た流れです

(ちなみに、オーラスはトップ以外のメンツが「トップに届かない和了」をすることは有り得ないので、その場合流局になり、親がノーテンならその場で決着、親がテンパイなら次局に延長ということになります)


合計値が一番高いキャラが和了れるんじゃなくて高いほど和了り易くなるってのならアリかな
最終的にはコンマで決めるような感じで

公平の方が良いという風に考えてる人が多いようなので、時間制コンマバトルは無しで別の方法でバトルを行います
>>167
また本選の方でできたらそういうのもやっていきたいと思います

どうでもいいけど憧の平和なんて激レアだな
これが憧の本気か


咲→02 淡→99 明華→86 豊音→58

和了点82、倍満ロン


豊音「お友達が・・・」

豊音「・・あ、あれ? 来な、い・・・??」…タンッ


豊音、友引発動にも関わらず、ツモならず… 引いてきた牌をそのまま捨てる…

そして、次巡


咲「…」トンッ

淡「はい、それロン♪」パラララァ・・・

咲「ふぁっ?」ビクッ

豊音「えっ?!」

明華(また、追いつけませんでした…)


淡「中チャンタホンイツドラ2、16000だねぇw」ニタァ・・・


 恒子『出たァ! B卓では大星選手がなんと2回目の倍満和了!!』

 恒子『同学年でライバルの宮永咲選手から直取りィ! 一気に崖下に突き落とすような非情なる一撃だアァッ!!』


咲「ぅわわ・・・??」ガタガタ

豊音(う…? ま、まさか、大星さんの支配が山にも及んでて、和了できなかったの…?)
 

 恒子『ついに大星淡、持ち点が5万点を突破ァ!! しかも次のラス親はその大星選手! 圧倒的有利な状況でオーラスに入りますっ!!』


B卓東三局

淡 55700
豊音22400
咲 14200
明華 7700

乙あざす
ABC卓の終局まで書いてくにょ
オーラスは流局での終局はナシで行きます

>>170
憧は鳴きが多いからピンフはレアだよね
準決でたかみーからピンフドラ3を出和了りしてる場面があるけど、描写があるのはそれくらいかも



B卓東4局 親:淡


 ワアアアアアアアァァ―――ッッ!! オオオオオオオオオオォォ―――ッッ!! ・・・ ザワザワ、ガヤガヤガヤ……


 恒子『全世代麻雀チャンピオンシップ前哨戦! 初戦の3卓が終了しようとしていますっ!』

 恒子『果たしてこの局では誰が和了し、誰が本選へと駒を進めるのか?! 注目ですッ!!』


と、その時


 『LAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!♪』ビュウウウウゥゥ・・・!


 恒子『うぇっ?!』


明華『LAAAAAAAAAAAAAAAAA~~~・・・♪』ヒュウウウゥゥ・・・


 恒子『・・・う、歌・・! 突如響き渡った風神・雀選手の美声・・・!!』

 健夜『切り替えてきたみたいですね』

 恒子『え?』

 健夜『雀選手は歌うことでツキを呼び込む力がある… もう背水の陣ではありますが、決死の覚悟で攻撃を仕掛けてくるということでしょう』

 恒子『な、なるほど… でも、雀選手のいるB卓では、白糸台大星淡選手がなんと2位に3万点以上もの大差をつけての、圧倒的トップ…!』

 恒子『しかもラス親はその大星選手。 これがひっくり返るというのは、もうほとんど奇跡に近いかと思いますが…』

 恒子『とはいえ、まだまだ他の3人にトップの可能性が無いわけではありません! 果たして・・・廻天の逆転劇は起こるのか?!』


配牌・・・


明華(……)カチャカチャ

明華(東風戦とはいえ、まさか、オーラスを最下位で迎えることになるとは…)

明華(私は子ですから、役満を和了るしか、もう勝つ方法はありません)

明華(つまり、ここは何よりも、最初の配牌が肝心…!)

明華(歌うことで牌も自分もノってきた筈です…! さあ、来いッ!!)チャッ


配牌の結果は…!


※4人の配牌時シャンテン数を決定します
淡→>>177
明華→>>178
豊音→>>179
咲→>>180

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

※この局ではシャンテン数が少ないほど、早く和了のチャンスがやってきます。(同じシャンテン数の場合は、コンマ以下数が大きい方が優先) 仮にトップの淡が最も早ければ、勝負はここで決します

おもち

はい

淡→5向聴(13) 明華→1向聴(86) 豊音→4向聴(24) 咲→5向聴(16) ※明華が最も早くテンパイし、「明華→明華→明華→豊音→明華→咲→淡」の順で和了の機会が巡って来ます


淡(・・・・・)カチャカチャ

淡(…ん? ナニコレ??)

淡(ご、5向聴…?? ど、どうして…? 私の絶対安全圏が…??)

淡(まさか… あの臨海のフレンチさんの歌で、何か狂わされた?)


明華(1向聴・・・! 風牌もドラもあります。 この東風戦始まって以来の好配牌…!)

明華(まだ… まだ勝てる可能性はありますっ! 風神の力を・・・魅せてあげましょう!!)ブワアアァ・・・!


豊音(4向聴… うーん、ちょっと厳しいなー…)

咲(ううぅっ、ここにきて5向聴…?)カタカタ


 恒子『配牌は雀選手が最も良い! さらに…順調に手が伸びていきますっ!!』


そして、7巡目…

明華(よ、よし、テンパイです…! 他家はまだ追いついてないですね…)チラッ

明華(この手で和了ることができれば・・・勝てますっ!)チャッ・・・


明華「リーチィ!!」ドォッ!


 恒子『オーラス、最も早くテンパイしたのは雀明華ァ! 先制リーチを仕掛けましたァ!!』

 恒子『しかしトップとの点差は4万点以上あります… 果たして、この大差をイッパツでまくることができるのかぁ?!!』


 ダヴァン「ミョンファ・・・あきらめてませンネ・・!」 

 智葉「ああ… あの飄々とした明華が、あんなに必死になっているのは初めて見るな…」

 ネリ―「ミョンファ! ファイトだよおぉーっ!!」
 

明華(・・・臨海の皆さん・・・ どうか、私に、力を貸して下さいっ!!)チャッ!


明華「カン!!」カシィッ!


咲「!?」
豊音「わ…!」
淡(こいつ・・・?)


 恒子『雀選手さらに自風の南を暗カン! 嶺上牌へと手を伸ばしますっ!!』


明華「…!」チャッ…


他家が見守る中、嶺上牌をツモった明華・・・!


明華「り、リンシャ・・・・!」


明華和了なるか? 

・和了点>>185>>186>>187 (>>92) ※2番目の豊音に3向聴分の差をつけているので、まずは3回和了のチャンスがあります。下の勝利条件を満たした和了なら和了り


<B卓点棒状況> 
淡 55700(和了れば勝利)
豊音22400(三倍満以上ツモか淡への直撃)
咲 14200(役満ツモか三倍満以上を淡に直撃)
明華 7700(役満ツモか淡に直撃)

>>186(99)→役満ロン

・振り込んだのは?
>>193コンマ以下 
01~33→淡
34~66→豊音
67~00→咲

(淡以外のメンツから和了することはできない)

あい

22→淡、明華に役満振り込み


明華「リンシャ・・・・ンツモならず…」タンッ


淡(な、なんだよ、もう…)ホッ


明華、不発… 

しかし、その直後!


淡「……」チャッ

淡(ん…? 東?)

淡(河に2枚出てるから… コレで待ってるってことはないよね)タンッ


 ・・・ぞくっっ


淡(ん?!)


東を捨てた淡の背筋に、何かヒヤリとしたものが走った。


淡(え、まさか・・・??)








明華「 ロンッ!!!!! 」



淡「は?!?!」

 
 パタタタタタタタタ・・・・


明華が倒した手牌を、淡は幽霊でも見るかのような表情で見た。


淡「え、え? それ・・・??」

明華「ロンです。 四暗刻!! 32000です!!!」 →手牌「②②②六六六西西西東」 カン「南南南南」



淡「ウソだっ?!?!?!」=3=3

 
ドッオオオオオオオオオオオオオォォォォ――――――ッッ!!!  ウワアアアアアアアアァァァァ――――――――ッッ!!!  オミゴトォッ!!  キャーッ!  カッコイイィ―――ッ!!  サッスガセカイランカーッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!


 恒子『な・・・・・・』

 恒子『なんということだああああぁぁっっ?!?!』

 恒子『奇跡! 奇跡です!! これはまさに奇跡ィ!!!』

 恒子『オーラス、圧倒的不利な状況から、ダンラスの雀選手がダントツトップの大星選手に役満直撃ィ!!!』

 恒子『一発でトップを奪い取りましたァ!!』

 健夜『雀選手の、風牌を集める力を最大限に使いつつ… あえて東の地獄単騎待ち…!』

 健夜『素晴らしいですねっ! これは雀選手を褒めるしかありません』


 恒子『全世代麻雀チャンピオンシップ前哨戦! 最も早く突破し、本選行きを決めたのは・・・臨海女子高校2年・雀明華だああアアァッ!!』



パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・ オメデトオォーッ!  ミョンファアアアァッ!!


淡「バカな! バカな!? おかしいよこんなのおおぉっ?!?」バタァンッ!!


顔をくしゃくしゃにし、卓につっぷする淡・・・


 恒子『あぁ… まくられた大星選手、泣きだしてしまいました…』

 健夜『無理もないよ… 目の前まで勝利が来てたのに、それが突然消えちゃったんだから…』


豊音「ううぅ… ヤキトリかぁ… 全然かなわなかったよー…」

咲「雀さん… 楽しかったです。 本選… 私たちの分も、頑張って下さいね!」

豊音「あ、私の分も、頑張って下さい! あと、サイン下さいっ!!」シキシー

明華「え、サイン…?(また新しい日本の文化が…)」


こみ上げる悔しさをおさえつつ、トップ通過の明華を称える咲と豊音…


咲「ほら、淡ちゃんも、最後の挨拶しよ?」スッ

淡「ううううううぅぅ・・・!!」グシュグシュグシュ・・・

淡「もぉー! この私に勝った以上、優勝しなかったら許さないからねぇっ!」

淡「それと… 次当たったら、今度は100回倒す!! 覚悟しとけよ雀明華!!」

明華「ふふ、楽しみにしています」ニコッ



B卓終局

明華39700(Bランク昇格・本選出場決定)
淡 23700
豊音22400
咲 14200



A卓東四局 親:玄


 恒子『さあぁ残るはA・C卓ゥ! 雀選手に続いて本選出場を決めるのは誰だァ?!』


玄(オーラス・・・最後の配牌…!)カチャカチャ

まこ(咲、負けよったか… しかし、わしはこのまま速攻で和了って、トップで通過してやるぞ!)カチャカチャ

初美(させませんよー。 私もイッパツ大物手を和了って、まくってやりますよー!)カチャカチャ

竜華(勝利条件は相当に厳しい… でも、まだうちはあきらめへんでっ!)カチャカチャ


配牌・・・!


玄→>>204
まこ→>>205
初美→>>206
竜華→>>207

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

ほう

玄→2向聴(62) まこ→4向聴(29) 初美→4向聴(40) 竜華→2向聴(78) ※「竜華→玄」の順で和了チャンス到来(親が和了れば次局へ延長なので、まこと初美はここでは和了チャンス無し)


玄(2向聴… 悪くないですね)

まこ(う…? 4向聴… こりゃちと厳しいのぅ)

初美(4向聴ですかー… でも、頑張るしかありませんねー…)

竜華(よし、いい配牌や! これなら… 逆転手も作れるで!)


 恒子『A卓オーラス! 清水谷選手が良い配牌ですね!』


8巡目…!

竜華(よし、テンパイや…! この手で和了れば、まだまだ勝てるでっ!)


竜華「リーチィ!!」ドォッ!


玄「む?」
まこ(千里山… 来よったか!)
初美(これはマズイかもしれませんねー…)


そして次巡、竜華が山に手を伸ばす!


竜華「ツ・・・!」


竜華和了? 

・和了点>>211 (>>92) ※下の勝利条件を満たした和了なら和了り


<A卓点棒状況> (全ての条件は網羅してません)

まこ42000(和了れば勝利)
玄 35000(とりあえず和了れば最低でも次局へ)
初美18900(三倍満以上和了)
竜華 4100(役満ツモかまこに直撃)

86、和了ならず


竜華「ツ・・・モならず…」タンッ


竜華、チャンスを逃す…

そして!

その直後、竜華の下家がニッコリ微笑んだ。


玄「ツモorロン!!」


・和了点>>214 (>>92

おう

26、2翻ツモ


玄「ツモ! タンヤオドラ1… 1000オールなのです」パラララ・・・


まこ「むぅ…?」


 恒子『おや、これは…』

 恒子『らしくない和了ですね? 松実さんがドラ1個だけで和了るなんて…』

 健夜『うーん… 少し周りの圧力に日和ったのかもしれないけど、でも、他家もテンパイしてたからね』

 健夜『今のツモ牌を捨てたらフリテンになっちゃうし、とりあえずは和了って正解だと思うよ』


A卓東四局

まこ41000
玄 38000
初美17900
竜華 3100



A卓東四局一本場 親:玄


 恒子『さあA卓は改めて配牌! 仕切り直しです!!』


玄(う、ううぅ、今はドラはいりません… とにかく早い手…!)

まこ(猪口才な… 次こそ決めたるわ!)

初美(次こそ、もっといい配牌を…)

竜華(・・・来いっ!)


配牌、二度目…!


玄→>>218
まこ→>>219
初美→>>220
竜華→>>221

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

はあ

26、2翻ツモ


玄「ツモ! タンヤオドラ1… 1000オールなのです」パラララ・・・


まこ「むぅ…?」


 恒子『おや、これは…』

 恒子『らしくない和了ですね? 松実さんがドラ1個だけで和了るなんて…』

 健夜『うーん… 少し周りの圧力に日和ったのかもしれないけど、でも、他家もテンパイしてたからね』

 健夜『今のツモ牌を捨てたらフリテンになっちゃうし、とりあえずは和了って正解だと思うよ』


A卓東四局

まこ41000
玄 39000
初美17900
竜華 2100

玄→3向聴(47) まこ→1向聴(81) 初美→1向聴(95) 竜華→3向聴(47) ※「初美→まこ」の順で和了チャンス到来(初美が和了できなかった時点でまこ勝利確定)


玄(3向聴…? これは、まずいかも…)

まこ(来よった! 1向聴…! ここで決めたるわい!)

初美(1向聴! 一発まくってやりますよー!)

竜華(ぐ… 3向聴… ここでこれは、あかん…!)


5巡目

 恒子『A卓東四局一本場! 最も早くテンパイしたのは薄墨選手!』


初美「~♪」フンフン


 恒子『しかし… トップをまくるには、三倍満以上が求められますが… 果たして?』


初美和了? 

・和了点>>225 (>>92) ※三倍満以上なら和了!

コンマ訂正! >>228で!

58、初美和了ならず


初美(来ましたよー♪ チンイツタンヤオ三暗刻ドラ2を5メンチャンでテンパイ・・・! これを和了れば逆転トップですよー!)


初美、鼻息荒く、目を皿のようにしてロン牌が出るのを待つ・・・

しかし、


まこ「ツモじゃ」パラララ・・・

初美「う゛ぇ?!」

まこ「ホンイツのみ… 1000・2000じゃ!」

初美「あい・・・??」

玄「ふわぁ…」ガクッ

竜華「くぅ…!」ギリッ

まこ(ふん、薄墨… 染め手のめくり合いでわしに勝てるわけないじゃろが!!)カッ


 恒子『決イイィまったアアァッ!! トップ染谷選手、見事に他家の追撃をかわして和了! トップ決定です!!』

 健夜『1000点の和了りで十分なのに… メンゼンホンイツで和了ってしまうとこは、いかにも染谷さんですね』


 ワアアアァァ―――ッ・・・  パチパチパチパチパチパチパチ・・・・  ソメヤセンパイ!  ヤッタジェエエエェーッッ!!  マコ! オメデトォーッ!!


初美「はぁ… 届きませんでしたかー…」

玄「残念なのです…」ショボン

竜華「まったく… ええ所見せれんかったな」ハア

まこ「ふふ…w わしはあんたらと違うて、ミスコンにもモチコンにも参加できんかったからのう…」

まこ「今回は思いっきり本選で暴れてきてやるわい!」


 恒子『激闘を制し、2番目に本選行きを決めたのは・・・清澄高校2年・染谷まこだあああァァッ!!』


A卓終局

まこ45300(Bランク昇格・本選出場決定)
玄 36900
初美16800
竜華 1000

メンゼンホンイツのツモだったら門前清自摸和がつくのでは



C卓東四局 親:憧


 恒子『さあ! 残るはC卓のみぃ! 最後に本選出場を決めるのは・・・一体誰になるんだァ?!』


憧(ラス親… とにかく和了っている限り私に負けはない!)カチャカチャ

ユキ(最低でも… 三倍満以上を作らないと…)カチャカチャ

宥(あったかい牌… 来て…!)カチャカチャ

和(オーラス… 早い手が来てくれると良いですが…)カチャカチャ


配牌、結果は・・・?


憧→>>234
ユキ→>>235
宥→>>236
和→>>237

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

>>232ありがと! 訂正↓

58、初美和了ならず


初美(来ましたよー♪ チンイツタンヤオ三暗刻ドラ2を5メンチャンでテンパイ・・・! これを和了れば逆転トップですよー!)


初美、鼻息荒く、目を皿のようにしてロン牌が出るのを待つ・・・

しかし、


まこ「ツモじゃ」パラララ・・・

初美「う゛ぇ?!」

まこ「メンホンツモ… 満貫の1本場は2100・4100じゃ!」

初美「あい・・・??」

玄「ふわぁ…」ガクッ

竜華「くぅ…!」ギリッ

まこ(ふん、薄墨… 染め手のめくり合いでわしに勝てるわけないじゃろが!!)カッ


 恒子『決イイィまったアアァッ!! トップ染谷選手、見事に他家の追撃をかわして和了! トップ決定です!!』

 健夜『1000点の和了りで十分なのに… メンゼンホンイツで和了ってしまうとこは、いかにも染谷さんですね』



 ワアアアァァ―――ッ・・・  パチパチパチパチパチパチパチ・・・・  ソメヤセンパイ!  ヤッタジェエエエェーッッ!!  マコ! オメデトォーッ!!


初美「はぁ… 届きませんでしたかー…」

玄「残念なのです…」ショボン

竜華「まったく… ええ所見せれんかったな」ハア

まこ「ふふ…w わしはあんたらと違うて、ミスコンにもモチコンにも参加できんかったからのう…」

まこ「今回は思いっきり本選で暴れてきてやるわい!」


 恒子『激闘を制し、2番目に本選行きを決めたのは・・・清澄高校2年・染谷まこだあああァァッ!!』


A卓終局

まこ49300(Bランク昇格・本選出場決定)
玄 34900
初美15800
竜華    0

憧→2向聴(74) ユキ→2向聴(63) 宥→4向聴(30) 和→4向聴(34) 


憧(2向聴…! よし、これで和をまくる!)

和「……」


憧「ポン!」カシィンッ!

憧「チー!!」パシィンッ!!


 恒子『おっとぉ! 親の新子選手が鳴きの速攻でアッという間にテンパイです!』


憧(さあ、こい…!)チャッ…


・和了点>>244 (>>92) 


<C卓点棒状況>
和 48000(和了れば勝利)
憧 24500(和了れば最低でも次局へ)
宥 18400(三倍満以上ツモか和に倍満以上直撃・憧かユキに役満直撃など)
ユキ 9100(役満ツモか和に三倍満以上直撃)

[たぬき]

・和了点93 三倍満 奇数なのでロン和了り 3の倍数なので和了者の下家(ユキ)からの出和了り


ユキ「……」チャッ

ユキ(九索…? いりませんね…)

ユキ(新子さんが二鳴き… 鳴き牌は両方とも索子…)チラッ

ユキ(十中八九、索子のチンイツ。 つまり、この牌は危険牌…!)

ユキ(しかし・・・)

ユキ(萬子の染め手を作っている私は、この牌を持っていては、絶対に和了れない…!)

ユキ(ここは… リスクがあっても、通すしかありません!!)チャッ


 タンッ!


ユキ、祈るような気持ちで九索を捨てる・・・!

そして、ほんの一瞬、卓上はシィンと静まり返った。


ユキ(よ、よし、通った…!)ホッ


ホッとした、その次の瞬間、




憧「 ロン!!! 」


ユキ「えっ?!」

憧「その九索、いただき…!w チンイツ・イッツードラ5・・・・・」ズモモモモモモモオオォ・・・

憧「親の三倍満!! 36000んんっ!!!!」カッ! 


憧手牌「4567899」 鳴き「123」「888」 ロン「9」 (8=ドラ 5=赤ドラ)


ユキ「あっ、ああぁ・・・??」ブルブル
和「・・・!?」
宥「え、これ・・・」


 恒子『お、おおおぉ!? これは・・・・・』

 恒子『逆転! 逆転!! 大・逆・転だああああぁぁ―――ッ!!!』

 恒子『C卓オーラス! またも逆転劇ィ!! 新子選手が親の三倍満を和了!! トップ奪還ですっ!!』

 健夜『真屋さん、チンイツだということは分かっていたでしょうが… 攻めるためには、アレは捨てざるを得なかったですからね…』


 ドゥッオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォッッッ―――――!!!!  ウワアアアアアアアアアアアアアアアア――――――ッッッッ!!!!!  ス、スゲエエェ・・・!!  ア゙ゴヂャ゙ン゙オ゙メ゙デドオ゙オ゙ォ゙ォ゙――ッ!!! パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!!


その時の憧は・・・ その凄まじい歓声すら耳に入っていなかった。

アドレナリン・エンドルフィン・ドーパミン・・・・!

凄まじい勢いで溢れ出す脳内麻薬に身をまかせ、卓に両手をついて弾けるように立ち上がった。

そして・・・・


憧「ど――よぉ!! 和ァ!!!」クワッ!


自分の左側で、静かに座っている和を見下ろす・・・!!


和「・・・見事です。 憧、あなたの勝ちです」

憧「ふ・ふ・ふ・ふ・ふふふふ・・・・ww」ニタニタ

ユキ「トバされてしまいました…」シュン・・・

宥「すごぉい憧ちゃん…! 本選でも頑張ってね!」

憧「もちろんっ!! 本選でも主役は私よっ!!!」


 恒子『前哨戦第一戦終了オォ! 最後に本選行きの切符を手にしたのは・・・阿知賀女子一年・新子憧だアアァ―――ッ!!』


C卓終局

憧   60500(Bランク昇格・本選出場決定)
和   48000
宥   18400
ユキ -26900


本日以上なのです
レス、コンマ対応あざした!

打点関連は十分気をつけているつもりなんだけど、やはりミスをすることがあります
今後も、またもし気づいたらガンガン指摘して下さい

風神の逆転にはビックリ
こんなに薄い確率の逆転が成立するのは初めて見ました
やはり麻雀は分からないですね

また明後日の20:00頃より投下、DEF卓開始します

乙あざす
進めていきますのだ



 恒子『さてさてぇ! 第一戦を各卓トップで通過し、本選行きを決めたのは以下の3名ィ!』


A卓 染谷まこ(清澄高校2年)  B卓 雀明華(臨海女子2年)  C卓 新子憧(阿知賀女子1年)


 恒子『実力に関しては、他の選手たちも十分この3名に匹敵する力はあったのかもしれませんが・・・』

 恒子『勝負とは非情なモノ! 敗れた9名は今大会ではもう卓に座ることはできません!』

 恒子『いやはやしかし、わずか四局しかない超短期戦だったにも関わらず、けっこうなドラマがありましたねぇ?』

 健夜『そうですね。 人智を超えた力が働いたかのようなオーラスの逆転には驚かされましたね…』

 健夜『どんな逆境でもあきらめなければ勝利することができるかもしれないのが、麻雀の魅力の一つですからね』


 恒子『続きまして前哨戦第二戦を行いますが、選手の入れ替えのため10分ほど休憩をとりますので! 少々お待ちくださいね!!』

 恒子『あ、それと、第二戦は針生アナに実況を交代いたしますので、ワタクシはいったんこれで失礼します!!』

 恒子『また午後の本選一回戦が始まったら戻ってまいりますので! ではここまで、ふくよかじゃないスーパーアナウンサー福与恒子と!』サッ!

 健夜『え… す、すこやかじゃない小鍛治健夜で、インターハ・・・じゃない、えーっと、全世代麻雀チャンピオンシップ前哨戦の第一戦を、お送りしました…』

 恒子『よぉーっし、一仕事終わったァ―! ねえすこやん、館内の喫茶店いこーよ? チョコサンデーでも食べようぜっ!!』

 健夜「ちょっとこーこちゃん! マイクのスイッチ切って!!」=3



・ 



 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤワイワイ・・・・


会場では… 闘牌を終えた12名の雀士たちが、それぞれの仲間のところへ戻っていた… 


明華「ただ今戻りました」フワァ・・・

智葉「ああ、おかえり明華」

ハオ「トップ通過、おめでとうございます」

ダヴァン「すごかったでスネ! 最後の四暗刻単騎ハ…!」

明華「ええ、最後の最後で強い追い風を呼ぶことができました♪」

ネリー「でもさーミョンファって、風牌集まるのに字一色とか四喜和で和了ることって、ほとんどないよね」

明華「そうですね… 確かに、大会では四暗刻以外の役満を和了ったことはないですね。 自風場風以外はそれほど集まらないので…」

明華「でも、次の本選では、挑戦してみたいですね」ニコッ


初美「負けてしまいましたよー…」ヨヨヨ・・・

霞「あらあら、やっぱり初美ちゃんは裏鬼門を封じられると話にならないわねぇw」ドタポヨーン

初美「なんですと!? 激乳オババが何言ってやがりますかー!」=3

霞「うふふ、まあ、私と小蒔ちゃんは初美ちゃんと違ってAランクだからねぇ… 本選でも初美ちゃんみたいな無様は晒さないつもりよ」ムフフ

初美「ぐぬぬぬ…?」ギリギリ・・・


竜華「戻ったでー…」ションボリ

泉「お、お疲れ様です、清水谷先輩…」

怜「ケチョンケチョンにやられたなぁ、竜華」

竜華「う、ううぅ…」

怜「傷心なとこ悪いけど、早速膝枕頼むで♪ ふふ… うちの顔に涙の雨を降らせてもええんやで~?」スリスリ

セーラ「お、おい怜! もう少しオブラートに包めっちゅうの…」


淡「ふえええぇんテルー! 負けちゃったよおぉっ!」=3

テルー「うん… ドーナツ食べる?」スッ

尭深「淡ちゃん、お茶…」スッ

淡「うううぅ… ふ、二人とも、ありがとう…」エグエグ

菫「まあこういうこともあるさ、淡… 第三戦では私が出るから、そこで淡の分も取り返してトップを取ってきてやるさ」

淡「あ、そお? わーいやっぱりポンデショコラおいしぃー♪」モキュモキュ

菫「……」


栞「みんな、お疲れ様ー♪」スッ

菫「ん…? あ! 宇野沢先輩!」

淡「へ? 誰このヒト?」ムグムグ

照「淡、紹介するよ。 私と菫の一学年先輩… 私が一年生の時に麻雀部に入るきっかけをつくってくれた人、宇野沢栞さんだよ」

淡「ふーん…?(何この人メチャクチャかわいい…!)」ドキドキ

菫「次は先輩の出番ですね」

栞「うん… 私弱いけど、せっかく宮永さんに力を引き出してもらったから… 出来るだけのことはやってみますね!」


豊音「ただいまー」

塞「あ、豊音。おかえり、残念だったね…」

豊音「うん… どこかで先負を使えれば良かったんだけど、タイミングが難しかったよー…」

豊音「でも、世界ランカーの雀さんと大星さんのサインもらってきちゃったよー!」

胡桃「コレクション増えたね。 じゃ、次はいよいよエイスリンの出番だね!」

エイスリン「ガンバル!」=3

シロ(…F卓の美少女レベル、やたら高いなぁ…)


ユキ「及びませんでした。 せっかく応援して頂いてたのに…」

誓子「うん… ちょっと今回はツイてなかったわね…」

爽「おいユキ、大丈夫だ! “私は弱い時にこそ強い!”って、誰かが言ってたからな!」

ユキ「・・・爽先輩、だからその聖パウロの言葉は、“負けるが勝ち”みたいな意味ではないんですよ」

爽「ほへ?」

ユキ「窮乏、侮辱、弱さ、迫害、病気、といった行き詰まりの状態にあっても、力を発揮できる・・・そういう弱い状態をプラスに受けとめる視点のことなのです」

ユキ「私も… 無様に負けたからといって、それをマイナスだけには考えません。 必ず、この負けを自分の糧にしてみせます!」

揺杏「おうその意気だっ! ユキはまだ一年なんだから、これからだよ!」

成香「その考え…素敵です!♪」


まこ「戻ったぞぉー」

優希「染谷せんぱぁーい! 本選進出、超おめでとうだじぇ!!」

久「永水の薄墨さんと真正面からヤリ合って競り勝つなんて… さすがはまこね」

まこ「フフ、自分の土俵で負けるわけにはいかんからのw」

久「でも、咲と和は… 残念だったわね」

和「尋常な勝負で闘って負けた以上、仕方ありません…」

優希「ジンジョウ? ってなんだじぇ」

咲「…えーっと、ハンデとかない真剣勝負、みたいな意味だよ」


まこ「次はいよいよ優希の出番じゃの」

優希「むふふ…! 東場の神の実力を、ハクジツのモトにさらしてやるじぇえぇっ!!」


気合十分の優希…

と、、その時


?「優希先輩!!」

優希「じぇ?」


マホ(高2)「優希先輩、和先輩、皆さん! お久しぶりです!!」

優希「じぇじぇ…! 16歳のマホが登場だじぇ!」

咲「夢乃さん… 背ぇ伸びたね。 今何cm?」

マホ(高2)「148cmですー♪ 牛乳イッパイ飲みましたから!!」

優希「どれどれ、それならコッチのサイズも測ってやるじぇ!!」ワシィッ!!

マホ「ひゃんっっ?!///」=3

優希「おおうコレはなかなかのなかなか… のどちゃんには遠く及ばんが、Cくらいはあるか?」モミモミ

マホ「や・・・あんっ/// ちょ、やめて下さいゆーき先輩…!///」ビビクンビクン…


久「こーら、遊んでないで早く行ってきなさい? 二人とも出番よ」

優希「おう! のどちゃんと咲ちゃんのカタキは私が取ってくるじぇ!!」

マホ「マ、マホも負けません!!」


憧「ただいまー♪」

桜子(高2)「あ゙ごぢゃ゙ん゙お゙め゙で゙どお゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ゔぅ゙ぅ゙ぅ゙~~~~~!!!」ダキッ!!

憧「わぷっ?!? ちょ・・・桜子!あんたもう私よりデカいんだから、タックルとかシャレになんないわよ!!」=3

ひな(高1)「ひなも抱きつきたい衝動を抑えられない所存ー!」ダキィッ!!

憧「どひっ?!」=3=3


チョッ、ハナシテ!  ツブレルッテェ!!  アハハハw  キャッキャッキャ♪


玄「あの二人… 5年前とあんまり変わってないのですw」

綾(高3)「そーなんだよ… おかげで私は今もあの二人には振り回されっぱなしです」ハア

凛(高2)「でもくろちゃんは惜しかったね… 途中までトップだったのに」

未来(高1)「私、くろちゃんが本選でもドラゴンロードで闘うとこ、見たかったなぁ…」

玄「ご期待に添えられず面目ないのです…」シュン

春菜(高2)「でも、東3局だけ他家にドラもろのりで和了られてたけど… あれはどうして?」

玄「あの時ノッてたのはカンドラなのです。 私は…ドラがちゃんと来てくれてる時は、開局時のドラと赤ドラ…合わせて8枚は完全に支配できるんですが、カンドラとリーチの際の裏ドラは、たまに他家に取られてしまうことがあるんです…」


玄「ザンネンなのです。 でもあとは、綾ちゃんと桜子ちゃんの若い力に任せるのです!」

穏乃「綾って阿知賀の部長になったんだよな? すげーじゃん!!」

綾(高3)「いや、別に、私しか3年がいないから、自動的に…」

宥「それは関係ないでしょ? 私も3年生だけど、部長は灼ちゃんだもん」


灼「次はいよいよ、綾と桜子の出番…」

穏乃「5年後の阿知賀のレギュラーが、どの程度のモンなのか… お手並み拝見だなっ!」

綾「ちょっ、プレッシャーかけないでよシズちゃんw でもまあ・・・」

綾「順当に行けば、私がトップになると思うけどね」ニッ

穏乃「…!?」ゾクッ


不敵に笑う、未来の阿知賀女子部長、志崎綾17歳・・・!

ところが、


?「聞こえたじょ~? ナニを寝ぼけたことのたまってるんだじぇ~?」ヌッ

?「聞き捨てなりません!!」=3


阿知賀'S「「「「「「「!?!?!?」」」」」」」


優希「残念だったな! おぬしらが座る卓にはこの私がいるからな…! どんなに頑張っても2位がいいとこだじぇww」ドンッ

マホ「いえ、優希先輩に続くのはマホです! あなた方は3位以下にしかなれませんよ!」ドドンッ


綾「え…? 誰?」

優希「おぬしらの先輩、のどちゃんのマブダチの片岡優希ってモンだじぇ!! 数分後にはお前は私の強さに震えることになるんだじぇww」グヒョヒョヒョ・・・

マホ「そうです! マホのスーパーチョンボに震えやがれなのです!!」


憧「ふーんなるほど… そういえば、第二戦のE卓って、阿知賀2人に清澄2人… まるでタッグマッチみたいになってんのね」

優希「タッグマッチ…?」ギラッ

マホ「ビッグマック…?」ジュルリ

優希「マホ、腹減ってるのか? このタコスを施してしんぜよう」スッ

マホ「わーいありがとうございますぅ~」モギュモギュ


綾(何この人たち…? 芸人志望?)


桜子「タッグマッチいいねっ! 桜子もそれノッダァ゙ッ!!」=3

綾「ちょ、桜子…」

憧「トップになった人が本選に行けるってルールだけどさぁ… せっかくだから、阿知賀VS清澄で、収支の合計でも競ってみたら?」

優希「むふふ…w 身の程知らずめ! それなら… 何か賭けをしようじゃないか!」

憧「賭け? いいわねw ナニを賭けるの?」

優希「そうだな・・・ じゃあ、負けた方は土下座! これでどうだ!!」

マホ「ついでにマホの足を舐めるのです!w」

綾「…はぁ?」


穏乃(…おいおい!なんで憧がけしかけてんだよ?!)ハラハラ


綾「嫌だよ私… 土下座なんて」

桜子「桜子は別にいーよ?」ケロリ

綾「あんたは黙ってて。 賭けをしてもいいけど、何か別の条件にしてよ?」

優希「ん? なんだ? さっきと言ってることが違うじぇ。 勝つ自信がないのか?」

綾「そうじゃないけど、そんなの勝ったってなんのメリットも無いじゃん」

優希「敗北者の無様な姿を見下ろせるじぇ?」

綾「私はそんな趣味の悪い性格じゃないんです。 それに、土下座することになるあなたたちに、手心を加えちゃうかもしれない… それじゃあフェアじゃないでしょ?」

優希「なぬ…? この、大人しそうな顔して、ぬけぬけと…!」ギロッ…

憧「はいはいじゃあさ、普通に負けた方が勝った方にジュースおごる、でいいんじゃない? ただし… 闘った二人だけじゃなくて、私たちメンバー全員分のジュースねw」ニタア…

優希「OKだじょ! 私はバナナシェイクで頼むじぇ!」

綾「缶ジュース限定でなら、私もそれでいいけど…」


こうして… 憧の提案により、E卓は「阿知賀VS清澄」両校の沽券に関わる闘いとなったのだった… 







~実況室~


えり『お送りしております全世代麻雀チャンピオンシップ前哨戦… 只今から始まる第二戦は、私、針生えりが実況いたします』

えり『解説は皆さんお馴染み、全日本選抜の先鋒を務められたこの方、三尋木咏プロです。 三尋木プロ、今日はよろしくお願いします』

咏『はいはいよろしくねぃ~』ボリボリ

えり『? ちょっと… 三尋木プロ? ナニ食べてるんですか?』

咏『おせんべだけど?』バリボリボリ

えり『やめて下さいよ! 食べてる音が放送されちゃうじゃないですか』

咏『だってさ、解説中って小腹すかね?』

えり『だからってなんでおせんべいをチョイスするんですか… もう、ハイチュウあげますからこれで空腹はおさえて下さい』スッ

咏『わーい、えりちゃんにハイ! チュ~~!!』ブチュー・・・

えり『きゃっ?! 三尋木プロ!/// やめて下さいこんなとこでっ!!///』=3=3


えり『・・・え、えーっと… し、失礼いたしました/// まず…この前哨戦第二戦で闘う選手の皆さんをチェックしたいと思います///』


D卓 末原恭子 赤阪郁乃 稲村杏果 加治木ゆみ

E卓 志崎綾 ギバード桜子 夢乃マホ 片岡優希

F卓 エイスリン・ウィッシュアート 宇野沢栞 小走やえ 佐々野いちご


えり『この大会の特徴は、なんといっても全世代… つまり過去や未来の女子高生たちも参加しているという点です』

えり『ただ、前哨戦においては、タイムワープして来た選手たちはこの第二戦にしか登場しません。 何故かここだけに集中していますね』

えり『ちょっとタイムワープ組のメンバーを見てみましょう。 まずはD卓、10年前の世界から、姫松高校2年生の赤阪郁乃、朝酌女子高校3年生の稲村杏果…』

えり『そしてE卓には2年後の未来から来た清澄高校2年生の夢乃マホ、5年後の未来から阿知賀女子3年生の志崎綾、2年生のギバード桜子…』

えり『F卓には2年前の過去から、白糸台高校2年生の宇野沢栞選手が参加しています』

咏『F卓には随分カワイコちゃんが多いねぃ。 超絶美少女3人と奈良の王者・・・ どうなんのよコレww』


えり『カワイコちゃんって… エイスリン選手は今年のインハイの地区予選で和了率全国1位を叩き出した選手ですよ? それに…』

えり『佐々野いちご選手はアイドル的人気があるため、かえってその雀風はあまり注目されてませんが、マスコミから打ち筋についてもかなりの高評価をされている実力者です』

咏『ふ~ん…宇野沢さんてのは?』

えり『その人は… 実力は未知数ですが、なんでもあの宮永照選手が麻雀部に入部するきっかけをつくった人らしいですよ?』

咏『へぇー… 美少女がいじめられて涙目になるとこが見れんのかと思ったけど、王者が逆にボコられちゃう可能性もあるってわけねw』


えり『そうですね… あと、A卓では現在監督と生徒という立場にある者同士の師弟対決… B卓では同じ学校の世代を超えた先輩後輩対決もあり、展開が気になるところです』

えり『さてでは、いよいよ、下の3つの闘卓スペースに… それぞれ4人の雀士が入場してきました!』


 ザワザワガヤガヤ・・・ ジュースハモラッタジェ!  ニワカハアイテニナランヨ!  コンナメンツ、コウリョシトランヨ・・・  ワイワイガヤガヤキャッキャッキャ・・・♪


第一戦の時とは異なり、若干緊張感に欠ける様子の、12名の雀士たち・・・


郁乃(高2)「あんたうちの後輩なんやってなぁ~? かわええなぁ~ よろしくたのむでぇ~~?」フニャフニャ

恭子「・・・・・(なんやこれ)」


優希「マホ! いいか、私の足を引っぱるんじゃないじょ?」

マホ「任せて下さい優希先輩…! マホ、頑張って気を抜いて闘いますから!」


エイスリン「ヨロシク!」

栞「うわわわ…/// お人形さんみたい…! ちょ、ちょっとさわっていいですか?」ナデナデ

エイスリン「クスグッタイ!」=3

やえ「ふん、ニワカどもめ…」


えり『さあ、まずは卓決めですね。 麻雀の親は、ラス親と起家が若干有利、と言うプロの人もいますが・・・果たしてどうなるか?』


  チャッ、チャッ、チャッ、チャッ・・・

  コロッ、カラカラカラ・・・


合計12人の雀士たちが、場決めの風牌を引き、サイコロを回した・・・


・場決めを行います(それぞれの数とコンマ以下の数との絶対値が大きい順で東→南→西→北となります)

D卓>>279のコンマ以下参照(恭子が00、郁乃が25、杏果が50、ゆみが75)
E卓>>280のコンマ以下参照(綾が00、桜子が25、マホが50、優希が75)
F卓>>281のコンマ以下参照(エイスリンが00、栞が25、やえが50、いちごが75)

はい

場決め決定、かっこ内は各自の絶対値

D卓
東 恭子(44)
南 郁乃(31)
西 ゆみ(19)
北 杏果 (6)

E卓
東 綾 (40)
南 桜子(35)
西 優希(15)
北 マホ(10)

F卓
東 栞  (39)
南 やえ (36)
西 エイスリン(14)
北 いちご(11)


優希「じぇじぇ…? 私が西家? な、なんか、おかしいじょ…??」


 えり『各卓場決めが終わりました! 三尋木プロ… これは東風戦という超短期決戦なわけですが、各卓の展開についてはどう思われます?』

 咏『わっかんねー! マジでわっかんねーww』

 えり『・・・ですよね。 で、では… 前哨戦第二戦DEF卓! 試合、開始です!!』


12人「「「「「「「「「「「「 よろしくお願いします!!!! 」」」」」」」」」」」」



… チャッ、 パシッ  タンッ・・・  チャッ パシッ タンッ!・・・・


ステージ上の3卓の雀士12名が、一斉に挨拶をし… 配牌、そして闘牌スタート…!


郁乃「ふんふふんふふ~ん♪ ひ・み・つ・の花園ォ~~♪」チャッ、パシッ 

恭子(代行が下家とか… 調子狂うで… でも、とにかく集中や!)パシッ、タンッ・・・

杏果(ラス親…)チャッ、パシッ・・・


綾(起家… 幸先いいね。 一発ブチかましてやるよ…!)チャッ、パシッ・・・

優希(起家率9割を超える私が西家とか… SOAだじぇ! でも、気を取り直して…)パシッ、タンッ・・・


栞(いきなり親… 和了っておきたい…)チャッ、パシッ・・・

エイスリン(…コノキョクノ、リソウノパイフハ…)パシッ、タンッ・・・

やえ(ふふ、お見せしようじゃないか・・・ 王者の打ち筋を!!)カッ


 えり『さあ始まりました! えー… 只今私の前には、12名全部の手牌を映し出したモニターがあるのですが… さすがに3卓同時というのは、目が回りそうですね、三尋木プ・・・ん?』

 咏『えりちゃん、左隅のモニターだ。 やべえぜあの手牌は』ニタッ

 えり『え?』



?「ロンorツモ!」


 えり『わ、これは…?』


 えり『は、早いっ! >>286卓でまずは和了の声!」

 えり『>>287>>288の和了です!!』


>>286コンマ以下 
01~33→A
34~66→B
67~00→C

>>287コンマ以下 
01~25→東家
26~50→南家
51~75→西家
76~00→北家

>>288コンマ以下(打点表>>92) 


× >>286コンマ以下 
  01~33→A
  34~66→B
  67~00→C

〇 >>286コンマ以下 
  01~33→D
  34~66→E
  67~00→F

F卓 西家 ハネ満ツモ


エイスリン「ツモ!」パラララァ・・・

栞「え」

いちご「!?」

やえ「む…」

エイスリン「ツモ・ジュンチャンサンショク・・・ ハネマン! 3000・6000!!」ニコォッ!


 えり『早いっ! F卓でまずは和了の声! 西家エイスリン選手がハネツモの和了ですっ!!』


 豊音「やったぁ! さすがエイスリンさん!」

 塞「調子いいみたいね」


栞(うーん、親っかぶり…)ジャラ・・・

やえ(綺麗な手だな… ニワカにしてはやるじゃないか)フン

いちご(やっぱりチャンタ系… あっさり和了られちゃったのう…)


 えり『さすがは全国和了率1位のエイスリン・ウィッシュアート! 見事な牌姿で先制ですっ!!』


F卓東一局 

エイスリン 37000
やえ    22000
いちご   22000
栞     19000


 ワアアアアアアァァ――ッ・・・  サッスガエイスリン!!  スゲエエェェ・・・!


 シロ(エイスリンは自分の夢… 理想の牌譜を卓上に描き出す…)

 シロ(イレギュラーなことをされない限りは、あの3人じゃエイスリンには勝てない)


栞(8巡目でジュンチャン三色… 今のはしょうがない、切り替えてこっ♪)チャッ 

やえ(ハネ満くらいくれてやるさ…)パシッ

いちご(ウィッシュアートちゃんは、メンゼンで13巡目までにテンパイすることが異常に多い…)チャッッ

いちご(うーん… まずは速攻で和了ることを考えていくかのっ!)タンッ!


 えり『さあ、では他の卓はどうなって・・・ おやっ?』


?「ロンorツモォ!!」


 えり『来ましたっ! 今度は>>294卓で和了! えーっとこれは、>>295>>296の和了ですっ!!』


>>294コンマ以下 
01~50→D 51~00→E

>>295コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>296コンマ以下 (打点表>>92

D卓 北家 満貫ロン(対面南家振り込み)


杏果「ロン!」

郁乃「あれ?」

杏果「白三暗刻・ドラ2の満貫です」パララ・・・

郁乃「いけずぅ~」クネクネ


 えり『今度はD卓で和了! えーっとこれは、北家の稲村選手が対面の赤阪選手から満貫の出和了りです!』
 
 咏『これもキレイな手だねぇ~… オタ風単騎で待たれちゃしょーがないねぃ』フリフリ


恭子(三暗刻? …その手でリーチかけへんのか)

ゆみ(…リーチをかければハネ満以上確定なのに… 慎重な打ち手だな)

杏果(さくっと出た… リーチかけとけば良かったかな?)

杏果(いや… なんか、一歩踏み込んだらヤラれる気がする。 ここは、このまま用心用心)チャッ


D卓東一局

杏果 33000
恭子 25000
ゆみ 25000
郁乃 17000


 閑無「よっしゃ! 杏果が和了ったぜ!」

 悠彗「5翻あったからリーチかけたかったろうけど… 我慢したみたいだね」

 はやり「カタイところが杏果ちゃんの取り柄だからねっ!☆ いんじゃないかな? あれで」ハヤッ

 慕「リーチかけてたら逆に振り込んだ可能性もあるもんね」


そして…


?「ロンorツモォ!!」


 えり『来ました。 E卓でも和了です! >>300>>301の和了!!』


>>300コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>301コンマ以下(打点表>>92

西家 満貫ロン(振り込み者北家)


優希「ポン!」カシャッ!→「八八八」

マホ(? 優希先輩の鳴き… 捨て牌から見て、萬子の染め手かな?)

マホ(うーん… じゃ、こっちで…)トン→「一筒」

優希「…マホ、それだじぇ」

マホ「ふぇ?!」

優希「ロン! 三色ドラ3! 満貫だじぇ!!w」パララ・・・

マホ「はわわ…??」


 えり『E卓でも和了です! 西家片岡選手が後輩の夢乃選手から満貫の和了!』

 咏『ふーん… 鳴いて逆に一筒をおびき出したかんじだねぃ』

 えり『普通あの手牌で鳴きはないですものね。 先輩から後輩への手痛い一撃です!』


優希「くく…w マホ、しっかりしろだじぇ!」

マホ「ううぅ…」シュン・・・

綾(ふぅん…? この昔の憧ちゃんみたいな人、勢いだけじゃなくて、周りもよく見て打ってるみたいだな…)

桜子「桜子の倍満!! ツブざれ゙だっ!!」=3

綾「桜子! そういうこといちいち言わないの!」


優希「ふふ… こんなもんじゃないじょ? 東場の神の実力を開眼して見るがいいじぇえぇっ!!」


E卓東一局

優希 33000
綾  25000
桜子 25000
マホ 17000

本日ここまでなのです
コンマあざした!
また明後日の20:00頃から進めていきます

一つ提案
こういう風に書いた方が状況が把握しやすいし
万一ミスった時も確認修正がしやすいと思うのだがどうでしょう?

E卓東一局
東 綾  25000
南 桜子 25000
西 優希 25000→33000
北 マホ 25000→17000

>>313
提案あざす!
その書き方でイキます
とりあえず東一局は下にまとめとくのよー↓

D卓東一局
東 恭子 25000
南 郁乃 25000→17000
西 ゆみ 25000
北 杏果 25000→33000 TOP

E卓東一局
東 綾  25000
南 桜子 25000
西 優希 25000→33000 TOP
北 マホ 25000→17000

F卓東一局
東 栞     25000→19000
南 やえ    25000→22000 
西 エイスリン 25000→37000 TOP
北 いちご   25000→22000

>>274一部訂正

×えり『そしてE卓には2年後の未来から来た清澄高校2年生の夢乃マホ、5年後の未来から阿知賀女子3年生の志崎綾、2年生のギバード桜子…』

〇えり『そしてE卓には3年後の未来から来た清澄高校2年生の夢乃マホ、5年後の未来から阿知賀女子3年生の志崎綾、2年生のギバード桜子…』


>>276一部訂正

×えり『そうですね… あと、A卓では現在監督と生徒という立場にある者同士の師弟対決… B卓では同じ学校の世代を超えた先輩後輩対決もあり、展開が気になるところです』

〇えり『そうですね… あと、D卓では現在監督と生徒という立場にある者同士の師弟対決… E卓では同じ学校の世代を超えた先輩後輩対決もあり、展開が気になるところです』

乙あざす
進めていきますにょ



 えり『さて… これで三卓全てが東二局に入りましたが…』

 えり『最初の和了が出たF卓は現在どのように…』


??「「チカン!!」


 えり『へ!?』


 えり『ち、痴漢…?? い、一体、何が…??』

 咏『えりちゃん、痴漢じゃないよww 今、ウィッシュアートちゃんが出した七筒を、佐々野ちゃんがチーしようとしたんだけど、それを宇野沢さんがカンして喰い取ったんだよw』

 えり『あ、ああ… な、なるほど、チーとカンではカンが優先されますからね///』


いちご(こ、この…? ちゃちゃのんが鳴くのを読んどったんか? このデカチチは…?)

栞(…うふふ、宮永さんに“あなたはもっと序盤から鳴いた方が合っている”ってアドバイスをもらってから、私は鳴きの練習を徹底的にしてきたんだよ…!)クフフフ

栞(捨て牌から見るに、佐々野さんの手牌は恐らくチャンタ系…)チラッ

栞(それで今七筒をチーしようとしたんだから、待ちは「八筒九筒」のペンチャン待ち…!)

栞(でももう七筒は4つ全て場に出たわけだから、八筒も九筒も余るはずです)

栞(ふふ…w 八筒を出せば、私のこのタンヤオ手に振り込むことになりますよ…!w)ズモモモモォ・・・


上家のいちごに狙いを定め、手ぐすね引いて待ち構える栞・・・!


 ・・・チャッ、パシッ、タンッ  チャッ、パシッ、タンッ! …


栞(さあ、おいで!)

いちご「…」タンッ


いちごが牌を捨てると同時に、栞の小さな八重歯がちらりとのぞいた。


栞「r…!」


>>321コンマ以下(和了者)
01~40→栞
41~60→やえ
61~80→エイスリン
81~00→いちご

>>322コンマ以下(打点表>>92 栞だけはハネ満以上が全て3翻止まり) 


いちご「…」タンッ→「九筒」

栞「r… う」

やえ「…ん? どうした、いいのか?」

栞「あ、ごめんなさい、なんでもないです…」

栞(九筒から捨ててきましたか。 まあ、そりゃそうだよね)

栞(大丈夫、多分次に八筒を出してくるはず…!)


しかし…


やえ「ロン」

エイスリン「ン!?」

やえ「發のみだ、1500」パララァ・・・

栞(あらら… 張ってたんだ)

エイスリン「……?」


 えり『F卓、二回目の和了りは奈良個人戦1位の小走やえ選手です!』

 咏『三メンチャンを捨てて単騎待ちで討ち取ったねぃ。 狙ってたんじゃないかな?』


やえ「さてと、じゃあ始めるか… 一本場だ」チャキ・・・


F卓東二局

東 やえ    22000→23500 
南 エイスリン 37000→35500 TOP
西 いちご   22000
北 栞     19000



D卓東2局 親:郁乃


郁乃「ふんふふんふふぅ~ん♪ いくのんのコカ〇が嶺上開花~~♪」フニョフニョ


恭子(……)

恭子(代行の親番… 一体10年前のこの人がどんな打ち方しとったんか、興味もあるけど…)

恭子(さっさと流したいところや… ここは、やっぱり鳴きの速攻で… ん?)


ゆみ「…」トンッ→「北」

恭子(! 対面から自風が出よった! よし、ここは・・・)グッ


ゆみの捨てた北をポンしようと、ぐっと身を乗り出した恭子・・・

ところが、その刹那!


郁乃「チン!」

恭子「は?!」


郁乃「チン!!」

恭子「…え?」

郁乃「…末原ちゃ~ん? 鳴きたいんやろ? はよ鳴いたらええがな~?w」ニタニタ

恭子「・・・・p」

郁乃「チン!!!」クワッ!

恭子「うぐ…?」


 えり『おっと、これは・・・?』


 えり『末原選手、対面から出た自風の北を鳴こうとしていますが・・・ 隣で赤阪選手が先に「チン!」と発声するため、「ポン!」ができません!』

 えり『いや、まさか、こんな方法で他家の鳴きを封じる技があったとは… 麻雀は奥が深いですね』

 咏『そんなのww あるわけねーだろwww えりちゃんwwww』


恭子「・・・」スウゥッ

郁乃「チン!!」

恭子(う…? あかん、ポンしようと息を吸うタイミングで、どうしても代行に「チン」と発声されてまう…)

恭子(花も恥じらう乙女のうちに、公衆の面前で男性器の名前を言わせようとしとるんか、代行は…?)

恭子(っく… しかし・・・!)

恭子(そんくらいの妨害で、この北をあきらめるわけにはいかん!)スウッ

恭子「…P!」

郁乃「チン!!」カッ

恭子(っく…! あかんわ、どうしても先に代行に「チン」を発声されてまう…!)ワナワナ

郁乃「……」グフォフォフォフォ・・・ww


ゆみ(何をしてるんだこいつらは…? 早くしてくれないかな)

杏果「………」


杏果「…あ、あの、私ツモっていいですか?」

恭子「ん? あ、えっと、その・・・」チラッ

郁乃「……」フンフンフフ~ン♪

恭子(! 代行がよそ見しとる! よし、今なら・・・!)スウウゥ・・・


郁乃の隙をついて、息を吸い込んだ恭子・・・

そして!


郁乃・恭子「「 チンポ ン!! 」」=3


 ダハハハハハハハハwww  チンポダッテーww  ヤダァモォーww  ゲラゲラゲラwww


背中に目があるのか… 郁乃はよそ見をしたまま、正確にジャストタイミングで「チン」を発声していた…


恭子「……//////」カァーッ・・・

郁乃(うぇひひ…w チンポの「ポ」を言ったくらいで、こんなに赤くなってまって~… ほんまかわええわこのコ… 食べてまいたいわ~~ww)ゾクゾクゾク・・・


恭子(・・・このっ、代行・・!!)ギリッ


 洋榎「おうスズ! 今の恭子と代行の声、録音したか?」

 漫「ふふ…w もちろんですよ主将! 家で録画もしてますし、このICレコーダーにもばっちり録りましたよw」

 洋榎「でかしたでスズ…! あとでデータよこすんやで!!」


恭子(おのれぇ… 代行! この私に恥かかせよって…!)

恭子(こんな人が将来うちらの監督になるなんて、情けなくなるでほんま…)

恭子(代行にだけは負けるんはイヤや… とりあえず、自風の刻子は手に入ったんやから…)

恭子(超速攻で勝負や!)カッ!


恭子「ポン!」

恭子「チー!!」


 えり『! 末原選手、自風を鳴いてから立て続けに副露! アッという間にテンパイです!!』

 咏『三鳴き… ちょーっと無理してるねぃ。 大丈夫かな?』


恭子(さあ来いっ!!)チャッ

恭子「ツ・・・!」


>>331コンマ以下(和了者)
01~40→恭子
41~60→郁乃
61~80→ゆみ
81~00→杏果

>>332コンマ以下(打点表>>92 恭子だけはハネ満以上が全て3翻止まり) 

はい


恭子「ツ・・・モならず…」タンッ


恭子、得意の速攻で和了を狙うが、不発・・・

そして


ゆみ「ツモ」トン

恭子「!?」

ゆみ「ピンフのみ、300・500です」パララ・・・

郁乃「ありゃま」


 えり『D卓では速攻を仕掛けていた末原選手をおさえて、鶴賀のコンピューター加治木選手が和了ですね』

 咏『手変わりを待ってたんだろうけど… 和了っちゃったねぃ。 吉と出るかな凶と出るかな…?』


杏果(安手で場が進むんなら大歓迎だよ…)

ゆみ(ふん… 次局は私の親番。 ここでまくってみせるさ)チャッ・・・


D卓東二局

東 郁乃 17000→16500
南 ゆみ 25000→26100
西 杏果 33000→32700 TOP
北 恭子 25000→24700



E東2局 親:桜子


桜子「よぉーっし桜子の親だッ! ドカァーンとかますぞッ! おっ、キタキタもうテンパイ!!ww」ニャハハハ

優希(…う、うるさいじぇこの上家の黄色頭… インハイならこんなこと言ってたら三味線扱いでチョンボになるじょ…?)イライラ

優希(しかも眉毛が変で気になってしょうがないじぇ… 顔のつくりもなんか全体的におかしくないか…?)

優希(ほんとにコイツ私たちと同じ咲-Saki-の登場人物なのか? どこか他の作品からまぎれてるんじゃ・・・ん?)

マホ「・・・」スッ・・・

優希「マ、マホ! 何やってんだじぇ! それは私のツモ牌だぞ!?」

マホ「へ!?」


いきなり優希の番をトバして牌をツモろうとしたマホ…


優希「よく見てろ! 気を抜き過ぎだじょ!まったく・・・」チャッ

マホ「・・・す、す、ずびばじぇん・・・」プルプル


綾「……?」


綾(上家の紫頭のコ… 今のって演技じゃなくてガチなの…?)

綾(なんでこんな初心者のコがここにいるんだよ…  ん?)


マホ「・・・・・」ヒュオオオオオォォォ・・・・!!


綾(えっ、なんか、急に雰囲気が、変わった…?)


マホ「…」ヒュッ!パシッ!タンッ!!

綾「へ?!」


綾(な、なんだこのコ…?? さっきまでモゾモゾ打ってたのに、突然やたら速く打ち出した…?)

マホ「……」ゴゴゴゴオオォ・・・

綾(表情もさっきまでのポヤンとしたかんじが抜けて・・・まるで機械みたいな・・・ あ?!)


目を丸くする綾・・・

なんと… マホの背後に、フリフリの衣装を着た、頭の上に天使の輪っかがある魔法少女のような“マホ”が現れたのだ…!

そう、あのスーパーのどっちのコピー・・・“スーパーまほっち”が降臨していたのである…!


綾(えー… このコもオカルト系かぁ… メンドくさくなったなぁ…)チャッ


そして、まほっちが降臨して、わずか2巡目…!


マホ「…」チャッ!

マホ「! ツ・・・!」


>>338コンマ以下(和了者)
01~40→マホ
41~60→綾
61~80→桜子
81~00→優希

>>339コンマ以下(打点表>>92 マホだけはハネ満以上が全て3翻止まり) 

>>333
ピンフツモだと20符2飜になるから400・700だね
点数変えるのは面倒臭いから役の方を変えちゃうか
タンヤオのみ、300・500とかで

とりあえず30符固定にするならピンフツモと七対子は避けよう


マホ「ツ・・・モならずですぅ…」シュン…


 えり『夢乃選手、役牌ホンイツテンパイ… しかし一発目はツモならずです』

 咏『ツモならずとか言わねー方がいんじゃねーの? テンパイしてるってバレちゃうじゃんw』


マホ(これを和了れば満貫です…! 次こそは…!)


しかし…


桜子「……」チャッ

桜子「あっ! ヅモ゙ォ゙!!」タンッ!

マホ「ふぇ!?」

桜子「タンヤオドラ2・・・2000オオォールゥッ!!」パラララァ・・・!

優希「…チッ」


 えり『おっと… ここで親のギバード選手の和了です! 高めが来ればイーペーコーもついて満貫でしたが、ここは和了を優先させました』

 咏『親だからねぃ、連荘にかけたね』


綾(いや… 桜子は直感で打つタイプだから、理屈は考えてないんだけどね…)


ギバード「一本場ァッ!!」チャッ!


E卓東二局

東 桜子 25000→31000 TOP
南 優希 33000→31000 
西 マホ 17000→15000
北 綾  25000→23000

>>34
また細かいツッコミで申し訳ないが
「高めが来ればイーペーコー」ということは門前状態ということだから門前ツモの1飜がついて
ややこしいことになるからこのセリフはなかったことにした方がよろしいかと

>>340
ありがとう、役を変えます

ごめんでも>>20での説明が不十分だった。
30符固定というのは、ピンフや七対子の30符未満でも30符にしちゃうってこと。
七対子ドラ2の6400でも8000にするつもりです
なるべくそういうのは避けるつもりではあるけど

点数について案があればまたお願いします


恭子「ツ・・・モならず…」タンッ


恭子、得意の速攻で和了を狙うが、不発・・・

そして


ゆみ「ツモ」トン

恭子「!?」

ゆみ「ツモのみ、300・500です」パララ・・・

郁乃「ありゃま」


 えり『D卓では速攻を仕掛けていた末原選手をおさえて、鶴賀のコンピューター加治木選手が和了ですね』

 咏『手変わりを待ってたんだろうけど… 和了っちゃったねぃ。 吉と出るかな凶と出るかな…?』


杏果(安手で場が進むんなら大歓迎だよ…)

ゆみ(ふん… 次局は私の親番。 ここでまくってみせるさ)チャッ・・・


D卓東二局

東 郁乃 17000→16500
南 ゆみ 25000→26100
西 杏果 33000→32700 TOP
北 恭子 25000→24700

>>342
ごめんあざす、訂正↓


マホ「ツ・・・モならずですぅ…」シュン…


 えり『夢乃選手、役牌ホンイツテンパイ… しかし一発目はツモならずです』

 咏『ツモならずとか言わねー方がいんじゃねーの? テンパイしてるってバレちゃうじゃんw』


マホ(これを和了れば満貫です…! 次こそは…!)


しかし…


桜子「……」チャッ

桜子「あっ! ヅモ゙ォ゙!!」タンッ!

マホ「ふぇ!?」

桜子「ツモ・タンヤオドラ1・・・2000オオォールゥッ!!」パラララァ・・・!

優希「…チッ」


 えり『おっと… ここで親のギバード選手の和了です! 高めが来ればイーペーコーもついて満貫でしたが、ここは和了を優先させました』

 咏『親だからねぃ、連荘にかけたね』


綾(いや… 桜子は直感で打つタイプだから、理屈は考えてないんだけどね…)


ギバード「一本場ァッ!!」チャッ!


E卓東二局

東 桜子 25000→31000 TOP
南 優希 33000→31000 
西 マホ 17000→15000
北 綾  25000→23000

本日ここまでです
訂正が多くて見苦しくて申し訳ない
勉強が足らないですね

コンマあざした!
また明後日20:00頃から進めていくにょ

乙あざす
東4局開始まで進めるにょ



F卓東2局一本場 親:やえ


エイスリン「…」トンッ

栞「! ポン!」パシィィッ!→「中中中」


いちご「ん…」タンッ

栞「! チー!」カシィンッ!→「①②③」

いちご(むー? 下家のデカチチが中のポンに続いて、一筒をチー… 張ったんか? 三色か染め手のどっちか… はたまたチャンタじゃろか?)


栞(・・・なーんて、思ってるかもしれないけど…)フフフ

栞(今のとこただの役牌だよ。 でもね…)

栞(三色や染め手、チャンタを匂わせることで、筒子以外の真ん中の牌が出安くなったはず…)

栞(私の待ちはズバリ萬子の四・六萬待ち…!)

栞(ふふ、筒子はもう出せないでしょ? さあ、振り込み待ってますよ! 皆さん…!)ヒヒヒ・・・


ところが、


やえ「…ふん」タンッ→「九筒」

栞(え? 躊躇せず上の筒子切り…?)

エイスリン「…」タンッ→「七筒」

栞(は…?)

いちご(なんじゃ、染め手じゃないんか)タンッ→「八筒」

栞(あらら・・・?)


脅しをかけたつもりが、全く効いてない様子に困惑の栞・・・


栞(えー… なんで?)

やえ「・・・臭うなぁ」

栞「は?」

やえ「ニワカの臭いがぷんぷんするな。 臭くてたまらん」

栞「・・・・」

やえ「牌を出す手に力が無い。 とりあえず和了って私の親を流そうという魂胆だろうが…」

やえ「そんなものがこの私に通用すると思ったか?」ギンッ!

栞(…な、なに? このへんちくりんな髪型の人… 全部お見通しだとでも言うんですか?)

やえ「ふふ、目を覚まさしてやるさ・・・」ゴゴゴゴゴオオォ・・・


やえ「お見せしよう! 王者の打ちしゅじを!!」カッ!


 “リ―――チイィ!!”


 えり『F卓8巡目! 親の小走選手が裏スジの三メンチャンでリーチをかけました!』


 キャ―――ッ!!  コバシリセンパァ――イッ!!  ニワカッ!  ニワカッ!  ニワカッ!  ニワカッ!  ニワカッ!!


 えり『青い千点棒がくるくると牌の上で回転し… ストンと溝におさまりました! ただリーチをかけただけで黄色い歓声とニワカコールが客席から飛びます!!』 


栞(バ・・・バカにしないで下さい! その高慢ちきな鼻っぱしら・・・ヘシ折ってあげますよ!)チャッ


 えり『おっと…? 宇野沢選手、小走選手に触発されたのか、ここでテンパイを崩してきました! 親リー相手に、今からもっと高い手へ移行するんでしょうか?!』


 菫(お…? あの気弱で慎重な宇野沢先輩が… 攻めだした?)

 照(宇野沢先輩… 頑張れ!)モグモグ


さらに・・・


エイスリン「リーチ!」ドォッ

いちご「リーチじゃ!!」ドォッ!


 えり『他家も立て続けにリーチ! 三軒リーチです! 果たして誰の頭上に和了の女神が舞い降りるのか…?』
 

そして、15巡目… やえの右手が山に伸びる…!


やえ「クク…、これで・・・」チャッ・・・



※コンマバトルにて和了者決定(00は100扱い)
やえ→>>362
エイスリン→>>363
いちご→>>364
栞→>>365
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数が同点で二人以上いた場合は上家取り)

・和了点>>366 (打点表>>92 ※リーチ者がツモった場合は、1翻手は2翻手にランクアップ)

はい

ああ

やえ16 エイスリン75 いちご13 栞45

和了点45 3翻ロン


やえ「クク…、これで・・・」チャッ・・・

やえ「・・・・・」

いちご「…ん、なんじゃ? 和了じゃないならはよ捨てんかい」

やえ「わ、分かってる…」トンッ


そして…


いちご「……」チャッ

いちご(! ドラの七索…?)

いちご(うーむ、これは… デンジャラスじゃが… 通れ!)タンッ!

エイスリン「ロン!」パララァ・・・

エイスリン「リーピンドラ1! ザンク、ノイッポンバ・・・4200!!」ニコッ

いちご「あたた…」

やえ(・・・ちっ)

栞「……」


 えり『F卓の三軒リーチを制したのは宮守のエイスリン選手! リー棒二本もがっつり頂き、持ち点4万点を超えました!』


F卓東二局一本場

東 やえ    23500→22500   
南 エイスリン 35500→41700 TOP  
西 いちご   22000→16800           
北 栞     19000     



D卓東3局 親:ゆみ


 えり『さあ、一歩早く東三局に入っていたD卓はどうでしょう?』


ゆみ(さて… 一度しかない親番、大事に使いたいな…)チャッ、タンッ

杏果「ポン」カシィンッ→「一一一」

ゆみ「ん」


さらに


恭子「チー!」ッパシィッ!→「二三四」

杏果「ポン」カシィンッ!→「發發發」

恭子「ポン!」ピシィッ!→「777」


ゆみ「……」


ゆみ(鳴き合戦か。 そんなに手牌を晒してくれるんなら、どれ、あえて罠をはってみるかな…)

ゆみ(下家のシュークリームを頭に載せている島根の女は・・・さっきの三暗刻のように、恐らく手を“タテ”に伸ばすことが多いタイプ・・・)

ゆみ(本線はトイトイ、次点でホンイツ・・・ その複合や、まさかとは思うがホンロートイトイという可能性もある)

ゆみ(対面の姫松は十中八九タンヤオ手だ。 もちろん三色や赤ドラなどからめてる可能性も大きい…)

ゆみ(ふむ… じゃあここは…)チャッ

ゆみ「リーチだ」ドォッ!→打「四」


 えり『え? これは・・・?』


 えり『ど、どういうことでしょう? 加治木選手、タンヤオ三・四・六萬の三面待ちを蹴って、場に既に一枚出ているオタ風北単騎でリーチをかけました!』

 えり『先ほど二局前のF卓でも、小走選手が同じようなことをしていましたが…』

 咏『だねぃw みんな素直じゃないね、ホントにww』フリフリ


ゆみ(ふふ… 普通は有り得ない待ちだな。 しかし三-四-六萬の残りは場にはほとんど出てないが、他家が手牌に持っているか、これから取り込まれる可能性が大きい…)

ゆみ(対して北は下家にも対面にもオタ風… トイトイの可能性の高い下家も、さっき北が出た時ピクリともしなかった。 残り二枚を対子で持ってるという可能性はほぼ0だ)

ゆみ(つまり・・・つかめば必ず出してくるはずだ)

郁乃「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ♪ いくのんマァ~~チィ~~♪」フニョフニョ

ゆみ(・・・上家のこのフニャフニャしてる女だけはよく分からないが… まあ無視していいだろう)


杏果「……」チャッ、タンッ

恭子「……」チャッ、タンッ


ゆみ、杏果、恭子、3人とも粛々とツモ切り・・・

そして、ゆみのリーチから4巡後!


?「ロンorツモ!」


※コンマバトルにて和了者決定(00は100扱い)
ゆみ→>>373
杏果→>>374
恭子→>>375
郁乃→>>376
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数が同点で二人以上いた場合は上家取り)

・和了点>>377 (打点表>>92 ※リーチ者がツモった場合は、1翻手は2翻にランクアップ)

はい

ゆみ31 杏果55 恭子38 郁乃52

和了点54 満貫ロン


杏果「あ…ロンです」

ゆみ「!?」

杏果「發トイトイドラ1、満貫ですね」パラララァ・・・

ゆみ「う…」

恭子(ち… 待ちは私の方が多かったんやがな…)

郁乃「~~♪」


 えり『加治木選手の変則待ち実らず! またもや稲村選手が堅実に和了を手にしました!』

 えり『強いですさすがに! 朝酌女子のレジェンド稲村杏果! ここまで他家にほとんど何もさせないままオーラスに突入です!!』


杏果「……」


D卓東三局

東 ゆみ 26100→17100
南 杏果 32700→41700 TOP
西 恭子 24700 
北 郁乃 16500




E卓東2局一本場 親:桜子


桜子「チー!」→「②③④」

綾「ん」


桜子「ひょっ! それポン!!」→「南南南」

マホ「ぁうっ?」


優希(んー…? 親の二鳴き? 捨て牌は…)チラッ


桜子捨て牌:4中九一白8
      四13


優希(ふん… 随分分かりやすく筒子で染めてるじぇ)フン

優希(本当はダブ東が欲しかったんだろうけど、残念だな! 東は既にこの私が3枚ガメてんだじぇw)

優希(二鳴きなら多分テンパイ… 筒子は出せんが、うまく回して先に和了ってやるじぇ!)

優希「チー!」パシィンッ!→「七八九」

ややこしくてすまない
ここではコンマバトルの最も大きい数(杏果の55)が奇数のためロン


ところが、


マホ「……」トン

桜子「ポォォン!」→「⑥⑥⑥」

マホ「へぁ…」


優希(へ!? テンパイしてなかったのか…? てゆーか、マホの奴無警戒に六筒なんか出すんじゃないじょ!)

綾(桜子…? あんた、それって…)


そして2巡後…

桜子のあのω型の口がパカリと開いた。


?「ロンorツモor××!」


※コンマバトルにて和了者決定
桜子→>>384
優希→>>385
マホ→>>386
綾→>>387

・和了点>>388 (打点表>>92

>>381
おk

はい

桜子23 優希69 マホ40 綾28

和了点22 2翻ロン


桜子「ぷおおおぉんっ!!」=3→「⑧⑧⑧」

綾「うるさい! 桜子もっと小さく発声して!」


優希(バカめ! 四鳴きの裸単騎だと…?)

優希(そんなミエミエの染め手に誰が振り込むんだ! ・・・ん?)

桜子「~♪」タンッ→「⑨」
 
優希「それだっ! ロン! ジュンチャンのみ2000の2300だッ!!」

桜子「あべしっ?!」=3


 えり『E卓では片岡選手が鳴きジュンチャンの出和了り! ギバード選手の親を流しました!』

 えり『トップを維持したまま東三局! いよいよ片岡選手の親番です!』


E卓東二局一本場

東 桜子 31000→28700
南 優希 31000→33300 TOP
西 マホ 15000
北 綾  23000



F卓東3局 親:エイスリン


8巡目…


やえ「カン!」パッシィンッ!→「⑨→⑨⑨⑨」

いちご「!」

やえ「嶺上・・・・」チャッ

いちご「……」ゴクッ・・・

やえ「開花ならずだ!」タンッ!→「一萬」

いちご(… なんじゃ…)ホッ


 えり『F卓、現在トップは圧倒的点数でエイスリン・ウィッシュアート!』


エイスリン「~~♪」チャッ、パシッ


 えり『他家三名もなんとか追い上げようとしていますが… どうなるでしょうこの局?』 


いちご(親のウィッシュアートちゃんが3巡前にリーチをかけてきちょる…)チラッ

いちご(それに対して対面の小走… 立て続けに一索と九筒をポンして、さらに今九筒を加カン…)チラッ・・・

いちご(しかも「開花ならず」ちゅーことは、テンパイしとるん?)

いちご(ふーん… さてさて…)チャッ

いちご(ちゃちゃのんのこの手は、九索を切れば、ヤミでもツモれば×××のテンパイ…)

いちご(現在ラス、トップまでの点差は2万点以上ある。 なんとかこの手、モノにしたいもんじゃ…)

いちご(九索はウィッシュアートちゃんとデカチチには現物じゃ。 問題は対面の晩成のドリル頭じゃが…)

いちご(状況から見てチャンタかトイトイ… 八索はちゃちゃのんが持っちょるから、もし九索で待ちようたら地獄単騎確定…)

いちご(そん形なら、今嶺上から持ってきた一萬単騎に変えるじゃろ)

いちご(ふふっ、ちゃちゃのんの一手は、やっぱりコレ・・・)スッ・・・


いちご、手牌の端の九索をつかむ・・・!

 ところが、



 “ゾクッッ”


いちご「ひっ!?」


いちご(・・・な、なんじゃ? 今の悪寒は・・・??)

いちご(ハッ! そういえば・・・!)

いちご(このシチュエーションって・・・ インハイで姫松の愛宕洋榎に役満振り込んでもうた時と、全く同じやんか・・・!)

いちご(いかんいかん、同じテツを踏むわけにはいかんで… こ、ここは…)スッ


いちご、一度つかんだ九索をおろし、隣の八索をつかむ…


いちご(こ、これで… どうかいの!)タンッ!→「八索」


 ・・・・・・


いちご(…ホッ、通ったようじゃの…)


胸を撫で下ろすいちご…

と、その時



?「〇×!!」


いちご「ふぁっ?!?」ビクッ


※コンマバトル!
いちご→>>394
栞→>>395
やえ→>>396
エイスリン→>>397

・和了点>>398 (打点表>>92

ふんふむ

いちご01 栞21 やえ41 エイスリン89

和了点44 3翻ロン


エイスリン「ロン!」

いちご「ふぁっ?!?」ビクッ

エイスリン「リーチ・タンヤオドラ1・・・ザンク!!」パララァ・・・

やえ「…お、おい、お前は親なんだから、3900じゃなくて5800だぞ…」

エイスリン「ン? ア、ソウダッタ…///」


 えり『またもやエイスリン選手です! ラストの佐々野選手に5800を直撃!』

 咏『今思いっきり点数申告間違えてたぜ。 チョンボじゃねーの?』

 えり『いや… まあ、留学生ですし、天使ですからいいんじゃないですか?』

 えり『それより三尋木プロ…』

 咏『ん?』

 えり『今、振り込んだ佐々野選手は、九索を切れば三倍満のテンパイだったのに、なぜか途中で八索切りに変えましたよね?』

 えり『九索を切ってれば振り込むこともなかったのに… 何故あそこで八索切りだったんでしょう?』

 咏『いや知らんしww』


いちご「はああ・・・?? そんなん考慮しとらんよ・・・・」ズ・・・


エイスリン「イッポンバ!!」=3


F卓東三局

東 やえ    22500   
南 エイスリン 41700→47500 TOP  
西 いちご   16800→11000         
北 栞     19000


F卓東三局

   
東 エイスリン 41700→47500 TOP  
南 いちご   16800→11000         
西 栞     19000

北 やえ    22500



E卓東3局 親:優希


優希「やっと親番が来たじぇ! くく…w ここからは私の連荘で終わらせてやる…!」ズモモモモオオォ・・・

優希「この試合に東4局は来ないじぇ!!」カッ!

マホ「そ、そんな…? 優希先輩! マホの親番も取っといて下さいよぉ!」

優希「ふふんマホ、恨むんなら私の下家に座ってしまった自分自身を恨むんだなっ!」

綾「・・・ふん、威勢がいいね、タコスちゃん・・」

優希「じょ?」

綾「まだ半分が終わっただけだよ? 調子に乗るのは早過ぎるんじゃないの?w」ニタア・・・

優希「な・に・いぃ・・・??」ゴゴゴォ・・・


優希「なんとでも言うがいいじぇ… 数分後にお前の顔が真っ青になるのが楽しみだじぇ!」チャッ!

優希「リーチィ!」ドオォッ!

綾「!」


 えり『うぉっとぉ? E卓東3局、親の片岡選手4巡目でリーチです!!』


マホ(えー… 速過ぎます、優希先輩… 待ちがさっぱり分かりませんよぉ…!)

綾(・・・・)


優希捨て牌:⑥東32


綾(これは… 第一打で六筒を切ったということは、タンヤオとピンフは考えにくい… 多分染め手かチャンタ手…)

綾(そのあと東とニ、三索を手出しということは、チャンタ手も可能性が低い。 これは七~八割方萬子の染め手…!)

綾(残り二割で、ただのリーチのみの凡手か役牌、七対子とかも考えられるけど…)

綾(理牌時の動きや、リーチ直前の目線の動きを加味して考えるなら、ここはやっぱり染め手が濃厚…)

綾(ふん… リーチをかけたことを後悔させてあげるよ!)チャッ!


綾「ポン!」カシィンッ!

綾「チー!!」パシィンッ!


 えり『おお?これは… 親リーに対して、阿知賀の志崎選手、全く恐れることなく二鳴き! 攻めてきます!!』


優希(この… 対面の女、全く迷わずに私の現物もスジも頼らずに切ってくる…! 私のリーチが怖くないのか?)


そして・・・

綾のトレードマークでもある両耳にかかった前髪が、ふわりとゆらめき… 和了の声が卓上に響き渡った。


?「ロンorツモ!」


※コンマバトルにて和了者決定
綾→>>406
桜子→>>407
優希→>>408
マホ→>>409

・和了点>>410 (打点表>>92

ああ

綾51 桜子05 優希63 マホ80

和了点46 3翻ツモ


マホ「あ! ツモです!!」パララッ

優希「なに?」

綾「!?」

マホ「えーっと、ツモ・メンタンドラ1・・・1000・2000です!!」ニパアアアァ・・・

 
えり『夢乃選手! 初めての和了です! 先輩の親を蹴り飛ばし、鳴きの速攻を仕掛けていた志崎選手の和了も抑えました!』


優希「こ、この…? マホ、チョンボじゃないのか?」

マホ「だ、大丈夫ですよぉ… 和了ってますって!」

綾(っく… 素直に手を伸ばしてたのか… テンパイしてたのに、悔しいな…)チェッ


E卓東三局

東 優希 33300→30300 TOP  
南 マホ 15000→20000
西 綾  23000→22000
北 桜子 28700→27700



F卓東3局一本場


 えり『さあ! 前哨戦第二戦も、D卓とE卓はオーラスに突入! 未だ東4局を迎えていないのはF卓のみです!』

 えり『ここまで…4回の和了のうち、3回がエイスリン選手によるものです。 さすが、全国和了率1位は伊達ではないということでしょうか?』


エイスリン「……♪」フンフフン♪

栞(なんだろう、この外人さん… 大して動きもないのに、いつの間にか和了られちゃう…)チャッ

やえ(く… どうやらこの金髪はニワカではないようだな…)パシッ

いちご(ダンラス… でも次の局はちゃちゃのんの親番じゃ! まだまだじゃぞ…!)タンッ!


栞「…」チャッ

栞(あ…メンゼンでテンパイできた。 よしっ、ここは・・・!)

栞「リーチ!」ドォッ


 えり『む…! 副露の多い宇野沢選手ですが、ここは鳴かずにテンパイ! 先制リーチです!』


いちご「ちゃちゃのんもリーチじゃ!」ドォッ!

やえ「王者リーチ!!」ドォッ!!


 えり『お…? ま、またもや三軒リーチです! エイスリン選手は出遅れたっ!』

 えり『他家の落とし穴が待ち構えています・・・! かわし切れるのか? エイスリン・ウィッシュアート!』


エイスリン「……」


※コンマバトル!
エイスリン→>>415
いちご→>>416
栞→>>417
やえ→>>418

・和了点>>419 (打点表>>92

※「トップになれないのに他家をトバしてしまうような和了」は流局になります

てい

それ

エイスリン70 いちご03 栞03 やえ12 

和了点90 倍満ツモ


エイスリン「ツモ!!!」パララ・・・!


いちご「え?」
栞「は?」
やえ「な・・・にぃ・・??」


エイスリン「メンゼンチンイツ・イッキツウカン・・・!」

エイスリン「バイマン! イッポンバデハッセンヒャクオールゥ!!」カッ


 ドオオオオオオオオオオォォォ―――ッッ!!  ウワアアアアアアアアァァ―――ッッ!!  エイチャンツエェーッ!  コリャキマッタカ?  パチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


 えり『おおおこれは・・・!』

 えり『なんとエイスリン選手! 三軒リーチをかわしながらチンイツを仕上げてツモ和了り!! なんという華麗な和了ァ!!』

 えり『持ち点はなんと7万点を超えました! たった一人が他を蹂躙していますっ!!』


栞「ぐぅ…?」
いちご「あばばば…」マッサオ
やえ「こ、この…!」ギリッ


エイスリン「ニホンバァ!!」ニコッ!


F卓東三局一本場

   
東 エイスリン 47500→74800 TOP  
南 いちご   11000→ 1900         
西 栞     19000→ 9900  
北 やえ    22500→13400 

エイスリンが強過ぎるので、予定まで行ってないですがちょっと今日はここまでにします
コンマ、書き込みあざした!
また明後日、20:00頃から

乙あざす
各卓終局までイキます



F卓東3局二本場 親:エイスリン


 ワアアアアアァァ――ッッ!! エイチャァ――ンッ!!  ソノママオワラセチマエーッ!!  オオオオオォォ―――ッッ!!


 えり『前哨戦第二戦F卓東3局! とんでもないことになっています!!』

 えり『現在親のエイスリン・ウィッシュアート選手の連荘が止まりません! 持ち点は現在74800点! 2位との点差はなんと6万点越え!!』

 咏『25000点持ちの普通の麻雀で、しかも東風戦で75000近く点棒があるなんて・・・ほとんど見ることないぜ? そーとーレアだねぃw』

 えり『他家三人は完全にお通夜状態… ここからの巻き返しは有り得るのでしょうか?』
 
 咏『確率の話をするんなら、他家が今からトップをまくる可能性は限りなく0に近いね。 なぜなら…』

 咏『トップのエイスリンちゃんは何でも自由に和了ることができるけど、他の3人は制限がかかってくるからねぃ』

 えり『制限・・・ですか?』

 咏『そっ。 南家の佐々野ちゃんがトビ寸前になってるっしょ? だから、宇野沢ちゃんも王者ちゃんも佐々野ちゃんからのロン和了りは勿論できないし…』

 咏『満貫ツモですらトバしちゃうからできないわけだからねぃ』

 咏『自分の点数もやべーから佐々野ちゃんに差し込むっつーのも無理だしさ。 八方塞がりだよ』

 えり『なるほど… つまり、他家の3人は、エイスリン選手から直撃を取るしかほとんど道が残されていないということですね?』

 咏『そーさねw でも・・・・』

 えり『でも?』

 咏『“麻雀”ってもんはね、こんな絶望的な状況でも、考えられないような逆転が起きちまうことが・・・往々にしてあるもんなんだよねぃw』

 咏『麻雀の決着っつーのは完全な“死”だ。 たとえどんな不利な状況に置かれてても…息の根を止められてない以上は、まだチャンスはあるはぜだぜ』ニタッ


 ワアアアアアアアァァ――ッ!!・・・・


 塞「あらら… エイスリン容赦ないねw」タハハハ

 胡桃「インハイではエイちゃんは活躍できなかったけど… これでやっと本当の実力がお披露目ってわけだね!」

 豊音「エイスリンさん! このまま終わらせちゃえ――っ!!」

 シロ(…やっぱり、こうなるよなぁ…)ダル…


エイスリン「~~…♪」フンフフンフフン♪


いちご(こんの… ちゃちゃのんの次くらいにカワイイこんなお人形さんみたいなコに、ボッコボッコにされるとは… 屈辱じゃ…!)ギリ・・・

いちご(なんじゃ…? インハイの時には、このコ全然目立っとらんかったよねぇ…?)

いちご(二回戦の映像見たことあるけど、あん時もニ半荘の間ほとんど和了っとらんかったはずじゃ…)

いちご(なんなんじゃ… 一体あの時と今と、何が違うっちゅうんじゃ…?)


いちご(…いや、そういえば… あの二回戦の時…)

いちご(清澄のワカメ頭が、妙に変な和了りを連発しとった…)

いちご(アレと何か関係あるんじゃろか…?)

いちご(っく… 普通にやってもこんままじゃヤラれてまう…! こうなったら、ダメ元で試してみよか…)スゥッ・・・

いちご「チー!!」カシィッ!→「七八九」

エイスリン「!?」ビクッ


 えり『は? これは・・・??』


 えり『えーっと… どういうことでしょう? 佐々野選手、一シャンテンのタンピンイーペーコーを捨てて、鳴きイッツーのみに切り替え・・・??』

 咏『マジかいなww』

 えり『な、何を考えてるんでしょうか、これは…』

 咏『普通は有り得ないけどね。 多分あのウィッシュアートちゃんのペースを乱すんが目的じゃね?』
 

咏の言う通り… エイスリンは軽く錯乱状態になっていた。


エイスリン(・・・Why? ドウシテ、ソコデナクノ…?)

エイスリン(ワタシノリソウノパイフガ・・・ コワレタ・・・!)


そう… 序盤のうちに、その局における最高の理想の牌譜を脳内に創り出し、それを卓上に描き出すのがエイスリンの能力…

それは麻雀の原理に則ったものなので、「有り得ない鳴き」をされてズラされると牌譜が成立しなくなるのである…!


エイスリン(ダイジョブ! マダ、ヤリナオセル…!)キイイイイィィ――ン・・・!


再び… 修正した牌譜を脳内に創り出すエイスリン…


エイスリン(ヨ、ヨシ! イケル!!)キイイィン・・・


ところが、


やえ「…」トンッ→「赤五筒」

エイスリン「!?」ギョッ


 えり『はえ? え、こ、小走選手、一体、何を…!??』


 えり『イーペーコーが確定しているシュンツから、真ん中のドラの赤五筒を手出し・・・?? み、ミスでしょうか?』

 
栞「ポン!w」パシイィンッ!→「⑤⑤⑤」


 えり『小走選手の暴牌に宇野沢選手が飛びつきました! えーっと三つのうち二つが赤ドラ… しかも五筒はもともとドラですので、宇野沢選手アッという間にドラ5です!!』

 えり『み、三尋木プロ? 今のはミスですよね?』

 咏『いや、違うね。 今のは“わざと鳴かせてズラす”のが目的だと思うよ』

 えり『は…?』

 咏『セオリー通り打ってもウィッシュアートちゃんには勝てない… それを、あの王者ちゃんも感じてんじゃないかな?』


やえ「……」

エイスリン「・・・???」


栞がやえの五筒を鳴いた時点で、エイスリンの「理想の牌譜」は、またもや砕け散ってしまっていた…


エイスリン(ウ、ウウゥ…??  Holy shit! アタマガコンガラガル…!)クラクラ

エイスリン(デ、デモ、アトイッポデカテルンダカラ…! モウイッカイ、Challenge!!)クワッ


いちご、エイスリン、やえ、三人とも捨て身の闘牌…

そして、漁夫の利を狙う栞…!

緊迫した卓上… それから、6巡が経過した、その時…!


?「ロンorツモ!!」


・コンマバトルにて和了者決定(00は100扱い)
エイスリン→>>442
いちご→>>443
栞→>>444
やえ→>>445
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数が同点で二人以上いた場合は上家取り)

・和了点>>446 (打点表>>92

※「トップになれないのに他家をトバしてしまう和了」は不認可。 その場合コンマ以下が次に大きかった雀士へ和了権移動

※この局に限り、栞のみ満貫以下でもハネ満確定。平均得点期待値が他家の約1.7倍になるので、コンマバトルでは「2位に20点以上の差をつけたトップ(多分確率1/8くらい)」でない限り不認可

はい

エイスリン38 いちご03 栞97 やえ27

和了点80 (ハネ満。 本来なら栞がいちごから出和了りだが、それでは負けてしまうため、和了権は2番目にコンマ以下の大きいエイスリンへ移動。 従ってエイスリンのハネ満ツモ)


栞「……」チャッ

栞(よ、よし! 張った…! タンヤオドラ5のハネ満! これをあの外人さんにブチ当てれば、まだチャンスはある…!)


しかし…


いちご「…」トンッ→「八筒」

栞(ほひっ!? それ・・・それっ! 当たってる…! 当たってるんだけど……!)

栞(あなたから和了ったらトビ終了で終わっちゃうんだよぉ…!)チャッ、タンッ


栞、泣く泣くいちごの出した当たり牌をスルー・・・

そして…


エイスリン「リーチィ!!」ドォッ!

いちご「!」
やえ「ぬ…」
栞「ひ…」

栞(と、トドメを刺しに来た… っく…! お願い! ツモらせて…!)チャッ・・・!


栞の必死の願いも空しく、ツモは空振り・・・

そして、エイスリンの細く白い手がゆっくりと山へと伸びた。


エイスリン「ツモォ!!」タァンッ!

栞「えっ!?」


エイスリン「リーチ・イッパツツモ・タンヤオピンフ・・・」パララララァ・・・

エイスリン「エーット、ウラノッテハネマン・・・ノ、ニホンバ! ロクセンニヒャクオールゥ!!」カッ!


 ザワザワ・・・  エッ?  オイコレッテ・・・  オワリダヨ!  チャチャノンブットビダッ!  ガヤガヤガヤ・・・・


 えり『き・・・・』

 えり『決まってしまったぁ! 親のエイスリン選手、ハネ満ツモで佐々野選手をトバしてしまいましたぁっ!!』

 えり『圧倒的! まさに圧倒的!! なんと他家3人を全て1万点以下に沈めての圧勝っ!!』

 えり『この大会始まって以来の初めてのトビ終了でトップ通過を果たしたのは・・・・・』

 えり『宮守女子高校3年! エイスリン・ウィッシュアート選手ですっっ!!』


ウワアアアアアアアアアアァァァァ―――――ッッ!!  ドオオオオオオオオオオオオォォォ――――ッッッ!!  サッスガエイチャンヤアァッ!!  オメデトオオオォ――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!


いちご「たははは・・・w そんなん、考慮しとらんよぉ・・・・」ショボン・・・


F卓東三局二本場(終局)

   
東 エイスリン 74800→93400(Bランク昇格・本選出場決定)  
南 いちご   1900 →-4300        
西 栞     9900 → 3700 
北 やえ    13400→ 7200 


 ワアアアアァァ――・・・  パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・


栞「お、おめでとう… 本選でも、頑張って下さいね…」

エイスリン「ウン! ガンバル!!」ニコッ!


いちご「・・・・・」シューン・・・

やえ「・・・ マサカ・・・ オウジャガ、コンナニブザマニ・・・!」ブツブツブツ・・・


エイスリン「ミンナ、ゲンキダシテ!!」カキカキ、バッ!!

いちご「へ?!」


エイスリンがホワイトボードに描いてみせたのは… 栞、いちご、やえ、エイスリンの4人が笑顔で輪になっている絵だった・・・


栞「わっ、絵上手ですね…」

やえ「フ… やられたよ。 まさかこの私自身がニワカだったとはな…」

エイスリン「マタイッショニ、マージャン、ウトウネ!!」

いちご「そやな… ちゃちゃのんも、次は負けんぞっ!!」


4人「「「「 ありがとうございましたっ!!! 」」」」
       アリガトウゴザイマシタッ!


えり『これにてF卓は一歩先に終局・・・ さあ、エイスリン選手に続いて本選行きを決めるのは誰になるのでしょうか?!』



D卓東4局 親:杏果


 えり『さて、最も早くオーラスに入ったD卓では、朝酌女子3年稲村選手が、2位の末原選手に17000点差をつけてトップを維持しています』

 えり『稲村選手もここまで、一回だけ加治木選手に安手をツモられただけで、ほぼパーフェクトな試合運びです!』

 えり『しかもラス親はその稲村選手… 他家が勝つにはこの局でなんとかするしかありません』

 えり『このまま10年前の強豪の一人・稲村杏果がトップを守りきるのか… それとも他家の一発逆転があるのでしょうか?』


配牌・・・


恭子(東風戦とはいえ、この私が一回も和了れんなんて… そんな無様を晒すわけにはいかんで…! スズちゃんたちに顔向けができん…!)カチャカチャ

ゆみ(稲村の打ち筋は大体理解した… しかし、刻子中心の手を“タテ”に伸ばす打ち手の手牌はやはり読みにくい…! ガラじゃないが、ここはまず配牌が良いことを祈るしかないな…)カチャカチャ

郁乃(ふふ…w 最後にカッコよくいくのんが和了って逆転…! その凛々しい姿であの末原ちゃんを惚れさせてみせるで~~…ww)グフォフォ・・・

杏果(… この局、凌げば私の勝ち… 閑無たちと一緒に闘える…!)カチャカチャ


運命の配牌、結果は・・・?


※4人の配牌時シャンテン数を決定します
杏果→>>452
恭子→>>453
郁乃→>>454
ゆみ→>>455

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

※この局ではシャンテン数が少ないほど、早く和了のチャンスがやってきます。(同じシャンテン数の場合は、コンマ以下数が大きい方が優先) 仮にトップの杏果が最も早ければ、勝負はここで決します

はい

杏果→2向聴(75) 恭子→1向聴(83) 郁乃→3向聴(57) ゆみ→4向聴(22)  ※「恭子→杏果」の順で和了の機会が巡って来ます。 恭子が仮に和了れなかったら、その時点で杏果の勝利確定


恭子(お…! イーシャンテンや! よし… ここでまくったる!)

杏果(2シャンテン… 悪くない。 安手でさっと和了ろう)

郁乃(あれぇ~…? 3シャンテン… ツイとらへんなぁ~…)

ゆみ(ク…! これは、厳しくなったな…)


恭子(しかし、私が稲村さんに勝つには、ハネ満以上の手作りが絶対条件や… ここは、鳴かずに高めを目指していくしかあらへん…)チャッ・・・


杏果「ポン!」カシィンッ→「八八八」

杏果「チー!」パシィンッ!→「②③④」

恭子(親の二鳴き…! テンパイか… でもこれで、私も…!)チャッ

恭子(来たっ! テンパイやっ!! よし・・・)グッ

恭子「リーチィ!」ドォッ!

杏果「…!」


杏果(リーチ…? つまり、私をまくれるハネ満以上の手を張ったのかな…?)

杏果(裏ドラ期待のリーチかもしれないけど… 多分この人は、そういう不確定なことに頼らない人…)

杏果(和了られたら確実にまくられる…! うーん… 喰いタンでテンパイしたけど、待ちはカンチャン待ち… ちょっと焦り過ぎたかな…?)


不安になる杏果… その前で、数多の修羅場を乗り越えてきた偉大なる凡人・末原恭子の右腕が山へと伸びる・・・!


恭子「…」チャッ!

恭子(! これは…!)


恭子、和了なるか…?


・和了点>>460 (>>92 ※下の勝利条件を満たしていれば和了) 


<D卓点棒状況>

東 杏果 41700(和了れば勝利) 
南 恭子 24700(ハネ満以上ツモ、杏果にハネ満以上直撃など)
西 郁乃 16500(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)
北 ゆみ 17100(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)

えい

ゾロ目

>>461
キャーッ! やっちまった!
ごめんなさい、ゆみが配牌時聴牌なので、>>457>>458はナシで、書き直します

杏果→2向聴(75) 恭子→1向聴(83) 郁乃→3向聴(57) ゆみ→配牌時テンパイ(22)  ※「ゆみ→恭子→杏果」の順で和了の機会が巡って来ます。 ゆみと恭子が仮に和了れなかったら、その時点で杏果の勝利確定


恭子(お…! イーシャンテンや! よし… ここでまくったる!)

杏果(2シャンテン… 悪くない。 安手でさっと和了ろう)

郁乃(あれぇ~…? 3シャンテン… ツイとらへんなぁ~…)


ゆみ(キタ…! この土壇場で… 配牌時テンパイ…!)チャッ!

ゆみ「リーチだ!」

杏果「へっ?!」


杏果(ダ、ダブリー!? しかもツモ切りリーチって… 地和寸前だったってこと??)

杏果(しかも… リーチをかけてきたってことは、少なくとも倍満を和了れるアテがあるわけだ…)ゾク・・・

恭子(く… 出遅れたか… まあこんなんしゃーない。 私はきっちりハネ満の手作りをするだけや…!)チャッ、タンッ・・・


杏果(まずい… 急がないとヤラれる…!)

杏果「ポン!」カシィンッ→「八八八」

杏果「チー!」パシィンッ!→「②③④」

恭子(親の二鳴き…! テンパイか… でもこれで、私も…!)チャッ

恭子(来たっ! テンパイやっ!! よし・・・)グッ

恭子「リーチィ!」ドォッ!

杏果「…!」


杏果(またリーチ…? 末原さんの方は… ハネ満以上の手を張ったってことだよね…?)

杏果(裏ドラ期待のリーチかもしれないけど… 多分この人は、そういう不確定なことに頼らない人…)

杏果(どちらのリーチも、和了られたら確実にまくられる…! うーん… 喰いタンでテンパイしたけど、待ちはカンチャン待ち… ちょっと焦り過ぎたかな…?)


不安になる杏果… その前で、無名校鶴賀の躍進の原動力となった、天才・加治木ゆみの右手が伸びる・・・!


ゆみ「…」チャッ!

ゆみ(! これは…!)


ゆみ、和了なるか…?


・和了点>>467 (>>92 ※下の勝利条件を満たしていれば和了) 


<D卓点棒状況>

東 杏果 41700(和了れば勝利) 
南 恭子 24700(ハネ満以上ツモ、杏果にハネ満以上直撃など)
西 郁乃 16500(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)
北 ゆみ 17100(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)

今度こそ

05、ゆみ和了ならず…


ゆみ(これは・・・)

ゆみ(くっ、一つズレている… 裏がうまくのれば三倍満まで手が届くんだが…)タンッ・・・


杏果(うう… 心臓に悪いな… 早く和了りたい…!)チャッ


そして… 今度は、浪速の偉大なる凡人・末原恭子の右腕が山に伸びる・・・!


恭子(・・・こいっ!)チャッ!


恭子がつかんだ、牌は…?


・和了点>>473 (>>92 ※下の勝利条件を満たしていれば和了) 


<D卓点棒状況>

東 杏果 41700(和了れば勝利) 
南 恭子 24700(ハネ満以上ツモ、杏果にハネ満以上直撃など)
西 郁乃 16500(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)
北 ゆみ 17100(三倍満以上ツモ、杏果に倍満以上直撃など)

24、恭子和了ならず…!

恭子(・・・・)

恭子(くっ、そう都合よく来ぉへんか…)タンッ・・・

恭子(まあええ。 この3メンチャンをツモれば私の勝ちなんや。 次こそは…!)


しかし… その恭子の次のツモが来る直前… 杏果の頭の黒いシュークリームがふわっと揺れた。


杏果「ツモです! タンヤオのみ… 500オール!!」カッ!
 


 閑無「いよっしゃぁっ!! 杏果の勝ちだっ!!」

 慕「はぁ、良かった…」ホッ

 悠彗「さすが杏果… 終わってみればほぼパーフェクトな闘いだったね」

 はやり「これで私たちは全員で本選に出場だねっ!☆」ハヤッ


 ワアアアアァァ――ッ・・・  パチパチパチパチパチパチ・・・・・


 えり『決まりました! オーラスも、稲村選手が堅実に和了ってみせました!』

 咏『待ちは悪かったんだけど、根性みたいなもんで牌を引き寄せたねぃ。 さすがだよ』

 えり『前哨戦第二戦D卓! 本選行きを決めたのは、トンパツからのリードを守りきった朝酌女子高校3年・稲村杏果選手ですっ!!』
 
 えり『現高校生で屈指とも言える緻密な麻雀を打つ強者たちを相手に、非常に安定した試合運びで圧倒しましたっ!』


D卓東四局(終局)

東 杏果 41700→43200(Bランク昇格・本選出場決定)
南 恭子 24700→24200 
西 郁乃 16500→16000
北 ゆみ 17100→16600


郁乃「あらら~… な~んも見せ場つくれんかったなぁ~…」フニャニャ・・・

ゆみ「かないませんでした… さすがは10年前の伝説の雀士ですね…」

杏果「いや、別に私は… 閑無や慕ちゃんたちと違って、全然大したことないですよ?」

恭子「いえ、手牌も読みづらいし、引きも強いし、つけ入るスキがなかったです… 勉強させてもらいました」

郁乃「ふふ、末原ちゃ~んはスキだらけやねぇ~?」コチョコチョコチョ

恭子「わっ、代行! ちょっと、さわらんといて下さい!!」=3


末原恭子、加治木ゆみ、赤阪郁乃、惜敗・・・!



E卓東4局 親:マホ


 えり『さあ残るはE卓のみですが…』

 えり『E卓は、片岡選手がトンパツの満貫和了りからトップを維持してはいますが、点差は比較的少ない状態です。 まだまだ何が起こるか全く分かりません!』


マホ(やっとマホの親番です! 優希先輩をまくってトップになってみせますよ!)カチャカチャ

綾(…イマイチ調子が上がらない… でも、このオーラスこそ私の力を見せてあげるよ!)カチャカチャ

桜子(もうオーラス…? ここで終わるのはやだ! 本選に進むのは桜子だよっ!!)カチャカチャ

優希(意外と手こずったじぇ… でも、ここでバァーンと和了って私のヴィクトリーでキマリだじぇえぇっ!!)カッ!


 穏乃「うおおおおおおぉぉ綾! 桜子! 頑張れよおおおおぉぉっ!!」=3

 憧「…ふ~ん、600点差か… ここで和了った方が確実に勝ちだね」

 穏乃「ん? 憧? 何言ってんだお前?」

 憧「“賭け”のことよ♪ 現時点では微妙な差で清澄に負けてるけどさ…」

 憧「あの程度の差は無いのと同じ。 綾か桜子のどちらかが和了れば、その時点でジュースは私たちのもの」フフ・・・

 憧「はぁ、私ノド渇いたなぁー。 早く後輩の勝利で勝ち取ったペプシでも飲みたいなw」

 灼「人をダシに使う… 趣味わる」

 憧「うっさいわね灼! なんでも楽しんだ方がいいでしょ?」


 和(優希、マホ・・・ 悔いのない麻雀を、打って下さいね…!)


ジュースの行方を占う、配牌・・・!


マホ→>>480
綾→>>481
桜子→>>482
優希→>>483

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

そい

マホ→5向聴(02) 綾→4向聴(26) 桜子→5向聴(08) 優希→2向聴(65)  ※和了の機会が最も早いのがトップの優希のため、勝負決定


マホ(ううぅ… 親なのにゴチャゴチャで最悪の配牌ですぅ… これ何シャンテンだろ?)

綾(4シャンテン… きついな…)

桜子(えーっと… 5シャンテン? でも桜子はガンバル!!)


しかし… わずか4巡目で、東場の神を自称する少女の声が他家の希望を打ち砕いた。


優希「ツモだじぇえぇっ! ツモのみ、300・500だじぇ!!」タァンッ!


<E卓点棒状況>
東 マホ 20000→19500
南 綾  22000→21700
西 桜子 27700→27400
北 優希 30300→31400(Bランク昇格・本選出場決定)


 オオオオオオオォォ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!


 えり『終局です! 最後は片岡選手が速攻の安和了りで締めました』

 えり『結局、3卓ともトップの選手が本選行きを順当に決めましたね』

 咏『そりゃまあねぃ。 やっぱり“なんでもいいから和了ればいい”トップが有利なのは間違いないからね』

 えり『前哨戦第二戦E卓! 本選への切符を手にしたのは、清澄高校1年生・片岡優希選手ですっ!!』
 

優希「フハハハハハハッ!!ww おぬしらも東場の私相手によくやった方だじぇww」ハッハッハッハッ

綾「・・・・・」

マホ「はあぁ… やっぱり優希先輩は強いですぅ…」シュン・・・

桜子「お゙め゙で゙どお゙お゙ぉ゙ぉ゙っ゙! でも、次は桜子が、勝つ!!」


4人「「「「 ありがとうございましたっ!!!! 」」」」


夢乃マホ、志崎綾、ギバード桜子・・・ 遠路はるばる来たものの、本選進出、ならず・・・!

本日ここまでですのだ
また明後日20:00から進めて、第三戦開始します


 閑無「いよっしゃぁっ!! 杏果の勝ちだっ!!」

 慕「はぁ、良かった…」ホッ

 悠彗「さすが杏果… 終わってみればほぼパーフェクトな闘いだったね」

 はやり「これで私たちは全員で本選に出場だねっ!☆」ハヤッ


 ワアアアアァァ――ッ・・・  パチパチパチパチパチパチ・・・・・


 えり『決まりました! オーラスも、稲村選手が堅実に和了ってみせました!』

 咏『待ちは悪かったんだけど、根性みたいなもんで牌を引き寄せたねぃ。 さすがだよ』

 えり『前哨戦第二戦D卓! 本選行きを決めたのは、トンパツからのリードを守りきった朝酌女子高校3年・稲村杏果選手ですっ!!』
 
 えり『現高校生で屈指とも言える緻密な麻雀を打つ強者たちを相手に、非常に安定した試合運びで圧倒しましたっ!』


D卓東四局(終局)

東 杏果 41700→45200(Bランク昇格・本選出場決定)
南 恭子 24700→23200 
西 郁乃 16500→16000
北 ゆみ 17100→15600

乙あざす
進めていくのよー

ゆみのダブリ―だけど、配牌時聴牌でも、最初からホンイツやらの役がついててドラが複数ノッてるなんて役満をはるかに超えるスーパーレアだし、淡みたいにカンドラがノルわけじゃあるまいし…
ゆみらしくない打ち方だし描写が少なかったな、と反省


 えり『では、第二戦を軽く振り返ってみましょう。 トップ通過で本選行きを決めたのはこちらの3名です!』 


D卓 稲村杏果(朝酌女子高校3年)  E卓 片岡優希(清澄高校1年)  F卓 エイスリン・ウィッシュアート(宮守女子高校3年) 


 えり『どの卓でも全て東一局で和了った雀士がそのまま勝負を決めてしまいました。 逆転に次ぐ逆転の第一戦とは対照的でしたね』

 咏『第一戦がおかしかったんじゃねーの? でも3卓全部初めに和了ったコが勝つってのも、かえってレアだねぃ』 

 咏『3人ともかなりうまく立ち回ったよね。 リードを生かして終始優勢な立場を上手に利用して闘ってたからねぃ』

 えり『東風戦では、やはり一度流れをつかんでしまった人が勝つことが多いものでしょうか』

 咏『ま、そーだけどさ。 でもトップ取ったこの3人がフロックで勝ったってワケじゃないと思うよ? 本選でも並み居るバケモノ相手に自分の力を発揮して勝負できるか・・・楽しみだね♪』


 えり『・・・その“並み居るバケモノ”の中には、“7年前の世界から来た三尋木咏”もいるんですよ…』

 咏『らしいねぃww ま、知らんけど♪』

 えり『…では、続いて前哨戦の第三戦に移りますが…』

 えり『選手の入れ替えのためまた10分ほど休憩をとりますので、実況の方も一旦中止させて頂きます』

 えり『第三戦は村吉アナと野依プロが実況解説をしますので、どうぞ楽しみにお待ちください』

 えり『ここまで、実況は私針生えり、解説は三尋木咏プロでお送りしました。 午後の1回戦が始まるまで、いったんお別れです。 皆さんさようなら!』

 咏『ばいなら~~♪』


  プチッ


 えり「さあ三尋木プロ! 記憶が新しいうちに、館内の喫茶店で反省会しますよ!」

 咏「そんなんいらねーってww 午後まで時間あんだからさ、スシでも食いに行こうぜっ! 銀座連れてってやんよ銀座!!」ホホ~イ


 ・
 ・
 ・


一方、会場では・・・


 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤワイワイ・・・・

 
エイスリン「タダイマ!」

豊音「わーっ!エイスリンさんおかえりー!!」

シロ「おつかれ…」

胡桃「同卓してる人たちが可哀そうになってくるくらいの圧勝だったね。 さっすがエイちゃん!」

エイスリン「ウン! サア・・・ツギハサエノバンダヨ!!」

塞「はは… 新道寺のダブルエースに阿知賀の大将が相手だからね… 私にはちょっと荷が重いかもしんないけどさ…」

塞「エイスリンの調子引き継いで、一発ガツンとかましてくるからねっ!」ザッ!


初瀬「こ、小走先輩、お疲れ様でした…」

やえ「・・・何、東風戦なんかで疲れやしないさ…」

上田良子「東3局で終わっちゃったしな」

木村日菜「残念だったね、やえちゃん…」

やえ「ああ… 本当にすまない。 このイベントは、“晩成高校ここにあり”というのを示す絶好の機会だと思ってたんだが…」

丸瀬紀子「まーしょーがねーよ。 あの留学生、バカヅキ状態だったからな… 運がなかったよ」

やえ「ううぅ・・・」ジワ・・・

由華(…小走先輩、その悔しい気持ちは…)

初瀬(いつか… 私たちが晴らしてみせますからね!)


栞「ただ今戻りました♪」

菫「宇野沢先輩、お疲れ様でした…」

栞「はは…w ごめんね、全然先輩らしいところ見せられませんでした…」

栞「せっかく、宮永さんたちに強くしてもらってたのに… って、何してるのみんな?」

照「・・・駄菓子パーティー」モグモグ

淡「私とテル―でいっぱい買ってきたから! ウノッチも好きなの食べていーよ!」

菫「このっ、淡! 大先輩に対していきなりアダ名とか失礼だぞ!!」

栞「いや、別に私はいいけど…/// じゃ、いただきまーす♪ あっ、よっちゃんイカがある!」

尭深「お茶もどうぞ…」スッ・・・

誠子「宇野沢先輩、昔の宮永先輩たちのこととか教えて下さいよ」

栞「あ、うん♪ えっとねぇ…」モギュモギュ

菫(・・・くそ、なんで私が出場するタイミングでわざわざ女子会を始めるんだ・・・!)


いちご「ただ今戻ったんじゃ…」

鹿老渡先鋒「いちごお前、またケチョンケチョンにヤラれちったなww」

鹿老渡大将「“考慮しとらんキャラ”に箔がついちまったのうw」

いちご「うう… 二人ともひどいんじゃ! ちゃちゃのんはほんまは立先生が認めとるほどの強キャラなんじゃぞ?」

鹿老渡副将「あぁ… 一応そういうことになっとるみたいですねぇ…」

いちご「このイベントは、“ちゃちゃのん強し”を世の中に示す絶好の機会じゃったのに…!」ヨヨヨ・・・

鹿老渡次鋒「さ、佐々野先輩、いつか本編でも再登場して、麻雀で活躍できる時が来ますよ!」

いちご「一体何年後の話になるんかのう…」ハア・・・


杏果「戻ったよー」

悠彗「おかー♪」

はやり「お疲れ様!☆」

慕「すごいよ杏果ちゃん! ほとんど完全試合だったじゃん!」

杏果「いや、そんなことないよ。 わりといっぱいいっぱいだったし…」

閑無「ゴミツモ一回和了られただけであとは全部杏果が和了ってたじゃねーか。 これで謙遜するのはかえって嫌味だぜ?」

杏果「はは… まあたまたまだと思うけど…」

悠彗「これで私たちは5人全員が本選出場決定… 同じ卓で対戦する可能性も出てきたわけだね」

慕「うん… でもあんまり身内で対戦はしたくないね」

閑無「もし同卓したら… お互い手抜きはナシだぞ? そして全員で決勝進出だ!」

杏果「ファイナリストは4人だけどね…」


恭子「ただ今戻りました…」

由子「恭子、おかえりなのよー」

絹恵「お疲れ様でした、末原先輩」

漫「末原先輩が一度も和了れんなんて… 明日は雪ですかねw」

恭子「…ごめんな。 スズちゃんが出とれば、もうちょっとなんとかなったやろな…」

漫「い、いえ、私みたいなヘナチョコが出とったらそっこーカモですって!」

恭子「……」

洋榎「恭子、気にすることないやろ。 どんな強者でも普通に負けることがあるんが麻雀やろ?」

洋榎「まあ、でも・・・うちに限っては、こんな前哨戦ごときでの負けは、ありえへんけどな・・・」ニタァ

由子「次はいよいよ洋榎の番なのよー」

絹恵「おねーちゃん、頑張ってな!」

恭子「主将の相手は・・・白糸台の部長に、東海王者と劒谷のポイントゲッター… 相手にとって不足無しですね」

洋榎「心配いらんわ! お前らはうちが爆勝するところを指でもくわえて見とればええんや!」

漫「ほな主将が負けたらうちらみんなで爆笑ですね。 ナハハハハハハハハハwww」

洋榎「黙らんかいっ!!」バチコーン

漫「あばじぃっ!?」=3


館内、廊下のベンチでは…


ゆみ「………」

ゆみ「…おい、モモ! いるのか?」


 シィーン・・・


ゆみ「・・・気のせいか」ハア

モモ「ここっすよ先輩」スウゥー・・・

ゆみ「わっ!?」ギョッ

デカい口を叩くとろくなことがないのがイッチのスレの通例だが…


ゆみ「や、やっぱりな… 気配がしたから、側にいると思ったよ…」

モモ「みんなのところに戻らないんっすか?」

ゆみ「戻るさ。 でも、ちょっとな… 戻る前に気持ちを落ち着けておきたかったんだ」

モモ「……」

ゆみ「この大会は、私よりモモが適任だったかもな。 “ステルス・モモ”を全国に知らしめるチャンスだったかもしれないのに…」

モモ「先輩が勝てなかった人たちに私が勝てるわけないっすよ。 先輩… 悔しいなら、私の胸で泣いてもいいんっすよ?」

ゆみ「バ、バカお前何を・・・///  ん!?」


 エエエェ~ンゼンノブチョ~ウ!  マケチャッタイクノンナグサメテヨォ~!  チョットイクノ!  ヒトマエデクッツカントイテ!!


ゆみ「あれは… 同卓した10年前の…確か、姫松の赤阪郁乃…」

モモ「ハレンチっすねぇ。 人前でベタベタべタベタと・・・」

ゆみ(お前がソレを言うか…)

>>505
デカい口ってなんのこと? お前誰?

いやネキのセリフに突っ込んだだけなんだが…


 エーット、ペプシトカルピスウォータート、ドリアンジュースノホットト・・・ サクラコ!マチガエテボタンオサナイデヨ!!


モモ「・・・なんすかねあの人たち、めっちゃジュース買ってるっすよ…」

ゆみ「あれは… 隣の卓で打ってた連中だな。 確か未来から来た阿知賀女子の部員だ」


そう、そこにいたのは… 賭けに負けたため、結局清澄・阿知賀の現代と未来の部員全員分・・・20本近くのジュースを二人で買いに行かされていた桜子と綾だった…


桜子「はぁ… みんな冷たいぞ! 私たち二人をパシリに使うなんて…!」

綾「しょうがないよ。 賭けに負けたのは事実なんだしさ…」

桜子「しかも注文が細かすぎる… えーっと、午後ティーのプレミアムミルクティーのホットが2本で…」

モモ「重そうっすね。 手伝いましょうか?」

綾「ひぇっ!?」=3

>>508
ナハハハハww
マジでごめんなさい、気を悪くしないでね…


綾「な、何もないところから、人が・・・」カタカタ

モモ「ビックリさせてごめんなさいっす。 私、ちょっと影が薄いもので」

ゆみ「罰ゲームか何かか? 迷惑でなければ手伝うよ」スッ

桜子「ん゙? アンタ、確か隣の卓にいた…」







綾「はい、ジュース持ってきたよ」ガサ・・・

優希「おおうご苦労ご苦労! みんな! 私がゲットしてきた勝利の美酒だじぇ!!」

まこ「おおこりゃすまんのう。 では遠慮なく頂くとするかの」

咲「ジュースの賭けなんかしてたんだ… 優希ちゃん、阿知賀の後輩さんたち、頂きます♪」

桜子「どー゙ぞ゙ぉ゙っ!」

マホ「マホも頂くです!」

優希「こらマホ! お前、私のおかげで賭けに勝てたこと、分かってるな?」

マホ「わ、分かってますよぉ…」

和「優希! そんなに先輩風を吹かすのはみっともないですよ?!」

優希「お、おう、わ、分かってるじぇ… どれどれ、私のバナナシェイクは・・・ ん? ないぞ?」ゴソゴソ

モモ「バナナシェイクなら私の袋に入ってるっすね」スゥー・・・

優希「でぇっ!??」=3


久「あらあら、なんで東横さんとゆみがここにいるのよ」

ゆみ「いやなに、たまたまジュースを購入してる所に出くわしたもんでな。 聞いたら清澄までジュースを運ぶというから、ちょっと手を貸しただけさ」

久「あらそう、ありがとう♪ じゃあ、このゆみが持ってきてくれたオロナミンC・・・今から戦場に持っていくわね」スッ・・・

ゆみ「久は第三戦だったな。 確か相手は千里山の元エースと、阿知賀の部長・・・ そして・・・」


ゆみ「風越の福路・・・か」

久「そうね、宿命の対決再び・・・ってところかしら?」フフフ・・・







~実況室~


みさき『お送りしております全世代女子高生麻雀チャンピオンシップ前哨戦・・・』

みさき『本選への出場権をかけてのこの闘いも、ついに残すところあと一戦のみとなりました』

みさき『第三戦の実況は私村吉みさき、解説は野依理沙プロでお送りいたします。 野依プロ、今日はよろしくお願いします』

のよりん『よ゙ろ゙じぐぅ゙!』プンスコ=3

みさき『えっ、野依プロ? なんでそんなに声がガラガラなんですか?』

のよりん『風邪!!』プンスコリン=3

みさき『えぇー・・・大丈夫ですか? なんならそこの隅っこで寝ててもらっても構いませんよ?』

のよりん『ダイジョブ! 仕事ずる゙!!』プンプン=3

みさき『そうですか… どうでもいいですけど私に伝染さないで下さいよ』

のよりん『マスクじろ゙!!』=3


みさき『実況中にマスクなんかできるわけないじゃないですか。 まったく、自己管理しっかりして下さいよ…』

のよりん『許じで!!』ウルウル

みさき『・・・ま、まあいいですよ/// さあ、ではまず… この第三戦に出場する女子高生雀士の皆さんを見てみましょう』


G卓 白水哩 鶴田姫子 臼沢塞 高鴨穏乃

H卓 竹井久 江口セーラ 福路美穂子 鷺森灼

I卓 愛宕洋榎 弘世菫 対木もこ 森垣友香


みさき『なかなかに層々たる顔ぶれですが… どうですか? 野依プロが注目している選手などはいますか?』

のよりん『知ら゙ん゙っ゙!』プンスコ=3

みさき『・・・では… G卓では、あの新道寺のダブルエースが同卓しているのですが、こちらについてはどうでしょう』

のよりん『百合! こい゙づら゙、アブナイ!!』プンプン=3

みさき『・・・・・』


みさき(みさき… 我慢よ我慢…)ググ・・・

みさき(野依プロが口下手なのは今に始まったことじゃないんだから…)

みさき(うまく手綱を握ってあげないと、放送事故になる… 全ては私にかかってるんだから…!)

みさき『…新道寺のお二人は確かに仲が良いですね… H卓はどうでしょう』

のよりん『エッチ!? みざぎ、ハレンチ!!ww』=3


みさき(ああ・・・  チクショウ・・・・)


みさき(落ち着け…! 深呼吸深呼吸…!)スウゥー・・・ハアアァ――・・・

みさき『…インハイ決勝に進出した清澄と阿知賀、名門風越の各校部長… そして千里山の元エース…』

みさき『熱い火花散る闘牌が期待できそうですね』

のよりん『ライバル! 世紀末!!』プンスコ=3

みさき『北斗の拳ですか? 野依プロは北斗兄弟では誰が好きなんですか』

のよりん『ジャギ!!』プンプン=3

みさき『私はやっぱりラオウですね』

のよりん『筋肉デブッ!!ww』プップスー


みさき『I卓では姫松と白糸台の主将対決に、ダークホースの1年生二人がからむという闘い・・・こちらも展開が気になるところです』


 ザワザワガヤガヤ・・・ ワイワイガヤガヤキャッキャッキャ・・・♪


 みさき『おっと… いよいよその時がやって参りました。 12名の戦士たちが闘卓ステージに入場してきました!』


穏乃「うおおおおぉぉ皆さんよろしくお願いします!」

塞「こちらこそ。 お手柔らかにね♪」

姫子「なして私と部長が同じ卓なんでしょね…」ハア

哩「姫子、いつまで言うとっても仕方なっけん、覚悟ば決めると」


セーラ「おーうよろしく頼むでっ!」

久「よろしくね、江口さん。 ふふ…w 美穂子、試合では3回目… いや、4回目の対決ね?」

美穂子「上埜さん… よろしくお願いしますね///」

久「ちょっと、だから久でいいってば!」

灼「なんだか危険な香り…」ジィーッ・・・


洋榎「すまんのう! うちと同卓してまったんが、自分らの運のツキやでw」

菫「姫松の主将は口八丁だと聞いてる。 闘牌中は余計なことはしゃべるなよ?」

洋榎「なんやとぉ…?」

友香「け、ケンカはやめるんでー…」

もこ「………」ブツブツブツブツ・・・・


みさき『まずは場決めですね。 この結果が、最終的に明暗を分けることになる時もあります。 果たして、どうなるでしょう…?』


  チャッ、チャッ、チャッ、チャッ・・・

  ポチッ、カラカラカラカラ・・・!


合計12人の雀士たちが、場決めの風牌を引き、サイコロのスイッチを押した・・・


・場決めを行います(それぞれの数とコンマ以下の数との絶対値が大きい順で東→南→西→北となります)

G卓>>522のコンマ以下参照(哩が00、姫子が25、塞が50、穏乃が75)
H卓>>523のコンマ以下参照(久が00、セーラが25、美穂子が50、灼が75)
I卓>>524のコンマ以下参照(洋榎が00、菫が25、もこが50、友香が75)

はい

場決め決定、かっこ内は各自の絶対値

G卓
東 姫子(43)
南 塞(32)
西 哩(18)
北 穏乃(7)

H卓
東 灼(42)
南 美穂子(33)
西 久(17)
北 セーラ(8)

I卓
東 もこ(45)
南 友香(30)
西 菫(20)
北 洋榎(5)


 みさき『各卓場決めが終わりましたね。 野依プロ… この第三戦の見所は、どのあたりでしょう…?』

 のよりん『激闘! 青春!!』プンスコ=3

 みさき『・・・そ、そうですね。 若き雀士たちの、いかなる魂の輝きが見られるのか…? 前哨戦最終GHI卓! 試合、スタートです!!』



12人「「「「「「「「「「「「 よろしくお願いします!!!! 」」」」」」」」」」」」


… チャッ、 パシッ  タンッ・・・  チャッ パシッ タンッ!・・・・


ステージ上の3卓の雀士12名が、一斉に挨拶… 配牌、そして各自静かに牌を操作し始めた…


穏乃(ラス親… よーっし、憧に続いて、絶対本選行き決めてやるぞ…!)メラメラ

哩(姫子が対面… ちょっとやりにくかね…)チャッ

姫子(部長とのガチンコ対決… インハイの個人予選以来…)パシッ

塞(…さてと… 新道寺の二人はリザベーションは使えないはずだから…)タンッ

塞(塞ぐ相手は対面の阿知賀の大将… でも、この子は山の深いところに来るまではオカルトは発動しないはず)

塞(まずは全力でヒラ打ちね!)チャッ


セーラ(東風戦か… 本選に怜一人で行かせるわけにいかへんからな。 ガツンと一発和了って、一気に決めるで…!)チャッ

灼(あんまり憧を調子に乗せるのも気分良くない… ここは、きっちり、勝つ…!)パシッ

久(美穂子とは、中学生の時に初対戦… その時はほぼ互角だった…)タンッ

久(そして、インハイの個人予選では、二度対戦して一勝一敗…)

久(ふふ… 咲たちも見てるしね、悪いけどここは勝たせてもらうわよ…!)

美穂子(……)トンッ


洋榎(ラス親か。 まずは慎重に行くで…)チャッ

友香(美幸先輩たちに喜んでもらう為にも… 絶対負けないんでーっ!)パシッ

菫(さて… 誰を狙い撃ちするべきか…?)タンッ

もこ(起家… クク…w お前らみんな、恐怖で震えさせてあげるよ…!)キシシシ・・・


 みさき『さて… 各卓8巡目ほどまで進みましたが、今のところ大きな動きは…』


?「リーチ!!」


 みさき『えっ?!』


 みさき『これは… G卓です! G卓の起家鶴田姫子選手が先制リーチを仕掛けました』


姫子(私と部長の最強ん武器は、リザベーション…)

姫子(ばってん、部長はもう引退してまう。 あとは、私と花田で新道寺を支えていかなあかん…)

姫子(部長に、試合で勝てたことは今まで一度もなか。 やけん、一人でも私が勝てるとこば見せて…)

姫子(部長ば安心させるんや! 今こそ部長ば超えてみせまっけんね…!)ゴゴゴォ・・・!

哩(ふふ…w 調子よさげやな、姫子…)チャッ

哩(ばってん、負けてやることはできん。 全力でかかってこいっ!)カッ


 みさき『新道寺の先輩後輩対決… 先手を取るのは果たして…?』


?「リーチ!」
?「りいいいぃちぃっ!!」


 みさき『おや?』


灼「…」ゴゴゴォ・・・

もこ「…」ズモモモモォ・・・


 みさき『立て続けにリーチです。 これは…H卓の鷺森選手に、I卓の対木もこ選手…』

 みさき『3卓とも親が先制リーチをかけましたね。 さあ、他家は親リー相手にどう動くんでしょうか…?』
 
 のよりん『…みざぎ! >>531・・・!』

 みさき『はい?』

 のよりん『>>531卓の>>532! 和了る!!』=3

 みさき『え・・・』


?「ロンorツモ!」


 みさき『な? なんと…?』

 みさき『野依プロの予言が的中です! >>531卓でまずは和了!」

 みさき『>>532>>533の和了で先制です!!』


>>531コンマ以下 
01~33→A
34~66→B
67~00→C

>>532コンマ以下 
01~25→東家
26~50→南家
51~75→西家
76~00→北家

>>533コンマ以下(打点表>>92 ※リーチ者が1翻手ツモの場合は2翻手にアップ)

にゃ

× >>531コンマ以下 
  01~33→A
  34~66→B
  67~00→C

〇 >>531コンマ以下 
  01~33→G
  34~66→H
  67~00→I


洋榎「ロン!!」

もこ「イ゙ッ?!」

洋榎「タンヤオドラ1、2000や。 リー棒ももらうで」パララァ・・・


 みさき『I卓でまずは和了! 北家の愛宕洋榎選手が2翻手の和了で先制です!!』

 のよりん『サンショク! 捨でだ!!』

 みさき『え、は…? …ああ、愛宕選手、3巡程前に一度テンパイしましたが… 対木選手の当たり牌を取り込んだ上で、三色も捨ててカンチャン待ちで討ち取ったんですね』

 のよりん『上手い!』プンプン=3

 みさき『非常に落ち着いたベテランらしい打ち方で、姫松の大黒柱・愛宕洋榎選手が先制ですっ!!』


洋榎「ふん… つまらんなぁw 東海王者ってのはこの程度なんか?」

もこ「…2翻程度で、デカい口叩くな…」ゴゴォ・・・


I卓東一局
東 もこ 25000→22000
南 友香 25000
西 菫  25000
北 洋榎 25000→28000 TOP


菫(メンゼン三色で受ければ確実に満貫手になったのに… 平然と捨てたのか。 やはり姫松、口だけではない… 気を引き締めていかないとな…)チャッ 

友香(あと3局… どこかで一発ブチかましてやるんでぇーっ!)パシッ


 みさき『さぁでは、他の卓のリーチはどうなって…』

 のよりん『みざき! 次、>>538!』=3

 みさき『え、ほんとですか?』


?「ロンorツモォ!!」


 みさき『わっ、ホントですねぇ… 二番目は>>538卓で和了! >>539>>540の和了です!』


>>538コンマ以下 
01~50→G 51~00→H

>>539コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>540コンマ以下 (打点表>>92 ※リーチ者が1翻手ツモの場合は2翻手にアップ)

はい


久「ツモォ!」トンッ!

灼「!?」

美穂子「…」

久「メンゼンツモ・中… 500・1000ね♪」パララァ・・・


 みさき『二番目はH卓で和了! 西家竹井選手が2翻ツモの和了です!』


セーラ(ふぅん… 4局しかあらへんからな。 走らせるわけにはいかへんなぁ…)


H卓東一局 リーチ
東 灼   25000→23000
南 美穂子 25000→24500
西 久   25000→28000 TOP
北 セーラ 25000→24500


久(フフ… 3000のリードでも、東風戦ではプレッシャーになるはず… このままサクサク和了って逃げ切るわよ!)


 みさき『竹井選手、リーチをかけても良かったと思うんですが、様子を見ていたようですね』

 のよりん『リーチ! 危ないっ!』プンスコ=3

 みさき『そうですね。 全員読みの精度は相当高いでしょうから…』

 のよりん『みさぎ! 次ジィー!』プンプン=3

 みさき『はい、はい、毎回言わなくてもいいですよ…』


?「ロンorツモ!!」


 みさき『G卓でも和了ですね。 >>544>>545の和了です!』


>>544コンマ以下 
01~25→東家 26~50→南家 51~75→西家 76~00→北家

>>545コンマ以下(打点表>>92

魔翌力


穏乃「ツモ!」タンッ! パララァ・・・

姫子「ぐっ?!」

穏乃「ツモ・タンピンドラ2・・・2000・4000です!!」カッ!


 みさき『G卓でも和了ですね。 北家高鴨選手が満貫の和了です!』

 のよりん『ドカァーンッ!w』=3


塞(んー…? 待て待て、11巡目ツモ?)

塞(高鴨さんは捨て牌が3列目に来るまでほとんど和了らないっていうイメージがあったけど…)

塞(そうでもないのかな? 次からはもう少し早めに塞ごう…)ジャラ・・・

哩(満貫ツモか… ふん、そんぐらいよか。 あと3局あれば十分まくれっけん…!)


G卓東一局
東 姫子 25000→20000

南 塞  25000→23000 
西 哩  25000→23000 
北 穏乃 25000→34000 TOP


本日ここまでなのよー
また明後日20:00から

乙です
このルールだと洋榎姉さんの特性(他家の上がり牌を見切る)が発揮され難そうですね
後セーラさんはらしくない上がりをしそうですし
今迄の対局全てレアケースばかりでしたから
今回もレアケースが続くのか?
非常に楽しみです!

乙あざす
書いてくにょ

>>555
本選になればそれぞれの打ち方が反映されていくけど、前哨戦はほぼ運だけですからね
でも、江口や森垣なら、きっと・・・ いや、無理かな

 
 みさき『さぁ、これで各卓全て東二局に突入しました』

 みさき『東風戦は、半荘戦に比べて一回一回の和了の意味が違うと言います』

 のよりん『重い゙っ!』=3

 みさき『そうですね。 和了のチャンスが少ない分、一回の和了もより重要な意味を持ちます』

 のよりん『安和了り゙も! 効く!!』

 みさき『ええ、そうですね… 大きい手を作ってる時に、他家に安手で流された時のダメージも、深刻なものがあるでしょう』

 みさき『とはいえ場はまだ東二局、点差もそれほど大したことはありませんから・・・ここはトップの人も含めて選手各自、できれば満貫以上を和了りたいと思っているのではないでしょうか?』

 みさき『さて、次に和了るのは、果たして…?』


菫「……」チャッ、パシッ


 みさき『おや、I卓の弘世選手が・・・』


 みさき『絶好のテンパイです。 二索か五索を切ればメンタンピンのニ-四-五-七-八萬待ちの五メンチャン…!』 


菫「…」タンッ!→「四萬」


 みさき『えっ、あれ…? なんでしょうこれは… ピンフと五メンチャンを捨ててニ-五索待ち…?』

 のよりん『寄せてる゙っ!』=3

 みさき『え? ああ… シャープシュートですね。 狙った相手から直撃を取るという…』

 みさき『少しずつ待ちを寄せて、いずれ出る当たり牌を討ち取るのが弘世選手の得意技です』

 みさき『しかし… ここは一体、誰に照準を合わせているのでしょうか…?』

 のよりん『>>560! 狙っでるッ!! へっくしょん!!』=3

 みさき『わっ、ちょっと…! 野依プロ、鼻水飛ばさないで下さいよ!』


菫が狙っている相手は…?

>>560コンマ以下
01~33→友香
34~66→洋榎
67~00→もこ

44→洋榎

 のよりん『姫松! ロックオン!!』=3

 みさき『愛宕選手ですか…? 全国でも有数の防御率を誇る愛宕洋榎選手ですが… シャープシュートで撃ち抜かれてしまうのでしょうか?』


洋榎「ん…?」ピクッ

菫「……」ゴゴゴゴゴオオォ・・・

洋榎(なんや…? 白糸台の弓使い、うちに狙いを定めとるんか…?)

洋榎(ええ度胸やないか。 ノッたるわ! その勝負…!)


キリキリと弓の絃を引き絞り、洋榎の心臓に狙いを定める菫…

ところが、


洋榎「ポン!!」カシィンッ!

菫「ん…?」

洋榎(ナメるんやないで… 逆にうちがお前を撃ち抜いたるわっ!)ザッ!


矢を向ける菫に対して、逃げることなく、まるで大砲のような巨大なアサルトライフルを構えた洋榎…!


菫(何…? この私と正面から撃ち合うつもりなのか?)グググ・・・!


友香(…なんか、嫌な予感がするんでー… ここは、オリで…)トンッ

もこ(ふん… 君子危うきに近寄らず…)タンッ


 みさき『森垣選手と対木選手はまだ二シャンテン… どうやらオリた模様です』

 みさき『I卓では、弘世選手と愛宕選手の一騎打ちの様相を呈して参りましたっ!』

 のよりん『ハラハラするッ!』=3


 …チャッ、パシッ、タンッ ・・・チャッ、 パシッ、 タンッ…!


みさきたちが固唾を呑む中、牌を操作する音が響き・・・

菫が狙いを絞ってから、5巡目・・・

ついにソレは放たれた。


>>565「ロン!!」

?「がっあぁ・・・?」


>565コンマ以下(一対一の対決。 和了った方が相手から出和了り)
01~50→菫
51~00→洋榎

>>566コンマ以下(打点表>>92) 

はい

54→洋榎和了 88→倍満


洋榎「ロン!!」バァンッ!!

菫「がっあぁ・・・?」


洋榎のライフルの銃口が火を噴き・・・ 飛び出した超特大50口径のマグナム弾は、菫の胴体に大穴をあけていた。


洋榎「はんっ、ホンロートイトイ・發・ドラ3・・・!!」ズモモモモモモオオオォ・・・・!!

洋榎「倍満! 16000やっ!!」クワッ!!


I卓東二局
東 友香 25000
南 菫  25000→9000
西 洋榎 28000→44000 TOP
北 もこ 22000


 ウワアアアアアアアアアァァ―――――ッッ!!!  ドッオオオオオオオオオオォォ――――ッッ!!!  サスガヒロエナノヨー!  カッコエエデオネーチャアァーンッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチイパチパチパチパチ・・・・!


 淡「うっわ… 菫先輩、ナニやってんの…?」モグモグ

 照「またクセでも見抜かれたのかな…」モギュモギュ


友香(ひぃ… やっぱオリといて良かったんでぇー…)

もこ(姫松、私のダブルスコアだと…? この! 少し厳しくなってきたぞ…)

菫(く…? 狙いを外された上に、逆に振り込むなんて… インハイで宥の直撃を喰らって以来だぞ…?)ムググ・・・!


洋榎「やれやれ、ここまで手応えがあらへんとかえってつまらんなぁ…」ハア

洋榎「東3局や! ちっとはうちを楽しませるんやでっ!!ww」



H卓東2局 親:美穂子


 みさき『I卓、白糸台と姫松の一対一の部長対決は、姫松に軍配が上がりましたっ!』

 のよりん『見事ッ! へっくしょいっ!!』=3

 みさき『もう、野依プロ… ティッシュあげますから鼻かんで下さい』スッ

 のよりん『ん~~!』ズビビビビ~・・・

 みさき『さあ、他の卓はどのような展開が待っているのでしょうか…?』


7巡目

セーラ(…ほーお、洋榎の奴、調子ええみたいやな…)チラッ

セーラ(ほな俺も一発かましたるか!)チャッ!

セーラ「リーチやっ!」ドォッ!


久「!」
灼「ん…?」
美穂子「……」


 みさき『H卓、千里山女子江口セーラ選手のリーチです。 野依プロ、このリーチはいかがでしょう…?』

 のよりん『ドカベン!w』=3

 みさき『え? あぁ、今日の江口選手は…、インハイの時と違ってセーラー服ではなく、千里山Tシャツに学ランという出で立ち…』

 みさき『いつにも増して彼女のダイナミックさが強調されているように思います。 果たして和了なるのでしょうか…?』


セーラ(さぁーてと… 普段は2000やそこら和了られたって、ドォーンと構えとるんやけど…)

セーラ(これは超短期決戦。 一回流れを持ってかれたら取り返すんは至難の業や)

セーラ(俺はラス親やけど、東4局で配牌が悪かったらそれでオシマイやからな…)

セーラ(多少無理してでもここで、攻めるで!)カッ

美穂子「……」トンッ

久「ポン!」パシィンッ→「777」

セーラ「ん?」


セーラ(清澄… 一発消しの鳴きか? いや、それとも、対面の福路が鳴かせたんやろか…?)

セーラ(ふん、しかしそんな小細工したところでなぁ…)

灼「ポン」カシィンッ!→「②②②」

セーラ「あん?」


久が鳴いて出したニ筒を、灼がすかさずポン… それによって、セーラのツモ番が飛ばされてしまった。 


セーラ(なんやこいつら。 猪口才な… 俺にツモ番を回さんつもりか?)

セーラ(そんなことしとっても無駄・・・・ あ?!)ゾクリッ


ここで、灼の捨て牌を見やったセーラの首筋に、冷たいものが走る。


セーラ(…あかん、筒子が出とらん。 こいつ… もしかして筒子のチンイツ狙いか?)

灼「……」ゴゴゴゴォ・・・


セーラ(フナQの奴がなんか言うとったな。 阿知賀の鷺森の待ちは筒子が多く… そのほとんどがボウリングの特殊なピンの残り方に似とるって…)

セーラ(フナQの分析通りなら、恐らくこのコケシの待ちはグリークチャーチ… 四-六-七-九筒待ちの多面チャン…!)

セーラ(あかんな。 ちょいと先走ってもうたかな…?)


灼(千里山の江口セーラ… 殴り合うような接近戦で、必ず競り勝つファイター系の雀士…)

灼(憧も、二回対戦して二回とも江口セーラには競り負けている…)

灼(でも、私が憧ほど甘くないってことを、思い知らせてあげるよ… リーチかけたことを後悔させてやる!)ゴォ!


セーラ(・・・はん、上等や! 俺は残りニ牌しかないカンチャン待ちやけど…)

セーラ(それでも勝ってまうんが江口セーラなんや)

セーラ(小細工をいくら弄したところで、俺は止められへんでっ!)カッ!


 …チャッ、パシッ、タンッ! ・・・チャッ、 パシッ、 タンッ ・・・・・


美穂子(…上家の鷺森さん、筒子の…おそらく相当の多面張。 それに、対面のリーチも高いような気がするのだけど… 待ちは何かしら?)チャ、タンッ…

久(美穂子も二巡前からツモ切り… 張ってるみたいね)チラッ

久(でも、誰にも和了らせないわよ。 この局も、私がもらうわ!)チャッ、タンッ!


 みさき『H卓、四人全員がテンパイです! 果たして誰が和了るのでしょうか…?』


緊迫した空気の中、牌が巡り・・・ 11巡目!


>>577「ロンorツモ!!」

?「あっ・・・」


>>577コンマ以下(和了者)
01~40→灼 
41~60→美穂子
61~80→久
81~00→セーラ

>>578コンマ以下(打点表>>92 灼だけはハネ満以上が全て3翻止まり) 

灼、3翻ツモ


灼「……」チャッ、ヒュッ!

美穂子「え?」


牌をツモった灼は… 牌の表を見ることなく、サッと後ろに右手をさげた。

そして…


灼「ツモ!!」ドオォウッ!

セーラ「あっ…?」


そのグローブをした手でボウリング玉を放るようにして牌を叩きつけると同時に…

灼の手牌が一気に倒れ、その美しい牌姿が露わになった…


灼「白・ホンイツ… 1000・2000!!」カッ!


セーラ(役牌… チンイツやあらへんかったんやな。 でも、やっぱり四-六-七-九筒待ちのグリークチャーチか…!)チッ

久(まくられちゃった… さすがね、阿知賀の部長さん…)

美穂子(親が流されてしまいました… あと2局… やっぱり久以外の方も手強い…!)


H卓東二局

東 美穂子 24500→22500  
南 久   28000→27000   
西 セーラ 24500→22500  
北 灼   23000→28000 TOP


G卓東2局 親:塞


配牌…


穏乃(灼さんがトップになったみたいだな… よし、私もこのまま頑張るぞ!)カチャカチャ

哩「……」カチャカチャ

哩(んー… こん配牌… タンヤオにピンフ…)

哩(それにドラかリーチで3翻… いや、4翻はいかる…!)

哩(しかも、こいで和了れば次局の私の親番につなげられる…)

哩(さて、じゃあ、使うか・・・!)パタッ…


塞「…ん?」
穏乃「あれ?」
姫子(部長… ここで使うとですか!)


理牌した手牌を、一度伏せ、静かに両目を閉じた哩・・・

インハイで何度か見せた“その姿勢”に、他家の動きも一瞬止まった。


哩(“セルフリザベーション”・・・・!)ゴゴゴゴォ・・・

哩(フォ―――ッ!!)バッ!


 ガシャンッ! ジャカンッ!! バチィンッ!!! ガガシィンッ!!!!


姫子「ひゃうんっ!?///」ビビクンッ!!


哩の首、手首、太モモ、そして足首に、堅固な鎖がからみつくと同時に、姫子の体中にも強い刺激が走った。


姫子(4か所… 4翻しばりですか、部長…?)

姫子(通常のリザベーションは、私と部長の和了りばリンクさせて、私が同じ局で部長の和了りの2倍の翻数で和了できるとやけど…)

姫子(今の部長は単独でんリザベーションば使うことができる。 そいがセルフリザベーション…)

姫子(ここでもし部長が4翻で和了したら、次局でん8翻・・・つまり確実に倍満で和了する…!)

姫子(させん…! 部長、絶対私が止めるけん、悪く思わんでくださいよ…!)ゴゴォ・・・!


哩「……」ズモモモモモモモオオォ・・・


塞(…? おかしい。 白水のオーラが尋常じゃない。 絶対なんかやってる…!)

塞(まさか、リザベーション…? アレは、鶴田姫子との連携技じゃないの? 自分一人でも使えるのかな…?)

塞(・・・ああ、もう、メンドくさいことになってきたな… リザベーションは、プロですら止めることができないって言われてる、最上位の力を持つオカルト…)

塞(次局に繋がるんだとしたら、私の力じゃ多分塞ぐのは無理… 絶対、白水の和了りはここで防がないと…!)


穏乃(この感じ… 灼さんの言ってたやつ? え、でも、個人戦では使えないよな…? どうなってんだ??)


 のよりん『SM! デタッ!!ww』=3

 みさき『は?! 野依プロ、一体何を言って…/// 私はそういうプレイは、ちょっと…///』

 のよりん『お前じゃないっ!!』プンスコ=3


塞「チー!」パシィンッ!

哩「!」

塞(しかも一回しかない私の親… 和了られてたまるか!)

哩(はん、上等…! どのみちこっちが勝つ!!)ギッ

哩(! よし、赤ドラが入った… ここは、ピンフを捨てる!)

哩「ポン!!」ドオォッ!


穏乃(くっ、二人、手がはや…!)アタフタ


姫子(部長に親の臼沢、張ったか…? ばってん、私もテンパイ…!)

姫子(やばか気もするけど… こいは通すしかなか!)グッ


姫子、シュンツになるのを期待して取っておいたドラをつかむ…!


姫子(くっ、通れっ!)タンッ!


?「ロンor〇×!!」

姫子「う゛っ!?」ビクッ


>>586コンマ以下(和了者)
01~25→哩
26~50→穏乃
51~75→姫子
76~00→塞

>>587コンマ以下(打点表>>92 ただし哩が和了った場合は打点は4翻の満貫で決定。 ツモかロンかのみを>>587で決める) 

はい

塞、哩から2翻ロン和了り


塞「チー!! そのドラもらい!」カシィンッ!

姫子「う゛っ!?」ビクッ

姫子(テ、テンパイしとらんかったんか…? でも、こいで間違いなく臼沢はテンパイ…)


そして、その直後…


哩「…」トンッ

塞「ロン!!」パララァ・・・

哩「!?」

塞「タンヤオドラ1! 2900!!」カッ

哩(く… こん局は未達か…)

塞(よ、よし、止めた…)ハアハア


姫子(部長のリザベは止まったけど… 他家の和了りば支援してまった…)

穏乃(ふー… 振り込まなくて良かったけど…)チラ・・・

塞「じゃ、一本場…!」チャキ・・・

穏乃(ここで連荘されるのはまずい…!)


G卓東二局
東 塞  23000→25900 
南 哩  23000→20100
西 穏乃 34000 TOP
北 姫子 20000

本日ここまでなのです
コンマ対応・書き込みあざした!
また明後日20:00から


灼の聴牌形は
⑤⑤⑤⑥⑦⑧⑨白白白 ポン②②② か
テンパネなしルールのせいで白暗刻がもったいないことになってるけどルールだからしょうがない


菫の五メンチャンの牌姿をずっと考えてたらよく見たら原作にあったわw
⑤⑥⑦三三三四五六七2345(から敢えての打四)か
これって打2or5でもピンフ確定じゃなくて二-五-八で高めピンフ付きってことだったんだな
みさきがややこしいこと言うせいで確定ピンフ五メンチャン形を思い巡らしてずっと悩んでしまったw
つかこの待ちで確定ピンフ形もしあるなら誰か教えてくれ

>>599
タハハハw
これは大変失礼をば
そうか、高めピンフ付きって表現すれば良かったんだね…

めんどくさいしまあいいやでみさきにはああ言ってもらったせいで、余計なこと悩ませちゃいましたね
牌姿出し過ぎると煩雑かな、ていう気もするんだけど、こういう時はなるべく書くようにするわ

乙あざす
進めていきますのだ

あまり綿密に書くつもりはないので、雀力アップにつながるかは分かんないけど…
どうしても、打点が決まるまでは1翻から数え役満まで有り得る打牌に限られるし、不自然な点が出るのは如何ともし難いです
そこら辺、本選では少し変わるかもしれないけど

でも、麻雀をよく知らない人でも楽しめるようにしたいので、あまり煩雑にはしないつもりです
運営させてもらってはいるけど>>1自身もあまりよく知らないしね


I卓東3局 親:菫


友香「リーチでぇーっ!!」ドォッ!


菫「…む」
洋榎「なぬ?」
もこ「…ちっ」


 みさき『おや、来ましたね!』


友香「~~♪」ピッ


 みさき『I卓で動きです。 劔谷高校森垣友香選手がなんと4巡目でリーチ!』

 のよりん『アメリカンサイズ!!』=3

 みさき『… 野依プロも巨乳がお好きなんですか?』

 のよりん『ぽよんぽよん♪』


菫(く…! 早いな… この1年、インハイではかなり大きな和了りを連発していた…)チャッ

菫(本来ならオリたいところだが、今は私の親番… しかも残り2局でこの点差。 リスク承知で攻めるしかない!)タンッ!

洋榎(来よったな劔谷の稼ぎ頭… 1年やが油断はできん、十分に用心する必要がありそうや。 ここは…)


洋榎「チー!」カシィンッ!


 みさき『森垣選手のリーチで一気に卓の緊迫度が増しました。 それに対して愛宕選手、鳴きで加速、一シャンテンです』

 のよりん『一発消しッ!』

 みさき『現高校生でも最上位に位置される猛者たちが、このリーチにかなり警戒をしているようですね… しかし、それも無理はありません』

 みさき『赤アリの麻雀での、リーチをかけた際の平均打点は、子で約7000点、親で9800点程度というデータがありますが、なんと森垣選手は・・・』

 みさき『子で12000以上、親リーで和了した時には平均打点が、恐ろしいことに20000点近くもあるのです』

 のよりん『活火山!』=3

 みさき『はい、通常では考えられないほどの火力です。 他家が戦々恐々とするのも当然と言えるでしょう…』


友香「……♪」チャッ、タンッ、ゴゴゴゴゴオオォ・・・!


洋榎(ほぉ… 大したプレッシャーやないか。 しかし、うちもこれで追いついたで… 先に和了ったるわ!)タンッ

もこ(下家のデカチチ女… 禍々しき凶大な気配…! 第二形態への移行を開始したのか…?)チャッ

菫(くそっ、間に合え…!)タンッ!


各自の思いが交錯する中、牌は巡り… 友香のリーチから5巡目…!

響き渡る和了の声!


?「ロンorツモ!!」


※コンマバトル!(00は100扱い)
友香→>>607
菫→>>608
洋榎→>>609
もこ→>>610
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数や小さい数が同点で二人以上いた場合は、「秒」の数の大小で決定)

・和了点>>611 (打点表>>92 ※リーチ者がツモった場合は、1翻手は2翻手にランクアップ)

はい


菫「ロン!!」ドシュウゥッ!

もこ「な…!?」グッサアァッ!!

菫「タンピン三色ドラ2・・・ オヤッパネ18000だっ!」ドオォッ!


 みさき『…き、決まりましたっ! 相手を射抜く一閃…!』

 のよりん『痛いッ!』=3

 みさき『白糸台のシャープシューター弘世選手! 痛烈な一撃を対木選手にお見舞いしました!』


 ウワアアアアアアアアァァ―――ッッ!!  オミゴトォッ!  サスガヒロセセンパイ・・・! スコシモチナオシタネ♪  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!


もこ「むぐぐぐぐ…?」ワナワナ
友香(ちぇっ、私の倍満より先に和了られたんでぇー…)
洋榎(狙いを変えよったか。 連荘させるわけにはいかへんな…)


菫「よし… 一本場だ!」チャッ!


I卓東三局
東 菫   9000→28000
南 洋榎 44000 TOP
西 もこ 22000→ 4000
北 友香 25000→24000


H卓東3局 親:久


11巡目

灼「リーチ!」ドォッ!

セーラ「おっと! それポンや!」パシィンッ!→「中中中」


 みさき『H卓では、鷺森選手と江口選手が立て続けにテンパイです! ここで四人全員がテンパイした形になりました』


美穂子「……」チャッ
 
美穂子(残り2局… 親はもうない。 ここで攻めないと…!)スッ・・・

美穂子(参ります!!)ピカアアァ――ッ・・・!


魔境長野の個人1位・福路美穂子・・・

ここで今までずっと閉じていた右目開眼・・・! オッドアイの青い光が卓上を照らす・・・!!


美穂子(…上家のリーチは索子待ち… 対面の江口さんは恐らく染め手でテンパイ… そして…)チラッ

美穂子(下家の久は2巡前からテンパイしている。 リーチをかけずに高めへの移行待ちかしら…)ジィーッ・・・

久(ん…? あら、やっと本気になったみたいね、美穂子…!)ニタア・・・


久「…」チャッ

久(あらら、裏目っちゃったw)タハハ

久(2巡前に七筒捨てなければ、イーペーコーついたのに…)ウーム・・・


久手牌:⑦⑧⑨⑨789四五六??? ツモ:⑧


久(まあいいわ。 それならそれで、この牌を生かして…)スッ

久「それっ!」タンッ!→「九筒」


 みさき『おや…? 親の竹井選手、リャンメン待ちでテンパイしていたのに、カンチャンの八筒待ちに切り替えました』 

 のよりん『悪待ち!w』=3


美穂子「……」チャッ


 みさき『ん? ここで福路選手、六筒ツモ…! 八筒が余る形になりましたね』

 のよりん『振り込む!!w』プンスコ=3


美穂子手牌:???二三四②③④④⑤⑥⑧ ツモ:⑥


美穂子「……」


美穂子(…河全体の捨て牌と、久のここまでの打牌の動きを考慮するなら…)

美穂子(久は上の三色の可能性があるわ… だったら、八筒待ちは十分有りえる…!)チャッ…

美穂子「…」トンッ!→「二萬」


 みさき『! 福路選手、テンパイを崩して八筒を止めました。 振り込み回避です!』

 のよりん『ウソ!?』


さらに…


美穂子「……」チャッ、パシッ、タンッ→「三萬」


久(・・・ん? もしかして止められた?)


久(…ふふ、でも甘いわよ美穂子… 私は逃がさないわよ!)チャッ、パシッ、タンッ!→「八筒」


 みさき『? 竹井選手、待ちを変えました。 八筒待ちから字牌単騎にチェンジです」


さらに、次巡…

久「…」チャッ、パシッ、タンッ!→「西」


 みさき『え、ま、また待ちを変えました… 他家の打ち筋から、あぶれ出る牌を予測しているのでしょうか?』


美穂子「…リーチィ!」タンッ!→「四萬」


 みさき『! ここで福路選手もリーチです。 張り替え完了しました!』


久(? 美穂子が15巡目リーチ…?)

セーラ(残り3巡で和了れる算段があるっちゅうんか?)

灼(今さら… めくり合いで負けるか!)チャッ


そして、美穂子のリーチから2巡が経過した、17巡目…!

ついに和了の声が上がった。


?「ツモorロン!!」


※コンマバトル
久→>>619
セーラ→>>620
灼→>>621
美穂子→>>622
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数や小さい数が同点で二人以上いた場合は「秒」の大小で決定)

・和了点>>623 (打点表>>92

天和


久「…」チャッ

久(北… 場には既に2枚出ている…)チラッ

久(美穂子はさっきまでタンヤオでテンパイしてたはずだし、阿知賀の部長さんにとっては現物…)

久(これで振り込むことはないわね)トンッ


美穂子「ロン!!」ドォッ!

久「は!?」

美穂子「リーチ・ホンイツ・一気通貫・イーペーコードラ1・・・!」ズモモモモモモオオォ・・・!

美穂子「倍満! 16000です!!」カッ

久「うそ!?」


美穂子手牌①②③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑧⑨北 ロン「北」 赤ドラ⑤


 ワアアアアアアアアアアァァ――――ッ!!  キャプテーン!  フクジサアァンッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!


 池田「やったし! キャプテンが清澄の部長に倍満直撃だし!!」

 未春「これで… 4万点越えのダントツトップ…!」

 文堂「しかも残りはあと一局…!」

 ドム「さすがはキャプテン…」

 池田「本選行きほとんど決定だし!ww」


 みさき『名門風越部長、福路選手の鮮やかな和了りに、歓声が鳴りやみません』


久(・・・冗談じゃないわよ。 中盤までタンヤオを装い、しかも鷺森さんの現物でわざわざ待ったわけ…?)

久(それにそこまで染めといてチンイツにせず、残り一牌の北でリーチかけるなんて…)

久「・・・どうしちゃったの? あなたこんな打ち方する人だったかしら?」

美穂子「ふふ、久… これならあなたでも出すんじゃないかと思って…/// 全ては勝つためです♪」

久「お株を奪われたようね… やられたわ…」ハア


H卓東三局

東 久   27000→11000   
南 セーラ 22500→40500 TOP  
西 灼   28000→27000 
北 美穂子 22500→21500


セーラ「なんか知らんけど儲かったww」


 ワアアアアアアアアアアァァ――――ッ!!  キャプテーン!  フクジサアァンッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!!


 池田「やったし! キャプテンが清澄の部長に倍満直撃だし!!」

 未春「これで… 4万点越えのダントツトップ…!」

 文堂「しかも残りはあと一局…!」

 ドム「さすがはキャプテン…」

 池田「本選行きほとんど決定だし!ww」


 みさき『名門風越部長、福路選手の鮮やかな和了りに、歓声が鳴りやみません』


久(・・・冗談じゃないわよ。 中盤までタンヤオを装い、しかも鷺森さんの現物でわざわざ待ったわけ…?)

久(それにそこまで染めといてチンイツにせず、残り一牌の北でリーチかけるなんて…)

久「・・・どうしちゃったの? あなたこんな打ち方する人だったかしら?」

美穂子「ふふ、久… これならあなたでも出すんじゃないかと思って…/// 全ては勝つためです♪」

久「お株を奪われたようね… やられたわ…」ハア


H卓東三局

東 久   27000→11000   
南 セーラ 22500→21500  
西 灼   28000→27000 
北 美穂子 22500→40500 TOP


セーラ「なんか知らんけど点棒取られた!」


セーラ「なんか知らんけど儲かったでww」

美穂子「え?」


 みさき『ん、おや…? あ、これは点数の表示ミスがあったようですね…』

 みさき『ただ今訂正されました。 福路選手の得点が間違って江口選手に入ってしまっていたようです』


 ザワザワガヤガヤ・・・w  ナンダヨ、ビビラセンナッテ・・・ww  ワイワイガヤガヤガヤ・・・・


セーラ「なんか知らんけど点棒取られたで!www」

灼「何言ってんの…」

セーラ「ふん、次局は俺の親や… ここまではプロローグみたいなもんや。 次こそが本番やでっ!!」カッ!


 みさき『H卓、一足先にオーラスに突入です…!』



G卓東2局一本場 親:塞


配牌・・・

塞(親で和了れた… 次に繋げるためにも、安手でもいいからここも和了りたい…!)カチャカチャ

穏乃(せっかくリードしてるんだ。 連荘はされたくない…)カチャカチャ

哩「……」カチャカチャ

姫子「………」カチャカチャ


 みさき『さぁ、まだ東2局のG卓ではどのような・・・  えっ? あ? これは・・・??』

 のよりん『ポンリーチ!』


哩手牌:三三四四五六八九中東②④7

姫子手牌:三三四四五六八九中東②④7


 みさき『こ、これは・・・ 一緒です。 まったく一緒です! 白水選手と鶴田選手の配牌が・・・!』

 のよりん『ありえないっ!』=3

 みさき『白水選手と鶴田選手は、一心同体… ありとあらゆることがリンクする力があるそうですが、まさか、配牌が全く同じになるとは…』

 みさき『これは二人ともできれば萬子の染め手を狙いたいところではないかと思うのですが… 果たしてどのような手に育てていくのでしょうか?』


哩「……」
姫子「……」


7巡目…

哩「…」チャッ、タンッ→「東」


 みさき『! 白水選手テンパイ! 一歩リードです!』


哩手牌:二三三四四五六七八九???


 みさき『三-六-九萬待ちの三メンチャンです。 さあ、配牌が一緒だった対面の鶴田選手の方は…?』


姫子「……」チャッ、タンッ→「二筒」 姫子手牌:三三四四五六八八九九九??


 みさき『・・・これはまだ二シャンテン…? いや、七対子なら一シャンテンですが…』

 みさき『七対子テンパイに向かうためには、九萬を切る必要があります。 しかしその九萬は対面白水選手の当たり牌です!』

 のよりん『ほーじゅうっ!』=3

 みさき『先輩が手ぐすね引いて待ち構えています。 果たして鶴田選手、回避できるのでしょうか…?』


姫子「………」


姫子(部長のあん捨て牌… 私と同じように、手牌のほとんどが萬子の可能性が高か…)

姫子(さっきテンパイした気配もあっけん、ヤオチュー牌の九萬は危険牌… どがんしゅう…?)


と、その時


穏乃「…」タンッ→「七萬」

姫子「! チィーッ!」パシィンッ→「七八九」

姫子「…」タンッ→「四萬」


 みさき『おや、鶴田選手ここで鳴き…? 危険牌の九萬を一枚メンツとして確定させました』


姫子手牌三三四五六八九九?? 鳴き「七八九」


 みさき『これなら三-六-九萬全て手牌に良い形で残せそうです… 鶴田選手振り込み回避ですね』


哩「……?」


哩(今の姫子の鳴き… 違和感がある…)

哩(捨て牌や打ち筋ば見るに、姫子も手牌のほとんどが萬子のはず…)

哩(まさか、私の三-六-九萬待ちば読まれたと…? ・・・む?)

塞「…ん」トンッ→「五萬」

哩「! チー!」カシィンッ!→「三四五」

哩「…」タンッ→「九萬」


 みさき『は? これは…?』


哩手牌:二三四五六七八??? 鳴き「三四五」


 みさき『これは… えーっと…?』

 のよりん『二-五-八萬待ちっ!』=3

 みさき『あ、はい、そうですね。 白水選手、テンパイ状態からあえて鳴くことで、待ちを変化させました… 三-六-九から二-五-八萬待ちへと受け替えました!』

 みさき『こうなると… またもや鶴田選手が危ないですね。 手牌からは八萬があふれそうです』

 みさき『先輩がしつこく後輩を追い続けます! 果たしてどうなるのでしょうか…?』


姫子(…? 部長、今ん鳴きは…)チャッ・・・

哩(姫子… 私から逃げられる思うたら、大きな間違いぞ…!)ゴゴゴォ・・・

塞(…なんか左右の二人で張り合ってるみたいだけど… 私もテンパイ。 この局ももらった!)タンッ

穏乃(よし、テンパイ… コレで和了れば8割方トップ決定… こいっ!)チャッ!


12巡目・・・


?「ロンorツモ!!」


 みさき『な、これは・・・』


※コンマバトル
姫子→>>638 
塞→>>639
哩→>>640
穏乃→>>641

・和了点>>642 (打点表>>92

えい


哩「ツモ!!」タァンッ!

姫子「う?」

哩「中・ホンイツ… 一本場は1100・2100だ」パラララァ・・・


哩手牌:二三四五六七八中中中 ツモ「八」 鳴き「三四五」


 みさき『白水選手、和了です! 残り一牌の八萬を山から見事に引き和了りました』

 みさき『新道寺のダブルエースの同配牌対決は先輩に軍配が上がりました!』

 みさき『鳴かずにいれば満貫で和了れたかもしれませんが… とにかくも和了れたわけですから、結果オーライでしょうか』

 みさき『しかし・・・ 鶴田選手も、あの当たり牌の八萬を最後まで手放しませんでしたね』

 のよりん『正解!』プンスコ=3


G卓東二局一本場
東 塞  25900→23800 
南 哩  20100→24400
西 穏乃 34000→32900 TOP
北 姫子 20000→18900


姫子(やっぱり、八萬待ち… 出さんで良かった…)ハア

穏乃(くそ… チートイドラ2テンパイしてたのに…!)ジャラ・・・

塞(うーん、親が流された… ん? 待てよ? 白水が和了ったってことは…)

塞(もし、今、縛りをかけていたとしたら・・・)

塞(次の局で倍の6翻…? まさか、オヤッパネを和了るって言うの・・・??)


哩「・・・・・」ゴゴゴゴゴオオオォ・・・!! 


※哩はリザベをかけていたか、否か…?

>>646コンマ以下 01~50→かけていない
         51~00→かけていた!

ふう

09→かけておらず


哩「………」

哩(く…! こん局、3翻しばりばかけとれば、次局の親番でハネ満が確定したんやが…)ウウウゥ・・・


塞(… どうやら、大丈夫みたいだね…)ホッ・・・


I卓東3局一本場 親:菫


 みさき『さてでは、I卓の方ですが…』

 みさき『現在トップは姫松愛宕洋榎選手の44000点… 続いて白糸台弘世菫選手が28000点…』

 みさき『3番手につけているのが劔谷森垣友香選手、24000点…』

 みさき『そして名古屋覚王山対木もこ選手は、わずか4000点の一人沈み状態…』

 みさき『トビ終了も見えてきてしまいました。 対木選手、ここまで全く良い所を見せられていません』

 みさき『果たして東海王者の巻き返しはあ・・・ うぇ!?』


もこ「ぐああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」=3


もこ「ぐおおおおおおっ! ぐおッ! グオッ!! ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」=3


 みさき『ど、どうしたんでしょうか? 対木選手、突然卓に突っ伏して絶叫し始めましたっ!』

 のよりん『アドレナリン!』プンスコ=3

 みさき『え、いや… そんな、気合で吼えてるってレベルではありませんよ? 何かあったのでしょうか?』


もこ「ぐっはあああああああああああああっっ!! むるはあああああああああっっ!!!」=3

友香「ちょ、ちょっと、あんたどうしちゃったんでぇー?!」

洋榎「どないしたんや!? ハラでも痛いんか?」

もこ「さ、さわるなァ! 煉獄の業火に灼き殺されるぞッ!!」

洋榎「はあぁ・・・??」


もこ「ぬ、ぬ、ぬ、ぬおおおおおおおおおぉぉぉ・・・!! 鎮まれ…! 鎮まるんだ!私の右腕ぇ・・・!!」ググググ・・・


椅子から転がり落ちるようにして床にひざまずいてしまったもこは、左手で自分の右腕をおさえ、苦悶の表情で呻き声を上げた…


洋榎「お、おい、ほんまに調子悪いんやったら、はよ病院に…」

もこ「・・・ふう」ピタッ

洋榎「ん?」


突然、ピタリと動きを止めたもこは、ゆっくりと立ち上がった・・・


もこ「・・・ククク・・・!!ww 愚かなる者どもよ… この闇の帝王を目覚めさせるとは・・・!!」ゴゴゴゴゴゴオオォ・・・


洋榎「…な、なんやお前、それ、中二病か??」

菫「付き合いきれん… 早く卓に座ってくれ」

友香「い、一体、なんの演技なんでぇー…」


呆れる他家3人・・・ しかし、もこが頭に巻きつけている大きなリボンをほどき、隠していた左目を現した時、その場の者は全員息を呑んだ。

なんともこの左目は… 右目の美しいウグイス色とは全く異なり、血のように紅い色をしていたのである…


友香「め、目が真っ赤なんでぇー…!」カタカタ

菫(な、なんだ…? ワインレッドのカラコン…?  げえぇっ!!??)


おののく菫… 今度は、もこが右腕に巻きつけている包帯をほどき出し… その肌が露わになると同時に、右手から漆黒の炎が噴き出したのだ…! 


菫(ば、バカな!? 一体、何が…??)ゴシゴシ


目をこすってもう一度見やると、炎は消えていたが… そのもこの右腕には禍々しい死神のタトゥーが彫られていた。


もこ「ククク…ww 見えたか? 全てを燃やし尽くす黒き邪炎が…!」

もこ「我こそは魔界を統べる混沌の覇者なり!! お前たち、我を目覚めさせたからには、髪の毛一本すらこの世に残すこと叶わぬぞッ!!」

洋榎「やかましい! 元気ならはよ卓に座らんかいっ!!」バチコンッ

もこ「ぶしっ!?」=3


洋榎に頭をはたかれ、ようやく席についたもこ…


もこ「… ワガミニネムリシコントンノヤミヨリウマレイズルジャアクナルゴウカヨ・・・!  ヤツラノタマシイヲクライ、モヤシツクスノダ・・・!!」ブツブツブツブツブツ・・・・

友香(ぶ、ぶつぶつうるさいんでぇー…)チャッ

菫(さっきのはただの幻か…? こいつ、何か「持って」いるのか…?)パシッ

洋榎(ふん、ただのアホや。 気にしたらあかん…)タンッ


妙なオーラを放つもこに惑わされながらも、巡目は進み・・・


“?『ロンorツモォ!!』”


邪悪なる闇より出ずる魔王の咆哮のような和了の声が上がった・・・


※コンマバトル
もこ→>>655
友香→>>656
菫→>>657
洋榎→>>658

・和了点>>659 (打点表>>92 ※「自分がトップになれないのに他家をトバすような和了」は不可。 その場合、和了権は二番目にコンマの大きかった雀士に移動)

はい


菫「ツモだ」トンッ

もこ「!?」
友香「う…」
洋榎「ちっ…」

菫「ツモ・チャンタ… 2000オールの一本場は2100オールだ!」パラララァ・・・


 みさき『混沌とした場での和了は、親の弘世選手がもぎ取りました! さすがは最強の名の誉れ高き白糸台高校の部長です。 一度沈みかけましたが、連荘でトップの愛宕選手に迫っています!』


菫「二本場だ…!」チャキ・・・

もこ「こ、この、愚かなる者よ…! 貴様には神への反逆を示す失墜の十字架を…」

洋榎「やかましい! お前、次親に振り込んだら承知せんからなっ!」


I卓東三局一本場
東 菫  28000→34300
南 洋榎 44000→41900 TOP
西 もこ  4000→ 1900
北 友香 24000→21900


G卓東三局 親:哩


 みさき『さぁ、前哨戦第三戦も大詰め…! G卓の方はどうでしょうか?』


哩(リザベば使えんでも… こん局でも自力で和了って連荘や!)チャッ

姫子(ラス… とにかく、親の部長の連荘ば防がんばらんけん…!)パシッ

穏乃(東一局からトップは維持… でも逃げ切るには、もう一回和了らないと…)タンッ

塞(うーむイマイチ乗り切れない… 配牌も艶が無い…)チャッ・・・


 みさき『全体的にやや配牌が悪いようです。 これはちょっと重い場になるかもしれません』


10巡目

塞(んー… 思うようにテンパイできない… と思ってたら、もう10巡過ぎちゃった…)

塞(東一局、高鴨さんは11巡目で満貫をツモった。 まだテンパイ気配は無いけど…そろそろ塞ぎをかけておいた方が無難だね)チャッ…!


宮守女子部長、臼沢塞… 一回右目のモノクルに手をやると、カッと瞳孔が開き、強烈な視線が対面の穏乃に向けられる…!

ところが、


穏乃「~~♪」スカァッ!

塞「はれ?!」


塞の塞ぎ光線、空振り・・・


塞(んー…? そっか、この子はやっぱり、山の深い所でしか異能は発揮しないんだな…)

塞(東一局で和了ったのはただ単に能力を使わずヒラで打ってうまく和了っただけ…)


塞(それなら、異能を発揮するまでこっちも普通に打てばいいだけだね。 発揮し出したら、そこでピンポイントで全力で塞げばいい…)

塞(それまでに、私も最低でもテンパイしとかないと…!)チャッ・・・


そして、それは卓が14巡目に入った時だった。


哩「リーチ!」ドォッ!

姫子(っく…? 部長の14巡目リーチ… 多分相当の多面張…! ばってん、私も一シャンテン、オリはなか!)タンッ

塞(来たかシローズ・・・ でも、やっとこさ私もテンパイ…! 高鴨さんは・・・ ん?!)


 チリッ・・・・


塞(う、げ? これ・・・??)


 みさき『さぁG卓東三局、重い場となっていましたが、ここでほぼ全員がテンパイ…』

 のよりん『みさき! 火事!! 火事!!!』=3

 みさき『へ? 野依プロ? 一体何を・・・』

 のよりん『阿知賀火事! ぼぉーぼぉーっ!!』プンプン=3

 
 衣「…ん?」ピクッ

 咲「…え」ゾクッ!

 淡「む…!」ドクンッ


見える者には見え、感じられる者は遠く離れていても感じていた…

そう、高鴨穏乃の背後に、まるで蔵王権現が背負う地獄の業火のようなモノが現れたのである…!


穏乃「・・・・・」ボボボボボボボボボボオオオォ・・・・!!


塞(ななななな・・・!? ナニコレ? 半端ないオーラ… これが高鴨穏乃の本当の姿…?)

塞(これは明らかに銘苅や薄墨以上…! く… ここまで強力なオカルト持ちだったとは…)ワナワナ

塞(・・・・でも・・)グッ

塞(塞ぎがいがあるってモンじゃじゃないのっ! 見せてあげるよ、私の本気を…!!)ゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・・!!


穏乃の炎にリンクして、塞の背後には、太古の昔に羅刹鬼を岩に縛りつけて封じた塞の神・・・境界を司る「道祖神」が現れる・・・!!


塞(さァ、かかってくるがいいよ・・・)ズモモモモモモォ・・・

塞(深山幽谷の化身!!)カッ!



… チャッ、パシッ、タンッ!  チャッ パシッ、タンッ・・・!


穏乃「……」ボボボボボボオオォ・・・

塞「……」ズモモモモモモモオオォ・・・

哩(・・・ん? おかしか… まるで霧ん中におるみたいに、卓が見えんくなってきた…?)チャッ・・・

姫子(…この感じ、インハイでん一度あった… ばってん、やっとテンパイ…! ここはあきらめん!)パシッ!


穏乃と塞の全力の力がぶつかり合う中、牌は巡り・・・

最終、18巡目!


?「ロンorツモ!!」


※コンマバトル

穏乃→>>669 
姫子→>>670 
塞→>>671 
哩→>>672 

・和了点>>673 (打点表>>92

はい

うぃ

 


姫子(これが最後の牌… ええい来いっ!)チャッ

姫子「……」

姫子(く… 流局… 部長がテンパイしとるから、仕切り直しやけんな…)トン

穏乃「ロン!」

姫子「えっ!?」ビクッ

穏乃「…河底撈魚。 1000です」パラララァ・・・


 みさき『G卓東三局、18巡目の最後の牌を捨てた鶴田選手から、役無しテンパイの高鴨選手が河底ロンです』

 のよりん『地味!』=3

 みさき『そうですが… 白水選手がテンパイしていましたから、この和了には意味がありそうです。 トップ高鴨選手、自力でオーラスへと場を持ち込みました!』


哩(くそ… オーラス勝負か… リー棒も持ってかれた…)

塞(和了られた… 安手だけど… 河底で和了されたってことは、私の負け、なのかな…?)フウ

塞(でも、勝負にはまだ負けてない。 オーラスで和了って、絶対エイスリンと本選に行くんだ…!)


G卓東三局

 
東 哩  24400→23400 
南 穏乃 32900→34900 TOP

西 姫子 18900→17900
北 塞  23800

本日ここまでにします
書き込み、コンマあざした!
また明後日20:00から、終局まで進めます

>>627
セーラリーチしてなくない?
>>613でポンしてるし

>>682
ありがとう、そう、そこ間違えたのよー…
美穂子のリーチの分を引いてしまっていた

>>625一部訂正
×未春「これで… 4万点越えのダントツトップ…!」

〇未春「これで… 4万点近くのダントツトップ…!」


>>627一部訂正(セーラはリーチをかけていない)
×
H卓東三局

東 久   27000→11000   
南 セーラ 22500→21500  
西 灼   28000→27000 
北 美穂子 22500→40500 TOP



H卓東三局

東 久   27000→11000   
南 セーラ 22500  
西 灼   28000→27000 
北 美穂子 22500→39500 TOP


乙あざす
今日も今日とて進めてくにょ


I卓東3局二本場 親:菫


9巡目

もこ「……」トンッ→「東」

菫「ポン!」カシィンッ!

洋榎「!?」


菫手牌:?????????? 鳴き「東東東」


洋榎(こんの…! 対木のボケ、親にダブ東鳴かせよって…!)

もこ「… ワレコソハコントンノハシャナリ・・・!  イマコソコノツミブカキモノドモヲハメツヘトミチビクシンクノテッツイヲ・・・!!」ブツブツブツブツ・・・


洋榎(あかんな… 対木がほんまにデクのおたんちん過ぎるで…)イライラ

洋榎(2位の弘世との点差は7600… そして対木のアホは残り1900…!)

洋榎(つまり、弘世に満貫をツモられるかこのデクや森垣が振り込みよったらそれでジ・エンド… うちがまくられて弘世のトップで終了や…)

洋榎(弘世は今の鳴きで恐らくテンパイ… 捨て牌から見て萬子のホンイツの可能性がある… つまり満貫以上テンパイの可能性が高い…!)

洋榎(それに対して、うちはまだ二シャンテンや… 和了まで遠い…)


洋榎は… 表情にこそ出していなかったが、内心かなり焦っていた。 首筋を嫌な汗が伝うのが分かる。


洋榎(ドチクショウ…! 東風戦なんて普通、倍満含めて二回も和了れば、あとは振り込まんでおれば勝てるもんやで…?)

洋榎(デクがおるせいでこんなやりにくくなるとは…)イライライラ・・・


そして洋榎、下家のもこの手牌、捨て牌を見やる・・・


もこ手牌?????? 鳴き「123」「⑧⑧⑧」


洋榎(お前、ダンラスのくせになんやその鳴きは… やる気あるんかほんまに…?)

洋榎(染め手もタンヤオもチャンタ手も有り得ん。 せいぜい役牌か鳴き三色、鳴きイッツーくらいのもんやろ…)

洋榎(ドラが一つからんだところで2翻や。 行っても2000…)

洋榎(チクショウ… 対木の待ちは大体予想つくし、ここは・・・・)


洋榎(差し込むか?)


洋榎(このデクならあっさり萬子を出して弘世に満貫振り込むのは大いに有り得る…)

洋榎(そうなったら全てオシマイや。 差し込んで対木に和了らせれば、弘世の親を流し、リードを保ったままオーラスに持ち込むことができる…)

洋榎(オーラスはうちが親なんやから、安手をチャチャッと和了ればそれでシマイや)

洋榎(…でもなぁ… くそっ、どないしよか・・・?)モンモンモン・・・


ジレンマに立たされる洋榎…

そして、数巡が経過した、その時…!


?「ロンorツモォ!!」


洋榎「・・・・!」


※コンマバトル!
洋榎→>>689
もこ→>>690
友香→>>691
菫→>>692
(最も大きい数の者が和了。 偶数ならツモ、奇数ならロン。 ロンの場合、振り込み者は最も数が小さかった者。 最も大きい数や小さい数が同点で二人以上いた場合は「秒」の大小で決定)

・和了点>>693(打点表>>92 ※「自分がトップになれないのに他家をトバすような和了」は不可。 その場合、和了権は二番目にコンマの大きかった雀士に移動)

はい


洋榎「・・・・ツモや!」トンッ


菫「…ぬっ」
友香「でぇ…」
もこ「……」


洋榎「ツモ・タンヤオドラ1、二本場は1200・2200や…」パララァ・・・


 みさき『I卓東3局、トップ愛宕選手が弘世選手の連荘を止めました』

 みさき『しかし今のは… リーチをかけていれば満貫で、対木選手をトバして終わりにできましたよね…?』

 のよりん『リーチ危ないっ!』=3

 みさき『えっ? ああ・・・ そうですね、親の弘世選手が満貫を多面張でテンパイしていましたから… リーチを思いとどまったんでしょうか』


菫「……」 手牌:一一一ニ三四五六七八 鳴き「東東東」


洋榎(ふぅ、間に合ったわ… やけど、弘世のプレッシャーに日和らんければ、ここで終わらせられたんやがな…)ジャラ・・・


菫(ふん… 姫松、ここでリーチかけなかったこと、次局で後悔させてやろう…!)ゴゴゴォ・・・


I卓東三局二本場
東 菫  34300→32100
南 洋榎 41900→46500 TOP
西 もこ  1900→  700
北 友香 21900→20700


H卓東4局 親:セーラ


 みさき『弘世選手の追い上げも一旦ここまで、これで3卓全てがオーラスに突入しました』

 みさき『さて、一方H卓は誰も連荘せず、一番早くオーラスに突入していましたが…』

 みさき『現在トップは名門風越のキャプテン福路美穂子選手、2位の鷺森選手に対して12000点以上の差をつけています』

 みさき『3位には千里山江口選手。 今まで一度も和了らず振り込まずですが、このオーラスで関西随一と評される火力を見せることができるでしょうか?』

 みさき『ラスは清澄部長の竹井選手。 前局で宿敵福路選手に倍満を振り込んだことにより2位から転落してしまいました。 果たして挽回なるのでしょうか…?』


配牌・・・


セーラ(親やからな、とりあえず和了ればええねんけど… 細かく刻むんは性に合わん。 一発逆転狙ってくで…!)カチャカチャ

灼(阿知賀の部長の名にかけて、負けない…! 本選に行って、10年前のハルちゃんと勝負するんだ…!)カチャカチャ

美穂子(落ち着いて… もう少し… 応援してくれる風越のみんなの為にも、勝ちます!)カチャカチャ

久(やれやれオーラスでラスとはね… でも、まだまだあきらめないわよ!!)カチャカチャ…


結果は・・・?


※4人の配牌時シャンテン数を決定します
セーラ→>>697
灼→>>698
美穂子→>>699
久→>>700

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

※この局ではシャンテン数が少ないほど、早く和了のチャンスがやってきます(同じシャンテン数の場合は、コンマ以下数が大きい方が優先) 仮にトップの美穂子が最も早ければ、勝負はここで決します

むい

セーラ→5向聴(8) 灼→5向聴(8) 美穂子→3向聴(56) 久→5向聴(2)  ※美穂子が最も早いため、勝負決定。 


セーラ(う…? これは…)

灼(5向聴…?)

久(ちぇ… ツキに完全に見放されたかしら?)


肩を落とす3人… そして…


美穂子「ツモ」トンッ


両目を開いた美穂子は、6巡目に静かに手牌を倒した…


美穂子「ツモ・ピンフ… 400・700です」ニコッ


 ワアアアアアアァァ――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・  ヤッタシィッ! サスガキャプテンッ!!


 みさき『H卓、他家の手が重い中、福路選手がツモ和了りです!』

 みさき『見事に前局でまくった勢いのままトップを守り切りました』

 のよりん『堅実!』=3
 

セーラ「ほえ・・・ ほんまになんもできんかった・・・」アゼン・・・

灼「んん~… 無念…」ジワ・・・

久「おめでとう美穂子、今回は完全に私の負けだわ」

美穂子「久・・・///」

久「本選… 私の分も頑張ってきてね。 あなたなら決勝進出も夢じゃないって、信じてるわ!」

美穂子「はい!///」ニコッ!


江口セーラ、鷺森灼、竹井久、本選進出、ならず・・・!


H卓東四局(終局)

東 セーラ 22500→21800  
南 灼   27000→26600 
西 美穂子 39500→41000 TOP(Bランク昇格・本選進出決定)

北 久   11000→10600


G卓東4局 親:穏乃


 みさき『さぁ続きましてG卓ですが…』

 みさき『G卓では比較的低火力の攻防が続いており、トンパツで満貫ツモ和了りをした高鴨選手がここまでトップを守り続けています』

 みさき『果たして逆転はあるのか… それとも、H卓と同じように高鴨選手が堅実にトップ通過を果たすのでしょうか…?』


穏乃(よし、やっとここまで来た… 他家は高めの手を作るために手が遅くなるはずだからな… そのスキに和了って、憧と一緒に本選行き決定だ!)カチャカチャ

姫子(勝利条件はハネ満… ドラさえ来ればそれほど難しかミッションやなか…!)カチャカチャ

塞(こんな所で私が負けるわけにはいかない…! 本選行って、バケモノ連中相手に私の力をぶつけてみたい… 絶対勝つ!)カチャカチャ

哩(満貫ばツモれば私の勝ちや… 本選には神代や石戸が既におるらしいけんな… 同じ九州として、永水ばかりにいい思いはさせんぞ!)カッ!


 みさき『ここは当然配牌が重要です。 さあどのような結果に・・・?』


穏乃→>>705
姫子→>>706
塞→>>707
哩→>>708

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

a

はい

穏乃→2向聴(75) 姫子→4向聴(32) 塞→3向聴(49) 哩→1向聴(96)  ※「哩→穏乃」の順で和了機会がやって来ます。哩が仮に和了できなければ、穏乃のトップ確定。


穏乃(よし! 二シャンテン! 悪くない… ささっと和了ってトップ決定だッ!w)チャッ

姫子(4シャンテン… くそ、こいはやばかか…?)パシッ

塞(3シャンテン… 間に合えばいいけど…)タンッ


8巡目…

姫子「…」トンッ

穏乃「! ポン!」カシィンッ!→「東東東」

姫子「う」

穏乃(よしよし役牌ゲット…! これでテンパイだっ!)


ところが、その直後


塞「…」トンッ

哩「ポン」カシィンッ!→「中中中」

穏乃「…ん?」


哩捨て牌:①③九⑤二②
     ⑧發

穏乃(・・・白水さんも役牌を鳴いた… テンパイかな?)

穏乃(白水さんは満貫以上を作ってるはずだから… 捨て牌を見るに、ほぼ間違いなく索子のホンイツ…!)

穏乃(それならこれは通る!)トンッ!→「八萬」


穏乃、ツモってきた八萬をツモ切り・・・!


哩「・・・」


哩、逆転なるか?


・和了点>>712 (>>92 ※下の勝利条件を満たしていれば和了) 


<G卓点棒状況>
東 穏乃 34900(和了れば勝利) TOP
南 姫子 17900(ハネ満以上ツモ、穏乃にハネ満以上直撃など)
西 塞  23800(満貫以上ツモ、穏乃に満貫以上直撃など)
北 哩  23400(満貫以上ツモ、穏乃に満貫以上直撃など)

58→哩、満貫ツモ


哩「・・・」チャッ


哩、穏乃の八萬をスルー…

しかし… それは10巡目だった。


哩「ツモ」トンッ

姫子「え?」
塞「…くっ」
穏乃「は!??」

信じられないという顔をする穏乃・・・

それもそのはず、哩が卓に叩きつけたツモ牌は、索子ではなく… 七筒だったのだ。


穏乃(え? ウソだよね? ホンイツじゃないの? そんなバカな・・・??)


 パラララララララァ・・・・


倒された哩の手牌を見た穏乃は真っ青になった。


穏乃「!? それは・・・??」


哩手牌:發發白白白789⑤⑥ 鳴き「中中中」 ツモ「⑦」


穏乃「しょ、小三元!??」

哩「白・中・小三元、満貫2000・4000や」

穏乃「そそそそそんな・・・?? 發捨ててなければ大三元じゃないですか? てゆーか… 小三元できてるのに、わざわざ中を鳴いて發を捨てたんですか??」

哩「ここで大三元なんか必要なか。 満貫で十分やけん、鳴けばホンイツや思うて出すか思うてな…」フフフ・・・

穏乃「そ、そんな・・・」グニャアアアァ・・・


 みさき『オーラス・・・ 逆転です!』

 みさき『3位につけていた白水選手がきっちり満貫ツモでトップをまくりました!』

 のよりん『すごいっ!』=3

 みさき『G卓、激戦を制し本選へと駒を進めたのは、北部九州最強の新道寺の大エース・・・ 白水哩選手です!』


G卓東四局(終局)

東 穏乃 34900→30900
南 姫子 17900→15900
西 塞  23800→21800
北 哩  23400→31400 TOP(Bランク昇格・本選出場決定)


 ドオオオオオオオォォ―――ッ!! ウッワアアアアアアアアアアァァァ――――ッッ!!!  サッスガブチョォーッ!  オミゴトォッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・!


哩「姫子、あんな所で親にダブ東鳴かれるようじゃまだまだと」

姫子「う、ううぅ、部長・・・」グスングスン・・・

哩「ばってんリザベなしでもかなり強くなった… 来年はお前と花田で新道寺ばしっかり引っぱってくんやぞ!」

姫子「はい… 頑張ります!」


塞「はぁ・・・ 負けたかァ・・・」シュン

穏乃「白水さん… やっぱり強いですね。 本選、白水さんのこと全力で応援するんで、頑張って下さいねッ!!」

哩「ああ、あいがと・・・///」


4人「「「「 ありがとうございましたっ!!!! 」」」」


鶴田姫子、臼沢塞、高鴨穏乃・・・ 全力で挑んだものの、九州最強の一角には、届かず・・・!



I卓東4局 親:洋榎


 みさき『さぁ、残るはI卓のみとなりました』

 みさき『I卓では姫松主将の愛宕洋榎選手が安定した強さでトップを維持しています。 2位の白糸台弘世選手も粘ってはいますが、現在約14000点の差があります…』

 みさき『劔谷高校森垣選手と覚王山対木選手は、今のところ一度も和了れていません』

 みさき『果たして、G卓のような逆転があるのか? それとも、やはり愛宕選手がきっちりトップを守りきるのでしょうか?』


洋榎(やれやれ、途中少しひやひやしたが… オーラスは親や。 うちならまず負けはあらへん)カチャカチャ

菫(姫松… 余裕の顔とは、私もナメられたもんだな。 必ずまくってやる…!)カチャカチャ

友香(ヤキトリは嫌なんでぇー… 最後にドカンと一発かましてやるんでぇーっ!)カチャカチャ

もこ「… イマコソコノコントンタルゲンセニ、ワガツミブカキマオウノチカラヲケンゲンサセルノダ・・・!」ブツブツブツ・・・


運命の、配牌・・・!


洋榎→>>720
もこ→>>721
友香→>>722
菫→>>723

それぞれコンマ以下が、
01~20→5向聴
21~40→4向聴
41~60→3向聴
61~80→2向聴
81~00→1向聴
ゾロ目→配牌時テンパイ

やあ

洋榎→5向聴(17) もこ→5向聴(03) 友香→5向聴(10) 菫→2向聴(64)  ※「菫→菫→菫→洋榎」の順で和了機会がやって来ます。菫が3回連続で和了を逃せば、洋榎のトップ確定。


 みさき『おや、これは・・・?』

 みさき『のきなみ5シャンテン・・・ ただ一人弘世選手だけが手が軽いという状態になっています』

 のよりん『どっかで見たッ!』プンスコ=3

 みさき『そうですね… これは弘世選手の後輩、大星淡選手の“絶対安全圏”と酷似した状態ですね…』

 みさき『最後の最後でツキを引き寄せました。 果たして白糸台弘世選手、愛宕選手をまくれるのでしょうか…?』


洋榎(・・・なんやこりゃ、五シャンテン? この… ツイとらんな…)チャッ

菫「……」トンッ→「五索」

洋榎「あん?」


洋榎(なんや? 一打目に赤ドラの五索? 何考えとるんや、弘世…?)ジロッ

菫「……」

洋榎(チャンタ系か? 弘世は満貫以上の手作りをせなあかんはずやが… そんなに配牌がええんか…?)

洋榎(くそっ! この手牌、最速で和了るんなら鳴きの喰いタンやが… タンヤオを目指すには、一・九・字牌は切ってかなあかん…)

洋榎(しかし、弘世がチャンタ系を作っていく気なら、ヤオチュー牌は振り込む危険性があるで…)

洋榎(く… どないする…?)

洋榎(・・・・・・・)

洋榎(…振り込むわけにはいかん。 ここは… 字牌だけさっさと片して、ピンフ狙いや…)チャッ・・・


洋榎、菫のプレッシャーを受け、タンヤオを断念… 地道に鳴かずに手作りする道を選ぶ…

だが、


菫「リーチ」ドォッ!

洋榎「!?」


菫捨て牌:5四六北⑤


洋榎(5巡目リーチやと? このぉ…! うちはまだ二シャンテン…!)ムググググ・・・

洋榎(しかし… アレは十中八九チャンタ系の手や。 振り込まんように回して… なんとか和了りを目指すしかあらへん…)チャッ

洋榎「・・・・・」


洋榎、ここで五萬をツモる…


洋榎(チャンタ系なら五萬で振り込むことはあらへん。 それに弘世は四、六と手出しで捨てとるんやから…)

洋榎(コレはまず振り込むことはあらへん!)タンッ!


洋榎、五萬強打・・・

その瞬間、シャープシューター弘世菫の眉がピクリと動いた。


菫、逆転和了なるか…?


・和了点>>730>>731>>732 (>>92 ※3つのレスのうち一つでも下の勝利条件を満たしていれば和了) 


<I卓点棒状況>
東 洋榎 46500(和了れば勝利)
南 もこ   700(役満ツモ、洋榎に三倍満以上直撃)
西 友香 20700(三倍満以上ツモ、洋榎に倍満以上直撃など)
北 菫  32100(ハネ満以上ツモ、洋榎に満貫以上直撃など)

はい

64、33、37、菫、逆転ならず… 64で満貫ツモ


菫「……」


菫、洋榎の捨てた五萬をスルー…


洋榎(…ん? なんや今、少し弘世が反応したような…)

洋榎(・・・まさか、弘世、お前・・・・)


洋榎、この時に何かを感じ取る…

そして、それは16巡目まで牌が巡った時だった。


菫「ツモ」トンッ

洋榎「なっ!?」


 パラララララララアアァ・・・・


開かれた、手牌は・・・


菫手牌:二二九九③③⑨⑨116西西 ツモ「6」


洋榎「・・・やっぱり、七対子・・・・!!」ゾッ

洋榎(待て…! 待て待て、ドラはあらへんから、アレだけならただのリーヅモ七対子でハネ満にはならへん…)

洋榎(しかし、裏がのったらドラドラでハネ満ツモ・・・! まくられる・・・!!)


おののく洋榎の前で、菫はゆっくり手を伸ばし、ドラ表示牌の下・・・ 裏ドラをめくった・・・


裏ドラ表示牌:「一筒」


菫「・・・裏、のらず・・・ リーチ・ツモ・七対子、1600・3200です・・・」


点数申告をしながら… 菫はガックリとうなだれた。


I卓東四局(終局)

東 洋榎 46500→43300 TOP(Bランク昇格・本選出場決定)
南 もこ   700→ -900
西 友香 20700→19100
北 菫  32100→38500


 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤガヤガヤ・・・・  キマッタ・・・  オシカッタネー・・・  イイショウブダッタナ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


洋榎(危なかったで… 弘世は、多分うちから振り込みを取るつもりで、わざわざ第一打に赤五索を出して攪乱したわけや…)

洋榎(仮にあの赤ドラを置いといて和了っても、リーヅモ七対子ドラ1では満貫にしかならへん… 裏がのらんと勝てんから同じことだったわけや…)

洋榎(リーチ七対子ドラ1にうちが振り込んでも、裏がのらんと6400にしかならへんからな…)

洋榎(弘世が思い描いた勝利絵図は、チャンタを警戒させることでうちから6索を引き出し、裏ドラをのせてリーチ七対子ドラドラの満貫直撃で勝つつもりやったんやろな…)

洋榎(ったく… 恐ろしい奴やでほんまに、白糸台のシャープシューター…)


友香「はぁ… 結局ヤキトリで終わっちゃったんでぇー…」ショボン

菫「…完敗だ。 愛宕… 本選でも頑張ってくれ…」

洋榎「ん? あ、ああ・・・///」

もこ「闇の帝王の実力が見れなかったとは… お前たち、損したな。 可哀そうな奴らだ…」

洋榎「はいはい分かった分かった」


 みさき『I卓、終局・・・ 本選出場への最後の切符を手にしたのは、姫松・愛宕洋榎選手でした』

 みさき『弘世選手も最後まで追いすがりましたが、一歩及ばずでした…』

 のよりん『残念!』プンスコ=3

 みさき『これにて前哨戦は、9卓全てが終了となりました。 選手の皆さん、お疲れ様でした!!』


 ワアアアアアアアアアアァァ―――ッ・・・・  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!


本日以上なのです
また明後日20:00から前哨戦締めくくりと、本選行き決定の32名全ての具体的な能力(アドバンテージ)の発表・調整を行います

そして明後日の明後日(火曜)に本選一回戦の卓決めを行う予定です(本選一回戦は8卓全てがS・A・B・Bという組み合わせになります)

乙あざす、投下します
>>1ももこの中二病爆裂和了を見てみたかったけど、勝負は非情でした…

今日は闘牌はないので、コンマや安価はありません



 みさき『さてでは、前哨戦第三戦を簡単に振り返ってみましょう。 まず、トップ通過で本選行きを決めたのはこちらの三選手です』


G卓 白水哩(新道寺女子3年)  H卓 福路美穂子(風越女子3年)  I卓 愛宕洋榎(姫松高校3年)


 みさき『二転三転する展開もありましたが、終わってみれば、結局は3年生の実績のある選手が勝ち上がったといったところでしょうか』

 のよりん『順当!』プンプン=3

 みさき『何人かヤキトリの選手もいましたが… まあ、東風戦という短期決戦である以上、仕方がないことでしょうか…』

 のよりん『悪い!!』プンスコ=3

 みさき『・・・悪い? 何が?』

 のよりん『和了れんかった奴が!!!』プンスコリン=3


 みさき『そ、そうですね… さすが、昨年のオールスターMVP… 3年連続最優秀防御率を誇る野依プロは、若者たちに対して手厳しいですね』

 のよりん『モチロン!』ドヤッ=3

 みさき『本選では、10年前の… 高校二年生の時の野依プロも登場しますが… G卓でトップ通過した白水哩選手と、時空を超えた先輩後輩対決も実現するかもしれません』
 
 みさき『どうですか野依プロ。 10年前のご自分は、白水選手に勝てると思いますか?』

 のよりん『ラクショーッ!』=3

 みさき『本当ですか~?』ジトォー・・・

 のよりん『すかしっぺ!!』プンプン=3

 みさき『・・・野依プロ、それを言うなら屁のカッパですよ…』

 のよりん『間違えたッ!!ww』プンスコ=3


 みさき『では… ただ今、時刻は11:50ですが…』

 みさき『このあと12:00ちょうどに本選一回戦の8卓の組み合わせを発表いたします。 そして、90分ほどお昼休憩をとり…』

 みさき『午後2時までには本選一回戦を開始するという流れになります』

 みさき『組み合わせ発表まで、いったん実況室も閉じさせていただきます。 ではここまで、私、村吉みさきと・・・』

 のよりん『野依、理沙!!』プンプン=3

 みさき『…プロでお送りしました。 それでは皆さん、少しの間だけ、さようなら!』

 のよりん『バイバイ!!』=3


  プチッ


みさき(よし…! なんとか無難に終わった…! よく頑張った! 私!)ホッ・・・

みさき「お疲れ様でした野依プロ… そういえば、途中で声も良くなりましたね」

のよりん「風邪、治ったっ!」=3

みさき「それなら良かった… ところで野依プロ、このあとお昼ご飯はどうするつもりですか?」

ーーーーーーーーーーーー 

のよりん「考えてない!」=3

みさき「あ、それなら… 私お弁当なんですけど、少し多めに作ってきたので、一緒にラウンジで食べません?///」イソイソ

のよりん「何? 見せて!」ワクワク

みさき「コレです。 野依プロの好きな明太子のおにぎりもありますよ」パカッ

のよりん「おいしそーっ!」ニコニコ

みさき(・・・はぁ、尊い… 仕事離れた理沙ちゃんはほんとかわいいよぉ…///)ホワアアン


ガチャッ


恒子「村吉さーん、終わったー?」
   
えり「お疲れ様でした村吉さん」

みさき「あ、福与アナに針生さん… それに皆さん…?」

咏「よぉーっ! ね、みんなでこれから銀座に寿司食いに行くんだけどさ、ノヨリさんも行かね?」

のよりん「行くっ! スシ!!w」=3

健夜「野依さん寿司ネタは何が好きなの」

のよりん「エンガワ!!」=3

咏「キマリだね。 村吉さんは?」

みさき「・・・えっと、私はまだ、一回戦の組み合わせ発表の仕事があるので… どうぞ皆さんで行ってきて下さい…」

咏「あ、そ? 悪いねぃ、じゃ、私たち行ってくるわ」

恒子「よろしくねー、村吉さん!」


  バタンッ  イイノホントニウタチャン、オゴリナンテ・・・  オカネダイジョブナンデスカ?  サア、ワッカンネーww 


みさき「……」シュン…







 
 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤワイワイ・・・・


灼「…ただいま……」

穏乃「ただ今戻りました」

憧「あ、二人ともおかえり!」

宥「お疲れ様♪」

穏乃「ふぅ… 最後の最後でまくられちゃいました…」テヘヘ・・・

玄「穏乃ちゃんは終局時たったの500点差の2位… すごく惜しかったのです」

憧「シズは詰めが甘いのよ、まったく…」


宥「結局… 阿知賀の中で、本選に行けるのは憧ちゃんだけになっちゃったね…」

穏乃「綾と桜子も負けたしな。 7人出場して本選行きは1人だけか…」

綾「ごめんね憧ちゃん…」

憧「…やれやれ、私が和をまくれなかったら全滅だったってこと?」

玄「このままでは阿知賀の名が地に落ちてしまうのです」

ひな「気分も盛り下がってしまう所存…」

凛「こうなったら憧ちゃんに優勝してもらうしかないね」

桜子「あ゙ごぢゃ゙ん゙が゙ん゙ば゙れ゙え゙ぇ゙ぇ゙―――っ!!」=3

憧「たはは…w こりゃちょっと、プレッシャーハンパないな…w」


灼「いや、ちょっと待って… 阿知賀組なら、もう一人いる…」

玄「へ、どこに?」

灼「10年前のハルちゃん…」

穏乃「あ、そうだった。 先生いないみたいだけどどうしたの?」キョロキョロ

晴絵(高一)「いや、ここにいるよ」ヌッ

穏乃「わっ?!」


穏乃「先生、どこ行ってたんですか?」

晴絵(高一)「別にどこも行ってない… 今までセリフが無かっただけだ」

玄「本選ではついに高校時代の赤土先生の対局が見れるのです!」

晴絵(高一)「…えっと、私はまだあなたたちの先生じゃないんだからさ、先生はやめて///」

憧「ハルエはSクラスだもんね。 格の違いってヤツを見せてくれるのよね?」

晴絵(高一)「いや、まあ… どうだろうな? とりあえず早く対戦相手を知りたいな。 少しでも相手の情報が欲しい…」


塞「負けちゃった…」ナハハハ・・・

豊音「惜しかったね、塞…」

塞「うん… 高鴨さんもだけど、やっぱり白水は強かったよ…」

胡桃「これで宮守からの本選進出者はエイスリンだけだね」

シロ「本選はバケモノ級雀士のオールスター…」

塞「さしずめ… エイスリンは、モンスターが跋扈する魔界に降り立った天使さん、かもね」

豊音「いっぱい応援するから、楽しんできてね! エイスリンさん!」

エイスリン「ウン! ガンバル!!」ニコッ


姫子「ただいま…」

哩「ただ今帰ったと」

煌「姫子! 部長! お疲れ様です! 大変すばらな闘いでしたね!!」スバラッ

友清「さっすが部長…! まったくブレなか強さ! しびれました!!」

哩「そがんことなか。 なんとか最後にまくれただけやけん」

美子「でも、これで本選行き決定… 永水や、大先輩の野依プロと対戦するかもしれんね」

仁美「野依プロ… まさに雲の上の人ったい」チュー・・・

哩「ん、まぁ、確かにそうやけど・・・」

哩「野依プロちゅうても、対戦すんのは同じ高校生やけん、負けるつもりはなか!」カッ!

煌「さすが部長… その心意気すばらです! 姫子も粘り強い打ち筋、すばらでしたよ」

姫子「う、うん、あいがと、花田…///」


久「ただいまー」

咲「あ、部長、お疲れ様でした…」

久「ごめんねー… 清澄の部長としてカッコいいとこ見せたかったんだけどね…」

和「福路さんへの振り込みさえなければ、部長がトップでしたが…」

久「そうね。 美穂子には今回はしてやられたわ」

優希「部長、大丈夫だじぇ! カタキは本選で私が取ってきてやるじょ!!」

まこ「優希は県予選で福路に弄ばれとったじゃろ。 カタキならわしにまかせんさい」

優希「ふふん、全国で私も成長したからな! 次は負けないじぇ!!」


久「ふふ、ありがとね♪ 結局、清澄はマホちゃん含めて6人中2人が本選進出… 倍率としては悪くないわ」

久「あとは優希とまこに主人公校のメンツを託すしかないわね。 みんなで精一杯応援しましょ!」

マホ「優希先輩! 頑張って下さいね!!」

優希「おう! 優勝は清澄の特攻隊長、片岡優希サマのもんだじぇ!!」

まこ「気が早いのう。 まずは一回戦突破じゃ!」


美穂子「ただ今戻りました」

池田「キャプテン! お疲れ様だし!!」

文堂「ダントツでしたね、キャプテン!」

ドム「おしぼりっす、キャプテン」スッ

美穂子「ありがとう、深堀さん。 でも、ダントツではないわ。 かなりギリギリの闘いだった…」


池田「これで本選進出… キャプテンの化け物退治の始まりだし!」

未春「あの、キャプテン、これを…」スッ

美穂子「あら、なぁに?」

未春「SランクとAランクの出場者の、牌譜一覧です」

美穂子「え?」

未春「部員たち総出で手分けして、ネットや過去の映像をチェックして紙面に起こしたんです」

文堂「少しでもキャプテンのお役に立てればと…」

美穂子「まぁ… こんなに沢山…! ありがとう……!」ポロポロ

池田「キャ、キャプテン相変わらず涙もろすぎるし! 私たちはキャプテンのために何かできるのなら喜んでするし!!」

美穂子(ああ… 本当に、風越のみんなは私なんかには勿体なさすぎるほど素敵な仲間だわ…)

美穂子(この子たちの為にも… 本選、どんな強者が相手でも… 絶対に負けない!)カッ!


セーラ「戻ったでぇー…」トボトボ

竜華「セーラ… 残念やったなぁ」

セーラ「屈辱やで… まるで俺、置き物やったやん…」

フナQ「東風戦ならどんな強者でもヤキトリになることはザラにありますよ」

セーラ「そうは言うてもなぁ…」

泉「大丈夫ですよ江口先輩! その悔しさは、きっと園城寺先輩が晴らしてくれますから…!」

怜「あん? 何言うとるんや泉… うちがそんなめんどいこと考えて卓につくわけないやろ」ヒザマクラー

竜華「…でも、千里山の代表はもう怜だけなんやで? うちらのメンツにかけても、頑張ってもらわな困るで」ナデナデ

怜「主人公補正で楽に勝てたりできんかなぁ~…?」ゴロゴロ


菫「戻ったぞ」

誠子「弘世先輩! お疲れ様サマです」

尭深「お茶どうぞ…」スッ

菫「あ、ああ、ありがとう尭深…」

栞「惜しかったね、弘世さん… 最後裏ドラさえのってれば勝ててたのに」

菫「いえ… 不確定なことに頼らざるを得なかった私の完敗です」

淡「菫先輩も負けちゃったから… 結局、私たちで本選に出れるのはテルーだけかぁ…」チラッ

照「……」モグモグ

淡「…う~ん、あのさぁ… 私、何故かテルーを応援しようっていう気持ちが湧いてこないんだけど… なんでだろう…?」

誠子「なんだ淡も? 実は私もなんですけど…」

尭深「右に同じ…」オチャー

菫「アレじゃないか? 照はほとんど負けるということがなくて勝つのが当たり前だから… この機会に一度負けるところを見てみたい、という心理なんじゃないか」

淡「あ、それだ!」

誠子「まさにそれですね」

照「…みんな薄情… まあいいけど別に…」モグモグ


もこ「………」テクテク

?「おーいもこ!」

?「もこちゃぁーん!」

もこ「…?」

百鬼藍子「お疲れさん。 もこ、ボコボコにやられちったなw」

憩「もこちゃん、試合お疲れ様ーぁ♪」

もこ「・・・藍子… 荒川…」

憩「残念やったなーぁ、もこちゃんのすごいところを見せるええ機会やったけど…」

藍子「またコクマとかで登場できたらいいんだけどな、いつのことになるのやら…」

憩「藍子ちゃん、でもそれより早く、阿知賀のコたちの回想とかでうちらが出てくるかもしれへんで?」

藍子「あ、そっか。 もこ、いつかお前や私の力が日の目を見る時も来るだろうからさ、あんま気にすんなよ?」

もこ「…闇の帝王は、例え敗れても何度でも復活する…」

憩「やな! 二人とも本選にはうちが出るで、応援よろしく頼むでーぇ!♪」


友香「ただ今戻ったんでぇー…」

莉子「あ、友香ちゃんおかえり!」

梢「お疲れ様でした、森垣さん…」

友香「先輩、ごめんなさい… もう少しなんとかなるって思ってたんですけどぉ…」

澄子「いや、今回はしょうがないよ… 愛宕洋榎や弘世菫がいる卓で一度も振り込まなかっただけでも、けっこうすごいよ」

美幸「そうだよもー。 友香ちゃんはミスコン、モチコン、麻雀大会と全部皆勤賞で羨ましいよもー!」

美幸「麻雀なら私が出る可能性もあると思ってたのに、もー…」

梢「美幸、後輩の前でそんな嫉妬はみっともないですよ」

澄子「椿野先輩はあの末原さんに“とんでもないプレイヤー”って評されるくらい強いのに、出れませんでしたもんね…」

美幸「私も活躍したかったよもー!」

友香「ま、まあまあ先輩… そんな時はミルク麦茶飲んですっきりするのが一番なんでぇー…」スッ

美幸「それクソまずいからやだってばもー!」=3


ダダダダダダダダ・・・・  キキィッ!

洋榎「くぉらっ! なーんで誰も迎えに来ーへんのや!」クワッ

絹恵「あぁ、おねーちゃんおかえり♪」

恭子「主将、お疲れ様でした。 有言実行でしたね」

洋榎「はん、当たり前や。 うちを誰やと思うとるんや」

由子「でもオーラスはちょっと危なかったのよー」

漫「裏のっとったらまくられてましたもんね」

洋榎「ふん… 分かっとらんなぁ、スズは…」

漫「え?」

洋榎「そういう大事な局面できっちり運を引き寄せられるかどうかが重要なんや。 麻雀はな、ただ技術だけあればええっちゅうもんやないんやで?」

由子「調子に乗り過ぎると負けるというジンクスがあるのよー」

洋榎「そんなもんな、この愛宕洋榎には関係あらへんのや! 本選でも大暴れしたるで、目ん玉かっぽじってよく見とくんやで!」

絹恵「おねーちゃん、目ん玉かっぽじったらえらいことなるで」

漫「耳との間違いやな。 ほんまアホですね主将は…w」ウプププ・・・

洋榎「やかましいわっ!!」バチコンッ!

漫「ばびんちょっ!?」=3


本日ここまでで、あと本選出場者32名の「能力」を貼っていきます。

ちょっと色々ややこしいしゴチャゴチャしてるし量が多いので、ぶっちゃけ今は読み飛ばしてもらってもSSを読む分には問題ないと思います。(開局前に、対戦する4人の能力を毎回ちゃんと貼っていくので)

眠れない時に読むとちょうどよく眠くなれるかも。

まだ調整段階で、これで全て絶対決まりというわけではありません。


※能力には「常時発動系」、「ステージ発動系」、「特殊発動系」の3種類があります

・「常時発動系」→基本的に東一局から南四局まで常に発動している能力

・「ステージ発動系」→本選では全ての局が“ノーマルステージ(常時発動系と特殊発動系以外は能力が発動されない局)”と“能力ステージ(特定の誰かが能力を発動する局)”に分かれています。
           基本的には東一、東三、南一、南三が“能力ステージ”。 東二、東四、南二、南四が“ノーマルステージ”。 連荘の一本場、二本場などはオーラス以外は全て“能力ステージ”です
           「ステージ発動系能力」とは、その能力ステージにおいて四人が順番に、あるいはコンマ等で誰が発動できるかが決められて、一人ずつ発動される能力です。
          
・「特殊発動系」→ある特定の条件をクリアした場合に発動される能力


※特殊発動系能力が発動されると、せっかくステージ発動系能力を発揮する順番がやって来たのに、ツブされて次局に回されるということも有り得ます。
 ただし、能力がかぶっても問題なければ、一局で二人以上の能力が同時に発動されることもあります。

※二人以上の能力が発動され、どちらかの能力を優先しなくてはならない場合は、ランキング上位者の能力が優先されます。(例えばS1すこやんの「魔王の呪い」とS6はやりの「鋼鉄の処女」がかぶった場合は、すこやんの「魔王の呪い」が優先される)

※アルファベット横の数字はランキング順位

※一応能力のアドバンテージの強さはS>A>Bにしてるつもりだけど、Bなのに強過ぎるとかSなのに弱過ぎるなどあったら指摘して下さい。

※「和了率」が何度か出てきますが、ここでは全て1回戦における数値のこと。 基本和了率は、S35%、A25%、B二人は20%。


まずはSランク8名から↓


≪Sランク能力一覧≫


『S1 小鍛治健夜(高三)』

<常>無し

<ス>→「ゴッドハンドリーチ」
    圧倒的圧力により、他家3人をベタオリさせる。 ロン和了りはできないが、70%の確率で満貫以上をツモる。 残り30%は流局。 自分が振り込むことはない。

<特>→「魔王の呪い」
    自分が満貫以上を振り込むと、次の局でその振り込んだ相手から、振り込んだ打点より1ランク高い打点でロン和了りすることができる。
    ただし、一試合で同じ人間に一度しか効かない。

<特>→「ファイナルオールクラッシャー」
    自分がトップで、最下位が残り一万点を切った場合に発動。 最下位をトバして終わらせてしまう。

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『S2 白築慕(高三)』

<常>→「フォーゲルセット(鳥さんいらっしゃい)」
    一索が集まる。 チャンタ系、イッツーなど和了しやすい。 常に打点が1ランクアップする。

<ス>無し

<特>→「プリマヴィント(最上の風)」
    南三局で和了率が70%、南四局では和了する機会が最も早く来る。 和了できれば満貫以上で和了れる。

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『S3 三尋木咏(高三)』

<常>→「業火の火力」
    1・2・3翻は全て満貫和了となる

<ス>→「迫り来る怒涛の火力」
    和了率70%。 ハネ満以上確定。

<特>無し

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『S4 赤土晴絵(高一)』

<常>無し

<ス>→「レジェンドリーチ」

    和了率70%。(3翻以上) 
   
<特>→「レジェンドアイ」

    他家がハネ満以上を和了した場合、次の局でその和了者をマークし、和了を封じることができる。   
  
<特>→「レジェンディフェンス」

    一試合で一度だけ、振り込みをかわすことができる。(他家に押しつける)


『S5 戒能良子(高三)』

<常>→「テスカポリトカ」
    “煙を吐く鏡”を意味するアステカの全知全能の神。
    他家に自分の能力の正体や手牌を察知されるのを防ぐ。(照の照魔鏡だけでなく、美穂子や憩など、手牌を特別な能力で読んでくる相手に対しても有効)

<ス>→「ソロモン第4柱ガミジン“ネクロマンシー”」
    他者の魂を強制的に召喚できる魔神。
    自分と、同卓している3人をのぞく雀士のステージ系能力をどれでも一つ完全にコピーできる。(ただし自分よりランクが上の4人の能力だけはコピーできない)

    「ソロモン第42柱ウェバル“強制遭難”」
    人魚の姿をしており、海洋に嵐を起こしたりして船を遭難させる。
    特定の他家を“遭難”させ、確実に振り込ませることができる。和了者は未定だが、良子の和了率が50%。

    「ソロモン第56柱グレモリー“時の魔神”」
    過去、現在、未来の全てを掌握できる魔神。
    5巡目くらいまでの自分のツモ牌を知れるため、淀みなくテンパイできる。 和了率70%。

    「ソロモン第72柱アンドロマリウス“千里眼”」
    他者の企みを看破できる魔神。
    一巡目から他家の手牌を完全に看破。 リーチをかけない限り振り込まない。 なお、テンパイが早いため和了率50%。

    ※ステージ系能力はいくらあっても結局はコンマや安価で選択されて一つしか使えないので、多く持っていてもアドバンテージにはならない。

<特>→「ソロモン第29柱アスタロト“能力殺し”」
    右手に巻きつけた毒蛇の力で相手の能力を塞ぐ。
    一試合で一度だけ、他家の常時発動系か特殊発動系の能力を完全に封じることができる。 他家が振り込みそうな時などにも使用可。

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『S6 瑞原はやり(高三)』

<常>→「鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」
    南四局をのぞき、倍満以上を振り込むことがない(倍満以上はハネ満にランクが下げられる)。

<ス>→「スピード☆スター」
    誰よりも早くメンゼンでテンパイできる。 和了率70%。満貫以上確定。

<特>無し

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『S7 野依理沙(高二)』

<常>→「プンプンディフェンス」
    牌の匂いを嗅ぐなどして、危険牌を本能的に察知する力がある。 リーチに振り込むことはない。 また、表情と牌が読みにくく、他家が特殊能力で手牌を読もうとしてもできない。
    また、一試合で二度、他家に振り込みを押し付けることができる。

<ス>→「ハイパープンスコモード」
    完全無欠の防御。 自分の振り込みと他家のツモ和了りを完全に封じる。(自分の振り込みは他家に押しつけられ、他家のツモ和了りは自分のツモ和了りになる)

<特>無し

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『S8 宮永照(高三)』

<常>無し

<ス>→「連続和了」
    自分が親の時に発動される。 100%の確率で1翻→2翻→3翻と3連荘を決めることができる。 
    また、4連荘目で和了できた場合は、満貫。5連荘目で和了できたならハネ満、と、徐々に打点が上がっていく。

<特>→「照魔鏡」
    東一局を“見”することで、他家3人の能力や打ち筋を全て看破できる(良子のみ無理)。
    相手の力を見越した上で打つことができる。場合によっては相手の能力の効力を弱めることができる。(他家の力によって、どう対応するか、どのようなアドバンテージを得られるかはその都度変化する)


≪Aランク能力一覧≫


『A9 春日井真深(高三)』

<ス>→「春日井の甘納豆打法」
    対局中にこっそり春日井の甘納豆を食べることで糖分を摂取し、集中力を高める。
    他家をうまく誘導し、自分以外の誰かをロン和了りさせることができる(打点は満貫orハネ満。 つまり特定の誰かから誰かへ確実に振り込ませることができる)

<特>→「弱い者イジメしちゃカッコ悪くなっちゃうぞっ☆」
    自分が2位あるいは3位の時に発動。
    4位が1万点を切ってしまった時、1位に対して確実にオシオキ(満貫以上直撃)できる。

<特>→「元気出せっ!☆」
    4位(自分以外)が残り5000点を切った場合、選定した他家から4位へ振り込ませることができる(満貫orハネ満)。 自分がトップでも発動可能。(発動しなくてもいい)

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『A10 獅子原爽(高三)』(全てのオカルトは、一試合で一度しか使えない)

<ス>→「赤い雲」
    他家に数牌を寄せることで、自分に字牌が集まる。
    和了率70%。和了れば1ランクアップの役で和了れる。

<ス>→「白い雲」
    索子を集める。
    和了率70%。和了れば1、2、3翻役は満貫に繰り上がる。

<ス>→「パコロカムイ(寿命の支配者)」
    特定の誰か(爽自身が選定できる)を確実に振り込ませる。 誰がロン和了りするかは未定(爽の和了率は50%)

<ス>→「フリカムイ」
    自風以外の風牌を集め、70%の確率で鳴きホンイツ(満貫以上)を和了

<特>→「アッコロとホヤウ」
    自分が倍満以上を和了した時に発動。
    次局で他家のオカルトを完全に封じ、中と萬子が集まる。 40%の確率で満貫以上を和了。

<特>→「パウチカムイ」
    自分の持ち点が一万点を切った時に発動。
    トップの雀士に××××。 とりつかれた雀士は、その局だけ和了することができない。

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『A11 神代小蒔(高二)』(全ての神は、一試合で一度しか降ろせない)

<ス>→「三種の神器」
    鍛治と鋳物の守護神イシコリドメが降臨。
    草薙の剣、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)を使用。
    鏡で卓上の状況を把握し、勾玉のパワーで自己に幸運を呼び、剣の力で他家をバッサリ斬る。 選定した相手から40%の確率でロン和了りをとれる。

<特>→“局の点棒状況”が掲示された時のレスのコンマ以下が、“ゾロ目”の時、小蒔は眠りに入り、以下の四神のうちのいずれかを降臨させる。

    「最高神アマテラスオオカミ」
    70%の確率で役満和了。

    「創世神イザナミ」
    70%の確率で三倍満和了。   

    「豊穣の女神オオゲツヒメ」
    70%の確率で倍満和了。

    「伝説の美神クシナダヒメ」
    索子が集まる。 70%の確率でチンイツハネ満和了。

ーーーーーーーーーーーー

『A12 石飛閑無(高三)』

<特>→「カンナレボリューション」
    トップに3万点以上の差をつけられた場合に発動。70%の確率でトップから一度だけ倍満を出和了りできる。

<特>→「不屈のカンナ」
    ハネ満以上を振り込んだ時に発動。(発動しなくてもいい) 
    次局で同じ翻の役を70%の確率で「ツモる」。

※閑無には<常>も<ス>も無い。(無い方が特殊能力を発動しやすい)


『A13 善野一美(高三)』

<常>→「浪速の超特急」
    Aランクの基本和了率は25%だが、善野は基本で40%ある。 ただし役は常に1ランク下がる。(1翻はそのまま)

<ス>→「浪速のスナイパー」
    選んだ特定の相手を狙い撃ち。 70%で七対子ドラドラ(子のロン和了りで6400)か満貫かハネ満を和了る。 七対子はリーチをかけてもよく、その場合は40%だがツモればハネ満。 

<特>→<浪速の氷帝>
    他家が振り込みでトビ終了になった時、一度だけ頭ハネで1000点をロン和了りできる。(頭ハネできる場の時のみ発動)

ーーーーーーーーーーーー

『A14 辻垣内智葉(高三)』

<ス>→「刀剣乱舞」
    鳴きの速攻で70%の確率で満貫以上和了

<ス>→「抜打先之先(ぬきうちせんのせん)」
    70%の確率でダブリ―一発ロン(ドラ1~3、満貫orハネ満)を和了

<特>→「鬼神の一撃」
    他家が「二本場」に入った時、親のそれ以上の和了を完全に抑える。(照の連続和了には効かない)

<特>→「一の太刀」
    他家が「倍満以上」を和了した時、次局でその和了者から40%の確率で直撃を取れる。

ーーーーーーーーーーー

『A15 藤田靖子(高三)』

<ス>→「ショットガンMAKURI」
    発動時、トップとの点差が1万点以下の場合→直撃で100%まくる
                1万点~2万点の場合→直撃で70%の可能性でまくる
                2万点~3万点の場合→直撃で40%の可能性でまくる
    
    ※自分がトップだったり、3万点以上差がついてる場合は、能力は発動されない。

<特>→「まくりの女王」
    南4局、必ず最も早く和了の機会を得られる。

ーーーーーーーーーーーーー

『A16 石戸霞(高三)』

<ス>→「絶一門」
    70%の確率でメンゼンチンイツ(ハネ満or倍満)を和了する。

<ス>→「迫り来る怒涛の魔乳」
    10000%の確率でメンホン満貫を和了する。

<特>→「鉄壁のおもち」
    トップに立っている場合、基本和了率が25から40%に上がる。 しかし倍満以上は全てハネ満止まりになる。


≪Bランク能力一覧≫


『B17 天江衣(高二)』

<ス>→「一向聴地獄」
    他家3人が流局寸前までテンパイできない。
    70%の確率で海底撈魚+α(満貫以上)をツモ和了る。

<特>→「昏鐘鳴の音」
    衣が、他家の誰かに対して2万点以上の点差をつけた時に発動。
    その相手に70%の確率で満貫以上をロン和了りする。  

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『B18 荒川憩(高二)』

<常>→「ギフテッド」
    見たモノを一瞬で正確に記憶・保存・再生できる「直観映像記憶素質」と、ナース独自の、相手のバイタルから心理や手牌の情報を読み取る能力を持つ。
    理牌せずにスムーズに打つことができ、他家の手牌が大体分かるためテンパイ速度も速い。
    他家の手牌を、10巡目を過ぎていればフルオープン状態で読み取ることができる。 相手の余り牌で待つことも容易。
    和了率が通常Bランクの20ではなく、常に35%。(ただし、野依理沙や戒能良子など、手牌を読むことができない相手が同卓してる場合は30%)
    振り込みを、50%の確率で他家に押しつけることができる。

<特>→「ナースのささやき」
    対局中、特定の人にだけ自分の声を聞かせることができる。
    しかし和了に関してはこれといったアドバンテージは無し。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『B19 森脇曖奈(高三)』

<常>→「パーフェクトウォール」
    シュンツ手には100%振り込まない。
    60%の確率で振り込みを回避できる。

<ス>→「クレイムフラッシュ」
    鳴きの速攻。 和了率70%。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B20 本藤悠彗(高三)』

<ス>→「腐一色」
    どんな状況からでも染め手を作ることができる。
    和了率70%。満貫以上。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B21 園城寺怜(高三)』

<常>→「一巡先を見る者」
    常に一巡先が見える。 リーチをかけていない限り振り込むことはない。(ただし、ダブルかトリプルを使うと、次局とその次の局だけ見えなくなり、振り込むこともある)

<ス>→「リーチ一発ツモ」
    鳴かれない限り和了れる。 和了率40%で満貫以上確実。 ただしリーチをかけているため、失敗すると振り込むこともある。

<ス>→「ダブル」
    和了率70%。

<ス>→「トリプル」
    自分で和了ることはできない。 卓を読んで操り、特定の誰かを、特定の誰かへと振り込ませることができる。(満貫かハネ満か倍満)

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B22 龍門渕透華(高二)』

<特>→「冷やし透華(治水)」
    他家に満貫以上を振り込むとゾーンへと入り、河を支配、卓の流れを思うように操る。
    和了率が20から50%へとハネ上がる。 他家にもう一度振り込まない限り終局まで覚めない。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B23 ハオ・ホェイユー(高一)』

<常>→「中國麻将」
    ルールに不慣れな上、リーチをかけることがないため、翻数が低めになる。(常に役が1ランク下がる)
    しかし鉄壁の防御を持ち、滅多に振り込まない。(振り込んでも60%の確率で他家へと押しつけられる)

<ス>→「一色三歩」
    和了率9割。 ただし三倍満以上は和了できず、倍満に繰り下がる。


『B24① 雀明華(高二)』

<常>→「風神」
    ・攻タイプ→自風と場風をほぼ独占できる。 和了点が常に1ランクアップする。(ただし三倍満は役満にはならない)
    ・守タイプ→オリる際、風牌をうまく使えるので振り込むことがやや少ない。(30%の確率で他家に押しつけられる)

<ス>→「ミストラル」
    歌を歌うことで、一局だけ配牌・ツモが良くなる。
    和了率70%。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24② 染谷まこ(高二)』

<ス>→「ワカメ一色」
    和了率70%。 染め手で3翻以上。    

<特>→「ワカメフラッシュ」
    自分の持ち点が一万点を切った場合、次局で2割の確率で緑一色を和了する。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24③ 新子憧(高一)』

<ス>→「スーパーあこっち」
    鳴き三色や鳴きイッツー、染め手、三色同刻などを視野に入れた鳴きの速攻。
    和了率70%。

<特>→「特急親流し」
    トップが親の時に発動。
    70%の確率で和了して親を流す。(ただし倍満以上は全てハネ満に繰り下がり)

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24④ エイスリン・ウィッシュアート(高三)』

<ス>→「ドリーミングスコア―」
    理想の牌譜を卓上に描き出す。
    コンマバトルで、自分だけコンマ以下の数を2倍にできる。    

<特>→「大天使の鉄槌」
    振り込んだ時、一試合で一度だけ「同じ翻数の役」を次局でやり返すことができる。(振りこんでしまった相手に直撃させることができる)    

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24⑤ 稲村杏果(高三)』

<ス>→「マザーキョウカ」
    超集中状態。 手牌にある牌の同種牌を次々と引くことができる。 
    和了率40%。 和了すれば1ランク上の打点で和了できる。 また、和了れなくても振り込むことはない(他家に押しつける)。

<特>→「前髪パッツンプロテクション」
    刻子手を多く作り、読みの精度も高いため、振り込みを最小限に抑えることができる。
    一試合で一度だけ、振り込みを他家に押しつけることができる。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24⑥ 片岡優希(高一)』

<ス>→「東場の神」

    東一局で発動。 超速攻・高火力。 
    和了を決めるコンマバトルで2レス分ゲットして闘える。(1・2・3翻は満貫に繰り上がり)    

<特>→「パワー・オブ・タコス」
    東場の間、基本和了率が20から35%にアップした状態で打てる。    


『B24⑦ 白水哩(高三)』

<特>→「セルフリザベーション」
    東一~南三の全ての局で、配牌時に2~7翻の「しばり」をかけることができる。
    しばり通りの翻数で和了した場合、次局で、その和了の倍の翻数で確実に和了することができる。

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24⑧ 福路美穂子(高三)』

<ス>→「ブルー・オッドアイ」
    右目を開眼することで、卓上で起きていることをほぼ完璧に把握できる。
    自分の手が悪ければ他家を支援して削りたい相手を振り込ませる。(満貫以下)
    手が良ければ、最速で和了へと向かう。(和了率70%。 ただし残りの30%の時は、自在に他家を出和了りさせられる)

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24⑨ 愛宕洋榎(高三)』

<常>→「格の違い」
    他家のテンパイ及び当たり牌を察知する。
    振り込みを60%の確率で回避できる。(他家に押しつける)

<ス>→「出バナくじきリーチ」
    トラッシュトークや後ひっかけで他家からロン和了りを取れる。
    和了率70%。

以上です
また明後日21:30くらいから書き出して、22:00から、一回戦の卓決めを行う予定です

能力についてはまだ調整をするつもりなので、質問、意見等もしあったらなんでも気軽にどうぞ


すこやんの「ファイナルオールクラッシャー」には
最下位が五感を奪われてる描写が欲しいと思います(小並提案)

『B24⑤ 稲村杏果(高三)』

<特(常?)>→「閑無狂い」

    自身の対局時に閑無が既に敗退していた場合、常時基本和了率が20から30%にアップした状態で打てる。 
    対戦相手が閑無を倒して勝ち上がってきたキャラの場合、常時基本和了率が20から35%にアップした状態で打てる。 


なんてのがあったらなーと
発動条件を満たす可能性が低そうな死に能力だけど

乙あざす
>>779了解です
>>780状況次第で、杏果の能力を調整したいと思います

このあと22:00~22:10の10分間の間に、卓決めのための「同卓させたいペア」を募ります
レスされる方は、このあと21:40~22:00の間にID出しをしてからペアの書き込みをお願いします






PM0:00


 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤワイワイ、ザワザワザワ・・・・


 みさき『えー… それでは皆さん、ただ今より本選一回戦の卓の組み合わせを発表いたしますが…』

 みさき『その前に、午前中に行われた前哨戦とは異なる点がいくつかありますので、まずはその説明からさせて頂きます』

 みさき『一点目、一回戦は東風戦ではなく半荘一回の闘いとなります』

 みさき『二点目、3卓同時などではなく、1卓ずつ順番に中央ステージの闘牌スペースで対局してもらいます』

 みさき『三点目、一人一人の持ち点が30000点となります。 早目の段階でのトビ終了が起きるのをなるべく防ぐためですね』

 みさき『勝ち抜けるのは各卓上位2名まで、つまり半分の16名が準決勝へと駒を進めることになります』 

 みさき『実況は福与アナと針生アナとわたくし村吉、そして新しく佐藤裕子アナも参加し、4人で2卓ずつ実況して参ります』

 みさき『それでは・・・ いよいよ、各卓のメンバーの発表ですが・・・』

 みさき『このように決定いたしましたっ!』バッ


みさきが、円形の会場の中央ステージで、真上に右手を向けると…

ステージ上部の、四方向に向けられた巨大モニターのそれぞれに、一回戦8卓のメンバーが掲示された…


久「!」

咲「ぅわ…」

まこ「ほお…」

優希「じぇじぇ…?」

和「これは・・・!」

ーーーーーーーーーーー

※卓決めを行います。

・32名を8卓に分けます。 全ての卓が「S・A・B・B」という組み合わせになります。

・前哨戦の卓決めと同じように「同卓させたいペア」を募り、それをもとにメンツを編成します。

・32名の中で、同卓させたいペアを2ペア決めてもらい、書き込んで下さい。

・方法は、「すこやん真深」のように、ペアの名前を「」でくくる方法でお願いします。

・ただし、「SABB」という組み合わせを作らなくてはいけないので、ペアの一つ目は必ず「SA」か「SB」か「AB」の組み合わせ、そして二つ目は必ず「BB」の組み合わせのペアでお願いします。


<本選出場32名リスト>

「Sランク8名」
小鍛治健夜 白築慕 三尋木咏 赤土晴絵 戒能良子 瑞原はやり 野依理沙 宮永照      

「Aランク8名」
春日井真深 獅子原爽 神代小蒔 石飛閑無 善野一美 辻垣内智葉 藤田靖子 石戸霞        

「Bランク16名」
天江衣 荒川憩 森脇曖奈 本藤悠彗 園城寺怜 龍門渕透華 ハオ・ホェイユー 

染谷まこ 雀明華 新子憧 稲村杏果 片岡優希 エイスリン・ウィッシュアート 白水哩 福路美穂子 愛宕洋榎  


・なので、レスの例としては、

「すこやん真深」
「衣憩」

とか、

「爽まこ」
「まこ明華」

みたいに、上が「SA」「SB」「AB」で、下が「BB」となるようにして下さい。


※受け付け時間は22:00~22:10の10分間。 ペアをレスする方は、22:00までに一度ID出しのため「チェック」あるいは「エントリ」とレスして下さい

なるべく全てのレスを反映させたいと思いますが、数が多い時は反映されないレスも出てきてしまうかもしれないので、ご了承を

フライング、時間オーバー、二重投票などないようお気をつけを

では、只今よりID出しを受け付けますので、よろしくお願いします!

レスあざした。
3~40分ほどおもちを

ーーーーーーーー

モニターに掲示された、卓決めのメンバーは・・・!


<本選一回戦組み分け>

1.S小鍛治健夜 A石飛閑無  B片岡優希  B新子憧

2.S白築慕   A獅子原爽  B本藤悠彗  B森脇曖奈

3.S三尋木咏  A藤田靖子  B園城寺怜  B愛宕洋榎

4.S赤土晴絵  A石戸霞   B稲村杏果  B白水哩

5.S戒能良子  A神代小蒔  B龍門渕透華 B福路美穂子

6.S瑞原はやり A春日井真深 B雀明華   Bハオ・ホェイユー

7.S野依理沙  A善野一美  B染谷まこ  Bエイスリン・ウィッシュアート  

8.S宮永照   A辻垣内智葉 B荒川憩   B天江衣


 オオオオオォォ・・・  ヘェ、ナルホド・・・  ドヨドヨザワザワザワ・・・・

 
 みさき『このように決定されましたので、各選手は、自分の出場する順番と、同卓する相手をチェックしておいて下さいね』
 
 みさき『では、只今より90分間のお昼休憩に入ります。 休憩の間はどこに行っても結構です。 そして、1:40までには選手の皆さんは全員こちらに集合して下さい』

 みさき『ルール説明など行ったのち、午後2時までには最初の卓・・・“小鍛治健夜・石飛閑無・片岡優希・新子憧”の4人のメンバーの対局から一回戦をスタートいたします』

 みさき『皆さん、休憩の間に、作戦を練るなどして有意義に過ごして下さいね。 では、どうぞ! いったん休憩に入って下さい。 お疲れ様でした!』


 ザワザワガヤガヤ・・・  オヒルドースルー?  ソトニタベニイコーヨ  ラーメンタベタイ!ラーメン!! ……





本日はこれだけでございます
組み分けレスあざした!

1回戦のスタートは、少し間があいて、来週の土曜日(3/11)の20:00から始めます
このスレの最後の締めくくりを書いて、すぐに新スレを立てて1回戦を始めます
また2日に一回、一日おきに更新していくかんじです


初美「ポン!」パシイィッ!→「東東東」

まこ「む」


初美「それもポンですよー!!」カシイィッ!→「北北北」

玄「ほへ…」


 恒子『薄墨選手! わずか3巡目で二鳴き! 場風と自風のポンです!!』

 健夜『卓の北東の位置・・・つまり“鬼門”の位置に鬼門な牌を置く・・・』

 恒子『え?』

 健夜『これで薄墨選手の“裏鬼門”が開きました。 恐らくこのあと、流れるように南と西が手牌に入ってきますよ』

乙あざす
進めてくにょ

このあと20:30くらいに新スレが立って、22:00くらいに一回戦第一戦の対局がスタートすると思います。

改めて、第一戦の4人のメンツの「能力」を貼っておきます↓(以前貼ったのとほとんど変更ありません)
試合が始まってしまうと、能力の調整はできません。
もし、「これは…?」と思う点があったら、対局スタートまでに指摘して下さい。

ーーーーーーーーーーーー

『S1 小鍛治健夜(高三)』

<常>無し

<ス>→「ゴッドハンドリーチ」
    圧倒的圧力により、他家3人をベタオリさせる。 ロン和了りはできないが、70%の確率で満貫以上をツモる。 残り30%は流局。 自分が振り込むことはない。

<特>→「魔王の呪い」
    自分が満貫以上を振り込むと、次の局でその振り込んだ相手から、振り込んだ打点より1ランク高い打点でロン和了りすることができる。
    ただし、一試合で同じ人間に一度しか効かない。

<特>→「ファイナルオールクラッシャー」
    自分がトップで、最下位が残り一万点を切った場合に発動。 最下位をトバして終わらせてしまう。

ーーーーーーーーーーーー

『A12 石飛閑無(高三)』

<特>→「カンナレボリューション」
    トップに3万点以上の差をつけられた場合に発動。次局で70%の確率でトップから一度だけ倍満を出和了りできる。

<特>→「不屈のカンナ」
    ハネ満以上を振り込んだ時に発動。(発動しなくてもいい) 
    次局で同じ翻の役を70%の確率で「ツモる」。

※閑無には<常>も<ス>も無い。(無い方が特殊能力を発動しやすい)

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『B24③ 新子憧(高一)』

<ス>→「スーパーあこっち」
    鳴き三色や鳴きイッツー、染め手、三色同刻などを視野に入れた鳴きの速攻。
    和了率70%。

<特>→「特急親流し」
    トップが親の時に発動。
    70%の確率で和了して親を流す。(ただし倍満以上は全てハネ満に繰り下がり。失敗した場合は連続では使えない)

ーーーーーーーーーーーーーーー

『B24⑥ 片岡優希(高一)』

<ス(特)>→「東場の神」

    東一局で発動。 超速攻・高火力。 
    和了を決めるコンマバトルで2レス分ゲットして闘える。(1・2・3翻は満貫に繰り上がり)    

<特>→「パワー・オブ・タコス」
    東場の間、基本和了率が20から35%にアップした状態で打てる。    






~昼休み~


 ザワザワザワ、ガヤガヤガヤガヤ・・・・


穏乃「ラーメン! 東京ラーメン食べに行くぞみんな!!」

ひな「ひなはこってり味噌チャーシュー麺が食べたい所存~」

桜子「どん゙ごづ! 食べたい゙!!」=3

綾「いや、でもさぁ… これだけの人数(12人)でいっぺんにラーメン食べに行くって、座れないんじゃないかな? お昼時だから混んでるだろうし…」

凛「それならさ、近くにデパートあったからそこのフードコート行かない? いろいろ選べるし、座れないってこともないと思うよ」

桜子「凛ちゃんから妙案出ましたっ!」

玄「私もそれに賛成なのです。 選べる方が良いのです!」

宥「私も… あったかいの選んで食べたい…」

穏乃「じゃあ、それでキマリですかね。 憧もそれでいいよな?」

憧「いや… 私とハルエは残るから」

穏乃「へ?」


穏乃「どして? 昼飯どうすんだよ?」

憧「パンかなんか食べるから大丈夫。 私第一戦目だし、少しでも相手の研究しときたいのよ」

玄「研究って… なんの?」

晴絵(高一)「牌譜だよ。 私も、朝酌の稲村杏果のことは以前調べたけど、“石戸霞”と“白水哩”のことは全く知らないからな… 時間のある時に調べておきたいんだ」

憧「私も石飛閑無さんのこととか全然知らないからさ。 タブレット使えば過去の人の牌譜や映像も調べられるしね」

憧「ハルエと情報交換しつつ、対策練るから… 残りのみんなで行ってきなよ」

穏乃「え… いや、そんならみんな残るよ! 私たちも何か手伝うからさ!」

憧「いや、だからいーって! あんたたちまでいたらかえって気が散っちゃうでしょ? 気にしないでラーメン行ってきなって!」


結局… 白水哩と対戦経験のある灼だけ残り、穏乃たちは外へ…

憧、晴絵、灼の三人は購買でおにぎりやパンを購入し、館内の廊下のソファベンチでタブレットを囲んで作戦会議を始めた。

第一戦目とは関係ないけどすこやんのゴッドハンドリーチの圧力とやらは
姫様や治水などの意識がなさそうな相手には通用しない気がしないでもない






 ワイワイガヤガヤ、キャッキャッキャ・・・♪


優希「うま、うまっ! うまぁいじぇえぇ~~~!」ガツガツガツ

閑無(高3)「ふぁー… タコスちゃんお前、体小さいのにすげえ食べっぷりだな…」モグモグ

和「優希、口の周りにご飯粒がついてますよ。 それと、もう少しちゃんと噛んで食べて下さい」

久「そーよ優希、あなたはこのあとすぐ試合なんだから… あんまりたくさん食べすぎると血の巡りが悪くなって頭が働かなくなるわよ?」

優希「ダイジョブだじょ! 腹が減っては戦はできんからな!!」=3

京太郎「いや、そうは言っても食い過ぎだろ… これで試合前にまたタコスも食うんだろお前?」

優希「もちだじぇ!!」


休憩に入って15分… 

3つ目の焼肉弁当に手を出した優希に、チームメイトたちが心配そうに声をかけていた。

清澄と朝酌のメンバーは皆、館内で弁当を購入し、ラウンジで昼食をとっていたのだ…

ラウンジと言っても食堂のように広い場所で、他にも姫松、白糸台、新道寺など様々な学校のメンバーたちがそこで会話を楽しみながら食事をしている姿があった。


はやり(高3)「タコスちゃん、私お店でマドレーヌ焼いてきたから… お弁当食べ終わったらデザートに食べてみてね☆」スッ

優希「今頂くじぇ!!」

久「ちょっと、あんまり餌付けしないでよ瑞原さん…」

>>834
それもそうね… 意識が無い系の打ち手はまた調整したいと思います


まこ「それにしてもまぁ… 優希と石飛さんはツイとらんのう」

優希「ん?」モグモグ

閑無「何がよ?」ムグムグ

まこ「一回戦からランキング一位の怪物と当たらないかんじゃろう」

閑無「いや、かえってラッキーだって。 このメンツに決めてくれた運営に感謝だぜ!」

まこ「へ?」

優希「そうだじぇ! 大魔王の首を刈るチャンスなぞそうそう無いからな!!」

まこ「………」

閑無「いや、マジで小鍛治とは一度卓を囲んでみたいと思ってたからさ… それに、ヤツに勝てば一気に私に注目が集まるからな!」

慕(高3)「健夜ちゃんには、“私たちの世代”で勝てた人は誰もいないもんね… インハイの団体戦でははやりちゃん、個人戦では私も対戦したけど稼ぎ負けたし」


はやり「閑無ちゃんヤル気満々だねっ! 私も一回戦から真深さんと対戦できるのはラッキーだなぁ♪ 真深さん! ガンバッて一緒に決勝戦まで行きましょうね!☆」ハヤッ

真深(高3)「うん…」ムギュムギュ

はやり「? 真深さん何食べてるの?」

真深「“春日井の甘納豆”だよ。 はやりちゃんも食べる?」

はやり「春日井の甘納豆??」

慕「なんですかそれ?」

真深「私の出身地の名古屋に“春日井製菓”っていう駄菓子メーカーがあってね… 私の遠縁の親戚が創業者で、子どもの頃からよく食べてたんだ」モギュモギュ

悠彗「へー… 甘納豆ねぇ… なんかけっこういろんな豆があるんですね」

真深「ふふ、“とうろく”“金時”“あずき”の3種類があってだな… 糖分補給にはうってつけでね、私は対局前にはいつも食すようにしてるのだよw」ムフフ…


悠彗「むむ、甘納豆うめぇー…! でもさぁ… 第二戦のメンバーは、なんかちょっとおかしくない?」モグモグ

慕「そうだよね! 私に悠彗ちゃんに曖奈さん… 四人中三人が朝酌のメンバーなんて変だよね…?」

閑無「曖奈さんは慕の“天敵”だもんな。 この組み合わせには何かしらの陰謀を感じるぜ…w」

曖奈(高3)「あらあら、この中じゃ多分私が一番弱いわよぅ?」ニコニコ


 ナニイッテンデスカモーw  ダレモアイナサンニカチコシテルヒトイナインデスヨ? タマタマヨゥ♪


はやり「…でもそーいえば、染谷さんの相手もハッキリ言って健夜ちゃんにも負けず劣らずのポテンシャルの持ち主だよ?」

まこ「野依さん…のことかの?」

はやり「そう、それと姫松の善野さん…」

はやり「野依さんはとにかく守りが固い。 インハイの準決勝で対戦したけど、二半荘の間私は一度も野依さんから直撃を取れなかったもん」

慕「善野さんも“スピード”なら、多分この中で一番速いテンパイ速度を持ってるんじゃなかいかな…」

久「Sランクの人たちはみんなあの宮永照と同列、あるいはそれ以上ってことになってる人たちだからね… 漏れなく人外の魔物ってわけねw」

はやり「私は魔物じゃないよ! 天使だよ?☆」ハヤッ

?「私も別に魔物じゃないよ、人間だよ…」ヌッ

はやり「ひゃっ?!」=3


突然はやりの背後に現れたのは…

丸襟にグレーのリボンのセーラー服…

そして濃い緑のスカートをはいた華奢な少女…


はやり「健夜ちゃん?!」

健夜(高3)「はは… どうも…w」オドオド


そう、茨城土浦女子三年生、Sランク1位、小鍛治健夜・17歳だった。


優希(じぇ?)ピタッ

まこ(…む?)ピクッ

咲(…ひっ?)ゾクッ

慕(…あ)チラッ

閑無「…ん」ジロッ


はやりの「健夜ちゃん」の声に反応して、他のメンバーもそちらへ視線を送る。

そんな中、健夜は両手でシャケ弁当を持ち、どこか引きつった笑顔を浮かべて棒立ちしていた…


はやり「どーしたの健夜ちゃん?」

健夜「ど、どーしたのって、別に… 私も、ここでお弁当食べさせてもらおーかなって…」オロオロ


そう… 過去から来た雀士たちは、皆だいたい自分の後輩たちのところへ行って昼食をとっていたのだが、土浦女子のメンバーなどいないため、健夜はぼっちで途方に暮れていたのである…


久(あらら、シマッタわ。 さっき三尋木さん(高3)と靖子(高3)が戒能さん(高3)に声かけて外に行くとこ見かけたから、出身校が来てない人もほっとけばいいと思ってたけど…)

久(この人ちょっとコミュニケーション力なさそうだもんね。 ちゃんとフォローしてあげないと…)

久「もちろん大歓迎よ小鍛治さん! ささ、どうぞこっちに座って?」ススッ

健夜「あ、じゃあ失礼します…」

優希「こらグランドマスター! 私の隣に来いだじぇ!!」

健夜「ふぇ?」

優希「私は片岡優希! 1回戦でおぬしを打ち破ることになる天才美少女雀士だじぇ!!」

健夜「は、はあ、どうも…」


  ツチウラジョシッテドコニアルンダジェ? エ、イバラキダケド…  イバラキ?ッテドコダジェ?  チバノウエダヨ… 


久「……」

久(改めて、女子高生の小鍛治プロが目の前にいるってのも、変なカンジよね…)

久(こうして見ると本当にただの気弱そうな地味な女の子よね。 とても将来永世称号七冠に輝く怪物雀鬼には見えないわ…)

咲「……」カタカタ

久(咲だけは何かを感じ取ってるみたいだけど、正直私には何のオーラも感じられない…)

久(ここは… せっかく昼休み長めにとってあるんだし、ちょっと探りを入れてみようかしら?)スッ・・・

久「…ねえ、みんなさ… あ、食べ終わった人でいいんだけど…」


久「親睦を深めるために、ちょっと、“ゲーム”をしてみない?」

まこ「ゲーム・・・?」


(いったんカン)

次スレ↓
えり「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップです!」咏「だねぃw」(1回戦前半)
えり「全世代女子高生麻雀チャンピオンシップです!」咏「だねぃw」(1回戦前半) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489231941/)



このスレはここで終わりなのよー

コンマや安価への参加あざした!

引き続き1回戦をお楽しみ下さい

咲SSもっと増えろー!

いつも乙、ちゃちゃのんには頑張って欲しかったけど、こういう雀力のスレじゃ仕方ないか。
またアイドルスレとかで頑張って欲しいけど、新キャラも増えて再登場ない限り投票系じゃもう厳しいだろうな…
あとちゃちゃのん、立先生も認める強キャラなのか… 知らんかった…

>>852
ちゃちゃのんは是非洋榎にリベンジ対決して欲しかったですね
確かブログで「佐々野いちごはかなり強いです」みたいな話があったらしいよ

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